JP2008011775A - 壁面緑化用パネル及び壁面緑化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】壁面と蔓性植物との間に間隔を設け、蔓性植物が壁面や補助板に絡まることがなく、設置が容易で手間のかからない壁面緑化用パネルを提供する。
【解決手段】
壁面緑化用パネル1は、補助板2と壁面9との間に登攀空間を設け、左右方向に対して伸びるスパイラル状の線材5を設けるとともに、地面から浮かせた状態で壁面9に固定金具6で固定し、補助板2と壁面9と線材5とに囲まれた登攀空間内を蔓性植物が登攀することで、建物の壁面9を覆う。
【選択図】図1
【解決手段】
壁面緑化用パネル1は、補助板2と壁面9との間に登攀空間を設け、左右方向に対して伸びるスパイラル状の線材5を設けるとともに、地面から浮かせた状態で壁面9に固定金具6で固定し、補助板2と壁面9と線材5とに囲まれた登攀空間内を蔓性植物が登攀することで、建物の壁面9を覆う。
【選択図】図1
Description
本発明は、壁面を緑化することで、気温や紫外線から壁面の老化を緩和させる壁面緑化用パネルとそのパネルを用いた壁面緑化方法に関するものである。
このような壁面緑化用パネルにおいて、従来は、壁面を緑化する場合、壁面に対して一定の間隔を取るように壁面と地面とに対して補助具を接地し、蔓性植物を植培することによって、植物による柔らかく美しい景観を醸し出し、壁面を覆うことで気温変化や熱線、紫外線による壁面の老朽化を緩和させる方法が一般的である(特許文献1,2参照)。
しかしながら、上記した蔓性植物を植培する方法は、壁面と地面とに接地させて固定することから地面の状態に左右されることが多く、設置に手間がかかり、壁面と一定の距離を保つことが難しい。また、補助具に蔓性植物を繁茂させる方法では、蔓性植物が絡みながら植培するので、植物が枯れたときや不要になったときに補助具に絡み付いて残ってしまう。他には、地面に壁面緑化用パネルの取付部分があることから、蔓性植物を植えたり、取り除くことが容易に行えないといった問題がある。
本発明の目的は、上記従来の壁面緑化用パネルの問題点を解消し、容易に設置を行えることと、蔓性植物が壁面と補助具との間で繁茂し、補助具に絡むことを最小限に抑える壁面緑化用パネルを提供することにある。
かかる本発明のうち請求項1に記載された発明の構成は、蔓性植物を登攀させて壁面の緑化を促進する壁面緑化用パネルであって、線材によって形成され、内部に前記蔓性植物の登攀空間を有することにある。
請求項2に記載された発明の構成は、登攀空間は、左右方向に対して伸びるスパイラル状の線材によって形成されることにある。
請求項3に記載された発明の構成は、登攀空間は、左右方向に対して伸びる波形状の線材によって形成されることにある。
請求項4に記載された発明の構成は、壁面緑化用パネルを地面から浮かせた状態で壁面に直接固定して、前記壁面緑化用パネルの下方に蔓性植物を植生させ、前記壁面緑化用パネルの登攀空間内に蔓性植物を登攀させて前記壁面の緑化を行う方法にある。
請求項1の壁面緑化用パネルは、壁面との間に空間を設け、前記補助板と線材との間を蔓性植物が登攀し、線材に絡み付くことなく建物の壁面を覆うことができる。
請求項2の壁面緑化用パネルは、左右方向に対して伸びるスパイラル状の線材が形成されていることにより、登攀空間の側面だけでなく、登攀空間内にもスパイラル状の線材が入ることで蔓性植物を補助することができる。
請求項3の壁面緑化用パネルは、左右方向に対して伸びる波状の線材が形成されていることにより、登攀空間の側面だけでなく、登攀空間内にも波状の線材が入ることで蔓性植物を補助することができる。
請求項4の壁面緑化方法は、地面から浮かせた状態で壁面緑化パネルを壁面に固定することで、地面の状態を考慮することがなく、設置が容易で手間がかからない。更に、地面に壁面緑化用パネルがないことから、蔓性植物を植えたり、取り除くことが容易に行える。また、登攀空間内を蔓性植物が登攀することから、補助板に直接登攀させないので、絡み付くことがない。
以下、本発明の壁面緑化用パネルの実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施例の壁面緑化用パネル1の斜視図を示したものである。図2は、壁面緑化用パネル1の側面図である。図3は、壁面緑化用パネル1を壁面9に設置した状態の参考図である。
壁面緑化用パネル1は、補助板2と、補助板2に対して所定間隔をおいて配置され、左右方向に対して伸びるスパイラル状の線材5とによって形成され、スパイラル状の線材5によって内部に蔓性植物の登攀空間が形成される。補助板2は、線材3,4を格子状に組み合わせて形成したものである。
上記の如く構成された壁面緑化用パネル1を地面から浮かせた状態で、スパイラル状の線材5側を壁側に向けて壁面9に固定金具6で固定して、壁面緑化用パネル1の下方に蔓性植物を植生させる。すると、壁面緑化用パネル1の登攀空間内に蔓性植物が登攀して壁面9の緑化が行われる。
壁面緑化用パネル1は、壁面9との間に空間を設け、補助板2と線材5との間を蔓性植物が登攀して、線材3,4に絡み付くことなく建物の壁面9を覆うことができる。
また、左右方向に対して伸びるスパイラル状の線材5が壁面緑化用パネル1に形成されていることにより、登攀空間の側面だけでなく、登攀空間内にもスパイラル状の線材5が入ることで蔓性植物を補助することができる。
壁面緑化用パネル1による壁面緑化方法は、地面から浮かせた状態で壁面緑化パネル1を壁面9に固定することで、地面の状態を考慮することがなく、設置が容易で手間がかからない。更に、地面に壁面緑化用パネル1がないことから、蔓性植物を植えたり、取り除くことが容易に行える。また、登攀空間内を蔓性植物が登攀することから、補助板2に直接登攀させないので、絡み付くことがない。
なお、本発明の壁面緑化用パネルの構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、線材の形状、材質、配置方法、構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、壁面緑化用パネル1を構成するスパイラル状の線材5は、図4のように波形状の線材7であっても良い。この場合、図5のように、線材5の波形状の高さが壁面9と補助板2との間の距離を埋めることで登攀空間が形成される。このパネル1も図6に示すように線材7側と壁側に向けて固定金具6で固定すれば、蔓性植物が登攀空間内をつたって繁茂することで壁面緑化が行われる。
ここでは、左右方向に対して伸びる波状の線材7が、壁面緑化用パネル1に形成されていることにより、登攀空間の側面だけでなく、登攀空間内にも波状の線材7が入ることで蔓性植物を補助することができる。特に、この変更によれば、スパイラル状の線材5に比べて、壁面緑化用パネル1の軽量化と、コストの低減とが可能である。
更に、図7のように線材3の方向に垂直であって、線材4と線材5との機能を一体化した台形状の線材8に変更しても良い。この場合、図8のように、線材8を鉛直方向にして壁面9に固定すれば良く、蔓性植物が線材8で形成される登攀空間内をつたって繁茂することにより壁面緑化が行われる。
すなわち、線材3の方向に垂直で、線材4と線材5との機能を一体化した台形状の線材8は、線材8を鉛直方向にして壁面9に固定すれば良く、蔓性植物が線材8で形成される登攀空間内をつたって繁茂することにより壁面緑化が行われる。特に、この変更によれば、線材4と線材5との機能を一体化することによって、波状の線材7に比べて、壁面緑化用パネル1の軽量化と、コストの低減とが可能である。
1・・壁面緑化用パネル、2・・補助板、3・・線材(垂直方向)、4・・線材(鉛直方向)、5・・線材(スパイラル状)、6・・固定金具、7・・線材(波形状)、8・・線材(台形状)、9・・壁面。
Claims (4)
- 蔓性植物を登攀させて壁面の緑化を促進する壁面緑化用パネルであって、
線材によって形成され、内部に前記蔓性植物の登攀空間を有することを特徴とする壁面緑化用パネル。 - 前記登攀空間は、左右方向に対して伸びるスパイラル状の線材によって形成される請求項1に記載の壁面緑化用パネル。
- 前記登攀空間は、左右方向に対して伸びる波形状の線材によって形成される請求項1に記載の壁面緑化用パネル。
- 請求項1乃至3の何れかに記載の壁面緑化用パネルを地面から浮かせた状態で壁面に直接固定して、前記壁面緑化用パネルの下方に蔓性植物を植生させ、前記壁面緑化用パネルの登攀空間内に蔓性植物を登攀させて前記壁面の緑化を行うことを特徴とする壁面緑化方法。
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JP2006185968A JP2008011775A (ja) | 2006-07-05 | 2006-07-05 | 壁面緑化用パネル及び壁面緑化方法 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011061209A1 (fr) * | 2009-11-18 | 2011-05-26 | Agc Glass Europe | Paroi vegetale et procede associe pour favoriser l'ancrage des vegetaux |
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2006
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