JP2008006632A - 紙流れ調整装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】未熟練者でも簡単に調整内容を定めて、用紙の到達タイミングの調整を行えるようにする。オペレータの経験による調整のバラツキが小さく、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得る。
【解決手段】前当てへの用紙の到達タイミングに基づいて紙搬送異常を判断する。紙搬送異常と判断した場合、刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3、差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4を含む調整装置選択画面GA1を表示する。オペレータは、この調整装置選択画面GA1において、前当てへの用紙の到達タイミングの調整を、刷毛・コロ圧の調整によって行うのか、差し板エア吹き圧の調整によって行うのかを選択できる。なお、刷毛・コロ圧や差し板エア吹き圧は、プラスボタンやマイナスボタンの操作により、その設定値を一定値ずつアップ/ダウンして調整することができる。
【選択図】 図18
【解決手段】前当てへの用紙の到達タイミングに基づいて紙搬送異常を判断する。紙搬送異常と判断した場合、刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3、差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4を含む調整装置選択画面GA1を表示する。オペレータは、この調整装置選択画面GA1において、前当てへの用紙の到達タイミングの調整を、刷毛・コロ圧の調整によって行うのか、差し板エア吹き圧の調整によって行うのかを選択できる。なお、刷毛・コロ圧や差し板エア吹き圧は、プラスボタンやマイナスボタンの操作により、その設定値を一定値ずつアップ/ダウンして調整することができる。
【選択図】 図18
Description
この発明は、前当てや横当てなど所定の箇所への用紙の到達タイミングの調整に用いて好適な紙流れ調整装置および方法に関するものである。
従来より、枚葉印刷機では、給紙装置に積まれた用紙を1枚ずつ分離してフィーダボードへ送り、前当てにその用紙を当てて一度停止させた後、横方向に移動させて横当てに当てて左右方向の位置決めを行い、これにより位置決めされた用紙をスイング爪でくわえ、印刷シリンダへ搬送するようにしている。
この枚葉印刷機において、前当てや横当てに用紙が当たるタイミングがずれると、印刷不良が発生する虞れがある。このため、特許文献1では、前当てに用紙が到達するタイミングを検出するようにし、そのタイミングと前当てに用紙が到達すべきタイミング(基準タイミング)とのズレが所定値以上となった場合、紙搬送異常と判断し、警報を出すようにしている。また、特許文献2では、横当てに用紙が到達するタイミングを検出するように、そのタイミングと横当てに用紙が到達すべきタイミング(基準タイミング)とのズレが所定値以上となった場合、紙搬送異常と判断し、警報を出すようにしている。
しかしながら、上述した特許文献1や特許文献2に示された紙流れ警報装置では、前当てや横当てへの用紙の到達タイミングのズレが所定値以上となると、紙搬送異常と判断されて警報が出されるが、実際の到達タイミングの調整はオペレータが経験と勘により手動で行っている。この場合、オペレータは、搬送ベルトへの用紙の接触圧や前当てに用紙を案内するエアの圧力を調整したり、横当てに用紙を移動させる横針の移動量や横針の吸引エアの圧力を調整したりするが、このような調整内容も含めて熟練したオペレータが判断しており、未熟練者による用紙の到達タイミングの調整は難しかった。また、オペレータに微妙な調整が要求され、負担になると共に、オペレータの経験によるバラツキが発生するという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、未熟練者でも簡単に調整内容を定めて、用紙の到達タイミングの調整を行うことが可能な紙流れ調整装置および方法を提供することにある。
また、オペレータの経験による調整のバラツキが小さく、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることが可能な紙流れ調整装置および方法を提供することにある。
また、オペレータの経験による調整のバラツキが小さく、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることが可能な紙流れ調整装置および方法を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、所定の箇所に用紙が到達するタイミングを検出する到達タイミング検出手段と、この到達タイミング検出手段によって検出される用紙の到達タイミングに基づいて紙搬送異常を判断する異常判断手段と、変更可能に定められる設定値に応じて所定の箇所への用紙の到達タイミングを調整する複数の調整手段と、異常判断手段によって紙搬送異常と判断された場合、所定の箇所への用紙の到達タイミングの調整を、複数の調整手段の何れを用いて行うかの選択を可能とする選択スイッチを表示する選択スイッチ表示手段とを設けたものである。なお、本発明は、紙流れ調整装置としてではなく、紙流れ調整方法としても実現することが可能である。
この発明によれば、所定の箇所への用紙の到達タイミングを調整する調整手段が複数設けられ、紙搬送異常と判断されると、所望の調整手段の選択を可能とする選択スイッチが表示される。例えば、本発明において、所定の箇所を前当てとし、前当てへの用紙の到達タイミングを調整する複数の調整手段を「用紙を搬送する際の搬送ベルトへの用紙の接触圧を調整する接触圧調整手段」と「前当てに用紙を案内するエアの圧力を調整するエア圧調整手段」とした場合、「接触圧調整手段」を用いて前当てへの用紙の到達タイミングの調整を行うのか、「エア圧調整手段」を用いて前当てへの用紙の到達タイミングの調整を行うのかの選択スイッチが表示される。この選択スイッチの表示により、オペレータは、前当てへの用紙の到達タイミングの調整を「接触圧調整手段」や「エア圧調整手段」によって行うことができることを知ることができる。また、前当てへの用紙の到達タイミングの調整をどの調整手段を用いて行うかを選択することができる。
また、本発明において、所定の箇所を横当てとし、横当てへの用紙の到達タイミングを調整する複数の調整手段を「横当てに用紙を移動させる横針の移動量を調整する移動量調整手段」と「横針の吸引エアの圧力を調整するエア圧調整手段」とした場合、「移動量調整手段」を用いて横当てへの用紙の到達タイミングの調整を行うのか、「エア圧調整手段」を用いて横当てへの用紙の到達タイミングの調整を行うのかの選択スイッチが表示される。この選択スイッチの表示により、オペレータは、横当てへの用紙の到達タイミングの調整を「移動量調整手段」や「エア圧調整手段」によって行うことができることを知ることができる。また、横当てへの用紙の到達タイミングの調整をどの調整手段を用いて行うかを選択することができる。
本発明において、オペレータは、選択スイッチが表示されると、どの調整手段を用いて用紙の到達タイミングの調整を行うのかを選択する。この場合、選択された調整手段の設定値をプラスボタンやマイナスボタンなどの1操作毎に一定値ずつ変更するようにすれば、用紙の到達タイミングを一定量ずつ調整するようにし、熟練者と未熟練者との差が生じない微妙な調整を簡単に行うことが可能となる。例えば、調整手段として「用紙を搬送する際の搬送ベルトへの用紙の接触圧を調整する接触圧調整手段」を選択した場合、現在定められている接触圧の設定値を1操作毎に一定値ずつ増加させたり、減少させたりする。また、調整手段として「横当てに用紙を移動させる横針の移動量を調整する移動量調整手段」を選択した場合、現在定められている横針の移動量を1操作毎に一定値ずつ増加させたり、減少させたりする。これにより、オペレータの経験による調整のバラツキが小さくなり、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることができるようになる。
本発明によれば、所定の箇所への用紙の到達タイミングを調整する調整手段が複数設けられ、紙搬送異常と判断されると、所望の調整手段の選択を可能とする選択スイッチが表示され、この選択スイッチの表示により、未熟練者でも簡単に調整内容を定めて、用紙の到達タイミングの調整を行うことが可能となる。
また、本発明によれば、選択スイッチによって選択された調整手段の設定値を1操作毎に一定値ずつ変更する設定値変更手段を設けることにより、用紙の到達タイミングを一定量ずつ調整するようにし、熟練者と未熟練者との差が生じない微妙な調整を簡単に行うことが可能となり、オペレータの経験による調整のバラツキが小さく、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることができるようになる。
また、本発明によれば、選択スイッチによって選択された調整手段の設定値を1操作毎に一定値ずつ変更する設定値変更手段を設けることにより、用紙の到達タイミングを一定量ずつ調整するようにし、熟練者と未熟練者との差が生じない微妙な調整を簡単に行うことが可能となり、オペレータの経験による調整のバラツキが小さく、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。以下では、先ず、所定の箇所を前当てとした場合を実施の形態1として説明し、次に所定の箇所を横当てとした場合を実施の形態2として説明する。これらの実施の形態1と2とは、必ずしも単独の装置としなくてもよく、組み合わせた装置としてもよい。
〔実施の形態1〕
図1および図2に実施の形態1の紙流れ調整装置のブロック図を分割して示す。図3にこの紙流れ調整装置が用いられる枚葉印刷機における前当て部の概略を示す。
図3において、1は前当て、2は前当て1の直前に設けられた差し板である。差し板2の左右には、前当て1への用紙3の到達を検出する右側検出器S1および左側検出器S2が内蔵されている。
図1および図2に実施の形態1の紙流れ調整装置のブロック図を分割して示す。図3にこの紙流れ調整装置が用いられる枚葉印刷機における前当て部の概略を示す。
図3において、1は前当て、2は前当て1の直前に設けられた差し板である。差し板2の左右には、前当て1への用紙3の到達を検出する右側検出器S1および左側検出器S2が内蔵されている。
右側検出器S1および左側検出器S2は、ファイバーセンサ(受光素子)とされ、搬送ベルト4に載って流れてくる用紙3が受光部に達すると光が遮断されて、パルス状の出力信号(用紙到達検出信号)を出す。右側検出器S1は前当て1への用紙3の右側の到達を検出すると用紙到達検出信号を出力する。左側検出器S2は前当て1への用紙3の左側の到達を検出すると用紙到達検出信号を出力する。
図3において、MT1は刷毛・コロ圧調整モータであり、刷毛・コロ5に対して設けられている。刷毛・コロ5は、搬送ベルト4に載って流れてくる用紙3の上方に位置し、用紙3を適当な圧力で搬送ベルト4へ押し付けて前当て部へ送る。刷毛・コロ圧調整モータMT1は、刷毛・コロ5の用紙への圧力(刷毛・コロ圧)、すなわち搬送ベルト4への用紙3の接触圧を調整するために設けられており、図4に示すようにホルダ6に収容されている。
ホルダ6内には、刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1が設けられており、刷毛・コロ圧調整モータMT1は指令位置まで刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1を伸縮させて、刷毛・コロ5による搬送ベルト4への用紙3の接触圧を作る。刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1の伸縮量と接触圧は予め校正されているので、刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1の伸縮量を確認しながら、刷毛・コロ圧調整モータMT1の回転量を調整すれば、所望の接触圧を作り出すことができる。
