JP2008009735A - データアクセス管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】利用者のキャリア及び/又は能力に応じて付与されている累積ポイントと利用者が取得しようとしているアクセス項目に対応して予め設定されているポイント閾値の比較により利用者の累積ポイントが上回っている場合に利用者が取得しようとしているアクセス項目をデータベースから読み出して対象となる利用者が利用している利用者端末に送り出すので、利用者のキャリア及び/又は能力が積まれていく過程で利用者を管理する管理利用者が利用者のキャリア及び/又は能力を見極めながらアクセス権限の設定の変更をシステム管理者に通知し、システム管理者がこのアクセス権限の設定変更を実行する手間が大幅に軽減され、利用者が適切な範囲のデータに迅速にアクセスすることができる。
【選択図】図5
Description
本発明に係るデータアクセス管理システムは、アクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者端末と、当該利用者端末からのデータアクセス要求に対して対象となる利用者の特定されたアクセス項目に対するアクセス権限の確認を行うデータアクセス管理装置とを含むデータアクセス管理システムであって、データアクセス管理装置は、利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求している利用者を特定する手段と、対象の利用者がデータアクセス要求に係るアクセス項目に対するアクセス権限を有するか否かをアクセス権限情報を参照して判断する手段と、利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者のキャリア及び/又は能力に応じて付与される累積ポイントを取得する手段と、対象となる利用者の取得した累積ポイントとデータアクセスに係るアクセス項目に対応して予め設定されているポイント閾値からデータアクセスに係るアクセス項目に対するアクセス権限を対象となる利用者が有するか否かを判断する手段と、特定した利用者がデータアクセス要求に係るアクセス項目に対するアクセス権限を有すると判断した場合にデータベースから対象となる利用者がデータアクセス要求するアクセス項目の値を読み出して利用者端末に送り出す手段とを含むものである。
前記データベースは、後説する実施形態においては電子カルテデータベース、医事データベースを一例として説明している。この他のデータベースであってもいいのは勿論である。
利用者を特定することは通常認証処理によって行われている。
本発明に係るデータアクセス管理システムは、アクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者端末と、当該利用者端末からのデータアクセス要求に対して対象となる利用者の特定されたアクセス項目に対するアクセス権限の確認を行うデータアクセス管理装置とを含むデータアクセス管理システムであって、データアクセス管理装置は、利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求している利用者を特定する手段と、対象の利用者がデータアクセス要求に係るアクセス項目に対するアクセス権限を有するか否かをアクセス権限情報を参照して判断する手段と、アクセス権限情報から特定した利用者がデータアクセス要求に係るアクセス項目に対するアクセス権限を有しないと判断した場合に、利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者のキャリア及び/又は能力に応じて付与される累積ポイントを取得する手段と、対象となる利用者の取得した累積ポイントとデータアクセスに係るアクセス項目毎に対応して予め設定されているポイント閾値からデータアクセスに係るアクセス項目に対するアクセス権限を対象となる利用者が有するか否かを判断する手段と、特定した利用者がデータアクセス要求に係るアクセス項目に対するアクセス権限を有すると判断した場合にデータベースから対象となる利用者がデータアクセス要求するアクセス項目の値を読み出して利用者端末に送り出す手段とを含むものである。
本発明に係るデータアクセス管理システムは必要に応じて、前記参照されるアクセス権限情報は、利用者の職種、職制及びアクセス項目毎に設定されるアクセス権限からなるものである。
このように本発明によれば、利用者の職種、職制及びアクセス項目毎にアクセス権限が設定されているので、利用者は自己の職種、職制に応じたアクセス項目にアクセスすることができ、それに加え、キャリアに応じたアクセス項目に対するアクセスが可能となるという効果を有する。
本発明に係るデータアクセス管理システムは必要に応じて、前記ポイント閾値がアクセス項目毎に対応して予め設定される代わりに、利用者の職種、職制及びアクセス項目毎に対応して予め設定されているものである。
このように本発明によれば、ポイント閾値が利用者の職種、職制及びアクセス項目毎に対応して予め設定されているので、利用者の職種、職制に合わせてアクセス項目毎にポイント閾値を設定することができ、利用者の職種、職制を問わず利用者の有するキャリア及び/又は能力のみでアクセス項目に対するアクセスができるのではなく、利用者の職種、職制並びにキャリア及び/又は能力に応じてアクセス項目にアクセスすることができるという効果を有する。たとえば、一般の医師であれば相当のキャリアを有していないとアクセスできないアクセス項目に対し、部長の医師であればある程度のキャリアでアクセスできるようにポイント閾値を設定することができる。
