以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステム1000の構成を示す図である。図1を参照して、ネットワークシステム1000には、ホームネットワーク501が含まれる。
ホームネットワーク501は、たとえば、宅内に設けられたネットワークである。宅内とは、たとえば、ユーザの自宅内、会社内等である。ホームネットワーク501には、通信端末装置500と、映像表示装置600と、通信部50とが含まれる。
通信端末装置500は、PDA(Personal Digital Assistance)である。また、通信端末装置500は、電話の機能を有する。なお、通信端末装置500は、電話の機能を有していなくてもよい。また、通信端末装置500は、PDAに限定されることなく、通信機能を備え、携帯可能な装置であればどのような装置(たとえば、PC(Personal Computer)、携帯電話)でもよい。
通信端末装置500は、電話網60と、無線によりデータ通信可能である。電話網60は、たとえば、携帯電話のための電話網である。なお、通信端末装置500は、電話網60とデータ通信をした場合、データ通信時に使用したデータ量に応じたパケット料金が発生する。
映像表示装置600は、液晶テレビである。なお、映像表示装置600は、液晶テレビに限定されることなく、画像を表示可能な装置であればどのような装置であってもよい。映像表示装置600は、たとえば、プラズマテレビであってもよい。また、映像表示装置600は、画像を表示するための表示装置と、当該表示装置に表示させるための画像データを送信する画像データ送信装置とから構成される装置であってもよい。画像データ送信装置は、たとえば、STB(Set Top Box)、HDDレコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ等である。
通信端末装置500と、映像表示装置600とは、無線または有線でデータ通信を行なう。すなわち、通信端末装置500と、映像表示装置600とから映像表示システムが構成される。
通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、データ通信を行なう機能を有する。ネットワーク70は、インターネットなどの外部のネットワークである。
通信部50は、無線LANの規格である、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく無線技術を利用して、複数の機器と同時にデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線技術は、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく技術に限定されることはなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、無線でデータ通信を行なうことが可能である。
また、通信部50は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースを有し、ホームネットワーク501内の装置がネットワーク70への接続要求を出した場合、機器が有するアドレスをネットワーク70におけるアドレスに変換するNAT(Network Address Translation)機能を含むルータ機能を持つ。したがって、通信部50は、たとえば、LANケーブルを介して、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々とデータ通信を行なうことができる。すなわち、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、有線でデータ通信を行なうことが可能である。
また、通信部50は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースの機能(たとえば、ルータ機能)を有する。したがって、通信部50は、たとえば、LANケーブルを介して、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々とデータ通信を行なうことができる。すなわち、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、有線でデータ通信を行なうことが可能である。
また、ネットワーク70は、電話網60と、無線または有線によりデータ通信可能である。したがって、通信端末装置500は、電話網60を介して、ネットワーク70とデータ通信可能である。
ネットワークシステム1000には、さらに、サービスサーバ800Aと、検索サーバ800Sと、Webサーバ800Wとが含まれる。
サービスサーバ800Aは、コンテンツおよび、コンテンツに関連する情報等を提供するサーバである。コンテンツは、たとえば、動画像、音楽データ等である。コンテンツが、たとえば、番組の動画像である場合、コンテンツに関連する情報とは、たとえば、番組情報である。サービスサーバ800Aは、PCである。なお、サービスサーバ800Aは、PCに限定されることなく、動画像等のコンテンツ、音楽データ等のコンテンツ、コンテンツに関連する情報等を提供する機能を有した装置であればどのような装置であってもよい。
サービスサーバ800Aは、現在の日時から、所定期間(たとえば、24時間)前の日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組を録画し、番組を録画した録画データを記憶している。なお、サービスサーバ800Aは、現在の日時から、所定期間(たとえば、24時間)経過後の録画データを自動的に削除する。したがって、サービスサーバ800Aには、現在の日時から、所定期間前の日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組の録画データが記憶されている。また、サービスサーバ800Aは、放送される番組の録画データとは別に、装置からの配信要求に応じて配信する、映画などの映像コンテンツを記憶している。なお、サービスサーバ800Aは、録画データの配信要求があれば、録画データの配信要求を行なった装置へ、配信要求された録画データを、送信またはストリーミング配信する。
また、サービスサーバ800Aは、現在、放送中の番組およびこれから放送予定の動画像データを所定期間(たとえば、24時間)分予め記憶している。そして、現在、放送中の番組の動画像データの配信要求があれば、動画像データの配信要求を行なった装置へ、配信要求された動画像データをストリーミング配信する。
検索サーバ800Sは、ネットワーク70に接続された端末装置から、検索情報としてのキーワードを受信すると、受信したキーワードに関連する情報のWebページのURL(Uniform Resource Locator)を検索するサーバである。検索サーバ800Sは、PCである。なお、検索サーバ800Sは、PCに限定されることなく、ネットワーク70に接続された端末装置からキーワードを受信した場合、受信したキーワードに関連する情報のWebページのURL(Uniform Resource Locator)を検索する機能を有する装置であればどのような装置であってもよい。
Webサーバ800Wは、複数種類の情報の各々に対応する複数のWebページのデータを提供するサーバである。Webサーバ800Wは、たとえば、映画に関連する情報に対応する複数のWebページのデータを提供する。Webサーバ800Wは、PCである。なお、Webサーバ800Wは、PCに限定されることなく、複数種類の情報の各々に対応する複数のWebページのデータを提供する機能を有する装置であればどのような装置であってもよい。
サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々は、ネットワーク70と、無線または有線でデータ通信を行なう。
本実施の形態では、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、高速にデータ通信が可能であるとする。通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、たとえば、最大で100Mbpsの速度でデータ通信が可能であるとする。
また、ネットワーク70は、通信部50、電話網60、サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々と、高速にデータ通信が可能であるとする。ネットワーク70は、通信部50、電話網60、サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々と、たとえば、最大で100Mbpsの速度でデータ通信が可能であるとする。したがって、たとえば、映像表示装置600とネットワーク70とのデータ通信の最大速度は100Mbpsであるとする。また、たとえば、通信端末装置500とネットワーク70とのデータ通信の最大速度は100Mbpsであるとする。
なお、通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の速度は、通信端末装置500とネットワーク70とのデータ通信の速度よりも遅いとする。通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の最大速度は、たとえば、256kbpsであるとする。
また、通信端末装置500と映像表示装置600とのデータ通信の速度は、通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の速度よりも、十分に速いとする。通信端末装置500と映像表示装置600とのデータ通信の最大速度は、たとえば、4Mbpsであるとする。
次に、通信端末装置500について詳細に説明する。
図2は、通信端末装置500の外観を正面から示した図である。図2を参照して、通信端末装置500は、表示部530と、音声出力部570と、LED576と、入力部540とを備える。
表示部530は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部530は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)および有機ELディスプレイパネル(Organic Electro luminescence Display Panel)のいずれかを使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
表示部530の解像度は、横480(ドット)×縦640(ドット)である。なお、表示部530の解像度は、横480(ドット)×縦640(ドット)に限定されることなく、他の解像度(たとえば、横240(ドット)×縦320(ドット))であってもよい。
また、表示部530は、ユーザが、画面に直接触れることで、情報入力可能なタッチパネル機能を有する。表示部530は、ユーザが画面にタッチした位置情報を、後述する制御部510へ送信する。制御部510は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。
音声出力部570は、電話の音声を出力する機能を有する。音声出力部570には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部570は、後述する制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
LED576は、通信端末装置500で行なわれる処理に応じて、光による報知を行なう。たとえば、LED576は、電話の着信があった場合、光を点滅させる。
入力部540は、ボタン群541を含む。ボタン群541は、方向ボタン541A,541B,541C,541Dと、決定ボタン541Eとを含む。方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる短時間(たとえば、1秒未満)の押下操作(以下、短押操作ともいう)により、表示部530に画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を上下左右に移動させるためのボタンである。具体的には、短押操作があった、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、たとえば、カーソルを、それぞれ、上,下,左,右に移動させるためのボタンである。
決定ボタン541Eは、短押操作により、たとえば、方向ボタン541A,541B,541C,541Dの短押操作により選択された項目等を決定するためのボタンである。
入力部540は、さらに、機能ボタン542A,542B,543A,543Bを含む。機能ボタン542A,542Bの各々は、短押操作により、たとえば、ユーザにより予め設定されたプログラム等を起動させるためのボタンである。
機能ボタン543Aは、通信端末装置500に電話がかかってきた場合、短押操作により通話開始を行なうためのボタンである。機能ボタンボタン543Bは、通信端末装置500が通話中である場合、短押操作により通話を終了させるためのボタンである。また、機能ボタンボタン543Bは、ユーザによる長時間(たとえば、1秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、通信端末装置500の電源のオンとオフとの切替えを行なうためのボタンである。
入力部540は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、短押操作または長押操作されたボタンに対応するボタン信号を、後述する制御部510へ送信する。すなわち、入力部540は、ユーザが通信端末装置500を操作するためのインターフェースである。以下においては、ユーザによる、入力部540の操作または表示部530に対するタッチ操作を、インターフェース操作Mともいう。
通信端末装置500は、さらに、音声入力部574を備える。音声入力部574は、通話のときに、音声を入力する機能を有する。音声入力部574には、音声を入力するマイクが含まれる。音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、通信端末装置500内の後述する制御部510へ送信する。
図3は、通信端末装置500の外観を左側面から示した図である。図3を参照して、通信端末装置500は、記録媒体挿入部550Aを備える。記録媒体挿入部550Aは、通信端末装置500に後述する記録媒体を挿入する部分である。
図4は、通信端末装置500の外観を背面から示した図である。図4を参照して、通信端末装置500は、さらに、音声出力部572と、撮像部578とを備える。音声出力部572は、後述する制御部510で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部572には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部572は、後述する制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
撮像部578は、撮像対象となる被写体を撮像する撮像処理を行なう機能を有する。撮像部578は、図示しない、撮像レンズ、受光部およびカラーフィルタ部とを含む。受光部は、入力された光を電気信号に変換する機能を有する。受光部は、複数の受光素子から構成される。受光素子は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を使用した素子である。
カラーフィルタ部は、複数のカラーフィルタから構成される。カラーフィルタは、R、G、Bの各々に対応したフィルタである。複数のカラーフィルタは、複数の受光素子にそれぞれ対応して設けられる。
撮像処理では以下の処理が行なわれる。まず、撮像部578が、撮像対象となる被写体に反射されて撮像レンズに入射した光を、カラーフィルタ部を介して、受光部に入力させる。受光部は入力された光を電気信号に変換する。そして、撮像部578は、変換した電気信号をデジタルデータ(以下、撮像画像データともいう)に変換する。
図5は、通信端末装置500の内部構成を示したブロック図である。なお、図5には、説明のために、記録媒体555も示している。記録媒体555には、後述するプログラム180が記録されている。すなわち、プログラム180は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555もプログラム製品として流通される。
図5を参照して、通信端末装置500は、さらに、制御部510と、一時記憶部522と、記憶部520とを備える。
記憶部520は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部520は、制御部510によってデータアクセスされる。記憶部520は、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)である。記憶部520には、プログラム180、後述する録画データ、その他の各種データ等が記憶されている。プログラム180は、後述する、リモコンプログラムを含む。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、通信端末装置500内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部510は、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびその他の演算機能を有する回路のいずれであってもよい。
一時記憶部522は、制御部510によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部522は、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDR−SDRAM(Double Data Rate SDRAM)、RDRAM(Rambus Dynamic Random Access Memory(登録商標))、Direct−RDRAM(Direct Rambus Dynamic Random Access Memory(登録商標))、その他、データを揮発的に記憶保持可能な構成を有する回路のいずれであってもよい。
通信端末装置500は、さらに、アンテナ502と、チューナ505と、データ処理部507とを備える。
アンテナ502は、チューナ505と接続されている。チューナ505は、制御部510により指示された周波数の放送信号を、アンテナ502を介して受信する。チューナ505は、ディジタル放送およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。
放送信号は、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPG(Electric Program Guide)データを含む。なお、放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、放送信号は、さらに、BML(Broadcast Markup Language)データ等が含まれる。EPGデータは、複数の番組情報を示すデータである。BMLデータは、画像データ、音声データおよびテキストデータの各々の配置位置や、動作などの制御を行なうためのデータである。チューナ505は、受信した放送信号を、データ処理部507へ送信する。
データ処理部507は、受信した放送信号を復調し、復調データとする。受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合、データ処理部507は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部507は、復調データを、デコード処理し、画像データ、音声データを得るとともに、放送信号の垂直帰線区間(VBI:Vertical Blanking Interval)から、テキストデータ、EPGデータを得る。
そして、データ処理部507は、制御部510から、表示部530に画像を表示させるための表示指示を受信すると、画像データを、後述するVDP(Video Display Processor)532へ送信する。VDP532は、画像データを受信すると、表示部530に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
また、データ処理部507は、制御部510から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、画像データおよび音声データを圧縮して、録画データとして、記憶部520に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。録画データは、MPEG(Moving Picture Experts Group)4形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、MPEG4形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、MPEG2、H.264等の形式である。
また、受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、データ処理部507は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部507は、復調データを、ディジタル放送の規格に基づいてデコード処理し、デコードデータにする。デコードデータには、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPGデータ、BMLデータが含まれる。デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG4形式で圧縮されたデータである。なお、デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG4形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、MPEG2、H.264等の形式である。
そして、データ処理部507は、制御部510から、表示部530に画像を表示させるための表示指示を受信すると、表示指示により指定されたチャンネルのデコードデータに含まれる画像データを、後述するVDP532へ送信する。VDP532は、画像データを受信すると、表示部530に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
また、データ処理部507は、制御部510から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、録画指示により指定されたチャンネルのデコードデータを、録画データとして、記憶部520に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。この場合、録画データには、画像データ、音声データ、テキストデータおよびBMLデータが含まれる。
通信端末装置500は、さらに、VDP532と、VRAM(Video Random Access Memory)536とを備える。
VRAM536は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、VDP532に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部530に表示させる指示である。
VDP532は表示部530と接続されている。VDP532は、制御部510からの描画指示に応じて、記憶部520内の後述するプログラム180からフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM536を利用して画像を生成する。そして、VDP532は、VRAM536に記憶された画像データを読出し、表示部530に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
通信端末装置500は、さらに、入力部540と、記録媒体アクセス部550を備える。
制御部510は、入力部540に含まれる、前述した複数のボタンのうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を、入力部540から受信する。制御部510は、受信したボタン信号に応じた処理を行なう。
記録媒体アクセス部550は、記録媒体555が前述の記録媒体挿入部550Aから通信端末装置500に挿入(装着)されると、記録媒体555にデータアクセス可能となる。これにより、記録媒体アクセス部550は、プログラム180が記録された記録媒体555から、プログラム180を読出すことが可能となる。
記録媒体555に記憶されているプログラム180は、制御部510のインストール処理により、記録媒体アクセス部550により読み出され、制御部510が、プログラム180を、記憶部520に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、インストール処理は、制御部510が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
なお、記憶部520には、プログラム180がインストールされていなくてもよい。この場合、制御部510は、記録媒体アクセス部550を介して、記録媒体555に記憶されたプログラム180を読み出して、プログラム180に基づいた所定の処理を行なう。記録媒体555には、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
記録媒体555は、フロッピー(登録商標)ディスク、CF(Compact Flash(登録商標)) カード、SM(Smart Media(登録商標))、MMC(Multi Media Card(登録商標))、SD(Secure Digital(登録商標))メモリーカード、メモリースティック(登録商標)、xDピクチャーカード(登録商標)および上記以外の不揮発性メモリのいずれであってもよい。
通信端末装置500は、さらに、通信部560と、通信部562とを備える。
通信部560は、制御部510とデータの送受信を行なう。また、通信部560は、映像表示装置600と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。
通信部560は、USB(Universal Serial Bus)1.1またはUSB2.0の規格に基づく、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有する。なお、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの規格は、USB1.1またはUSB2.0に限定されることなく他の規格であってもよい。
なお、通信部560は、パラレル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有していてもよい。パラレル転送を行なう通信用インターフェースは、たとえば、セントロニクス(登録商標)準拠の規格またはIEEE1284(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1284)の規格に準拠したインターフェースである。また、通信部560は、IEEE1394またはSCSI規格に基づく通信用インターフェースの機能を有していてもよい。
また、通信部560は、さらに、無線データ通信機能を有する。無線データ通信機能は、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))を使用して、無線でデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線データ通信は、ブルートゥース(登録商標)を使用した方式に限定されることなく、たとえば、赤外線等を使用した他の通信方式であってもよい。通信部560は、制御部510からの制御指示に応じて、映像表示装置600と無線でデータ通信を行なう。
通信部562は、制御部510と、データの送受信を行なう。通信部562は、無線LANの規格である、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく無線技術を利用してデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線技術は、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく技術に限定されることはなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部562は、無線により、通信部50とデータ通信を行なうことができ、通信部50を介して、たとえば、映像表示装置600に対して録画データの送信要求を行ない、送信された録画データを受信してストリーミング再生を行なうことができる。
また、通信部562は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースの機能を有する。したがって、通信部562は、たとえば、LANケーブルを介して、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
したがって、本実施の形態における通信端末装置500は、ネットワーク70から、通信部50および通信部562を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部520に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180である。
