JP2008011459A - Hsdpa受信機及びレートデマッチング処理方法 - Google Patents

Hsdpa受信機及びレートデマッチング処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】HSDPA受信機及びレートデマッチング処理方法に関し、レートデマッチング処理時間を短縮し、処理時間短縮によるスループットの向上を図る。
【解決手段】ファーストレートデマッチング処理とセカンドレートデマッチング処理とを行うレートデマッチング処理部1−2を備え、レートデマッチング処理部1−2では、ファーストレートデマッチング処理を、セカンドレートデマッチング処理で検出されるデレペティション信号の出力時に停止し、セカンドレートデマッチング処理を、ファーストレートデマッチング処理で検出されるデパンクチャ信号の1ビット分遅延した信号の出力時に停止し、ファーストレートデマッチング処理とセカンドレートデマッチング処理とを同時に並行して行う。また、これらのレートデマッチング処理と同時に、復号自動再送要求(HARQ)による受信データの合成処理をHARQ合成部1−3で並行して行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、HSDPA受信機及びレートデマッチング処理方法に関し、特に、第3世代(3G)携帯電話方式W−CDMAのデータ通信を更に高速化したパケット通信を実現する高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA:High Speed Downlink Packet Access;以下HSDPAという)方式に準拠した受信機及びレートデマッチング処理方法に関する。
図6に3GPP TS25.212の規格として掲載されているHSDPA方式の送信側におけるレートマッチング処理等の機能部を示す。3GPP規格では基本的に送信側の処理ブロックしか示されていないが、受信側の処理ブロックは、送信側の処理を逆から遂行する処理ブロックにより実現される。
図6に示すように送信側では送信データを、システムビットデータ、パリティ1ビットデータ及びパリティ2ビットデータに分離した後、それらのデータに対して、ファーストレートマッチング処理→バーチャルIR(Increment Redundancy)バッファ格納→セカンドレートマッチング処理の順に処理が行われるため、受信側ではセカンドレートデマッチング処理→バーチャルIRバッファ格納(HARQ合成)→ファーストレートデマッチング処理という順序で処理を行う。
なお、レートマッチング処理は、符号化された伝送ビット列を物理チャネル(HS−PDSCH)のビット数に合わせるために用いられ、ビットのレペティション(繰り返し)又はパンクチャ(間引き)によりレートマッチングが行われる。
図7に従来のHSDPA受信機におけるレートデマッチング処理の機能部を示す。従来のレートデマッチング処理の機能部としては、ビットセパレーション部7−1、セカンドレートデマッチング処理部7−2、HARQ合成部7−3、バーチャルIRバッファ7−4及びファーストレートデマッチング処理部7−5を備える。
ビットセパレーション部7−1は、受信データをシステムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットのデータに分離する。セカンドレートデマッチング処理部7−2は、バーチャルIRバッファサイズにデータサイズを復元する。HARQ合成部7−3は、復号自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat Request)による前回受信データと今回受信データの合成(以下、HARQ合成という)を行う。
バーチャルIRバッファ7−4は、次回受信時のHARQ合成処理のために、今回受信データ(HARQ合成後)を保存しておく。ファーストレートデマッチング処理部7−5は、バーチャルIRバッファサイズのデータをターボ復号器に入力するデータサイズに復元する。
上述のセカンドレートデマッチング処理部7−2、HARQ合成部7−3及びバーチャルIRバッファ7−4は、3つに分離されたシステムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットのそれぞれのデータに対して処理を行うため、同様の処理回路をそれぞれ3つずつ保有する。ファーストレートデマッチング処理部7−5に関しては、システムビットに対する処理が無いので、パリティ1ビット及びパリティ2ビットのデータに対する同様の処理回路を2つ保有する。
