JP2008018813A - ステアリングロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストの低廉化を図ることができるステアリングロック装置を提供する。
【解決手段】ステアリングシャフト100に設けられた係合部100Aに係合してステアリングシャフト100をロック状態とするロック部材4と、係合部100Aを検出して舵角信号を出力する舵角センサ5とを備えた。これにより、ステアリングホイールがニュートラル位置(初期位置)から回動すると、舵角センサ5によって係合部100Aが検出され、この検出信号がパルス整形回路7を介してコントローラ8に出力される。コントローラ8では、入力したパルス波からパルス数が算出され、さらにパルス数に基づいてステアリングシャフト100の初期位置からの回転角が算出される。
【選択図】図1
【解決手段】ステアリングシャフト100に設けられた係合部100Aに係合してステアリングシャフト100をロック状態とするロック部材4と、係合部100Aを検出して舵角信号を出力する舵角センサ5とを備えた。これにより、ステアリングホイールがニュートラル位置(初期位置)から回動すると、舵角センサ5によって係合部100Aが検出され、この検出信号がパルス整形回路7を介してコントローラ8に出力される。コントローラ8では、入力したパルス波からパルス数が算出され、さらにパルス数に基づいてステアリングシャフト100の初期位置からの回転角が算出される。
【選択図】図1
Description
本発明は、ステアリングロック装置に関し、特にステアリングシャフトに取り付けられたステアリングホイールの操舵角を検出する舵角センサを備えたステアリングロック装置に関する。
従来のステアリングロック装置として、例えば、本体部及びガイド部を有するロックボディと、シリンダ錠のキーロータと一体に回動するカム部材と、カム部材の回動によってステアリングシャフトをロック状態とするロック部材とを備えたものがある(特許文献1)。
ロックボディの本体部は、キーによって回動操作されるシリンダ錠(キーロータ)を内部に収容し、ガイド部に一体に設けられている。ガイド部は、本体部からステアリングシャフト側に突出して形成され、車両のステアリングコラムに取り付けられている。カム部材は、ロックボディの本体部内に配置され、キーロータの回動運動をロック部材の進退運動に変換するように構成されている。ロック部材は、スライダ及びロックバーを有し、ロックボディの本体部及びガイド部内に進退自在に配置されている。スライダは、スプリングによってステアリングシャフト側に常時付勢されている。ロックバーは、カム部材の回動によってスライダと共に移動してステアリングシャフトの係合溝と係合し、あるいはステアリングシャフトの係合溝から離脱するように構成されている。
このようなステアリングロック装置において、シリンダ錠が施錠(キーロータが「LOCK」位置に配置)される場合、ロック部材がカム部材の回動によるスプリングの付勢力によってロック位置へ移動し、ロックバーの先端部が係合溝と係合してステアリングシャフトをロック状態とする。一方、シリンダ錠の施錠状態が解除(キーロータが「ACC」又は「ON」位置に配置)される場合、カム部材の回動によりロック部材がスプリングの付勢力に抗してステアリングシャフトと反対側のロック解除位置へ移動し、ロックバーが係合溝から離脱してステアリングシャフトをアンロック状態としてステアリングシャフトの回転を許容する。
ところで、前述したステアリングロック装置には、ステアリングシャフトに取り付けられたステアリングホイールの操舵角を検出するための舵角センサが備えられている。この舵角センサは、ステアリングシャフトの周囲に取り付けられ、ステアリングシャフトの回転角を検出して、例えば、ウィンカ装置の点滅を制御するように構成されている。
特開平11−43017号公報
しかしながら、特許文献1のステアリングロック装置によると、ステアリングシャフトの軸線方向においてロック位置から離間した部位に舵角センサを設けているため、舵角センサを内部に収容する専用のケースを必要とし、コストが嵩むという問題があった。
従って、本発明の目的は、コストの低廉化を図ることができるステアリングロック装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、ステアリングシャフトあるいはシャフトホルダに設けられた係合部に係合してステアリングシャフトをロック状態とするロック部材と、前記係合部を検出して舵角信号を出力する舵角センサとを備えたことを特徴とするステアリングロック装置を提供する。
