JP2008014851A - 車両管理システム - Google Patents

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JP2008014851A JP2006187387A JP2006187387A JP2008014851A JP 2008014851 A JP2008014851 A JP 2008014851A JP 2006187387 A JP2006187387 A JP 2006187387A JP 2006187387 A JP2006187387 A JP 2006187387A JP 2008014851 A JP2008014851 A JP 2008014851A
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Abstract

【課題】 通信圏外区域における車載機側の無駄な送受信動作や消費電力を抑制するとともに、効率的な運営が可能な車両管理システムを提供する。
【解決手段】 車両Cに設けられ、電源供給可能な内蔵バッテリ13と、車両情報を記憶するEEPROM11やSRAM12等と、を備える車載機1と、複数の車載機1との間で通信を行い、車載機1側の車両情報を取得して管理するセンタ5と、からなる車両管理システムにおいて、上記通信の不良が発生する駐停車位置(圏外駐車場)を特定する通信不良駐停車位置特定手段(駐車場DB56)と、車両の目的地である上記駐停車位置から所定半径Rの圏内に車両Cが進入したことを検出する圏内進入検出手段(運行管理部53)と、車両Cが圏外駐車場に到達するまでの時間T1を予測する到達時間予測手段(情報管理部54)と、予測時間T1内に通信を実行し、かつ完了する通信制御手段(通信制御部52等)と、を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両に設けられる車載機とセンタが通信を行い、この通信に基づき複数の車載機と使用者の管理を行う車両管理システムの技術分野に関する。
従来技術として、車両共同利用を主目的とした基本的な車両管理システムが知られている(例えば特許文献1参照。)。このシステムにおいては、センタにおいて複数の車両およびその使用者の管理をするため、車両の車載機とセンタとの間で通信制御を行う。また、別の従来技術として、外部ネットワークからのデータが部分的に不完全な状態にあっても、不完全なデータを車両周辺情報等の運転環境データに基づく予測(天候予測、健康不利益予測、危険度予測)によって補い、ナビ制御部および室内環境制御部の機能を発揮させることができる車両の協調制御システムが知られている(例えば特許文献2参照。)。
特開2001−43478号公報 特開2004−184285号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、車両が地下駐車場や屋内駐車場等、通信の不良が発生する区域(以下、通信圏外区域)に駐停車する場合であっても、車両側の端末(車載機)が電波の送受信を停止しないため、車載機のハードワーク、すなわち過剰な処理負荷が発生する。また、これにより車載機の消費電力が大きくなり、内蔵バッテリの電力が無駄に消費されるという問題があった。さらに、車両を共同利用するような場合、現在位置情報(返却駐車場)や返却状態検出等の車両返却に関わる各種情報の送受信が遮断されるため、正規返却および新規貸出を行うことができない。そのため、センタ側での強制返却処理が必要となる、といった問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、通信圏外区域における車載機の無駄な送受信動作や消費電力を抑制できるとともに、効率的な運営が可能な車両管理システムを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明では、車両に設けられ、電源供給可能な内蔵バッテリおよび車両情報を記憶する車載記憶手段を備える車載機と、複数の前記車載機との間で通信を行い、前記車両情報を取得して管理するセンタと、からなる車両管理システムにおいて、前記通信の不良が発生する駐停車位置を特定する通信不良駐停車位置特定手段と、車両の目的地である前記駐停車位置から所定距離の圏内に車両が進入したことを検出する圏内進入検出手段と、前記車両が前記駐停車位置に到達するまでの時間を予測する到達時間予測手段と、前記予測時間内に前記通信を実行し、かつ完了する通信制御手段と、を設けた。
