JP2008004619A - 位置決め方法および位置決め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体チップ等のワークを定位置に定姿勢で配置することができ、しかもワークの損傷を防止できる位置決め方法および位置決め装置を提供する。
【解決手段】第1押圧体11を前進させて先端平坦面11aにてワークWを定位置を越えて押圧した後、第1押圧体11を後退させさせる。次に、第1押圧体11と同一直線L上に180度反対方向に設けられた第2押圧体12を前進させる。そして、第1押圧体11の先端平坦面11aと第2押圧体12の先端平坦面12aと協働してワークWを定姿勢とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、位置決め方法および位置決め装置に関する。
リードフレームなどの基板に半導体チップ等を供給する場合、半導体チップを定位置に定姿勢で配置し、この状態の半導体チップをチップ供給装置にて、リードフレームのポケットに供給する必要がある。
そのため、このような半導体チップを定位置に定姿勢で配置するための位置決め装置を必要とする。従来のこの種の位置決め装置には4本の爪部材を備えたものがある(特許文献1)。この場合の装置は、図5に示すように、同一直線L上に相対向するように配置される一対の爪部材1、2と、この爪部材1、2に対して周方向に90度ずれた一対の爪部材3、4とを備える。
そして、爪部材1、2はリンク等の連結手段に接続され、同時に前進後退する。また、爪部材3、4もリンク等の連結手段に接続され、同時に前進後退する。
次に、この図5に示す位置決め装置にて位置決めを行う方法を説明する。例えば、半導体チップ(ワーク)5が、図5(a)に示すように、各爪部材1、2、3、4間の空間部6に配置されている場合、すなわち、前記直線Lに対して、長手方向がθだけ傾斜するとともに、第1爪部材1側に寄っている状態における位置決めについて説明する。
まず、相対向する爪部材1、2を同時に等距離ずつX方向に前進させていく。これによって、ワーク5(具体的には、第1爪部材側の短辺5aと第3爪部材側の長辺5bとが成すコーナ部)に爪部材1の先端面が当接する。その後さらに爪部材1、2を前進させて行けば、ワーク5は第1爪部材1にて定位置側へ押圧される。
この際、この押圧によって、ワーク5は図5(b)の矢印のように揺動して、前記直線Lと平行状となる。その後、爪部材1、2をさらに矢印X方向へ前進させることによって、図5(c)に示すように、ワーク5は、両爪部材1、2に押圧されて、爪部材1、2間中間位置に配置される。すなわち、第1爪部材1がワーク5の一方の短辺5aに当接するとともに、第2爪部材2はワーク5の他方の短辺5cに当接する。
その後、第3爪部材3と第4爪部材4とを同時に等距離ずつ矢印Y方向に前進させていく。この場合、第4爪部材4とワーク5の他方の長辺5dとが当接して、第1爪部材1と第2爪部材2とに挟まれた状態でワーク5は第4爪部材4に押されて第3爪部材3側に移動する。これによって、図5(d)に示すように、第3爪部材3がワーク5の一方の長辺5bに当接するとともに、第4爪部材4はワーク5の他方の長辺5dに当接する。すなわち、前記直線Lと、これに直交して第3爪部材3と第4爪部材4とが配設される直線L1との交点に、ワーク5の中心が一致する正規位置(定位置)に定姿勢(ワーク5の長手方向が前記直線Lに平行でかつワーク5の短手方向が前記直線L1に平行となる姿勢)で配置される。
特開平5−48299号
しかしながら、図6に示すように、ワーク5の一のコーナ部7aが第1爪部材1の先端面に対面するとともに、ワーク5の前記一のコーナ部7aに対面する他のコーナ部7bが第2爪部材2の先端面に対面している場合がある。
このような時に、第1爪部材1と第2爪部材2とが同時に等距離前進すれば、この第1爪部材1と第2爪部材2とが配設される直線L(図5参照)に対して傾斜したまま、ワーク5が第1爪部材1と第2爪部材2とで挟持された状態となる。
このように、第1爪部材1と第2爪部材2とでワーク5を挟み込めば、このワーク5を定位置に配置できるが、定姿勢とすることができない。しかも、ワーク5のコーナ部7a、7bが損傷するおそれもある。
