JP2008011509A - 無線通信方法及び無線通信システム - Google Patents

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    • H04W74/08Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access]

Abstract

【課題】並列多重アクセスを物理レイヤで使用できるシステム及び方法
【解決手段】システムは、キューブロックをネットワーク中の各アクティブ局に関連付け、各キューブロックは、競合ベースのプロセスを実行してフレームセットから競合に勝利したフレームを選択する無線局マネージャと、宛先アドレスを含むフレームを受信し、各受信したフレームを宛先アドレスに基づいてキューブロックにルーティングするマルチプレクサと、各キューブロックから競合に勝利したフレームを受信し、競合に勝利したフレームの数がしきい値以下である場合に、競合に勝利したフレームを物理レイヤに転送して、アクティブ局に同時に送信し、競合に勝利したフレームの数がしきい値を超える場合に、競合に勝利したフレームのサブセットを物理レイヤに転送して、アクティブ局に同時に送信するアクセスコントローラと、同時にフレーム送信が可能な物理レイヤとを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、包括的にはネットワークに関し、特に、アクセスポイントのMACレイヤレイヤに複数のサブブロックを実装して、並列多重アクセス(例えば、SDMA又はFDMA)をアクセスポイントの物理レイヤで使用するシステム及び方法を提供する。
無線通信の利便性によって、ユーザは更に多くのサポートを必要としている。無線ネットワーク上の代表的なアプリケーションにはビデオストリーミング、ビデオ会議又は通信教育等がある。しかし、利用可能な無線帯域幅が制限されているため、802.11ネットワークではサービス品質(QoS:Quality of Service)管理がますます重要になっている。
IEEE802.11eは、音声及びビデオ等、帯域幅に影響を受けやすいアプリケーションをサポートする無線装置のためのQoSメカニズムの定義を提案している。
最初の802.11メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)プロトコルでは、無線局に対し二つの通信モードが設計された。第1のモードは分散制御機能(DCF:Distributed Coordination Function)で、搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式(CSMA/CA:Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)に基づいており、リッスン・ビフォア・トーク(listen before talk)と呼ばれる。無線局は、ネットワーク上で待機時間の間待機し、それからデータ送信及び衝突検知を開始する。第2のモードは集中制御機能(PCF:Point Coordination Function)で、時間に影響を受けやすいトラフィックフローをサポートする。無線アクセスポイントは定期的にビーコンフレームを送信することによって、無線ネットワークに特有のネットワーク識別子及び管理パラメータを通信する。ビーコンフレームを送信する間、PCFは時間を非競合期間と競合期間とに分割する。PCFを使用する無線局は、非競合期間中にデータを送信する。
DCF及びPCFは、トラフィックタイプ又はトラフィックソース間で違いがないため、IEEEはQoSを促進するために両制御のモードに対する拡張を提案した。これらの変更は、重要なサービス要求を満たすと同時に、現在の802.11の標準規格の古いバージョンとの上位互換性を持たせるようにしている。
拡張分散制御アクセス(EDCA:Enhanced Distribution Coordination Access)は、トラフィックカテゴリの概念を導入する。無線局はEDCAを使用して、メディアが対応するトラフィックカテゴリによって定義される待ち時間の間アイドル状態であることを検出した後、データ送信しようとする。優先度の高いトラフィックカテゴリの方が優先度の低いトラフィックカテゴリより待ち時間が短い。サービスに対する保証があるわけではないが、EDCAは確率的な優先度に基づくメカニズムを確立するために、トラフィックカテゴリに基づいて帯域幅を割り当てる。
IEEE802.11eEDCA標準規格は、トラフィックを4つのアクセスカテゴリ(AC:Access Category)、すなわち、音声、ビデオ、ベストエフォート及びバックグラウンドにグループ化することによって、異なるQoSを提供している。優先度の値に基づいて、フレームはMACレイヤで4つのACに割り当てられる。音声ACは優先度が最も高く、ビデオACは優先度が2番目に高く、ベストエフォートACは優先度が3番目に高く、バックグラウンドACは優先度が最も低い。各ACは、AC自体の送信キュー及びAC自体のメディアアクセスパラメータのセットを有する。トラフィックの優先度の設定は、メディアアクセスパラメータ、すなわち、AIFS間隔、コンテンションウィンドウ(CW:Contention Window)及び送信権(TXOP:Transfer Opportunity)を使用して、優先度の高いACの方が優先度の低いACより比較的多くのメディアアクセスの機会を有することを保証する。
