以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
本発明において取り扱うコンテンツとは、映像、音声、画像などのデジタルデータおよびそれらに関連する関連情報などを意図している。当然のことながら、上記コンテンツと同様の扱い方をされるものであれば、コンテンツはデジタルデータに限定されるものではない。また、コンテンツが、テレビ放送、インターネット放送、携帯電話網などのネットワークを介して提供されるならば、一つのコンテンツが複数のネットワークから提供されることも可能である。
<第1の実施の形態>
(システムの構成)
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステム1000の構成を示す図である。図1を参照して、ネットワークシステム1000には、ホームネットワーク501.1,501.2,・・・,501.nが含まれる。以下においては、ホームネットワーク501.1,501.2,・・・,501.n(n:自然数)を総括的に、ホームネットワーク501ともいう。
ホームネットワーク501は、たとえば、宅内に設けられたネットワークである。宅内とは、たとえば、ユーザの自宅内、会社内等である。ホームネットワーク501には、通信端末装置500と、映像表示装置600と、通信部50とが含まれる。
通信端末装置500は、携帯電話である。なお、通信端末装置500は、携帯電話に限定されることなく、通信機能を備え、携帯可能な装置であればどのような装置(たとえば、PDA(Personal Digital Assistance)、PC(Personal Computer))でもよい。
通信端末装置500は、電話網60と、無線によりデータ通信可能である。電話網60は、たとえば、携帯電話のための電話網である。なお、通信端末装置500は、電話網60とデータ通信をした場合、データ通信時に使用したデータ量に応じたパケット料金が発生する。
映像表示装置600は、テレビジョン受信機である。なお、映像表示装置600は、テレビジョン受信機の一例として、液晶テレビである。なお、映像表示装置600は、液晶テレビに限定されることなく、画像を表示可能な装置であればどのような装置であってもよい。映像表示装置600は、たとえば、プラズマテレビであってもよい。また、映像表示装置600は、画像を表示するための表示装置と、当該表示装置に表示させるための画像データを送信する画像データ送信装置とから構成される装置であってもよい。画像データ送信装置は、たとえば、PC、STB(Set Top Box)、HDD(Hard Disk Drive)レコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ等である。この場合、画像データ送信装置と表示装置の接続方法は特に規定されない。
通信端末装置500と、映像表示装置600とは、無線または有線でデータ通信を行なう。すなわち、通信端末装置500と、映像表示装置600とを含む映像表示システムが構成される。
通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、データ通信を行なう機能を有する。ネットワーク70は、インターネットなどの外部のネットワークである。
通信部50は、無線LANの規格である、IEEE802.11gに基づく無線技術を利用して、複数の機器と同時にデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることはなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、無線でデータ通信を行なうことが可能である。
また、通信部50は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースを有し、ホームネットワーク501内の装置がネットワーク70への接続要求を出した場合、機器が有するアドレスをネットワーク70におけるアドレスに変換するNAT(Network Address Translation)機能を含むルータ機能を持つ。
したがって、通信部50は、たとえば、LANケーブルを介して、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々とデータ通信を行なうことができる。すなわち、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、有線でデータ通信を行なうことが可能である。
また、ネットワーク70は、電話網60と、無線または有線によりデータ通信可能である。したがって、通信端末装置500は、電話網60を介して、ネットワーク70とデータ通信可能である。
ネットワークシステム1000には、さらに、サービスサーバ800Aと、検索サーバ800Sと、Webサーバ800Wとが含まれる。
サービスサーバ800Aは、コンテンツおよび、コンテンツに関連する情報等を提供するサーバである。コンテンツは、たとえば、動画像、音楽データ等である。コンテンツが、たとえば、番組の動画像である場合、コンテンツに関連する情報とは、たとえば、番組情報である。サービスサーバ800Aは、PCである。なお、サービスサーバ800Aは、PCに限定されることなく、動画像等のコンテンツ、音楽データ等のコンテンツ、コンテンツに関連する情報等を提供する機能を有した装置であればどのような装置であってもよい。
サービスサーバ800Aは、現在の日時から、所定期間(たとえば、24時間)前の日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組を録画し、番組を録画した録画データを記憶している。なお、サービスサーバ800Aは、現在の日時から、所定期間(たとえば、24時間)経過後の録画データを自動的に削除する。したがって、サービスサーバ800Aには、現在の日時から、所定期間前の日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組の録画データが記憶されている。
また、サービスサーバ800Aは、放送される番組の録画データとは別に、装置からの配信要求に応じて配信する、映画などの映像コンテンツを記憶している。なお、サービスサーバ800Aは、録画データの配信要求があれば、録画データの配信要求を行なった装置へ、配信要求された録画データを、送信またはストリーミング配信する。
また、サービスサーバ800Aは、現在、放送中の番組およびこれから放送予定の動画像データを所定期間(たとえば、24時間)分予め記憶している。そして、現在、放送中の番組の動画像データの配信要求があれば、動画像データの配信要求を行なった装置へ、配信要求された動画像データをストリーミング配信する。
検索サーバ800Sは、ネットワーク70に接続された端末装置から、検索情報としてのキーワードを受信すると、受信したキーワードに関連する情報のWebページのURL(Uniform Resource Locator)を検索するサーバである。検索サーバ800Sは、PCである。なお、検索サーバ800Sは、PCに限定されることなく、ネットワーク70に接続された端末装置からキーワードを受信した場合、受信したキーワードに関連する情報のWebページのURL(Uniform Resource Locator)を検索する機能を有する装置であればどのような装置であってもよい。
Webサーバ800Wは、複数種類の情報の各々に対応する複数のWebページのデータを提供するサーバである。Webサーバ800Wは、たとえば、映画に関連する情報に対応する複数のWebページのデータを提供する。Webサーバ800Wは、PCである。なお、Webサーバ800Wは、PCに限定されることなく、複数種類の情報の各々に対応する複数のWebページのデータを提供する機能を有する装置であればどのような装置であってもよい。
サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々は、ネットワーク70と、無線または有線でデータ通信を行なう。
なお、サービスサーバ800Aは、ホームネットワーク501内に設けられてもよい。この場合、通信端末装置500および映像表示装置600は、ネットワーク70を介することなく、サービスサーバ800Aとデータ通信可能なように構成される。
本実施の形態では、通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、高速にデータ通信が可能であるとする。通信部50は、通信端末装置500、映像表示装置600およびネットワーク70の各々と、たとえば、最大で100Mbps(Mega bit per second)の速度でデータ通信が可能であるとする。
また、ネットワーク70は、通信部50、電話網60、サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々と、高速にデータ通信が可能であるとする。ネットワーク70は、通信部50、電話網60、サービスサーバ800A、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々と、たとえば、最大で100Mbpsの速度でデータ通信が可能であるとする。したがって、たとえば、映像表示装置600とネットワーク70とのデータ通信の最大速度は100Mbpsであるとする。また、たとえば、通信端末装置500とネットワーク70とのデータ通信の最大速度は100Mbpsであるとする。
なお、通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の速度は、通信端末装置500とネットワーク70とのデータ通信の速度よりも遅いとする。通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の最大速度は、たとえば、256kbpsであるとする。
また、通信端末装置500と映像表示装置600とのデータ通信の速度は、通信端末装置500と電話網60とのデータ通信の速度よりも、十分に速いとする。通信端末装置500と映像表示装置600とのデータ通信の最大速度は、たとえば、4Mbpsであるとする。
(通信端末装置)
次に、通信端末装置500について詳細に説明する。
図2は、通信端末装置500の外観を正面から示した図である。図2を参照して、通信端末装置500は、表示部530と、音声出力部570と、LED576と、入力部540とを備える。
表示部530は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部530は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
表示部530の解像度は、横240(ドット)×縦400(ドット)である。なお、表示部530の解像度は、横240(ドット)×縦400(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。
また、表示部530は、ユーザが、画面に直接触れることで、情報入力可能なタッチパネル機能を有する。表示部530は、ユーザが画面にタッチした位置情報を、後述する制御部510へ送信する。制御部510は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。
音声出力部570は、電話の音声を出力する機能を有する。音声出力部570には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部570は、後述する制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
LED576は、通信端末装置500で行なわれる処理に応じて、光による報知を行なう。たとえば、LED576は、電話の着信があった場合、光を点滅させる。
入力部540は、ボタン群541を含む。ボタン群541は、方向ボタン541A,541B,541C,541Dと、決定ボタン541Eとを含む。方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる短時間(たとえば、1秒未満)の押下操作(以下、短押操作ともいう)により、表示部530に画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を上下左右に移動させるためのボタンである。
具体的には、短押操作があった、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、たとえば、カーソルを、それぞれ、上,下,左,右に移動させるためのボタンである。また、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる長時間(たとえば、一秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、たとえば画面をそれぞれ、上,下,左,右に画面スクロールすることも可能である。
決定ボタン541Eは、短押操作により、たとえば、方向ボタン541A,541B,541C,541Dの短押操作により選択された項目等を決定するためのボタンである。
入力部540は、さらに、機能ボタン542A,542B,543A,543Bを含む。機能ボタン542A,542Bの各々は、短押操作により、たとえば、ユーザにより予め設定されたプログラム等を起動させるためのボタンである。
機能ボタン543Aは、電話をかけるためのボタンである。たとえば、機能ボタン543Aは、後述する数字ボタン群546の短押操作により電話番号を入力した後に、短押操作されることで、入力した電話番号の端末装置に電話をかける処理が行なわれる。また、機能ボタン543Aは、通信端末装置500に電話がかかってきた場合、短押操作により通話開始を行なうためのボタンである。機能ボタン543Bは、通信端末装置500が通話中である場合、短押操作により通話を終了させるためのボタンである。また、機能ボタン543Bは、ユーザによる長時間(たとえば、1秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、通信端末装置500の電源のオンとオフとの切替えを行なうためのボタンである。
入力部540は、さらに、数字ボタン群546を含む。数字ボタン群546は、12個の数字ボタンを含む。なお、数字ボタン群546に含まれる数字ボタンの数は、12個に限定されない。12個の数字ボタンの各々は、短押操作により、数字、文字または記号等を入力するためのボタンである。12個の数字ボタンの名称は、それぞれ、0ボタン,1ボタン,2ボタン,3ボタン,4ボタン,5ボタン,6ボタン,7ボタン,8ボタン,9ボタン,記号ボタン1、記号ボタン2という。
入力部540は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、短押操作または長押操作されたボタンに対応するボタン信号を、後述する制御部510へ送信する。すなわち、入力部540は、ユーザが通信端末装置500を操作するためのインターフェースである。以下においては、ユーザによる、入力部540の操作または表示部530に対するタッチ操作を、インターフェース操作Mともいう。
通信端末装置500は、さらに、音声入力部574と、生体情報取得部577とを備える。音声入力部574は、通話のときに、音声を入力する機能を有する。音声入力部574には、音声を入力するマイクが含まれる。音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、通信端末装置500内の後述する制御部510へ送信する。
生体情報取得部577は、人間の生体情報を取得する機能を有する。本実施の形態では、生体情報は、人間の体の一部である指紋をデータ化した情報であるとする。この場合、生体情報は、指紋の画像データ、指紋の特徴部分を抽出したデータ等となる。なお、生体情報は、指紋をデータ化した情報に限定されることなく、静脈、網膜、虹彩、顔等をデータ化した情報であってもよい。また、生体情報は、人間が発した声に基づく声紋等であってもよい。
生体情報取得部577は、人間の体の一部が接触すると、接触した体の一部をデータ化した生体情報を、後述する制御部510へ送信する。
携帯端末装置500は、さらに、記録媒体挿入部550Aを備える。記録媒体挿入部550Aは、携帯端末装置500に後述する記録媒体を挿入する部分である。
図3は、通信端末装置500の外観を背面から示した図である。図3を参照して、通信端末装置500は、さらに、音声出力部572と、撮像部578とを備える。音声出力部572は、後述する制御部510で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部572には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部572は、後述する制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
撮像部578は、撮像対象となる被写体を撮像する撮像処理を行なう機能を有する。撮像部578は、図示しない、撮像レンズ、受光部およびカラーフィルタ部とを含む。受光部は、入力された光を電気信号に変換する機能を有する。受光部は、複数の受光素子から構成される。受光素子は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を使用した素子である。
カラーフィルタ部は、複数のカラーフィルタから構成される。カラーフィルタは、R、G、Bの各々に対応したフィルタである。複数のカラーフィルタは、複数の受光素子にそれぞれ対応して設けられる。
撮像処理では以下の処理が行なわれる。まず、撮像部578が、撮像対象となる被写体に反射されて撮像レンズに入射した光を、カラーフィルタ部を介して、受光部に入力させる。受光部は入力された光を電気信号に変換する。そして、撮像部578は、変換した電気信号をデジタルデータ(以下、撮像画像データともいう)に変換する。
図4は、通信端末装置500の内部構成を示したブロック図である。なお、図4には、説明のために、記録媒体555も示している。記録媒体555には、後述するプログラム180が記録されている。すなわち、プログラム180は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555もプログラム製品として流通される。
図4を参照して、通信端末装置500は、さらに、制御部510と、一時記憶部522と、記憶部520とを備える。
記憶部520は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部520は、制御部510によってデータアクセスされる。記憶部520は、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)である。記憶部520には、プログラム180、後述する録画データ、その他の各種データ等が記憶されている。プログラム180は、後述する、リモコンプログラムを含む。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、通信端末装置500内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部510は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、制御部510は、CPUに限定されることなく、演算機能を有するその他の回路であってもよい。
一時記憶部522は、制御部510によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部522は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。なお、一時記憶部522は、DRAMに限定されることなく、データを揮発的に記憶可能なその他の回路であってもよい。
通信端末装置500は、さらに、アンテナ502と、チューナ505と、データ処理部507とを備える。
アンテナ502は、チューナ505と接続されている。チューナ505は、制御部510により指示された周波数の放送信号を、アンテナ502を介して受信する。チューナ505は、ディジタル放送およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。
放送信号は、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPG(Electric Program Guide)(登録商標)データを含む。なお、放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、放送信号は、さらに、BML(Broadcast Markup Language)データ等が含まれる。EPG(登録商標)データは、複数の番組情報を示すデータである。BMLデータは、画像データ、音声データおよびテキストデータの各々の配置位置や、動作などの制御を行なうためのデータである。チューナ505は、受信した放送信号を、データ処理部507へ送信する。
データ処理部507は、受信した放送信号を復調し、復調データとする。受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合、データ処理部507は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部507は、復調データを、デコード処理し、画像データ、音声データを得るとともに、放送信号の垂直帰線区間(VBI:Vertical Blanking Interval)から、テキストデータ、EPG(登録商標)データを得る。
そして、データ処理部507は、制御部510から、表示部530に画像を表示させるための表示指示を受信すると、画像データを、後述するVDP(Video Display Processor)532へ送信する。VDP532は、画像データを受信すると、表示部530に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
また、データ処理部507は、制御部510から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、画像データおよび音声データを圧縮して、録画データとして、記憶部520に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。録画データは、H.264形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、H.264形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG(Moving Picture Experts Group)1、MPEG2等の形式である。
また、受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、データ処理部507は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部507は、復調データを、ディジタル放送のプロトコルに基づいてデコード処理し、デコードデータにする。デコードデータには、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPG(登録商標)データ、BMLデータが含まれる。デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、H.264形式で圧縮されたデータである。なお、デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、H.264形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、MPEG2等の形式である。
そして、データ処理部507は、制御部510から、表示部530に画像を表示させるための表示指示を受信すると、表示指示により指定されたチャンネルのデコードデータに含まれる画像データを、後述するVDP532へ送信する。VDP532は、画像データを受信すると、表示部530に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
また、データ処理部507は、制御部510から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、録画指示により指定されたチャンネルのデコードデータを、録画データとして、記憶部520に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。この場合、録画データには、画像データ、音声データ、テキストデータおよびBMLデータが含まれる。
通信端末装置500は、さらに、VDP532と、VRAM(Video Random Access Memory)536とを備える。
VRAM536は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、VDP532に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部530に表示させる指示である。
VDP532は表示部530と接続されている。VDP532は、制御部510からの描画指示に応じて、記憶部520内の後述するプログラム180からフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM536を利用して画像を生成する。そして、VDP532は、VRAM536に記憶された画像データを読出し、表示部530に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
通信端末装置500は、さらに、入力部540と、記録媒体アクセス部550を備える。
制御部510は、入力部540に含まれる、前述した複数のボタンのうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を、入力部540から受信する。制御部510は、受信したボタン信号に応じた処理を行なう。
記録媒体アクセス部550は、記録媒体555が前述の記録媒体挿入部550Aから通信端末装置500に挿入(装着)されると、記録媒体555にデータアクセス可能となる。これにより、記録媒体アクセス部550は、プログラム180が記録された記録媒体555から、プログラム180を読出すことが可能となる。
記録媒体555に記憶されているプログラム180は、制御部510のインストール処理により、記録媒体アクセス部550により読み出され、制御部510が、プログラム180を、記憶部520に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、インストール処理は、制御部510が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
なお、記憶部520には、プログラム180がインストールされていなくてもよい。この場合、制御部510は、記録媒体アクセス部550を介して、記録媒体555に記憶されたプログラム180を読み出して、プログラム180に基づいた所定の処理を行なう。記録媒体555には、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
記録媒体555は、SD(Secure Digital(登録商標))メモリーカードである。なお、記録媒体555は、SDメモリーカード(登録商標)に限定されることなく、データを不揮発的に記録可能なその他の媒体であってもよい。
通信端末装置500は、さらに、通信部560と、通信部562とを備える。
通信部560は、制御部510とデータの送受信を行なう。また、通信部560は、映像表示装置600と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。
通信部560は、USB(登録商標)(Universal Serial Bus)2.0の規格に基づく、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有する。なお、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの規格は、USB(登録商標)2.0に限定されることなく他の規格であってもよい。
なお、通信部560は、パラレル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有していてもよい。パラレル転送を行なう通信用インターフェースは、たとえば、セントロニクス準拠の規格に準拠したインターフェースである。また、通信部560は、IEEE1394またはSCSI規格に基づく通信用インターフェースの機能を有していてもよい。
また、通信部560は、さらに、無線データ通信機能を有する。無線データ通信機能は、Bluetooth(登録商標)を使用して、無線でデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線データ通信は、Bluetooth(登録商標)を使用した方式に限定されることなく、たとえば、赤外線等を使用した他の通信方式であってもよい。通信部560は、制御部510からの制御指示に応じて、映像表示装置600と無線でデータ通信を行なう。
通信部562は、制御部510と、データの送受信を行なう。通信部562は、無線LANの規格である、IEEE802.11gに基づく無線技術を利用してデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることはなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部562は、無線により、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
また、通信部562は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースの機能を有する。したがって、通信部562は、たとえば、LANケーブルを介して、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
通信端末装置500は、さらに、アンテナ564と、通信部566とを備える。
アンテナ564は、通信部566と接続されている。通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号を送受信する機能を有する。通信部566は、制御部510により指示された周波数の無線通信信号を、アンテナ564を介して受信する。無線通信信号は、音声データ、文字データおよび画像データ等を含む信号である。
通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、図示しない最寄の基地局と通信を行なう。最寄の基地局は、電話網60と通信を行なうことができる。したがって、通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、最寄の基地局を介して、電話網60と通信を行なう。通信部566は、無線通信信号を受信した場合、当該無線通信信号を復調し、復調した無線通信信号に基づくデータを、制御部510へ送信する。また、通信部566は、無線通信信号を送信する場合、制御部510からデータ(たとえば、音声データ)を受信し、当該データを、所定のプロトコルに基づいて、無線通信信号に変換する。そして、通信部566は、アンテナ564を利用して、変換した無線通信信号を、図示しない最寄の基地局を介して、電話網60へ送信する。
通信部566は、最寄の基地局と通信を行なうことで、基地局の位置を示す情報(以下、基地局位置情報ともいう)も取得可能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、取得した基地局位置情報を、制御部510へ送信する。制御部510は、受信した基地局位置情報に基づいて、通信端末装置500の位置を大まかに把握することができる。
また、通信部566は、GPS(Global Positioning System)機能を有する。GPS機能とは、人口衛星と通信して、通信端末装置500の位置(緯度、経度、高度等に基づく位置)の情報(以下、GPS位置情報ともいう)を取得する機能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、GPS位置情報を取得し、制御部510へ送信する。
携帯端末装置500は、制御部510および通信部566の処理により、電話網60を介して、ネットワーク70からプログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部520に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180である。
制御部510は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、ダウンロード処理は、制御部510が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
制御部510は、前述した音声出力部570,572、音声入力部574とデータ通信する。
制御部510が、音声データを音声出力部570へ送信すると、音声出力部570は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。制御部510が、音声データを音声出力部572へ送信すると、音声出力部572は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
ユーザが音声入力部574に含まれるマイクに対して音声を発すると、音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、制御部510へ送信する。
制御部510は、前述したLED576、撮像部578および生体情報取得部577の各々とデータ通信する。LED576は、制御部510からの制御指示に基づいて、光を発する。
撮像部578は、制御部510からの制御指示に基づいて、前述の撮像処理を行ない、撮像画像データを制御部510へ送信する。制御部510は、撮像画像データを受信すると、撮像画像データを、一時記憶部522、記憶部520および記録媒体555のいずれかに記憶させる。
生体情報取得部577は、生体情報を取得すると、取得した生体情報(たとえば、指紋情報)を、制御部510へ送信する。
通信端末装置500は、さらに、振動部579を備える。振動部579は、制御部510からの制御指示に基づいて、振動部579自身が振動することにより、通信端末装置500を振動させる機能を有する。振動部579は、たとえば、電話の着信、電子メールの受信時に、制御部510からの制御指示に基づいて、通信端末装置500を振動させる。
