JP2008067350A - 無線通信方法及び無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】単一AC内の送信フレームをさらに差別化することができるシステム及び方法
【解決手段】方法は、コンテンツサーバのMACレイヤが、コンテンツサーバの上位レイヤから送信フレームを受信することであって、送信フレームには複数のアクセスカテゴリのアクセスカテゴリが関連付けられ、任意のアクセスカテゴリにはプライマリ優先度が関連付けられ、送信フレームはセカンダリ優先度が関連付けられたコンテンツを含み、受信し、及び、プライマリ優先度に基づいてMACレイヤパラメータ値を設定することであって、MACレイヤパラメータ値の一つはプライマリ優先度及びセカンダリ優先度に基づいて、MACレイヤパラメータ値を使用して無線メディアへのアクセスを求めて競合する。
【選択図】図2
【解決手段】方法は、コンテンツサーバのMACレイヤが、コンテンツサーバの上位レイヤから送信フレームを受信することであって、送信フレームには複数のアクセスカテゴリのアクセスカテゴリが関連付けられ、任意のアクセスカテゴリにはプライマリ優先度が関連付けられ、送信フレームはセカンダリ優先度が関連付けられたコンテンツを含み、受信し、及び、プライマリ優先度に基づいてMACレイヤパラメータ値を設定することであって、MACレイヤパラメータ値の一つはプライマリ優先度及びセカンダリ優先度に基づいて、MACレイヤパラメータ値を使用して無線メディアへのアクセスを求めて競合する。
【選択図】図2
Description
本発明は、無線LANに関し、特に、無線LANを経由するトラフィック、例えばビデオトラフィックへのフレームベースの集約及びチャネルアクセスの優先順位付けを提供する。
無線通信の利便性により、ユーザは更に多くのサポートを必要としている。無線ネットワークアドレス上の代表的なアプリケーションにはビデオストリーミング、ビデオ会議又は通信教育等がある。しかし、利用可能な無線帯域幅が制限されているため、802.11ネットワークではサービス品質(QoS:Quality of Service)管理がますます重要になっている。
IEEE802.11eは、音声及びビデオ等、帯域幅に影響を受けやすいアプリケーションをサポートする無線装置のためのQoSメカニズムの定義を提案している。
最初の802.11メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)プロトコルでは、無線局に対し二つの通信モードが設計された。第1のモードは分散制御機能(DCF:Distributed Coordination Function)で、搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式(CSMA/CA:Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)に基づいており、リッスン・ビフォア・トーク(listen before talk)と呼ばれる。無線局は、ネットワーク上で待機時間の間待機し、それからデータ送信及び衝突検知を開始する。第2のモードは集中制御機能(PCF:Point Coordination Function)で、時間に影響を受けやすいトラフィックフローをサポートする。無線アクセスポイントは定期的にビーコンフレームを送信することによって、無線ネットワークに特有のネットワーク識別子及び管理パラメータを通信する。ビーコンフレームを送信する間、PCFは時間を非競合期間と競合期間とに分割する。PCFを使用する無線局は、非競合期間中にデータを送信する。
DCF及びPCFは、トラフィックタイプ又はトラフィックソース間で違いがないため、IEEEはQoSを促進するために両制御のモードに対する拡張を提案した。これらの変更は、重要なサービス要求を満たすと同時に、現在の802.11の標準規格の古いバージョンとの上位互換性を持たせるようにしている。
拡張分散制御アクセス(EDCA:Enhanced Distribution Coordination Access)は、トラフィックカテゴリの概念を導入する。無線局はEDCAを使用して、メディアが対応するトラフィックカテゴリによって定義される待ち時間の間アイドル状態であることを検出した後、データ送信しようとする。優先度の高いトラフィックカテゴリの方が優先度の低いトラフィックカテゴリより待ち時間が短い。サービスに対する保証があるわけではないが、EDCAは確率的な優先度に基づくメカニズムを確立するために、トラフィックカテゴリに基づいて帯域幅を割り当てる。
IEEE802.11eEDCA標準規格は、トラフィックを4つのアクセスカテゴリ(AC:Access Category)、すなわち、音声、ビデオ、ベストエフォート及びバックグラウンドにグループ化することによって、異なるQoSを提供している。上位レイヤからの各フレームは、優先度の値(0〜7)を保持し、MACレイヤに伝えられる。優先度の値に基づいて、フレームはMACレイヤで4つのACに割り当てられる。音声ACは優先度が最も高く、ビデオACは優先度が2番目に高く、ベストエフォートACは優先度が3番目に高く、バックグラウンドACは優先度が最も低い。各ACは、AC自体の送信キュー及びAC自体のメディアアクセスパラメータのセットを有する。トラフィックの優先度の設定は、メディアアクセスパラメータ、すなわち、AIFS間隔、コンテンションウィンドウ(CW:Contention Window)及び送信権(TXOP:Transmission Opportunity)を使用して、優先度の高いACの方が優先度の低いACより比較的多くのメディアアクセスの機会を有することを保証する。
一般に、フレーム送信間隔(AIFS:Arbitration Interframe Space)は、無線局がバックオフ又は送信する前に、メディアがアイドル状態であることを検出しなければならない時間間隔である。優先度の高いACほど短いAIFS間隔を使用する。コンテンションウィンドウ(CW、CWmin、及びCWmax)は無線局がメディアにアクセスできるまでのバックオフタイムスロットの数を示す。CWは、最小値CWminから開始して、最大値CWに達するまで送信に失敗する度に2倍になる。つまり、CWは送信が再試行制限を越えるまで最大値CWmaxを保持する。優先度順位の高いACほど小さいCWmin及びCWmaxを使用する。TXOPは、各ACがメディアへのアクセスできた後に、フレーム送信が許可される最大持続時間を示す。衝突のオーバーヘッドを減少させるため、合計送信時間がTXOPの持続時間を越えない限り、取得した一つのTXOPの接続時間内で更に衝突することなく複数のフレームを送信できる。
二つの無線局が互いを監視できないことによって無線局による送信が衝突する可能性を減少させるために、仮想キャリア検知メカニズムが標準に定義される。ある無線局がトランザクションを開始する前に、無線局はRTS(Request To Send)と呼ばれる短い制御パケットを最初に送信する。この制御パケットは、送信元アドレス、宛先アドレス及び後続のトランザクションの持続時間(すなわちデータパケット及び各々のACK)を含む。次に、宛先となる無線局はCTS(Clear to Send)と呼ばれる応答制御パケットで応答する(メディアが空いている場合)。この応答制御パケットは、同じ持続時間の情報を含める。RTS及び/又はCTSを受信した全ての無線局は、仮想キャリア検知インジケータを設定する。すなわち、任意の持続時間についてネットワーク割り当てベクトル(NAV:network allocation vector)を設定してメディアを検出するときに、物理キャリア検知とともにNAVを使用する。仮想キャリア検知メカニズムは、RTS送信の短い持続時間の間、送信局から「隠れている」無線局による受信側領域での衝突の可能性を減少させるが、これは無線局がCTSを監視し、トランザクション終了までメディアを使用中として「予約」することによる。RTSの持続時間の情報によって応答した無線局の範囲外にある無線局によるACKの間に発生する衝突から送信側を保護する。RTS及びCTSは短いフレームであるため、これらのフレームはデータパケット全体が送信される場合よりも速く認識されるので(データパケットがRTSより大きいと仮定する)、仮想キャリア検知メカニズムは、衝突のオーバーヘッドを減少させる。仮想キャリア検知メカニズムの規格では、短いデータパケット、すなわち、RTS閾値より短いパケットについては、RTS/CTSのトランザクションなしで送信することができる。
これらのメディアアクセスパラメータを用いて、EDCAは次のように動作する。
