JP2008015592A - スクロール表示機能付き電子機器、表示制御方法 - Google Patents

スクロール表示機能付き電子機器、表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーの操作感にあった使用性の良いスクロール表示を実現する。
【解決手段】スクロール操作部の操作(S1)に応じてスクロール表示を開始した後に、さらにスクロール操作部の操作(S2)が検知された場合は、スクロールジャンプ制御として、表示画像を、スクロール進行先の所定の表示画像(d300)に切り換える。これは、例えば1ドットずつのスクロールを一時的にやめて、xドットのスクロールが行われた後の状態にまで一気に画像を進行させる処理である。そして画像を切り換えた後、最終的な目標の状態(d400)までスクロールさせるようにする。
【選択図】図5

Description

本発明は、表示部において表示画像をスクロール表示させることのできるスクロール表示機能付き電子機器と、その表示制御方法に関する。
特開2005−216439号公報 特開2006−18879号公報
表示画面上での表示内容をスクロールさせる機能を備えた電子機器が各種知られている。例えば電子機器としてオーディオ再生装置を例に挙げると、再生可能なオーディオコンテンツデータ(例えば楽曲)のトラックナンバや曲名等をリスト形式にした選択画像を表示させるとともに、ユーザーの操作に応じて選択画像をスクロールさせることで、多数のオーディオコンテンツデータを表示させていくものがある。ユーザーは、選択画像をスクロールさせながら所望のオーディオコンテンツデータを見つけたら、それを指定する操作を行う。するとオーディオ再生装置は、指定されたオーディオコンテンツデータが再生させるなど、所定の動作を実行する。
例えば上記特許文献1,2には、オーディオトラック等の選択の際の表示画面上でスクロール表示を行う例が記載されている。
特に近年、各種の記録媒体の大容量化や電子機器システムの機能拡張などに応じて、一般ユーザーが、多様かつ大量のユーザーコンテンツを所持し、その再生を楽しむことができる環境が生じている。例えばオーディオシステムを例に挙げれば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクメディアだけでなく、HDD(Hard Disc Drive)や、フラッシュメモリ等の固体メモリもオーディオコンテンツデータの記録媒体として広く利用されている。そして光ディスクメディア、HDD、フラッシュメモリなどの大容量化に応じて、非常に多数の楽曲を記録することができるようになっている。
例えばこのような各種の記録媒体からオーディオコンテンツデータ(楽曲)を再生するオーディオ再生装置を考えた場合で、特に表示部のサイズが小さく、例えば数曲分程度しか一度に表示できないような場合、ユーザーが再生させる曲を選択するために、上記のように各楽曲をリスト形式とした選択画像をスクロールさせていくことが好適である。
ところで通常、スクロール表示は、ユーザーのスクロール操作に応じて進行されるが、スクロール速度や、ユーザー操作の速さや回数の関係により、ユーザーにとって使いづらくなることがあった。
まず、スクロール表示は、視覚的な効果も目的の1つとしており、或る程度なめらかなスクロールが求められることと、例えば楽曲を探すなどの目的の場合、スクロール中に表示される楽曲名やトラックナンバを、ユーザーが視認できることが好ましいため、あまり高速にスクロールされるようにすることは適切ではなく、このためスクロールの完了まで或る程度の時間を要する。もちろん、なめらかなスクロール動作やユーザーの視認性を考慮した好適なスクロール速度は、表示画面サイズや表示内容にも関連して決められるべきものであり、一概には言えないが、例えばリスト画像を上下方向にスクロールさせる場合に1行分のスクロールに500msec程度を要するようにすることを想定する。すると、例えば100曲先の曲に到達するのに50秒もかかってしまう。
また、1回の操作で1曲先(1行分)までスクロールするものとすると、ユーザーが例えば10曲先の曲の選択を目的とする場合は、スクロール操作キーを10回押圧操作することになる。このとき、ユーザーが連続して10回押す操作を3秒程度で行ってしまったとする。一方、スクロールが10曲先に到達するまでに5秒を要するとする。すると、ユーザーが10回操作した時点では、まだスクロールが6〜7行分くらいしか進行していないことになり、ユーザーは、目的の曲はまださらに先であると思って、さらに何回か操作を行ってしまうことが多い。結局、スクロール表示は、ユーザーの目的とする曲を通り越して進行してしまう。
例えばこれらの例のように、スクロール表示の進行速度や、進行速度とユーザー操作の関係により、例えばオーディオコンテンツデータ等の選択においてユーザーの操作感と合致しないスクロールによって使い勝手が悪くなるようなことがあった。
そこで本発明では、このような使用性の悪化を生じさせないようなスクロール表示を実行できるようにすることを目的とする。
本発明のスクロール表示機能付き電子機器は、表示部と、上記表示部での表示画像のスクロールを指示するスクロール操作部と、制御部とを備える。上記制御部は、上記スクロール操作部の操作を検知することに応じて、上記表示部で、現在の表示画像から、検知した操作に応じて表示すべき目標表示画像までをスクロール表示により移行させるスクロール制御を行うとともに、上記スクロール表示中に、さらに上記スクロール操作部の操作を検知することに応じて、表示画像を、スクロール進行先の所定の表示画像に切り換えるスクロールジャンプ制御を行い、該スクロールジャンプ後の表示画像から、検知した最新の操作に応じて表示すべき目標表示画像までをスクロール表示により移行させるスクロール制御を行う。