本発明は、上記課題に鑑みて、半導体チップ等のワークを定位置に定姿勢で配置することができ、しかもワークの損傷を防止できる位置決め方法および位置決め装置を提供する。
本発明の第1の位置決め方法は、矩形平板形状のワークの位置を決める位置決め方法であって、第1押圧体を前進させてワークを定位置側に押圧した後、第1押圧体と同一直線上に180度反対方向に設けられた第2押圧体を前進させて、前記第1押圧体と第2押圧体と協働してワークを定姿勢とするものである。
本発明の第1の位置決め方法によれば、第1押圧体を前進させてワークを定位置側に押圧することによって、この第1押圧体の先端平坦面(押圧面)に対して傾斜しているワークの一面をこの第1押圧体の先端平坦面によって押圧しながら、ワークを定位置側へ移動させることができる。すなわち、前記ワークの一面の一部乃至この一面のコーナ部が第1押圧体の先端平坦面に当接し、この当接した状態からさらに第1押圧体が前進すれば、ワークは、この当接部を中心に第1押圧体側に揺動して、定姿勢に近づく。
その後、第2押圧体が前進することによって、第2押圧体の先端平坦面が前記ワーク一面と対向するワーク他面(ワーク一面と平行な面)を押圧する。これによって、この第2押圧体の先端平坦面と、第1押圧体の先端平坦面とでワークを挟持することができ、ワークを第1押圧体と第2押圧体との間に非定姿勢で挟むことなく、定姿勢とすることができる。
本発明の第2の位置決め方法は、矩形平板形状のワークの位置を決める位置決め方法であって、第1押圧体を前進させて先端平坦面にてワークを定位置を越えて押圧した後、この第1押圧体を後退させ、次に、第1押圧体と同一直線上に180度反対方向に設けられた第2押圧体を前進させて、前記第1押圧体の先端平坦面と第2押圧体の先端平坦面と協働してワークを定姿勢とするものである。
本発明の第2の位置決め方法によれば、前記第1の位置決め方法と同様、第1押圧体を前進させることによって、ワークが、第1押圧体に対する当接部を中心に第1押圧体側に揺動して、定姿勢に近づく。その後、第2押圧体を前進させることによって、第2押圧体の先端平坦面をワーク一面と対向するワーク他面を押圧する。この際、第1押圧体が後退しているので、第2押圧体によりワークを第1押圧体側へ押圧することができる。これによって、ワークをさらに定姿勢に近づけることができる。
その後、第2押圧体の先端平坦面と、第1押圧体の先端平坦面とでワークを挟持することによって、ワークを第1押圧体と第2押圧体との間に非定姿勢で挟むことなく、定姿勢とすることができる。特に、この第2の位置決め方法によれば、第2押圧体を前進させる際には、第1押圧体が後退しているので、第2押圧体と第1押圧体との間に非定姿勢のワークの挟持することを安定して回避することができる。
本発明の第3の位置決め方法は、矩形平板形状のワークの位置を決める位置決め方法であって、第1押圧体を前進させて先端平坦面にてワークを定位置側に押圧した後、第1押圧体と同一直線上に180度反対方向に設けられた第2押圧体を前進させ、次に、第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれた第3押圧体と、第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれるとともに、第3押圧体と180度反対方向にずれた第4押圧体と、前記第1押圧体と、前記第2押圧体とを同時に前進させて、第1押圧体の先端平坦面と第2押圧体の先端平坦面と第3押圧体の先端平坦面と第4押圧体の先端平坦面と協働して前記ワークを定位置上に定姿勢とするものである。
本発明の第3の位置決め方法によれば、前記第1の位置決め方法と同様、第1押圧体を前進させることによって、ワークが、第1押圧体に対する当接部を中心に第1押圧体側に揺動して、定姿勢に近づく。また、第2押圧体が前進することによって、第2押圧体の先端平坦面と、第1押圧体の先端平坦面とでワークを挟持することができ、ワークを第1押圧体と第2押圧体との間に非定姿勢で挟むことなく、定姿勢とすることができる。