また、各処理ブロック間のNtsys等の記号は、各処理における処理データ量を表す。Ndataは受信データビット数(但し、システムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットのデータを含むトータルの受信データのビット数)を表す。Ntsys、Ntp1及びNtp2はセカンドレートデマッチング処理前のビット数を表す。Nsys、Np1及びNp2はセカンドレートデマッチング処理後のビット数(=バーチャルIRバッファ保存ビット数=ファーストレートデマッチング処理前のビット数)を表す。Nttiはターボ復号器入力データ数(=ファーストレートデマッチング処理後のビット数(但し、システムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットのデータを含むトータルのビット数)を表す。
図8に従来のレートデマッチング処理の全体タイミング図を示す。図8にはパリティ1ビットのデータの処理に対する処理タイミングを示しているが、システムビット及びパリティ2ビットのデータの処理についてもパリティ1ビットのデータの処理と同様である。但し、システムビットのデータに対しては、ファーストレートデマッチング処理は無い。
従来のレートデマッチング処理では、まず受信データに対してセカンドレートデマッチング処理(2nd−RDM)を行い、該セカンドレートデマッチング処理(2nd−RDM)後のデータと、バーチャルIRバッファから読み出したデータとを加算してHARQ合成処理を行い、受信データの全ビットについての処理結果を一旦バーチャルIRバッファへ保存する。
上記バーチャルIRバッファに一旦保存されたセカンドレートデマッチング処理(2nd−RDM)及びHARQ合成処理後のデータを、該バーチャルIRバッファから再度読み出してファーストレートデマッチング処理(1st−RDM)を行い、該ファーストレートデマッチング処理(1st−RDM)処理後のデータをターボ復号器へ転送する。
この場合の、セカンドレートデマッチング処理(2nd−RDM)及びファーストレートデマッチング処理(1st−RDM)に要する処理時間は以下のようになる。
・セカンドレートデマッチング処理時間=Max(Ntp1,Np1)、
ここでMax(Ntp1,Np1)はNtp1とNp1の中で最も大きい数値を意味する。
・ファーストレートデマッチング処理時間=Ntti/3
よって、従来のレートデマッチング処理のトータルの処理時間は以下のようになる。
・レートデマッチング処理のトータル処理時間=Max(Ntp1,Np1)+Ntti/3
本発明に関連する先行技術文献として下記の特許文献1には、HSDPA方式におけるレートマッチング処理及びレートデマッチング処理について記載されている。特許文献1に記載のレートデマッチング処理装置は、送信側でレートマッチング処理されたシステムビットとパリティ1ビットとパリティ2ビットとからなるターボ符号化データを、受信側においてレートデマッチング処理する装置において、装置に入力された順序で、又は入力された順序で均等に分配して、入力されたデータを1つ又は複数のメモリに格納する第1の手段と、メモリから、nを自然数として、3nビットずつ、システムビットとパリティ1ビットとパリティ2ビットとを読み出す第2の手段と、少なくともシステムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットごとに設けられ、レートデマッチング処理回路へのデータ供給を調整するため、第2の手段によって読み出されたデータを一時的に保持する第3の手段を有し、これにより、システムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットを格納するメモリ総容量を低減するものである。
また、下記の特許文献2には、データを分割し、分割されたそれぞれのデータブロックに対して、挿入・削除すべきビットを決定可能とし、レートマッチング処理/デマッチング処理を分割データ毎に並列に処理することにより、簡易で、高速なレートマッチング処理/デマッチング処理を実現するようにしたレートマッチング処理/デマッチング処理装置について記載されている。
特開2005−12420号公報 特開2002−199048号公報
前述したように、従来のレートデマッチング処理は、まずセカンドレートマッチング処理とHARQ合成処理とを行って処理結果をバーチャルIRバッファに一旦格納し、その後、バーチャルIRバッファを再度読み出してファーストレートデマッチング処理を行っていたため、レートデマッチング処理に長時間要していた。本発明は、レートデマッチング処理時間を短縮し、処理時間短縮によるスループットの向上を図る。
本発明によるHSDPA受信機は、受信データの各ビットに対するファーストレートデマッチング処理とともに、該ファーストレートデマッチング処理から1ビット分遅延したタイミングで及びセカンドレートデマッチング処理を行うレートデマッチング処理部を備え、前記レートデマッチング処理部では、受信データのビット毎のファーストレートデマッチング処理を、前記1ビット分遅延したセカンドレートデマッチング処理で検出されるビット毎のデレペティション信号の出力時に停止し、前記受信データのビット毎のセカンドレートデマッチング処理を、前記ファーストレートデマッチング処理で検出されるビット毎のデパンクチャ信号の1ビット分遅延した信号の出力時に停止し、前記レートデマッチング処理部におけるファーストレートデマッチング処理とセカンドレートデマッチング処理とを同時に並行して行うことを特徴とする。