また上記制御部は、上記スクロール操作部の操作を検知することに応じて、その操作に応じた上記目標表示画像を生成すると共に、上記スクロール表示中の上記スクロール操作部の操作の検知に応じて実行する上記スクロールジャンプ制御で切り換えるスクロール進行先の所定の表示画像とは、前回のスクロール操作部の操作の検知に応じて生成した上記目標表示画像であるとする。
また上記制御部は、コンテンツソースから再生できるコンテンツデータの選択画像を上記表示部に表示させ、上記スクロール操作部の操作の検知に応じて、上記選択画像をスクロール表示させる。
また上記表示部は、上記選択画面として、複数のコンテンツデータを提示する画像を表示させる。
また上記制御部は、上記スクロール操作部が継続操作された場合は、スクロール表示が通常に進行するように視認される表示状態とする制御を行う。
また、上記表示部はドットマトリクス方式のディスプレイを備えた表示部であって、スクロール方向に所定ドット数の範囲を1文字分とする文字表示を行うものとされ、上記制御部は、上記スクロール制御として、上記表示部に表示された文字の表示位置を、上記所定ドット数に応じた段階数で順次スクロール方向に移動させる制御を行い、更に上記スクロールジャンプ制御として、上記所定ドット数に応じた段階数を経ずに、上記所定ドット数に応じた段階数のスクロールが完了した状態の文字表示状態とする制御を行うようにする。
本発明の表示制御方法は、スクロール操作部の操作を検知することに応じて、表示部で、現在の表示画像から、検知した操作に応じて表示すべき目標表示画像までをスクロール表示により移行させるステップと、上記スクロール表示中に、さらに上記スクロール操作部の操作を検知することに応じて、表示画像を、スクロール進行先の所定の表示画像に切り換えるステップと、上記所定の表示画像に切り換えた後、検知した最新の操作に応じて表示すべき目標表示画像までをスクロール表示により移行させるステップとを備える。
即ち本発明では、スクロール操作部の操作に応じてスクロール表示を開始した後に、さらにスクロール操作部の操作が検知された場合は、スクロールジャンプ制御として、表示画像を、スクロール進行先の所定の表示画像に切り換えるようにする。これは、例えば1スクロール単位ずつのスクロールを一時的にやめて、xスクロール単位先の状態にまで一気に画像を進行させる処理となる。例えばドットマトリクス型の表示部で1ドットずつのスクロールを行う場合、xドットのスクロールが進行した状態にまで画像を切り換える。xドットのスクロールが進行した状態とは、例えば文字表示でいえば、スクロール方向に、1文字分の所定ドット数に応じた段階数で実行されるスクロールが完了した表示状態などである。
スクロール表示中に、スクロール操作部の操作が検知される場合とは、スクロールを完了する目標表示画像が、より先の画像に変更されたことを意味する。そのため、変更された、より先の目標表示画像に至る前の所定の表示画像(例えば前回のスクロール操作における目標表示画像)に切り換え、その表示画像から最終的な目標表示画像にまでスクロールさせるようにする。
このようにすると、例えば選択画像としてコンテンツを提示しながら、その選択画像をスクロールさせる際などに、次のような動作が実現できる。
例えばユーザーが1行先まで進めることを目的として、1回スクロール操作したときは、現時点の画像から1行分のスクロールが行われる。
ユーザーが2行先まで進めることを目的として、続けて2回スクロール操作したときは、現時点の画像からスクロールが開始された直後の2回目の操作時点で、1行分のスクロールが終了した状態の画像に切り替わり、その後、2行先の画像までの1行分がスクロールされる。
ユーザーが3行先まで進めることを目的として、続けて3回スクロール操作したときは、現時点の画像からスクロールが開始された直後の2回目の操作時点で、1行分のスクロールが終了した状態の画像に切り替わり、またその直後の3回目の操作時点で、2行分のスクロールが終了した状態の画像に切り替わる。そしてその後、3行先の画像までの1行分がスクロールされる。
つまり、何回操作する場合も、最後の操作の時点から1行分のスクロールが行われてスクロールが完了する。
本発明によれば、ユーザーの操作感に合致したスクロールが実現される。これにより、例えばコンテンツデータの選択画像をスクロールさせているときに、ユーザーにとってスクロールが遅すぎると感じたり、或いはユーザーが目的とするコンテンツデータを通り過ぎてスクロールが進行してしまうことも殆どなくなる。従ってスクロールによる視覚的な効果を得た上で、快適な使用感を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明のスクロール表示機能付き電子機器及び表示制御方法の実施の形態として、オーディオ再生装置の例を挙げる。
図1にオーディオ再生装置1の構成例を示す。
このオーディオ再生装置1において、システムコントローラ10は、例えばCPU(Central Processing Unit )により構成され、動作プログラムや操作入力に応じて、オーディオ再生動作や、オーディオ再生に関する表示制御動作のために各部を制御する。
メモリ部11は、システムコントローラ10において実行されるプログラムコードを格納したり、実行中の作業データを一時保管するために使用される。この図の場合、メモリ部11としては、揮発メモリ、不揮発性メモリの双方を含むものとして示している。例えばプログラムを格納するROM(Read Only Memory)、演算ワーク領域や各種一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)、EEP−ROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリを含む。
