JP2008007338A - オゾン濃縮装置 - Google Patents

オゾン濃縮装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008007338A
JP2008007338A JP2006176705A JP2006176705A JP2008007338A JP 2008007338 A JP2008007338 A JP 2008007338A JP 2006176705 A JP2006176705 A JP 2006176705A JP 2006176705 A JP2006176705 A JP 2006176705A JP 2008007338 A JP2008007338 A JP 2008007338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone
filler
gas
cooling
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006176705A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4653025B2 (ja
Inventor
Yuzuru Sonoda
譲 園田
Kijo Ueno
紀条 上野
Isamu Inoue
勇 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2006176705A priority Critical patent/JP4653025B2/ja
Publication of JP2008007338A publication Critical patent/JP2008007338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4653025B2 publication Critical patent/JP4653025B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

【課題】冷却領域でのオゾン分解の発生を抑止し、装置の破損の虞を無くすことが可能なオゾン濃縮装置を提供する。
【解決手段】冷却部4xにおける冷却管3c内(冷却領域)に充填材30を充填することにより、冷却管3cの内壁に接する充填材30に冷熱を伝達し、冷却管3c内の充填材30全体に冷熱を伝導する。これによってオゾンガスの冷却面積を広げて、熱伝導率を大きくし、液体オゾンへの酸素の溶解を防止し、液体オゾンにおける気泡破裂がトリガーとなる冷却管3c内でのオゾン分解を防止する。また、充填材30の熱容量により、万一オゾン分解が発生しても、その熱を充填材30の熱容量によって吸収し、連鎖的なオゾン分解を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、オゾナイザで生成されたオゾンガスを濃縮するオゾン濃縮装置に関する。
例えば半導体等の製造に用いられる高濃度オゾンガスは、オゾンを含有するオゾンガスをオゾン濃縮装置で濃縮することで生成される。このオゾン濃縮装置としては、空気や酸素を基にオゾン発生器(オゾナイザ)で生成されたオゾンガスを、タンク状のオゾン液化室(冷却領域)で冷却し液体オゾンと酸素とに分離境界面を境として分離し、オゾン液化室の上部から酸素を排気すると共にオゾン液化室の底部に液体オゾンを貯え、この液化室に貯えられた液体オゾンを、当該液体オゾンにより液封する連通管(U字管)を経由してタンク状のオゾン気化室に導入し、当該オゾン気化室で液体オゾンを加熱して気化し濃縮オゾン(高濃度オゾンガス)を得る装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平1−257103号公報
ここで、高濃度オゾンガス(一般的にはオゾンの体積比率が10%以上)は、例えば、金属微粒子の触媒作用、高温、衝撃力、オゾンで分解する有機性ガス等のトリガーがあると、自己分解して発熱し(O→1.5O+143kJ/mol)、その分解時の発熱で他のオゾンガスが加熱されて自己分解したり、液体オゾンが加熱されて気化し自己分解するという連鎖反応を起こす虞がある。
従って、上記濃縮装置にあっては、上記トリガー等が要因となって液化室である冷却領域で万一オゾン分解が生じると、このオゾン分解が連鎖し、温度が急上昇すると共に体積が急膨張して圧力が急上昇し、装置の破損を招く虞がある。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、冷却領域でのオゾン分解の発生を抑止し、装置の破損の虞を無くすことが可能なオゾン濃縮装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明によるオゾン濃縮装置は、オゾナイザで生成されたオゾンガスをオゾン沸点以下の温度まで冷却し液体オゾンと非凝縮気体とに分離する冷却部と、冷却部により分離された液体オゾンを加熱して気化し濃縮オゾンを得る気化部と、を具備し、冷却部により冷却されオゾンガスが流れる冷却領域に、充填材を充填したことを特徴とする。
