JP2008016991A - 無線ip電話システム - Google Patents

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正治郎 松尾
Kazunori Hayashi
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Abstract

【課題】ハンドオーバーにかかる時間を削減して通話の途切れを削減することができる無線IP電話システムを提供することを目的とする。
【解決手段】複数のアクセスポイント部とアクセスポイント部と無線通信可能な子機とを有する無線IP電話システムであって、アクセスポイント部は、通信中の子機のハンドオーバー先の接続候補となるアクセスポイント部である接続候補アクセスポイント部の情報を入手する通信部と、通信中の子機が移動してハンドオーバーをする際に通信中の子機の次の接続候補アクセスポイント部が使用しているチャンネルである接続候補チャンネルの情報を通信中の子機に通知する送信部とを有し、通信中の子機は、送信部から通知された接続候補チャンネルのみをスキャンして次の接続先のアクセスポイント部を探す。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線LAN等の無線通信プロトコルで音声データを通信する無線IP電話システムに関するものである。
従来、無線IP電話システムを構成する無線IP電話機は、ハンドオーバーを行う際にまず全てのチャンネルに順番に切り替えてそれぞれのチャンネルでスキャンし、通信可能なアクセスポイントを探す。そして通信可能なそれぞれのアクセスポイントから受信した信号の強度を比較して最も受信信号強度が大きいアクセスポイントを選んで次の接続先として決定する。このことは例えば(特許文献1)に記載されている。
特開2006−020331号公報
しかしながら、上記従来のシステムでは、ハンドオーバーを行う際に、子機が全てのチャンネルを順番に切り替えてスキャンし、次の接続先として通信可能なアクセスポイントを探すために多くの時間を要し、その間通話が途切れるという問題点を有していた。
この無線IP電話システムでは、ハンドオーバーにかかる時間を削減し、ハンドオーバー中の通話の途切れを削減することが要求されている。
本発明は、この要求を満たすため、ハンドオーバーにかかる時間を削減して通話の途切れを削減することができる無線IP電話システムを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の無線IP電話システムは、複数のアクセスポイント部とアクセスポイント部と無線通信可能な子機とを有する無線IP電話システムであって、アクセスポイント部は、通信中の子機のハンドオーバー先の接続候補となるアクセスポイント部である接続候補アクセスポイント部の情報を入手する通信部と、通信中の子機が移動してハンドオーバーをする際に通信中の子機の次の接続候補アクセスポイント部が使用しているチャンネルである接続候補チャンネルの情報を通信中の子機に通知する送信部とを有し、通信中の子機は、送信部から通知された接続候補チャンネルのみをスキャンして次の接続先のアクセスポイント部を探すこととしたものである。
これにより、ハンドオーバーにかかる時間を削減して通話の途切れを削減することができる。
以上のようにハンドオーバーを行う際に、子機の次の接続候補アクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報をその子機が得ることにより、ハンドオーバーの際に接続候補アクセスポイント部が使用しているチャンネルのみをスキャンするだけですむので、ハンドオーバーにかかる時間を削減することができ、通話の途切れを削減することができる。また、ハンドオーバー時における子機の電力消費を削減することもできる。
本発明は、通信中の子機の次の接続候補アクセスポイント部の情報を入手したアクセスポイント部が上記接続候補アクセスポイント部のチャンネル(接続候補チャンネル)の情報を上記通信中の子機に通知し、通信中の子機が通知された接続候補チャンネルのみをスキャンして次の接続先のアクセスポイント部を探すことによって実現した。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、複数のアクセスポイント部とアクセスポイント部と無線通信可能な子機とを有する無線IP電話システムであって、アクセスポイント部は、通信中の子機のハンドオーバー先の接続候補となるアクセスポイント部である接続候補アクセスポイント部の情報を入手する通信部と、通信中の子機が移動してハンドオーバーをする際に通信中の子機の次の接続候補アクセスポイント部が使用しているチャンネルである接続候補チャンネルの情報を通信中の子機に通知する送信部とを有し、通信中の子機は、送信部から通知された接続候補チャンネルのみをスキャンして次の接続先のアクセスポイント部を探すこととしたものである。
この構成により、通信中の子機の次の接続候補アクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報をその子機が得ることにより、ハンドオーバーの際に接続候補アクセスポイント部が使用しているチャンネルのみをスキャンするだけですむので、ハンドオーバーにかかる時間を削減して通話の途切れを削減することができ、また、ハンドオーバーにかかる時間を削減できることによって、ハンドオーバー時における子機の電力消費を削減することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、アクセスポイント部は、周囲に配置された他のアクセスポイント部の全てを接続候補とするアクセスポイント制御部を有し、送信部は、他のアクセスポイント部の接続候補チャンネルを通信中の子機に通知することとしたものである。
この構成により、子機と通信中のアクセスポイント部の周囲に配置された他のアクセスポイント部の全てを接続候補とするので、適正な接続候補を漏れなく選択することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第3の発明は、送信部は、通信中の子機からハンドオーバーの通知を受けたときに次の接続候補アクセスポイント部がない場合にはその旨を通信中の子機に通知し、通信中の子機は、送信部からの通知を受信したときに警告音を出力してユーザに通知することとしたものである。
この構成により、ユーザは接続候補がないことを迅速に知ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第4の発明は、送信部は、通信中の子機からハンドオーバーの通知を受けたときに次の接続候補アクセスポイント部がない場合にはその旨を通信中の子機に通知し、通信中の子機は、送信部からの通知を受信したときに音声でユーザに通知することとしたものである。
この構成により、ユーザは接続候補がないことを迅速に知ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第5の発明は、通信部は、チャンネルスキャンを行うことによって周囲に配置されている他のアクセスポイント部の接続候補チャンネルの情報を得る第2の受信部であることとしたものである。
この構成により、子機と通信中のアクセスポイント部の周囲に配置されている他のアクセスポイント部の接続候補チャンネルの情報をユーザは正確に知ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第6の発明は、通信部は、周囲に配置された他のアクセスポイント部と有線のネットワーク経由で通信を行う有線通信部であり、有線通信部は、周囲に配置されている他のアクセスポイント部の接続候補チャンネルの情報を通信によって入手することとしたものである。
この構成により、子機と通信中のアクセスポイント部の周囲に配置されている他のアクセスポイント部の接続候補チャンネルの情報をユーザは正確に知ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第7の発明は、通信部は、定期的に周囲の他のアクセスポイント部から子機との接続情報を入手し、通信中の子機がハンドオーバーを行う際には他のアクセスポイント部から最大接続数の子機と通信中のアクセスポイント部を除いた残りのアクセスポイント部の接続候補チャンネルの情報のみを通信中の子機に送信することとしたものである。
この構成により、最大接続数の子機と通信中のアクセスポイント部すなわち接続不可能なアクセスポイント部を除くことができるので、接続候補を少なくすることができ、通話の途切れを更に削減することができ、また、ハンドオーバーにかかる時間を更に削減できることによって、ハンドオーバー時における子機の電力消費を更に削減することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第8の発明は、アクセスポイント制御部は、接続中の子機数の変化を検知し、接続中の子機数に変化があったら周囲にある他のアクセスポイント部に通知することとしたものである。
この構成により、接続中の子機数に変化があったときのみにアクセスポイント部は通知の動作を行うので、アクセスポイント部の消費電力を削減することができ、また、他のアクセスポイント部は子機接続数を正確に知ることができ、通話の途切れの削減や子機消費電力の削減に資することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第9の発明は、システム管理サーバーを備え、システム管理サーバーは、アクセスポイント部の位置と使用しているチャンネルの情報を管理し、子機がハンドオーバーを行う際にはハンドオーバーを行う子機が通信中のアクセスポイント部を経由してハンドオーバーを行う子機に接続候補チャンネルの情報を通知することとしたものである。
