JP2008014147A - 直列式軸流ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】直列式軸流ファンの第1軸流ファンおよび第2軸流ファンを容易に互いに着脱する。
【解決手段】直列式軸流ファン1において、第1軸流ファン2の第1ハウジング23では、第1排気側フランジ233の4つの角部に第1係止部が設けられており、第2軸流ファン3の第2ハウジング33では、第2吸気側フランジ332の4つの角部に第2係止部が設けられている。第1ハウジング23と第2ハウジング33とが接続される際には、第1ハウジング23と第2ハウジング33とが、中心軸J1に垂直な方向であって第1排気側フランジ233の輪郭の対角線方向において互いにずらして中心軸J1方向に配置され、第1ハウジング23を当該対角線方向に直線的に移動することにより、第1係止部および第2係止部が着脱可能に係止し合う。これにより、直列式軸流ファン1では、第1軸流ファン2および第2軸流ファン3を容易に互いに着脱することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、直列式軸流ファンに関する。
従来より、パーソナルコンピュータやサーバ等の電子機器では、筐体内部の電子部品を冷却するための冷却ファンが設けられており、筐体内部の電子部品の密度上昇に伴って冷却ファンの性能向上が要求されている。特に、サーバ等の比較的大型の電子機器では、静圧が高く、かつ、風量が大きい冷却ファンが求められており、このような冷却ファンの1つとして、所定の中心軸に沿って2つの軸流ファンを接続した直列式軸流ファンが使用されている。
このような直列式軸流ファンにおいて2つの軸流ファンのハウジングを接続する構造として、特許文献1では、第1ファンユニットの四角柱状の框体の接続側の端部において側面に形成された複数の係止溝に、第2ファンユニットの四角柱状の框体の接続側の端部から突出する複数の係止部材を結合する構造が開示されている。特許文献1では、第2ファンユニットを第1ファンユニットに対して軸方向に移動することにより、係止部材が係止溝に押し込まれて両ファンユニットの接続が行われる。また、特許文献1では、第1ファンユニットおよび第2ファンユニットの框体にそれぞれ形成された複数のスルーホールにねじ桿を挿入することにより、2つの框体を結合する構造も開示されている。
特許文献2では、二重反転式軸流送風機の第1の単体軸流送風機の第1のケースにおいて、四角の輪郭形状を有する吐き出し側フランジの4つの角部に当該吐き出し側フランジを貫通する4つの嵌合溝が形成され、第2の単体軸流送風機の第2のケースにおいて、四角の輪郭形状を有する吸い込み側フランジの4つの角部に第1のケース側へと突出する4つのフックが形成される。特許文献2の二重反転式軸流送風機では、4つのフックを4つの嵌合溝に挿入した状態で、第1および第2のケースを相互に回転させることにより、各フックを嵌合溝に係合させて軸方向におけるフックの抜け止めが図られている。
特開2005−16323号公報 特開2004−278371号公報
ところで、直列式軸流ファンでは、一方の軸流ファンに不具合が生じた場合等、2つの軸流ファンの接続を解除して分離するとともに、新たな軸流ファンを他方の軸流ファンに接続する場合がある。あるいは、一旦分離した軸流ファンに対する調整を行った後、再度接続することも考えられる。
しかしながら、特許文献1の係止部材および係止溝による結合では、係止部材の先端部に逆止爪が設けられているため、一旦結合された2つの框体を分離することは容易ではない。さらに、係止溝が四角柱状の框体の側面に設けられているため、気流通路の径が縮小されてしまう。また、ねじ桿による結合構造では、2つの筐体の結合および分離に際して複数のねじ桿を着脱する必要があるため、2つの筐体の着脱を容易に行うことはできない。
特許文献2の係合構造では、2つのケースを回転して結合する際に、両ケースに生じるトルクの偏心により、4つのフックのうちのいずれかに力が集中してしまい、フックが折れてしまう恐れがある。また、フックおよび嵌合溝が、フランジの外側の輪郭と円形の流路開口との間に設けられるため、流路開口を大きくすることができない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、直列式軸流ファンの第1軸流ファンおよび第2軸流ファンを、容易に互いに着脱することを主な目的としている。
請求項1に記載の発明は、直列式軸流ファンであって、第1軸流ファンと、中心軸に沿って前記第1軸流ファンに接続された第2軸流ファンとを備え、前記第1軸流ファンが、前記中心軸を中心として放射状に配置された複数の第1翼を有する第1インペラと、前記中心軸を中心として前記第1インペラを回転することにより前記中心軸方向のエアの流れを発生する第1モータ部と、前記第1インペラの外周を囲む略円筒状の内周面、および、前記第2軸流ファン側の端部に設けられて前記第2軸流ファンとの接続に利用される第1係止部を有する第1ハウジングとを備え、前記第2軸流ファンが、前記中心軸に沿って前記第1インペラに隣接して配置され、前記中心軸を中心として放射状に配置された複数の第2翼を有する第2インペラと、前記中心軸を中心として前記第2インペラを回転することにより前記第1インペラによるエアの流れと同方向のエアの流れを発生する第2モータ部と、前記第2インペラの外周を囲む略円筒状の内周面、および、前記第1軸流ファン側の端部に設けられて前記第1軸流ファンとの接続に利用される第2係止部を有し、前記第1ハウジングの前記第2軸流ファン側の前記端部と輪郭を一致させつつ前記第1ハウジングに接続された第2ハウジングとを備え、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを接続する際に、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを前記中心軸に垂直なスライド方向において互いにずらして前記中心軸方向に配置し、前記第1ハウジングを前記第2ハウジングに対して前記スライド方向に相対的に直線移動することにより、前記第1係止部および前記第2係止部が着脱可能に互いに係止し合う。