よって、通信圏外区域に車両が駐停車する場合でも、車載機の無駄な送受信動作や消費電力を抑制できるとともに、効率的な運営が可能である。
以下に、本発明の車両管理システムの実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
まず構造を説明する。
図1は車載機の構造の概要と通信網及びセンタの概要を説明する図である。
車載機1は、EEPROM11、SRAM12、内蔵バッテリ13、カード型移動機14、メモリカード15、CPU16、GPSレシーバ17、GPSアンテナ18、電源スイッチ19、リセットスイッチ20、車内LANインターフェース21、アナログ入力部22、車両診断部23、シリアル通信部24を主な構成とし、車両Cに搭載され、移動機2の通信機能を用いて、通信網3を介してセンタサーバ50との通信を行う。
EEPROM11は、CPU16の制御、処理のためのプログラムやデータを記憶する。
SRAM12は、処理等におけるデータ等を一時的に記憶する(11,12で車載記憶手段に相当)。
内蔵バッテリ13は、車両のエンジンが停止している状態でも車載機1が使用できるように電源供給を行う。
カード型移動機14は、通信網3への通信を行なうものであり(車載通信手段に相当)、メモリカード15と別体で車載機1に接続されていてもよく、また、カード型移動機14とメモリカード15を一体の移動機2としてもよい。車両内には、移動機2(カード型移動機14)を接続できるスロットが設けられており、車載機アプリケーションにおいて、移動機2(カード型移動機14)の接続および切断の制御を行うことができる。
メモリカード15は、車両Cを別の車両にしても、データの共有ができるようデータを記憶する。
CPU16は、カード型移動機14を用いた通信の制御、車両との通信の制御、およびデータ演算等を行う。
GPSレシーバ17は、GPSアンテナ18とともにGPSユニットを構成している。GPSレシーバ17は、GPSアンテナ18を介して、車両Cの位置情報等のGPS情報を得る。
電源スイッチ19は、車載機1の電源のON/OFFを操作入力により行う。
リセットスイッチ20は、車載機1のシステムリセットを操作入力により行う。
車内LANインターフェース21は、車両内に設けられているLAN(ローカルエリアネットワーク)との通信を行いデータの入出力を行うインターフェースである。
アナログ入力部22は、車両へ音声等のアナログ出力を行う。
車両診断部23は、車両の自己診断の結果等を入力する。関連のある機器の異常が検出された場合には、その検出結果に対応する動作を行う。
シリアル通信部24は、車両の機器と直接、データ通信を行う。
車載機1が移動機2(カード型移動機14)を介して通信を行う通信網3には、収容局4が設定されており、収容局4は、クローズ接続もしくはオープン接続された専用の通信線により、センタ5のセンタサーバ50と接続されている。
センタ5は、複数の車載機1の管理を行うセンタサーバ50と、図外のメールサーバ、DNS、WWWサーバ等からなる。
センタサーバ50は、主処理部51、通信制御部52、運行管理部53、情報管理部54、および地図DB(データベース)55を有している。センタサーバ50は、車載機1が取得・保有している車両Cの位置等の車両情報を取得し、取得した車両情報を処理し、また車載機1側に指令を出力する。
地図DB55内には、駐車場DB(データベース)56として、通信不良が発生すると予想される場所、位置、または区間(通信圏外区域)における駐停車位置(以下、圏外駐車場)が登録されている(通信不良駐停車位置特定手段に相当)。地図DB55内には地図情報が格納されており、車両Cの現在位置から目的地である圏外駐車場までの経路情報を取得可能である(経路特定手段に相当)。
[通信制御作用]
