JP2008004713A - 発光素子駆動信号検出回路 - Google Patents

発光素子駆動信号検出回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2008004713A
JP2008004713A JP2006172029A JP2006172029A JP2008004713A JP 2008004713 A JP2008004713 A JP 2008004713A JP 2006172029 A JP2006172029 A JP 2006172029A JP 2006172029 A JP2006172029 A JP 2006172029A JP 2008004713 A JP2008004713 A JP 2008004713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
emitting element
output
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006172029A
Other languages
English (en)
Inventor
Yohei Nagatake
洋平 長竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006172029A priority Critical patent/JP2008004713A/ja
Publication of JP2008004713A publication Critical patent/JP2008004713A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Abstract

【課題】複数のLEDの駆動信号が十分なレベルであるか否かを一つの比較器で判定することができるLED駆動信号検出回路を提供する。
【解決手段】順序回路25によりスイッチ素子22〜24を順次オンさせ、複数のLED16〜18の端子19〜21の電圧Vi1〜Vi3が設定値V7を超えているか否かを順次時系列的に、比較器27で比較する。比較器27の出力はフリップフロップ28及び29にて保持され、カウンタ回路31によってカウントされる。カウント値があらかじめ設定したカウント数を満たした場合、出力信号Voにパルスを出力する。この構成により、複数の並列に並んだLEDの駆動信号が十分な信号レベルであるか否かを検知することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオード(LED)、レーザーダイオードなどの発光素子を駆動する発光素子駆動回路において、発光素子を駆動するために必要な駆動信号レベルが不足しているか否かを検出するための発光素子駆動信号検出回路に関するものである。
近年、携帯電話等の電子機器においては、表示等の目的で複数のLEDが利用されているが、各LEDについて駆動信号のレベルを検出する回路を備えることによって、LED駆動信号のレベルが不足してLEDが消灯することを防いでいることが多い。
従来のLED駆動信号検出回路として、例えば特許文献1には、図5に示すような構成の回路が開示されている。図5において、符号40はLED端子監視回路を示し、符号50はアナログ信号選択回路を示す。この回路では、3つのLED60a,60b,60cの駆動信号を検出する。図示は省略しているが、各LED60a〜60cは、アノードが昇圧コンバータの出力端子のような電源端子に接続され、カソードが定電流回路に接続されている。各LED60a,60b,60cのカソード電位をそれぞれVd1,Vd2,Vd3とする。
3つのLED60a,60b,60cのカソード端子の電位を駆動信号と呼んでいるのは、以下のような理由があるからである。LEDのカソードは定電流回路に接続されている。定電流回路にはカレントミラー回路があり、LEDのカソードはカレントミラー回路を構成するNMOSトランジスタのドレインに接続されている。よって、NMOSトランジスタのドレイン電圧が低下すると定電流回路が動作できなくなるので、電流をひっぱることができず、LEDが消灯してしまう。以上の理由からLEDのカソード端子の電位を駆動信号と表現している。
LED端子監視回路40は、未接続端子判定ブロック41と最小電圧選択ブロック42と定電流値可変信号判定ブロック43とを備えている。