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の直列式軸流ファンであって、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングが、少なくとも前記中心軸方向の両端部の輪郭が略正方形である略四角柱状の外形を有し、前記第1係止部および前記第2係止部がそれぞれ、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの複数の角部に設けられる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の直列式軸流ファンであって、前記第1係止部および前記第2係止部がそれぞれ、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの全ての角部に設けられる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の直列式軸流ファンであって、前記スライド方向が、前記第1ハウジングの前記第2軸流ファン側の前記端部の輪郭の対角線方向である。
請求項5に記載の発明は、請求項2ないし4のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記第1係止部および前記第2係止部の表面の一部が、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングが組み合わされた略四角柱状の組立体の外側面に含まれる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記第1係止部および前記第2係止部の一方が、他方に向かって突出する突起を備え、前記他方が前記突起が嵌め込まれる凹部を備え、前記突起および前記凹部が、互いに当接するとともに前記スライド方向に対して僅かに傾斜するテーパ面を有する。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの互いに当接する面の一方に前記中心軸方向に突出する微小凸部が形成されており、他方に前記微小凸部と嵌合する微小凹部が形成されている。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記第1ハウジングの前記第2軸流ファン側の前記端部の輪郭と前記第2ハウジングの前記第1軸流ファン側の前記端部の輪郭とが一致する段階で、前記第2ハウジングに対する前記第1ハウジングの前記スライド方向への移動が、前記第1係止部と前記第2係止部との当接により妨げられる。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングが、樹脂による射出成形により形成される。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記第2インペラが、前記第1インペラの回転方向とは反対方向に回転する。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記第1ハウジングの前記第2軸流ファン側の前記端部における内径が、前記第1ハウジングの前記中心軸方向の中央部における内径よりも大きく、前記第2ハウジングの前記第1軸流ファン側の前記端部における内径が、前記第2ハウジングの前記中心軸方向の中央部における内径よりも大きい。
本発明では、直列式軸流ファンの第1軸流ファンおよび第2軸流ファンを、容易に互いに着脱することができる。請求項2および3の発明では、第1ハウジングおよび第2ハウジングの内径を縮小することなく、第1ハウジングおよび第2ハウジングを互いに確実に係止することができる。請求項4の発明では、第1ハウジングと第2ハウジングとの接続の意図しない解除を抑制することができる。請求項5の発明では、第1ハウジングおよび第2ハウジングの内径の縮小を防止することができる。
請求項6の発明では、第1ハウジングおよび第2ハウジングを互いに強固に係止することができる。請求項7の発明では、第1ハウジングと第2ハウジングとの接続強度を適切に設定することができる。請求項8の発明では、第1ハウジングが第2ハウジングに対して誤った向きに取り付けられることを防止することができる。
請求項9の発明では、第1ハウジングおよび第2ハウジングを容易に形成することができる。請求項10および11の発明では、直列式軸流ファンの高静圧化および大風量化を実現することができる。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る直列式軸流ファン1を示す斜視図である。図2は、直列式軸流ファン1を分解して示す斜視図である。直列式軸流ファン1は、例えば、サーバ等の電子機器を空冷するための電動式冷却ファンとして用いられる。図1に示すように、直列式軸流ファン1は、図1中の上側に配置される第1軸流ファン2、および、中心軸J1に沿って第1軸流ファン2に接続された図1中の下側に配置される第2軸流ファン3を備える。図2では、図示の都合上、後述する微小凸部336(図9参照)の図示を省略している。