また、前記レートデマッチング処理部におけるファーストレートデマッチング処理及びセカンドレートデマッチング処理と共に、復号自動再送要求(HARQ)により受信される受信データの合成処理を同時に並行して行うことを特徴とする。
また、前記受信データを、システムビットデータ、パリティ1ビットデータ及びパリティ2ビットデータに分離するビットセパレーション部と、前記ビットセパレーション部で分離されたシステムビットデータ、パリティ1ビットデータ又はパリティ2ビットデータを順次選択するセレクタと、前記セレクタから順次出力されるシステムビットデータ、パリティ1ビットデータ又はパリティ2ビットデータに対するレートデマッチング処理を、前記レートデマッチング処理部により時系列的にシリアルに行うことを特徴とする。
本発明によれば、ファーストレートデマッチング処理とセカンドレートデマッチング処理とを同時に並行して行うことにより、レートデマッチング処理時間を短縮することができ、また、ファーストレートデマッチング処理とセカンドレートデマッチング処理とを、HARQ合成処理とともに並行して行うことができ、処理時間短縮によるスループットの向上を図ることができる。
また、一つのレートデマッチング処理部により、システムビットデータ、パリティ1ビットデータ及びパリティ2ビットデータに対するファーストレートデマッチング処理及びセカンドレートデマッチング処理を、シリアルに行うことにより、装置の小型化を図ることができる。
図1に本発明のHSDPA受信機におけるレートデマッチング処理部を示す。本発明によるレートデマッチング処理の機能構成としては、ビットセパレーション部1−1、レートデマッチング処理部1−2、HARQ合成部1−3及びバーチャルIRバッファ1−4を備える。
ビットセパレーション部1−1は、受信データをシステムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットのデータに分離する。レートデマッチング処理部1−2はファーストレートデマッチング処理とセカンドレートデマッチング処理とを同時に行う。HARQ合成部1−3は前回受信データと今回受信データとの合成処理を行う。
バーチャルIRバッファ1−4は次回受信データとのHARQ合成処理のために、今回受信データ(HARQ合成後)を保存する。但し、バーチャルIRバッファ1−4には、ターボ復号機へのデータ(Ntti/3)のうち、バーチャルIRバッファ保存対象データ部分だけを抽出して保存する。
図2に本発明のレートデマッチング処理の全体タイミング図を示す。本発明のレートデマッチング処理では、レートデマッチング処理部1−2において、まず、ファーストレートデマッチング処理を起動し、その1クロック後にセカンドレートデマッチング処理を起動し、受信データに対してファーストレートデマッチング処理及びセカンドレートデマッチング処理を同時に行っていく。なお、1クロックは、受信データの1ビット分のデータを処理する時間である。
レートデマッチング処理後のデータに対しては、HARQ合成部1−3においてHARQ合成処理を行い、その処理データをターボ復号器へ転送する。このとき、次回HARQ合成処理対象のビットに関しては、ターボ復号器へのデータ転送と同時にバーチャルIRバッファ1−4への保存も同時に行っておく。
本発明におけるレートデマッチング処理のトータルの処理時間は以下のようになる。
・本発明のレートデマッチング処理のトータルの処理時間=Max(Ntp1,Np1,Ntti/3)+1クロック、
ここで、Max(Ntp1,Np1,Ntti/3)はNtp1とNp1とNtti/3の中で最も大きい数値を意味する。
図3に本発明のレートデマッチング処理部の構成を示す。本発明のレートデマッチング処理部には、ファーストレートデマッチング処理部(1stRDM)3−1とセカンドレートデマッチング処理部(2ndRDM)3−2とを備える。どちらの処理部も基本構成は同様であり、デパンクチャ又はデレペティションの対象候補ビット位置を保持するe演算値保持部3−11,3−21と、レートデマッチング処理の対象ビット位置をカウントするxiカウンタ回路3−12,3−22と、e演算値保持部3−11,3−21をイネーブル化する演算イネーブル生成部3−13,3−23とを備える。
また、ファーストレートデマッチング処理部(1stRDM)3−1には、デパンクチャ信号生成部3−14を備え、セカンドレートデマッチング処理部(2ndRDM)3−2には、デパンクチャ信号生成部3−24及びデレペティション信号生成部3−25を備える。