送信局が何らかの送信を開始する前に、送信局は、最初に少なくともAIFS間隔の間、チャネルが物理的及び仮想的にアイドル状態であることを検出する必要がある。AIFS間隔の後にチャネルが依然としてアイドル状態であれば、送信局はRTS送信を開始し、受信局からのCTS送信を待つ。
送信局は、RTS送信中に衝突が発生する場合、又は受信局からCTSが受信されない場合、バックオフ手続きを呼び出し、バックオフカウンタを使用して、0〜CW(最初はCWminに設定される)から選択されるランダムなバックオフタイムスロットをカウントダウンする。送信局は、チャネルがアイドル状態であると検出している限り、バックオフカウンタを1ずつ減算する。送信局は、バックオフ手続き中にチャネルのビジー状態を検出した場合、現在のバックオフ手続きを中断して、再びAIFS間隔の間、チャネルがアイドル状態であると検出されるまで、バックオフカウンタを一時停止する。AIFS間隔の後に、チャネルが依然としてアイドル状態であれば、送信局は、残っているバックオフカウンタの減算を再開する。
バックオフカウンタがゼロに達すると、送信局はRTS送信を開始し、受信局からのCTS送信を待つ。送信局は、RTS送信中に衝突が発生する場合、又は受信局からCTSが受信されない場合、CWのサイズを増分させて別のバックオフ手続きを呼び出す。すなわち、上述したように、各送信が成功しなかった後、CWは基本的に、CWmaxに達するまで2倍になる。送信が成功した後、CWはそのデフォルト値であるCWminに戻る。トランザクション中、無線局は、合計送信時間がTXOP持続時間を越えない限り、競合することなく、複数のフレームを送信できる。
各ACのQoS制御レベルは、メディアアクセスパラメータ及びネットワーク中で競合する無線局の数の組み合わせによって決まる。
非APQoS無線局(QSTAs:non−AP QoS stations)で使用されるEDCAパラメータのデフォルト値は以下の表のように識別される。TXOP_Limit値が0というのは、単一のMACサービスデータユニット(MSDU:MAC service data unit)又はMACプロトコルデータユニット(MPDU:MAC protocol data unit)が交換するRTS/CTS又は、自身へのCTSに加えて、それぞれのTXOPにおける任意の速度で送信できることを表す。
このため、単一AC内の送信フレームをさらに差別化することができるシステム及び方法が必要である。従来技術として以下の文献がある。
IEEE Standard for Information technology-Telecommunications and information exchange between systems-Local and metropolitan area networks-Specific requirements; Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications, Amendment 8 Medium Access Control (MAC) Quality of Service Enhancements, specifically, section 7.3.2.27 EDCA Parameter Set Element, pages 47-49, and section 9.9.1 HCF contention-based channel access (EDCA), pages:80-85、November 11, 2005 R. Kapoor, M. Cesana, M. Gerla、"Link Layer Support for Streaming MPEG Video over Wireless Links,"、International Conference on Computer Communications and Networks (ICCCN'03)、Dallas、Texas、October 20-22, 2003 Lamia Romdhani, Qiang Ni, and Thierry Turletti、"Adaptive EDCF: Enhanced Service Differentiation for IEEE 802.11 Wireless Ad Hoc Networks,"、IEEE Wireless Communications and Networking Conference (WCNC'03)、New Orleans、Louisiana、USA、March 16-20, 2003 米国特許第6104757号明細書
米国特許第6587985号明細書
米国特許第2003/0009764号明細書
米国特許第2003/0072376号明細書
米国特許第2004/0027991号明細書
米国特許第2005/0036546号明細書
米国特許第2005/0254447号明細書
国際公開第2006/061801号パンフレット
IEEE Standard for Information technology-Telecommunications and information exchange between systems-Local and metropolitan area networks-Specific requirements; Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications, Amendment 8 Medium Access Control (MAC) Quality of Service Enhancements, specifically, section 7.3.2.27 EDCA Parameter Set Element, pages 47-49, and section 9.9.1 HCF contention-based channel access (EDCA), pages:80-85、November 11, 2005 R. Kapoor, M. Cesana, M. Gerla、"Link Layer Support for Streaming MPEG Video over Wireless Links,"、International Conference on Computer Communications and Networks (ICCCN'03)、Dallas、Texas、October 20-22, 2003 Lamia Romdhani, Qiang Ni, and Thierry Turletti、"Adaptive EDCF: Enhanced Service Differentiation for IEEE 802.11 Wireless Ad Hoc Networks,"、IEEE Wireless Communications and Networking Conference (WCNC'03)、New Orleans、Louisiana、USA、March 16-20, 2003
本発明の代表的な一形態によると、送信フレームの集約及びチャネルアクセスの優先順位付けのためのシステム及び方法は、IEEE802.11e EDCAメカニズムに関して、ビデオAC内のビデオフレーム情報を使用する。このシステム及び方法は、MACレイヤでのMPEGフレームのタイプを識別することによって、優先度の異なるMPEGフレーム毎に送信フレームの集約及びチャネルアクセスの優先順位付けをすることができる。ビデオフレーム間の差別化によって、高い優先度の送信フレームの衝突を少なくすることができる。送信フレームの集約は、待ち時間を短くすることができる。高い優先度のビデオフレームフラグメントの競合を低減することによって、遅延及びジッタを小さくさせ、ビデオ品質を向上させることができる。本発明の実施の形態は、無線LAN及びメッシュネットワークを含む無線ネットワークを経由するマルチメディア送信に使用することができる。
本発明の別の実施の形態によると、コンテンツサーバのMACレイヤが、コンテンツサーバの上位レイヤから送信フレームを受信する方法であって、送信フレームには複数のアクセスカテゴリのアクセスカテゴリが関連付けられ、関連付けられた任意のアクセスカテゴリには第1優先度が関連付けられ、送信フレームは第2優先度が関連付けられたコンテンツを含み、第1優先度に基づいてMACレイヤパラメータ値を設定し、MACレイヤパラメータ値の一つは第1優先度及び第2優先度に基づいて設定し、MACレイヤパラメータ値を使用して無線メディアへのアクセスを求めて競合する方法を提供する。