未接続端子判定ブロック41では、LED60a〜60cと同数のコンパレータ41a1〜41a3が、各電位(Vd1,Vd2,Vd3)とLED未接続端子判定電圧とを比較しており、その比較結果は出力監視信号Prnが出力された時点でAND回路41b1〜41b3から出力され、フリップフロップ41c1〜41c3に設定される。そして、各フリップフロップ41c1〜41c3のQ出力がそれぞれLED60a〜60cの未接続判定信号として出力される。一方、3つのコンパレータ41a1〜41a3の各出力は、定電流値可変信号判定ブロック43に入力され、出力監視信号Prnの有無にかかわらず、電位(Vd1,Vd2,Vd3)のすべてがLED未接続端子判定電圧を越えた時点で未接続端子の判定が終了するようにしている。
LED端子監視回路40はこれらの電位(Vd1,Vd2,Vd3)と、LED未接続端子判定電圧とを個別に比較する。もし、各LED60a〜60cが接続されていれば、いずれかは駆動電流が流れ、LED端子監視回路40における入力端の電位は少なくともグランドレベルよりはある程度高い値となっている。LED未接続端子判定電圧はグランドレベルよりは高く、想定されうる電位(Vd1,Vd2,Vd3)の最小値よりも低くなるように設定されている。したがって、各LED60a〜60cのいずれかが未接続であれば、LED端子監視回路40における入力端の電位はグランドレベルのままとなり、LED端子監視回路40はそのように判断する。
最小電圧選択ブロック42とアナログ信号選択回路50は、対をなして構成されており、最小電圧選択ブロック42が出力する2出力により、アナログ信号選択回路50は各電位(Vd1,Vd2,Vd3)の中から同2出力によって表される最小の電位を出力することになる。すなわち、コンパレータ42a1、42a2と、排他的論理和回路42b1、42b2と、論理和回路42c1、42c2と、論理積回路42dとからなる最小電圧選択ブロック42は、3つの電位(Vd1,Vd2,Vd3)と、3つの未接続判定信号を入力としつつ、未接続でなく最小の電位となっている信号線を示すために2つの排他的論理和回路42b1、42b2から信号を出力している。このとき、上記未接続判定信号は、最小電圧選択ブロック42において、電位(Vd1,Vd2)の大小を比較するコンパレータ42a1の出力と、電位(上記Vd1,Vd2のうちの低い方、Vd3)の大小を比較するコンパレータ42a2の出力とに対して、適宜その判断を除外するような論理回路の入力となっている。
一方、4つのアナログスイッチ51a1〜51a4と、インバータ52a1、52a2とからなるアナログ信号選択回路50は、上記排他的論理和回路42b1、42b2から2出力を受け、未接続の信号線を除きつつ各電位(Vd1,Vd2,Vd3)の中における最小の電位を出力する。
上記のアナログ信号選択回路50の出力は、LED60a〜60cのアノード側に接続される昇圧コンバータを制御するのに使用される。また、定電流値可変信号判定ブロック43の出力はLED60a〜60cのカソード側に接続される定電流回路を制御するのに使用される。
特開2005−116199号公報
従来のLED駆動信号検出回路においては、並列にならんだ複数のLEDの駆動信号のレベルが十分か否かを検出する場合、それぞれの信号線の電圧を計測して最小電圧の信号線を特定し、その信号線の電圧があらかじめ設定されたLEDを駆動するのに必要な電圧値を超えているか否かを判断するために、複数個の比較器が必要になる。このため回路規模または集積化した場合の回路面積が増大するといった問題があった。また、比較器の個数が多いため、消費電力も大きいという問題があった。
したがって、本発明の目的は、1つの比較器で複数の発光素子の駆動信号を検出することができ、回路規模または集積化した場合の回路面積を小さくすることができる発光素子駆動信号検出回路を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の発光素子駆動信号検出回路は、複数の発光素子を電流制御する発光素子駆動回路に設けられる発光素子駆動信号検出回路であって、複数の発光素子の各々の駆動信号を順次時系列的に検出して出力する検出部と、検出部の出力と所定値とを比較する一つの比較器とを備えている。
この構成によれば、検出部が複数の発光素子の各々の駆動信号を順次時系列的に検出して出力するので、一つの比較器で、複数の発光素子の駆動信号を検出することができ、回路規模または集積化した場合の回路面積を小さくすることができる。
また上記検出部は、複数の発光素子の各々の端子に一端がそれぞれ接続され他端が共通に接続された複数のスイッチ素子と、所定の周期内で複数のスイッチ素子を順次オンしていく制御信号を生成する信号生成回路と、複数のスイッチ素子の他端から得られる信号が入力されるローパスフィルタとを備えることが好ましい。
この構成によれば、発光素子の駆動信号にノイズが発生した場合、ローパスフィルタを備えることにより検出信号の誤検出を回避することができる。