なお、送信側ではファーストレートマッチング処理としてレペティション処理は行われず、パンクチャ処理のみが行われるため、受信側のファーストレートデマッチング処理部(1stRDM)3−1では、デパンクチャ信号生成部3−14のみを備え、デレペティション信号生成部が無い構成となる。
図4に本発明のレートデマッチング処理のタイムチャートを示す。同図に示すように、ファーストレートデマッチング処理部(1stRDM)3−1によるファーストレートデマッチング処理とともに、該ファーストレートデマッチング処理から1ビット分遅れたタイミングでセカンドレートデマッチング処理部(2ndRDM)3−2によるセカンドレートデマッチング処理を行う。
そして、ファーストレートデマッチング処理部(1stRDM)3−1では、セカンドレートデマッチング処理部(2ndRDM)3−2で生成されたデレペティション信号の反転信号をイネーブル信号として用いてファーストレートデマッチング処理を行い、セカンドレートデマッチング処理部(2ndRDM)3−2では、ファーストレートデマッチング処理部(1stRDM)3−1で生成されたデパンクチャ信号をフリップフロップ回路(FF)により1クロック分遅らせた信号の反転信号をイネーブル信号として用いてセカンドレートデマッチング処理を行う。
即ち、受信データのビット毎のファーストレートデマッチング処理を、セカンドレートデマッチング処理で検出されるビット毎のデレペティション信号の出力時に停止し、セカンドレートデマッチング処理を、ファーストレートデマッチング処理で検出されるビット毎のデパンクチャ信号の1ビット分遅延した信号の出力時に停止する構成とし、ファーストレートデマッチング処理とセカンドレートデマッチング処理とを同時に並行して行う。
このような構成とした理由は以下の通りである。
(1)セカンドレートデマッチング処理を、ファーストレートデマッチング処理で出力されるデパンクチャ信号の1クロック遅延した信号の出力時に停止する理由について
送信側においてファーストレートマッチング処理のパンクチャ処理により削除されたビットは、セカンドレートマッチング処理の段階では既に処理対象として存在しない。そのため、受信側におけるセカンドレートデマッチング処理では、その部分を処理対象ビット位置としてカウントしないようにするためである。即ち、ファーストレートデマッチング処理でデパンクチャ信号が出力されたときは、セカンドレートデマッチング処理をディスイネーブル化する。
なお、ファーストレートデマッチング処理で出力されるデパンクチャ信号を1クロック分遅延させる理由は、送信側で最初にファーストレートマッチング処理が行われ、次にセカンドレートマッチング処理が行われるため、本発明によるレートデマッチング処理においては、最初にファーストレートデマッチング処理を起動し、その1クロック後にセカンドレートデマッチング処理を起動する。そのため、ファーストレートデマッチング処理とセカンドレートデマッチング処理との1クロック分のタイミングのずれを補償するためである。
(2)ファーストレートデマッチング処理を、セカンドレートデマッチング処理で出力されるデレペティション信号の出力時に停止する理由について
送信側のセカンドレートマッチング処理においてレペティション処理を行うときは、バーチャルIRバッファから1度読み出したビットを繰り返し読み出して送信する処理となる。同じビットを繰り返し送信するため、その繰り返し送信している区間中は、受信側のファーストレートデマッチング処理を停止する必要がある。そのため、セカンドレートデマッチング処理でデレペティション信号が出力されたときは、ファーストレートデマッチング処理を停止する。
図3のレートデマッチング処理部の動作をより詳しく説明する。ファーストレートデマッチング処理部(1stRDM)3−1において、演算イネーブル生成部3−13は、セカンドレートデマッチング処理で出力されるデレペティション信号の反転論理信号をe演算値保持部3−11及びxiカウンタ3−12に出力する。
e演算値保持部3−11は、デパンクチャビット位置を検出するためのe演算値を保持し、該e演算値保持部3−11から出力されるe演算値に対して、1クロック毎に所定の減算値eminus(例えば3など)を減じ、該減算値eminusの減算によって、e演算値が0以下になったかどうかを判定する。e演算値が0以下でないときは、減算値eminusを減算した後のe演算値をセレクタで選択して再びe演算値保持部3−11に保持する。この演算動作を、1クロック毎に繰り返す。
e演算値が0以下になったことを検出すると、該e演算値に所定の加算値eplus(例えば9など)を加算したe演算値をセレクタで選択してe演算値保持部3−11に保持するとともに、デパンクチャ信号を出力し、該デパンクチャ信号をフリップフロップ回路(FF)で1クロック分遅らせた後、セカンドレートデマッチング処理部へ出力する。
セカンドトレートデマッチング処理部3−2においても同様に、演算イネーブル生成部3−23は、ファーストレートデマッチング処理で出力されるデパンクチャ信号を1クロック分遅延させた信号を入力し、その反転論理信号をe演算値保持部3−21及びxiカウンタ3−22に出力する。