この構成により、ハンドオーバーを行う子機に対する接続候補チャンネルの情報の通知をシステム管理サーバーが行うので、アクセスポイント部の情報取得の負担を軽減することができ、アクセスポイント部の構成の簡単化を図ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第10の発明は、アクセスポイント部は、自己位置を検出する位置検出システムを有し、通信部は、起動時にシステム管理サーバーに自己位置の情報と使用しているチャンネルの情報とを通知することとしたものである。
この構成により、アクセスポイント部が新規に追加されたり、位置を移動されたりしても、システム管理サーバーが容易にそのアクセスポイント部の位置情報を得ることができる。
上記課題を解決するためになされた第11の発明は、システム管理サーバーは、定期的に周囲の他のアクセスポイント部から子機との接続情報を入手し、子機がハンドオーバーを行う際には、他のアクセスポイント部から最大接続数の子機と通信中のアクセスポイント部を除いた残りのアクセスポイント部の接続候補チャンネルの情報のみをハンドオーバーを行う子機と通信中のアクセスポイント部を経由してハンドオーバーを行う子機に送信することとしたものである。
この構成により、最大接続数の子機と通信中のアクセスポイント部すなわち接続不可能なアクセスポイント部を除くことができるので、接続候補を少なくすることができ、通話の途切れを更に削減することができ、また、ハンドオーバーにかかる時間を更に削減できることによって、ハンドオーバー時における子機の電力消費を更に削減することができると共に、システム管理サーバーは他のアクセスポイント部からの接続情報の入手を常には行なわないの、サーバーの消費電力を削減することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第12の発明は、アクセスポイント制御部は、接続中の子機数の変化を検知し、接続中の子機数に変化があったらシステム管理サーバーに通知することとしたものである。
この構成により、接続中の子機数に変化があったときのみにアクセスポイント部は通知の動作を行うので、アクセスポイント部の消費電力を削減することができ、また、他のアクセスポイント部は子機接続数を正確に知ることができ、通話の途切れの削減や子機消費電力の削減に資することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第13の発明は、子機は、自己の移動方向を検出する移動方向検出部を有し、アクセスポイント制御部は、通信中の子機の移動方向に配置されている他のアクセスポイント部を次の接続候補アクセスポイント部とし、送信部は、次の接続候補アクセスポイント部の使用しているチャンネルの情報を通信中の子機に通知することとしたものである。
この構成により、子機は、周囲に配置された接続候補アクセスポイント部の全てを対象とするということがなく、子機の移動方向に配置された接続候補アクセスポイント部の使用しているチャンネルのみをスキャンすればよいので、ハンドオーバーにかかる時間を更に削減して通話の途切れを更に削減することができ、また、ハンドオーバーにかかる時間を更に削減できることによって、ハンドオーバー時における子機の電力消費を更に削減することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第14の発明は、アクセスポイント部の周囲に配置された他のアクセスポイント部同士は、ネットワークを介して少なくともそれぞれの位置の情報と使用しているチャンネルの情報を交換することとしたものである。
この構成により、アクセスポイント部の利用の効率化、たとえば1つのアクセスポイント部と通信すれば周囲のすべてのアクセスポイント部の情報を取得することができるというような効率化を図ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第15の発明は、通信部は、定期的に周囲に配置された他のアクセスポイント部から子機との接続情報を入手し、送信部は、子機がハンドオーバーを行う際には他のアクセスポイント部から最大接続数の子機と通信中のアクセスポイント部を除いた残りのアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報のみをハンドオーバーを行う子機に送信することとしたものである。
この構成により、最大接続数の子機と通信中のアクセスポイント部すなわち接続不可能なアクセスポイント部を除くことができるので、接続候補を少なくすることができ、通話の途切れを更に削減することができ、また、ハンドオーバーにかかる時間を更に削減できることによって、ハンドオーバー時における子機の電力消費を更に削減することができると共に、システム管理サーバーは他のアクセスポイント部からの接続情報の入手を常には行なわないの、サーバーの消費電力を削減することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第16の発明は、アクセスポイント制御部は、接続中の子機数の変化を検知し、通信部は、接続中の子機数に変化があったら周囲にある他のアクセスポイント部に通知することとしたものである。
この構成により、接続中の子機数に変化があったときのみにアクセスポイント部は通知の動作を行うので、アクセスポイント部の消費電力を削減することができ、また、他のアクセスポイント部は子機接続数を正確に知ることができ、通話の途切れの削減や子機消費電力の削減に資することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第17の発明は、子機は、自己の移動方向を通信中のアクセスポイント部に通知することとしたものである。
この構成により、アクセスポイント部は子機移動方向を選択基準に加えることができ、接続候補を少なくすることができ、子機は、周囲に配置された接続候補アクセスポイント部の全てを対象とするということがなくなるので、ハンドオーバーにかかる時間を更に削減して通話の途切れを更に削減することができ、また、ハンドオーバーにかかる時間を更に削減できることによって、ハンドオーバー時における子機の電力消費を更に削減することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第18の発明は、子機は、自己の位置を検出する位置検出部としてのGPSと、自己の位置の変化から自己の移動方向を検出する移動方向検出部とを有することとしたものである。
この構成により、アクセスポイント部は子機移動方向を選択基準に加えることができ、接続候補を少なくすることができるので、子機は、周囲に配置された接続候補アクセスポイント部の全てを対象とするということがなくなるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第19の発明は、移動方向検出部は、通信中のアクセスポイント部からの受信信号強度が所定値より小さくなったときに動作することとしたものである。
この構成により、子機の移動方向検出部は常時動作しているわけではないので、子機の消費電力を削減することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第20の発明は、アクセスポイント部は、子機の移動方向を検出する子機移動方向検出部を有することとしたものである。
この構成により、子機には移動方向検出部が不要となるので、子機の構成の簡単化を図ることができ、子機の消費電力を削減することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第21の発明は、子機は、自己の位置を検出する位置検出部を有し、自己の位置の情報を定期的にアクセスポイント部へ通知し、子機移動方向検出部は、子機から入手した自己の位置の変化から子機の移動方向を検出することとしたものである。
この構成により、子機が自己の位置の情報を定期的にアクセスポイント部へ通知するようにしたので、常時通知する必要がなく、子機消費電力の削減を図ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第22の発明は、子機は、自己の位置を検出する位置検出部を有し、子機が移動する度に自己の位置の情報をアクセスポイント部へ通知し、子機移動方向検出部は、子機から入手した自己の位置の変化から子機の移動方向を検出することとしたものである。
この構成により、子機は移動の度に自己の位置の情報をアクセスポイント部へ通知するようにしたので、常時通知する必要がなく、子機消費電力の削減を図ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第23の発明は、子機は、自己の位置の情報のアクセスポイント部への通知を通信中のアクセスポイント部からの受信信号強度が所定値より小さくなったときに行うこととしたものである。
この構成により、アクセスポイント部からの受信信号強度が所定値より小さくなったときのみに自己の位置情報を通知するようにしたので、通知回数を大幅に低下させることができ、子機消費電力の一層の削減を図ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第24の発明は、アクセスポイント部は、通信部として第2の受信部を有し、第2の受信部は通信中の子機からの信号を定期的に受信し、アクセスポイント制御部は、受信した通信中の子機からの信号の強度が大きくなる傾向のアクセスポイント部を選択し、送信部は、選択したアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を通信中の子機に送信することとしたものである。
