JP2009182780A - 再送プロセスのデータ処理方法およびそれを用いた通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】再送プロセスでのメモリ使用効率を向上させる再送プロセス制御方法を提供する。
【解決手段】受信側の通信装置における複数の再送プロセスP1−P6のデータ処理方法であって、受信信号を再送プロセス用受信バッファ10に格納可能か否かを判定し、受信信号を再送プロセス用受信バッファ10に格納できない場合には、動作中の再送プロセスに対応する既存の受信信号の少なくとも一部を再送プロセス用受信バッファ10から廃棄し、再送プロセス用受信バッファ10に受信信号を格納する。
【選択図】図1
【解決手段】受信側の通信装置における複数の再送プロセスP1−P6のデータ処理方法であって、受信信号を再送プロセス用受信バッファ10に格納可能か否かを判定し、受信信号を再送プロセス用受信バッファ10に格納できない場合には、動作中の再送プロセスに対応する既存の受信信号の少なくとも一部を再送プロセス用受信バッファ10から廃棄し、再送プロセス用受信バッファ10に受信信号を格納する。
【選択図】図1
Description
本発明は送信側および受信側の通信装置間で再送プロセスを実行可能な通信システムに係り、特に受信側での再送プロセスデータ処理方法およびそれを用いた通信装置に関する。
パケット伝送方式、たとえばHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)やEUDCH (Enhanced Uplink Dedicated Channel)/HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)などの高速パケット伝送方式を採用した移動体通信システムなどでは、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest(HARQ))がデータ損失を効率的に回避するための重要な技術となっている。
HARQは、誤り訂正符号化とARQとを組み合わせ、復号に失敗したデータについて再送要求(NACK送信)を行う一種のARQエラー制御方法である。受信側の通信装置は、エラー検出されたデータパケットを蓄積しておき、再送されたデータパケットと合成することで受信性能を向上させることができる。HARQ方式としては、いわゆるChase Combining、Incremental Redundancyなどが知られている(非特許文献1参照)。
以下、符号化率R=1/3のターボ符号を誤り訂正符号の一例として、Chase Combining(以下、CC−HARQという。)およびIncremental Redundancy(以下、IR−HARQという。)のHARQ方式について説明する。符号化率R=1/3のターボ符号化では、たとえば系列長Lの情報ビット系列を符号化することで、同じ系列長Lのシステマティックビット系列Sと系列長Lの2つのパリティビット系列Parity1およびParity2とを生成し、これらに基づいて送信パケットが生成される。
図9(A)はChase Combining(CC−HARQ)での送信手順の一例を示す模式図であり、図9(B)はIncremental Redundancy(IR−HARQ)での送信手順の一例を示す模式図である。
CC−HARQでは、初回と同じ符号化パケットを再送する。たとえば、図9(A)に示すように、送信側がシステマティックビット系列Sと2つのパリティビット系列Parity1およびParity2とで構成される符号化パケット(S+Parity1+Parity2)を送信したとする。この場合、受信側は受信した符号化パケットを復号化し、エラーが検出された場合にはNACKを送信側へフィードバックする。NACKを受信すると、送信側は前回と同じ符号化パケット(ここでは、S+Parity1+Parity2)を再送する。受信側では、エラー検出された前回の符号化パケットを蓄積しておき、再送された符号化パケットと合成してから復号化を行う。これにより復号化の成功率を高めることができる。
これに対して、IR−HARQでは、図9(B)に示すように、まず送信側がシステマティックビット系列Sの符号化パケット(S)を送信する。受信側は受信した符号化パケット(S)を復号化し、エラーが検出された場合にはNACKを送信側へフィードバックする。NACKを受信すると、送信側はパンクチャにより得られるパリティビット系列Parity1およびParity2のうちの一方(ここではParity1)の符号化パケット(Parity1)を送信する。受信側は、受信した符号化パケット(Parity1)と前回受信した符号化パケット(S)とに基づいて復号化を行う。それでもエラーが検出されNACKが戻ってくると、送信側は残りの符号化パケット(ここではParity2)を送信し、受信側は最初に受信した符号化パケット(S)と再送により受信したパリティビット系列Parity1およびParity2とを用いて復号化を行う。このように、IR−HARQでは、再送ごとに使用されるパンクチャパターンは異なっているので、毎回異なる符号化ビット系列が送信されることとなる。
HARQの再送シーケンスの形態としては、選択再送(Selective repeat)モード、ストップアンドウェイト(stop-and-wait)モードなどが知られている。選択再送モードは、エラー受信されたパケットのみを再送し、フィードバック遅延時間内に送信できるパケット数より多いパケット数を設定することで、複数のHARQプロセスを並列動作させることが可能となり、システムのチャネル資源を効率的に使用できるという利点がある。
stop-and-waitモードは、最もシンプルで制御オーバヘッドが非常に小さいという利点があるが、送信側が受信側からのフィードバック情報を待つ必要があるために効率が低下するという難点がある。この効率を改善するために、複数のstop-and-waitプロトコルを並列動作させるN-channel stop-and-wait HARQ(以下、マルチstop-and-waitモードという。)が提案されている(非特許文献1)。すなわち、1つのHARQプロセスがフィードバック情報を待っている間に、当該アイドル状態のチャネルを用いて他のHARQプロセスがデータを送信する。マルチstop-and-waitモードによって、全体として効率を向上させ、システムの資源を無駄なく利用することが可能となる。
