JPH09132403A - オゾン吸着容器 - Google Patents
オゾン吸着容器Info
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- JPH09132403A JPH09132403A JP7292544A JP29254495A JPH09132403A JP H09132403 A JPH09132403 A JP H09132403A JP 7292544 A JP7292544 A JP 7292544A JP 29254495 A JP29254495 A JP 29254495A JP H09132403 A JPH09132403 A JP H09132403A
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- Pending
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
吸着物質16を充填したオゾン吸着管13を上下方向に
蛇行させて設ける。
Description
吸着して蓄積し、この蓄積したオゾンを脱着して放出す
るオゾン吸着容器に関する。
影響がないオゾンの使用が広まってきている。オゾンは
放電や紫外線照射、または電気分解などの方法により酸
素を原料としてオゾン発生器によって発生される。この
ようにして発生したオゾンは一旦吸着筒に吸着させて蓄
積し濃縮される。吸着は低温加圧下で行われる。次に供
給先への供給を行うため、まず大気圧とし、さらに常温
にして脱着させ、窒素や乾燥空気などのキャリアガスと
共に供給先へ送られる。
045に開示されているように筒として一般的なプロポ
ーションを持つ吸着筒にオゾン吸着剤としてシリカゲル
を充填し、筒の周囲に冷却管を巻いたものが使用されて
いる。
シリカゲルが充填されており、冷却は筒の周囲から行わ
れる。シリカゲルの熱伝導率は低いので、中心部まで十
分冷却されない場合が生じる。またオゾンは吸着筒の下
部より入り、上部へ向かって移動しながらシリカゲルに
吸着されてゆくが、吸着筒の高さは筒直径に対してせい
ぜい2〜3倍程度であるため、シリカゲルの層がその幅
に対して薄く、オゾンがシリカゲルに吸着されず通過す
る径路(スルーパス)が形成されやすかった。これらの
2つが原因となり吸着筒におけるシリカゲルに対するオ
ゾンの吸着効率が低かった。また充填されるシリカゲル
としては一般に市販されている純度90〜92%程度の
ものが使用されており、吸着効率が低かった。
もので、吸着効率の高いオゾン吸着容器を提供すること
を目的とする。
め、請求項1の発明は、冷媒を充満する容器と、この容
器内を蛇行し内部にオゾン吸着物質を充填したオゾン吸
着管とを備える。かかる構成により、オゾン吸着物質は
冷媒を充満した容器内を蛇行しているオゾン吸着管内に
充填されているので、冷媒と接触する長さが長くなり、
十分冷却される。またオゾンは蛇行するオゾン吸着管内
を通過するので、通過する長さが長くなり内部に充填さ
れたオゾン吸着物質と十分に接触する。これによりオゾ
ンの吸着効率が向上する。
て、前記オゾン吸着管は前記容器の下側がガス入口とな
り上下に蛇行し上側がガス出口となっている。オゾン吸
着管は上下方向に蛇行することにより少なくとも上下方
向の範囲ではオゾン吸着剤はオゾン吸着管の断面内に充
填される。オゾンがオゾン吸着管を通過する際は必ずオ
ゾン吸着剤に接触し、吸着される。これに対しオゾン吸
着管を水平方向に蛇行させた場合、オゾン吸着管の内部
上部にオゾン吸着剤が充填されないスペースが発生し、
このスペースを通るオゾンは吸着されない。
て、前記容器は胴部の幅より高さが大きい細長形状と
し、前記オゾン吸着管は容器の下部および上部に近接す
るように上下に蛇行している。オゾン吸着管を格納する
容器は胴部より大きい細長形状となっているので、内部
を蛇行するオゾン吸着管は上下方向の長さを長くするこ
とができ、オゾン吸着剤を確実に充填できる範囲が多く
なる。これによりオゾン吸着率が向上する。
において、前記オゾン吸着物質として純度99%〜10
0%のSiO2 が用いられる。SiO2 99%以上の高
純度のシリカゲルを用いることにより、SiO2 90%
程度の一般のシリカゲルを用いる場合に比べ10倍程度
オゾン吸着率が向上する。
て図面を参照して説明する。図1は本実施の形態が用い
られるオゾン供給装置の構成を示すブロック図である。
オゾン発生器1は放電等により酸素O2 よりオゾンO3
を発生し、酸素と共に排出する。ポンプ2はこのオゾン
と酸素の混合ガスをオゾン吸着容器3に供給する。オゾ
ン吸着容器3はこの混合ガスの内オゾンを吸着する。ま
たこの吸着したオゾンを脱着して放出する。冷凍機4は
オゾン吸着容器3がオゾンを吸着するときオゾン吸着剤
を冷却する冷媒(ブライン)を供給する。希釈タンク5
は脱着したオゾンを所定濃度に希釈するタンクであり、
反応塔6はオゾンを使用して、漂白や殺菌などの処理を
行う装置である。止め弁7a,7bはオゾン吸着作用を
行うループを形成する時、開とし、オゾン脱着作用を行
う時閉となる。止め弁8a,8b,8cはオゾンを脱着
し、希釈して反応塔6へ供給するときのラインを構成す
る止め弁で、オゾン脱着時開となり、オゾン吸着時閉と
なる。流量制御弁9a,9bはキャリアガスとしての窒
素N2 またはドライエアの流量を調整し、流量制御弁9
cはオゾンとキャリアガスの混合気体の流量を制御す
る。圧力調整弁10は脱着したオゾンとキャリアガスの
圧力を調整する。
ン吸着剤に吸着されるオゾン吸着作用の場合、止め弁7
a,7bを開とし、止め弁8a,8b,8cを閉として
オゾン発生器1から発生したオゾンと未反応の酸素の混
合ガスを排出し、これをポンプ2でオゾン吸着容器3へ
送り、オゾン吸着容器3ではオゾンを吸着して酸素はオ
ゾン発生器1へ戻す。
応塔6へ供給するオゾン脱着作用の場合は、止め弁7
a,7bを閉とし、止め弁8a,8b,8cを開とす
る。オゾン脱着時は窒素またはドライエアなどをオゾン
吸着容器3に送り、オゾン吸着剤から脱着したオゾンと
キャリアガスを希釈タンク5に入れる。希釈タンク5で
はさらにキャリアガスで所定の濃度にオゾンを希釈し反
応塔6に送出する。
ゾン吸着容器3は、細長で長さ方向を上下方向にした円
筒容器12と、この円筒容器12内に設けられ、この中
を上下方向に蛇行し、下側にオゾン入口13a、上側に
オゾン出口13bを有するオゾン吸着管13と、円筒容
器12の上側に設けられた冷媒入口14aと下側に設け
られた冷媒出口14bとからなる。オゾン吸着管13内
にはオゾン吸着剤16として高純度のシリカゲルが充填
されている。一般のシリカゲルは純度90〜92%程度
であるが、高純度シリカゲルはSiO2 を99.0%以
上含んだものである。オゾン吸着管13は円筒容器12
の下面にオゾン入口13aを有し、円筒容器12の高さ
方向にわたり、上下方向に蛇行し、円筒容器12の上面
にオゾン出口13bを有している。円筒容器12は冷凍
機4により冷却されるので保冷のため断熱材15で覆わ
れている。
凍機4から送出された冷媒17が円筒容器12内を充満
し、冷媒出口14bより冷凍機4へ戻る。オゾン吸着時
には、オゾン入口13aからオゾンと酸素が矢印Aで示
すように流入し、オゾンはシリカゲルに吸着され、酸素
が矢印Bで示すように排出される。またオゾン脱着時に
はオゾン入口13aからは窒素ガスまたはドライエア等
のキャリアガスが矢印Cで示すように流入し、オゾン出
口13bからこのキャリアガスと脱着したオゾンが矢印
Dで示すように排出される。オゾン吸着、脱着時の運転
条件の一例を示すと、オゾン吸着時オゾン吸着容器3内
の温度は−10℃、ゲージ圧力は8kg/cm2 であ
り、オゾン脱着時は温度は25℃、圧力は大気圧であ
る。
し、冷媒17に十分よく接触するので、内部のシリカゲ
ルは十分冷却され、オゾン吸着が効率よく行われる。ま
た、オゾンは蛇行した長い距離にわたり充填したシリカ
ゲルの間を通ることにより確実に吸着される。シリカゲ
ルとしては高純度(SiO2 が99%以上)のものを用
いるので、一般のシリカゲル(SiO2 の純度90〜9
2%程度)の場合に比べ吸着効率が10倍程度向上す
る。
はオゾン吸着容器内部にオゾン吸着管を蛇行させて配置
することにより、オゾン吸収剤が長い距離にわたり、冷
媒と接触し、十分冷却され、またオゾンと接触して十分
吸着されるので、オゾン吸着効率が向上する。また、オ
ゾン吸着管は上下方向に蛇行するので、オゾン吸着剤が
部分的に充填されない範囲が連続してオゾンが吸着され
ない範囲を生じることを防止できる。また高純度のシリ
カゲルを用いることにより吸着率が大幅に向上する。
示すブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 冷媒を充満する容器と、この容器内を蛇
行し内部にオゾン吸着物質を充填したオゾン吸着管とを
備えたことを特徴とするオゾン吸着容器。 - 【請求項2】 前記オゾン吸着管は、前記容器の下側が
ガス入口となり上下に蛇行し上側がガス出口となってい
ることを特徴とする請求項1記載のオゾン吸着容器。 - 【請求項3】 前記容器は胴部の幅より高さが大きい細
長形状とし、前記オゾン吸着管は容器の下部および上部
に近接するように上下に蛇行していることを特徴とする
請求項2記載のオゾン吸着容器。 - 【請求項4】 前記オゾン吸着物質として純度99%〜
100%のSiO2が用いられることを特徴とする請求
項1ないし3のいずれかに記載のオゾン吸着容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7292544A JPH09132403A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | オゾン吸着容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7292544A JPH09132403A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | オゾン吸着容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09132403A true JPH09132403A (ja) | 1997-05-20 |
Family
ID=17783157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7292544A Pending JPH09132403A (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | オゾン吸着容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09132403A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008007338A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | オゾン濃縮装置 |
-
1995
- 1995-11-10 JP JP7292544A patent/JPH09132403A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008007338A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | オゾン濃縮装置 |
JP4653025B2 (ja) * | 2006-06-27 | 2011-03-16 | 住友重機械工業株式会社 | オゾン濃縮装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050228 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050712 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050905 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060202 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060531 |