MACレイヤパラメータ値の一つは、フレーム送信間隔に関する第1のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最大値に関する第2のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最小値に関する第3のパラメータ値、及びTXOPに関する第4のパラメータ値のうちのいずれか一つとすることができる。上位レイヤからの送信フレームは、フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片、予測符号化フレーム(Pフレーム)の断片、及び双方向フレーム(Bフレーム)の断片のうちのいずれか一つであるビデオACフレームを含むことができる。MACレイヤは、送信フレームがIフレームの断片又はPフレームの断片を含む場合、送信フレームがBフレームの断片を含む場合よりも高い優先度で送信フレームを無線メディアに転送することができ、また、MACレイヤは、MACレイヤパラメータ値の一つ又は複数のカテゴリを使用してIフレームの断片、Pフレームの断片、及びBフレームの断片の送信を調停することができ、MACレイヤパラメータ値のカテゴリは、フレーム送信間隔に関する第1のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最大値に関する第2のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最小値に関する第3のパラメータ値、及びTXOPに関する第4のパラメータ値を含むことができる。本方法は、送信フレームがフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片、予測符号化フレーム(Pフレーム)の断片、又は双方向フレーム(Bフレーム)の断片のいずれか一つを含むか判断すること、送信フレームがIフレームの断片又はPフレームの断片を含むと判断される場合、MACレイヤパラメータ値の一つを高いアクセス優先度に設定し、及び、送信フレームがBフレームの断片を含むと判断される場合、MACレイヤパラメータ値の一つを、高いアクセス優先度よりも低いアクセス優先度を設定することをさらに含むことができる。本方法は、コンテンツサーバの上位レイヤのうちの少なくとも一つに常駐する、階層に分けられた符号化プロトコルにより送信フレームを生成することをさらに含むことができる。階層に分けられた符号化プロトコルはMPEGを含むことができる。MACレイヤパラメータ値の一つは、コンテンツがフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片、又は双方向フレーム(Bフレーム)の断片のいずれかに基づいて異なってもよい。MACレイヤパラメータ値の一つは、コンテンツがIフレームの断片、又は予測符号化フレーム(Pフレーム)の断片のいずれかを含む場合も同じであってもよい。本方法は、特定のビデオフレームのビデオACフレームの断片を含み、送信キューに保留中の送信フレームの数をカウントすることをさらに含むことができ、MACレイヤパラメータ値の一つも送信フレームの数に基づいて設定することができる。本方法は、次の送信フレームを受信し、次の送信フレームが低い優先度のビデオフレームの断片を含まない場合のみ、送信フレーム及び次の送信フレームを単一のTXOP中に送信することをさらに含むことができる。本方法は、送信フレームがフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片、予測符号化フレーム(Pフレーム)の断片、又は双方向フレーム(Bフレーム)の断片のいずれか一つを含むか判断し、送信フレームがIフレームの断片又はPフレームの断片を含むと判断される場合、MACレイヤパラメータ値の一つを高いアクセス優先度に設定し、送信を待っているBフレームの断片の数をカウントし、送信フレームがBフレームの断片を含むと判断され、且つ送信を待っているBフレームの断片の数がしきい値を超える場合、MACレイヤパラメータ値の一つを高いアクセス優先度として設定し、及び、送信フレームがBフレームの断片を含むと判断され、且つ送信を待っているBフレームの断片の数がしきい値を超えない場合、MACレイヤパラメータ値の一つを、高いアクセス優先度よりも低いアクセス優先度として設定することをさらに含むことができる。
さらに別の実施の形態によれば、本発明は、MACレイヤを備えるシステムであって、このMACレイヤは、第1の第1優先度の第1の送信フレームを記憶する第1のキューであって、前記第1の送信フレームは第2優先度が関連付けられたコンテンツを含む第1のキューと、第2の第1優先度の第2の送信フレームを記憶する第2のキューと、第1の第1優先度に基づく第1のMACレイヤパラメータ値及び第2の第1優先度に基づく第2のMACレイヤパラメータ値を記憶するメモリであって、第1のMACレイヤパラメータ値の一つは第1の第1優先度及び第2優先度に基づくメモリと、第1のキュー、第2のキュー、及びメモリに接続され、第1のMACレイヤパラメータ値及び第2のMACレイヤパラメータ値を使用して無線メディアへのアクセスの競合をするコントローラモジュールとを備える、システムを提供する。
第1のMACレイヤパラメータ値の一つは、フレーム送信間隔に関する第1のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最大値に関する第2のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最小値に関する第3のパラメータ値、及びTXOPに関する第4のパラメータ値のうちのいずれか一つとすることができる。特定の最初の送信フレームがコンテンツサーバの上位レイヤから到着し、特定の最初の送信フレームは、フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片、予測符号化(Pフレーム)の断片、及び双方向フレーム(Bフレーム)の断片のうちのいずれか一つであるビデオACフレームを含み、MACレイヤは、特定の最初の送信フレームがIフレームの断片又はPフレームの断片を含む場合、特定の最初の送信フレームがBフレームの断片を含む場合よりも高い優先度で特定の第1の送信フレームを無線メディアに転送することができる。MACレイヤは、MACレイヤパラメータ値の一つ又は複数のカテゴリを使用してIフレームの断片、Pフレームの断片、及びBフレームの断片の送信を調停することができ、MACレイヤパラメータ値のカテゴリは、フレーム送信間隔に関する第1のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最大値に関する第2のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最小値に関する第3のパラメータ値、及びTXOPに関する第4のパラメータ値を含むことができる。本方法は、コンテンツサーバの上位レイヤのうちの少なくとも一つに常駐し、第1の送信フレームの少なくとも一部を生成する、階層に分けられた符号化モジュールをさらに含むことができる。この階層に分けられた符号化プロトコルはMPEGエンジンを含むことができる。第1の第1優先度の第1の送信フレームはビデオACフレームを含むことができ、第2の第1優先度の第2の送信フレームは、音声ACフレーム、ベストエフォートACフレーム、及びバックグラウンドACフレームのうちのいずれか一つを含むことができ、第2優先度が関連付けられるコンテンツは、予測符号化フレーム(Pフレーム)の断片、フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片、及び双方向フレーム(Bフレーム)の断片のうちのいずれか一つを含むことができ、MACレイヤパラメータ値の一つは、コンテンツがIフレームの断片又はBフレームの断片のいずれかに基づいて異なってもよい。
さらに別の実施の形態によれば、本発明は、コンテンツサーバの上位レイヤから、複数のアクセスカテゴリのアクセスカテゴリが関連付けられた送信フレームを受信する第1のMACレイヤ手段であって、任意のアクセスカテゴリには第1優先度が関連付けられ、送信フレームは第2優先度が関連付けられたコンテンツを含む第1のMACレイヤ手段と、第1優先度に基づいてMACレイヤパラメータ値を設定する第2のMACレイヤ手段であって、MACレイヤパラメータ値の一つは第1優先度及び第2優先度に基づく第2のMACレイヤ手段と、MACレイヤパラメータ値を使用して無線メディアへのアクセスを求めて競合する第3のMACレイヤ手段とを備える、システムを提供する。
送信フレームの集約及びチャネルアクセスの優先順位付けのためのシステム及び方法は、IEEE802.11e EDCAメカニズムに関して、ビデオAC内のビデオフレーム情報を使用する。このシステム及び方法は、MACレイヤでのMPEGフレームのタイプを識別することによって、優先度の異なるMPEGフレーム毎に送信フレームの集約及びチャネルアクセスの優先順位付けをすることができる。ビデオフレーム間の差別化によって、高い優先度の送信フレームの衝突を少なくすることができる。送信フレームの集約は、待ち時間を短くすることができる。高い優先度のビデオフレームフラグメントの競合を低減することによって、遅延及びジッタを小さくし、ビデオ品質を向上させることができる。本発明の実施の形態は、無線LAN及びメッシュネットワークを含む無線ネットワークを経由するマルチメディア送信に使用することができる。