本発明に係るデータアクセス管理システムは必要に応じて、利用者のキャリアを構成するポイント項目とポイント項目の値からなるキャリア情報記憶手段と、キャリア情報記憶手段から読み出される管理利用者が選択したポイント項目の値から利用者の累積ポイントを求める累積ポイント算出手段と、管理利用者が選択した利用者のポイント項目毎に画定される累積ポイントを表示装置に対比可能にグラフ表示する手段と、管理利用者からポイント閾値の設定を受け付ける手段と、管理利用者により選択されたポイント項目と管理利用者から受け付けたポイント閾値を関連付けてポイント閾値記憶手段に記録する手段とを含む管理利用者端末を新たに含み、前記利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者のキャリア及び/又は能力に応じて付与される累積ポイントを取得する手段が取得する累積ポイントは、記録されているポイント閾値設定時に管理利用者により選択されたポイント項目に関する累積ポイントであるものである。
本発明に係るデータアクセス管理システムは、アクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者端末と、当該利用者端末からのデータアクセス要求に対して対象となる利用者の特定されたアクセス項目に対するアクセス権限の確認を行うデータアクセス管理装置とを含むデータアクセス管理システムであって、データアクセス管理装置は、利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求している利用者を特定する手段と、利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者のキャリア及び/又は能力に応じて付与される累積ポイントを取得する手段と、対象となる利用者の取得した累積ポイントとデータアクセスに係るアクセス項目に対応して予め設定されているポイント閾値からデータアクセスに係るアクセス項目に対するアクセス権限を対象となる利用者が有するか否かを判断する手段と、特定した利用者がデータアクセス要求に係るアクセス項目に対するアクセス権限を有すると判断した場合にデータベースから対象となる利用者がデータアクセス要求するアクセス項目の値を読み出して利用者端末に送り出す手段とを含むものである。
これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
[1.システム構成]
図1は本実施形態に係るデータアクセス管理システムのシステム構成図である。なお、データアクセス管理システム、電子カルテシステム、医事システムがそれぞれ構築されていると捉えることもできる。本実施形態においては病院での本発明の適用例を示すが、病院以外の医療産業、他の産業に適用することができる。
アクセス権限は標準でアクセス項目、職種及び職制毎に設定されている。したがって、新たな利用者がシステムに追加されると、その新たな利用者の職種及び職制に合致したアクセス権限を有することになる。ただし、データ毎に設定することもでき、その利用者の職種及び職制ではアクセスできないデータに対してアクセス権限を付与したり、逆に、その利用者の職種及び職制でアクセスできるデータに対してアクセス権限を剥奪したりすることができる。
職種は、病院においては、例えば、医師、看護師、薬剤師、助産師、理学療法士、臨床工学技士、歯科衛生士等がある。
職制は、肩書き、地位とも呼ばれ、例えば、医師については、院長、副院長、医局長、部長、主任、一般、研修医等がある。
アクセス権限はアクセス項目毎に設定されているがあるアクセス項目についてアクセス項目の値毎に設定することもできる。電子カルテの場合には各患者の電子カルテに受診した診療科又は受診している診療科が関連付いているが、この診療科単位で電子カルテをグループ分けすることができる。例えば、脳外科の電子カルテ、形成外科の電子カルテ、眼科の電子カルテといった具合にグループ分けすることができ、この電子カルテグループ単位で同じ診療科に所属する主任以上の医師に対し全ての情報を参照するアクセス権限を付与することができる。すなわち、グループ単位のデータに対して職種及び職制毎にアクセス権限を付与することができる。
アクセス権限の種類には、データの参照ができる参照権限、データの追加ができる追加権限、データの更新ができる更新権限、データの削除ができる削除権限等がある。
本発明においては利用者毎にキャリアに応じたポイントが付与され、ポイント数に応じたアクセス権限も付与される。キャリア以外の能力であってもよい。
キャリアとは職業に関してこれまでに経てきた学業・職業・資格などに関する事柄であり、例えば、職種経験年数、職制経験年数、当院所属年数、職制、手術関与数、海外経験年数、論文数、博士号の授与の有無等が該当する。よって、これらのキャリアが豊富な利用者程ポイント数が高い。ただし、キャリア属性に応じて例え同じ単位であっても付与されるポイント数を異ならせることができる。例えば、職種経験年数と職制経験年数とでは、職種経験年数の方が2倍のポイント数を獲得することができるようにすることも可能である。また、異なる職種及び職制であれば同じキャリア属性で且つ同じ値であっても獲得できるポイント数を変動させることもできる。例えば、医師の職種経験年数と看護師の職種経験年数とでは、前者の職種経験年数の方が3倍のポイント数を獲得することができるようにすることも可能である。