3GPP TR 25.848 V4.0.0 (2001-03)(8〜28ページ参照)
しかしながら、マルチstop-and-waitモードでは、各HARQプロセスの送信パケットを保持する必要があるので、受信側のメモリ容量を予め大きく確保しておく必要がある。特に、各HARQプロセスに対応するHARQバッファに必要なバッファサイズは、最大送信レート、符号化率、受信したソフトシンボル毎のビット数などに依存する。したがって、必要とされる全HARQバッファサイズは、個々のHARQバッファサイズの合計となる。HARQプロセス数をNとし、各HARQバッファサイズが等しいとすれば、全HARQバッファサイズは、個々のHARQバッファサイズのN倍となる。
選択再送モードでは、送信側で送信パケットを各々識別する必要があるために制御オーバヘッドが大きくなり、さらに、受信側では受信パケットごとにソフトシンボルを保持する必要があるので最大処理可能パケット数に対応できるメモリ容量を確保する必要がある。
ところで、上述した複数のHARQプロセスを動作させる場合、各HARQプロセスでデータ伝送が成功する確率は、受信時のチャネル品質、送信電力、変調および符号化方式、その他データパケットの受信品質に影響するファクタなど、複数の要因により決定される。ここで、データ伝送時の目標エラー確率をpとし、N個のHARQプロセスが並存する場合を考える。各HARQプロセスの送信成功確率が互いに独立、言い換えれば1つのHARQプロセスの成功/失敗の確率が他のHARQプロセスの成功/失敗の確率に影響しないと仮定すると、M個(MはN以下の整数)のHARQプロセスが同時に失敗する確率はpMである。具体例を以下に示す。
図10は、HARQプロセスの同時失敗数に対する各HARQ動作点での失敗確率の変化を示す図である。ここでは、6個のHARQプロセス(N=6)のうちM個で送信失敗する確率が示されている。たとえばM=0は、HARQプロセスで失敗したプロセスがない場合(全てのプロセスでデータ伝送が成功した場合)を示す。またHARQ動作点0.99はHARQ受信エラーレートp=0.01を意味する。
HARQ動作点0.9の場合、全てのプロセスで受信が失敗する確率は、図10に示すようにM=6で0.000001であり、逆にすべてのプロセスで成功する確率は、M=0で約0.53である。時間で考えれば、HARQバッファが全部占有されるのは0.0001%だけであり、53%に相当する時間は空の状態であることを意味している。
この分析はかなり単純化しているものの、上述したように最大HARQメモリ容量を設けても、その貴重なメモリ資源をフルに使用する場合が滅多にないことを示している。
HARQバッファサイズは個々のHARQバッファサイズの増大あるいはHARQプロセスの総数の増加によって大きくなる。さらに、移動体通信では数Mビットを超える高速でデータパケットの送受信が可能となっており、送信ビットレートが将来も上昇し続けると、より効率的なHARQ技術を採用することで、必要なHARQバッファサイズが益々大きくなると考えられる。一般に、HARQバッファサイズが大きくなるに伴って、モデムチップセットのような通信デバイスのサイズも大きくなり、これによって通信デバイスのコストも増大する。デバイスのサイズだけでなく、消費電力も、HARQバッファの必要容量の増大と伴って増加する。
このように、受信エラーが検出されたデータの再送プロセスが複数並列動作する通信装置では、マルチ再送プロセスのために使用されるメモリ資源を十分に効率的に利用しているとは言えない。このためにデバイスサイズや消費電力の不必要な増大を招来している。
そこで本発明の目的は、再送プロセスでのメモリ使用効率を向上させる再送プロセスデータ処理方法およびそれを用いた通信装置を提供することにある。
本発明による再送プロセスのデータ処理方法は、受信側の通信装置における複数の再送プロセスのデータ処理方法であって、受信信号を再送プロセス用受信バッファに格納可能か否かを判定し、前記受信信号を前記再送プロセス用受信バッファに格納できない場合には、動作中の再送プロセスに対応する既存の受信信号の少なくとも一部を前記再送プロセス用受信バッファから廃棄し、前記再送プロセス用受信バッファに前記受信信号を格納する、ことを特徴とする。
本発明によって複数の再送プロセスにおいてメモリ使用効率を向上させることができる。
1.第1実施形態
図1(A)は本発明の第1実施形態による通信装置の再送プロセス制御回路の概略的構成を示すブロック図であり、図1(B)は本実施形態によるマルチ再送プロセスにおけるデータ処理方法の動作を説明するためのタイムチャートである。ここでは説明を煩雑にしないために、6個(n=6)の再送プロセスP1〜P6に対して3個(m=3)のメモリ領域B1〜B3を有するバッファ10が設けられ、各メモリ領域には1つの再送プロセスの再送対象となりうる1つの受信信号が格納されるものとする。ここで示す再送プロセスの個数nおよびメモリ領域の個数mは説明のための一例であり、これらに限定されるものではない。
図1(A)は本発明の第1実施形態による通信装置の再送プロセス制御回路の概略的構成を示すブロック図であり、図1(B)は本実施形態によるマルチ再送プロセスにおけるデータ処理方法の動作を説明するためのタイムチャートである。ここでは説明を煩雑にしないために、6個(n=6)の再送プロセスP1〜P6に対して3個(m=3)のメモリ領域B1〜B3を有するバッファ10が設けられ、各メモリ領域には1つの再送プロセスの再送対象となりうる1つの受信信号が格納されるものとする。ここで示す再送プロセスの個数nおよびメモリ領域の個数mは説明のための一例であり、これらに限定されるものではない。
エラー検出部11は、バッファ10に格納された受信信号のエラー検出を行い、その検出結果を再送プロセス制御部12へ出力する。再送プロセス制御部12は、それぞれの再送プロセスに対応する受信信号をバッファ10に追加(add)し、バッファ10から削除(delete)し、あるいはバッファ10から廃棄(discard)する。