まず、充填材を冷却領域に充填しなかった場合を説明する。なお、ここでは冷却領域を冷却管内とする。ここで、ガスの熱伝導率は金属の熱伝導率に比べ1000分の1程度であるので、図8に示す模式図のような温度分布となる。このように、冷却管内の温度は内壁から急激に上昇し、冷却管の中心部を十分に冷却することができないので、オゾンガスを十分に分離するためには、非常に長い冷却管が必要とされ、これは現実的ではない。一方、冷却管内に金属性の充填材を充填した時の温度分布を図4に示す。金属の熱伝導率はガスの熱伝導率の1000倍程度の値を示すため、冷却管の内壁からの冷熱は主に内壁に接している充填材を介して伝熱される。そのため、熱伝導率を大きくすることができ、冷却管内の温度は、内壁から中心部に向かってなだらかに上昇する。従って、図4におけるTa2の温度を、酸素の溶解が少ない温度に設定することができる。
以上のように、充填材がない状態でオゾンガスを効率よく液化するには、Tc2の温度を酸素の溶解が多い温度に設定せざるを得ないが、充填材があれば、液体オゾンへの酸素の溶解が防止され、液体オゾンにおける気泡破裂がトリガーとなる冷却管内でのオゾン分解が防止される。また、充填材は熱容量を有しているため、万一オゾン分解が発生しても、その熱は充填材の熱容量によって吸収され、連鎖的なオゾン分解が抑制される。このように、冷却管内でのオゾン分解の発生が抑止され、装置の破損の虞が無くされる。
加えて、特に冷却管を横置きにした場合には以下の作用を奏する。
図5にオゾンが充填材の表面で凝縮され液化する様子を示す。冷却管内に充填材を充填した場合のオゾンの液化は膜状凝縮と推定される。オゾンの飽和温度より低い温度である冷却管上部内壁をオゾンの凝縮液が覆い、これにオゾンが凝縮する。その凝縮した液体オゾンが重力によって充填材を伝わり、冷却管底部に移動する。この時、冷却管の中心部の充填材の温度は内壁側の充填材より温度が高いので、液体オゾンに一部溶解した酸素は、冷却管の上端側でオゾンより速く気化する。液体オゾンは充填材の隙間を流れて移動する際、一部は気化しながら冷却管底部に移動する。この結果、冷却管上部側には酸素ガスが多くなり、冷却管底部側にはオゾンガスが多くなる。
図6に示すように、液体オゾン中の酸素の気化、または液体オゾンの一部気化が、液化開始点から液化終了点まで繰り返されるため、冷却管上部側では酸素が高濃度となり、冷却管底部側は純オゾンガスと液体オゾンのみとなる。そして、液化終了点に近づくと、冷却管上部側は酸素のみとなり凝縮液が発生しなくなり、冷却管底部側は純オゾンガスのみとなり充填材表面でオゾンの液化が起こる。このようにして、酸素をほとんど含まない液体オゾンを製造することが可能とされる。なお、液化終了点における温度分布は図7のようになる。このように、冷却管を横向きにすると、液体オゾンへの酸素の溶解がより一層防止される。
ここで、冷却領域は、横置きとされているとともに出口に向かって下り勾配とされていることが好ましい。このような構成を採用した場合、冷却領域内への液体オゾンの貯留が防止され、装置の破損の虞が一層無くされる。
また、充填材は、オゾンガスにより酸化されない表面を有するものであることが好ましい。このような充填材を採用した場合、充填材の表面によるオゾン分解が生じることは無く、装置の破損の虞が一層無くされる。
このような充填材としては、オゾンガスで表面を酸化しオゾンガスを分解しないように不動体処理を施したものが挙げられる。このような充填材は、オゾンガスにより直後は酸化されるが、継続してオゾンガスを流すことにより表面に不動体被膜が形成され、オゾンガスにより酸化されなくなる。
また、このような充填材としては、オゾンガスと反応しない材質より構成されるものも挙げられる。
また、充填材は、球形であることが好ましい。このような充填材を採用した場合、充填材である多数の球体によりジグザク状の流路が形成され、熱伝達表面積が非常に大きくされると共に流路間隔が非常に小さくされ、充填材の熱伝達速度が非常に大きくされる。このため、より効率よく酸素と液体オゾンを分離することが可能とされ、更に、オゾン分解によって生じる熱は、充填材の熱容量により素早く吸収され、連鎖的なオゾン分解が一層抑制される。
また、オゾンガスで表面を酸化しオゾンガスを分解しないように不動体処理を施した充填材としては、具体的には、例えばステンレス球またはチタン球が挙げられる。これらは金属であるため、大きい熱伝導率を有する。また、オゾンガスと反応しない材質より構成される充填材としては、具体的には、例えばガラスビーズまたはシリカゲルが挙げられる。
また、冷却領域を減圧させた状態で冷却することが好ましい。このような構成を採用した場合、酸素ガスの密度が減圧により低下し、液体オゾンに溶解する酸素濃度が減少する。これによって、液体オゾンへの酸素の溶解がより一層防止される。