この構成により、子機は、周囲に配置された接続候補アクセスポイント部の全てを対象とするということがなく、子機からの信号の強度が大きくなる傾向のアクセスポイント部の使用しているチャンネルのみをスキャンすればよいので、ハンドオーバーにかかる時間を更に削減して通話の途切れを更に削減することができ、また、ハンドオーバーにかかる時間を更に削減できることによって、ハンドオーバー時における子機の電力消費を更に削減することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第25の発明は、システム管理サーバーを備え、システム管理サーバーは、子機の移動方向を検出する子機移動方向検出部と、アクセスポイント部との通信を行うシステム管理サーバーの有線通信部とを有し、システム管理サーバーの有線通信部は、ハンドオーバーの際には子機の移動方向にあるアクセスポイント部の情報をハンドオーバーを行う子機と通信中のアクセスポイント部を介してハンドオーバーを行う子機に通知することとしたものである。
この構成により、子機は、周囲に配置された接続候補アクセスポイント部の全てを対象とするということがなく、子機の移動方向に配置された接続候補アクセスポイント部の使用しているチャンネルのみをスキャンすればよいので、ハンドオーバーにかかる時間を更に削減して通話の途切れを更に削減することができ、また、ハンドオーバーにかかる時間を更に削減できることによって、ハンドオーバー時における子機の電力消費を更に削減することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第26の発明は、ハンドオーバーを行う子機は、自己の位置を検出する位置検出部を有し、システム管理サーバーは、ハンドオーバーを行う子機と通信中のアクセスポイント部を介して定期的に自己の位置の情報をハンドオーバーを行う子機から入手し、自己の位置の変化からハンドオーバーを行う子機の移動方向を検出することとしたものである。
この構成により、ハンドオーバーを行う子機の移動方向の検出をシステム管理サーバーが行うので、子機における移動方向検出を不要とし、子機の構成の簡単化を図ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第27の発明は、ハンドオーバーを行う子機は、自己の位置を検出する位置検出部を有し、ハンドオーバーを行う子機の移動の度に通信中のアクセスポイント部を介してシステム管理サーバーに自己の位置の情報を送信し、システム管理サーバーは、送信されてきた自己の位置の変化からハンドオーバーを行う子機の移動方向を検出することとしたものである。
この構成により、ハンドオーバーを行う子機の移動の度に通信中のアクセスポイント部を介してシステム管理サーバーに自己の位置の情報を送信するようにしたので、システム管理サーバーへの送信回数を低減することができ、子機消費電力の削減を図ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第28の発明は、アクセスポイント部は、ハンドオーバーを行う子機から受信した信号強度を検出する第2の受信部を有し、システム管理サーバーは、検出した信号強度をアクセスポイント部から定期的に入手し、1つのハンドオーバーを行う子機に対して3つ以上のアクセスポイント部における受信信号強度のデータからハンドオーバーを行う子機の位置を特定し、ハンドオーバーを行う子機の位置の変化からハンドオーバーを行う子機の移動方向を検出することとしたものである。
この構成により、システム管理サーバーは子機移動方向検出部がなくても子機移動方向を検出することができるので、サーバーの構成の簡単化を図ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第29の発明は、アクセスポイント部は、ハンドオーバーを行う子機から受信した信号の到達時間を検出する第2の受信部を有し、アクセスポイント部同士は同期をとり、システム管理サーバーは、検出した信号の到達時間をアクセスポイント部から定期的に入手し、1つのハンドオーバーを行う子機に対して3つ以上のアクセスポイント部における信号の到達時間からハンドオーバーを行う子機の位置を特定し、ハンドオーバーを行う子機の位置の変化からハンドオーバーを行う子機の移動方向を検出することとしたものである。
この構成により、システム管理サーバーは子機移動方向検出部がなくても子機移動方向を検出することができるので、サーバーの構成の簡単化を図ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第30の発明は、アクセスポイント部は通信部としての第2の受信部を有し、第2の受信部は指向性の高いアンテナを用いてアンテナの方向を変えながらハンドオーバーを行う子機からの信号を受信して受信信号の強度とアンテナの方向を検出し、システム管理サーバーは検出した受信信号の強度とアンテナの方向をアクセスポイント部から定期的に入手し、アクセスポイント部から入手した受信信号の強度とアンテナの方向からアクセスポイント部からのハンドオーバーを行う子機の方向と距離を推定してハンドオーバーを行う子機の位置を特定し、ハンドオーバーを行う子機の位置の変化からハンドオーバーを行う子機の移動方向を検出することとしたものである。
この構成により、システム管理サーバーは子機移動方向検出部がなくても子機移動方向を検出することができるので、サーバーの構成の簡単化を図ることができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第31の発明は、システム管理サーバーを備え、アクセスポイント部は第2の受信部を有し、第2の受信部は子機から受信した信号強度を検出し、システム管理サーバーは、アクセスポイント部から定期的に信号強度を入手し、信号強度が増加する傾向にあるアクセスポイント部の情報を子機に通知することとしたものである。
この構成により、子機は信号強度が増加する傾向にあるアクセスポイント部のチャンネルのみをスキャンすればよいので、ハンドオーバーにかかる時間を削減して通話の途切れを削減することができ、また、ハンドオーバーにかかる時間を削減できることによって、ハンドオーバー時における子機の電力消費を削減することができるという作用・効果を有する。
上記課題を解決するためになされた第32の発明は、有線通信部は、子機から受信した信号強度が所定値以上に変化したときに受信した信号強度の情報をシステム管理サーバーに送信することとしたものである。
この構成により、アクセスポイント部からシステム管理サーバーへの送信回数を減らすことができるので、アクセスポイント部の消費電力を削減することができ、送信に伴う動作拘束を減らしてアクセスポイント部の有効活用を図ることができるという作用・効果を有する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における無線IP電話システムを示すブロック図であり、そのシステムを構成するアクセスポイント部および子機を示す。
図1において、10はアクセスポイント部(AP部)、20は子機、101はアクセスポイント部10の動作を制御するアクセスポイント制御部(AP制御部)、102はアクセスポイント部10の動作プログラムが格納される記憶部、103は無線通信における通信チャンネルの切り替え制御や送受信の切り替え制御等を行う無線制御部、104は無線データの受信を行いデジタル音声データに復調する受信部、105は送信するデジタル音声データを無線データに変調して送信する送信部、106は受信したデータを保存するデータ保存部、107は無線信号を受信する第2受信部、108は第2受信部107の受信チャンネル等を制御する受信制御部である。また、201は子機の動作を制御する子機制御部、202は子機の動作プログラムが格納される記憶部、203は無線通信における通信チャンネルの切り替え制御や送受信の切り替え制御等を行う無線制御部、204は無線データの受信を行いデジタル音声データに復調する受信部、205は送信するデジタル音声データを無線データに変調して送信する送信部、206は受信したデータを保存するデータ保存部、207は音を電気信号に変換するマイク等で構成される音声入力部、208は電気信号を音に変換するスピーカー等で構成される音声出力部、209は電話番号入力や電源のON/OFFに使用されるスイッチ等で構成されるキー入力部、210は液晶等の表示装置で構成される表示部である。
以上のように構成されるアクセスポイント部10と子機20を有する無線IP電話システムについて、その動作を図10(a)、(b)を用いて説明する。
図10(a)は、図1の無線IP電話システムを構成するアクセスポイント部10のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートであり、図10(b)は子機20のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートである。
図10(a)において、アクセスポイント部10はまず、受信制御部108が第2受信部107で受信するチャンネルを制御して全てのチャンネルをスキャンし、周辺にある他のアクセスポイント部の信号を受信してそのアクセスポイント部が使用しているチャンネルを調べる(S101)。使用されているチャンネルがあったらその情報をデータ保存部106に保存する(S102)。受信部104で通信中の子機からハンドオーバーの通知を受けたら(S103)、データ保存部106に保存しておいた周辺のアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を送信部105から送信し子機に通知する(S104)。アクセスポイント部10は予め設定された時間おきに第2受信部107ですべてのチャンネルをスキャンし、周辺のアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を更新する(S105)。なお、アクセスポイント部同士が有線でネットワークに接続されている場合は、そのネットワークを介して周辺のアクセスポイント部と通信し、周辺のアクセスポイント部が使用しているチャンネル等の情報を入手してもよい。