本発明によると、コストの低廉化を図ることができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るステアリングロック装置を説明するために示す断面図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るステアリングロック装置の車両での配置状態を示す斜視図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るステアリングロック装置を説明するために示す断面図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るステアリングロック装置の車両での配置状態を示す斜視図である。
〔ステアリングロック装置の全体構成〕
図1において、符号1で示すステアリングロック装置は、ハウジングを形成するロックボディ2と、シリンダ錠のキーロータ(共に図示せず)と一体に回動するカムシャフト3Aを有するカム機構3と、カムシャフト3Aの回動によって進退するロック部材4と、ステアリングシャフト100の回転角を検出するための舵角センサ5とから大略構成されている。
図1において、符号1で示すステアリングロック装置は、ハウジングを形成するロックボディ2と、シリンダ錠のキーロータ(共に図示せず)と一体に回動するカムシャフト3Aを有するカム機構3と、カムシャフト3Aの回動によって進退するロック部材4と、ステアリングシャフト100の回転角を検出するための舵角センサ5とから大略構成されている。
ステアリングシャフト100は、図1に示すように、ロック部材4(後述するロックバーの先端部)に係合可能な複数(図1では8個)の係合部100Aを有し、ステアリングコラム6(図2に示す)内に収容されている。ステアリングシャフト100の先端部には、図2に示すように、車両A内に露出するステアリングホイール200が取り付けられている。複数の係合部100Aは、ステアリングシャフト100に円周方向に等間隔をもって並設された複数の突出部(突起)100Bの間に形成されている。舵角センサ5による回転角の検出精度を高めるためには、係合部100Aの個数は多いことが望ましい。
(ロックボディ2の構成)
ロックボディ2は、図1に示すように、キー(図示せず)によって回動操作されるシリンダ錠(キー挿抜口k付きのキーロータK)を収容する本体部2Aと、この本体部2Aからステアリングシャフト側に突出して形成されたガイド部2Bとを有し、図2に示すように車両A内のステアリングコラム6に取り付けられている。そして、前述したように全体が略L字状のハウジングによって形成されている。本体部2Aはガイド部2Bに連通されている。本体部2Aの天井面には、ステアリングシャフト側に向けて突出するスプリング係止用の突起2aが一体に設けられている。ガイド部2Bはステアリングシャフト側に開口されている。ガイド部2Bの内面は、ロック部材4(ロックバー)を案内するガイド面で形成されている。
ロックボディ2は、図1に示すように、キー(図示せず)によって回動操作されるシリンダ錠(キー挿抜口k付きのキーロータK)を収容する本体部2Aと、この本体部2Aからステアリングシャフト側に突出して形成されたガイド部2Bとを有し、図2に示すように車両A内のステアリングコラム6に取り付けられている。そして、前述したように全体が略L字状のハウジングによって形成されている。本体部2Aはガイド部2Bに連通されている。本体部2Aの天井面には、ステアリングシャフト側に向けて突出するスプリング係止用の突起2aが一体に設けられている。ガイド部2Bはステアリングシャフト側に開口されている。ガイド部2Bの内面は、ロック部材4(ロックバー)を案内するガイド面で形成されている。
(カム機構3の構成)
カム機構3は、図1に示すように、前述したカムシャフト3Aの他に、カムシャフト3Aと一体に回動するカム3Bを有し、本体部2A内に収容されている。そして、キーロータK(図2に示す)の回動運動をロック部材4の進退運動に変換するように構成されている。カム3Bは、カムシャフト3Aの回動によってロック部材4(スライダ)を押圧可能な押圧部3bを有し、カムシャフト3Aに取り付けられている。
カム機構3は、図1に示すように、前述したカムシャフト3Aの他に、カムシャフト3Aと一体に回動するカム3Bを有し、本体部2A内に収容されている。そして、キーロータK(図2に示す)の回動運動をロック部材4の進退運動に変換するように構成されている。カム3Bは、カムシャフト3Aの回動によってロック部材4(スライダ)を押圧可能な押圧部3bを有し、カムシャフト3Aに取り付けられている。
(ロック部材4の構成)
ロック部材4は、図1に示すように、ステアリングシャフト100の径方向に進退するスライダ4A及びこのスライダ4Aのステアリングシャフト側に位置するロックバー4Bからなり、ロックボディ2の本体部2A及びガイド部2B内に収容されている。
ロック部材4は、図1に示すように、ステアリングシャフト100の径方向に進退するスライダ4A及びこのスライダ4Aのステアリングシャフト側に位置するロックバー4Bからなり、ロックボディ2の本体部2A及びガイド部2B内に収容されている。
