JP2008014914A - 光ファイバ干渉計の動作検証装置、およびoct装置 - Google Patents

光ファイバ干渉計の動作検証装置、およびoct装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で迅速且つ正確に光ファイバ干渉計の動作検証を行い、OCT装置における診断ミスを軽減する。
【解決手段】OCT装置2のプロセッサ部11は、プローブ10の先端が嵌入される嵌入穴50、および信号光L1を反射させるミラー51が複数埋設された移動体52を有する検証部27と、信号光L1のミラー51への光路長が変化するように、プローブ10に対して移動体52をプローブ10の軸方向に沿って移動させるラックギヤ56、ピニオンギヤ58、およびステッピングモータ57と、移動体52を移動させた際の、ミラー51で反射された信号光L1の反射光L2の強度を検出する光検出部25と、光検出部25の検出結果に基づいて、信号光L1が正常に出射されているか否かを判定する判定部28とを備える。判定部28で異常と判定された場合は、警告ランプ35が点灯され、術者にその旨が報知される。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ干渉計の動作検証装置、およびOCT装置に関する。
光ファイバ干渉計を応用した機器として、OCT(Optical Coherence Tomography)装置が実用化されている(特許文献1および2参照)。OCT装置は、SLD(Super Luminescent Diode)などの光源から発せられた低コヒーレンス光を、信号光として被検体の被観察部位に照射するためのプローブ、および、被観察部位で反射された信号光の反射光と、参照光との合波光に含まれる干渉光の強度を測定し、これに基づいて光断層画像を生成するプロセッサ部からなる。
特開2002−148185号公報 特開2006−026015号公報
プローブの先端には、レンズやミラー、プリズムなどの光学系が配されているが、この光学系が故障して信号光の焦点位置や出射角がずれたりなどすると、光断層画像の画質が劣化し、正確な診断を行うことができなくなる。しかしながら、特許文献1および2に記載の発明では、この問題への対策がなされておらず、診断ミスを引き起こすおそれがあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、簡単な構成で迅速且つ正確に光ファイバ干渉計の動作検証を行うことができる光ファイバ干渉計の動作検証装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、診断ミスを軽減することができるOCT装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、被検体の被観察部位に信号光を照射するとともに、前記被観察部位からの反射光を受光するための光学系が先端に配されたプローブを有する光ファイバ干渉計の動作検証装置であって、前記プローブの先端が嵌入される嵌入穴、および前記信号光を反射させる反射部材が設けられた検証部と、前記信号光の前記反射部材への光路長が変化するように、前記プローブと前記反射部材とを相対的に移動させる移動手段と、前記移動手段で前記プローブと前記反射部材とを相対的に移動させた際の、前記反射部材で反射された前記信号光の反射光の強度を検出する光検出手段と、前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記信号光が正常に出射されているか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
前記反射部材は、前記プローブの軸方向に亘って、前記光路長が段階的に異なるように設けられており、前記移動手段は、前記プローブと前記検証部とを、前記軸方向に沿って相対的に移動させるこが好ましい。
あるいは、前記反射部材は、前記プローブの周方向に亘って、前記光路長が段階的に異なるように設けられており、前記移動手段は、前記プローブと前記検証部とを、前記周方向に沿って相対的に移動させることが好ましい。
前記反射部材は、その反射面が、前記信号光の光軸に対して直交するように配されていることが好ましい。
前記判定手段は、前記光検出手段で検出された前記反射光の強度の最大値と、予め設定された閾値とを比較し、前記最大値が前記閾値よりも大きい場合は正常、前記最大値が前記閾値よりも小さい場合は異常と判定することが好ましい。
前記反射部材で反射された前記信号光の反射光の強度を前記光検出手段で検出している際に、参照光を前記反射光に合波される前に遮光する遮光手段を備えることが好ましい。