なお、図4において、7はピニオン、8はギア、9はネジであり、ホルダー6はステー10に固定されている。また、刷毛・コロ圧調整モータMT1に対しては刷毛・コロ圧調整モータドライバDR1(図2)が設けられており、刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1に対してはA/D変換器AD1(図2)が設けられている。
図2において、MT2は差し板エア吹き圧調整モータであり、図3に示す電磁弁(差し板エア吹き用流量調整弁)MB1に対して設けられている。差し板エア吹き用流量調整弁MB1は、ブロア11からの差し板2へのエアの供給路に設けられており、差し板エア吹き圧調整モータMT2による開度の調整によって、差し板2から用紙3の搬送路に吹き出されるエア(差し板エア)の圧力を調整する。すなわち、前当て1に用紙3を案内するエアの圧力を調整する。通常の用紙は、差し板エア吹きを必要としないので、差し板エア吹き用流量調整弁MB1は普段は閉状態とされ、癖があって暴れる用紙、薄い用紙の場合、このエア吹きが有用になる。
差し板エア吹き圧調整モータMT2に対しては、差し板エア吹き圧調整モータドライバDR2や差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータPT2が設けられており、差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータPT2に対してはA/D変換器AD2が設けられている。なお、図3において、12は差し板エアの圧力を計測する圧力ゲージである。
図1において、REは本機回転位相検出用ロータリエンコーダであり、本機の回転に伴って所定の回転角度毎(単位回転角度毎)にクロックパルスを発生する。また、本機回転位相検出用ロータリエンコーダREは、本機の回転位相が原点位置に達する毎にゼロパルスを発生する。
G1はゲート開用カウンタ、G2はゲート閉用カウンタ、FFはフリップフロップ回路であり、カウンタG1,G2はいずれもダウンカウンタとされている。CNT1は右側カウンタ、CNT2は左側カウンタ、RAT1は右側カウンタ用ラッチ、RAT2は左側カウンタ用ラッチであり、カウンタCNT1,CNT2はいずれもアップカウンタとされている。
ゲート開用カウンタG1は、本機回転位相検出用ロータリエンコーダREからのゼロパルスによってそのカウント値が設定値C1にセットされ、以降の本機回転位相検出用ロータリエンコーダREからのクロックパルスによりダウンカウントを行い、そのカウント値が0になるとフリップフロップ回路FFにセット信号を送る。
ゲート閉用カウンタG2は、本機回転位相検出用ロータリエンコーダREからのゼロパルスによってそのカウント値が設定値C2(C2>C1)にセットされ、以降の本機回転位相検出用ロータリエンコーダREからのクロックパルスによりダウンカウントを行い、そのカウント値が0になるとフリップフロップ回路FFにリセット信号を送る。
フリップフロップ回路FFは、ゲート開用カウンタG1からのセット信号(ゲートの開タイミング)を受けてカウンタCNT1,CNT2へそのカウント動作を許可するイネーブル信号を送り、ゲート閉用カウンタG2からのリセット信号(ゲートの閉タイミング)を受けてイネーブル信号の送出を停止し、カウンタCNT1,CNT2をカウント動作不許可状態とする。
右側カウンタCNT1は、本機回転位相検出用ロータリエンコーダREからのゼロパルスによってそのカウント値がゼロとされ、フリップフロップ回路FFからイネーブル信号が与えられている間、本機回転位相検出用ロータリエンコーダREからのクロックパルスをカウントする。
左側カウンタCNT2は、本機回転位相検出用ロータリエンコーダREからのゼロパルスによってそのカウント値がゼロとされ、フリップフロップ回路FFからイネーブル信号が与えられている間、本機回転位相検出用ロータリエンコーダREからのクロックパルスをカウントする。
右側カウンタ用ラッチRAT1は、右側検出器S1からの用紙到達検出信号を受けて、その時の右側カウンタCNT1のカウント値を保持する。左側カウンタ用ラッチRAT2は、左側検出器S2からの用紙到達検出信号を受けて、その時の左側カウンタCNT2のカウント値を保持する。
なお、ゲート開用カウンタG1およびゲート閉用カウンタG2に設定されるカウント値C1およびC2は、前当て1に用紙3が到達すべきタイミングを基準タイミングとし、この基準タイミングがゲートの開タイミングと閉タイミングとの中央に位置するようにその値が定められている。
図1において、20はCPU、21はタッチパネル式の表示器、22は入力装置、23は出力装置(フレキシブルディスクドライブ、プリンタ等)である。図2において、24はROM、25はRAM、26は記憶部である。タッチパネル式の表示器21には、後述するように、スタートスイッチSW1、リセットスイッチSW2、刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3、差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4、調整終了ボタンBT1、プラスボタンBT2、マイナスボタンBT3が表示される。
記憶部26には、図5および図6にそのメモリの内容を分割して示すように、メモリM1〜M28が設けられる。M1はカウント値N記憶用メモリ、M2はカウント値L記憶用メモリ、M3は右側カウンタのカウント値記憶用メモリ、M4は左側カウンタのカウント値記憶用メモリ、M5は左右のバラツキ用許容値記憶用メモリ、M6はカウント値M記憶用メモリ、M7は右側カウンタのカウント値の合計値記憶用メモリ、M8は左側カウンタのカウント値の合計値記憶用メモリ、M9は右側カウンタのカウント値の平均値記憶用メモリ、M10は左側カウンタのカウント値の平均値記憶用メモリである。
M11は基準値記憶用メモリ、M12は平均値用許容値記憶用メモリ、M13は右側正規曲線記憶用メモリ、M14は左側正規曲線記憶用メモリ、M15は右側平均値記憶用メモリ、M16は左側平均値記憶用メモリ、M17は右側標準偏差記憶用メモリ、M18は左側標準偏差記憶用メモリである。
M19は刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリ、M20は現在の刷毛・コロ圧記憶用メモリ、M21は刷毛・コロ圧用補正値記憶用メモリ、M22は補正した刷毛・コロ圧記憶用メモリ、M23は刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータに接続されたA/D変換器の目標とする出力記憶用メモリ、M24は差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリ、M25は現在の差し板エア吹き圧記憶用メモリ、M26は差し板エア吹き圧用補正値記憶用メモリ、M27は補正した差し板エア吹き圧記憶用メモリ、M28は差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータに接続されたA/D変換器の目標とする出力記憶用メモリである。
これらのメモリM1〜M28において、メモリM5には前当てへの用紙の到達タイミングの左右のバラツキの許容値がα1として設定され、メモリM11には前当てに用紙が到達すべき基準タイミングに相当する値として基準値XRFが設定され、メモリM12には前当てへの用紙の到達タイミングの平均に対する許容値がα2として設定され、メモリM21には刷毛・コロ圧用の補正値がΔP1として設定され、メモリM26には差し板エア吹き圧用の補正値がΔP2として設定されている。これらの設定値については後述する。
なお、図1および図2において、27〜32は入出力用のインタフェース(I/O)であり、CPU20と各部との間は母線BUSによって結ばれている。CPU20は、インタフェース27〜32を介して与えられる各種入力情報を得て、RAM25や記憶部26にアクセスしながら、ROM24に格納されたプログラムに従って動作する。ROM24には、本実施の形態特有のプログラムとして、オペレータによる紙流れの調整を支援する紙流れ調整支援プログラムが格納されている。なお、この紙流れ調整支援プログラムは、例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録された状態で提供し、この記録媒体から読み出してハードディスクにインストールするようにしてもよい。
以下、図7〜図17に分割して示すフローチャートを用いて、ROM24に格納されている紙流れ調整支援プログラムに従うCPU20の処理動作について説明する。なお、この例では、枚葉印刷機における印刷が既に行われており、表示器21にはスタートスイッチSW1とリセットスイッチSW2が表示されているものとする。
〔異常判断1:前当てへの用紙の到達タイミングの左右のバラツキ〕
オペレータによってスタートスイッチSW1がオンとされると(ステップ101のYES)、CPU20は、メモリM1のカウント値Nを1とする(ステップ102)。このカウント値Nは印刷枚数に対応する。
オペレータによってスタートスイッチSW1がオンとされると(ステップ101のYES)、CPU20は、メモリM1のカウント値Nを1とする(ステップ102)。このカウント値Nは印刷枚数に対応する。
その後、本機の回転に伴ってゲート開用カウンタG1のカウント値が0となると、すなわち本機の原点位置においてそのカウント値が設定値C1にセットされたゲート開用カウンタG1のカウント値が0となると(ステップ103のYES)、CPU20は、メモリM2のカウント値Lを0とする(ステップ104)。なお、ゲート開用カウンタG1のカウント値が0となると、フリップフロップ回路FFへセット信号が与えられ、右側カウンタCNT1および左側カウンタCNT2のカウント動作が開始される。
この状態で、CPU20は、右側検出器S1あるいは左側検出器S2がオンとなるのを待つ(ステップ105〜107)。ここで、例えば、右側検出器S1がオンとなると(ステップ105のYES)、この右側検出器S1のオンにより右側カウンタ用ラッチRAT1が保持した右側カウンタCNT1のカウント値を読み取り、メモリM3のN=1番目の位置に書き込む(ステップ108)。すなわち、ゲート開用カウンタG1のカウント値が0とされてから右側検出器S1がオンとされるまでの間のクロックパルスのカウント数を読み取り、このカウント数を前当て1への1枚目の用紙3の右側の到達タイミングとしてメモリM3に書き込む。そして、メモリM2のカウント値Lに1を加算してL=を1とし(ステップ109)、ステップ110でのNOに応じてステップ105へ戻る。
次に、左側検出器S2がオンとなると(ステップ106のYES)、この左側検出器S2のオンにより左側カウンタ用ラッチRAT2が保持した左側カウンタCNT2のカウント値を読み取り、メモリM4のN=1番目の位置に書き込む(ステップ111)。すなわち、ゲート開用カウンタG1のカウント値が0とされてから左側検出器S2がオンとされるまでの間のクロックパルスのカウント数を読み取り、このカウント数を前当て1への1枚目の用紙3の左側の到達タイミングとしてメモリM4に書き込む。そして、メモリM2のカウント値Lに1を加算してL=2とし(ステップ112)、ステップ110でのYESに応じてステップ116(図8)へ進む。
なお、ゲート開用カウンタG1のカウント値が0になってからゲート閉用カウンタG2のカウント値が0になるまでの間に、右側検出器S1および左側検出器S2の何れか一方あるいは両方がオンとならない場合(ステップ107のYES)、CPU20は、検出エラーの表示を行う(ステップ113)。この場合、オペレータは、リセットスイッチSW2をオンとすることにより(ステップ114のYES)、検出エラーの表示を消して(ステップ115)、紙流れの支援処理を始めからやり直すことができる。