追加(add)は、バッファ10に十分に空き領域がある場合に行われ、その空き領域に新たな受信信号が格納される。削除(delete)は、対応する受信信号にエラーが検出されなかった場合に行われ、当該受信信号をバッファ10から消去する(対応するバッファ10の領域の開放)。廃棄(discard)は、バッファ10に必要な空き領域がない状態で新たな受信信号が発生した場合に行われ、継続中の再生プロセスから少なくとも1つのプロセスを選択し、そのプロセスに対応する受信信号をバッファ10から消去する(対応するバッファ10の領域の開放)。
再送プロセス制御部12は、エラーが検出されなかった受信信号をバッファ10から削除すると共に、正常受信を示すフィードバック情報(たとえばACK)を当該受信信号の送信元に対して返信する。バッファ10に格納された受信信号にエラーが検出された場合は、再送プロセス制御部12は当該受信信号をバッファ10に保持したまま、エラー受信を示すフィードバック情報(たとえばNACK)を当該受信信号の送信元に対して返信する。エラー受信を知った送信元は、当該再送プロセスに従って再送対象となる信号を再度送信する。再送プロセス制御部12は、再送された受信信号と前回受信した受信信号とを用いてエラー検出部11にエラー検出を実行させる。
図1(B)に示す例では、再送プロセスP1の対象である受信信号はバッファ10に時点t1において追加され、エラー検出部11によって正常受信が確認されると、時点t2で削除されるものとする。したがって、この場合、追加された時点t1から削除された時点t2までの期間が再送プロセスP1の受信信号によるバッファ占有の長さである。再送プロセスP2も同様であり、その受信信号は時点t2でバッファ10に追加され、正常受信が確認されると、時点t3で削除される。
これに対して、再送プロセスP3が廃棄対象として選択される場合を説明する。再送プロセスP3の受信信号は、バッファ10に追加された後、後の再送プロセスP6の受信信号を追加する時にバッファ領域を空けるために廃棄される。具体的には、再送プロセスP3において、受信信号が時点t3でバッファ10のメモリ領域B1に追加され、エラー検出部11によりエラー検出されたとする。この場合、当該受信信号はメモリ領域B1に保持され、NACKのフィードバック情報が送信元へ返信される。こうして再送プロセスP3は再送待ち状態となる。続く再送プロセスP4も同様に、受信信号が時点t4でバッファ10のメモリ領域B2に追加され、この受信信号もエラー検出されてメモリ領域B2に保持されたものとする。さらに時点t5で、再送プロセスP5の受信信号がバッファ10のメモリ領域B3に追加されると、この時点でバッファ10に空き領域はなくなる。
このバッファ10の完全占有状態で、新たな再送プロセスP6が発生すると、再送プロセス制御部12はバッファ10を使用している再送プロセスP3、P4およびP5から1つを廃棄対象として選択し、選択された再送プロセスに対応する受信信号をバッファ10から廃棄する。この廃棄対象の再送プロセスは種々の基準により選択することができる。再送プロセスP3、P4およびP5のうち最も古いプロセスを選択することができるが、再送プロセスがエラー検出の有無に依存していることから、受信品質の最も低い受信信号の再送プロセスを選択することも望ましい。その際、各再送プロセスにおける受信品質の累積値を用いるのが望ましい。その他、受信品質に影響するファクタを選択基準に採用することもできる。
最も古いプロセスを選択する場合は、ここでは再送プロセスP3が廃棄対象となる。受信品質の最も低いプロセスを選択する場合は、再送プロセスP3、P4およびP5のそれぞれの受信品質Q3、Q4およびQ5のうち最も低いものが廃棄対象となる。受信品質が最も低いプロセスが複数ある場合には、そのうち最も古いものを選択するというように2つの基準を併用してもよい。ここでは再送プロセスP3が選択されたものとする。
再送プロセスP3が廃棄対象として選択されると、再送プロセス制御部12は時点t6でバッファ10のメモリ領域B1に格納されている当該受信信号を廃棄し、新たな再送プロセスP6の受信信号をバッファ10のメモリ領域B1に追加する。このようにバッファ10に空き領域がなくなっても、一定の選択基準に従って再送プロセスを廃棄することで空き領域を作り、新たな受信信号の再送プロセスを受け入れることが可能となる。したがって、再送プロセスP1〜P6の数より少ないメモリ領域B1〜B3を用いて効率的にマルチ再送プロセスを実行することができる。言い換えれば、n個の再送プロセスをm(<n)個の再送プロセスに対応するメモリ容量によって処理することが可能となる。
なお、受信側で再送プロセスP3が中止されたことで、送信元は再送プロセスP3に関してフィードバック情報を受信できなくなり、その結果、再送プロセスP3に従って当該再送すべき信号を再度送信する。受信側では、再送プロセスP3はなくなっているので、この受信信号は新たな再送プロセスとしてバッファ10に追加される。
図2は本実施形態による再送プロセス制御方法の概略的手順を示すフローチャートである。再送プロセス制御部12は、新たな受信信号の発生を知ると(S21:YES)、この新たな受信信号をバッファ10に追加可能か否かを判定する(S22)。
追加できない場合(S22:NO)、再送プロセス制御部12は、上述した選択基準に従って現在動作中の再送プロセスから1つを選択し(S23)、選択された再送プロセスの受信信号をバッファ10から廃棄する(S24)。こうして選択された再送プロセスの受信信号を廃棄したあと、制御をステップS22へ戻し、当該新たな受信信号を追加可能か否かを判定する。追加可能であれば(S22:YES)、再送プロセス制御部12は当該新たな再送プロセスの受信信号をバッファ10に追加し(S25)、上述したマルチ再送プロセスを実行する(S26)。なお、新たな受信信号の発生がない場合には(S21:NO)、そのまま動作中のマルチ再送プロセスが実行される(S26)。
なおコンピュータプログラムをプログラム制御プロセッサ上で実行することで、本実施形態によるマルチ再送プロセス制御機能を実現することもできる。
2.実施例
2.1)構成
図3は本発明の一実施例による無線通信装置の概略的構成を示すブロック図である。ここでは、再送プロセスとしてHARQプロセスを例示し、廃棄対象となるプロセスの選択基準としては受信品質を用いるものとする。また、図示しない送信側の無線通信装置は、送信データを符号化し、符号化パケットを変調して無線送信し、受信側では復調された符号化パケット(受信信号)をHARQプロセスの再送対象としてHARQ受信バッファに格納するものとする。