前記判定手段の判定結果を表示する表示手段を備えることが好ましい。
また、本発明は、被検体の被観察部位に信号光を照射するとともに、前記被観察部位からの反射光を受光するための光学系が先端に配されたプローブ、および、前記反射光と参照光との合波光に含まれる干渉光の強度に基づいて、前記被観察部位の光断層画像を生成するプロセッサ部を有するOCT装置において、請求項1ないし7のいずれかに記載の光ファイバ干渉計の動作検証装置が組み込まれていることを特徴とする。
本発明の光ファイバ干渉計の動作検証装置によれば、プローブの先端が嵌入される嵌入穴、および信号光を反射させる反射部材が設けられた検証部と、信号光の反射部材への光路長が変化するように、プローブと反射部材とを相対的に移動させる移動手段と、移動手段でプローブと反射部材とを相対的に移動させた際の、反射部材で反射された信号光の反射光の強度を検出する光検出手段と、光検出手段の検出結果に基づいて、信号光が正常に出射されているか否かを判定する判定手段とを備えるので、簡単な構成で迅速且つ正確に光ファイバ干渉計の動作検証を行うことができる。
また、本発明のOCT装置によれば、請求項1ないし7のいずれかに記載の光ファイバ干渉計の動作検証装置が組み込まれているので、診断前に信号光が正常に出射されているか否かを判定することができる。したがって、診断ミスを軽減することができる。
図1において、OCT装置2は、プローブ10と、プロセッサ部11と、モニタ12とを備えている。プローブ10は、電子内視鏡13に設けられた鉗子チャネル14に挿通される略円筒状の被覆管15を有し、この被覆管15が電子内視鏡13の挿入部13aを介して被検体16内に挿入される。
被覆管15には、光ファイバ17が貫通されている。光ファイバ17の先端部、すなわちプローブ10の先端部には、レンズ18が設けられており、レンズ18のさらに先端部には、ミラー19が設けられている。光ファイバ17、レンズ18、およびミラー19は、被覆管15内に固定されて組み込まれている。
レンズ18は、光ファイバ17から出射された信号光L1を集光するとともに、被検体16の被観察部位20から反射された信号光L1の反射光L2を光ファイバ17に導光させる。ミラー19は、信号光L1および反射光L2を直角に反射させる。なお、レンズ18およびミラー19は、光学系を構成している。
被覆管15の根本部分には、被覆管15を周方向に回転、および軸方向にスライド移動させる走査機構21が取り付けられている。走査機構21は、コントローラ(図示せず)に接続され、コントローラの制御の下に被覆管15をスライド移動および回転移動させて、信号光L1によるラジアル走査を行わせる。
プロセッサ部11は、光源部22、ファイバカプラ23、参照光反射系24、光検出部25、画像生成部26、検証部27、および判定部28などからなる。光源部22は、低コヒーレンス光L0を発する。
ファイバカプラ23は、低コヒーレンス光L0を信号光L1と参照光L3とに分岐し、また、反射光L2と参照光L3とを合波し、合波光L4を得る。ファイバカプラ23は、光ファイバ29aで光源部22と、光ファイバ29bで光検出部25と、光ファイバ30aで参照光反射系24と、光ファイバ30bでプローブ10と、それぞれ繋がれている。なお、光ファイバ29a、29b、30a、30bには、シングルモード型光ファイバが用いられている。
参照光反射系24は、レンズ31と、ミラー32と、駆動部33と、シャッタ34とからなる。レンズ31は、光ファイバ30aから出射された参照光L3を平行光にしてミラー32に照射するとともに、ミラー32で反射された参照光L3を集光して光ファイバ30aに導光させる。駆動部33は、ミラー32を図の水平方向に移動させ、参照光L3の光路長を変化させる。シャッタ34は、詳しくは後述するように、プローブ10の動作を検証する際に閉じられる。
光検出部25は、干渉光の強度を検出する。そして、この強度の検出結果を画像生成部26に出力する。画像生成部26は、光検出部25からの干渉光の強度に基づいて、光断層画像を生成する。そして、生成した光断層画像をモニタ12に出力する。
図2に示すように、検証部27は、プローブ10の先端が嵌入される嵌入穴50と、内部に複数のミラー51が埋設された移動体52とを有する。嵌入穴50は、例えば、プロセッサ部11の前面から内部に向けて突設された円柱53内に穿たれており、その一端は、プロセッサ部11の前面に開口している。
嵌入穴50には、クリックストップ機構などの抜け止め機構(図示せず)が設けられている。この抜け止め機構により、円柱53の軸方向に水平なA方向に押し込まれたプローブ10が図示する位置に固定され、A方向と反対のB方向にプローブ10が引っ張られたときに、固定が解除されてプローブ10が嵌入穴50から抜かれる。