制御部510は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、ダウンロード処理は、制御部510が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
通信端末装置500は、さらに、アンテナ564と、通信部566とを備える。
アンテナ564は、通信部566と接続されている。通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号を送受信する機能を有する。通信部566は、制御部510により指示された周波数の無線通信信号を、アンテナ564を介して受信する。無線通信信号は、音声データ、文字データおよび画像データ等を含む信号である。
通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、図示しない最寄の基地局と通信を行なう。最寄の基地局は、電話網60と通信を行なうことができる。したがって、通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、最寄の基地局を介して、電話網60と通信を行なう。通信部566は、無線通信信号を受信した場合、当該無線通信信号を復調し、復調した無線通信信号に基づくデータを、制御部510へ送信する。また、通信部566は、無線通信信号を送信する場合、制御部510からデータ(たとえば、音声データ)を受信し、当該データを、所定のプロトコルに基づいて、無線通信信号に変換する。そして、通信部566は、アンテナ564を利用して、変換した無線通信信号を、図示しない最寄の基地局を介して、電話網60へ送信する。
通信部566は、最寄の基地局と通信を行なうことで、基地局の位置を示す情報(以下、基地局位置情報ともいう)も取得可能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、取得した基地局位置情報を、制御部510へ送信する。制御部510は、受信した基地局位置情報に基づいて、通信端末装置500の位置を大まかに把握することができる。
また、通信部566は、GPS(Global Positioning System)機能を有する。GPS機能とは、人口衛星と通信して、通信端末装置500の位置(緯度、経度、高度等に基づく位置)の情報(以下、GPS位置情報ともいう)を取得する機能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、GPS位置情報を取得し、制御部510へ送信する。
制御部510は、前述した音声出力部570,572、音声入力部574とデータ通信する。
制御部510が、音声データを音声出力部570へ送信すると、音声出力部570は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。制御部510が、音声データを音声出力部572へ送信すると、音声出力部572は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
ユーザが音声入力部574に含まれるマイクに対して音声を発すると、音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、制御部510へ送信する。
制御部510は、前述したLED576、撮像部578とデータ通信する。LED576は、制御部510からの制御指示に基づいて、光を発する。
撮像部578は、制御部510からの制御指示に基づいて、前述の撮像処理を行ない、撮像画像データを制御部510へ送信する。制御部510は、撮像画像データを受信すると、撮像画像データを、一時記憶部522、記憶部520および記録媒体555のいずれかに記憶させる。
通信端末装置500は、さらに、振動部579を備える。振動部579は、制御部510からの制御指示に基づいて、通信端末装置500を振動させる機能を有する。振動部579は、たとえば、電話の着信、電子メールの受信時に、制御部510からの制御指示に基づいて、通信端末装置500を振動させる。
通信端末装置500は、さらに、RFID580を備える。RFID580は、たとえば、Felica(登録商標)などのセキュリティ機能をもったRFID(Radio Frequency Identification)に基づく集積回路で、非接触で図示しない読み取り端末と通信を行う。また、RFID580は、制御部510からの制御指示に基づいて、端末IDなどのデータを出力する。
次に、映像表示装置600について詳細に説明する。
図6は、映像表示装置600の外観を正面から示した図である。図6を参照して、映像表示装置600は、表示部630と、音声出力部670とを備える。
表示部630は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部630は、LCDパネル、CRT(Cathode Ray Tube)、FEDパネル(Field Emission Display Panel)、PDP(Plasma Display Panel)および有機ELディスプレイパネルのいずれかを使用した装置である。なお、表示部630は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。表示部630の解像度は、表示部530の解像度より大きい。たとえば、表示部630の解像度は、PCの画像が表示できる横1366(ドット)×縦768(ドット)の解像度である。なお、表示部630の解像度は、横1366(ドット)×縦768(ドット)に限定されることなく、他の解像度(たとえば、1024×768)であってもよい。表示部630の映像を表示する部分のアスペクト比は16:9である。なお、アスペクト比は16:9に限定されることなく、4:3であってもよい。
音声出力部670は、後述する制御部610で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部670には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部670は、後述する制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
図7は、映像表示装置600の内部構成を示したブロック図である。なお、図7には、説明のために、記録媒体555Aも示している。記録媒体555Aには、後述するプログラム180Aが記録されている。すなわち、プログラム180Aは、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555Aもプログラム製品として流通される。
図7を参照して、映像表示装置600は、さらに、制御部610と、一時記憶部622と、記憶部620とを備える。
記憶部620は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部620は、制御部610によってデータアクセスされる。記憶部620は、大容量のデータを記憶可能なハードディスクである。なお、記憶部620は、ハードディスクに限定されることなく、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。記憶部620には、プログラム180A、後述する録画データ、映像表示装置600を識別するための装置IDやその他の各種データ等が記憶されている。
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、映像表示装置600内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部610は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
一時記憶部622は、制御部610によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部622は、前述の一時記憶部522と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
映像表示装置600は、さらに、アンテナ602と、チューナ605と、データ処理部607とを備える。
アンテナ602は、チューナ605と接続されている。チューナ605は、制御部610により指示された周波数の放送信号を、アンテナ602を介して受信する。チューナ605は、ディジタル放送およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。
放送信号は、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPGデータを含む。なお、放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、放送信号は、さらに、前述したBMLデータ等が含まれる。チューナ605は、受信した放送信号を、データ処理部607へ送信する。
データ処理部607は、受信した放送信号を復調し、復調データとする。受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合、データ処理部607は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部607は、復調データを、デコード処理し、画像データおよび音声データを取得するとともに、放送信号の垂直帰線区間から、テキストデータ、EPGデータを取得する。
そして、データ処理部607は、制御部610から、表示部630に画像を表示させるための表示指示を受信すると、画像データを、後述するVDP632へ送信する。VDP632は、画像データを受信すると、表示部630に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
また、データ処理部607は、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、画像データおよび音声データを圧縮して、録画データとして、記憶部620に記憶させる。録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、H.264等の形式である。
また、受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、データ処理部607は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部607は、復調データを、ディジタル放送の規格に基づいてデコード処理し、デコードデータにする。デコードデータには、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPGデータ、BMLデータが含まれる。デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、H.264等の形式である。
そして、データ処理部607は、制御部610から、表示部630に画像データを表示させるための表示指示を受信すると、表示指示により指定されたチャンネルのデコードデータに含まれる画像データを、後述するVDP632へ送信する。VDP632は、画像データを受信すると、表示部630に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
以下においては、チューナ605が受信した放送信号に基づく画像であって、かつ、表示部630に表示される画像を、TV画像ともいう。なお、映像表示装置600を操作するための後述するリモコン300に設けられる、“1”〜“12”の数字ボタンの押下操作で、直接、選局可能なTV画像のチャンネルの種類の数は、最大で12個であるとする。当然のことながら、リモコン300に設けられる数字ボタンの数が多ければ多いほど、直接、選局可能なTV画像のチャンネルの種類の数は多くなる。
リモコン300の“1”〜“12”の数字ボタンには、それぞれ、“1”〜“12”のリモコンチャンネル番号が設定される。たとえば、“3”の数字ボタンには、リモコンチャンネル番号“3”が設定される。また、1つのリモコンチャンネル番号には、1つのTV画像のチャンネルを登録可能である。たとえば、リモコンチャンネル番号“1”に対し、TV画像のチャンネル番号“8”が登録されているとする。この場合、リモコン300の“1”の数字ボタンが、ユーザにより押下処理されることにより、リモコン300から、チャンネル番号“8”のTV画像を選局するためのリモコン信号が、映像表示装置600へ送信される。
なお、映像表示装置600は、複数種類のTV画像を同時に、表示部630に表示する機能を有する。また、映像表示装置600は、TV画像と、他の種類の画像とを同時に、表示部630に表示する機能を有する。
また、データ処理部607は、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、録画指示により指定されたチャンネルのデコードデータを、録画データとして、記憶部620に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。この場合、録画データには、画像データ、音声データ、テキストデータおよびBMLデータが含まれる。
映像表示装置600は、さらに、VDP632と、VRAM636とを備える。
VRAM636は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、VDP632に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部630に表示させる指示である。
VDP632は表示部630と接続されている。VDP632は、制御部610からの描画指示に応じて、記憶部620内の後述するプログラム180Aからフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM636を利用して画像を生成する。そして、VDP632は、VRAM636に記憶された画像データを読出し、表示部630に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
映像表示装置600は、さらに、入力部640と、記録媒体アクセス部650とを備える。
入力部640は、図示されない複数のボタンを含む。複数のボタンは、映像表示装置600の外部に設けられている。複数のボタンのうち、いずれかのボタンがユーザにより押下操作されると、入力部640は、押下操作されたボタンに対応するボタン信号を、制御部610へ送信する。制御部610は、受信したボタン信号に基づいて、所定の処理を行なう。以下においては、ユーザによる、入力部640のボタン操作を、インターフェース操作Tともいう。
記録媒体アクセス部650は、プログラム180Aが記録された記録媒体555Aから、プログラム180Aを読出す機能を有する。記録媒体555Aに記憶されているプログラム180Aは、制御部610のインストール処理により、記録媒体アクセス部650により読み出され、制御部610が、プログラム180Aを、記憶部620に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、インストール処理は、制御部610が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
なお、記憶部620には、プログラム180Aがインストールされていなくてもよい。この場合、制御部610は、記録媒体アクセス部650を介して、記録媒体555Aに記憶されたプログラム180Aを読み出して、プログラム180Aに基づいた所定の処理を行なう。記録媒体555Aには、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
記録媒体555Aは、BD(Blu-ray Disc)、HD−DVD(High-Definition Digital Versatile Disc)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、DVD+RW(Digital Versatile Disk Re-Writable)、DVD−RW、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto Optical Disk)、フロッピー(登録商標)ディスク、CFカード(登録商標)、SM(Smart Media(登録商標))、MMC(登録商標)、SDメモリーカード(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、xDピクチャーカード(登録商標)、USBメモリ、磁気テープおよび上記以外の不揮発性メモリのいずれであってもよい。
映像表示装置600は、さらに、通信部660と、通信部662とを備える。
通信部660は、制御部610とデータの送受信を行なう。また、通信部660は、通信端末装置500と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。なお、通信部660は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
通信部662は、制御部610と、データの送受信を行なう。通信部662は、前述の通信部562と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。したがって、通信部662は、無線により、通信部50とデータ通信を行なうことができる。また、通信部662は、たとえば、LANケーブルを介して、通信部50とデータ通信を行なうことができる。したがって、通信部50を介して、通信部662に対し、記憶部620に記憶されている録画データの送信要求があった場合は、録画データを要求した装置に対して送信、あるいはストリーミング配信する。
したがって、本実施の形態における映像表示装置600は、ネットワーク70から、通信部50および通信部662を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部620に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180Aである。
制御部610は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180A)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、ダウンロード処理は、制御部610が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
映像表示装置600は、さらに、リモコン信号受信部680を備える。リモコン信号受信部680は、リモコン(リモートコントローラー)300から出力される、映像表示装置600を操作するためのリモコン信号を受信する機能を有する。リモコン信号受信部680は、受信したリモコン信号を制御部610へ送信する。制御部610は、受信したリモコン信号に応じて、対応する処理を行なう。なお、リモコン300には、前述したように、TV画像を選局するための“1”〜“12”の数字ボタンが設けられる。以下においては、ユーザによる、リモコン300の操作も、インターフェース操作Tともいう。
制御部610は、前述した音声出力部670とデータ通信する。制御部610が、音声データを音声出力部670へ送信すると、音声出力部670は、制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
図8は、サービスサーバ800Aの内部構成を示したブロック図である。図8を参照して、サービスサーバ800Aは、表示部830と、制御部810と、一時記憶部822と、記憶部820とを備える。
表示部830は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部830は、前述の表示部630と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
記憶部820は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部820は、制御部810によってデータアクセスされる。記憶部820は、大容量のデータを記憶可能なハードディスクである。なお、記憶部820は、ハードディスクに限定されることなく、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。記憶部820には、プログラム180B、録画データ、コンテンツデータ、その他の各種データ等が記憶されている。
制御部810は、記憶部820に記憶されたプログラム180Bに従って、サービスサーバ800A内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部810は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
一時記憶部822は、制御部810によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部822は、前述の一時記憶部522と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
サービスサーバ800Aは、さらに、VDP832と、VRAM836とを備える。
VRAM836は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部810は、記憶部820に記憶されたプログラム180Bに従って、VDP832に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部830に表示させる指示である。
VDP832は表示部830と接続されている。VDP832は、制御部810からの描画指示に応じて、記憶部520内の後述するプログラム180からフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM836を利用して画像を生成する。そして、VDP832は、VRAM836に記憶された画像データを読出し、表示部830に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
サービスサーバ800Aは、さらに、入力部840を備える。
入力部840には、マウス842と、キーボード844とが接続されている。ユーザは、マウス842またはキーボード844を利用して、サービスサーバ800Aに指示を与える。マウス842またはキーボード844からの入力指示は、入力部840を介して制御部810へ送信される。制御部810は、入力部840からの入力指示に基づいて所定の処理を行なう。
サービスサーバ800Aは、さらに、通信部860と、通信部862とを備える。
通信部860は、制御部810とデータの送受信を行なう。また、通信部860は、図示しない他の装置と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。なお、通信部860は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
通信部862は、制御部810と、データの送受信を行なう。通信部862は、前述の通信部562と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。したがって、通信部862は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。また、通信部862は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
なお、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々も、前述したサービスサーバ800Aと同様な構成を有するので詳細な説明は繰り返さない。
次に、通信端末装置500を、映像表示装置600を操作するためのリモコン(以下、表示装置リモコンともいう)として使用するための処理について説明する。インターフェース操作Mにより、制御部510がプログラム180のリモコンプログラムを実行すると、通信端末装置500を、表示装置リモコンとして使用することが可能となる。この場合、表示部530には、以下のリモコン画像MG100が表示される。
図9は、一例としてのリモコン画像MG100を示す図である。図9を参照して、リモコン画像MG100には、ボタン画像MBG110,MBG120,MBG130が配置される。
ボタン画像MBG110,MBG120,MBG130の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
ボタン画像MBG110は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、電源リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。電源リモコン信号は、映像表示装置600の電源がオンである状態と、映像表示装置600の電源がオフである状態とを切替えるためのリモコン信号である。
ボタン画像MBG120は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、番組表表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。番組表表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、後述する番組表画像を表示させるためのリモコン信号である。
ボタン画像MBG130は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、メニュー表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。メニュー表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、後述するメニュー画像を表示させるためのリモコン信号である。
リモコン画像MG100には、さらに、ボタン画像MBG142,MBG144,MBG152,MBG154が配置される。ボタン画像MBG142,MBG144,MBG152,MBG154の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
ボタン画像MBG142は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、音量アップリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。音量アップリモコン信号は、映像表示装置600の音声出力部670から出力される音声を大きくさせるためのリモコン信号である。ボタン画像MBG144は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、音量ダウンリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。音量ダウンリモコン信号は、映像表示装置600の音声出力部670から出力される音声を小さくさせるためのリモコン信号である。
ボタン画像MBG152は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、チャンネルプラスリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。チャンネルプラスリモコン信号は、映像表示装置600の表示部630にTV画像が表示されている場合に、前述のリモコンチャンネル番号を1インクリメントさせるためのリモコン信号である。なお、リモコンチャンネル番号が“12”の場合に、上記の1インクリメントされる処理が行われた場合、リモコンチャンネル番号は、“1”になる。
ボタン画像MBG154は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、チャンネルマイナスリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。チャンネルマイナスリモコン信号は、映像表示装置600の表示部630にTV画像が表示されている場合に、前述のリモコンチャンネル番号を1デクリメントさせるためのリモコン信号である。なお、リモコンチャンネル番号が“1”の場合に、上記の1デクリメントされる処理が行われた場合、リモコンチャンネル番号は、“12”になる。
リモコン画像MG100には、さらに、ボタン画像MBG170,MBG180が配置される。ボタン画像MBG170,MBG180の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
ボタン画像MBG170は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、設定画像表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。設定画像表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、後述する設定画像を表示させるためのリモコン信号である。ボタン画像MBG180は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、詳細リモコン画像表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。詳細リモコン画像表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、詳細リモコン画像を表示させるためのリモコン信号である。詳細リモコン画像とは、映像表示装置600に対し頻繁に使用されるリモコン信号以外のリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するための画像である。
以下においては、通信端末装置500が、映像表示装置600へリモコン信号を送信することで映像表示装置600を操作可能な場合における、通信端末装置500の動作モードを、リモコンモードともいう。
次に、映像表示装置600の表示部630に表示されるコンテンツのログを記録する処理を説明する。表示部630に表示されるコンテンツは、一般的に、ユーザが視聴しているコンテンツ(たとえば、番組)である。すなわち、表示部630に表示されるコンテンツのログとは、視聴ログである。すなわち、以下においては、記憶部630に予め記憶されている視聴ログデータに、視聴情報を記述する処理(以下、視聴情報記述処理ともいう)について説明する。なお、視聴ログデータは、初期状態では、情報が記述されていない。視聴情報記述処理は、映像表示装置600の電源がオンされると自動的に行なわれる。
また、映像表示装置600の電源がオンされると、制御部610は、現在の日時を管理する日時管理処理を、他の処理とは独立して自動的に行なう。したがって、日時管理処理により管理されている現在の日時の情報は、時間の経過と共に変化する。
なお、映像表示装置600は、同一時刻に複数のチャンネルの番組を録画処理可能であるとする。すなわち、チューナ605は、複数のチューナを含むとする。
図10は、視聴情報記述処理のフローチャートである。図10では、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。
映像表示装置600では、まず、ステップS110の処理が行なわれる。
ステップS110では、番組データ取得処理が行なわれる。番組データ取得処理では、制御部610が、通信部662を利用して、番組データ取得要求を、通信部50およびネットワーク70を介して、サービスサーバ800Aへ送信する。番組データ取得要求とは、番組データとしてのEPGデータを取得するための要求である。
サービスサーバ800Aでは、まず、ステップS140の処理が行なわれる。
ステップS140では、制御部810が、番組データ取得要求を受信したか否かを判定する。ステップS140において、YESならば、ステップS141に進む。一方、ステップS140において、NOならば、再度、ステップS140の処理が行なわれる。
ステップS141では、制御部810が、番組データ取得要求を送信した装置に対し、番組データとしてのEPGデータを送信する。その後、再度、ステップS140の処理が行なわれる。
そして、映像表示装置600の制御部610は、以下に説明するEPGデータD100を受信する。制御部610は、EPGデータD100を受信すると、受信したEPGデータD100を記憶部620に記憶させる。その後、ステップS110の処理が終了する。
図11は、一例としてのEPGデータD100を示す図である。図11を参照して、EPGデータD100は、たとえば、1日分の複数の番組情報データから構成される。「管理番号」とは、複数の番組情報データを管理するための番号である。「ID番号」とは、番組を識別するための番号である。「チャンネル番号」とは、放送局に割り当てられているチャンネル番号である。「放送局コード」とは、放送局に割り当てられているコード番号である。「放送局名」とは、放送局の名称である。
「タイトル」とは、対応する番組のタイトルを示す。「開始日時」とは、対応する番組の放送開始日時を示す。「終了日時」とは、対応する番組の放送終了日時を示す。「ジャンル」とは、対応する番組のジャンルを示す。「出演者」とは、対応する番組の主な出演者である。「番組内容」とは、対応する番組の簡単な内容を示す。なお、EPGデータD100には、さらに、「音声情報」が含まれてもよい。「音声情報」とは、対応する番組の音声が、ステレオおよびモノラルのいずれであるかを示す情報である。
再び、図10を参照して、ステップS110の処理が終了すると、ステップS112に進む。
ステップS112では、制御部610が、表示部630にTV画像が表示されているか否かを判定する。前述したように、TV画像は、チューナ605が受信した放送信号に基づく画像である。ステップS112において、YESならば、ステップS114に進む。一方、ステップS112において、NOならば、後述するステップS120に進む。
ステップS114では、視聴情報記述処理Aが行なわれる。視聴情報記述処理Aでは、制御部610が、表示部630に表示されているTV画像のチャンネルを判定し、日時管理処理により管理されている現在の日時およびEPGデータD100から、TV画像の番組のタイトルを特定する。そして、制御部610は、EPGデータD100のうち、特定した番組のタイトルに対応する番組情報データの一部を、視聴情報として、視聴ログデータに記述する。その後、ステップS114の処理は終了する。たとえば、特定された番組のタイトルが「Aスポーツ」である場合、視聴ログデータに記述される視聴情報は、以下に示すようになる。
図12は、視聴ログデータに記述される、一例としての視聴情報を示す図である。図12(A)は、視聴情報記述処理Aにより視聴ログデータに記述される視聴情報を示す図である。視聴情報は、図11のEPGデータD100を構成する複数の番組情報データと比較して、「開始日時」、「終了日時」の情報がない点と、「視聴形態」および「視聴日時」の情報がさらに含まれる点が異なる。それ以外は、番組情報データと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
「視聴形態」の項目の「放送」とは、表示部630に表示されている番組がリアルタイムに放送されている番組である場合の視聴形態である。「視聴日時」とは、視聴ログデータに視聴情報が記述された日時を示す。
再び、図10を参照して、ステップS114の処理が終了すると、ステップS120に進む。
ステップS120では、制御部610が、表示部630に録画データ再生画像が表示されているか否かを判定する。録画データ再生画像は、前述の録画処理により記憶部620に記憶された録画データを再生した画像である。なお、録画データには、録画処理が行なわれる際に、図11のEPGデータD100に示される、対応する番組の番組情報データも含まれる。ステップS120において、YESならば、ステップS124に進む。一方、ステップS120において、NOならば、後述するステップS130に進む。
ステップS124では、視聴情報記述処理Pが行なわれる。視聴情報記述処理Pでは、制御部610が、表示部630に表示されている録画データ再生画像に対応する録画データに含まれる番組情報データの一部を、視聴情報として、視聴ログデータに記述する。その後、ステップS124の処理は終了する。たとえば、録画データ再生画像に対応する録画データに含まれる番組情報データが示す番組のタイトルが、「Bクイズ」である場合、視聴ログデータに記述される視聴情報は、図12(B)に示すようになる。
再び、図12を参照して、図12(B)は、視聴情報記述処理Pにより視聴ログデータに記述される視聴情報を示す図である。図12(B)の視聴情報は、図12(A)の視聴情報と比較して、「視聴形態」の項目が、「放送」の代わりに「録画」である点のみが異なる。それ以外は、図12(A)の視聴情報と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
「視聴形態」の項目の「録画」とは、表示部630に表示されている番組が、録画データを再生している番組である場合の視聴形態である。
再び、図10を参照して、ステップS124の処理が終了すると、ステップS130に進む。
ステップS130では、制御部610が、表示部630に画像が表示されてないか否かを判定する。表示部630に画像が表示されてない場合、映像表示装置600は、待機モードに設定されることになる。待機モードとは、表示部630に画像を表示しない状態であって、主電源がオン状態における、映像表示装置600のモードである。ステップS130において、YESならば、この視聴情報記述処理は終了する。一方、ステップS130において、NOならば、ステップS132に進む。
ステップS132では、制御部610が、n(自然数)回目のステップS112の処理が実行されてから所定時間経過したか否かを判定する。nの初期値は、1である。したがって、初めて、ステップS132の処理が行なわれる場合は、1回目のステップS112の処理が実行されてから所定時間経過したか否かが判定される。ここで、所定時間とは、たとえば、1分である。
ステップS132において、YESならば、nの値を1インクリメントし、再度、ステップS112の処理が行なわれる。一方、ステップS132において、NOならば、再度、ステップS132の処理が行なわれる。したがって、たとえば、ステップS132の処理が3回目に行なわれた場合、制御部610は、3回目のステップS112の処理が実行されてから所定時間経過したか否かを判定する。以上の処理により、ステップS130において、YESと判定されるまで、ステップS112,S114,S120,S124,S132の処理が繰り返される。その結果、所定期間(たとえば、1ヶ月)行なわれた視聴情報記述処理により、視聴ログデータは、以下のような視聴ログデータD200となる。
図13は、一例としての視聴ログデータD200を示す図である。図13を参照して、ステップS132の処理における所定時間が、1分の場合、視聴ログデータは、図13に示すように、同じ番組の視聴情報が1分毎に記述されたデータとなる。視聴ログデータD200において、「管理番号」とは、視聴情報を管理するための番号である。なお、視聴ログデータは、録画処理された後、再生されてない録画データに含まれる番組情報データの一部も記述されてもよい。なお、視聴ログデータD200において、視聴日時が、現在の日時よりも所定期間(たとえば、1ヶ月)以上前の視聴情報は、制御部610が削除する。したがって、視聴ログデータD200には、常に、所定期間(たとえば、1ヶ月)分の視聴情報が記述されていることになる。
次に、視聴ログデータD200を使用して、ユーザの嗜好情報を集計する処理(以下、嗜好情報集計処理ともいう)について説明する。嗜好情報集計処理は、所定期間(たとえば、1ヶ月)毎に、映像表示装置600において自動的に行なわれる処理である。なお、映像表示装置600の記憶部620には、現在の日時から、所定期間(たとえば、1ヶ月)前までのEPGデータも記憶されているとする。
図14は、嗜好情報集計処理のフローチャートを示す図である。図14を参照して、ステップS210では、k(自然数)番目の同一IDの視聴情報の読出しが行なわれる。具体的には、制御部610が、視聴ログデータD200から、k番目の同一IDの視聴情報を読み出す。なお、kの初期値は“1”である。たとえば、kが“1”の場合、視聴ログデータD200において、1番目の同一のID番号である“111221”の視聴情報を読み出す。以下においては、ステップS210で読み出した視聴情報のID番号を、判定対象ID番号ともいう。その後、ステップS211に進む。
ステップS211では、番組の視聴時間の算出が行なわれる。具体的には、制御部610が、ステップS210で読み出した視聴情報の数をカウントする。視聴ログデータD200における視聴情報の記述の間隔が、たとえば、1分であれば、視聴情報の数がそのまま、番組の視聴時間とみなす。具体的には、視聴情報の数が30個である場合、番組の視聴時間は30分となる。以下においては、ステップS211において算出した番組の視聴時間を、判定対象視聴時間ともいう。その後、ステップS212に進む。
ステップS212では、EPGデータの読出しが行なわれる。具体的には、制御部610が、判定対象ID番号(たとえば、“111221”)を含むEPGデータを、記憶部620から読み出す。読み出されたEPGデータは、たとえば、図11のEPGデータD100であるとする。以下においては、ステップS212で読み出したEPGデータを、判定対象EPGデータともいう。その後、ステップS214に進む。
ステップS214では、まず、制御部610が、判定対象EPGデータにおける、判定対象ID番号の番組の開始日時および終了日時から、判定対象ID番号の番組の放送時間を算出する。たとえば、判定対象ID番号が“111221”であり、判定対象EPGデータが、EPGデータD100である場合、判定対象ID番号の番組の放送時間は60分となる。以下においては、ステップS214で算出された番組の放送時間を、判定対象放送時間ともいう。そして、制御部610は、判定対象放送時間に対する、判定対象視聴時間の割合(以下、算出割合ともいう)が、所定割合(たとえば、50%)以上であるか否かを判定する。
ステップS214において、YESならば、ステップS216に進む。一方、ステップS214において、NOならば、ステップS218に進む。たとえば、判定対象視聴時間が30分で、判定対象放送時間が60分である場合、算出割合は、50%となる。そのため、ステップS214では、YESと判定され、ステップS216に進む。ステップS216で、YESと判定されるということは、対象となる番組が、所定割合(たとえば、50%)以上視聴されたということを示す。所定割合(たとえば、50%)以上視聴されたということは、ユーザが、その番組に興味があったということである。
ステップS216では、嗜好情報リストデータ記述処理が行なわれる。嗜好情報リストデータ記述処理は、嗜好情報リストデータに、情報を記述する処理である。なお、嗜好情報リストデータは、記憶部620に記憶されており、初期状態では何も記述されていない。具体的には、制御部610は、嗜好情報リストデータに、嗜好番組情報を記述する。嗜好番組情報とは、ステップS214でYESと判定された判定対象視聴時間の番組の、タイトル、ジャンル、出演者の情報である。判定対象視聴時間の番組のID番号が、たとえば、“111221”である場合、図13の視聴ログデータD200より、嗜好番組情報としてのタイトル、ジャンルおよび出演者は、それぞれ、「Aスポーツ」、「スポーツ」および「S.I,N.K」となる。その後、ステップS218に進む。
ステップS218では、制御部610が、視聴ログデータD200における全ての視聴情報に対して処理が終了したか否かを判定する。ステップS218において、YESならば、後述するステップS220に進む。一方、ステップS218において、NOならば、ステップS219に進む。ここでは、NOと判定されたとして、ステップS219に進む
ステップS219では、制御部610が、kの値を1インクリメントする。その後、再度、ステップS210の処理が行なわれる。
ステップS210では、制御部610が、視聴ログデータD200から、2番目の同一IDの視聴情報を読み出す。この場合、視聴ログデータD200において、2番目の同一のID番号である“111222”の視聴情報を読み出す。その後の処理は、前述したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
そして、嗜好情報集計処理において、ステップS218でYESと判定されるまで、ステップS210,S211,S212,S214,S216,S218,S219の処理が繰り返される。そして、ステップS218でYESと判定されると、ステップS220に進む。
ステップS220では、集計処理が行なわれる。具体的には、制御部610が、嗜好情報リストデータに記述された嗜好番組情報を種類毎に集計し、集計した嗜好番組情報を、嗜好情報リストデータに記述しなおす。集計された嗜好番組情報が記述された嗜好情報リストデータは、以下の嗜好情報リストデータD250となる。
図15は、一例としての嗜好情報リストデータD250を示す図である。図15を参照して、嗜好情報リストデータD250は、嗜好番組情報としての「タイトル」「ジャンル」および「出演者」の各々に対し、集計された数の多いものから順に、たとえば、2つのみが記述されたデータであるとする。なお、「タイトル」「ジャンル」および「出演者」の各々に対し、嗜好情報リストデータD250に記述される情報は2つに限定されることなく、1つまたは3つ以上であってもよい。
なお、嗜好情報リストデータは、自動で生成されるデータでなく、インターフェース操作Mにより、ユーザに入力された情報であってもよい。この場合、嗜好情報リストデータは、嗜好情報リストデータD250において、「個数」の情報がないデータとなる。
次に、ユーザの嗜好情報を利用して、コンテンツとしての番組のリストを表示させるための処理(以下、コンテンツリスト表示処理ともいう)について説明する。なお、映像表示装置600の記憶部620には、録画予約処理により、以下の予約情報データテーブルD310が記憶される。録画予約処理とは、EPGデータに基づく電子番組表を利用して、番組の録画予約を行なう処理である。なお、録画予約の操作は、通信端末装置500のインターフェース操作Mにより行なわれるものとする。
図16は、一例として予約情報データテーブルD310を示す図である。図16を参照して、予約情報データテーブルD310は、複数の予約情報データから構成される。なお、録画予約が1つしかない場合、予約情報データテーブルD310は、1つの予約情報データで構成される。
予約情報データテーブルD310において、「管理番号」とは、複数の予約情報データを管理するための番号である。「状態」の項目における「予約」とは、録画予約をしている状態を示す。「装置ID」とは、録画予約をしている通信端末装置500を識別するためのIDである。「予約種別」とは、録画予約の種類を示す。「予約種別」の項目の「毎週予約」とは、毎週同じ時間帯の録画予約であることを示す。「1回予約」とは、今回限りの録画予約であることを示す。
「予約種別」における録画予約の種類には、その他に、「キーワード予約」がある。「キーワード予約」とは、ユーザが予め設定しておいたキーワードを含む番組を自動的に録画予約する予約である。キーワードは、たとえば、番組のタイトル、番組のジャンル、出演者等である。
「画質」とは、録画予約された番組を録画するときの画質である。たとえば、「高画質」の場合は、「普通」よりも、高いビットレートで録画される。「チャンネル番号」とは、放送局に割り当てられているチャンネル番号である。「放送局名」とは、放送局の名称である。「ID番号」とは、番組を識別するための番号である。「タイトル」とは、対応する番組のタイトルを示す。なお、予約情報データには、「タイトル」の情報はなくてもよい。「開始予定日時」とは、対応する番組の録画を開始する予定となっている日時である。「終了予定日時」とは、対応する番組の録画を終了する予定となっている日時である。
なお、録画予約処理は、EPGデータに基づく電子番組表を利用せずに、ユーザが通信端末装置500を使用して、手動で、「チャンネル番号」、「開始予定日時」、「終了予定日時」等を入力することによって行なわれてもよい。この場合、予約情報データには、「タイトル」の情報は含まれない。
すなわち、予約情報データテーブルは、コンテンツの処理に関するコンテンツ処理関連情報である。
なお、映像表示装置600の記憶部620には、録画処理により、記憶部620に記憶された録画データの情報を示す、以下の録画情報データテーブルD320も記憶される。
図17は、一例として録画情報データテーブルD320を示す図である。図17を参照して、録画情報データテーブルD320は、複数の録画情報データから構成される。複数の録画情報データは、記憶部620に記憶されている複数の録画データにそれぞれ対応する。なお、記憶部620に記憶された録画データが1つしかない場合、録画情報データテーブルD320は、1つの録画情報データで構成される。
録画情報データテーブルD320は、図16の予約情報データテーブルD310と比較して、「画質」の項目がない点と、「開始予定日時」の項目の代わりに「開始日時」の項目がある点と、「終了予定日時」の項目の代わりに「終了日時」の項目がある点とが異なる。それ以外は、予約情報データテーブルD310と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
録画情報データテーブルD320において、「管理番号」とは、複数の録画情報データを管理するための番号である。「開始日時」とは、対応する録画データの録画が開始された日時である。「終了日時」とは、対応する録画データの録画が終了された日時である。
すなわち、録画情報データテーブルは、コンテンツの処理に関するコンテンツ処理関連情報である。
次に、コンテンツリスト表示処理について説明する。コンテンツリスト表示処理は、表示部530に、図9のリモコン画像MG100が表示されている場合に行なわれる処理であるとする。この場合、通信端末装置500は、リモコンモードに設定されているとする。なお、映像表示装置600の記憶部620には、前述した嗜好情報リストデータが記憶されているとする。
図18は、コンテンツリスト表示処理のフローチャートである。図18は、通信端末装置500、映像表示装置600、サービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。
映像表示装置600では、電源がオンされると自動的にステップS310の処理が行なわれる。なお、ステップS310の処理は、電源がオンされると自動的に行なわれるのではなく、インターフェース操作T、または、リモコンモードに設定された通信端末装置500におけるインターフェース操作Mにより、実行されてもよい。また、ステップS310の処理は、1日のうち設定された時刻に自動的に行なわれてもよい。
また、映像表示装置600の電源がオンされると、制御部610は、現在の日時を管理する日時管理処理を、他の処理とは独立して自動的に行なう。したがって、日時管理処理により管理されている現在の日時の情報は、時間の経過と共に変化する。
ステップS310では、番組データ取得処理が行なわれる。番組データ取得処理では、制御部610が、通信部662を利用して、番組データ取得要求を、通信部50およびネットワーク70を介して、サービスサーバ800Aへ送信する。番組データ取得要求とは、番組データとしてのEPGデータを取得するための要求である。
サービスサーバ800Aでは、まず、ステップS340の処理が行なわれる。
ステップS340では、制御部810が、番組データ取得要求を受信したか否かを判定する。ステップS340において、YESならば、ステップS341に進む。一方、ステップS340において、NOならば、再度、ステップS340の処理が行なわれる。
ステップS341では、制御部810が、番組データ取得要求を送信した装置に対し、番組データとしてのEPGデータを送信する。その後、再度、ステップS340の処理が行なわれる。
そして、映像表示装置600の制御部610は、以下に説明するEPGデータD500を受信する。制御部610は、EPGデータD500を受信すると、受信したEPGデータD500を記憶部620に記憶させる。その後、ステップS310の処理が終了する。
図19は、一例としてのEPGデータD500を示す図である。図19を参照して、EPGデータD500は、たとえば、1日分の複数の番組情報データから構成される。EPGデータD500は、図11のEPGデータD100と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図18を参照して、通信端末装置500では、まず、ステップS320の処理が行なわれる。
ステップS320では、制御部510が、後述する番組表画像を表示させるための番組表表示制御操作があるか否かを判定する。番組表表示制御操作とは、図9のボタン画像MBG120を押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS320において、YESならば、ステップS321に進む。一方、ステップS320において、NOならば、再度、ステップS320の処理が行なわれる。
ステップS321では、番組データ取得処理が行なわれる。番組データ取得処理では、制御部510が、通信部562を利用して、映像表示装置600と同様に、番組データ取得要求を、通信部50およびネットワーク70を介して、サービスサーバ800Aへ送信する。
サービスサーバ800Aでは、前述と同様にステップS340の処理が行なわれる。この場合、番組データ取得要求を受信したとして、ステップS341に進み、前述と同様に、ステップS341の処理が行なわれる。この処理により、通信端末装置500の制御部510は、EPGデータD500を受信し、受信したEPGデータD500を記憶部520に記憶させる。その後、ステップS321の処理が終了する。
なお、通信端末装置500が受信するEPGデータは、映像表示装置600が受信するEPGデータよりも、簡易なデータであってもよい。通信端末装置500が受信するEPGデータは、たとえば、図19のEPGデータD500において、「番組内容」の情報がないデータであってもよい。また、EPGデータを通信端末装置500へ送信するサービスサーバ800Aと、EPGデータを映像表示装置600へ送信するサービスサーバ800Aとは、異なる装置であってもよい。
映像表示装置600では、ステップS310の処理の後、ステップS312に進む。
ステップS312では、おすすめ番組検索処理が行なわれる。おすすめ番組検索処理は、嗜好情報リストデータに基づいて、EPGデータD500を構成する複数の番組情報データにそれぞれ対応する複数の番組から、おすすめ番組を検索する処理である。まず、制御部610が、嗜好情報リストデータにおける複数の嗜好番組情報と一致する情報を含む番組を識別するためのID番号に対し、以下のポイント付与テーブルT100に基づいて、ポイントを計算する。なお、ポイント付与テーブルT100は、記憶部620に予め記憶されているものとする。なお、嗜好情報リストデータは、一例として、図15の嗜好情報リストデータD250であるとする。
図20は、一例としてのポイント付与テーブルT100を示す図である。図20を参照して、ポイント付与テーブルT100は、嗜好情報リストデータに示される嗜好番組情報としての「タイトル」と、EPGデータD500に示される番組情報データが示す「タイトル」とが一致する場合、対応するID番号に対し、20ポイントを加算することを示す。
また、ポイント付与テーブルT100は、嗜好情報リストデータに示される嗜好番組情報としての「ジャンル」と、EPGデータD500に示される番組情報データが示す「ジャンル」とが一致する場合、対応するID番号に対し、15ポイントを加算することを示す。また、ポイント付与テーブルT100は、嗜好情報リストデータに示される嗜好番組情報としての「出演者」と、EPGデータD500に示される番組情報データが示す「出演者」とが一致する場合、対応するID番号に対し、10ポイントを加算することを示す。なお、ポイント付与テーブルT100において、加算するポイントは、一例に過ぎず、上記ポイントと異なるポイントを加算してもよい。
図21は、ポイントの計算の一例を示す図である。図21を参照して、図15の嗜好情報リストデータD250に示される嗜好番組情報としてのタイトル(Dドラマ)は、図19のEPGデータD500に示される、ID番号が“112231”の番組情報データが示すタイトル(Dドラマ)と一致する。そのため、ID番号が“112231”には、ポイント付与テーブルT100に基づいて、20ポイントが加算される。
また、嗜好情報リストデータD250に示される嗜好番組情報としてのジャンル(ドラマ)は、図19のEPGデータD500に示される、ID番号が“112231”の番組情報データが示すジャンル(ドラマ)と一致する。そのため、ID番号が“112231”には、ポイント付与テーブルT100に基づいて、15ポイントが加算される。また、嗜好情報リストデータD250に示される嗜好番組情報としての出演者(K.T)は、図19のEPGデータD500に示される、ID番号が“112231”の番組情報データが示す出演者(K.T)と一致する。そのため、ID番号が“112231”には、ポイント付与テーブルT100に基づいて、10ポイントが加算される。以上の計算により、ID番号“112231”のポイントは、合計で45ポイントとなる。
なお、他のID番号のポイントに対しても、ID番号が“112231”の場合と同様にポイントが計算される。本実施の形態では、一例として、40ポイント以上がお勧め度“3”に設定され、20ポイント以上がお勧め度“2”に設定され、15ポイント以上がお勧め度“1”に設定されるとする。したがって、ID番号“112231”は、お勧め度が“3”に設定される。ID番号“112222”は、お勧め度が“2”に設定される。ID番号“112235”は、お勧め度が“1”に設定される。
以上の計算に基づき、各ID番号に対し、ポイントが計算される。なお、お勧め度の判定のポイント数は、上記に限定されることなく、他のポイント数であってもよい。また、お勧め度は、“1”〜“3”の3段階に限定されることなく、2段階または4段階以上であってもよい。
再び、図18を参照して、前述のポイントの計算により、制御部610は、EPGデータD500において、お勧め度が1以上のID番号を記述した、以下に示すお勧め番組データD400を生成し、一時記憶部622に記憶させる。そして、ステップS312の処理は終了する。
図22は、一例としてお勧め番組データD400を示す図である。図22を参照して、お勧め番組データD400には、番組を識別するためのID番号と、ID番号に対して設定されたお勧め度が記述される。すなわち、お勧め番組データは、コンテンツの嗜好情報(嗜好情報リストデータ)に基づいて生成されたお勧めコンテンツ情報である。
再び、図18を参照して、ステップS312の処理が終了すると、ステップS313に進む。
ステップS313では、制御部610が、記憶部620から、予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルを読み出す。ここでは、読み出される予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルは、それぞれ、図16の予約情報データテーブルD310および図17の録画情報データテーブルD320であるとする。その後、ステップS314に進む。
ステップS314では、制御部610が、予約情報データテーブル、録画情報データテーブルおよびお勧め番組データを、通信端末装置500へ送信する。その後、ステップS314の処理は終了する。なお、送信される予約情報データテーブル、録画情報データテーブルおよびお勧め番組データは、それぞれ、予約情報データテーブルD310、録画情報データテーブルD320およびお勧め番組データD400であるとする。
通信端末装置500では、ステップS321の処理の後、ステップS324に進む。
ステップS324では、制御部510が、予約情報データテーブル、録画情報データテーブルおよびお勧め番組データを受信する。そして、制御部510は、受信した予約情報データテーブル、録画情報データテーブルおよびお勧め番組データを一時記憶部522に記憶させる。なお、受信される予約情報データテーブル、録画情報データテーブルおよびお勧め番組データは、それぞれ、予約情報データテーブルD310、録画情報データテーブルD320およびお勧め番組データD400であるとする。その後、ステップS325に進む。
ステップS325では、データ統合処理が行なわれる。
図23は、データ統合処理のフローチャートである。なお、図23には、映像表示装置600で行なわれる、後述する処理のフローチャートも示される。図23を参照して、ステップS410では、予約情報データ統合処理が行なわれる。予約情報データ統合処理では、制御部510が、図19のEPGデータD500において、図16の予約情報データテーブルD310を構成する複数の予約情報データの各々に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データに「予約」という状態を対応づけて追記することにより、以下のEPGデータD500Aを生成する。そして、制御部510は、生成したEPGデータD500Aを、一時記憶部522に記憶させる。その後、このステップS410の処理は終了する。
図24は、一例としてのEPGデータD500Aを示す図である。図24を参照して、EPGデータD500Aは、図19のEPGデータD500と比較して、「状態」という項目がさらに追加されている点が異なる。なお、「状態」の項目において、ステップS410の処理の対象となった番組情報データには「予約」という情報が追記される。それ以外は、EPGデータD500と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図23を参照して、ステップS410の処理の後、ステップS412に進む。
ステップS412では、録画情報データ統合処理が行なわれる。録画情報データ統合処理では、制御部510が、EPGデータD500Aにおいて、図17の録画情報データテーブルD320を構成する複数の録画情報データの各々に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データに「録画済み」という状態を対応づけて追記することにより、以下のEPGデータD500Bを生成する。そして、制御部510は、生成したEPGデータD500Bを、一時記憶部522に記憶させる。その後、このステップS412の処理は終了する。
図25は、一例としてのEPGデータD500Bを示す図である。図25を参照して、EPGデータD500Bは、EPGデータD500Aと比較して、「状態」の項目において、ステップS412の処理の対象となった番組情報データに「録画済み」という情報が追記される点が異なる。それ以外は、EPGデータD500Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図23を参照して、ステップS412の処理の後、ステップS414に進む。
ステップS414では、お勧め番組データ統合処理が行なわれる。お勧め番組データ統合処理では、制御部510が、EPGデータD500Bにおいて、お勧め番組データに示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データに「お勧め度」を対応づけて追記することにより、以下のEPGデータD500Cを生成する。本実施の形態で使用されるお勧め番組データは、一例として、図22のお勧め番組データD400であるとする。
ここで、記憶部520には、予め、お勧め番組自動録画フラグMが記憶されている。お勧め番組自動録画フラグMとは、お勧め番組が映像表示装置600において録画予約されていないときに自動的に録画予約を行なうか否かを決定するためのフラグである。お勧め番組が映像表示装置600において録画予約されておらず、かつ、お勧め番組自動録画フラグMがオンに設定されている場合、映像表示装置600は自動的に録画予約を行なう。一方、お勧め番組自動録画フラグがオフに設定されている場合、お勧め番組が映像表示装置600において録画予約されているか否かに関わらず、映像表示装置600は自動的に録画予約を行なわない。なお、お勧め番組自動録画フラグMは、初期状態ではオンに設定されているとする。また、お勧め番組自動録画フラグMは、ユーザのインターフェース操作Mにより、オフにも設定可能である。
そのため、お勧め番組データ統合処理では、お勧め番組自動録画フラグMがオンであり、かつ、EPGデータD500Bにおいて、お勧め番組データ(たとえば、お勧め番組データD400)に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データの「状態」の項目が「予約」となってない場合、制御部510が、番組情報データに「お勧め度」を対応づけて追記すると共に、「状態」の項目を「予約」とすることにより、以下のEPGデータD500Cを生成する。そして、制御部510は、生成したEPGデータD500Cを、一時記憶部522に記憶させる。その後、このステップS414の処理は終了する。
この処理により、予約となってないお勧め番組を自動的に録画予約することが可能となる。以下においては、自動的に録画予約された番組の情報を示す番組情報データを、自動録画予約番組情報データともいう。
図26は、一例としてのEPGデータD500Cを示す図である。図26を参照して、EPGデータD500Cは、図25のEPGデータD500Bと比較して、「お勧め度」という項目がさらに追加されている点が異なる。それ以外は、EPGデータD500Bと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
なお、「お勧め度」の項目において、ステップS414の処理の対象となった番組情報データには“1”〜“3”で表される「お勧め度」が追記される。また、“112232”のID番号を含む番組情報データには、状態の項目が「予約」に変更されている。すなわち、“112232”のID番号を含む番組情報データは、自動録画予約番組情報データである。
再び、図23を参照して、ステップS414の処理の後、ステップS416に進む。
ステップS416では、自動録画予約があるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、お勧め番組データ統合処理において、自動録画予約番組情報データがあるか否かを判定する。ステップS416において、YESならば、ステップS417に進む。一方、ステップS416において、NOならば、このデータ統合処理は終了し、図18の通信端末装置500が行なうステップS325の次のステップS326に進む。ここでは、自動録画予約番組情報データがあったとして、ステップS417に進む。
ステップS417では、制御部510が、自動録画予約番組情報データおよび自装置の装置ID(090111111)を、映像表示装置600へ送信する。送信される自動録画予約番組情報データは、たとえば、“112232”のID番号を含む番組情報データであるとする。その後、このデータ統合処理は終了し、図18の通信端末装置500が行なうステップS325の次のステップS326に進む。なお、送信される自動録画予約番組情報データは、複数であってもよい。
映像表示装置600では、他の処理とは独立してデータ受信時処理が行なわれる。データ受信時処理では、まず、ステップS421の処理が行なわれる。
ステップS421では、制御部610が、自動録画予約番組情報データおよび装置IDを受信したか否かを判定する。ステップS421において、YESならば、ステップS424に進む。一方、ステップS421において、NOならば、再度、ステップS421の処理が行なわれる。
ステップS422では、予約情報データテーブル更新処理が行なわれる。予約情報データテーブル更新処理では、制御部610が、受信した自動録画予約番組情報データおよび装置ID(090111111)に基づいて、予約情報データテーブルD310に予約情報データを追加することにより、以下の予約情報データテーブルD310Aを生成する。そして、制御部610は、記憶部620に予約情報データテーブルD310Aを記憶させる。そして、ステップS422の処理は終了する。以下においては、予約情報データテーブル更新処理により追加された予約情報データを、追加予約情報データともいう。
図27は、一例としての予約情報データテーブルD310Aを示す図である。図27を参照して、予約情報データテーブルD310Aは、図16の予約情報データテーブルD310と比較して、管理番号“3”の予約情報データが追加されている点が異なる。それ以外は、予約情報データテーブルD310と同様なので詳細な説明は繰り返さない。すなわち、管理番号“3”の予約情報データは、追加予約情報データである。
追加予約情報データには、受信した装置IDと、受信した自動録画予約番組情報データが示す、「チャンネル番号」、「放送局名」、「ID番号」、「タイトル」が含まれる。なお、受信した自動録画予約番組情報データが示す「開始日時」および「終了日時」は、それぞれ、「開始予定日時」および「終了予定日時」とされる。
なお、追加予約情報データの「予約種別」は、自動的に「1回予約」と設定される。また、追加予約情報データの「画質」は、自動的に「普通」と設定される。なお、追加予約情報データにおいて設定される「画質」は、「普通」に限定されることなく、たとえば、「高画質」であってもよい。
再び、図23を参照して、ステップS422の処理が終了すると、再度、ステップS421の処理が行なわれる。
再び、図18を参照して、ステップS325の処理の後、ステップS326に進む。
ステップS326では、番組リスト表示処理が行なわれる。番組リスト表示処理では、制御部510が、EPGデータD500Cを構成する一部の番組情報データを使用して、VDP532を利用して、以下の番組リスト画像MG200を生成し、生成した番組リスト画像MG200を表示部530に表示させる。そして、制御部510は、通信端末装置500のリモコンモードを解除する。これにより、通信端末装置500は、映像表示装置600を、インターフェース操作Mにより操作不可能となる。そして、ステップS326の処理は終了する。
図28は、一例としての番組リスト画像MG200を示す図である。図28を参照して、番組リスト画像MG200には、リスト画像MG210が配置される。リスト画像MG210には、1つの放送局に対応する複数の番組簡易情報がリスト表示される。複数の番組簡易情報は、EPGデータD500Cを構成する一部の番組情報データに対応する。番組簡易情報は、番組の開始時刻および番組のタイトル名を含む。たとえば、「Fスポーツ」というタイトル名を表示する番組簡易情報は、EPGデータD500Cにおいて、管理番号“021”の番組情報データに対応する。
リスト画像MG210に表示される番組簡易情報に対応する、図26の番組情報データの状態の項目に「録画済み」の情報がある場合、当該番組簡易情報に対応する番組のタイトル名の右横に「(録画済み)」という文字列が追記される。
リスト画像MG210に表示される番組簡易情報に対応する、図26の番組情報データの状態の項目に「予約」の情報がある場合、当該番組簡易情報に対応する番組のタイトル名の右横に「(予約)」という文字列が追記される。
リスト画像MG210に表示される番組簡易情報に対応する、図26の番組情報データに「お勧め度」の情報がある場合、当該番組簡易情報に対応する番組のタイトル名の右横に、お勧め度の数字に対応する数の黒星マークが表示される。なお、黒星マークは、一例であり、他の形状のマークであってもよい。
枠MSR212は、番組簡易情報を選択するための枠である。枠MSR212は、方向ボタン541Aの短押操作により、リスト画像MG210内において、上に移動させることが可能である。なお、枠MSR212が、リスト画像MG210内の最上部の番組簡易情報を選択する位置に配置された状態で、さらに、方向ボタン541Aの短押操作があると、複数の番組簡易情報は、下にスクロール表示される。そして、枠MSR212により選択されている番組簡易情報の1つ上の番組簡易情報が枠MSR212により選択される。
枠MSR212は、方向ボタン541Bの短押操作により、リスト画像MG210内において、下に移動させることが可能である。なお、枠MSR212が、リスト画像MG210内の最下部の番組簡易情報を選択する位置に配置された状態で、さらに、方向ボタン541Bの短押操作があると、複数の番組簡易情報は、上にスクロール表示される。そして、枠MSR212により選択されている番組簡易情報の1つ下の番組簡易情報が枠MSR212により選択される。
番組リスト画像MG200には、さらに、ボタン画像MBG242,MBG244,MBG270、MBG272が配置される。
ボタン画像MBG242は、インターフェース操作Mにより押下処理されることにより、リスト画像MG210内に表示されている複数の番組簡易情報を、上にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像MBG244は、インターフェース操作Mにより押下処理されることにより、リスト画像MG210内に表示されている複数の番組簡易情報を、下にスクロール表示させるためのボタン画像である。
ボタン画像MBG270は、インターフェース操作Mにより押下処理されることにより、リスト画像MG210に表示されている放送局(たとえば、JJテレビ)とは別の放送局(たとえば、KKテレビ)に対応する複数の番組簡易情報をリスト表示するためのボタン画像である。登録されている放送局の順で現在の放送局の一つ前の放送局に対応する複数の番組簡易情報がリスト表示される。
ボタン画像MBG272は、MBG270と同様、インターフェース操作Mにより押下処理されることにより、リスト画像MG210に表示されている放送局とは別の放送局(たとえば、SSテレビ)に対応する複数の番組簡易情報がリスト表示するためのボタン画像である。登録されている放送局の順で現在の放送局の一つ後の放送局に対応する複数の番組簡易情報がリスト表示する。
なお、ステップS326の処理では、制御部510が、EPGデータD500Cを構成する一部の番組情報データを使用して、VDP532を利用して、以下の番組リスト画像MG200Aを生成し、生成した番組リスト画像MG200Aを表示部530に表示させてもよい。
図29は、一例としての番組リスト画像MG200Aを示す図である。図29を参照して、番組リスト画像MG200Aは、番組リスト画像MG200と比較して、リスト画像MG210の代わりにリスト画像MG210Aが配置される点と、ボタン画像MBG270、MBG272が配置されない点とが異なる。それ以外は、番組リスト画像MG200と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
リスト画像MG210Aは、リスト画像MG210と比較して、複数の番組簡易情報が分類されて表示される点が異なる。リスト画像MG210Aに表示される複数の番組簡易情報の各々は、図28で説明したのと同様に、EPGデータD500Cにおける、一部の番組情報データに対応する。番組簡易情報は、対応する番組情報データに含まれる、チャンネル番号、番組の開始時刻および番組のタイトル名を含む。
リスト画像MG210Aに表示される番組簡易情報に対応する、図26の番組情報データの状態の項目に「録画済み」の情報がある場合、当該番組簡易情報に対応する番組のタイトル名の右横に「(録画済み)」という文字列が追記される。
リスト画像MG210Aに表示される番組簡易情報に対応する、図26の番組情報データの状態の項目に「予約」の情報がある場合、当該番組簡易情報に対応する番組のタイトル名の右横に「(予約)」という文字列が追記される。
リスト画像MG210Aに表示される番組簡易情報に対応する、図26の番組情報データに「お勧め度」の情報がある場合、当該番組簡易情報に対応する番組のタイトル名の右横に、お勧め度の数字に対応する数の黒星マークが表示される。なお、黒星マークは、一例であり、他の形状のマークであってもよい。
リスト画像MG210Aにおいて、「(お勧め番組)」という文字列の下に表示される、一例としての3つの番組簡易情報(以下、お勧め番組簡易情報ともいう)の各々は、対応する番組情報データに「お勧め度」の情報がある場合の情報である。3つのお勧め番組簡易情報の各々は、対応する番組のタイトル名の右横に、お勧め度の数字に対応する数の黒星マークを表示する。
リスト画像MG210Aにおいて、「(録画予約番組)」という文字列の下に表示される、一例としての3つの番組簡易情報(以下、予約番組簡易情報ともいう)の各々は、対応する番組情報データに「予約」の情報がある場合の情報である。3つの予約番組簡易情報の各々は、対応する番組のタイトル名の右横に、「(予約)」という文字列を表示する。
リスト画像MG210Aにおいて、「(録画済み番組)」という文字列の下に表示される、一例としての2つの番組簡易情報(以下、録画済み番組簡易情報ともいう)の各々は、対応する番組情報データに「録画済み」の情報がある場合の情報である。2つの録画済み番組簡易情報の各々は、番組のタイトル名の右横に、「(録画済み)」という文字列を表示する。
なお、リスト画像MG210Aには、お勧め番組簡易情報、予約番組簡易情報および録画済み番組簡易情報の全てではなく、お勧め番組簡易情報、予約番組簡易情報および録画済み番組簡易情報の少なくとも1つが表示されてもよい。たとえば、リスト画像MG210Aには、お勧め番組簡易情報のみが表示されてもよい。また、たとえば、リスト画像MG210Aには、お勧め番組簡易情報および録画済み番組簡易情報のみが表示されてもよい。
また、お勧め番組簡易情報、予約番組簡易情報および録画済み番組簡易情報のうち、リスト画像MG210Aに表示させる番組簡易情報を、ユーザがインターフェース操作Mにより設定してもよい。
以上の処理により、通信端末装置500のユーザは、映像表示装置600で録画済みの番組、映像表示装置600で録画予約されている番組、およびどの番組がユーザの嗜好に応じた番組であるかという情報等を、手元の通信端末装置500で容易に確認することができるという効果を奏する。
再び、図18を参照して、映像表示装置600では、ステップS314の処理が終了すると、ステップS315に進む。
ステップS315では、データ統合処理Tが行なわれる。
図30は、データ統合処理Tのフローチャートである。図30を参照して、ステップS430では、予約情報データ統合処理Tが行なわれる。予約情報データ統合処理Tでは、図23のステップS410の処理と同様に、制御部610が、EPGデータD500において、図16の予約情報データテーブルD310を構成する複数の予約情報データの各々に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データに「予約」という状態を対応づけて追記することにより、図24のEPGデータD500Aを生成する。そして、制御部610は、生成したEPGデータD500Aを、一時記憶部622に記憶させる。その後、ステップS432に進む。
ステップS432では、録画情報データ統合処理Tが行なわれる。録画情報データ統合処理Tでは、図23のステップS412の処理と同様に、制御部610が、EPGデータD500Aにおいて、図17の録画情報データテーブルD320を構成する複数の録画情報データの各々に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データに「録画済み」という状態を対応づけて追記することにより、図25のEPGデータD500Bを生成する。そして、制御部610は、生成したEPGデータD500Bを、一時記憶部622に記憶させる。その後、ステップS434に進む。なお、ステップS434の処理は、図23のステップS422の処理よりも後に行なわれるとして、以下説明する。当然のことながら、ステップS434の処理は、図23のステップS422の処理の前に行なわれてもよい。
ステップS434では、お勧め番組データ統合処理Tが行なわれる。お勧め番組データ統合処理Tでは、図23のステップS414の処理と同様な処理が行なわれる。具体的には、制御部610が、EPGデータD500Bにおいて、お勧め番組データに示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データに「お勧め度」を対応づけて追記することにより、図26のEPGデータD500Cを生成する。本実施の形態で使用されるお勧め番組データは、一例として、図22のお勧め番組データD400であるとする。
お勧め番組データ統合処理Tでは、EPGデータD500Bにおいて、お勧め番組データ(たとえば、お勧め番組データD400)に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データについて、制御部610が、番組情報データに「お勧め度」を対応づけて追記することにより、以下のEPGデータD500Cを生成する。そして、制御部610は、生成したEPGデータD500Cを、一時記憶部622に記憶させる。その後、このデータ統合処理Tは終了し、図18の映像表示装置600が行なうステップS315の次のステップS316に進む。
再び、図18を参照して、映像表示装置600では、ステップS315の処理が終了すると、ステップS316に進む。
ステップS316では、番組表表示処理が行なわれる。番組表表示処理では、制御部610が、図26のEPGデータD500Cを構成する一部の番組情報データを使用して、VDP632を利用して、以下の番組表画像G100を生成し、生成した番組表画像G100を表示部630に表示させる。そして、ステップS316の処理は終了する。
図31は、一例としての番組表画像G100を示す図である。図31を参照して、番組表画像G100には、番組表表示画像G110と、詳細情報画像G120とが配置される。
番組表表示画像G110は、EPGデータD500Cを構成する複数の番組情報データに基づく番組情報を表示するための画像である。番組表表示画像G110において、一番左の列には、チャンネル番号および放送局名が表示される。番組表画像G100において、番組表表示画像G110の上部の、19,20,21,22,23は、それぞれ、19時,20時,21時,22時,23時の時刻を示す。番組表表示画像G110において、一番左の列以外に表示される複数の四角の各々は、番組の放送時間を示す枠(以下、番組放送時間枠ともいう)である。
たとえば、番組放送時間枠SQ111は、EPGデータD500Cにおいて、管理番号が“021”の番組情報データに対応する枠である。番組放送時間枠SQ111は、チャンネル“001”において、19時〜20時に放送される番組を示す枠である。また、番組放送時間枠SQ112は、EPGデータD500Cにおいて、管理番号が“022”の番組情報データに対応する枠である。番組放送時間枠SQ112は、チャンネル“001”において、20時〜21時に放送される番組を示す枠である。また、番組放送時間枠SQ113は、EPGデータD500Cにおいて、管理番号が“023”の番組情報データに対応する枠である。番組放送時間枠SQ113は、チャンネル“001”において、21時〜23時に放送される番組を示す枠である。
番組放送時間枠は、通信端末装置500がリモコンモードである場合、インターフェース操作Mにより、選択状態になる。選択状態の番組放送時間枠は、一例として、番組放送時間枠SQ112のように、背景が黒で、文字列が白く表示される。
詳細情報画像G120は、番組表表示画像G110において、選択状態の番組放送時間枠に対応する番組に関する詳細情報を表示する画像である。詳細情報は、番組放送時間枠に対応する番組情報データに示される情報である。詳細情報は、一例として、「Sクイズ」という番組を放送している放送局に割り当てられているチャンネル番号および放送局名、「Sクイズ」という番組名、番組のジャンル、番組の放送時間、出演者、番組内容等の情報を含む。
また、番組表表示画像G110に表示される複数の番組放送時間枠の各々には、対応する番組情報データに「録画済み」の情報がある場合、番組放送時間枠内に「(録画済み)」という文字列が表示される。「(録画済み)」という文字列が表示されている番組放送時間枠は、たとえば、番組放送時間枠SQ111,SQ112である。
また、番組表表示画像G110に表示される複数の番組放送時間枠の各々には、対応する番組情報データに「予約」の情報がある場合、番組放送時間枠内に「(予約)」という文字列が表示される。「(予約)」という文字列が表示されている番組放送時間枠は、たとえば、番組放送時間枠SQ113である。
また、番組表表示画像G110に表示される複数の番組放送時間枠の各々には、対応する番組情報データに「お勧め度」の情報がある場合、番組放送時間枠内にお勧め度の数字に対応する数の黒星マークが表示される。黒星マークが表示されている番組放送時間枠は、たとえば、番組放送時間枠SQ112である。なお、番組放送時間枠SQ112は、選択状態になっているので、黒星マークは、白色に反転表示されている。
以上の処理により、映像表示装置600で録画済みの番組、映像表示装置600で録画予約されている番組、および、どの番組がユーザの嗜好に応じた番組であるかという情報等を、容易に確認することができるという効果を奏する。
再び、図18を参照して、通信端末装置500では、ステップS326の処理が終了すると、ステップS327に進む。
ステップS327では、番組選択処理が行なわれる。番組選択処理では、まず、制御部510が、選択決定操作があるか否かを判定する。ここで、選択決定操作とは、表示部530に図28の番組リスト画像MG200または図29の番組リスト画像MG200Aが表示されており、かつ、リスト画像MG210内の番組簡易情報が、枠MSR212により選択されている状態で、決定ボタン541Eの短押操作が行なわれる操作である。制御部510は、選択決定操作があったと判定した場合、枠MSR212により選択されている番組簡易情報に対応するID番号を、映像表示装置600へ送信する。本実施の形態では、選択決定操作において、一例として、録画済みであり、かつ、タイトルが「Sクイズ」の番組に対応する番組簡易情報が、枠MSR212により選択されているとする。
この場合、制御部510は、EPGデータD500Cに基づいて、ID番号情報を、映像表示装置600へ送信する。以下においては、番組選択処理により送信されるID番号情報をコンテンツ選択情報ともいう。この場合、送信されるID番号情報は、タイトルが「Sクイズ」のID番号(112222(図26参照))の情報である。その後、ステップS327の処理は終了し、通信端末装置500における処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS316の処理の後、ステップS317の処理が行なわれる。
ステップS317では、制御部610が、コンテンツ選択情報としてのID番号情報を受信したか否かを判定する。ステップS317において、YESならば、ステップS318に進む。一方、ステップS317において、NOならば、再度、ステップS317の処理が行なわれる。ここでは、コンテンツ選択情報として、タイトルが「Sクイズ」のID番号(112222(図26参照))の情報を受信したとして、ステップS318に進む。
ステップS318では、コンテンツ表示処理が行なわれる。コンテンツ表示処理では、制御部610が、受信したID番号情報が示すID番号に対応する、コンテンツとしての番組の画像を表示部630に表示する表示処理を行なう。以下においては、受信したID番号情報が示すID番号に対応する、コンテンツとしての番組を、選択コンテンツともいう。ここでは、選択コンテンツは、ID番号が“Sクイズ”であって、タイトルが「Sクイズ」の番組である。なお、この場合、選択コンテンツは、録画処理が行なわれ、記憶部620に録画データとして記憶されている。この場合、表示処理では、まず、制御部610が、記憶部620に記憶されている選択コンテンツとしての録画データを読み出し、録画データに対応する動画像を、表示部630に再生表示させる。
なお、選択コンテンツが、現在、放送中の番組である場合、以下の表示処理が行なわれる。表示処理では、制御部610は、チューナ605およびデータ処理部607およびVDP632を利用して、表示部630に、選択コンテンツのTV画像を表示させる処理を行なう。
コンテンツ表示処理において、制御部610が、終了操作があったと判定すると、ステップS318の処理は終了し、映像表示装置600における処理は終了する。ここで、終了操作とは、選択コンテンツに対応する動画像の表示を終了させるためのインターフェース操作Mである。
なお、映像表示装置600において、たとえば、新たな録画予約が行なわれることにより予約情報データテーブルが更新された場合または録画処理により録画情報データテーブルが更新された場合、本実施の形態のコンテンツリスト表示処理は、映像表示装置600において、ステップS313,S314,S315,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置500において、ステップS324,S325,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
また、通信端末装置500が、図28のリスト画像MG210または図29の番組リスト画像MG200Aに表示されているような、「録画済み」および「予約」の文字列、「お勧め度」の情報等を、表示部530に表示させるための要求を、映像表示装置600へ送信した場合、本実施の形態のコンテンツリスト表示処理は、映像表示装置600において、ステップS313,S314,S315,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置500において、ステップS324,S325,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、映像表示装置600は、予約情報データテーブル、録画情報データテーブルおよびお勧め番組データを、通信端末装置500へ送信する。そして、通信端末装置500の表示部530には、通信端末装置500が受信して保有するEPGデータD500を利用した、予約情報データテーブル、録画情報データテーブルおよびお勧め番組データに基づいた番組リスト画像が表示される。
したがって、映像表示装置600で録画済みの番組、映像表示装置600で録画予約されている番組、およびどの番組がユーザの嗜好に応じた番組であるかという情報等を、手元の通信端末装置500で容易に確認することができるという効果を奏する。
また、番組リスト画像には、同一コンテンツに関して、異なる複数の情報が表示される。異なる複数の情報は、たとえば、通信端末装置500が受信して保有するEPGデータD500に基づく、コンテンツとしての番組の開始時刻の情報、映像表示装置600が記憶している予約情報データテーブルに基づく、コンテンツの録画予約の情報である。
したがって、複数種類の装置の各々が有する、同一コンテンツに関する異なる情報を、1つの装置で容易に参照することができるという効果を奏する。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、ユーザの嗜好情報に基づく嗜好情報リストデータは、映像表示装置600に記憶されていた。また、第1の実施の形態では、不特定多数の人が使用する映像表示装置600に記憶されている嗜好情報リストデータに基づいて、通信端末装置500の表示部530に番組リスト画像MG200が表示されていた。そのため、通信端末装置500の表示部530に表示される番組簡易情報が、通信端末装置500を所有するユーザの嗜好に応じた情報でない可能性もあった。本実施の形態では、嗜好情報リストデータが、通信端末装置500に記憶されている場合の処理について説明する。
なお、本実施の形態では、嗜好情報リストデータが通信端末装置500に記憶されているので、映像表示装置600は、特定の映像表示装置(たとえば、自宅の映像表示装置)に限定されない。通信端末装置500のユーザが通信端末装置500を使用して、たとえば、友人の家にある映像表示装置に対しても、以下の処理を行なうことが可能である。この場合、友人の家にある映像表示装置は、第1の実施の形態で説明した映像表示装置600の構成を有するとする。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
次に、本実施の形態において、ユーザの嗜好情報を利用して、コンテンツとしての番組のリストを表示させるための処理(以下、コンテンツリスト表示処理Aともいう)について説明する。
なお、映像表示装置600の記憶部620には、第1の実施の形態と同様、図16の予約情報データテーブルD310が記憶されているとする。また、映像表示装置600の記憶部620には、第1の実施の形態と同様、録画処理により、記憶部620に記憶された録画データの情報を示す、図17の録画情報データテーブルD320も記憶されているとする。
本実施の形態では、コンテンツリスト表示処理Aが行なわれる前に、通信端末装置500において、以下の嗜好情報登録処理が行なわれるとする。嗜好情報登録処理は、インターフェース操作Mにより、プログラム180に含まれる嗜好情報登録プログラムが実行されることにより行なわれる処理である。
嗜好情報登録処理では、制御部510が、表示部530に以下の嗜好情報入力画像MG300を表示させる。嗜好情報入力画像MG300は、嗜好番組情報を、インターフェース操作Mにより入力し、登録するための画像である。
図32は、一例としての嗜好情報入力画像MG300を示す図である。図32を参照して、嗜好情報入力画像MG300には、嗜好情報入力枠IMG312,IMG314,IMG322,IMG324,IMG332,IMG334と、ボタン画像MBG385とが配置される。
嗜好情報入力枠IMG312,IMG314は、インターフェース操作Mにより、番組のタイトルを入力するための枠である。嗜好情報入力枠IMG322,IMG324は、インターフェース操作Mにより、番組のジャンルを入力するための枠である。嗜好情報入力枠IMG332,IMG334は、インターフェース操作Mにより、番組の出演者を入力するための枠である。なお、タイトル、ジャンルおよび出演者を入力するための嗜好情報入力枠は、2つに限定されることなく、1つまたは3つ以上であってもよい。
ボタン画像MBG385は、インターフェース操作Mにより押下処理されることにより、嗜好情報入力枠IMG312,IMG314,IMG322,IMG324,IMG332,IMG334に入力された嗜好情報を、記憶部520に記憶させるためのボタン画像である。
そして、表示部530に、嗜好情報入力画像MG300が表示された状態で、かつ、嗜好情報入力画像MG300に示すように嗜好情報が入力された状態で、嗜好情報登録操作があったとする。ここで、嗜好情報登録操作とは、ボタン画像MBG385を押下処理するためのインターフェース操作Mである。この場合、制御部510は、入力された嗜好情報に基づく、以下の嗜好情報リストデータD250Aを記憶部520に記憶させる。以上により、この嗜好情報登録処理は終了する。
図33は、一例としての嗜好情報リストデータD250Aを示す図である。図33を参照して、嗜好情報リストデータD250Aは、図15の嗜好情報リストデータD250と比較して、「個数」の項目がない点のみが異なる。それ以外は、嗜好情報リストデータD250と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
次に、コンテンツリスト表示処理Aについて説明する。コンテンツリスト表示処理Aは、表示部530に、図9のリモコン画像MG100が表示されている場合に行なわれる処理であるとする。この場合、通信端末装置500は、リモコンモードに設定されているとする。
図34は、コンテンツリスト表示処理Aのフローチャートである。図34は、通信端末装置500、映像表示装置600、サービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。図34を参照して、コンテンツリスト表示処理Aは、図18のコンテンツリスト表示処理と比較して、ステップS312の処理が行なわれない点と、ステップS314の代わりにステップS314Aの処理が行なわれる点と、ステップS322Aの処理が行なわれる点と、ステップS324の代わりにステップS324Aの処理が行なわれる点とが異なる。それ以外は、コンテンツリスト表示処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。以下、第1の実施の形態のコンテンツリスト表示処理と異なる処理を、主に説明する。
通信端末装置500では、ステップS320,S321の処理の後、ステップS322Aに進む。ステップS321までの処理により、通信端末装置500の記憶部520には、図19のEPGデータD500が記憶される。
ステップS322Aでは、おすすめ番組検索処理Aが行なわれる。なお、記憶部520には、図20のポイント付与テーブルT100が予め記憶されているものとする。おすすめ番組検索処理Aは、図18のステップS312のおすすめ番組検索処理において、制御部610、記憶部620、一時記憶部622および嗜好情報リストデータD250を、それぞれ、制御部510、記憶部520、一時記憶部522および嗜好情報リストデータD250Aに置き換えた処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、一時記憶部522には、図22のお勧め番組データD400が記憶される。そして、ステップS322Aの処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS310の処理が行なわれる。この処理により、映像表示装置600の記憶部620には、図19のEPGデータD500が記憶される。そして、ステップS313に進む。そして、ステップS313の処理の後、ステップS314Aに進む。
ステップS314Aでは、制御部610が、予約情報データテーブルおよび録画情報データを、通信端末装置500へ送信する。その後、ステップS314Aの処理は終了する。なお、送信される予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルは、それぞれ、予約情報データテーブルD310および録画情報データテーブルD320であるとする。
通信端末装置500では、ステップS322Aの処理の後、ステップS324Aに進む。
ステップS324Aでは、制御部510が、予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルを受信する。そして、制御部510は、受信した予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルを一時記憶部522に記憶させる。なお、受信される予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルは、それぞれ、予約情報データテーブルD310および録画情報データテーブルD320であるとする。その後、ステップS325に進む。
ステップS325では、第1の実施の形態と同様、図23のデータ統合処理が行なわれる。この処理により、一時記憶部522には、図26のEPGデータD500Cが記憶される。その後、ステップS326に進む。
その後、ステップS326の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示部530には、図28の番組リスト画像MG200または図29の番組リスト画像MG200Aが表示される。
したがって、本実施の形態では、通信端末装置500に記憶されている嗜好情報リストデータに基づいて、番組リスト画像MG200または番組リスト画像MG200Aが表示されるので、通信端末装置500を所有するユーザの嗜好に応じた複数の番組簡易情報を、表示部530に表示させることができるという効果を奏する。
ステップS326の処理が終了すると、ステップS327の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以上により、通信端末装置500における処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS314Aの処理が終了すると、ステップS315に進む。
その後、ステップS315,S316,S317,S318の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以上により、映像表示装置600における処理は終了する。
なお、映像表示装置600において、たとえば、新たな録画予約が行なわれることにより予約情報データテーブルが更新された場合または録画処理により録画情報データテーブルが更新された場合、本実施の形態のコンテンツリスト表示処理Aは、映像表示装置600において、ステップS313,S314A,S315,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置500において、ステップS324A,S325,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
また、通信端末装置500が、図28のリスト画像MG210または図29の番組リスト画像MG200Aに表示されているような、「録画済み」および「予約」の文字列、「お勧め度」の情報等を、表示部530に表示させるための要求を、映像表示装置600へ送信した場合、本実施の形態のコンテンツリスト表示処理Aは、映像表示装置600において、ステップS313,S314A,S315,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置500において、ステップS324A,S325,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、通信端末装置500に記憶されている嗜好情報リストデータに基づいて、番組リスト画像MG200または番組リスト画像MG200Aが表示されるので、通信端末装置500を所有するユーザの嗜好に応じた複数の番組簡易情報を、表示部530に表示させることができるという効果を奏する。
また、番組リスト画像には、同一コンテンツに関して、異なる複数の情報が表示される。異なる複数の情報は、たとえば、通信端末装置500が受信して保有するEPGデータD500に基づく、コンテンツとしての番組の開始時刻の情報、映像表示装置600が記憶している予約情報データテーブルに基づく、コンテンツの録画予約の情報である。
したがって、複数種類の装置の各々が有する、同一コンテンツに関する異なる情報を、1つの装置で容易に参照することができるという効果を奏する。
<第2の実施の形態の変形例>
第2の実施の形態では、1台の通信端末装置500が、映像表示装置600に対し処理を行なう場合の処理について説明した。本実施の形態では、各々の装置IDが異なる、複数の通信端末装置500の各々が、映像表示装置600に対し処理について説明する。複数の通信端末装置500の各々には、異なる嗜好情報リストデータが記憶されているとする。
したがって、本実施の形態では、嗜好情報リストデータが各通信端末装置500に記憶されているので、映像表示装置600は、特定の映像表示装置(たとえば、自宅の映像表示装置)に限定されない。通信端末装置500のユーザが通信端末装置500を使用して、たとえば、友人の家にある映像表示装置に対しても、以下の処理を行なうことが可能である。この場合、友人の家にある映像表示装置は、第1の実施の形態で説明した映像表示装置600の構成を有するとする。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
本実施の形態では、通信端末装置500は、一例として3台あるとして説明する。本実施の形態では、3台の通信端末装置500を、それぞれ、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cとも称する。通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの装置IDは、それぞれ、“090111111”、“090222222”および“090333333”であるとする。
次に、本実施の形態において、ユーザの嗜好情報を利用して、コンテンツとしての番組のリストを表示させるための処理(以下、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aともいう)について説明する。
なお、映像表示装置600の記憶部620には、複数の通信端末装置の録画予約処理により、以下の予約情報データテーブルD310AAが記憶されているとする。
図35は、一例として予約情報データテーブルD310AAを示す図である。図35を参照して、予約情報データテーブルD310AAは、図27の予約情報データテーブルD310Aと比較して、管理番号“2”の予約情報データの「装置ID」の項目に、装置ID“090222222”がさらに追加されている点が異なる。それ以外は、予約情報データテーブルD310Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
「装置ID」の項目に複数の装置IDが記載されている予約情報データは、同じ番組を、複数の通信端末装置が録画予約していることを示す。この場合、予約情報データテーブルD310AAでは、管理番号“2”の予約情報データが示す番組は、装置IDが“090111111”の通信端末装置Aと、装置IDが“090222222”の通信端末装置Bとが録画予約していることを示す。
また、映像表示装置600の記憶部620には、複数の通信端末装置が録画予約していた番組が録画処理されることにより、記憶部620に記憶された録画データの情報を示す、以下の録画情報データテーブルD320Aも記憶されているとする。
図36は、一例として録画情報データテーブルD320Aを示す図である。図36を参照して、録画情報データテーブルD320Aは、図17の録画情報データテーブルD320と比較して、管理番号“1”の録画情報データの「装置ID」の項目に、装置ID“090333333”がさらに追加されている点が異なる。それ以外は、録画情報データテーブルD320と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
「装置ID」の項目に複数の装置IDが記載されている録画情報データは、複数の通信端末装置が録画予約していた1つの番組の録画処理が終了したことを示す。この場合、予録画情報データテーブルD320Aでは、管理番号“1”の録画情報データが示す番組は、装置IDが“090111111”の通信端末装置Aと、装置IDが“090333333”の通信端末装置Cとが録画予約し、当該録画予約による録画処理が終了した番組である。
本実施の形態では、第2の実施の形態と同様、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aが行なわれる前に、通信端末装置Aは、前述した嗜好情報登録処理を行なうとする。この処理により、通信端末装置Aの記憶部520に、図33の嗜好情報リストデータD250Aが記憶される。また、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々も、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aが行なわれる前に、前述した嗜好情報登録処理を行なうとする。この処理により、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の記憶部520にも、嗜好情報リストデータが記憶される。なお、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の嗜好情報リストデータは異なるとする。
次に、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aについて説明する。複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aは、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の表示部530に、図9のリモコン画像MG100が表示されている場合に行なわれる処理であるとする。この場合、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々は、リモコンモードに設定されているとする。
図37は、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aのフローチャートである。図37は、通信端末装置500、映像表示装置600、サービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。図37を参照して、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aは、図34のコンテンツリスト表示処理Aと比較して、ステップS315の代わりにステップS315Aの処理が行なわれる点と、ステップS325の代わりにステップS325Aの処理が行なわれる点とが異なる。それ以外は、コンテンツリスト表示処理Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。以下、第2の実施の形態のコンテンツリスト表示処理Aと異なる処理を、主に説明する。
まず、通信端末装置Aが映像表示装置600に対して処理を行なう場合の複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aについて説明する。
通信端末装置Aは、ステップS320,S321の処理の後、ステップS322Aに進む。ステップS321までの処理により、通信端末装置Aの記憶部520には、図19のEPGデータD500が記憶される。
ステップS322Aでは、第2の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、通信端末装置Aの一時記憶部522には、図22のお勧め番組データD400が記憶される。そして、ステップS322Aの処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS310の処理が行なわれる。この処理により、映像表示装置600の記憶部620には、図19のEPGデータD500が記憶される。そして、ステップS313に進む。そして、ステップS313の処理の後、ステップS314Aに進む。
ステップS314Aでは、制御部610が、予約情報データテーブルおよび録画情報データを、通信端末装置Aへ送信する。その後、ステップS314Aの処理は終了する。なお、送信される予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルは、それぞれ、予約情報データテーブルD310AAおよび録画情報データテーブルD320Aであるとする。
通信端末装置Aでは、ステップS322Aの処理の後、ステップS324Aに進む。
ステップS324Aでは、制御部510が、予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルを受信する。そして、制御部510は、受信した予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルを一時記憶部522に記憶させる。なお、受信される予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルは、それぞれ、予約情報データテーブルD310AAおよび録画情報データテーブルD320Aであるとする。その後、ステップS325Aに進む。
ステップS325Aでは、データ統合処理Aが行なわれる。
図38は、データ統合処理Aのフローチャートである。なお、図38には、映像表示装置600で行なわれる、後述する処理のフローチャートも示される。図38を参照して、ステップS410Aでは、予約情報データ統合処理Aが行なわれる。予約情報データ統合処理Aでは、制御部510が、EPGデータD500において、図35の予約情報データテーブルD310AAを構成する複数の予約情報データの各々に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データ(以下、予約番組情報データともいう)に「予約」という状態を対応づけて追記する。
そして、さらに、予約番組情報データに示されるID番号と一致するID番号を含む予約情報データの示す装置IDが2つ以上である場合、制御部510は、予約番組情報データに、装置IDの数を対応づけて追記する。
以上の処理により、以下のEPGデータD500AAが生成される。そして、制御部510は、生成したEPGデータD500AAを、一時記憶部522に記憶させる。その後、このステップS410Aの処理は終了する。
図39は、一例としてのEPGデータD500AAを示す図である。図39を参照して、EPGデータD500AAは、図24のEPGデータD500Aと比較して、管理番号“023”の番組情報データの「状態」の項目において、図35の管理番号“2”の予約情報データの示す装置IDの数(“2”)がさらに記載されている点が異なる。それ以外は、EPGデータD500Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
管理番号“023”の番組情報データの示す情報により、EPGデータD500AAにおける管理番号“023”の番組情報データに対応する番組は、2つの通信端末装置により録画予約されていることが分かる。
再び、図38を参照して、ステップS410Aの処理の後、ステップS412Aに進む。
ステップS412Aでは、録画情報データ統合処理Aが行なわれる。録画情報データ統合処理Aでは、制御部510が、EPGデータD500AAにおいて、図36の録画情報データテーブルD320Aを構成する複数の録画情報データの各々に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データ(以下、録画済み番組情報データともいう)に「録画済み」という状態を対応づけて追記する。
そして、さらに、録画済み番組情報データに示されるID番号と一致するID番号を含む録画情報データの示す装置IDが2つ以上である場合、制御部510は、録画済み番組情報データに、装置IDの数を対応づけて追記する。
以上の処理により、以下のEPGデータD500BBが生成される。そして、制御部510は、生成したEPGデータD500BBを、一時記憶部522に記憶させる。その後、このステップS412Aの処理は終了する。
図40は、一例としてのEPGデータD500BBを示す図である。図40を参照して、EPGデータD500BBは、図25のEPGデータD500Bと比較して、管理番号“023”の番組情報データの「状態」の項目において、図35の管理番号“2”の予約情報データの示す装置IDの数(“2”)がさらに記載されている点と、管理番号“021”の番組情報データの「状態」の項目において、図36の管理番号“1”の録画情報データの示す装置IDの数(“2”)がさらに記載されている点とが異なる。それ以外は、EPGデータD500Bと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
管理番号“021”の番組情報データの示す情報により、EPGデータD500BBにおける管理番号“021”の番組情報データに対応する番組は、2つの通信端末装置が録画予約し、当該録画予約による録画処理が終了した番組であることが分かる。
再び、図38を参照して、ステップS412Aの処理の後、ステップS414に進む。
ステップS414では、図23のステップS414と同様に、お勧め番組データ統合処理が行なわれる。具体的には、お勧め番組データ統合処理では、制御部510が、EPGデータD500BBにおいて、お勧め番組データに示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データに「お勧め度」を対応づけて追記することにより、以下のEPGデータD500CCを生成する。本実施の形態の通信端末装置Aで使用されるお勧め番組データは、一例として、図22のお勧め番組データD400であるとする。
ここで、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の記憶部520には、予め、前述したお勧め番組自動録画フラグMが記憶されている。
そのため、お勧め番組データ統合処理では、お勧め番組自動録画フラグMがオンであり、かつ、EPGデータD500BBにおいて、お勧め番組データ(たとえば、お勧め番組データD400)に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データの「状態」の項目が「予約」となってない場合、制御部510が、番組情報データに「お勧め度」を対応づけて追記すると共に、「状態」の項目を「予約」とすることにより、以下のEPGデータD500CCを生成する。そして、制御部510は、生成したEPGデータD500CCを、一時記憶部522に記憶させる。その後、このステップS414の処理は終了する。
この処理により、予約となってないお勧め番組を自動的に録画予約することが可能となる。以下においては、自動的に録画予約された番組の情報を示す番組情報データを、自動録画予約番組情報データともいう。
図41は、一例としてのEPGデータD500CCを示す図である。図41を参照して、EPGデータD500CCは、図40のEPGデータD500BBと比較して、「お勧め度」という項目がさらに追加されている点が異なる。それ以外は、EPGデータD500BBと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
なお、「お勧め度」の項目において、ステップS414の処理の対象となった番組情報データには“1”〜“3”で表される「お勧め度」が追記される。また、“112232”のID番号を含む番組情報データには、状態の項目が「予約」に変更されている。すなわち、“112232”のID番号を含む番組情報データは、自動録画予約番組情報データである。
再び、図38を参照して、ステップS414の処理の後、ステップS416に進む。
ステップS416では、図23のステップS416と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、自動録画予約番組情報データがあったとして、ステップS417に進む。
ステップS417では、図23のステップS417と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、このデータ統合処理Aは終了し、図37の通信端末装置Aが行なうステップS325Aの次のステップS326に進む。
映像表示装置600では、他の処理とは独立してデータ受信時処理が行なわれる。データ受信時処理では、まず、ステップS421の処理が行なわれる。
ステップS421では、図23のステップS421と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、YESと判定されて、ステップS422に進むとする。
ステップS422では、図23のステップS422と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、図35の予約情報データテーブルD310AAに予約情報データを追加することにより、予約情報データテーブルD310AAが更新され、記憶部620に記憶される。
再び、図38を参照して、ステップS422の処理が終了すると、再度、ステップS421の処理が行なわれる。
再び、図37を参照して、ステップS325Aの処理の後、ステップS326に進む。
ステップS326では、第1の実施の形態と同様に、番組リスト表示処理が行なわれる。番組リスト表示処理では、制御部510が、EPGデータD500CCを構成する一部の番組情報データを使用して、VDP532を利用して、以下の番組リスト画像MG201を生成し、生成した番組リスト画像MG201を表示部530に表示させる。そして、制御部510は、通信端末装置500のリモコンモードを解除する。これにより、通信端末装置500は、映像表示装置600を、インターフェース操作Mにより操作不可能となる。そして、ステップS326の処理は終了する。
図42は、一例としての番組リスト画像MG201を示す図である。図42を参照して、番組リスト画像MG201は、図28の番組リスト画像MG200と比較して、リスト画像MG210の代わりにリスト画像MG211が配置される点が異なる。それ以外は、番組リスト画像MG200と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
リスト画像MG211には、1つの放送局に対応する複数の番組簡易情報がリスト表示される。複数の番組簡易情報は、図28で説明したのと同様に、EPGデータD500CCを構成する一部の番組情報データに対応する。
リスト画像MG211は、リスト画像MG210と比較して、タイトルが「Fスポーツ」という番組簡易情報が示す「(録画済み)」という文字列に下線が追記されている点と、タイトルが「E映画」という番組簡易情報が示す「(予約)」という文字列に下線が追記されている点とが異なる。それ以外は、リスト画像MG210と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
リスト画像MG211に表示される番組簡易情報に対応する、図41の番組情報データの状態の項目に「録画済み」の情報があり、かつ、装置IDの数(たとえば、“2”)がある場合、番組簡易情報が示す「(録画済み)」という文字列に下線が追記される。「(録画済み)」という文字列に追記される下線は、番組簡易情報が示す番組を複数の装置が録画予約し、当該録画予約により録画処理が終了したことを示す。
また、リスト画像MG211に表示される番組簡易情報に対応する、図41の番組情報データの状態の項目に「予約」の情報があり、かつ、装置IDの数(たとえば、“2”)がある場合、番組簡易情報が示す「(予約)」という文字列に下線が追記される。「(予約)」という文字列に追記される下線は、番組簡易情報が示す番組を複数の装置が録画予約していることを示す。
たとえば、タイトルが「Fスポーツ」という番組簡易情報に対応する図41の管理番号“021”の番組情報データは、状態の項目に「録画済み」の情報があり、かつ、装置IDの数(たとえば、“2”)があるので、タイトルが「Fスポーツ」という番組簡易情報が示す「(録画済み)」という文字列に下線が追記される。
また、たとえば、タイトルが「E映画」という番組簡易情報に対応する図41の管理番号“023”の番組情報データは、状態の項目に「予約」の情報があり、かつ、装置IDの数(たとえば、“2”)があるので、タイトルが「E映画」という番組簡易情報が示す「(予約)」という文字列に下線が追記される。
なお、「(録画済み)」および「(予約)」の文字列は、下線の代わりに、他の表現が行なわれてもよい。他の表現とは、たとえば、文字列のフォントサイズを大きくするという表現、文字列を太字にするという表現、文字列に色をつけるという表現である。
なお、他の装置と共通する情報(たとえば、下線が追記された「(録画済み)」および「(予約)」の文字列)は、リスト画像MG211に表示しないようにしてもよい。これにより、通信端末装置では、自装置のみの情報を表示することができる。
なお、ステップS326の処理では、制御部510が、EPGデータD500CCを構成する一部の番組情報データを使用して、VDP532を利用して、以下の番組リスト画像MG201Aを生成し、生成した番組リスト画像MG201Aを表示部530に表示させてもよい。
図43は、一例としての番組リスト画像MG201Aを示す図である。図43を参照して、番組リスト画像MG201Aは、図29の番組リスト画像MG200Aと比較して、リスト画像MG210Aの代わりにリスト画像MG211Aが配置される点が異なる。それ以外は、番組リスト画像MG200Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
リスト画像MG211Aには、複数の番組簡易情報がリスト表示される。複数の番組簡易情報は、図28で説明したのと同様に、EPGデータD500CCを構成する一部の番組情報データに対応する。
リスト画像MG211Aは、リスト画像MG210Aと比較して、タイトルが「Fスポーツ」という番組簡易情報が示す「(録画済み)」という文字列に下線が追記されている点と、タイトルが「E映画」という番組簡易情報が示す「(予約)」という文字列に下線が追記されている点とが異なる。それ以外は、リスト画像MG210と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
リスト画像MG211Aに表示される番組簡易情報に対応する、図41の番組情報データの状態の項目に「録画済み」の情報があり、かつ、装置IDの数(たとえば、“2”)がある場合、番組簡易情報が示す「(録画済み)」という文字列に下線が追記される。「(録画済み)」という文字列に追記される下線は、番組簡易情報が示す番組を複数の装置が録画予約し、当該録画予約により録画処理が終了したことを示す。
また、リスト画像MG211Aに表示される番組簡易情報に対応する、図41の番組情報データの状態の項目に「予約」の情報があり、かつ、装置IDの数(たとえば、“2”)がある場合、番組簡易情報が示す「(予約)」という文字列に下線が追記される。「(予約)」という文字列に追記される下線は、番組簡易情報が示す番組を複数の装置が録画予約していることを示す。
なお、「(録画済み)」および「(予約)」の文字列は、下線の代わりに、他の表現が行なわれてもよい。他の表現とは、たとえば、文字列のフォントサイズを大きくするという表現、文字列を太字にするという表現、文字列に色をつけるという表現である。
なお、他の装置と共通する情報(たとえば、下線が追記された「(録画済み)」および「(予約)」の文字列)は、リスト画像MG211Aに表示しないようにしてもよい。これにより、通信端末装置では、自装置のみの情報を表示することができる。
以上の処理により、通信端末装置を所有するユーザの嗜好に応じた複数の番組簡易情報を、表示部530に表示させることができるという効果に加え、通信端末装置のユーザは、複数の通信端末装置が、対応する番組を録画予約し、当該録画予約により録画処理が終了した番組、および、複数の通信端末装置が、録画予約している番組を、手元の通信端末装置で容易に確認することができるという効果を奏する。
ステップS326の処理が終了すると、ステップS327の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以上により、通信端末装置Aにおける処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS314Aの処理が終了すると、ステップS315Aに進む。
ステップS315Aでは、データ統合処理TAが行なわれる。
図44は、データ統合処理TAのフローチャートである。図44を参照して、ステップS430Aでは、予約情報データ統合処理TAが行なわれる。予約情報データ統合処理TAでは、図38のステップS410Aの処理と同様に、制御部610が、EPGデータD500において、図35の予約情報データテーブルD310AAを構成する複数の予約情報データの各々に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データ(以下、予約番組情報データともいう)に「予約」という状態を対応づけて追記する。
そして、さらに、予約番組情報データに示されるID番号と一致するID番号を含む予約情報データの示す装置IDが2つ以上である場合、制御部610は、予約番組情報データに、装置IDの数を対応づけて追記する。
以上の処理により、図39のEPGデータD500AAが生成される。そして、制御部610は、生成したEPGデータD500AAを、一時記憶部622に記憶させる。その後、ステップS432Aに進む。
ステップS432Aでは、録画情報データ統合処理TAが行なわれる。録画情報データ統合処理TAでは、図38のステップS412Aの処理と同様に、制御部610が、EPGデータD500AAにおいて、図36の録画情報データテーブルD320Aを構成する複数の録画情報データの各々に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データ(以下、録画済み番組情報データともいう)に「録画済み」という状態を対応づけて追記する。
そして、さらに、録画済み番組情報データに示されるID番号と一致するID番号を含む録画情報データの示す装置IDが2つ以上である場合、制御部610は、録画済み番組情報データに、装置IDの数を対応づけて追記する。
以上の処理により、図40のEPGデータD500BBが生成される。そして、制御部610は、生成したEPGデータD500BBを、一時記憶部622に記憶させる。その後、ステップS434に進む。
ステップS434では、図30のステップS434の処理と同様に、お勧め番組データ統合処理Tが行なわれる。具体的には、お勧め番組データ統合処理Tでは、制御部610が、EPGデータD500BBにおいて、お勧め番組データに示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データに「お勧め度」を対応づけて追記することにより、図41のEPGデータD500CCを生成する。本実施の形態の通信端末装置Aで使用されるお勧め番組データは、一例として、図22のお勧め番組データD400であるとする。
お勧め番組データ統合処理Tでは、EPGデータD500BBにおいて、お勧め番組データ(たとえば、お勧め番組データD400)に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データについて、制御部610が、番組情報データに「お勧め度」を対応づけて追記することにより、図41のEPGデータD500CCを生成する。そして、制御部610は、生成したEPGデータD500CCを、一時記憶部622に記憶させる。その後、このデータ統合処理Tは終了し、図37の映像表示装置600が行なうステップS315Aの次のステップS316に進む。
再び、図18を参照して、映像表示装置600では、ステップS315の処理が終了すると、ステップS316に進む。
ステップS316では、第1の実施の形態と同様に、番組表表示処理が行なわれる。番組表表示処理では、制御部610が、EPGデータD500CCを構成する一部の番組情報データを使用して、VDP632を利用して、以下の番組表画像G101を生成し、生成した番組表画像G101を表示部630に表示させる。そして、ステップS316の処理は終了する。
図45は、一例としての番組表画像G101を示す図である。図45を参照して、番組表画像G101は、図31の番組表画像G100と比較して、番組表表示画像G110の代わりに番組表表示画像G111が配置される点が異なる。それ以外は、番組表画像G100と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
番組表表示画像G111は、番組表表示画像G110と比較して、番組表表示画像G111に表示される複数の番組放送時間枠のうち、一部の番組放送時間枠内の「(録画済み)」という文字列または「(予約)」という文字列に、下線が追記されている点が異なる。それ以外は、番組表表示画像G110と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
なお、番組表表示画像G111に表示される複数の番組放送時間枠は、図41のEPGデータD500CCの一部の番組情報データに対応する。EPGデータD500CCにおける番組情報データと、番組放送時間枠との対応の説明は、図31の説明において、EPGデータD500Cを、EPGデータD500CCに置き換えた説明と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
番組表表示画像G111に表示される番組放送時間枠に対応する図41の番組情報データに「録画済み」の情報があり、かつ、装置IDの数(たとえば、“2”)がある場合、番組放送時間枠に表示される「(録画済み)」という文字列に下線が追記される。「(録画済み)」という文字列に追記される下線は、対応する番組情報データが示す番組を複数の装置が録画予約し、当該録画予約により録画処理が終了したことを示す。
番組表表示画像G111に表示される番組放送時間枠に対応する図41の番組情報データに「予約」の情報があり、かつ、装置IDの数(たとえば、“2”)がある場合、番組放送時間枠に表示される「(予約)」という文字列に下線が追記される。「(予約)」という文字列に追記される下線は、対応する番組情報データが示す番組を複数の装置が録画予約していることを示す。
たとえば、図45の番組放送時間枠SQ111に対応する、図41の管理番号“021”の番組情報データは、状態の項目に「録画済み」の情報があり、かつ、装置IDの数(たとえば、“2”)があるので、番組放送時間枠SQ111内の「(録画済み)」という文字列に下線が追記される。
また、たとえば、図45の番組放送時間枠SQ113に対応する、図41の管理番号“023”の番組情報データは、状態の項目に「予約」の情報があり、かつ、装置IDの数(たとえば、“2”)があるので、番組放送時間枠SQ113内の「(予約)」という文字列に下線が追記される。
なお、「(録画済み)」および「(予約)」の文字列は、下線の代わりに、他の表現が行なわれてもよい。他の表現とは、たとえば、文字列のフォントサイズを大きくするという表現、文字列を太字にするという表現、文字列に色をつけるという表現である。
以上の処理により、映像表示装置600で録画済みの番組、映像表示装置600で録画予約されている番組、およびどの番組がユーザの嗜好に応じた番組であるかという情報等を、容易に確認することができるという効果に加え、複数の通信端末装置が、対応する番組を録画予約し、当該録画予約により録画処理が終了した番組、および、複数の通信端末装置が、録画予約している番組を、容易に確認することができるという効果を奏する。
なお、他の装置と共通する情報(たとえば、下線が追記されている「(録画済み)」および「(予約)」の文字列)のみを、番組表表示画像G111に表示するようにしてもよい。これにより、映像表示装置600では、複数のユーザで共通する情報のみを表示することができる。
再び、図37を参照して、映像表示装置600では、ステップS316の処理の後、ステップS317,S318の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以上により、映像表示装置600における処理は終了する。
なお、映像表示装置600において、たとえば、新たな録画予約が行なわれることにより予約情報データテーブルが更新された場合または録画処理により録画情報データテーブルが更新された場合、本実施の形態の複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aは、映像表示装置600において、ステップS313,S314A,S315A,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置500において、ステップS324A,S325A,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
また、通信端末装置Aが、図42のリスト画像MG211または図43の番組リスト画像MG201Aに表示されているような、「録画済み」および「予約」の文字列、「お勧め度」の情報等を、表示部530に表示させるための要求を、映像表示装置600へ送信した場合、本実施の形態の複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aは、映像表示装置600において、ステップS313,S314A,S315A,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置500において、ステップS324A,S325A,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
その後、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々が、映像表示装置600に対して、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aを行なう。なお、映像表示装置600は、複数装置対応コンテンツリスト表示処理AのステップS313までの処理を行なっているとする。
この場合、映像表示装置600に対し、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々が処理を行なう場合、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aは、映像表示装置600において、ステップS314A,S315A,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々において、前述した通信端末装置Aと同様に、ステップS320,S321,S322A,S324A,S325A,S326,S327の処理が行なわれる処理となる。
以上により、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aは、各々の装置IDが異なる、複数の通信端末装置500が、映像表示装置600に対し処理を行なう場合でも実施可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第2の実施の形態の奏する効果に加えて、通信端末装置のユーザは、複数の通信端末装置が、対応する番組を録画予約し、当該録画予約により録画処理が終了した番組、および、複数の通信端末装置が、録画予約している番組を、手元の通信端末装置で容易に確認することができるという効果を奏する。
<第3の実施の形態>
第1および第2の実施の形態では、通信端末装置500がEPGデータを受信する処理を行なっていた。本実施の形態では、通信端末装置500がEPGデータを受信する処理を行なわない場合の処理について説明する。
なお、本実施の形態においては、第2の実施の形態と同様、嗜好情報リストデータが、通信端末装置500に記憶されているとする。したがって、本実施の形態では、嗜好情報リストデータが通信端末装置500に記憶されているので、映像表示装置600は、特定の映像表示装置(たとえば、自宅の映像表示装置)に限定されない。通信端末装置500のユーザが通信端末装置500を使用して、たとえば、友人の家にある映像表示装置に対しても、以下の処理を行なうことが可能である。この場合、友人の家にある映像表示装置は、第1の実施の形態で説明した映像表示装置600の構成を有するとする。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
次に、本実施の形態において、ユーザの嗜好情報を利用して、コンテンツとしての番組のリストを表示させるための処理(以下、コンテンツリスト表示処理Bともいう)について説明する。
なお、映像表示装置600の記憶部620には、第1の実施の形態と同様、録画予約処理により、図16の予約情報データテーブルD310が記憶されているとする。また、映像表示装置600の記憶部620には、第1の実施の形態と同様、録画処理により、記憶部620に記憶された録画データの情報を示す、図17の録画情報データテーブルD320も記憶されているとする。
本実施の形態では、第2の実施の形態と同様、コンテンツリスト表示処理Bが行なわれる前に、通信端末装置500において、前述した嗜好情報登録処理が行なわれるとする。この処理により、記憶部520に、図33の嗜好情報リストデータD250Aが記憶される。
次に、コンテンツリスト表示処理Bについて説明する。コンテンツリスト表示処理Bは、表示部530に、図9のリモコン画像MG100が表示されている場合に行なわれる処理であるとする。この場合、通信端末装置500は、リモコンモードに設定されているとする。
図46は、コンテンツリスト表示処理Bのフローチャートである。図46は、通信端末装置500、映像表示装置600、サービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。図46を参照して、コンテンツリスト表示処理Bは、図34のコンテンツリスト表示処理Aと比較して、ステップS311Bの処理が行なわれる点と、ステップS320,S321の処理が行なわれない点と、ステップS320B,S321Bの処理が行なわれる点とが異なる。それ以外は、コンテンツリスト表示処理Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。以下、第2の実施の形態のコンテンツリスト表示処理Aと異なる処理を、主に説明する。
映像表示装置600では、ステップS310の処理が行なわれる。この処理により、映像表示装置600の記憶部620には、図19のEPGデータD500が記憶される。そして、ステップS311Bに進む。
ステップS311Bでは、制御部610が、番組データとしてのEPGデータを、通信端末装置500へ送信する。ここで、送信されるEPGデータは、EPGデータD500であるとする。その後、ステップS311Bの処理は終了する。
通信端末装置500では、まず、ステップS320Bの処理が行なわれる。
ステップS320Bでは、制御部510が、番組データとしてのEPGデータD500を受信したか否かを判定する。ステップS320Bにおいて、YESならば、ステップS321Bに進む。一方、ステップS320Bにおいて、NOならば、再度、ステップS320Bの処理が行なわれる。ここでは、番組データとしてのEPGデータD500を受信したとして、ステップS321Bに進む。
ステップS321Bでは、制御部510が、受信したEPGデータD500を、記憶部520に記憶させる。その後、ステップS321Bの処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS311Bの処理が終了すると、ステップS313に進む。そして、ステップS313,S314Aの処理が行なわれる。これらの処理により、予約情報データテーブルおよび録画情報データが、通信端末装置500へ送信される。なお、送信される予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルは、それぞれ、予約情報データテーブルD310および録画情報データテーブルD320であるとする。
なお、コンテンツリスト表示処理Bでは、ステップS311Bの処理が行なわれなくてもよい。この場合、ステップS314Aの処理において、予約情報データテーブルD310および録画情報データテーブルD320に加え、番組データとしてのEPGデータD500を、通信端末装置500へ送信する処理が行なわれる。
通信端末装置500では、ステップS321Bの処理の後、ステップS322Aに進む。
ステップS322Aでは、第2の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、一時記憶部522には、図22のお勧め番組データD400が記憶される。そして、ステップS322Aの処理は終了し、ステップS324Aに進む。
ステップS324Aでは、第2の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、一時記憶部522に、予約情報データテーブルD310および録画情報データテーブルD320が記憶される。その後、ステップS325に進む。
ステップS325では、第1の実施の形態と同様、図23のデータ統合処理が行なわれる。この処理により、一時記憶部522には、図26のEPGデータD500Cが記憶される。その後、ステップS326に進む。
その後、ステップS326の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示部530には、図28の番組リスト画像MG200または図29の番組リスト画像MG200Aが表示される。
したがって、本実施の形態では、通信端末装置500に記憶されている嗜好情報リストデータに基づいて、番組リスト画像MG200または番組リスト画像MG200Aが表示されるので、通信端末装置500を所有するユーザの嗜好に応じた複数の番組簡易情報を、表示部530に表示させることができるという効果を奏する。
ステップS326の処理が終了すると、ステップS327の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以上により、通信端末装置500における処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS314Aの処理が終了すると、ステップS315に進む。
その後、ステップS315,S316,S317,S318の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以上により、映像表示装置600における処理は終了する。
なお、映像表示装置600において、たとえば、新たな録画予約が行なわれることにより予約情報データテーブルが更新された場合または録画処理により録画情報データテーブルが更新された場合、本実施の形態のコンテンツリスト表示処理Bは、映像表示装置600において、ステップS313,S314A,S315,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置500において、ステップS324A,S325,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
また、通信端末装置500が、図28のリスト画像MG210または図29の番組リスト画像MG200Aに表示されているような、「録画済み」および「予約」の文字列、「お勧め度」の情報等を、表示部530に表示させるための要求を、映像表示装置600へ送信した場合、本実施の形態のコンテンツリスト表示処理Bは、映像表示装置600において、ステップS313,S314A,S315,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置500において、ステップS324A,S325,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、通信端末装置500がEPGデータを受信する処理を行なわない場合でも、第2の実施の形態で奏する効果を得ることができる。すなわち、通信端末装置500に記憶されている嗜好情報リストデータに基づいて、番組リスト画像MG200または番組リスト画像MG200Aが表示されるので、通信端末装置500を所有するユーザの嗜好に応じた複数の番組簡易情報を、表示部530に表示させることができるという効果を奏する。
また、番組リスト画像には、同一コンテンツに関して、異なる複数の情報が表示される。異なる複数の情報は、たとえば、通信端末装置500が記憶している嗜好情報リストデータに基づくお勧め番組データに基づく情報、映像表示装置600が記憶している予約情報データテーブルに基づく、コンテンツの録画予約の情報である。
したがって、複数種類の装置の各々が有する、同一コンテンツに関する異なる情報を、1つの装置で容易に参照することができるという効果を奏する。
<第3の実施の形態の変形例>
第3の実施の形態では、1台の通信端末装置500が、映像表示装置600に対し処理を行なう場合の処理について説明した。本実施の形態では、各々の装置IDが異なる、複数の通信端末装置500の各々が、映像表示装置600に対し処理について説明する。複数の通信端末装置500の各々には、異なる嗜好情報リストデータが記憶されているとする。
したがって、本実施の形態では、嗜好情報リストデータが各通信端末装置500に記憶されているので、映像表示装置600は、特定の映像表示装置(たとえば、自宅の映像表示装置)に限定されない。通信端末装置500のユーザが通信端末装置500を使用して、たとえば、友人の家にある映像表示装置に対しても、以下の処理を行なうことが可能である。この場合、友人の家にある映像表示装置は、第1の実施の形態で説明した映像表示装置600の構成を有するとする。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
本実施の形態では、通信端末装置500は、一例として3台あるとして説明する。本実施の形態では、3台の通信端末装置500を、それぞれ、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cとも称する。通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの装置IDは、それぞれ、“090111111”、“090222222”および“090333333”であるとする。
次に、本実施の形態において、ユーザの嗜好情報を利用して、コンテンツとしての番組のリストを表示させるための処理(以下、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bともいう)について説明する。
なお、映像表示装置600の記憶部620には、複数の通信端末装置の録画予約処理により、図35の予約情報データテーブルD310AAが記憶されているとする。また、映像表示装置600の記憶部620には、複数の通信端末装置が録画予約していた番組が録画処理されることにより、記憶部620に記憶された録画データの情報を示す、図36の録画情報データテーブルD320Aも記憶されているとする。
本実施の形態では、第2の実施の形態と同様、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bが行なわれる前に、通信端末装置Aは、前述した嗜好情報登録処理を行なうとする。この処理により、通信端末装置Aの記憶部520に、図33の嗜好情報リストデータD250Aが記憶される。また、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々も、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bが行なわれる前に、前述した嗜好情報登録処理を行なうとする。この処理により、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の記憶部520にも、嗜好情報リストデータが記憶される。なお、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の嗜好情報リストデータは異なるとする。
次に、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bについて説明する。複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bは、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の表示部530に、図9のリモコン画像MG100が表示されている場合に行なわれる処理であるとする。この場合、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々は、リモコンモードに設定されているとする。
図47は、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bのフローチャートである。図47は、通信端末装置500、映像表示装置600、サービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。図47を参照して、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bは、図46のコンテンツリスト表示処理Bと比較して、ステップS315の代わりにステップS315Aの処理が行なわれる点と、ステップS325の代わりにステップS325Aの処理が行なわれる点とが異なる。それ以外は、コンテンツリスト表示処理Bと同様なので詳細な説明は繰り返さない。以下、第3の実施の形態のコンテンツリスト表示処理Bと異なる処理を、主に説明する。
まず、通信端末装置Aが映像表示装置600に対して処理を行なう場合の複数装置対応コンテンツリスト表示処理Aについて説明する。
映像表示装置600では、ステップS310の処理が行なわれる。この処理により、映像表示装置600の記憶部620には、図19のEPGデータD500が記憶される。そして、ステップS311Bに進む。
ステップS311Bでは、第3の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、番組データとしてのEPGデータが通信端末装置Aへ送信される。ここで、送信されるEPGデータは、EPGデータD500であるとする。その後、ステップS311Bの処理は終了する。
通信端末装置Aでは、まず、ステップS320Bの処理が行なわれる。
ステップS320Bでは、第3の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、番組データとしてのEPGデータD500を受信したとして、ステップS321Bに進み、ステップS321Bの処理が行なわれる。その後、ステップS321Bの処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS311Bの処理が終了すると、ステップS313に進む。そして、ステップS313,S314Aの処理が行なわれる。これらの処理により、予約情報データテーブルおよび録画情報データが、通信端末装置Aへ送信される。なお、送信される予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルは、それぞれ、予約情報データテーブルD310AAおよび録画情報データテーブルD320Aであるとする。
なお、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bでは、ステップS311Bの処理が行なわれなくてもよい。この場合、ステップS314Aの処理において、予約情報データテーブルD310AAおよび録画情報データテーブルD320Aに加え、番組データとしてのEPGデータD500を、通信端末装置Aへ送信する処理が行なわれる。
通信端末装置Aでは、ステップS321Bの処理の後、ステップS322Aに進む。
ステップS322Aでは、第2の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、一時記憶部522には、図22のお勧め番組データD400が記憶される。そして、ステップS322Aの処理は終了し、ステップS324Aに進む。
ステップS324Aでは、第2の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、一時記憶部522に、予約情報データテーブルD310AAおよび録画情報データテーブルD320Aが記憶される。その後、ステップS325Aに進む。
ステップS325Aでは、第2の実施の形態の変形例と同様、図37のデータ統合処理Aが行なわれる。この処理により、一時記憶部522には、図41のEPGデータD500CCが記憶される。その後、ステップS326に進む。
その後、ステップS326の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示部530には、図41の番組リスト画像MG201または図43の番組リスト画像MG201Aが表示される。
したがって、本実施の形態では、通信端末装置に記憶されている嗜好情報リストデータに基づいて、番組リスト画像MG201または番組リスト画像MG201Aが表示される。そのため、通信端末装置を所有するユーザの嗜好に応じた複数の番組簡易情報を、表示部530に表示させることができるという効果に加え、第2の実施の形態の変形例と同様、通信端末装置のユーザは、複数の通信端末装置が、対応する番組を録画予約し、当該録画予約により録画処理が終了した番組、および、複数の通信端末装置が、録画予約している番組を、手元の通信端末装置で容易に確認することができるという効果を奏する。
ステップS326の処理が終了すると、ステップS327の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以上により、通信端末装置Aにおける処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS314Aの処理が終了すると、ステップS315Aに進む。
ステップS315Aでは、第2の実施の形態の変形例と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS316の処理が行なわれる。この処理により、表示部630に、図45の番組表画像G101が表示される。
以上の処理により、映像表示装置600で録画済みの番組、映像表示装置600で録画予約されている番組、およびどの番組がユーザの嗜好に応じた番組であるかという情報等を、容易に確認することができるという効果に加え、複数の通信端末装置が、対応する番組を録画予約し、当該録画予約により録画処理が終了した番組、および、複数の通信端末装置が、録画予約している番組を、容易に確認することができるという効果を奏する。
再び、図37を参照して、映像表示装置600では、ステップS316の処理の後、ステップS317,S318の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以上により、映像表示装置600における処理は終了する。
なお、映像表示装置600において、たとえば、新たな録画予約が行なわれることにより予約情報データテーブルが更新された場合または録画処理により録画情報データテーブルが更新された場合、本実施の形態の複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bは、映像表示装置600において、ステップS313,S314A,S315A,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置Aにおいて、ステップS324A,S325A,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
また、通信端末装置Aが、図42のリスト画像MG211または図43の番組リスト画像MG201Aに表示されているような、「録画済み」および「予約」の文字列、「お勧め度」の情報等を、表示部530に表示させるための要求を、映像表示装置600へ送信した場合、本実施の形態の複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bは、映像表示装置600において、ステップS313,S314A,S315A,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置Aにおいて、ステップS324A,S325A,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
その後、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々が、映像表示装置600に対して、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bを行なう。なお、映像表示装置600は、複数装置対応コンテンツリスト表示処理BのステップS313までの処理を行なっているとする。
この場合、映像表示装置600に対し、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々が処理を行なう場合、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bは、映像表示装置600において、ステップS314A,S315A,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々において、前述した通信端末装置Aと同様に、ステップS320B,S321B,S322A,S324A,S325A,S326,S327の処理が行なわれる処理となる。
以上により、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bは、各々の装置IDが異なる、複数の通信端末装置500が、映像表示装置600に対し処理を行なう場合でも実施可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第3の実施の形態の奏する効果に加えて、第2の実施の形態の変形例と同様、通信端末装置のユーザは、複数の通信端末装置が、対応する番組を録画予約し、当該録画予約により録画処理が終了した番組、および、複数の通信端末装置が、録画予約している番組を、手元の通信端末装置で容易に確認することができるという効果を奏する。
<第4の実施の形態>
本実施の形態では、映像表示装置600が、装置IDが異なる、複数の通信端末装置500の情報を管理する処理について説明する。複数の通信端末装置500の各々には、異なる嗜好情報リストデータが記憶されているとする。
したがって、本実施の形態では、嗜好情報リストデータが各通信端末装置500に記憶されているので、映像表示装置600は、特定の映像表示装置(たとえば、自宅の映像表示装置)に限定されない。通信端末装置500のユーザが通信端末装置500を使用して、たとえば、友人の家にある映像表示装置に対しても、以下の処理を行なうことが可能である。この場合、友人の家にある映像表示装置は、第1の実施の形態で説明した映像表示装置600の構成を有するとする。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
本実施の形態では、通信端末装置500は、一例として3台あるとして説明する。本実施の形態では、3台の通信端末装置500を、それぞれ、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cとも称する。通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの装置IDは、それぞれ、“090111111”、“090222222”および“090333333”であるとする。
次に、本実施の形態において、ユーザの嗜好情報を利用して、コンテンツとしての番組のリストを表示させるための処理(以下、コンテンツリスト表示処理Cともいう)について説明する。
なお、映像表示装置600の記憶部620には、複数の通信端末装置の録画予約処理により、図35の予約情報データテーブルD310AAが記憶されているとする。また、映像表示装置600の記憶部620には、複数の通信端末装置が録画予約していた番組が録画処理されることにより、記憶部620に記憶された録画データの情報を示す、図36の録画情報データテーブルD320Aも記憶されているとする。
本実施の形態では、第2の実施の形態と同様、コンテンツリスト表示処理Cが行なわれる前に、通信端末装置Aは、前述した嗜好情報登録処理を行なうとする。この処理により、通信端末装置Aの記憶部520に、図33の嗜好情報リストデータD250Aが記憶される。また、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々も、コンテンツリスト表示処理Cが行なわれる前に、前述した嗜好情報登録処理を行なうとする。この処理により、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の記憶部520にも、嗜好情報リストデータが記憶される。なお、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の嗜好情報リストデータは異なるとする。
また、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々は、コンテンツリスト表示処理Cが行なわれる前に、お勧め番組表示許可処理を行なうとする。お勧め番組表示許可処理は、自装置の嗜好情報リストデータに基づくお勧め番組を、他の通信端末装置に表示させるか否かを設定するための処理である。
なお、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の記憶部520には、お勧め番組表示許可フラグが記憶されているとする。お勧め番組表示許可フラグとは、自装置の嗜好情報リストデータに基づく番組のお勧め度を、他の通信端末装置に表示させるか否かを決定するためのフラグである。お勧め番組表示許可フラグがオンに設定されている場合、自装置の嗜好情報リストデータに基づく番組のお勧め度を、他の通信端末装置に表示させることが許可される。一方、お勧め番組表示許可フラグがオフに設定されている場合、自装置の嗜好情報リストデータに基づく番組のお勧め度を、他の通信端末装置に表示させることが許可されない。なお、お勧め番組表示許可フラグは、初期状態ではオフに設定されているとする。
お勧め番組表示許可処理は、インターフェース操作Mにより、プログラム180に含まれるお勧め番組表示許可プログラムが実行されることにより行なわれる処理である。
お勧め番組表示許可プログラムでは、制御部510が、表示部530に以下のお勧め番組表示許可画像MG400を表示させる。
図48は、一例としてのお勧め番組表示許可画像MG400を示す図である。図48を参照して、お勧め番組表示許可画像MG400には、ボタン画像MBG485,MBG487とが配置される。
ボタン画像MBG485は、インターフェース操作Mにより押下処理されることにより、記憶部520に記憶されているお勧め番組表示許可フラグをオンに設定するためのボタン画像である。ボタン画像MBG487は、インターフェース操作Mにより押下処理されることにより、記憶部520に記憶されているお勧め番組表示許可フラグをオフに設定するためのボタン画像である。
そして、通信端末装置Aの表示部530に、お勧め番組表示許可画像MG400が表示された状態で、お勧め番組表示許可操作があったとする。ここで、お勧め番組表示許可操作とは、ボタン画像MBG485を押下処理するためのインターフェース操作Mである。この場合、制御部510は、勧め番組表示許可フラグをオンに設定する。そして、制御部510は、自装置の装置IDおよびお勧め番組表示許可フラグの状態の情報を、映像表示装置600へ送信する。
そして、映像表示装置600の制御部610は、装置IDおよびお勧め番組表示許可フラグの状態の情報を受信し、記憶部620に記憶させる。
通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々も、通信端末装置Aと同様に、上記処理を行ない、勧め番組表示許可フラグをオンに設定し、自装置の装置IDおよび勧め番組表示許可フラグの状態の情報を、映像表示装置600へ送信する。
そして、映像表示装置600の制御部610は、信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の装置IDおよびお勧め番組表示許可フラグの状態の情報を受信し、記憶部620に記憶させる。以上により、このお勧め番組表示許可処理は終了する。
お勧め番組表示許可処理が終了した後、記憶部620には、以下のお勧め番組表示許可設定データSD600が生成される。
図49は、一例としてのお勧め番組表示許可設定データSD600を示す図である。図49を参照して、お勧め番組表示許可設定データSD600は、装置IDに対応する通信端末装置のお勧め番組表示許可フラグの状態を示す。
なお、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々のお勧め番組表示許可フラグは、すべてオンに設定されなくてもよい。通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々のお勧め番組表示許可フラグのうち、少なくとも1つのお勧め番組表示許可フラグがオンに設定されていてもよい。
次に、コンテンツリスト表示処理Cについて説明する。コンテンツリスト表示処理Cは、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の表示部530に、図9のリモコン画像MG100が表示されている場合に行なわれる処理であるとする。この場合、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々は、リモコンモードに設定されているとする。
図50は、コンテンツリスト表示処理Cのフローチャートである。図50は、通信端末装置500、映像表示装置600、サービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。図50を参照して、コンテンツリスト表示処理Cは、図47の複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bと比較して、ステップS311Bの代わりにステップS311Cの処理が行なわれる点と、ステップS312Cの処理が行なわれる点と、ステップS314Aの代わりにステップS314Cの処理が行なわれる点と、ステップS315Aの代わりにステップS315Cの処理が行なわれる点と、ステップS320Bの代わりにステップS320Cの処理が行なわれる点と、ステップS321Bの代わりにステップS321Cの処理が行なわれる点と、ステップS322Aの処理の代わりにステップS322Cの処理が行なわれる点と、ステップS324Aの代わりにステップS324Cの処理が行なわれる点と、ステップS325Aの代わりにステップS325Cの処理が行なわれる点とが異なる。それ以外は、複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bと同様なので詳細な説明は繰り返さない。以下、第3の実施の形態の変形例の複数装置対応コンテンツリスト表示処理Bと異なる処理を、主に説明する。
まず、通信端末装置Aが映像表示装置600に対して処理を行なう場合のコンテンツリスト表示処理Cについて説明する。
映像表示装置600では、ステップS310の処理が行なわれる。この処理により、映像表示装置600の記憶部620には、図19のEPGデータD500が記憶される。その後、ステップS310の処理は終了する。
通信端末装置Aでは、まず、ステップS320Cの処理が行なわれる。
ステップS320Cでは、制御部510が、VDP532を利用して、以下の嗜好情報送信画像MG500を生成し、表示部530に嗜好情報送信画像MG500を表示させる。その後、ステップS320Cの処理は終了する。
図51は、一例としての嗜好情報送信画像MG500を示す図である。図51を参照して、嗜好情報送信画像MG500には、ボタン画像MBG585が配置される。
ボタン画像MBG585は、インターフェース操作Mにより押下処理されることにより、記憶部520に記憶されている嗜好情報リストデータを、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
再び、図50を参照して、ステップS320Cの処理が終了すると、ステップS321Cに進む。
ステップS321Cでは、制御部510が、嗜好情報送信許可操作があるか否かを判定する。嗜好情報送信許可操作とは、ボタン画像MBG585を押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS321Cにおいて、YESならば、ステップS322Cに進む。一方、ステップS321Cにおいて、NOならば、再度、ステップS321Cの処理が行なわれる。ここでは、嗜好情報送信許可操作があったとして、ステップS322Cに進む。
ステップS322Cでは、制御部510が、記憶部520に記憶されている嗜好情報リストデータ(たとえば、図33の嗜好情報リストデータD250A)とともに、自装置の装置ID(たとえば、“090111111”)を、映像表示装置600へ送信する。その後、ステップS322Cの処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS310の処理の後、ステップS311Cの処理が行なわれる。
ステップS311Cでは、受信処理が行なわれる。受信処理では、制御部610が、嗜好情報リストデータおよび装置ID(たとえば、“090111111”)を受信し、装置IDに嗜好情報リストデータを対応づけて、記憶部620に記憶させる。
その後、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々も、通信端末装置Aと同様に、ステップS320C,S321C,S322Cを行なう。なお、ステップS322Cの処理で送信され、映像表示装置600が受信する、装置毎の嗜好情報リストデータは、映像表示装置600が受信してから所定時間(たとえば、20分)経過すると、映像表示装置600の制御部610が削除する。これにより、映像表示装置600の制御部610が処理する、装置毎の嗜好情報リストデータが非常に多くなることで、表示部630に表示される、装置毎のお勧め番組の数が膨大な数になり、見難くなることを防止することができる。
ここで、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々が行なうS322Cの処理は、通信端末装置AがステップS322Cの処理を行なってから、所定時間(たとえば、20分)以内に行なわれるとする。
ステップS322Cの処理が行なわれる毎に、映像表示装置600では、ステップS311Cの処理が行なわれる。上記処理により、記憶部620には、以下の嗜好情報リストデータテーブルD600が生成される。
図52は、一例としての嗜好情報リストデータテーブルD600を示す図である。図52を参照して、嗜好情報リストデータテーブルD600は、複数の嗜好情報データから構成される。「管理番号」とは、複数の嗜好情報データを管理するための番号である。嗜好情報データには、装置IDおよび嗜好情報リストデータが含まれる。したがって、複数の嗜好情報リストデータの各々は、対応する装置IDに対応付けられる。嗜好情報リストデータは、複数の嗜好番組情報を含む。
たとえば、管理番号“1”の嗜好情報データに含まれる嗜好情報リストデータは、タイトルが「Dドラマ」という嗜好番組情報、タイトルが「Bクイズ」という嗜好番組情報、ジャンルが「ドラマ」という嗜好番組情報、ジャンルが「バラエティ」という嗜好番組情報、出演者が「K.T」という嗜好番組情報、出演者が「S.S」という嗜好番組情報を含む。
再び、図50を参照して、映像表示装置600では、ステップS311Cの処理の後、ステップS312Cの処理が行なわれる。
ステップS312Cでは、おすすめ番組検索処理TAが行なわれる。おすすめ番組検索処理TAは、嗜好情報リストデータテーブルD600に基づいて、EPGデータD500を構成する複数の番組情報データにそれぞれ対応する複数の番組から、装置ID毎のおすすめ番組を検索する処理である。以下においては、嗜好情報リストデータテーブルD600の管理番号“S(自然数)”の嗜好情報データに含まれる、嗜好情報リストデータを、嗜好情報リストデータSともいう。したがって、たとえば、嗜好情報リストデータテーブルD600の管理番号“1”の嗜好情報データに含まれる、嗜好情報リストデータは、嗜好情報リストデータ1ともいう。
なお、記憶部620には、図20のポイント付与テーブルT100が予め記憶されているものとする。おすすめ番組検索処理TAでは、嗜好情報リストデータテーブルD600を構成する複数の嗜好情報データの各々に対し、以下の検索処理が行なわれる。具体的には、おすすめ番組検索処理TAでは、嗜好情報リストデータ1〜嗜好情報リストデータ3に対し、以下の検索処理が行なわれる。
検索処理では、まず、制御部610が、記憶部620から嗜好情報リストデータ1を読出し、嗜好情報リストデータ1における複数の嗜好番組情報と一致する情報を含む番組を識別するためのID番号に対し、ポイント付与テーブルT100に基づいて、ポイントを計算する。
ポイントの計算方法は、図21で説明したのと同様である。図21を参照して、嗜好情報リストデータ1に示される嗜好番組情報としてのタイトル(Dドラマ)は、図19のEPGデータD500に示される、ID番号が“112231”の番組情報データが示すタイトル(Dドラマ)と一致する。そのため、ID番号が“112231”には、ポイント付与テーブルT100に基づいて、20ポイントが加算される。
また、嗜好情報リストデータ1に示される嗜好番組情報としてのジャンル(ドラマ)は、図19のEPGデータD500に示される、ID番号が“112231”の番組情報データが示すジャンル(ドラマ)と一致する。そのため、ID番号が“112231”には、ポイント付与テーブルT100に基づいて、15ポイントが加算される。また、嗜好情報リストデータD250に示される嗜好番組情報としての出演者(K.T)は、図19のEPGデータD500に示される、ID番号が“112231”の番組情報データが示す出演者(K.T)と一致する。そのため、ID番号が“112231”には、ポイント付与テーブルT100に基づいて、10ポイントが加算される。以上の計算により、ID番号“112231”のポイントは、合計で45ポイントとなる。
なお、他のID番号のポイントに対しても、ID番号が“112231”の場合と同様にポイントが計算される。本実施の形態では、一例として、40ポイント以上がお勧め度“3”に設定され、20ポイント以上がお勧め度“2”に設定され、15ポイント以上がお勧め度“1”に設定されるとする。したがって、ID番号“112231”は、お勧め度が“3”に設定される。ID番号“112222”は、お勧め度が“2”に設定される。ID番号“112235”は、お勧め度が“1”に設定される。
以上の計算に基づき、各ID番号に対し、ポイントが計算される。なお、お勧め度の判定のポイント数は、上記に限定されることなく、他のポイント数であってもよい。また、お勧め度は、“1”〜“3”の3段階に限定されることなく、2段階または4段階以上であってもよい。
そして、制御部610は、嗜好情報リストデータ1に対し行なった上記の検索処理により計算されたID番号毎のポイントを、使用した嗜好情報リストデータに対応する装置IDに対応づけて、記憶部620に記憶させる。そして、制御部610は、嗜好情報リストデータ1に対し行なった検索処理を、嗜好情報リストデータ1および嗜好情報リストデータ2の各々に対しても行なうことで、記憶部620には、以下のお勧め番組データテーブルD700が生成される。そして、ステップS312Cの処理は終了する。
図53は、一例としてのお勧め番組データテーブルD700を示す図である。図53を参照して、お勧め番組データテーブルD700は、複数のお勧めデータから構成される。「管理番号」とは、複数のお勧めデータを管理するための番号である。複数のお勧めデータの各々には、装置IDおよびお勧め番組データが含まれる。お勧め番組データテーブルD700において、管理番号が“1”のお勧めデータに含まれるお勧め番組データは、たとえば、図22のお勧め番組データD400と同じである。
以下においては、お勧め番組データテーブルD700に含まれる、管理番号“L(自然数)”のお勧めデータを、お勧めデータLともいう。たとえば、お勧め番組データテーブルD700に含まれる、管理番号“2”のお勧めデータは、お勧めデータ2ともいう。したがってお勧め番組データテーブルD700には、お勧めデータ1〜3が含まれる。
再び、図50を参照して、ステップS312Cの処理が終了すると、ステップS313に進む。そして、ステップS313の処理の後、ステップS314Cに進む。
ステップS314Cでは、データ送信処理が行なわれる。以下においては、データ送信処理において、データの送信先の装置を、送信先通信端末装置ともいう。ここでは、通信端末装置は、通信端末装置Aとする。したがって、送信先通信端末装置は、通信端末装置Aとなる。
データ送信処理では、制御部610が、予約情報データテーブル、録画情報データおよび送信先通信端末装置(たとえば、通信端末装置A)のお勧めデータを、送信先通信端末装置へ送信する。以下、ステップS314Cにおいて送信されるお勧めデータは、制御部610が、記憶部620から読み出したデータである。なお、送信される予約情報データテーブルおよび録画情報データテーブルは、それぞれ、図35の予約情報データテーブルD310AAおよび図36の録画情報データテーブルD320Aであるとする。
上記処理により、送信されるお勧めデータは、送信先通信端末装置が通信端末装置A(装置ID“090111111”の装置)である場合、お勧めデータ1となる。前述したように、お勧めデータには、装置IDおよびお勧め番組データが含まれる。したがって、お勧めデータ1は、装置ID“090111111”および通信端末装置Aのお勧め番組データが含まれる。
また、制御部610は、図49のお勧め番組表示許可設定データSD600を参照して、送信先通信端末装置以外の通信端末装置(以下、非送信先通信端末装置ともいう)の装置IDに対応するお勧め番組表示許可フラグがオンである場合、お勧めデータ1〜3のうち、対応する装置のお勧めデータを、さらに、送信先通信端末装置へ送信する。
たとえば、送信先通信端末装置が通信端末装置Aである場合、非送信先通信端末装置は、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cとなる。この場合、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の装置IDに対応するお勧め番組表示許可フラグがオンである場合、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cのお勧めデータが、通信端末装置Aへ送信されることになる。そして、ステップS314Cの処理は終了する。
本実施の形態では、お勧め番組表示許可設定データSD600に従い、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cのお勧めデータが、送信先通信端末装置へ送信される。通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cのお勧めデータは、それぞれ、お勧めデータ1、お勧めデータ2およびお勧めデータ3である。
通信端末装置Aでは、ステップS322Cの処理の後、ステップS324Cの処理が行なわれる。
ステップS324Cでは、データ受信処理Cが行なわれる。データ受信処理Cでは、制御部510が、ステップS314Cの処理により送信されたデータを受信し、受信したデータを、一時記憶部522に記憶させる。本実施の形態では、データ受信処理Cで受信したデータは、予約情報データテーブルD310AA、録画情報データテーブルD320Aおよびお勧めデータ1〜3であるとする。したがって、一時記憶部522には、予約情報データテーブルD310AA、録画情報データテーブルD320Aおよびお勧めデータ1〜3が記憶される。その後、ステップS325Cに進む。
ステップS325Cでは、データ統合処理Cが行なわれる。
図54は、データ統合処理Cのフローチャートである。なお、図54には、映像表示装置600で行なわれる、後述する処理のフローチャートも示される。
図54を参照して、ステップS410Aでは、第2の実施の形態の変形例と同様、予約情報データ統合処理Aが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、一時記憶部522に、図39のEPGデータD500AAが記憶される。そして、ステップS412Aに進む。
ステップS412Aでは、第2の実施の形態の変形例と同様、録画情報データ統合処理Aが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、一時記憶部522に、図40のEPGデータD500BBが記憶される。そして、ステップS414Cに進む。
ステップS414Cでは、お勧め番組データ統合処理Cが行なわれる。お勧め番組データ統合処理Cでは、制御部510が、EPGデータD500BBにおいて、お勧めデータ1〜3に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データ(以下、お勧め番組情報データともいう)に「お勧め度」および、お勧めデータに対応する装置IDを対応づけて追記する。
たとえば、通信端末装置Aの制御部510が、EPGデータD500BBにおいて、お勧めデータ1に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データ(以下、お勧め番組情報データともいう)に「お勧め度」および、お勧めデータ1に示される装置ID(“090111111”)を対応づけて追記することにより、以下のEPGデータD500CCAが生成される。
ここで、通信端末装置A、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々の記憶部520には、予め、前述したお勧め番組自動録画フラグMが記憶されている。
そのため、お勧め番組データ統合処理Cでは、お勧め番組自動録画フラグMがオンであり、かつ、EPGデータD500BBにおいて、お勧め番組データ(たとえば、お勧めデータ1)に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データの「状態」の項目が「予約」となってない場合、制御部510が、番組情報データに「お勧め度」および、お勧めデータに対応する装置IDを対応づけて追記すると共に、「状態」の項目を「予約」とすることにより、以下のEPGデータD500CCAを生成する。
この処理により、予約となってないお勧め番組を自動的に録画予約することが可能となる。以下においては、自動的に録画予約された番組の情報を示す番組情報データを、自動録画予約番組情報データともいう。
図55は、一例としてのEPGデータD500CCAを示す図である。図55を参照して、EPGデータD500CCAは、図40のEPGデータD500BBと比較して、「お勧め度」という項目がさらに追加されている点と、お勧め度の数値の横に装置IDが記載されている点とが異なる。それ以外は、EPGデータD500BBと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
なお、「お勧め度」の項目において、ステップS414Cの処理の対象となった番組情報データには“1”〜“3”で表される「お勧め度」が追記される。そして、追記された「お勧め度」の横には、お勧めデータ1に示される装置ID(“090111111”)が記載される。
また、“112232”のID番号を含む番組情報データには、状態の項目が「予約」に変更されている。すなわち、“112232”のID番号を含む番組情報データは、自動録画予約番組情報データである。
そして、制御部510が、お勧めデータ2およびお勧めデータ3に対しても、上記のお勧めデータ1と同様な処理を行なうことで、以下のEPGデータD500CCCが生成される。そして、制御部510は、生成したEPGデータD500CCCを、一時記憶部522に記憶させる。その後、このステップS414Cの処理は終了する。
図56は、一例としてのEPGデータD500CCCを示す図である。図56を参照して、EPGデータD500CCCは、図55のEPGデータD500CCAと比較して、「お勧め度」の項目にさらに、お勧めデータ2およびお勧めデータ3に基づくお勧め度の数値と、お勧め度の数値に対応するお勧めデータ2またはお勧めデータ3に示される装置IDが、当該お勧め度の数値の横に記載されている点が異なる。それ以外は、EPGデータD500CCAと同様なので詳細な説明は繰り返さない。なお、EPGデータD500CCCにおいて、同じお勧め度に対応して、複数の装置IDがある場合は、たとえば、“112231”のID番号を含む番組情報データの「お勧め度」の項目のような記述が追記される。
再び、図54を参照して、ステップS414Cの処理の後、ステップS416に進む。
ステップS416では、図23のステップS416と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、自動録画予約番組情報データがあったとして、ステップS417に進む。
ステップS417では、図23のステップS417と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。その後、このデータ統合処理Cは終了し、図50の通信端末装置Aが行なうステップS325Cの次のステップS326に進む。
映像表示装置600では、他の処理とは独立してデータ受信時処理が行なわれる。データ受信時処理では、まず、ステップS421の処理が行なわれる。
ステップS421では、図23のステップS421と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、YESと判定されて、ステップS422に進むとする。
ステップS422では、図23のステップS422と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、図35の予約情報データテーブルD310AAに予約情報データを追加することにより、予約情報データテーブルD310AAが更新され、記憶部620に記憶される。
再び、図54を参照して、ステップS422の処理が終了すると、再度、ステップS421の処理が行なわれる。
再び、図50を参照して、ステップS325Cの処理の後、ステップS326に進む。
ステップS326では、第1の実施の形態と同様に、番組リスト表示処理が行なわれる。番組リスト表示処理では、制御部510が、図56のEPGデータD500CCCを構成する一部の番組情報データを使用して、VDP532を利用して、以下の番組リスト画像MG204を生成し、生成した番組リスト画像MG204を表示部530に表示させる。そして、制御部510は、通信端末装置500のリモコンモードを解除する。これにより、通信端末装置500は、映像表示装置600を、インターフェース操作Mにより操作不可能となる。そして、ステップS326の処理は終了する。
図57は、一例としての番組リスト画像MG204を示す図である。図57を参照して、番組リスト画像MG204は、図42の番組リスト画像MG201と比較して、リスト画像MG211の代わりにリスト画像MG214が配置される点が異なる。それ以外は、番組リスト画像MG201と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
リスト画像MG214には、1つの放送局に対応する複数の番組簡易情報がリスト表示される。複数の番組簡易情報は、図28で説明したのと同様に、EPGデータD500CCCを構成する一部の番組情報データに対応する。
リスト画像MG214は、リスト画像MG211と比較して、他の通信端末装置のお勧め度の情報が、異なる図形によって表示されている点が異なる。ここで、装置ID“090111111”には、一例として、黒星マークが対応づけられる。装置ID“090222222”には、一例として、黒丸マークが対応づけられる。装置ID“090333333”には、一例として、黒三角マークが対応づけられる。なお、マークの形状は、上記の形状に限定されることなく、他の形状のマークであってもよい。
黒星マークの数は、装置IDが“090111111”の自装置の嗜好情報リストデータに基づく番組のお勧め度を示す。黒丸マークの数は、装置IDが“090222222”の装置の嗜好情報リストデータに基づく番組のお勧め度を示す。黒三角マークの数は、装置IDが“090333333”の装置の嗜好情報リストデータに基づく番組のお勧め度を示す。
なお、自装置以外のお勧め度を示すマークは、同じマークであってもよい。これにより、お勧め度は、自装置と、他の装置との2種類になり、見易くなる。また、お勧め度は、自装置のみのものを表示するようにしてもよい。
リスト画像MG214に表示される番組簡易情報に対応する、図56の番組情報データに「お勧め度」の情報がある場合、当該番組簡易情報に対応する番組のタイトル名の右横に、装置IDに対応づけられた形状のマークが、お勧め度の数字に対応する数だけ表示される。
また、リスト画像MG214に表示される番組簡易情報に対応する、図56の番組情報データに「お勧め度」の情報があり、かつ、装置IDが複数ある場合、当該番組簡易情報に対応する番組のタイトル名の右横に、複数の装置IDの各々に対応づけられた形状のマークが、各装置ID毎に、お勧め度の数字に対応する数だけ表示される。
リスト画像MG214を参照して、たとえば、タイトルが「Fスポーツ」という番組は、装置IDが“090222222”の通信端末装置の嗜好情報リストデータに基づくお勧め度が“1”であることが示される。また、タイトルが「Fスポーツ」という番組は、装置IDが“090333333”の通信端末装置の嗜好情報リストデータに基づくお勧め度が“2”であることが示される。また、タイトルが「Sクイズ」という番組は、装置IDが“090111111”の通信端末装置(自装置)の嗜好情報リストデータに基づくお勧め度が“2”であることが示される。
なお、装置毎のお勧め度の表現は、マークの形状に限定されることなく、他の表現が行なわれてもよい。他の表現とは、たとえば、同じマークで異なる色を使用するという表現などである。
なお、ステップS326の処理では、制御部510が、EPGデータD500CCCを構成する一部の番組情報データを使用して、VDP532を利用して、以下の番組リスト画像MG204Aを生成し、生成した番組リスト画像MG204Aを表示部530に表示させてもよい。
図58は、一例としての番組リスト画像MG204Aを示す図である。図58を参照して、番組リスト画像MG204Aは、図43の番組リスト画像MG201Aと比較して、リスト画像MG211Aの代わりにリスト画像MG214Aが配置される点が異なる。それ以外は、番組リスト画像MG201Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
リスト画像MG214Aには、複数の番組簡易情報がリスト表示される。複数の番組簡易情報は、図28で説明したのと同様に、EPGデータD500CCCを構成する一部の番組情報データに対応する。
ここで、装置ID“090111111”には、一例として、黒星マークが対応づけられる。装置ID“090222222”には、一例として、黒丸マークが対応づけられる。装置ID“090333333”には、一例として、黒三角マークが対応づけられる。
なお、自装置以外のお勧め度を示すマークは、同じマークであってもよい。これにより、お勧め度は、自装置と、他の装置との2種類になり、見易くなる。また、お勧め度は、自装置のみのものを表示するようにしてもよい。
リスト画像MG214Aに表示される番組簡易情報に対応する、図56の番組情報データに「お勧め度」の情報がある場合、当該番組簡易情報に対応する番組のタイトル名の右横に、装置IDに対応づけられた形状のマークが、お勧め度の数字に対応する数だけ表示される。
また、リスト画像MG214Aに表示される番組簡易情報に対応する、図56の番組情報データに「お勧め度」の情報があり、かつ、装置IDが複数ある場合、当該番組簡易情報に対応する番組のタイトル名の右横に、複数の装置IDの各々に対応づけられた形状のマークが、各装置ID毎に、お勧め度の数字に対応する数だけ表示される。
なお、お勧め度を示すマークについては、図57で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
以上の処理により、通信端末装置を所有するユーザの嗜好に応じた複数の番組簡易情報を、表示部530に表示させることができるという効果に加え、通信端末装置のユーザは、複数の通信端末装置が、対応する番組を録画予約し、当該録画予約により録画処理が終了した番組、および、複数の通信端末装置が、録画予約している番組を、手元の通信端末装置で容易に確認することができるという効果を奏する。
そして、さらに、複数の通信端末装置の各々に対応する番組のお勧め度を、手元の通信端末装置で容易に確認することができるという効果を奏する。
ステップS326の処理が終了すると、ステップS327の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以上により、通信端末装置Aにおける処理は終了する。
映像表示装置600では、ステップS314Cの処理が終了すると、ステップS315Cに進む。
ステップS315Cでは、データ統合処理TCが行なわれる。
図59は、データ統合処理TCのフローチャートである。図59を参照して、ステップS430Aでは、予約情報データ統合処理TAが行なわれる。予約情報データ統合処理TAでは、図38のステップS410Aの処理と同様に、制御部610が、EPGデータD500において、図35の予約情報データテーブルD310AAを構成する複数の予約情報データの各々に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データ(以下、予約番組情報データともいう)に「予約」という状態を対応づけて追記する。
そして、さらに、予約番組情報データに示されるID番号と一致するID番号を含む予約情報データの示す装置IDが2つ以上である場合、制御部610は、予約番組情報データに、装置IDの数を対応づけて追記する。
以上の処理により、図39のEPGデータD500AAが生成される。そして、制御部610は、生成したEPGデータD500AAを、一時記憶部622に記憶させる。その後、ステップS432Aに進む。
ステップS432Aでは、録画情報データ統合処理TAが行なわれる。録画情報データ統合処理TAでは、図38のステップS412Aの処理と同様に、制御部610が、EPGデータD500AAにおいて、図36の録画情報データテーブルD320Aを構成する複数の録画情報データの各々に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データ(以下、録画済み番組情報データともいう)に「録画済み」という状態を対応づけて追記する。
そして、さらに、録画済み番組情報データに示されるID番号と一致するID番号を含む録画情報データの示す装置IDが2つ以上である場合、制御部610は、録画済み番組情報データに、装置IDの数を対応づけて追記する。
以上の処理により、図40のEPGデータD500BBが生成される。そして、制御部610は、生成したEPGデータD500BBを、一時記憶部622に記憶させる。その後、ステップS434Cに進む。
ステップS434Cでは、お勧め番組データ統合処理TCが行なわれる。
お勧め番組データ統合処理TCでは、制御部610が、EPGデータD500BBにおいて、図53のお勧めデータ1〜3に示されるID番号と一致するID番号を含む番組情報データ(以下、お勧め番組情報データともいう)に「お勧め度」および、お勧めデータに対応する装置IDを対応づけて追記する。この処理により、EPGデータD500CCCが生成される。そして、制御部610は、生成したEPGデータD500CCCを、一時記憶部622に記憶させる。
この処理により、一時記憶部622には、図56のEPGデータD500CCCが記憶される。その後、このデータ統合処理TCは終了し、図50の映像表示装置600が行なうステップS315Cの次のステップS316に進む。
ステップS316では、第1の実施の形態と同様に、番組表表示処理が行なわれる。番組表表示処理では、制御部610が、EPGデータD500CCCを構成する一部の番組情報データを使用して、VDP632を利用して、以下の番組表画像G104を生成し、生成した番組表画像G104を表示部630に表示させる。そして、ステップS316の処理は終了する。
図60は、一例としての番組表画像G104を示す図である。図60を参照して、番組表画像G104は、図45の番組表画像G101と比較して、番組表表示画像G111の代わりに番組表表示画像G114が配置される点が異なる。それ以外は、番組表画像G101と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
番組表表示画像G114は、番組表表示画像G111と比較して、番組表表示画像G114に表示される複数の番組放送時間枠のうち、一部の番組放送時間枠内に、形状の異なるマークの数により、複数の通信端末装置の各々のお勧め度が示されている点が異なる。それ以外は、番組表表示画像G111と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
なお、番組表表示画像G114に表示される複数の番組放送時間枠は、図56のEPGデータD500CCCの一部の番組情報データに対応する。EPGデータD500CCCにおける番組情報データと、番組放送時間枠との対応の説明は、図31の説明において、EPGデータD500Cを、EPGデータD500CCCに置き換えた説明と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
ここで、装置ID“090111111”には、一例として、黒星マークが対応づけられる。装置ID“090222222”には、一例として、黒丸マークが対応づけられる。装置ID“090333333”には、一例として、黒三角マークが対応づけられる。なお、マークの形状は、上記の形状に限定されることなく、他の形状のマークであってもよい。
黒星マークの数は、装置IDが“090111111”の自装置の嗜好情報リストデータに基づく番組のお勧め度を示す。黒丸マークの数は、装置IDが“090222222”の装置の嗜好情報リストデータに基づく番組のお勧め度を示す。黒三角マークの数は、装置IDが“090333333”の装置の嗜好情報リストデータに基づく番組のお勧め度を示す。
なお、自装置以外のお勧め度を示すマークは、同じマークであってもよい。また、お勧め度は、複数の装置において共通するもののみを表示するようにしてもよい。すなわち、番組放送時間枠内には、複数の装置IDのお勧め度が表示されているもののみ表示するようにしてもよい。
番組表表示画像G114に表示される番組放送時間枠に対応する、図56の番組情報データに「お勧め度」の情報がある場合、当該番組放送時間枠内に、装置IDに対応づけられた形状のマークが、お勧め度の数字に対応する数だけ表示される。
また、番組表表示画像G114に表示される番組放送時間枠に対応する、図56の番組情報データに「お勧め度」の情報があり、かつ、装置IDが複数ある場合、当該番組放送時間枠内に、複数の装置IDの各々に対応づけられた形状のマークが、各装置ID毎に、お勧め度の数字に対応する数だけ表示される。
たとえば、図60の番組放送時間枠SQ111に対応する、図56の管理番号“021”の番組情報データに「お勧め度」の情報があり、かつ、装置IDが複数ある。ここで、装置ID“090222222”に対応するお勧め度は“1”である。また、装置ID“090333333”に対応するお勧め度は“2”である。したがって、番組放送時間枠SQ111内には、装置ID“090222222” に対応づけられた黒丸マークが1つ表示され、装置ID“090333333” に対応づけられた黒三角マークが2つ表示される。
また、たとえば、図60の番組放送時間枠SQ112に対応する、図56の管理番号“022”の番組情報データに「お勧め度」の情報がある。ここで、装置ID“090111111”に対応するお勧め度は“2”である。したがって、番組放送時間枠SQ112内には、装置ID“090111111” に対応づけられた黒星マークが2つ表示される。
なお、装置毎のお勧め度の表現は、マークの形状に限定されることなく、他の表現が行なわれてもよい。他の表現とは、たとえば、同じマークで異なる色を使用するという表現などである。
以上の処理により、通信端末装置を所有するユーザの嗜好に応じた複数の番組簡易情報を、表示部630に表示させることができるという効果に加え、複数の通信端末装置が、対応する番組を録画予約し、当該録画予約により録画処理が終了した番組、および、複数の通信端末装置が、録画予約している番組を、容易に確認することができるという効果を奏する。
そして、さらに、複数の通信端末装置の各々に対応する番組のお勧め度を、多くの情報を表示可能な表示部630で容易に確認することができるという効果を奏する。
再び、図50を参照して、映像表示装置600では、ステップS316の処理の後、ステップS317,S318の処理が、第1の実施の形態と同様に行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以上により、映像表示装置600における処理は終了する。
なお、映像表示装置600において、たとえば、新たな録画予約が行なわれることにより予約情報データテーブルが更新された場合または録画処理により録画情報データテーブルが更新された場合、本実施の形態のコンテンツリスト表示処理Cは、映像表示装置600において、ステップS313,S314C,S315C,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置Aにおいて、ステップS324C,S325C,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
また、通信端末装置Aが、図57のリスト画像MG214または図58の番組リスト画像MG204Aに表示されているような、「録画済み」および「予約」の文字列、「お勧め度」の情報等を、表示部530に表示させるための要求を、映像表示装置600へ送信した場合、本実施の形態のコンテンツリスト表示処理Cは、映像表示装置600において、ステップS313,S314C,S315C,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置Aにおいて、ステップS324C,S325C,S326,S327の処理が行なわれるのみで実施可能である。
その後、ステップS322Cまでの処理を行なっている通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々が、映像表示装置600に対して、コンテンツリスト表示処理Cを行なうとする。なお、映像表示装置600は、コンテンツリスト表示処理CのステップS313までの処理を行なっているとする。
この場合、映像表示装置600に対し、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々が処理を行なう場合、コンテンツリスト表示処理Cは、映像表示装置600において、ステップS314C,S315C,S316,S317,S318の処理が行なわれ、通信端末装置Bおよび通信端末装置Cの各々において、前述した通信端末装置Aと同様に、ステップS324C,S325C,S326,S327の処理が行なわれる処理となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、映像表示装置600の記憶部620には、複数の通信端末装置の各々に対応する、コンテンツの処理に関するコンテンツ処理関連情報(たとえば、予約情報データテーブルD310AA、録画情報データテーブルD320A)が記憶される。また、映像表示装置600の記憶部620には、複数の通信端末装置の各々に対応する、コンテンツの嗜好情報(嗜好情報リストデータ)に基づいて生成されたお勧めコンテンツ情報(図53のお勧め番組データテーブルD700)が記憶される。
そして、通信端末装置は自装置の装置IDを、映像表示装置600へ送信する。映像表示装置600は、受信した装置IDに対応する嗜好情報リストデータに基づいて生成されたお勧め番組データの示す番組のお勧め度を、対応する番組に対応づけて表示部630に表示する。また、映像表示装置600は、予約情報データテーブルD310AAにおいて、受信した装置IDに対応する録画予約情報を、対応する番組に対応づけて表示部630に表示する。また、映像表示装置600は、録画情報データテーブルD320Aにおいて、受信した装置IDに対応する録画済みの情報を、対応する番組に対応づけて表示部630に表示する。
したがって、他の装置で管理されている、特定の装置のコンテンツに関する情報を、容易に参照することができるという効果を奏する。
また、本実施の形態によれば、映像表示装置600の記憶部620には、複数の通信端末装置の各々に対応する、コンテンツの嗜好情報(嗜好情報リストデータ)が記憶される。通信端末装置は自装置の装置IDを、映像表示装置600へ送信する。映像表示装置600は、EPGデータD500に含まれる複数の番組情報データのなかから、受信した装置IDに対応する嗜好情報リストデータに基づく検索処理を行なうことで、お勧めコンテンツ情報を得る。そして、映像表示装置600は、検索処理により得られたお勧めコンテンツ情報(お勧め番組のID番号および番組のお勧め度)を、装置IDを送信した通信端末装置へ送信する。通信端末装置は、受信したお勧めコンテンツ情報(番組のお勧め度)を、表示部530に表示する。
したがって、他の装置で管理されている、特定の装置の嗜好情報に基づくお勧めコンテンツ情報を容易に参照することができるという効果を奏する。
また、本実施の形態によれば、第3の実施の形態の変形例の奏する効果に加えて、複数の通信端末装置の各々に対応する番組のお勧め度を、手元の通信端末装置で容易に確認することができるという効果を奏する。
また、複数の通信端末装置の各々に対応する番組のお勧め度を、多くの情報を表示可能な表示部630で容易に確認することができるという効果を奏する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
50 通信部、70 ネットワーク、180,180A,180B プログラム、300 リモコン、500 通信端末装置、510,610,810 制御部、520,620,820 記憶部、530,630 表示部、540 入力部、555,555A 記録媒体、600 映像表示装置、800A サービスサーバ、800S 検索サーバ、800W Webサーバ、1000 ネットワークシステム。