e演算値保持部3−21は、デパンクチャビット又はデレペティションビット位置を検出するためのe演算値を保持し、該e演算値保持部3−21から出力されるe演算値に対して、デパンクチャ処理としては、ファーストレートデマッチング処理部と同様の演算を行い、デパンクチャビット位置を検出してデパンクチャ信号を出力する。
また、e演算値保持部3−21から出力されるe演算値に対して、デレペティション処理としては、所定の減算値eminus(例えば7など)を減じ、該減算値eminusの減算によって、e演算値が0以下になったかどうかを判定する。e演算値が0以下でないときは、減算値eminusを減算した後のe演算値を、セレクタ3−24を介して再びe演算値保持部3−21に保持する。この演算動作を、1クロック毎に繰り返す。
デレペティション処理でe演算値が0以下になったことを検出すると、該e演算値に所定の加算値eplus(例えば1など)を加算したe演算値をセレクタ3−24で選択してe演算値保持部3−21に保持するとともに、デレペティション信号を出力し、該デレペティション信号をファーストレートデマッチング処理部3−1へ出力する。
なお、セカンドレートデマッチング処理部3−2において、デパンクチャ処理とデレペティション処理の何れのレートデマッチング処理を行うかは、図示省略のレートデマッチングタイプ判定部により出力されるレートデマッチングタイプ信号を基に決定され、該レートデマッチングタイプ信号をセレクタ3−24に入力して、e演算値保持部3−21に保持するe演算値として、デパンクチャ処理によるものかデレペティション処理によるものかをセレクタ3−24により選択する。
図4に示す動作例では、ファーストレートデマッチング処理において、xiカウンタのカウント値“3”でデパンクチャ信号(A)が検出され、該デパンクチャ信号の1クロック分遅延した信号(B)で、セカンドレートデマッチング処理を停止させ、それによって、セカンドレートデマッチング処理では、xiカウンタのカウント値“3”が2クロック分保持される。
また、セカンドレートデマッチング処理においてデレペティション信号(C)が検出されると、その反転論理信号(D)によりファーストレートデマッチング処理を停止させ、それにより、ファーストレートデマッチング処理部のxiカウンタのカウントアップは停止する。
また、ファーストレートデマッチング処理においてデパンクチャ信号(E)が検出され、該デパンクチャ信号(E)の1クロック分遅延した信号(F)で、セカンドレートデマッチング処理を停止させ、それによって、セカンドレートデマッチング処理では、信号(F)が出力されている期間、xiカウンタのカウントアップが停止する。
また、同様に、セカンドレートデマッチング処理においてデレペティション信号(G)が検出されると、その反転論理信号(H)によりファーストレートデマッチング処理を停止させ、それにより、ファーストレートデマッチング処理部のxiカウンタのカウントアップは停止する。
図5に本発明を更に発展させた変形例として、システムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットの各受信データに対して、本発明によるレートデマッチング処理をシリアルに行う実施形態を示す。レートデマッチング処理は、システムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットの各データに対してそれぞれ個々に独立して実施するが、Ntsys、Ntp1、Np1及びNsys、Np1、Np2といった処理データ量の設定値が異なるだけであり、同一の処理で実施可能である。
そこでこの実施形態では、ビットセパレーション部5−1にて各ビットに分離した後、システムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットのデータを順次選択するセレクタ5−2を設け、以後のレートデマッチング処理を、一つのレートデマッチング処理部5−3により時系列的にシリアルに処理する。シリアル処理とすることにより、レートマッチング処理部5−3及びHARQ合成部5−4を共有することができ、装置規模を削減することが可能となる。
但し、バーチャルIRバッファ5−5に関しては、システムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットの各データに対して、保存するビット数が個々に決まっているため、共有は行わず、保存先をシステムビット、パリティ1ビット及びパリティ2ビットの各データ毎に切替える構成となる。
また、システムビットのデータに関しては、ファーストレートデマッチング処理が無いため、パリティ1ビット及びパリティ2ビットのデータとは異なる処理構成となるように思われるが、ファーストレートデマッチング処理の前と後とでビット数が変わらないため、何もしないのと同じであり、ファーストレートデマッチング処理前のビット数(Nsys)をファーストレートデマッチング処理後のシステムビットのビット数(Ntti/3)として設定することで共有可能となる。