2.1)構成
図3は本発明の一実施例による無線通信装置の概略的構成を示すブロック図である。ここでは、再送プロセスとしてHARQプロセスを例示し、廃棄対象となるプロセスの選択基準としては受信品質を用いるものとする。また、図示しない送信側の無線通信装置は、送信データを符号化し、符号化パケットを変調して無線送信し、受信側では復調された符号化パケット(受信信号)をHARQプロセスの再送対象としてHARQ受信バッファに格納するものとする。
本実施例による無線通信装置の受信部101は復調器を有し、送信側の無線通信装置から受信したRF信号を復調して軟判定出力(以下、ソフトシンボルという。)を生成すると共に、その受信品質(ここでは希望信号電力対干渉電力比SIR)を測定する。受信した符号化パケットの受信ソフトシンボルはHARQ受信バッファ102に格納されると共にデコーダ103へ出力される。HARQ受信バッファ102は予め定められた数(m)のメモリユニット(領域)を有し、1つのHARQプロセスに対して所定数のメモリユニットが割り当てられる。
デコーダ103は受信した符号化パケットの復号化を行い、復号された受信データパケットを上位レイヤへ出力する。その際、復号が正常に完了したか失敗したかを示すエラー判定結果をHARQ制御部104へ通知する。
HARQ制御部104は、時間によってHARQプロセスを決定する同期HARQプロセスに基づき、予め定められた数(n)のHARQプロセスを制御する。上述したように、受信品質SIRを選択基準として参照しながらHARQプロセスを制御し、HARQ受信バッファ102に対して対応する受信ソフトシンボルの追加、削除、選択的廃棄などの制御を行う。すなわち、HARQ制御部104は、HARQ受信バッファ102に新たな符号化パケットのソフトシンボルを格納できるメモリユニットがある時には当該ソフトシンボルを格納する。これに対して、HARQ受信バッファ102のメモリユニットが全て占有されている状態で新たなソフトシンボルを受信したときには、受信品質SIRを選択基準として参照しながら、その時点で動作中のHARQプロセスから廃棄対象となるプロセスを1つ選択し、当該選択されたHARQプロセスのソフトシンボルをHARQ受信バッファ102から廃棄する。
なお、選択基準として用いられる受信品質SIRは、当該HARQプロセスで追加時点から現在までに受信したソフトシンボルの受信品質を累積した値であってもよい。この場合、累積受信品質が最も低いHARQプロセスを廃棄対象となるプロセスとして選択する。累積値を用いることで受信品質の変動を平均化でき、当該HARQプロセス全体の正確な受信品質判定を行うことができる。
エラーが検出されなかった場合、HARQ制御部104は当該ソフトシンボルをHARQ受信バッファ102から削除すると共に、送信側通信装置に対して正常受信を示すフィードバック情報(ACK)を送信部105を通して返信する。エラーが検出された場合、HARQ制御部104は、当該ソフトシンボルを復号が成功するまで、あるいは廃棄するまでHARQ受信バッファ102に保持し、エラー受信を示すフィードバック情報(NACK)を送信部105を通して送信側通信装置へ返信する。
なお、HARQ制御部104と同様の機能は、コンピュータプログラムをプログラム制御プロセッサ上で実行することで実現することもできる。
2.2)動作
以下、図4および図5を参照して本発明の実施例による無線通信装置の動作を詳細に説明する。
以下、図4および図5を参照して本発明の実施例による無線通信装置の動作を詳細に説明する。
図4は本実施例による無線通信装置のHARQプロセス制御を示すフローチャートである。まず、HARQ制御部104は、プロセスk(k=0,1,2,3,4 or 5)において新たな受信(受信した符号化パケットのソフトシンボル)が発生したか否かを判定する(S201)。新たな受信が発生した場合(S201:YES)、HARQ制御部104は、HARQ受信バッファ102で現在占有されているメモリユニット数occupiedに新たな受信に割り当てられるべきメモリユニット数addを加算して、必要とされるメモリユニット数requiredを算出する(S202)。続いて、HARQ制御部104は、算出した必要メモリユニット数requiredがHARQ受信バッファ102の容量(ここではメモリユニット総数=9)を超えているか否かを判定する(S203)。
必要メモリユニット数requiredがHARQ受信バッファ102のメモリユニット総数を超えている場合(S203:YES)、HARQ制御部104は選択的廃棄を実行する。まず、継続中のHARQプロセスのうち最も受信品質が低い1つを選択し、選択されたHARQプロセスに対応するソフトシンボルをHARQ受信バッファ102から廃棄する(S204)。これによって、廃棄ソフトシンボルが格納されていたメモリユニット数discardが占有ユニット数occupiedから差し引かれ、新たな必要メモリユニット数requiredが算出される(S205)。こうして再度ステップS203の比較が行われ、必要メモリユニット数requiredがメモリユニット総数以下となるまでステップS204〜S205が繰り返される。
必要メモリユニット数requiredがメモリユニット総数以下になると(S203:NO)、HARQ制御部104は新たな受信ソフトシンボルをHARQ受信バッファ102の空きメモリユニットに格納する(S206)。続いて、HARQ制御部104は、復号が成功したソフトシンボルがあるか否かを判定し(S207)、復号が成功したソフトシンボルがあれば(S207:YES)、当該ソフトシンボルをHARQ受信バッファ102から削除して占有ユニット数occupiedをその分だけ減少させ、フィードバック情報(ACK)を送信部105を通して送信側通信装置へ返信する(S208)。復号が成功したものがない場合にはステップS208は実行されない。なお、ステップS207およびS208は、プロセスkで新たな受信が発生していない場合(S201:NO)にも実行される。
2.3)具体例
次に、マルチstop-and-waitモードを例にとってHARQ制御の具体例を説明する。
次に、マルチstop-and-waitモードを例にとってHARQ制御の具体例を説明する。
図5(A)はHARQ受信バッファ102のメモリ容量を示す模式図、図5(B)は本実施例におけるマルチstop-and-waitモードの動作例を説明するためのHARQ受信バッファの状態遷移図である。