その後、ワークを定姿勢に保持した状態で、第3押圧体と第4押圧体とを前進させることによって、第3・第4押圧体間方向の位置合わせを行うことができ、また、第1押圧体と第2押圧体とで、第1・第2押圧体間方向の位置合わせを行うことができる。これによって、ワークを、第1押圧体と第2押圧体との間及び第3押圧体と第4押圧体との間に非定姿勢で挟むことなく、定位置上に定姿勢とすることができる。
本発明の第4の位置決め方法は、矩形平板形状のワークの位置を決める位置決め方法であって、第1押圧体を前進させてワークを定位置を越えて押圧した後、この第1押圧体を後退させ、次に、第1押圧体と同一直線上に180度反対方向に設けられた第2押圧体を前進させて、その後、第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれた第3押圧体と、第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれるとともに、第3押圧体と180度反対方向にずれた第4押圧体と、前記第1押圧体と、前記第2押圧体とを同時に前進させて、第1押圧体の先端平坦面と第2押圧体の先端平坦面と第3押圧体の先端平坦面と第4押圧体の先端平坦面と協働して前記ワークを定位置上に定姿勢とするものである。
本発明の第4の位置決め方法によれば、前記第2の位置決め方法と同様、前記第1の位置決め方法と同様、第1押圧体を前進させることによって、ワークが、第1押圧体に対する当接部を中心に第1押圧体側に揺動して、定姿勢に近づく。その後、第2押圧体によりワークを第1押圧体側へ押圧することができる。これによって、ワークをさらに定姿勢に近づけることができる。次に、ワークを定姿勢に保持した状態で、第3押圧体と第4押圧体とを前進させることによって、第3・第4押圧体間方向の位置合わせを行うことができ、また、第1押圧体と第2押圧体とで、第1・第2押圧体間方向の位置合わせを行うことができる。これによって、ワークを、第1押圧体と第2押圧体との間及び第3押圧体と第4押圧体との間に非定姿勢で挟むことなく、定位置上に定姿勢とすることができる。
本発明の位置決め装置は、矩形平板形状のワークの位置を決める位置決め装置であって、第1駆動手段にて前進後退が可能であって先端平坦面にて前記ワークを定位置側に押圧する第1押圧体と、第1押圧体と同一直線上に180度反対方向に設けられて前記第1駆動手段とは相違する第2駆動手段にて前進後退が可能であって、第1押圧体によるワークの押圧後にこのワークを定位置側に押圧する第2押圧体とを備えたものである。
本発明の位置決め装置によれば、第1押圧体を第1駆動手段を介して前進させることによって、ワークを定位置側に押圧することができる。すなわち、この第1押圧体の先端平坦面(押圧面)に対して傾斜しているワーク一面をこの第1押圧体の先端平坦面によって押圧しながら、ワークを定位置側へ移動させることができる。これによって、ワークの一面の一部乃至この一面のコーナ部が第1押圧体の先端平坦面に当接し、この当接した状態からさらに第1押圧体を前進させることによって、ワークは、この当接部を中心に第1押圧体側に揺動して、定姿勢に近づけることができる。
その後、第2押圧体を第2駆動手段を介して前進させることによって、第2押圧体の先端平坦面をワーク一面と対向するワーク他面(ワーク一面と平行な面)を押圧する。これによって、この第2押圧体の先端平坦面と、第1押圧体の先端平坦面とでワークを挟持することができ、ワークを、第1押圧体と第2押圧体との間に非定姿勢で挟むことなく、定姿勢とすることができる。
この位置決め装置では、第1押圧体は第1駆動手段の駆動にて前進後退し、第2押圧体は第2駆動手段の駆動にて前進後退するものであるので、第1押圧体と第2押圧体を同期させることなく、独立させて第1押圧体と第2押圧体とを駆動することができる。
また、本発明の位置決め装置において、第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれた第3押圧体と、第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれるとともに、第3押圧体と180度反対方向にずれた第4押圧体とを備え、第1押圧体の先端平坦面と第2押圧体の先端平坦面と第3押圧体の先端平坦面と第4押圧体の先端平坦面とによるワークの同時押圧を可能としてもよい。