通信端末装置500は、さらに、RFID(Radio Frequency Identification)580を備える。RFID580は、たとえば、FeliCa(登録商標)などのセキュリティ機能をもったRFIDに基づく集積回路で、非接触で図示しない読み取り端末と通信を行う。また、RFID580は、制御部510からの制御指示に基づいて、端末IDなどのデータを出力する。
(映像表示装置)
次に、映像表示装置600について詳細に説明する。
図5は、映像表示装置600の内部構成を示したブロック図である。なお、図5には、説明のために、記録媒体555Aも示している。記録媒体555Aには、後述するプログラム180Aが記録されている。すなわち、プログラム180Aは、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555Aもプログラム製品として流通される。
図5を参照して、映像表示装置600は、表示部630と、音声出力部670とを備える。表示部630は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部630は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
表示部630が表示可能な画像のサイズは、表示部530が表示可能な画像のサイズより大きい。また、表示部630の解像度は、表示部530の解像度より大きい。たとえば、表示部630の解像度は、横1920(ドット)×縦1080(ドット)の解像度である。なお、表示部630の解像度は、横1920(ドット)×縦1080(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。
音声出力部670は、映像表示装置600の外部に設けられる。音声出力部670は、後述する制御部610で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部670には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部670は、後述する制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
映像表示装置600は、さらに、制御部610と、一時記憶部622と、記憶部620とを備える。
記憶部620は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部620は、制御部610によってデータアクセスされる。記憶部620は、大容量のデータを記憶可能なハードディスクである。なお、記憶部620は、ハードディスクに限定されることなく、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。記憶部620には、プログラム180A、後述する録画データ、映像表示装置600を識別するための装置ID、その他の各種データ等が記憶されている。
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、映像表示装置600内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部610は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
一時記憶部622は、制御部610によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部622は、前述の一時記憶部522と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
映像表示装置600は、さらに、アンテナ602と、チューナ605と、データ処理部607とを備える。
アンテナ602は、チューナ605と接続されている。チューナ605は、制御部610により指示された周波数の放送信号を、アンテナ602を介して受信する。チューナ605は、ディジタル放送およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。
放送信号は、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPG(登録商標)データを含む。なお、放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、放送信号は、さらに、前述したBMLデータ等が含まれる。チューナ605は、受信した放送信号を、データ処理部607へ送信する。
データ処理部607は、受信した放送信号を復調し、復調データとする。受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合、データ処理部607は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部607は、復調データを、デコード処理し、画像データおよび音声データを取得するとともに、放送信号の垂直帰線区間から、テキストデータ、EPG(登録商標)データを取得する。
そして、データ処理部607は、制御部610から、表示部630に画像を表示させるための表示指示を受信すると、画像データを、後述するVDP632へ送信する。VDP632は、画像データを受信すると、表示部630に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
また、データ処理部607は、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、画像データおよび音声データを圧縮して、録画データとして、記憶部620に記憶させる。録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、H.264等の形式である。
また、受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、データ処理部607は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部607は、復調データを、ディジタル放送の規格に基づいてデコード処理し、デコードデータにする。デコードデータには、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPG(登録商標)データ、BMLデータが含まれる。デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、H.264等の形式である。
そして、データ処理部607は、制御部610から、表示部630に画像データを表示させるための表示指示を受信すると、表示指示により指定されたチャンネルのデコードデータに含まれる画像データを、後述するVDP632へ送信する。VDP632は、画像データを受信すると、表示部630に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。
以下においては、チューナ605が受信した放送信号に基づく画像であって、かつ、表示部630に表示される画像を、TV画像ともいう。なお、映像表示装置600を操作するための後述するリモコン300に設けられる、“1”〜“12”の数字ボタンの押下操作で、直接、選局可能なTV画像のチャンネルの種類の数は、最大で12個であるとする。当然のことながら、リモコン300に設けられる数字ボタンの数が多ければ多いほど、直接、選局可能なTV画像のチャンネルの種類の数は多くなる。
リモコン300の“1”〜“12”の数字ボタンには、それぞれ、“1”〜“12”のリモコンチャンネル番号が設定される。たとえば、“3”の数字ボタンには、リモコンチャンネル番号“3”が設定される。また、1つのリモコンチャンネル番号には、1つのTV画像のチャンネルを登録可能である。たとえば、リモコンチャンネル番号“1”に対し、TV画像のチャンネル番号“8”が登録されているとする。この場合、リモコン300の“1”の数字ボタンが、ユーザにより押下処理されることにより、リモコン300から、チャンネル番号“8”のTV画像を選局するためのリモコン信号が、映像表示装置600へ送信される。
なお、映像表示装置600は、複数種類のTV画像を同時に、表示部630に表示する機能を有する。また、映像表示装置600は、TV画像と、他の種類の画像とを同時に、表示部630に表示する機能を有する。
また、データ処理部607は、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、録画指示により指定されたチャンネルのデコードデータを、録画データとして、記憶部620に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。この場合、録画データには、画像データ、音声データ、テキストデータおよびBMLデータが含まれる。
映像表示装置600は、さらに、VDP632と、VRAM636とを備える。
VRAM636は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、VDP632に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部630に表示させる指示である。
VDP632は表示部630と接続されている。VDP632は、制御部610からの描画指示に応じて、記憶部620内の後述するプログラム180Aからフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM636を利用して画像を生成する。そして、VDP632は、VRAM636に記憶された画像データを読出し、表示部630に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
映像表示装置600は、さらに、入力部640と、記録媒体アクセス部650とを備える。
入力部640は、図示されない複数のボタンを含む。複数のボタンは、映像表示装置600の外部に設けられている。複数のボタンのうち、いずれかのボタンがユーザにより押下操作されると、入力部640は、押下操作されたボタンに対応するボタン信号を、制御部610へ送信する。制御部610は、受信したボタン信号に基づいて、所定の処理を行なう。以下においては、ユーザによる、入力部640のボタン操作を、インターフェース操作Tともいう。
記録媒体アクセス部650は、プログラム180Aが記録された記録媒体555Aから、プログラム180Aを読出す機能を有する。記録媒体555Aに記憶されているプログラム180Aは、制御部610のインストール処理により、記録媒体アクセス部650により読み出され、制御部610が、プログラム180Aを、記憶部620に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、インストール処理は、制御部610が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
なお、記憶部620には、プログラム180Aがインストールされていなくてもよい。この場合、制御部610は、記録媒体アクセス部650を介して、記録媒体555Aに記憶されたプログラム180Aを読み出して、プログラム180Aに基づいた所定の処理を行なう。記録媒体555Aには、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
記録媒体555Aは、SDメモリーカード(登録商標)である。なお、記録媒体555は、SDメモリーカード(登録商標)に限定されることなく、データを不揮発的に記録可能なその他の媒体、たとえば、Blu-ray Disc(登録商標)、HD−DVD(High-Definition Digital Versatile Disc)(登録商標)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、等であってもよい。
映像表示装置600は、さらに、通信部660と、通信部662とを備える。
通信部660は、制御部610とデータの送受信を行なう。また、通信部660は、通信端末装置500と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。なお、通信部660は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
通信部662は、制御部610と、データの送受信を行なう。通信部662は、前述の通信部562と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。したがって、通信部662は、無線により、通信部50とデータ通信を行なうことができる。また、通信部662は、たとえば、LANケーブルを介して、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
したがって、本実施の形態における映像表示装置600は、ネットワーク70から、通信部50および通信部662を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部620に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180Aである。
制御部610は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180A)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、ダウンロード処理は、制御部610が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
映像表示装置600は、さらに、リモコン信号受信部680を備える。リモコン信号受信部680は、リモコン(リモートコントローラー)300から出力される、映像表示装置600を操作するためのリモコン信号を受信する機能を有する。リモコン信号受信部680は、受信したリモコン信号を制御部610へ送信する。制御部610は、受信したリモコン信号に応じて、対応する処理を行なう。なお、リモコン300には、前述したように、TV画像を選局するための“1”〜“12”の数字ボタンが設けられる。以下においては、ユーザによる、リモコン300の操作も、インターフェース操作Tともいう。
なお、前述した通信端末装置500がリモコン300の機能を有することも想定でき、通信端末装置500、リモコン300は、2つが存在する場合、および一方のみしか存在しない場合なども想定できる。
制御部610は、前述した音声出力部670とデータ通信する。制御部610が、音声データを音声出力部670へ送信すると、音声出力部670は、制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
(サービスサーバ、検索サーバおよびWebサーバ)
図6は、サービスサーバ800Aの内部構成を示したブロック図である。図6を参照して、サービスサーバ800Aは、表示部830と、制御部810と、一時記憶部822と、記憶部820とを備える。
表示部830は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部830は、前述の表示部630と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
記憶部820は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部820は、制御部810によってデータアクセスされる。記憶部820は、大容量のデータを記憶可能なハードディスクである。なお、記憶部820は、ハードディスクに限定されることなく、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。記憶部820には、プログラム180B、録画データ、コンテンツデータ、その他の各種データ等が記憶されている。
制御部810は、記憶部820に記憶されたプログラム180Bに従って、サービスサーバ800A内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部810は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
一時記憶部822は、制御部810によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部822は、前述の一時記憶部522と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
サービスサーバ800Aは、さらに、VDP832と、VRAM836とを備える。
VRAM836は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部810は、記憶部820に記憶されたプログラム180Bに従って、VDP832に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部830に表示させる指示である。
VDP832は表示部830と接続されている。VDP832は、制御部810からの描画指示に応じて、記憶部520内の後述するプログラム180Bからフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM836を利用して画像を生成する。そして、VDP832は、VRAM836に記憶された画像データを読出し、表示部830に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
サービスサーバ800Aは、さらに、入力部840を備える。
入力部840には、マウス842と、キーボード844とが接続されている。ユーザは、マウス842またはキーボード844を利用して、サービスサーバ800Aに指示を与える。マウス842またはキーボード844からの入力指示は、入力部840を介して制御部810へ送信される。制御部810は、入力部840からの入力指示に基づいて所定の処理を行なう。
サービスサーバ800Aは、さらに、通信部860と、通信部862とを備える。
通信部860は、制御部810とデータの送受信を行なう。また、通信部860は、図示しない他の装置と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。なお、通信部860は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
通信部862は、制御部810と、データの送受信を行なう。通信部862は、前述の通信部562と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。したがって、通信部862は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。また、通信部862は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
なお、検索サーバ800SおよびWebサーバ800Wの各々も、前述したサービスサーバ800Aと同様な構成を有するので詳細な説明は繰り返さない。
(リモコン)
次に、通信端末装置500を、映像表示装置600を操作するためのリモコン(以下、表示装置リモコンともいう)として使用するための処理について説明する。インターフェース操作Mにより、制御部510がプログラム180のリモコンプログラムを実行すると、通信端末装置500を、表示装置リモコンとして使用することが可能となる。この場合、表示部530には、以下のリモコン画像MG100が表示される。
図7は、一例としてのリモコン画像MG100を示す図である。図7を参照して、リモコン画像MG100には、ボタン画像MBG110,MBG120,MBG130が配置される。
ボタン画像MBG110,MBG120,MBG130の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
ボタン画像MBG110は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、電源リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。ここで、映像表示装置600は、待機モードを有する。待機モードとは、表示部630に画像を表示させるための電源がオフであるために、表示部630が画像を表示できない状態であって、主電源がオフでない状態である。すなわち、待機モードとは、表示部630に画像が表示されていない状態であって、主電源がオフでない状態である。以下においては、表示部630に画像を表示させるための電源を画像表示電源ともいう。
したがって、映像表示装置600が待機モードの場合、電源リモコン信号を受信することにより、画像表示電源がオンされることにより、表示部630に画像を表示させることができる。なお、以下においては、画像表示電源がオンの状態の映像表示装置600を通常モードともいう。すなわち、電源リモコン信号は、映像表示装置600において、待機モードと、通常モードとを切替えるためのリモコン信号である。
ボタン画像MBG120は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、番組表表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。番組表表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、後述する番組表画像を表示させるためのリモコン信号である。
ボタン画像MBG130は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、メニュー表示リモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。メニュー表示リモコン信号は、映像表示装置600の表示部630に、後述するメニュー画像を表示させるためのリモコン信号である。
リモコン画像MG100には、さらに、ボタン画像MBG142,MBG144,MBG152,MBG154が配置される。ボタン画像MBG142,MBG144,MBG152,MBG154の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
ボタン画像MBG142は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、音量アップリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。音量アップリモコン信号は、映像表示装置600の音声出力部670から出力される音声を大きくさせるためのリモコン信号である。ボタン画像MBG144は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、音量ダウンリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。音量ダウンリモコン信号は、映像表示装置600の音声出力部670から出力される音声を小さくさせるためのリモコン信号である。
ボタン画像MBG152は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、チャンネルプラスリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。チャンネルプラスリモコン信号は、映像表示装置600の表示部630にTV画像が表示されている場合に、前述のリモコンチャンネル番号を1インクリメントさせるためのリモコン信号である。なお、リモコンチャンネル番号が“12”の場合に、上記の1インクリメントされる処理が行われた場合、リモコンチャンネル番号は、“1”になる。なお、チャンネルプラスリモコン信号は、TV画像のチャンネル番号を、1インクリメントさせるためのリモコン信号であってもよい。
ボタン画像MBG154は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、チャンネルマイナスリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。チャンネルマイナスリモコン信号は、映像表示装置600の表示部630にTV画像が表示されている場合に、前述のリモコンチャンネル番号を1デクリメントさせるためのリモコン信号である。なお、リモコンチャンネル番号が“1”の場合に、上記の1デクリメントされる処理が行われた場合、リモコンチャンネル番号は、“12”になる。なお、チャンネルマイナスリモコン信号は、TV画像のチャンネル番号を、1デクリメントさせるためのリモコン信号であってもよい。
リモコン画像MG100には、さらに、ボタン画像MBG170,MBG180が配置される。ボタン画像MBG170およびボタン画像MBG180の各々は、インターフェース操作Mにより、押下処理されることで、制御部510が、後述の対応するリモコン信号を、通信部560を利用して、映像表示装置600へ送信するためのボタン画像である。
以下においては、通信端末装置500が、映像表示装置600へリモコン信号を送信することで映像表示装置600を操作可能な場合における、通信端末装置500の動作モードを、リモコンモードともいう。
なお、リモコンモードの通信端末装置500において、数字ボタン群546に含まれる12個の数字ボタンのいずれかが短押操作された場合、制御部510は、押下された数字ボタンに対応するリモコン信号を出力する。
(データ通信)
次に、リモコンモードの通信端末装置500で行なわれる処理(以下、操作判定処理Mともいう)と、通信端末装置500から送信されるリモコン信号を受信した場合に映像表示装置600で行なわれる処理(以下、制御信号対応処理Tともいう)について説明する。
図8は、操作判定処理Mおよび制御信号対応処理Tのフローチャートである。図8を参照して、通信端末装置500が行なう操作判定処理Mでは、まず、ステップS10の処理が行なわれる。
ステップS10では、制御部510が、制御操作があるか否かを判定する。ここで、制御操作は、表示部530に対するタッチ操作、または、通信端末装置500の外部に設けられた複数の外部ボタンのいずれかの押下操作である。
複数の外部ボタンは、方向ボタン541A,541B,541C,541D、決定ボタン541E、機能ボタン542A,542B,543A,543B、数字ボタン群546に含まれる12個の数字ボタンである。ステップS10において、YESならば、ステップS12に進む。一方、ステップS10において、NOならば、再度、ステップS10の処理が行なわれる。
ステップS12では、制御部510が、通信部560を利用して、制御操作に対応する、映像表示装置600を操作するための制御信号としてのリモコン信号を、映像表示装置600へ送信する。ステップS12の処理が終了すると、再度、ステップS10の処理が行なわれる。
映像表示装置600が行なう制御信号対応処理Tでは、まず、ステップS20の処理が行なわれる。
ステップS20では、制御部610が、制御信号としてのリモコン信号を受信したか否かを判定する。ステップS20において、YESならば、ステップS22に進む。一方、ステップS20において、NOならば、再度、ステップS20の処理が行なわれる。
ステップS22では、制御信号対応処理が行なわれる。制御信号対応処理では、制御部610が、受信したリモコン信号に応じた処理を行なう。ステップS22の処理が終了すると、再度、ステップS20の処理が行なわれる。
(機能情報の登録)
次に、通信端末装置500および映像表示装置600の各々の機能情報を、サービスサーバ800Aに登録するための処理について説明する。ここで、機能情報とは、対応する装置が有する機能を示す情報である。ここで、映像表示装置600の記憶部620には、以下の機能情報テーブルTD100が記憶されている。機能情報テーブルTD100は、映像表示装置600が有する機能を示すテーブルである。
図9は、一例としての機能情報テーブルTD100を示す図である。機能情報テーブルTD100は、複数の機能情報から構成される。図9を参照して、機能情報テーブルTD100において、「機能名」とは、機能の名称である。「装置ID」とは、装置を識別するための情報である。ここで、装置ID“11TA”は、映像表示装置600の装置IDであるとする。
「機能名」の項目において、「画像表示機能」とは、画像を表示する機能である。機能情報テーブルTD100が示す“1920×1080”は、表示部630の解像度(横1920(ドット)×縦1080(ドット))を示す。「動画再生機能」とは、対応する装置が再生可能な動画像のフォーマットを示す。機能情報テーブルTD100では、映像表示装置600が、MPEG2形式の動画像を再生可能なことを示す。「決済機能」において「番号入力」とは、映像表示装置600が、リモコン300等の操作により、クレジット番号の入力を受付け可能な機能(以下、番号入力決済機能ともいう)を示す。すなわち、映像表示装置600は、番号入力決済機能を有する。
「GPS機能」は、前述したので詳細な説明は繰り返さない。「ナビゲーション機能」とは、地図等において目的地を指定することで、目的地までの経路を案内するための機能である。「カメラ機能」とは、被写体を撮像する機能である。「クーポン機能」とは、クーポンを利用するための機能である。機能情報テーブルTD100は、映像表示装置600が、「GPS機能」、「ナビゲーション機能」、「カメラ機能」および「クーポン機能」を有さないことを示す。
また、通信端末装置500の記憶部520には、以下の機能情報テーブルMD100が記憶されている。機能情報テーブルMD100は、通信端末装置500が有する機能を示すテーブルである。
図10は、一例としての機能情報テーブルMD100を示す図である。機能情報テーブルMD100は、複数の機能情報から構成される。図10を参照して、機能情報テーブルMD100に示される複数の項目は、それぞれ、図9の機能情報テーブルTD100に示される複数の項目と同様なので詳細な説明は繰り返さない。ここで、装置ID“11MA”は、通信端末装置500の装置IDであるとする。
機能情報テーブルMD100が示す“240×400”は、表示部530の解像度(横240(ドット)×縦400(ドット))を示す。機能情報テーブルMD100では、通信端末装置500が、H.264形式の動画像を再生可能なことを示す。また、機能情報テーブルMD100では、通信端末装置500が、電子マネーを取り扱う機能(以下、電子マネー機能ともいう)を有することを示す。また、機能情報テーブルMD100は、通信端末装置500が、「GPS機能」、「ナビゲーション機能」、「カメラ機能」および「クーポン機能」を有することを示す。
次に、通信端末装置500および映像表示装置600の各々の機能情報を、サービスサーバ800Aに登録するための処理(以下、機能情報登録処理ともいう)について説明する。以下においては、機能情報登録処理において、通信端末装置500で行なわれる処理を機能情報登録処理Mともいう。また、機能情報登録処理において、映像表示装置600で行なわれる処理を機能情報登録処理Tともいう。また、機能情報登録処理において、サービスサーバ800Aで行なわれる処理を機能情報登録処理Sともいう。
なお、サービスサーバ800AのIPアドレスは、“111.222.111.222”であるとする。以下においては、サービスサーバ800AのIPアドレスを、サービスIPアドレスともいう。ここで、サービスIPアドレスは、通信端末装置500の記憶部520にのみ記憶されているとする。また、通信端末装置500はリモコンモードに設定されているとする。また、通信端末装置500の表示部530には、図7のリモコン画像MG100が表示されているとする。
図11は、機能情報登録処理M、機能情報登録処理Tおよび機能情報登録処理Sのフローチャートである。図11を参照して、機能情報登録処理Mでは、まず、ステップS110の処理が行なわれる。
ステップS110では、制御部510が、初期設定操作があるか否かを判定する。初期設定操作は、図7のボタン画像MBG170を押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS110において、YESならば、ステップS111に進む。一方、ステップS110において、NOならば、再度、ステップS110の処理が行なわれる。ここでは、初期設定操作があったとして、ステップS111に進む。
ステップS111では、装置検出処理Mが行なわれる。装置検出処理Mでは、制御部510が、無線通信により、データ通信可能な装置を検出する。ここで、無線通信は、たとえば、Bluetooth(登録商標)を利用した通信である。装置検出処理Mにより、データ通信可能な装置が検出されると、制御部510は、VDP532を利用して、検出した装置を示す検出装置画像を、表示部530に表示させる。そして、ステップS111の処理は終了する。
ここで、データ通信可能な装置として、映像表示装置600が検出されたとする。この場合、表示部530には、以下の検出装置画像MG200が表示されるとする。なお、データ通信可能な装置が検出されない場合、ステップS111の処理が繰り返される。
図12は、一例としての検出装置画像MG200を示す図である。図12を参照して、検出装置画像MG200には、装置が検出された旨のメッセージと、ボタン画像MBG215とが配置される。ボタン画像MBG215は、映像表示装置600の機能情報を、サービスサーバ800Aに登録するためのボタン画像である。なお、ステップS111の処理により複数の装置が検出された場合は、検出装置画像MG200には、検出された複数の装置にそれぞれ対応する複数のボタン画像が配置される。
再び、図11を参照して、ステップS111の処理の後、ステップS112に進む。
ステップS112では、制御部510が、登録操作Mがあるか否かを判定する。登録操作Mは、ボタン画像MBG215を押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS112において、YESならば、ステップS113に進む。一方、ステップS112において、NOならば、再度、ステップS112の処理が行なわれる。ここでは、登録操作Mがあったとして、ステップS113に進む。
ステップS113では、登録必要情報送信処理Mが行なわれる。登録必要情報送信処理Mでは、制御部510が、登録必要情報を、サービスサーバ800Aへ送信する。ここで、登録必要情報は、映像表示装置600の機能情報を、サービスサーバ800Aに登録するために必要な情報である。登録必要情報には、サービスIPアドレス“111.222.111.222”と、ユニークIDとが含まれる。