CPU20は、カウント値Lが2となると(ステップ110のYES)、メモリM3よりN=1番目の位置のカウント値(前当てへの1枚目の用紙の右側の到達タイミング)を読み出す(図8:ステップ116)。また、ステップ117において、メモリM4よりN=1番目の位置のカウント値(前当てへの1枚目の用紙の左側の到達タイミング)を読み出す。また、ステップ118において、メモリM5より左右のバラツキ用の許容値α1を読み出す。
そして、メモリM3より読み出したN=1番目の位置のカウント値(前当てへの1枚目の用紙の右側の到達タイミング)とメモリM4より読み出したN=1番目の位置のカウント値(前当てへの1枚目の用紙の左側の到達タイミング)との差の絶対値を求め、この絶対値(左右の到達タイミングの差(左右のバラツキ))が許容値α1以内であるか否かをチェックする(ステップ119)。
ここで、左右の到達タイミングの差が許容値α1を超えていれば(ステップ119のNO)、CPU20は、表示器21に調整装置選択画面および紙流れ異常の警告を表示する(ステップ120)。この例では、表示器21に、調整装置選択画面として、刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3、差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4および調整終了ボタンBT1を含む画面GA1(図18参照)を表示する。
左右の到達タイミングの差が許容値α1以内であれば(ステップ119のYES)、CPU20は、ステップ121のNOに応じてステップ122へ進み、メモリM1のカウント値NをN=N+1=2として、ステップ103(図7)へ戻る。以下、同様にしてステップ103以降の処理を繰り返し、前当て1への用紙3の左右の到達タイミングの差を1枚ずつチェックする。
〔異常判断2:前当てへの用紙の右側および左側の到達タイミングの基準タイミングに対するズレ〕
CPU20は、左右の到達タイミングの差が許容値α1以内の状態が10枚続くと(ステップ121のYES)、メモリM6のカウント値Mを0とする(図9:ステップ123)。また、メモリM7の値を0とする(ステップ124)。そして、メモリM3のN−M(10−0=10)番目の位置のカウント値を読み出し(ステップ125)、メモリM7の値を読み出し(ステップ126)、その合計値を右側カウンタのカウント値の合計値としてメモリM7に上書きする(ステップ127)。
CPU20は、左右の到達タイミングの差が許容値α1以内の状態が10枚続くと(ステップ121のYES)、メモリM6のカウント値Mを0とする(図9:ステップ123)。また、メモリM7の値を0とする(ステップ124)。そして、メモリM3のN−M(10−0=10)番目の位置のカウント値を読み出し(ステップ125)、メモリM7の値を読み出し(ステップ126)、その合計値を右側カウンタのカウント値の合計値としてメモリM7に上書きする(ステップ127)。
そして、メモリM6のカウント値Mに1を加算してM=1とし(ステップ128)、ステップ129のNOに応じてステップ125へ戻り、同様動作を繰り返す。これにより、メモリM3内のN=1番目からN=10番目の位置までのカウント値、すなわち前当て1へのそれまでの10枚の用紙3の右側の到達タイミングが加算され、その合計値がメモリM7に書き込まれる。
そして、CPU20は、この求めた右側カウンタのカウント値の合計値をメモリM7より読み出し(ステップ130)、この読み出した右側カウンタのカウント値の合計値を10で除算することにり、右側カウンタのカウント値の平均値、すなわち前当て1への10枚の用紙3の右側の到達タイミングの平均値を求め、この平均値をメモリM9に書き込む(ステップ131)。
そして、メモリM11から基準値XRFを読み出し(ステップ132)、メモリM12から平均値用の許容値α2を読み出し(ステップ133)、右側カウンタのカウント値の平均値と基準値XRFとの差の絶対値が許容値α2以内であるか否かをチェックする(ステップ134)。
この実施の形態において、基準値XRFは、前当て1に用紙3が到達すべき基準タイミングに相当する値として設定されている。すなわち、ゲート開用カウンタG1のカウント値が0となってから前当て1に用紙3が到達すべき基準タイミングとなるまでのクロックパルスのカウント値として、基準値XRFが設定されている。したがって、右側カウンタのカウント値の平均値と基準値XRFとの差の絶対値は、前当てへの用紙の右側の到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレを表している。
ここで、右側カウンタのカウント値の平均値と基準値XRFとの差の絶対値(前当てへの用紙の右側の到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレ)が許容値α2を超えていれば(ステップ134のNO)、CPU20は、表示器21に調整装置選択画面(図18:GA1)および紙流れ異常の警告を表示する(ステップ135)。
右側カウンタのカウント値の平均値と基準値XRFとの差の絶対値(前当てへの用紙の右側の到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレ)が許容値α2以内であれば(ステップ134のYES)、CPU20は、ステップ136(図10)へ進み、メモリM6のカウント値Mを0とする。また、メモリM8の値を0とする(ステップ137)。そして、メモリM4のN−M(10−0=10)番目の位置のカウント値を読み出し(ステップ138)、メモリM8の値を読み出し(ステップ139)、その合計値を左側カウンタのカウント値の合計値としてメモリM8に上書きする(ステップ140)。
そして、メモリM6のカウント値Mに1を加算してM=1とし(ステップ141)、ステップ142のNOに応じてステップ138へ戻り、同様動作を繰り返す。これにより、メモリM4内のN=1番目からN=10番目の位置までの左側カウンタのカウント値、すなわち前当て1へのそれまでの10枚の用紙3の左側の到達タイミングが加算され、その合計値がメモリM8に書き込まれる。
そして、CPU20は、この求めた左側カウンタのカウント値の合計値をメモリM8より読み出し(ステップ143)、この読み出した左側カウンタのカウント値の合計値を10で除算することにより、左側カウンタのカウント値の平均値、すなわち前当て1への10枚の用紙3の左側の到達タイミングの平均値を求め、この平均値をメモリM10に書き込む(ステップ144)。
そして、メモリM11から基準値XRFを読み出し(ステップ145)、メモリM12から平均値用の許容値α2を読み出し(ステップ146)、左側カウンタのカウント値の平均値と基準値XRFとの差の絶対値(前当てへの用紙の左側の到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレ)が許容値α2以内であるか否かをチェックする(ステップ147)。
ここで、左側カウンタのカウント値の平均値と基準値XRFとの差の絶対値(前当てへの用紙の左側の到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレ)が許容値α2を超えていれば(ステップ147のNO)、CPU20は、表示器21に調整装置選択画面(図18:GA1)および紙流れ異常の警告を表示する(図9:ステップ135)。
左側カウンタのカウント値の平均値と基準値XRFとの差の絶対値(前当てへの用紙の左側の到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレ)が許容値α2以内であれば(ステップ147のYES)、CPU20は、ステップ148のNOに応じてステップ122(図8)へ進み、N=N+1=11とし、ステップ103(図7)以降の処理を繰り返す。これにより、上述と同様にして、1枚ずつ、前当てへの用紙の到達タイミングの左右のバラツキがチェックされ、最新の10枚の用紙について、その用紙の右側および左側の前当てへの到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレがチェックされる。
〔異常判断3:前当てへの用紙の右側および左側の到達タイミングの標準偏差からのズレ〕
CPU20は、正常な紙流れの状態が100枚続くと(図10:ステップ148のYES)、メモリM3内のカウント値より右側正規分布曲線を作成し、この作成した右側正規分布曲線をメモリM13に格納する(ステップ149:図11)。
CPU20は、正常な紙流れの状態が100枚続くと(図10:ステップ148のYES)、メモリM3内のカウント値より右側正規分布曲線を作成し、この作成した右側正規分布曲線をメモリM13に格納する(ステップ149:図11)。
この場合、メモリM3内にはそれまでの100枚の用紙について、右側カウンタ用ラッチRAT1により保持された右側カウンタCNT1のカウント値(前当てへの用紙の右側の到達タイミング)が格納されている。したがって、100枚の用紙をサンプルとし、その用紙の右側の前当てへの到達タイミングの正規分布曲線が作成され、この正規分布曲線が右側正規分布曲線としてメモリM13に格納される。
CPU20は、この作成した右側正規分布曲線より右側平均値と右側標準偏差σ1を求め(ステップ150、151)、メモリM3よりN=100番目の位置のカウント値を読み出し、このN=100番目の位置のカウント値と右側平均値との差の絶対値が右側標準偏差σ1以内であるか否かをチェックする(ステップ153)。
ここで、メモリM3のN=100番目の位置のカウント値と右側平均値との差の絶対値が右側標準偏差σ1を超えていれば(ステップ153のNO)、CPU20は、表示器21に調整装置選択画面(図18:GA1)および紙流れ異常の警告を表示する(ステップ154)。
メモリM3のN=100番目の位置のカウント値と右側平均値との差の絶対値が右側標準偏差σ1以内であれば(ステップ153のYES)、CPU20は、ステップ155へ進み、メモリM4内のカウント値より左側正規分布曲線を作成し、この作成した左側正規分布曲線をメモリM14に格納する。
この場合、メモリM4内にはそれまでの100枚の用紙について、左側カウンタ用ラッチRAT2により保持された左側カウンタCNT2のカウント値(前当てへの用紙の左側の到達タイミング)が格納されている。したがって、100枚の用紙をサンプルとし、その用紙の左側の前当てへの到達タイミングの正規分布曲線が作成され、この正規分布曲線が左側正規分布曲線としてメモリM14に格納される。
CPU20は、この作成した左側正規分布曲線より左側平均値と左側標準偏差σ2を求め(ステップ156、157)、メモリM4よりN=100番目の位置のカウント値を読み出し、このN=100番目の位置のカウント値と左側平均値との差の絶対値が左側標準偏差σ2以内であるか否かをチェックする(ステップ159)。
ここで、メモリM4のN=100番目の位置のカウント値と左側平均値との差の絶対値が左側標準偏差σ2を超えていれば(ステップ159のNO)、CPU20は、表示器21に調整装置選択画面(図18:GA1)および紙流れ異常の警告を表示する(ステップ154)。
メモリM4のN=100番目の位置のカウント値と左側平均値との差の絶対値が左側標準偏差σ2以内であれば(ステップ159のYES)、CPU20は、ステップ122(図8)へ進んで、N=N+1=101とし、ステップ103(図7)以降の処理を繰り返す。これにより、上述と同様にして、1枚ずつ、前当てへの用紙の到達タイミングの左右のバラツキがチェックされ、最新の10枚の用紙について、その用紙の右側および左側の前当てへの到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレがチェックされる。また、1枚ずつ、その用紙の右側および左側の到達タイミングの標準偏差からのズレがチェックされる。
