JP2008011996A - 酸素富化空気吸引用ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】酸素富化空気の吸引が腰掛けた姿勢、あるいは仰臥した状態で、かつ全身に遠赤外線を浴びながらでき、さらに使用中の予期せぬ事故にも早期に対応できる酸素富化空気吸引用ボックスを提供する。
【解決手段】酸素富化装置を備えた酸素富化空気吸引用ボックス10の内部に遠赤外線発生素材板と蛇行パイプとからなる遠赤外線発生パネル30で構成された腰掛け12を配設した腰掛け式の酸素富化空気吸引用ボックス、あるいは前記遠赤外線発生素材板と蛇行パイプとからなる遠赤外線発生パネルで構成された仰臥台を備えたボックス筐体と、ボックス筐体の上部を被装する透明な蓋とで構成された仰臥式の酸素富化空気吸引用ボックス。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸引によって安息効果や健康増進が得られる通常よりも酸素の含有量の多い酸素富化空気を、遠赤外線を浴びながら吸引することができる酸素富化空気吸引用ボックスに関する。
通常の空気よりも酸素の含有量が多い酸素富化空気を吸引すると心身の緊張が緩和され、体内の酸素不足が補われて健康増進が図れるとして注目され、通常空気に高濃度酸素を混合して吸引させる様々な器具や装置、またこれら器具や装置を備えて利用させる店舗が普及してきている。そしてこれら器具や装置についての発明や考案もなされている。
例えば、実用新案登録第3117474号公報には、床部に遠赤外線発生システムを敷設し、室内に高濃度酸素発生装置と、排気用換気扇と、照明器具とを備え、任意の一側壁に入退室用のドアを設置した高濃度酸素吸引簡易個室が開示されている。
実用新案登録第3117474号公報
前記特許文献1に記載の高濃度酸素吸引簡易個室は、床面積が0.5〜1.5坪で人間一人が座し、あるいは仰臥して使用するのに十分な容積を備えているが、最近の市民生活の中では畳に座る機会よりも、椅子やソファに腰掛ける機会の方が多くなってきており、前記高濃度酸素吸引簡易個室も床に座って高濃度酸素を吸引するよりも椅子に腰掛けて吸引する方が楽で、リラックスできるものと推測できる。したがって、前記高濃度酸素吸引簡易個室内に、折り畳み椅子や腰掛けなどを常備しておくか、その都度持ち込まなければならないが、同考案においては、入退室用ドアの幅が人間一人が出入り可能な程度であり、持ち込む椅子や腰掛けの大きさや形状が制限される問題がある。
また、仰臥して使用する場合も、床に直接寝ころぶことに躊躇する人もいる。
さらに、前記高濃度酸素吸引簡易個室によれば、前記個室に小窓を設ける場合でも内部の様子が明確にならず、室外光を取り入れられる程度のスモークシート等を張るのが望ましいとして、室外と隔離してよりリラックスできる環境を整えることに腐心しているが、逆に外部から室内をうかがえないことが、室内での事故の早期発見を妨げることにもなっている。
したがって、本発明は、上記背景技術の抱える問題に鑑みて、腰掛けて酸素富化空気の吸引ができ、かつ腰掛けた姿勢で、全身に遠赤外線をより近い位置から浴びられる腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックス、及び仰臥して酸素富化空気の吸引ができ背中全面に遠赤外線を浴びられるベット型の仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスを提供するとともに、ボックス内での事故を早期に発見できる安全性の高い酸素富化空気吸引用ボックスの提供を課題とする。
本発明者は、上記の課題を下記の手段手解決した。
(1)酸素富化装置を備えた酸素富化空気吸引用ボックスにおいて、内部に遠赤外線発生パネルを配設したことを特徴とする酸素富化空気吸引用ボックス。
(2)人間が入室して腰掛けて使用できる腰掛け式の酸素富化空気吸引用ボックスであって、ボックス本体内に複数枚の遠赤外線発生パネルで構成された腰掛けと、同ボックス本体内に通常より酸素濃度の高い酸素富化空気を供給するための酸素富化装置を備えてなることを特徴とする前項(1)に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(3)人間が入室して仰臥して使用できる仰臥式の酸素富化空気吸引用ボックスであって、同仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスが、上面に遠赤外線発生パネルで構成された仰臥台を有するボックス筐体と、ボックス筐体の上部を被装する透明な蓋とで構成され、かつ前記蓋によって密閉される仰臥台の上部空間に通常より酸素濃度の高い酸素富化空気を供給するための酸素富化装置を前記ボックス筐体内に備えてなることを特徴とする前項(1)に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(4)遠赤外線発生パネルが、遠赤外線発生素材板と、熱媒体を循環させて前記遠赤外線発生素材板を加熱又は冷却する蛇行パイプとの複合体であることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(5)遠赤外線発生パネルが、遠赤外線発生素材板と、熱媒体を循環させて前記遠赤外線発生素材板を加熱又は冷却する蛇行パイプと、断熱板とが順に積層されてなるものであることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(6)前記遠赤外線発生素材板が、石板、セラミックス板であることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(7)前記遠赤外線発生素材板が、酸化チタン、マグネットを表面に埋め込み又は貼着した石板又はセラミック板以外の板体であることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(8)前記遠赤外線発生素材板が、酸化チタン又はマグネットの粒状体を複数個、表面に埋め込み又は貼着した板体であることを特徴とする前項(1)〜(7)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(9)前記腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックスのボックス本体内に備えられた腰掛けの背もたれ、座部、足もたれ、及びボックス本体の床面が前記遠赤外線発生パネルで構成され、かつ各遠赤外線発生パネルの蛇行パイプがジョイントパイプによって連結され、温水又は冷水の循環が可能になるよう構成されてなることを特徴とする前項(1)、(2)、(4)〜(8)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(10)前記腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックスの一側壁に、透明なドアを備えてなることを特徴とする前項(1)、(2)、(4)〜(9)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(11)前記仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスの仰臥台が複数枚の遠赤外線発生パネルで構成され、かつ該複数枚の遠赤外線発生パネルの蛇行パイプがジョイントパイプによって連結され、温水又は冷水の循環が可能になるよう構成されてなることを特徴とする前項(1)、(3)〜(8)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(12)前記仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスの蓋がボックス筐体の上部の仰臥台の四囲に備えられた転落防止用側壁のいずれか一方の長辺側側壁上端部に開閉自在に装着されてなり、さらに前記蓋が装着されていない側の長辺側壁が、前記仰臥台の位置で上下に2分割され、その上部側壁が回動によってボックス筐体21の下部側壁の外側に折曲げ可能になる開閉可能側壁として構成されてなることを特徴とする前項(1)、(3)〜(8)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(13)前記遠赤外線発生素材板が、前記蛇行パイプを着脱自在に嵌入できる支持台に固着されてなり、前記支持台に前記蛇行パイプを嵌入することによって遠赤外線発生パネルを構成してなることを特徴とする前項(1)〜(12)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(14)前記酸素富化空気吸引用ボックスが、水蒸気発生器又は加湿器を備えてなることを特徴とする前項(1)〜(13)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(15)前記酸素富化空気吸引用ボックスが、水蒸気発生器又は加湿器、あるいは遠赤外線パネルの蛇行パイプに循環させる温水用の湯沸器に供給する水又は冷却用の冷水を蓄えておく貯水タンクを備えてなることを特徴とする前項(1)〜(14)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(16)前記酸素富化空気吸引用ボックスが、芳香発生器、オーディオ装置、照明器具のいずれか1種又は複数種備えてなることを特徴とする前項(1)〜(15)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(17)前記酸素富化空気吸引用ボックスが、換気弁や換気扇等の換気部材を備えて、酸素富化空気吸引用ボックス内の気圧、湿度が設定値を超えたとき、該酸素富化空気吸引用ボックス内の空気を排出可能にしてなることを特徴とする前項(1)〜(16)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
(18)前記酸素富化空気吸引用ボックスが、その底面に複数個のキャスターを備えて、移動可能に構成されてなることを特徴とする前項(1)〜(17)のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
本発明の酸素富化空気吸引用ボックスによれば、下記のような効果が発揮できる。
(ア)請求項1の発明によれば、
ボックス内部に遠赤外線発生パネルを配設したので、遠赤外線を浴びて代謝機能が高まっいる状態で酸素富化空気を吸引でき、細胞の隅々にまで酸素が行きわたり、健康増進が図れる。
(イ)請求項2の発明によれば、
ボックス本体内の床面及び腰掛けの背もたれ、座部、足もたれが遠赤外線発生パネルで構成されているので、人体の背面全面に遠赤外線を浴びることができ、身体が芯から温まり発汗作用が促進され、代謝機能が高まったうえで酸素富化装置からボックス内に供給される酸素富化空気を吸引でき、細胞の隅々にまで酸素が行きわたり、健康増進が図れる。
(ウ)前記効果に加えて、ボックス本体内で腰掛けられるので、読書も可能であり、密閉された空間の圧迫感を和らげ、リラックスした状態での酸素富化空気吸引が可能になる。
(エ)請求項3の発明によれば、
仰臥台が遠赤外線発生パネルで構成されているので、人体の背面全面に遠赤外線を浴びて身体が芯から温まり発汗作用が促進され、代謝機能が高まったうえで酸素富化装置からボックス内に供給される酸素富化空気を吸引でき、細胞の隅々にまで酸素が行きわたり、健康増進が図れる。
