JP2008005200A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008005200A
JP2008005200A JP2006172443A JP2006172443A JP2008005200A JP 2008005200 A JP2008005200 A JP 2008005200A JP 2006172443 A JP2006172443 A JP 2006172443A JP 2006172443 A JP2006172443 A JP 2006172443A JP 2008005200 A JP2008005200 A JP 2008005200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
preference
program
unit
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006172443A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Ikeda
和志 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006172443A priority Critical patent/JP2008005200A/ja
Publication of JP2008005200A publication Critical patent/JP2008005200A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】より早く目的のEPGデータを取得し、より早く目的のEPG画面を表示させる。
【解決手段】UI制御部108は、視聴履歴や操作履歴を取得する。操作傾向分析部110は、操作履歴に基づきユーザの操作傾向を分析する。嗜好抽出処理部111は、視聴履歴に基づき、ユーザの嗜好を判定し、その判定結果を学習する。プロファイル作成部112は、それらの分析結果および嗜好情報に基づいて、ユーザプロファイルを作成する。取得制御部114の画面遷移予測部121は、そのユーザプロファイルに基づいて、優先的に取得するSIデータを予測する。優先取得制御部122は、その予測情報を取得すると、その情報に基づいて、優先すべきSIデータから取得するように制御を行う。本発明は、放送受信機に適用することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、より早く目的のEPGデータを取得し、より早く目的のEPG画面を表示させることができるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
従来、放送コンテンツを受信する受信装置や、受信した放送コンテンツを録画する記録装置等において、利便性向上のために、様々な工夫がなされている。
例えば、利便性向上のため、番組の視聴履歴や番組情報の取得履歴などから、ユーザの嗜好を判定・学習し、それらの情報を用いて自動録画を行ったり、ユーザにコンテンツの推薦を行ったりする方法が提案されている(例えば、特許文献1乃至特許文献5参照)。
特許文献1には、視聴者の番組選択履歴に基づいて視聴者の嗜好傾向を複数の嗜好パターンのうちのいずれかに特定して、視聴者の嗜好に合致した番組を検索することが示されている。特許文献2には、ユーザプロファイルを利用して、ユーザの視聴パターンに対応した番組が配置された仮想チャネルを作成することが開示されている。特許文献3には、過去の各種情報取得の履歴よりユーザの嗜好を判定し、この判定結果に基づいて番組情報を選択することにより、ユーザの番組選択の負担を軽減することが開示されている。特許文献4には、ユーザごとの個人プロファイルデータを記憶し、各ユーザの情報選択履歴に基づいてユーザごとの嗜好を学習し、その学習結果および個人プロファイルデータに基づいて、ユーザごとに、その嗜好に応じた情報を検索する情報検索装置が開示されている。特許文献5には、ユーザの番組選択操作に基づく電子番組表を作成し表示させる番組選択支援装置が開示されている。
また、従来のデジタル放送受信機の中には、ユーザが、録画予約や選局を行うために開く、放送番組の電子番組表であるEPG(Electronic Program Guide)画面を瞬時に開くことができるように、そのデータであるEPGデータ(SI(Service Information)データ)を、スタンバイ時間や複数チューナを用いるなどして予めキャッシュしておくものも存在する(例えば、特許文献6参照)。
特許文献6においては、操作の履歴から電源投入予測時刻を算出し、この電源投入予測時刻に基づき、デジタル放送受信モジュール用電源を制御し、電源投入予測時刻までにデジタル放送のEPGなどのデータを取得することが開示されている。
ここで、一般的なEPGデータの構成について説明する。
一般的なデジタル放送サービスは、複数のサービス(例えば、番組等)を含むTS(Transport Stream)(例えば、チャンネル等)を、1つまたは複数有するネットワーク(例えば、BS(Broadcasting Satellite)、CS(Communications Satellite)、地上波デジタル放送等)の集合として構成されており、EPGデータも、同様に構成されている。
図1はEPGデータの構成例を説明する模式図である。図1に示されるように、EPGデータの全体を示す全EPG情報1は、チャンネル毎(図中縦方向)に、放送スケジュールに従って(図中横方向)並べられた複数の番組情報2により構成されている。しかしながら、通常の表示用モニタの1画面の表示範囲(同時に表示することができる範囲)3は、全EPG情報1の一部分である。つまり、表示用モニタは、全EPG情報1の一部分の番組情報2しか同時に表示することができない。例えば、この表示範囲3内において、番組を選択するフォーカス4が表示され、ユーザは、このフォーカス4を動かすことにより処理対象とする番組を選択することができる。例えば、ユーザがこのフォーカス4を現在の表示範囲3の外の番組情報2に位置させようとすると、そのフォーカス4の動きに合わせて表示範囲3が移動するようになされている。つまり、ユーザは、フォーカス4を移動させることにより、全EPG情報1の全ての番組情報を選択することができる。
このようなEPGデータは、放送局より放送波とともに供給される。EPGデータは、繰り返し供給される(再送される)が、通常、放送予定時刻が現在時刻から遠い番組(サービス)ほど、その再送周期は長くなる。図2は、EPGデータの供給の様子の例を説明するための模式図である。
図2に示されるように、ネットワーク12−1は、放送スケジュールに合わせて複数の番組情報が時間方向に並べられたTS11−1乃至TS11−3を有する。ネットワーク12−2およびネットワーク12−3も同様に複数のTSをそれぞれ有するが図示は省略している。全EPG13は、ネットワーク12−1乃至ネットワーク12−3を有している。
全EPG13の図中左端が現在の時刻であり、図中右の番組ほど、現在時刻より遅い時刻に放送される。従って、図2に示されるように、全EPG13は、例えば、時間方向に沿って3つの区間に分割され、3分割された区間の内、左の区間の番組、すなわち、最も現在時刻に近い区間の番組は、そのSIデータの再送周期が最も短く設定されている。また、3分割された区間の内、中央の区間の番組、すなわち、左の区間の次に現在時刻に近い区間の番組は、そのSIデータの再送周期が中程度に(左の区間よりは長く)設定されている。さらに、3分割された区間の内、右の区間の番組、すなわち、最も現在時刻より遠い区間の番組は、そのSIデータの再送周期が最も長く設定されている。これらの再送周期は、例えば、数秒から数十分程度である。
なお、EPGデータの構成は、図3に示されるように、同じネットワーク内であれば取得できる全局SIと、同じTS内であれば取得できる各局SI部分とに分かれる。図3は、1つの番組を説明するEITsch(Event Information Table schedule)データの構成例を示す模式図である。図3において、EITschデータ20は、例えば番組のタイトルと放送予定時刻等のような簡単な説明情報により構成される番組簡易説明21と、例えば出演者や番組内容等のような詳細な説明情報により構成される番組詳細説明22よりなる。
番組簡易説明21は、全局SIであり、同じネットワーク内のどのチャンネル(TS)においても取得可能な情報である。換言すると、同じネットワーク内の全局SIは、各チャンネルにおいて供給されており、受信装置は、どのチャンネルを受信中であっても、その受信チャンネルと同じネットワークの全てのTSの全局SIを取得可能である。
これに対し、番組詳細説明22は、各局SIであり、同じチャンネル(TS)においてのみ取得可能である。換言すると、各局SIは、各チャンネルにおいて、そのTSの各局SIが、それぞれ供給されており、受信装置は、その受信チャンネルと同じTSの各局SIのみを取得可能である(所望の各局SIを取得するためには、そのチャンネルの放送波を受信する必要がある)。
つまり、受信装置のデマルチプレクサがフィルタリングの対象としてSI情報を取得できる範囲は、受信中ネットワーク内の全局SIのすべてと、受信中TS内の各局SIとなるので、すべてのSI情報を取得するためには、何度かのTSあるいはネットワーク切換操作と、そこに含まれる中で最大のSI再送周期までの待ち時間とが必要になる。
特開2000−155764号公報 特開2000−341596号公報 特開2000−201303号公報 特開2000−293539号公報 特開2000−13708号公報 特開2005−191815号公報
しかしながら、これらのSIデータを取得していく順番にはいくつかのパターンが考えられるが、従来のデータキャッシュの方法の場合、それをユーザの嗜好や操作の偏りに適応させることはなく、一定の条件(例えばサービスIDの若い順など)に従って取得していくだけであり、効率が悪く、必要なSIデータを取得するまでに要する時間が不要に長くなる恐れがあった。
例えば、ユーザがEPG画面を表示させた時点において、まだ未取得のSIデータが存在する恐れがあり、番組テーブル中に、抜け(表示できない部分)が存在し、EPG画面の表示が完了するまでに待ち時間が発生する恐れがあった。特に、例えば電源投入時のように、EPGデータをこれから取得する必要があるような場合、未取得の部分が多く存在し、取得完了までの間、長い待ち時間が発生する恐れがあった。
また、例えば、特許文献6の方法の場合、電源投入時刻を予測することにより、EPGデータの取得を事前に行うようにして、この待ち時間を低減させるようにしているが、必ずしもその電源投入時刻の予測が当たるとは限らない。例えば不定期な電源投入は、その時刻を予測することは困難であり、その場合、EPGデータの取得が間に合わずに待ち時間が発生してしまう恐れがあった。
さらに、EPGデータの全ての番組情報(全局SIおよび各局SI)をユーザが表示させる可能性は低く、通常の場合、ユーザは、EPGデータの内、一部のSIデータ(全局SIの一部または各局SI)を表示させるのみである。すなわち、不要なSIデータの取得のために待ち時間が発生する恐れがあった。
例えば、ユーザの好みのコンテンツに関しては、その番組情報が頻繁に参照される可能性が高いが、従来のように予め定められた所定のパターンでのみSIデータをキャッシュする方法の場合、ユーザは、目的の番組詳細情報(各局SI)を参照するために、他コンテンツと同じく拡張イベント情報(各局EIT情報)の最大周期時間まで待たなければならない事態が発生する恐れがあった。
このように、従来のSIデータの取得方法の場合、その作業効率が悪く、処理の遅延や負荷の増大を招く恐れがあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、必要なEPGデータを予測し、その予測に基づいてEPGデータ取得を行うことにより取得作業の効率を向上させ、より早く目的のEPGデータを取得し、より早く目的のEPG画面を表示させることができるようにするものである。
本発明の一側面は、複数のチャンネルを利用して所定のスケジュールで供給される電子番組表の情報を取得する取得手段と、取得手段による情報の取得の順序を制御する取得制御手段とを備える情報処理装置である。
ユーザ毎の操作の特徴を示すユーザプロファイルを生成するプロファイル生成手段をさらに備え、取得制御手段は、プロファイル生成手段により生成されたユーザプロファイルに基づいて、取得手段による情報の取得の順序を制御することができる。
前記ユーザの操作履歴を記憶する記憶手段と、記憶手段により記憶されている操作履歴に基づいて、ユーザの操作の傾向を分析する操作傾向分析手段とをさらに備え、プロファイル生成手段は、操作傾向分析手段による分析結果に基づいて、ユーザプロファイルを生成することができる。