実施例1の車両管理システムでは、センタ側で、車両の最新位置情報、地図DB情報、および駐車場DB情報を用いて、車両の目的駐停車位置が圏外駐車場であることを把握できた場合、車両側とセンタ側との間で取り決めている電文データ送受信を、車両が圏外駐車場の周囲の所定距離内に入った時点で開始し、所定時間内に実行後、これを完了する。
図2は、車両Cが圏外駐車場を目的地として走行する間の所定時間に、センタ側と車載機側との間で通信を実行し、かつ完了する通信制御の模式図である。
車両Cの走行中、センタサーバ50の運行管理部53は、車載機1から取得した現在位置情報と地図DB55に格納されている地図情報とを照合することにより、車両Cの位置を把握する。地図DB55には、地下駐車場や屋内駐車場等の圏外駐車場が登録されており(駐車場DB56)、運行管理部53は、車両Cが圏外駐車場の周囲の所定半径R(m)内に進入すると、この進入を検知する(圏内進入検出手段に相当)。
センタサーバ50の情報管理部54は、上記進入が検知されたとき、車両Cが圏外駐車場に到達するまでに要するであろう時間T1を予測し、これを指定する(到達時間予測手段に相当)。この時間予測は、車載機1から取得した最新位置情報、地図DB55の情報、目的地である圏外駐車場までの経路情報、および車速等に基づいて行う。例えば、現在位置から圏外駐車場までの走行距離R' を測定し、現在の車速Vで走行した場合に圏外駐車場に到達するまでの時間T1=R'/Vを算出する。
情報管理部54は、車載機1が予測時間T1内で送信できる電文容量、言い換えれば、車両が圏外駐車場に到達するまでに通信可能な通信可能量を予測計算し、これを指定する。例えば、予測時間T1に通信速度BEを乗じて、通信可能量T1・BEを算出する。また、全収録情報、トリガ収録情報、アナログ収録情報等の車両情報のうち、センタ側が必要とするものを適宜指定する。
センタサーバ50の通信制御部52は、車載機1がその時点で取得または保有している車両情報のうち上記指定した情報を、上記指定した通信可能量だけセンタサーバ50に電文で送信するように、車載機1に対して電文で指令を送信する。
一方、車載機1は、センタサーバ50からの指令電文に基づいて、その時点で取得できている各種情報のうち指定された車両情報を、指定された通信可能量だけ、随時センタサーバ50に送信する。車載機1は、センタサーバ50から指定された予測時間T1を超過した場合には、一切のデータ送受信動作を行わない。すなわち、現在時間から予測時間T1が経過するまでの間は、通信量を通信可能量に留めることとする。
なお、圏外駐車場内で車両Cに発生、または車両Cが取得した車両情報があった場合には、これを車載機1が搭載しているメモリカード15に保存しておき、後からセンタ5側が管理者PCにデータ移管等することで、全てのデータを取得することができる。
また、次回発進直後、車両Cが通信可能な圏内区域に入ったときに、上記車両情報を前回未送信データとしてセンタ5側に送信することも可能である。あるいは、センタ5側から未送信データの送信要求電文にて命令することで、取得することも可能とする。
[省電力モード制御処理]
実施例1の車両管理システムでは、圏外駐車場に車両が駐停車する場合、上記通信制御とともに、省電力制御を実行する。図3ないし図8は、センタサーバ50および車載機1において実行される省電力モードのシーケンスである。以下、シーケンスごとに説明する。
[省電力移行条件シーケンス]
図3は、省電力開始条件シーケンスである。
利用状態管理部は、以下の省電力移行条件のいずれか1つ以上が成立したか否かを判定する。
(イ)通信圏外区域(地下駐車場、屋内駐車場等)に車両Cが進入すると予測されること
(ロ)車両Cの電源OFF(2次電池ON)であること
(ハ)周辺機器状態が不変であること
(ニ)収録データの保存が終了していること
(ホ)所定のセンタとの通信が終了していること(省電力条件)
これらの(イ)〜(ホ)のうちいずれか1つ以上の条件が満たされると、センタは、車両C側ユニットを省電力状態に移行させる。
通信制御部52は、電源状態通知信号をカード型移動機14へ送信する。カード型移動機14は、電源状態応答信号を通信制御部52へ送信する。カード型移動機14の電源OFFである場合、通信制御部52は、電源制御要求通知信号を利用状態管理部(センタサーバ50内)へ出力する。利用状態管理部は、次回起動時刻(通常状態復帰時刻)を算出する。
[省電力開始条件判定シーケンス]