また、冷却領域に、非凝縮気体を取り出すための排出口を2箇所以上設けることが好ましい。このような構成を採用した場合、非凝縮気体を抜き出して酸素分圧を小さくすることにより、液体オゾンへの酸素の溶解量が低減される。
このように本発明によるオゾン濃縮装置によれば、冷却領域でのオゾン分解の発生を抑止し、装置の破損の虞を無くすことが可能となる。
以下、本発明によるオゾン濃縮装置の好適な実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るオゾン濃縮装置を備えた高濃度オゾンガス生成装置を示す概略構成図、図2は、図1中のオゾン濃縮装置の冷却部、液封配管、気化部を示す概略構成図であり、本実施形態の高濃度オゾンガス生成装置は、例えば半導体製造装置の酸化膜の形成等に用いる高濃度オゾンガス(一般的にオゾンの体積比率が約10%以上)を生成するもので、この高濃度オゾンガスを連続して生成するのが可能な装置である。
図1に示すように、高濃度オゾンガス生成装置200は、オゾンガス(オゾンの体積比率が約10%程度)を生成するオゾナイザ10と、冷却手段1及び気化部2を備えオゾナイザ10からのオゾンガスを濃縮し高濃度オゾンガスを生成するオゾン濃縮装置100と、を具備している。
オゾナイザ10は、配管27を介して導入される酸素又は空気を基に、オゾンガス(オゾンの体積比率が約10%程度)を生成するものである。このオゾナイザ10からオゾン濃縮装置100へオゾンガスを供給する導入配管3には、オゾンガスの量を制御するためのバルブV1が設けられている。
冷却手段1は、オゾナイザ10からのオゾンガスを冷却し液体オゾンと非凝縮気体とに分離するものである。この冷却手段1は、導入配管3を極低温に冷却する極低温冷凍機4を備えている。
ここでは、極低温冷凍機4としてクライオ冷凍機が用いられ、図1及び図3に示すように、当該クライオ冷凍機4のクライオヘッド4aに取り付けられた下部銅板4bと上部銅板4cとを冷却部4xとして、この冷却部4xを構成する銅板4b,4c間に横置きの導入配管3を密着状態で挟み冷却する。これにより、銅板4b,4c間の導入配管3が、オゾンガスを液体オゾンと非凝縮気体とに分離するための冷却管3cとされる。
図3に示すように、冷却管3c内(冷却領域)には球状の充填材30が充填されている。この充填材30としては、オゾンガスにより酸化されない表面を有する充填材が用いられ、ここでは例えばステンレス球やチタン球が用いられている。
このステンレス球やチタン球は、オゾンガスで表面を酸化し、オゾンガスを分解しないように不動体処理を施したものである。このステンレス球やチタン球は、オゾンガスにより直後は酸化されるが、継続してオゾンガスを流すことにより、表面に不動体被膜が形成され、オゾンガスにより酸化されなくなる。
なお、このステンレス球やチタン球に代えて、オゾンガスにより酸化されない表面を有する充填材30として、オゾンガスと反応しない材質より構成されている充填材を用いてもよい。このような充填材30としては、例えば、ガラスビーズあるいはシリカゲル等が挙げられる。
冷却部4xは、冷却管3c中のオゾンガスを、オゾンの沸点(−111.9°C)以下で、且つ、酸素の沸点(−183°C)より高い温度に充填材30を介して冷却し、液体オゾンと、酸素を主体とする非凝縮気体とに分離する。また、この冷却部4xは、気化部2側まで延出する延出部4yを備えている。
冷却管3cは、冷却部4xでの入口3aから出口3bに向けて下り勾配とされており、当該冷却管3c内に液体オゾンが貯留してしまうことが防止されている。
また、冷却管3cには、入口3aと出口3bとの間に、非凝縮気体を取り出すための排出口25が複数設けられている。
冷却管3cの出口3bには、上方に向かう気体配管5と下方に向かう液封配管6とが合流して接続されている。気体配管5は、冷却管3cで分離された酸素を主体とする非凝縮気体を、出口3bから上方に導くものである。この気体配管5は、その出口が配管27に接続され、分離された非凝縮気体をオゾナイザ10に戻す構成とされている。また、気体配管5にはバルブV2が設けられ、更に、バルブV2の配管27側の位置にバキュームポンプPが設けられている。このバキュームポンプPを駆動することにより、非凝縮気体をオゾナイザ10へ効率的に導くことができる。
なお、バルブV1を閉とすると共に、バルブV2を開として、バキュームポンプPを駆動することにより、冷却管3c内を減圧することができる。
一方、液封配管6は、図1及び図2に示すように、冷却管3cの出口3bと気化部2の入口2aとを接続し、冷却管3cで分離され出口3bより液下する液体オゾンを気化部2に導くためのものであると共に、当該液体オゾンにより、導入配管3及び気体配管5側と、気化部2側とを液封するものである。
ここでは、液封配管6としてU字管が用いられ、当該U字管6内であって冷却管3cの出口3bより多少下方位置に、液体オゾンと非凝縮気体との分離境界面7が位置する構成とされている。
この液封配管6内には、毛細管力を発現し、液封配管6内の液体オゾンを気化部2内に導く充填材8が充填されている。ここでは、充填材8は、金網状充填材であり、毛細管力を発現すべく密に構成されていると共に、気化部2の入口2aを通して気化部2内に進入する構成とされている。