このように、第3押圧体と第4押圧体とを備えれば、ワークを定姿勢に保持した状態で、第3押圧体と第4押圧体とを前進させることによって、第3・第4押圧体間方向の位置合わせを行うことができ、また、第1押圧体と第2押圧体とで、第1・第2押圧体間方向の位置合わせを行うことができる。これによって、ワークを、定位置上に定姿勢とすることができる。
さらに、第3押圧体は第3駆動手段にて前進後退するとともに、第4押圧体は前記第3駆動手段と異なる第4駆動手段にて前進後退するようにできる。
このように、第3押圧体が第3駆動手段にて前進後退し、第4押圧体が第3駆動手段と異なる第4駆動手段にて前進後退するようにすれば、第3押圧体を前記第1押圧体として機能させ、第4押圧体を前記第2押圧体として機能させることができる。
本発明の第1及び第2の位置決め方法では、ワークを、第1押圧体と第2押圧体との間に非定姿勢で挟むことなく、定姿勢とすることができる。このため、その後の工程を安定して行うことができ、しかも、ワークへの損傷を防止できる。特に、第2の位置決め方法では、第2押圧体を前進させる際には、第1押圧体が後退しているので、第2押圧体と第1押圧体との間に非定姿勢のワークの挟持を安定して回避することができる。このため、ワークへの損傷をより確実に防止できる。
また、本発明の第3及び第4の位置決め方法では、ワークを、第1押圧体と第2押圧体との間及び第3押圧体と第4押圧体との間に非定姿勢で挟むことなく、定位置上に定姿勢とすることができる。このため、定位置上に定姿勢に配設された高品質を維持したままのワークを、確実に他の工程に供給することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は本発明の位置決め装置を示す。この位置決め装置は、リードフレームなどの基板に半導体チップ(矩形状平板体のワークW)を供給するためにこの半導体チップを定位置に定姿勢で配置するための装置である。
第1押圧体11と、第1押圧体11と同一直線L(図2参照)上に180度反対方向に設けられる第2押圧体12と、第1押圧体11及び第2押圧体12にそれぞれ周方向に90度ずれた第3押圧体13と、第1押圧体11及び第2押圧体12にそれぞれ周方向に90度ずれるとともに、第3押圧体13と180度反対方向にずれた第4押圧体14とを備える。
第1押圧体11は第1駆動手段21にて矢印A、Bのように前進後退が可能とされ、第2押圧体12は第2駆動手段22にて矢印C、Dのように前進後退が可能とされる。この場合、各矢印A、B、C、Dは直線Lに沿うものである。
また、第3押圧体13は第3駆動手段23にて矢印E、Fのように前進後退が可能とされ、第4押圧体14は第4駆動手段24にて矢印G、Hのように前進後退が可能とされる。この場合、各矢印E、F、G、Hは直線Lと直交する直線L1(図2参照)に沿うものである。
この図1と図2(a)に示すように、各押圧体11、12、13、14が後退した状態では、各先端平坦面11a、12b、13c、14d間に、ワークWが配置される空間部Sが形成される。この場合、空間部Sの中心O(つまり直線Lと直線L1との交点)上にワークWの中心が対応するワーク位置を定位置と呼び、図2(c)(d)(e)に示すように、ワークWの長手方向が前記直線L1と平行となる姿勢を定姿勢と呼ぶ。このため、図2(e)に示す状態が、定位置上に定姿勢で配設されている状態である。なお、図2(c)(d)に示す状態では、定姿勢であるが、空間部Sの中心O上にワークWの中心が対応していないので、定位置にあるといえない。
各押圧体11、12、13、14の駆動手段21、22、23、24としては、例えばパルスモータ(ステッピングモータ)を用いることができる。ここで、パルスモータとは、パルス電力に同期して動作する同期電動機である。このパルスモータは、運動量が駆動パルスの数に比例するとともに、デジタル制御回路との相性が良い等の利点がある。このため、各押圧体11、12、13、14に正確な距離にて往復動(前進後退)させることができる。
次に、前記のように構成された位置決め装置を使用したワークWの位置決め方法を図2を使用して説明する。