一般に、フレーム送信間隔(AIFS:Arbitration Interframe Space)は、無線局がバックオフ又は送信する前に、メディアがアイドル状態であることを検出しなければならない時間間隔である。優先度の高いACほど短いAIFS間隔を使用する。コンテンションウィンドウ(CW、CWmin、及びCWmax)は無線局がメディアにアクセスできるまでのバックオフタイムスロットの数を示す。CWは、最小値CWminから開始して、最大値CWに達するまで送信に失敗する度に2倍になる。つまり、CWは送信が再試行制限を越えるまで最大値CWmaxを保持する。優先度順位の高いACほど小さいCWmin及びCWmaxを使用する。TXOPは、各ACがメディアへのアクセスできた後に、フレーム送信が許可される最大持続時間を示す。衝突のオーバーヘッドを減少させるため、合計送信時間がTXOPの持続時間を越えない限り、取得した一つのTXOPの接続時間内で更に衝突することなく複数のフレームを送信できる。
二つの無線局が互いを監視できないことによって、無線局による送信が衝突する可能性を減少させるために、仮想キャリア検知メカニズムが標準に定義される。ある無線局がトランザクションを開始する前に、無線局は送信要求(RTS:Request To Send)と呼ばれる短い制御パケットを最初に送信する。この制御パケットは、送信元アドレス、宛先アドレス及び後続のトランザクションの持続時間(すなわちデータパケット及び各々のACK)を含む。次に、宛先となる無線局は送信クリア(CTS:Clear to Send)と呼ばれる応答制御パケットで応答する(メディアが空いている場合)。この応答制御パケットは、同じ持続時間の情報を含める。RTS及び/又はCTSを受信した全ての無線局は、仮想キャリア検知インジケータを設定する。すなわち、任意の持続時間についてネットワーク割り当てベクトル(NAV:network allocation vector)を設定してメディアを検出するときに、物理キャリア検知とともにNAVを使用する。仮想キャリア検知メカニズムは、RTS送信の短い持続時間の間、送信局から「隠れている」無線局による受信側領域での衝突の可能性を減少させるが、これは無線局がCTSを監視し、トランザクション終了までメディアを使用中として「予約」することによる。RTSの持続時間の情報によって応答した無線局の範囲外にある無線局によるACKの間に発生する衝突から送信側を保護する。RTS及びCTSは短いフレームであるため、これらのフレームはデータパケット全体が送信される場合よりも速く認識されるので(データパケットがRTSより大きいと仮定する)、仮想キャリア検知メカニズムは、衝突のオーバーヘッドを減少させる。仮想キャリア検知メカニズムの規格では、短いデータパケット、すなわち、RTS閾値より短いパケットについては、RTS/CTSのトランザクションなしで送信することができる。
これらのメディアアクセスパラメータを用いて、EDCAは次のように動作する。送信局が何らかの送信を開始する前に、送信局は、最初に少なくともAIFS間隔の間、チャネルが物理的及び仮想的にアイドル状態であることを検出する必要がある。AIFS間隔の後にチャネルが依然としてアイドル状態であれば、バックオフ手続きを呼び出し、バックオフカウンタを使用して、ランダムなバックオフタイムスロットをカウントダウンする。送信局は、チャネルがアイドル状態であると検出している限り、バックオフカウンタを1ずつデクリメントする。バックオフカウンタがゼロに達すると、送信局はRTS送信を開始し、受信局からのCTS送信を待つ。送信局がCTS送信を受信局から受信する場合、送信局はトランザクションを開始する。無線局は、合計送信時間がTXOP持続時間を越えない限り、競合することなく、複数のフレームを送信できる。
送信局は、バックオフ手続き中にチャネルのビジー状態を検出した場合、現在のバックオフ手続きを中断して、再びAIFS間隔の間、チャネルがアイドル状態であると検出されるまで、バックオフカウンタを一時停止する。AIFS間隔の後に、チャネルが依然としてアイドル状態であれば、送信局は、残っているバックオフカウンタのデクリメントを再開する。各送信が成功しなかった後、CWはCWmaxに達するまで2倍になる。各送信が成功した後、CWはそのデフォルト値であるCWminに戻る。各アクセスカテゴリのQoS制御レベルは、メディアアクセスパラメータ及びネットワーク中で競合する無線局の数の組み合わせによって決まる。
IEEE802.11eは、チャネルアクセスが時分割多重アクセス(TDMA)によって取得されるCSMA/CAネットワークに向いている。APのMACレイヤは一度に1人のユーザとアクティブに通信し、アプリケーションレイヤによってサービスを受けている複数のクライアントには気付かない。
図1は、従来技術によるTDMAベースの物理レイヤ105を使用した無線アクセスポイント100のレイヤのブロック図である。上位レイヤ115、この場合、無線局STA及びSTAからのトラフィックは、フレームの対応するACに基づいてMACレイヤ110で4つのキュー120に分類される。各キュー120は、複数の異なるユーザを宛先としたフレームを含む。キュー120間のフレームは、IEEE802.11eに指定されるようにチャネルアクセスを求めて競合する。競合が終わった時に、MACレイヤ110は競合に勝利したフレームを送信のために物理レイヤ105に送る。