この充填材8としては、金網状充填材に限定されるものではなく、例えば密に配置される細い金属材料やガラス繊維、例えば多数配置される細かいシリカゲルやポーラスシリカ等であっても良く、要は、毛細管力を発現する充填材であれば良い。そして、液封配管6は、冷却部4xの延出部4y内を通されて銅板4b,4c間に密着状態で挟まれ、当該延出部4yにより冷却される。
気化部2は、液封配管6からの液体オゾンを気化するためのもので、円筒状の胴部を有し、下部が下細りの擂り鉢状に閉じられて下端に入口2aが設けられていると共に、上部が上細りの擂り鉢状に閉じられて上端に出口2bが設けられている。
この気化部2の入口2aは、分離境界面7以上の高さにあり、この入口2aを通して内部に進入する金網状の充填材8が、液体オゾンを毛細管力により気化部2の底部内に供するように、当該気化部2の底部内面に沿って広がるように配置されている。
また、気化部2の下部に対しては、当該下部を包囲する包囲壁9が設けられている。この包囲壁9内には、気化部2の底部に供される液体オゾンを加熱して気化させるように、常温空気が通される。なお、加熱の方式は、例えば加熱器等による加熱であっても良い。
この気化部2内の下部より上側には、気化により生成される高濃度の濃縮オゾン(高濃度オゾンガス)の通過を可能とする充填材20が充填されている。ここでは、充填材20は、金網状充填材とされているが、例えば、金属波板状充填材や、シリカゲルやポーラスシリカ等であっても良く、要は、濃縮オゾンの通過を可能とする充填材であれば良い。なお、気化部2内の金網状充填材20は、液封配管6内の金網状充填材8より粗に構成されている。因みに、液封配管6及び気化部2内の両方に多数のシリカゲルやポーラスシリカを充填する場合には、気化部2内に、液封配管6内より大きいシリカゲルやポーラスシリカを充填することが好ましい。
この気化部2の出口2bには、図1に示すように、バルブV3を有する高濃度オゾンガス配管11が接続され、この高濃度オゾンガス配管11のバルブV3より上流には、バルブV4、オゾンキラー13を有する排気管12が接続されている。高濃度オゾンガス配管11は、気化部2で生成された高濃度オゾンガスを後段に供するためのものであり、排気管12は、余剰高濃度オゾンガスをオゾンキラー13により酸素に分解し大気に放出するためのものである。
そして、冷却手段1の冷却部4x、導入配管3における冷却部4x側の部分、気体配管5における冷却部4x側の部分、液封配管6、気化部2、高濃度オゾンガス配管11におけるバルブV3より気化部2側の部分は、容器14内に収容され、当該容器14は、真空ポンプ15の駆動により内部が真空状態とされた真空断熱容器とされている。
この真空断熱容器14内における高濃度オゾンガス配管11及び気体配管5には、オゾン分解が生じた際の配管内の圧力上昇に応じて圧力が設定圧以上になると当該配管内の圧力を開放する圧力開放弁16,17が各々配設されている。ここでは、圧力開放弁16,17として安全弁が用いられているが、配管内の圧力上昇に応じて圧力が設定圧以上になると一部が破壊し圧力を開放する破壊弁等であっても良い。そして、液体オゾンの全部が万一オゾン分解して圧力開放弁16,17が圧力を真空断熱容器14内に開放した場合に配管内の圧力がオゾンガスの供給圧以下となるように、真空断熱容器14内の空隙部の容積が設定されている。
このように構成された高濃度オゾンガス生成装置200によれば、酸素又は空気を基にオゾナイザ10でオゾンガスが生成され、このオゾンガスは導入配管3を通してオゾン濃縮装置100に導入され、冷却手段1の冷却部4xで極低温に冷却される。
ここで、冷却管3cに充填した充填材30の作用を説明する。
充填材30を冷却管3cに充填しなかった場合、ガスの熱伝導率は金属の熱伝導率に比べ1000分の1程度であるので、図8に示す模式図のような温度分布となり、図4の充填材30を充填した場合に比して温度勾配が急になる。なお、図4のTa1、図7のTb1及び図8のTc1は冷却管底部3dの外壁温度を、図4のTa2、図7のTb2及び図8のTc2は冷却管底部3dの内壁温度を、図4のTa3、図7のTb3及び図8のTc3は冷却管3c内中央部の温度を、図4のTa4、図7のTb4及び図8のTc4は冷却管上部3eの内壁温度を、図4のTa5、図7のTb5及び図8のTc5は冷却管上部3eの外壁温度を、各々示している。
図8に示すように、充填材30がないと冷却管3cの中心部を十分に冷却することができないので、オゾンガスを十分分離するためには、非常に長い冷却管3cが必要とされ、これは現実的ではない。一方、冷却管3c内に金属性の充填材30を充填した時の温度分布を図4に示す。金属の熱伝導率はガスの熱伝導率の1000倍程度の値を示すため、冷却管3cからの冷熱は主に内壁に接している充填材30を介して伝熱される。そのため、熱伝導率を大きくすることができ、冷却管3c内の温度は、図4に示すように、冷却管3dの内壁から中心部に向かってなだらかに上昇する。従って、充填材30がない状態でオゾンガスを効率良く液化するには、図8におけるTc2の温度を酸素の溶解が多い温度に設定せざるを得ないが、充填材30があれば、図4におけるTa2の温度を、酸素の溶解が少ない温度に設定することができる。すなわち、酸素の溶解が防止された液化オゾンを生成できる。