前記ユーザの視聴履歴を記憶する記憶手段と、記憶手段により記憶されている視聴履歴からユーザの嗜好を抽出する嗜好抽出手段とをさらに備え、プロファイル生成手段は、嗜好抽出手段により抽出された嗜好に基づいて、ユーザプロファイルを生成することができる。
前記取得制御手段は、電子番組表の表示画面における次の画面遷移を予測する予測手段と、予測手段により予測された画面遷移先の表示に必要な情報を優先的に取得するように取得手段を制御する優先取得制御手段とを備えることができる。
前記取得手段は、電子番組表の情報を取得するチャンネルを選択する選択手段と、選択手段により選択されたチャンネルにおいて供給される電子番組表の情報より所望の情報を分離する分離手段とを備え、優先取得制御手段は、選択手段を制御して、優先的に取得させる情報を取得可能なチャンネルに設定させ、さらに、分離手段を制御して、チャンネルにおいて取得された情報より、優先的に取得させる情報を分離させることができる。
前記取得手段により取得された電子番組表の情報を記憶する記憶手段をさらに備えることができる。
前記電子番組表は、放送コンテンツの放送スケジュールを示す情報であり、電子番組表の情報は、放送コンテンツを放送する放送信号に重畳されて供給されることができる。
前記取得手段は放送コンテンツをさらに取得し、取得手段により取得された放送コンテンツのデータを記憶する記憶手段をさらに備えることができる。
本発明の一側面は、複数のチャンネルを利用して所定のスケジュールで供給される電子番組表の情報の取得の順序を制御し、その制御に基づいて情報を取得するステップを実行する情報処理方法である。
本発明の一側面は、複数のチャンネルを利用して所定のスケジュールで供給される電子番組表の情報の取得の順序を制御し、その制御に基づいて情報を取得するステップをコンピュータに実行させることができる。
本発明の一側面においては、複数のチャンネルを利用して所定のスケジュールで供給される電子番組表の情報の取得の順序が制御され、その制御に基づいて前記情報が取得される。
本発明の側面によれば、EPGデータを取得することができる。特に、EPGデータ取得作業の効率を向上させ、より早く目的のEPGデータを取得し、より早く目的のEPG画面を表示させることができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
本発明の一側面は、複数のチャンネルを利用して所定のスケジュールで供給される電子番組表の情報を取得する取得手段(例えば、図4の放送受信部101およびデマルチプレクサ102)と、取得手段による情報の取得の順序を制御する取得制御手段(例えば、図4の取得制御部114)とを備える情報処理装置である。
ユーザ毎の操作の特徴を示すユーザプロファイルを生成するプロファイル生成手段(例えば、図4のプロファイル作成部112)をさらに備え、取得制御手段は、プロファイル生成手段により生成されたユーザプロファイルに基づいて、取得手段による情報の取得の順序を制御することができる。
前記ユーザの操作履歴を記憶する記憶手段(例えば、図4の操作・視聴履歴記憶部109)と、記憶手段により記憶されている操作履歴に基づいて、ユーザの操作の傾向を分析する操作傾向分析手段(例えば、図4の操作傾向分析部110)とをさらに備え、プロファイル生成手段は、操作傾向分析手段による分析結果に基づいて、ユーザプロファイルを生成することができる。
前記ユーザの視聴履歴を記憶する記憶手段(例えば、図4の操作・視聴履歴記憶部109)と、記憶手段により記憶されている視聴履歴からユーザの嗜好を抽出する嗜好抽出手段(例えば、図4の嗜好抽出処理部111)とをさらに備え、プロファイル生成手段は、嗜好抽出手段により抽出された嗜好に基づいて、ユーザプロファイルを生成することができる。
前記取得制御手段は、電子番組表の表示画面における次の画面遷移を予測する予測手段(例えば、図4の画面遷移予測部121)と、予測手段により予測された画面遷移先の表示に必要な情報を優先的に取得するように取得手段を制御する優先取得制御手段(例えば、図4の優先取得制御部122)とを備えることができる。
前記取得手段は、電子番組表の情報を取得するチャンネルを選択する選択手段(例えば、図4の放送受信部101)と、選択手段により選択されたチャンネルにおいて供給される電子番組表の情報より所望の情報を分離する分離手段(例えば、図4のデマルチプレクサ102)とを備え、優先取得制御手段は、選択手段を制御して、優先的に取得させる情報を取得可能なチャンネルに設定させ、さらに、分離手段を制御して、チャンネルにおいて取得された情報より、優先的に取得させる情報を分離させることができる。
前記取得手段により取得された電子番組表の情報を記憶する記憶手段(例えば、図4のSIデータ記憶部106)をさらに備えることができる。
前記電子番組表は、放送コンテンツの放送スケジュールを示す情報(例えば、図6の全EPG情報151)であり、電子番組表の情報は、放送コンテンツを放送する放送信号に重畳されて供給されることができる。
前記取得手段は放送コンテンツをさらに取得し、取得手段により取得された放送コンテンツのデータを記憶する記憶手段(例えば、図9のHDD227)をさらに備えることができる。
本発明の一側面は、複数のチャンネルを利用して所定のスケジュールで供給される電子番組表の情報の取得の順序を制御し(例えば、図7のステップS2またはステップS12)、その制御に基づいて情報を取得する(例えば、図7のステップS6)ステップを実行する情報処理方法である。
次に、本発明を適用した実施の形態について、図面を参照して説明する。
図4は、本発明を適用した放送受信装置のブロック図である。
図1において、放送受信機100は、情報源として放送メディアを対象とした処理を行うデジタル放送受信端末であり、放送局より放送されるテレビジョン信号を、図示せぬアンテナを介して受信し、例えばリモートコマンダ132等を介して入力されるユーザからの指示に基づいて選択された番組(放送コンテンツ)の映像や音声、または、データ放送若しくは番組情報等のような各種情報を、例えばモニタ等の表示装置131に供給し、画像を表示させたり、音声を出力させたりする装置である。
放送受信機100は、放送受信部101、デマルチプレクサ102、A/V/D(Audio/Visual/Data)デコーダ103、表示合成処理部104、SI(Service Information)データ処理部105、SIデータ記憶部106、コマンド受信部107、UI(User Interface)制御部108、操作・視聴履歴記憶部109、操作傾向分析部110、嗜好抽出処理部111、プロファイル作成部112、プロファイル記憶部113、および取得制御部114を有している。
放送受信部101は、図示せぬアンテナやケーブルを介して伝送されてくるデジタル放送波の中から、所定の周波数の電波を選択的に受信し、復調、A/D(Analog / Digital)変換、エラー訂正、および必要に応じてスクランブル解除などの処理を行い、トランスポートストリーム(TS(Transport Stream))と呼ばれるデータ列を生成し、それをデマルチプレクサ102に供給する。
デマルチプレクサ102は、放送受信部101から出力されるTSを映像情報、音声情報およびデータ放送情報と、これらの情報に付随する関連情報(SI)とに分離し、前者をA/V/Dデコーダ103に、後者をSIデータ処理部105に供給する。なお、後述するように、デマルチプレクサ102は、優先取得制御部122に制御され、所望のSIデータのみを、他の情報(映像情報、音声情報、データ放送情報、および他のSIデータ)から分離し、SIデータ処理部105に供給することができる。
A/V/Dデコーダ103は、デマルチプレクサ102より供給された映像情報、音声情報およびデータ放送関連情報をそれぞれデコード処理したのち、表示データとして表示合成処理部104に送る。
表示合成処理部104は、A/V/Dデコーダ103より供給されるデータと、UI制御部108より供給されるデータを合成し、表示画像を生成し、そのデータを表示装置131に供給して表示させる。
SIデータ処理部105は、デマルチプレクサ102よりPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)として供給される情報の中から、放送番組に関する情報(番組タイトル、番組説明など)を抽出し、それらをSIデータ記憶部106の記憶領域に格納する。
SIデータ記憶部106は、例えば、半導体メモリやハードディスク等に代表される所定の記憶媒体により構成され、情報を記憶する記憶領域を有している。SIデータ記憶部106は、SIデータ処理部105より供給された情報を記憶領域に記憶し、必要に応じてその情報をUI制御部108に供給する。
コマンド受信部107は、放送受信装置100とは別体として構成され、放送で提供されている番組や情報を視聴する際に、表示装置131の表示画面に表示されるガイド画面に基づき、ユーザが直接操作して、所望の番組および情報を選択するのに使用される入力デバイスであるリモートコマンダ132より供給されるコマンド(信号)を受信し、そのコマンドの内容に基づき、チャンネル切換や画面遷移に必要な命令情報をUI制御部108に供給する。
UI制御部108は、SIデータ記憶部106に格納された後に供給された情報に基づき、番組選択のための番組情報(EPG(Electronic Program Guide))画面を生成する。生成されたEPG画面は、表示合成処理部104において、A/V/Dデコーダ103より供給された映像、音声およびデータなどの表示データ本体と合成または切り換えられて、表示装置131の表示画面に表示される。
また、UI制御部108は、必要に応じて、ユーザの嗜好を判定・学習するための視聴履歴や、ユーザの操作の偏りを判定するために必要な、EPG画面中での十字キーの操作履歴(リモートコマンダ132に設けられた十字キーの、番組情報を選択するフォーカスや表示領域の位置を制御する操作の履歴)などを、操作・視聴履歴記憶部109に供給して保持させる。
操作・視聴履歴記憶部109は、UI制御部108より供給される、ユーザが一定時間以上視聴した番組のチャンネル番号および放送日時やジャンルコード、ユーザがEPG画面において、フォーカスの位置(または画面に表示される領域)を時間方向あるいはチャンネル方向にスクロールさせるときの十字キーの操作履歴(リモートコマンダ132に設けられた十字キーの、番組情報を選択するフォーカスや表示領域の位置を制御する操作の履歴)を記憶したり、ユーザが番組詳細情報まで参照した番組や予約した番組のチャンネル番号および放送日時など(視聴履歴)を記憶したりする。さらに、操作・視聴履歴記憶部109は、ユーザが選局指示したチャンネル番号や操作日時等(またはそれらの情報から推測される番組)の情報を視聴履歴として記憶する。これらのパラメータの種類や数は、プロファイル生成部112の処理アルゴリズム等に対応して変化する。
操作傾向分析部110は、操作・視聴履歴記憶部109に格納された操作履歴等の情報に基づき、EPG画面や番組説明画面におけるユーザの操作傾向を分析し、その情報をプロファイル作成部112に供給する。
嗜好抽出処理部111は、操作・視聴履歴記憶部109に格納された視聴履歴よりユーザの嗜好を抽出する。つまり、嗜好抽出処理部111は、操作・視聴履歴記憶部109より視聴履歴を取得すると、それ等の情報に基づき、ユーザの嗜好を判定し、その判定結果を学習し、その学習結果をプロファイル作成部112に供給する。この嗜好抽出に関わるアルゴリズムとパラメータは、どのようなものであってもよく、例えば、特開2000−201303号公報に記載の方法に従って行われるようにしてもよい。
プロファイル作成部112は、操作傾向分析部110より供給される分析結果、および、嗜好抽出処理部111より供給される嗜好情報に基づいて、ユーザの嗜好や操作の傾向等、ユーザ毎の操作の特徴を示す情報(より具体的には、ユーザのEPG画面遷移に関する操作パターンデータ)であるユーザプロファイルを作成し、そのユーザプロファイルをプロファイル記憶部113に供給して格納させる。
図5は、ユーザプロファイルの構成例を説明する模式図である。
図5において、ユーザプロファイル141は、所定のジャンル毎に代表的なイベント(番組)をリスト化したものであり、各イベントの特徴量がそれぞれ示されている。
ユーザプロファイル141の例の場合、各イベントの特徴量として、そのイベントが放送されるネットワークの識別情報(network)、イベントが放送されるチャンネルの識別情報であるサービスID(service_id)、イベントが放送される曜日(Day)、放送開始時刻(in_time)、放送終了時刻(out_time)、イベントのカテゴリ(genre)、イベントのサブカテゴリ(subgenre)、および頻度(rate)が示されている。