ユニークIDとは、映像表示装置600の機能情報と、通信端末装置500の機能情報とを関連付けてサービスサーバ800Aに登録するためのIDである。ここで、ユニークIDは、制御部510により生成されるとする。ユニークIDは、たとえば、通信端末装置500のMACアドレスに基づいて生成されたIDであるとする。ここで、ユニークIDは、“MM.11.22”であるとする。なお、ユニークIDは、上記方法により生成されたIDに限定されるものではない。たとえば、ユニークIDは、IPアドレスであってもよい。
機能情報登録処理Tでは、まず、ステップS141の処理が行なわれる。
ステップS141では、制御部610が、登録必要情報を受信したか否かを判定する。ステップS141において、YESならば、ステップS142に進む。一方、ステップS141において、NOならば、再度、ステップS141の処理が行なわれる。ここでは、登録必要情報を受信したとして、ステップS142に進む。
ステップS142では、機能情報送信処理Tが行なわれる。機能情報送信処理Tでは、制御部610が、ユニークIDおよび機能情報テーブルを、受信した登録必要情報に含まれるサービスIPアドレスで特定されるサービスサーバ800Aへ送信する。なお、サービスIPアドレスは、“111.222.111.222”である。ここで、サービスサーバ800Aに送信されるユニークIDは、“MM.11.22”であるとする。また、サービスサーバ800Aに送信される機能情報テーブルは、図9の機能情報テーブルTD100であるとする。ステップS142の処理が終了すると、機能情報登録処理Tは終了する。
機能情報登録処理Sでは、まず、ステップS181の処理が行なわれる。
ステップS181では、制御部810が、ユニークIDおよび機能情報テーブルを受信したか否かを判定する。ステップS181において、YESならば、ステップS182に進む。一方、ステップS181において、NOならば、再度、ステップS181の処理が行なわれる。ここでは、ユニークID“MM.11.22”および機能情報テーブルTD100を受信したとして、ステップS182に進む。
ステップS182では、情報記憶処理Sが行なわれる。情報記憶処理Sでは、制御部810が、受信した機能情報テーブルを、関連装置機能情報テーブルとして、記憶部820に記憶させる。また、制御部810は、受信したユニークIDと、受信した機能情報テーブルに示される装置IDとを対応付けて、記憶部820に記憶させる。なお、記憶部820に関連装置機能情報テーブルが既に記憶されている場合の処理は後述する。
ここでは、記憶部820に、関連装置機能情報テーブルとしての機能情報テーブルTD100が記憶されるとする。また、記憶部820に、ユニークID“MM.11.22”と、機能情報テーブルTD100に示される装置ID“11TA”とが対応付けられて記憶されるとする。そして、ステップS183に進む。
ステップS183では、制御部810が、記憶部820に、同一のユニークIDが対応付けられた複数の装置IDが記憶されているか否かを判定する。ステップS183において、YESならば、ステップS184に進む。一方、ステップS183において、NOならば、再度、ステップS181の処理が行なわれる。ここでは、記憶部820に、ユニークID“MM.11.22”と対応付けられた、1つの装置ID“11TA”が記憶されているとして、再度、ステップS181の処理が行なわれる。
機能情報登録処理Mでは、ステップS113の処理の後、ステップS114に進む。
ステップS114では、機能情報送信処理Mが行なわれる。機能情報送信処理Mでは、制御部510が、ユニークIDおよび機能情報テーブルを、サービスIPアドレスで特定されるサービスサーバ800Aへ送信する。なお、サービスIPアドレスは、“111.222.111.222”である。ここで、サービスサーバ800Aに送信されるユニークIDは、“MM.11.22”であるとする。また、サービスサーバ800Aに送信される機能情報テーブルは、図10の機能情報テーブルMD100であるとする。そして、機能情報登録処理Mの処理は終了する。
機能情報登録処理Sでは、前述したステップS181の処理により、ユニークID“MM.11.22”および機能情報テーブルMD100を受信したとして、ステップS182に進む。
ステップS182では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここで、記憶部820には、既に、関連装置機能情報テーブルとしての機能情報テーブルTD100が記憶されているとする。この場合、制御部810は、関連装置機能情報テーブルとしての機能情報テーブルTD100に、受信した機能情報テーブルMD100を追記する。この処理により、記憶部820には、後述する関連装置機能情報テーブルSD100が記憶されるとする。
また、制御部810は、受信したユニークID“MM.11.22”と、受信した機能情報テーブルMD100に示される装置IDとを対応付けて、記憶部820に記憶させる。この処理により、記憶部820に、ユニークID“MM.11.22”と、機能情報テーブルMD100に示される装置ID“11MA”とが対応付けられて記憶されるとする。
ステップS183では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここで、記憶部820に、同一のユニークID“MM.11.22”が対応付けられた、装置ID“11TA”および装置ID“11MA”が記憶されているとする。この場合、ステップS183において、YESと判定され、ステップS184に進む。
ステップS184では、関連装置特定テーブルが生成される。ここで、関連装置特定テーブルは、関連付けられた複数の装置を特定するためのテーブルである。具体的には、制御部810が、同一のユニークIDが対応付けられた複数の装置IDと、当該ユニークIDとを対応づけた関連装置特定テーブルを生成する。そして、制御部810は、生成した関連装置特定テーブルを、記憶部820に記憶させる。そして、ステップS184の処理は終了する。
ここで、記憶部820に、同一のユニークID“MM.11.22”が対応付けられた、装置ID“11TA”および装置ID“11MA”が記憶されているとする。この場合、ステップS184の処理により、以下の関連装置特定テーブルSD80が生成される。
図13は、一例としての関連装置特定テーブルSD80を示す図である。図13を参照して、関連装置特定テーブルSD80により、装置ID“11TA”により特定される映像表示装置600と、装置ID“11MA”により特定される通信端末装置500とは、関連付けられた装置であることが分かる。
なお、関連装置特定テーブルは、2台に限定されることなく、3台以上の装置を対応づけてもよい。
なお、関連装置特定テーブルには、使用可能な有効期限が対応付けられてもよい。この場合、対応する有効期限が経過した関連装置特定テーブルは、使用不可能となる。
再び、図11を参照して、ステップS184の処理の後、再度、ステップS181の処理が行なわれる。
図14は、一例としての関連装置機能情報テーブルSD100を示す図である。図14に示される項目は、図9で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。図14を参照して、関連装置機能情報テーブルSD100は、たとえば、装置ID“11TA”により特定される映像表示装置600は、GPS機能を有さないことを示す。また、関連装置機能情報テーブルSD100は、たとえば、装置ID“11MA”により特定される通信端末装置500は、GPS機能を有することを示す。
以上の処理により、複数の装置の各々の機能情報を示す関連装置機能情報テーブルが生成され、サービスサーバ800Aに登録される。すなわち、複数の装置の各々の機能情報が、サービスサーバ800Aに登録される。
(装置に応じたUI(User Interface)コンテンツの生成)
次に、通信端末装置500および映像表示装置600の各々の有する機能に応じたサービスUIコンテンツを生成するための処理(以下、UIコンテンツ生成処理ともいう)について説明する。ここで、サービスUIコンテンツは、サービスサーバ800Aが提供するサービスを受けるための操作を、ユーザに報知するためのデータである。サービスサーバ800Aが提供するサービスは、たとえば、映像コンテンツ等の配信、決済処理等である。
ここで、通信端末装置500において、たとえば、RSS(Rich Site SummaryまたはReally Simple Syndication)リーダーにより、サービスサーバ800Aが提供可能な複数のサービスが、通信端末装置500に登録されているとする。ここで、通信端末装置500に登録されている複数のサービスのリストを表示した画像を、登録サービスリスト画像ともいう。ここで、通信端末装置500の表示部530には、以下の登録サービスリスト画像G100が表示されているとする。
図15は、一例としての登録サービスリスト画像G100を示す図である。図15を参照して、登録サービスリスト画像G100には、登録されている複数のサービスにそれぞれ対応する複数のサービス名が表示される。サービス名“サービスA”は、たとえば、映像を配信するためのサービスである。サービス名“サービスB“は、たとえば、地図を利用したナビゲーションのサービスである。
登録サービスリスト画像G100には、さらに、選択枠SL110が配置される。選択枠SL110は、複数のサービス名のうちの1つを選択するための枠である。選択枠SL110は、通信端末装置500において、方向ボタン541Aを押下されることにより上に移動する。また、選択枠SL110は、通信端末装置500において、方向ボタン541Bを押下されることにより下に移動する。
次に、UIコンテンツ生成処理について説明する。UIコンテンツ生成処理により生成されるサービスUIコンテンツには、サービスシナリオと、サービスシナリオの実行時に使用される複数のメディアデータとが含まれる。ここで、サービスシナリオは、コンテンツに対して行なう処理、ユーザの操作に対して行なう処理等が記述されたデータである。メディアデータは、スクリプトデータ、テキストデータ、画像データ等のデータである。
サービスシナリオは、当該サービスシナリオを実行する装置が有する機能に基づいて、オリジナルシナリオおよびシナリオ生成テーブルを利用して生成される。ここで、オリジナルシナリオは、コンテンツに対して行なう処理、ユーザの操作に対して行なう処理等が記述されたデータである。オリジナルシナリオは、XML(Extensible Markup Language)で記述される。なお、オリジナルシナリオは、XML以外の言語で記述されてもよい。
図16は、一例としてのオリジナルシナリオSD200の構成を示す図である。オリジナルシナリオSD200は、スクリプトで示される複数の処理を含む。図16を参照して、オリジナルシナリオSD200において、「処理名」とは、複数の処理の名称である。「ステップ番号」とは、対応する処理を特定するための番号である。ここで、オリジナルシナリオSD200は、予め、サービスサーバ800Aの記憶部820に記憶されているとする。
また、シナリオ生成テーブルは、サービスシナリオを生成するための条件が記述されたテーブルである。サービスシナリオは、XMLで記述される。なお、サービスシナリオは、XML以外の言語で記述されてもよい。なお、シナリオ生成テーブルは、オリジナルシナリオに示される各処理と対応するように生成される。
図17は、一例としてのシナリオ生成テーブルSD210を示す図である。図17を参照して、シナリオ生成テーブルSD210に示されるステップ番号は、オリジナルシナリオSD200に示されるステップ番号と対応する。なお、「シナリオ生成条件」とは、サービスシナリオを生成するための条件である。「シナリオ生成条件」の項目に示される各内容についての詳細は後述する。ここで、シナリオ生成テーブルSD210は、予め、サービスサーバ800Aの記憶部820に記憶されているとする。
以下においては、通信端末装置500により実行されるサービスシナリオを、サービスシナリオMともいう。また、映像表示装置600により実行されるサービスシナリオを、サービスシナリオTともいう。また、通信端末装置500の表示部530には、図15の登録サービスリスト画像G100が表示されているとする。
図18は、UIコンテンツ生成処理のフローチャートである。図18では、通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。通信端末装置500では、まず、ステップS211の処理が行なわれる。
ステップS211では、制御部510が、選択操作Mがあるか否かを判定する。ここで、選択操作Mは、選択枠SL110によりサービス名が選択されている状態で、決定ボタン541Eを押下する操作である。ステップS211において、YESならば、ステップS212に進む。一方、ステップS211において、NOならば、再度、ステップS211の処理が行なわれる。ここでは、選択操作Mがあったとして、ステップS212に進む。なお、選択操作Mにより選択されたサービス名は、“サービスA”であるとする。
ステップS212では、制御部510が、サービスUIコンテンツ要求指示を、サービスサーバ800Aへ送信する。サービスUIコンテンツ要求指示は、サービスUIコンテンツを、サービスサーバ800Aに対し要求するための指示である。なお、送信されるサービスUIコンテンツ要求指示には、通信端末装置500の装置ID“11MA”および選択されたサービス名“サービスA”が含まれるとする。そして、ステップS212の処理は終了する。
サービスサーバ800Aでは、まず、ステップS281の処理が行なわれる。
ステップS281では、制御部810が、サービスUIコンテンツ要求指示を受信したか否かを判定する。ステップS281において、YESならば、ステップS290に進む。一方、ステップS281において、NOならば、再度、ステップS281の処理が行なわれる。ここでは、サービスUIコンテンツ要求指示を受信したとして、ステップS290に進む。
ステップS290では、サービスシナリオ生成処理Sが行なわれる。サービスシナリオ生成処理Sは、前述したサービスシナリオTおよびサービスシナリオMを生成するための処理である。
図19は、サービスシナリオ生成処理Sのフローチャートである。図19を参照して、ステップS291では、制御部810が、記憶部820から、受信したサービスUIコンテンツ要求指示に含まれるサービス名が“サービスA”のサービスに対応する、オリジナルシナリオおよびシナリオ生成テーブルを読み出す。この処理により読み出されたオリジナルシナリオおよびシナリオ生成テーブルは、それぞれ、図16のオリジナルシナリオSD200および図17のシナリオ生成テーブルSD210であるとする。そして、ステップS292に進む。
ステップS292では、制御部810が、記憶部820に記憶されている関連装置特定テーブルにおいて、受信したサービスUIコンテンツ要求指示に含まれる装置ID“11MA”に対応付けられている装置IDを取得する。ここで、関連装置特定テーブルは、図13の関連装置特定テーブルSD80であるとする。この場合、取得される装置IDは、“11TA”となる。そして、ステップS293に進む。
ステップS293では、判定処理Sが行なわれる。判定処理Sでは、制御部810が、映像表示装置600および通信端末装置500の各々が有する機能と、シナリオ生成テーブルとに基づいて、オリジナルシナリオに含まれる複数の処理のうち、映像表示装置600および通信端末装置500において使用する処理を判定する。
具体的には、制御部810が、図14の関連装置機能情報テーブルSD100および図17のシナリオ生成テーブルSD210に基づいて、判定テーブルを生成する。生成される判定テーブルは、制御部810が、オリジナルシナリオSD200に含まれる複数の処理のうち、映像表示装置600および通信端末装置500において使用する処理を判定したテーブルである。制御部810は、生成した判定テーブルを、記憶部820に記憶させる。
ここで、シナリオ生成テーブルSD210に示される「シナリオ生成条件」の各項目について説明する。シナリオ生成テーブルSD210において、「高解像度側」とは、映像表示装置600および通信端末装置500のうち、表示部の解像度が高い装置に対し、対応するステップ番号(ST1)の処理を使用するという条件である。この場合、制御部810は、関連装置機能情報テーブルSD100に示される画像表示機能により、映像表示装置600に対し、オリジナルシナリオSD200に含まれる、ステップ番号ST1の処理(コンテンツ・リスト表示処理)を使用すると判定する。
シナリオ生成テーブルSD210において、「全て」とは、映像表示装置600および通信端末装置500の両方に、対応するステップ番号(ST2)の処理を使用するという条件である。
シナリオ生成テーブルSD210において、「電子マネー>番号入力」とは、映像表示装置600および通信端末装置500のうち、番号入力決済機能を有する装置より、電子マネー機能を有する装置に対し、対応するステップ番号(ST3)の処理を使用するという条件である。
この場合、制御部810は、関連装置機能情報テーブルSD100に示される決済機能により、通信端末装置500に対し、オリジナルシナリオSD200に含まれる、ステップ番号ST3の処理(購入処理)を使用すると判定する。すなわち、購入処理では、番号入力決済機能より、電子マネー機能が優先して使用される。
シナリオ生成テーブルSD210において、「MPEG2」とは、映像表示装置600および通信端末装置500のうち、MPEG2形式の動画像を再生可能な装置に対し、対応するステップ番号(ST4)の処理を使用するという条件である。この場合、制御部810は、関連装置機能情報テーブルSD100に示される動画再生機能により、映像表示装置600に対し、オリジナルシナリオSD200に含まれる、ステップ番号ST4の処理(コンテンツ再生処理)を使用すると判定する。
シナリオ生成テーブルSD210において、「ST4を行なう装置」とは、映像表示装置600および通信端末装置500のうち、ステップ番号ST4の処理を行なう装置に対し、対応するステップ番号(ST5)の処理を使用するという条件である。この場合、制御部810は、ステップ番号ST4の処理を行なう映像表示装置600に対し、オリジナルシナリオSD200に含まれる、ステップ番号ST5の処理(特典表示処理)を使用すると判定する。
シナリオ生成テーブルSD210において、「クーポン機能を有する装置」とは、映像表示装置600および通信端末装置500のうち、クーポン機能を有する装置に対し、対応するステップ番号(ST6)の処理を使用するという条件である。この場合、制御部810は、関連装置機能情報テーブルSD100に示されるクーポン機能の有無により、通信端末装置500に対し、オリジナルシナリオSD200に含まれる、ステップ番号ST6の処理(クーポン取得処理)を使用すると判定する。
以上の制御部810の判定により、以下の判定テーブルSD300が生成される。なお、生成された判定テーブルSD300が記憶部820に記憶されると、ステップS293の処理は終了する。
図20は、一例としての判定テーブルSD300を示す図である。図20を参照して、「ステップ番号」の項目に示される複数のステップ番号は、オリジナルシナリオSD200に示されるステップ番号と対応する。装置ID“11TA”は、映像表示装置600の装置IDである。装置ID“11MA”は、通信端末装置500の装置IDである。すなわち、判定テーブルSD300は、映像表示装置600および通信端末装置500の各々に対して、使用する処理を判定したテーブルである。
判定テーブルSD300において、「使用」とは、オリジナルシナリオSD200に含まれる、対応するステップ番号の処理を使用することを示す。「不使用」とは、オリジナルシナリオSD200に含まれる、対応するステップ番号の処理を使用しないことを示す。
再び、図19を参照して、ステップS293の処理の後、ステップS294に進む。
ステップS294では、シナリオ生成処理Sが行なわれる。シナリオ生成処理Sは、オリジナルシナリオに含まれる複数の処理のうち、装置が有する機能に応じた処理を使用することで、装置に応じたサービスシナリオを生成する処理である。シナリオ生成処理Sでは、制御部810が、オリジナルシナリオおよび判定テーブルに基づいて、映像表示装置600および通信端末装置500の各々が有する機能に応じたサービスシナリオを生成する。生成されたサービスシナリオは、映像表示装置600および通信端末装置500が互いに連携して動作するためのデータである。そして、制御部810は、生成したサービスシナリオを、記憶部820に記憶させる。
ここで、オリジナルシナリオは、図16のオリジナルシナリオSD200であるとする。判定テーブルは、図20の判定テーブルSD300であるとする。この場合、制御部810は、以下のサービスシナリオSTD400およびサービスシナリオSMD400を生成する。サービスシナリオSTD400は、装置ID“11TA”の映像表示装置600により実行されるシナリオである。サービスシナリオSMD400は、装置ID“11MA”の通信端末装置500により実行されるシナリオである。
図21は、一例としてのサービスシナリオを示す図である。図21(A)は、一例としてのサービスシナリオSTD400を示す図である。図21(B)は、一例としてのサービスシナリオSMD400を示す図である。
サービスシナリオSTD400において、ステップ番号TST1〜TST6は、それぞれ、ステップ番号ST1〜ST6に対応する。また、サービスシナリオSMD400において、ステップ番号MST1〜MST6は、それぞれ、ステップ番号ST1〜ST6に対応する。
まず、サービスシナリオSTD400の生成方法について説明する。サービスシナリオSTD400は、まず、図20の判定テーブルSD300の装置ID“11TA”の列において、「使用」に対応するステップ番号(たとえば、ST1、ST2)の処理を用いて生成される。たとえば、判定テーブルSD300におけるステップ番号ST1の処理(コンテンツ・リスト表示処理)は、サービスシナリオSTD400のステップ番号TST1の処理とされる。同様に、判定テーブルSD300におけるステップ番号ST2、ST4、ST5の処理は、それぞれ、サービスシナリオSTD400のステップ番号TST2、TST4、TST5の処理とされる。
そして、判定テーブルSD300の装置ID“11TA”の列において、「不使用」に対応するステップ番号(以下、不使用ステップ番号Tともいう)の1つ前のステップ番号が存在し、かつ、当該1つ前のステップ番号が「使用」である場合、以下の処理TAが行なわれる。処理TAでは、1つ前のステップ番号に対応する、サービスシナリオSTD400のステップ番号の処理に、通信端末装置500で実行されるサービスシナリオSMD400における、不使用ステップ番号Tに対応するステップ番号の処理に移行する処理が追加される。
具体的には、判定テーブルSD300における、不使用ステップ番号Tとしてのステップ番号ST3の1つ前のステップ番号ST2に対応する、サービスシナリオSTD400のステップ番号TST2の処理に、サービスシナリオSMD400のステップ番号MST3の処理に移行する処理が追加される。なお、ステップ番号TST5の処理にも、ステップ番号TST2の処理と同様に、サービスシナリオSMD400の処理に移行する処理が追加される。
また、判定テーブルSD300の装置ID“11TA”の列において、不使用ステップ番号Tが存在する場合、以下の処理TA1が行なわれる。処理TA1では、判定テーブルSD300の不使用ステップ番号Tとしてのステップ番号ST3、ST6にそれぞれ対応する、サービスシナリオSTD400のステップ番号TST3、TST6の処理が、待機処理とされる。
以上説明したようにサービスシナリオSTD400は生成される。生成されたサービスシナリオSTD400は、映像表示装置600が有する機能に応じたサービスシナリオである。すなわち、サービスシナリオSTD400は、映像表示装置600に応じた処理データである。なお、サービスシナリオSTD400のファイル名は、“VOD_TV.xml”であるとする。
次に、サービスシナリオSMD400の生成方法について説明する。サービスシナリオSMD400は、まず、図20の判定テーブルSD300の装置ID“11MA”の列において、「使用」に対応するステップ番号(たとえば、ST2、ST3、およびST6)の処理を用いて生成される。たとえば、判定テーブルSD300におけるステップ番号ST2の処理(コンテンツ詳細表示処理)は、サービスシナリオSMD400のステップ番号MST2の処理とされる。同様に、判定テーブルSD300におけるステップ番号ST3、ST6の処理は、それぞれ、サービスシナリオSMD400のステップ番号TST3、TST6の処理とされる。
そして、判定テーブルSD300の装置ID“11MA”の列において、「不使用」に対応するステップ番号(以下、不使用ステップ番号Mともいう)の1つ前のステップ番号が存在し、かつ、当該1つ前のステップ番号が「使用」である場合、以下の処理MAが行なわれる。処理MAでは、1つ前のステップ番号に対応する、サービスシナリオSMD400のステップ番号の処理に、映像表示装置600で実行されるサービスシナリオSTD400における、不使用ステップ番号Mに対応するステップ番号の処理に移行する処理が追加される。
具体的には、判定テーブルSD300における、不使用ステップ番号Mとしてのステップ番号ST4の1つ前のステップ番号ST3に対応する、サービスシナリオSMD400のステップ番号MST3の処理に、サービスシナリオSTD400のステップ番号TST4の処理に移行する処理が追加される。
また、判定テーブルSD300の装置ID“11MA”の列において、不使用ステップ番号Mであって、コンテンツ再生処理に対応しないステップ番号が存在する場合、以下の処理MA1が行なわれる。処理MA1では、判定テーブルSD300における不使用ステップ番号Mとしてのステップ番号ST1、ST5にそれぞれ対応する、サービスシナリオSMD400のステップ番号MST1、MST5の処理が、映像表示装置制御処理とされる。映像表示装置制御処理は、映像表示装置600を制御するための処理である。
また、判定テーブルSD300の装置ID“11MA”の列において、不使用ステップ番号Mであって、コンテンツ再生処理に対応するステップ番号が存在する場合、以下の処理MA2が行なわれる。処理MA2では、判定テーブルSD300における不使用ステップ番号Mとしてのステップ番号ST4に対応する、サービスシナリオSMD400のステップ番号MST4の処理が、映像表示装置制御処理Aとされる。映像表示装置制御処理Aは、映像表示装置600においてコンテンツの再生を制御するための処理である。
以上説明したようにサービスシナリオSMD400は生成される。生成されたサービスシナリオSMD400は、通信端末装置500が有する機能に応じたサービスシナリオである。すなわち、サービスシナリオSMD400は、通信端末装置500に応じた処理データである。なお、サービスシナリオSMD400のファイル名は、“VOD_Mobile.xml”であるとする。
また、サービスシナリオSTD400およびサービスシナリオSMD400は、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500で実行されることにより、映像表示装置600および通信端末装置500が互いに連携して動作するためのデータである。また、サービスシナリオSTD400およびサービスシナリオSMD400は、映像表示装置600および通信端末装置500が互いに連携して動作する際に、連携においえて使いやすい機能(たとえば、電子マネー機能)を優先的に使用したシナリオでもある。
図22は、映像表示装置600により実行されるサービスシナリオSTD400のスクリプトの記述の一例を示す図である。図22を参照して、第2行〜第4行は、スクリプトのヘッダ部分である。第6行〜第10行は、ステップ番号TST1のコンテンツ・リスト表示処理のスクリプトの一例である。第11行〜第14行は、ステップ番号TST2に対応する、コンテンツ詳細表示処理と、サービスシナリオSMD400のステップ番号MST3の処理に移行する処理とを示すスクリプトの一例である。
第15行は、ステップ番号TST3の待機処理のスクリプトの一例である。第16行〜第22行は、コンテンツ再生処理のスクリプトの一例である。第23行〜第26行は、ステップ番号TST5に対応する、特典表示処理と、サービスシナリオSMD400のステップ番号MST6の処理に移行する処理とを示すスクリプトの一例である。第27行は、ステップ番号TST6の待機処理のスクリプトの一例である。なお、スクリプトの詳細な説明は後述する。
図23は、通信端末装置500により実行されるサービスシナリオSMD400のスクリプトの記述の一例を示す図である。図23を参照して、第2行〜第4行は、スクリプトのヘッダ部分である。第6行は、ステップ番号MST1の映像表示装置制御処理のスクリプトの一例である。第7行〜第10行は、ステップ番号MST2のコンテンツ詳細表示処理のスクリプトの一例である。
第11行〜第14行は、ステップ番号MST3に対応する、購入処理と、サービスシナリオSTD400のステップ番号TST4の処理に移行する処理とを示すスクリプトの一例である。第15行は、ステップ番号MST4の映像表示装置制御処理Aのスクリプトの一例である。第16行は、ステップ番号MST5の映像表示装置制御処理のスクリプトの一例である。第17行〜第20行は、ステップ番号MST6のクーポン取得処理のスクリプトの一例である。なお、スクリプトの詳細な説明は後述する。
再び、図19を参照して、ステップS294の処理が終了すると、図18のUIコンテンツ生成処理に戻り、ステップS290の次のステップS296に進む。
ステップS296では、UIコンテンツ送信処理Sが行なわれる。UIコンテンツ送信処理Sでは、制御部810が、サービスUIコンテンツTおよびサービスUIコンテンツMを、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500へ送信する。サービスUIコンテンツTは、映像表示装置600で処理されるコンテンツである。サービスUIコンテンツMは、通信端末装置500で処理されるコンテンツである。
サービスUIコンテンツTには、図22のサービスシナリオSTD400と、サービスシナリオSTD400の実行時に使用される複数のメディアデータTとが含まれる。メディアデータTは、スクリプトデータT、テキストデータ、画像データ等のデータである。スクリプトデータTは、SVG(Scalable Vector Graphics)の規格に基づいて生成されたデータ(以下、SVGデータともいう)である。スクリプトデータTは、たとえば、図22の第6行に記載されている、ファイル名が“リスト表示.svg”のデータである。
サービスUIコンテンツMには、図23のサービスシナリオSMD400と、サービスシナリオSMD400の実行時に使用される複数のメディアデータMとが含まれる。メディアデータMは、スクリプトデータM、テキストデータ、画像データ等のデータである。スクリプトデータMは、SVGの規格に基づいて生成されたデータである。スクリプトデータMは、たとえば、図23の第6行に記載されている、ファイル名が“TV制御.svg”のデータである。そして、UIコンテンツ生成処理におけるサービスサーバ800Aの処理は終了する。
UIコンテンツ生成処理において、通信端末装置500では、ステップS212の処理の後、ステップS216に進む。
ステップS216では、UIコンテンツ受信処理Mが行なわれる。UIコンテンツ受信処理Mでは、制御部510が、サービスUIコンテンツMを受信し、受信したサービスUIコンテンツMを、記憶部520に記憶させる。そして、ステップS217に進む。
ステップS217では、制御部510が、サービスUIコンテンツMに含まれるサービスシナリオSMD400を実行することによりシナリオ実行処理Mを実行する。シナリオ実行処理Mは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、UIコンテンツ生成処理における通信端末装置500の処理は終了する。
UIコンテンツ生成処理において、映像表示装置600では、ステップS246の処理が行なわれる。
ステップS246では、UIコンテンツ受信処理Tが行なわれる。UIコンテンツ受信処理Tでは、制御部610が、サービスUIコンテンツTを受信し、受信したサービスUIコンテンツTを、記憶部620に記憶させる。そして、ステップS247に進む。
ステップS247では、制御部610が、サービスUIコンテンツTに含まれるサービスシナリオSTD400を実行することによりシナリオ実行処理Tを実行する。シナリオ実行処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、UIコンテンツ生成処理における映像表示装置600の処理は終了する。
以上説明したように、サービスサーバ800Aは、映像表示装置600および通信端末装置500の各々が有する機能に応じたサービスシナリオを生成する。そして、サービスサーバ800Aは、映像表示装置600が有する機能に応じた図22のサービスシナリオSTD400を含むサービスUIコンテンツTを、映像表示装置600へ送信する。また、サービスサーバ800Aは、通信端末装置500が有する機能に応じた図23のサービスシナリオSMD400を含むサービスUIコンテンツMを、通信端末装置500へ送信する。
サービスシナリオSTD400およびサービスシナリオSMD400は、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500で実行されることにより、映像表示装置600および通信端末装置500が互いに連携して動作するためのデータである。また、サービスシナリオSTD400およびサービスシナリオSMD400は、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500の有する機能に応じたシナリオである。すなわち、サービスシナリオSTD400およびサービスシナリオSMD400は、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500に応じた処理データである。
したがって、映像表示装置600および通信端末装置500は、それぞれ、サービスシナリオSTD400およびサービスシナリオSMD400を実行することで、映像表示装置600および通信端末装置500の各々が有する機能を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。すなわち、複数の装置の各々が、自装置の特性を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。その結果、多種多様な処理を実現することができる。
なお、本発明において、図19のステップS293の判定処理Sにおいて、判定テーブルを生成する際に、考慮される機能は、図14の関連装置機能情報テーブルSD100に示される機能以外であってもよい。たとえば、通話機能、電子メール送受信機能、文字入力機能、地図表示機能、通信機能、文字(ニュース)表示機能、広告閲覧機能等が判定テーブルを生成する際に、考慮されてもよい。