以下の説明は、当業者が本発明を実施し使用することができるように提供され、特定の用途及びその要件に関連して提供されるものである。実施形態に対する様々な変更が当業者には可能であり、本明細書で定義される一般原理は、これら及びその他の実施形態並びに用途へ、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく適用される。つまり、本発明は図示した実施形態に制限されることを意図するものではなく、本明細書に開示される原理、特徴及び教示と整合する最大範囲に認容されるべきものである。
MPEG規格は、Iフレーム、Pフレーム、及びBフレームを「フレーム」と呼ぶ。一方、IEEE802.11eは、無線メディアを経由して伝送されるデータパケットを「フレーム」と呼ぶ。そこで明確にするために、本明細書では、「ビデオフレーム」(例えば、MPEGでのフレーム)及び「送信フレーム」(IEEE802.11eでのフレーム)と呼ぶことによって用語を区別する。さらに明確にするために、本明細書では、MACレイヤのビデオキューに配置される送信フレームを「ビデオ送信フレーム」と呼び、ビデオフレームと区別する。また、単一のタイプ(例えば、Iフレーム)の単一のMPEGビデオフレームは、複数の送信フレームに分けられるため、各送信フレームは、特定のタイプの「ビデオフレームフラグメント」、例えば「Iフレームフラグメント」を含む。
本発明の実施形態では、送信フレームの集約及びチャネルアクセスの優先順位付けのためのシステム及び方法は、IEEE802.11eEDCAメカニズムに関して、ビデオAC内のビデオフレーム情報を使用する。このシステム及び方法は、MACレイヤでのMPEGフレームのタイプを識別することによって、異なる優先度のMPEGフレーム毎に送信フレームの集約及びチャネルアクセスの優先順位付けをすることができる。ビデオフレームを区別することによって、高い優先度の送信フレームの衝突を少なくすることができる。送信フレームの集約は待ち時間を短くすることができる。高い優先度のビデオフレームフラグメントの競合を低減することによって、遅延及びジッタを小さくさせ、ビデオ品質を向上させることができる。本発明の実施形態は、無線LAN及びメッシュネットワークを含む無線ネットワークを経由するマルチメディア送信に使用することができる。
背景技術として、H.261、H.262、H.263、又はH.264のような各種のビデオ圧縮技法は、グループオブピクチャ(GOP:Group of Pictures)と呼ばれるピクチャの集まりの送信を含む層状構造が存在する。各GOPは、様々な情報コンテンツレベルを含む異なったビデオフレームから構成される。例えば、MPEG−2は図12に示すようにI(フレーム内符号化)、P(予測符号化)、及びB(双方向符号化)ビデオフレームを使用する。各種ビデオフレームの中でIフレームは、実際のピクチャであるが、Pフレーム及びBフレームは、時間的な差分情報を伝達する。Pフレームは、GOP内における前のIフレーム又はPフレームに依存する。Bフレームは、GOP内における前のIフレーム又はPフレーム、及び、次のIフレーム又はPフレームに依存する。各種ビデオフレームの依存性を図13に示す。全体のビデオ品質へ寄与する点で、各種ビデオフレームの重要性は、I、P、Bの順に重要である。つまり、Bフレームの損失又は遅延は、Iフレーム又はPフレームの損失又は遅延と比較してビデオ品質に与える影響は小さい。
上述したように、IEEE802.11e規格は、トラフィックを優先度の異なるアクセスカテゴリ(AC)にグループ化することによって異なるQoSを実現する。しかし、EDCAチャネルアクセスメカニズムは、ビデオフレーム間で区別しない。すなわち、従来のIEEE802.11eネットワークでは、Iフレーム、Pフレーム、及びBフレームは同じに扱われる。これは、Iフレームを送信しようとしている無線局が、Bフレームを送信しようとしている別の無線局と同じチャネルアクセスの獲得機会を有することを意味する。Iフレーム及びPフレームは、ビデオ品質に対して大きく寄与するため、本発明のシステム及び方法は、Iフレーム及びPフレームの優先度をBフレームよりも上げる、又はIフレーム及びPフレームの優先度をBフレームと等しくする(また、Iフレーム及びPフレームに対して別々に優先順位を付ける実施形態も可能である)。
図2は、本発明の実施形態によるMAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220を組み込んだネットワーク200の示すブロック図である。ネットワーク200は、ストリームサーバセットトップボックス(STB:Set Top Box)210に接続されるビデオソース(例えば、リアルタイム高精細テレビジョン(HDTV:real−time High Definition Television)ソース、ハードディスクドライブ、ビデオ伝送アンテナ等)205を含み、ビデオソース205は、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220を含むビデオ無線LANシステムサーバ215に接続される。ビデオ無線LANシステムサーバ215は、各種ビデオ無線LANクライアント225、すなわち、ビデオ無線LANクライアント225a、ビデオ無線LANクライアント225b、及びビデオ無線LANクライアント225cに接続される。各ビデオ無線LANクライアント225はHDデコーダ230に接続される。すなわち、ビデオ無線LANクライアント225aはHDデコーダ230aに、ビデオ無線LANクライアント225bはHDデコーダ230bに、及びビデオ無線LANクライアント225cはHDデコーダ230cに接続される。
一般に、ビデオソース205はビデオ信号をSTB210に送信する。STB210は、アナログビデオ信号をデジタル化して、デジタルビデオストリームをビデオ無線LANシステムサーバ215に転送する。ビデオ無線LANシステムサーバ215は、1対多通信を使用してビデオ無線LANクライアント225への無線メディアを経由する送信フレームを集約して優先順位を付けるために、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220を使用する。ビデオ無線LANクライアント225は、送信フレームを受信し、HDデコーダ230にビデオストリームを生成し、HDデコーダ230は、ビデオストリームを再生信号(例えば、HDTV信号)に変換して、ビデオディスプレイ(例えば、テレビ受像機)に表示する。
主な用途として、飛行機内でのマルチメディアエンターテイメントシステム(例えば、いくつかのマルチメディアサーバが各ビデオクライアントに無線LANを経由してサービスを提供する)、無線ゲーム(例えば、何人かのプレーヤが無線LANを経由してマルチメディアサーバに接続する)、及びホームビデオシステム(例えばマルチメディアサーバがいくつかの無線HDTVに無線LANを経由してサービスを提供する)が挙げられる。また、他の用途も存在する。
図3は、本発明の実施形態によるMAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220を組み込んだビデオ無線LANシステムサーバ215を示すブロック図である。ビデオ無線LANシステムサーバ215は、CPU305(Intel Pentium(登録商標)マイクロプロセッサ又はMotorola Power PCマイクロプロセッサ等)、メモリ310(例えば、RAM、ROM、仮想メモリ等)、データ記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)315、及びWiFiチップセット345(たとえば、PCIカード)を備え、それぞれ通信チャネル320に接続される。ハードドライブ315及びメモリ310は、異なる装置として示されているが、同じ装置の部分、分散装置、又は仮想メモリ等であってもよい。本明細書における「メモリ」という用語は、永久的な記憶媒体又は一時的な記憶媒体に限定されず、全ての記憶媒体を包含するように意図される。ハードドライブ315及び/又はメモリ310は、Microsoft Windows(登録商標) XP、Linux、IBM(登録商標)
OS/2オペレーティングシステム、MAC OS、又はUNIX(登録商標)オペレーティングシステム等のオペレーティングシステム及び/又は他のプログラムを記憶することができる。