移動体52は、円柱53が挿通される挿通穴54が中心に穿たれた円筒状をしており、プロセッサ部11の内部に形成された空間55内に収容されている。移動体52、および円柱53は、信号光L1を透過する材料、例えば、透明プラスチックなどからなる。
移動体52の上部には、ラックギヤ56が取り付けられている。ラックギヤ56は、ステッピングモータ57により回転駆動されるピニオンギヤ58に噛合している。また、ラックギヤ56に対向する移動体52の下部には、ガイド突起59が形成されている。ガイド突起59は、空間55を構成する面に穿たれたガイド溝60に嵌合している。ラックギヤ56、ガイド突起59、およびガイド溝60は、A、B方向に水平に設けられている。
ミラー51は、それぞれ直径が僅かに異なる円環状をしており、直径が大きい方から順にA方向からB方向に掛けて隙間なく並べられている。また、ミラー51は、移動体52の中心にその中心が一致しており、反射面51aが信号光L1の光軸に対して直交している。ミラー51は、光ファイバ17からレンズ18、ミラー19を経て出射された信号光L1を反射させ、この反射光L2をミラー19、レンズ18を経て再び光ファイバ17に導光させる。
ステッピングモータ57が駆動してピニオンギヤ58が回転駆動されると、移動体52は、ラックギヤ56により、ガイド溝60に沿ってA、B方向、すなわちプローブ10の軸方向に沿って空間55内を移動する。ステッピングモータ57は、ミラー51の一個一個が信号光L1を反射する位置で停止するように、移動体52の移動を制御する。
光検出部25は、ステッピングモータ57により移動体52が停止する毎に、ミラー51で反射された信号光L1の反射光L2の強度を検出し、この検出結果を判定部28に出力する。
上記のようにして光検出部25で検出された反射光L2の強度は、例えば、図3に示すような特性となる。すなわち、信号光L1のミラー51への光路長(信号光L1の出射面からミラー51までの距離)が、光学系による信号光L1の焦点位置と一致したときに強度が最大となり、信号光L1のミラー51への光路長が焦点位置よりも大きく(+側)、あるいは小さく(−側)なるにつれて強度が減衰する。
判定部28は、光検出部25で検出した反射光L2の強度の最大値と、予め設定された閾値とを比較する。そして、最大値が閾値よりも大きい場合は、信号光L1の出射状態が正常であると判定する。一方、最大値が閾値よりも小さい場合は、信号光L1の出射状態が異常であると判定する。なお、信号光L1の出射状態が異常となる原因としては、例えば、光学系が故障して信号光L1の焦点位置や出射角がずれた場合、あるいは、光ファイバ17や光ファイバ30bが故障して信号光L1の強度自体が減衰した場合などが考えられる。
判定部28には、警告ランプ35が接続されている。警告ランプ35は、判定部28の判定結果が異常であった場合に点灯し、術者にその旨を報せる。
次に、上記構成を有するOCT装置2において、ラジアル光断層画像を表示する際の動作について説明する。まず、電子内視鏡13の挿入部13aを被検体16内に挿入し、続いてプローブ10を鉗子口14に挿入する。
OCT装置2の電源が投入されると、低コヒーレンス光L0が光源部22から出射される。出射された低コヒーレンス光L0は、光ファイバ29aに導入される。
光ファイバ29aを透過した低コヒーレンス光L0は、ファイバカプラ23により、光ファイバ30b内をプローブ10へと進行する信号光L1と、光ファイバ30a内を参照光反射系24へと進行する参照光L3とに分岐される。
プローブ10に向かった信号光L1は、光ファイバ17を経て、レンズ18で集光されてミラー19で直角に反射され、被観察部位20に照射される。
被観察部位20の所定の深度で反射された信号光L1の反射光L2は、ミラー19、レンズ18を経て、光ファイバ17に導光せしめられる。光ファイバ17に導光された反射光L2は、光ファイバ30bに導光される。
一方、参照光反射系24に向かった参照光L3は、レンズ31を介してミラー32に入射され、ミラー32で反射される。ミラー32で反射された参照光L3は、再度レンズ31を透過して、光ファイバ30aに導光せしめられる。光ファイバ30aに導光された参照光L3と、上述のようにして光ファイバ30bに導光された反射光L2とは、ファイバカプラ23によって合波される。
低コヒーレンス光L0が信号光L1と参照光L3とに分岐された後、ファイバカプラ23に反射光L2が到達するまでの光路長が、ファイバカプラ23に参照光L3が到達するまでの光路長に等しい場合に両光が干渉する。