また、判定処理Sにおいて、判定テーブルを生成する際に、考慮される「シナリオ生成条件」は、図17のシナリオ生成テーブルSD210に示される条件以外にも、サービスサーバ800Aが提供するサービスに応じて、様々な条件が考えられる。たとえば、提供されるサービスが文字入力機能を用いる場合、生成される「シナリオ生成条件」は、通信端末装置500の文字入力機能を、映像表示装置600におけるリモコンによる文字入力機能より、優先度を高くするという条件である。
また、提供されるサービスが地図表示機能を用いる場合、生成される「シナリオ生成条件」は、通信端末装置500の表示部530および映像表示装置600の表示部630のうち、画面サイズが大きい方の優先度を高くするという条件である。
また、提供されるサービスが通信機能を用いる場合、生成される「シナリオ生成条件」は、通信端末装置500および映像表示装置600のうち、高速通信可能な装置の優先度を高くするという条件である。また、提供されるサービスが文字(ニュース)表示機能を用いる場合、生成される「シナリオ生成条件」は、通信端末装置500および映像表示装置600において、優先度を同じとする条件である。
また、提供されるサービスが広告閲覧機能を用いる場合、生成される「シナリオ生成条件」は、通信端末装置500の表示部530および映像表示装置600の表示部630のうち、画面サイズが大きい方の優先度を高くするという条件である。
なお、関連装置特定テーブルおよび関連装置機能情報テーブルは、サービスサーバ800Aではなく、通信端末装置500または映像表示装置600が有していてもよい。たとえば、通信端末装置500が、関連装置特定テーブルおよび関連装置機能情報テーブルを有しているとする。また、オリジナルシナリオは、サービスサーバ800Aが有しているとする。
この場合、通信端末装置500は、サービスサーバ800Aに対し、自装置の有する機能に応じたサービスシナリオを要求し、当該サービスシナリオを取得する。通信端末装置500は、関連装置特定テーブルおよび関連装置機能情報テーブルを参照して、自装置以外にも、サービスシナリオを有効に利用可能な装置(以下、装置Aともいう)があると判定したとする。この場合、通信端末装置500は、サービスサーバ800Aに対し、サービスシナリオを、装置Aに対しても送信するための指示を出す。サービスサーバ800Aは、当該指示に応じて、サービスシナリオを、装置Aへ送信する。
(装置に応じたサービスシナリオに基づく処理)
次に、通信端末装置500および映像表示装置600に応じたサービスシナリオに基づく処理について説明する。具体的には、シナリオ実行処理Mおよびシナリオ実行処理Tについて説明する。前述したように、シナリオ実行処理Mは、通信端末装置500の制御部510が、サービスシナリオSMD400を実行することにより行なわれる処理である。また、シナリオ実行処理Tは、映像表示装置600の制御部610が、サービスシナリオSTD400を実行することにより行なわれる処理である。
図24は、シナリオ実行処理Tおよびシナリオ実行処理Mのフローチャートである。図24を参照して、シナリオ実行処理Tでは、まず、ステップS341の処理が行なわれる。
ステップS341では、コンテンツ・リスト表示処理が行なわれる。コンテンツ・リスト表示処理は、制御部610が、図22の第6行を実行することにより行なわれる処理である。第6行の“svg-viewer”とは、SVGデータを解析して、SVGデータに応じたコンテンツ等を表示するためのアプリケーション(以下、SVGビューアともいう)の名称である。なお、SVGビューアは、記憶部620に予め記憶されている。以下においては、制御部610により実行されるSVGビューアを、SVGビューアTともいう。
コンテンツ・リスト表示処理では、SVGビューアTが、図22の第6行のファイル名が“リスト表示.svg”のデータを解析して、以下のリスト画像G300を生成し、表示部630に、リスト画像G300を表示する。
図25は、一例としてのリスト画像G300を示す図である。図25を参照して、リスト画像G300は、サービスサーバ800Aが配信可能な複数のコンテンツの各々のタイトルがリスト表示される。たとえば、「AB物語」は、映画のタイトルである。また、リスト画像G300には、選択枠SL310が配置される。選択枠SL310は、複数のタイトルのうちの1つを選択するための枠である。選択枠SL310は、後述するステップS311の映像表示装置制御処理が行われている通信端末装置500において、方向ボタン541Aを押下されることにより上に移動する。また、選択枠SL310は、通信端末装置500において、方向ボタン541Bを押下されることにより下に移動する。
リスト画像G300には、さらに、ボタン画像BG312、BG314が配置される。ボタン画像BG312は、押下処理されることにより、選択枠SL310で選択されているタイトルのコンテンツの詳細情報を、映像表示装置600の表示部630に表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG314は、押下処理されることにより、選択枠SL310で選択されているタイトルのコンテンツの詳細情報を、通信端末装置500の表示部530に表示させるためのボタン画像である。
ボタン画像BG312およびボタン画像BG314は、ユーザに操作をガイドするための操作ガイドでもある。以下においては、サービスシナリオの実行により、表示部530および表示部630に表示されるボタン画像を、操作ガイドともいう。
再び、図24を参照して、シナリオ実行処理Mでは、まず、ステップS311の処理が行なわれる。
ステップS311では、映像表示装置制御処理が行なわれる。映像表示装置制御処理は、制御部510が、図23の第6行を実行することにより行なわれる処理である。なお、SVGビューアは、記憶部520に予め記憶されている。以下においては、制御部510により実行されるSVGビューアを、SVGビューアMともいう。SVGビューアMは、図23の第6行のファイル名が“TV制御.svg”のデータを解析して、以下のTV制御画像MG300を生成し、表示部530に、TV制御画像MG300を表示する。
図26は、一例としてのTV制御画像MG300を示す図である。図26を参照して、TV制御画像MG300は、図2に示した、入力部540に含まれる複数のボタンを表示した画像である。TV制御画像MG300では、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、斜線で示されるボタンの操作が有効であることを示す。すなわち、TV制御画像MG300は、図2の方向ボタン541A,541B,541C,541Dと、決定ボタン541Eとの押下操作のみが有効であることを示す。以下においては、通信端末装置500に設けられたボタンにおいて、操作が有効なボタンを、操作有効ボタンともいう。
なお、前述した“TV制御.svg”のデータには、押下された操作有効ボタンを認識し、当該操作有効ボタンに応じたリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのリモコン信号送信スクリプトも記述されている。操作有効ボタンが押下されると、制御部510は、リモコン信号送信スクリプトに基づいて、押下された操作有効ボタンに対応するリモコン信号を、映像表示装置600へ送信する。映像表示装置600は、操作有効ボタンに対応するリモコン信号を受信した場合、受信したリモコン信号に応じた処理を行なう。
再び、図24を参照して、シナリオ実行処理Tでは、ステップS341の処理の後、ステップS342に進む。
ステップS342では、制御部610が、詳細操作Mがあったか否かを判定する。詳細操作Mは、図25の選択枠SL310によりタイトルが選択された状態で行なわれる、通信端末装置500における操作有効ボタンの押下操作による、ボタン画像GB314を押下処理するための操作である。
ステップS342において、YESならば、制御部610は、図22の第6行のファイル名が"リスト表示.svg"のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに、“携帯電話で詳細”という文字列を記述する。また、制御部610は、ファイル名が"リスト表示.svg"のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに、選択されたタイトル(たとえば、“AB物語”)の文字列を記述する。なお、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに記述される文字列は、選択されたタイトルを特定する文字列であれば、他の文字列であってもよい。そして、ステップS342Aに進む。
一方、ステップS342において、NOならば、後述するステップS343に進む。ここでは、詳細操作Mがあったとして、ステップS342Aに進む。なお、詳細操作Mにより選択されたタイトルは、「AB物語」であるとする。
ステップS342Aでは、サービスデータA生成処理Tが行なわれる。サービスデータA生成処理Tは、図22の第7行、第9行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに、“携帯電話で詳細”が記述されている場合に行なわれる処理である。
サービスデータA生成処理Tでは、制御部610が、図22の第9行の“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=詳細表示"”の記述に基づいて、サービスデータAとしての、以下のサービスデータTSD500Aを生成する。そして、ステップS342Aの処理は終了する。なお、“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=詳細表示"”は、ファイル名が“VOD_Mobile.xml”であるサービスシナリオSMD400に記載されている“step id="詳細表示"にリンクされていることをしめす。
図27は、一例としてのサービスデータTSD500Aを示す図である。図27を参照して、サービスデータTSD500Aにおいて、URI(Uniform Resource Identifier)は、サービスデータの送信先の装置が有するサービスシナリオを特定するためのURIである。ここで、URI“http://service.com/VOD_Mobile.xml”は、通信端末装置500の記憶部520に記憶されている、ファイル名が“VOD_Mobile.xml”であるサービスシナリオSMD400を特定する。また、URI“http://service.com/VOD_Mobile.xml”に含まれる、“http://service.com/”は、サービスサーバ800Aが提供するサービスを特定するための情報でもある。すなわち、URIは、サービスサーバ800Aが提供するサービスを特定するための情報でもある。すなわち、URIにより特定されるサービスシナリオは、URIにより特定されるサービスに対応するデータでもある。
「ステータスID」とは、サービスデータの送信先の装置が有するサービスシナリオ内において実行される行を特定するためのステータス情報である。すなわち、「ステータスID」は、サービスデータの送信先の装置が実行すべき処理を特定するための情報でもある。「ファイル名」とは、サービスデータTSD500Aに含まれるメディアデータのファイル名である。すなわち、サービスデータTSD500Aには、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルと、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルとが含まれる。
「内容」とは、対応するファイル名のデータに記述されている文字列を示す。たとえば、サービスデータTSD500Aでは、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに“携帯電話で詳細”という文字列が記述されていることを示す。
再び、図24を参照して、ステップS342Aの処理の後、ステップS342Bに進む。
ステップS342Bでは、サービスデータA送信処理Tが行なわれる。サービスデータA送信処理Tは、制御部610が、図22の第9行の“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=詳細表示"”の記述に基づいて、サービスデータAとしてのサービスデータTSD500Aを、無線通信により、通信端末装置500へ送信する。そして、ステップS342Bの処理は終了する。
シナリオ実行処理Mでは、ステップS311の処理の後、ステップS312に進む。
ステップS312では、制御部510が、サービスデータAとしての図27のサービスデータTSD500Aを受信したか否かを判定する。ステップS312において、YESならば、ステップS313に進む。一方、ステップS312において、NOならば、再度、ステップS312の処理が行なわれる。ここでは、サービスデータAとしてのサービスデータTSD500Aを受信したとして、ステップS313に進む。
ステップS313では、コンテンツ詳細表示処理Mが行なわれる。コンテンツ詳細表示処理Mは、制御部510が、受信したサービスデータTSD500Aに示されるステータスID“詳細表示”により特定される図23の第7行を実行することにより行なわれる処理である。
コンテンツ詳細表示処理Mでは、SVGビューアMが、図23の第7行のファイル名が“詳細表示.svg”のデータを解析して、以下の詳細情報表示画像MG400を生成する。ファイル名が“詳細表示.svg”のデータは、図18のステップS216の処理により受信したサービスUIコンテンツMに含まれるデータである。なお、“詳細表示.svg”のデータには、図25に表示される複数のタイトルにそれぞれ対応する複数の詳細情報が含まれる。
具体的には、制御部510が、ファイル名が“詳細表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに記述された“AB物語”に対応する詳細情報を、ファイル名が“詳細表示.svg”のデータに含まれる複数の詳細情報から選択する。そして、制御部510は、ファイル名が“詳細表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、選択した詳細情報を表示した詳細情報表示画像MG400を生成し、表示部530に、詳細情報表示画像MG400を表示する。そして、ステップS313の処理は終了する。
図28は、一例としての詳細情報表示画像MG400を示す図である。図28を参照して、詳細情報表示画像MG400には、選択されたコンテンツのタイトル(「AB物語」)の詳細情報が表示される。また、詳細情報表示画像G400には、ボタン画像MBG414が配置される。ボタン画像MBG414は、押下処理されることにより、購入処理をするためのボタン画像である。
再び、図24を参照して、ステップS313の処理の後、ステップS314に進む。
ステップS314では、制御部510が、購入操作Mがあるか否かを判定する。購入操作Mは、操作有効ボタンの押下操作による、ボタン画像MBG414を押下処理するための操作である。
ステップS314において、YESならば、制御部510は、図23の第7行のファイル名が“詳細表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに、“購入”という文字列を記述する。そして、ステップS314Aに進む。一方、ステップS314において、NOならば、後述するステップS314Nに進む。ここでは、購入操作Mがあったとして、ステップS314Aに進む。
処理がステップS314Aに進む場合、サービスデータTSD500Aは、以下の、サービスデータTSD500Bとなる。
図29は、一例としてのサービスデータTSD500Bを示す図である。図29を参照して、サービスデータTSD500Bは、図27のサービスデータTSD500Aと比較して、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに記述される文字列が、“購入”である点が異なる。それ以外は、サービスデータTSD500Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図24を参照して、ステップS314Aでは、購入処理Mが行なわれる。購入処理Mは、図23の第8行、第9行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに、“購入”が記述されている場合に、図23の第9行の“xlink:href="購入表示"”の記述により、“step id="購入表示"”が記述された第11行が実行されることにより行なわれる処理である。
購入処理Mでは、制御部510が、サービスサーバ800Aに対し、コンテンツを購入するための決済処理を行なう。決済処理は、たとえば、電子マネーを利用した決済である。ここで、購入されたコンテンツは、タイトルが「AB物語」のコンテンツであるとする。
決済処理が終了すると、SVGビューアMが、図23の第11行のファイル名が“購入表示.svg”のデータを解析して、以下の購入画像MG500を生成し、表示部530に、購入画像MG500を表示する。そして、ステップS314Aの処理は終了する。
図30は、一例としての購入画像MG500を示す図である。購入画像MG500は、図28の詳細情報表示画像MG400と比較して、購入した旨のメッセージが表示される点と、ボタン画像MBG414の代わりにボタン画像MBG514が配置される点とが異なる。それ以外は、詳細情報表示画像MG400と同様なので詳細な説明は繰り返さない。ボタン画像MBG514は、押下処理されることにより、購入したコンテンツを、映像表示装置600で再生させるためのボタン画像である。
再び、図24を参照して、ステップS314Aの処理の後、ステップS315に進む。
ステップS315では、制御部510が、再生操作Mがあるか否かを判定する。再生操作Mは、操作有効ボタンの押下操作による、ボタン画像MBG514を押下処理するための操作である。ステップS315において、YESならば、制御部510は、図23の第11行のファイル名が“購入表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作2.txt”のテキストファイルに、“TVで見る”という文字列を記述する。
また、制御部510は、ファイル名が“購入表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに、タイトルが「AB物語」のコンテンツのファイル名(AB物語.mpg)を記述する。なお、コンテンツのファイル名に限定されることなく、たとえば、コンテンツを特定するURIが記述されてもよい。そして、ステップS315Aに進む。
一方、ステップS315において、NOならば、再度、ステップS315の処理が行なわれる。ここでは、再生操作Mがあったとして、ステップS315Aに進む。
ステップS315Aでは、サービスデータB生成処理Mが行なわれる。サービスデータB生成処理Mは、図23の第12行、第13行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作2.txt”のテキストファイルに、“TVで見る”が記述されている場合に行なわれる処理である。
サービスデータB生成処理Mでは、制御部510が、図23の第13行の“xlink:href="VOD_TV.xml:id=コンテンツ再生"”の記述に基づいて、サービスデータBとしての、以下のサービスデータTSD500Cを生成する。そして、ステップS315Aの処理は終了する。
図31は、一例としてのサービスデータTSD500Cを示す図である。図31を参照して、サービスデータTSD500Cに示される各項目は、図27で説明したので詳細な説明は繰り返さない。ここで、URI“http://service.com/VOD_TV.xml”は、映像表示装置600の記憶部620に記憶されている、ファイル名が“VOD_TV.xml”であるサービスシナリオSTD400を特定する。
なお、サービスデータTSD500Cは、図29のサービスデータTSD500Bと比較して、さらに、ファイル名が“ユーザ操作2.txt”のテキストファイルが含まれる。なお、サービスデータTSD500Cに含まれる、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルには、タイトルが「AB物語」のコンテンツのファイル名(AB物語.mpg)が記述される。
再び、図24を参照して、ステップS315Aの処理の後、ステップS315Bに進む。
ステップS315Bでは、サービスデータB送信処理Mが行なわれる。サービスデータB送信処理Mは、制御部510が、図23の第13行の“xlink:href="VOD_TV.xml:id=コンテンツ再生"”の記述に基づいて、サービスデータBとしてのサービスデータTSD500Cを、無線通信により、映像表示装置600へ送信する。そして、ステップS315Bの処理は終了する。
シナリオ実行処理Tでは、ステップS342Bの処理の後、ステップS345に進む。
ステップS345では、制御部610が、サービスデータBとしてのサービスデータTSD500Cを受信したか否かを判定する。ステップS345において、YESならば、ステップS346に進む。一方、ステップ345において、NOならば、再度、ステップS345の処理が行なわれる。ここでは、サービスデータBとしてのサービスデータTSD500Cを受信したとして、ステップS346に進む。
ステップS346では、コンテンツ再生処理が行なわれる。コンテンツ再生処理は、制御部610が、受信したサービスデータTSD500Cに示されるステータスID“コンテンツ再生”により特定される図22の第16行を実行することにより行なわれる処理である。図22の第16行の“movie-player”は、コンテンツを再生するためのアプリケーション(以下、コンテンツ再生プログラムともいう)の名称である。
なお、コンテンツ再生プログラムは、記憶部620に予め記憶されている。以下においては、制御部610により実行されるコンテンツ再生プログラムを、コンテンツ再生プログラムTともいう。図22の第16行の“@”は、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに記述された文字列を、コンテンツ再生プログラムTが取得することを示す。以下においては、図22の第16行の“param=“@VODコンテンツ.txt"”の記述に基づくコンテンツを、再生対象コンテンツともいう。ここで、再生対象コンテンツは、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに記述されているファイル名“AB物語.mpg”のコンテンツであるとする。
コンテンツ再生処理では、コンテンツ再生プログラムTが、再生対象コンテンツを、サービスサーバ800Aに要求する。サービスサーバ800Aは、再生対象コンテンツの要求に応じて、再生対象コンテンツを、映像表示装置600へストリーミング配信する。
コンテンツ再生プログラムTは、サービスサーバ800Aから配信される再生対象コンテンツを、ネットワーク70および通信部50を介して、受信しながら再生する。コンテンツ再生プログラムTは、再生しているコンテンツの画像を、表示部630に表示させる。
シナリオ実行処理Mでは、ステップS315Bの処理の後、ステップS316に進む。
ステップS316では、映像表示装置制御処理Aが行なわれる。映像表示装置制御処理Aは、図23の第13行の“move="TV制御2"”の記述により、“step id=" TV制御2"”が記述された第15行が実行されることにより行なわれる処理である。
映像表示装置制御処理Aでは、SVGビューアMが、図23の第15行のファイル名が“再生制御.svg”のデータを解析して、以下の再生制御画像MG300Aを生成し、表示部530に、再生制御画像MG300Aを表示する。
図32は、一例としての再生制御画像MG300Aを示す図である。図32を参照して、再生制御画像MG300Aは、図2に示した、入力部540に含まれる複数のボタンを表示した画像である。TV制御画像MG300Aでは、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、斜線で示されるボタンの操作が有効であることを示す。すなわち、TV制御画像MG300は、図2の方向ボタン541A,541B,541C,541Dと、決定ボタン541Eと、数字ボタン群546に含まれる、2ボタン、5ボタン、8ボタンとの押下操作のみが有効であることを示す。以下においては、通信端末装置500に設けられたボタンにおいて、操作が有効なボタンを、操作有効ボタンともいう。
なお、前述した“再生制御.svg”のデータには、押下された操作有効ボタンを認識し、当該操作有効ボタンに応じたリモコン信号を、映像表示装置600へ送信するためのリモコン信号送信スクリプトも記述されている。操作有効ボタンが押下されると、制御部510は、リモコン信号送信スクリプトに基づいて、押下された操作有効ボタンに対応するリモコン信号を、映像表示装置600へ送信する。映像表示装置600は、操作有効ボタンに対応するリモコン信号を受信した場合、受信したリモコン信号に応じた処理を行なう。
2ボタンが押下された場合、制御部510は、映像表示装置600において再生されているコンテンツを停止させるための停止リモコン信号を、映像表示装置600へ送信する。5ボタンが押下された場合、制御部510は、映像表示装置600において停止または一時停止状態のコンテンツを再び再生させるための再生リモコン信号を、映像表示装置600へ送信する。8ボタンが押下された場合、制御部510は、映像表示装置600において再生されているコンテンツを一時停止させるための一時停止リモコン信号を、映像表示装置600へ送信する。
ステップS346のコンテンツ再生処理では、コンテンツ再生プログラムTが、通信端末装置500から受信したリモコン信号に応じて、コンテンツの再生を制御する。当該制御は、図22の第19行〜第21行に記述されている“action”に基づいて行なわれる。たとえば、制御部610が、通信端末装置500から一時停止リモコン信号を受信した場合、再生中のコンテンツを一時停止させる。
コンテンツの再生が終了した場合、コンテンツ再生プログラムTは、図22の第16行のスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作3.txt”のテキストファイルに、“コンテンツ終了”という文字列を記述する。そして、ステップS346Aに進む。
ステップS346Aでは、サービスデータC生成処理Tが行なわれる。サービスデータC生成処理Tは、図22の第17行、第18行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作3.txt”のテキストファイルに、“コンテンツ終了”が記述されている場合に行なわれる処理である。
サービスデータC生成処理Tでは、制御部610が、図22の第18行の“xlink:href=“VOD_Mobile.xml:id=TV制御3"”の記述に基づいて、サービスデータCとしての、以下のサービスデータTSD500Dを生成する。そして、ステップS346Aの処理は終了する。
図33は、一例としてのサービスデータTSD500Dを示す図である。図33を参照して、サービスデータTSD500Dに示される各項目は、図27で説明したので詳細な説明は繰り返さない。ここで、URI“http://service.com/VOD_Mobile.xml”は、通信端末装置500の記憶部520に記憶されている、ファイル名が“VOD_Mobile.xml”であるサービスシナリオSMD400を特定する。
なお、サービスデータTSD500Dは、図31のサービスデータTSD500Cと比較して、さらに、ファイル名が“ユーザ操作3.txt”のテキストファイルが含まれる。
再び、図24を参照して、ステップS346Aの処理の後、ステップS346Bに進む。
ステップS346Bでは、サービスデータC送信処理Tが行なわれる。サービスデータC送信処理Tは、制御部610が、図22の第18行の“xlink:href=“VOD_Mobile.xml:id=TV制御3"”の記述に基づいて、サービスデータCとしてのサービスデータTSD500Dを、無線通信により、通信端末装置500へ送信する。そして、ステップS346Bの処理は終了する。
シナリオ実行処理Mでは、ステップS316の処理の後、ステップS316Aに進む。
ステップS316Aでは、制御部510が、サービスデータCとしての図33のサービスデータTSD500Dを受信したか否かを判定する。ステップS316Aにおいて、YESならば、ステップS317に進む。一方、ステップS316Aにおいて、NOならば、再度、ステップS316Aの処理が行なわれる。ここでは、サービスデータCとしてのサービスデータTSD500Dを受信したとして、ステップS317に進む。
ステップS317では、映像表示装置制御処理が行なわれる。映像表示装置制御処理は、制御部510が、受信したサービスデータTSD500Dに示されるステータスID“TV制御3”により特定される図23の第16行を実行することにより行なわれる処理である。
映像表示装置制御処理では、SVGビューアMが、図23の第16行のファイル名が“TV制御.svg”のデータを解析して、図26のTV制御画像MG300を生成し、表示部530に、TV制御画像MG300を表示する。
再び、図24を参照して、シナリオ実行処理Tでは、ステップS346Bの処理の後、ステップS347に進む。
ステップS347では、特典表示処理Tが行なわれる。特典表示処理Tは、図22の第18行の“move="特典表示"”の記述により、“step id="特典表示"”が記述された第23行が実行されることにより行なわれる処理である。
特典表示処理Tでは、SVGビューアTが、図22の第23行のファイル名が“特典表示.svg”のデータを解析して、以下の特典表示画像G600を生成し、表示部630に、特典表示画像G600を表示する。
図34は、一例としての特典表示画像G600を示す図である。図34を参照して、特典表示画像G600には、再生が終了したコンテンツの特典のメッセージが表示される。たとえば、関連グッズのクーポンが取得できる旨のメッセージが表示される。また、特典表示画像G600には、ボタン画像BG614が配置される。ボタン画像BG614は、押下処理されることにより、通信端末装置500においてクーポンを取得するための処理を行なうためのボタン画像である。
再び、図24を参照して、シナリオ実行処理Tでは、ステップS347の処理の後、ステップS348に進む。
ステップS348では、制御部610が、クーポン取得操作Tがあったか否かを判定する。クーポン取得操作Tは、通信端末装置500における操作有効ボタンの押下操作による、ボタン画像BG614を押下処理するための操作である。ステップS348において、YESならば、制御部610が、図22の第23行のファイル名が"特典表示.svg"のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作4.txt”のテキストファイルに、“クーポン”という文字列を記述する。そして、ステップS348Aに進む。
一方、ステップS348において、NOならば、再度、ステップS348の処理が行なわれる。ここでは、クーポン取得操作Tがあったとして、ステップS348Aに進む。
ステップS348Aでは、サービスデータD生成処理Tが行なわれる。サービスデータD生成処理Tは、図22の第24行、第25行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作4.txt”のテキストファイルに、“クーポン”が記述されている場合に行なわれる処理である。
サービスデータD生成処理Tでは、制御部610が、図22の第25行の“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=クーポン"”の記述に基づいて、サービスデータDとしての、以下のサービスデータTSD500Eを生成する。そして、ステップS348Aの処理は終了する。
図35は、一例としてのサービスデータTSD500Eを示す図である。図35を参照して、サービスデータTSD500Eに示される各項目は、図33で説明したので詳細な説明は繰り返さない。なお、サービスデータTSD500Eは、図33のサービスデータTSD500Dと比較して、さらに、ファイル名が“ユーザ操作4.txt”のテキストファイルが含まれる。
再び、図24を参照して、ステップS348Aの処理の後、ステップS348Bに進む。
ステップS348Bでは、サービスデータD送信処理Tが行なわれる。サービスデータD送信処理Tは、制御部610が、図22の第25行の“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=クーポン"”の記述に基づいて、サービスデータDとしてのサービスデータTSD500Eを、無線通信により、通信端末装置500へ送信する。そして、ステップS348Bの処理は終了する。
シナリオ実行処理Mでは、ステップS317の処理の後、ステップS317Aに進む。
ステップS317Aでは、制御部510が、サービスデータDとしての図35のサービスデータTSD500Eを受信したか否かを判定する。ステップS317Aにおいて、YESならば、ステップS318に進む。一方、ステップS317Aにおいて、NOならば、再度、ステップS317Aの処理が行なわれる。ここでは、サービスデータDとしてのサービスデータTSD500Eを受信したとして、ステップS318に進む。
ステップS318では、クーポン取得処理Mが行なわれる。クーポン取得処理Mは、制御部510が、受信したサービスデータTSD500Eに示されるステータスID“クーポン”により特定される図23の第17行を実行することにより行なわれる処理である。
クーポン取得処理Mでは、SVGビューアMが、図23の第17行のファイル名が“クーポン表示.svg”のデータを解析して、以下のクーポン表示画像MG700を生成し、表示部530に、クーポン表示画像MG700を表示する。
図36は、一例としてのクーポン表示画像MG700を示す図である。図36を参照して、クーポン表示画像MG700には、クーポン画像MG710と、ボタン画像MBG714とが配置される。クーポン画像MG710は、たとえば、店の店員に見せることで、クーポンに記載された商品を割引価格で購入することができる画像である。ボタン画像MBG714は、押下処理されることにより、クーポン画像MG710を、記憶部520に記憶させるためのボタン画像である。
再び、図24を参照して、クーポン取得処理Mでは、制御部510が、ファイル名が“クーポン表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、クーポン保存操作Mがあった場合、クーポン画像MG710を、記憶部520に記憶させる。クーポン保存操作Mは、ボタン画像MBG714を押下処理するためのインターフェース操作Mである。そして、制御部510は、図23の第17行のファイル名が“クーポン表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作3.txt”のテキストファイルに、「クーポンを保存」という文字列を記述する。