OS/2オペレーティングシステム、MAC OS、又はUNIX(登録商標)オペレーティングシステム等のオペレーティングシステム及び/又は他のプログラムを記憶することができる。
具体的には、メモリ310は、コード変換エンジン330及びMPEGエンジン335を含むビデオアプリケーション325を記憶するとともに、音声/ビデオファイルサーバ340を記憶する。MPEGエンジン335は、MPEGの仕様に従ってビデオデータ圧縮を可能にする。コード変換エンジン330は、多様な受信装置(例えば、携帯機器、PDA、PC、又はiPod等)に向けてのコード変換(フォーマット又は変換等)を可能にする。WiFiチップセット345は、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220及び無線アンテナ355に接続されるネットワークプロセッサ350(例えば、物理レイヤ)を備える。
一般に、ビデオアプリケーション325は、音声/ビデオファイルサーバ340と対話し、音声/ビデオファイルサーバ340は、ハードドライブ315に記憶されているビデオファイルにアクセスするとともに、WiFiチップセット345と対話する。MPEGエンジン335は、例えば複数のリアルタイムトランスポートプロトコル(RTP:Real−time Transport Protocol)フレーム中にMPEGフレームを挿入し、MPEGフレームを挿入したRTPフレームがMAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220に転送される。MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、弁別されるプロセスを使用し、IEEE802.11eEDCAプロセスに基づいて、RTPフレームを適切なキュー(図4参照)に割り当てる。MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ビデオフレームベースの優先順位付けを行い、優先順位の最も高い送信フレームを決定し、優先順位の最も高い送信フレームをネットワークプロセッサ350に送って送信する。
図4は、本発明の実施形態によるビデオフレームベースの差別化を組み込んだビデオ無線LANシステムサーバ215内のレイヤ400を示すブロック図である。レイヤ400は、区別されているMACレイヤ410に接続される上位レイヤ(MACレイヤ410より上の任意のレイヤ)、例えば図示されているようにアプリケーションレイヤ405を含み、区別されているMACレイヤ410は、物理レイヤ(例えば、無線通信)415に接続される。本発明の実施形態では、アプリケーションレイヤ405は、RTPフレームを生成してMACレイヤ410に転送するMPEGエンジン335を含む。図6は、アプリケーションレイヤ405において従来技術のMPEG−2エンジンによって生成されるRTPフレーム605の一例を示す。RTPフレーム605は、ビデオデータ615及びRTPヘッダ620を含む。RTPフレーム605がレイヤ400からMACレイヤ410に下に流れるにつれ、ヘッダ情報がRTPフレーム605に追加され、インターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)フレーム610が生成される。図6は、RTPフレーム605に追加されたユーザデータプロトコル(UDP:User Data Protocol)ヘッダ625及びIPヘッダ630を含むIPフレーム610である。図7は、IPフレーム610のヘッダ700の詳細である。図示されるように、ヘッダ700は、図7の例ではPタイプ(ピクチャタイプ)フレームフラグメントであるビデオフレームのタイプを示す3ビットフラグを含む。ヘッダ700の他の構成要素は、5MBZ(0でなければならない)ビット、MPEGタイプT(MPEG−2)を指定する1ビット、10TR(時間参照)ビット、5フラグビット、及び他のフラグを含む。
本発明の実施形態では、IPフレーム610を受信すると、区別されているMACレイヤ410が入力送信フレームをIEEE802.11e規則に従って各キューに転送する。入力音声送信フレームは、音声キュー420に、入力ビデオ送信フレームはビデオキュー425に、入力ベストエフォート送信フレームはベストエフォートキュー430に、及び入力バックグラウンド送信フレームはバックグラウンドキュー435に送られる。各キュー内において、本発明の実施形態では、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、送信フレームを並べ替えない。図示されるように、Iフレーム−1からIフレーム−n及びPフレーム−1からPフレーム−mが到着順と同じ順序で保持される。
送信フレームは、一般にIEEE802.11e手続きを使用して、すなわち、AIFS、CW、CWmin、CWmax、及びTXOPを含むEDCAパラメータを使用して無線メディアへのアクセスを求めて競合する。しかし、本発明の実施形態では、ビデオアクセスキュー内の各送信フレームで選択されるEDCAパラメータ値は、ACのみに基づくものではない。選択されるEDCAパラメータ値はビデオフレームのタイプにも基づく。MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ヘッダ700によって識別されるビデオフレームのタイプを調べ、EDCAパラメータ値をビデオフレームのタイプに基づいて動的に設定することによって、アクセス競合及び/又はアクセス持続時間を実施する。
Iフレーム及びPフレームは、Bフレームよりも重要であるとみなされるため、Iフレーム及びPフレームのEDCAパラメータ値における無線チャネルアクセス確率及び/又は無線チャネルアクセス持続時間をBフレームと比較して大きくするように選択することができる。本発明の実施形態では、BフレームのEDCAパラメータ値はデフォルト値のままであり、Iフレーム及びPフレームのEDCAパラメータ値は、アクセス確率及びアクセス持続時間(音声送信フレームのEDCAパラメータ値によって制限される)を大きくするように変更される。
図5Aは、本発明の実施形態のEDCAパラメータ値セットの一例である。図示されるように、CWminに関するIフレーム値及びPフレーム値は、7から5に低くされ、CWmaxに関するIフレーム値及びPフレーム値は15から10に低くされ、AIFSN(AIFS数)に関するIフレーム値及びPフレーム値は2のままであり、TXOPに関するIフレーム値及びPフレーム値は3.008から4.500に大きくされている。
図5Bは、図5AのAIFSNの値を変更した別の例を示す。高い優先度のビデオトラフィック(I/Pフレーム)のAIFSNL(=2)及び低い優先度のビデオトラフィック(Bフレーム)のAIFSNH(=3)がそれぞれ割り当てられる。ここで、ベストエフォート(AC_BE)のAIFSNはデフォルト値である3から4に変更される。EDCAパラメータの変更は、注目するクラス(ここではビデオ(AC_VI))に限定されず、他のクラスのEDCAパラメータも変更されて、ビデオフレーム及び他の送信フレームを総合的に調整する。
図5Cは、ランダムAIFSNの概念を使用することによって、図5AのAIFSNの値を変更した第2の例である。AIFSNは整数であるが、AIFSNHはランダムAIFSNの方法によって、2又は3にランダムに設定することができる。これは、図5Cに示すようにAIFSNHの平均数=2.5となる。ここで、ベストエフォート(AC_BE)のAIFSNはデフォルト値である3に設定される。
図5A〜図5Cは、EDCAパラメータの複数のカテゴリ(CWmin、CWmax、AIFSN、及びTXOP)を変更した例であり、詳しくは図8で後述する。しかし、ビデオフレームの調停(優先順位付け)は、EDCAパラメータのうち少なくとも一つのカテゴリを変更することによって実現できる。
本発明の別の実施形態では、Iフレーム及びPフレームのEDCAパラメータ値はデフォルトのままであり、BフレームのEDCAパラメータ値における無線メディアアクセス確率及び/又はアクセス持続時間(ベストエフォート送信フレームのEDCAパラメータ値よって制限される)を低くするように変更される。