また、ジャンルとしては、「視聴頻度の高いサービス・時間帯・曜日」、「最近視聴したイベント」、「嗜好度が高いイベント」、「最近EPG詳細を参照したイベント」、「最近予約したイベント」、および「EPG中の参照頻度の高いサービス・時間帯」が挙げられており、各ジャンルについて上位3つのイベント(サービス)が示されている。
なお、プロファイル作成部112が分析結果や嗜好情報等からユーザプロファイルを生成する手法(アルゴリズム)は任意である。例えば、プロファイル作成部112は、所定の1つまたは複数のアルゴリズムを用いて分析結果や嗜好情報からユーザプロファイルを作成するようにしてもよいし、複数のアルゴリズムの中から条件に応じて選択された1つまたは複数のアルゴリズムを用いて作成するようにしてもよい。
図4に戻り、プロファイル記憶部113は、例えば半導体メモリやハードディスク等の記録媒体を有しており、その記憶領域に、プロファイル作成部112より供給されたユーザプロファイルを格納し、必要に応じて、そのユーザプロファイルを取得制御部114に供給する。
なお、プロファイル作成部112は、この放送受信機100を使用する各ユーザを識別せずに、ユーザ全体に対応する情報として、全ユーザ共通のユーザプロファイルを作成し、プロファイル記憶部113に記憶させるようにしてもよいし、この放送受信機100を使用する各ユーザを識別し、ユーザ毎にユーザプロファイルを作成するようにしてもよい。
ユーザ毎にユーザプロファイルを作成する場合、プロファイル記憶部113は、複数のユーザプロファイルを記憶し、各ユーザプロファイルをそのユーザ毎に管理することができる。また、放送受信機100は、操作者であるユーザを識別する機能を有する。例えば、ユーザが放送受信機100の電源をオンにすると、放送受信機100は、表示装置131にユーザ設定画面を表示させ、ユーザを識別する識別情報の入力をユーザに求める。ユーザが識別情報を入力すると、その情報がプロファイル作成部112やプロファイル記憶部113に供給される。プロファイル記憶部113は、その識別情報に対応するユーザのユーザプロファイルのみを出力したり更新したりする。つまり、途中でユーザが切り換えられた場合、プロファイル記憶部113は、その切り換えに応じて、処理対象とするユーザプロファイルを変更する。
なお、このとき、ユーザプロファイルと同様に、操作・視聴履歴記憶部109が操作履歴や視聴履歴をユーザ毎に記憶し、管理するようにしてもよい。その場合、操作傾向分析部110や嗜好抽出処理部111は、放送受信機100のユーザによって、操作・視聴履歴記憶部109より供給される履歴情報が異なることになる。つまり、操作・視聴履歴記憶部109は、上述したプロファイル記憶部113と同様に、ユーザの識別情報を取得し、UI制御部108より供給される履歴情報(操作履歴や視聴履歴)を、その識別情報に対応するユーザの履歴情報として記憶して管理し、その識別情報に対応するユーザの履歴情報を、操作傾向分析部110や嗜好抽出処理部111に供給する。
このようにすることにより、例えば一般家庭のような場合、その家庭の家族のうち、放送受信機100を使用する人のそれぞれにユーザプロファイルが生成されるので、放送受信機100は、各ユーザに適した順序でSIデータを取得することができる。なお、1つのユーザプロファイルが1人または複数人よりなるグループに対応するようにしてももちろんよい。
取得制御部114は、プロファイル記憶部113に記憶されている、放送受信機100を操作する現在のユーザに対応するユーザプロファイルを取得し、そのユーザプロファイルに基づいて、そのユーザが次に開きそうなEPG画面に含まれる番組の情報(EPGデータ)から優先的に取得するように、放送受信部101およびデマルチプレクサ102の動作を制御する。
取得制御部114は、画面遷移予測部121および優先取得制御部122を有している。
画面遷移予測部121は、プロファイル記録部116に格納された画面遷移に関するユーザプロファイルと、SIデータ記憶部106に格納されているSIデータ(またはUI制御部108が生成するEPG画面)とに基づいて、優先的に取得するSIデータを予測し、その予測データを優先取得制御部122に供給する。
つまり、画面遷移予測部121は、ユーザプロファイルと現在のEPG画面の状態に基づいて、ユーザが次に指示する画面遷移の方向(次に何の画面が開かれるか、どの方向にスクロールされるか等)を予測し、その予測される遷移先の画面において必要なSIデータを、優先的に取得するSIデータとして特定する。例えば、画面遷移予測部121は、図5に示されるユーザプロファイル141を参照し、例えば、所定の条件で各イベントをソートし、所定の条件でフィルタリングする等の演算を行うことにより、次にユーザが参照する可能性が高い画面を予測し、その画面の表示に必要なSIデータが存在するフィルタリング範囲(例えば、ネットワーク、チャンネル(TS)、および時間帯等)を予測する。
なお、この予測に用いられるアルゴリズムはどのようなものであってもよい。また、画面遷移予測部121は、遷移先として複数の候補を予測するようにしてもよい。その場合に特定される、優先的に取得するSIデータも、予測候補として、実際に必要なデータ量以上のデータが特定される。また、例えば、予測した複数のSIデータのそれぞれに優先順位(優先度)を割り当て、取得の順序をさらに詳細に制御するようにしてもよい。
優先取得制御部122は、画面遷移予測部121より予測結果として供給される、優先的に取得するSIデータに関する情報(例えばリスト等)を取得すると、その情報に基づいて、優先すべきSIデータから取得するように、放送受信部101およびデマルチプレクサ102の動作を制御する。
SIデータは、図2を参照して説明したように、放送局より放送波として所定の順番(放送順)で供給される。放送受信機100は、優先取得制御部122による制御がない場合、全EPGデータの各SIデータを、その放送順に従った予め定められた所定の順序(取得順)で取得する。例えば、放送受信機100は、各チャンネルにおいて、取得可能なSIデータ(全局SIおよび各局SI)を、その放送順で、全て取得する。放送受信機100は、1つずつチャンネル(TS)やネットワークを切り換えながら、このような順序でSIデータの取得を行い、最終的に全EPGデータを取得する。
これに対し、優先取得制御部122は、優先的に取得するSIデータに関する情報等に基づいて、放送受信部101の選局を制御したり、デマルチプレクサ102のフィルタ処理(SIデータの抽出処理)を制御したりして、SIデータの供給順(放送順)とは独立した順序で、各SIデータを取得させる。つまり、優先取得制御部122は、SIデータの供給順(放送順)に関わらず、画面遷移予測部121において予測されたSIデータを優先的に取得させる。
図6は、SIデータの取得手順の例を説明するための模式図である。図6に示されるように、現在、全EPGデータ151に対して、表示範囲161に示される範囲の番組簡易説明(全局SI)がEPG画面として表示されているとする。図6において、矢印171乃至矢印173は、表示範囲161の遷移方向の例を示している。また、点線で区切られているTS181−1乃至TS181−3は、実線で区切られているネットワーク182−1に属するチャンネルであり、TS181−4乃至TS181−6はネットワーク182−2に属するチャンネルであり、TS181−7乃至TS181−9はネットワーク182−3に属するチャンネルである。
画面遷移予測部121は、このような状態において、「次に、ユーザが番組191の番組詳細説明(各局SI)を表示させる」、「次に、ユーザが表示範囲161を矢印171の向きに移動させ、番組192の番組詳細説明(各局SI)を表示させる」、「次に、ユーザが表示範囲161を矢印172の向きに移動させ、ネットワーク182−2の番組簡易説明(全局SI)を表示させる」、または「次に、ユーザが、表示範囲161を矢印173の向きに移動させ、ネットワーク182−3の番組簡易説明(全局SI)を表示させる」等のように、予測を行い、その予測された画面遷移によって必要になるSIデータ(各局SIや全局SI)を特定する。
優先取得制御部122は、この予測に従って、放送受信部101を制御し、目的のSIデータを取得可能なチャンネル(TS)を受信させ、デマルチプレクサ102を制御し、目的のSIデータが供給されるまでの間に供給される他のSIデータを取得しないように映像や音声等と分離したSIデータにさらにフィルタ処理をかけさせ、目的のSIデータのみをSIデータ処理部105に供給させる。
つまり、優先取得制御部122は、目的のSIデータを優先的に取得させるために、SIデータの供給順を変更するのではなく、放送受信部101の受信チャンネルを制御することによりSIデータの取得順を制御する。
例えば、図6において、初期のSIデータ取得手順が、TS181−1を受信して、ネットワーク182−1の番組簡易説明およびTS181−1の番組詳細説明を全て取得し、次に、TS181−2を受信して、TS181−2の番組詳細説明を全て取得し、次に、TS181−3を受信して、TS181−3の番組詳細説明を全て取得し、次に、TS181−4を受信して、ネットワーク182−2の番組簡易説明およびTS181−4の番組詳細説明を全て取得し、次に、TS181−5を受信して、TS181−5の番組詳細説明を全て取得し、次に、TS181−6を受信して、TS181−6の番組詳細説明を全て取得し、次に、TS181−7を受信して、ネットワーク182−3の番組簡易説明およびTS181−7の番組詳細説明を全て取得し、次に、TS181−8を受信して、TS181−8の番組詳細説明を全て取得し、次に、TS181−9を受信して、TS181−9の番組詳細説明を全て取得する、といった手順であっても、画面遷移予測部121が「ユーザが図6に示される状態から番組191の番組詳細説明を表示させるように指示する」と予測した場合、優先取得制御部122は、その予測に従って、初期のSIデータ取得手順、およびその進行状況を全て無視し、番組191の番組詳細説明のSIデータ(各局SI)を優先的に取得させる。
同様に、画面遷移予測部121が例えば「ユーザが、図6に示される状態から表示範囲を矢印171の方向に遷移させ、その後、番組192の番組詳細説明を表示させるように指示する」と予測した場合、優先取得制御部122は、その予測に従って、初期のSIデータ取得手順、およびその進行状況を全て無視し、ネットワーク182−1の番組簡易説明と番組192の番組詳細説明のSIデータ(各局SI)をそれぞれ優先的に取得させる。
このような操作が予測される場合、ネットワーク182−1の番組簡易説明の方が、番組192の番組詳細説明よりも先に表示されるので(先に必要になるので)、優先取得制御部122は、例えば、ネットワーク182−1の番組簡易説明のSIデータをより優先的に取得させ、その後、番組192の番組詳細説明のSIデータを取得させるようにしてもよいし、SIデータの放送順に従って、各SIデータの取得順を決定するようにしてもよい。
このように、取得を優先するSIデータが複数存在するが、その取得順を画面遷移予測部121に指定されていない場合、優先取得制御部122は、任意のアルゴリズムに基づいて、それらのSIデータの取得順を決定する。また、そのアルゴリズムは、1つでも複数でもよいし、複数のアルゴリズムの中から適宜選択して使用するようにしてもよい。例えば、図6において表示範囲161を矢印172のように動かす場合と、矢印173のように動かす場合とでアルゴリズムを変更するようにしてもよい。
以上のような制御により、放送受信機100は、ユーザプロファイル等に基づいて予測したSIデータを、予め定められた所定の取得順に従って取得するよりも早く、優先的に取得することができ、より早く目的のEPG画面を表示させることができる。換言すると、より優先されるべきSIデータより取得を行うので、放送受信機100は、SIデータ(EPGデータ)の取得作業の効率を向上させることができる。
また、優先取得制御部122がデマルチプレクサ102を制御してフィルタ処理をかけさせることにより、目的のSIデータ以外の不要なSIデータは排除される(抽出されない)ので、SIデータ処理部105の負荷や、SIデータ記憶部106に記憶させるデータ量を低減させることができ、放送受信機100の製造コストを低減させ、処理速度を向上させることができる。
なお、優先取得部122が、放送受信部101の受信チャンネルだけを制御し、目的の各局SIを受信可能なチャンネルに切り換えた後、デマルチプレクサ102によるフィルタ処理を行わずに、目的の各局SIを取得するまでの間に供給される全てのSIデータを取得するようにしてももちろんよい。この場合、SIデータ処理部105は、目的の各局SIを取得するまでに取得されたSIデータを全て抽出し、SIデータ記憶部106に供給して格納させる。