そして、図23の第18行、第19行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作3.txt”のテキストファイルに、“クーポンを保存”が記述され、図23の第17行のスクリプトが再度実行される。なお、シナリオ実行処理Mを終了するためのインターフェース操作Mがあった場合、ステップS318の処理は終了し、シナリオ実行処理Mは終了する。
クーポン取得処理Tでは、ステップS348Bの処理の後、ステップS348Cに進む。
ステップS348Cでは、待機処理Tが行なわれる。待機処理Tは、図22の第25行の“move="クーポン取得中"”の記述により、“step id="クーポン取得中"”が記述された第27行が実行されることにより行なわれる処理である。
待機処理Tでは、SVGビューアTが、図22の第27行のファイル名が“クーポン取得中.svg”のデータを解析して、以下のクーポン取得中画像G610を生成し、表示部630に表示されている画像の前面に表示させる。これにより、表示部630には、たとえば、以下の待機中画像G600Aが表示される。
図37は、一例としての待機中画像G600Aを示す図である。待機中画像G600Aには、クーポン取得中画像G610が表示される。
再び、図24を参照して、ステップS348Cの待機処理Tは、シナリオ実行処理Mの終了に応じて終了し、クーポン取得処理Tは終了する。
次に、ステップS341の処理の後、詳細操作Mがなかった場合の処理について説明する。この場合、ステップS342の処理により、ステップS343に進む。
ステップS343では、制御部610が、詳細操作Tがあったか否かを判定する。詳細操作Tは、図25の選択枠SL310によりタイトルが選択された状態で行なわれる、通信端末装置500における操作有効ボタンの押下操作による、ボタン画像BG312を押下処理するための操作である。
ステップS343において、YESならば、制御部610は、図22の第6行のファイル名が“リスト表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに、“TVで詳細”という文字列を記述する。また、制御部610は、図22の第6行のファイル名が“リスト表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに、選択されたタイトル(たとえば、“AB物語”)の文字列を記述する。なお、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに記述される文字列は、選択されたタイトルを特定する文字列であれば、他の文字列であってもよい。そして、ステップS343Aに進む。
一方、ステップS343において、NOならば、再度、ステップS342の処理が行なわれる。ここでは、詳細操作Tがあったとして、ステップS343Aに進む。なお、詳細操作Tにより選択されたタイトルは、「AB物語」であるとする。
ステップS343Aでは、コンテンツ詳細表示処理Tが行なわれる。コンテンツ詳細表示処理Tは、図22の第7行、第8行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに、“TVで詳細”が記述されている場合に、図22の第8行の記述により、第11行が実行されることにより行なわれる処理である。
コンテンツ詳細表示処理Tでは、SVGビューアTが、図22の第11行のファイル名が“詳細表示.svg”のデータを解析して、以下の詳細情報表示画像G400を生成する。ファイル名が“詳細表示.svg”のデータは、図18のステップS246の処理により受信したサービスUIコンテンツTに含まれるデータである。なお、“詳細表示.svg”のデータには、図25に表示される複数のタイトルにそれぞれ対応する複数の詳細情報が含まれる。
具体的には、制御部610が、ファイル名が“詳細表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに記述された“AB物語”に対応する詳細情報を、ファイル名が“詳細表示.svg”のデータに含まれる複数の詳細情報から選択する。そして、制御部610は、ファイル名が“詳細表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、選択した詳細情報を表示した詳細情報表示画像G400を生成し、表示部630に、詳細情報表示画像G400を表示する。そして、ステップS343Aの処理は終了する。
図38は、一例としての詳細情報表示画像G400を示す図である。図38を参照して、詳細情報表示画像G400には、選択されたコンテンツのタイトル(「AB物語」)の詳細情報が表示される。また、詳細情報表示画像G400には、コンテンツ画像G410と、ボタン画像BG414とが配置される。コンテンツ画像G410は、たとえば、選択されたコンテンツの1シーンの動画像である。ボタン画像BG414は、押下処理されることにより、通信端末装置500において購入処理をするためのボタン画像である。
再び、図24を参照して、ステップS343Aの処理の後、ステップS343Bに進む。
ステップS343Bでは、制御部610が、購入操作Tがあるか否かを判定する。購入操作Tは、通信端末装置500における操作有効ボタンの押下操作による、ボタン画像BG414を押下処理するための操作である。
ステップS343Bにおいて、YESならば、制御部610は、図22の第11行のファイル名が“詳細表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作2.txt”のテキストファイルに、“携帯電話で購入”という文字列を記述する。そして、ステップS343Cに進む。一方、ステップS343Bにおいて、NOならば、再度、ステップS343Bの処理が行なわれる。ここでは、購入操作Tがあったとして、ステップS343Cに進む。
ステップS343Cでは、サービスデータE生成処理Tが行なわれる。サービスデータE生成処理Tは、図22の第12行、第13行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作2.txt”のテキストファイルに、“携帯電話で購入”が記述されている場合に行なわれる処理である。
サービスデータE生成処理Tでは、制御部610が、図22の第13行の“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=購入表示"”の記述に基づいて、サービスデータEとしての、以下のサービスデータTSD500Fを生成する。そして、ステップS343Cの処理は終了する。なお、“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=購入表示"”は、ファイル名が“VOD_Mobile.xml”であるサービスシナリオSMD400に記載されている“step id="購入表示"にリンクされていることをしめす。
図39は、一例としてのサービスデータTSD500Fを示す図である。
再び、図24を参照して、ステップS343Cの処理の後、ステップS343Dに進む。
ステップS343Dでは、サービスデータE送信処理Tが行なわれる。サービスデータE送信処理Tは、制御部610が、図22の第9行の“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=購入表示"”の記述に基づいて、サービスデータEとしてのサービスデータTSD500Fを、無線通信により、通信端末装置500へ送信する。そして、ステップS343Dの処理は終了する。
シナリオ実行処理Mでは、前述のステップS314において、NOならば、ステップS314Nに進む。
ステップS314Nでは、制御部510が、サービスデータEとしての図38のサービスデータTSD500Fを受信したか否かを判定する。ステップS314Nにおいて、YESならば、制御部510が、受信したサービスデータTSD500Fに示されるステータスID“購入表示”により特定される図23の第11行を実行することにより、前述のステップS314Aに進む。一方、ステップS314Nにおいて、NOならば、再度、ステップS314の処理が行なわれる。
シナリオ実行処理Tでは、ステップS343Dの処理の後、ステップS344に進む。
ステップS344では、待機処理TNが行なわれる。待機処理TNは、図22の第13行の“move="携帯電話で購入中"”の記述により、“step id="携帯電話で購入中"”が記述された第15行が実行されることにより行なわれる処理である。
待機処理TNでは、SVGビューアTが、図22の第15行のファイル名が“携帯電話で購入中.svg”のデータを解析して、以下の購入中画像G420を生成し、表示部630に表示されている画像の前面に表示させる。これにより、表示部630には、たとえば、以下の待機中画像G400Aが表示される。
図40は、一例としての待機中画像G400Aを示す図である。待機中画像G400Aには、購入中画像G420が表示される。
再び、図24を参照して、ステップS344の待機処理TNは、所定時間(たとえば、1分)が経過すると終了し、前述したステップS345の処理が行なわれる。
以上説明したシナリオ実行処理Tおよびシナリオ実行処理Mにより、映像表示装置600および通信端末装置500の各々は、自装置が有する機能を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。すなわち、複数の装置の各々が、自装置の特性を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。その結果、多種多様な処理を実現することができる。
なお、サービスシナリオは、複数のステップ番号にそれぞれ対応する複数の処理を含んでいたが、1つのサービスシナリオには、1つのステップ番号に対応する処理のみが含まれていてもよい。この場合、必要に応じて、対応するサービスシナリオを、サービスサーバ800Aから取得して実行してもよい。
なお、映像表示装置600および通信端末装置500の間において、サービスデータは、無線通信等で直接送受信されてもよいし、ネットワーク等を介して、送受信されてもよい。
また、サービスデータに含まれる、複数のデータは、データごとに、利用される通信経路が異なってもよい。たとえば、ステータス情報は、無線を利用した通信経路が利用され、メディアデータは、高速通信が可能なネットワークが利用されてもよい。
(装置に応じたUIコンテンツの生成の他の例)
次に、動画像コンテンツ以外におけるUIコンテンツ生成処理の他の例について説明する。
ここで、通信端末装置500において、たとえば、RSSリーダーにより、飲食店に関する複数のコンテンツが、通信端末装置500に登録されているとする。ここで、通信端末装置500の表示部530には、以下の登録コンテンツリスト画像G100Aが表示されているとする。
図41は、一例としての登録コンテンツリスト画像G100Aを示す図である。図41を参照して、登録コンテンツリスト画像G100Aには、登録されている複数のコンテンツにそれぞれ対応する複数の店名が表示される。登録コンテンツリスト画像G100Aには、選択枠SL110が配置される。選択枠SL110は、複数の店名のうちの1つを選択するための枠である。選択枠SL110は、通信端末装置500において、方向ボタン541Aを押下されることにより上に移動する。また、選択枠SL110は、通信端末装置500において、方向ボタン541Bを押下されることにより下に移動する。
次に、UIコンテンツ生成処理について説明する。ここで、サービスサーバ800Aの記憶部820には、以下のオリジナルシナリオSD200Aが記憶されているとする。
図42は、一例としてのオリジナルシナリオSD200Aの構成を示す図である。オリジナルシナリオSD200Aは、スクリプトで示される複数の処理を含む。図42を参照して、オリジナルシナリオSD200Aの各項目は、図16で説明したので詳細な説明は繰り返さない。
また、サービスサーバ800Aの記憶部820には、以下のシナリオ生成テーブルSD210Aが記憶されているとする。
図43は、一例としてのシナリオ生成テーブルSD210Aを示す図である。図43を参照して、シナリオ生成テーブルSD210Aの各項目は、図17で説明したので詳細な説明は繰り返さない。シナリオ生成テーブルSD210Aに示されるステップ番号は、オリジナルシナリオSD200Aに示されるステップ番号と対応する。
ここで、通信端末装置500の表示部530には、図41の登録コンテンツリスト画像G100Aが表示されているとする。
再び、図18を参照して、ステップS211では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、選択操作Mがあったとして、ステップS212に進む。なお、選択操作Mにより選択された店名は、“ABレストラン”であるとする。
ステップS212では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、サービスUIコンテンツ要求指示が、サービスサーバ800Aへ送信される。なお、サービスUIコンテンツ要求指示には、通信端末装置500の装置ID“11MA”が含まれるとする。
サービスサーバ800Aでは、まず、ステップS281の処理が行なわれる。
ステップS281では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS290では、サービスシナリオ生成処理Sが行なわれる。
再び、図19を参照して、ステップS291では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、図42のオリジナルシナリオSD200Aと、図43のシナリオ生成テーブルSD210Aとが読み出されたとする。
ステップS292では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、受信したサービスUIコンテンツ要求指示に含まれる装置ID“11MA”に対応付けられている装置ID“11TA”が取得されるとする。
ステップS293では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、制御部810が、図14の関連装置機能情報テーブルSD100および図43のシナリオ生成テーブルSD210Aに基づいて、判定テーブルを生成する。生成される判定テーブルは、制御部810が、オリジナルシナリオSD200Aに含まれる複数の処理のうち、映像表示装置600および通信端末装置500において使用する処理を判定したテーブルである。制御部810は、生成した判定テーブルを、記憶部820に記憶させる。ここでは、以下の判定テーブルSD300Aが生成される。
図44は、一例としての判定テーブルSD300Aを示す図である。図44を参照して、「ステップ番号」の項目に示される複数のステップ番号は、図42のオリジナルシナリオSD200Aに示されるステップ番号と対応する。
再び、図19を参照して、ステップS294では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、以下のサービスシナリオSTD400AおよびサービスシナリオSMD400Aが生成される。
図45は、一例としてのサービスシナリオを示す図である。図45(A)は、一例としてのサービスシナリオSTD400Aを示す図である。図45(B)は、一例としてのサービスシナリオSMD400Aを示す図である。サービスシナリオSTD400Aにおいて、ステップ番号TST1〜TST3は、それぞれ、オリジナルシナリオSD200Aのステップ番号ST1〜ST3に対応する。また、サービスシナリオSMD400Aにおいて、ステップ番号MST1〜MST3は、それぞれ、オリジナルシナリオSD200Aのステップ番号ST1〜ST3に対応する。
なお、サービスシナリオSTD400AおよびサービスシナリオSMD400Aの生成方法は、前述したサービスシナリオSTD400およびサービスシナリオSMD400の生成方法と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図19を参照して、ステップS294の処理が終了すると、図18のUIコンテンツ生成処理に戻り、ステップS290の次のステップS296に進む。
ステップS296では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、サービスUIコンテンツTおよびサービスUIコンテンツMが、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500へ送信される。
サービスUIコンテンツTには、図45(A)のサービスシナリオSTD400Aと、サービスシナリオSTD400Aの実行時に使用される複数のメディアデータTとが含まれる。サービスUIコンテンツMには、図45(B)のサービスシナリオSMD400Aと、サービスシナリオSMD400Aの実行時に使用される複数のメディアデータMとが含まれる。
ステップS216では、前述したのと同様に、UIコンテンツ受信処理Mが行なわれる。この処理により、サービスUIコンテンツMが、記憶部520に記憶される。
ステップS217では、前述したのと同様に、制御部510が、サービスUIコンテンツMに含まれるサービスシナリオSMD400Aを実行することによりシナリオ実行処理Mを実行する。シナリオ実行処理Mは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。
ステップS246では、前述したのと同様に、UIコンテンツ受信処理Tが行なわれる。この処理により、サービスUIコンテンツTが、記憶部620に記憶される。
ステップS247では、前述したのと同様に、制御部610が、サービスUIコンテンツTに含まれるサービスシナリオSTD400Aを実行することによりシナリオ実行処理Tを実行する。シナリオ実行処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。
そして、サービスシナリオSTD400AおよびサービスシナリオSMD400Aの実行に基づいて、前述した図24のシナリオ実行処理Tおよびシナリオ実行処理Mと同様な処理が行なわれる。なお、サービスシナリオSTD400AおよびサービスシナリオSMD400Aの実行に基づく処理は、前述した図24のシナリオ実行処理Tおよびシナリオ実行処理Mと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
図46は、サービスシナリオSTD400AおよびサービスシナリオSMD400Aの実行により使用される画像の遷移の一例を示す図である。
まず、映像表示装置600では、お店リスト表示処理により、表示部630に、図46(A)のリスト画像G800が表示される。リスト画像G800には、ボタン画像BG812、BG814が配置される。ボタン画像BG812が押下処理されると、地図表示処理により、映像表示装置600では、表示部630に、図46(B)のリスト画像G800Aが表示される。リスト画像G800Aには、リスト画像G800において、選択したお店の周辺の地図が表示される。リスト画像G800Aには、さらに、ボタン画像BG814Aが配置される。
なお、表示部630に、リスト画像G800Aが表示されている期間、通信端末装置500の表示部530には、図46(E)のTV制御画像MG800Aが表示される。TV制御画像MG800Aは、図26のTV制御画像MG300と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
ボタン画像BG814Aが押下処理されると、対応するサービスデータが、映像表示装置600から通信端末装置500へ送信される。そして、通信端末装置500では、ナビゲーション処理により、目的地までのナビゲーションが開始される。なお、通信端末装置500において、ナビゲーション処理が行なわれている期間、映像表示装置600では、待機処理により、表示部630には、図46(C)の待機画像G800Bが表示される。
また、表示部630に、リスト画像G800が表示されているときに、ボタン画像BG814が押下処理されると、対応するサービスデータが、映像表示装置600から通信端末装置500へ送信される。そして、通信端末装置500の表示部530には、リスト画像MG800が表示される。そして、ボタン画像MBG814が押下処理されると、対応するサービスデータが、通信端末装置500から映像表示装置600へ送信される。そして、映像表示装置600では、前述した地図表示処理が行なわれる。
以上説明したように、地図、ナビゲーション機能等を利用したサービスにおいても、映像表示装置600および通信端末装置500の各々は、自装置が有する機能を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。すなわち、複数の装置の各々が、自装置の特性を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。その結果、多種多様な処理を実現することができる。
<第1の実施の形態の変形例1>
(関連装置特定テーブルおよび関連装置機能情報テーブルの生成処理の変形例1)
次に、関連装置特定テーブルおよび関連装置機能情報テーブルを生成する処理の他の例について説明する。
図47は、第1の実施の形態の変形例1における、機能情報登録処理MA、機能情報登録処理TAおよび機能情報登録処理SAのフローチャートである。機能情報登録処理MA、機能情報登録処理TAおよび機能情報登録処理SAは、それぞれ、通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aが行なう処理である。
なお、図47において、図11と同じステップ番号の処理は、図11で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以下においては、図11の処理と異なる処理を主に説明する。
ステップS110では、第1の実施の形態で説明した、図11のステップS110の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、初期設定操作があったとして、ステップS111Aに進む。
ステップS111Aでは、装置検出処理MAが行なわれる。装置検出処理MAでは、制御部510が、無線通信により、データ通信可能な装置を検出する。ここで、無線通信は、たとえば、Bluetooth(登録商標)を利用した通信である。装置検出処理MAにより、データ通信可能な装置が検出されると、制御部510は、VDP532を利用して、検出した装置を示す検出装置画像を、表示部530に表示させる。そして、制御部510は、データ通信可能な装置の装置IDを取得し、記憶部520に記憶させる。
ここで、データ通信可能な装置として、映像表示装置600が検出されたとする。この場合、表示部530には、図12の検出装置画像MG200が表示されるとする。また、取得した装置IDは、“11TA”であるとする。そして、ステップS112に進む。
ステップS112では、第1の実施の形態で説明したステップS112の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS112において、YESならば、ステップS112Aに進む。一方、ステップS112において、NOならば、再度、ステップS112の処理が行なわれる。ここでは、登録操作Mがあったとして、ステップS112Aに進む。
ステップS112Aでは、制御部510が、映像表示装置600の機能情報テーブルが記憶部520に記憶されているか否かを判定する。ステップS112Aにおいて、YESならば、後述するステップS114Aに進む。一方、ステップS112Aにおいて、NOならば、ステップS112Bに進む。ここでは、映像表示装置600の機能情報テーブルが記憶部520に記憶されていないとして、ステップS112Bに進む。
ステップS112Bでは、機能情報取得処理Mが行なわれる。機能情報取得処理Mでは、制御部510が、機能情報要求指示Mを、映像表示装置600へ送信する。機能情報要求指示Mは、映像表示装置600の記憶部620に記憶されている機能情報テーブルを要求するための指示である。
機能情報登録処理Tでは、まず、ステップS140Aの処理が行なわれる。ここで、映像表示装置600の記憶部620には、図9の機能情報テーブルTD100が記憶されているとする。
ステップS140Aでは、制御部610が、機能情報要求指示Mを受信したか否かを判定する。ステップS140Aにおいて、YESならば、ステップS142Aに進む。一方、ステップS140Aにおいて、NOならば、再度、ステップS140Aの処理が行なわれる。ここでは、機能情報要求指示Mを受信したとして、ステップS142Aに進む。
ステップS142Aでは、機能情報送信処理TAが行なわれる。機能情報送信処理TAでは、制御部610が、機能情報テーブルTD100を、通信端末装置500へ送信する。そして、この機能情報登録処理TAは終了する。
機能情報登録処理MAでは、ステップS112Bの機能情報取得処理Mにおいて、制御部510が、機能情報テーブルTD100を受信すると、受信した機能情報テーブルTD100を、記憶部520に記憶させる。そして、ステップS114Aに進む。
ステップS114Aでは、機能情報送信処理MAが行なわれる。ここで、記憶部520には、図10の機能情報テーブルMD100および機能情報テーブルTD100が記憶されているとする。機能情報送信処理MAでは、制御部510が、自装置の機能情報テーブルMD100と、映像表示装置600の機能情報テーブルTD100とを、サービスサーバ800Aへ送信する。
機能情報登録処理SAでは、まず、ステップS181Aの処理が行なわれる。
ステップS181Aでは、制御部810が、複数の機能情報テーブルを受信したか否かを判定する。ステップS181Aにおいて、YESならば、ステップS182に進む。一方、ステップS181Aにおいて、NOならば、再度、ステップS181Aの処理が行なわれる。ここでは、機能情報テーブルMD100および機能情報テーブルTD100を受信したとして、ステップS182Aに進む。
ステップS182Aでは、情報記憶処理SAが行なわれる。情報記憶処理SAでは、制御部810が、受信した機能情報テーブルMD100および機能情報テーブルTD100を含むテーブルを、関連装置機能情報テーブルとして、記憶部820に記憶させる。この処理により、記憶部820には、図14の関連装置機能情報テーブルSD100が記憶される。そして、ステップS184Aに進む。
ステップS184Aでは、関連装置特定テーブルAが生成される。ここで、関連装置特定テーブルAは、関連付けられた複数の装置を特定するためのテーブルである。具体的には、制御部810が、機能情報テーブルMD100および機能情報テーブルTD100がそれぞれ示す、装置ID“11MA”および装置ID“11TA”を対応付けた関連装置特定テーブルAを生成する。そして、制御部810は、生成した関連装置特定テーブルAを、記憶部820に記憶させる。そして、ステップS184Aの処理は終了する。この場合、生成された関連装置特定テーブルAは、図13の関連装置特定テーブルSD80から、ユニークIDを削除したテーブルとなる。そして、この機能情報登録処理SAは終了する。
以上説明したように、通信端末装置500が、映像表示装置600の機能情報テーブルを取得し、通信端末装置500が、自装置の機能情報テーブルと、映像表示装置600の機能情報テーブルとを、サービスサーバ800Aへ送信する。
そして、複数の装置の各々の機能情報を示す関連装置機能情報テーブルが生成され、サービスサーバ800Aに登録される。すなわち、複数の装置の各々の機能情報が、サービスサーバ800Aに登録される。
なお、機能情報登録処理MAおよび機能情報登録処理TAは、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500が行なってもよい。すなわち、映像表示装置600が、通信端末装置500の機能情報テーブルを取得し、映像表示装置600が、自装置の機能情報テーブルと、通信端末装置500の機能情報テーブルとを、サービスサーバ800Aへ送信してもよい。そして、以下のUIコンテンツ生成処理Nが行なわれる。
図48は、第1の実施の形態の変形例1における、UIコンテンツ生成処理Nのフローチャートである。UIコンテンツ生成処理Nは、図18のUIコンテンツ生成処理と比較して、ステップS296の代わりにステップS296Nが行なわれる点と、ステップS216の代わりにステップS216Nが行なわれる点と、ステップS216Uが行なわれる点とが異なる。それ以外は、UIコンテンツ生成処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
第1の実施の形態と同様に、UIコンテンツ生成処理NのステップS211、S212、S281、S290の処理が行なわれることにより、映像表示装置600が有する機能に応じた図22のサービスシナリオSTD400と、通信端末装置500が有する機能に応じた図23のサービスシナリオSMD400とが生成される。
サービスシナリオSTD400およびサービスシナリオSMD400は、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500で実行されることにより、映像表示装置600および通信端末装置500が互いに連携して動作するためのデータである。
ステップS290の処理の後、ステップS296Nに進む。
ステップS296Nでは、UIコンテンツ送信処理SNが行なわれる。UIコンテンツ送信処理SNでは、制御部810が、サービスUIコンテンツTおよびサービスUIコンテンツMを、通信端末装置500へ送信する。サービスUIコンテンツTおよびサービスUIコンテンツMは、第1の実施の形態において、図18のステップS296で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
UIコンテンツ生成処理Nにおいて、通信端末装置500では、ステップS212の処理の後、ステップS216Nに進む。
ステップS216Nでは、UIコンテンツ受信処理MNが行なわれる。UIコンテンツ受信処理MNでは、制御部510が、サービスUIコンテンツTおよびサービスUIコンテンツMを受信し、サービスUIコンテンツTおよびサービスUIコンテンツMを、記憶部520に記憶させる。そして、ステップS216Uに進む。
ステップS216Uでは、UIコンテンツ送信処理MNが行なわれる。UIコンテンツ送信処理MNでは、制御部510が、サービスUIコンテンツTを、映像表示装置600へ送信する。そして、ステップS217に進む。
すなわち、通信端末装置500が、自装置のサービスUIコンテンツMと、映像表示装置600のサービスUIコンテンツTを取得し、通信端末装置500が、映像表示装置600のサービスUIコンテンツTを、映像表示装置600へ送信する。
UIコンテンツ生成処理Nにおいて、映像表示装置600では、ステップS246の処理が行なわれる。
ステップS246では、UIコンテンツ受信処理Tが行なわれる。UIコンテンツ受信処理Tでは、制御部610が、サービスUIコンテンツTを受信し、受信したサービスUIコンテンツTを、記憶部620に記憶させる。そして、ステップS247に進む。
そして、第1の実施の形態と同様に、UIコンテンツ生成処理NのステップS217、S247の処理が行なわれる。これにより、映像表示装置600において、サービスシナリオSTD400が実行され、通信端末装置500において、サービスシナリオSMD400が実行される。
そして、第1の実施の形態と同様に、図24のシナリオ実行処理Tおよびシナリオ実行処理Mが行なわれる。
以上の処理が行なわれることにより、第1の実施の形態と同様な効果を奏する。すなわち、映像表示装置600および通信端末装置500の各々は、自装置が有する機能を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。すなわち、複数の装置の各々が、自装置の特性を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。その結果、多種多様な処理を実現することができる。
なお、UIコンテンツ生成処理Nにおいて、ステップS211、S212、S216N、S216U、S217の処理を、映像表示装置600が行なってもよい。また、ステップS246、S247の処理を、通信端末装置500が行なってもよい。すなわち、映像表示装置600が、自装置のサービスUIコンテンツTと、通信端末装置500のサービスUIコンテンツMを取得し、映像表示装置600が、通信端末装置500のサービスUIコンテンツMを、通信端末装置500へ送信してもよい。
<第1の実施の形態の変形例2>
(関連装置特定テーブルおよび関連装置機能情報テーブルの生成処理の変形例2)
次に、関連装置特定テーブルおよび関連装置機能情報テーブルを生成する処理の他の例について説明する。
図49は、第1の実施の形態の変形例2における、機能情報登録処理MB、機能情報登録処理Tおよび機能情報登録処理SBのフローチャートである。機能情報登録処理MB、機能情報登録処理Tおよび機能情報登録処理SBは、それぞれ、通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aが行なう処理である。
なお、図49において、図11と同じステップ番号の処理は、図11で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以下においては、図11の処理と異なる処理を主に説明する。
ステップS110では、第1の実施の形態で説明したステップS110の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、初期設定操作があったとして、ステップS110Aに進む。
ステップS110Aでは、機能情報送信処理MBが行なわれる。機能情報送信処理MBでは、制御部510が、図10の機能情報テーブルMD100を、サービスサーバ800Aへ送信する。そして、ステップS110Aの処理は終了する。
機能情報登録処理SBでは、まず、ステップS180Bの処理が行なわれる。
ステップS180Bでは、制御部810が、機能情報テーブルを受信したか否かを判定する。ステップS180Bにおいて、YESならば、ステップS180Cに進む。一方、ステップS180Bにおいて、NOならば、再度、ステップS180Bの処理が行なわれる。ここでは、機能情報テーブルMD100を受信したとして、ステップS180Cに進む。
ステップS180Cでは、情報記憶処理SBが行なわれる。情報記憶処理SBでは、制御部810が、受信した機能情報テーブルMD100を、関連装置機能情報テーブルとして、記憶部820に記憶させる。そして、ステップS180Dに進む。