しかも、本実施形態で用いられている充填材30は球形であるため、ジグザク状の流路が形成され、熱伝達表面積が非常に大きくされると共に流路間隔が非常に小さくされ、充填材30の熱伝達速度(冷却速度)が非常に大きくされる。このため、より効率的に酸素と液体オゾンが分離される。
更に、冷却管3cを横向きにした場合の作用を説明する。
図5にオゾンが充填材30の表面で凝縮され液化する様子を示す。冷却管3c内に充填材30を充填した場合のオゾンの液化は膜状凝縮と推定される。オゾンの飽和温度より低い温度である冷却管上部3e内壁をオゾンの凝縮液が覆い、これにオゾンが凝縮する。その凝縮した液体オゾンが重力によって充填材の隙間を伝わり、冷却管底部3dに移動する。この時、冷却管3c中心部の充填材30の温度は内壁側の充填材より温度が高いので、液体オゾンに一部溶解した酸素は、冷却管上部3e側でオゾンより速く気化する。液体オゾンは充填材30の隙間を流れて移動する際、一部は気化しながら冷却管底部3dに移動する。この結果、冷却管上部3e側には酸素ガスが多くなり、冷却管底部3d側にはオゾンガスが多くなる。
図6に示すように、この液体オゾン中の酸素の気化または液体オゾンの一部気化が、冷却管3cにおける液化開始部から液化終了部(図示左から右へ)まで繰り返されるため、冷却管上部3e側では酸素が高濃度となり、冷却管底部3d側は純オゾンガスと液体オゾンのみとなる。そして、液化終了点に近づくと、冷却管上部3e側は酸素のみとなり凝縮液が発生しなくなり、冷却管底部3d側は純オゾンガスのみとなり充填材30表面でオゾンの液化が起こる。このように、冷却管3cを横向きにすることによって、酸素をほとんど含まない液体オゾンを製造することが可能とされる。なお、液化終了点における温度分布は図7のようになり、図4に比して温度勾配がなだらかになる。
そして、バルブV1を閉じると共にバルブV2を開とし、バキュームポンプPを駆動することにより、冷却管3cの内部を減圧させ、その状態で冷却する。すると、凝縮時の酸素ガスの密度が低下し液体オゾンに溶解する酸素濃度が減少するため、液体オゾンへの酸素の溶解が一層防止される。
このように、オゾン濃縮装置100に導入されたオゾンガスは、冷却管3cの出口3b付近で、酸素の溶解が防止された液体オゾンと、酸素を主体とする非凝縮気体とに分離され、非凝縮気体は気体配管5を通してオゾナイザ10に戻されオゾンガスの生成に供される。一方、酸素の溶解が防止されることにより気泡破裂の虞が無くされた液体オゾンが、出口3bから液下し液封配管6に流れ込む。
この液封配管6内に流れ込んだ液体オゾンは、液封配管6内の充填材8の毛細管力により気化部2側へ進行していく。ここで、液体オゾンと非凝縮気体との分離境界面7は、液封配管6内であって冷却管3cの出口3bより多少下方に位置し、一方、液体オゾンの気化部2側の液面は、気化部2の入口2aが分離境界面7以上の高さにあるため、入口2a以下の位置にある。
この液封配管6内の液体オゾンは、毛細管力によりさらに充填材8を伝っていき、入口2aを通して気化部2の底部内に良好に導かれて進入する。この気化部2の底部内に充填材8を伝って進入した液体オゾンは、常温空気による加熱によって、気化部2の底部内に溜まる前に気化して高濃度オゾンガスが生成され、この高濃度オゾンガスは、充填材20を通過して出口2bから排出される。
そして、本実施形態にあっては、オゾンの体積比率が100%近くの高濃度オゾンガスが生成される。この高濃度オゾンガスは、後段の使用に供す場合には高濃度オゾンガス配管11に流され、一方、余剰高濃度オゾンガスは排気管12に流されオゾンキラー13により酸素に分解されてから大気に放出される。
このように、本実施形態のオゾン濃縮装置100にあっては、冷却管3cに充填材30が充填されており、冷却管3c内の充填材30全体に冷熱が伝導されてオゾンガスが冷却されるため、液体オゾンへの酸素の溶解が防止され、液体オゾン内における気泡破裂がトリガーとなる冷却管3c内でのオゾン分解が防止される。また、充填材30は熱容量を有しているため、万一オゾン分解が発生しても、その熱は充填材30の熱容量によって吸収され、連鎖的なオゾン分解が抑制される。このように、冷却管3c内でのオゾン分解の発生が抑止され、装置の破損の虞が無くされている。また、冷却管3cを横向きにしているので、液体オゾンへの酸素の溶解が一層防止されている。
また、冷却管3cは、横置きとされているとともに出口3bに向かって下り勾配とされているため、冷却管3cへの液体オゾンの貯留が防止され、装置の破損の虞が一層無くされている。
また、充填材30は、オゾンガスにより酸化されない表面を有するものであるため、充填材30の表面によるオゾン分解が生じることは無く、装置の破損の虞が一層無くされている。