図2は、従来技術によるTDMAベースの物理レイヤを実装した無線ネットワークのパケットフローを示すタイミング図200である。フレーム交換の時系列は二つの無線局、すなわちSTA及びSTAを仮定する。STA及びSTAは、無線メディアへのアクセスを求めて競合する。フレームは、同じ共有物理チャネルを経由して送信され、衝突を避けるために時間で分けられる。図示するように、APはフレーム、すなわちFRAME(A)をSTAに送信する。STAは、フレームを受信すると、一定時間TACK待機してから、確認応答ACK(A)をAPに送信する。APは、ACK(A)を受信すると、一定時間TDATA待機してから、次のフレーム、すなわちFRAME(B)をSTAに送信する。STAのように、STAは一定時間TACK待機してから確認応答ACK(B)をAPに送信する。
TDMAは並列多重アクセスを使用しないため、従来技術による方法は依然として非効率的である。そこで、並列多重アクセスを物理レイヤで使用できるシステム及び方法が必要である。
本発明の代表的な一形態によると、広帯域無線アクセスネットワークでマルチユーザMACレイヤを実装するシステム及び方法が提供される。マルチユーザMACは、複数のクライアントとのアクティブ通信リンクを同時にサポートすることによって、プロトコルスタック間でのシームレスな接続性を可能にし、結果として遅延及びジッタを小さくする。マルチユーザMACは、SDMAを使用して同じチャネル上の、又はFDMA若しくは複数の無線を使用して複数の異なるチャネル上の、複数の並列物理リンクをサポートする物理レイヤを使用することができ、結果としてスループットを増大させる。
本発明の別の実施の形態では、無線通信方法は、キューブロックをネットワーク中の各アクティブ局に関連付け、アクティブ局を識別する宛先アドレスを含むフレームを受信し、各フレームを宛先アドレスに基づいてキューブロックにルーティングし、少なくとも一つのフレームを含む各キューブロックによって競合ベースのプロセスを実行し、競合ベースのプロセスを実行する各キューブロックから競合に勝利したフレームを受信し、競合に勝利したフレームの数が1よりも大きいしきい値以下である場合、少なくとも一つの競合に勝利したフレームを物理レイヤに転送することによって、少なくとも一つのアクティブ局に略同時に送信し、競合に勝利したフレームの数がしきい値を超える場合、競合に勝利したフレームのサブセットを物理レイヤに転送することによって、アクティブ局に略同時に送信することを含む。
無線通信方法は、無線アクセスポイントによって実行することができ、ネットワークは無線ネットワークを含む。競合ベースのプロセスは、IEEE802.11eプロセスを含む。しきい値は、物理レイヤが同時に使用可能なチャネルの数である。競合に勝利したフレームのサブセットはしきい値に等しい数のフレームを含む。方法は、アクティブ局の数に基づいてキューブロックのインスタンスを作成することを含む。方法は、競合に勝利したフレームの数としきい値との差が該しきい値よりも大きい場合、競合に勝利したフレームの別のサブセットを物理レイヤに転送することによって、次のタイムスロット中にアクティブ局に略同時に送信することを含む。方法は、競合に勝利したフレームの数としきい値との差が該しきい値以下である場合、競合に勝利したフレームを物理レイヤに転送することによって、次のタイムスロット中にアクティブ局に略同時に送信することを含む。方法は、物理レイヤに転送される競合に勝利したフレームに、アクティブ局に確認応答ACKフレームをいつ送信すべきかを通知するタイムオフセットを設定することによって、競合なしの確認応答ACKフレームのための時分割アップリンクを可能にすること含む。物理レイヤに転送される少なくとも二つの競合に勝利したフレームが異なるサイズを含み、一方のフレームは小さく、他方のフレームは大きい場合、方法は、ダミーデータを含む小さいフレームが大きいフレームと同じサイズになるように、ダミーデータを小さいフレームに添付することを含む。
また、別の実施形態では、システムは、キューブロックをネットワーク中の各アクティブ局に関連付け、複数のアクティブ局及び複数のキューブロックを管理可能な無線局マネージャであって、各キューブロックは、競合ベースのプロセスを実行してフレームセットから競合に勝利したフレームを選択するように構成される無線局マネージャと、宛先アドレスを含むフレームを受信し、受信した各フレームを宛先アドレスに基づいてキューブロックにルーティングするマルチプレクサと、各キューブロックから競合に勝利したフレームを受信するアクセスコントローラであって、競合に勝利したフレームの数が1よりも大きいしきい値以下である場合に、少なくとも一つの競合に勝利したフレームを物理レイヤに転送し、少なくとも一つのアクティブ局に同時に送信し、競合に勝利したフレームの数がしきい値を超える場合に、競合に勝利したフレームのサブセットを物理レイヤに転送して、アクティブ局に同時に送信するように構成されるアクセスコントローラと、例えばSDMA又はFDMAを使用して、略同時にフレーム送信が可能な物理レイヤとを備える。
