JP2008009879A - 光学式シンボル及びそれが付された物品並びに光学式シンボルを物品に付す方法及び光学式シンボルのデコード方法。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】離散的に配置されたセル群からなるシンボルを提案する。このシンボルは、基準座標位置を表す複数の切り出しマークと、データを表す1個又はそれ以上のデータセル群と、制御情報を表す1個は又はそれ以上のファンクションセル群と、から構成されている。平面上で各セル群が離散的に配置されているので、2次元的な写真や画像の中に共存させることが容易である。
【選択図】図1
Description
光学式コードとして、白と黒だけでなく、赤や青等の有彩色を用いたコード(ここではこのような有彩色を用いたコードを便宜上カラーコードと呼ぶ)も広く提案されている。
例えば、下記特許文献1には、2次元状のマトリクスを色分けし、さらに色彩見本を表示したマトリクスコード記録紙が開示されている。色彩によって情報量が増えるとされている。
このような構成によってデータセル群の確からしさを検査する手法であるチェックコードを修正することができる。
図1には、本実施の形態に係る新しいシンボルの説明図が示されている。このシンボルは写真や絵との融合性が高いので、特にピクチャーシンボル10と呼ぶ。
図1に示すように、ピクチャーシンボル10は、3個の切り出しマーク12a、12b、12cを備えている。これらは、ピクチャーシンボル10の位置決めのためのマークであり、座標の基準となるものである。読み取り時には、これら3個の切り出しマークを検知することによってピクチャーシンボル10の位置を検知することができる。
データセル群16は、データを格納する領域であり、その詳細な説明図が図2に示されている。この図2に示すように、データセル群16は、複数のセル18を含んでいる。また、データセル群16は、セル18を覆うスペースセル20を含んでいる。
シアン(c) :6
マゼンタ(m) :5
イエロー(y) :4
レッド(r) :3
グリーン(g) :2
ブルー(b) :1
ブラック(k) :0
さらに、本実施の形態においては、隣接するセル18間で同一の色が連続しないように、色から色への変化でデータを表している。具体的には隣接する色の上記数値の差−1で、データを表すのである。計算値が負になった場合は、6を加算する。
を表す。
シアン(6)−レッド(3)−1 = 2(データの値)
シアン(6)−グリーン(2)−1 = 3(データの値)
シアン(6)−ブルー(1)−1 = 4(データの値)
シアン(6)−ブラック(0)−1 = 5(データの値)
このような手法で、0から5の数値による六進数でデータを表現することができる。同一の色が出現しないようにするために、7色を用いていながら、6種類のデータのみを表している。
イエロー(4)−マゼンタ(5)−1 = 4(データの値)
イエロー(4)−イエロー(4)−1 = 5(データの値)
イエロー(4)−レッド(3)−1 = 0(データの値)
イエロー(4)−グリーン(2)−1 = 1(データの値)
イエロー(4)−ブルー(1)−1 = 2(データの値)
イエロー(4)−ブラック(0)−1 = 3(データの値)
となる。計算値が負の場合は、適宜「6」を加算し、0〜5の値にする。
アドレスは2種類の例が存在する。
第1の例においては、アドレスは、ピクチャーシンボル10内でのデータセル16の番号であり、1から順次振られている。例えば、3個のデータセル16が1個のピクチャーシンボル10中に存在する場合は、アドレスは「0」、「1」、「2」となる。これらを六進数で表した数値が、アドレスデータセルに書き込まれている。例えば、この3個のアドレスデータセルが「シアンC」「マゼンタM」「イエローY」である場合は、
シアン(6)−マゼンタ(5)−1 = 0(データの値)
マゼンタ(5)−イエロー(4)−1 = 0(データの値)
となり、アドレスは「00」(六進数)となる。
第2の例においては、アドレスは、ピクチャーシンボル10内にある各「行」の番号であり、1から順次振られている。例えば、ある行の3個のアドレスデータセルが「シアンC」「マゼンタM」「イエローY」である場合(図3の上行参照)は、
シアン(6)−マゼンタ(5)−1 = 0(データの値)
マゼンタ(5)−イエロー(4)−1 = 0(データの値)
となり、アドレスは「00」(六進数)となる。
マゼンタ(5)−シアン(6)−1 = 4(データの値)
シアン(6)−イエロー(4)−1 = 1(データの値)
となり、アドレスは「41」(六進数)となる。
第1行の後半5セルと、第2行の先頭2セル、合計7セルが表記したいデータを格納するコンテンツデータセルである。
イエロー(4)−レッド(3)−1=0(データの値)
レッド(3)−グリーン(2)−1=0(データの値)
グリーン(2)−ブルー(1)−1=0(データの値)