また、充填材30は球形であり、熱伝達速度が非常に大きくされるため、より効率よく酸素と液体オゾンを分離することが可能とされ、更に、オゾン分解によって生じる熱は、充填材30の熱容量により素早く吸収され、連鎖的なオゾン分解が一層抑制されている。
また、冷却管3cの内部を減圧させた状態で冷却しているため、酸素ガスの密度が減圧により低下し、液体オゾンに溶解する酸素濃度が減少する。このため、液体オゾンへの酸素の溶解がより一層防止されている。
また、冷却管3cに、排出口25を複数設けているため、酸素を抜き出して出口3b付近の酸素分圧を小さくすることにより、液体オゾンへの酸素の溶解量が低減されている。
また、本実施形態においては以下の効果を奏する。すなわち、液体オゾンと非凝縮気体との分離境界面7から気化部2までが、液封を可能とする液封配管6のみで接続され、液体オゾンが液封配管6内に存在すると共に分離境界面7が液封配管6内に位置している。このため、従来に比して液体オゾンの量が大幅に低減されている。従って、気化部2で万一オゾン分解が生じても、液体オゾンの気化量が大幅に少なくされて連鎖的なオゾン分解が抑制され、装置の破損の虞が無くされている。
また、液封配管6内には毛細管力を発現する充填材8が充填されているため、当該充填材8の毛細管力により液体オゾンは気化部2に良好に導かれて気化する一方で、気化部2で万一オゾン分解が生じても、発生する熱は液封配管6内にあっては充填材8の熱容量により吸収されると共に当該充填材8により液体オゾンの量が一層低減される結果、液体オゾンの気化による連鎖的なオゾン分解が一層抑制され、装置の破損の虞が一層無くされている。
また、気化部2の入口2aが分離境界面7以上の高さにあり、充填材8の上端が気化部2の入口2aを通して内部に進入しているため、液体オゾンは、その液面が気化部2に進入すること無く充填材8の毛細管力により気化部2内に進入して良好に気化し、このように、気化部2内での液体オゾンは極めて少量であるため、気化部2で万一オゾン分解が生じても、液体オゾンの気化による連鎖的なオゾン分解が一層抑制され、装置の破損の虞が一層無くされている。
また、気化部2内には、濃縮オゾンの通過を可能とする充填材20が充填されているため、気化部2で万一オゾン分解が生じても、発生する熱は気化部2内の充填材20の熱容量により吸収される。このため、気化部2内での濃縮オゾンの連鎖的なオゾン分解が抑制され、装置の破損の虞が一層無くされている。
また、液封配管6は冷却手段1により冷却されるため、気化部2で万一オゾン分解が生じても、発生する熱は液封配管6では冷却手段1により冷却される。このため、液体オゾンの気化による連鎖的なオゾン分解が一層抑制され、装置の破損の虞が一層無くされている。また、液封配管6内の液体オゾンの気化により気泡が生じると充填材8の毛細管作用が途切れる虞があるが、液封配管6が冷却手段1により冷却されるため、気泡の発生が抑制され、毛細管作用が確実に働くことになっている。
また、冷却部4x、液封配管6、気化部2、圧力開放弁16,17が真空断熱容器14内に収容され、液体オゾンの全部が万一オゾン分解して圧力開放弁16,17が圧力を真空断熱容器14内に開放した場合に配管内の圧力がオゾンガスの供給圧以下となるように、真空断熱容器14内の空隙部の容積が設定されているため、オゾン分解時のガス圧が圧力開放弁16,17を介して真空断熱容器14内の空隙部に良好に開放され、装置の破損の虞が一層無くされている。また、真空断熱状態14により、冷却手段1による冷却及び気化部2での加熱が効率的に成されるようになっている。
なお、本実施形態にあっては、気化部2での万一のオゾン分解以外の他のトリガーによるオゾン分解も抑制されているのは言うまでもない。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、特に好ましいとして、冷却部4xが冷却管3cを冷却する構成としているが、タンク型の冷却部であっても良い。
本発明の実施形態に係るオゾン濃縮装置を備えた高濃度オゾンガス生成装置を示す概略構成図である。 図1中のオゾン濃縮装置の冷却部、液封配管、気化部を示す概略構成図である。 図1中の冷却管内部の様子を示す部分断面図である。 充填材を冷却管に充填したときの温度分布を示す模式図である。 オゾンが充填材の表面で液化される様子を示す部分断面図である。 液化開始点及び液化終了点において、オゾンが充填材の表面で液化される様子を示す部分断面図である。 充填材を冷却管に充填したときの液化終了点における温度分布を示す模式図である。 充填材を冷却管に充填しないときの温度分布を示す模式図である。
符号の説明
2…気化部、3c…冷却管(冷却領域)、4x…冷却部、25…排出口、30…冷却管内の充填材、100…オゾン濃縮装置、200…高濃度オゾンガス生成装置。

Claims (10)

  1. オゾナイザで生成されたオゾンガスをオゾン沸点以下の温度まで冷却し液体オゾンと非凝縮気体とに分離する冷却部と、
    前記冷却部により分離された前記液体オゾンを加熱して気化し濃縮オゾンを得る気化部と、を具備し、