図4は、省電力開始条件判定シーケンスである。
(省電力条件)
利用状態管理部は、一定時間、通信制御部52からの受信がない場合、センタとの通信が終了したと判断する。
[省電力移行条件判定シーケンス]
図5は、省電力移行条件判定シーケンスである。
車両状態監視部(センタサーバ50内)は、通信圏外区域に車両Cが進入すると予測される場合、または車両C電源OFF(2次電源ON)を検知した場合、判断・検知結果を利用状態管理部に出力する。
なお、前者の場合、センタサーバ50は、車両Cが圏外駐車場の周囲の所定半径R(m)内に進入すると、上記通信制御の実行を開始し、車両Cが圏外駐車場に到達するまでに要するであろう時間T1を予測する。
利用状態管理部は、上記電源制御要求通知があったとき、一定時間センタからの受信がないとき、または上記判断・検知結果の通知があったとき、省電力への移行可能と判定する。
まず、利用状態管理部は、センサ電源制御要求信号をアナログデータ制御部(センタサーバ50内)に出力する。アナログデータ制御部は、センサ電源OFF指示信号をセンサに出力する。センサ(車両Cに設けられる)は、この信号に基づき、センサ電源をOFFにする。
また、利用状態管理部は、指定データのメモリカード15への保存要求信号を通信記録管理部(センタサーバ50内)へ出力する。通信記録管理部は、メモリカード15へのデータ保存指示信号を、メモリカード15へ出力する。メモリカード15は、この信号に基づき、データを保存する。
なお、GPSによる位置演算、メモリ記憶、移動機2の通信、アナログデータ取得の動作が一度に行われないように、基本的に各モジュールの電源ONをずらしたタイミングで動作させる。例えば、GPSの位置演算中にはメモリ記憶装置の電源を入れる必要がなく、同時に移動機2の通信中にはGPSの位置演算はOFFとする。なお、タスクが一度に起こった場合には、各モジュールも一度に動作させてよい。
[省電力への移行手順シーケンス]
図6は、省電力への移行手順シーケンスである。
(省電力不可の場合)
利用状態管理部は、省電力移行不可と判定したときは、省電力への移行を保留し、この保留を記憶する。なお、利用状態管理部は、再度省電力移行条件を確認し、可能となった時に省電力へ移行する。ただし、通常状態復帰時刻は省電力開始時刻に影響されず、電源制御要求を受けた時が基準となる。
(省電力可の場合)
利用状態管理部は、省電力移行可能と判定したときは、省電力時間を電源時間管理部へ出力する。電源時間管理部(センタサーバ50内)は、次回起動時刻を設定する。
また、利用状態管理部は、収録情報要求信号を通信記録管理部に出力する。通信記録管理部は、収録情報(要求信号)を利用状態管理部に出力する。利用状態管理部は、収録情報(要求信号)を送信用フォーマットに置き換え、収録情報送信指示信号を通信制御部52に出力する。通信制御部52は、収録情報通知信号をカード型移動機14に送信する。カード型移動機14は、収録情報応答信号(=収録情報)を通信制御部52に送信する。通信制御部52は、収録情報を受け取った後、収録情報送信完了信号を利用状態管理部に出力する。
このように省電力モードに入る前に収録情報(車両情報)をセンタ側に送る処理は、圏外駐車場に入るまでに必要な通信を完了させる上記通信制御のうちに含まれており、この処理により、省電力モードの最中または通常状態への復帰制御中に車載機1の側で無駄な送受信動作(ハードワーク)や内蔵バッテリ13の無駄な電力消費が発生することが防止される。
また、利用状態管理部は、収録情報消去要求信号を通信記録管理部に出力する。通信記録管理部は、収録情報消去指示信号をメモリカード15に送信する。メモリカード15は、この信号に基づき、メモリカード15内指定データを消去する。
利用状態管理部は、GPS電源制御要求信号をGPS通信制御部(車載機1内)に出力する。GPS通信制御部は、GPS電源OFF指示信号をGPSユニット17,18へ送信する。GPSユニット17,18は、この信号に基づき、GPS電源をOFFとする。