図8は、本発明の実施形態によるビデオフレームベースの差別化を組み込んだIEEE802.11eネットワークで送信フレームを送信する方法800を示すフローチャートである。方法800を実施する構造例は、区別されているMACレイヤ410に含まれるMAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220である。方法800は、ステップ805で送信するビデオ送信フレームを選択することにより開始される。MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ810でビデオ送信フレームがI/Pフレームフラグメントを含むか否かを判断する。ビデオ送信フレームがI/Pフレームフラグメント含む場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ820でAIFSNLを使用することによって、EDCAパラメータをBフレームよりも高い優先度の値に設定し、ステップ835に進む。ビデオ送信フレームが、I/Pフレームフラグメントを含んでいない場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ815でビデオ送信フレームがBフレームフラグメントを含むか否かを判断する。ビデオ送信フレームがBフレームフラグメントを含む場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ825でAIFSNHを使用することによって、EDCAパラメータをI/Pフレームよりも低い優先度の値に設定し、ステップ835に進む。ビデオ送信フレームがBフレームフラグメントを含まない場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ビデオ送信フレームがデフォルトタイプを含む(例えば、圧縮されていないビデオトラフィック等)と判断し、ステップ830で送信フレームに代わって、デフォルトEDCAパラメータ値を使用して無線チャネルへのアクセスを求めて競合し、ステップ805に戻って別のフレームを選択する。デフォルトEDCAパラメータ値は、高い優先度のビデオトラフィック及び/又は低い優先度のビデオトラフィックのEDCAパラメータ値と同じであってもよい。本発明の別の実施形態は、送信フレームがBフレームフラグメントを含むか否かを判断しなくてもよく、他の全ての送信フレーム(Bフレームフラグメントであるものを含む)を低い優先度の値に設定するだけでもよい。また、他の方法も存在する。
ステップ835で、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、無線チャネルがAIFS持続時間(ビデオフレームのタイプに基づいて得られる)の間アイドル状態になるのを待つ。MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ840でメディアがAIFS持続時間後にアイドル状態であると判断した場合、ステップ845でAC、又はAC内のビデオフレームのタイプに基づくTXOPを使用して、ビデオ送信フレームを送信する。本発明の実施形態では、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ビデオフレームのタイプ間の変化が発生した場合、I/PフレームからBフレームへの変化が発生した場合のみ、TXOP持続時間の終了前にビデオ送信フレームの送信を中止することもできる。すなわち、本発明の実施形態では、単一のTXOP中に、I/Pフレームフラグメントの後にBフレームフラグメントが続く場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、I/Pフレームフラグメントのみを最後のI/Pフレームフラグメントまで送信し、同じTXOP中のBフレームフラグメントの送信を中止することができる。
メディアがアイドル状態ではない(例えば、衝突が発生する)場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ850で指数的バックオフメカニズムによって、0〜CWからランダムな値を選択する。ここで、CWの範囲はCWmin〜CWmaxである。本発明の実施形態では、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ビデオ送信フレームがI/Pフレームフラグメント、又はBフレームフラグメントを含むかに基づいて、CWmin及びCWmaxのいずれかの値を選択する。CW値は、IEEE802.11eのようにバイナリ指数的バックオフメカニズムを使用して増加する。バックオフカウンタがゼロに達したときに、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ855でステップ845と同じ方法に従ってビデオ送信フレームを送信する。MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ860で衝突又はエラーが発生したか否かを判断する。衝突又はエラーが発生していない場合、方法800はステップ805に戻る。衝突又はエラーが発生した場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ865でCWを増加させて、より高い値(最大でCWmax)に設定し、0〜CWからランダムな値を選択し、バックオフタイマを減算し、カウンタが再びゼロに達したときに、ステップ865に戻ってビデオ送信フレームを送信する。
図9は、本発明の実施形態による優先度継承を含むビデオフレームベースの差別化を組み込んだビデオ無線LANシステムサーバ215内のレイヤ900を示すブロック図である。レイヤ900は、アプリケーションレイヤ905、区別されているMACレイヤ910、及び物理レイヤ915を含む。アプリケーションレイヤ905はアプリケーションレイヤ405と同様である。物理レイヤ915は、物理レイヤ415と同様である。区別されているMACレイヤ410のように、区別されているMACレイヤ910は4つの送信キュー、すなわち音声キュー920、ビデオキュー925、ベストエフォートキュー930、及びバックグラウンドキュー935を含む。入力送信フレームは、図4で説明したものと同様に、キューに転送される。
しかし、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、図4で説明した方法とは異なる方法でEDCAパラメータ値を設定する。図9に示すように、Bフレームフラグメント−1〜Bフレームフラグメント−nがIフレームフラグメントより先行する。BフレームがIフレームよりも低い優先度のEDCAパラメータ値を使用する場合、特に、例えば高速アクションシーン中にいくつかのBフレームフラグメントがある場合に、Iフレームフラグメントは、Bフレームフラグメントが全て送信されるまで、長い時間待つ必要があり、間接的に不利益を被る。したがって、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、Bフレームフラグメントの数がしきい値を超える場合、例えば単一のTXOPに送信することができる数よりも多い場合、Bフレームフラグメントを優先して送信することができる。
図10は、本発明の実施形態による優先度継承を含むビデオフレームベースの差別化を組み込んだビデオ無線LANシステムサーバ215の第2のEDCAパラメータセット1000を示す表である。この実施形態では、図10に示すように、しきい値Tよりも数が多いBフレームフラグメントには、I/Pフレームよりも高い優先度を含み、デフォルトの値よりも高い優先度のEDCAパラメータ値が与えられる。I/Pフレームは、間接的に恩恵を受けることになる。他のEDCAパラメータ方式も可能であり、例えば、I/Pフレームフラグメントが高い優先度のEDCAパラメータ値を使用してもよく、T未満の数のBフレームフラグメントが低い優先度のEDCAパラメータ値(例えば、デフォルトの値)を使用してもよく、Tを超える数のBフレームフラグメントが高い優先度のEDCAパラメータ値(I/Pフレームフラグメントと同じ優先度EDCAパラメータ値であるが、必ずしもそうである必要はない)を使用してもよい。特に、確率的メカニズムは非整数タイマ値を使用することができるため、EDCAパラメータ値は整数である必要はない。