    前記冷却部により冷却され前記オゾンガスが流れる冷却領域に、充填材を充填したことを特徴とするオゾン濃縮装置。
  2. 前記冷却領域は、横置きとされているとともに出口に向かって下り勾配とされていることを特徴とする請求項1記載のオゾン濃縮装置。
  3. 前記充填材は、オゾンガスにより酸化されない表面を有するものであることを特徴とする請求項1または2記載のオゾン濃縮装置。
  4. 前記充填材は、オゾンガスで表面を酸化しオゾンガスを分解しないように不動体処理を施したものであることを特徴とする請求項3記載のオゾン濃縮装置。
  5. 前記充填材は、オゾンガスと反応しない材質より構成されていることを特徴とする請求項3記載のオゾン濃縮装置。
  6. 前記充填材は、球形であることを特徴とした請求項1〜5の何れか一項に記載のオゾン濃縮装置。
  7. 前記充填材は、ステンレス球またはチタン球であることを特徴とする請求項4記載のオゾン濃縮装置。
  8. 前記充填材は、ガラスビーズまたはシリカゲルであることを特徴とする請求項5記載のオゾン濃縮装置。
  9. 前記冷却領域を減圧させた状態で冷却することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のオゾン濃縮装置。
  10. 前記冷却領域に、前記非凝縮気体を取り出すための排出口を2箇所以上設けることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載のオゾン濃縮装置。
JP2006176705A 2006-06-27 2006-06-27 オゾン濃縮装置 Expired - Fee Related JP4653025B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006176705A JP4653025B2 (ja) 2006-06-27 2006-06-27 オゾン濃縮装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006176705A JP4653025B2 (ja) 2006-06-27 2006-06-27 オゾン濃縮装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008007338A true JP2008007338A (ja) 2008-01-17
JP4653025B2 JP4653025B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=39065866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006176705A Expired - Fee Related JP4653025B2 (ja) 2006-06-27 2006-06-27 オゾン濃縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4653025B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021127304A (ja) * 2020-02-12 2021-09-02 国立大学法人島根大学 内部凝縮型反応器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2746143C1 (ru) * 2020-08-20 2021-04-07 Владимир Александрович Шишков Система сжижения газа

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09132403A (ja) * 1995-11-10 1997-05-20 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd オゾン吸着容器
JPH1053402A (ja) * 1996-08-06 1998-02-24 Kawasaki Heavy Ind Ltd オゾン濃縮装置及びオゾン濃縮方法
JPH11262782A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Masaaki Nagakura 高濃度オゾン水製造装置
JP2001133142A (ja) * 1999-11-09 2001-05-18 Natl Inst Of Advanced Industrial Science & Technology Meti 液体オゾン製造装置
JP2001304755A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Natl Inst Of Advanced Industrial Science & Technology Meti オゾン生成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09132403A (ja) * 1995-11-10 1997-05-20 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd オゾン吸着容器