さらに上記信号生成回路は、所定のクロック信号に基づいて動作する順序回路からなり、所定の周期を設定するカウンタ用クロックと、カウンタ用クロックの周期内において複数のスイッチ素子を順次オンしていく制御信号と、カウンタ用クロックの周期内でかつ制御信号の発生後において出現するリセット信号とを生成する。また、この構成では、リセット信号が入力されるまで比較器の出力を保持する保持回路と、保持回路の出力をカウンタ用クロック毎にカウントするカウンタ回路とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、各発光素子駆動信号の検出レベルが検出後に変動した場合でも、保持回路により検出値を保持することができるため、所定の周期を有するクロックで動作するカウンタ回路にはノイズ等の影響による各発光素子駆動信号の検出レベル変動要因が排除された値でカウントすることが可能となる。
また上記構成における発光素子駆動回路は、発光素子の一端に接続した電圧源と、発光素子の他端に接続した電流源とからなり、発光素子の駆動信号が発光素子の他端に現れる端子電圧である。
本発明の発光素子駆動信号検出回路によれば、複数の発光素子の駆動信号として、複数の発光素子のそれぞれを電流制御で駆動するのに十分な信号レベルを供給することができるか否かを検知することができる。また、時間管理で、つまり順次時系列的に発光素子の駆動信号のレベルを検知することにより、一つの比較器を備えることで複数の発光素子の駆動信号を検知することができるため、省電力化を図ることができる。また、このため回路規模または集積化した場合の回路面積を小さくできるといった効果も奏でる。
以下、本発明の発光素子駆動信号検出回路に係る好適な実施形態について添付の図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の発光素子駆動信号検出回路の実施形態であり、発光ダイオード(以下、LEDと略す)駆動信号検出回路の構成を示す回路図である。図1において、LED駆動信号の検出の対象となるLED16〜18のアノード端子は、例えばDC−DCコンバータからなる昇圧回路1の出力VOUTに共通接続されている。昇圧回路1は、制御端子VCONにカウンタ回路31のVoパルスが入力される毎に、出力可能な上限電圧VDCMAXよりも低い開始電圧VDCSTから、一定電圧ΔVDCCずつの出力VOUTの昇圧動作を行ない、出力VOUTは開始電圧VDCSTから上限電圧VDCMAXに徐々に近づいていく。そして、カウンタ回路31のVoパルスが制御端子VCONに入力されなくなると、出力VOUTは最後にVoパルスが入力された後の電圧に保持される。
具体的には、昇圧回路1のVoパルス一回あたりの出力電圧上昇値を
ΔVDCC=(VDCMAX−VDCST)/M (ただし、Mは任意の正整数)
とした場合、VoパルスがN回(ただし、0≦N≦Mの整数)印加された後の出力VOUTは、
VOUT=VDCST+N×ΔVDCC
となる。Voパルスが一度も印加されない場合にはN=0であるので、開始電圧VDCSTが保持される。また、VoパルスがM回印加された後(N=M)は上限電圧VDCMAXが保持される。
また、LED16〜18の各カソード端子19〜21は定電流源回路26に接続され、LED16〜18にそれぞれ所定の定電流が流れるようになっている。ここで、LED16〜18の各カソード端子19〜21の電圧をVi1〜Vi3とする。
このLED駆動信号検出回路では、順序回路25は、基準クロック信号源5が生成するクロック信号CLK1を入力として動作し、順次ハイレベルとなる制御信号V1〜V3を出力する。上記のスイッチ素子22〜24は、順序回路25から出力される制御信号V1〜V3により順次オンするように制御される。
また、この順序回路25は、後述するフリップフロップ29のリセット信号V4とカウンタ回路用クロックV5とを出力する。
図4は順序回路25の内部回路の一例を示す。図4において、基準クロック信号源5のクロック信号CLK1によりカウンタ回路38とデコーダ回路39を動作させ、スイッチ素子22,スイッチ素子23、スイッチ素子24の制御電圧V1、V2、V3及び図1におけるデータ保持用のフリップフロップ29のリセット信号V4を出力する。またフリップフロップ40は、制御電圧V3の反転信号をクロックパルスとし、さらに制御電圧V4をリセット信号とする制御電圧V5を出力する。
なお、LED16〜18の点灯消灯の切り替えは、定電流回路26の定電流をオンオフすることにより行なう。
また図1において各スイッチ素子22〜24の一端はLED16〜18の各カソード端子19〜21に接続され、他端はpnpトランジスタ12のベースに接続される。pnpトランジスタ12のベース電位をViとする。