病院内では従業員のキャリア情報を利用者情報として記録しているところもあり、この利用者情報を参照して各利用者のポイントを決定することができる。キャリア情報を記録していない場合には別途入力する必要がある。
前記アクセス項目毎の職種及び職制に応じたアクセス権限とアクセス項目毎の累積ポイント数に応じたアクセス権限は別途独立した構成とすることもできるが、本実施形態では前記職種及び職制に応じたアクセス権限を基礎的アクセス権限とし、累積ポイント数に応じたアクセス権限は補助的アクセス権限とする。つまり、利用者の累積ポイント数とアクセス項目に予め設定されるポイント閾値を比較し、ポイント閾値より大きい場合に該当するアクセス項目にアクセスできるアクセス権限を有するのではなく(勿論そのような構成であってもよい)、始めにアクセス権限情報を参照してアクセス項目にアクセスできるか否かを判断してできる場合にはそのままアクセスし、アクセスできない場合には利用者の職種、職制から累積ポイント数とアクセス項目に予め設定される職種及び職制毎のポイント閾値とを比較し、その利用者の累積ポイント数がアクセス項目の該当するその利用者の職種及び職制のポイント閾値を超えているか否かを判断し、職種及び職制毎のポイント閾値より大きい場合に該当するアクセス項目にアクセスできるアクセス権限を有する。
[1.4.1 利用者インタフェース]
図2は電子カルテシステムの利用者インタフェースの一例である。
ウィンドウ内左側にある患者の電子カルテ情報が表示され、ウィンドウ内右側に現在このウィンドウが表示されている利用者端末210ないし260を利用する利用者の利用者情報が表示されている。電子カルテ情報のアクセス項目が、「名前カナ」、「名前漢字」、「患者ID」、「生年月日」、「診療科」、診療情報(「主訴」、「病歴」、「既往歴」、「家族歴」、「所見」)、カレンダー情報、画像情報、処理プラン情報及び処方情報である。利用者情報のアクセス項目が、「利用者名」、「利用者ID」、「職種」、「職制」及び「所属診療科」である。
図3は本実施形態に係るデータアクセス管理システムのシステム管理者インタフェースである。
システム管理者は、図3のシステム管理者インタフェースで利用者のアクセス権限を設定する。通常、システム管理者は利用者を管理する地位にある管理利用者の要請に応じて利用者のアクセス権限を設定する。ここで、管理利用者も利用者となることもある。
図4は本実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成図である。
利用者端末210ないし260であるコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)211、RAM(Random Access Memory)212、ROM(Read Only Memory)213、外部記憶装置であるHD(Hard disk)214、LAN(Local Area Network)カード215、マウス216、キーボード217、ビデオカード218、このビデオカード218と電気的に接続する表示装置であるディスプレイ218a及びフロッピーディスク(登録商標)、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体を読み書きするドライブ219からなる。
図5は本実施形態に係るデータアクセス管理サーバの構成ブロック図である。
データアクセス管理サーバ110は、入力部111、認証部112、アクセス権管理部113、対象アクセス項目取扱部114及び出力部115を有する。
入力部111は利用者端末210ないし260からの情報を取り込む機能を有する。
これら各ブロック構成要素の機能範囲は一例であり、例えば全ての処理を一モジュールで実装することもできるし、逆に、各処理をそれぞれのモジュールで実装することができる。
[4.1 読出動作]
図6は本実施形態に係るシステムの読出動作のフローチャート、図7は図6の詳細フローチャートである。
利用者が本システムを起動するアイコンを押下すると、利用者端末210ないし260のディスプレイに認証画面が表示され、利用者はこのディスプレイの認証画面で利用者ID及びパスワードを入力する。入力された利用者ID及びパスワードがデータアクセス管理サーバ110に送信される。
認証要求した利用者端末210ないし260は患者名前、患者IDを受信し、ディスプレイにリスト表示する。
利用者からの患者名前、患者IDの選択を受け、利用者端末210ないし260は前記利用者インタフェースのコントロールで表示する必要があるアクセス項目を収集する(ステップ111)。利用者端末210ないし260は収集したアクセス項目をデータアクセス管理サーバ110に送信する。