ブルー(1)−シアン(6)−1 =0(データの値)
シアン(6)−イエロー(4)−1=1(データの値)
イエロー(4)−レッド(3)−1=0(データの値)
レッド(3)−シアン(6)−1 =2(データの値)
となり、コンテンツデータは、「0000102」(六進数)となる。
第2行の後半2セルは、データの確からしさを表すチェックデータを格納するチェックデータセルである。
シアン(6)−マゼンタ(5)−1=0(データの値)
マゼンタ(5)−イエロー(4)−1=0(データの値)
となり、チェックデータは、「00」(六進数)となる。
ファンクションセル群14は、種々の制御コードを格納する領域であり、その詳細な説明図が図4に示されている。この図4に示すように、ファンクションセル群14は、複数のセル28を含んでいる。また、ファンクションセル群14は、セル28を覆うスペースセル40を含んでいる。スペースセル40は、ある特定の1色を割り当てている。この特定の色によってスペースセル40であることが認識可能である。
(2−1)データセル群16の位置の修正
データセル群16の位置は、切り出しマーク12を基準にして予め定められている。しかし、ファンクションセル群14の色彩の組み合わせによってこの位置を修正することができる。
「グリーン:レッド」 :座標値は全て−1される。
「グリーン:ブルー」 :座標値は全て+2される。
「ブルー :レッド」 :座標値は全て−2される。
「ブルー:グリーン」 :x座標値は全て1.5×される。y座標値は不変である。
なお、「レッド:レッド」「グリーン:グリーン」「ブルー:ブルー」のように同じ色の連続は使用していない。
データセル群16の構成は、基本的には予め定められ、そのデフォルトの構成が用いられる。しかし、ファンクションセル群14の色彩の組み合わせによってこの構成を修正することができる。
「グリーン:レッド」 :データセル群16aが2列(3個+4個)、データセル群16bが1列4個、データセル群16cが1列2個と修正される。
「グリーン:ブルー」 :データセル群16aが1列5個、データセル群16bが2列(3個+3個)、データセル群16cが1列7個と修正される。
「ブルー :レッド」 :変化なし
「ブルー:グリーン」 :変化なし
なお、「レッド:レッド」「グリーン:グリーン」「ブルー:ブルー」のように同じ色の連続は使用していない。
各データセル群16中のコンテンツデータを組み合わせることによって、そのピクチャーシンボルが表すデータFが決定される。
「グリーン:レッド」 :F=A+B−C+Dと修正される。
「グリーン:ブルー」 :F=A+B+C−Dと修正される。
「ブルー :レッド」 :F=−(A+B+C+D)と修正される。
「ブルー:グリーン」 :F=−A+B+C+Dと修正される。
なお、「レッド:レッド」「グリーン:グリーン」「ブルー:ブルー」のように同じ色の連続は使用していない。
各データセル群16中にはチェックデータセルが含まれ、ここにはチェックデータが格納される。
各データセル群16中にはスペースセル20が設けられ、スペース色が付されていることは既に述べた。このスペース色はデータセル群16の検知に用いる重要な色彩である。そのため、場合によっては、修正が必要なことがある。
各データセル群16中のデータセル中の色彩の遷移によってデータが表現されている。デコードの際は、所定のデコードの規則に基づいてデータを得るが、場合によっては、そのデコード規則を修正したい場合も生じる。
各データセル群16中のセル18は、上述したようにアドレスデータセル、コンテンツデータセル、チェックデータセル、に分けられている。これを「仕分け」と呼び、その規則を「仕分け規則」と呼ぶ。
切り出しマーク12は、座標の基準を示すためのマークである。図1においては菱形のマークを切り出しマーク12として用いている。デコード時には、この菱形を検出することによって切り出しマーク12と認識するのである。
なお、本実施の形態においては、切り出しマーク12とファンクションセル群14とを一体化した構成を採用している。つまり、菱形という形状が、切り出しマーク12を表し、内部にセル28a及びセル28bが設けられているとして扱うのである。このような例が図8に示されている。
図1に示した例では、切り出しマーク12aの座標を(0,y0)に設定し、切り出しマーク12bの座標を(0,0)に設定し、切り出しマーク12cの座標を(x0、0)に設定している。すなわち、切り出しマーク12aはy軸上に位置し、切り出しマーク12bは座標の原点に位置する。そして、切り出しマーク12cはx軸上に位置するのである。
このような切り出しマーク12を用いることによって、ピクチャーシンボル10が付された物品の表面に面の傾き、ゆがみなどによって、絶対的な距離(長さ)が変化した場合でも、相対的な位置関係を用いてデータセル群16の位置を算出することができる。したがって、本実施の形態では分散しているデータセル群(図9で言えば16j、16k)の位置を正確に検知することができる。なお、上述した(x1、y1)、(x2、y2)は既知であるので、データセル群16j、16kの位置も算出可能である。