操作部12は、例えばオーディオ再生装置1のフロントパネルなどに配置される各種操作キーやダイヤル等の操作子を備える。ユーザーは操作部12により、例えばオーディオモード(ソース切換)操作、ボリューム(音量)操作、音質操作、ディスク再生操作、早送り/早戻し操作、頭出し操作等が可能とされる。また、後述するスクロール表示の実行を指示するスクロールキーも設けられている。例えば表示部22で表示内容を上下方向にスクロールさせるための上方スクロール操作、下方スクロール操作のためのスクロールキーが設けられている。
システムコントローラ10は操作部12の操作情報に基づいて、ユーザーが指示した動作が実行されるように制御を行う。
表示部22は、例えばFLD(蛍光表示管)ディスプレイや液晶ディスプレイなどによるフルドットマトリクス型の表示部とされ、表示コントローラ13が表示駆動することで各種の表示を行う。表示コントローラ13は、システムコントローラ10の制御に基づいて、オーディオモード表示、再生や早送りなどの動作を示す表示、スペクトルアナライザ表示、音量レベル表示、再生している曲等のトラックナンバや曲名の表示などを表示部22に実行させる。また後述するスクロール表示として、例えばユーザーが再生させるオーディオコンテンツ(オーディオトラック)を選択するための選択画像をスクロールさせる表示も、システムコントローラ10の制御に基づいて、表示コントローラ13が表示部22に実行させる。
再生出力するオーディオコンテンツのソースとして、ディスク再生部15、HDD16、USB(Universal Serial Bus)インターフェース17を示している。セレクタ18はこれらオーディオコンテンツのソースを選択する回路である。
ディスク再生部15は、例えばCD、DVD等の光ディスクに対する再生装置部、もしくはミニディスク等の光ディスク/光磁気ディスクに対する再生装置部とされる。
ユーザーが操作部12からディスク再生に関する操作を行うことで、システムコントローラ10はディスク再生部15に再生動作を開始させたり、操作に応じた動作(頭出しサーチ等)を実行させる。ディスク再生部15で再生が行われるときはシステムコントローラ10はセレクタ18がディスク再生部15を選択するように制御する。そしてディスク再生部15でディスクから再生されたオーディオデータは、セレクタ18を介してDSP(Digital Signal Processor)14に供給される。
HDD16は、多数のオーディオコンテンツの記録再生を行う部位とされる。ユーザーが操作部12からHDD16の再生に関する操作を行うことで、システムコントローラ10はHDD16に指示して、ユーザーが選択した楽曲等のオーディオコンテンツの再生動作を開始させる。HDD16で再生が行われるときはシステムコントローラ10はセレクタ18がHDD16を選択するように制御する。そしてHDD16で再生されたオーディオデータは、セレクタ18を介してDSP14に供給される。
USBインターフェース17は、USBケーブルで接続された外部機器と通信を行う部位である。このUSBインターフェース17に、例えば固体メモリを内蔵したメモリカードや、図示する用に固体メモリ等を内蔵したオーディオプレーヤ30などが接続されることで、その接続された機器からオーディオコンテンツを転送させ、再生出力を行うことができる。
システムコントローラ10は、ユーザーの操作やUSB接続状況に応じて、USBインターフェース17に外部機器との間のデータ通信を実行させる。またシステムコントローラ10は、ユーザーによって、オーディオプレーヤ30等の接続された外部機器の再生が指示された場合、オーディオプレーヤ30等から読み出されるオーディオコンテンツの再生を実行させる。このように外部機器からのオーディオコンテンツの再生が行われる場合、システムコントローラ10はセレクタ18がUSBインターフェース17を選択するように制御する。そしてUSBインターフェース17により外部機器から入力されたオーディオデータは、セレクタ18を介してDSP14に供給される。
DSP14は、出力するオーディオ信号に対して各種の信号処理を行う。例えばイコライジング、チャンネルデバイド処理、音響効果処理、音量処理などを行う。
DSP14では、各種の音声信号処理を行って、例えばステレオスピーカから出力するオーディオデータを出力する。
各チャンネルのオーディオデータは、D/A変換器19a,19bにおいてアナログ信号に変換された後、それぞれアンプ部20a,20bで増幅され、L、Rのスピーカ21a,21bから音声として出力される。
例えばこのようなオーディオ再生装置1において、表示部22で実行されるスクロール表示動作について説明する。
まずフルドットマトリクス型のディスプレイとされる表示部22を図2で説明する。
図2(a)は、例えばオーディオ再生装置1の筐体上に設けられる表示部22を示している。この表示部22は、例えば縦38ドット×横108ドットのフルドットマトリクス型のディスプレイとされる。
この表示部22上では、例えば図2(b)のように1文字を12ドット×12ドットで表現するものとすると、3行分の文字が表示できるものとされる。即ち、図2(a)に示すように、縦方向に12ドット分の1行目、1ドットのスペース行、12ドット分の2行目、1ドットのスペース行、12ドット分の3行目として、3行の文字表示が可能である。
例えばこの表示部22において、ユーザーが再生等の目的でオーディオコンテンツを選択しようとするときに表示される選択画像の例を図2(c)に示す。
この場合、2行目に選択マーカー101が表示されるとともに、各行に、オーディオコンテンツであることを示す音符マーク102と、オーディオコンテンツの曲名103が表示されている例を示している。