ステップS180Dでは、制御部810が、ユニークIDを生成し、生成したユニークIDを、通信端末装置500へ送信する。ここで、生成されたユニークIDは、“MM.11.22”であるとする。そして、ステップS180Dの処理は終了する。
機能情報登録処理MBでは、ステップS110Aの処理の後、ステップS110Bに進む。
ステップS110Bでは、制御部510が、ユニークIDを受信したか否かを判定する。ステップS110Bにおいて、YESならば、ステップS111に進む。一方、ステップS110Bにおいて、NOならば、再度、ステップS110Bの処理が行なわれる。ここでは、ユニークID“MM.11.22”を受信したとして、ステップS111に進む。
ステップS111では、第1の実施の形態で説明したステップS111の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、映像表示装置600が検出されたとする。この場合、表示部530には、図12の検出装置画像MG200が表示される。
ステップS112では、第1の実施の形態で説明したステップS112の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS112において、YESならば、ステップS113Bに進む。一方、ステップS112において、NOならば、再度、ステップS112の処理が行なわれる。ここでは、登録操作Mがあったとして、ステップS113Bに進む。
ステップS113Bでは、登録必要情報送信処理MBが行なわれる。登録必要情報送信処理MBでは、制御部510が、登録必要情報を、映像表示装置600へ送信する。ここで、登録必要情報は、映像表示装置600の機能情報を、サービスサーバ800Aに登録するために必要な情報である。登録必要情報には、サービスIPアドレス“111.222.111.222”と、受信したユニークID“MM.11.22”とが含まれる。そして、機能情報登録処理MBの処理は終了する。
機能情報登録処理Tでは、まず、ステップS141の処理が行なわれる。
ステップS141では、第1の実施の形態で説明したステップS141の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、登録必要情報を受信したとして、ステップS142に進む。
ステップS142では、第1の実施の形態で説明したステップS142の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、ユニークID“MM.11.22”および機能情報テーブルTD100が、サービスサーバ800Aへ送信される。ステップS142の処理が終了すると、機能情報登録処理Tは終了する。
機能情報登録処理SBでは、ステップS180Dの処理の後、ステップS181に進む。
ステップS181では、第1の実施の形態で説明したステップS181の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、ユニークID“MM.11.22”および機能情報テーブルTD100を受信したとして、ステップS183Bに進む。
ステップS183Bでは、制御部810が、受信ユニークIDは、生成ユニークIDと同一であるか否かを判定する。受信ユニークIDは、ステップS181の処理により受信したユニークIDである。生成ユニークIDは、ステップS180Dの処理により生成されたユニークIDである。ステップS183Bにおいて、YESならば、ステップS183Nに進む。一方、ステップS183Bにおいて、NOならば、再度、ステップS181の処理が行なわれる。ここで、受信ユニークID(“MM.11.22”)は、生成ユニークIDと同一であるとして、ステップS183Nに進む。
ステップS183Nでは、情報記憶処理SBNが行なわれる。情報記憶処理SBNでは、制御部810が、受信した機能情報テーブルTD100を、記憶部820に記憶されている、関連装置機能情報テーブルとしての機能情報テーブルMD100に追記する。この処理により、記憶部820には、図14の関連装置機能情報テーブルSD100が記憶されるとする。そして、ステップS184Bに進む。
ステップS184Bでは、関連装置特定テーブルBが生成される。ここで、関連装置特定テーブルBは、関連付けられた複数の装置を特定するためのテーブルである。具体的には、制御部810が、受信した機能情報テーブルTD100に示される装置ID“11TA”と、機能情報テーブルMD100に示される装置ID“11MA”と、生成ユニークID(“MM.11.22”)とを対応付けた関連装置特定テーブルを生成する。
ここで、機能情報テーブルMD100は、ユニークIDの送信先の通信端末装置500の機能情報テーブルである。この処理により、図13の関連装置特定テーブルSD80が生成される。そして、制御部810は、生成した関連装置特定テーブルSD80を、記憶部820に記憶させる。そして、この機能情報登録処理SBは終了する。
以上の処理により、複数の装置の各々の機能情報を示す関連装置機能情報テーブルが生成され、サービスサーバ800Aに登録される。すなわち、複数の装置の各々の機能情報が、サービスサーバ800Aに登録される。
なお、図49の機能情報登録処理MBおよび機能情報登録処理Tは、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500が行なってもよい。
そして、図18のUIコンテンツ生成処理または、図48のUIコンテンツ生成処理Nが行なわれる。この処理により、映像表示装置600が有する機能に応じた図22のサービスシナリオSTD400と、通信端末装置500が有する機能に応じた図23のサービスシナリオSMD400とが生成される。
そして、第1の実施の形態と同様に、図24のシナリオ実行処理Tおよびシナリオ実行処理Mが行なわれる。
以上の処理が行なわれることにより、第1の実施の形態と同様な効果を奏する。すなわち、映像表示装置600および通信端末装置500の各々は、自装置が有する機能を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。すなわち、複数の装置の各々が、自装置の特性を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。その結果、多種多様な処理を実現することができる。
<第1の実施の形態の変形例3>
(関連装置特定テーブルおよび関連装置機能情報テーブルの生成処理の変形例3)
次に、関連装置特定テーブルおよび関連装置機能情報テーブルを生成する処理の他の例について説明する。
図50は、第1の実施の形態の変形例3における、機能情報登録処理MC、機能情報登録処理TCおよび機能情報登録処理SCのフローチャートである。機能情報登録処理MC、機能情報登録処理TCおよび機能情報登録処理SCは、それぞれ、通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aが行なう処理である。
なお、図50において、図11と同じステップ番号の処理は、図11で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以下においては、図11の処理と異なる処理を主に説明する。
ステップS110では、第1の実施の形態で説明したステップS110の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、初期設定操作があったとして、ステップS111に進む。
ステップS111では、第1の実施の形態で説明したステップS111の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、映像表示装置600が検出されたとする。この場合、表示部530には、図12の検出装置画像MG200が表示される。
ステップS112では、第1の実施の形態で説明したステップS112の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS112において、YESならば、ステップS113Cに進む。一方、ステップS112において、NOならば、再度、ステップS112の処理が行なわれる。ここでは、登録操作Mがあったとして、ステップS113Cに進む。
ステップS113Cでは、通信必要情報T取得処理Mが行なわれる。通信必要情報T要求処理Mは、通信必要情報Tを取得するための処理である。通信必要情報Tは、サービスサーバ800Aが、映像表示装置600とデータ通信するために必要な情報である。ここでは、通信必要情報Tは、一例として、映像表示装置600のIPアドレス“TTT.222.111.222”であるとする。なお、通信必要情報Tは、IPアドレス以外の情報であってもよい。
通信必要情報T取得処理Mでは、制御部510が、通信必要情報T要求指示Mを、映像表示装置600へ送信する。通信必要情報T要求指示Mは、映像表示装置600の通信必要情報T(IPアドレス)を取得するための指示である。そして、ステップS113Cの処理は終了する。
機能情報登録処理TCでは、まず、ステップS141Cの処理が行なわれる。
ステップS141Cでは、制御部610が、通信必要情報T要求指示Mを受信したか否かを判定する。ステップS141Cにおいて、YESならば、ステップS142Cに進む。一方、ステップS141Cにおいて、NOならば、再度、ステップS141Cの処理が行なわれる。ここでは、通信必要情報T要求指示Mを受信したとして、ステップS142Cに進む。
ステップS142Cでは、通信必要情報T送信処理Tが行なわれる。通信必要情報T送信処理Tでは、制御部610が、通信必要情報Tを、通信端末装置500へ送信する。そして、この機能情報登録処理TCは終了する。送信される通信必要情報Tは、映像表示装置600のIPアドレス“TTT.222.111.222”であるとする。
機能情報登録処理MCでは、ステップS112Bの通信必要情報T取得処理Mにおいて、制御部510が、通信必要情報Tを受信すると、受信した通信必要情報Tを、記憶部520に記憶させる。そして、ステップS114Cに進む。
ステップS114Cでは、機能情報送信処理MCが行なわれる。ここで、記憶部520には、図10の機能情報テーブルMD100が記憶されているとする。機能情報送信処理MAでは、制御部510が、通信必要情報Tと、自装置の機能情報テーブルMD100とを、サービスサーバ800Aへ送信する。ここで、通信必要情報Tは、映像表示装置600のIPアドレス“TTT.222.111.222”であるとする。そして、この機能情報登録処理MCは終了する。
機能情報登録処理SCでは、まず、ステップS181Cの処理が行なわれる。
ステップS181Cでは、制御部810が、通信必要情報Tおよび機能情報テーブルを受信したか否かを判定する。ステップS181Cにおいて、YESならば、ステップS182Cに進む。一方、ステップS181Cにおいて、NOならば、再度、ステップS181Cの処理が行なわれる。ここでは、通信必要情報Tとしての映像表示装置600のIPアドレス“TTT.222.111.222”と、機能情報テーブルMD100とを受信したとして、ステップS182Cに進む。
ステップS182Cでは、情報記憶処理SCが行なわれる。情報記憶処理SCでは、制御部810が、受信した通信必要情報Tと、機能情報テーブルとを対応付けて、記憶部820に記憶させる。この処理により、記憶部820に、映像表示装置600のIPアドレス“TTT.222.111.222”と、機能情報テーブルMD100とが対応付けられて記憶されるとする。そして、ステップS183Cに進む。
ステップS183Cでは、機能情報取得処理SCが行なわれる。機能情報取得処理SCでは、制御部810が、機能情報要求指示Mを、IPアドレス“TTT.222.111.222”で特定される映像表示装置600へ送信する。機能情報要求指示Mは、映像表示装置600の記憶部620に記憶されている機能情報テーブルを要求するための指示である。
機能情報登録処理TCでは、まず、ステップS142Cの処理の後、ステップS144Cに進む。ここで、映像表示装置600の記憶部620には、図9の機能情報テーブルTD100が記憶されているとする。
ステップS144Cでは、制御部610が、機能情報要求指示Mを受信したか否かを判定する。ステップS144Cにおいて、YESならば、ステップS145Cに進む。一方、ステップS144Cにおいて、NOならば、再度、ステップS144Cの処理が行なわれる。ここでは、機能情報要求指示Mを受信したとして、ステップS145Cに進む。
ステップS145Cでは、機能情報送信処理TCが行なわれる。機能情報送信処理TCでは、制御部610が、機能情報テーブルTD100を、サービスサーバ800Aへ送信する。そして、この機能情報登録処理TCは終了する。
機能情報登録処理SCでは、ステップS183Cの機能情報取得処理SCにおいて、制御部810が、機能情報テーブルTD100を受信すると、受信した機能情報テーブルTD100と、既に記憶部820に記憶されている機能情報テーブルMD100とを含むテーブルを、関連装置機能情報テーブルとして、記憶部820に記憶させる。この処理により、記憶部820には、図14の関連装置機能情報テーブルSD100が記憶されるとする。そして、ステップS184Cに進む。
ステップS184Cでは、第1の実施の形態の変形例1で説明した図47のステップS184Aと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、関連装置特定テーブルAが、記憶部820に記憶される。関連装置特定テーブルAは、図13の関連装置特定テーブルSD80から、ユニークIDを削除したテーブルとなる。そして、この機能情報登録処理SCは終了する。
以上の処理により、複数の装置の各々の機能情報を示す関連装置機能情報テーブルが生成され、サービスサーバ800Aに登録される。すなわち、複数の装置の各々の機能情報が、サービスサーバ800Aに登録される。
なお、図50の機能情報登録処理MCおよび機能情報登録処理TCは、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500が行なってもよい。
そして、図18のUIコンテンツ生成処理または、図48のUIコンテンツ生成処理Nが行なわれる。この処理により、映像表示装置600が有する機能に応じた図22のサービスシナリオSTD400と、通信端末装置500が有する機能に応じた図23のサービスシナリオSMD400とが生成される。
そして、第1の実施の形態と同様に、図24のシナリオ実行処理Tおよびシナリオ実行処理Mが行なわれる。
以上の処理が行なわれることにより、第1の実施の形態と同様な効果を奏する。すなわち、映像表示装置600および通信端末装置500の各々は、自装置が有する機能を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。すなわち、複数の装置の各々が、自装置の特性を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。その結果、多種多様な処理を実現することができる。
<第1の実施の形態の変形例4>
(関連装置機能情報テーブルの生成処理の変形例4)
次に、関連装置機能情報テーブルを生成する処理の他の例について説明する。
図51は、第1の実施の形態の変形例4における、機能情報登録処理MDおよび機能情報登録処理TAのフローチャートである。機能情報登録処理MDおよび機能情報登録処理TAは、それぞれ、通信端末装置500および映像表示装置600が行なう処理である。
なお、図51において、図11と同じステップ番号の処理は、図11で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以下においては、図11の処理と異なる処理を主に説明する。
ステップS110では、第1の実施の形態で説明した、図11のステップS110の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、初期設定操作があったとして、ステップS111Aに進む。
ステップS111Aでは、第1の実施の形態の変形例1で説明した図47のステップS111Aの装置検出処理MAと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示部530には、図12の検出装置画像MG200が表示されるとする。
ステップS112では、第1の実施の形態で説明したステップS112の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、登録操作Mがあったとして、ステップS112Aに進む。
ステップS112Aでは、第1の実施の形態の変形例1で説明した図47のステップS112Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、映像表示装置600の機能情報テーブルが記憶部520に記憶されていないとして、ステップS112Bに進む。なお、ステップS112Aにおいて、YESならば、この機能情報登録処理MDは終了する。
ステップS112Bでは、第1の実施の形態の変形例1で説明した図47のステップS112Bの機能情報取得処理Mと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、機能情報要求指示Mが、映像表示装置600へ送信される。
機能情報登録処理TAでは、まず、ステップS140Aの処理が行なわれる。ここで、映像表示装置600の記憶部620には、図9の機能情報テーブルTD100が記憶されているとする。
ステップS140Aでは、第1の実施の形態の変形例1で説明した図47のステップS140Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、機能情報要求指示Mを受信したとして、ステップS142Aに進む。
ステップS142Aでは、第1の実施の形態の変形例1で説明した図47のステップS142Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、機能情報テーブルTD100が、通信端末装置500へ送信される。そして、この機能情報登録処理TAは終了する。
ここで、記憶部520には、図10の機能情報テーブルMD100が予め記憶されているとする。
機能情報登録処理MDでは、ステップS112Bの機能情報取得処理Mにおいて、制御部510が、機能情報テーブルTD100を受信すると、受信した機能情報テーブルTD100と、既に記憶部520に記憶されている機能情報テーブルMD100とを含むテーブルを、関連装置機能情報テーブルとして、記憶部520に記憶させる。この処理により、記憶部520には、図14の関連装置機能情報テーブルSD100が記憶されるとする。そして、この機能情報登録処理MDは終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、サービスサーバ800Aがなくても、通信端末装置500が、関連装置機能情報テーブルを生成することができる。
なお、図51の機能情報登録処理MDおよび機能情報登録処理TAは、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500が行なってもよい。すなわち、関連装置機能情報テーブルを、映像表示装置600が生成してもよい。
なお、関連装置特定テーブルおよび関連装置機能情報テーブルの生成処理は、前述した、第1の実施の形態および第1の実施の形態の変形例1〜4に限定されることはない。たとえば、通信端末装置500および映像表示装置600の各々が、サービスサーバ800にアクセスして、自装置の機能情報テーブルを登録してもよい。この場合、サービスサーバ800において、ユーザが、マウス842、キーボード844等の操作により、関連装置特定テーブルを生成してもよい。
また、サービスサーバ800に、通信端末装置500および映像表示装置600の各々のIPアドレスがユーザにより予め登録されていてもよい。この場合、サービスサーバ800は、登録されているIPアドレスにより特定される通信端末装置500および映像表示装置600の各々へ、機能情報テーブルを要求する。そして、サービスサーバ800において、ユーザが、マウス842、キーボード844等の操作により、関連装置特定テーブルを生成してもよい。
また、サービスサーバ800が、ホームネットワーク501内に設けられている場合、サービスサーバ800は、ブロードキャストにより、機能情報テーブルを要求する指示をホームネットワーク501内の通信端末装置500および映像表示装置600へ送信する。そして、サービスサーバ800は、通信端末装置500および映像表示装置600の各々の機能情報テーブルを取得する。
この場合、サービスサーバ800において、ユーザが、マウス842、キーボード844等の操作により、関連装置特定テーブルを生成してもよい。この場合、サービスサーバ800は、生成された関連装置特定テーブルに基づいて、関連装置機能情報テーブルを生成する。
<第2の実施の形態>
次に、通信端末装置500および映像表示装置600においてそれぞれ実行されるサービスシナリオMAおよびサービスシナリオTAにおいて、同じ処理(たとえば、図21(A)および図21(B)のコンテンツ詳細表示処理)を有さない場合の処理について説明する。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
まず、前述した、図11の処理、図47の処理、図49の処理、および、図50の処理のいずれかの処理が行なわれることにより、サービスサーバ800Aの記憶部820に図14の関連装置機能情報テーブルSD100が登録されるとする。
(装置に応じたUIコンテンツの生成)
次に、本実施の形態において、通信端末装置500および映像表示装置600の各々の有する機能に応じたサービスUIコンテンツを生成するための処理(以下、UIコンテンツ生成処理Aともいう)について説明する。ここで、通信端末装置500の表示部530には、図15の登録コンテンツリスト画像G100が表示されているとする。
また、サービスサーバ800Aの記憶部820には、以下のオリジナルシナリオSD200Bが記憶されているとする。
図52は、一例としてのオリジナルシナリオSD200Bの構成を示す図である。オリジナルシナリオSD200Bは、スクリプトで示される複数の処理を含む。図52を参照して、オリジナルシナリオSD200Bは、図16のオリジナルシナリオSD200と比較して、選択処理が追加されている点が異なる。それ以外は、オリジナルシナリオSD200と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
また、サービスサーバ800Aの記憶部820には、以下のシナリオ生成テーブルSD210Bが記憶されているとする。
図53は、一例としてのシナリオ生成テーブルSD210Bを示す図である。シナリオ生成テーブルSD210Bの各項目は、図17で説明したので詳細な説明は繰り返さない。シナリオ生成テーブルSD210Bに示されるステップ番号は、オリジナルシナリオSD200Bに示されるステップ番号と対応する。なお、「シナリオ生成条件」の項目に示される各内容についての詳細は後述する。
図54は、UIコンテンツ生成処理Aのフローチャートである。図54では、通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。図54において、図18と同じステップ番号の処理は、図18で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以下においては、図18の処理と異なる処理を主に説明する。
ステップS211では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、選択操作Mがあったとして、ステップS212に進む。なお、選択操作Mにより選択されたタイトルは、“AB物語”であるとする。
ステップS212では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、サービスUIコンテンツ要求指示が、サービスサーバ800Aへ送信される。なお、サービスUIコンテンツ要求指示には、通信端末装置500の装置ID“11MA”が含まれるとする。
サービスサーバ800Aでは、まず、ステップS281の処理が行なわれる。
ステップS281では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。そして、ステップS290Aに進む。
ステップS290Aでは、サービスシナリオ生成処理SAが行なわれる。
図55は、サービスシナリオ生成処理SAのフローチャートである。図55を参照して、サービスシナリオ生成処理SAは、図19のサービスシナリオ生成処理Sと比較して、ステップS294の代わりにステップS294Aの処理が行なわれる点が異なる。それ以外は、サービスシナリオ生成処理Sと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS291では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、図52のオリジナルシナリオSD200Bと、図53のシナリオ生成テーブルSD210Bとが読み出されたとする。
ステップS292では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、受信したサービスUIコンテンツ要求指示に含まれる装置ID“11MA”に対応付けられている装置ID“11TA”が取得されるとする。
ステップS293では、第1の実施の形態で説明した処理と同様に判定処理Sが行なわれる。判定処理Sでは、制御部810が、映像表示装置600および通信端末装置500の各々が有する機能と、シナリオ生成テーブルとに基づいて、オリジナルシナリオに含まれる複数の処理のうち、映像表示装置600および通信端末装置500において使用する処理を判定する。
具体的には、制御部810が、図14の関連装置機能情報テーブルSD100および図53のシナリオ生成テーブルSD210Bに基づいて、判定テーブルを生成する。生成される判定テーブルは、制御部810が、図52のオリジナルシナリオSD200Bに含まれる複数の処理のうち、映像表示装置600および通信端末装置500において使用する処理を判定したテーブルである。制御部810は、生成した判定テーブルを、記憶部820に記憶させる。
ここで、シナリオ生成テーブルSD210Bに示される「シナリオ生成条件」の各項目について説明する。シナリオ生成テーブルSD210Bにおいて、「携帯電話のみ」とは、通信端末装置500に対し、対応するステップ番号(ST1)の処理を使用するという条件である。したがって、オリジナルシナリオSD200Bに示されるステップ番号ST1〜ST4の処理は、通信端末装置500において使用される。
シナリオ生成テーブルSD210Bにおいて、「非選択装置ではレビュー表示処理」とは、映像表示装置600および通信端末装置500のうち、対応する対応するステップ番号(ST5)の処理を使用しないと判定された装置に対し、レビュー表示処理を使用するという条件である。ここで、ステップ番号(ST5)の処理(コンテンツ再生処理)は、第1の実施の形態で説明したのと同様、MPEG2形式の動画像を再生可能な映像表示装置600に対し使用すると判定されるので、レビュー表示処理は、通信端末装置500に対し使用すると判定される。
それ以外の「シナリオ生成条件」の項目は、第1の実施の形態で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
以上の制御部810の判定により、以下の判定テーブルSD300Bが生成される。なお、生成された判定テーブルSD300Bが記憶部820に記憶されると、ステップS293の処理は終了する。
図56は、一例としての判定テーブルSD300Bを示す図である。図56を参照して、判定テーブルSD300Bの各項目は、図20で説明したので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図55を参照して、ステップS293の処理の後、ステップS294Aに進む。
ステップS294Aでは、シナリオ生成処理SAが行なわれる。シナリオ生成処理SAは、オリジナルシナリオに含まれる複数の処理のうち、装置が有する機能に応じた処理を使用することで、装置に応じたサービスシナリオを生成する処理である。シナリオ生成処理SAでは、制御部810が、オリジナルシナリオ、シナリオ生成テーブルおよび判定テーブルに基づいて、映像表示装置600および通信端末装置500の各々が有する機能に応じたサービスシナリオを生成する。生成されたサービスシナリオは、映像表示装置600および通信端末装置500が互いに連携して動作するためのデータである。そして、制御部810は、生成したサービスシナリオを、記憶部820に記憶させる。
ここで、オリジナルシナリオは、図52のオリジナルシナリオSD200Bであるとする。シナリオ生成テーブルは、図53のシナリオ生成テーブルSD210Bであるとする。判定テーブルは、図56の判定テーブルSD300Bであるとする。この場合、制御部810は、以下のサービスシナリオSTD400BおよびサービスシナリオSMD400Bを生成する。サービスシナリオSTD400Bは、装置ID“11TA”の映像表示装置600により実行されるシナリオである。サービスシナリオSMD400Bは、装置ID“11MA”の通信端末装置500により実行されるシナリオである。
図57は、一例としてのサービスシナリオを示す図である。図57(A)は、一例としてのサービスシナリオSTD400Bを示す図である。図57(B)は、一例としてのサービスシナリオSMD400Bを示す図である。
サービスシナリオSTD400Bにおいて、ステップ番号TST1〜TST6は、それぞれ、オリジナルシナリオSD200Bのステップ番号ST1〜ST7に対応する。また、サービスシナリオSMD400Bにおいて、ステップ番号MST1〜MST7は、それぞれ、オリジナルシナリオSD200Bのステップ番号ST1〜ST7に対応する。
まず、サービスシナリオSTD400Bの生成方法について説明する。サービスシナリオSTD400Bは、まず、図56の判定テーブルSD300Bの装置ID“11TA”の列において、「使用」に対応するステップ番号(たとえば、ST5)の処理を用いて生成される。たとえば、判定テーブルSD300Bにおけるステップ番号ST5の処理(コンテンツ再生処理)は、サービスシナリオSTD400Bのステップ番号TST5の処理とされる。同様に、判定テーブルSD300Bにおけるステップ番号ST6の処理は、サービスシナリオSTD400Bのステップ番号TST6の処理とされる。
そして、判定テーブルSD300Bの装置ID“11TA”の列において、「不使用」に対応するステップ番号(以下、不使用ステップ番号Tともいう)の1つ前のステップ番号が存在し、かつ、当該1つ前のステップ番号が「使用」である場合、以下の処理TAが行なわれる。処理TAでは、1つ前のステップ番号に対応する、サービスシナリオSTD400Bのステップ番号の処理に、通信端末装置500で実行されるサービスシナリオSMD400Bにおける、不使用ステップ番号Tに対応するステップ番号の処理に移行する処理が追加される。
具体的には、判定テーブルSD300Bにおける、不使用ステップ番号Tとしてのステップ番号ST7の1つ前のステップ番号ST6に対応する、サービスシナリオSTD400Bのステップ番号TST2の処理に、サービスシナリオSMD400Bのステップ番号MST7の処理に移行する処理が追加される。
また、判定テーブルSD300Bの装置ID“11TA”の列において、不使用ステップ番号Tが存在し、当該不使用ステップ番号Tが、最後のステップ番号でない場合、以下の処理TA2が行なわれる。処理TA2では、判定テーブルSD300Bにおける、不使用ステップ番号Tとしてのステップ番号ST1〜ST4にそれぞれ対応する、サービスシナリオSTD400Bのステップ番号TST1〜TST4の処理が、「なし」とされる。
また、判定テーブルSD300Bの装置ID“11TA”の列において、不使用ステップ番号Tが存在し、当該不使用ステップ番号Tが、最後のステップ番号である場合、以下の処理TA3が行なわれる。処理TA3では、判定テーブルSD300Bにおける、不使用ステップ番号Tとしてのステップ番号ST7に対応する、サービスシナリオSTD400Bのステップ番号TST7の処理が、待機処理とされる。
以上説明したようにサービスシナリオSTD400Bは生成される。生成されたサービスシナリオSTD400Bは、映像表示装置600が有する機能に応じたサービスシナリオである。
次に、サービスシナリオSMD400Bの生成方法について説明する。サービスシナリオSMD400Bは、まず、図56の判定テーブルSD300Bの装置ID“11MA”の列において、「使用」に対応するステップ番号(たとえば、ST1〜ST4、ST7)の処理を用いて生成される。たとえば、判定テーブルSD300Bにおけるステップ番号ST1の処理(コンテンツ・リスト詳細表示処理)は、サービスシナリオSMD400Bのステップ番号MST1の処理とされる。同様に、判定テーブルSD300Bにおけるステップ番号ST2〜4の処理は、それぞれ、サービスシナリオSMD400のステップ番号TST2〜TST4の処理とされる。また、判定テーブルSD300Bにおけるステップ番号ST7の処理は、サービスシナリオSMD400のステップ番号TST7の処理とされる。
そして、判定テーブルSD300Bの装置ID“11MA”の列において、「不使用」に対応するステップ番号(以下、不使用ステップ番号Mともいう)の1つ前のステップ番号が存在し、かつ、当該1つ前のステップ番号が「使用」である場合、以下の処理MAが行なわれる。処理MAでは、1つ前のステップ番号に対応する、サービスシナリオSMD400Bのステップ番号の処理に、映像表示装置600で実行されるサービスシナリオSTD400Bにおける、不使用ステップ番号Mに対応するステップ番号の処理に移行する処理が追加される。
具体的には、判定テーブルSD300Bにおける、不使用ステップ番号Mとしてのステップ番号ST5の1つ前のステップ番号ST4に対応する、サービスシナリオSMD400のステップ番号MST4の処理に、サービスシナリオSTD400のステップ番号TST5の処理に移行する処理が追加される。
また、判定テーブルSD300Bの装置ID“11MA”の列において、不使用ステップ番号Mであって、コンテンツ再生処理に対応するステップ番号が存在する場合、以下の処理MA2が行なわれる。処理MA2では、判定テーブルSD300Bにおける不使用ステップ番号Mとしてのステップ番号ST5に対応する、サービスシナリオSMD400Bのステップ番号MST5の処理が、映像表示装置制御処理Aとされる。映像表示装置制御処理Aは、映像表示装置600においてコンテンツの再生を制御するための処理である。