図10(b)において、子機20は、受信部204で通信中のアクセスポイント部からの無線信号を受信すると(S201)、その信号強度を調べ、受信した信号の強度が予め設定されたある値より小さくなったら(S202)、送信部205から通信中のアクセスポイント部へハンドオーバーの通知を行う(S203)。その後、通信中のアクセスポイント部から周辺にあるアクセスポイント部の情報を入手し(S204)、それが周辺にアクセスポイント部が在り、その周辺のアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報だったら(S205)、その情報に従って周辺のアクセスポイント部が使っているチャンネルのみを受信部204においてスキャンし、次の接続候補のアクセスポイント部を探す(S206)。子機制御部201は、各アクセスポイント部からの信号強度を比較し、最も受信信号強度が大きいアクセスポイント部を次の接続先として決定する(S207)。次の接続先のアクセスポイント部と接続を確立したら、通信していたアクセスポイント部との接続を開放し、新しいアクセスポイント部との通信を始める(S208)。通信中のアクセスポイント部から得た情報が、次の接続候補がない旨の通知だったら(S205)、音声出力部208より警告音を任意の時間出力し、ユーザに通知する(S209)。ユーザへの通知は警告音ではなく音声でもよい。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における無線IP電話システムを示すブロック図であり、そのシステムを構成するアクセスポイント部および子機を示す。
図2において、301〜306は図1の101〜106に相当するものであるので、その説明は省略する。30はアクセスポイント部、40は子機、307は有線のネットワークを介して他のアクセスポイント部と通信を行う有線通信部である。また、401〜410は図1の201〜210に相当するものであるので、その説明は省略する。
以上のように構成された無線IP電話システムについて、その動作を図11を用いて説明する。
図11は、アクセスポイント部30の動作を示すフローチャートである。なお、子機40の動作は図1の子機20の動作と同様であるので、その説明は省略する。
図11において、アクセスポイント部30はまず、周辺にある他のアクセスポイント部と有線通信部307で有線の通信プロトコルを使用してネットワークを介して通信を行い(S301)、各アクセスポイント部から子機との接続状況や使用中のチャンネル等の情報を入手し(S302)、そこで入手した情報をデータ保存部306に保存する(S303)。また、有線通信部307で他のアクセスポイント部から子機接続状況の情報を要求する旨のデータを受信したら(S304)、現在通信中の子機の接続状況をそのアクセスポイント部へ送信する(S305)。受信部304で通信中の子機からハンドオーバーの通知を受けたら(S306)、データ保存部306に保存しておいた周辺アクセスポイント部の情報から、最大接続数の子機と通信中で空きスロットがないアクセスポイント部が使用しているチャンネル情報を除いた情報を送信部305から子機に送信する(S307)。アクセスポイント部は、予め設定された時間おきに周辺のアクセスポイント部との通信を行い、各アクセスポイント部の接続状況の情報を入手し更新する(S308)。なお、それぞれのアクセスポイント部が定期的に周囲のアクセスポイント部の情報を入手しにいくのではなく、各アクセスポイント部が接続子機の数が変化する度に周辺のアクセスポイント部に通知するようにしてもよい。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における無線IP電話システムを示す構成図である。
図3において、50は各アクセスポイント部の位置や子機との接続状況等を管理するシステム管理サーバー、51、52はアクセスポイント部、53〜56は子機、NTはネットワークである。ここで、アクセスポイント部51、52の構成および子機53〜56の構成は図2の構成と同様である。
図4は、図3のシステム管理サーバー50を示すブロック図である。
図4において、501はシステム管理サーバー50の動作を制御するサーバー制御部、502はシステム管理サーバー50の動作プログラムが格納された記憶部、503はシステム内のアクセスポイント部の情報等を保存するデータ保存部、504はネットワークNTを介してアクセスポイント部と通信を行う有線通信部である。
以上のように構成された無線IP電話システムについて、その動作を図12(a)、(b)を用いて説明する。なお、子機53〜56の動作は図2の子機40と同様であるので、その説明は省略する。また、アクセスポイント部51、52の動作は図2も用いて説明する。
図12(a)はシステム管理サーバー50の動作を示すフローチャートであり、図12(b)はアクセスポイント部51、52の動作を示すフローチャートである。
図12(a)において、システム管理サーバー50は有線通信部504で、システム内のアクセスポイント部とネットワークNTを介して通信を行い、各アクセスポイント部の位置や使用チャンネル、子機との接続情報等を入手したら(S401)、その情報をデータ保存部503に保存する(S402)。システム管理サーバー50はアクセスポイント部から上記情報を受信したら、その都度データ保存部503内のデータを更新する。システム内のアクセスポイント部からハンドオーバーの通知を受け取ったら(S403)、最大接続数の子機と通信中のアクセスポイント部を除き、ハンドオーバーの通知を出したアクセスポイント部の周辺のアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を、ハンドオーバーの通知をした通信中のアクセスポイント部に送信する(S404)。
図12(b)において、アクセスポイント部51、52は、ユーザによりその位置を登録するか、またはGPS等の位置検出システムを有し、それにより位置を検出し(S501)、位置データ、使用チャンネルおよび子機との接続状況等の情報をシステム管理サーバー50に有線通信部307(図2)からネットワークNTを介して送信する(S502)。受信部304で子機40(図2)からハンドオーバーリクエストの通知を受信したら(S503)、その旨のデータを有線通信部307からシステム管理サーバー50に通知する(S504)。有線通信部307でシステム管理サーバー50から子機40の次の接続候補であるアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を入手したら(S505)、その情報を送信部305から子機40へ送信する(S506)。受信部304で子機40から切断の要求を受信したら(S507)、子機40との通信を終了し、回線を開放する(S508)。なお、システム管理サーバー50への接続状況の情報通知は、定期的に行ってもよく、また接続状況が変化したとき(例えば接続中の子機数に変化があったとき)に送信するようにしてもよい。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4における無線IP電話システムを示すブロック図である。
図5において、601〜607は図2の301〜307に相当するものであるので、その説明は省略する。また、701〜710は図2の401〜410に相当するものであるので、その説明は省略する。60はアクセスポイント部、70は子機、711はGPS等の位置検出システムで現在位置を検出する位置検出部、712は位置検出部711で検出した位置データの変化から子機の移動方向を検出する移動方向検出部である。
以上のように構成された無線IP電話システムについて、その動作を図13(a)、(b)を用いて説明する。
図13(a)はアクセスポイント部60のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートであり、図13(b)は子機70のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートである。
図13(a)において、アクセスポイント部60はユーザによりその位置を登録するか、またはGPS等の位置検出システムを有し、それによりその位置を検出し、データ保存部606に保存する(S601)。次に、有線通信部607でネットワークを介して周辺に配置されているアクセスポイント部と通信を行い、少なくとも周辺のアクセスポイント部の位置および使用チャンネルの情報を入手し、データ保存部606に保存する(S602)。アクセスポイント部60は受信部604で、通信中の子機70からハンドオーバーの通知および子機70の移動方向を示すデータを受信したら(S603)、データ保存部606に保存されている周辺アクセスポイント部情報の中から、子機70の移動方向にあるアクセスポイント部の情報を選択して(S604)、それらのアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を送信部605から子機70に送信する(S605)。その後、子機70が新しいアクセスポイント部との通信を確立し、受信部604で子機70から回線開放の通知を受信したら(S606)、子機70との接続を切断し、回線を開放する(S607)。なお、定期的に周辺に配置されたアクセスポイント部と通信し、それぞれのアクセスポイント部の子機70との接続状況の情報を交換し、ハンドオーバーの際に最大接続数の子機70と接続中のアクセスポイント部を除いた周辺アクセスポイント部の使用チャンネル情報を子機70に通知するようにしてもよい。また、子機70との接続状況の周辺アクセスポイント部への送信は定期的に行ってもよく、接続中の子機70の数に変化があったときに行うようにしてもよい。