図2(a)に示すような状態にワークWがこの装置の空間部Sに供給された場合、まず、第1押圧体11を第1駆動手段21の駆動によって、図2(b)に示すように矢印A方向に前進させる。この図2(a)の状態における空間部Sにおいては、この空間部Sの中心Oから各先端平坦面11a、12a、13a、14aまでの等距離(等寸法)とする。この前進で、第1押圧体11の先端平坦面(押圧面)11aに対して傾斜しているワーク一面15aをこの第1押圧体11の先端平坦面11aによって押圧しながら、ワークWを定位置側へ移動させる。すなわち、前記ワーク一面15aの一部が第1押圧体11の先端平坦面11aに当接し、この当接した状態からさらに第1押圧体11が前進することによって、ワークWは、この当接部17を中心に矢印のように第1押圧体11側に揺動して、定姿勢に近づく。
次に、図2(c)に示すように、第2押圧体12を第2駆動手段22の駆動によって、矢印C方向に前進させる。すなわち、第2押圧体12の先端平坦面12aにて前記ワーク一面(長辺)15aと対向するワーク他面(ワーク一面と平行な長辺)15bを押圧する。これによって、この第2押圧体12の先端平坦面12aと、第1押圧体11の先端平坦面11aとでワークWを挟持することができ、ワークWを第1押圧体11と第2押圧体12との間に非定姿勢で挟むことなく、定姿勢とすることができる。
その後、図2(d)に示すように、第1押圧体11を第1駆動手段21の駆動によって、矢印B方向へ後退させるとともに、第2押圧体12を第2駆動手段22の駆動によって、矢印D方向へ後退させる。この状態では、定姿勢を維持している。
次に、図2(c)に示すように、全押圧体11、12、13、14をそれぞれ矢印A、C、E、G方向に前進させる。これによって、ワークWを定位置で定姿勢とすることができる。その後は、全押圧体11、12、13、14をそれぞれ後退させて、図示省略のチップ供給手段等にて、このワークWを、リードフレームなどの基板に供給することになる。
この位置決め方法では、ワークWを、第1押圧体11と第2押圧体12との間に非定姿勢で挟むことなく、定姿勢とすることができる。
なお、位置決め前のワークWの姿勢としては、図2(a)に示すように、長辺15aが第1押圧体11の先端平坦面11aに対して、一方の短辺15cが接近するよう角度αで傾斜したものにかぎらない。すなわち、例えば、図3(a)に示すように、長辺15aが第2押圧体12の先端平坦面12aに対して、他方の短辺15dが接近するよう角度βで傾斜してもよい。
このような場合でも、図3(b)のように、第1押圧体11を前進させれば、まず、第1押圧体11の先端平坦面11aの角部が一方の長辺15aの一部に当接する。その後さらに第1押圧体11が、ワークWはこの当接部を中心に矢印の如く回動(揺動)して、定姿勢に近づく。その後は、図2(c)(d)(e)と同様の工程を行うことによって、ワークWを定位置上に定姿勢とすることができる。
このように、前記した位置決め方法では、ワークを、第1押圧体11と第2押圧体12との間及び第3押圧体13と第4押圧体14との間に非定姿勢で挟むことなく、定位置上に定姿勢とすることができる。このため、定位置上に定姿勢に配設された高品質を維持したままのワークWを、確実に他の工程に供給することができる。
図4は他の位置決め方法を示している。この方法は、図4(a)に示すように、空間部SにワークWが供給された後、まず、図4(b)のように、第1押圧体11を矢印Aの方向に前進させる。この際、ワークWを定位置を越えるまで押圧する。この際、第1押圧体11の先端平坦面11aの第3押圧体13側の角部が、ワークWの長辺15aの一部に当接し、この当接部を中心にワークWが矢印方向に揺動する。このため、ワークWは定姿勢に近づく。ここで、定位置を越えるとは、空間部Sの中心OよりもワークWの中心が第2押圧体12側となる場合をいう。
次に、図4(c)のように、第1押圧体11を矢印Bのように後退させて、その先端平坦面11aをワークWから離す。その後、図4(d)に示すように、第2押圧体12を矢印C方向に前進させる。これによって、第1押圧体11と第2押圧体12とで協働して、ワークWを定姿勢とする。すなわち、第1押圧体11を後退させるときの後退量は、第2押圧体12を前進させて、この第1押圧体11と第2押圧体12とでワークWを挟持した状態で、第3押圧体13と第4押圧体14とが配置される直線L1上にワークWの中心線Mが一致する量である。なお、第1押圧体11を後退させる際に、図4(d)に示す位置より後退した後、第2押圧体12を矢印C方向に前進させる際にこの第1押圧体11を再度前進させてもよい。