また、判定テーブルSD300Bの装置ID“11MA”の列において、不使用ステップ番号Mが存在し、当該不使用ステップ番号Mが、最後のステップ番号でない場合、以下の処理MA3が行なわれる。処理MA3では、判定テーブルSD300Bにおける不使用ステップ番号Mとしてのステップ番号ST6にそれぞれ対応する、サービスシナリオSMD400Bのステップ番号MST6の処理が、「なし」とされる。
また、図53のシナリオ生成テーブルSD210Bのステップ番号ST5のシナリオ生成条件(非選択装置ではレビュー表示処理)により、判定テーブルSD300Bにおける不使用ステップ番号Mとしてのステップ番号ST5に対応する、サービスシナリオSMD400Bのステップ番号MST5の処理に、「レビュー表示処理」が追加される。
以上説明したようにサービスシナリオSMD400Bは生成される。生成されたサービスシナリオSMD400Bは、通信端末装置500が有する機能に応じたサービスシナリオである。また、サービスシナリオSTD400BおよびサービスシナリオSMD400Bの各々は、同じ処理を含まないシナリオとなる。
そして、シナリオ生成処理SAでは、さらに、削除処理Sが行なわれる。削除処理Sでは、制御部810が、生成されたサービスシナリオSTD400BおよびサービスシナリオSMD400Bにおいて、「なし」とされているステップ番号を削除し、ステップ番号を振りなおすことにより、以下のサービスシナリオSTD400CおよびサービスシナリオSMD400Cを生成する。なお、サービスシナリオSTD400CおよびサービスシナリオSMD400Cでは、移行先のステップ番号も、振りなおされたステップ番号に変更されたものとなる。
図58は、一例としてのサービスシナリオを示す図である。図58(A)は、一例としてのサービスシナリオSTD400Cを示す図である。生成されたサービスシナリオSTD400Cは、映像表示装置600が有する機能に応じたサービスシナリオである。なお、サービスシナリオSTD400Cのファイル名は、“VOD_TV.xml”であるとする。
図58(B)は、一例としてのサービスシナリオSMD400Cを示す図である。生成されたサービスシナリオSMD400Cは、通信端末装置500が有する機能に応じたサービスシナリオである。なお、サービスシナリオSMD400Cのファイル名は、“VOD_Mobile.xml”であるとする。
また、サービスシナリオSTD400CおよびサービスシナリオSMD400Cは、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置500で実行されることにより、映像表示装置600および通信端末装置500が互いに連携して動作するためのデータである。
前述したように、サービスシナリオSTD400BおよびサービスシナリオSMD400Bの各々は、同じ処理を含まないシナリオである。したがって、サービスシナリオSTD400CおよびサービスシナリオSMD400Cの各々は、同じ処理を含まないシナリオとなる。
図59は、映像表示装置600により実行されるサービスシナリオSTD400Cのスクリプトの記述の一例を示す図である。図59を参照して、第6行〜第12行は、図58(A)のサービスシナリオSTD400Cのステップ番号TST1のコンテンツ再生処理のスクリプトの一例である。第13行は、ステップ番号TST2の特典表示処理のスクリプトの一例である。第17行は、ステップ番号TST3の待機処理のスクリプトの一例である。なお、スクリプトの詳細な説明は後述する。
図60は、通信端末装置500により実行されるサービスシナリオSMD400Cのスクリプトの記述の一例を示す図である。図60を参照して、第6行は、図58(B)のサービスシナリオSMD400Cのステップ番号MST1のコンテンツ・リスト表示処理のスクリプトの一例である。第10行は、ステップ番号MST2のコンテンツ詳細表示処理のスクリプトの一例である。
第14行は、ステップ番号MST3の購入処理のスクリプトの一例である。第18行は、ステップ番号MST4の選択処理のスクリプトの一例である。第23行は、ステップ番号MST5の映像表示装置制御処理Aのスクリプトの一例である。第24行は、ステップ番号MST5のレビュー表示処理のスクリプトの一例である。第28行は、ステップ番号MST6のクーポン取得処理のスクリプトの一例である。なお、スクリプトの詳細な説明は後述する。
再び、図55を参照して、ステップS294Aの処理が終了すると、図54のUIコンテンツ生成処理Aに戻り、ステップS290Aの次のステップS296Aに進む。
ステップS296Aでは、UIコンテンツ送信処理SAが行なわれる。UIコンテンツ送信処理SAでは、制御部810が、サービスUIコンテンツMAを、通信端末装置500へ送信する。サービスUIコンテンツMAは、通信端末装置500で処理されるコンテンツである。
サービスUIコンテンツMAには、図60のサービスシナリオSMD400Cと、サービスシナリオSMD400Cの実行時に使用される複数のメディアデータMとが含まれる。メディアデータMは、スクリプトデータM、テキストデータ、画像データ等のデータである。スクリプトデータMは、SVGの規格に基づいて生成されたデータである。スクリプトデータMは、たとえば、図60の第6行に記載されている、ファイル名が“リスト表示.svg”のデータである。そして、ステップS296Aの処理は終了する。
UIコンテンツ生成処理Aにおいて、通信端末装置500では、ステップS212の処理の後、ステップS216Aに進む。
ステップS216Aでは、UIコンテンツ受信処理MAが行なわれる。UIコンテンツ受信処理MAでは、制御部510が、サービスUIコンテンツMAを受信し、受信したサービスUIコンテンツMAを、記憶部520に記憶させる。そして、ステップS217Aに進む。
ステップS217Aでは、制御部510が、サービスUIコンテンツMAに含まれるサービスシナリオSMD400Cを実行することによりシナリオ実行処理MAを実行する。シナリオ実行処理MAは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。なお、後述する処理により、シナリオ実行処理TAも実行される。ここで、通信端末装置500はリモコンモードに設定されているとする。
図61は、シナリオ実行処理TAおよびシナリオ実行処理MAのフローチャートである。シナリオ実行処理MAでは、まず、ステップS441の処理が行なわれる。
ステップS411では、コンテンツ・リスト表示処理Mが行なわれる。コンテンツ・リスト表示処理Mは、制御部510が、図60の第6行を実行することにより行なわれる処理である。前述したように、制御部510により実行されるSVGビューアを、SVGビューアMともいう。
コンテンツ・リスト表示処理Mでは、SVGビューアMが、図60の第6行のファイル名が“リスト表示.svg”のデータを解析して、以下のリスト画像MG300Aを生成し、表示部530に、リスト画像MG300Aを表示する。
図62は、一例としてのリスト画像MG300Aを示す図である。図62を参照して、リスト画像MG300Aは、サービスサーバ800Aが配信可能な複数のコンテンツの各々のタイトルがリスト表示される。また、リスト画像MG300Aには、選択枠MSL310が配置される。選択枠MSL310は、複数のタイトルのうちの1つを選択するための枠である。選択枠MSL310は、方向ボタン541Aを押下されることにより上に移動する。また、選択枠MSL310は、方向ボタン541Bを押下されることにより下に移動する。
リスト画像MG300Aには、さらに、ボタン画像MBG314が配置される。ボタン画像MBG314は、押下処理されることにより、選択枠MSL310で選択されているタイトルのコンテンツの詳細情報を、通信端末装置500の表示部530に表示させるためのボタン画像である。
再び、図61を参照して、シナリオ実行処理MAでは、ステップS411の処理の後、ステップS412に進む。
ステップS412では、制御部510が、詳細操作MAがあったか否かを判定する。詳細操作MAは、図62の選択枠MSL310によりタイトルが選択された状態で行なわれる、ボタン画像MGB314を押下処理するためのインターフェース操作Mである。
ステップS412において、YESならば、制御部510は、図60の第6行のファイル名が"リスト表示.svg"のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに、“詳細を見る”という文字列を記述する。また、制御部510は、ファイル名が"リスト表示.svg"のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに、選択されたタイトル(たとえば、“AB物語”)の文字列を記述する。そして、ステップS413に進む。一方、ステップS412において、NOならば、再度、ステップS412の処理が行なわれる。ここでは、詳細操作MAがあったとして、ステップS413に進む。なお、詳細操作MAにより選択されたタイトルは、「AB物語」であるとする。
ステップS413では、コンテンツ詳細表示処理MAが行なわれる。コンテンツ詳細表示処理MAは、図60の第7行、第8行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに、“詳細を見る”が記述されていることにより、第10行が実行されることにより行なわれる処理である。
コンテンツ詳細表示処理MAでは、SVGビューアMが、図60の第10行のファイル名が“詳細表示.svg”のデータを解析して、図28の詳細情報表示画像MG400を生成する。ファイル名が“詳細表示.svg”のデータは、図54のステップS216Aの処理により受信したサービスUIコンテンツMAに含まれるデータである。なお、“詳細表示.svg”のデータには、図62に表示される複数のタイトルにそれぞれ対応する複数の詳細情報が含まれる。
具体的には、制御部510が、ファイル名が“詳細表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに記述された“AB物語”に対応する詳細情報を、ファイル名が“詳細表示.svg”のデータに含まれる複数の詳細情報から選択する。そして、制御部510は、ファイル名が“詳細表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、選択した詳細情報を表示した詳細情報表示画像MG400を生成し、表示部530に、詳細情報表示画像MG400を表示する。そして、ステップS414に進む。
ステップS414では、図24のステップS314と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS414において、YESならば、制御部510は、図60の第10行のファイル名が"詳細表示.svg"のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作2.txt”のテキストファイルに、“購入”という文字列を記述する。そして、ステップS414Aに進む。一方、ステップS414において、NOならば、再度、ステップS414の処理が行なわれる。ここでは、購入操作Mがあったとして、ステップS414Aに進む。
ステップS414Aでは、購入処理MAが行なわれる。購入処理MAは、図60の第11行、第12行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作2.txt”のテキストファイルに、“購入”が記述されていることにより、第14行が実行されることにより行なわれる処理である。
購入処理MAでは、制御部510が、サービスサーバ800Aに対し、コンテンツを購入するための決済処理を行なう。決済処理は、たとえば、電子マネーを利用した決済である。ここで、購入されたコンテンツは、タイトルが「AB物語」のコンテンツであるとする。
決済処理が終了すると、SVGビューアMが、図60の第14行のファイル名が“購入表示.svg”のデータを解析して、図30の購入画像MG500を生成し、表示部530に、購入画像MG500を表示する。そして、ステップS415に進む。
ステップS415では、図24のステップS315と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS415において、YESならば、制御部510は、図60の第14行のファイル名が“購入表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作3.txt”のテキストファイルに、“TVで見る”という文字列を記述する。
また、制御部510は、ファイル名が“購入表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに、タイトルが「AB物語」のコンテンツのファイル名(AB物語.mpg)を記述する。そして、ステップS415Nに進む。一方、ステップS415において、NOならば、再度、ステップS415の処理が行なわれる。ここでは、再生操作Mがあったとして、ステップS415Nに進む。
ステップS415Nでは、制御部510が、UIコンテンツTA要求指示を、サービスサーバ800Aへ送信する。ここで、UIコンテンツTA要求指示は、サービスサーバ800Aに対し、図59のサービスシナリオSTD400Cを含む、サービスUIコンテンツTAを、映像表示装置600へ送信させるための指示である。そして、ステップS415Nの処理は終了する。
再び、図54を参照して、ステップS296Aの処理の後、ステップS297Aに進む。
ステップS297Aでは、制御部810が、UIコンテンツTA要求指示を受信したか否かを判定する。ステップS297Aにおいて、YESならば、ステップS298Aに進む。一方、ステップS297Aにおいて、NOならば、再度、ステップS297Aの処理が行なわれる。ここでは、UIコンテンツTA要求指示を受信したとして、ステップS298Aに進む。
ステップS298Aでは、UIコンテンツ送信処理SBが行なわれる。UIコンテンツ送信処理SBでは、制御部810が、サービスUIコンテンツTAを、映像表示装置600へ送信する。サービスUIコンテンツTAは、映像表示装置600で処理されるコンテンツである。
サービスUIコンテンツTAには、図59のサービスシナリオSTD400Cと、サービスシナリオSTD400Cの実行時に使用される複数のメディアデータTとが含まれる。メディアデータTは、スクリプトデータT、テキストデータ、画像データ等のデータである。スクリプトデータTは、SVGの規格に基づいて生成されたデータである。スクリプトデータTは、たとえば、図59の第13行に記載されている、ファイル名が“特典表示.svg”のデータである。そして、UIコンテンツ生成処理Aにおけるサービスサーバ800Aの処理は終了する。
UIコンテンツ生成処理Aにおいて、映像表示装置600では、ステップS246Aの処理が行なわれる。
ステップS246Aでは、UIコンテンツ受信処理TAが行なわれる。UIコンテンツ受信処理TAでは、制御部610が、サービスUIコンテンツTAを受信し、受信したサービスUIコンテンツTAを、記憶部620に記憶させる。そして、ステップS247Aに進む。
ステップS247Aでは、制御部610が、サービスUIコンテンツTAに含まれるサービスシナリオSTD400Cを実行することによりシナリオ実行処理TAを実行する。シナリオ実行処理TAは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、UIコンテンツ生成処理Aにおける映像表示装置600の処理は終了する。
再び、図61を参照して、ステップS415Nの処理の後、ステップS415Aに進む。
ステップS415Aでは、サービスデータNA生成処理Mが行なわれる。サービスデータNA生成処理Mは、図60の第15行、第16行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作3.txt”のテキストファイルに、“TVで見る”が記述されている場合に行なわれる処理である。
サービスデータNA生成処理Mでは、制御部510が、図60の第16行の“xlink:href=“VOD_TV.xml:id=コンテンツ再生"”の記述に基づいて、サービスデータNAとしての、以下のサービスデータTSD500Gを生成する。そして、ステップS415Aの処理は終了する。
図63は、一例としてのサービスデータTSD500Gを示す図である。図63を参照して、サービスデータTSD500Gに示される各項目は、図27で説明したので詳細な説明は繰り返さない。ここで、URI“http://service.com/VOD_TV.xml”は、映像表示装置600の記憶部620に記憶されている、ファイル名が“VOD_TV.xml”であるサービスシナリオSTD400Cを特定する。
サービスデータTSD500Gには、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”、“ユーザ操作2.txt”および “ユーザ操作3.txt”のテキストファイルと、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルとが含まれる。
再び、図61を参照して、ステップS415Aの処理の後、ステップS415B進む。
ステップS415Bでは、サービスデータNA送信処理Mが行なわれる。サービスデータNA送信処理Mは、制御部510が、図60の第16行の“xlink:href="VOD_TV.xml:id=コンテンツ再生"”の記述に基づいて、サービスデータNAとしてのサービスデータTSD500Gを、無線通信により、映像表示装置600へ送信する。そして、ステップS415Bの処理は終了する。
シナリオ実行処理TAでは、まず、ステップS441の処理が行なわれる。
ステップS441では、制御部610が、サービスデータNAとしてのサービスデータTSD500Gを受信したか否かを判定する。ステップS441において、YESならば、ステップS442に進む。一方、ステップS441において、NOならば、再度、ステップS441の処理が行なわれる。ここでは、サービスデータNAとしてのサービスデータTSD500Gを受信したとして、ステップS442に進む。
ステップS442では、コンテンツ再生処理Aが行なわれる。コンテンツ再生処理Aは、制御部610が、受信したサービスデータTSD500Gに示されるステータスID“コンテンツ再生”により特定される図59の第6行を実行することにより行なわれる処理である。図59の第6行の“movie-player”は、コンテンツを再生するためのアプリケーション(以下、コンテンツ再生プログラムともいう)の名称である。
なお、コンテンツ再生プログラムは、記憶部620に予め記憶されている。前述したように、制御部610により実行されるコンテンツ再生プログラムを、コンテンツ再生プログラムTともいう。前述したように、図59の第6行の“param=“@VODコンテンツ.txt"”の記述に基づくコンテンツを、再生対象コンテンツともいう。ここで、再生対象コンテンツは、ファイル名が“VODコンテンツ.txt”のテキストファイルに記述されているファイル名“AB物語.mpg”のコンテンツであるとする。
コンテンツ再生処理Aでは、コンテンツ再生プログラムTが、再生対象コンテンツを、サービスサーバ800Aに要求する。サービスサーバ800Aは、再生対象コンテンツの要求に応じて、再生対象コンテンツを、映像表示装置600へストリーミング配信する。
コンテンツ再生プログラムTは、サービスサーバ800Aから配信される再生対象コンテンツを、ネットワーク70および通信部50を介して、受信しながら再生する。コンテンツ再生プログラムTは、再生しているコンテンツの画像を、表示部630に表示させる。
シナリオ実行処理MAでは、ステップS415Bの処理の後、ステップS416に進む。
ステップS416では、選択処理Mが行なわれる。選択処理Mは、図60の第16行の記述により、第18行が実行されることにより行なわれる処理である。
選択処理Mでは、SVGビューアMが、図60の第18行のファイル名が“選択操作.svg”のデータを解析して、以下の選択操作画像MG500Aを生成し、表示部530に、選択操作画像MG500Aを表示する。
図64は、一例としての選択操作画像MG500Aを示す図である。図64を参照して、選択操作画像MG500Aには、再生中のコンテンツに対して行なう操作を選択する旨のメッセージが表示される。また、選択操作画像MG500Aには、ボタン画像MBG522、MBG524が配置される。
ボタン画像MBG522は、押下処理されることにより、再生中のコンテンツの制御を行なうためのボタン画像である。ボタン画像MBG524は、押下処理されることにより、再生中のコンテンツの関連情報を表示するためのボタン画像である。
再び、図61を参照して、ステップS416の処理の後、ステップS416Aに進む。
ステップS416Aでは、制御部510が、情報表示操作Mがあるか否かを判定する。情報表示操作Mは、ボタン画像MBG524を押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS416Aにおいて、YESならば、制御部510は、図60の第18行のファイル名が“選択操作.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作4.txt”のテキストファイルに、“関連情報表示”という文字列を記述する。そして、ステップS416Bに進む。一方、ステップS416Aにおいて、NOならば、後述するステップS417Jに進む。ここでは、情報表示操作Mがあったとして、ステップS416Bに進む。
ステップS416Bでは、レビュー表示処理Mが行なわれる。レビュー表示処理Mは、図60の第19行、第21行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作4.txt”のテキストファイルに、“関連情報表示”が記述されていることにより、第24行が実行されることにより行なわれる処理である。
レビュー表示処理Mでは、SVGビューアMが、図60の第24行のファイル名が“関連情報表示.svg”のデータと、ファイル名が“再生結果.txt”のテキストファイルとに基づいて、関連情報表示画像を生成し、表示部530に、関連情報表示画像を表示する。ここで、ファイル名が“再生結果.txt”のテキストファイルには、初期状態では、何も記述されていないとする。この場合、以下の関連情報表示画像MG600が生成され、関連情報表示画像MG600が表示部530に表示される。そして、ステップS416Bの処理は終了する。
図65は、一例としての関連情報表示画像MG600を示す図である。図65を参照して、関連情報表示画像MG600には、再生中のコンテンツに対するレビューを参照できる旨のメッセージと、コンテンツの再生終了後には、お楽しみがある旨のメッセージとが表示される。また、関連情報表示画像MG600には、ボタン画像MBG622が配置される。ボタン画像MBG622は、押下処理されることにより、映像表示装置600において再生中のコンテンツのレビューを参照するためのボタン画像である。
再び、図61を参照して、ステップS416Bの処理の後、ステップS416Cに進む。
ステップS416Cでは、制御部510が、レビュー参照操作Mがあるか否かを判定する。レビュー参照操作Mは、ボタン画像MBG622を押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS416Cにおいて、YESならば、ステップS416Dに進む。一方、ステップS416Cにおいて、NOならば、後述するステップS416Eに進む。ここでは、レビュー参照操作Mがあったとして、ステップS416Dに進む。
ステップS416Dでは、レビュー参照処理Mが行なわれる。レビュー参照処理Mでは、制御部510が、たとえば、サービスサーバ800Aにアクセスして、映像表示装置600において再生中のコンテンツのレビューの情報を取得し、表示部530に表示させる。そして、ステップS416Dの処理は終了する。
シナリオ実行処理TAのステップS442のコンテンツ再生処理Aでは、図24のステップS346のコンテンツ再生処理と同様、コンテンツ再生プログラムTが、通信端末装置500から受信したリモコン信号に応じて、コンテンツの再生を制御する。当該制御は、図59の第9行〜第11行に記述されている“action”に基づいて行なわれる。
コンテンツの再生が終了した場合、コンテンツ再生プログラムTは、図59の第6行のスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに、“コンテンツ終了”という文字列を記述する。また、コンテンツ再生プログラムTは、図59の第6行のスクリプトに基づいて、ファイル名が“再生結果.txt”のテキストファイルに、“再生終了”という文字列を記述する。そして、ステップS442Aに進む。
ステップS442Aでは、サービスデータNB生成処理Tが行なわれる。サービスデータNB生成処理Tは、図59の第7行、第8行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”のテキストファイルに、“コンテンツ終了”が記述されている場合に行なわれる処理である。
サービスデータNB生成処理Tでは、制御部610が、図59の第8行の“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=関連情報表示"”の記述に基づいて、サービスデータNBとしての、以下のサービスデータTSD500Hを生成する。そして、ステップS442Aの処理は終了する。
図66は、一例としてのサービスデータTSD500Hを示す図である。図66を参照して、サービスデータTSD500Hに示される各項目は、図27で説明したので詳細な説明は繰り返さない。ここで、URI“http://service.com/VOD_Mobile.xml”は、通信端末装置500の記憶部520に記憶されている、ファイル名が“VOD_Mobile.xml”であるサービスシナリオSMD400Cを特定する。
サービスデータTSD500Hは、図63のサービスデータTSD500Gと比較して、ファイル名が“ユーザ操作1.txt”に記述される文字列が異なる点と、“再生結果.txt”のテキストファイルがさらに含まれる点とが異なる。それ以外は、サービスデータTSD500Gと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図61を参照して、ステップS442Aの処理の後、ステップS442Bに進む。
ステップS442Bでは、サービスデータNB送信処理Tが行なわれる。サービスデータNB送信処理Tは、制御部610が、図59の第8行の“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=関連情報表示"”の記述に基づいて、サービスデータNBとしてのサービスデータTSD500Gを、無線通信により、通信端末装置500へ送信する。そして、ステップS442Bの処理は終了する。
シナリオ実行処理MAでは、ステップS416Dの処理の後、ステップS416Eに進む。
ステップS416Eでは、制御部510が、サービスデータNBとしてのサービスデータTSD500Gを受信したか否かを判定する。ステップS416Eにおいて、YESならば、ステップS416Fに進む。一方、ステップS416Eにおいて、NOならば、再度、ステップS416Cの処理が行なわれる。ここでは、サービスデータNBとしてのサービスデータTSD500Gを受信したとして、ステップS416Fに進む。
ステップS416Fでは、レビュー表示処理MAが行なわれる。レビュー表示処理MAは、制御部510が、受信したサービスデータTSD500Gに示されるステータスID“関連情報表示”により特定される図60の第24行を実行することにより行なわれる処理である。
レビュー表示処理MAでは、SVGビューアMが、図60の第24行のファイル名が“関連情報表示.svg”のデータと、ファイル名が“再生結果.txt”のテキストファイルとに基づいて、関連情報表示画像を生成し、表示部530に、関連情報表示画像を表示する。ここで、ファイル名が“再生結果.txt”のテキストファイルには、“再生終了”という文字列が記述されているとする。この場合、以下の関連情報表示画像MG600Aが生成され、関連情報表示画像MG600Aが表示部530に表示される。そして、ステップS416Fの処理は終了する。
図67は、一例としての関連情報表示画像MG600Aを示す図である。図67を参照して、関連情報表示画像MG600Aは、図65の関連情報表示画像MG600と比較して、ボタン画像MBG624がさらに配置される点が異なる。それ以外は、関連情報表示画像MG600と同様なので詳細な説明は繰り返さない。すなわち、コンテンツの再生が終了すると、ボタン画像MBG624が表示されることになる。
ボタン画像MBG624は、押下処理されることにより、クーポンを取得するためのボタン画像である。
なお、表示部530に関連情報表示画像MG600Aが表示されているときに、ボタン画像MBG622を押下処理するためのレビュー参照操作Mがあった場合、前述したステップS416Dのレビュー参照処理Mが行なわれた後、後述するステップS417に進む。
再び、図61を参照して、ステップS416Fの処理の後、ステップS417に進む。
ステップS417では、制御部510が、クーポン取得操作Mがあったか否かを判定する。クーポン取得操作Mは、ボタン画像MBG624を押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS417において、YESならば、制御部510は、図60の第24行の“関連情報表示.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作5.txt”のテキストファイルに、“クーポン”という文字列を記述する。そして、ステップS418に進む。一方、ステップS417において、NOならば、後述するステップS417Aに進む。ここでは、クーポン取得操作Mがあったとして、ステップS418に進む。
ステップS418では、図24のステップS318と同様にクーポン取得処理Mが行なわれる。クーポン取得処理Mは、図60の第25行、第26行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作5.txt”のテキストファイルに、“クーポン”が記述されていることにより、第28行が実行されることにより行なわれる処理である。
クーポン取得処理Mでは、SVGビューアMが、図60の第28行のファイル名が“クーポン表示.svg”のデータを解析して、図36のクーポン表示画像MG700を生成し、表示部530に、クーポン表示画像MG700を表示する。
なお、クーポンを保存するための処理等は、図24のステップS318と同様なので詳細な説明は繰り返さない。なお、シナリオ実行処理MAを終了するためのインターフェース操作Mがあった場合、ステップS418の処理は終了し、シナリオ実行処理MAは終了する。
クーポン取得処理TAでは、ステップS442Bの処理の後、ステップS447に進む。
ステップS447では、図24のステップS347と同様に特典表示処理Tが行なわれる。特典表示処理Tは、図59の第8行の記述により、第13行が実行されることにより行なわれる処理である。
特典表示処理Tでは、SVGビューアTが、図59の第13行のファイル名が“特典表示.svg”のデータを解析して、図34の特典表示画像G600を生成し、表示部630に、特典表示画像G600を表示する。そして、ステップS448に進む。
ステップS448では、制御部610が、クーポン取得操作Tがあったか否かを判定する。クーポン取得操作Tは、通信端末装置500における、図34のボタン画像BG614を押下処理するための操作である。ステップS448において、YESならば、制御部610が、図59の第13行のファイル名が"特典表示.svg"のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作2.txt”のテキストファイルに、“クーポン”という文字列を記述する。そして、ステップS448Aに進む。
一方、ステップS448において、NOならば、再度、ステップS448の処理が行なわれる。ここでは、クーポン取得操作Tがあったとして、ステップS448Aに進む。
ステップS448Aでは、サービスデータNC生成処理Tが行なわれる。サービスデータNC生成処理Tは、図59の第14行、第15行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作2.txt”のテキストファイルに、“クーポン”が記述されている場合に行なわれる処理である。
サービスデータNC生成処理Tでは、制御部610が、図59の第15行の“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=クーポン"”の記述に基づいて、サービスデータNCとしての、以下のサービスデータTSD500Jを生成する。そして、ステップS448Aの処理は終了する。
図68は、一例としてのサービスデータTSD500Jを示す図である。図68を参照して、サービスデータTSD500Jに示される各項目は、図27で説明したので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図61を参照して、ステップS448Aの処理の後、ステップS448Bに進む。
ステップS448Bでは、サービスデータNC送信処理Tが行なわれる。サービスデータNC送信処理Tは、制御部610が、図59の第15行の“xlink:href="VOD_Mobile.xml:id=クーポン"”の記述に基づいて、サービスデータNCとしてのサービスデータTSD500Jを、無線通信により、通信端末装置500へ送信する。そして、ステップS448Bの処理は終了する。
シナリオ実行処理MAでは、ステップS417において、NOならば、ステップS417Aに進む。
ステップS417Aでは、制御部510が、サービスデータNCとしてのサービスデータTSD500Jを受信したか否かを判定する。ステップS417Aにおいて、YESならば、ステップS418に進む。一方、ステップS417Aにおいて、NOならば、再度、ステップS417の処理が行なわれる。ここでは、サービスデータNCとしてのサービスデータTSD500Jを受信したとして、ステップS418に進む。
ステップS418では、前述したようにクーポン取得処理Mが行なわれる。ステップS417Aの処理の後、ステップS418の処理が行なわれる場合のクーポン取得処理Mは、制御部510が、受信したサービスデータTSD500Jに示されるステータスID“クーポン”により特定される図60の第28行を実行することにより行なわれる処理である。なお、クーポン取得処理Mについては、前述したので詳細な説明は繰り返さない。
クーポン取得処理TAでは、ステップS448Bの処理の後、ステップS448Cに進む。
ステップS448Cでは、図24のステップS348Cと同様に、待機処理Tが行なわれる。待機処理Tは、図59の第15行の記述により、第17行が実行されることにより行なわれる処理である。この処理により、表示部630には、図37の待機中画像G600Aが表示される。なお、シナリオ実行処理MAの終了に応じて終了し、クーポン取得処理TAは終了する。