図13(b)において、子機70は受信部704で、通信中のアクセスポイント部から無線信号を受信すると(S701)、その信号強度を調べ、受信した信号の強度が予め設定されたある値(第1の所定値)より小さくなったら(S702)、子機70に内蔵されたGPS等の位置検出システムにより現在の位置を検出し(S703)、前回検出した位置データと比較して移動方向を検出する(S704)。受信信号の強度が或る値(第2の所定値)より小さくなったら(S705)、通信中のアクセスポイント部60へ送信部705からハンドオーバーの通知および移動方向の通知を行う(S706)。その後アクセスポイント部60から移動先にあるアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を受信部704で受信し(S707)、その情報に従って移動先にあるアクセスポイント部が使っているチャンネルのみをスキャンし、次の接続候補のアクセスポイント部を探す(S708)。子機制御部701は、各アクセスポイント部からの信号強度を比較し、最も受信信号強度が大きいアクセスポイント部を次の接続先として決定する(S709)。次の接続先のアクセスポイント部と接続を確立したら、通信していたアクセスポイント部60との接続を開放し、新しいアクセスポイント部との通信を開始する(S710)。ステップS702、703で、通信中のアクセスポイント部60から受信する信号強度が第1の所定値より小さくなったときに子機70の位置検出システムを動作するようにしたので、子機70の消費電力を削減することができる。
(実施の形態5)
図6は、本発明の実施の形態5における無線IP電話システムを示すブロック図である。
図6において、801〜806は図2の301〜306に相当するので、その説明は省略する。また、901〜910は図2の401〜410に相当するので、その説明は省略する。80はアクセスポイント部、90は子機、807は子機90の移動方向を検出する移動方向検出部、911はGPS等のように現在位置を検出する位置検出部である。
以上のように構成された無線IP電話システムについて、その動作を図14を用いて説明する。
図14(a)はアクセスポイント部80のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートであり、図14(b)は子機90のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートである。
図14(a)において、アクセスポイント部80は、ユーザによるデータの入力、またはアクセスポイント部同士が無線または有線のネットワークを介して通信を行うことによって、その周辺にあるアクセスポイント部の使用チャンネルや位置等の情報を入手し、データ保存部806に保存する(S801)。データ保存部806に保存された周辺のアクセスポイント部のデータは、有線または無線のネットワーク経由でユーザにより、または定期的なアクセスポイント部同士の通信によりデータが更新される。アクセスポイント部80は受信部804で、通信中の子機90から常時または定期的に送られてくる位置データを受信したら(S802)、その位置データの変化から移動方向検出部807で子機90の移動方向を検出する(S803)。次に、受信部804で通信中の子機90からハンドオーバーの通知を受信したら(S804)、データ保存部806に情報が保存されている周辺アクセスポイント部から子機90の移動方向にあるアクセスポイント部を選択して(S805)、それらのアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を送信部805から子機90に送信する(S806)。その後、子機90が新しいアクセスポイント部と接続を確立し、受信部804で子機90から回線開放の通知を受信したら(S807)、子機90との接続を切断する(S808)。
図14(b)において、子機90は受信部904で、通信中のアクセスポイント部80からの無線信号を受信すると(S901)、子機90に内蔵されたGPS等の位置検出システムにより現在の位置を検出し(S902)、その位置データを送信部905から通信中のアクセスポイント部80へ送信する(S903)。通信中のアクセスポイント部80からの受信信号の強度が或る値より小さくなったら(S904)、送信部905から通信中のアクセスポイント部80へハンドオーバーの通知を行う(S905)。その後、アクセスポイント部80から、移動先にあるアクセスポイント部80が使用しているチャンネルの情報を受信し(S906)、その情報に従って移動先にあるアクセスポイント部80が使っているチャンネルのみをスキャンし、次の接続候補のアクセスポイントを探す(S907)。子機制御部901は、各チャンネルをスキャンし受信できたアクセスポイント部80からの信号強度を比較し、最も受信信号強度が大きいアクセスポイント10を次の接続先として決定する(S908)。次の接続先のアクセスポイント部80と接続を確立したら、通信していたアクセスポイント部80との接続を開放し、新しいアクセスポイント部80との通信を開始する(S909)。なお、子機90の位置検出およびアクセスポイント部80への位置データの送信は、所定の時間が経過する度、または子機90が移動して位置データが変化する度に行うようにしてもよい。また、アクセスポイント部80からの受信信号強度が或る値より小さくなったときにのみ位置検出部911が動作するようにしてもよい。これらにより、子機90の消費電力を削減することができる。
(実施の形態6)
図7は、本発明の実施の形態6における無線IP電話システムを示すブロック図である。
図7において、1001〜1008は図1の101〜108に相当するので、その説明は省略する。また、1101〜1110は図1の201〜210に相当するので、その説明は省略する。100はアクセスポイント部、110は子機、1009はネットワークを介して他のアクセスポイント部と通信を行う有線通信部である。
以上のように構成された無線IP電話システムについて、その動作を図15(a)、(b)を用いて説明する。
図15(a)はアクセスポイント部100のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートであり、図15(b)は子機110のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートである。
図15(a)において、アクセスポイント部100は、受信制御部1008が受信チャンネルを制御して通信可能エリア内にある子機が発信している信号を第2受信部1007で受信し(S1001)、受信したデータからそれぞれの子機固有の識別データおよび受信した信号の強度をデータ保存部1006に保存する(S1002)。前記それぞれの子機から受信して得た情報を有線通信部1009でネットワークを介して周辺のアクセスポイント部100と交換し(S1003)、入手した各アクセスポイント部100の情報をデータ保存部1006に保存する(S1004)。受信部1004で通信中の子機110からハンドオーバーの通知を受信したら(S1005)、データ保存部1006に保存されたデータから子機110からの受信信号強度が増加する傾向にあるアクセスポイント部100を選択し(S1006)、それらのアクセスポイント部100が使用しているチャンネルをピックアップして送信部1005から子機110に送信する(S1007)。その後、子機110が新しいアクセスポイント部100と接続し、子機110から開放の通知を受信したら(S1008)、子機110との接続を切断する(S1009)。
図15(b)において、子機110は、通信中のアクセスポイント部100から無線信号を受信すると共に(S1101)、受信した信号の強度を検出する。受信信号の強度が或る値より小さくなったら(S1102)、通信中のアクセスポイント部100へハンドオーバーの通知を行う(S1103)。その後、アクセスポイント部100から、移動先にあるアクセスポイント部100が使用しているチャンネルの情報を受信し(S1104)、その情報に従って指定されたチャンネルのみをスキャンし、次の接続候補のアクセスポイント部100を探す(S1105)。子機制御部1101は、各アクセスポイント部100からの信号強度を比較し、最も受信信号強度が大きいアクセスポイント部100を次の接続先として決定する(S1106)。次の接続先のアクセスポイント部100と接続を確立したら、通信していたアクセスポイント部100との接続を開放し、新しいアクセスポイント部との通信を開始する(S1107)。
(実施の形態7)
図8(a)は本発明の実施の形態7における無線IP電話システムを構成するシステム管理サーバーを示すブロック図であり、図8(b)は本発明の実施の形態7における無線IP電話システムを構成するアクセスポイント部と子機を示すブロック図である。
図8(a)において、120はシステム管理サーバー、1201はシステム管理サーバー120の動作を制御するサーバー制御部、1202はシステム管理サーバー120の動作プログラムが格納された記憶部、1203はシステム内のアクセスポイント部の情報等を保存するデータ保存部、1204はネットワークを介してアクセスポイント部と通信を行うネットワーク通信部、1205は子機の移動方向を検出する子機移動方向検出部である。また、図8(b)において、130はアクセスポイント部、140は子機、1301はアクセスポイント部130の動作を制御するアクセスポイント部制御部、1302はアクセスポイント部130の動作プログラムが格納される記憶部、1303は無線通信における通信チャンネルの切り替え制御や送受信の切り替え制御等を行う無線制御部、1304は無線データの受信を行いデジタル音声データに復調する受信部、1305は送信するデジタル音声データを無線データに変調して送信する送信部、1306は受信したデータを保存するデータ保存部、1307は有線プロトコルでネットワークを介して他のアクセスポイント部と通信を行う有線通信部、1401は子機140の動作を制御する子機制御部、1402は子機140の動作プログラムが格納される記憶部、1403は無線通信における通信チャンネルの切り替え制御や送受信の切り替え制御等を行う無線制御部、1404は無線データの受信を行いデジタル音声データに復調する受信部、1405は送信するデジタル音声データを無線データに変調して送信する送信部、1406は受信したデータを保存するデータ保存部、1407は音を電気信号に変換するマイク等で構成される音声入力部、1408は電気信号を音に変換するスピーカー等で構成される音声出力部、1409は電話番号入力や電源のON/OFFに使用されるスイッチ等で構成されるキー入力部、1410は液晶等で構成される表示部、1411はGPS等のように現在位置を検出する位置検出部である。