システムは無線アクセスポイントを含み、ネットワークは無線ネットワークを含む。競合ベースのプロセスはIEEE802.11eプロセスを含む。しきい値は、物理レイヤが同時に使用可能なチャネルの数である。競合に勝利したフレームのサブセットはしきい値に等しい数のフレームを含む。無線局マネージャは、アクティブ局の数に基づいてキューブロックのインスタンスを作成することができる。アクセスコントローラは、競合に勝利したフレームの数としきい値との差が該しきい値よりも大きい場合、競合に勝利したフレームの別のサブセットを物理レイヤに転送し、次のタイムスロット中にアクティブ局に略同時に送信することができる。アクセスコントローラは、競合に勝利したフレームの数としきい値との差がそのしきい値以下である場合、競合に勝利したフレームを物理レイヤに転送して、次のタイムスロット中にアクティブ局に略同時に送信することができる。アクセスコントローラは、物理レイヤに転送される競合に勝利したフレームに、アクティブ局に確認応答ACKフレームをいつ送信すべきかを通知するタイムオフセットを設定して、競合なしの確認応答ACKフレームのための時分割アップリンクを可能にすることができる。物理レイヤに転送される少なくとも二つの競合に勝利したフレームが異なるサイズを含み、一方のフレームは小さく、他方のフレームは大きい場合、アクセスコントローラは、ダミーデータを含む小さいフレームが大きいフレームと同じサイズになるように、ダミーデータを小さいフレームに添付することができる。
さらに別の実施の形態では、システムは、キューブロックをネットワーク中の各アクティブ局に関連付け、複数のアクティブ局及び複数のキューブロックを管理する手段であって、各キューブロックは、競合ベースのプロセスを実行して、フレームセットから競合に勝利したフレームを選択するように構成される手段と、アクティブ局を識別する宛先アドレスを含むフレームを受信し、各受信したフレームを宛先アドレスに基づいてキューブロックにルーティングする手段と、各キューブロックから競合に勝利したフレームを受信し、競合に勝利したフレームの数が1よりも大きいしきい値以下である場合、少なくとも一つのアクティブ局に同時に送信するために、少なくとも一つの競合に勝利したフレームを転送し、競合に勝利したフレームの数がしきい値を超える場合、アクティブ局に同時に送信するために、競合に勝利したフレームのサブセットを転送する手段と、複数のフレームを略同時に送信する手段とを備える。
本発明によると、プロトコルスタック間でシームレスな接続を可能にし、遅延及びジッタを小さくする。また、マルチユーザMACは、SDMAを使用して同じチャネル上の、又はFDMA若しくは複数の無線を使用して複数の異なるチャネル上の複数の並列物理リンクをサポートする物理レイヤの能力を使用することができ、結果としてスループットを増大させる。
以下の説明は、当業者が本発明を実施し使用することができるように提供され、特定の用途及びその要件に関連して提供されるものである。実施形態に対する様々な変更が当業者には可能であり、本明細書で定義される一般原理は、これら及びその他の実施形態並びに用途へ、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく適用される。つまり、本発明は記載した実施形態に制限されることを意図するものではなく、本明細書に開示される原理、特徴及び教示と整合する最大範囲に認容されるべきものである。
本発明の実施形態では、広帯域無線アクセスネットワークのマルチユーザMACレイヤを実装するシステム及び方法を提供する。マルチユーザMACは、複数のクライアントとのアクティブ通信リンクを同時にサポートすることによって、プロトコルスタック間でシームレスな接続を可能にし、結果として遅延及びジッタを小さくする。マルチユーザMACは、SDMAを使用して同じチャネル上の、又はFDMA若しくは複数の無線を使用して複数の異なるチャネル上の複数の並列物理リンクをサポートする物理レイヤを使用することができ、結果としてスループットを増大させる。
図3は、本発明の実施形態による、並列多重アクセス物理レイヤ305を実装した無線アクセスポイント300のブロック図である。無線アクセスポイント300は、上位レイヤ320、上位レイヤ320に結合されるマルチユーザMACレイヤ315、マルチユーザMACレイヤ315に結合されるアクセスコントローラ310、及びアクセスコントローラ310に結合される並列多重アクセス物理レイヤ305を備える。マルチユーザMACレイヤ315は、無線局マネージャ335、二つのキューブロック325a、325b(以下、それぞれまとめてキューブロック325と呼ぶ)、及びマルチプレクサ/デマルチプレクサ330を備える。アクセスコントローラ310は、MACレイヤ315の一部、物理レイヤ305の一部、又はその中間に実装することができる。
簡単にするために、無線アクセスポイント310は、二つの無線局のみ、すなわちSTA及びSTAのみ処理するように構成されている。しかし、無線アクセスポイント300は任意の数の無線局をサポートするように構成することができる。
一般に、上位レイヤ320は、複数のクライアント局、この場合ではSTA及びSTAを宛先としたフレームを受信する。上位レイヤ320は、有線ネットワークからフレームを受信することができる。上位レイヤ320は、フレームをマルチユーザMACレイヤ315に転送する。フレームマルチプレクサ/デマルチプレクサ330は、入力フレームの宛先アドレスを調べ、入力フレームをその宛先アドレスに基づいて適切なキューブロック325にルーティングする。各キューブロック325は単一のクライアント局、例えばSTA又はSTA専用であり、他方のキューブロック325から独立して機能する。この例では、キューブロック325aは無線局STAのフレーム専用であり、キューブロック325bは無線局STAのフレーム専用である。この場合、各キューブロック325は、IEEE802.11eプロトコルに従って、特定のクライアント局の競合を処理する。IEEE802.11eの実施形態では、フレームは各キューブロック325内でIEEE802.11eのアクセスカテゴリ(例えば、ビデオ、音声、ベストエフォート、及びバックグラウンド)に分類することができ、競合に勝利したフレームを、IEEE802.11eプロトコルを使用して選択することができる。