本実施の形態に係る直列式軸流ファン1は、いわゆる二重反転式軸流ファンであり、図2に示す第1軸流ファン2の第1インペラ21と第2軸流ファン3の第2インペラ31とが互いに反対方向に回転することにより、図1中の上側(すなわち、第1軸流ファン2側)からエアが取り込まれ、下側(すなわち、第2軸流ファン3側)へと送出されて中心軸J1方向のエアの流れが発生する。以下の説明では、中心軸J1方向において、エアが取り込まれる側である図1中の上側を「吸気側」と呼び、エアが排出される側である図1中の下側を「排気側」と呼ぶ。直列式軸流ファン1では、図2に示す第1インペラ21の回転方向と第2インペラ31の回転方向とを反対方向とすることにより、2つのインペラが同方向に回転する直列式軸流ファンに比べて、高静圧化および大風量化を実現することができる。
図3は、直列式軸流ファン1を中心軸J1を含む平面で切断した縦断面図であり、図4は、第1軸流ファン2を吸気側から見た平面図である。図3および図4に示すように、第1軸流ファン2は、中心軸J1を中心として放射状に等ピッチにて配置された複数(本実施の形態では、7枚)の第1翼211を有する第1インペラ21、中心軸J1を中心として第1インペラ21を図2および図4中における時計回りに回転することにより中心軸J1方向のエアの流れ(すなわち、図3中の上側から下側へと向かうエアの流れ)を発生する第1モータ部22、第1インペラ21の外周を囲む第1ハウジング23、および、第1インペラ21の下側において第1モータ部22から中心軸J1を中心として放射状に伸びるとともに第1ハウジング23に接続されて第1モータ部22を支持する複数(本実施の形態では、3本)の第1支持リブ24を備える。第1軸流ファン2では、第1ハウジング23の内側の流路230に第1インペラ21、第1モータ部22および第1支持リブ24が配置される。
図3に示すように、第1モータ部22は、固定組立体であるステータ部221、および、回転組立体であるロータ部222を備え、ロータ部222は、後述する軸受機構を介して中心軸J1を中心にステータ部221に対して回転可能に支持される。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿ってロータ部222側を上側、ステータ部221側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
ステータ部221は、平面視において中心軸J1を中心とする略円環状のベース部2211を備え、ベース部2211は、図3および図4に示すように、複数の第1支持リブ24を介して第1ハウジング23の略円筒状の内周面231に固定されてステータ部221の各部を保持する。ベース部2211は樹脂製であり、同じく樹脂製の複数の第1支持リブ24および第1ハウジング23と共に射出成形により形成される。
図3に示すように、ベース部2211の中央の開口には、ベース部2211から上側(すなわち、ロータ部222側)に突出する略円筒状の軸受保持部2212が固定されている。軸受保持部2212の内側には、軸受機構の一部となる玉軸受2213,2214が中心軸J1方向の上部および下部に設けられる。
ステータ部221は、また、軸受保持部2212の外周に取り付けられる(すなわち、軸受保持部2212の周囲にてベース部2211に取り付けられる)電機子2215、および、電機子2215の下側に取り付けられるとともに電機子2215に電気的に接続されて電機子2215を制御する略円環板状の回路基板2216をさらに備える。回路基板2216は、複数のリード線を束ねたリード線群を介して直列式軸流ファン1の外部に設けられた外部電源に接続される。なお、図3では、リード線群および外部電源の図示は省略している。
ロータ部222は、中心軸J1を中心とする略有蓋円筒状であって磁性を有する金属製のヨーク2221、ヨーク2221の側壁部の内側(すなわち、内側面)に固定されて電機子2215と対向する略円筒状の界磁用磁石2222、および、ヨーク2221の蓋部から下向きに突出するシャフト2223を備える。
シャフト2223は、軸受保持部2212に挿入されて玉軸受2213,2214により回転可能に支持される。第1軸流ファン2では、シャフト2223および玉軸受2213,2214が、中心軸J1を中心にヨーク2221をベース部2211に対して回転可能に支持する軸受機構の役割を果たす。
第1インペラ21は、第1モータ部22のヨーク2221の外側を覆う略有蓋円筒状のハブ212、および、ハブ212の側壁部の外側(すなわち、外側面)から放射状に伸びる複数の第1翼211を備える。ハブ212は樹脂製であり、同じく樹脂製の第1翼211と共に射出成形により形成される。
第1軸流ファン2では、第1モータ部22の回路基板2216を介して電機子2215に供給される駆動電流が制御されて電機子2215と界磁用磁石2222との間で中心軸J1を中心とするトルクが発生することにより、ロータ部222に取り付けられた第1インペラ21の複数の第1翼211が、中心軸J1を中心として図4中における時計回りに回転する。これにより、図3中の上側(すなわち、第1モータ部22のロータ部222側)からエアが取り込まれて下側(すなわち、第2軸流ファン3側)へと送出される。
図5は、第2軸流ファン3を吸気側から見た平面図である。図3および図5に示すように、第2軸流ファン3は、中心軸J1に沿って第1インペラ21に隣接して配置される第2インペラ31を備え、第2インペラ31は、中心軸J1を中心として放射状に等ピッチにて配置された複数(本実施の形態では、5枚)の第2翼311を有する。
第2軸流ファン3は、また、中心軸J1を中心として第2インペラ31を第1インペラ21とは反対方向(すなわち、図5中における反時計回り)に回転することにより第1インペラ21によるエアの流れと同方向のエアの流れ(すなわち、図3中の上側から下側へと向かう中心軸J1方向のエアの流れ)を発生する第2モータ部32、第2インペラ31の外周を囲む第2ハウジング33、および、第2インペラ31の下側において第2モータ部32から中心軸J1を中心として放射状に伸びるとともに第2ハウジング33に接続されて第2モータ部32を支持する複数(本実施の形態では、3本)の第2支持リブ34を備える。