電源時間管理部(センタサーバ50内)は、電源状態通知指示信号を利用状態管理部に出力する。利用状態管理部は、電文送受信OFF指示信号を通信制御部52に出力する。通信制御部52は、電文送受信OFF通知信号をカード型移動機14に送信する。カード型移動機14は、電文送受信OFF応答信号を通信制御部52に送信する。これにより、カード型移動機14は待機状態となる。通信制御部52は、電文送受信OFF応答信号を利用状態管理部へ出力する。
なお、省電力制御により電文送受信OFF指示信号が出力される前に、上記通信制御における予測時間T1が経過する場合には、時間T1経過後、速やかに利用状態管理部によって電文送受信OFF指示信号が通信制御部52に出力される。この場合、車両管理に必要な送受信はすでに完了していることになる。
利用状態管理部は、メモリカード15電源制御要求信号を通信記録管理部に出力する。通信記録管理部は、メモリカード15電源OFF指示信号をメモリカード15へ送信する。メモリカード15は、この信号に基づき、電源をOFFとする。
また、利用状態管理部は、通信ログ保存要求信号を通信記録管理部に出力する。通信記録管理部は、通信ログ保存指示信号をメモリカード15へ送信する。メモリカード15は、この信号に基づき、通信ログを保存する。
その後、利用状態管理部は、省電力指示信号を省電力制御部(センタサーバ50内)に出力する。この信号に基づき、車両C側ユニットは、省電力モード(省電力状態)に移行する。
[通常状態復帰要因検出シーケンス]
図7は、通常状態復帰要因検出シーケンスである。
以下の要因のうちいずれか1つ以上が成立し、これを省電力制御部が検出すると、通常状態への復帰制御を行う。
(1)車両Cの電源がON
車両Cは電源ON信号を車両状態監視部へ送信する。車両状態監視部は、電源ON信号を省電力制御部へ出力する。
(2)利用者による強制スイッチON、または(3)利用者によるリセット
利用者による強制スイッチON信号またはリセット信号が、省電力制御部に送信される。
(4)定期位置取得時間になった場合、または(5)アナログ定期取得時間になった場合
電源時間管理部は、通常状態復帰時刻となったこと(定期位置取得時間になったこと、またはアナログ定期取得時間になったこと)を検出し、復帰信号を省電力制御部に出力する。
省電力制御部は、上記(1)〜(5)の要因のうちいずれかが1つ以上成立すると、省電力状態から通常状態への復帰指示信号を利用状態管理部に出力する。
利用状態管理部は、上記復帰指示信号を受けると、電文送受信ON指示信号を通信制御部52に出力する。通信制御部52は、電文送受信ON通知信号をカード型移動機14に送信する。カード型移動機14は、電文送受信ON応答信号を通信制御部52に送信する。その後、カード型移動機14は、通常状態に移行する。通信制御部52は、電文送受信ON応答信号を利用状態管理部に出力する。
[センタ接続シーケンス]
図8は、センタ接続シーケンスである。
利用状態管理部は、起動通知用データ入力指示信号および車両状態の確認要求信号を車両状態監視部へ出力する。車両状態監視部は、電源状態確認指示信号を車両Cに送信する。車両Cは、一定時間メッセージを受信できない場合、受信不可信号を車両状態監視部へ出力する。
利用状態監視部は、GPS電源制御要求信号をGPS通信制御部に出力する。GPS通信制御部は、GPS電源ON指示信号をGPSユニットへ送信する。GPSユニットは、この信号に基づき、GPS電源をONとする。
利用状態監視部は、メモリカード15電源制御要求信号を通信記録管理部に出力する。通信記録管理部は、メモリカード15電源ON指示信号をメモリカード15に送信する。メモリカード15は、この信号に基づき、メモリカード15電源をONとする。
利用状態管理部は、センサ電源制御要求信号をアナログデータ制御部に出力する。アナログデータ制御部は、センサ電源ON指示信号をセンサに送信する。
車両状態監視部が、カード型移動機14の電源ON指示信号をカード型移動機14に出力する。これによりカード型移動機14の電源がONとなる。
利用状態管理部は、回線接続指示信号を通信制御部52に出力する。通信制御部52は、回線接続処理信号をカード型移動機14に送信する。カード型移動機14は、応答信号を利用状態管理部に送信する。利用状態管理部は、回線の接続を確認する。
車両状態監視部は、起動通知データを通信制御部52に出力する。通信制御部52は、起動通知信号をカード型移動機14に送信する。通常状態復帰時はリセットとして通知し、センタから設定通知を送信する。パス再接続以外は、リセットと考える。