次に、図61のステップS416の処理の後、情報表示操作Mがなかった場合の処理について説明する。この場合、ステップS416Aにおいて、NOと判定され、ステップS417Jに進む。
ステップS417Jでは、制御部510が、再生制御操作Mがあるか否かを判定する。再生制御操作Mは、図64のボタン画像MBG522を押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS417Jにおいて、YESならば、制御部510は、図60の第18行のファイル名が“選択操作.svg”のデータに記述されているスクリプトに基づいて、ファイル名が“ユーザ操作4.txt”のテキストファイルに、“TV制御”という文字列を記述する。そして、ステップS417Kに進む。一方、ステップS417Jにおいて、NOならば、再度、ステップS416Aの処理が行なわれる。ここでは、再生制御操作があったとして、ステップS417Kに進む。
ステップS417Kでは、図24のステップS316と同様に、映像表示装置制御処理Aが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。映像表示装置制御処理Aは、図60の第19行、第20行のスクリプトに示されるように、ファイル名が“ユーザ操作4.txt”のテキストファイルに、“TV制御”が記述されていることにより、第23行が実行されることにより行なわれる処理である。この処理により、表示部530に図32の再生制御画像MG300Aが表示される。そして、前述したステップS416Eの処理が行なわれる。
以上説明したように、通信端末装置500および映像表示装置600においてそれぞれ実行されるサービスシナリオMA(サービスシナリオSMD400C)およびサービスシナリオTA(サービスシナリオSTD400C)に、同じ処理が含まれない場合においても、本実施の形態では、第1の実施の形態で得られる効果を奏する。
すなわち、シナリオ実行処理TAおよびシナリオ実行処理MAにより、映像表示装置600および通信端末装置500の各々は、自装置が有する機能を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。すなわち、複数の装置の各々が、自装置の特性を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。その結果、多種多様な処理を実現することができる。
<第2の実施の形態の変形例>
次に、通信端末装置500および映像表示装置600においてそれぞれ実行されるサービスシナリオMAおよびサービスシナリオTAにおいて、同じ処理(たとえば、図21(A)および図21(B)のコンテンツ詳細表示処理)を有さない場合の処理の他の例について説明する。
まず、前述した、図11の処理、図47の処理、図49の処理、および、図50の処理のいずれかの処理が行なわれることにより、サービスサーバ800Aの記憶部820に図14の関連装置機能情報テーブルSD100が登録されるとする。
(装置に応じたUIコンテンツの生成)
次に、本実施の形態において、通信端末装置500および映像表示装置600の各々の有する機能に応じたサービスUIコンテンツを生成するための処理(以下、UIコンテンツ生成処理Bともいう)について説明する。ここで、通信端末装置500の表示部530には、図15の登録コンテンツリスト画像G100が表示されているとする。
また、サービスサーバ800Aの記憶部820には、図52のオリジナルシナリオSD200Bが記憶されているとする。また、サービスサーバ800Aの記憶部820には、図53のシナリオ生成テーブルSD210Bが記憶されているとする。
図69は、UIコンテンツ生成処理Bのフローチャートである。図69では、通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々において行なわれる処理を示す。図69において、図54と同じステップ番号の処理は、図54で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以下においては、図54の処理と異なる処理を主に説明する。
通信端末装置500において行なわれる、図69のステップS211、S212の処理は、第2の実施の形態で説明した処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
また、サービスサーバ800Aにおいて行なわれる、ステップS281、S290A、S296Aの処理は、第2の実施の形態で説明した処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
また、通信端末装置500において行なわれる、図69のステップS216Aの処理は、第2の実施の形態で説明した処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。そして、ステップS217Bに進む。
ステップS217Bでは、制御部510が、サービスUIコンテンツMAに含まれるサービスシナリオSMD400Cを実行することによりシナリオ実行処理MBを実行する。シナリオ実行処理MBは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。なお、後述する処理により、シナリオ実行処理TBも実行される。ここで、通信端末装置500はリモコンモードに設定されているとする。
図70は、シナリオ実行処理TBおよびシナリオ実行処理MBのフローチャートである。図70において、図61と同じステップ番号の処理は、図61で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以下においては、図61の処理と異なる処理を主に説明する。
シナリオ実行処理MBにおいて行なわれる、図70のステップS411、S412、S413、S414、S414A、S415の処理は、第2の実施の形態で説明した処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。ステップS415において、YESならば、ステップS415Aに進む。
シナリオ実行処理MBにおいて行なわれる、ステップS415A、S415Bの処理は、第2の実施の形態で説明した処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、サービスデータNAとしての図63のサービスデータTSD500Gが、無線通信により、映像表示装置600へ送信される。
再び、図69を参照して、UIコンテンツ生成処理Bにおいて、映像表示装置600では、ステップS241Bの処理が行なわれる。
ステップS241Bでは、制御部610が、サービスデータNAとしてのサービスデータTSD500Gを受信したか否かを判定する。ステップS241Bにおいて、YESならば、ステップS242Bに進む。一方、ステップS241Bにおいて、NOならば、再度、ステップS241Bの処理が行なわれる。ここでは、サービスデータNAとしてのサービスデータTSD500Gを受信したとして、ステップS242Bに進む。
ステップS242Bでは、サービスデータ解析処理TBが行なわれる。サービスデータ解析処理TBでは、制御部610が、受信したサービスデータNAとしてのサービスデータTSD500Gに示されるURI“http://service.com/VOD_TV.xml”を参照する。ここで、URI“http://service.com/VOD_TV.xml”は、図59のサービスシナリオSTD400Cを特定するとする。すなわち、サービスデータNAとしてのサービスデータTSD500Gは、サービスシナリオSTD400Cと対応するデータである。そして、ステップS243Bに進む。
ステップS243Bでは、制御部610が、UIコンテンツTB要求指示を、サービスサーバ800Aへ送信する。ここで、UIコンテンツTB要求指示は、サービスサーバ800Aに対し、ステップS242Bのサービスデータ解析処理TBにより参照されたURI“http://service.com/VOD_TV.xml”により特定される、図59のサービスシナリオSTD400Cを含む、サービスUIコンテンツTAを要求するための指示である。そして、ステップS243Bの処理は終了する。
サービスサーバ800Aでは、ステップS296Aの処理の後、ステップS297Bに進む。
ステップS297Bでは、制御部810が、UIコンテンツTB要求指示を受信したか否かを判定する。ステップS297Bにおいて、YESならば、ステップS298Aに進む。一方、ステップS297Bにおいて、NOならば、再度、ステップS297Bの処理が行なわれる。ここでは、UIコンテンツTB要求指示を受信したとして、ステップS298Aに進む。
ステップS298Aでは、第2の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、サービスUIコンテンツTAが、映像表示装置600へ送信される。
映像表示装置600では、ステップS243Bの処理の後、ステップS246Aに進む。
ステップS246Aでは、第2の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。そして、ステップS247Bに進む。
ステップS247Bでは、制御部610が、サービスUIコンテンツTAに含まれるサービスシナリオSTD400Cを実行することによりシナリオ実行処理TBを実行する。シナリオ実行処理TBは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、UIコンテンツ生成処理Bにおける映像表示装置600の処理は終了する。
再び、図70を参照して、シナリオ実行処理TBでは、ステップS442の処理が行なわれる。なお、シナリオ実行処理TBで行なわれる、ステップS442以降の処理は、第2の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。また、シナリオ実行処理MBにおいて行なわれる、ステップS416以降の処理は、第2の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
以上説明したように、通信端末装置500および映像表示装置600においてそれぞれ実行されるサービスシナリオMA(サービスシナリオSMD400C)およびサービスシナリオTA(サービスシナリオSTD400C)に、同じ処理が含まれない場合においても、本実施の形態では、第1の実施の形態で得られる効果を奏する。
すなわち、シナリオ実行処理TBおよびシナリオ実行処理MBにより、映像表示装置600および通信端末装置500の各々は、自装置が有する機能を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。すなわち、複数の装置の各々が、自装置の特性を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。その結果、多種多様な処理を実現することができる。
<第3の実施の形態>
次に、複数台の通信端末装置500が、1台の映像表示装置600と、無線等により直接データ通信可能な範囲内にある場合の処理について説明する。すなわち、複数台の通信端末装置500が、1台の映像表示装置600と、直接、データ通信可能である場合の処理について説明する。
以下の説明では、2台の通信端末装置500が、映像表示装置600と、直接、無線等によりデータ通信可能であるとする。以下においては、2台の通信端末装置500のうち、一方の通信端末装置500を、通信端末装置Aともいう。また、2台の通信端末装置500のうち、他方の通信端末装置500を通信端末装置Bともいう。通信端末装置Aの装置IDは“11MA”であるとする。通信端末装置Bの装置IDは“11MB”であるとする。なお、通信端末装置500の数は、2台に限定されることなく、3台以上であってもよい。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000において、ホームネットワーク501内に2台の通信端末装置500が含まれるシステムである。それ以外は、第1の実施の形態におけるネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。通信端末装置500、映像表示装置600およびサービスサーバ800Aの各々の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
まず、通信端末装置A、映像表示装置600およびサービスサーバ800が、前述した、図11の処理、図47の処理、図49の処理、および、図50の処理のいずれかの処理を行なうことにより、サービスサーバ800Aの記憶部820に、図13の関連装置特定テーブルSD80および図14の関連装置機能情報テーブルSD100が登録されるとする。
そして、通信端末装置Aが、図18のUIコンテンツ生成処理のステップS211、S212を実行し、サービスサーバ800が、UIコンテンツ生成処理のステップS281、S290を実行する。これにより、映像表示装置600が有する機能に応じた図22のサービスシナリオSTD400と、通信端末装置Aが有する機能に応じた図23のサービスシナリオSMD400とが生成される。
サービスシナリオSTD400およびサービスシナリオSMD400は、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置Aで実行されることにより、映像表示装置600および通信端末装置Aが互いに連携して動作するためのデータである。
なお、通信端末装置Aが、図48のUIコンテンツ生成処理NのステップS211、S212を実行し、サービスサーバ800が、UIコンテンツ生成処理NのステップS281、S290を実行してもよい。
そして、サービスサーバ800が、図18のUIコンテンツ生成処理のステップS296を実行し、通信端末装置Aが、UIコンテンツ生成処理のステップS216、S217を実行し、映像表示装置600が、UIコンテンツ生成処理のステップS246、S247を実行する。これにより、通信端末装置Aの記憶部520には、サービスUIコンテンツMが記憶される。また、映像表示装置600の記憶部620には、サービスUIコンテンツTが記憶される。
サービスUIコンテンツMには、図23のサービスシナリオSMD400と、サービスシナリオSMD400の実行時に使用される複数のメディアデータMとが含まれる。サービスUIコンテンツTには、図22のサービスシナリオSTD400と、サービスシナリオSTD400の実行時に使用される複数のメディアデータTとが含まれる。
また、ステップS217の処理により、通信端末装置Aでは、図24のシナリオ実行処理Mが行なわれる。また、ステップS247の処理により、映像表示装置600では、図24のシナリオ実行処理Tが行なわれる。
なお、サービスサーバ800が、図48のUIコンテンツ生成処理NのステップS296Nを実行し、通信端末装置Aが、UIコンテンツ生成処理NのステップS216N、S216U,S217を実行し、映像表示装置600が、UIコンテンツ生成処理NのステップS246、S247を実行してもよい。
そして、通信端末装置Aおよび映像表示装置600が、それぞれ、シナリオ実行処理Mおよびシナリオ実行処理Tを実行している途中で、通信端末装置Aと、映像表示装置600とが、互いにデータ通信不能となったとする。
通信端末装置Aと、映像表示装置600とが、互いにデータ通信不能となる状況としては、たとえば、通信端末装置Aのユーザに用事が発生し、外出する必要が生じた場合である。この場合、通信端末装置Aが行なっていた処理の続きを、通信端末装置Bが引継ぐことになる。
次に、通信端末装置Bが、通信端末装置Aが行なっていた処理の続きを引継ぐための処理について説明する。ここでは、一例として、映像表示装置600が、図24のステップS343Dにより、サービスデータEとしての図39のサービスデータTSD500Fを送信した後、通信端末装置Aと、映像表示装置600とが、互いにデータ通信不能な時間が所定時間(たとえば、1分)以上継続したとする。
この場合、映像表示装置600の制御部610は、実行中の図22のサービスシナリオSTD400において、第15行を実行した後、処理を一時停止する。そして、制御部610は、サービスシナリオSTD400において、最後に実行したスクリプト(第15行)を特定するための情報(以下、一時停止情報Tともいう)を、記憶部620に記憶させる。
また、通信端末装置Bは、以下の代替装置実行処理Mを行なう。なお、通信端末装置Bの有する機能は、通信端末装置Aの有する機能と同じであるとする。この場合、通信端末装置Bの記憶部520には、以下の機能情報テーブルMD100Bが記憶されているとする。
図71は、一例としての機能情報テーブルMD100Bを示す図である。図71を参照して、機能情報テーブルMD100Bは、図10の機能情報テーブルMD100と比較して、装置IDが異なる。それ以外は、機能情報テーブルMD100と同様なので詳細な説明は繰り返さない。なお、通信端末装置Bの有する機能の詳細は、通信端末装置Aの有する機能の詳細と異なっていてもよい。たとえば、通信端末装置Bの有する電子マネー機能と、通信端末装置Aの有する電子マネー機能とは、異なる規格の電子マネーを取り扱う機能であってもよい。
図72は、代替装置実行処理Mのフローチャートである。なお、図72には、映像表示装置600およびサービスサーバ800の各々において行なわれる処理も示される。図72を参照して、ステップS511では、制御部510が、サービスデータを受信したか否かを判定する。ステップS511において、YESならば、ステップS511Aに進む。一方、ステップS511において、NOならば、再度、ステップS511の処理が行なわれる。ここでは、図39のサービスデータTSD500Fを受信したとして、ステップS511Aに進む。
ステップS511Aでは、制御部510が、受信したサービスデータTSD500Fに対応するサービスシナリオが、記憶部520に記憶されているか否かを判定する。ステップS511Aにおいて、YESならば、後述するステップS527に進む。一方、ステップS511Aにおいて、NOならば、ステップS512に進む。ここでは、受信したサービスデータTSD500Fに対応するサービスシナリオが、記憶部520に記憶されていないとして、ステップS512に進む。
ステップS512では、図47のステップS112Bと同様に機能情報取得処理Mが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、機能情報要求指示Mが、映像表示装置600へ送信される。
映像表示装置600では、ステップS540の処理が行なわれる。
ステップS540では、図47のステップS140Aと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS540において、YESならば、ステップS542に進む。一方、ステップS540において、NOならば、再度、ステップS540の処理が行なわれる。ここでは、機能情報要求指示Mを受信したとして、ステップS542に進む。
ステップS542では、図47のステップS142Aと同様に、機能情報送信処理TAが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、図9の機能情報テーブルTD100が、通信端末装置Bへ送信される。そして、ステップS542の処理は終了する。
代替装置実行処理Mでは、ステップS512の機能情報取得処理Mにおいて、制御部510が、機能情報テーブルTD100を受信すると、受信した機能情報テーブルTD100を、記憶部520に記憶させる。そして、ステップS514に進む。
ステップS514では、図47のステップS114Aと同様に、機能情報送信処理MAが行なわれる。ここで、記憶部520には、図71の機能情報テーブルMD100Bと、機能情報テーブルTD100とが記憶されているとする。機能情報送信処理MAでは、制御部510が、自装置の機能情報テーブルMD100Bと、映像表示装置600の機能情報テーブルTD100とを、サービスサーバ800Aへ送信する。そして、ステップS514の処理は終了する。
サービスサーバ800Aでは、まず、ステップS581の処理が行なわれる。
ステップS581では、図47のステップS181Aと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、機能情報テーブルMD100Bおよび機能情報テーブルTD100を受信したとして、ステップS582に進む。
ステップS582では、情報記憶処理SDが行なわれる。ここで、サービスサーバ800Aの記憶部820には、図14の関連装置機能情報テーブルSD100が記憶されているとする。この場合、制御部810は、関連装置機能情報テーブルSD100に、受信した機能情報テーブルMD100Bを追記する。この処理により、記憶部820には、以下の関連装置機能情報テーブルSD100Bが記憶されるとする。そして、この処理は終了する。
図73は、一例としての関連装置機能情報テーブルSD100Bを示す図である。図73を参照して、関連装置機能情報テーブルSD100Bは、図14の関連装置機能情報テーブルSD100にさらに、機能情報テーブルMD100Bが追記されたテーブルである。
再び、図72を参照して、ステップS582の処理の後、ステップS583に進む。
ステップS583では、通信端末装置Bが、映像表示装置600と関連付けされているか否かが判定される。具体的には、制御部810が、記憶部820に記憶されている、図13の関連装置特定テーブルSD80に、通信端末装置Bの装置ID“11MB”があるか否かを判定する。ステップS583において、YESならば、後述するステップS585Aに進む。一方、ステップS583において、NOならば、ステップS584に進む。ここでは、関連装置特定テーブルSD80に、装置ID“11MB”がないとして、ステップS584に進む。
ステップS584では、関連装置特定テーブルBが生成される。ここで、関連装置特定テーブルBは、関連付けられた複数の装置を特定するためのテーブルである。具体的には、制御部810が、関連装置特定テーブルSD80に、機能情報テーブルMD100Bが示す装置ID“11MB”を追記した関連装置特定テーブルBを生成する。そして、制御部810は、生成した関連装置特定テーブルBを、記憶部820に記憶させる。そして、ステップS584の処理は終了する。
なお、通信端末装置Bの機能情報を、サービスサーバ800Aに登録するための処理は、上記処理に限定されることなく、図11、図49、図50および図51のいずれの処理であってもよい。
再び、図72を参照して、代替装置実行処理Mでは、ステップS514の処理の後、ステップS522に進む。
ステップS522では、図18のステップS212の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、サービスUIコンテンツ要求指示が、サービスサーバ800Aへ送信される。サービスUIコンテンツ要求指示には、通信端末装置Bの装置ID“11MB”が含まれるとする。そして、ステップS522の処理は終了する。
サービスサーバ800Aでは、ステップS584の処理の後、ステップS585Aに進む。
ステップS585Aでは、図18のステップS281の処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、サービスUIコンテンツ要求指示を受信したとして、ステップS590に進む。
ステップS590では、サービスシナリオ生成処理Sが行なわれる。サービスシナリオ生成処理Sは、前述した図19の各処理の説明において、通信端末装置500を通信端末装置Bと置換え、装置ID“11MA”を装置ID“11MB”と置き換えた説明と同様なので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、図22のサービスシナリオSTD400および図23のサービスシナリオSMD400が生成される。サービスシナリオSTD400は、映像表示装置600が有する機能に応じたサービスシナリオである。サービスシナリオSMD400は、通信端末装置Bが有する機能に応じたサービスシナリオである。そして、ステップS596に進む。
ステップS596では、図18のステップS296と同様に、UIコンテンツ送信処理Sが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、サービスUIコンテンツTおよびサービスUIコンテンツMが、それぞれ、映像表示装置600および通信端末装置Bへ送信される。
サービスUIコンテンツTには、図22のサービスシナリオSTD400と、サービスシナリオSTD400の実行時に使用される複数のメディアデータTとが含まれる。サービスUIコンテンツMには、図23のサービスシナリオSMD400と、サービスシナリオSMD400の実行時に使用される複数のメディアデータMとが含まれる。
なお、サービスUIコンテンツTおよびサービスUIコンテンツMの送信方法は、ステップS596の方法に限定されることなく、図48で説明した方法によって行なわれてもよい。
代替装置実行処理Mでは、ステップS522の処理の後、ステップS526に進む。
ステップS526では、図18のステップS216と同様に、UIコンテンツ受信処理Mが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、記憶部520にサービスUIコンテンツMが記憶される。そして、ステップS527に進む。
ステップS527では、図18のステップS217と同様に、制御部510が、サービスUIコンテンツMに含まれるサービスシナリオSMD400を実行することによりシナリオ実行処理Mを実行する。シナリオ実行処理Mは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、代替装置実行処理Mは終了する。
再び、図24を参照して、シナリオ実行処理Mでは、通信端末装置Bの制御部510が、受信した図39のサービスデータTSD500Fに示されるステータスID“購入表示”により特定される図23の第11行を実行することにより、前述のステップS314Aの処理が実行される。ステップS314A以後の処理は、前述したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図72を参照して、ステップS542の処理の後、ステップS546に進む。
ステップS546では、図18のステップS246と同様に、UIコンテンツ受信処理Tが行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、記憶部620に、サービスUIコンテンツTが記憶される。そして、ステップS547に進む。
ステップS547では、図18のステップS247と同様に、制御部610が、サービスUIコンテンツTに含まれるサービスシナリオSTD400を実行することによりシナリオ実行処理Tを実行する。シナリオ実行処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、UIコンテンツ生成処理における映像表示装置600の処理は終了する。
再び、図24を参照して、シナリオ実行処理Tでは、映像表示装置600の制御部610が、記憶部620に記憶されている一時停止情報Tにより特定されるスクリプト(図23の第15行)を実行する。これにより、ステップS344の処理が行なわれる。ステップS344以後の処理は、前述したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
なお、シナリオ実行処理Tにおいて、制御部610が行なう、一時停止された続きの処理の情報は、通信端末装置Bから映像表示装置600に対し通知されてもよい。
以上説明したように、通信端末装置Aと、映像表示装置600とが、互いにデータ通信不能となった場合、サービスサーバ800Aは、通信端末装置Bが有する機能に応じたサービスシナリオ(サービスシナリオSMD400)および映像表示装置600が有する機能に応じたサービスシナリオ(サービスシナリオSTD400)を生成する。そして、サービスサーバ800Aは、サービスシナリオSTD400を含むサービスUIコンテンツTを、映像表示装置600へ送信する。また、サービスサーバ800Aは、サービスシナリオSMD400を含むサービスUIコンテンツMを、通信端末装置Bへ送信する。
そして、通信端末装置Bは、通信端末装置Aにおいて中断した処理の続きの処理を実行する。また、映像表示装置600は、一時停止した処理の続きの処理を実行する。
したがって、通信端末装置Aと、映像表示装置600とが、互いにデータ通信不能となった場合においても、映像表示装置600および通信端末装置Bは、映像表示装置600および通信端末装置Bの各々が有する機能を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。すなわち、複数の装置の各々が、自装置の特性を十分に活用して、互いに連携した動作を行なうことができる。その結果、多種多様な処理を実現することができる。
(機能ブロック図)
図74は、第1の実施の形態、第1の実施の形態の変形例1〜4、第2の実施の形態、および、第2の実施の形態の変形例における制御部810の機能ブロック図である。図74を参照して、制御部810は、取得部811と、生成部813と、送信部815とを含む。
取得部811は、複数の端末装置にそれぞれ対応する複数の装置情報を取得する。生成部813は、複数の装置情報に基づいて、複数の端末装置が互いに連携して動作するためのデータであって、複数の端末装置にそれぞれ応じた複数の連携処理データを生成する。送信部815は、複数の連携処理データの各々を、対応する端末装置へ送信する。
なお、制御部810に含まれる、取得部811、生成部813および送信部815の全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。
図75は、第1の実施の形態、第1の実施の形態の変形例1〜4、第2の実施の形態、および、第2の実施の形態の変形例における制御部510および制御部610の機能ブロック図である。図75を参照して、制御部510は、第1取得部511と、送信部513と、第2取得部515と、実行部517とを含む。
第1取得部511は、他の端末装置から、他の端末装置の装置情報を取得する。送信部513は、自装置の装置情報と、他の端末装置の装置情報とを、データ生成装置へ送信する。第2取得部515は、データ生成装置により、自装置の装置情報と、他の端末装置の装置情報とに基づいて生成されたデータであって、他の端末装置と互いに連携して動作するためのデータであって、自装置に応じた連携処理データを、データ生成装置から取得する。実行部517は、自装置に応じた連携処理データを実行することにより、他の端末装置と互いに連携して動作するため処理を行なう。
なお、制御部510に含まれる、第1取得部511、送信部513、第2取得部515および実行部517の全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。
制御部610は、第1取得部611と、送信部613と、第2取得部615と、実行部617とを含む。
第1取得部611は、他の端末装置から、他の端末装置の装置情報を取得する。送信部613は、自装置の装置情報と、他の端末装置の装置情報とを、データ生成装置へ送信する。第2取得部615は、データ生成装置により、自装置の装置情報と、他の端末装置の装置情報とに基づいて生成されたデータであって、他の端末装置と互いに連携して動作するためのデータであって、自装置に応じた連携処理データを、データ生成装置から取得する。実行部617は、自装置に応じた連携処理データを実行することにより、他の端末装置と互いに連携して動作するため処理を行なう。
なお、制御部610に含まれる、第1取得部611、送信部613、第2取得部615および実行部617の全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。
図76は、第1の実施の形態、第1の実施の形態の変形例1〜4、第2の実施の形態、および、第2の実施の形態の変形例における、他の例としての制御部510および制御部610の機能ブロック図である。図76を参照して、制御部510は、第1実行部511Aと、送信部515Aとを含む。
第1実行部511Aは、映像表示装置600と互いに連携して動作するためのデータであって、通信端末装置500に応じた第1連携処理データに基づいた処理を実行する。送信部515Aは、第1実行部511Aにより実行される処理に基づくサービスデータを、映像表示装置600へ送信する。
なお、制御部510に含まれる、第1実行部511Aおよび送信部515Aの全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。
制御部610は、受信部611Aと、取得部613Aと、第2実行部615Aとを含む。
受信部611Aは、送信部515Aにより送信されたサービスデータを受信する。取得部613Aは、受信したサービスデータに対応するデータであって、通信端末装置500と互いに連携して動作するためのデータであって、映像表示装置600に応じた第2連携処理データを外部から取得する。第2実行部615Aは、第2連携処理データに基づいた処理を実行する。
なお、制御部610に含まれる、受信部611A、取得部613Aおよび第2実行部615Aの全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。
図77は、第3の実施の形態における制御部810の機能ブロック図である。図77を参照して、制御部810は、取得部811Aと、生成部813Aと、送信部815Aとを含む。
取得部811Aは、第1端末装置と第2端末装置とが互いにデータ通信不能となった場合、第2端末装置の装置情報と、第3端末装置の装置情報とを取得する。生成部813Aは第2端末装置の装置情報および第3端末装置の装置情報に基づいて、第2端末装置と、第3端末装置とが互いに連携して動作するためのデータであって、第2端末装置および第3端末装置にそれぞれ応じた第1連携処理データおよび第2連携処理データを生成する。送信部815Aは、第1連携処理データおよび第2連携処理データを、それぞれ、第2端末装置および第3端末装置へ送信する。
なお、制御部810に含まれる、取得部811A、生成部813Aおよび送信部815Aの全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
50 通信部、70 ネットワーク、180,180A,180B プログラム、300 リモコン、500 通信端末装置、510,610,810 制御部、520,620,820 記憶部、530,630 表示部、540 入力部、555,555A 記録媒体、600 映像表示装置、800A サービスサーバ、800S 検索サーバ、800W Webサーバ、1000 ネットワークシステム。