また、pnpトランジスタ12のエミッタは、抵抗8とコンデンサ7とを直列に介して電源3に接続されている。この抵抗8とコンデンサ7とは駆動信号Vi1〜Vi3のノイズ対策のためのローパスフィルタを形成している。
また、電流源14がコンデンサ7と並列に接続されていて、pnpトランジスタ12がオフした場合に、電流源14とコンデンサ7の閉ループでコンデンサ7が充電される。また、pnpトランジスタ12がオンした場合、電流源14はpnpトランジスタ12を駆動するための電流源として作用する。
ここで、ローパスフィルタの出力端、すなわち、抵抗8とコンデンサ7の接続点に現れる電圧を検出信号V6とする。
LEDの各カソード端子19〜21の電圧Vi1〜Vi3が設定値を超えているか否かを判断するため、比較器27を備えている。この比較器27の反転入力端子には、検出信号V6が入力される。
また、基準電圧源4から与えられる基準電圧VREFを抵抗9、10によって分圧して設定値V7を生成している。設定値V7は、さらに電流源15と抵抗11とpnpトランジスタ13とからなる直列回路によって基準信号電圧V8に変換されて、比較器27の非反転入力端子に入力される。ここで、比較器27の出力信号をV9とする。
比較器27の出力信号を保持するためにフリップフロップ28,29が設けられる。具体的には、比較器27の出力端にフリップフロップ28のD入力が接続され、フリップフロップ28のQ出力にフリップフロップ29のCK入力が接続されている。フリップフロップ28のCK端子には、クロック信号源6が生成する高速のクロック信号が供給され、同じくR端子にはリセット信号30が入力される。フリップフロップ29のR端子には、順序回路25からリセット信号V4が入力される。上記のリセット信号30は、電源投入時にリセット状態を解除するための初期リセット信号である。クロック信号源6が生成する高速のクロック信号は、LED駆動信号Vi1〜Vi3の2倍以上の周期をもつクロック信号である。
フリップフロップ29のQ出力は、カウンタ回路31に入力される。カウンタ回路31は、フリップフロップ28,29で保持したデータをカウントする。ここで、フリップフロップ29のQ出力を検出信号V10とする。カウンタ回路31には、フリップフロップ28,29で保持したデータをカウントするために、フリップフロップ29のQ出力の他に、基準クロック信号源5からクロック信号が入力され、さらに順序回路25からカウンタ回路用クロックV5が入力され、図示はしていないがリセット信号も入力される。カウンタ回路31の出力信号Voは出力端子2より外部へ出力される。
図2は、カウンタ回路31の具体的な構成を示す回路図である。図2において、符号32,33,34,35はそれぞれフリップフロップを示し、符号36,37はそれぞれAND回路を示す。
以下、回路構成を具体的に説明する。フリップフロップ32のD入力にフリップフロップ29のQ出力である検出信号V10が入力され、フリップフロップ32のQ出力がフリップフロップ33のD入力に入力される。フリップフロップ32,33の両Q出力がAND回路36に入力される。フリップフロップ34のD入力にAND回路36の出力が入力され、フリップフロップ34のQ出力がフリップフロップ35のD入力に入力される。フリップフロップ34のQ出力とフリップフロップ35のQ反転出力がAND回路37に入力され、AND回路37の出力がカウンタ回路31の出力信号Voとなる。
フリップフロップ32,33のCK端子には、順序回路25からカウンタ回路用クロックV5が入力され、フリップフロップ34,35のCK端子には基準クロック信号源5からクロック信号CLK1が入力される。また、フリップフロップ32〜35のR端子にはリセット信号が入力される。ここで、入力されるリセット信号は、初期リセット信号30と同じものである。
このカウンタ回路31は、検出信号V10つまりフリップフロップ29のQ出力がカウンタ回路用クロック信号V5の2周期分、ハイレベル信号となった場合、出力信号Voを出力する回路構成となっている。
図1において、スイッチ素子22〜24の制御信号V1〜V3が各々ハイレベルとなると、スイッチ素子22〜24がそれぞれアクティブ(オン状態)となり、ローレベルのときは非アクティブ(オフ状態)となる。
制御信号V1がハイレベルの時、スイッチ素子22がオンとなり、同タイミングでは制御信号V2と制御信号V3とはローレベルとなるので、スイッチ素子23とスイッチ素子24はオフとなる。
また、スイッチ素子22がオンの時は、pnpトランジスタ12のベース電圧ViはVi=Vi1となる。抵抗8の抵抗値をR1、電流源14により生成される電流をI1、pnpトランジスタ12のベース−エミッタ間電圧をVBE1とすると、検出信号V6は次式のように表される。
V6=Vi+VBE1+R1・I1 (1)
また、抵抗9の抵抗値をR2、抵抗10の抵抗値をR3とすると、設定値V7は次式のように表される。
V7=R3・VREF/(R2+R3) (2)
また、抵抗11の抵抗値をR4、電流源15により生成される電流をI2、pnpトランジスタ13のベース−エミッタ間電圧をVBE2とすると、比較器27に入力される基準信号電圧V8は次式のように表される。
V8=V7+VBE2+R4・I2
=R3・VREF/(R2+R3)+VBE2+R4・I2 (3)
ここで、VBE1=VBE2、R1=R4、I1=I2とすると、比較器27では信号Viと設定値V7とを比較することができる。
順序回路25によりスイッチ素子22〜24を順次オンさせるため、設定値V7と比較する信号Viは時間によりLED16の駆動信号Vi1、LED17の駆動信号Vi2、LED18の駆動信号Vi3となる。
スイッチ素子22、スイッチ素子23、スイッチ素子24がすべて一度オフになった後に、次のスイッチ素子23がオンとなり、同様の動作を繰り返す。また、同時にLED16〜18の駆動信号Vi1〜Vi3のノイズ対策として抵抗8とコンデンサ7でフィルタを形成している。LED16〜18の駆動信号Vi1〜Vi3が1つでも十分ではない場合、つまり、駆動信号Vi1〜Vi3のローレベルの電位が電圧V7より低い場合、比較器27の出力信号V9がハイレベルとなり、フリップフロップ28、29によってハイレベルのデータが保持され、フリップフロップ29のQ出力である検出信号V10がハイレベルとなる。このハイレベルの検出信号V10がカウンタ回路31へ入力される。
また、フリップフロップ29のリセット信号V4は、順序回路25で生成しており、スイッチ素子22〜24の制御信号V1〜V3が順次オンとなった後、一度、フリップフロップ29にリセットをかけ、フリップフロップ29で保持していたデータをクリアする。データをクリアした後、再度、順序回路25によりスイッチ素子22〜24を順次オンさせLED16〜18の駆動信号Vi1〜Vi3のレベルを検出する。フリップフロップ29より出力される検出信号V10はカウンタ回路31へ入力され、順序回路25で生成したカウンタ回路用クロック信号V5の周期でハイレベル信号をカウントし、あらかじめ設定したカウント数を満たした場合、出力信号Voにパルス信号を出力する。
カウンタ回路31は、図2にその構成を示したように、検出信号V10がカウンタ回路用クロック信号V5の2周期分、ハイレベルとなった場合に、出力信号Voを出力する回路構成となっている。
以上の構成により、LED駆動信号Vi1〜Vi3があらかじめ設定した信号V7を超えているか否かを検知できることを図3の各動作波形を用いて説明する。ここで、LED駆動信号Vi1〜Vi3と信号V7の関係によりLEDの駆動信号が十分であるか否かを検出している。Vi1<V7の場合は定電流回路26が正常に動作しないため、LEDは消灯する。また、Vi1>V7の場合は定電流回路26が正常に動作するため、LEDは点灯する。
図3には、基準クロック信号源5が生成するクロック信号CLK1と、スイッチ素子22〜24の制御信号V1〜V3と、フリップフロップ29のリセット信号V4と、カウンタ回路用クロックV5と、LED駆動信号Vi1、Vi2、Vi3と、設定値V7と、比較器27の出力信号V9と、フリップフロップ29のQ出力である検出信号V10と、カウンタ回路31の出力信号Voが示されている。
ここで、LED16のカソード端子19の電位が低下し、LED17、LED18のカソード端子20および21の電位が低下していないという条件、すなわちV7>Vi1、V7<Vi2、V7<Vi3が成立しているものとする。
(a)まず、時刻t1〜t7について説明する。
基準クロック信号源5から順序回路25に入力されるクロック信号CLK1は、デューティ比50%のパルスであり、順序回路25が出力する各スイッチ素子22〜24の制御信号V1〜V3はこのクロック信号CLK1から生成される。
スイッチ素子22〜24の制御信号V1〜V3にはデッドタイムt3―t2、t5―t4が設けられて、t2−t1、t4−t3、t6−t5で順次ハイレベルとなる。時刻t6において制御信号V3がローレベルになると同時に、カウンタ回路用クロックV5がt7−t6の間だけハイレベルとなる。さらにt2−t1においてV7>Vi1であるため、V9およびV10がハイレベルとなりカウンタ回路31は、1回目のカウントが行われる。しかしながら1回のカウント動作では、カウンタ回路出力Voは出力されない。したがって昇圧回路1は昇圧動作を行わない。
(b)つぎに時刻t7〜t15について説明する。
スイッチ素子22〜24の制御信号V1〜V3にはデッドタイムt10―t9、t12―t11が設けられて、t9−t8、t11−t10、t14−t12で順次ハイレベルとなる。時刻t14において制御信号V3がローレベルになると同時に、カウンタ回路用クロックV5がt15−t14の間だけハイレベルとなる。さらにt9−t8においてV7>Vi1であるため、V9およびV10がハイレベルとなりカウンタ回路31は、2回目のカウントが行われる。このときカウンタ回路出力Voは区間tPにハイレベルを出力する。したがって昇圧回路1は昇圧動作を行い昇圧回路1のVOUTが一定電圧上昇する。
(c)時刻t16以降は、時刻t1からの動作と同じ動作を行う。
(d)記号t13はカウンタ回路用クロックV5の1周期を示している。
以上のように本実施の形態のLED駆動信号検出回路によれば、時間管理により順次、スイッチ素子をオンさせ複数のLEDの駆動信号、つまりLEDの端子電圧が十分なレベルであるか否かを順番に比較するため、1つの比較器27で複数のLED駆動信号を検出することができる。したがって、省電力化を図ることができる。また、このため回路規模または集積化した場合の回路面積を小さくできるといった効果も奏でる。
ここで、LED駆動信号検出回路の出力信号の使用態様の一例について説明する。LED16〜18が点灯するには定電流回路26が正常に動作する必要がある。電源1の電圧がLED16〜18の飽和電圧と定電流回路26を構成するNMOSトランジスタの飽和電圧との和より小さくなった場合、LED16〜18は消灯してしまうので、電源1の電圧が低下し、Vi<V7となった場合、検出信号がハイパルスを出力し、DC−DCコンバータ等からなる昇圧回路1により電源電圧を昇圧する。昇圧動作によりLED駆動信号を駆動するのに十分なレベルまであげ、LED16〜18の消灯を防ぐ。
本発明の発光素子駆動信号検出回路は、例えば複数のLEDを有する電子機器に有用である。
本発明の実施の形態1に係るLED駆動信号検出回路の構成を示す回路図である。 カウンタ回路の具体構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係るLED駆動信号検出回路の動作波形図である。 順序回路25の内部回路の一例を示す回路図である。 従来のLED端子監視回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 昇圧回路
2 出力端子
3、4 基準電圧源
5 基準クロック信号源
6 クロック信号源
7 コンデンサ
8,9,10,11 抵抗
12,13 pnpトランジスタ
14,15 電流源
16,17,18 LED
19,20,21 カソード端子
22,23,24 スイッチ素子
25 順序回路
26 定電流源回路
27 比較器
28,29,32〜35,41 フリップフロップ
30 リセット信号
31 カウンタ回路
36,37 AND回路
38 カウンタ回路
39 デコーダ回路
40 LED端子監視回路
50 アナログ信号選択回路

Claims (4)

  1. 複数の発光素子を電流制御する発光素子駆動回路に設けられる発光素子駆動信号検出回路であって、
    前記複数の発光素子の各々の駆動信号を順次時系列的に検出して出力する検出部と、前記検出部の出力と所定値とを比較する一つの比較器とを備えた発光素子駆動信号検出回路。
  2. 前記検出部は、複数の発光素子の各々の端子に一端がそれぞれ接続され他端が共通に接続された複数のスイッチ素子と、所定の周期内で前記複数のスイッチ素子を順次オンしていく制御信号を生成する信号生成回路と、前記複数のスイッチ素子の他端から得られる信号が入力されるローパスフィルタとを備えた請求項1記載の発光素子駆動信号検出回路。
  3. 前記信号生成回路は、所定のクロック信号に基づいて動作する順序回路からなり、前記順序回路は、前記所定の周期を設定するカウンタ用クロックと、前記カウンタ用クロックの周期内において前記複数のスイッチ素子を順次オンしていく制御信号と、前記カウンタ用クロックの周期内でかつ前記制御信号の発生後において出現するリセット信号とを生成し、
    前記リセット信号が入力されるまで前記比較器の出力を保持する保持回路と、前記保持回路の出力を前記カウンタ用クロック毎にカウントするカウンタ回路とをさらに備えた請求項2記載の発光素子駆動信号検出回路。
  4. 前記発光素子駆動回路は、前記発光素子の一端に接続した電圧源と、前記発光素子の他端に接続した電流源とからなり、前記発光素子の駆動信号は前記発光素子の他端に現れる端子電圧である請求項1記載の発光素子駆動信号検出回路。
JP2006172029A 2006-06-22 2006-06-22 発光素子駆動信号検出回路 Withdrawn JP2008004713A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006172029A JP2008004713A (ja) 2006-06-22 2006-06-22 発光素子駆動信号検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006172029A JP2008004713A (ja) 2006-06-22 2006-06-22 発光素子駆動信号検出回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008004713A true JP2008004713A (ja) 2008-01-10

Family

ID=39008865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006172029A Withdrawn JP2008004713A (ja) 2006-06-22 2006-06-22 発光素子駆動信号検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008004713A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008311602A (ja) * 2007-05-17 2008-12-25 Seiko Npc Corp Led駆動回路
WO2020044817A1 (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光源装置、検出方法、センシングモジュール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008311602A (ja) * 2007-05-17 2008-12-25 Seiko Npc Corp Led駆動回路
WO2020044817A1 (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光源装置、検出方法、センシングモジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5228971B2 (ja) 電源回路
CN101114793B (zh) 半导体集成电路和包括该电路的电子设备
TWI556560B (zh) 電源供應控制電路、電源供應裝置、電子設備及電源供應控制方法
JP5287030B2 (ja) Dc−dcコンバータおよび制御方法
KR100892210B1 (ko) 차지 펌프의 모드 변환 조절 회로 및 방법
JP5479940B2 (ja) 昇降圧dc−dcコンバータ及び車両用灯具
JP2010178438A (ja) スイッチング電源制御回路
US8476842B2 (en) Driving device for LED module
JP2012231442A (ja) 半導体装置
JP2013070509A (ja) 電源装置及び発光素子駆動装置
US9306592B2 (en) Semiconductor integrated circuit
US8004201B2 (en) LED circuit
JP2021097541A (ja) 半導体集積回路装置
JP2014117045A (ja) チャージポンプ回路
JP2017224924A (ja) スイッチング制御装置
JP2008004713A (ja) 発光素子駆動信号検出回路
JP6135366B2 (ja) 低電流保護回路
JP2008178257A (ja) スイッチングレギュレータの制御回路およびそれを利用したスイッチングレギュレータならびに電子機器
JP2007151322A (ja) 電源回路およびdc−dcコンバータ
JP2008157837A (ja) 電池残量検出装置および携帯端末装置
JP2010015879A (ja) 発光素子の輝度設定方法およびインタフェース回路
JP2005237122A (ja) スイッチング制御用の集積回路装置およびスイッチング電源
JP2007281695A (ja) アナログ・ディジタル変換器
JP2018073935A (ja) 半導体装置及び消費電流テスト方法
JP2010035302A (ja) 電源制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081112

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110601

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110916