ここでは説明を煩雑にしないために、6個(n=6)のHARQプロセス#0〜#5がそのプロセス番号の順で繰り返しHARQ送信を実行するものとする。図5(A)に示すようにHARQ受信バッファ102には9個(m=9)のメモリユニット#1〜#9が設けられ、1つのHARQプロセスの受信ソフトシンボルに対して3個のメモリユニットが割り当てられるものとする。したがって、本実施例では、HARQ受信バッファ102に同時に最大3個のHARQプロセスに相当するソフトシンボルしか収容できないことになる。本実施例によれば、このように容量が小さいHARQ受信バッファ102を用いても6個のHARQプロセスを十分制御可能となる。なお、ここで示すHARQプロセスの数n、メモリユニット数mおよびHARQプロセス毎のメモリユニット割当数は説明のための一例であり、これらに限定されるものではない。
図5(B)において、タイミングは、図3に示す無線通信装置のタイミングクロックによるタイムスロットを示す。ここでは各HARQプロセスの送信が2タイムスロットの時間で実行されるものとする。たとえば、図5(B)の例では、HARQプロセス番号#0の送信はタイミング0および1に相当する期間で行われる。具体的にはTTI(Transmission Time Interval)が2タイムスロットに相当する場合であるが、これに限定されるものではなく、TTIが3以上のタイムスロットに対応してもよい。
まず、HARQ受信バッファ102が空の状態(occupied=0, available=9)において、HARQプロセス#0の送信が行われると、その受信ソフトシンボルの追加(add=3)が可能であるためには合計3メモリユニットが必要であるから(required=3)、タイミング1においてそのままHARQ受信バッファ102に追加される(occupied=3, available=6)。この受信ソフトシンボルはデコーダ103によってタイミング1〜4の間で復号され、復号が成功したとする。この場合、HARQ制御部104は当該ソフトシンボルをHARQ受信バッファ102から削除し(deleted=3)、タイミング6および7でACKを送信側へフィードバックする。このように、復調が成功したHARQプロセス#0の場合、当該ソフトシンボルがHARQ受信バッファ102を占有する時間間隔はタイミング1〜4の間である。
HARQプロセス#1の場合も復調が成功する例である。HARQ受信バッファ102が状態(occupied=3, available=6)である時に、新たなソフトシンボルがタイミング3でHARQ受信バッファ102に追加され(occupied=6, available=3)、復号が成功すると、当該ソフトシンボルがHARQ受信バッファ102から削除され(deleted=3)、タイミング8および9でACKが送信側へ送信される。
これに対して、HARQプロセス#2は復調が失敗する例である。HARQ受信バッファ102が状態(occupied=3, available=6)であるとき、タイイング4および5でHARQプロセス#2の送信が行われると、その受信ソフトシンボルの追加(add=3)が可能であるためには合計6メモリユニットが必要であるから(required=6)、タイミング5においてHARQ受信バッファ102に追加される(occupied=6, available=3)。この受信ソフトシンボルはデコーダ103によって復号され、復号が失敗したとする。この場合、HARQ制御部104は当該ソフトシンボルをHARQ受信バッファ102に保持し(deleted=0)、タイミング10および11でNACKを送信側へフィードバックする。このNACK応答に対して送信側からタイミング16および17で再送信が行われたとする。この場合、当該再送ソフトシンボルは前回のソフトシンボルと結合して復号されるのでHARQ受信バッファ102には追加されない(add=0)。この再送により復号が成功すると、タイミング20においてHARQ制御部104は当該ソフトシンボルをHARQ受信バッファ102から削除し(deleted=3)、タイミング22および23でACKを送信側へフィードバックする。初回の復調が失敗し次の再送で成功したHARQプロセス#2の場合、当該ソフトシンボルがHARQ受信バッファ102を占有する時間間隔はタイミング5〜20の間である。
図5(B)のタイミング0〜13において、HARQプロセス#0および#1が復調成功、#2が失敗、#3および#4が成功、そして#5および#0が失敗したとすると、タイミング13において、HARQ受信バッファ102は継続中のHARQプロセス#2、#5および#0によって完全に占有されている(occupied=9, available=0)。
この完全占有状態において、タイミング14および15でHARQプロセス#1の送信が行われると、その受信ソフトシンボルの追加(add=3)が可能であるためには合計12メモリユニットが必要であるから(required=12)、メモリユニット総数9を超えている。この受入不可状態になると、HARQ制御部104は継続中のHARQプロセス#2、#5および#0から1つを選択し、そのソフトシンボルをHARQ受信バッファ102から廃棄する。すなわち、HARQ制御部104は、HARQプロセス#2、#5および#0のそれぞれの累積的受信品質SIRを参照して、最も低いHARQプロセスを廃棄対象として選択し、選択されたプロセスのソフトシンボルをHARQ受信バッファ102から廃棄する(discard=3)。これによって、タイミング15において、開放されたメモリユニットにHARQプロセス#1の受信ソフトシンボルが追加される。廃棄されたHARQプロセスのソフトシンボルが次に送信されたときには、再送ではなく新たな受信ソフトシンボルとして処理される。
このように1つのHARQプロセスに対して3個のメモリユニットが割り当てられる場合、本実施例によれば6個のHARQプロセスを9個のメモリユニットによって、オーバフローすることなくHARQバッファを維持することができる。すなわち、n個のHARQプロセスをm(<n)個のプロセスに対応するメモリ容量によって処理することが可能となる。図10の例で示したように、6個のHARQプロセスですべて復調が成功する確率が約53%であることを考慮すれば、本実施例により6個のHARQプロセスをプロセス3個分に相当する9個のメモリユニットによって処理することが可能であり、これによってメモリの利用効率が格段に向上することが分かる。
