JP5960881B2 - 植物の登攀補助用支持柱、及び植物の設置方法 - Google Patents

植物の登攀補助用支持柱、及び植物の設置方法 Download PDF

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本発明は、建築物や構築物の壁面などに設置される植物の登攀補助用支持柱、及び植物の設置方法に関する。
近年、建築物や構築物などにおいて、壁面を登攀させ易いつる植物を用いて壁面緑化を行うことが盛んになってきている。この壁面緑化による効果は様々であり、緑に囲まれた空間にすることにより癒しやリラックス効果が生じる以外にも、都市部の気温の上昇を防ぐヒートアイランド対策、夏期には室温の上昇を抑えて冬期には外に温度が逃げるのを防ぐという省エネ対策などの効果が期待されている。
つる植物は、様々な態様で登攀し、例えば、巻き付き登攀型や直接登攀型のタイプが知られている。巻き付き登攀型のつる植物は壁面に直接付着せず、壁にネットなど格子状の補助資材を設置し、これにつる植物を絡ませる方法が一般的に用いられている。具体的には、この巻き付き登攀型のつる植物としては、(1)フジのように、伸長する方向をらせん状に回転しながら支持体に巻きついていくものがあり、この場合、ワイヤ(針金、ロープなど)や竹などが補助具として用いられる。また、(2)ヘチマやゴーヤ、キュウリなどウリ科の植物のように、つる植物の一部から巻きヒゲが出て、針金や支柱などで網状の絡み易い形状のものに絡みついて登攀するものもある。
一方、直接登攀型のつる植物は、吸着根が壁面に直接付着することで登攀する。この場合、壁の前においてつる植物を植栽し、つる植物の登攀力によって壁面を緑化するため、原則として特別な登攀補助具を必要としていない。この種のつる植物としては、ナツヅタや、ヘデラ・カナリエンシスやヘデラ・へリックスなどのヘデラ類などが広く用いられている。
直接登攀型のつる植物を利用する場合、吸着根から「根酸」と呼ばれる有機酸が出るため、建物の壁面の表面を溶かすなどの問題がある。このため、この種のつる植物の登攀補助具としては、コンクリート用壁等に保水性のあるマット状体を添設し、これに登攀させる技術も知られている。
また、直接登攀型のつる植物を所望の方向に登攀させることができ、且つその壁面緑化の施工も非常に容易且つ短期間に行うことができる壁面緑化パネルが開示されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、植物伸長路は吸着根型つる植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁により構成されてなる立壁状植栽装置も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、吸着根を有し生育する植物でも亜熱帯熱帯の植物の場合、つる植物など根を有する地生植物ではなく、土壌に根を下ろさず他の木の上や岩盤などに根を張って生活する着生植物が多く知られている。例えば、洋ランはその大部分が着生植物であり、栽培する場合、ヘゴ板などが用いられている。
特開2007−306862号公報 特開2010−161995号公報
しかしながら、上述した吸着根を有する直接登攀型のつる植物の生育速度は比較的穏やかであるため、壁面を被覆するまでに相当の時間を要する。この結果、従来のつる植物の登攀補助具では、つる植物が存在感ある景観を創出するまでには、相当期間を有するという問題がある。
また、上記従来の直接登攀型のつる植物の登攀補助具は、壁面を劣化させず植物を登攀させることなどを目的としているために、自由なデザイン性が非常に乏しいという問題がある。
さらに、つる植物は、通常、生育範囲(被覆する範囲)を限定できないため、放任すると著しく繁茂して不快な印象を与える。このため、従来の補助具を用いる場合では、つる植物の高い壁面被覆率と付着力を維持するために、つる植物の繁茂しすぎた枝や肥大した大枝を切除する専門知識を持つ者の定期的な剪定作業が必要となるという問題もある。
またさらに、上記従来の登攀補助具では、植物がマットに密着したり、マットの通気性が良すぎて吸着根の発達が阻害されるなどの問題がある。また、建物に密着設置した場合にはつる植物の根が建築物本体にまで及んで建物をいためる虞がある。
また、着生植物の栽培のため、ヘゴ板以外の、施工性や着生植物のレイアウト変更性にも優れた補助具の出現も望まれている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、吸着根を有するつる植物などの登攀をより効果的に補助するのみではなく、植物の存在感のある景観を、期間を要することなく創出でき、また、自由なデザイン性を有する植物の登攀補助用支持柱を提供することを目的とする。また、この登攀補助用支持柱を用いた植物の設置方法をも提供することをも目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、吸着根を有する植物の登攀補助用支持柱であって、当該登攀補助用支持柱は、水平断面が略凹形状となる長尺状の軽量な金属材又は樹脂材で形成されており、その凹空間には、植物の吸着根が付着する付着材が配置され、前記登攀補助用支持柱は、中空を有する筒体を、その長手方向に沿った切断線から拡げて曲げた形状を有することで、前記略凹形状の数が2以上となり、前記付着材の表面側に配置する網状体をさらに備え、前記登攀補助用支持柱には、その長手方向に延びる端辺に、前記網状体が係止される係止部が形成され、前記付着材は、繊維、布、木材、又は樹脂であり、前記網状体により前記凹空間に固定されることを特徴とする。
また、この植物の登攀補助用支持柱において、前記登攀補助用支持柱は、互いに離間するように並設されることが好ましい。
また、上記目的を達成するために本発明は、植物の設置方法であって、上記記載の植物の登攀補助用支持柱を用いて、植物を予め登攀成長させる工程と、植物が登攀成長した前記登攀補助用支持柱を、植物の設置場所に搬送する工程と、前記登攀補助用支持柱を設置場所に設置する工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る植物の登攀補助用支持柱は、水平断面が略凹形状となる長尺状の金属材又は樹脂材で形成されており、その凹空間には、植物の吸着根が付着する付着材が配置され、中空を有する筒体をその長手方向に沿った切断線から拡げて曲げたような形状を有する。この構成により、本件発明では、つる植物や着生植物などの登攀をより効果的に補助するのみではなく、植物の存在感のある景観を、期間を要することなく創出でき、また、自由なデザイン性をも実現できる。
(a)本発明の実施の形態1に係る植物の登攀補助用支持柱の斜視図、(b)同上登攀補助用支持柱の水平断面図である。 同上登攀補助用支持柱の水平断面の一例を示す図である。 同上登攀補助用支持柱を用いた農家での登攀成長法を説明する図である。 同上登攀補助用支持柱の根部の状態を説明する図である。 (a)同上登攀補助用支持柱の使用状態の一例を示す外観図、(b)同上登攀補助用支持柱の使用状態の他の一例を示す外観図である。 同上登攀補助用支持柱の使用状態の一例を示す外観図である。 (a)及び(b)本発明の実施の形態2に係る登攀補助用支持柱の水平断面を示す図である。 (a)及び(b)同上登攀補助用支持柱を示す写真図である。 (a)及び(b)同上登攀補助用支持柱を示す写真図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る植物の登攀補助用支持柱について図面を参照して説明する。図1に示す植物の登攀補助用支持柱1(以下、支持柱1と記す)は、立体駐車場などの構築物や建物の壁面に沿って吸着根を有する直接登攀型のつる植物や着生植物を設置するために用いられる。なお、植物を用いた壁面緑化は近年普及が進んでおり、植物による癒し、リラックス効果以外にも、省エネ効果や、ヒートアイランド現象の緩和、紫外線による建築物の劣化を防止する効果が期待されている。
支持柱1を登攀するつる植物は、例えば、ツタ(ナツヅタ)、ヘデラ・へリックスなどのヘデラ類、オオイタビの樹種が一般的に用いられる。例えば、西洋式ヅタ(ヘデラ属)の仲間は水平方向に伸長するときには、ほとんど吸着根は発生しない。また、下垂しながら生育するときも吸着根は一切発生しない。しかしながら、水平方向に伸長している先端部分がコンクリート壁などの壁面や樹木の幹などに突き当たると、その生長点付近は上に向かって伸長する形に変わり、同時に壁面や樹木の表面に張り付くための吸着根を発生させる。そして、吸着根が壁面表面に付着しながら上方に向かって伸長する。
具体的には、支持柱1は、図1(a)に示すように、水平断面が略凹形状となる長尺状の金属材又は樹脂材で形成され、例えば2m〜3mの高さを有する。支持柱1は、可搬体であり、樹脂材で形成された場合には特に軽量となる。ここで、金属材としては、鉄材、アルミニウム材であり、樹脂材としては、ポリプロピレン板、FRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)、アクリル板などの合成樹脂板である。なお、支持柱1の水平断面の形状は略凹形状としているが、この形状に限定されるものではなく、略半円形状、略半楕円形状など支持柱1が後述の付着材3を収容するための内部空間を有していれば良い。
支持柱1には、その長手方向に沿って伸長し、凸形状を有する複数のリブ2a,2bが形成されている。これらリブ2a,2bにより、支持柱1の強度を増すことができる。なお、リブの形状は凸形状に限定されるものではなく凹形状などでも構わない。
支持柱1の内部の凹空間には、図2に示すように、植物の吸着根が付着する付着材3が配置されている。吸着根を有する植物の吸着は、表面の素材によって付着力が大きく異なる。従って、付着材3は、登攀型の植物の吸着根を吸着させるのに適した素材である木板、発泡コンクリート、白砂などの極軽量コンクリート、繊維、木屑、樹脂、及び砂粒の少なくとも1つを用いて構成される。また、これらを支持柱1の内側面に粘設、添設、敷設、吹き付け又は塗布する。この構成により、植物の吸着根が付着材3に対する付着力を維持できる。
図2に示す場合、支持柱1の内部の凹空間には付着材3として繊維が粘設され、この付着材3は固定金具たる網状体4を用いて固定される。支持柱1には、その長手方向に延びる両端辺において鉤形状の係止部1aが形成されており、付着材3がその反発力で網状体4を押圧することで網状体4が係止部1aに係止されると共に、付着材3が支持柱1の凹空間に固定される。
このため、支持柱1の付着材3の表面側を植物の茎部が登攀し、その吸着根が付着材3に付着して、植物の登攀が確実に上方に誘導される。このため、支持柱1は、吸着根を有するつる植物などの登攀をより効果的に補助できる。
次に、支持柱1を用いた植物の設置方法に関して図3及び図4を参照して説明する。この設置方法の最初の工程では、図3に示すように、多数の支持柱1を用いてつる植物などを農家などの別の場所にて予め登攀成長させる。次に、植物が登攀成長した支持柱1を、実際の植物の設置場所に搬送する。最後に、支持柱1を設置場所に設置する。従って、この設置方法では、通常の生育速度の穏やかな植物の苗を植え付けて育つ期間を待つ必要がなくなるため、壁面の全面を被覆するまでに相当期間を要することなく、極めて容易に植物の存在感のある景観を創出できる。
なお、図4に示すように、植物の根部は、金属や樹脂などの線材6や網状体を用いて巻き付けられることで支持柱1に結束固定される。また、支持柱1は、植物の根部が植えられる鉢体7を別体又は一体に備える。このように、支持柱1に併せて線材6及び鉢体7を用いることで、植物の根部が動かないように育てることができる。そして、植栽時(搬送時)には根部と周囲の培養土のバランスが崩れて植え痛みが出ないようにして農家の畑で栽培し、所望の長さになるまで養生できる。また、支持柱1の搬送時などでの植え替えによる植え痛みをできるだけ軽減することができる。
次に、支持柱1を立体駐車場に使用した場合について図5(a)を用いて説明する。支持柱1の長手方向の一端側には、立体駐車場を構築する建物構造体8に固定するときにネジ部材が貫通される複数のネジ孔(図示せず)が形成されている。支持柱1は、ネジ孔に貫通されるネジ部材を用い、立体駐車場の建物構造体8に、互いに離間するように並設されて集合体となる。また、支持柱1の地面側は通常の建物構造体8に用いる工法で埋め込み固定される。
一般的に、縦横無尽に張り付いて育つつる植物は極めて維持管理しづらく、高い位置にある場合などは手入れが全くできない場合がある。即ち、生育が放任状態となりコントロールできなくなってしまう可能性がある。例えば、ナツヅタの熟成した株の場合、高い壁面被覆率と付着力を維持するためには一年に一回以上、定期的に専門知識を持つものの剪定作業が必要となる。本実施の形態1に係る支持柱1は互いに離間するように並設されるので、支持柱1の横からはみ出すつる植物のみを切り取れば良く、従来と比較して剪定作業を容易化できる。
また、図5(b)に示すように、円柱形状の柱9の外周に、複数の支持柱1を互いに離間するように並設されて集合体となることも考え得る。さらに、図6に示すように、立体駐車場などの景観に併せて自在に支持柱1を設置することで、つる植物を用いた高いデザインを発揮できる。
以上の説明のように、本実施の形態1に係る支持柱1は、水平断面が略凹形状となる長尺状の金属材又は樹脂材で形成されており、その凹空間には、つる植物などの吸着根が付着する付着材3が配置されている。この構成により、吸着根を有する植物の登攀をより効果的に補助するのみではなく、植物の存在感のある景観を、期間を要することなく創出でき、また、自由なデザイン性を有する植物の支持柱1となる。
また、吸着根を有し生育する植物でも亜熱帯熱帯の植物の場合、根を有するつる植物などの地生植物ではなく、土壌に根を下ろさず他の木の上や岩盤などに根を張って生活する着生植物が多くある。支持柱1は、ラン科植物、シダ植物、サトイモ科の植物などの亜熱帯熱帯の植物をも直接植え付け、生育させることができ、且つ施工性や着生植物のレイアウト変更性にも優れている。