なお、曲名103として表示されるオーディオコンテンツは、ディスク再生部15に装填されているディスクに収録されているオーディオコンテンツであったり、HDD16に記録されているオーディオコンテンツであったり、USBインターフェース17に接続されたオーディオプレーヤ30等に記憶されているオーディオコンテンツである。
これらのオーディオソースにおいて、オーディオコンテンツに曲名データが付加されていれば、システムコントローラ10がそれらの曲名情報を読み込んで表示コントローラ13に与えることで、図2(c)のように、その曲名によりオーディオコンテンツを示すことができる。表示対象となっているオーディオコンテンツに曲名が付加されていなければ、例えば「Track1」「File1」などとして表示すればよい。
図2(c)の表示状態は、選択マーカー101が示す「桜の季節」という曲名のオーディオコンテンツが選択中である状態である。例えばこの図2(c)の表示状態にあるときにユーザーが操作部12の所定の操作子で再生操作を行うと、オーディオ再生装置1は「桜の季節」という曲名のオーディオコンテンツの再生を実行する。
ユーザーが再生させる曲を選択したいときなどは、操作部12におけるスクロールキーの操作を行う。その場合、本例のスクロール表示動作では、選択マーカー101の表示位置は変化せず、音符マーク102及び曲名103が上下にスクロールする。スクロールによって、2行目に位置する曲名のオーディオコンテンツ(つまり選択マーカー101が示す曲名)が選択中となるものとされる。
例えば図22(c)が、再生対象となっているオーディオコンテンツの第1曲目から第3曲目を表示していると仮定するとき、この図22(c)のように第2曲目の「桜の季節」が選択中とされた表示状態のときに、ユーザーがスクロールキー(下方へのスクロールキー)を1回押したとすると、音符マーク102及び曲名103が1行分上方にスクロールして、第3曲目である「STAY」という曲名が2行目に表示される状態となる。
また図22(c)の表示状態にあるときに、ユーザーがスクロールキーを2回押したとすると、音符マーク102及び曲名103が2行分上方にスクロールして、第4曲目の曲名が2行目に表示される状態となる。
つまりシステムコントローラ10は、ユーザーの1回のスクロールキーの操作は、1行分のスクロールの指示、つまり次の曲(又は前の曲)への移行の指示と解釈してスクロール表示を実行させる。
ここで、本例のスクロール動作の特徴を図4,図5、図6で説明する。
図4は、図5,図6で述べる本例の特徴的なスクロール動作との比較のために、従来の通常のスクロール動作を示したものである。
図4に示す画像d200・・・d400は、それぞれ表示部22に図2(c)のように表示される画像であり、特にスクロール過程の表示画像を示している。ここでは、曲名103としては「Track1」「Track2」・・・と表示しているとする。
例えば画像d200は、「Track2」としてのオーディオコンテンツが選択中の状態であるが、この状態でユーザーが2曲分先の曲である「Track4」を選択するために、スクロールキーを2回操作したとする。
ユーザーの1回目のスクロールキーの操作(S1)を検知することで、画像のスクロールを開始させる。そしてこの場合、さらに2回目のスクロールキーの操作(S2)が検知されたことに応じて、2曲先までのスクロールがユーザーに求められたとして、「Track4」までのスクロールを実行させることになる。
すると表示部22では、図のように、画像d200→d201→d202→・・・d212→d300→d301→・・・→d312→d400というようにスクロール表示される。
上記図2のように、1行を12ドット、スペース行を1ドットとすると、1行分のスクロールは13ドット分のスクロールが連続して行われることで完了する。つまりスクロール方向に12ドットの範囲を1文字分とする文字表示を行う場合、12ドット+スペース1ドット分の13ドットだけ表示位置が移動すると、1行のスクロールが完了したことになる。そしてスクロールが、1ドットずつ順次行われるとすると、この場合、13段階、表示される文字の位置がスクロール方向へ移動されることで1行のスクロールが完了する。
例えば画像d201は、画像d200が1ドット分、画面上で上方に移動した画像である。また画像d202は、画像d201が1ドット分、画面上で上方に移動した画像である。このように1ドットずつ画像の移動が行われていく。
そして画像d212は、画像d200から12ドット分のスクロールが行われた時点の画像であり、次の1ドットのスクロールで、1行分のスクロールが完了する。従って次の画像は、画像d300として示すように、「Track3」が中央に位置して選択中となる状態の画像となる。つまり「Track2」から「Track3」への1行分のスクロールが完了した画像である。
またこの場合、さらに画像d300から12ドット分のスクロールが行われた時点の画像が画像d312となり、その次の1ドットのスクロールで、さらに1行分のスクロール、つまり合計2行分のスクロールが完了した画像d400となる。画像d400は「Track4」が中央に位置して選択中となる状態の画像である。
ここで、スクロールを滑らかに表現させることや、スクロール中もユーザーが或る程度表示される曲名103を視認できるようにすることから、1ドット分のスクロールが40msec程度で行われるようにしているとする。
1行のスクロールは13ドット分のスクロールであるため、1行分のスクロールには520msecを要する。図4のように、2行分のスクロールの完了には1040msecを要する。
例えばこのように2行程度のスクロールであれば、さほど使用感は悪化しないが、5曲先、10曲先、20曲先などの曲を選択するためにユーザーが多数回スクロールキーを押した場合は、ユーザーにとって、目的の曲が選択状態となるまで、非常に時間がかかると感じられる。
また、当然個人差もあるが、ユーザーが多数回連続してスクロールキーを押す場合、1秒間に4〜5回の押圧を行うことも通常に行われる。すると、例えば10曲先までのスクロールを求めてユーザーが10回連続操作を行っても、スクロール表示はまだ3曲目〜4曲目先のあたりを進行していることもあり、ユーザーは、10曲先を求めて更に押圧を繰り返してしまうこともある。すると、結果的に10曲先の曲を越えた位置までスクロールが行われてしまう。
このような状態となることで、ユーザーの使用感が悪化することに鑑み、本例では、図5のようなスクロール動作が実行されるようにしている。
図5のように画像d200として「Track2」のオーディオコンテンツが選択中の状態でユーザーが2曲分先の曲である「Track4」を選択するために、スクロールキーを2回操作したとする。
ユーザーの1回目のスクロールキーの操作(S1)を検知することで、システムコントローラ10は表示コントローラ13に指示して表示部22の画像のスクロールを開始させる。そしてこの場合、さらに2回目のスクロールキーの操作(S2)が検知されたことに応じて、システムコントローラ10は、2曲先までのスクロールがユーザーに求められたとして、「Track4」までのスクロールを実行させることになるが、本例の場合、この時点で、目標である「Track4」の1つ前の「Track3」が選択中となる画像に切り換える。即ちスクロールをジャンプさせる。
例えば図のように1回目のスクロールキーの操作(S1)に応じて画像d200→d201とスクロールさせた段階で、2回目のスクロールキーの操作(S2)を検知したら、その時点でシステムコントローラ10は、スクロールジャンプ処理として、表示部22の表示画像を画像d300に切り換える。つまり図4で述べた画像d202からd212までのスクロールを省略する。そして画像d300に切り換えた後は、画像d301→d302→・・・→d312→d400というように1ドットづつスクロールを実行させる。
また図6には、本例の場合にユーザーが4回続けてスクロールキーを押した場合を示している。
ユーザーの1回目のスクロールキーの操作(S1)を検知することで、システムコントローラ10は表示コントローラ13に指示して表示部22の画像のスクロールを開始させる。つまり画像d200→d201とスクロールを進行させる。
ここで例えば図のように1回目のスクロールキーの操作(S1)に応じて画像d200→d201とスクロールさせた段階で、2回目のスクロールキーの操作(S2)を検知したら、その時点でシステムコントローラ10は、スクロールジャンプ処理として、表示部22の表示画像を画像d300に切り換える。つまりこの時点では、2回の操作によって2曲先の「Track4」が目標とされたとして、その1つ前の「Track3」の選択中の画像d300に切り換える。
さらにその直後に3回目のスクロールキーの操作(S3)を検知したら、その時点でシステムコントローラ10は、スクロールジャンプ処理として、表示部22の表示画像を画像d400に切り換える。つまりこの時点では、3回の操作によって3曲先の「Track5」が目標とされたとして、その1つ前の「Track4」の選択中の画像d400に切り換える。
さらにその直後に4回目のスクロールキーの操作(S4)を検知したら、その時点でシステムコントローラ10は、スクロールジャンプ処理として、表示部22の表示画像を画像d500に切り換える。つまりこの時点では、4回の操作によって4曲先の「Track6」が目標とされたとして、その1つ前の「Track5」の選択中の画像d500に切り換える。
このように画像d500まで、操作に応じてスクロールジャンプを行う。そして画像d500に切り換えた後は、画像d501→d502→・・・→d512→d600というように1ドットづつスクロールを実行させ、4回の操作に応じた最終的な目標の画像である「Track6」を選択中の画像に至るようにする。
この図5,図6の例のように本例では、スクロール操作に応じてスクロールジャンプが行われて、スクロールが省略される。そして結果としてユーザーから見れば、スクロールキーを最後に押してからは、1行分のスクロールで目標の画像に至ることになる。
仮にユーザーが10回、20回というように、より多数回のスクロールキーの操作を行った場合も同様であり、ユーザーがスクロールキーを最後に押してから1行分のスクロールで目標の画像に至る。
例えばこのようなスクロール表示動作を実現するためのシステムコントローラ10の処理を図3で説明する。これは表示部22に、図2(c)のようなオーディオコンテンツの選択画像を表示しているときに、ユーザーがスクロール操作を行った場合に対応する処理である。
図3のステップF101は、ユーザーのスクロールキーの操作の検知処理を示している。システムコントローラ10は、表示部22にオーディオコンテンツの選択画像を表示させているときにユーザーがスクロールキーを操作したことを検知したら、処理をステップF101からF102に進める。
なお、ユーザーによるスクロールキーの操作態様としては、短押しと長押しがある。1回スクロールキーをふつうに押す操作は短押しであり、一方、或る時間以上継続して押し続ける操作が長押しである。
例えばシステムコントローラ10は、操作部12からスクロールキーの操作情報として「H(Hレベル電圧)」「L(Lレベル電圧)」の情報を受け付けるが、仮にキーが押された場合が「H」であるとすると、操作情報としてのパルス電圧が「H」に立ち上がった時点で、1回のスクロールキーの操作として検知する。従って、ユーザーが複数回連続してスクロールキーを押した場合は、その操作に応じて、パルス電圧が「H」「L」「H」「L」・・・と繰り返されることになるが、「L」から「H」に立ち上がるたびに、ユーザー操作を検知することになる。
一方、パルス電圧として「H」が継続される場合(「L」に落ちない場合)は、例えば500msec毎にパルス電圧「H」を確認して、長押し状態であることを検知する。
このようにすると、例えばユーザーが500msec以上押し続けた場合が長押しとなり、それより短い期間で押すことが短押しとなる。
そして、この場合、短押し操作の場合、500msec以内に複数回操作されることがある。また長押しは500msec単位で操作が継続しているか否かが判断される。
まず、ユーザーが短押しを行った場合を想定して図3の説明を続ける。
ステップF101でユーザーのスクロールキーの操作を検知してステップF102に進むと、システムコントローラ10は、まずスクロール完了時の画像である目標表示画像DSFを作成する。
ユーザー操作前の時点で、図4、図5、図6に示した、「Track2」が選択中の画像d200を表示させていたとした場合、1回のスクロールキーの操作によっては、次の曲に進めることになるため、「Track3」を選択中とする画像d300が、この時点での目標表示画像DSFとして生成されることになる。システムコントローラ10は、目標表示画像DSFとして画像d300を生成し、例えばメモリ部11に記憶する。
次にステップF103で、システムコントローラ10は目標表示画像DSFまでの1行(13ドット分)のスクロールを開始するため、まず1ドットのスクロール制御を行う。つまり現時点の表示画像(例えば画像d200)を1ドット分スクロールアウトさせ、また目標表示画像DSF(例えば画像d300)を1ドット分スクロールインさせる。システムコントローラ10が、このような制御を表示コントローラ13に対して行うことで、表示部22には画像d201が表示される状態となる。
ステップF104では、スクロール中に再度ユーザーがスクロールキーの操作を行うか否かを検知する。
ユーザーの更なる操作を検知していない場合は、システムコントローラ10はそのままステップF105に進み、12ドットのスクロールが完了したか否かを判断し、完了していなければステップF103に戻る。
またシステムコントローラ10は、ステップF105で12ドット分のスクロール完了と判断したら、ステップF105に進んで、目標表示画像DSFを表示させてスクロールを終了させる。
従って、例えばユーザーが、ステップF101で検知された1回の操作しか行わなかった場合を考えると、ステップF103→F104→F105→F103・・・の処理が繰り返されていき、ステップF103で1ドット分づつスクロールされることで、表示部22の画像は図4の画像d202→d203→d204・・・と進んでいくことになる。つまりユーザーには表示画像がスクロールされているように視認される。
なお、ステップF103の1ドットスクロール制御が繰り返し行われることで、表示画面上でスクロールが進行していくわけであるが、このステップF103の処理は、例えば40msec間隔で行われるようにすることで、滑らかでかつ表示内容の視認性の良いスクロール表示が実現される。
ステップF103の処理が繰り返されていき、12ドット分のスクロールが行われて画像d212の状態となった時点で、システムコントローラ10はステップF105で12ドット分のスクロール完了と判断し、ステップF107に進む。そしてシステムコントローラ10は、ステップF107で、目標表示画像DSFである画像d300を表示させるように制御し、表示部22に画像d300が表示された状態で図3の処理を終える。
つまり、これはユーザーが1回スクロールキーを押したことにより、例えば画像d200から画像d300までの1行分(13ドット分)のスクロールが例えば520msec程度をかけて通常に行われた場合である。
一方、システムコントローラ10は、ステップF104でユーザーのスクロールキーの操作を検知した場合は、ステップF106で、その時点での目標表示画像DSFを表示部22に表示させ、ステップF102に戻る。そしてステップF102で新たに目標表示画像DSFを生成する。
これが、例えば図5,図6のようなスクロールジャンプを伴うスクロール制御となる。
例えば図5の例に沿って述べる。
ユーザーが、2回連続してスクロールキーを押したとする。システムコントローラ10は、まず1回目の操作に応じてステップF101からF102に進み、この時点で目標表示画像DSFを生成する。例えば現時点の表示が画像d200の場合、この時点では最初の1回の操作を検知しているのみであるので、目標表示画像DSFとして画像d300を生成する。そしてステップF103で1ドット分のスクロール制御を行い、スクロール表示を開始させる。
この後、システムコントローラ10はステップF105で12ドット分のスクロール完了と判断するまで、ステップF103の処理を繰り返していくわけであるが、ユーザーが連続して2回の操作を行った場合、ある時点でステップF104でユーザーのスクロールキーの操作が検知されることになる。
その場合システムコントローラ10は、ステップF106に進み、目標表示画像DSFを表示させる。例えば図5のように、1ドットスクロールを行った画像d201が表示されているときに、2回目のユーザーのスクロールキーの操作が検知されたら、その時点での目標表示画像DSFである画像d300を表示部22に表示させることになる。これにより表示部22では、画像d200→d201→d300と進行することになる。つまり画像d201からd300までスクロールジャンプが行われる。
そしてシステムコントローラ10はステップF102に戻って、新たに目標表示画像DSFを生成する。この場合、ユーザーの2回目の操作に応じた目標であるため、最初の画像d200から2行分進んだ画像d400を目標表示画像DSFとする。そしてステップF103に進んで1ドット分スクロールが行われ、さらに操作が検知されなければ、ステップF103が繰り返されることで、図5のように画像d300→d301→d302・・・とスクロール表示が実行されることになる。
その後、12ドット分のスクロールが行われて画像d312の状態となった時点で、システムコントローラ10はステップF105で12ドット分のスクロール完了と判断し、ステップF107に進む。そしてシステムコントローラ10は、ステップF107で、目標表示画像DSFである画像d400を表示部22に表示させるように制御し、図3の処理を終える。
このようにして、図5のようなスクロール表示が行われることになり、つまり、これはユーザーが最後のスクロール操作(この場合2回目の操作)が行われた時点から、画像d300から画像d400までの1行分(13ドット分)のスクロールが例えば520msec程度をかけて行われるものとなる。
ユーザーが連続して3回以上、スクロールキーの操作を行った場合も同様であり、操作が検知される毎に、システムコントローラ10はステップF104→F106→F102と進むことで、スクロールジャンプとして操作時点の目標表示画像DSFを表示させ、またあらたな目標表示画像DSFを生成して、その目標表示画像DSFに向かうスクロールを実行させる。これにより図6のような表示も行われることになる。
以上のような処理が行われることで、図5,図6の例のように、ユーザーがスクロールキーを連続押しした場合、スクロールジャンプによって、スクロール過程の画像が省略され、最後の1行分のみが通常どおりスクロールされてスクロールが完了される。
この結果、ユーザーから見れば、何回操作を行ったとしても、スクロールキーを最後に押してから、例えば520msec程度をかけた1行分のスクロールで目標の画像に至ることになる。これにより、スクロールによる表示上の美観を維持した上で、ユーザーの操作感に合致するものとなる。つまりユーザーにとって画面進行が遅すぎると感じることもなく、また最後の操作の直ぐ後にその最後の操作にかかる目標の画像が表示されるため、余分にスクロールキーを押してしまうと行ったこともない。
このようにユーザーの操作感とスクロールが一致することで、例えば所望の楽曲を選択する場合などにおける使用性は非常に向上される。
特にスクロールは、例えば1ドット40msecで、ユーザーが文字視認可能な速さとされるため、曲名を確認しながらスクロールキーの操作を行うこともでき、目的の曲を探すことも容易である。
目的の曲が何曲先かわからない場合でも、ユーザーは、短押しを繰り返し、目的の曲が表示部22の3行目に現れた段階で操作をやめれば、その時点から目的の曲が2行目に表示されるまでスクロールされて、目的の曲が選択中の状態になる。
ところでシステムコントローラ10が図3の処理を行うことにより、ユーザーがスクロールキーを長押しした場合は、スクロール表示が通常に進行するように視認される表示状態となる。
例えば画像d200が表示されている状態でユーザーがスクロールキーの長押しを開始すると、その操作開始時点で、システムコントローラ10はステップF101で操作を検知し、ステップF102で画像d300を目標表示画像DSFとする。そしてステップF103以降で1ドットづつスクロール制御する。
上記のように長押しの場合、システムコントローラ10は500msec毎に操作が継続されているか否かを確認する。従って、次にステップF104でシステムコントローラ10がユーザーの操作を検知するのは約500msec後の時点となる。
ここで、処理がステップF103→F104→F105→F103・・・として進行してステップF103が繰り返される処理が40msec間隔であるとすると、最初にステップF103でスクロール制御を開始してから500msec後となるまでの間には、ステップF103が12回行われることになる。つまり500msec後に操作が検知される時点は、既に図4の画像d201から画像d212までのスクロールが行われた時点である。
システムコントローラ10が、この500msec後の時点で操作を検知してステップF106に進むと、システムコントローラ10は目標表示画像DSFである画像d300を表示させることになるが、これは表示部22において画像d212から画像d300に切り換えられるものであって、ユーザーから見れば、通常の1ドット分のスクロール処理に視認される。
その後、システムコントローラ10はステップF102に戻って、今度は画像d400を目標表示画像DSFとし、ステップF103に進むが、さらに次の500msec後の時点でユーザー操作を検知するまでに、システムコントローラ10はステップF103の処理を12回実行している。つまり表示部22では画像d300から画像d312まで、通常にスクロール表示が実行される。そして操作検知の時点でシステムコントローラ10が目標表示画像DSFである画像d400に切り換えるため、ユーザーから見れば、通常に画像d312から画像d400に1ドット分スクロールが進んだ状態に視認される。
そして、システムコントローラ10はステップF102に戻って、今度は画像d500を目標表示画像DSFとし、ステップF103に進むことで、スクロール表示が継続される。
もし、ユーザーが画像d400からのスクロールの途中でスクロールキーの押圧をやめたとすると、次の500msec後の時点ではユーザー操作は検知されない。従ってシステムコントローラ10はステップF105で12ドット分のスクロール完了するまでスクロール処理を継続し、12ドット分のスクロールが完了したらステップF107で、その時点での目標表示画像DSFである画像d500を表示させて処理を終える。
このように、ユーザーが長押しを行った場合は、図4に示したようにスクロールが通常に進行していくように視認されることになり、長押しを終えた時点で、表示画像がそのときの目標表示画像DSFに達した状態でスクロールが終了される。