リセットでない場合は、カード型移動機14は、起動応答信号を通信制御部52に送信する。通信制御部52は、接続完了通知信号を利用状態管理部に出力する。
リセットの場合は、カード型移動機14は、設定通知信号を通信制御部52に送信する。通信制御部52は、設定通知信号を利用状態管理部に出力する。利用状態管理部は、この信号に基づき、設定値を保存する。利用状態管理部は、設定値を保存後、OK信号を通信制御部52に出力する。通信制御部52は、設定応答信号をカード型移動機14に送信する。
以上により、通常利用状態に復帰する。
[本願実施例の効果]
(1)車両Cに設けられ、電源供給可能な内蔵バッテリ13と、車両情報を記憶するEEPROM11やSRAM12等と、を備える車載機1と、複数の車載機1との間で通信を行い、車載機1側の車両情報を取得して管理するセンタ5と、からなる車両管理システムにおいて、上記通信の不良が発生する駐停車位置(圏外駐車場)を特定する通信不良駐停車位置特定手段(駐車場DB56)と、車両の目的地である圏外駐車場から所定半径Rの圏内に車両Cが進入したことを検出する圏内進入検出手段(運行管理部53)と、車両Cが圏外駐車場に到達するまでの時間T1を予測する到達時間予測手段(情報管理部54)と、予測時間T1内に通信を実行し、かつ完了する通信制御手段(通信制御部52等)と、を設けた。
これにより、車両Cが圏外駐車場に到達するまでの予測時間T1内に車両管理に必要な車両情報の授受を完了できる一方、車載機1は、予測時間T1を超過した場合には、一切のデータ送受信動作を行わない。
よって、車載機1が、通信圏外区域において送受信できる可能性が低い電文を懸命に送ろう・受信しようとする状態を回避できるため、車載機1の無駄な動作(ハードワーク)を抑制できると同時に、内蔵バッテリ13の電力消費を低減できる、という第1の効果を有する。
また、車両が通信圏外区域に到着後に未送信となるデータを極力少なくすることができる。よって、車両管理システムの効率的な運営が可能となる、という第2の効果を有する。例えば、車両共同利用(カーシェアリングシステム)に本発明の車両管理システムを適用した場合、車両正規返却に車両側からの送信が必須となる返却電文の代用として、センタ側からの命令電文に基づき送信されたデータを用い、これをセンタ側が受信できた場合に正規返却がなされたものとみなすことができる。したがって、指定駐車場が地下等の立地であった場合も、到着後、正規返却ができた証となる返却要求電文を送信することができず正規返却ができない、さらには新規貸し出しができない状況に陥ることを回避できる。
(2)センタ5は、車載機1に指令を送信して、予測時間T1内に車両情報をセンタ5に送信させ、予測時間T1経過後は車載機1とセンタ5との間の通信を禁止する上記通信制御手段(通信制御部52等)を有することとした。
よって、通信圏外区域において車両Cが駐停車中に、車載機1が独自に圏内、圏外の判断を行ったり、センタサーバ50を探知するために電波を発信したりすることがなくなり、車載機1のハードワークを回避して消費電力を低減することができる、という効果を有する。
(3)センタ5は、車両Cから圏外駐車場までの経路を特定する経路特定手段(地図DB55、駐車場DB56等)と、車載機1から取得した車両情報および上記経路情報に基づき到達時間T1を予測する上記到達時間予測手段(情報管理部54)と、を有することとした。
すなわち、センタサーバ50の情報管理部54は、車載機1から取得した最新位置や車速等の車両情報、および地図DB55等から得られた圏外駐車場までの経路情報に基づいて、車両Cが圏外駐車場に到達するまでの時間T1を予測する。例えば、現在位置から圏外駐車場までの走行距離R' を測定し、現在の車速Vで走行した場合に圏外駐車場に到達するまでの時間T1=R'/Vを算出する。これにより、正確な到達時間を予測することができるため、正確な上記通信制御を行うことができるだけでなく、通信を遮断する前段階において必要な車両情報を確実に得ることができる、という効果を有する。