〔紙流れの調整〕
上述した処理中、ステップ120(図8),ステップ135(図9),ステップ154(図11)では、調整装置選択画面および紙流れ異常の警告が表示器21に表示される。この場合、調整装置選択画面には、図18に画面GA1として示されるように、刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3、差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4および調整終了ボタンBT1が現れる。
上述した処理中、ステップ120(図8),ステップ135(図9),ステップ154(図11)では、調整装置選択画面および紙流れ異常の警告が表示器21に表示される。この場合、調整装置選択画面には、図18に画面GA1として示されるように、刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3、差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4および調整終了ボタンBT1が現れる。
オペレータは、この調整装置選択画面GA1中に現れる刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3および差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4により、前当てへの用紙の到達タイミングの調整を「刷毛・コロ圧の調整」や「差し板エア吹き圧の調整」により行うことができることを知ることができる。また、前当てへの用紙の到達タイミングの調整を「刷毛・コロ圧の調整」により行うのか、「差し板エア吹き圧の調整」により行うのかを選択することができる。
〔刷毛・コロ圧の調整〕
オペレータは、前当てへの用紙の到達タイミングの調整を「刷毛・コロ圧の調整」により行いたい場合、調整装置選択画面GA1中の刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3をオンとする。すると、CPU20は、この刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3のオンを確認し(図12:ステップ201のYES)、刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1に接続されたA/D変換器AD1の出力を読み取り(ステップ202)、この読み取ったA/D変換器AD1の出力より現在の刷毛・コロ圧を演算する(ステップ203)。なお、刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1に接続されたA/D変換器AD1の出力はメモリM19に格納し、演算した現在の刷毛・コロ圧はメモリM20に格納する。
オペレータは、前当てへの用紙の到達タイミングの調整を「刷毛・コロ圧の調整」により行いたい場合、調整装置選択画面GA1中の刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3をオンとする。すると、CPU20は、この刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3のオンを確認し(図12:ステップ201のYES)、刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1に接続されたA/D変換器AD1の出力を読み取り(ステップ202)、この読み取ったA/D変換器AD1の出力より現在の刷毛・コロ圧を演算する(ステップ203)。なお、刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1に接続されたA/D変換器AD1の出力はメモリM19に格納し、演算した現在の刷毛・コロ圧はメモリM20に格納する。
そして、表示器21に、刷毛・コロ圧調整画面として、調整終了ボタンBT1、プラスボタンBT2およびマイナスボタンBT3を含む画面GA2(図19参照)を表示し、この刷毛・コロ圧調整画面GA2中の表示部F1にステップ203で演算した現在の刷毛・コロ圧を表示する(ステップ204)。この際、刷毛・コロ圧調整画面GA2において、オペレータは、紙流れの異常状況に応じ、プラスボタンBT2あるいはマイナスボタンBT3を操作する。
〔プラスボタンによる刷毛・コロ圧の調整〕
プラスボタンBT2がオンとされると(ステップ205のYES)、CPU20は、メモリM20より現在の刷毛・コロ圧を読み出し(図13:ステップ209)、メモリM21より刷毛・コロ圧用の補正値ΔP1を読み出し(ステップ210)、現在の刷毛・コロ圧に刷毛・コロ圧用の補正値ΔP1を加算して補正した刷毛・コロ圧とし(ステップ211)、この補正した刷毛・コロ圧をメモリM20に上書きするとともに(ステップ212)、刷毛・コロ圧調整画面GA2中の表示部F1に現在の刷毛・コロ圧として表示する(ステップ213)。
プラスボタンBT2がオンとされると(ステップ205のYES)、CPU20は、メモリM20より現在の刷毛・コロ圧を読み出し(図13:ステップ209)、メモリM21より刷毛・コロ圧用の補正値ΔP1を読み出し(ステップ210)、現在の刷毛・コロ圧に刷毛・コロ圧用の補正値ΔP1を加算して補正した刷毛・コロ圧とし(ステップ211)、この補正した刷毛・コロ圧をメモリM20に上書きするとともに(ステップ212)、刷毛・コロ圧調整画面GA2中の表示部F1に現在の刷毛・コロ圧として表示する(ステップ213)。
また、補正した刷毛・コロ圧より、刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1に接続されたA/D変換器AD1の目標とする出力を演算し(ステップ214)、刷毛・コロ圧調整モータドライバDR1へ正転指令を送る(ステップ215)。これにより、刷毛・コロ圧調整モータMT1が正転し、刷毛・コロ5に対する伸縮力が変わり、搬送ベルト4への用紙3の接触圧がアップする。
CPU20は、刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1に接続されたA/D変換器AD1の出力を読み取り(ステップ216)、このA/D変換器AD1の出力が目標とする出力に達した時点で(ステップ217のYES)、刷毛・コロ圧調整モータMT1の回転を停止させる(ステップ218)。これにより、プラスボタンBT2の1操作で、搬送ベルト4への用紙3の接触圧がΔP1だけアップする。これは、プラスボタンBT2の1操作で、刷毛・コロ圧の設定値がΔP1だけアップされたことを示している。
以下同様にして、プラスボタンBT2をオンとする毎に、刷毛・コロ圧の設定値がΔP1ずつアップして行く。この刷毛・コロ圧の設定値の変更により、前当てへの用紙の到達タイミングが一定量ずつ早くされるものとなり、熟練者と未熟練者との差が生じない微妙な調整を簡単に行うことができるようになる。これにより、オペレータの経験による調整のバラツキが小さくなり、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることができるようになる。
〔マイナスボタンによる刷毛・コロ圧の調整〕
マイナスボタンBT3がオンとされると(図12:ステップ206のYES)、CPU20は、メモリM20より現在の刷毛・コロ圧を読み出し(図14:ステップ219)、メモリM21より刷毛・コロ圧用の補正値ΔP1を読み出し(ステップ220)、現在の刷毛・コロ圧から刷毛・コロ圧用の補正値ΔP1を減算して補正した刷毛・コロ圧とし(ステップ221)、この補正した刷毛・コロ圧をメモリM20に上書きするとともに(ステップ222)、刷毛・コロ圧調整画面GA2中の表示部F1に現在の刷毛・コロ圧として表示する(ステップ223)。
マイナスボタンBT3がオンとされると(図12:ステップ206のYES)、CPU20は、メモリM20より現在の刷毛・コロ圧を読み出し(図14:ステップ219)、メモリM21より刷毛・コロ圧用の補正値ΔP1を読み出し(ステップ220)、現在の刷毛・コロ圧から刷毛・コロ圧用の補正値ΔP1を減算して補正した刷毛・コロ圧とし(ステップ221)、この補正した刷毛・コロ圧をメモリM20に上書きするとともに(ステップ222)、刷毛・コロ圧調整画面GA2中の表示部F1に現在の刷毛・コロ圧として表示する(ステップ223)。
また、補正した刷毛・コロ圧より、刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1に接続されたA/D変換器AD1の目標とする出力を演算し(ステップ224)、刷毛・コロ圧調整モータドライバDR1へ逆転指令を送る(ステップ225)。これにより、刷毛・コロ圧調整モータMT1が逆転し、刷毛・コロ5が作る搬送ベルト4への用紙3の接触圧がダウンする。
CPU20は、刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータPT1に接続されたA/D変換器AD1の出力を読み取り(ステップ226)、このA/D変換器AD1の出力が目標とする出力に達した時点で(ステップ227のYES)、刷毛・コロ圧調整モータMT1の回転を停止させる(ステップ228)。これにより、マイナスボタンBT3の1操作で、搬送ベルト4への用紙3の接触圧がΔP1だけダウンする。これは、マイナスボタンBT3の1操作で、刷毛・コロ圧の設定値がΔP1だけダウンされたことを示している。
以下同様にして、マイナスボタンBT3をオンとする毎に、刷毛・コロ圧の設定値がΔP1ずつダウンして行く。この刷毛・コロ圧の設定値の変更により、前当てへの用紙の到達タイミングが一定量ずつ遅くされるものとなり、熟練者と未熟練者との差が生じない微妙な調整を簡単に行うことができるようになる。これにより、オペレータの経験による調整のバラツキが小さくなり、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることができるようになる。
なお、プラスボタンBT2やマイナスボタンBT3により刷毛・コロ圧の設定値の調整を終えた後は、刷毛・コロ圧調整画面GA2において調整終了ボタンBT1をオンとすることにより(図12:ステップ207のYES)、刷毛・コロ圧調整選択スイッチSW3の選択前の調整装置選択画面GA1(図18)に戻ることができる(ステップ208)。また、この調整装置選択画面GA1において調整終了ボタンBT1をオンとすると(図15:ステップ237のYES)、ステップ122(図8)へ戻り、紙流れの異常判断の処理が再開される。
〔差し板エア吹き圧の調整〕
オペレータは、前当てへの用紙の到達タイミングの調整を「差し板エア吹き圧の調整」により行いたい場合、調整装置選択画面GA1中の差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4をオンとする。すると、CPU20は、この差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4のオンを確認し(図15:ステップ229のYES)、差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータPT2に接続されたA/D変換器AD2の出力を読み取り(ステップ230)、この読み取ったA/D変換器AD2の出力より現在の差し板エア吹き圧を演算する(ステップ231)。なお、差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータPT2に接続されたA/D変換器AD2の出力はメモリM24に格納し、演算した現在の差し板エア吹き圧はメモリM25に格納する。