従ってユーザーが、画像d200が表示されている状態から、「Track5」を選択中とする画像d500まで、長押しによりスクロールさせたい場合は、表示部22の3行目に「Track5」が見えた段階で長押しを終えればよい。
このように長押しの場合は、通常にスクロールが進行するようにされることも、ユーザーにとって感覚的に操作に合致したスクロール表示となる。
以上、オーディオ再生装置を例に挙げて実施の形態を説明してきたが、本発明は実施の形態の例に限らず、多様な変形例が考えられる。
まず、オーディオ再生装置として実施する場合、据置型オーディオプレーヤ、携帯型オーディオプレーヤなど、各種の機器に本発明を適用できる。
また、ビデオコンテンツを再生するビデオプレーヤに本発明を適用し、例えば再生するビデオコンテンツの選択のための表示で、上記のようなスクロール制御を行うことも考えられる。
またデジタルスチルカメラで本発明を適用し、例えば写真データ(静止画データ)の選択のために上記のようなスクロール制御を行うことも考えられる。
また写真データや動画コンテンツデータの場合、その名称等の一覧表示をスクロールさせるだけでなく、例えばサムネール画像をスクロールさせる場合に、本発明を適用してもよい。
また、携帯電話機等において、電子メールアドレスや電話番号の選択のための表示において、本発明のスクロール制御を適用することもできる。
本発明の実施の形態のオーディオ再生装置にブロック図である。 実施の形態の表示部の説明図である。 実施の形態のスクロール表示処理のフローチャートである。 通常のスクロール表示の説明図である。 実施の形態のスクロールジャンプを伴うスクロール表示の説明図である。 実施の形態のスクロールジャンプを伴うスクロール表示の説明図である。
符号の説明
1 オーディオ再生装置、10 コントローラ、11 メモリ部、12 操作部、13 表示コントローラ、14 DSP、22 表示部

Claims (7)

  1. 表示部と、
    上記表示部での表示画像のスクロールを指示するスクロール操作部と、
    上記スクロール操作部の操作を検知することに応じて、上記表示部で、現在の表示画像から、検知した操作に応じて表示すべき目標表示画像までをスクロール表示により移行させるスクロール制御を行うとともに、上記スクロール表示中に、さらに上記スクロール操作部の操作を検知することに応じて、表示画像を、スクロール進行先の所定の表示画像に切り換えるスクロールジャンプ制御を行い、該スクロールジャンプ後の表示画像から、検知した最新の操作に応じて表示すべき目標表示画像までをスクロール表示により移行させるスクロール制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とするスクロール表示機能付き電子機器。
  2. 上記制御部は、上記スクロール操作部の操作を検知することに応じて、その操作に応じた上記目標表示画像を生成すると共に、
    上記スクロール表示中の上記スクロール操作部の操作の検知に応じて実行する上記スクロールジャンプ制御で切り換えるスクロール進行先の所定の表示画像とは、前回のスクロール操作部の操作の検知に応じて生成した上記目標表示画像であることを特徴とする請求項1に記載のスクロール表示機能付き電子機器。
  3. 上記制御部は、コンテンツソースから再生できるコンテンツデータの選択画像を上記表示部に表示させ、上記スクロール操作部の操作の検知に応じて、上記選択画像をスクロール表示させることを特徴とする請求項1に記載のスクロール表示機能付き電子機器。
  4. 上記表示部は、上記選択画面として、複数のコンテンツデータを提示する画像を表示させることを特徴とする請求項3に記載のスクロール表示機能付き電子機器。
  5. 上記制御部は、上記スクロール操作部が継続操作された場合は、スクロール表示が通常に進行するように視認される表示状態とする制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のスクロール表示機能付き電子機器。
  6. 上記表示部はドットマトリクス方式のディスプレイを備えた表示部であって、スクロール方向に所定ドット数の範囲を1文字分とする文字表示を行うものとされ、
    上記制御部は、上記スクロール制御として、上記表示部に表示された文字の表示位置を、上記所定ドット数に応じた段階数で順次スクロール方向に移動させる制御を行い、
    更に上記制御部は、上記スクロールジャンプ制御として、上記所定ドット数に応じた段階数を経ずに、上記所定ドット数に応じた段階数のスクロールが完了した状態の文字表示状態とする制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のスクロール表示機能付き電子機器。
  7. 表示部と、
    上記表示部での表示画像のスクロールを指示するスクロール操作部と、
    を備えたスクロール表示機能付き電子機器における表示制御方法として、
    上記スクロール操作部の操作を検知することに応じて、上記表示部で、現在の表示画像から、検知した操作に応じて表示すべき目標表示画像までをスクロール表示により移行させるステップと、
    上記スクロール表示中に、さらに上記スクロール操作部の操作を検知することに応じて、表示画像を、スクロール進行先の所定の表示画像に切り換えるステップと、
    上記所定の表示画像に切り換えた後、検知した最新の操作に応じて表示すべき目標表示画像までをスクロール表示により移行させるステップと、
    を備えたことを特徴とする表示制御方法。
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