(オ)また、仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスの蓋が透明な部材で構成されているので、使用者の閉塞感が和らげられ、よりリラックスして酸素富化空気の吸引ができ、また、外部から酸素富化空気吸引用ボックス使用中の状態が観察でき、密室になる酸素富化空気吸引用ボックス内での不測の事故の早期発見が可能となる。
(カ)上記効果に加えて、ボックス内で仰臥して使用することから、心身がよりリラックスした状態で酸素富化空気が吸引できる。
(キ)請求項4の発明によれば、
前記遠赤外線発生パネルが、遠赤外線発生素材板と、熱媒体を循環させて遠赤外線発生素材板を加熱又は冷却する蛇行パイプとの複合体であるので、前記蛇行パイプに温湯を循環させて遠赤外線発生素材板を温めることによって、遠赤外線発生素材板から遠赤外線が発生され、発汗作用が促進され、代謝機能が高まる。
また、酸素富化空気吸引用ボックスを利用した後、前記蛇行パイプに冷水を循環させて遠赤外線発生素材板を冷却することによって温められた人体のクールダウンが行えるので、仕事や勉強の合間、外出前などにも酸素富化空気吸引用ボックスを効果的に利用することができ、健康保持に役立つ。
(ク)請求項5の発明によれば、
前記遠赤外線発生パネルが、遠赤外線発生素材板と、熱媒体を循環させて遠赤外線発生素材板を加熱又は冷却する蛇行パイプと、断熱板とがその順に積層されているので、前記断熱板が、蛇行パイプが発する熱媒体の熱量の蛇行パイプ下方への放散を防止し、蛇行パイプが発する熱媒体の熱量をより効率よく遠赤外線発生素材板に伝達でき、遠赤外線発生素材板の加熱又は冷却が効果的に行える。
(ケ)請求項6の発明によれば、
前記遠赤外線発生素材板が、石板又はセラミック板であるので、蛇行性パイプに温水を循環させて前記石板又はセラミック板を温めることによって、遠赤外線やマイナスイオンが発生され、岩盤浴としての作用効果が発揮される。
(コ)請求項7の発明によれば、
遠赤外線発生素材板が、酸化チタン、マグネットを表面に埋め込み又は貼着した石板又はセラミック板以外の板体であるので、蛇行性パイプに温水を循環させて該遠赤外線発生素材板を温めることによって、前記遠赤外線発生素材板の表面に埋め込まれ又は貼着された酸化チタン、マグネットから遠赤外線が発生し、発汗作用が促進され、代謝機能が高まる。
(サ)請求項8の発明によれば、
遠赤外線発生素材板が、酸化チタン、マグネットの粒状体を表面に埋め込み又は貼着した板体であるので、前記(コ)の効果と同様に酸化チタン、マグネットの粒状体から広範な波長の遠赤外線と微弱な磁気波動が発生され、発汗作用が促進され、代謝機能が高まる。
また、遠赤外線発生素材板が石板又はセラミック板の場合には、石板又はセラミック板から発生する遠赤外線と、酸化チタン、マグネットの粒状体から発生する遠赤外線とが相乗効果をもたらす。
(シ)請求項9の発明によれば、
腰掛け式酸素富化空気吸引ボックス本体内に備えられた腰掛けの背もたれ、座部、足もたれ及びボックス本体の床面が、それぞれ前記遠赤外線発生パネルで構成され、かつ各遠赤外線パネルの蛇行パイプが、ジョイントパイプによって連結されるよう構成されているので、遠赤外線発生機能を備えた腰掛けが容易に組み立てられる。
さらに座部、足もたれ、床面の遠赤外線発生パネルの外形寸法を統一して規格化し、長さの異なる背もたれをこの規格化した遠赤外線発生パネル複数枚の組み合わせで形成すれば、腰掛けがすべて1種類の規格品で構成でき、製造コストの低減も図れ、またこの規格化した遠赤外線発生パネル複数枚で、仰臥して使用する酸素富化空気吸引用ボックスの仰臥台を組み立てることも可能になり、酸素富化空気吸引用ボックス全体のコストダウンが図れる。
(ス)請求項10の発明によれば、
前記腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックスの一側壁に、透明なドアを備えているので、使用者の閉塞感が和らげられ、よりリラックスして酸素富化空気の吸引ができ、また、外部から酸素富化空気吸引用ボックス使用中の状態が観察でき、密室になる酸素富化空気吸引用ボックス内での不測の事故の早期発見が可能となる。
(セ)請求項11の発明によれば、
前記仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスの仰臥台が、遠赤外線発生パネル複数枚で構成され、かつ該複数枚の遠赤外線発生パネルの蛇行パイプがジョイントパイプによって連結されているので、遠赤外線発生機能を備えた仰臥台が容易に組み立てられる。
さらに前記仰臥台を構成する複数枚の遠赤外線発生パネルを、前記(サ)に記載した規格化した遠赤外線発生パネルで形成すれば、仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスのコストダウンが図れる。
(ソ)請求項12の発明によれば、
前記仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスの蓋が、ボックス筐体の上部の仰臥台の四囲に備えられた転落防止用側壁のいずれか一方の長辺側側壁上端部に開閉自在に装着されてなり、さらに前記蓋が装着されていない側の長辺側壁が、前記仰臥台の位置で上下に2分割され、その上部側壁が回動によってボックス筐体の下部側壁の外側に折曲げ可能になる開閉可能側壁となっているので、仰臥台に仰臥する場合には前記開閉可能側壁を外側に開くことによって外壁をまたぐことなく、仰臥台に腰を下ろしてから仰臥すればよく、さらに使用中に不測の事故が起こり脱出の必要が生じた場合にも内側から前記開閉可能外壁の上部を押すことによって前記開閉可能外壁が外側に回動して倒れるので、蓋を押し上げて開くことなく蓋の端部と仰臥台との間に開いた隙間から脱出でき、前記仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスに閉じこめられるおそれがない。
(タ)請求項13の発明によれば、