スライダ4Aは、突起2aに対応するスプリング係止用の凹孔4a及びステアリングシャフト側に向けて突出するスプリング係止用の突起4bを有し、本体部2A及びガイド部2B内に配置され、スプリング300によってステアリングシャフト側に常時付勢されている。スプリング300は、凹孔4a及び突起2aに係止され、かつ凹孔4aの底面と本体部2Aの天井面との間に弾装されている。スライダ4Aには、カム3Bの押圧部3bに対応するカム受部4cが設けられている。
ロックバー4Bは、ステアリングシャフト100の係合部100Aに係合可能な基部4d及びこの基部4dの上方端面に連接する2つの連結部4e,4e(一方のみ図示)を有し、ガイド部4B内に配置され、かつスライダ4Aに突出ピン4f,4f(一方のみ図示)を介して連結されている。そして、基部4dが係合部100Aに係合してステアリングシャフト100をロック状態とするように、また基部4dが係合部100Aとの係合状態を解除して(基部4dが係合部100Aから離脱して)ステアリングシャフト100をアンロック状態とするように構成されている。
基部4dは、突起4bに対応する凹孔4gを有し、スプリング400によってステアリングシャフト側に常時付勢されている。スプリング400は、突起4b及び凹孔4gに係止され、かつスライダ4Aの下方端面と凹孔4gの底面との間に弾装されている。
連結部4e,4eは、互いに対向する位置に配置され、かつ基部4dの上方端面に突設されている。連結部4e,4eには、ピン4g,4gに嵌合する長孔4h,4hが設けられている。
(舵角センサ5の構成)
舵角センサ5は、図1に示すように、ステアリングシャフト側に露出する検出面5Aを有し、係合部100Aを検出可能な位置に配置され、かつロックボディ2(ガイド部2B)に埋設されている。また、舵角センサ5は、パルス整形回路7を介してコントローラ8に接続されている。舵角センサ5で検出した信号は、パルス整形回路7に舵角信号(sin波)として出力される。そして、パルス整形回路7でsin波がパルス波に整形され、パルス整形回路7からパルス波としてコントローラ8に出力される。舵角センサ5としては、ホトセンサ・磁気センサ・超音波センサ・ポテンショメータセンサ等から選択された1つのセンサが用いられる。
舵角センサ5は、図1に示すように、ステアリングシャフト側に露出する検出面5Aを有し、係合部100Aを検出可能な位置に配置され、かつロックボディ2(ガイド部2B)に埋設されている。また、舵角センサ5は、パルス整形回路7を介してコントローラ8に接続されている。舵角センサ5で検出した信号は、パルス整形回路7に舵角信号(sin波)として出力される。そして、パルス整形回路7でsin波がパルス波に整形され、パルス整形回路7からパルス波としてコントローラ8に出力される。舵角センサ5としては、ホトセンサ・磁気センサ・超音波センサ・ポテンショメータセンサ等から選択された1つのセンサが用いられる。
コントローラ8では、入力したパルス波からパルス数を算出し、さらにパルス数に基づいてステアリングシャフト100の初期位置(ステアリングホイール200のニュートラル位置)からの回転角(ステアリングホイール200の操舵角)を算出する。
〔ステアリングロック装置1の動作〕
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るステアリングロック装置におけるステアリングシャフトの動作を説明するために示す断面図である。図3(a)はロック状態を、図3(b)はアンロック状態をそれぞれ示す。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るステアリングロック装置におけるステアリングシャフトの動作を説明するために示す断面図である。図3(a)はロック状態を、図3(b)はアンロック状態をそれぞれ示す。
図3(a)に示すように、ロック部材4によるステアリングシャフト100のロック状態において、イグニッションキー(図示せず)をキー挿抜口kに挿入してキーロータK(共に図2に示す)が解錠位置に配置される方向に回動させると、キーロータKの回動に連動してカムシャフト3Aが時計方向に回動する。これにより、カム3Bの押圧部3bがスライダ4Aのカム受部4cを押し上げ、ステアリングシャフト100の係合部100Aからロックバー4Bが離脱する(ロックバー4Bと係合部100Aとの係合状態を解除する)。この場合、ロックバー4Bと係合部100Aとの係合状態が解除されると、図3(b)に示すようにロック部材4によるステアリングシャフト100のロック状態が解除される(ステアリングシャフト100がアンロック状態とされる)。