2.4)比較例
上述した本実施例に対して、既存のマルチHARQプロセス制御を採用した場合には、新たなHARQプロセスを常に受け入れることができるように、6個のHARQプロセスに対して6プロセス分に相当する18個のメモリユニットがHARQ受信バッファに用意される。
上述した本実施例に対して、既存のマルチHARQプロセス制御を採用した場合には、新たなHARQプロセスを常に受け入れることができるように、6個のHARQプロセスに対して6プロセス分に相当する18個のメモリユニットがHARQ受信バッファに用意される。
図6(A)は既存のマルチHARQプロセス制御において用いられるHARQ受信バッファの容量(メモリユニット数)を示す模式図であり、図6(B)はマルチstop-and-waitモードによる既存のマルチHARQプロセス制御の動作例を説明するためのHARQ受信バッファの状態遷移図である。選択的廃棄(discard)するステップがない点を除いて、既存の動作は上述した図5(B)と基本的に同じである。
図6(B)に示す例では、ほとんどの時点で、6メモリユニット以上が未使用状態である。したがって、既存のマルチHARQプロセス制御ではメモリ資源の利用効率がかなり低いことがわかる。
2.5)効果
上述したように、本実施例によれば、HARQ受信バッファに新たなHARQプロセスを受け入れるだけの空きがない状態であっても、1以上のHARQプロセスに対応する受信ソフトシンボルを選択的に廃棄することで、受入可能となる。すなわち、n個のHARQプロセスをm(<n)個のプロセスに対応するメモリ容量によって効率的に処理することが可能となり、メモリ資源の利用効率を大幅に向上させることができる。
上述したように、本実施例によれば、HARQ受信バッファに新たなHARQプロセスを受け入れるだけの空きがない状態であっても、1以上のHARQプロセスに対応する受信ソフトシンボルを選択的に廃棄することで、受入可能となる。すなわち、n個のHARQプロセスをm(<n)個のプロセスに対応するメモリ容量によって効率的に処理することが可能となり、メモリ資源の利用効率を大幅に向上させることができる。
3.第2実施形態
上述した第1実施形態による制御によれば、選択的廃棄を行う場合には1つの再送プロセスの受信ソフトシンボル全体を廃棄する。しかしながら、Incremental Redundancy(IR−HARQ)のように、符号化された本体情報の後に付加的な冗長情報が順次再送される方式では、付加的情報のみで復号を行うことができない。従って、受信側で再送プロセスの全ての受信ソフトシンボルを廃棄してしまうと、送信側が当該再送プロセスで付加的冗長情報を再送しても、受信側で復号することができなくなる。このために、廃棄対象となる再送プロセスの本体情報は少なくとも保持しておくことが必要である。図9(B)に示す符号化率R=1/3のターボ符号を例にとれば、再送プロセスにおいて復号を可能にするためには、初回送信されたシステマティックビット系列Sを廃棄することはできない。
上述した第1実施形態による制御によれば、選択的廃棄を行う場合には1つの再送プロセスの受信ソフトシンボル全体を廃棄する。しかしながら、Incremental Redundancy(IR−HARQ)のように、符号化された本体情報の後に付加的な冗長情報が順次再送される方式では、付加的情報のみで復号を行うことができない。従って、受信側で再送プロセスの全ての受信ソフトシンボルを廃棄してしまうと、送信側が当該再送プロセスで付加的冗長情報を再送しても、受信側で復号することができなくなる。このために、廃棄対象となる再送プロセスの本体情報は少なくとも保持しておくことが必要である。図9(B)に示す符号化率R=1/3のターボ符号を例にとれば、再送プロセスにおいて復号を可能にするためには、初回送信されたシステマティックビット系列Sを廃棄することはできない。
そこで、本発明の第2実施形態では、再送プロセスを廃棄する場合、付加的な冗長情報のみを廃棄(部分廃棄)するように制御する。以下、符号化率R=1/3のターボ符号を一例として本実施形態によるマルチ再送プロセス制御方法を説明する。
図7(A)は本発明の第2実施形態による通信装置の再送プロセス制御回路の概略的構成を示すブロック図であり、図7(B)は本実施形態によるマルチ再送プロセス制御方法の動作を説明するためのタイムチャートである。バッファ10のメモリ領域B1、B2・・・の各々には、再送プロセスの対象となる受信信号、すなわちシステマティックビット系列S、付加的冗長情報Parity1あるいはParity2のいずれかが格納されるものとする。ただし、エラー検出対象となる受信信号は、この場合、S、(S+Parity1)、(S+Parity2)あるいは(S+Parity1+Parity2)のいずれかである。
エラー検出部11は、バッファ10に格納された受信信号のエラー検出を行い、その検出結果を再送プロセス制御部20へ出力する。再送プロセス制御部20は再送プロセスに対応する受信信号の追加、削除あるいは部分廃棄を行う。
受信信号の追加および削除は第1実施形態と同様である。受信信号の部分廃棄は、バッファ10に必要な空き領域がない状態で新たな受信信号が発生した場合に行われる。すなわち、その時点で継続中の再生プロセスから選択された少なくとも1つのプロセスの付加的冗長情報に相当する受信信号Parity1および/またはParity2をバッファ10から廃棄する(対応するバッファ10の領域の開放)。
再送プロセス制御部20は、エラーが検出されなかった場合には、その受信信号を削除すると共に、正常受信を示すフィードバック情報(たとえばACK)を当該受信信号の送信元に対して返信する。エラーが検出された場合は、再送プロセス制御部20は当該受信信号をバッファ10に保持したまま、エラー受信を示すフィードバック情報(たとえばNACK)を当該受信信号の送信元に対して返信する。エラー受信を知った送信元は、当該再送プロセスに従って再送すべき信号(ここでは、Parity1あるいはParity2)を再度送信する。この再送信号を受信すると、その再送された受信信号と前回受信した受信信号とを用いてエラー検出が実行される。