データ要求した利用者端末210ないし260は受信したアクセス項目の値をインタフェースのウィンドウ内の対応する各コントロールで表示する(ステップ321)。ここで、ウィンドウ内に配置されたコントロールがあり、データアクセス管理サーバ110にデータ要求したが参照のアクセス権限を有していなかったために、アクセス項目の値を取得することができなかったコントロール上には明示的にアクセス権限に基づき値を取得することができない旨を表示することが望ましい。例えば、「アクセス権限により参照不可」が一例である。
図8は本実施形態に係るシステムの更新動作のフローチャートである。
前記参照動作により利用者端末210ないし260にはアクセス権限の参照権限の範囲内でウィンドウ内のコントロールにアクセス項目の値が表示されている。この表示されているアクセス項目の値は利用者が更新入力することができる。また、アクセス項目の値が表示されていないコントロールに対してアクセス項目の値を入力することもできる。ただ、入力しただけではデータベースには反映されないため、入力したアクセス項目について利用者が更新指示を行う必要がある。
収集されたアクセス項目の値は対応するアクセス項目の値とともにデータアクセス管理サーバ110に送信される。
データアクセス管理サーバ110は書き込んだアクセス項目を出力し、データ要求した利用者端末210ないし260に送信する(ステップ511)。
このように本実施形態に係るシステムによれば、基礎的アクセス権限の範囲内でデータベースに対するデータの参照及び更新ができるだけでなく、任意的に参加できる研究グループのグループ員に与えられる任意的アクセス権限の範囲内でもデータベースに対するデータの参照及び更新ができる。また、基礎的アクセス権限及び任意的アクセス権限を有している場合には、高いアクセス権限の範囲内でデータに対する操作を行うことができる。さらに、これら基礎的アクセス権限及び任意的アクセス権限に加え、ポイント数に応じたアクセス権限である補助的アクセス権限の範囲内でデータに対する操作を行うことができ、基礎的アクセス権限及び任意的アクセス権限でも操作できなかったデータに対し利用者のキャリアによっては操作することもでき、利用者のキャリアに合わせて利用者の上司がシステム管理者に対して利用者のアクセス権限を変更する旨を通知し、この通知に応じてシステム管理者が利用者のアクセス権限を変更する設定を行う運用上の手間が大幅に軽減される。特に、病院の従業員は病院間の異動が頻繁にあり、その度毎に異動の利用者のアクセス権限をキャリアに応じて設定することは従来難しく、また、利用者の上司が異動してきたばかりの利用者のキャリアを十分に把握することもできず、さらには、その上司の判断は主観的要素も大きく同じキャリアの利用者であってもアクセス権限に差異が生じることもあり、これらの問題も本実施形態のシステムにより解消される。
本発明の第2の実施形態に係るシステムは前記第1の実施形態に係るシステムと同様に構成され、さらに、管理利用者端末での最適なポイント閾値を設定するインタフェースを提供することを異にする構成である。ここで、管理利用者端末としているが、利用者端末を構築しているコンピュータに構築することができる。
図9は本実施形態に係るポイント閾値設定インタフェースである。
ウィンドウ内上部の「利用者ID」、「名前漢字」、「職制」は管理利用者の情報である。「対象アクセス項目」、「対象職種」及び「対象職制」は現在管理利用者が設定しようとしているアクセス項目、職種及び職制のポイント閾値である。なお、前記第1の実施形態ではポイント閾値はアクセス項目、職種及び職制毎にあるとしたが、さらに、アクセス項目、職種、職制毎及び診療科毎にあることとすることもできる。さらにまた、診療科をさらに細分化した組織となるグループ、アクセス項目、職種、職制毎及び診療科毎にあってもよい。すなわち、上司の管轄範囲毎にポイント閾値を設定可能であることが組織構造との対応上望ましい。
ウィンド内下部の「前回使用端末」、「更新者番号」、「作成者番号」は設定に係った管理利用者の情報である。
管理利用者はポイント閾値のためのアイコンを起動させることによりポイント閾値のための認証画面が利用者端末210ないし260に表示され、管理利用者は利用者ID及びパスワードを入力する。ここで、ポイント閾値のためのアイコンとしたが、認証した後統合的なメニューが表示され、その中の「管理利用者設定」−「ポイント閾値設定」の項目を押下することで認証画面が表示される構成であってもよい。
利用者端末210ないし260は選択された標本利用者をデータアクセス管理サーバ110に送信し、データアクセス管理サーバ110が標本利用者のポイント情報をデータベースから読み出す(ステップ621)。
それと同時に、現在のポイント閾値を示す閾値線がグラフ上に重畳して表示される(ステップ641)。
利用者端末210ないし260で管理利用者が移動可能な閾値線を移動させるとそれに追随して閾値線が移動表示される(ステップ642)。
このように本実施形態によれば、管理利用者が標本となる利用者を選択して標本利用者のキャリアを対比させながらアクセス項目、職種及び職制毎のポイント閾値を設定することができる。たとえば、利用者の中でAという利用者とBという利用者がいた場合にA利用者が参照でき、B利用者が参照できないように設定したいという場合にも用いることができる。また、ポイント閾値設定時にポイント項目を削除、追加することもでき、アクセス項目に合致したポイント項目のみでポイント閾値を設定することができる。さらに、利用者のキャリア対比をしている場合に、あるポイント項目によって付与されるポイントが多すぎたり、少なすぎたりした場合にポイント項目の重み付けの変更を実施することもでき、適切な累積ポイントとすることもできる。そして、このようなポイント閾値のインタフェースを管理利用者に提供した場合には、通常であればシステム管理者が設定すべきポイント閾値を管理利用者が設定することでシステム管理者の運用上の手間が回避されるだけでなく、適切なポイント閾値が適時に設定することができる。