以上のように構成されたシステム管理サーバー120とアクセスポイント部130と子機140を含む無線IP電話システムについて、その動作を図16を用いて説明する。
図16(a)はシステム管理サーバー120のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートであり、図16(b)はアクセスポイント部130のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート、図16(c)は子機140のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートである。
図16(a)において、システム管理サーバー120は有線通信部1204で、システム内のアクセスポイント部とネットワークを介して通信を行い、各アクセスポイント部の位置や使用チャンネル、接続情報を入手したら(S1201)、データ保存部1203に保存する(S1202)。その後、アクセスポイント部から上記情報データを受信したらデータ保存部内のデータを更新する。アクセスポイント部を介して子機の位置データを受信したら(S1203)、データ保存部1203に保存する(S1204)。有線通信部1204でシステム内のアクセスポイント部130からハンドオーバーの通知を受けたら(S1205)、データ保存部1203に保存されている子機140の位置データの変化から子機移動方向検出部1205で子機140の移動方向を検出し(S1206)、有線通信部1204は、上記移動方向周辺にあるアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を子機140と通信中のアクセスポイント部130に送信する(S1207)。
図16(b)において、アクセスポイント部130は、ユーザによりその位置を登録するか、またはGPS等の位置検出手システムを有し、それにより位置を検出し(S1301)、位置データおよび使用チャンネル等の情報をシステム管理サーバー120に有線通信部1307でネットワークを介して送信する(S1302)。受信部1304で子機からその子機の位置データを受信したら(S1303)、その位置データを有線通信部1307でネットワークを介してシステム管理サーバー120に送信する(S1304)。受信部1304で子機140からハンドオーバーの通知を受信したら(S1305)、その旨のデータを有線通信部1307からシステム管理サーバー120に通知する(S1306)。システム管理サーバー120から、子機140の次の接続候補であるアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を入手したら(S1307)、その情報を送信部1305から子機140へ送信する(S1308)。受信部1304で子機140から切断の要求を受信したら(S1309)、子機140との通信を終了し、回線を開放する(S1310)。
図16(c)において、子機140は受信部1404で、通信中のアクセスポイント部130からの無線信号を受信すると(S1401)、子機140に内蔵されたGPS等の位置検出システムにより現在の位置を検出し(S1402)、送信部1405から通信中のアクセスポイント部130に位置データを送信する(S1403)。受信信号の強度が或る値より小さくなったら(S1404)、通信中のアクセスポイント部130へハンドオーバーの通知を行う(S1405)。その後、受信部1404でアクセスポイント部130から、移動先にあるアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を受信し(S1406)、その情報に従って移動先にあるアクセスポイント部が使っているチャンネルのみをスキャンし、次の接続候補のアクセスポイント部を探す(S1407)。子機制御部1401は、受信部1404で受信した各アクセスポイント部からの信号強度を比較し、最も受信信号強度が大きいアクセスポイント部を次の接続先として決定する(S1408)。次の接続先のアクセスポイント部と接続を確立したら、通信していたアクセスポイント部130との接続を開放し、新しいアクセスポイント部との通信を開始する(S1409)。なお、通信中のアクセスポイント部から受信する信号強度が或る値より小さくなったときに子機140の位置検出システムが動作するようにすることで、子機140の消費電力を削減することができる。また、子機140からの位置情報の送信は定期的に行ってもよいが、子機140が移動(位置データが変化)したらアクセスポイント部130を介してシステム管理サーバー120へ送信するようにしてもよい。
(実施の形態8)
図9(a)は本発明の実施の形態8における無線IP電話システムを構成するシステム管理サーバーを示すブロック図であり、図9(b)は本発明の実施の形態8における無線IP電話システムを構成するアクセスポイント部と子機を示すブロック図である。
図9(a)において、1501〜1505は図8(a)の1201〜1205に相当するものであるので、その説明は省略する。150はシステム管理サーバーである。また、図9(b)において、1601〜1607は図8(b)の1301〜1307に相当し、1701〜1710は1401〜1410に相当するので、その説明は省略する。160はアクセスポイント部、170は子機である。
以上のように構成された無線IP電話システムについて、その動作を図17(a)、(b)を用いて説明する。
図17(a)はシステム管理サーバー150のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートであり、図17(b)はアクセスポイント部160のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートである。ここで、子機170の動作は図7の子機110と同様のものであるので、その説明は省略する。
図17(a)において、システム管理サーバー150は有線通信部1504で、システム内のアクセスポイント部とネットワークを介して通信を行い、各アクセスポイント部の位置や使用チャンネル、接続情報を入手し、データ保存部1503に保存する。アクセスポイント部から上記情報データを受信したら(S1501)、その都度データ保存部1503内のデータを更新する(S1502)。システム内の各アクセスポイント部から子機からの受信信号強度データを受信したら(S1503)、その受信データから子機の位置を特定し、データ保存部1503にその位置データを保存する(S1504)。ここでは、前記の子機の位置を特定するために、受信した電波の強度から距離を推定するRSSI(Receiving Signal Strength Intensity)方式による測位技術を使用する。RSSI方式による測位技術を使用し、少なくとも3つのアクセスポイントにおける受信信号強度からそれぞれのアクセスポイントから子機までの距離を推測し、各アクセスポイントを中心として推測した子機との距離を半径とする円の交点を子機の位置として特定する。システム内のアクセスポイント部160からハンドオーバーの通知を有線通信部1504が受信したら(S1505)、子機移動方向検出部1505はデータ保存部1503に保存されている子機の位置の変化から子機170の移動方向を検出し(S1506)、有線通信部1504は、上記移動方向周辺にあるアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を子機170と通信中のアクセスポイント部160に送信する(S1507)。
図17(b)において、アクセスポイント部160は、ユーザによりその位置を登録するか、またはGPS等の位置検出システムを有しそれにより位置を検出し(S1601)、位置データおよび使用チャンネル等の情報をシステム管理サーバー150に有線通信部1607からネットワークを介して送信する(S1602)。第2受信部1608で通信可能エリア内の子機170を探索し、子機170からの信号を受信したら(S1603)、その発信元の子機170のIDと受信信号強度を有線のネットワークを介してシステム管理サーバー150に送信する(S1604)。子機170からハンドオーバーの通知を受信したら(S1605)、その旨のデータをシステム管理サーバー150に通知する(S1606)。システム管理サーバー150から子機170の次の接続候補であるアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を入手したら(S1607)、その情報を子機170へ送信する(S1608)。子機170から切断の要求を受信したら(S1609)、子機170との通信を終了し、回線を開放する(S1610)。なお、ステップS1604で、受信信号強度が所定値以上のときにシステム管理サーバー150に送信するようにしてもよい。
なお、システム管理サーバー150が子機の位置を検出する方法として、システム内のアクセスポイント部同士が同期をとり、各アクセスポイント部における子機からの電波の到達時間から、アクセスポイント部から子機までの距離を推定し、位置を特定するTOA(Time Of Arrival)方式を使用してもよいし、各アクセスポイント部の第2受信部1608に指向性の強いアンテナを用いて、受信した子機からの電波の電界強度からその子機の方向と距離を特定するROA(Rotation Of Arrival)方式を使用してもよい。
(実施の形態9)
本実施の形態9における無線IP電話システムの構成は図9と同様である。
このように構成された無線IP電話システムについて、その動作を図9、図18(a)、(b)を用いて説明する。
図18(a)はシステム管理サーバー150のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートであり、図18(b)はアクセスポイント部160のハンドオーバー時の動作を示すフローチャートである。ここで、本実施の形態における子機170の動作は実施の形態6における子機110の動作と同様であるので、その説明は省略する。