合波光L4は、光ファイバ29bを伝搬し、光検出部25により検出される。光検出部25では、合波光L4から、干渉光の強度が検出される。この干渉光の強度の検出は、駆動部33によりミラー32がその光軸方向に水平移動されながら行われる。これにより、参照光L3がファイバカプラ23に到達するまでの光路長が変化し、参照光L3と干渉する反射光L2の光路長も変化するため、断層情報を取得する深度も変化する。
上記のようなミラー32の動作により、被観察部位20の表面から所望の深度(例えば、2mm)までの断層情報が取得される。被観察部位20における上記一連の検出が終了すると、走査機構21によって、被覆管16が僅かに回転またはスライド移動され、被観察部位20から僅かにずれた点における所定の深度までの断層情報が、上記同様の手順で取得される。このようにして、走査機構21による微小移動が繰り返されながら、所望の走査範囲の断層情報が取得される。
そして、画像生成部26において、光検出部25での干渉光の強度の検出結果に基づいて、光断層画像が生成され、生成された光断層画像がモニタ12に表示される。
プローブ10の動作検証を行う際には、まず、OCT装置2の電源を投入して、プローブ10の先端部を嵌入穴50に差し込んで固定する。そして、ステッピングモータ57を駆動させてピニオンギヤ58を回転駆動させ、プローブ10の軸方向に沿って、移動体52を空間55内で移動させる。このとき、ステッピングモータ57により、ミラー51の一個一個が信号光L1を反射する位置で停止するように、移動体52の移動が制御される。
そして、ステッピングモータ57により移動体52が停止する毎に、ミラー51で反射された信号光L1の反射光L2の強度が光検出部25で検出され、この検出結果が判定部28に出力される。なお、このとき、シャッタ34が閉じられ、参照光L3は参照光反射系24で遮光される。したがって、光検出部25で検出される反射光L2には、参照光L3は合波されていない。
判定部28では、光検出部25で検出した反射光L2の強度の最大値と、予め設定された閾値とが比較される。最大値が閾値よりも大きい場合は、信号光L1の出射状態が正常であると判定される。一方、最大値が閾値よりも小さい場合は、信号光L1の出射状態が異常であると判定され、警告ランプ35が点灯されて術者にその旨が報知される。
以上説明したように、OCT装置2は、信号光L1のミラー51への光路長が変化するように、移動体52をプローブ10の軸方向に沿って移動させながら、ミラー51で反射された信号光L1の反射光L2の強度を検出し、この検出結果に基づいて、信号光L1が正常に出射されているか否かを判定するので、術者は電源を投入してプローブ10を嵌入穴50に差し込むだけで動作検証を行うことができる。また、異常と判定された場合は、診断を中止してプローブ10を修理に出すなどの対策を講じることができる。
反射面51aが信号光L1の光軸に対して直交するようにミラー51を配するので、ミラー51で反射された反射光L2を、光ファイバ17に確実に導光させることができる。また、ミラー51で反射された反射光L2の強度を検出している際に、シャッタ34を閉じて参照光L3を遮光するので、参照光L3の影響を考慮することなく、信号光L1が正常に出射されているか否かを判定することができる。
上記実施形態では、直径が僅かに異なる円環状をした複数のミラー51が埋設された移動体52を有する検証部27を例に挙げて説明したが、図4に示す検証部70を採用してもよい。検証部70は、検証部27と同様に、プローブ10の先端が嵌入される嵌入穴71と、内部に複数のミラー72が埋設された移動体73とを有する。
移動体73は、移動体52と同様に、嵌入穴71が穿たれた円柱74が挿通される挿通穴75が中心に穿たれた円筒状をしており、プロセッサ部11の内部に形成された空間76内に収容されている。移動体73、および円柱74は、信号光L1を透過する材料、例えば、透明プラスチックなどからなる。移動体73には、中心に回転軸77が軸着されており、回転軸77には、ステッピングモータ78が接続されている。
ミラー72は、移動体73の中心から放射状に等角で延びた八本の直線上に配されており、それぞれ移動体73の中心からの距離が僅かに異なるように、移動体73の中心に関して渦巻き状に配されている。また、ミラー72は、八本の直線に対して反射面72aが直交するように配されている。ミラー72は、ミラー51と同様に、光ファイバ17からレンズ18、ミラー19を経て出射された信号光L1を反射させ、この反射光L2をミラー19、レンズ18を経て再び光ファイバ17に導光させる。