ここで、ステアリングホイール200がニュートラル位置(操舵角αがα=0である位置)から回動すると、舵角センサ5によって係合部100Aがsin波として検出され、この検出信号がパルス整形回路7に出力される。そして、パルス整形回路7においてsin波がパルス波に整形され、パルス整形回路7からパルス波としてコントローラ8に出力される。コントローラ8では、入力したパルス波からパルス数が算出され、さらにパルス数に基づいてステアリングシャフト100の初期位置(ステアリングホイール200のニュートラル位置)からの回転角(ステアリングホイール200の操舵角)が算出される。
一方、図3(b)に示すように、ロック部材4によるステアリングシャフト100のアンロック状態において、イグニッションキー(図示せず)をキーロータKが施錠位置に配置される方向に回動させ、イグニッションキーをキー挿抜口kから引き抜くと、このイグニッションキーの引き抜き操作に連動してカムシャフト3Aが反時計方向に回動する。これにより、カム3Bの押圧部3bとスライダ4Aのカム受部4cとが当接する位置まで、スプリング300の付勢力によってスライダ4Aが押し下げられ、ロックバー4Bの先端部がステアリングシャフト100の外周面に当接するか、あるいはその係合部100に係合する。この場合、ロックバー4Bの先端部とステアリングシャフト100の係合部100Aとが係合されると、ロック部材4によってステアリングシャフト100がロック状態とされる。また、ロックバー4Bの先端部がステアリングシャフト100の外周面に当接する場合にも、ステアリングホイール200が操舵されると、スプリング400の付勢力によってロックバー4Bがステアリングシャフト100の外周面から係合部100Aに落ち込んで係合され、ロック部材4によってステアリングシャフト100がロック状態とされる。
[第1の実施の形態の効果]
以上説明した第1の実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
以上説明した第1の実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
舵角センサ5がロックボディ2(ガイド部2B)に埋設されているため、舵角センサ5を内部に収容する専用のケースを不要なものとすることができ、コストの低廉化を図ることができる。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るステアリングロック装置を説明するために示す断面図である。図4において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るステアリングロック装置を説明するために示す断面図である。図4において、図1と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4に示すように、第2の実施の形態に示すステアリングロック装置41は、舵角センサ5(第1の舵角センサ)の他に舵角センサ50(第2の舵角センサ)を備えた点に特徴がある。
このため、第1の舵角センサ5及び第2の舵角センサ50は、ロックバー4Bの両側でステアリングシャフトSの略回転方向(図4ではステアリングシャフト100の軸線と直角な方向)に所定の間隔をもって並設され、かつガイド部2Bのシャフト側先端部に各検出面5A,50Aをステアリングシャフト側に露出させて埋設されている。また、第1の舵角センサ5及び第2の舵角センサ50は、係合部100Aを係合可能な位置に配置され、かつパルス整形回路7を介してコントローラ8に接続されている。第1の舵角センサ5及び第2の舵角センサ50で検出した信号は、パルス整形回路7に舵角信号(sin波)として出力される。そして、パルス整形回路7でsin波がパルス波に整形され、パルス整形回路7からパルス波としてコントローラ8に出力される。
[第2の実施の形態の効果]
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、次に示す効果が得られる。
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、次に示す効果が得られる。
係合部100Aを検出する舵角センサとして、所定の間隔をもって配置された第1の舵角センサ5及び第2の舵角センサ50を備えたので、ステアリングシャフト100の回転角のみならず回転方向を検出することができる。
以上、本発明のステアリングロック装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)各実施の形態では、ステアリングシャフト100に設けられた係合部100Aを検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ステアリングシャフト100を圧入保持するシャフトホルダに設けられた係合部を検出してもよい。この場合、舵角センサ5を内部に収容する専用のケースを不要なものとすることができるとともに、シャフトホルダの軸線方向寸法を短縮することができる。
(2)各実施の形態では、複数の係合部100Aがステアリングシャフト100に円周方向に等間隔をもって並設された複数の突出部100Bの間に形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ステアリングシャフト100に円周方向に等間隔をもって並設された複数の凹部によって係合部を形成しても、各実施の形態と同様の効果を奏する。この場合、単一の凹部によって係合部を形成しても所期の目的を達成することができる。
(3)各実施の形態では、舵角センサ5,50がロックボディ2(ガイド部2B)に埋設されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ロックボディ内(収容空間)に収容されていてもよい。
(4)各実施の形態では、ステアリングシャフト100の回転角(ステアリングホイール200の操舵角)を検出するに、単一の舵角センサ5を用いて、あるいはロックバー4Bの両側でステアリングシャフトSの略回転方向に並列する第1の舵角センサ5及び第2の舵角センサ50を用いて行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ステアリングシャフト100の軸線方向に並列する2つの舵角センサを用いてステアリングシャフト100の回転角を検出してもよい。この場合、一の舵角センサに対応する被検出部(係合部)をN個とすると、他の舵角センサに対応する被検出部をN−1個とし、2つの舵角センサによる検出信号(検出電圧)を加算又は減算し、ステアリングシャフト100の1回転の角度として検出することができ、ステアリングシャフトにおける回転角の検出精度を高めることができる。
(5)各実施の形態では、単一の舵角センサ5を用いて、あるいは第1の舵角センサ5及び第2の舵角センサ50を用いてステアリングシャフト100の回転角を検出する場合について説明したが、舵角センサ5,50をトルク検出センサとしてステアリングシャフト100に生じるトルクを検出することもできる。この場合、ステアリングシャフトを軸線方向に2分してなる入力軸と出力軸をトーションバーによって連結するとともに、入力軸及び出力軸をそれぞれ検出する2つの回転角検出センサを用意する。そして、両回転角検出センサによってそれぞれ入力軸と出力軸の回転角を検出し、これら両回転角の位相差(トーションバーのねじれ角)とトーションバーのねじれ剛性に基づいてトルクを検出(算出)することができる。このように、回転角検出センサを舵角センサ及びトルク検出センサとして機能させることにより、電動パワーステアリング装置に搭載される専用の舵角センサが不要になる。
1…ステアリングロック装置、2…ロックボディ、2A…本体部、2B…ガイド部、2a,4b…突起、3…カム機構、3A…カムシャフト、3B…カム、3b…押圧部、4…ロック部材、4A…スライダ、4B…ロックバー、4a,4g…凹孔、4c…カム受部、4d…基部、4e…連結部、4f…突出ピン、4h…長孔、5…舵角センサ、5A…検出面、6…ステアリングコラム、7…パルス整形回路、8…コントローラ、100…ステアリングシャフト、100A…係合部、100B…突出部、200…ステアリングホイール、300,400…スプリング、A…車両、K…キーロータ、k…キー挿抜口
Claims (6)
- ステアリングシャフトあるいはシャフトホルダに設けられた係合部に係合してステアリングシャフトをロック状態とするロック部材と、
前記係合部を検出して舵角信号を出力する舵角センサとを備えたことを特徴とするステアリングロック装置。 - 前記係合部は、前記ステアリングシャフトあるいは前記シャフトホルダに設けられた複数の突起の間に形成された複数の係合部を有する請求項1に記載のステアリングロック装置。
- 前記舵角センサは、前記ロック部材を収容可能なロックボディに埋設されている請求項1に記載のステアリングロック装置。
- 前記舵角センサは、前記ステアリングシャフトに生じるトルクを検出するためのトルク検出センサとして機能する請求項1に記載のステアリングロック装置。
- 前記舵角センサは、ホトセンサ,超音波センサ,磁気センサ,ポテンショメータセンサから選択された1つのセンサである請求項1に記載のステアリングロック装置。
- 前記舵角センサは、所定の間隔を有して配置された第1及び第2の舵角センサを有する請求項1に記載のステアリングロック装置。
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JPH10257815A (ja) * | 1997-03-19 | 1998-09-29 | Kensetsusho Hokurikuchihou Kensetsukyoku | 草刈機の車速検出装置 |
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