オペレータは、前当てへの用紙の到達タイミングの調整を「差し板エア吹き圧の調整」により行いたい場合、調整装置選択画面GA1中の差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4をオンとする。すると、CPU20は、この差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4のオンを確認し(図15:ステップ229のYES)、差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータPT2に接続されたA/D変換器AD2の出力を読み取り(ステップ230)、この読み取ったA/D変換器AD2の出力より現在の差し板エア吹き圧を演算する(ステップ231)。なお、差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータPT2に接続されたA/D変換器AD2の出力はメモリM24に格納し、演算した現在の差し板エア吹き圧はメモリM25に格納する。
そして、表示器21に、差し板エア吹き圧調整画面として、調整終了ボタンBT1、プラスボタンBT2およびマイナスボタンBT3を含む画面GA3(図20参照)を表示し、この差し板エア吹き圧調整画面GA3中の表示部F2にステップ231で演算した現在の差し板エア吹き圧を表示する(ステップ232)。この差し板エア吹き圧調整画面GA3において、オペレータは、紙流れの異常状況に応じ、プラスボタンBT2あるいはマイナスボタンBT3を操作する。
〔プラスボタンによる差し板エア吹き圧の調整〕
プラスボタンBT2がオンとされると(ステップ233のYES)、CPU20は、メモリM25より現在の差し板エア吹き圧を読み出し(図16:ステップ238)、メモリM26より差し板エア吹き圧用の補正値ΔP2を読み出し(ステップ239)、現在の差し板エア吹き圧に差し板エア吹き圧用の補正値ΔP2を加算して補正した差し板エア吹き圧とし(ステップ240)、この補正した差し板エア吹き圧をメモリM25に上書きするとともに(ステップ241)、差し板エア吹き圧調整画面GA3中の表示部F2に現在の差し板エア吹き圧として表示する(ステップ242)。
プラスボタンBT2がオンとされると(ステップ233のYES)、CPU20は、メモリM25より現在の差し板エア吹き圧を読み出し(図16:ステップ238)、メモリM26より差し板エア吹き圧用の補正値ΔP2を読み出し(ステップ239)、現在の差し板エア吹き圧に差し板エア吹き圧用の補正値ΔP2を加算して補正した差し板エア吹き圧とし(ステップ240)、この補正した差し板エア吹き圧をメモリM25に上書きするとともに(ステップ241)、差し板エア吹き圧調整画面GA3中の表示部F2に現在の差し板エア吹き圧として表示する(ステップ242)。
また、補正した差し板エア吹き圧より、差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータPT2に接続されたA/D変換器AD2の目標とする出力を演算し(ステップ243)、差し板エア吹き圧調整モータドライバDR2へ正転指令を送る(ステップ244)。これにより、差し板エア吹き圧調整モータMT2が正転し、差し板エア吹き用流量調整弁MB1の開度が変わり、差し板2から吹き出されるエアの圧力がアップする。
CPU20は、差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータPT2に接続されたA/D変換器AD2の出力を読み取り(ステップ245)、このA/D変換器AD2の出力が目標とする出力に達した時点で(ステップ246のYES)、差し板エア吹き圧調整モータMT2の回転を停止させる(ステップ247)。これにより、プラスボタンBT2の1操作で、差し板2から吹き出されるエアの圧力がΔP2だけアップする。これは、プラスボタンBT2の1操作で、差し板エア吹き圧の設定値がΔP2だけアップされたことを示している。
以下同様にして、プラスボタンBT2をオンとする毎に、差し板エア吹き圧の設定値がΔP2ずつアップして行く。この差し板エア吹き圧の設定値の変更により、前当てへの用紙の到達タイミングが一定量ずつ早くされるものとなり、熟練者と未熟練者との差が生じない微妙な調整を簡単に行うことができるようになる。これにより、オペレータの経験による調整のバラツキが小さくなり、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることができるようになる。
〔マイナスボタンによる差し板エア吹き圧の調整〕
マイナスボタンBT3がオンとされると(図15:ステップ234のYES)、CPU20は、メモリM25より現在の差し板エア吹き圧を読み出し(図17:ステップ248)、メモリM26より差し板エア吹き圧用の補正値ΔP2を読み出し(ステップ249)、現在の差し板エア吹き圧から差し板エア吹き圧用の補正値ΔP2を減算して補正した差し板エア吹き圧とし(ステップ250)、この補正した差し板エア吹き圧をメモリM25に上書きするとともに(ステップ251)、差し板エア吹き圧調整画面GA3中の表示部F2に現在の差し板エア吹き圧として表示する(ステップ252)。
マイナスボタンBT3がオンとされると(図15:ステップ234のYES)、CPU20は、メモリM25より現在の差し板エア吹き圧を読み出し(図17:ステップ248)、メモリM26より差し板エア吹き圧用の補正値ΔP2を読み出し(ステップ249)、現在の差し板エア吹き圧から差し板エア吹き圧用の補正値ΔP2を減算して補正した差し板エア吹き圧とし(ステップ250)、この補正した差し板エア吹き圧をメモリM25に上書きするとともに(ステップ251)、差し板エア吹き圧調整画面GA3中の表示部F2に現在の差し板エア吹き圧として表示する(ステップ252)。
また、補正した差し板エア吹き圧より、差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータPT2に接続されたA/D変換器AD2の目標とする出力を演算し(ステップ253)、差し板エア吹き圧調整モータドライバDR2へ逆転指令を送る(ステップ254)。これにより、差し板エア吹き圧調整モータMT2が逆転し、差し板エア吹き用流量調整弁MB1の開度が変わり、差し板2から吹き出されるエアの圧力がダウンする。
CPU20は、差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータPT2に接続されたA/D変換器AD2の出力を読み取り(ステップ255)、このA/D変換器AD2の出力が目標とする出力に達した時点で(ステップ256のYES)、差し板エア吹き圧調整モータMT2の回転を停止させる(ステップ257)。これにより、マイナスボタンBT3の1操作で、差し板2から吹き出されるエアの圧力がΔP2だけダウンする。これは、マイナスボタンBT3の1操作で、差し板エア吹き圧の設定値がΔP2だけダウンされたことを示している。
以下同様にして、マイナスボタンBT3をオンとする毎に、差し板エア吹き圧の設定値がΔP2ずつダウンして行く。この差し板エア吹き圧の設定値の変更により、前当てへの用紙の到達タイミングが一定量ずつ遅くされるものとなり、熟練者と未熟練者との差が生じない微妙な調整を簡単に行うことができるようになる。これにより、オペレータの経験による調整のバラツキが小さくなり、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることができるようになる。
なお、プラスボタンBT2やマイナスボタンBT3により差し板エア吹き圧の設定値の調整を終えた後は、差し板エア吹き圧調整画面GA3において調整終了ボタンBT1をオンとすることにより(図15:ステップ235のYES)、差し板エア吹き圧調整選択スイッチSW4の選択前の調整装置選択画面(図18:GA1)に戻ることができる(ステップ236)。また、この調整装置選択画面GA1において調整終了ボタンBT1をオンとすると(ステップ237のYES)、ステップ122(図8)へ戻り、紙流れの異常判断の処理が再開される。
〔実施の形態2〕
図21および図22に実施の形態2の紙流れ調整装置のブロック図を分割して示す。図23にこの紙流れ調整装置が用いられる枚葉印刷機における横当て部の概略を示す。
図21および図22に実施の形態2の紙流れ調整装置のブロック図を分割して示す。図23にこの紙流れ調整装置が用いられる枚葉印刷機における横当て部の概略を示す。
図23において、12(12−1,12−2)は横当てであり、13(13−1,13−2)は横針である。右側の横当て12−1に対しては、この右側の横当て12−1への用紙3の到達を検出する右側検出器S3が設けられており、左側の横当て12−2に対しては、この左側の横当て12−2への用紙3の到達を検出する左側検出器S4が設けられている。
右側の横針13−1は、用紙3を吸引しながら、用紙3の側部を右側の横当て12−1へ移動(スライド)させる。左側の横針13−2は、用紙3を吸引しながら、用紙3の側部を左側の横当て12−2へ移動(スライド)させる。右側の横針13−1と左側の横針13−2の何れを用いるかは印刷状態によって異なる。例えば、両面印刷を行う場合、表面側では右側の横針13−1を用い、裏面側では左側の横針13−2を用いる。
図22において、MT3は横針スライド量調整モータであり、横当て12へ用紙3を移動させる際の横針13のスライド量(横針スライド量)を調整するために設けられている。横針スライド量調整モータMT3に対しては、横針スライド量調整モータドライバDR3や横針スライド量調整モータ用ポテンショメータPT3が設けられており、横針スライド量調整モータ用ポテンショメータPT3に対してはA/D変換器AD3が設けられている。これらによって横針の移動量を調整する移動量調整手段が構成されている。この横針の移動量調整手段は、右側の横針13−1と左側の横針13−2に対して個々に設けてもよいが、本実施の形態では兼用させている。
図22において、MT4は横針吸引エア圧調整モータであり、横当て12へ用紙3を移動させる際の横針13の吸引エアの圧力を調整するために設けられている。横針吸引エア圧調整モータMT4に対しては、横針吸引エア用流量調整弁MB2、横針吸引エア圧調整モータドライバDR4および横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータPT4が設けられており、横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータPT4に対してはA/D変換器AD4が設けられている。これらによって横針の吸引エアの圧力を調整するエア圧調整手段が構成されている。この横針のエア圧調整手段は、右側の横針13−1と左側の横針13−2に対して個々に設けてもよいが、本実施の形態では兼用させている。
図21において、CNTはカウンタ、AND1は右側検出器用アンド回路、AND2は左側検出器用アンド回路、RATはカウンタ用ラッチであり、カウンタCNTはアップカウンタとされている。カウンタCNTは、本機回転位相検出用ロータリエンコーダREからのゼロパルスによってそのカウント値がゼロとされ、フリップフロップ回路FFからイネーブル信号が与えられている間、本機回転位相検出用ロータリエンコーダREからのクロックパルスをカウントする。カウンタ用ラッチRATは、右側検出器用アンド回路AD1を介する右側検出器S3からの用紙到達検出信号を受けて、或いは左側検出器用アンド回路AD2を介する左側検出器S4からの用紙到達検出信号を受けて、カウンタCNTのカウント値を保持する。
なお、本機回転位相検出用ロータリエンコーダRE、ゲート開用カウンタG1、ゲート閉用カウンタG2、フリップフロップ回路FFについては、実施の形態1と同様の動作を行うためにその説明は省略するが、本実施の形態において、ゲート開用カウンタG1およびゲート閉用カウンタG2にセットされるカウント値C1およびC2は、横当て12に用紙3が到達すべきタイミングを基準タイミングとし、この基準タイミングがゲートの開タイミングと閉タイミングとの中央に位置するようにその値が定められている。