前記遠赤外線発生素材板が、蛇行パイプを着脱自在に嵌入できる支持台に固着されてなり、前記支持台に前記蛇行パイプを嵌入することによって遠赤外線発生パネルを構成するので、外形寸法を統一して規格化した前記支持台付き遠赤外線発生素材板を複数枚組み合わせて腰掛け、又は仰臥台を形成しておけば、前記蛇行パイプに水漏れなどの不具合が生じた場合でもその部分の蛇行パイプを支持台から引き抜き良品と差し替えるだけで容易に回復でき、補修経費の低減が可能になる。
(チ)請求項14の発明によれば、
前記酸素富化空気吸引用ボックスが、水蒸気発生器又は加湿器を備えているので、適度な湿度環境において酸素富化空気が吸引でき鼻孔の乾燥による障害が防止できる。
(ツ)請求項15の発明によれば、
前記酸素富化空気吸引用ボックスが、水蒸気発生器又は加湿器、あるいは遠赤外線発生パネルの蛇行パイプに循環させる温水用の湯沸器に供給する水、又は冷却用の冷水を蓄えておく貯水タンクを備えているので、該酸素富化空気吸引用ボックスを直接水道栓に接続する必要がなく、電源が確保される場所ならどこでも使用できる。
(テ)請求項16の発明によれば、
前記酸素富化空気吸引用ボックスが、芳香発生器、オーディオ装置、照明器具のいずれか1種又は複数種を備えているので、オーディオ装置によって好みの音楽をはじめ、野鳥のさえずり、波音や風の音等気分を和らげる環境音をスピーカ又はイヤホンで聴取でき、また、芳香発生器からの芳香によるアロマテラピー効果や柔らかな照明の効果がそれぞれ個別に、又は相乗して、よりゆったりした気分で酸素富化空気の吸引ができ、美容やダイエットにも効果を示すことが期待できる。
(ト)請求項17の発明によれば、
前記酸素富化空気吸引用ボックスが、換気弁や換気扇等の換気部材を備えているので、酸素富化空気吸引用ボックス内の気圧を一定値以下に保持でき、使用者の安全が確保される。特に仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスは、仰臥して使用することからよりリラックスしやすく、寝込むことも考えられるので換気部材の効果はより高まる。
(ナ)請求項18の発明によれば、
前記酸素富化空気吸引用ボックスが、キャスターを備えているので、電源や給水が確保できる等の条件が整った場所であれば、随時移動して使用できる。
本発明の酸素富化空気吸引用ボックスの実施の形態を、実施例の図面に基づいて説明する。
なお、本発明の酸素富化空気吸引用ボックスは、酸素富化装置を備え、内部に遠赤外線発生パネルを配設して構成されるものであり、そして本発明における酸素富化装置は、通常より酸素濃度の高い酸素富化空気を供給する酸素濃縮器等である。
本発明の酸素富化空気吸引用ボックスの第1の実施例は、人間が入室して腰掛けて使用できるようボックス筐体上部に遠赤外線発生素材板を加熱または冷却する蛇行パイプを備えた遠赤外線発生パネルで構成された腰掛けがしつらえられた腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックスであり、図1にその外観斜視図を、図2に構成説明用断面図を、図3に遠赤外線発生パネルの構成図を示す。
図において、10は腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックス、11はボックス本体、11aは床面、11bはドア、11cはドア取っ手、11dはキャスター、11eはスイッチパネル、11fは蝶番、12は腰掛け、30は遠赤外線発生パネル、31は遠赤外線発生素材板(大理石板)、32は酸化チタン又はマグネットの粒状体、35は蛇行パイプ、36は断熱板、41は酸素富化装置、42は加湿器、43は酸素富化空気吹き出し口(給気口)、44は湯沸器、45は給湯管、46はオーディオ装置、47はスピーカ、48は照明器具、49は換気部材である。
本実施例の腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックス10は、図1、図2に示すように、人間1人が入って腰掛けることができる容積を持つボックス本体11内に、遠赤外線発生素材板31を加熱又は冷却する蛇行パイプ35を備えた遠赤外線発生パネル30で構成された腰掛け12と床面11aとが配設され、またボックス本体11のいずれかの側壁には取っ手11cを有する透明なドア11bが蝶番11fによって開閉可能に取り付けられており、そしてボックス本体11の入り口の外壁面には前記腰掛け12の下に収容された各種機器、すなわち、ボックス本体11内に通常より酸素濃度の高い酸素富化空気を供給する酸素濃縮器等の酸素富化装置41、ボックス本体11内の湿度を高める加湿器42、及びリラックス効果を高めるためのオーディオ装置46や照明器具48等を作動させるスイッチパネル11eが備えられている。また、ボックス本体11の底面には、ボックスの移動を可能にする複数個のキャスター11dが取り付けられている。
なお、図1及び図2ではドア11bの取り付け位置を腰掛け12の正面壁として示したが、いずれか一方の側面壁であってもよく、使用場所によって選択可能にしておくことが好ましい。また、ボックス本体11の屋根の形状をドーム型として示したが、ドーム型に限られるものではなく平型をはじめ、他の形状のものであってもよい。さらに屋根や側壁の一部を透明な素材で構成し、外部の照明光を取り入れ、照明器具48をなくして省エネルギー化を図ることも好ましい。
本実施例の腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックス10の腰掛け12や床面11aに使用した遠赤外線発生パネル30は、図3に示すように、微弱な磁気波動を多量に放射し、また広範囲な波長領域の遠赤外線を放射する酸化チタン又はマグネットの粒状体32を複数個表面に埋め込み又は貼着した遠赤外線発生素材板31と、該遠赤外線発生素材板31の裏面に密着して配設されたステンレス製の蛇行パイプ35と、前記蛇行パイプ35を前記遠赤外線発生素材板31との間に挟装するようにして配設された断熱板36とで構成されたものである。
遠赤外線発生素材板31には、石板やセラミックス板が採用でき、本実施例では遠赤外線発生素材板31として大理石板を採用している(以下遠赤外線発生素材板を大理石板31とする)が、遠赤外線を発生する素材であればその素材は限定されるものではない。例えば、木板や樹脂板の表面に酸化チタンやマグネットを埋め込み又は貼着した板体を遠赤外線発生素材板31とすることもできる。
また、前記遠赤外線発生パネル30で構成される腰掛け12の背もたれ、座部、足もたれと、床面とは、それぞれパネル幅は同一だが長さを異にするのが一般である。したがって、遠赤外線発生パネル30もそれぞれの長さに合わせて作られるのが好ましいが、座部、足もたれ、床面の寸法を統一すれば、遠赤外線発生パネル30の外形寸法も統一でき、規格化できる。そして他の部分より長い背もたれをこの規格化された遠赤外線発生パネル30の組み合わせで形成すれば、腰掛け12と床面11aのすべてが前記規格化された遠赤外線発生パネル30で製造できることになり、製造コストの大幅な低減が期待できる。
なお、腰掛け12の背もたれ、座部、足もたれ及びボックス本体11の床面11aに配設された複数枚の赤外線発生パネル30の蛇行パイプ35はU字管等のジョイントパイプにより連通され、その両開放端部は給湯管45を介して湯沸器44又は冷水源に接続されて、前記連通された蛇行パイプ35に温湯又は冷水が循環されるようになる。
前記連通した蛇行パイプ35に温湯を循環させることにより、前記酸化チタン又はマグネットの粒状体32を表面に埋め込み又は貼着した大理石板31が温められ、前記酸化チタン又はマグネットの粒状体32及び大理石板31から遠赤外線を放射する。前述のとおり本実施例の腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックス10は、その腰掛け12の背もたれ、座部、足もたれ、床面のいずれもが遠赤外線発生パネル30で構成されているので、全身が遠赤外線を浴びることとなる。
また、前記U字管等のジョイントパイプにより連通された蛇行パイプ35は、貯水タンクや水道管等とも接続し、温湯と冷水を切り替えて循環させるようにすることもできる。したがって、温湯を循環させていた蛇行パイプ35に、冷水を循環させることにより、大理石板31が冷やされるので、温まった体のクールダウンも行える。
なお、蛇行パイプ35は、軽量で丈夫な素材で構成されることが好ましく、特にステンレス製のパイプが好ましい。
また、酸素富化装置41からは、酸素富化空気が酸素富化空気吹き出し口(給気口)43を介してボックス本体11内に供給される。なお、この酸素富化空気吹き出し口43は、酸素富化空気の吸引を効果的に行わせるために、吸引者の鼻孔近くに開口部が位置するよう可撓性を有するパイプで構成されることが望ましい。
さらに、ボックス本体11内が乾燥状態にあるときは加湿器42を作動し、湿潤な空気をボックス本体11内に供給する。さらにはボックス本体11内に芳香発生器を置き、アロマテラピー効果を付与することも好ましい。
なお、ボックス本体11は、その内部に周囲の空気よりも酸素濃度の高い酸素富化空気を充満させるために気密構造をとっていることから、ボックス内の気圧や湿度が上昇した場合に備えて、壁面に圧力弁や換気扇等の換気部材49を設けておくことが好ましい。また、長時間使用する場合には、一定時間経過後にドア11bを開放して換気を行うか、換気部材49としての換気扇を作動させることが好ましい。
本実施例の腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックス10に入室した人間は、上記のように遠赤外線を全身に浴びるので身体の芯から温まり、発汗作用が促進され、代謝機能が高まったうえで高濃度の酸素を吸引するので、細胞の隅々にまで酸素が供給されて健康増進が図れる。
そのうえ、ボックス本体11内の腰掛け12に腰掛けて使用できるので、使用中に読書も可能となり、またオーディオ装置46を備えているので好みの音楽をはじめ、野鳥のさえずり、波音や風の音等気分を和らげる環境音もスピーカ47から流せ、よりゆったりした気分で酸素富化空気の吸引ができ、その上適度な湿度環境、芳香剤によるアロマテラピー効果、及び柔らかな照明による相乗効果も加わるので、美容やダイエットにも効果を示すことが期待できる。
本発明の酸素富化空気吸引用ボックスの第2の実施例は、人間が入室して仰臥して使用できるようボックス筐体上部に遠赤外線発生素材板31を加熱又は冷却する蛇行パイプ35を備えた遠赤外線発生パネル30で構成された仰臥台21aがしつらえられた仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスであり、図4にその外観斜視図を、図5に構成説明用断面図を示す。
図4及び図5において20は仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス、21はボックス筐体、21aは仰臥台、21bは開閉可能側壁、21c、21c’は開閉可能側壁係止手段、21dはキャスター、21eはスイッチパネル、22は蓋、22aは取っ手であり、31は遠赤外線発生素材板(大理石板)、32は酸化チタン又はマグネットの粒状体、35は蛇行パイプ、36は断熱板である。
また、41は酸素富化装置、42は加湿器、43は酸素富化空気吹き出し口(給気口)、46はオーディオ装置、47はスピーカ、49は換気部材である。
本実施例の仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス20は、図4に示すように、人間が1人入って仰臥して使用できるようにボックス筐体21とボックス筐体21の上面を被装する透明な蓋22とで構成され、ボックス筐体21内に遠赤外線発生素材板31を加熱又は冷却する蛇行パイプを備えた遠赤外線発生パネル30(図3参照)からなる仰臥台21aがしつらえられ、かつボックス筐体21の上部の仰臥台21aの四囲に備えられた転落防止用側壁のいずれか一方の長辺側側壁の上端部に透明な素材で作られた蓋22が蝶番等によって開閉自在に装着されてなり、さらに前記蓋22が装着されていない側の長辺側壁が、前記仰臥台21aの位置で上下に2分割され、その上部側壁が回動によってボックス筐体21の下部側壁の外側に折曲げ可能になる開閉可能側壁21bとなっている。
なお、前記仰臥台21aがしつらえられる高さは、通常の寝台同様、腰掛けた後に仰臥することを考慮して定められることが好ましく、また図4では蓋22をかまぼこ形として示したが、蓋22の形状は図示したかまぼこ形に限られるものではなく、その目的が達成されるならばいかなる形状であってよい。
そしてボックス筐体21の仰臥台21aの下部には、ボックス筐体21の仰臥台21aに通常より酸素濃度の高い酸素富化空気を供給する酸素濃縮器等の酸素富化装置41、ボックス内の湿度を高める加湿器42、及びリラックス効果を高めるためのオーディオ装置46が配設されており、これら機器を作動させるためのスイッチパネルがボックス筐体21の側壁外部に備えられている。また、ボックス筐体21の底面には、ボックスの移動を可能にする複数個のキャスター21dが取り付けられている。
本実施例の仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス20は、仰臥した人間が酸素富化装置41から供給される酸素富化空気を吸引できるよう密閉される必要がある。したがって、本実施例の仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス20の使用時には、図5(a)に示すように前記仰臥台21aの位置で外側に垂下している開閉可能側壁21bを上方に回動して立設し、かつ立設したことによって当接する前記ボックス筐体21の両短辺側側壁とマグネット等の開閉可能側壁係止手段21c、21c’(図4参照)によって係止させるとともに、前記蓋22を前記ボックス筐体21上に被装して前記仰臥台21a上に密閉空間を構成する。
このようにして構成された密閉空間内に、酸素富化装置41からの酸素富化空気が、酸素富化空気吹き出し口43(図4参照)を介して供給される。なお酸素富化空気吹き出し口43は、実施例1で記述したとおり仰臥した吸引者の鼻孔近傍に開かれていることが好ましく、またボックス内の気圧や湿度が上昇した場合に備えて、圧力弁や換気扇等の換気部材49を設けておくことが好ましい。
さらに非常事態発生時に速やかに上記密閉空間から脱出できるよう、前記開閉可能側壁21bと蓋22との当接部は図5(c)に示すように、開閉可能側壁21bを内側から押すことによって容易に開き、垂下する構造にしておくことが好ましい。
本実施例の仰臥台21aに使用する遠赤外線パネルは、図3に見られるように、微弱な磁気波動を多量に放射し、また広範囲な波長領域の遠赤外線を放射する酸化チタン又はマグネットの粒状体32を複数個表面に埋め込み又は貼着した遠赤外線発生素材板31と、該遠赤外線発生素材板31の裏面に密着して配設された蛇行パイプ35と、前記蛇行パイプ35を前記遠赤外線発生素材板31との間に挟装するようにして配設された断熱板36とで構成されたものである。
遠赤外線発生素材板31には、石板やセラミックス板が採用でき、本実施例では遠赤外線発生素材板31として大理石板を採用している(以下遠赤外線発生素材板を大理石板31とする)が、遠赤外線を発生する素材であればその素材は限定されるものではない。例えば、木板や樹脂板の表面に酸化チタンやマグネットを埋め込み又は貼着した板体を遠赤外線発生素材板31とすることもできる。
また、前記仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス20の仰臥台21aを仰臥台の大きさに合わせて1枚の遠赤外線発生パネル30で構成されてもよいが、実施例1の腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックス10において、腰掛け12の座部、足もたれ及び床面11aの外形寸法を統一して規格化された遠赤外線発生パネル30を複数枚並べ、それぞれの蛇行パイプ35をU字管等のジョイントパイプで連通させ、連通した蛇行パイプ35の両開放端に湯沸器44又は冷水源を接続して温湯又は冷水を循環するよう構成すれば、仰臥式酸素富化空気吸引ボックス20の製作コストの低減が図れて好ましい。
また、前記U字管等のジョイントパイプにより連通された蛇行パイプ35は、貯水タンクや水道管等とも接続し、温湯と冷水を切り替えて循環できるようにすることもできる。したがって、温湯を循環させていた蛇行パイプ35に、冷水を循環させることにより、大理石板31が冷やされるので、温まった体のクールダウンも行える。
本実施例の仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス20の作用については、実施例1で説明したのと同様、遠赤外線発生パネル30の蛇行パイプ35に温湯が循環することにより、前記酸化チタン又はマグネットの粒状体32を複数個表面に埋め込み又は貼着した大理石板31が加熱され、前記酸化チタン又はマグネットの粒状体32及び大理石板31から遠赤外線を放射する。したがって、遠赤外線発生パネル30で構成された仰臥台21aに仰臥した人の背面全面が遠赤外線を浴びることになる。
一方、酸素富化装置41からは酸素富化空気が、仰臥者の鼻孔に近い位置に配設された酸素富化空気吹き出し口43からボックス筐体21と蓋22とで形成された密閉空間内に供給される。また、前記密閉空間内が乾燥状態にあるときは加湿器42や水蒸気発生器(図示せず)を作動し、湿潤な空気を前記密閉空間内に供給する。さらには密閉空間内に芳香剤を置き、アロマテラピー効果を付与することも好ましい。
また、本実施例の仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス20は、仰臥して使用することから、よりリラックスしやすく、寝込むことも考えられる。したがって、前記気密空間の気圧が上昇した場合にも気づくのが遅れる事態や、呼気により炭酸ガス濃度が高まるおそれが予想されるので、前記換気部材49としての換気扇を一定時間間隔で運転するようにしておくことも好ましい。
本実施例の仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス20に入室した人間は、上記のように遠赤外線を背面全体に浴びるので身体の芯から温まり、発汗作用が促進され代謝機能が高まったうえで酸素富化空気を吸引するので、細胞の隅々にまで酸素が供給されて健康増進が図れる。
さらに、オーディオ装置46を備えているので好みの音楽をはじめ、野鳥のさえずり、波音や風の音等気分を和らげる環境音もスピーカ等から流せ、しかも仰臥して状態で聴取できるので、よりゆったりした気分でリラックスでき、その上芳香剤のアロマテラピー効果も加わるので、睡眠に誘われ、ストレスの解消に役立ち、美容やダイエットにも効果を示すことが期待できる。
また、蛇行パイプ35冷水を循環させることにより、遠赤外線を浴びて温まった体をクールダウンさせることができ、仕事や勉強の合間、外出前などのリフレッシュに好適である。
上記実施例1の腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックス10、及び実施例2の仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス20に用いた遠赤外線発生パネル30は、いずれも遠赤外線を発生する大理石板31と、該大理石板31を加熱又は冷却する蛇行パイプ35とを一体構造として形成しているが、図6に示すように、大理石板31と蛇行パイプ35とを一体化せず、組み合わせて使用するような構成とすることもできる。
すなわち、図6に示すように、酸化チタン又はマグネットの粒状体32を複数個表面に埋設又は貼着した大理石板31の裏面にステンレス製等の支持台37を固着し、その支持台37に蛇行パイプ35を嵌入して遠赤外線発生パネル30’を形成し、蛇行パイプ35を循環する温湯又は冷水の熱を前記ステンレス製の支持台37を介して大理石板31に伝達するものである。
本実施例の支持台37に固着した大理石板31と、前記支持台37に嵌入する蛇行パイプ35とで構成する遠赤外線発生パネル30’は、前記蛇行パイプ35の水漏れなどの不都合が生じた場合、その部分の蛇行パイプ35のみを引き出して交換補修すればよく、しかもその交換も隣り合う遠赤外線発生パネル30’の蛇行パイプ35同士がジョイントパイプによって連通されていることから、前記ジョイントパイプの取り外し、取り付けのみによって容易に行うことができる。
また、前記支持台37を、蛇行パイプ35以外の加熱又は冷却する機能を有する素材や器具、例えば電熱シートやペルチェ素子などを嵌入可能な構造にしておくことによって、断水など不測の事故によって水の確保や使用が困難になった場合でも、前記蛇行パイプ35を電熱シートやペルチェ素子等に容易に変更でき、酸素富化空気吸引ボックスの継続使用が可能になる。
腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックスの外観斜視図 腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックスの構成説明用断面図 遠赤外線発生パネルの構成図 仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスの外観斜視図 仰臥式酸素富化空気吸引用ボックスの説明用断面図 支持台付き大理石板と蛇行パイプとの組み合わせによる遠赤外線発生パネルの構成斜視図
符号の説明
10: 腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックス
11:ボックス本体
11a:床面
11b:ドア
11c:ドア取っ手
11d:キャスター
11e:スイッチパネル
11f:蝶番
12:腰掛け
20:仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス
21:ボックス筐体
21a:仰臥台
21b:開閉可能側壁
21c、21c’:開閉可能側壁係止手段
21d:キャスター
21e:スイッチパネル
22:蓋
22a:取っ手
30:遠赤外線発生パネル
31:大理石板
32:酸化チタン又はマグネットの粒状体
35:蛇行パイプ
36:断熱板
37:支持台
41:酸素富化装置
42:加湿器
43:酸素富化空気吹き出し口
44:温沸器
45:給湯管
46:オーディオ装置
47:スピーカ
48:照明器具
49:換気部材
50:貯水タンク

Claims (18)

  1. 酸素富化装置を備えた酸素富化空気吸引用ボックスにおいて、内部に遠赤外線発生パネルを配設したことを特徴とする酸素富化空気吸引用ボックス。
  2. 人間が入室して腰掛けて使用できる腰掛け式の酸素富化空気吸引用ボックス10であって、ボックス本体11内に複数枚の遠赤外線発生パネル30で構成された腰掛け12と、同ボックス本体11内に通常より酸素濃度の高い酸素富化空気を供給するための酸素富化装置41を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  3. 人間が入室して仰臥して使用できる仰臥式の酸素富化空気吸引用ボックス20であって、同仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス20が、上面に遠赤外線発生パネル30で構成された仰臥台21aを有するボックス筐体21と、ボックス筐体21の上部を被装する透明な蓋22とで構成され、かつ前記蓋22によって密閉される仰臥台21aの上部空間に通常より酸素濃度の高い酸素富化空気を供給するための酸素富化装置41を前記ボックス筐体21内に備えてなることを特徴とする請求項1に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  4. 遠赤外線発生パネル30が、遠赤外線発生素材板(31)と、熱媒体を循環させて前記遠赤外線発生素材板(31)を加熱又は冷却する蛇行パイプ35との複合体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  5. 遠赤外線発生パネル30が、遠赤外線発生素材板(31)と、熱媒体を循環させて前記遠赤外線発生素材板(31)を加熱又は冷却する蛇行パイプ35と、断熱板とが順に積層されてなるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  6. 前記遠赤外線発生素材板(31)が、石板、セラミックス板であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  7. 前記遠赤外線発生素材板(31)が、酸化チタン、マグネットを表面に埋め込み又は貼着した、石板又はセラミック板以外の板体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  8. 前記遠赤外線発生素材板(31)が、酸化チタン又はマグネットの粒状体32を複数個、表面に埋め込み又は貼着した板体であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  9. 前記腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックス10のボックス本体11内に備えられた腰掛け12の背もたれ、座部、足もたれ、及びボックス本体11の床面11aが、前記遠赤外線発生パネル30で構成され、かつ各遠赤外線発生パネル30の蛇行パイプ35がジョイントパイプによって連結され、温水又は冷水の循環が可能になるよう構成されてなることを特徴とする請求項1、2、4〜8のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  10. 前記腰掛け式酸素富化空気吸引用ボックス10の一側壁に、透明なドア11bを備えてなることを特徴とする請求項1、2、4〜9のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  11. 前記仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス20の仰臥台21aが複数枚の遠赤外線発生パネル30で構成され、かつ該複数枚の遠赤外線発生パネル30の蛇行パイプ35がジョイントパイプによって連結され、温水又は冷水の循環が可能になるよう構成されてなることを特徴とする請求項1、3〜8のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  12. 前記仰臥式酸素富化空気吸引用ボックス20の蓋22がボックス筐体21の上部の仰臥台21aの四囲に備えられた転落防止用側壁のいずれか一方の長辺側側壁上端部に開閉自在に装着されてなり、さらに前記蓋22が装着されていない側の長辺側壁が、前記仰臥台21aの位置で上下に2分割され、その上部側壁が回動によってボックス筐体21の下部側壁の外側に折曲げ可能になる開閉可能側壁21bとして構成されてなることを特徴とする請求項1、3〜8のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  13. 前記遠赤外線発生素材板(31)が、前記蛇行パイプ35を着脱自在に嵌入できる支持台37に固着されてなり、前記支持台37に前記蛇行パイプ35を嵌入することによって遠赤外線発生パネル30を構成してなることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  14. 前記酸素富化空気吸引用ボックスが、水蒸気発生器又は加湿器42を備えてなることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  15. 前記酸素富化空気吸引用ボックスが、水蒸気発生器又は加湿器42、あるいは遠赤外線パネル30の蛇行パイプ35に循環させる温水用の湯沸器44に供給する水又は冷却用の冷水を蓄えておく貯水タンク50を備えてなることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  16. 前記酸素富化空気吸引用ボックスが、芳香発生器、オーディオ装置46、照明器具48のいずれか1種又は複数種備えてなることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  17. 前記酸素富化空気吸引用ボックスが、換気弁や換気扇等の換気部材49を備えて、酸素富化空気吸引用ボックス内の気圧、湿度が設定値を超えたとき、該酸素富化空気吸引用ボックス内の空気を排出可能にしてなることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
  18. 前記酸素富化空気吸引用ボックスが、その底面に複数個のキャスター11d、21dを備えて、移動可能に構成されてなることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の酸素富化空気吸引用ボックス。
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