ステッピングモータ78が駆動して回転軸77が回転駆動されると、移動体73は、C、D方向、すなわちプローブ10の周方向に沿って空間76内を回転する。ステッピングモータ78は、ミラー72の一個一個が信号光L1を反射する位置で停止するように、移動体73の移動を制御する。以下、上記実施形態と同様にして、ステッピングモータ78により移動体73が停止する毎に、光検出部25で反射光L2の強度を検出し、判定部28で信号光L1が正常に出射されているか否かを判定する。
上記実施形態では、信号光L1のミラー51、72への光路長を変化させる間隔(ミラー51、72個々の配置間隔)は特に規定していないが、図3に示す特性において、光学系の開口率NAが0.1程度のとき、焦点位置から±0.3mmで強度の減衰が1dB程度となるので、この場合は上記間隔を0.2mmとすれば、信号光L1が正常に出射されているか否かの判定を行うのに充分な反射光L2の強度のデータを得ることができる。また、ミラー51、72の個数や形状、移動体52、73の形状などの検証部27、70の構成は、上記実施形態で特に限定されるものではない。
なお、移動体52、73を移動させる機構としては、上記実施形態のラックギヤ56およびピニオンギヤ58や回転軸77、ステッピングモータ57、78を用いる機構に代えて、ローラやワイヤなどを用いた周知の移動機構を採用してもよい。また、上記実施形態では、プローブ10を嵌入穴50、71に固定して移動体52、73を移動させているが、信号光L1のミラー51、72への光路長が変化すればよく、走査機構21などによって、ミラー51、72に対してプローブ10を移動させてもよい。
また、信号光L1の出射状態の正常・異常を判定する方法としては、上記実施形態のように閾値と比較する方法に代えて、あるいはこれに加えて、ミラー51、72で反射された反射光L2の強度のピーク位置や、強度特性の形状などを元に判定してもよい。
上記実施形態では、警告ランプ35を点灯させて判定結果が異常である旨を術者に報知しているが、警告音や音声ガイドなどで判定結果を報知してもよいし、モニタ12に判定結果を示すメッセージを表示するなどしてもよい。
さらに、プローブ10が嵌入穴50、71に差し込まれたことをセンサなどで検知して、自動的にステッピングモータ57、78を駆動させて動作検証を行うように構成してもよい。
上記実施形態では、ミラー51、72で反射された反射光L2の強度の検出結果を元に動作検証を行う例を挙げて説明したが、図5および図6に示すOCT装置80、90のように、参照光L3の強度の検出結果を元に動作検証を行ってもよい。
図5において、OCT装置80のプロセッサ部81には、参照光反射系24から光ファイバ30aに導光された参照光L3を分岐するファイバカプラ82と、ファイバカプラ82に光ファイバ83を介して接続された光検出部84と、光検出部84の検出結果に基づいて、正常・異常の判定を行う判定部85とが設けられている。
ファイバカプラ82は、ファイバカプラ23に向かう光ファイバ30aと、光検出部84に向かう光ファイバ83とに参照光L3を分岐する。光検出部84は、光ファイバ83からの参照光L3の強度を常時検出し、この検出結果を判定部85に出力する。判定部85は、光検出部84の検出結果に基づいて、参照光反射系24が正常に動作しているか否かを判定する。判定部85で異常と判定された場合は、判定部85に接続された警告ランプ86が点灯され、術者にその旨が報知される。
図6において、OCT装置90のプロセッサ部91には、プロセッサ部81のファイバカプラ82および光検出部84と同様に、参照光反射系24から光ファイバ30aに導光された参照光L3を分岐するファイバカプラ92と、ファイバカプラ92に光ファイバ93を介して接続された光検出部94とが設けられている。
光検出部94には、補正部95が接続されている。補正部95は、光検出部94における参照光L3の強度の検出結果を元に、光検出部25で検出された合波光L4の強度の振幅補正を行う。具体的には、光検出部94における参照光L3の強度の検出結果と、正常時の参照光L3の強度とを比較し、検出結果が正常時の参照光L3の強度となるように適当な補正値を求め、この補正値を用いて上記振幅補正を行う。
このように、参照光L3の強度の検出結果を元に動作検証を行えば、プローブ10を用いて被検体16内の光断層画像を取得している最中でも、動作検証を行うことができる。
なお、上記実施形態では、プローブ10をラジアル走査してラジアル光断層画像を取得する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リニア断層画像や、三次元光断層画像を取得するものに適用することも可能である。例えば、リニア断層画像は、被覆管15を回転させずにスライド移動のみを行うことにより取得される。