図21において、20はCPU、21はタッチパネル式の表示器、22は入力装置、23は出力装置である。図22において、24はROM、25はRAM、26は記憶部である。タッチパネル式の表示器21には、後述するように、スタートスイッチSW1、リセットスイッチSW2、右側横針選択スイッチSW5、左側横針選択スイッチSW6、横針スライド量調整選択スイッチSW7、横針吸引エア圧調整選択スイッチSW8、調整終了ボタンBT1、プラスボタンBT2、マイナスボタンBT3が表示される。
記憶部26には、図24および図25にそのメモリの内容を分割して示すように、メモリM31〜M51が設けられる。M31は選択横針記憶用メモリ、M32はカウント値N記憶用メモリ、M33はカウンタのカウント値記憶用メモリ、M34はカウント値M記憶用メモリ、M35はカウンタのカウント値の合計値記憶用メモリ、M36はカウンタのカウント値の平均値記憶用メモリ、M37は基準値記憶用メモリ、M38は平均値用許容値記憶用メモリ、M39は正規分布曲線記憶用メモリ、M40は平均値記憶用メモリ、M41は標準偏差記憶用メモリ、M42は横針スライド量調整モータ用ポテンショメータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリである。
M43は現在の横針スライド量記憶用メモリ、M44は横針スライド量用補正値記憶用メモリ、M45は補正した横針スライド量記憶用メモリ、M46は横針スライド量調整モータ用ポテンショメータに接続されたA/D変換器の目標とする出力記憶用メモリ、M47は横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータに接続されたA/D変換器の出力記憶用メモリ、M48は現在の横針吸引エア圧記憶用メモリ、M49は横針吸引エア圧用補正値記憶用メモリ、M50は補正した横針吸引エア圧記憶用メモリ、M51は横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータに接続されたA/D変換器の目標とする出力記憶用メモリである。
これらのメモリM31〜M51において、メモリM37には横当てに用紙が到達すべき基準タイミングに相当する値として基準値YRFが設定され、メモリM38には横当てへの用紙の到達タイミングの平均に対する許容値がβ1として設定され、メモリM44には横針スライド量用の補正値がΔSとして設定され、メモリM49には横針吸引エア圧用の補正値がΔP3として設定されている。これらの設定値については後述する。
以下、図26〜図35に分割して示すフローチャートを用いて、ROM24に格納されている紙流れ調整支援プログラムに従うCPU20の処理動作について説明する。なお、この例では、枚葉印刷機における印刷が既に行われており、表示器21にはスタートスイッチSW1、リセットスイッチSW2、右側横針選択スイッチSW5および左側横針選択スイッチSW6が表示されているものとする。
〔異常判断1:横当てへの用紙の到達タイミングの基準タイミングに対するズレ〕
オペレータは、現在の印刷状況に応じ、右側の横針12−1が用いられていれば右側横針選択スイッチSW5をオンとし、左側の横針12−2が用いられていれば左側横針選択スイッチSW6をオンとする。以下では、右側横針選択スイッチSW5をオンとし、これに続いてスタートスイッチSW1をオンとした場合を例にとって説明する。
オペレータは、現在の印刷状況に応じ、右側の横針12−1が用いられていれば右側横針選択スイッチSW5をオンとし、左側の横針12−2が用いられていれば左側横針選択スイッチSW6をオンとする。以下では、右側横針選択スイッチSW5をオンとし、これに続いてスタートスイッチSW1をオンとした場合を例にとって説明する。
右側横針選択スイッチSW5がオンとされると(ステップ302のYES)、CPU20は、メモリM31に「1」を書き込む(ステップ304)。そして、これに続く、スタートスイッチSW1のオンにより(ステップ301のYES)、メモリM31の内容を読み出す(ステップ306)。この場合、メモリM31の内容は「1」であるので、CPU20は、ステップ307のYESに応じてステップ308へ進み、右側検出器用アンド回路AND1に「1」レベルの信号を出力する。
なお、メモリM31の内容が「2」であれば、すなわちステップ303において左側横針選択スイッチSW6がオンとされ、ステップ305においてメモリM31に「2」が書き込まれていれば、ステップ307のNO、ステップ309のYESに応じてステップ310へ進み、左側検出器用アンド回路AND2に「1」レベルの信号を出力する。
また、メモリM31の内容が「1」でも「2」でもなければ(ステップ307,309のNO)、横針選択エラーの表示を行う(ステップ311)。 この場合、オペレータは、リセットスイッチSW2をオンとすることにより(ステップ312のYES)、横針選択エラーの表示を消して(ステップ313)、紙流れの支援処理を始めからやり直すことができる。
CPU20は、ステップ308で右側検出器用アンド回路AND1に「1」レベルの信号を出力した後、メモリM32のカウント値Nを1とする(図27:ステップ314)。このカウント値Nは印刷枚数に対応する。この後、本機の回転に伴ってゲート開用カウンタG1のカウント値が0となると、すなわち本機の原点位置においてそのカウント値がC1にセットされたゲート開用カウンタG1のカウント値が0となると(ステップ315のYES)、右側検出器S3あるいは左側検出器S4(この例では、右側検出器S3)がオンとなるのを待つ(ステップ316〜317)。なお、ゲート開用カウンタG1のカウント値が0となると、フリップフロップ回路FFへセット信号が与えられ、カウンタCNTのカウント動作が開始される。
ここで、右側検出器S3がオンとなると(ステップ316のYES)、CPU20は、この右側検出器S1のオンによりカウンタ用ラッチRATが保持したカウンタCNTのカウント値を読み取り、メモリM33のN=1番目の位置に書き込む(ステップ318)。すなわち、ゲート開用カウンタG1のカウント値が0とされてから右側検出器S3がオンとされるまでの間のクロックパルスの数を読み取り、このクロックパルス数を横当て12−1への1枚目の用紙3の到達タイミングとしてメモリM33に書き込む。そして、ステップ319のNOに応じてステップ320へ進み、メモリM32のカウント値NをN=N+1=2として、ステップ315へ戻る。以下、同様にしてステップ315以降の処理を繰り返し、横当て12−1への用紙3の到達タイミングをメモリM33に書き込んで行く。
なお、ゲート開用カウンタG1のカウント値が0になってからゲート閉用カウンタG2のカウント値が0になるまでの間に、右側検出器S3および左側検出器S4の何れもオンとされない場合(ステップ317のYES)、CPU20は、検出エラーの表示を行う(ステップ321)。この場合、オペレータは、リセットスイッチSW2をオンとすることにより(ステップ322のYES)、検出エラーの表示を消して(ステップ323)、紙流れの支援処理を始めからやり直すことができる。
CPU20は、メモリM32のカウント値Nが10となると(ステップ319のYES)、メモリM34のカウント値Mを0とする(図28:ステップ324)。また、メモリM35の値を0とする(ステップ325)。そして、メモリM33のN−M(10−0=10)番目の位置のカウント値を読み出し(ステップ326)、メモリM35の値を読み出し(ステップ327)、その合計値をカウンタのカウント値の合計値としてメモリM35に上書きする(ステップ328)。
そして、メモリM34のカウント値Mに1を加算してM=1とし(ステップ329)、ステップ330のNOに応じてステップ326へ戻り、同様動作を繰り返す。これにより、メモリM33内のN=1番目からN=10番目の位置までのカウンタのカウント値、すなわち横当て12−1へのそれまでの10枚の用紙3の到達タイミングが加算され、その合計値がメモリM35に書き込まれる。
そして、CPU20は、この求めたカウンタのカウント値の合計値をメモリM35より読み出し(ステップ331)、この読み出したカウンタのカウント値の合計値を10で除算することにより、カウンタのカウント値の平均値、すなわち横当て12−1への10枚の用紙3の到達タイミングの平均値を求め、この平均値をメモリM36に書き込む(ステップ332)。
そして、メモリM37から基準値YRFを読み出し(ステップ333)、メモリM38から平均値用の許容値β1を読み出し(ステップ334)、カウンタのカウント値の平均値と基準値YRFとの差の絶対値が許容値β1以内であるか否かをチェックする(図29:ステップ335)。
この実施の形態において、基準値YRFは、横当て12に用紙3が到達すべき基準タイミングに相当する値として設定されている。すなわち、ゲート開用カウンタG1のカウント値が0となってから横当て12に用紙3が到達すべき基準タイミングとなるまでのクロックパルスのカウント値として、基準値YRFが設定されている。したがって、カウンタのカウント値の平均値と基準値YRFとの差の絶対値は、横当て12への用紙3の到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレを表している。
ここで、カウンタのカウント値の平均値と基準値YRFとの差の絶対値(横当てへの用紙の到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレ)が許容値β1を超えていれば(ステップ335のNO)、CPU20は、表示器21に調整装置選択画面および紙流れ異常の警告を表示する(ステップ336)。この例では、表示器21に、調整装置選択画面として、横針スライド量調整選択スイッチSW7、横針吸引エア圧調整選択スイッチSW8および調整終了ボタンBT1を含む画面GB1(図36参照)を表示する。
〔異常判断2:横当てへの用紙の到達タイミングの標準偏差からのズレ〕
CPU20は、カウンタのカウント値の平均値と基準値YRFとの差の絶対値(横当てへの用紙の到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレ)が許容値β1以内であれば(ステップ335のYES)、メモリM33内のカウント値より正規分布曲線を作成し、この作成した正規分布曲線をメモリM39に格納する(ステップ335)。
CPU20は、カウンタのカウント値の平均値と基準値YRFとの差の絶対値(横当てへの用紙の到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレ)が許容値β1以内であれば(ステップ335のYES)、メモリM33内のカウント値より正規分布曲線を作成し、この作成した正規分布曲線をメモリM39に格納する(ステップ335)。
この場合、メモリM33内にはそれまでの10枚の用紙について、カウンタ用ラッチRATにより保持されたカウンタCNTのカウント値(横当てへの用紙の到達タイミング)が格納されている。したがって、10枚の用紙をサンプルとし、その用紙の横当てへの到達タイミングの正規分布曲線が作成され、この正規分布曲線がメモリM39に格納される。
そして、CPU20は、この作成した正規分布曲線より平均値と標準偏差σを求め(ステップ338、339)、メモリM33よりN=10番目の位置のカウント値を読み出し(ステップ340)、このN=10番目の位置のカウント値と平均値との差の絶対値が標準偏差σ以内であるか否かをチェックする(ステップ341)。
ここで、メモリM33のN=10番目の位置のカウント値と平均値との差の絶対値が標準偏差σを超えていれば(ステップ341のNO)、CPU20は、表示器21に調整装置選択画面(図36:GB1)および紙流れ異常の警告を表示する(ステップ342)。
メモリM33のN=10番目の位置のカウント値と平均値との差の絶対値が標準偏差σ以内であれば(ステップ341のYES)、CPU20は、N=N+1=11とし(図27:ステップ320)、ステップ315以降の処理を繰り返す。これにより、上述と同様にして、1枚ずつ、最新の10枚の用紙について、その用紙の横当てへの到達タイミングの平均値の基準タイミングに対するズレがチェックされる。また、1枚ずつ、その用紙の横当てへの到達タイミングの標準偏差からのズレがチェックされる。
〔紙流れの調整〕
上述した処理中、ステップ336,ステップ342(図29)では、調整装置選択画面および紙流れ異常の警告が表示器21に表示される。この場合、調整装置選択画面には、図36に画面GB1として示されるように、横針スライド量調整選択スイッチSW7、横針吸引エア圧調整選択スイッチSW8および調整終了ボタンBT1が現れる。
上述した処理中、ステップ336,ステップ342(図29)では、調整装置選択画面および紙流れ異常の警告が表示器21に表示される。この場合、調整装置選択画面には、図36に画面GB1として示されるように、横針スライド量調整選択スイッチSW7、横針吸引エア圧調整選択スイッチSW8および調整終了ボタンBT1が現れる。
オペレータは、この調整装置選択画面GB1中に現れる横針スライド量調整選択スイッチSW7および横針吸引エア圧調整選択スイッチSW8により、横当てへの用紙の到達タイミングの調整を「横針スライド量の調整」や「横針吸引エア圧の調整」により行うことができることを知ることができる。また、横当てへの用紙の到達タイミングの調整を「横針スライド量の調整」により行うのか、「横針吸引エア圧の調整」により行うのかを選択することができる。
〔横針スライド量の調整〕
オペレータは、横当てへの用紙の到達タイミングの調整を「横針スライド量の調整」により行いたい場合、調整装置選択画面GB1中の横針スライド量調整選択スイッチSW7をオンとする。すると、CPU20は、この横針スライド量調整選択スイッチSW7のオンを確認し(図30:ステップ401のYES)、横針スライド量調整モータ用ポテンショメータPT3に接続されたA/D変換器AD3の出力を読み取り(ステップ402)、この読み取ったA/D変換器AD3の出力より現在の横針スライド量を演算する(ステップ403)。なお、横針スライド量調整モータ用ポテンショメータPT3に接続されたA/D変換器AD3の出力はメモリM42に格納し、演算した現在の横針スライド量はメモリM43に格納する。
オペレータは、横当てへの用紙の到達タイミングの調整を「横針スライド量の調整」により行いたい場合、調整装置選択画面GB1中の横針スライド量調整選択スイッチSW7をオンとする。すると、CPU20は、この横針スライド量調整選択スイッチSW7のオンを確認し(図30:ステップ401のYES)、横針スライド量調整モータ用ポテンショメータPT3に接続されたA/D変換器AD3の出力を読み取り(ステップ402)、この読み取ったA/D変換器AD3の出力より現在の横針スライド量を演算する(ステップ403)。なお、横針スライド量調整モータ用ポテンショメータPT3に接続されたA/D変換器AD3の出力はメモリM42に格納し、演算した現在の横針スライド量はメモリM43に格納する。
そして、表示器21に、横針スライド量調整画面として、調整終了ボタンBT1、プラスボタンBT2およびマイナスボタンBT3を含む画面GB2(図37参照)を表示し、この横針スライド量調整画面GB2中の表示部F3にステップ403で演算した現在の横針スライド量を表示する(ステップ404)。この横針スライド量調整画面GB2において、オペレータは、紙流れの異常状況に応じ、プラスボタンBT2あるいはマイナスボタンBT3を操作する。
〔プラスボタンによる横針スライド量の調整〕
プラスボタンBT2がオンとされると(ステップ405のYES)、CPU20は、メモリM43より現在の横針スライド量を読み出し(図31:ステップ409)、メモリM44より横針スライド量用の補正値ΔSを読み出し(ステップ410)、現在の横針スライド量に横針スライド量用の補正値ΔSを加算して補正した横針スライド量とし(ステップ411)、この補正した横針スライド量をメモリM43に上書きするとともに(ステップ412)、横針スライド量調整画面GB2中の表示部F3に現在の横針スライド量として表示する(ステップ413)。
プラスボタンBT2がオンとされると(ステップ405のYES)、CPU20は、メモリM43より現在の横針スライド量を読み出し(図31:ステップ409)、メモリM44より横針スライド量用の補正値ΔSを読み出し(ステップ410)、現在の横針スライド量に横針スライド量用の補正値ΔSを加算して補正した横針スライド量とし(ステップ411)、この補正した横針スライド量をメモリM43に上書きするとともに(ステップ412)、横針スライド量調整画面GB2中の表示部F3に現在の横針スライド量として表示する(ステップ413)。
また、補正した横針スライド量より、横針スライド量調整モータ用ポテンショメータPT3に接続されたA/D変換器AD3の目標とする出力を演算し(ステップ414)、横針スライド量調整モータドライバDR3へ正転指令を送る(ステップ415)。これにより、横針スライド量調整モータMT3が正転し、横針のスライド量が長くなる。
CPU20は、横針スライド量調整モータ用ポテンショメータPT3に接続されたA/D変換器AD3の出力を読み取り(ステップ416)、このA/D変換器AD3の出力が目標とする出力に達した時点で(ステップ417のYES)、横針スライド量調整モータMT3の回転を停止させる(ステップ418)。これにより、プラスボタンBT2の1操作で、横針スライド量がΔSだけ長くなる。これは、プラスボタンBT2の1操作で、横針スライド量の設定値がΔSだけアップされたことを示している。
以下同様にして、プラスボタンBT2をオンとする毎に、横針スライド量の設定値がΔSずつアップして行く。この横針スライド量の設定値の変更により、横当てへの用紙の到達タイミングが一定量ずつ早くされるものとなり、熟練者と未熟練者との差が生じない微妙な調整を簡単に行うことができるようになる。これにより、オペレータの経験による調整のバラツキが小さくなり、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることができるようになる。
〔マイナスボタンによる横針スライド量の調整〕
マイナスボタンBT3がオンとされると(図30:ステップ406のYES)、CPU20は、メモリM43より現在の横針スライド量を読み出し(図32:ステップ419)、メモリM44より横針スライド量用の補正値ΔSを読み出し(ステップ420)、現在の横針スライド量から横針スライド量用の補正値ΔSを減算して補正した横針スライド量とし(ステップ421)、この補正した横針スライド量をメモリM43に上書きするとともに(ステップ422)、横針スライド量調整画面GB2中の表示部F3に現在の横針スライド量として表示する(ステップ423)。
マイナスボタンBT3がオンとされると(図30:ステップ406のYES)、CPU20は、メモリM43より現在の横針スライド量を読み出し(図32:ステップ419)、メモリM44より横針スライド量用の補正値ΔSを読み出し(ステップ420)、現在の横針スライド量から横針スライド量用の補正値ΔSを減算して補正した横針スライド量とし(ステップ421)、この補正した横針スライド量をメモリM43に上書きするとともに(ステップ422)、横針スライド量調整画面GB2中の表示部F3に現在の横針スライド量として表示する(ステップ423)。
また、補正した横針スライド量より、横針スライド量調整モータ用ポテンショメータPT3に接続されたA/D変換器AD3の目標とする出力を演算し(ステップ424)、横針スライド量調整モータドライバDR3へ逆転指令を送る(ステップ425)。これにより、横針スライド量調整モータMT3が逆転し、横針のスライド量が短くなる。
CPU20は、横針スライド量調整モータ用ポテンショメータPT3に接続されたA/D変換器AD3の出力を読み取り(ステップ426)、このA/D変換器AD3の出力が目標とする出力に達した時点で(ステップ427のYES)、横針スライド量調整モータMT3の回転を停止させる(ステップ428)。これにより、マイナスボタンBT3の1操作で、横針スライド量がΔSだけ短くなる。これは、マイナスボタンBT3の1操作で、横針スライド量の設定値がΔSだけダウンされたことを示している。
以下同様にして、マイナスボタンBT3をオンとする毎に、横針スライド量の設定値がΔSずつダウンして行く。この横針スライド量の設定値の変更により、横当てへの用紙の到達タイミングが一定量ずつ遅くされるものとなり、熟練者と未熟練者との差が生じない微妙な調整を簡単に行うことができるようになる。これにより、オペレータの経験による調整のバラツキが小さくなり、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることができるようになる。
なお、プラスボタンBT2やマイナスボタンBT3により横針スライド量の設定値の調整を終えた後は、横針スライド量調整画面GB2において調整終了ボタンBT1をオンとすることにより(図30:ステップ407のYES)、横針スライド量調整選択スイッチSW7の選択前の調整装置選択画面GB1(図35)に戻ることができる(ステップ408)。また、この調整装置選択画面GB1において調整終了ボタンBT1をオンとすると(図33:ステップ437のYES)、ステップ320(図27)へ戻り、紙流れの異常判断の処理が再開される。
〔横針吸引エア圧の調整〕
オペレータは、横当てへの用紙の到達タイミングの調整を「横針吸引エア圧の調整」により行いたい場合、調整装置選択画面GB1中の横針吸引エア圧調整選択スイッチSW8をオンとする。すると、CPU20は、この横針吸引エア圧調整選択スイッチSW8のオンを確認し(図33:ステップ429のYES)、横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータPT4に接続されたA/D変換器AD4の出力を読み取り(ステップ430)、この読み取ったA/D変換器AD4の出力より現在の横針吸引エア圧を演算する(ステップ431)。なお、横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータPT4に接続されたA/D変換器AD4の出力はメモリM47に格納し、演算した現在の横針吸引エア圧はメモリM48に格納する。
オペレータは、横当てへの用紙の到達タイミングの調整を「横針吸引エア圧の調整」により行いたい場合、調整装置選択画面GB1中の横針吸引エア圧調整選択スイッチSW8をオンとする。すると、CPU20は、この横針吸引エア圧調整選択スイッチSW8のオンを確認し(図33:ステップ429のYES)、横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータPT4に接続されたA/D変換器AD4の出力を読み取り(ステップ430)、この読み取ったA/D変換器AD4の出力より現在の横針吸引エア圧を演算する(ステップ431)。なお、横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータPT4に接続されたA/D変換器AD4の出力はメモリM47に格納し、演算した現在の横針吸引エア圧はメモリM48に格納する。
そして、表示器21に、横針吸引エア圧調整画面として、調整終了ボタンBT1、プラスボタンBT2およびマイナスボタンBT3を含む画面GB3(図38参照)を表示し、この横針吸引エア圧調整画面GB3中の表示部F4にステップ431で演算した現在の横針吸引エア圧を表示する(ステップ432)。この横針吸引エア圧調整画面GB3において、オペレータは、紙流れの異常状況に応じ、プラスボタンBT2あるいはマイナスボタンBT3を操作する。
〔プラスボタンによる横針吸引エア圧の調整〕
プラスボタンBT2がオンとされると(ステップ433のYES)、CPU20は、メモリM48より現在の横針吸引エア圧を読み出し(図34:ステップ438)、メモリM49より横針吸引エア圧用の補正値ΔP3を読み出し(ステップ439)、現在の横針吸引エア圧に横針吸引エア圧用の補正値ΔP3を加算して補正した横針吸引エア圧とし(ステップ440)、この補正した横針吸引エア圧をメモリM48に上書きするとともに(ステップ441)、横針吸引エア圧調整画面GB3中の表示部F4に現在の横針吸引エア圧として表示する(ステップ442)。
プラスボタンBT2がオンとされると(ステップ433のYES)、CPU20は、メモリM48より現在の横針吸引エア圧を読み出し(図34:ステップ438)、メモリM49より横針吸引エア圧用の補正値ΔP3を読み出し(ステップ439)、現在の横針吸引エア圧に横針吸引エア圧用の補正値ΔP3を加算して補正した横針吸引エア圧とし(ステップ440)、この補正した横針吸引エア圧をメモリM48に上書きするとともに(ステップ441)、横針吸引エア圧調整画面GB3中の表示部F4に現在の横針吸引エア圧として表示する(ステップ442)。
また、補正した横針吸引エア圧より、横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータPT4に接続されたA/D変換器AD4の目標とする出力を演算し(ステップ443)、横針吸引エア圧調整モータドライバDR4へ正転指令を送る(ステップ444)。これにより、横針吸引エア圧調整モータMT4が正転し、横針吸引エア用流量調整弁MB2の開度が変わり、横針12−1が吸引するエアの圧力がアップする。
CPU20は、横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータPT4に接続されたA/D変換器AD4の出力を読み取り(ステップ445)、このA/D変換器AD4の出力が目標とする出力に達した時点で(ステップ446のYES)、横針吸引エア圧調整モータMT4の回転を停止させる(ステップ447)。これにより、プラスボタンBT2の1操作で、横針12−1が吸引するエアの圧力がΔP3だけアップする。これは、プラスボタンBT2の1操作で、横針吸引エア圧の設定値がΔP3だけアップされたことを示している。
以下同様にして、プラスボタンBT2をオンとする毎に、横針吸引エア圧の設定値がΔP3ずつアップして行く。この横針吸引エア圧の設定値の変更により、横当てへの用紙の到達タイミングが一定量ずつ早くされるものとなり、熟練者と未熟練者との差が生じない微妙な調整を簡単に行うことができるようになる。これにより、オペレータの経験による調整のバラツキが小さくなり、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることができるようになる。
〔マイナスボタンによる横針吸引エア圧の調整〕
マイナスボタンBT3がオンとされると(図30:ステップ434のYES)、CPU20は、メモリM48より現在の横針吸引エア圧を読み出し(図35:ステップ448)、メモリM49より横針吸引エア圧用の補正値ΔP3を読み出し(ステップ449)、現在の横針吸引エア圧から横針吸引エア圧用の補正値ΔP3を減算して補正した横針吸引エア圧とし(ステップ450)、この補正した横針吸引エア圧をメモリM48に上書きするとともに(ステップ451)、横針吸引エア圧調整画面GB3中の表示部F4に現在の横針吸引エア圧として表示する(ステップ452)。
マイナスボタンBT3がオンとされると(図30:ステップ434のYES)、CPU20は、メモリM48より現在の横針吸引エア圧を読み出し(図35:ステップ448)、メモリM49より横針吸引エア圧用の補正値ΔP3を読み出し(ステップ449)、現在の横針吸引エア圧から横針吸引エア圧用の補正値ΔP3を減算して補正した横針吸引エア圧とし(ステップ450)、この補正した横針吸引エア圧をメモリM48に上書きするとともに(ステップ451)、横針吸引エア圧調整画面GB3中の表示部F4に現在の横針吸引エア圧として表示する(ステップ452)。
また、補正した横針吸引エア圧より、横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータPT4に接続されたA/D変換器AD4の目標とする出力を演算し(ステップ453)、横針吸引エア圧調整モータドライバDR4へ逆転指令を送る(ステップ454)。これにより、横針吸引エア圧調整モータMT4が逆転し、横針吸引エア用流量調整弁MB2の開度が変わり、横針12−1が吸引するエアの圧力がダウンする。
CPU20は、横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータPT4に接続されたA/D変換器AD4の出力を読み取り(ステップ455)、このA/D変換器AD4の出力が目標とする出力に達した時点で(ステップ456のYES)、横針吸引エア圧調整モータMT4の回転を停止させる(ステップ457)。これにより、マイナスボタンBT3の1操作で、横針12−1が吸引するエアの圧力がΔP3だけダウンする。これは、マイナスボタンBT3の1操作で、横針吸引エア圧の設定値がΔP3だけダウンされたことを示している。
以下同様にして、マイナスボタンBT3をオンとする毎に、横針吸引エア圧の設定値がΔP3ずつダウンして行く。この横針吸引エア圧の設定値の変更により、横当てへの用紙の到達タイミングが一定量ずつ遅くされるものとなり、熟練者と未熟練者との差が生じない微妙な調整を簡単に行うことができるようになる。これにより、オペレータの経験による調整のバラツキが小さくなり、安定した見当誤差をもつ印刷物を短時間で得ることができるようになる。
なお、プラスボタンBT2やマイナスボタンBT3により横針吸引エア圧の設定値の調整を終えた後は、横針吸引エア圧調整画面GB3において調整終了ボタンBT1をオンとすることにより(図33:ステップ435のYES)、横針吸引エア圧調整選択スイッチSW8の選択前の調整装置選択画面(図36:GB1)に戻ることができる(ステップ436)。また、この調整装置選択画面GB1において調整終了ボタンBT1をオンとすると(ステップ437のYES)、ステップ320(図27)へ戻り、紙流れの異常判断の処理が再開される。
1(1−1,1−2)…前当て、2…差し板、3…用紙、4…搬送ベルト、5…刷毛・コロ、11…ブロア、12(12−1,12−2)…横当て、13(13−1,13−2)…横針、20…CPU、21…表示器、22…入力装置、23…出力装置、24…ROM、25…RAM、26…記憶部、S1…右側検出器、S2…左側検出器、G1…ゲート開用カウンタ、G2…ゲート閉用カウンタ、RE…本機回転位相検出用ロータリエンコーダ、FF…フリップフロップ回路、CNT1…右側カウンタ、CNT2…左側カウンタ、RAT1…右側カウンタ用ラッチ、RAT2…左側カウンタ用ラッチ、MT1…刷毛・コロ圧調整モータ、DR1…刷毛・コロ圧調整モータドライバ、PT1…刷毛・コロ圧調整モータ用ポテンショメータ、AD1…A/D変換器、MT2…差し板エア吹き圧調整モータ、DR2…差し板エア吹き圧調整モータドライバ、PT2…差し板エア吹き圧調整モータ用ポテンショメータ、AD2…A/D変換器、MB1…電磁弁(差し板エア吹き用流量調整弁)、SW1…スタートスイッチ、SW2…リセットスイッチ、SW3…刷毛・コロ圧調整選択スイッチ、SW4…差し板エア吹き圧調整選択スイッチ、BT1…調整終了ボタン、BT2…プラスボタン、BT3…マイナスボタン、27〜32…入出力用のインタフェース(I/O)、M1〜M51…メモリ、GA1…調整装置選択画面、GB2…刷毛・コロ圧調整画面、GA3…差し板エア吹き圧調整画面、S3…右側検出器、S4…左側検出器、CNT…カウンタ、RAT…カウンタ用ラッチ、AND1…右側検出器用アンド回路、AND2…左側検出器用アンド回路、MT3…横針スライド量調整モータ、DR3…横針スライド量調整モータドライバ、PT3…横針スライド量調整モータ用ポテンショメータ、AD3…A/D変換器、MT4…横針吸引エア圧調整モータ、DR4…横針吸引エア圧調整モータドライバ、PT4…横針吸引エア圧調整モータ用ポテンショメータ、AD4…A/D変換器、MB2…横針吸引エア用流量調整弁、GB1…調整装置選択画面、GB2…横針スライド量調整画面、GB3…横針吸引エア圧調整画面。
Claims (8)
- 所定の箇所に用紙が到達するタイミングを検出する到達タイミング検出手段と、
この到達タイミング検出手段によって検出される用紙の到達タイミングに基づいて紙搬送異常を判断する異常判断手段と、
変更可能に定められる設定値に応じて前記所定の箇所への用紙の到達タイミングを調整する複数の調整手段と、
前記異常判断手段によって紙搬送異常と判断された場合、前記所定の箇所への用紙の到達タイミングの調整を、前記複数の調整手段の何れを用いて行うかの選択を可能とする選択スイッチを表示する選択スイッチ表示手段と
を備えることを特徴とする紙流れ調整装置。 - 請求項1に記載された紙流れ調整装置において、
前記選択スイッチによって選択された調整手段の設定値を1操作毎に一定値ずつ変更する設定値変更手段を
備えることを特徴とする紙流れ調整装置。 - 請求項1に記載された紙流れ調整装置において、
前記到達タイミング検出手段は、
前記所定の箇所として前当てに用紙が到達するタイミングを検出し、
前記複数の調整手段は、
前記用紙を搬送する際の搬送ベルトへの用紙の接触圧を調整する接触圧調整手段および前記前当てに用紙を案内するエアの圧力を調整するエア圧調整手段である
ことを特徴とする紙流れ調整装置。 - 請求項1に記載された紙流れ調整装置において、
前記到達タイミング検出手段は、
前記所定の箇所として横当てに用紙が到達するタイミングを検出し、
前記複数の調整手段は、
前記横当てに用紙を移動させる横針の移動量を調整する移動量調整手段および前記横針の吸引エアの圧力を調整するエア圧調整手段である
ことを特徴とする紙流れ調整装置。 - 所定の箇所に用紙が到達するタイミングを検出する到達タイミング検出ステップと、
この到達タイミング検出ステップによって検出される用紙の到達タイミングに基づいて紙搬送異常を判断する異常判断ステップと、
前記異常判断ステップによって紙搬送異常と判断された場合、前記所定の箇所への用紙の到達タイミングの調整を、変更可能に定められる設定値に応じて前記所定の箇所への用紙の到達タイミングを調整する複数の調整手段の何れを用いて行うかの選択を可能とする選択スイッチを表示する選択スイッチ表示ステップと
を備えることを特徴とする紙流れ調整方法。 - 請求項5に記載された紙流れ調整方法において、
前記選択スイッチによって選択された調整ステップの設定値を1操作毎に一定値ずつ変更する設定値変更ステップを
備えることを特徴とする紙流れ調整方法。 - 請求項5に記載された紙流れ調整方法において、
前記到達タイミング検出ステップは、
前記所定の箇所として前当てに用紙が到達するタイミングを検出し、
前記複数の調整手段は、
前記用紙を搬送する際の搬送ベルトへの用紙の接触圧を調整する接触圧調整手段および前記前当てに用紙を案内するエアの圧力を調整するエア圧調整手段である
ことを特徴とする紙流れ調整方法。 - 請求項5に記載された紙流れ調整方法において、
前記到達タイミング検出ステップは、
前記所定の箇所として横当てに用紙が到達するタイミングを検出し、
前記複数の調整手段は、
前記横当てに用紙を移動させる横針の移動量を調整する移動量調整手段および前記横針の吸引エアの圧力を調整するエア圧調整手段である
ことを特徴とする紙流れ調整方法。
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---|---|---|---|
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