(4)車載機1は、センタ5のセンタサーバ50との間で通信を行い、車両Cから取り外し可能な車載通信手段(カード型移動機14)と、車載通信手段(カード型移動機14)に指令を出力して、予測時間T1内に車両情報をセンタ5に送信させ、予測時間T1経過後は車載機1とセンタ5との間の通信を禁止する通信制御手段(CPU16等)と、を有することとした。
これにより、1台の車両を複数人で別々に使用する車両共同利用(カーシェアリングシステム)に本発明の車両管理システムを適用した場合であっても、複数人各自が独立した移動機2を用いることにより、上記(1)〜(3)の作用効果を得ることができる。
(他の実施例)
以上、実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
本願は、車両用であるが、その他移動体への利用は容易である。
車載機の構造の概要と通信網及びセンタの概要を説明する図である。 車両Cが通信圏外区域の駐車場を目的地とする場合におけるセンタ側と車載機側との間の通信制御の模式図である。 省電力開始条件シーケンスである。 省電力開始条件判定シーケンスである。 省電力移行条件判定シーケンスである。 省電力への移行手順シーケンスである。 通常状態復帰要因検出シーケンスである。 センタ接続シーケンスである。
符号の説明
1 車載機
11 EEPROM
12 SRAM
13 内蔵バッテリ
14 カード型移動機
15 メモリカード
16 CPU
17 GPSレシーバ
18 GPSアンテナ
19 電源スイッチ
20 リセットスイッチ
2 移動機
3 通信網
4 収容局
5 センタ
50 センタサーバ
51 主処理部
52 通信制御部
53 運行管理部
54 情報管理部
55 地図データベース
56 駐車場データベース

Claims (5)

  1. 車両に設けられ、電源供給可能な内蔵バッテリおよび車両情報を記憶する車載記憶手段を備える車載機と、
    複数の前記車載機との間で通信を行い、前記車両情報を取得して管理するセンタと、
    からなる車両管理システムにおいて、
    前記通信の不良が発生する駐停車位置を特定する通信不良駐停車位置特定手段と、
    車両の目的地である前記駐停車位置から所定距離の圏内に車両が進入したことを検出する圏内進入検出手段と、
    前記車両が前記駐停車位置に到達するまでの時間を予測する到達時間予測手段と、
    前記予測時間内に前記通信を実行し、かつ完了する通信制御手段と、を設けたこと
    を特徴とする車両管理システム。
  2. 請求項1に記載の車両管理システムにおいて、
    前記センタは、
    前記車載機に指令を送信して、前記予測時間内に前記車両情報を前記センタに送信させ、前記予測時間経過後は前記センタとの間の通信を禁止する前記通信制御手段を有すること
    を特徴とする車両管理システム。
  3. 請求項1または2に記載の車両管理システムにおいて、
    前記センタは、
    車両から前記駐停車位置までの経路を特定する経路特定手段と、
    前記車載機から取得した車両情報および前記経路情報に基づき前記到達時間を予測する前記到達時間予測手段と、
    を有すること、を特徴とする車両管理システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両管理システムにおいて、
    前記車載機は、
    前記センタとの間で通信を行い、車両から取り外し可能な車載通信手段と、
    前記車載通信手段に指令を出力して、前記予測時間内に前記車両情報を前記センタに送信させ、前記予測時間経過後は前記センタとの間の通信を禁止する前記通信制御手段と、を有すること
    を特徴とする車両管理システム。
  5. 車両に設けられ、電源供給可能な内蔵バッテリを備え車両情報を記憶する車載機と、
    複数の前記車載機との間で通信を行い、前記車両情報を取得して管理するセンタと、
    からなる車両管理システムにおいて、
    前記通信が不可能な駐停車位置から所定距離内に車両が入ったとき、前記車両が前記駐停車位置に到達するまでの時間を予測し、前記予測した到達時間内に前記通信を実行し、かつ完了すること
    を特徴とする車両管理方法。

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