図11は、本発明の実施形態による、優先度継承を含むデュアルビデオフレームベース差別化を組み込んだIEEE802.11eフレームワークで送信フレームを送信する方法1100を示すフローチャートである。方法1100を実施する構造の一例は、MACレイヤ410にあるMAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220である。方法1100は、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220がステップ1105で送信する送信フレームを選択することによって開始する。MAC/アドレス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1115でメディアがアイドル状態であるか否かを判断する。アイドル状態でない場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1107で待機する。メディアがアイドル状態になると、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1110でビデオ送信フレームがI/Pフレームフラグメントを含むか否かを判断する。送信フレームがI/Pフレームフラグメントを含む場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1120でAIFSNLを使用することによって、EDCAパラメータをBフレームよりも高い優先度の値に設定し、ステップ1125でAIFS持続時間分、メディアアクセスを延期する。MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1130でメディアがアイドル状態であると判断した場合、さらにステップ1140で延期タイマが切れたと判断した場合、ステップ1145でビデオ送信フレームを送信する。ステップ1135でメディアがアイドル状態でない場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1135で1115に戻り、AIFSカウンタをリセットし、AIFS持続時間の間待機する。ステップ1140でタイマが切れていない(且つメディアがまだアイドル状態である)場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1125に戻り、引き続きAIFS持続時間の間待機する。ステップ1145でビデオ送信フレームの送信が成功した場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1170でCWをCWminにリセットしてステップ1105に戻り、送信する別のビデオ送信フレームを選択する。
ステップ1145でビデオ送信フレームの送信が成功しなかった場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1175でバイナリ指数的バックオフを使用して、CWmin値及びCWmax値(本発明の実施形態では、ビデオフレームのタイプに基づいて得られる)を使用し、CW値を更新し、0〜CWからランダムな値を選択する。MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1180でメディアがアイドル状態であるか否かを判断する。依然としてメディアがアイドル状態でない場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1185でメディアが再び(AIFS持続時間の間)アイドル状態になるのを待つ。メディアがアイドル状態であるとき、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1190でバックオフカウンタを減算する。MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1195でバックオフカウンタがゼロに達したか否かを判断する。ゼロに達していない場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1180に戻り、メディアが依然としてアイドル状態であるか否かを判断し、メディアがアイドル状態である場合には、引き続きバックオフカウンタを減算する。バックオフカウンタがゼロに達すると、方法1100はステップ1145に戻り、ビデオ送信フレームを送信する。
MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1115でビデオ送信フレームがI/Pフレームフラグメントを含まないと判断した場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1155でビデオ送信フレームがBフレームフラグメントを含むか否か、又は特定のBフレームカウントについてセット中のBフレームフラグメント数がしきい値数を超えるか否かを判断する。Bフレームフラグメントカウントがしきい値数を超える場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1165で高い優先度のパラメータ値、例えばAIFSNL値を使用する。しきい値数を超えない場合、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、ステップ1160で低い優先度のパラメータ値、例えばAIFSNH値を使用する。低い優先度の全てのビデオ送信フレーム、例えばしきい値よりも少ないBフレームフラグメント、又は圧縮されていないビデオフレームフラグメントを含むビデオ送信フレーム等は、低い優先度のパラメータ値を使用することができる。
方法1100に示していないが、MAC/アクセス弁別コントローラソフトウェア220は、デフォルトEDCAパラメータ値を使用して非ビデオフレーム(例えば、音声フレーム、ベストエフォートフレーム、及びバックグラウンドフレーム)のEDCAパラメータを設定することもできる。図11のフローチャートで考慮していないが、方法1100は、ビデオフレームのタイプ、且つ/又はフレームのタイプ間の変化に基づいたTXOP持続時間差別化を含むことができる。
さらに、本明細書におけるシステム及び方法について、MPEGビデオフレームに関して説明しているが、システム及び方法は、対象となるコンテンツがマルチメディア、ビデオ、音声、又は他のコンテンツであっても、階層に分けられた任意のフレーム符号化プロトコルに対して、階層ごとに応用させることが可能である。本発明の実施形態では、単一のアクセスカテゴリ(例えば、競合及び/又は保留についてプライマリ優先度でありデフォルト優先度を含む)に属する任意のコンテンツも、符号化プロトコル(例えば、競合及び/又は保留について調整された優先度であり、デフォルトの値に対して増減された優先度を含む)の階層区分内のコンテンツの優先度に基づいてアクセスカテゴリ内のセカンダリ優先度を含むこともできる。
本発明の好ましい実施の形態について前述した説明は、一例に過ぎず、上述した教示に鑑みて、上述した実施形態及び方法の他の変形及び変更が可能である。ネットワークサイトを分離した別個のサイトとして説明しているが、これらのサイトが統合サイトの一部であってもよく、各々複数のサイトの部分を含んでもよく、又は単一のサイト及び複数のサイトの組合せを含んでもよい、ということを当業者には理解できる。本明細書で示したさまざまな実施の形態を、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの任意の所望の組合せを使用して実装してもよい。さらに言えば、本明細書で示したさまざまな機能を実装することができる任意のタイプのロジックを使用してもよい。構成要素を、プログラムされた汎用デジタルコンピュータを使用して、特定用途向け集積回路を使用して、又は相互接続された従来の構成要素及び回路のネットワークを使用して実装してもよい。接続は、有線、無線、モデム等であってもよい。本明細書で説明した実施の形態は、網羅的であるようにも限定するようにも意図されていない。
Claims (20)
- コンテンツサーバのMACレイヤが、前記コンテンツサーバの上位レイヤから送信フレームを受信する方法であって、前記送信フレームには複数のアクセスカテゴリのうちの所与のアクセスカテゴリが関連付けられ、前記関連付けられたアクセスカテゴリには第1優先度が関連付けられ、前記送信フレームは第2優先度が関連付けられたコンテンツを含み、
前記第1優先度に基づいて複数のMACレイヤパラメータ値を設定し、前記MACレイヤパラメータ値の一つは前記第1優先度及び前記第2優先度に基づいて設定され、
前記設定されたMACレイヤパラメータ値を無線メディアへのアクセスの競合の解決に使用することを特徴とする無線通信方法。 - 前記MACレイヤパラメータ値の一つは、フレーム送信間隔に関する第1のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最大値に関する第2のパラメータ値、前記コンテンションウィンドウの最小値に関する第3のパラメータ値、及びTXOPに関する第4のパラメータ値のうちの一つであることを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
- 前記上位レイヤからの前記送信フレームは、フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片、予測符号化フレーム(Pフレーム)の断片、及び双方向フレーム(Bフレーム)の断片のうちの一つであるビデオACフレームを含み、