図7(B)に示す例では、再送プロセスP1の対象であるシステマティックビット系列Sの受信信号が時点t1でバッファ10のメモリ領域B1に追加され、エラー検出部11によりエラー検出されたとする。この場合、当該システマティックビット系列Sの受信信号はメモリ領域B1に保持され、NACKのフィードバック情報が送信元へ返信される。これに対して、送信元からパリティビット系列Parity1が再送され、その受信信号が時点t3でバッファ10のメモリ領域B2に追加されたとする。しかしながら、エラー検出対象である受信信号S+Parity1もエラーが検出されると、NACKのフィードバック情報が送信元へ返信される。したがって、Sがメモリ領域B1に、Parity1がメモリ領域B2に、それぞれ保持された状態になる。この状態で、送信元からParity2が再送され、時点t5でバッファ10のメモリ領域B3に追加され、これによってバッファ10の空き領域が不足し、新たな再生プロセスに必要な3つのメモリ領域を確保できなくなったとする。
必要な空き領域のないバッファ10に対して、時点t6で他の再送プロセスPxの受信信号が発生したとすると、再送プロセス制御部20はバッファ10を使用している再送プロセスから1つを廃棄対象として選択し、選択された再送プロセスに対応するParity1および/またはParity2をバッファ10から部分廃棄する。この部分廃棄される再送プロセスの選択は、第1実施形態と同様に、1)最も古いプロセスを選択する、2)受信品質の最も低いものを選択する、あるいは3)その両方の基準で選択する、という種々の方式を採用することができる。ここでは再送プロセスP1が部分廃棄対象として選択されたものとする。
再送プロセスP1が部分廃棄対象として選択されると、再送プロセス制御部20は時点t6でバッファ10のメモリ領域B2に格納されているParity1および/またはメモリ領域B3に格納されているParity2を部分廃棄し、新たな再送プロセスPxの受信信号をバッファ10のメモリ領域B2および/またはB3に追加することができる。
なお、再送プロセスP1が部分廃棄されても、そのシステマティックビット系列Sはバッファ10のメモリ領域B1に保持されているので、送信元が再送プロセスP1によりParity1あるいはParity2を再送すれば、(S+Parity1)、(S+Parity2)あるいは(S+Parity1+Parity2)を得ることができエラー検出が可能である。
このようにバッファ10に空き領域が不足しても、一定の選択基準に従って再送プロセスの受信信号を部分廃棄することで空き領域を作り、新たな受信信号をバッファ10に追加することが可能となる。こうして、マルチ再送プロセスを全て収容可能な容量より少ないメモリ領域を用いて効率的にマルチ再送プロセスを実行することができメモリ資源を有効利用することが可能となる。
4.適用例
図8(A)は本発明の一実施例による無線通信装置を用いたパケットデータ通信システムの概略的ブロック図であり、図8(B)はエンコーダの一例であるターボ符号化器を示すブロック図である。ここでは、図3に示す無線通信装置を受信側に用いているので、図3に示すブロックと同様の機能を有するブロックには同一参照番号を付している。
図8(A)は本発明の一実施例による無線通信装置を用いたパケットデータ通信システムの概略的ブロック図であり、図8(B)はエンコーダの一例であるターボ符号化器を示すブロック図である。ここでは、図3に示す無線通信装置を受信側に用いているので、図3に示すブロックと同様の機能を有するブロックには同一参照番号を付している。
図8(A)において、送信側装置のターボエンコーダ301は、上位レイヤから一連の送信データパケットを入力すると、それらをパケット毎に誤り訂正符号化して符号化データパケットを生成する。符号化データパケットはHARQ送信バッファ302に格納され、HARQ制御部303の制御の下で、送受信部304によりたとえばQPSK変調されて無線チャネルを通して送信される。
受信側装置の送受信部(101、105)は受信RF信号を復調して符号化データパケットの受信ソフトシンボルをHARQ受信バッファ102へ出力する。この受信ソフトシンボルはHARQ受信バッファ102に格納され、ターボデコーダ103により復号される。ターボデコーダ103は受信ソフトシンボルを復号化し、受信データパケットを上位レイヤへ出力する。この際、ターボデコーダ103は復号が正常に完了したか、あるいは誤りが検出されたかを示すエラー判定結果をHARQ制御部104へ返す。HARQ制御部104は、受信エラー判定結果が正常復号を示す場合にはACKをフィードバック情報として送信側通信装置へ返すとともに、HARQ受信バッファ102に格納された対応するソフトシンボルを削除する。また受信エラー判定結果がエラー発生を示す場合にはNACKをフィードバック情報として送信側通信装置へ返し、HARQ受信バッファ102に格納された対応するソフトシンボルを復号が成功するまで、あるいは選択的/部分的廃棄されるまで保持する。
送信側装置のHARQ制御部303は受信側装置から受信したフィードバック情報に従って再送制御を実行する。すなわち、NACKを受信した場合にはHARQ送信バッファ302に保持されている対応する符号化データパケットを再送信し、ACKを受信した場合には送信処理を続行する。
このような送信側および受信側の無線通信装置は、たとえば移動通信システムにおける基地局(NodeB、eNB)および移動局/ユーザ端末(UE)の無線通信部に用いることができる。
本発明は再送機能を有する無線通信システムに適用可能であり、たとえば移動通信システムの基地局および移動局に適用可能である。
10 バッファ
11 エラー検出部
12、20 再送プロセス制御部
101 受信部
102 HARQ受信バッファ
103 デコーダ
104 HARQ制御部
105 送信部
11 エラー検出部
12、20 再送プロセス制御部
101 受信部
102 HARQ受信バッファ
103 デコーダ
104 HARQ制御部
105 送信部
Claims (21)
- 受信側の通信装置における複数の再送プロセスのデータ処理方法であって、
受信信号を再送プロセス用受信バッファに格納可能か否かを判定し、
前記受信信号を前記再送プロセス用受信バッファに格納できない場合には、動作中の再送プロセスに対応する既存の受信信号の少なくとも一部を前記再送プロセス用受信バッファから廃棄し、
前記再送プロセス用受信バッファに前記受信信号を格納する、