つまり、この場合、上述したデマルチプレクサ102にフィルタ処理をかけさせる場合と比較して、優先させるSIデータを取得するまでの、SIデータ処理部105の処理の負荷やSIデータ記憶部106に格納されるデータ量が大きくなる。しかしながら、優先させるSIデータ以外のSIデータも放送順に取得するため、最終的に全EPGデータを取得するまでの取得作業効率は向上する。
次に、以上のような放送受信機100により実行されるEPGデータ取得制御処理の流れの例を、図7のフローチャートを参照して説明する。
放送受信装置100の電源がオンされると、EPGデータ取得制御処理は開始される。EPGデータ取得制御処理が開始されると、ステップS1において、画面遷移予測部121は、電源オン時に、前回の起動時以前に取得されたユーザプロファイルやSIデータが内蔵する不揮発メモリ(図示せず)に存在すれば、それを内蔵するRAM(Random Access Memory)(図示せず)に展開するなど必要な初期設定動作を行う。
ステップS2において、優先取得制御部122は、画面遷移予測部121より供給される予測結果等に基づいて、放送受信部101やデマルチプレクサ102を制御する優先取得制御を開始する。
ステップS3において、UI制御部108は、コマンド受信部107より供給されるユーザ指示に基づいて、表示装置131に表示されるEPG画面において、画面遷移が発生したか否かを判定する。
画面遷移が発生したと判定した場合、UI制御部108は、処理をステップS4に進め、ユーザによる画面操作情報を、操作履歴として操作・視聴履歴記憶部109に供給して記憶させる。ステップS5において、操作傾向分析部110は、その操作履歴に基づいて操作傾向を分析する。操作傾向分析部110は、ステップS5の処理を終了すると、その分析結果をプロファイル作成部112に供給し、処理をステップS9に進める。
また、ステップS3において、画面遷移が発生していないと判定した場合、UI制御部108は、処理をステップS6に進め、コマンド受信部107より供給されるユーザ指示に基づいて、受信チャンネルが変更されたか否かを判定する。
受信チャンネルが変更されたと判定した場合、UI制御部108は、処理をステップS7に進め、ユーザが指定した受信チャンネルの番組の情報をSIデータ記憶部106より取得し、視聴履歴として、操作・視聴履歴記憶部109に供給して記憶させる。ステップS8において、嗜好抽出処理部111は、その視聴履歴に基づいてユーザの嗜好を抽出する。嗜好抽出処理部111は、ステップS8の処理を終了すると、その嗜好情報をプロファイル作成部112に供給し、処理をステップS9に進める。
ステップS9において、プロファイル作成部112は、供給された情報に基づいてユーザプロファイルを作成する。例えば、プロファイル作成部112は、嗜好情報に基づいて、ユーザの視聴時間の長いサービス、ユーザの視聴していることが多い時間帯・曜日、ユーザの嗜好度が高い番組のチャンネルや放送時間・曜日、ユーザが番組詳細情報を参照した番組のチャンネルや放送時間・曜日、ユーザが予約を行った番組のチャンネルや放送時間・曜日、または、以上の番組と関連の強い番組(シリーズIDやジャンルなど)のチャンネルや放送時間等の項目をジャンルとしてイベント(番組)をリストアップし、ユーザプロファイルを作成する。また、例えば、プロファイル作成部112は、分析結果(操作傾向情報)に基づいて、ユーザがEPGを開いた直後、どの方向にスクロールさせることが多いか、参照していることが多い、EPG中の時間帯やサービス等の項目をジャンルとしてイベント(番組)をリストアップし、ユーザプロファイルを作成する。このように作成されたユーザプロファイルは、プロファイル記憶部113に供給されて一時的に記憶される。
プロファイル記憶部113は、ステップS10において、プロファイル作成部112より供給される新たなユーザプロファイルの内容が、保持している古いユーザプロファイルの内容と比べて変化したか否かを判定し、変化したと判定した場合、そのユーザプロファイルを取得制御部114に供給し、ステップS11に処理を進める。
ステップS11において、取得制御部114の画面遷移予測部121は、供給されたユーザプロファイルに基づいて画面遷移を予測する。画面遷移予測部121は、その予測結果を優先取得制御部122に供給すると、処理をステップS12に進める。ステップS12において、優先取得制御部122は、供給された予測結果に基づいて、放送受信部101およびデマルチプレクサ102を制御して優先取得制御を行う。ステップS12の処理を終了すると、優先取得制御部122は、処理をステップS13に進める。
また、ステップS6において、受信チャンネルが変更されていないと判定した場合、UI制御部108は、処理をステップS13に進める。さらに、ステップS10において、ユーザプロファイルの内容が変化していないと判定した場合、プロファイル記憶部113は、処理をステップS13に進める。
ステップS13において、UI制御部108は、EPGデータ取得制御処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS3に戻し、それ以降の処理を繰り返し実行させる。また、ステップS13において、例えば、EPG画面表示を終了させるユーザ指示をコマンド受信部107より取得するなどして、EPGデータ取得制御処理を終了すると判定した場合、UI制御部108は、EPGデータ取得制御処理を終了する。
以上のように放送受信機100は、EPGデータ取得制御処理を行う。これにより、放送受信機100は、必要なEPGデータを予測し、その予測に基づいてEPGデータ取得を行うことにより取得作業の効率を向上させ、より早く目的のEPGデータを取得し、より早く目的のEPG画面を表示させることができる。
なお、以上においては、放送波とともにEPGデータを受信する放送受信機100においてSIデータの優先取得を制御するように説明したが、これに限らず、放送波とともにEPGデータを取得する装置であればどのようなものであってもよい。
以下において、SIデータの優先取得制御を行う装置の他の例を説明する。
図8は、本発明を適用した番組記録再生装置を含むデジタルテレビジョン放送受信システムの概要を示す図である。テレビジョン放送局から送信されたデジタル放送信号が、アンテナ201で受信されて番組記録再生装置202に入力する。番組記録再生装置202は、ディスプレイ及びスピーカを含む表示装置203に接続されるとともに、インターネット204に接続されている。
図9は、番組記録再生装置202のハードウェア構成を示すブロック図である。この番組記録再生装置202では、チューナ211、復調器212、デスクランブラ213、および多重分離器214が順に接続されるとともに、多重分離器214に対して映像デコーダ215、映像信号処理回路217と音声デコーダ216、並びにD/A変換器218とがそれぞれ順に接続されている。
また、チューナ211乃至D/A変換器218、CPU(Central Processing Unit)219、ROM(Read Only Memory)220、メインメモリ(RAM)221、フラッシュメモリ222、リモートコマンダ228用のインターフェース223、HDD(ハードディスクドライブ)227用のインターフェース224、インターネット接続用の通信インターフェース225、並びに、ドライブ231が互いにシステムバス226を介して接続されている。インターフェース224には、テレビ番組を録画するためのHDD(ハードディスクドライブ)227が接続されている。ドライブ231には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア232が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じてHDD227やフラッシュメモリ222等にインストールされる。
この番組記録再生装置202に付属したリモートコマンダ228には、電源釦や、選局釦や、録画予約釦や、録画した番組の消去プロテクト釦や、録画予約キャンセル釦や、再生釦や、EPG画面上で選択を行うための方向キーや決定キーや、キーワード登録釦等が設けられている。
テレビ番組の視聴時には、番組記録再生装置202に入力したデジタル放送信号は、リモートコマンダ228の選局操作に基づいてチューナ211で周波数帯を選択された後、復調器212で復調され、デスクランブラ213でスクランブルを解かれた後、多重分離器214で、複数チャンネル分の番組の映像・音声データのパケットやEPG情報のパケットに分離される。
この複数チャンネル分のテレビ番組の映像・音声のパケットのうち、リモートコマンダ228の選局操作に基づいて抽出した1チャンネル分のパケットの映像,音声データが、それぞれ映像デコーダ215,音声デコーダ216によりMPEG(Moving Picture Experts Group)-2VideoやMPEG-2Audioで復号される。また、EPG情報のパケットはCPU219に送られる。
そして、映像デコーダ215で復号された映像信号や、EPG情報を用いてCPU219で作成された電子番組ガイド表示用の映像信号が、映像信号処理回路217でNTSC(National Television Standards Committee)方式への変換やミキシング等を施され、映像出力端子229から出力されて図8の表示装置203に送られる。
また、音声デコーダ216で復号された音声信号が、D/A変換器218でアナログ変換され、音声出力端子230から出力されて図8の表示装置203に送られる。
CPU219は、ROM220に格納されたプログラムやデータに基づき、メインメモリ221をワーキングメモリとして用いてこの番組記録再生装置202全体を制御する。
CPU219が行う処理には、通常のチューナ内蔵型ビデオデッキにおけるのと同じ処理(選局処理,録画予約に基づく録画処理等)や、キーワード登録処理,登録されたキーワードに基づく番組検索処理等の他に、番組の自動録画処理がある。なお、以下においては、CPU219が行う通常の処理のうち、録画予約に基づく録画処理を「録画予約マネージャ」と呼ぶことにする。
図10乃至図12は、この自動録画処理で用いるためにROM220に格納されているテーブルを示す。このうち、図10の操作嗜好値テーブル241は、リモートコマンダ228の操作のうち、番組の嗜好に関する操作としての録画予約操作、消去プロテクト操作、録画予約キャンセル操作、キーワード登録操作と、操作嗜好値パラメータとをそれぞれ対応させたテーブルである。録画予約キャンセル操作は、リモートコマンダ228の操作によって行った録画予約のキャンセルと、この自動録画処理によって行われた録画予約のキャンセルとの両方を含む。
各操作に対応する操作嗜好値パラメータ(図10のPref operation(manual rec),Pref operation(autodelete rotect) ,Pref operation(recreserve cancel) , Pref operation(keyword))としては、実際には、出荷時にそれぞれ具体的な数値(例えばそれ ぞれ+6,+3,−6,+3,+3)が設定されている。
図11の嗜好要素係数テーブル242は、EPG情報に含まれている番組の嗜好に関する要素(以下単に「嗜好要素」と呼ぶ)としてのタイトルキーワード(EPG情報中のタイトル文字列情報から抽出されるキーワード),キーワード(EPG情報中の詳細文字列情報から抽出されるキーワード),ジャンル,放送時間帯(月曜から金曜までの平日と土・日曜とを区別したもの),放送局と、係数パラメータとをそれぞれ対応させたテーブルである。
各嗜好要素に対応する係数パラメータ(図11のCoeff titlekeyword,Coeff keyword ,Coeff genre ,Coeff timezone,Coeff station)にも、実際には、出荷時にそれぞれ具体的な数値が設定されている。
図12の嗜好上限値テーブル243は、図11の嗜好要素係数テーブル242における各嗜好要素と、嗜好値の上限値パラメータとをそれぞれ対応させたテーブルである。
各嗜好要素に対応する上限値パラメータ(図のUpperlim titlekeyword,Upperlim keyword ,Upperlim genre ,Upperlim timezone,Upperlim station)にも、実際には、出荷時にそれぞれ具体的な数値が設定されている。
また、ROM220には、この自動録画処理で用いる辞書として、タイトルキーワード辞書及びキーワード辞書が格納されている。