HSDPA受信機を実装する携帯電話端末等に利用可能である。
本発明のHSDPA受信機におけるレートデマッチング処理部を示す。 本発明のレートデマッチング処理の全体タイミング図である。 本発明のレートデマッチング処理部の構成を示す。 本発明のレートデマッチング処理のタイムチャートを示す。 本発明のレートデマッチング処理をシリアルに行う実施形態を示す。 3GPP TS25.212掲載のHSDPA方式の送信側におけるレートマッチング処理等の機能部を示す。 従来のHSDPA受信機におけるレートデマッチング処理の機能部を示す。 従来のレートデマッチング処理の全体タイミング図である。
符号の説明
1−1 ビットセパレーション部
1−2 レートデマッチング処理部
1−3 HARQ合成部
1−4 バーチャルIRバッファ

Claims (5)

  1. 送信側でファーストレートマッチング処理及びセカンドレートマッチング処理によりパンクチャ処理又はレペティション処理が行われた高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)方式のデータを受信する受信機において、
    受信データの各ビットに対するファーストレートデマッチング処理とともに、該ファーストレートデマッチング処理から1ビット分遅延したタイミングで及びセカンドレートデマッチング処理を行うレートデマッチング処理部を備え、
    前記レートデマッチング処理部では、受信データのビット毎のファーストレートデマッチング処理を、前記1ビット分遅延したセカンドレートデマッチング処理で検出されるビット毎のデレペティション信号の出力時に停止し、前記受信データのビット毎のセカンドレートデマッチング処理を、前記ファーストレートデマッチング処理で検出されるビット毎のデパンクチャ信号の1ビット分遅延した信号の出力時に停止し、
    前記レートデマッチング処理部におけるファーストレートデマッチング処理とセカンドレートデマッチング処理とを同時に並行して行うことを特徴とするHSDPA受信機。
  2. 前記レートデマッチング処理部におけるファーストレートデマッチング処理及びセカンドレートデマッチング処理と共に、復号自動再送要求(HARQ)により受信される受信データの合成処理を同時に並行して行うことを特徴とするHSDPA受信機。
  3. 前記受信データを、システムビットデータ、パリティ1ビットデータ及びパリティ2ビットデータに分離するビットセパレーション部と、
    前記ビットセパレーション部で分離されたシステムビットデータ、パリティ1ビットデータ又はパリティ2ビットデータを順次選択するセレクタと、
    前記セレクタから順次出力されるシステムビットデータ、パリティ1ビットデータ又はパリティ2ビットデータに対するレートデマッチング処理を、前記レートデマッチング処理部により時系列的にシリアルに行うことを特徴とする請求項2又は3に記載のHSDPA受信機。
  4. 送信側でファーストレートマッチング処理及びセカンドレートマッチング処理によりパンクチャ処理又はレペティション処理が行われた高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)方式のデータを受信する受信機のレートデマッチング処理方法において、
    受信データの各ビットに対するファーストレートデマッチング処理とともに、該ファーストレートデマッチング処理から1ビット分遅れたタイミングでセカンドレートデマッチング処理を行い、
    前記受信データのビット毎のファーストレートデマッチング処理を、前記セカンドレートデマッチング処理で検出されるビット毎のデレペティション信号の出力時に停止し、前記受信データのビット毎のセカンドレートデマッチング処理を、ファーストレートデマッチング処理で検出されるビット毎のデパンクチャ信号の1ビット分遅延した信号の出力時に停止し、ファーストレートデマッチング処理とセカンドレートデマッチング処理とを同時に並行して行うことを特徴とするレートデマッチング処理方法。
  5. 前記受信データを、システムビットデータ、パリティ1ビットデータ及びパリティ2ビットデータに分離し、該分離されたシステムビットデータ、パリティ1ビットデータ又はパリティ2ビットデータをセレクタにより順次選択し、該セレクタから順次出力されるシステムビットデータ、パリティ1ビットデータ又はパリティ2ビットデータに対し、前記ファーストレートデマッチング処理及びセカンドレートデマッチング処理を同時に並行して行うレートデマッチング処理を、時系列的にシリアルに行うことを特徴とする請求項4に記載のレートデマッチング処理方法。
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