JPH1053402A (ja) * 1996-08-06 1998-02-24 Kawasaki Heavy Ind Ltd オゾン濃縮装置及びオゾン濃縮方法
JPH11262782A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Masaaki Nagakura 高濃度オゾン水製造装置
JP2001133142A (ja) * 1999-11-09 2001-05-18 Natl Inst Of Advanced Industrial Science & Technology Meti 液体オゾン製造装置
JP2001304755A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Natl Inst Of Advanced Industrial Science & Technology Meti オゾン生成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021127304A (ja) * 2020-02-12 2021-09-02 国立大学法人島根大学 内部凝縮型反応器
JP7291350B2 (ja) 2020-02-12 2023-06-15 国立大学法人島根大学 内部凝縮型反応器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4653025B2 (ja) 2011-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI329031B (en) Concentrating/diluting apparatus for specific gases and concentrating/diluting method for specific gases
JP4653023B2 (ja) オゾン濃縮装置
JP4653025B2 (ja) オゾン濃縮装置
JP6982869B2 (ja) 水素含有氷及びその製造方法
JP2010051846A (ja) 気体溶解装置
JPH0694969B2 (ja) 水素貯蔵合金を利用した熱交換器
JP4653024B2 (ja) オゾン濃縮装置及びオゾン濃縮装置の運転方法
JP4948962B2 (ja) 高濃度オゾン水製造装置及び高濃度オゾン水製造方法
US5611208A (en) Modified cryogenic diffusion pump
JP5242616B2 (ja) オゾン濃縮装置の運転方法
EP3218640A1 (en) Carbon dioxide compression and delivery system
JP2005306721A (ja) 二酸化炭素の分離方法及び二酸化炭素分離装置
JPH11262782A (ja) 高濃度オゾン水製造装置
CN104998515A (zh) 从含汞蒸汽中回收汞的汞回收装置
JP5911980B2 (ja) 水から水素を発生せしめる水素発生方法及び水素発生装置
KR20090017551A (ko) 전구체 물질의 이송 시스템 및 방법
CN103816787A (zh) 一种气体纯化器
JP2008007339A (ja) オゾン濃縮装置
JP2008007337A (ja) オゾン濃縮装置
JP3954371B2 (ja) オゾンガス濃縮装置
JP2007176730A (ja) オゾンガス移送装置
JP2011068560A (ja) オゾン濃縮装置及びオゾン濃縮装置の運転方法
JP3922418B2 (ja) 液体オゾン生成装置の爆発防止方法および液体オゾン生成装置
CN101091096A (zh) 用于冷却压缩空气流的方法和设备
JP5245964B2 (ja) 液体オゾン廃棄方法及び液体オゾン製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080715

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100929

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Written amendment

Effective date: 20101124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20101214

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20101216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees