JP2008005719A - 魚釣用スピニングリールのスプール - Google Patents

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【課題】 本発明は魚釣用スピニングリールのスプールに関し、スプールの軽量化を確保しつつ、スプールのスカート部内部への異物の侵入防止を図ると共に、意匠性の向上を図った魚釣用スピニングリールのスプールを提供することを目的とする。
【解決手段】 請求項1に係る発明は、リール本体に支持されたスプール軸に取り付き、釣糸を巻回する釣糸巻回胴部と、その前方に設けられた前側フランジ部と、釣糸巻回胴部の後方に設けられた筒状のスカート部とで構成された魚釣用スピニングリールのスプールに於て、前記スカート部に貫通孔を設けると共に、スカート部の内側に、当該貫通孔からスカート部内部への異物の侵入防止を図る円筒状部材を装着したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ハンドルの回転操作に伴い、釣糸案内部を介して釣糸が巻回される魚釣用スピニングリールのスプールに関する。
従来周知のように魚釣用スピニングリール(以下、「スピニングリール」という)は、ロータに設けた一対の支持アームの先端に、半環状のベールが一対のベール支持部材を介して釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転自在に取り付き、スプールに釣糸を案内する釣糸案内部(ラインローラ)が一方のベール支持部材に装着されている。そして、ベールを釣糸放出位置に倒してキャスティングすると、スプールに巻回された釣糸がスパイラル状に解かれて前方へ繰り出され、また、ハンドルの回転操作(巻取り操作)に伴いベールを釣糸巻取り位置へ反転させると、釣糸がベールから釣糸案内部に案内されて、ハンドルの回転操作に連動して前後方向へ往復動するスプールに釣糸が当該釣糸案内部を介して巻回されるようになっている。
而して、スプールは、釣糸を巻回する釣糸巻回胴部と、その前方に設けられて釣糸巻回胴部の外径より大径な前側フランジ部(前側鍔部)と、釣糸巻回胴部の後方に設けられた筒状のスカート部(後側鍔部)とで構成されている。
そして、釣果の向上を図るため、従来、この種のスピニングリールに対し様々な提案がなされており、特許文献1にはスプールの軽量化と意匠性の向上を図るため、スカート部の周壁(周面)に複数の円孔を穿設した構造が開示され、また、特許文献2にはスカート部の周壁に楕円状の面取りが施された複数の円孔を穿設した構造が開示されている。
特開2001−148973号公報 特開2003−204739号公報
しかし乍ら、特許文献1及び特許文献2に開示されたスプールを用いると、スカート部に設けた円孔から異物(例えば、砂,粉塵,ゴミ等)が内部に侵入し易く、特に砂がスカート部内部に侵入してスプール軸に付着してしまうと、スプールの前後動に支障を来して釣糸のスムーズな巻取り操作が行えなくなるといった問題があった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、スプールの軽量化を確保しつつ、スプールのスカート部内部への異物の侵入防止を図ると共に、意匠性の向上を図ったスピニングリールのスプールを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体に支持されたスプール軸に取り付き、釣糸を巻回する釣糸巻回胴部と、その前方に設けられた前側フランジ部と、釣糸巻回胴部の後方に設けられた筒状のスカート部とで構成されたスピニングリールのスプールに於て、前記スカート部に貫通孔を設けると共に、スカート部の内側に、当該貫通孔からスカート部内部への異物の侵入防止を図る円筒状部材を装着したことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のスピニングリールのスプールに於て、前記スカート部の後端側に抜止め部材を係脱自在に装着し、当該抜止め部材を介して前記円筒状部材をスカート部の内側に抜け止め固定したことを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のスピニングリールのスプールに於て、前記円筒状部材を、スカート部より比重の小さい材料で形成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、スカート部に貫通孔を設けたことで、スプールが軽量化して操作性が良好になると共に、円筒状部材によって、貫通孔から砂,粉塵,ゴミ等の異物が内部へ侵入するのを防止することができるため、異物がスプール軸等に付着することがなくなり、良好な巻取り操作性を維持することができる利点を有する。
また、貫通孔から露出する円筒状部材が意匠的なアクセントとなって、スプール、ひいてはスピニングリール全体の美観が向上する利点を有する。
そして、請求項2に係る発明によれば、円筒状部材は抜止め部材によって着脱自在に抜け止めされているため、色合いや雰囲気の異なる円筒状部材を別途用意しておけば、釣人の好みに応じた円筒状部材に交換することが可能で意匠性を更に向上させることができる利点を有する。
更に、請求項3に係る発明によれば、円筒状部材がスカート部より比重の小さな材料で形成されているため、スプールの軽量化に支障を来すことがない利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は請求項1乃至請求項3の第一実施形態に係るスプールを用いたスピニングリールを示し、図に於て、1は軸受3,5を介してリール本体7の前部に回転可能に軸支された中空なフライヤ軸で、その先端にロータ9がナット11で固定されている。また、フライヤ軸1の後端のピニオン13に、ハンドル15のハンドル軸17に固着した駆動歯車19が噛合しており、ハンドル15の回転操作が、駆動歯車19,ピニオン13からフライヤ軸1に伝達されてロータ9が回転するようになっている。
そして、ロータ9の基部には、一対の支持アーム21,23がリール本体7の前方へ一体に延設されており、両支持アーム21,23の先端に、ベール支持部材25,27が釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転自在に取り付けられている。そして、両ベール支持部材25,27の間に半環状のベール29が取り付き、一方のベール支持部材25に釣糸案内部(ラインローラ)31が回転可能に装着されている。
また、図中、33はフライヤ軸1を挿通してリール本体7に取り付くスプール軸で、スプール軸33は、その後端部に固着した摺動子35やトラバースカム軸37,前記ピニオン13に噛合する従動歯車39等からなる周知のトラバース機構41により、ハンドル15の巻取り操作(ロータ9の回転)に連動してリール本体7の前後方向へ往復動するようになっている。
そして、スプール軸33の先端に螺着した止めねじ(図示せず)と、当該スプール軸33に回り止め嵌着したストッパプレート(図示せず)とに挟持されて、スプール43がスプール軸33の先端側に回り止め嵌合されている。
図2に示すようにスプール43は、逆テーパー状(後方に向け漸次小径)に形成された釣糸巻回胴部45と、その前方に形成されて釣糸巻回胴部45の外径より大径な前側フランジ部47と、釣糸巻回胴部45の後方に一体成形された筒状のスカート部49と、後述する円筒状部材57及び抜止め部材59とで構成されている。
図2乃至図5に示すようにスカート部49の周壁51の略中央には、当該スカート部49の略1/2の幅Lを有する帯状の長尺な貫通孔53が、スカート部49の周方向へ等間隔に複数(本実施形態では5個)穿設されると共に、当該貫通孔53と同一幅を以ってこれらの間に短寸な貫通孔55が穿設されて、スプール43の軽量化が図られている。
尚、釣糸巻回胴部45やスカート部49は、従来と同様、アルミニウム等の金属材料で形成されている。
そして、スカート部49の内側に、周壁51の内周面に当接する円筒状部材57が挿着されている。円筒状部材57はスカート部49より比重の小さなカーボン繊維等の強化繊維で補強されたFRP材で形成されたパイプ材で、図3に示すようにスカート部49の内側の奥行きMに比し幅狭とされている。そして、図2,図3及び図5に示すようにスカート部49の後端側に、円筒状部材57を抜け止め固定する抜止め部材59が取り付けられている。
図5に示すように抜止め部材59は、外形がスプール43の後方へ順次小径なテーパ状に形成された操作環61と、これに一体成形されてスカート部49内に挿入可能な筒状部63とからなり、筒状部63の外周に雄ネジ部65が設けられている。
一方、スカート部49(周壁51)の後端側内周には、前記雄ネジ部65が螺合する雌ネジ部67が設けられており、図3に示すようにこれらのネジ部65,67を介して抜止め部材59をスカート部49に螺着すると、抜止め部材59がスカート部49の内側受け部69とで円筒状部材57を挟持して、円筒状部材57の抜け止めを図るようになっている。
尚、本実施形態は円筒状部材57をカーボン繊維等の強化繊維で補強されたFRP材で形成したが、円筒状部材を透明や色付きの合成樹脂材やスカート部49の肉厚より薄く比重の軽い金属等で形成してもよく、また、円筒状部材57は抜止め部材59を介して着脱自在であるから、これらを別途用意して、釣人の好みに応じ円筒状部材を適宜交換可能としてもよい。
本実施形態に係るスプール43を用いたスピニングリール71はこのように構成されているから、従来と同様、実釣に当たりベール29を釣糸放出位置へ倒して釣竿を振り下ろせば、釣糸巻回胴部45に巻回された釣糸がスパイラル状に解かれて前方へ繰り出され、また、ハンドル15の巻取り操作に伴いベール29を釣糸巻取り位置へ反転させれば、釣糸がベール29から釣糸案内部31に案内されて、ロータ9の回転に連動して前後方向へ往復動するスプール43に釣糸が巻回されるが、スプール43のスカート部49に既述した形状の貫通孔53,55を複数設けているため、スプール43が軽量化して操作性が良好になる。
そして、スカート部49の周壁51の内周面に当接する円筒状部材57が貫通孔53,55を閉塞して、貫通孔53,55から砂,粉塵,ゴミ等の異物がスカート部49の内部へ侵入するのを防止する。
また、円筒状部材57は、スカート部49より比重の小さなFRP材で形成されているため、スプール43の軽量化に支障を来すことがなく、そして、貫通孔53,55から露出する円筒状部材57が、金属で形成されたスカート部49の周壁51と色合い,雰囲気を異にするため、貫通孔53,55から露出するこの円筒状部材57が意匠的なアクセントとなって美観を向上させ、購買者の目を引くこととなる。
更に、既述したようにFRP材の円筒状部材57に加え、透明や色付きの合成樹脂材やスカート部49の肉厚より薄く比重の軽い金属等で形成した円筒状部材を別途用意しておけば、釣人の好みに応じ円筒状部材を適宜交換することができる。
このように、本実施形態によれば、スカート部49に貫通孔53,55を設けたことで、スプール43が軽量化して操作性が良好になると共に、円筒状部材57によって、貫通孔53,55から砂,粉塵,ゴミ等の異物が内部へ侵入するのを防止することができるため、異物がスプール軸33等に付着することがなく、良好な巻取り操作性を維持することができる。
また、既述したように円筒状部材57は、スカート部49より比重の小さなFRP材で形成されているため、スプール43の軽量化に支障を来すことがないし、貫通孔53,55から露出する円筒状部材57が意匠的なアクセントとなって、スプール43、ひいてはスピニングリール71全体の美観が向上する利点を有する。
更にまた、円筒状部材57は抜止め部材59によって着脱自在に抜け止めされているため、既述したように材質の異なる円筒状部材を別途用意しておけば、釣人の好みに応じた円筒状部材に交換することが可能で意匠性を更に向上させることができる利点を有する。
図6は請求項1乃至請求項3の第二実施形態に係るスプールを示し、本実施形態は、前記円筒状部材59と同一材料を用いて円筒状部材73を形成すると共に、円筒状部材73をスカート部49の内径に比しやや小径にして、その外周面と周壁51の内周面との間に空間を設けたもので、スカート部49の雌ネジ部67に、円筒状部材73を抜け止め保持する抜止め部材75が螺着している。
抜止め部材75は、断面矩形状に形成された操作環77と、これに一体成形された二重の筒状部79,81とからなり、外側の筒状部79の外周に、前記雌ネジ部67に螺着する雄ネジ部83が設けられている。
そして、内側の筒状部81の外周に円筒状部材73が係合し、図6の如くネジ部67,83を介して抜止め部材75をスカート部49に螺着すると、抜止め部材75がスカート部49の内側とで円筒状部材73を挟持して円筒状部材73の抜け止めを図るようになっている。
本実施形態に係るスプール85はこのように構成されているから、前記筒状部81の外周に係合して、抜止め部材75とスカート部49の内側とで挟持された円筒状部材73が、貫通孔53,55から砂,粉塵,ゴミ等の異物がスカート部49の内部へ侵入するのを防止する。
また、円筒状部材73はカーボン繊維等の強化繊維で補強されたFRP材で形成されているため、スプール43の軽量化に支障を来すことがなく、貫通孔53,55から見える円筒状部材73が金属で形成されたスカート部49の周壁51と色合い,雰囲気を異にするため、貫通孔53,55から見えるこの円筒状部材73が意匠的なアクセントとなって美観を向上させる。
更に、本実施形態に於ても、FRP材の円筒状部材73に加え、透明や色付きの合成樹脂材やスカート部49の肉厚より薄く比重の軽い金属等で形成した円筒状部材を別途用意しておけば、釣人の好みに応じ円筒状部材を適宜交換することができる。
従って、本実施形態によっても、既述した第一実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、スプール85が軽量化して操作性が良好になると共に、円筒状部材73によって、貫通孔53,55から砂,粉塵,ゴミ等の異物が内部へ侵入するのを防止することができ、良好な巻取り操作性を維持することができる。
また、円筒状部材73は、スカート部49より比重の小さなFRP材で形成されているため、スプール43の軽量化に支障を来すことがないし、貫通孔53,55から見える円筒状部材73が意匠的なアクセントとなって、スプール85、ひいてはスピニングリール全体の美観が向上する利点を有する。
更にまた、円筒状部材73は抜止め部材75によって着脱自在に抜け止めされているため、既述したように材質の異なる円筒状部材を別途用意しておけば、釣人の好みに応じた円筒状部材に交換することが可能で意匠性を更に向上させることができる利点を有する。
そして、円筒状部材73は図2の円筒状部材57に比し小径に形成されて、周壁51の内周面との間に空間が設けられているため、本実施形態によれば、前記第一実施形態に比し、円筒状部材73の着脱がし易くなってスプール85のメンテナンス性が向上すると共に、円筒状部材73の外周面の傷付き防止が図れる等の利点を有する。
図7は請求項1乃至請求項3の第三実施形態に係るスプールを示し、本実施形態に係るスプール87は、スカート部89の周壁91の略中央に、スカート部89の周方向に沿って縦長長円形状の貫通孔93を等間隔で複数穿設すると共に、前記円筒状部材59と同一材料で円筒状部材95をスカート部89の内径に比しやや小径に形成して、その外周面と周壁91の内周面との間に空間を設けたものである。
そして、円筒状部材95は、周壁91の肉厚に比し薄肉に形成されると共に、スカート部89の内側の奥行きと同一幅で形成されており、スカート部89の後端側に、円筒状部材95を抜け止め保持する抜止め部材97が取り付けられている。
抜止め部材97は、外周面にローレット目99が施された断面略矩形状の操作環101と、これに一体成形された環状の係止片(パッチン止め)103とからなり、スカート部89の後端側内周には、当該係止片103が係止する環状の係止溝105が設けられている。そして、図示するように前記係止溝105に係止片103を係止して抜止め部材97をスカート部89の後端側に取り付けると、スカート部89の内側に設けた環状の受け部107と抜止め部材97とで円筒状部材95が挟持されるようになっている。
本実施形態はこのように構成されており、本実施形態によっても、図6のスプール85と同様、所期の目的を達成することが可能であると共に、抜止め部材97の操作環101の外周面に滑り止め用のローレット目99が施されているため、抜止め部材97の着脱に当たり操作性に優れた利点を有する。
図8は請求項1乃至請求項3の第四実施形態に係るスプールを示し、本実施形態に係るスプール109は、スカート部111の周壁113に、横長長円形状の貫通孔115を等間隔で周方向に複数穿設し、そして、スカート部111の内側に、周壁113の内周面に当接する前記円筒状部材57を挿着すると共に、当該円筒状部材57を抜け止め保持する環状の抜止め部材117を、スカート部111の後端側に着脱自在にネジ止めしたものである。
本実施形態はこのように構成されており、本実施形態によっても、図2のスプール43と同様、所期の目的を達成することが可能である。
図9は請求項1乃至請求項3の第五実施形態に係るスプールを示し、スプール119のスカート部121の周壁123に、円孔からなる複数の貫通孔125が周方向に設けられている。
そして、スカート部121の内側に、周壁123の内周面との間に空間を空けて前記円筒状部材73が挿着されており、円筒状部材73はスカート部121よりも薄肉となっている。そして、スカート部121の後端側外周に設けた雄ネジ部127に、円筒状部材73を抜け止め保持する抜止め部材129が螺着している。
図示するように抜止め部材129は、断面L字状に形成された操作環131と、これに一体成形された二重の筒状部133,135とからなり、外側の筒状部133の内周に、前記雄ネジ部127に螺着する雌ネジ部137が設けられている。
そして、内側の筒状部135の外周に円筒状部材73が係合し、図9の如くネジ部127,137を介して抜止め部材129をスカート部121に螺着すると、抜止め部材129がスカート部121の内側とで円筒状部材73を挟持して円筒状部材73の抜け止めを図るようになっている。
更に、抜止め部材129の操作環131には、円孔からなる複数の貫通孔139が周方向に設けられており、抜止め部材129の着脱の際に、これらの貫通孔139が滑り止めの機能を果たすようになっている。
本実施形態はこのように構成されているから、本実施形態によっても、既述した各実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、スプール119が軽量化して操作性が良好になると共に、円筒状部材73によって、貫通孔125から砂,粉塵,ゴミ等の異物が内部へ侵入するのを防止するため、良好な巻取り操作性を維持することができる。
また、円筒状部材73は、スカート部121より比重のFRP材で薄肉に形成されているため、スプール119の軽量化に支障を来すことがなく、貫通孔125から見える円筒状部材73が意匠的なアクセントとなって、スプール119、ひいてはスピニングリール全体の美観が向上する利点を有する。
そして、円筒状部材73の外周面と周壁123の内周面との間に空間が設けられているため、円筒状部材73の外周面の傷付き防止が図れると共に、円筒状部材73の着脱がし易く、更に抜止め部材129の着脱の際に、前記貫通孔139が滑り止めの機能を果たすことも相俟って、スプール119のメンテナンス性が向上する等の利点を有する。
請求項1乃至請求項3の第一実施形態に係るスプールを用いたスピニングリールの一部切欠き正面図である。 請求項1乃至請求項3の第一実施形態に係るスプールの正面図である。 図2の一部切欠きIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図2に示すスプールの分解正面図である。 請求項1乃至請求項3の第二実施形態に係るスプールの一部切欠き断面図である。 請求項1乃至請求項3の第三実施形態に係るスプールの一部切欠き正面図である。 請求項1乃至請求項3の第四実施形態に係るスプールの一部切欠き正面図である。 請求項1乃至請求項3の第五実施形態に係るスプールの一部切欠き正面図である。
符号の説明
1 フライヤ軸
7 リール本体
9 ロータ
13 ピニオン
15 ハンドル
19 駆動歯車
21,23 支持アーム
25,27 ベール支持部材
31 釣糸案内部
33 スプール軸
41 トラバース機構
43,85,87,109,119 スプール
45 釣糸巻回胴部
47 前側フランジ部
49,89,111,121 スカート部
51,91,113,123 周壁
53,55,93,115,125,139 貫通孔
57,73,95 円筒状部材
59,75,97,117,129 抜止め部材
61,77,101,131 操作環
65,83,127 雄ネジ部
67,137 雌ネジ部
71 スピニングリール
99 ローレット目
103 係止片
105 係止溝

Claims (3)

  1. リール本体に支持されたスプール軸に取り付き、釣糸を巻回する釣糸巻回胴部と、その前方に設けられた前側フランジ部と、釣糸巻回胴部の後方に設けられた筒状のスカート部とで構成された魚釣用スピニングリールのスプールに於て、
    前記スカート部に貫通孔を設けると共に、スカート部の内側に、当該貫通孔からスカート部内部への異物の侵入防止を図る円筒状部材を装着したことを特徴とする魚釣用スピニングリールのスプール。
  2. 前記スカート部の後端側に抜止め部材を係脱自在に装着し、当該抜止め部材を介して前記円筒状部材をスカート部の内側に抜け止め固定したことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリールのスプール。
  3. 前記円筒状部材を、スカート部より比重の小さい材料で形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用スピニングリールのスプール。
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