前記MACレイヤは、前記送信フレームが前記Iフレームの断片又は前記Pフレームの断片を含む場合、前記送信フレームが前記Bフレームの断片を含む場合よりも高い優先度で、前記送信フレームを前記無線メディアに転送することを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。 - 前記MACレイヤは、前記MACレイヤパラメータ値の一つ又は複数のカテゴリを使用して、前記Iフレームフラグメント、前記Pフレームフラグメント、及び前記Bフレームフラグメントの送信を調停し、
前記MACレイヤパラメータ値の前記カテゴリは、フレーム送信間隔に関する第1のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最大値に関する第2のパラメータ値、前記コンテンションウィンドウの最小値に関する第3のパラメータ値、及びTXOPに関する第4のパラメータ値を含むことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。 - 前記送信フレームがフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片、予測符号化フレーム(Pフレーム)の断片、又は双方向フレーム(Bフレーム)の断片を含むか判断し、
前記送信フレームが前記Iフレームの断片又は前記Pフレームの断片を含む場合、前記MACレイヤパラメータ値の一つを高いアクセス優先度に設定し、
前記送信フレームが前記Bフレームの断片を含む場合、前記MACレイヤパラメータ値の一つを、Iフレーム又はPフレームの断片を含む場合に設定される前記高いアクセス優先度よりも低いアクセス優先度に設定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。 - 前記コンテンツサーバの前記上位レイヤのうちの少なくとも一つに常駐し、階層に分けられた符号化プロトコルによって、前記送信フレームを生成することを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
- 前記階層に分けられた符号化プロトコルはMPEGを含むことを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
- 前記MACレイヤパラメータ値は、前記コンテンツがフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片又は双方向フレーム(Bフレーム)の断片のいずれかによって異なることを特徴とする、請求項7に記載の無線通信方法。
- 前記MACレイヤパラメータ値は、前記コンテンツがIフレームの断片又は予測符号化フレーム(Pフレーム)の断片のいずれを含む場合も同じであることを特徴とする請求項8に記載の無線通信方法。
- 前記無線通信方法は、特定のビデオフレームのビデオACフレームの断片を含み、送信キューに保留中の送信フレームの数を計数し、
前記MACレイヤパラメータ値の一つは、前記送信フレームの数に基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。 - 次の送信フレームを受信し、
前記次の送信フレームが低い優先度のビデオフレームの断片を含まない場合のみ、前記送信フレーム及び前記次の送信フレームを単一のTXOP中に送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。 - 前記送信フレームがフレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片、予測符号化フレーム(Pフレーム)の断片、又は双方向フレーム(Bフレーム)の断片を含むか判断し、
前記送信フレームが前記Iフレームの断片又は前記Pフレームの断片を含む場合、前記MACレイヤパラメータ値の一つを高いアクセス優先度に設定し、
送信を待っているBフレームの断片の数を計数し、
前記送信フレームが前記Bフレームの断片を含み、且つ送信を待っている前記Bフレームの断片の数がしきい値を超える場合、前記MACレイヤパラメータ値の一つを高いアクセス優先度に設定し、
前記送信フレームが前記Bフレームの断片を含むと判断され、且つ前記送信を待っている前記Bフレームの断片の数が前記しきい値を超えない場合、前記MACレイヤパラメータ値の一つを、Iフレーム又はPフレームの断片を含む場合に設定される前記高いアクセス優先度よりも低いアクセス優先度を設定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。 - MACレイヤを備えるシステムであって、前記MACレイヤは、
第2優先度が関連付けられたコンテンツを含み、第1の第1優先度の第1の送信フレームを格納する第1のキューと、
第2の第1優先度の第2の送信フレームを格納する第2のキューと、
前記第1の第1優先度に基づく第1のMACレイヤパラメータ値であって、その一つは前記第1の優先度及び前記第2の優先度に基づくものと、前記第2の第1優先度に基づく第2のMACレイヤパラメータ値とを格納するメモリと、
前記第1のキュー、前記第2のキュー、及び前記メモリに接続され、前記第1のMACレイヤパラメータ値及び前記第2のMACレイヤパラメータ値を無線メディアへのアクセスの競合の解決に使用するコントローラモジュールと、を備える無線通信システム。 - 前記第1のMACレイヤパラメータ値は、フレーム送信間隔に関する第1のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最大値に関する第2のパラメータ値、前記コンテンションウィンドウの最小値に関する第3のパラメータ値、及びTXOPに関する第4のパラメータ値のうちの一つであることを特徴とする請求項13に記載の無線通信システム。
- 最初の送信フレームがコンテンツサーバの上位レイヤから到着し、
当該最初の送信フレームは、フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片、予測符号化(Pフレーム)の断片、及び双方向フレーム(Bフレーム)の断片のうちの一つであるビデオACフレームを含み、
前記MACレイヤは、前記特定の最初の送信フレームが前記Iフレームの断片又は前記Pフレームの断片を含む場合、前記特定の最初の送信フレームが前記Bフレームの断片を含む場合よりも高い優先度で前記特定の最初の送信フレームを前記無線メディアに転送することを特徴とする請求項13に記載の無線通信システム。 - 前記MACレイヤは、前記MACレイヤパラメータ値の一つ又は複数のカテゴリを使用して前記Iフレームの断片、前記Pフレームの断片、及び前記Bフレームの断片の送信を調停し、
前記MACレイヤパラメータ値の前記カテゴリは、フレーム送信間隔に関する第1のパラメータ値、コンテンションウィンドウの最大値に関する第2のパラメータ値、前記コンテンションウィンドウの最小値に関する第3のパラメータ値、及びTXOPに関する第4のパラメータ値を含むことを特徴とする請求項15に記載の無線通信システム。 - 前記コンテンツサーバの前記上位レイヤのうちの少なくとも一つに常駐し、前記第1の送信フレームの少なくとも一部を生成する、階層に分けられた符号化モジュールをさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の無線通信システム。
- 前記階層に分けられた符号化プロトコルはMPEGエンジンを含むことを特徴とする請求項17に記載の無線通信システム。
- 前記第1の第1優先度の前記第1の送信フレームはビデオACフレームを含み、
前記第2の第1優先度の前記第2の送信フレームは、音声ACフレーム、ベストエフォートACフレーム、及びバックグラウンドACフレームのうちのいずれか一つを含み、
前記第2優先度が関連付けられる前記コンテンツは、予測符号化フレーム(Pフレーム)の断片、フレーム内符号化フレーム(Iフレーム)の断片、及び双方向フレーム(Bフレーム)の断片のうちのいずれか一つを含み、
前記MACレイヤパラメータ値の一つは、前記コンテンツがIフレームの断片又はBフレームの断片のいずれかに基づいて異なることを特徴とする請求項18に記載の無線通信システム。 - コンテンツサーバの上位レイヤから、複数のアクセスカテゴリの一つが関連付けられた送信フレームを受信する第1のMACレイヤ処理手段であって、前記アクセスカテゴリには第1優先度が関連付けられ、前記送信フレームは第2優先度が関連付けられたコンテンツを含む、第1のMACレイヤ処理手段と、
前記第1優先度に基づいてMACレイヤパラメータ値を設定する第2のMACレイヤ処理手段であって、前記MACレイヤパラメータ値の一つは前記第1優先度及び第2優先度に基づく、第2のMACレイヤ処理手段と、
前記MACレイヤパラメータ値を使用して無線メディアへのアクセスの競合の解決に使用するする第3のMACレイヤ処理手段と、を備える無線通信システム。
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