ピクチャーシンボル10を作成する手順は種々考えられる。特に好適な一例を以下に示す。
(6)切り出しマーク12を作成する。この切り出しマーク12は、原則として、所定の形状のマークが切り出しマーク12であるが、ファンクションセル群14と一体化する場合は、所定の色彩が付されたセル28を有する。
ピクチャーシンボル10を読み取って、元となったデータを復元することをデコードと呼ぶ。デコードの手順は種々考えられるが、典型的な好ましい一例は以下の通りである。
上記位置関係から特定された位置周辺の画像データから、そのセル群の特徴を見つけ出すことによって行われる。
検知されたデータセル群16に含まれる各セルの色の配列を読み取り、デコードを行う。このデコードは、本来記憶されているデータ、又は、ルールコードを修正するための色彩コードによって修正されたデータにより定められたルールにより、デコードを行う。
上記デコードされたデータからチェックデータ、アドレスデータ、コンテンツデータを仕分ける。予め記憶されているデータ、又は、ルールコードを修正するための色彩コードによって修正されたデータにより、上記デコードによって得られたデータからチェックデータ、アドレスデータ、コンテンツデータを仕分ける。
予め記憶されているデータによって表される統合ルールによって、データを統合する。
次に、チェックデータ、アドレスデータ、等によってコンテンツデータのチェックを行う。この結果、エラーが発見された場合や、エラー訂正が行われた場合は別途警告・報告が行われる。
本実施の形態で提案したコード体系は以下のような特徴を持っている。
本実施の形態では、データセル群16中のセルに色彩、特に有彩色を付している例を示したが、データを表せればどのような方法でも良い。
12 切り出しマーク
14 ファンクションセル群
16 データセル群
18 セル
20 スペースセル
28 セル
40 スペースセル
Claims (20)
- 所定のデータを記録する光学式シンボルにおいて、
基準座標位置を表す複数の切り出しマークと、
データを表す1個又はそれ以上のデータセル群と、
制御情報を表す1個は又はそれ以上のファンクションセル群と、
を含み、
前記ファンクションセル群は、前記切り出しマークが表す基準座標に基づき、予め定められた座標位置に配置されていることを特徴とする光学式シンボル。 - 一体構成
請求項1記載の光学式シンボルにおいて、
前記ファンクションセル群は、前記切り出しマークと同一の位置に配置され、前記ファンクションセル群と前記切り出しマークとは一体に構成されていることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項1記載の光学式シンボルにおいて、
前記セル群は、スペースセルと、前記スペースセルの範囲内に配置された1個又は2個以上のセルと、を含み、
前記各セルには、それぞれ所定の1色が付されており、
前記スペースセルには、前記各セルの彩色には使用されない特定のスペース色が付されていることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項3記載の光学式シンボルにおいて、
前記セル群に含まれる各前記セルは、線状に配列されており、隣接する前記セル同士は、異なる色彩が付されていることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項4記載の光学式シンボルにおいて、
前記セル群に含まれる各前記セルは、1本又は2本以上の行を構成していることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項5記載の光学式シンボルにおいて、
前記「行」中のいずれか1本の行には、アドレスを示すアドレスデータセルが含まれていることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項5記載の光学式シンボルにおいて、
前記各「行」には、アドレスを示すアドレスデータセルが前記各行毎に含まれていることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項1記載の光学式シンボルにおいて、
前記制御情報は、前記データセル群の位置を予め定められた座標位置から修正する情報を含み、
前記データセル群は、予め定められた座標位置に配置されているか、又は、前記制御情報に基づいて予め定められた座標位置を修正した座標位置に配置されていることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項5記載の光学式シンボルにおいて、
前記制御情報は、前記データセル群に含まれる前記各セルが構成する行の数、及び、前記各行に含まれるセルの数を、予め定められた行の数及び行に含まれるセルの数から修正する情報を含み、