上記実施形態では、検証部や判定部などの動作検証に関わる部分を一体的に組み込んだOCT装置を例示して説明したが、動作検証に関わる部分をOCT装置とは別体に構成してもよい。また、本発明は、OCT装置に限らず、光ファイバ干渉計を応用した全ての機器についても、適用することが可能である。
OCT装置の構成を示す概略図である。 検証部の構成を示す拡大断面図である。 反射光の強度の検出結果の一例を示すグラフである。 検証部の別の実施形態を示す拡大断面図である。 参照光の強度の検出結果を元に動作検証を行う例を示す概略図である。 参照光の強度の検出結果を元に動作検証を行う例を示す概略図である。
符号の説明
2、80、90 OCT装置
10 プローブ
11、81、91 プロセッサ部
12 モニタ
16 被検体
18 レンズ
19 ミラー
20 被観察部位
25、84、94 光検出部
27、70 検証部
28、85 判定部
34 シャッタ
35、86 警告ランプ
50、71 嵌入穴
51、72 ミラー
51a、72a 反射面
56 ラックギヤ
57、78 ステッピングモータ
58 ピニオンギヤ
77 回転軸
95 補正部
L0 低コヒーレンス光
L1 信号光
L2 反射光
L3 参照光
L4 合波光

Claims (8)

  1. 被検体の被観察部位に信号光を照射するとともに、前記被観察部位からの反射光を受光するための光学系が先端に配されたプローブを有する光ファイバ干渉計の動作検証装置であって、
    前記プローブの先端が嵌入される嵌入穴、および前記信号光を反射させる反射部材が設けられた検証部と、
    前記信号光の前記反射部材への光路長が変化するように、前記プローブと前記反射部材とを相対的に移動させる移動手段と、
    前記移動手段で前記プローブと前記反射部材とを相対的に移動させた際の、前記反射部材で反射された前記信号光の反射光の強度を検出する光検出手段と、
    前記光検出手段の検出結果に基づいて、前記信号光が正常に出射されているか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴とする光ファイバ干渉計の動作検証装置。
  2. 前記反射部材は、前記プローブの軸方向に亘って、前記光路長が段階的に異なるように設けられており、
    前記移動手段は、前記プローブと前記検証部とを、前記軸方向に沿って相対的に移動させることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ干渉計の動作検証装置。
  3. 前記反射部材は、前記プローブの周方向に亘って、前記光路長が段階的に異なるように設けられており、
    前記移動手段は、前記プローブと前記検証部とを、前記周方向に沿って相対的に移動させることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ干渉計の動作検証装置。
  4. 前記反射部材は、その反射面が、前記信号光の光軸に対して直交するように配されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光ファイバ干渉計の動作検証装置。
  5. 前記判定手段は、前記光検出手段で検出された前記反射光の強度の最大値と、予め設定された閾値とを比較し、
    前記最大値が前記閾値よりも大きい場合は正常、前記最大値が前記閾値よりも小さい場合は異常と判定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光ファイバ干渉計の動作検証装置。
  6. 前記反射部材で反射された前記信号光の反射光の強度を前記光検出手段で検出している際に、参照光を前記反射光に合波される前に遮光する遮光手段を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の光ファイバ干渉計の動作検証装置。
  7. 前記判定手段の判定結果を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光ファイバ干渉計の動作検証装置。
  8. 被検体の被観察部位に信号光を照射するとともに、前記被観察部位からの反射光を受光するための光学系が先端に配されたプローブ、および、前記反射光と参照光との合波光に含まれる干渉光の強度に基づいて、前記被観察部位の光断層画像を生成するプロセッサ部を有するOCT装置において、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の光ファイバ干渉計の動作検証装置が組み込まれていることを特徴とするOCT装置。
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