タイトルキーワード辞書は、EPG情報中のタイトル文字列情報からキーワード(タイトルキーワード)を抽出するための辞書であり、例えば‘プロ野球’,‘ゴルフ’,‘サッカー’,‘温泉’,‘囲碁’,‘将棋’等のサブジャンル(EPG情報中のジャンル情報による‘スポーツ’といったような大まかなジャンルよりも細かいジャンル)を示す文字列のように、番組のタイトルに含まれる文字列のうちユーザの嗜好を表すのに適した文字列がタイトルキーワードとして登録されている。
キーワード辞書は、EPG情報中の詳細文字列情報からキーワードを抽出するための辞書であり、詳細文字列情報に含まれる文字列のうち、ユーザの嗜好を表すのに適した文字列(出演者名,製作者名,製作場所,製作日時等)がキーワードとして登録されている。
なお、CPU219は、キーワード辞書に関しては、インターネット経由で専用のサイトから最新のものをダウンロードしてフラッシュメモリ222にも記憶させる。
また、CPU219は、この自動録画処理を行う前提として、ユーザの選局操作時やユーザの録画予約操作に基づく録画時に多重分離器214から送られたEPG情報のパケットをフラッシュメモリ222に記憶させる。
図13は、このCPU219が実行するプログラムの構造を示す図である。このプログラムは、操作履歴管理部301、嗜好情報管理部302、番組推薦部303、並びにEPGデータ取得制御部501の各プロセスで構成される。
操作履歴管理部301は、番組の嗜好に関するリモートコマンダ228の操作(図10の操作嗜好値テーブル241に載っている録画予約操作,消去プロテクト操作,録画予約キャンセル操作,キーワード登録操作)と、それらの操作の対象となった番組についてのEPG情報とから、操作嗜好値テーブル241を用いて、番組の嗜好に関する操作の履歴情報(以下「嗜好操作履歴情報」と呼ぶ)を作成するプロセスである。
嗜好情報管理部302は、操作履歴管理部301で作成された嗜好操作履歴情報に基づき、嗜好要素係数テーブル242(図11),嗜好上限値テーブル243(図12)を用いて、EPG情報に含まれている嗜好要素(嗜好要素係数テーブル242に載っているタイトルキーワード,キーワード,ジャンル,放送時間帯,放送局)についての嗜好値から成る嗜好情報を作成及び更新するプロセスである。
番組推薦部303は、嗜好情報管理部302で作成された嗜好情報と、今後放送予定の番組についてのEPG情報とから、今後放送予定の番組についての嗜好度を計算し、その嗜好度に基づいて録画予約マネージャ401(前述の、録画予約に基づくCPU219の録画処理)に対して録画予約を行うプロセスである。
EPGデータ取得制御部501は、操作履歴管理部301で作成された嗜好操作履歴情報と、嗜好情報管理部302で作成された嗜好情報とに基づいて、図4を参照して説明したように、ユーザプロファイルを作成し、そのユーザプロファイルに基づいてSIデータ(EPGデータ)の取得を制御するプロセスである。つまり、EPGデータ取得制御部501は、CPU219が実行する自動録画処理の過程において生成される嗜好操作履歴情報と嗜好情報を流用してユーザプロファイルを作成する。
図14は、そのEPGデータ取得制御部501の詳細な構成例を示す模式図である。EPGデータ取得制御部501は、図14に示されるように、プロファイル作成部511と取得制御部512の2つのプロセスにより構成される。
プロファイル作成部511は、図4のプロファイル作成部112と同様に、操作履歴管理部301で作成された嗜好操作履歴情報と、嗜好情報管理部302で作成された嗜好情報とに基づいてユーザプロファイルを作成し、作成したユーザプロファイルを取得制御部に供給するプロセスである。
取得制御部512は、図4の取得制御部114と同様に、プロファイル作成部511より供給された、現在のユーザに対応するユーザプロファイルに基づいて、そのユーザが次に開きそうなEPG画面に含まれる番組の情報(EPGデータ)から優先的に取得するように、チューナ211乃至多重分離器214の動作を制御するプロセスである。
取得制御部512は、画面遷移予測部521および優先取得制御部522の2つのプロセスにより構成される。
画面遷移予測部521は、図4の画面遷移予測部121と同様に、ユーザプロファイルとEPG情報とに基づいて、優先的に取得するSIデータを予測し、その予測データを優先取得制御部522に供給するプロセスである。
優先取得制御部522は、図4の優先取得制御部122と同様に、画面遷移予測部521より予測結果として供給される、優先的に取得するSIデータに関する情報(例えばリスト等)を取得すると、その情報に基づいて、優先すべきSIデータから取得するように、チューナ211乃至多重分離器214の動作を制御するプロセスである。
以下に、これらの各プロセスが実行する処理の流れの例について説明する。
図15は、この操作履歴管理部301による操作履歴管理処理を示すフローチャートである。この処理は、リモートコマンダ228でなんらかの操作が1回行われる毎にスタートされる。最初に、操作履歴管理部301は、ステップS101において、その操作がROM220内の操作嗜好値テーブル241(図10)に載っている種類のものであるか(すなわち番組の嗜好に関する操作であるか)否かを判断する。
番組の嗜好に関する操作であると判定した場合、操作履歴管理部301は、ステップS102において、フラッシュメモリ222よりEPG情報を読み込む。そして、ステップS3において、操作履歴管理部301は、操作嗜好値テーブル241(図10)においてその操作に対応している操作嗜好値パラメータの値(以下単に「操作嗜好値」と呼ぶ)を取得する。
ステップS104において、操作履歴管理部301は、その操作がキーワード登録以外の操作である場合、その操作の対象となった番組についてのEPG情報中のタイトル文字列情報や詳細文字列情報より、上述したタイトルキーワード辞書やキーワード辞書を用いてそれぞれタイトルキーワードやキーワードを抽出する。
ステップS105において、操作履歴管理部301は、例えば、「操作ID」、「ステップS103の処理により取得した操作嗜好値」、「操作の対象となった番組についてのEPG情報の中の、放送局ID、番組放送日、番組放送開始時刻、番組放送終了時刻、ジャンルID、並びに、タイトル文字列情報及び詳細文字列情報」、並びに、「ステップS104の処理により抽出されたタイトルキーワードまたはキーワードをそれぞれ載せたタイトルキーワードリストまたはキーワードリスト」を項目とする嗜好操作履歴情報を作成し、その嗜好操作履歴情報をフラッシュメモリ222に記憶させる。もちろん嗜好操作履歴情報の項目として、上述した項目の一部のみを用いるようにしても良いし、上述した以外の項目を用いるようにしてもよい。
ただし、キーワード登録操作が行われた場合は、操作履歴管理部301は、ステップS105において、操作IDとステップS103の処理により取得した操作嗜好値とのみから成る嗜好操作履歴情報を作成する。
ステップS105の処理を終了すると、操作履歴管理部301は、操作履歴管理処理を終了する。また、ステップS101において嗜好に関する操作で無いと判定した場合、操作履歴管理部301は、ステップS102乃至ステップS105の処理を省略し、捜査履歴官吏処理を終了する。
次に、図16のフローチャートを参照して、嗜好情報管理部302による嗜好情報管理処理の流れの例を説明する。
嗜好情報管理部302により作成及び更新される嗜好情報は、例えば、「個々の具体的なタイトルキーワード毎に、そのタイトルキーワードと、そのタイトルキーワードについての嗜好値(Pref titlekeyword)と、更新日時とを組み合わせた情報」、「個々の具体的なキーワード毎に、そのキーワードと、そのタイトルキーワードについての嗜好値(Pref keyword )と、更新日時とを組み合わせた情報」、「個々の具体的なジャンル毎に、そのジャンルと、そのジャンルについての嗜好値(Pref genre )と、更新日時とを組み合わせた情報」、「個々の放送時間帯毎に、その放送時間帯と、その放送時間帯についての嗜好値(Pref timezone)と、更新日時とを組み合わせた情報」、および「個々の放送局毎に、その放送局と、その放送局についての嗜好値(Pref station )と、更新日時とを組み合わせた情報」を項目とする。
なお、この嗜好情報に含めるタイトルキーワードやキーワードの総数には、それぞれ例えば100個というような制限を設ける。
また、この嗜好情報におけるジャンルの分類は、EPG情報におけるジャンルの分類(スポーツ,ドラマ等)に従う。但し、EPG情報でジャンルが「その他」となっている番組については、その番組のタイトルから抽出されたタイトルキーワードに基づいて、EPG情報にはない新たなジャンルを創設する(例えば、EPG情報にはニュースというジャンルがなく、且つ、タイトルから‘ニュース’や‘NEWS’や括弧付きのNの文字がタイトルキーワードとして抽出された場合に、ニュースというジャンルを創設する)ようにしてもよい。
また、この嗜好情報では、放送時間帯は、例えば、5時乃至10時,10時乃至17時,17時乃至24時,0時乃至5時というように分類する。
図16に示される嗜好情報管理処理は、図15の操作履歴管理処理によって1回の操作分の嗜好操作履歴情報がフラッシュメモリ222に記憶される毎に開始される。この嗜好情報管理処理が開始されると、嗜好情報管理部302は、ステップS111において、フラッシュメモリ222からその嗜好操作履歴情報と現在の嗜好情報とを読み込む。
そして、ステップS112において、嗜好情報管理部302は、その嗜好操作履歴情報から、ROM220内の嗜好要素係数テーブル242(図11)に載っている嗜好要素であるタイトルキーワード,キーワード,ジャンル,放送時間帯,放送局)についての嗜好加算値を計算する。
嗜好要素のうち、タイトルキーワードについての嗜好加算値(Increment titlekeyword )の計算は、嗜好操作履歴情報中のタイトルキーワードリストに載っている個々の具体的なタイトルキーワード毎に、以下の式(1)によって行われる。
Increment titlekeyword
=Pref operation× Coeff titlekeyword /(N titlekeyword)M ・・・(1)
また、キーワードについての嗜好加算値(Increment keyword)の計算は、嗜好操作履歴情報中のキーワードリストに載っている個々の具体的なキーワード毎に、以下の式(2)によって行われる。
Increment keyword
=Pref operation×Coeff keyword /(N keyword )M ・・・(2)
また、ジャンルについての嗜好加算値(Increment genre)の計算は、嗜好操作履歴情報中のジャンルIDによって特定される具体的なジャンルについて、以下の式(3)によって行われる。
Increment genre=Pref operation× Coeff genre ・・・(3)
また、放送時間帯についての嗜好加算値(Increment timezone)の計算は、嗜好操作履歴情報中の番組放送日,番組放送開始時刻,番組放送終了時刻によって特定される具体的な放送時間帯(5時乃至10時,10時乃至17時,17時乃至24時,0時乃至5時のうちのいずれか)について、以下の式(4)によって行われる。
Increment timezone =Pref operation× Coeff timezone ・・・(4)
また、放送局についての嗜好加算値(Increment station)の計算は、嗜好操作履歴情報中の放送局IDによって特定される具体的な放送局について、以下の式(5)によって行われる。
Increment station=Pref operation× Coeff station ・・・(5)
これらの計算式において、Pref operationは、嗜好操作履歴情報中の操作嗜好値である。また、Coeff titlekeyword,Coeff keyword ,Coeff genre ,Coeff timezone,Coeff station は、それぞれ嗜好要素係数テーブル242(図11)においてタイトルキーワード,キーワード,ジャンル,放送時間帯,放送局に対応している係数パラメータである。
また、タイトルキーワード,キーワードについての嗜好加算値の計算式におけるN titlekeyword,N keyword は、それぞれ嗜好操作履歴情報中のタイトルキーワードリスト,キーワードリストに載っているタイトルキーワード,キーワードの数である。また、Mは、出荷時に0,0.5,1のうちのいずれか(例えば0.5)に設定されている。
タイトルキーワード,キーワードについての嗜好加算値の計算式においてそれぞれ(N titlekeyword )M ,(N keyword)M での割り算を行うのは、計算結果を規格化する(タイトルキーワードやキーワードの数の多寡によって計算結 果に大きな差が生じることを抑制する)ためである。