(付記)
前記各実施形態について以下の付記を記す。
111 入力部
112 認証部
113 アクセス権管理部
114 対象アクセス項目取扱部
115 出力部
120 電子カルテデータベース
130 医事データベース
210、220、230、240、250、260 利用者端末
211 CPU
212 RAM
213 ROM
214 HD
215 LANカード
216 マウス
217 キーボード
218 ビデオカード
218a ディスプレイ
219 ドライブ
Claims (5)
- アクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者端末と、当該利用者端末からのデータアクセス要求に対して対象となる利用者の特定されたアクセス項目に対するアクセス権限の確認を行うデータアクセス管理装置とを含むデータアクセス管理システムであって、
データアクセス管理装置は、
利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求している利用者を特定する手段と、
対象の利用者がデータアクセス要求に係るアクセス項目に対するアクセス権限を有するか否かをアクセス権限情報を参照して判断する手段と、
利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者のキャリア及び/又は能力に応じて付与される累積ポイントを取得する手段と、
対象となる利用者の取得した累積ポイントとデータアクセスに係るアクセス項目に対応して予め設定されているポイント閾値からデータアクセスに係るアクセス項目に対するアクセス権限を対象となる利用者が有するか否かを判断する手段と、
特定した利用者がデータアクセス要求に係るアクセス項目に対するアクセス権限を有すると判断した場合にデータベースから対象となる利用者がデータアクセス要求するアクセス項目の値を読み出して利用者端末に送り出す手段とを含むデータアクセス管理システム。 - 前記参照されるアクセス権限情報は、利用者の職種、職制及びアクセス項目毎に設定されるアクセス権限からなる
前記請求項1に記載のデータアクセス管理システム。 - 前記ポイント閾値がアクセス項目毎に対応して予め設定される代わりに、利用者の職種、職制及びアクセス項目毎に対応して予め設定されている
前記請求項2に記載のデータアクセス管理システム。 - 利用者のキャリアを構成するポイント項目とポイント項目の値からなるキャリア情報記憶手段と、
キャリア情報記憶手段から読み出される管理利用者が選択したポイント項目の値から利用者の累積ポイントを求める累積ポイント算出手段と、
管理利用者が選択した利用者のポイント項目毎に画定される累積ポイントを表示装置に対比可能にグラフ表示する手段と、
管理利用者からポイント閾値の設定を受け付ける手段と、
管理利用者により選択されたポイント項目と管理利用者から受け付けたポイント閾値を関連付けてポイント閾値記憶手段に記録する手段とを含む管理利用者端末を新たに含み、
前記利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者のキャリア及び/又は能力に応じて付与される累積ポイントを取得する手段が取得する累積ポイントは、記録されているポイント閾値設定時に管理利用者により選択されたポイント項目に関する累積ポイントである
前記請求項1ないし3のいずれかに記載のデータアクセス管理システム。 - アクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者端末と、当該利用者端末からのデータアクセス要求に対して対象となる利用者の特定されたアクセス項目に対するアクセス権限の確認を行うデータアクセス管理装置とを含むデータアクセス管理システムであって、
データアクセス管理装置は、
利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求している利用者を特定する手段と、
利用者端末を用いてアクセス項目を特定したデータアクセス要求する利用者のキャリア及び/又は能力に応じて付与される累積ポイントを取得する手段と、
対象となる利用者の取得した累積ポイントとデータアクセスに係るアクセス項目に対応して予め設定されているポイント閾値からデータアクセスに係るアクセス項目に対するアクセス権限を対象となる利用者が有するか否かを判断する手段と、
特定した利用者がデータアクセス要求に係るアクセス項目に対するアクセス権限を有すると判断した場合にデータベースから対象となる利用者がデータアクセス要求するアクセス項目の値を読み出して利用者端末に送り出す手段とを含むデータアクセス管理システム。
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2006
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