第2軸流ファン3では、第1軸流ファン2と同様に、第2ハウジング33の内側の流路330に第2インペラ31、第2モータ部32および第2支持リブ34が配置される。本実施の形態では、第2支持リブ34の本数が第1支持リブ24(図4参照)の本数と等しくされる。
図3に示すように、第2モータ部32の構成は第1モータ部22の構成と同様であり、ステータ部321、および、ステータ部321の上側(すなわち、吸気側)に配置されてステータ部321に対して回転可能に支持されるロータ部322を備える。
ステータ部321は、複数の第2支持リブ34を介して第2ハウジング33の略円筒状の内周面331に固定されてステータ部321の各部を保持するベース部3211、玉軸受3213,3214が内側に設けられる略円筒状の軸受保持部3212、軸受保持部3212の外周に取り付けられる電機子3215、および、電機子3215の下側に取り付けられるとともに電機子3215に電気的に接続されて電機子3215を制御する略円環板状の回路基板3216を備える。
ベース部3211は樹脂製であり、同じく樹脂製の複数の第2支持リブ34および第2ハウジング33と共に射出成形により形成される。回路基板3216は、複数のリード線を束ねたリード線群を介して直列式軸流ファン1の外部に設けられた外部電源に接続される。
ロータ部322は、金属製のヨーク3221、ヨーク3221の内側面に固定される界磁用磁石3222、および、ヨーク2221から下向きに突出するシャフト3223を備える。シャフト3223は、軸受保持部3212内において玉軸受3213,3214により回転可能に支持される。第2軸流ファン3では、シャフト3223および玉軸受3213,3214が、中心軸J1を中心にヨーク3221をベース部3211に対して回転可能に支持する軸受機構の役割を果たす。
第2インペラ31は、第2モータ部32のヨーク3221の外側を覆う略有蓋円筒状のハブ312、および、ハブ312の外側面から放射状に伸びる複数の第2翼311を備える。ハブ312は樹脂製であり、同じく樹脂製の第2翼311と共に射出成形により形成される。
第2軸流ファン3では、第2モータ部32が駆動されて第2インペラ31の複数の第2翼311が中心軸J1を中心として図5中における反時計回りに回転する。これにより、図3中の上側(すなわち、第1軸流ファン2側)からエアが取り込まれて下側(すなわち、第2支持リブ34側)へと送出される。
直列式軸流ファン1では、図4に示すように、第1ハウジング23が、第1インペラ21の外周を囲む略円筒状の内周面231を有する。また、第1ハウジング23では、図2および図4に示すように、吸気側の端部232、および、排気側の端部233のそれぞれが、平面視において略正方形のフランジとなっている。以下の説明では、第1ハウジング23の吸気側の端部232を、「第1吸気側フランジ232」と呼び、排気側の端部233を、「第1排気側フランジ233」と呼ぶ。第1吸気側フランジ232および第1排気側フランジ233の平面視における輪郭は同形状である。
図2および図4に示すように、第1ハウジング23の第1吸気側フランジ232の4つの角部2321近傍では、第1吸気側フランジ232における第1ハウジング23の内径が、第1ハウジング23の中心軸J1方向の中央部における内径よりも大きくされる。また、第1排気側フランジ233の4つの角部2331近傍でも同様に、第1排気側フランジ233(すなわち、第1ハウジング23の第2軸流ファン3側の端部)における第1ハウジング23の内径が、第1ハウジング23の中心軸J1方向の中央部における内径よりも大きくされる。
第1ハウジング23は、図1および図2中に二点鎖線にて示すように、吸気側および排気側の両端部の輪郭が略正方形である略四角柱状の外形234を有する。ここで、第1ハウジング23の外形234とは、第1吸気側フランジ232および第1排気側フランジ233の略正方形の輪郭を中心軸J1方向にて結ぶことにより形成される仮想的な略四角柱の外側面を意味する。
第2ハウジング33は、図5に示すように、第2インペラ31の外周を囲む略円筒状の内周面331を有する。また、図2および図5に示すように、第2ハウジング33では、第1ハウジング23と同様に、吸気側の端部332、および、排気側の端部333のそれぞれが平面視において略正方形のフランジとなっている。以下の説明では、第2ハウジング33の吸気側の端部332を、「第2吸気側フランジ332」と呼び、排気側の端部333を、「第2排気側フランジ333」と呼ぶ。
図2および図5に示すように、第2ハウジング33の第2吸気側フランジ332の4つの角部3321近傍では、第2吸気側フランジ332(すなわち、第2ハウジング33の第1軸流ファン2側の端部)における第2ハウジング33の内径が、第2ハウジング33の中心軸J1方向の中央部における内径よりも大きくされる。また、第2排気側フランジ333の4つの角部3331近傍でも同様に、第2排気側フランジ333における第2ハウジング33の内径が、第2ハウジング33の中心軸J1方向の中央部における内径よりも大きくされる。
第2吸気側フランジ332および第2排気側フランジ333の平面視における輪郭は、第1吸気側フランジ232および第1排気側フランジ233と同一である。第2ハウジング33は、第2吸気側フランジ332の輪郭を第1ハウジング23の第1排気側フランジ233の輪郭と一致させつつ第1ハウジング23に接続される。第1ハウジング23と第2ハウジング33との接続の詳細については後述する。
第2ハウジング33も、第1ハウジング23と同様に、図1および図2中に二点鎖線にて示すように、吸気側および排気側の両端部の輪郭が略正方形である略四角柱状の外形334を有する。第2ハウジング33の外形334とは、第1ハウジング23の外形234と同様に、第2吸気側フランジ332および第2排気側フランジ333の略正方形の輪郭を中心軸J1方向にて結ぶことにより形成される仮想的な略四角柱の外側面を意味する。
図6は、第1軸流ファン2の斜視図であり、図7は、第2軸流ファン3の斜視図である。図6では、第1ハウジング23の排気側の端面2330(以下、「第1排気側端面2330」と呼ぶ。)が見えるように第1軸流ファン2を描いており、図7では、第2ハウジング33の吸気側の端面3320(以下、「第2吸気側端面3320」と呼ぶ。)が見えるように第2軸流ファン3を描いている。図6および図7では、図示の都合上、後述する微小凹部236および微小凸部336の図示を省略している(図8および図9参照)。
図6に示すように、第1ハウジング23は、第2軸流ファン3側の端部である第1排気側フランジ233の第1排気側端面2330に設けられて第2軸流ファン3との接続に利用される第1係止部235a〜235dを有する。以下の説明では、第1係止部235a〜235dをまとめて、「第1係止部235」と呼ぶ。
また、図7に示すように、第2ハウジング33は、第1軸流ファン2側の端部である第2吸気側フランジ332の第2吸気側端面3320に設けられて第1軸流ファン2との接続に利用される第2係止部335a〜335dを有する。以下の説明では、第2係止部335a〜335dをまとめて、「第2係止部335」と呼ぶ。
図6および図7中の最も奥側の角部2331,3321では、第1係止部235aが第1排気側フランジ233の第1排気側端面2330から第2軸流ファン3側へと突出しており、第2吸気側フランジ332には、第1係止部235aと係合する溝部である第2係止部335aが設けられる。また、図6および図7中の手前側の3つの角部2331,3321では、第2係止部335b〜335dが第2吸気側フランジ332の第2吸気側端面3320から第1軸流ファン2側へと突出しており、第1排気側フランジ233には、第2係止部335b〜335dと係合する溝部である第1係止部235b〜235dが設けられる。
図8は、第1軸流ファン2を排気側から見た底面図であり、図9は、図5と同様に、第2軸流ファン3を吸気側から見た平面図である。第1軸流ファン2および第2軸流ファン3が互いに接続される際には、図8に示す第1軸流ファン2の第1排気側端面2330と図9に示す第2軸流ファン3の第2吸気側端面3320とが互いに当接する。図9に示すように、第2ハウジング33の第2吸気側端面3320では、第2係止部335a,335b,335dのそれぞれの近傍に、中心軸J1方向に突出する微小凸部336が形成されている。また、図8に示すように、第1ハウジング23の第1排気側端面2330では、第1係止部235a,235b,235dのそれぞれの近傍に、第1軸流ファン2と第2軸流ファン3とが接続された際に第2ハウジング33の微小凸部336と嵌合する微小凹部236が形成されている。
図10は、接続途上の第1軸流ファン2および第2軸流ファン3を示す斜視図である。第1軸流ファン2と第2軸流ファン3とが接続される際には、まず、図10に示すように、第1ハウジング23と第2ハウジング33とが、中心軸J1に垂直な方向であって第1排気側フランジ233および第2吸気側フランジ332の輪郭の対角線方向において互いにずらして中心軸J1方向に配置される。このとき第1排気側フランジ233の第1排気側端面2330(図6参照)と第2吸気側フランジ332の第2吸気側端面3320(図7参照)とは、互いに当接している。
そして、第1ハウジング23が、図10の最も奥側の角部2331,3321から最も手前側の角部2331,3321へと向かう対角線方向(図10において、符号100を付した矢印にて示し、以下、「スライド方向」という。)に、第2ハウジング33に対して相対的に直線移動される。これにより、第1ハウジング23の4つの角部2331に設けられた第1係止部235、および、第2ハウジング33の4つの角部3321に設けられた第2係止部335が、着脱可能に互いに係止し合い、第1軸流ファン2と第2軸流ファン3とが接続されて図1に示す直列式軸流ファン1が形成される。
直列式軸流ファン1の組み立てでは、第1ハウジング23を第2ハウジング33に対してスライドさせることにより、第1係止部235および第2係止部335が着脱可能に互いに係止し合うため、第1軸流ファン2および第2軸流ファン3を、容易に互いに着脱することができる。
ところで、直列式軸流ファンでは、第1軸流ファンにおける第1インペラの回転数と第2軸流ファンにおける第2インペラの回転数との僅かな差等により、共振や共鳴等が発生して振動や騒音が大きくなってしまうことがある。上述のように、本実施の形態に係る直列式軸流ファン1では、第1軸流ファン2および第2軸流ファン3を容易に互いに着脱することができるため、共振や共鳴等が発生した場合には、第1軸流ファン2または第2軸流ファン3を容易に交換して振動や騒音が小さい直列式軸流ファン1を実現することができる。また、第1軸流ファン2および第2軸流ファン3の一方に不具合が生じた場合等、当該一方の軸流ファンを容易に交換することもできる。
一方、直列式軸流ファン1が使用される環境によっては、意図しない外力等が第1ハウジング23または第2ハウジング33に加わる可能性がある。このような場合、上記のような第1軸流ファン2または第2軸流ファン3の交換終了後に、第1ハウジング23と第2ハウジング33との接合面に接着剤等を塗布することにより、第1ハウジング23と第2ハウジング33との接続強度を向上して、意図しない外力等による第1ハウジング23と第2ハウジング33との接続の不必要な解除を確実に防止することも可能である。
また、直列式軸流ファン1では、第1ハウジング23を第2ハウジング33に対して相対的に直線移動することにより第1軸流ファン2および第2軸流ファン3の着脱が行われるため、複数の第1係止部235および第2係止部335に加えられる荷重が、いずれからの係止部に偏ることなくほぼ均一となる。これにより、第1係止部235および第2係止部335が、第1軸流ファン2と第2軸流ファン3との接続時や分離時における荷重の集中により損傷することを防止することができる。
第1軸流ファン2および第2軸流ファン3では、第1係止部235および第2係止部335が、第1排気側フランジ233および第2吸気側フランジ332の4つの角部2331,3321の全てに設けられることにより、第1ハウジング23および第2ハウジング33の内径を縮小することなく、第1ハウジング23および第2ハウジング33を互いに確実に係止することができる。
なお、第1係止部235および第2係止部335は、必ずしも、第1排気側フランジ233および第2吸気側フランジ332の4つの角部2331,3321の全てに設けられる必要はなく、4つの角部2331,3321のうち、2つまたは3つの(すなわち、複数の)角部2331,3321に設けられるのみであっても、第1ハウジング23および第2ハウジング33を互いに確実に係止することができる。
図11.Aは、図6に示す第1ハウジング23の第1係止部235c近傍の部位を、第1排気側フランジ233のスライド方向に平行な対角線および中心軸J1を含む面により切断した面を、図6中の第1係止部235d側から第1係止部235b側を向いて見た拡大図である。また、図11.Bは、図7に示す第2ハウジング33の第2係止部335c近傍の部位の同じ位置での切断面を、図11.Aと同方向から見た(図6中の第2係止部335d側から第2係止部335b側を向いて見た)拡大図である。図11.Aおよび図11.B中では、第1ハウジング23の第2ハウジング33に対する相対的なスライド方向を矢印100にて示す。
図11.Aおよび図11.Bに示すように、第1係止部235cは、スライド方向100に略垂直な方向に図11.A中の奥側から手前側に向かって第2係止部335cに向かって突出する突起2352を備え、第2係止部335cは、第1係止部235cの突起2352が嵌め込まれる凹部3353を備える。突起2352の上側(すなわち、第2軸流ファン3とは反対側)の面2354、および、凹部3353の上側(すなわち、第1軸流ファン2側)の面3354は、スライド方向100に対して僅かに傾斜するテーパ面となっており、第1軸流ファン2と第2軸流ファン3とが接続された状態において互いに当接する。
これにより、第1軸流ファン2および第2軸流ファン3の接続の際に、第1係止部235の面2354と第2係止部335の面3354とが互いに対して強く押圧される。その結果、第1ハウジング23および第2ハウジング33を互いに強固に係止することができ、意図しない外力等による第1ハウジング23と第2ハウジング33との接続の不必要な解除を防止することができる。
なお、第2係止部335cでは、凹部3353の上方に位置する部位を、スライド方向100に略垂直な方向に図11.B中の手前側から奥側に向かって第1係止部235cに向かって突出する突起3352と捉えることができる。この場合、図11.A中に示す第1係止部235cの突起2352の上方の空間が、第2係止部335cの突起3352が嵌め込まれる凹部2353となる。この場合も、突起3352の下側の面3354、および、凹部2353の下側の面2354は、スライド方向100に対して僅かに傾斜するテーパ面となっており、第1軸流ファン2と第2軸流ファン3とが接続された状態において互いに当接する。
上述のように、第1ハウジング23の第1排気側端面2330には図8に示す3つの微小凹部236が形成されており、第2ハウジング33の第2吸気側端面3320には図9に示す3つの微小凸部336が形成されている。そして、第1軸流ファン2と第2軸流ファン3との接続時に、微小凸部336と微小凹部236とが嵌合する。直列式軸流ファン1では、中心軸J1方向における微小凸部336の高さおよび微小凹部236の深さを適切な大きさとすることにより、第1ハウジング23と第2ハウジング33との接続強度を適切に設定することができる。
図1に示すように、直列式軸流ファン1では、第1軸流ファン2と第2軸流ファン3とが互いに接続された状態において、第1係止部235および第2係止部335の表面の一部が、第1ハウジング23および第2ハウジング33が組み合わされた略四角柱状の組立体である直列式軸流ファン1のハウジングの外側面(すなわち、第1ハウジング23および第2ハウジング33の外形234および外形334であり、本実施の形態では、第1排気側フランジ233および第2吸気側フランジ332の外側面)に含まれる。
このように、第1係止部235および第2係止部335を中心軸J1から可能な限り遠い位置に配置することにより、第1ハウジング23および第2ハウジング33の内径(すなわち、流路230,330の直径)の縮小を防止することができる。その結果、直列式軸流ファン1の特性を向上して、高静圧化および大風量化を実現することができる。
上述のように、直列式軸流ファン1では、図6に示す第1軸流ファン2の第1排気側フランジ233における第1ハウジング23の内径が、第1ハウジング23の中心軸J1方向の中央部における内径よりも大きくされ、図7に示す第2軸流ファン3の第2吸気側フランジ332における第2ハウジング33の内径が、第2ハウジング33の中心軸J1方向の中央部における内径よりも大きくされる。これにより、直列式軸流ファン1の更なる高静圧化および大風量化を実現することができる。
ところで、仮に、直列式軸流ファンの組み立ての際の第1ハウジングの第2ハウジングに対する相対的な移動方向が、第1ハウジングの一の外側面に垂直(正確には、第1ハウジングの外形の一の側面に垂直)であるとすると、直列式軸流ファンが電子機器内の他の部品等に接触した場合、接触箇所が第1ハウジングの当該外側面のいずれの箇所であっても、接触による力が第1ハウジングを第2ハウジングから分離させる方向に働く恐れがある。
これに対し、直列式軸流ファン1では、第1ハウジング23の第2ハウジング33に対する相対的な移動方向が、第1排気側フランジ233および第2吸気側フランジ332の輪郭の対角線方向とされる。このため、第1ハウジング23を第2ハウジング33から分離しようとすると、第1ハウジング23の第1係止部235cが設けられた角部2331または当該角部2331の上側の部位を、第1係止部235aが設けられた角部2331側へと(図10に示すスライド方向100とは反対向きに)押すことが必要になる。すなわち、第1ハウジング23の一の外側面に比べて面積が小さい部位を、対角線方向に正確に押す必要があるため、電子機器内の他の部品等との接触による力が、第1ハウジング23を第2ハウジング33から分離させる方向に働く恐れが少ない。このように、直列式軸流ファン1では、組み立て時の第1ハウジング23の移動方向を上記対角線方向とすることにより、第1ハウジング23と第2ハウジング33との接続の意図しない解除を抑制することができる。
直列式軸流ファン1の組み立てでは、第1ハウジング23の第1排気側フランジ233(すなわち、第2軸流ファン3側の端部)の輪郭と第2ハウジング33の第2吸気側フランジ332(すなわち、第1軸流ファン2側の端部)の輪郭とが一致する段階で、第2ハウジング33に対する第1ハウジング23のスライド方向100(図10参照)への相対移動が、第1係止部235と第2係止部335との当接により妨げられる。
具体的には、図6に示す第1係止部235aの中心軸J1に略平行な面2351aと、図7に示す第2係止部335aの中心軸J1に略平行な面3351aとが当接することにより、第1ハウジング23の第2ハウジング33に対する相対移動が妨げられる。また、第1係止部235cおよび第2係止部335cにも、同様の面2351c,3351c(図8および図9参照)が設けられている。
このように、直列式軸流ファン1の組立時における第1ハウジング23の移動方向を一方向(すなわち、図10中のスライド方向100)のみに規制するフールプルーフ(fool-proof)設計を行うことにより、第1ハウジング23が第2ハウジング33に対して誤った向きに取り付けられることを防止することができる。また、第1ハウジング23を第2ハウジング33から分離する際における第1ハウジング23の移動方向も一方向(すなわち、スライド方向100とは反対方向)のみに規制されるため、意図しない外力等による第1ハウジング23と第2ハウジング33との接続の不必要な解除を防止することができる。その結果、直列式軸流ファン1の信頼性を向上することができる。
直列式軸流ファン1の製造では、樹脂による射出成形により、第1ハウジング23および第2ハウジング33を第1係止部235および第2係止部335と共に容易に形成することができる。
上述のように、直列式軸流ファン1では、第1ハウジング23の第2ハウジング33に対するスライド方向100が、第1排気側フランジ233の対角線方向とされるため、第1ハウジング23を射出成形により形成する際に、第1ハウジング23の外側面を形成する金型を、第1ハウジング23の対角線方向に移動して離型することができる。このため、第1ハウジング23の外側面に平行に離型する場合に比べて、金型を容易に離型することができ、また、第1ハウジング23の外側面に離型用のテーパを形成する必要がないため、第1ハウジング23の大型化を防止することもできる(第2ハウジング33においても同様)。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、直列式軸流ファン1では、第1ハウジング23の第1排気側端面2330に中心軸J1方向に突出する微小凸部が形成され、第2ハウジング33の第2吸気側端面3320に当該微小凸部と嵌合する微小凹部が形成されてもよい。
直列式軸流ファン1の組み立てでは、第1ハウジング23の第2ハウジング33に対する移動方向は、必ずしも第1排気側フランジ233の対角線方向には限定されず、例えば、第1ハウジング23が、第1ハウジング23の外形234のいずれかの側面に垂直な方向に直線移動されてもよい。これにより、第1軸流ファン2および第2軸流ファン3を容易に互いに着脱することができる。
直列式軸流ファン1では、第1軸流ファン2の第1インペラ21および第2軸流ファン3の第2インペラ31が同じ方向に回転してもよい。また、第1インペラ21および第2インペラ31において複数の翼の翼型や配置、回転方向等が変更されることにより、第2軸流ファン3側からエアが取り込まれて第1軸流ファン2側からエアが送出されてもよい。直列式軸流ファン1では、さらに、第1軸流ファン2および第2軸流ファン3に加えて、1つ以上の他の軸流ファンが中心軸J1に沿って配置されてもよい。
一の実施の形態に係る直列式軸流ファンの斜視図である。 直列式軸流ファンの分解斜視図である。 直列式軸流ファンの縦断面図である。 第1軸流ファンの平面図である。 第2軸流ファンの平面図である。 第1軸流ファンの斜視図である。 第2軸流ファンの斜視図である。 第1軸流ファンの底面図である。 第2軸流ファンの平面図である。 接続途上の第1軸流ファンおよび第2軸流ファンを示す斜視図である。 一の第1係止部近傍の部位をスライド方向に垂直な方向から見た拡大図である。 一の第2係止部近傍の部位をスライド方向に垂直な方向から見た拡大図である。
符号の説明
1 直列式軸流ファン
2 第1軸流ファン
3 第2軸流ファン
21 第1インペラ
22 第1モータ部
23 第1ハウジング
31 第2インペラ
32 第2モータ部
33 第2ハウジング
100 スライド方向
211 第1翼
231 内周面
232 第1吸気側フランジ
233 第1排気側フランジ
234 外形
235(235a〜235d) 第1係止部
236 微小凹部
311 第2翼
331 内周面
332 第2吸気側フランジ
333 第2排気側フランジ
334 外形
335(335a〜335d) 第2係止部
336 微小凸部
2330 第1排気側端面
2331,3321 角部
2352,3352 突起
2353,3353 凹部
2354,3354 面
3320 第2吸気側端面
J1 中心軸

Claims (11)

  1. 直列式軸流ファンであって、
    第1軸流ファンと、
    中心軸に沿って前記第1軸流ファンに接続された第2軸流ファンと、
    を備え、
    前記第1軸流ファンが、
    前記中心軸を中心として放射状に配置された複数の第1翼を有する第1インペラと、
    前記中心軸を中心として前記第1インペラを回転することにより前記中心軸方向のエアの流れを発生する第1モータ部と、
    前記第1インペラの外周を囲む略円筒状の内周面、および、前記第2軸流ファン側の端部に設けられて前記第2軸流ファンとの接続に利用される第1係止部を有する第1ハウジングと、
    を備え、
    前記第2軸流ファンが、
    前記中心軸に沿って前記第1インペラに隣接して配置され、前記中心軸を中心として放射状に配置された複数の第2翼を有する第2インペラと、
    前記中心軸を中心として前記第2インペラを回転することにより前記第1インペラによるエアの流れと同方向のエアの流れを発生する第2モータ部と、
    前記第2インペラの外周を囲む略円筒状の内周面、および、前記第1軸流ファン側の端部に設けられて前記第1軸流ファンとの接続に利用される第2係止部を有し、前記第1ハウジングの前記第2軸流ファン側の前記端部と輪郭を一致させつつ前記第1ハウジングに接続された第2ハウジングと、
    を備え、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを接続する際に、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを前記中心軸に垂直なスライド方向において互いにずらして前記中心軸方向に配置し、前記第1ハウジングを前記第2ハウジングに対して前記スライド方向に相対的に直線移動することにより、前記第1係止部および前記第2係止部が着脱可能に互いに係止し合うことを特徴とする直列式軸流ファン。
  2. 請求項1に記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングが、少なくとも前記中心軸方向の両端部の輪郭が略正方形である略四角柱状の外形を有し、
    前記第1係止部および前記第2係止部がそれぞれ、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの複数の角部に設けられることを特徴とする直列式軸流ファン。
  3. 請求項2に記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第1係止部および前記第2係止部がそれぞれ、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの全ての角部に設けられることを特徴とする直列式軸流ファン。
  4. 請求項2または3に記載の直列式軸流ファンであって、
    前記スライド方向が、前記第1ハウジングの前記第2軸流ファン側の前記端部の輪郭の対角線方向であることを特徴とする直列式軸流ファン。
  5. 請求項2ないし4のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第1係止部および前記第2係止部の表面の一部が、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングが組み合わされた略四角柱状の組立体の外側面に含まれることを特徴とする直列式軸流ファン。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第1係止部および前記第2係止部の一方が、他方に向かって突出する突起を備え、前記他方が前記突起が嵌め込まれる凹部を備え、
    前記突起および前記凹部が、互いに当接するとともに前記スライド方向に対して僅かに傾斜するテーパ面を有することを特徴とする直列式軸流ファン。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの互いに当接する面の一方に前記中心軸方向に突出する微小凸部が形成されており、他方に前記微小凸部と嵌合する微小凹部が形成されていることを特徴とする直列式軸流ファン。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第1ハウジングの前記第2軸流ファン側の前記端部の輪郭と前記第2ハウジングの前記第1軸流ファン側の前記端部の輪郭とが一致する段階で、前記第2ハウジングに対する前記第1ハウジングの前記スライド方向への移動が、前記第1係止部と前記第2係止部との当接により妨げられることを特徴とする直列式軸流ファン。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングが、樹脂による射出成形により形成されることを特徴とする直列式軸流ファン。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第2インペラが、前記第1インペラの回転方向とは反対方向に回転することを特徴とする直列式軸流ファン。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第1ハウジングの前記第2軸流ファン側の前記端部における内径が、前記第1ハウジングの前記中心軸方向の中央部における内径よりも大きく、
    前記第2ハウジングの前記第1軸流ファン側の前記端部における内径が、前記第2ハウジングの前記中心軸方向の中央部における内径よりも大きいことを特徴とする直列式軸流ファン。
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