前記データセル群中の前記セルは、予め定められた行の数及び行に含まれるセルの数に基づいて配置されているか、又は、前記制御情報に基づいて予め定められた行の数及び行を構成するセルの数を修正した行の数及び行に含まれるセルの数に基づいて配置されていることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項1記載の光学式シンボルにおいて、
前記制御情報は、
データの確からしさを検査する手法であるチェックコードを修正する修正情報、を含み、
前記データセル群は、予め定められたチェックコードによってデータの確からしさを検査されるか、又は、前記修正情報を用いて修正されたチェックコードによってデータの確からしさを検査されることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項1記載の光学式シンボルにおいて、
前記制御情報は、データのデコード手法を修正する修正情報、を含み、
前記セル群は、予め定められたデコード手法でデータに変換されるか、又は、予め定められたデコード手法を前記修正情報で修正したデコード手法でデコードされることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項1記載の光学式シンボルにおいて、
前記制御情報は、データの仕分け規則を修正する修正情報、を含み、
前記セル群は、予め定められた仕分け規則で
内容であるコンテンツデータと、
前記セル群のアドレスを表すアドレスデータと、
前記セル群が表すデータのチェックを行うためのチェックデータと、
に仕分けされるか、
又は、
前記セル群は、前記予め定められた仕分け規則を前記修正情報で修正した仕分け規則で、
前記コンテンツデータと、
前記アドレスデータと、
前記チェックデータと、
に仕分けされることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項3記載の光学式シンボルにおいて、
前記制御情報は、前記スペース色を修正する修正情報、を含み、
前記スペース色は、予め定められた前記特定のスペース色を前記修正情報で修正した色彩であることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項1記載の光学式シンボルにおいて、
前記制御情報は、前記セル群が表すデータを組み合わせる規則を修正する修正情報を含み、
前記各セル群の表すデータを、前記予め決められた組み合わせ規則で組み合わせてその光学式シンボルの最終的なデータが得られるか、
又は、
前記各セル群の表すデータを、前記修正情報によって修正された前記予め決められた組み合わせ規則で組み合わせて最終的なデータが得られることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項1記載の光学式シンボルにおいて、
前記切り出しマークは、予め定められた色彩、形状、寸法、のいずれかの条件、又は全部の条件、を満たすマークであることを特徴とする光学式シンボル。 - 請求項4記載の光学式シンボルにおいて、
隣接する前記各セルに付されている色彩の組み合わせによってデータが表されていることを特徴とする光学式シンボル。 - 同一内容を備えた請求項1記載の光学シンボルを、複数個付した物品であって、
前記複数の光学式シンボルは、{前記切り出しマーク及び前記セル群}以外の領域である背景画像がそれぞれ異なることを特徴とする光学式シンボルが付された物品。 - 請求項1〜請求項16のいずれかに記載の光学式シンボルが付された物品。
- 請求項1〜請求項16のいずれかに記載の光学式シンボルを物品に付す方法において、
記録したいデータに基づき前記光学式シンボルを作成する工程と、
前記作成した光学式シンボルを所定の物品に付す工程と、
を含み、
前記付す工程は、前記光学式シンボルを前記物品に印刷する工程と、前記光学式シンボルを物品に刺繍で付する工程と、前記光学式シンボルを描いた粘着シールを前記物品に貼付する工程と、のいずれかの工程を含むことを特徴とする光学式シンボルを物品に付す方法。 - 物品に付された請求項1〜請求項16のいずれかに記載の光学式シンボルをデコードする方法において、
前記光学式シンボルを撮影し、前記光学式シンボルの画像データを得る工程と、
前記画像データ中から、切り出しマークを認識する工程と、
前記認識した切り出しマークから、前記画像データ中で基準座標を定める工程と、
前記基準座標に基づき、ファンクションセル群を読み取る工程と、
前記基準座標に基づき、データセル群を読み取る工程と、
前記読み取ったデータセル群データのデコードを行う工程と、
前記デコードを行った前記各データセル群のデータを統合する工程と、
を含むことを特徴とする光学式シンボルのデコード方法。
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