なお、嗜好操作履歴情報が操作IDと操作嗜好値とのみから成る場合(すなわち、キーワード登録操作に基づいて作成された嗜好操作履歴情報である場合)、嗜好情報管理部302は、ステップS112において、ジャンル,放送時間帯,放送局についての嗜好加算値の計算は行わずに、それらの嗜好加算値をゼロにしておく。
ステップS113において、嗜好情報管理部302は、これらの嗜好要素についての現在の嗜好値に、ステップS112で計算した嗜好加算値を加算したものを、新たな嗜好値とする。
すなわち、タイトルキーワードについては、個々の具体的なタイトルキーワード毎に、以下の式(6)のように、現在の嗜好情報におけるそのタイトルキーワードについての嗜好値Pref titlekeyword(以下の式(6)ではPref titlekeyword(old)と表記している)に、そのタイトルキーワードについてステップS112の処理により計算した嗜好加算値Increment titlekeywordを加算したものを新たな嗜好値Pref titlekeywordとする。
Pref titlekeyword=Increment titlekeyword+Pref titlekeyword(old)
・・・(6)
また、キーワードについては、個々の具体的なキーワード毎に、以下の式(7)のように、現在の嗜好情報におけるそのキーワードについての嗜好値Pref keyword(以下の式(7)ではPref keyword(old)と表記している)に、そのキーワードについてステップS112で計算した嗜好加算値Increment keywordを加算したものを新たな嗜好値Pref keyword とする。
Pref keyword=Increment keyword +Pref keyword(old) ・・・(7)
また、ジャンルについては、個々の具体的なジャンル(ニュース,ドラマ等)毎に、以下の式(8)のように、現在の嗜好情報におけるそのジャンルについての嗜好値Pref genre(以下の式(8)ではPref genre(old)と表記している)に、そのジャンルについてステップS112で計算した嗜好加算値Increment genreを加算したものを新たな嗜好値Pref genreとする。
Pref genre=Increment genre +Pref genre(old) ・・・(8)
また、放送時間帯については、個々の具体的な放送時間帯(5時乃至10時,10時乃至17時,17時乃至24時,0時乃至5時)毎に、以下の式(9)のように、現在の嗜好情報におけるその放送時間帯についての嗜好値Pref timezone(以下の式(9)ではPref timezone(old)と表記している)に、その放送時間帯についてステップS112で計算した嗜好加算値Increment timezoneを加算したものを新たな嗜好値Preftimezoneとする。
Pref timezone=Increment timezone+Pref timezone(old) ・・・(9)
また、放送局については、個々の具体的な放送局毎に、以下の式(10)のように、現在の嗜好情報におけるその放送局についての嗜好値Pref station(以下の式(10)ではPref station(old)と表記している)に、その放送局についてステップS112で計算した嗜好加算値Increment stationを加算したものを新たな嗜好値Pref stat ionとする。
Pref station=Increment station +Pref station(old) ・・・(10)
なお、現在の嗜好情報には含まれていない新しいタイトルキーワードやキーワードについての嗜好加算値をステップS112で計算した場合には、ステップS113では、その嗜好加算値を新たな嗜好値として、その新しいタイトルキーワードやキーワードとその嗜好値とを嗜好情報の新たな構成要素とする。
また、その新しいタイトルキーワードやキーワードを嗜好情報の新たな嗜好要素とすることによって嗜好情報中のタイトルキーワードやキーワードの総数が前述の制限(例えば100個)を超えてしまう場合には、まず、現在の嗜好情報中のタイトルキーワードやキーワードのうち、嗜好値が一定以下であるタイトルキーワードやキーワードを、更新日時が古い順に必要な数だけ削除する。その後、その新しいタイトルキーワードやキーワードを嗜好情報の新たな嗜好要素とする。
ステップS114において、嗜好情報管理部302は、各嗜好要素(タイトルキーワード,キーワード,ジャンル,放送時間帯,放送局)について、ステップS113で求めた新たな嗜好値のうちの最大値を検出する。
ステップS115において、嗜好情報管理部302は、その最大値が、嗜好上限値テーブル243(図12)においてその嗜好要素に対応している上限値パラメータの値(以下単に「上限値」と呼ぶ)を超えているか否かを判断する。
超えていると判定した場合、嗜好情報管理部302は、処理をステップS116に進め、現在の嗜好情報におけるその嗜好要素についての全ての嗜好値(タイトルキーワードやキーワードについては、ステップS113で新たに嗜好情報の構成要素としたタイトルキーワードやキーワードについての嗜好値を含む)を均等に圧縮したものを、その嗜好要素についての新たな嗜好値とする。
すなわち、例えば、ジャンルのうちのスポーツについての嗜好値が上限値を超えていた場合、嗜好情報管理部302は、ステップS116では、現在の嗜好情報におけるスポーツ,ドラマ等の全ての具体的なジャンルについての嗜好値を均等に圧縮する。
この圧縮は、以下の式(11)によって行われる(以下の式(11)では圧縮前の嗜好値を嗜好値(old)と表記している)。
嗜好値=嗜好値(old )×上限値/最大値 ・・・(11)
ステップS116の処理を終了すると、嗜好情報管理部302は、ステップS117に処理を進める。また、ステップS115において、上限値を超えていないと判定した場合、嗜好情報管理部302は、ステップS116の処理を省略し、ステップS117に処理を進める。
ステップS117において、嗜好情報管理部302は、それまでの処理結果を用いて現在の嗜好情報を更新し(更新日時の変更も行い)、その更新した嗜好情報を、現在の嗜好情報に代えてフラッシュメモリ222に記憶させる。ステップS117を終えると、嗜好情報管理部302は、嗜好情報管理処理を終了する。
初めてこの図16の処理が実行される場合、まだ嗜好情報が存在しないので、新たな嗜好情報が作成されてフラッシュメモリ222に記憶される。そして、2回目以降この図16の処理が行われる毎に、その嗜好情報が更新されていく。
なお、図16の処理は、1回の操作分の嗜好操作履歴情報がフラッシュメモリ222に記憶される毎にスタートさせる代わりに、所定の複数回の操作分の嗜好操作履歴情報がフラッシュメモリ222に記憶される毎にスタートさせたり、あるいは一定時間が経過する毎にスタートさせたりしてもよい。その場合には、直前の図16の処理の終了後に新たにフラッシュメモリ222に記憶された全ての嗜好操作履歴情報に基づく嗜好情報の作成・更新をまとめて行うようにすればよい。
次に、図17のフローチャートを参照して、番組推薦部303による番組推薦処理の流れの例を説明する。
この番組推薦処理は、定期的に(例えば、1日1回、一定の時刻あるいは新たなEPG情報の受信直後に)スタートされる。番組推薦処理が開始されると、番組推薦部303は、フラッシュメモリ222から、嗜好情報とEPG情報とを読み込む。
ステップS122において、嗜好情報管理部302は、今回の処理で録画予約を行う番組の放送時刻の範囲(以下「録画時刻範囲」と呼ぶ)を決定する。例えば1日1回一定の時刻にこの処理をスタートする場合には、ステップS122では、その時刻から翌日の同じ時刻までの24時間を録画時刻範囲として決定する。
ステップS123において、嗜好情報管理部302は、今回の処理で録画予約を行おうとする番組の量(以下「目標予約量」と呼ぶ)を決定する。
この決定の方法としては、まず、24時間あたりの目標予約量を、HDD227(図9)の空き容量のA%,HDD227の非プロテクト領域(番組が録画されているが消去プロテクトされていない領域)のB%のうちの多いほうにする(A,Bの具体的な値は、自動録画する番組の最大許容量に応じて出荷時に設定する)。
そして、ステップS122の処理により決定された録画時刻範囲をC時間として、この24時間あたりの目標予約量にC/24を乗じたものを目標予約量とする。
このような方法で目標予約量を決定するのは、この番組記録再生装置202の購入直後のようにHDD227の空き容量の多いときには目標予定量を多くして多量の番組を自動録画できるようにし、他方、番組記録再生装置202の使用初期段階のようにHDD227の空き容量が減少してきたときや、HDD227の空き容量がなくなったときには、目標予定量に大きな変動が生じないようにしてコンスタントな量の番組を自動録画できるようにするためである。
なお、1つ1つの番組の放送時間の長さにはばらつきがあるので、目標予約量には±D時間の幅を与える(Dの具体的な値も出荷時に設定する)。
ステップS124において、嗜好情報管理部302は、ステップS121の処理により読み込まれたEPG情報の中から、放送開始時刻がステップS122の処理において決定された録画時刻範囲内にある番組についてのEPG情報を選び出し、それらの番組の各々に対する番組嗜好度を計算する。
この番組嗜好度の計算は、次のような方法で行われる。すなわち、嗜好情報管理部302は、EPG情報中のその番組についてのタイトル文字列情報,詳細文字列情報から、ステップS121で読み込まれた嗜好情報中のタイトルキーワードリスト,キーワードリストに載っているタイトルキーワード,キーワードを検索する。その際、嗜好情報管理部302は、類似語抽出用の辞書であるシソーラス辞書(インターネット経由でダウンロードした最新のもの)を用いて、タイトルキーワード,キーワードに関連する文字列(例えば有名人の略称やニックネーム)を併せて検索するようにしてもよい。
そして、タイトルキーワードが検出された場合には、検出された個々のタイトルキーワード毎に、嗜好情報中のそのタイトルキーワードについての嗜好値(Pref titlekeyword)を、その番組に対する番組嗜好度(Pref program)に加算する。
また、キーワードが検出された場合には、検出された個々のキーワード毎に、嗜好情報中のそのキーワードについての嗜好値(Pref keyword )を、その番組嗜好度(Pref program )に加算する。
また、EPG情報中のその番組についてのジャンルIDからジャンルを判別し、嗜好情報中のそのジャンルについての嗜好値(Pref genre)を、その番組嗜好度(Pref program)に加算する。
また、EPG情報中のその番組についての番組放送日,番組放送開始時刻,番組放送終了時刻の情報から放送時間帯を判別し、嗜好情報中のその放送時間帯についての嗜好値(Pref timezone)を、その番組嗜好度(Pref program)に加算する。
最後に、EPG情報中のその番組についての放送局の情報から放送局を判別し、嗜好情報中のその放送局についての嗜好値(Pref station)を、その番組嗜好度(Pref program)に加算する。
この計算方法は、以下の式(12)のようになる。
Pref program=
ΣPref titlekeyword
+ΣPref keyword
+Pref genre
+Pref timezone
+Pref program ・・・(12)
ただし、Pref titlekeyword,Pref keywordはそれぞれ検出されたタイトルキーワード,キーワードについてのもののみである。
ステップS125において、嗜好情報管理部302は、放送開始時刻が録画時刻範囲内にある番組を、ステップS124で計算した番組嗜好度が大きい順に並べた推薦番組リストを作成する。
そして、その推薦番組リストに載っている上位の番組の順に、ステップS123で決定した目標予約量分の番組の録画予約のスケジューリングを行う。
なお、ステップS126において、嗜好情報管理部302は、複数の番組の録画時間帯が重複しないようにスケジューリングを行う。また、推薦番組リストに載っている複数の番組の番組嗜好度が互いに等しい場合、嗜好情報管理部302は、ステップS126において、ランダムにそれらの番組の順位を決定する。
ステップS127において、このスケジューリングに従って、録画予約マネージャに対して録画予約を行う。ステップS127の処理を終了すると、嗜好情報管理部302は、番組推薦処理を終了する。
録画予約マネージャ401は、この番組推薦処理によって録画予約された番組が、リモートコマンダ228の録画予約操作によって録画予約した番組と全く同様にして録画される。
また、この番組推薦処理によって録画予約された番組も、リモートコマンダ228の録画予約操作によって録画予約した番組と全く同様にして、録画予約マネージャ401により通常の録画予約番組リストとして表示装置203に表示され、リモートコマンダ228の録画予約キャンセル操作によって録画予約をキャンセルすることができる。操作嗜好値テーブル241(図10)における録画予約のキャンセル操作には、この番組推薦処理によって録画予約された番組についてのキャンセル操作も含まれる。
次に、この番組記録再生装置202において番組が録画される様子を説明する。ユーザが、リモートコマンダ228で録画予約操作や消去プロテクト操作や録画予約キャンセル操作やキーワード登録操作を行うと、それらの操作と、それらの操作の対象となった番組についてのEPG情報とから、図15の操作履歴管理処理(図13の操作履歴管理部301)により、操作嗜好値テーブル241(図10)を用いて嗜好操作履歴情報が作成される。
また、キーワード登録操作以外の操作が行われたときには、この図15の操作履歴管理処理により、EPG情報からキーワードが抽出され、その抽出したキーワードがこの嗜好操作履歴情報に含められる。
続いて、この嗜好操作履歴情報に基づき、図16の嗜好情報管理処理(図13の嗜好情報管理部302)により、嗜好要素係数テーブル(図11)を用いて、タイトルキーワード,キーワード,ジャンル,放送時間帯,放送局という各嗜好要素についての嗜好値から成る嗜好情報が作成・更新される。
また、これらの嗜好要素のうちのいずれかの嗜好要素が、嗜好上限値テーブル(図12)中の上限値を超える嗜好値を含んでいる場合には、この図16の嗜好情報管理処理により、その嗜好要素についての全ての嗜好値が均等に圧縮される。
続いて、図17の番組推薦処理(図13の番組推薦部303)により、この嗜好情報とEPG情報から番組に対する嗜好度が計算され、その嗜好度に基づいて番組の記録予約が行われる。そして、その記録予約されたコンテンツが記録されることにより、コンテンツが自動的に記録される。
このように、この番組記録再生装置202によれば、番組の嗜好に関する複数種類の操作に基づいて、番組が自動的に記録される。
また、操作の種類毎の嗜好値パラメータ(図10の操作嗜好値テーブル241中の嗜好値パラメータ)を用いて嗜好操作履歴情報を作成するので、この嗜好値パラメータを設定・変更することで、番組の自動記録に対する各種類の操作(録画予約操作,消去プロテクト操作,録画予約キャンセル操作,キーワード登録操作)の反映度を任意に設定・変更することが可能である。
また、キーワード登録操作以外の操作が行われたときには説明情報から抽出したキーワードが履歴情報に含められるので、キーワード登録操作以外の操作から、コンテンツの嗜好に関するキーワードを自動的に抽出して、そのキーワードをコンテンツの自動記録に反映させることができる。
これにより、番組の嗜好に関するユーザの様々な操作に基づき、ユーザの複雑・多様な嗜好に合わせて番組を自動的に記録することができるようになっている。
さらに、嗜好要素毎の係数パラメータ(図11の嗜好要素係数テーブル242中の係数パラメータ)を用いて嗜好情報を作成・更新するので、この係数パラメータを設定・変更することで、番組の自動記録に対する各嗜好要素(タイトルキーワード,キーワード,ジャンル,放送時間帯,放送局)の反映度を任意に設定・変更することも可能になっている。
また、上限値を超える嗜好値を含む嗜好要素についての全ての嗜好値を均等に圧縮するので、嗜好情報中のその上限値を超える嗜好値を含む嗜好要素についての嗜好値は、それ以降のユーザの操作に基づく嗜好値の比重が大きくなる(それまでのユーザの操作に基づく嗜好値の比重は逆に小さくなる)。したがって、月日の経過に伴うユーザの嗜好の変化に対応して、現在のユーザの嗜好に合う番組を自動的に記録することができるようになっている。
なお、以上の例では、番組の嗜好に関する操作として、録画予約操作,消去プロテクト操作,録画予約キャンセル操作,キーワード登録操作の4種類を操作嗜好値テーブル241(図10)に載せている。しかし、これ以外にも、録画操作,視聴操作,視聴予約操作,録画した番組の消去操作,録画した番組の再生操作,音量調節操作,視聴時の選局操作,再生時の再生対象の番組の切り替え操作等の各種の操作を操作嗜好値テーブル241に載せる(それらの操作からも嗜好操作履歴情報を作成する)ようにしてよい。
また、以上の例では、嗜好要素として、タイトルキーワード,キーワード,ジャンル,放送時間帯,放送局を嗜好要素係数テーブル242(図11)に載せている。しかし、これ以外にも、番組名(タイトル),カテゴリ,チャンネル等を嗜好要素として嗜好要素係数テーブルに載せる(それらの嗜好要素についての嗜好値も嗜好情報に含める)ようにしてよい。
また、以上の例では、操作嗜好値テーブル241(図10)中の操作嗜好値パラメータの値,嗜好要素係数テーブル242(図11)中の係数パラメータの値,嗜好上限値テーブル243(図12)中の上限値パラメータの値を、それぞれ出荷時に設定するものとしている。
しかしながら、別の例として、これらのパラメータを可変設定するための操作釦をリモートコマンダ228に設けるなどして、ユーザが任意にこれらのパラメータを設定・変更できるようにしてもよい。
それにより、ユーザは、自分の操作の傾向や自分が重視する嗜好要素等に応じてこれらのパラメータを設定・変更することで、一層自分の嗜好に合った番組を自動録画させることができるようになる。
また、以上の例では、図16の嗜好情報管理処理によって作成される嗜好情報や、図17の番組推薦処置によって作成される推薦番組リストは、CPU219の内部処理のための情報であるに過ぎない。
しかしながら、別の例として、この嗜好情報や推薦番組リストを映像データとして出力させる(表示装置203に画面表示させる)させるための操作釦をリモートコマンダ228に設けるなどして、ユーザがこの嗜好情報や推薦番組リストの内容を確認できるようにしてもよい。
さらには、この確認した嗜好情報を消去するための操作釦をリモートコマンダ228に設けたり、この確認した推薦番組リストに載っている番組をユーザがリモートコマンダ228の操作で録画予約できる(図10の操作嗜好値テーブル241における録画予約操作には、この推薦番組リストに載っている番組についての録画予約操作も含める)ようにしたりしてもよい。
また、以上の例では、デジタルテレビジョン放送の番組を記録・再生する装置に本発明を適用している。しかし、これに限らず、アナログテレビジョン放送の番組を記録・再生する番組記録再生装置にも本発明を適用してよいことはもちろんである。
番組記録再生装置202のEPGデータ取得制御部501は、このような自動録画機能に使用される、ユーザの嗜好操作履歴情報や嗜好情報を流用してユーザプロファイルを作成する。
図18のフローチャートを参照してEPGデータ取得制御処理の流れの例を説明する。
番組記録再生装置202の電源がオンされると、EPGデータ取得制御部501は、EPGデータ取得制御処理を開始する。EPGデータ取得制御処理が開始されると、ステップS141において、取得制御部512の画面遷移予測部521は、電源オン時に、前回の起動時以前に取得されたユーザプロファイルやSIデータ、またはそれらから求められた予測情報等が、フラッシュメモリ222に存在すれば、それらを読み出し、メインメモリ221に展開するなど必要な初期設定動作を行う。
ステップS142において、優先取得制御部522は、初期設定に基づいて画面遷移予測部521より供給される予測情報等に基づいて、チューナ211乃至多重分離機214を制御する優先取得制御を開始する。
ステップS143において、プロファイル作成部511は、操作履歴管理部301において生成される嗜好操作履歴情報、および、嗜好情報管理部302において生成される嗜好情報に基づいてユーザプロファイルを作成する。例えば、プロファイル作成部511は、嗜好情報に基づいて、ユーザの視聴時間の長いサービス、ユーザの視聴していることが多い時間帯・曜日、ユーザの嗜好度が高い番組のチャンネルや放送時間・曜日、ユーザが番組詳細情報を参照した番組のチャンネルや放送時間・曜日、ユーザが予約を行った番組のチャンネルや放送時間・曜日、または、以上の番組と関連の強い番組(シリーズIDやジャンルなど)のチャンネルや放送時間等の項目をジャンルとしてイベント(番組)をリストアップし、ユーザプロファイルを作成する。また、例えば、プロファイル作成部511は、嗜好操作履歴情報に基づいて、ユーザがEPGを開いた直後、どの方向にスクロールさせることが多いか、参照していることが多い、EPG中の時間帯やサービス等の項目をジャンルとしてイベント(番組)をリストアップし、ユーザプロファイルを作成する。このように作成されたユーザプロファイルは、取得制御部512の画面遷移予測部521に供給される。
画面遷移予測部521は、ステップS144において、プロファイル作成部511より供給される新たなユーザプロファイルの内容が、以前に供給された古いユーザプロファイルの内容と比べて変化したか否かを判定し、変化したと判定した場合、ステップS145に処理を進め、供給されたユーザプロファイルに基づいて画面遷移を予測する。画面遷移予測部521は、その予測結果を優先取得制御部522に供給すると、処理をステップS146に進める。ステップS146において、優先取得制御部522は、供給された予測結果に基づいて、チューナ211乃至多重分離機214を制御して優先取得制御を行う。ステップS146の処理を終了すると、優先取得制御部522は、処理をステップS147に進める。
また、ステップS144において、ユーザプロファイルの内容が変化していないと判定した場合、画面繊維予測部521は、ステップS145およびステップS146の処理を省略し、ステップS147に処理を進める。
ステップS147において、EPGデータ取得制御部501は、EPGデータ取得制御処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS143に戻し、それ以降の処理を繰り返し実行させる。また、ステップS147において、例えば、EPG画面表示を終了させるユーザ指示が、リモートコマンダ228を介して入力されるなどして、EPGデータ取得制御処理を終了すると判定した場合、EPGデータ取得制御部501は、EPGデータ取得制御処理を終了する。
以上のようにEPGデータ取得制御部501は、操作履歴管理部301により生成された嗜好操作履歴情報と嗜好情報管理部302により生成された嗜好情報を流用して、EPGデータ取得制御処理を行う。このようにすることで、ユーザプロファイルの生成のために、新たな操作履歴や嗜好情報を生成する必要がなく、EPGデータ取得制御部501は、より容易にユーザプロファイルを生成することができる。
これにより、番組記録再生装置202は、必要なEPGデータを予測し、その予測に基づいてEPGデータ取得を行うことにより取得作業の効率を向上させ、より早く目的のEPGデータを取得し、より早く目的のEPG画面を表示させることができる。
以上においては、本発明を適用した番組記録再生装置202と表示装置203とが別体として構成されるように説明したが、これに限らず、この番組記録再生装置202と表示装置203とが1つの装置(例えばテレビジョン受像機)として構成されるようにしてもよい。
また、以上においては、EPGデータが対応するコンテンツが、テレビジョン放送の番組であるように説明したが、コンテンツはこれに限らず、例えばインターネット経由で配信されるストリーミングデータ等、どのようなものであってもよい。
また、優先取得制御部122が制御する放送受信部101が複数のチューナを有するようにしてももちろんよい。同様に、優先取得部522が複数のチューナを制御するようにしてももちろんよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフウェアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図9に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア37により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM220、フラッシュメモリ222、およびHDD227などで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数のデバイス(装置)により構成される装置全体を表すものである。
なお、以上において、一つの装置として説明した構成を分割し、複数の装置として構成するようにしてもよい。逆に、以上において複数の装置として説明した構成をまとめて一つの装置として構成されるようにしてもよい。また、各装置の構成に上述した以外の構成を付加するようにしてももちろんよい。さらに、システム全体としての構成や動作が実質的に同じであれば、ある装置の構成の一部を他の装置の構成に含めるようにしてもよい。つまり、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明は、法送受信機に適用することが可能である。