無線局マネージャ335は、送信局アドレスを監視することによって、アクティブ局に関して無線ネットワークを監視する。新たにアクティブになった無線局を検出すると、無線局マネージャ335は、新たにアクティブになった無線局のトラフィックの処理を担当するキューブロック325のインスタンスを作成することができる。また、無線局マネージャ335は、例えば無線局アドレスにキューブロック325の新しいインスタンスを関連付けることによって、新たにアクティブになった無線局の入力フレームを管理するように、フレームマルチプレクサ/デマルチプレクサ330を構成する。それまでアクティブであった無線局が非アクティブになったことを検出すると、無線局マネージャ335は、現在では不必要と考えられるキューブロック325を除去することができる。図3に示す例では、無線局マネージャ335は、二つの無線局、すなわちSTA及びSTAが現在アクティブであると判断した。したがって、無線局マネージャ335は、二つのキューブロック、すなわちキューブロック325a及び325bを作成し、二つの無線局のフレームを処理するようにマルチプレクサ/デマルチプレクサ330を構成した。
本発明の実施形態で、無線局マネージャ335は、帯域幅又はスループット等への機能的な限界によってのみ制限される、キューブロック325の任意の数のインスタンスを作成することができる。本発明の別の実施形態では、無線局マネージャ335は、ハードウェア制約によって(及び、帯域幅又はスループット等への機能的な限界によって)制限される、キューブロック325の所定数のインスタンスのみ構成することができる。
MACレイヤ315は、各キューブロック325の中で、各競合に勝利したフレームをアクセスコントローラ310に転送する。アクセスコントローラ310は、各競合に勝利したフレームの中から、物理レイヤ305に転送してクライアント局に送信するフレームを選択する。アップリンクチャネルの競合要件を回避するために、アクセスコントローラ310は、選択された競合に勝利したフレームに確認応答ACKオフセットを割り当てることができる。したがって、クライアント局、例えばSTA及びSTAは、それぞれのACKを送信するためにアップリンクチャネルへのアクセスを求めて競合する必要がない。代わりに、無線局はACKオフセットに基づいてACKを送信する。このACKタイミングについては、図4及び図5を参照して説明する。
時には、クライアント局(例えば、キューブロック325)の数が、並列多重アクセス物理レイヤ305が使用可能なチャネルを上回る場合がある。例えば、8のアクティブ局があり、使用可能なチャネルが4しかない場合がある。このような場合、アクセスコントローラ310は、優先度方式、SNR方式、無線局の物理的な位置、又は無線局アドレス等に基づいた選択アルゴリズムを実施して、最初のスロットで送信するフレーム、及び2番目のスロットで送信するフレーム等を、全てのフレームが送信されるまで選択することができる。
アップリンク方向では、無線アクセスポイント300は、単一のチャネルのみを経由してしかフレームを受信することができないため、従来の方法を使用することができる。
図4は、APが本発明の実施形態による並列多重アクセス物理レイヤを実装した無線ネットワークのパケットフローを示すタイミング図400である。フレーム、すなわち無線局STAからのFRAME(A)及びSTAからのFRAME(B)が、非干渉ダウンリンクチャネルを経由して同時に送信される。各フレームは、確認応答ACKを送信する時を受信局に指示するタイムオフセットを指定する。図示するように、STAはタイムオフセットTの間待機してからACK(A)を送信し、STAはタイムオフセットTの間待機してからACK(B)を送信する。送信されたフレームが異なるサイズのものである場合、図5のタイミング図500に示すように、ダミーデータ505を適切な1又は複数のフレームに添付してフレームサイズを等しくすることができる。ダミーデータをFRAME(B)の末尾側に添付する等の他の方法も可能である。一般に、タイミング図400及び500は非干渉ダウンリンク(APから非AP無線局への)チャネル及び時分割アップリンク(非AP無線局からAPへの)チャネルを示す。
図6は、本発明の実施形態の並列多重アクセス物理レイヤ305を実装した無線アクセスポイント300による複数の無線局を管理する方法600を示すフローチャートである。方法600は、ステップ605で電源投入時又は実行中に開始される。ステップ610で、無線局マネージャ335は、例えば所定の時間量(又は所定のスロット数)内で現在送信している、又は送信した無線局のアドレスを調べることによってアクティブなクライアント局の数Uを求める。ステップ615で、無線局マネージャ335は、キューブロック325のU個のインスタンスを作成し、U個のアクティブクライアント局にサービスを提供するようにフレームマルチプレクサ/デマルチプレクサ330を構成する。
ステップ620で、フレームマルチプレクサ/デマルチプレクサ330は、上位レイヤ320からフレームを受信し、受信したフレームの宛先アドレスに従って適切なキューブロック325(図6ではMACサブブロックと呼ぶ)にルーティングする。ステップ625で、各キューブロック325は、競合ベースのプロトコルを使用して競合に勝利したフレームを選択し、競合に勝利したフレームをアクセスコントローラ310に転送する。ステップ630で、アクセスコントローラ310は、アクティブクライアント局の数U(すなわち、競合に勝利したフレームの数U)が、並列多重アクセス物理レイヤ305によって同時にサポート可能なチャネルの数Lを超えるか否かを判断する。
競合に勝利したフレームの数Uが同時に可能なチャネルの数L以下である場合(U<L又はU=L)、ステップ635で、アクセスコントローラ310は、クライアント局にいつ確認応答ACKフレームを送信すべきかを通知する各競合に勝利したフレームに関するオフセット時間を設定し、競合に勝利したフレームを同時に送信する(例えば、SDMA又はFDMAを使用して)ために、物理レイヤ305にルーティングする。ステップ655で、アクセスコントローラ310は、競合に勝利したフレームの送信に応答してクライアント局から、タイムオフセットによって設定された時間に確認応答ACKの受信を待ち、ACKを受信すると適切なキューブロック325に転送する。そして、方法600は終了する。
ステップ630で、競合に勝利したフレームの数Uが可能な同時チャネルの数Lよりも大きい場合(U>L)、ステップ640で、アクセスコントローラ310は、U個の競合に勝利したフレームの中から送信するサブセット、例えばL個のフレームを選択する。競合に勝利したフレームのサブセットは、予め設定される基準に従って、例えば優先度アルゴリズム、信号対雑音比、無線局の物理的な位置、又は無線局アドレス等に基づいて選択することができる。ステップ645で、アクセスコントローラ310は、クライアント局にいつACKを送信すべきかを通知する選択された各フレームに関するオフセット時間を設定し、競合に勝利したフレームのサブセットを送信するために物理レイヤ305にルーティングする。ステップ650で、アクセスコントローラ310は、使用可能なチャネルの数Lが残りのフレームの数R以上であるか否かを判断する。使用可能なチャネルの数Lが残りのフレームの数R以上である場合(R≦L)、方法600はステップ635に戻り、残りのR個のフレームを送信する。使用可能なチャネルの数Lが残りのフレームの数Rより小さい場合(R>L)、方法600はステップ640に戻り、同じ又は他の所定の基準に従って残りの競合に勝利したフレームのうちのサブセット、例えば追加のL個のフレームを選択する。
図7は、本発明の実施形態によるビデオWLANシステムサーバ700を示すブロック図である。WLANシステムサーバ700は、CPU705、メモリ710、ハードドライブ715、及びWiFiチップセット750を備え、これらはそれぞれデータバス720に接続される。メモリ710は、コード変換エンジン735及び/又はMPEGエンジン740を有するビデオアプリケーション730を含むとともに、音声/ビデオファイルサーバ(AVFS:Audio/Video File Server)745を含むプログラムを記憶する。WiFiチップセット750(例えば、PCIカード)は、MAC/アクセスコントローラソフトウェア315/310及び無線アンテナ755に接続されるネットワークプロセッサ305(例えば、並列MA物理レイヤ305)を備える。
CPU705は、データバス720を使用して異なる構成要素と通信する。ビデオアプリケーション730は、メモリ710上で実行され、同様にメモリ710上で実行されるAVFS745と対話する。データバス720を介して、AVFS745は、ハードドライブ725に記憶されているビデオファイルにアクセスする。また、AVFS745は、WiFiチップセット750とも対話する。例えば複数のRTPフレームに挿入されたMPEGフレームが、MACレイヤ315に転送される。MACレイヤ315は、フレームマルチプレクサ(図3の330参照)を使用して、フレームに適切なキュー(図3の325参照)を割り当て、これはEDCAプロセスによるものであってもよい。アクセスコントローラ310は、競合に勝利したフレームを選択し、MACレイヤ315は競合に勝利したフレームをネットワークプロセッサ305に渡して送信する。
主な用途として、飛行機内でのマルチメディアエンターテイメントシステム(例えば、いくつかのマルチメディアサーバが各ビデオクライアントに無線LANを経由してサービスを提供する)、無線ゲーム(例えば、何人かのプレーヤが無線LANを経由してマルチメディアサーバに接続する)、及びホームビデオシステム(例えばマルチメディアサーバがいくつかの無線HDTVに無線LANを経由してサービスを提供する)が挙げられる。また、他の用途も存在する。
図8は、本発明の実施形態によるアプリケーションネットワーク800を示すブロック図である。アプリケーションネットワーク800は、ビデオ信号をストリームサーバセットトップボックス(STB:Set Top Box)810に送信するビデオソース(例えば、リアルタイムHDTV、ハードディスクドライブ、又はアンテナ信号)805を含む。ストリームサーバSTB810は、デジタルビデオストリームをビデオWLANシステムサーバ815に送信し、ビデオWLANシステムサーバ815は、1対多通信を使用してデジタルビデオストリームを複数のビデオWLANクライアント820a〜820c(以下、それぞれをまとめてWLANクライアント820と呼ぶ)に同時に送信する。各WLANクライアント820は、デジタルビデオストリームをHDデコーダ820に送信し、再生信号(例えば、HDTV信号)に変換する。
本発明の好ましい実施形態の上述した説明は、一例に過ぎず、上述した教示に鑑みて、上述した実施形態及び方法の他の変形及び変更が可能である。本発明の実施形態は、有線ネットワーク、広帯域無線ネットワーク、無線LAN、又はネットワーク網を含む無線ネットワークにおいて使用することができる。本明細書で示したさまざまな実施形態を、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの任意の所望の組合せを使用して実装してもよい。さらに、本明細書で示した様々な機能を実装することができる任意のタイプのロジックを使用してもよい。構成要素を、プログラムされた汎用デジタルコンピュータを使用して、特定用途向け集積回路を使用して、又は相互接続された従来の構成要素及び回路のネットワークを使用して実装してもよい。本明細書で説明した実施形態は、網羅的であるようにも限定するようにも意図されていない。本発明は、特許請求の範囲によってのみ限定される。
従来技術によるTDMAベースの物理レイヤを実装した無線アクセスポイントでのレイヤのブロック図である。 従来技術によるTDMAベースの物理レイヤを実装した無線ネットワークでのパケットフローを示すタイミング図である。 本発明の一実施形態による並列多重アクセス物理レイヤを実装した無線アクセスポイントでのレイヤのブロック図である。 本発明の一実施形態による並列多重アクセス物理レイヤを実装した無線ネットワークでのパケットフローを示すタイミング図である。 本発明の別の実施形態による並列多重アクセス物理レイヤを実装した無線ネットワークでのパケットフローを示すタイミング図である。 本発明の一実施形態による並列多重アクセス物理レイヤを実装した無線アクセスポイントにおいて複数のユーザを管理する方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による一例のビデオWLANシステムサーバを示すブロック図である。 本発明の一実施形態による一例のアプリケーションネットワークを示すブロック図である。

Claims (20)

  1. キューブロックをネットワーク中の各アクティブ局に関連付け、
    前記アクティブ局を示す宛先アドレスを含むフレームを受信し、
    前記宛先アドレスに基づいて、前記受信した各フレームをキューブロックにルーティングし、
    少なくとも一つのフレームを含む各キューブロックによって競合ベースの処理を実行し、
    前記競合ベースの処理を実行する各キューブロックから競合に勝利して送信権を獲得したフレームを受信し、
    前記競合に勝利したフレームの数が1より大きいしきい値以下である場合、少なくとも一つの前記競合に勝利したフレームを物理レイヤに転送することによって、少なくとも一つの前記アクティブ局に略同時に送信し、
    前記競合に勝利したフレームの数が前記しきい値を超える場合、前記競合に勝利したフレームのサブセットを前記物理レイヤに転送することによって、前記アクティブ局に略同時に送信する無線通信方法。
  2. 前記方法は、無線アクセスポイントによって実行され、
    前記ネットワークは、無線ネットワークを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記競合ベースの処理は、IEEE802.11e処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記しきい値は、前記物理レイヤが同時に使用可能なチャネルの数であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記競合に勝利したフレームのサブセットは、前記しきい値に等しい数のフレームを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記アクティブ局の数に基づいて、キューブロックのインスタンスを作成することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記競合に勝利したフレームの数と前記しきい値との差が、前記しきい値よりも大きい場合、前記競合に勝利したフレームの別のサブセットを前記物理レイヤに転送することよって、次のタイムスロット中に前記アクティブ局に略同時に送信することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記競合に勝利したフレームの数と前記しきい値との差が、前記しきい値以下である場合、前記競合に勝利したフレームを前記物理レイヤに転送することによって、次のタイムスロット中に前記アクティブ局に略同時に送信することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記物理レイヤに転送される前記競合に勝利したフレームに、前記アクティブ局に確認応答ACKフレームをいつ送信すべきかを通知するタイムオフセットを設定することによって、競合なしの確認応答ACKフレームの時分割アップリンクを可能にすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記物理レイヤに転送される少なくとも二つの前記競合に勝利したフレームは、異なるサイズであり、一方のフレームは小さく、他方のフレームは大きい場合、
    前記方法は、ダミーデータを前記小さいフレームに添付することによって、前記ダミーデータが含まれる前記小さいフレームが前記大きいフレームと同じサイズになるようにすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. キューブロックをネットワーク中の各アクティブ局に関連付け、複数のアクティブ局及び複数のキューブロックを管理可能であって、各キューブロックは、競合ベースの処理を実行して、フレームセットから競合に勝利して送信権を獲得したフレームを選択する無線局管理部と、
    宛先アドレスを含むフレームを受信し、前記受信した各フレームを前記宛先アドレスに基づいてキューブロックにルーティングするマルチプレクサと、
    各キューブロックから前記競合に勝利したフレームを受信するアクセスコントローラと、
    前記アクセスコントローラは、前記競合に勝利したフレームの数が1よりも大きいしきい値以下である場合、少なくとも一つの前記競合に勝利したフレームを物理レイヤに転送することによって、少なくとも一つの前記アクティブ局に略同時に送信し、前記競合に勝利したフレームの数が前記しきい値を超える場合、前記競合に勝利したフレームのサブセットを前記物理レイヤに転送することによって、前記アクティブ局に略同時に送信するように構成されるアクセス制御部と、
    略同時にフレーム送信が可能な物理レイヤとを備える無線通信システム。
  12. 前記システムは無線アクセスポイントを含み、
    前記ネットワークは無線ネットワークを含むことを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  13. 前記しきい値は、前記物理レイヤが同時に使用可能なチャネルの数であることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  14. 前記競合に勝利したフレームの前記サブセットは、前記しきい値に等しい数のフレームを含むことを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  15. 前記無線局管理部は、前記アクティブ局の数に基づいてキューブロックのインスタンスを作成することを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  16. 前記アクセス制御部は、前記競合に勝利したフレームの数と前記しきい値との差が前記しきい値よりも大きい場合、前記競合に勝利したフレームの別のサブセットを前記物理レイヤに転送することによって、次のタイムスロット中に前記アクティブ局に略同時に送信することを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  17. 前記アクセス制御部は、前記競合に勝利したフレームの数と前記しきい値との差が前記しきい値以下である場合、前記競合に勝利したフレームを前記物理レイヤに転送することによって、次のタイムスロット中に前記アクティブ局に略同時に送信することを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  18. 前記アクセス制御部は、前記物理レイヤに転送する前記競合に勝利したフレームに、前記アクティブ局に確認応答ACKフレームをいつ送信すべきかを通知するタイムオフセットを設定することによって、競合なしの確認応答ACKフレームの時分割アップリンクを可能にすることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  19. 前記物理レイヤに転送される少なくとも二つの競合に勝利したフレームは、異なるサイズを含み、一方のフレームは小さく、他方のフレームは大きい場合、
    前記アクセス制御部は、ダミーデータを前記小さいフレームに添付することによって、ダミーデータを含む前記小さいフレームが前記大きいフレームと同じサイズになるようにすることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  20. キューブロックをネットワーク中の各アクティブ局に関連付け、複数のアクティブ局及び複数のキューブロックを管理する手段であって、前記各キューブロックは、競合ベースのプロセスを実行して、フレームセットから競合に勝利したフレームを選択するように構成する手段と、
    前記アクティブ局を示す宛先アドレスを含むフレームを受信し、前記宛先アドレスに基づいて、前記受信した各フレームをキューブロックにルーティングする手段と、
    各キューブロックから前記競合に勝利して送信権を獲得したフレームを受信し、前記競合に勝利したフレームの数が1よりも大きいしきい値以下である場合、少なくとも一つの前記競合に勝利したフレームを物理レイヤに転送することによって、少なくとも一つの前記アクティブ局に略同時に送信し、前記競合に勝利したフレームの数が前記しきい値を超える場合、前記競合に勝利したフレームのサブセットを前記物理レイヤに転送することによって、前記アクティブ局に略同時に送信する手段と、
    複数のフレームを略同時に送信する手段とを備える無線通信システム。
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