図18(a)において、システム管理サーバー150は有線通信部1504で、システム内のアクセスポイント部とネットワークを介して通信を行い、各アクセスポイント部の位置や使用チャンネル、接続情報を入手し、データ保存部1503に保存する。アクセスポイント部から上記情報データを受信したら(S1701)、その都度データ保存部1503内のデータを更新する(S1702)。システム内の各アクセスポイント部から子機からの受信信号強度データを受信したら(S1703)、その受信情報をデータ保存部1503に保存する(S1704)。システム内のアクセスポイント部160からハンドオーバーの通知を受信したら(S1705)、サーバー制御部1501は、データ保存部1503に保存されている各アクセスポイント部の子機受信信号強度の履歴から、子機から受信する信号の強度が増加する傾向にあるアクセスポイント部を選択し(S1706)、それらのアクセスポイント部が使用しているチャンネル情報を有線通信部1504から子機170と通信中のアクセスポイント部160に送信する(S1707)。
図18(b)において、アクセスポイント部160は、ユーザによりその位置を登録するか、またはGPS等の位置検出システムを有し、それにより位置を検出し(S1801)、位置データおよび使用チャンネル等の情報をシステム管理サーバー150に有線通信部1607からネットワークを介して送信する(S1802)。第2受信部1608で通信可能エリア内の子機170を探索し子機170からの信号を受信したら(S1803)、その発信元の子機170のIDと受信信号強度を有線通信部1607からネットワークを介してシステム管理サーバー150に送信する(S1804)。受信部1604で子機170からハンドオーバーの通知を受信したら(S1805)、その旨のデータを有線通信部1607からシステム管理サーバー150に通知する(S1806)。システム管理サーバー150から子機170の次の接続候補であるアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を入手したら(S1807)、その情報を送信部1605から子機170へ送信する(S1808)。受信部1604で子機170から切断の要求を受信したら(S1809)、子機170との通信を終了し、回線を開放する(S1810)。
なお、各アクセスポイント部からシステム管理サーバー150への受信信号強度の送信は定期的に行ってもいいし、信号強度が或る値以上変化したら行うようにしてもよい。或る値以上変化したら行う場合は、アクセスポイント部の消費電力を低減することができる。
本発明は、無線LAN等の無線通信プロトコルで音声データを通信する無線IP電話システムに関し、ハンドオーバーに要する時間を削減することができる。
本発明の実施の形態1における無線IP電話システムを示すブロック図 本発明の実施の形態2における無線IP電話システムを示すブロック図 本発明の実施の形態3における無線IP電話システムを示す構成図 図3のシステム管理サーバーを示すブロック図 本発明の実施の形態4における無線IP電話システムを示すブロック図 本発明の実施の形態5における無線IP電話システムを示すブロック図 本発明の実施の形態6における無線IP電話システムを示すブロック図 (a)本発明の実施の形態7における無線IP電話システムを構成するシステム管理サーバーを示すブロック図、(b)本発明の実施の形態7における無線IP電話システムを構成するアクセスポイント部と子機を示すブロック図 (a)本発明の実施の形態8における無線IP電話システムを構成するシステム管理サーバーを示すブロック図、(b)本発明の実施の形態8における無線IP電話システムを構成するアクセスポイント部と子機を示すブロック図 (a)図1の無線IP電話システムを構成するアクセスポイント部のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート、(b)子機のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート アクセスポイント部の動作を示すフローチャート (a)システム管理サーバーの動作を示すフローチャート、(b)アクセスポイント部の動作を示すフローチャート (a)アクセスポイント部のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート、(b)子機のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート (a)アクセスポイント部のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート、(b)子機のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート (a)アクセスポイント部のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート、(b)子機のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート (a)システム管理サーバーのハンドオーバー時の動作を示すフローチャート、(b)アクセスポイント部のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート、(c)子機のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート (a)システム管理サーバーのハンドオーバー時の動作を示すフローチャート、(b)アクセスポイント部のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート (a)システム管理サーバーのハンドオーバー時の動作を示すフローチャート、(b)アクセスポイント部のハンドオーバー時の動作を示すフローチャート
符号の説明
10、30、51、52、60、80、100、130、160 アクセスポイント部(AP部)
20、40、53、54、55、56、70、90、110、140、170 子機
50、120、150 システム管理サーバー
101、301、601、801、1001、1301、1601 アクセスポイント制御部(AP制御部)
102、302、602、802、1002、1302、1602 記憶部
103、303、603、803、1003、1303、1603 無線制御部
104、304、604、804、1004、1304、1604 受信部
105、305、605、805、1005、1305、1605 送信部
106、306、606、806、1006、1306、1606 データ保存部
201、401、701、901、1101、1401、1701 子機制御部
202、402、702、902、1102、1402、1702 記憶部
203、403、703、903、1103、1403、1703 無線制御部
204、404、704、904、1104、1404、1704 受信部
205、405、705、905、1105、1405、1705 送信部
206、406、706、906、1106、1406、1706 データ保存部
207、407、707、907、1107、1407、1707 音声入力部
208、408、708、908、1108、1408、1708 音声出力部
209、409、709、909、1109、1409、1709 キー入力部
210、410、710、910、1110、1410、1710 表示部
711、911、1411 位置検出部
712、807 移動方向検出部
107、1007、1608 第2受信部
108、1008、1609 受信制御部
307、607、1009、1307、1607 有線通信部
501、1201、1501 サーバー制御部
502、1202、1502 記憶部
503、1203、1503 データ保存部
504、1204、1504 有線通信部
1205、1505 子機移動方向検出部
NT ネットワーク

Claims (32)

  1. 複数のアクセスポイント部と前記アクセスポイント部と無線通信可能な子機とを有する無線IP電話システムであって、前記アクセスポイント部は、通信中の前記子機のハンドオーバー先の接続候補となるアクセスポイント部である接続候補アクセスポイント部の情報を入手する通信部と、前記通信中の子機が移動してハンドオーバーをする際に前記通信中の子機の次の前記接続候補アクセスポイント部が使用しているチャンネルである接続候補チャンネルの情報を前記通信中の子機に通知する送信部とを有し、前記通信中の子機は、前記送信部から通知された前記接続候補チャンネルのみをスキャンして次の接続先のアクセスポイント部を探すことを特徴とする無線IP電話システム。
  2. 前記アクセスポイント部は、周囲に配置された他のアクセスポイント部の全てを接続候補とするアクセスポイント制御部を有し、前記送信部は、前記他のアクセスポイント部の前記接続候補チャンネルを前記通信中の子機に通知することを特徴とする請求項1に記載の無線IP電話システム。
  3. 前記送信部は、前記通信中の子機からハンドオーバーの通知を受けたときに次の前記接続候補アクセスポイント部がない場合にはその旨を前記通信中の子機に通知し、前記通信中の子機は、前記送信部からの前記通知を受信したときに警告音を出力してユーザに通知することを特徴とする請求項1に記載の無線IP電話システム。
  4. 前記送信部は、前記通信中の子機からハンドオーバーの通知を受けたときに次の前記接続候補アクセスポイント部がない場合にはその旨を前記通信中の子機に通知し、前記通信中の子機は、前記送信部からの前記通知を受信したときに音声でユーザに通知することを特徴とする請求項1に記載の無線IP電話システム。
  5. 前記通信部は、チャンネルスキャンを行うことによって周囲に配置されている前記他のアクセスポイント部の前記接続候補チャンネルの情報を得る第2の受信部であることを特徴とする請求項2に記載の無線IP電話システム。