EPGデータの構成例を説明する模式図である。 EPGデータの供給の様子の例を説明するための模式図である。 EITschデータの構成例を示す模式図である。 本発明を適用した放送受信機の構成例を示すブロック図である。 ユーザプロファイルの構成例を説明する模式図である。 SIデータの取得手順の例を説明するための模式図である。 EPGデータ取得制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。 本発明を適用した番組記録再生装置を含むデジタルテレビジョン放送受信システムの構成例を示す図である。 番組記録再生装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 操作嗜好値テーブルの構成例を示す模式図である。 嗜好要素係数テーブルの構成例を示す模式図である。 嗜好上限値テーブルの構成例を示す模式図である。 CPUが実行するプログラムの構造を示す図である。 EPGデータ取得制御部の詳細な構成例を示す模式図である。 操作履歴管理処理の流れの例を説明するフローチャートである。 嗜好情報管理処理の流れの例を説明するフローチャートである。 番組推薦処理の流れの例を説明するフローチャートである。 EPGデータ取得制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 放送受信機, 101 放送受信部, 102 デマルチプレクサ, 105 SIデータ処理部, 106 SIデータ記憶部, 108 UI制御部, 109 操作・視聴履歴記憶部, 110 操作傾向分析部, 111 嗜好抽出処理部, 112 プロファイル処理部, 113 プロファイル記憶部, 114 取得制御部, 121 画面遷移予測部, 122 優先取得制御部, 141 ユーザプロファイル, 202 番組記録再生装置, 211 チューナ, 212 復調器, 213 デスクランブル, 214 多重分離器, 219 CPU, 220 ROM, 221 メインメモリ, 222 フラッシュメモリ, 227 HDD, 228 リモートコマンダ, 231 ドライブ, 301 操作履歴管理部, 302 嗜好情報管理部, 303 番組推薦部, 501 EPGデータ取得制御部, 511 プロファイル作成部, 521 画面遷移予測部, 522 優先取得制御部

Claims (11)

  1. 複数のチャンネルを利用して所定のスケジュールで供給される電子番組表の情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段による前記情報の取得の順序を制御する取得制御手段と
    を備える情報処理装置。
  2. ユーザ毎の操作の特徴を示すユーザプロファイルを生成するプロファイル生成手段をさらに備え、
    前記取得制御手段は、前記プロファイル生成手段により生成された前記ユーザプロファイルに基づいて、前記取得手段による前記情報の取得の順序を制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ユーザの操作履歴を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されている前記操作履歴に基づいて、前記ユーザの操作の傾向を分析する操作傾向分析手段と
    をさらに備え、
    前記プロファイル生成手段は、前記操作傾向分析手段による分析結果に基づいて、前記ユーザプロファイルを生成する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ユーザの視聴履歴を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されている前記視聴履歴から前記ユーザの嗜好を抽出する嗜好抽出手段と
    をさらに備え、
    前記プロファイル生成手段は、前記嗜好抽出手段により抽出された前記嗜好に基づいて、前記ユーザプロファイルを生成する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得制御手段は、
    前記電子番組表の表示画面における次の画面遷移を予測する予測手段と、
    前記予測手段により予測された前記画面遷移先の表示に必要な前記情報を優先的に取得するように前記取得手段を制御する優先取得制御手段と
    を備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得手段は、
    前記電子番組表の情報を取得するチャンネルを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたチャンネルにおいて供給される前記電子番組表の情報より所望の情報を分離する分離手段と
    を備え、
    前記優先取得制御手段は、前記選択手段を制御して、優先的に取得させる情報を取得可能なチャンネルに設定させ、さらに、前記分離手段を制御して、前記チャンネルにおいて取得された前記情報より、前記優先的に取得させる情報を分離させる
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得手段により取得された前記電子番組表の情報を記憶する記憶手段をさらに備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記電子番組表は、放送コンテンツの放送スケジュールを示す情報であり、前記電子番組表の情報は、前記放送コンテンツを放送する放送信号に重畳されて供給される
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得手段は前記放送コンテンツをさらに取得し、前記取得手段により取得された前記放送コンテンツのデータを記憶する記憶手段をさらに備える
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 複数のチャンネルを利用して所定のスケジュールで供給される電子番組表の情報の取得の順序を制御し、
    その制御に基づいて前記情報を取得する
    ステップを含む情報処理方法。
  11. 複数のチャンネルを利用して所定のスケジュールで供給される電子番組表の情報の取得の順序を制御し、
    その制御に基づいて前記情報を取得する
    ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
JP2006172443A 2006-06-22 2006-06-22 情報処理装置および方法、並びにプログラム Withdrawn JP2008005200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006172443A JP2008005200A (ja) 2006-06-22 2006-06-22 情報処理装置および方法、並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006172443A JP2008005200A (ja) 2006-06-22 2006-06-22 情報処理装置および方法、並びにプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008005200A true JP2008005200A (ja) 2008-01-10

Family

ID=39009223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006172443A Withdrawn JP2008005200A (ja) 2006-06-22 2006-06-22 情報処理装置および方法、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008005200A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014116954A (ja) * 2009-05-28 2014-06-26 Eldon Technology Limited Trading As Echostar Europe バックチャネル通信経路で電子番組ガイド情報にアクセスするためのシステム及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014116954A (ja) * 2009-05-28 2014-06-26 Eldon Technology Limited Trading As Echostar Europe バックチャネル通信経路で電子番組ガイド情報にアクセスするためのシステム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3714310B2 (ja) コンテンツの自動記録装置及び方法、記録媒体、並びにプログラム
US8787736B2 (en) Systems and methods for providing a scan
JP4792842B2 (ja) 情報処理装置,情報処理方法,およびコンピュータプログラム
JP4551566B2 (ja) ジャンル毎の番組選択のための遠隔制御装置
US8086086B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and computer program
US7912824B2 (en) Processes and systems for enhancing an electronic program guide displaying particular timeslot associated with first channel and the link is not associated with other timeslots
US20040179811A1 (en) Streaming content receiving apparatus and playback apparatus
US20080295133A1 (en) Method and System for Generating a Recommendation for at Least One Further Content Item
JP2005513921A (ja) テレビ又はセットボックス装置のスクリプト・ベースの無人制御及び機能拡張方法
US20120301117A1 (en) Method for recording broadcast contents and broadcast receiving apparatus thereof
JP2005051493A (ja) 映像記録再生装置および映像記録再生方法
US20040078472A1 (en) Receiving apparatus and receiving method
KR100876701B1 (ko) 영상표시기기의 예약 녹화 제어 장치 및 방법
JP2005295001A (ja) ユーザ個別番組表提供システム、ユーザ個別番組表提供装置および端末装置
JP2008005200A (ja) 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2008135080A (ja) 録画装置
JP2001275053A (ja) 映像表示装置および録画制御装置
JP2010206305A (ja) 番組録画装置、記録番組録画方法、プログラム、および、記録媒体
JP4531589B2 (ja) 情報検索装置、情報検索方法、情報検索制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体、ならびに情報検索装置を備えたテレビ放送受信装置
GB2466692A (en) Recorder that records everything except exclusions
JP7321986B2 (ja) 受信装置および制御方法
JP6863699B2 (ja) テレビジョン装置
JP2009071399A (ja) 録画装置、録画方法、およびプログラム
KR100631128B1 (ko) 전자 프로그램 가이드를 이용한 예약 프로그램 리스트공유 시스템 및 그 방법
JP2008227564A (ja) テレビジョン受信装置、表示装置、録画装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090901