ことを特徴とする再送プロセスのデータ処理方法。 - 廃棄対象となる再送プロセスは、前記動作中の再送プロセスから選択された少なくとも1つの再送プロセスであることを特徴とする請求項1に記載の再送プロセスのデータ処理方法。
- 廃棄対象となる再送プロセスは、前記動作中の再送プロセスのうち最も受信品質の低いであることを特徴とする請求項1または2に記載の再送プロセスのデータ処理方法。
- 廃棄対象となる再送プロセスは、前記動作中の再送プロセスのうち最も古いものであることを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の再送プロセスのデータ処理方法。
- 廃棄対象となる再送プロセスに関連する全ての受信信号を廃棄することを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の再送プロセスのデータ処理方法。
- 廃棄対象となる再送プロセスに関連する一部の受信信号を廃棄することを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の再送プロセスのデータ処理方法。
- 複数の再送プロセスの受信側データ処理を行う通信装置において、
送信側から受信した信号を再送プロセスのために格納する格納手段と、
受信信号を前記格納手段に格納可能か否かを判定する判定手段と、
前記受信信号を前記格納手段に格納できない場合には、動作中の再送プロセスに対応する既存の受信信号の少なくとも一部を前記格納手段から廃棄し前記受信信号を格納する制御手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 前記制御手段は、前記動作中の再送プロセスから少なくとも1つの再送プロセスを廃棄対象として選択することを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
- 前記制御手段は、前記動作中の再送プロセスのうち最も受信品質の低い再送プロセスを廃棄対象として選択することを特徴とする請求項7または8に記載の通信装置。
- 前記制御手段は、前記動作中の再送プロセスのうち最も古い再送プロセスを廃棄対象として選択することを特徴とする請求項7−9のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記制御手段は、廃棄対象となる再送プロセスに関連する全ての受信信号を前記格納手段から廃棄することを特徴とする請求項7−10のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記制御手段は、廃棄対象となる再送プロセスに関連する一部の受信信号を前記格納手段から廃棄することを特徴とする請求項7−10のいずれか1項に記載の通信装置。
- 送信側および受信側の通信装置間で再送プロセスを実行可能な通信システムにおいて、
受信側の通信装置が、
送信側から受信した信号を再送プロセスのために格納する格納手段と、
受信信号を前記格納手段に格納可能か否かを判定する判定手段と、
前記受信信号を前記格納手段に格納できない場合には、動作中の再送プロセスに対応する既存の受信信号の少なくとも一部を前記格納手段から廃棄し前記受信信号を格納する制御手段と、
を有することを特徴とする通信システム。 - 前記制御手段は、前記動作中の再送プロセスから少なくとも1つの再送プロセスを廃棄対象として選択することを特徴とする請求項13に記載の通信システム。
- 前記制御手段は、前記動作中の再送プロセスのうち最も受信品質の低い再送プロセスを廃棄対象として選択することを特徴とする請求項13または14に記載の通信システム。
- 前記制御手段は、前記動作中の再送プロセスのうち最も古い再送プロセスを廃棄対象として選択することを特徴とする請求項13−15のいずれか1項に記載の通信システム。
- 前記制御手段は、廃棄対象となる再送プロセスに関連する全ての受信信号を前記格納手段から廃棄することを特徴とする請求項13−16のいずれか1項に記載の通信システム。
- 前記制御手段は、廃棄対象となる再送プロセスに関連する一部の受信信号を前記格納手段から廃棄することを特徴とする請求項13−16のいずれか1項に記載の通信システム。
- 受信側の通信装置における複数のHARQ(ハイブリッド自動再送要求)プロセスのデータ処理方法であって、
受信した符号化パケットを再送プロセス用受信バッファに格納可能か否かを判定し、
前記符号化パケットを前記再送プロセス用受信バッファに格納できない場合には、動作中のHARQプロセスに対応する符号化パケットのうち最も古いものおよび/または蓄積受信品質が最も低いものを廃棄対象として選択し、
選択されたHARQプロセスに対応する符号化パケットを前記再送プロセス用受信バッファから廃棄して前記受信した符号化パケットを格納し、
前記再送プロセス用受信バッファに格納された符号化パケットを復号化する、
ことを特徴とするHARQプロセスのデータ処理方法。 - 複数のHARQプロセスの受信側データ処理を行う通信装置において、
符号化パケットをHARQプロセスのために格納する格納手段と、
受信した符号化パケットを前記格納手段に格納可能か否かを判定する判定手段と、
前記受信した符号化パケットを前記格納手段に格納できない場合には、動作中のHARQプロセスに対応する既存の符号化パケットの少なくとも一部を前記格納手段から廃棄し前記受信した符号化パケットを格納する制御手段と、
前記格納手段に格納された符号化パケットを復号化する復号手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 受信側の通信装置における複数の再送プロセスのデータ処理機能をコンピュータで実現するプログラムであって、
受信信号を再送プロセス用受信バッファに格納可能か否かを判定し、
前記受信信号を前記再送プロセス用受信バッファに格納できない場合には、動作中の再送プロセスに対応する既存の受信信号の少なくとも一部を前記再送プロセス用受信バッファから廃棄し、
前記再送プロセス用受信バッファに前記受信信号を格納する、
ように前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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