また、支持柱1は長尺状であり互いに離間して並設されるため、風圧は受けにくく、建物の壁面に植物が付着することはない。また、支持柱1から大きくはみ出して生育するものを切り取ることで、植物の生育や形状をコントロールできるため、剪定作業を容易化できる。さらに、つる植物などの根から出る「根酸」によって建築物の壁面を損傷することがない。またさらに、支持柱1の後ろ側に空間があるため、風通しを良くすることができ、植物の成長を促すことが出来る。
また、支持柱1の間隔を自在に変更して、各設置場所のニーズに合わせた自由な壁面緑化を実現して高いデザイン性を発揮できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る植物の登攀補助用支持柱について、図7〜9を参照して説明する。従来から多く用いられている竹やプラスチックや金属性の丸棒状のものにつる植物を巻き付ける支持柱は、その表面がつるつると滑りやすいために吸着根を有するヘデラ類などには適していない。そこで、本実施の形態2に係る登攀補助用支持柱は、この種の問題を解決するものであり、竹や丸棒と同じように、あくまでつる植物や着生植物などの登攀補助用の支持柱であって、壁面を構成するためのものではない。
本実施の形態2に係る支持柱10は、図7に示すように、水平断面が略凹形状となる少なくとも1つ以上(本実施の形態2においては2つ)の長尺状の金属材又は樹脂材で形成されている。支持柱10は、例えばアルミ材の押し出し成形などで形成される。支持柱10は、中空を有する筒体(例えば図7(a)の場合には円筒、図7(b)の場合には角筒)を、その長手方向に沿った切断線から拡げて曲げた形状を有している。なお、支持柱10における略凹形状の数は2つに限定されるものではなく、設置場所に応じてその数を増やすことができる。
支持柱10の凹空間には、植物の吸着根が付着する付着材11が配置され、付着材11は、繊維、布、木材、又は樹脂のいずれかであり、本実施の形態2においては不織布を用いている。この付着材11は、例えば、最初に図8に示すように接着剤などを用いて支持柱10の内面に貼り付けられる。そして、支持柱10は、図9に示すように、付着材11の表面側に配置する網状体12を備える。具体的には、支持柱10には、その長手方向に延びる端辺に鉤形状の係止部10aが形成されており、付着材11がその反発力で網状体12を押圧することで網状体12が係止部10aに係止されると共に、付着材11が支持柱10の凹空間に固定される。そして、網状体12に紐などを結んで植物の茎部などを固定して植物の登攀を補助すると共に、支持柱10の部品点数を抑えることが可能となる。
以上の構成により、本実施の形態2に係る支持柱10は、比較的小型で軽量となり、可搬で持ち運びが容易であり、無霜地帯などでの植物の栽培に貢献できる。また、支持柱10は、ラン科植物、シダ植物、サトイモ科の植物など熱帯亜熱帯植物を直接植え付け、生育させることができ、且つ施工性やレイアウト変更性にも優れている。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、支持柱1を壁面にスペーサを介して設置することなども考え得る。
1,10 登攀補助用支持柱
1a,10a 係止部
2a,2b リブ
3,11 付着材
4,12 網状体
6 線材
7 鉢体
8 建物構造体
9 柱

Claims (3)

  1. 吸着根を有する植物の登攀補助用支持柱であって、
    当該登攀補助用支持柱は、水平断面が略凹形状となる長尺状の軽量な金属材又は樹脂材で形成されており、
    その凹空間には、植物の吸着根が付着する付着材が配置され
    記登攀補助用支持柱は、中空を有する筒体を、その長手方向に沿った切断線から拡げて曲げた形状を有することで、前記略凹形状の数が2以上となり、
    前記付着材の表面側に配置する網状体をさらに備え、前記登攀補助用支持柱には、その長手方向に延びる端辺に、前記網状体が係止される係止部が形成され、
    前記付着材は、繊維、布、木材、又は樹脂であり、前記網状体により前記凹空間に固定されることを特徴とする植物の登攀補助用支持柱。
  2. 前記登攀補助用支持柱は、互いに離間するように並設されて複数の前記登攀補助用支持柱の集合体を形成することを特徴とする請求項1記載の植物の登攀補助用支持
    柱。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の植物の登攀補助用支持柱を用いて、植物を予め登攀成長させる工程と、
    植物が登攀成長した前記登攀補助用支持柱を、植物の設置場所に搬送する工程と、
    前記登攀補助用支持柱を設置場所に設置する工程と、を含むことを特徴とする植物の設置方法。
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