  6. 前記通信部は、周囲に配置された前記他のアクセスポイント部と有線のネットワーク経由で通信を行う有線通信部であり、前記有線通信部は、周囲に配置されている前記他のアクセスポイント部の前記接続候補チャンネルの情報を通信によって入手することを特徴とする請求項2に記載の無線IP電話システム。
  7. 前記通信部は、定期的に周囲の前記他のアクセスポイント部から前記子機との接続情報を入手し、前記通信中の子機がハンドオーバーを行う際には前記他のアクセスポイント部から最大接続数の子機と通信中のアクセスポイント部を除いた残りのアクセスポイント部の接続候補チャンネルの情報のみを前記通信中の子機に送信することを特徴とする請求項6に記載の無線IP電話システム。
  8. 前記アクセスポイント制御部は、接続中の子機数の変化を検知し、前記接続中の子機数に変化があったら周囲にある前記他のアクセスポイント部に通知することを特徴とする請求項7記載の無線IP電話システム。
  9. システム管理サーバーを備え、前記システム管理サーバーは、前記アクセスポイント部の位置と前記使用しているチャンネルの情報を管理し、前記子機がハンドオーバーを行う際にはハンドオーバーを行う前記子機が通信中のアクセスポイント部を経由して前記ハンドオーバーを行う子機に前記接続候補チャンネルの情報を通知することを特徴とする請求項2に記載の無線IP電話システム。
  10. 前記アクセスポイント部は、自己位置を検出する位置検出システムを有し、前記通信部は、起動時に前記システム管理サーバーに前記自己位置の情報と前記使用しているチャンネルの情報とを通知することを特徴とする請求項9に記載の無線IP電話システム。
  11. 前記システム管理サーバーは、定期的に周囲の前記他のアクセスポイント部から前記子機との接続情報を入手し、前記子機がハンドオーバーを行う際には、前記他のアクセスポイント部から最大接続数の子機と通信中のアクセスポイント部を除いた残りのアクセスポイント部の前記接続候補チャンネルの情報のみを前記ハンドオーバーを行う子機と通信中のアクセスポイント部を経由して前記ハンドオーバーを行う子機に送信することを特徴とする請求項9に記載の無線IP電話システム。
  12. アクセスポイント制御部は、接続中の子機数の変化を検知し、前記接続中の子機数に変化があったら前記システム管理サーバーに通知することを特徴とする請求項11に記載の無線IP電話システム。
  13. 前記子機は、自己の移動方向を検出する移動方向検出部を有し、前記アクセスポイント制御部は、通信中の前記子機の移動方向に配置されている他のアクセスポイント部を次の接続候補アクセスポイント部とし、前記送信部は、前記次の接続候補アクセスポイント部の使用しているチャンネルの情報を前記通信中の子機に通知することを特徴とする請求項1に記載の無線IP電話システム。
  14. 前記アクセスポイント部の周囲に配置された他のアクセスポイント部同士は、ネットワークを介して少なくともそれぞれの位置の情報と使用しているチャンネルの情報を交換することを特徴とする請求項13に記載の無線IP電話システム。
  15. 前記通信部は、定期的に前記周囲に配置された他のアクセスポイント部から前記子機との接続情報を入手し、前記送信部は、前記子機がハンドオーバーを行う際には前記他のアクセスポイント部から最大接続数の子機と通信中のアクセスポイント部を除いた残りのアクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報のみを前記ハンドオーバーを行う子機に送信することを特徴とする請求項14に記載の無線IP電話システム。
  16. 前記アクセスポイント制御部は、接続中の子機数の変化を検知し、前記通信部は、前記接続中の子機数に変化があったら周囲にある前記他のアクセスポイント部に通知することを特徴とする請求項15に記載の無線IP電話システム。
  17. 前記子機は、前記自己の移動方向を通信中の前記アクセスポイント部に通知することを特徴とする請求項13に記載の無線IP電話システム。
  18. 前記子機は、自己の位置を検出する位置検出部としてのGPSと、前記自己の位置の変化から前記自己の移動方向を検出する移動方向検出部とを有することを特徴とする請求項17に記載の無線IP電話システム。
  19. 前記移動方向検出部は、通信中の前記アクセスポイント部からの受信信号強度が所定値より小さくなったときに動作することを特徴とする請求項18に記載の無線IP電話システム。
  20. 前記アクセスポイント部は、前記子機の移動方向を検出する子機移動方向検出部を有することを特徴とする請求項1に記載の無線IP電話システム。
  21. 前記子機は、自己の位置を検出する位置検出部を有し、前記自己の位置の情報を定期的に前記アクセスポイント部へ通知し、前記子機移動方向検出部は、前記子機から入手した前記自己の位置の変化から前記子機の移動方向を検出することを特徴とする請求項20に記載の無線IP電話システム。
  22. 前記子機は、自己の位置を検出する位置検出部を有し、前記子機が移動する度に前記自己の位置の情報を前記アクセスポイント部へ通知し、前記子機移動方向検出部は、前記子機から入手した前記自己の位置の変化から前記子機の移動方向を検出することを特徴とする請求項20に記載の無線IP電話システム。
  23. 前記子機は、前記自己の位置の情報の前記アクセスポイント部への通知を通信中の前記アクセスポイント部からの受信信号強度が所定値より小さくなったときに行うことを特徴とする請求項21または請求項22に記載の無線IP電話システム。
  24. 前記アクセスポイント部は、前記通信部として第2の受信部を有し、前記第2の受信部は通信中の前記子機からの信号を定期的に受信し、前記アクセスポイント制御部は、受信した前記通信中の子機からの信号の強度が大きくなる傾向のアクセスポイント部を選択し、前記送信部は、選択した前記アクセスポイント部が使用しているチャンネルの情報を前記通信中の子機に送信することを特徴とする請求項1に記載の無線電話システム。
  25. システム管理サーバーを備え、前記システム管理サーバーは、前記子機の移動方向を検出する子機移動方向検出部と、前記アクセスポイント部との通信を行うシステム管理サーバーの有線通信部とを有し、前記システム管理サーバーの有線通信部は、ハンドオーバーの際には前記子機の移動方向にあるアクセスポイント部の情報をハンドオーバーを行う前記子機と通信中のアクセスポイント部を介して前記ハンドオーバーを行う子機に通知することを特徴とする請求項6に記載の無線IP電話システム。
  26. 前記ハンドオーバーを行う子機は、自己の位置を検出する位置検出部を有し、前記システム管理サーバーは、前記ハンドオーバーを行う子機と通信中のアクセスポイント部を介して定期的に前記自己の位置の情報を前記ハンドオーバーを行う子機から入手し、前記自己の位置の変化から前記ハンドオーバーを行う子機の移動方向を検出することを特徴とする請求項25に記載の無線IP電話システム。
  27. 前記ハンドオーバーを行う子機は、自己の位置を検出する位置検出部を有し、前記ハンドオーバーを行う子機の移動の度に通信中の前記アクセスポイント部を介して前記システム管理サーバーに前記自己の位置の情報を送信し、前記システム管理サーバーは、送信されてきた前記自己の位置の変化から前記ハンドオーバーを行う子機の移動方向を検出することを特徴とする請求項25に記載の無線IP電話システム。
  28. 前記アクセスポイント部は、前記ハンドオーバーを行う子機から受信した信号強度を検出する第2の受信部を有し、前記システム管理サーバーは、検出した前記信号強度を前記アクセスポイント部から定期的に入手し、1つの前記ハンドオーバーを行う子機に対して3つ以上の前記アクセスポイント部における受信信号強度のデータから前記ハンドオーバーを行う子機の位置を特定し、前記ハンドオーバーを行う子機の位置の変化から前記ハンドオーバーを行う子機の移動方向を検出することを特徴とする請求項25に記載の無線IP電話システム。
  29. 前記アクセスポイント部は、前記ハンドオーバーを行う子機から受信した信号の到達時間を検出する第2の受信部を有し、前記アクセスポイント部同士は同期をとり、システム管理サーバーは、検出した前記信号の到達時間を前記アクセスポイント部から定期的に入手し、1つの前記ハンドオーバーを行う子機に対して3つ以上の前記アクセスポイント部における前記信号の到達時間から前記ハンドオーバーを行う子機の位置を特定し、前記ハンドオーバーを行う子機の位置の変化から前記ハンドオーバーを行う子機の移動方向を検出することを特徴とする請求項25に記載の無線IP電話システム。
  30. 前記アクセスポイント部は通信部としての第2の受信部を有し、前記第2の受信部は指向性の高いアンテナを用いて前記アンテナの方向を変えながら前記ハンドオーバーを行う子機からの信号を受信して受信信号の強度と前記アンテナの方向を検出し、システム管理サーバーは検出した前記受信信号の強度とアンテナの方向を前記アクセスポイント部から定期的に入手し、前記アクセスポイント部から入手した前記受信信号の強度とアンテナの方向から前記アクセスポイント部からの前記ハンドオーバーを行う子機の方向と距離を推定して前記ハンドオーバーを行う子機の位置を特定し、前記ハンドオーバーを行う子機の位置の変化から前記ハンドオーバーを行う子機の移動方向を検出することを特徴とする請求項25に記載の無線IP電話システム。
  31. システム管理サーバーを備え、前記アクセスポイント部は第2の受信部を有し、前記第2の受信部は前記子機から受信した信号強度を検出し、前記システム管理サーバーは、前記アクセスポイント部から定期的に前記信号強度を入手し、前記信号強度が増加する傾向にある前記アクセスポイント部の情報を前記子機に通知することを特徴とする請求項6に記載の無線IP電話システム。
  32. 前記有線通信部は、前記子機から受信した信号強度が所定値以上に変化したときに前記受信した信号強度の情報を前記システム管理サーバーに送信することを特徴とする請求項31に記載の無線IP電話システム。
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