そして、図4(d)に示すように、定姿勢(この場合、まだ定位置に配置されていない)とした後、図4(e)に示すように、第1押圧体11と第2押圧体12とをそれぞれ矢印B、Dのように後退させ、次に図4(d)に示すように、4個の押圧体11、12、13、14を矢印A、C、E、G方向に前進させる。これによって、前記図2に示した方法と同様ワークWを定位置上に定姿勢とすることができる。
この図4に示す位置決め方法では、第2押圧体12を前進させる際には、第1押圧体11が後退しているので、第2押圧体12と第1押圧体11との間に非定姿勢のワークWの挟持を安定して回避することができる。このため、ワークWへの損傷をより確実に防止できる。
ところで、第3押圧体13は第3駆動手段23の作動(駆動)にて前進後退し、第4押圧体14は第4駆動手段24の作動(駆動)にて前進後退するので、この第3押圧体13と第4押圧体とで、ワークWを定姿勢とした後、全押圧体11、12、13、14を使用して、ワークWを定位置上に定姿勢とすることができる。すなわち、第3押圧体13を前記第1押圧体11として機能させ、第4押圧体14を前記第2押圧体12として機能させることができる。
ところで、矩形平板形状のワークWを定姿勢にする場合、長辺側にその先端平坦面が対応している押圧体を使用するのが好ましい。すなわち、短辺側にその先端平坦面が対応している押圧体を使用すれば、定姿勢に補正する際の回転力が小さく、ワークは傾斜したままの状態で押圧されるおそれがある。このため、この第3押圧体13と第4押圧体14とでまず定姿勢化を図る場合は、第3押圧体13の先端平坦面13a及び第4押圧体14の先端平坦面14aがワークWの長辺15a、15bに対向しているが好ましい。もとろん、ワークWを定姿勢にする場合、短辺側にその先端平坦面が対応している押圧体を使用してもよい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、実施形態では、ワークWとしては、モールド品であっても、ウェハ等であってもよく、形状としても、図例のように、短辺に比べて長辺の長さが比較的大であるものであっても、僅かに大きい程度であっても、さらには、正方向であってもよい。また、ワークWの肉厚としても、押圧体11、12、13、14にて押圧が可能であればよい。このため、ワークWの載置面にワークWを押圧する際の摩擦抵抗が小となる材質にて構成したり、平滑面としたりすることができる。
また、各駆動手段21、22、23、24として、パルスモータ以外に、サーボモータ等を使用しても、さらには圧電アクチュエータや電歪アクチュエータ等を使用してもよい。すなわち、各押圧体11、12、13、14を独立して設定した距離を精度良く往復動させることができればよい。さらに、図2や図4に示す位置決め方法では、第3押圧体13と第4押圧体14とは、同時に等距離だけ前進後退させるので、第3押圧体13と第4押圧体14とを同一の駆動手段を使用して、同時に等距離だけ前進後退するものに設定してもよい。各押圧体11、12、13、14の先端平坦面11a、12a、13a、14aの大きさとしては、ワークWを押圧できるものであればよいので、位置決めするワークWの大きさや形状等に応じて種々変更できる。また、全先端平坦面11a、12a、13a、14aの大きさが同じであっても、先端平坦面11aと先端平坦面12aとが同じであるとともに、先端平坦面13aと先端平坦面14aとが同じであり、先端平坦面11a、12aと先端平坦面13a、14aと相違するようにしてもよく、さらには、各先端平坦面11a、12a、13a、14aが相違してもよい。
本発明の実施形態の位置決め装置を示す簡略斜視図である。 前記図1に示した位置決め装置を使用した位置決め方法の工程図である。 位置決めする前のワークの他の姿勢からの位置決め方法を示す工程図である。 前記図1に示した位置決め装置を使用した他の位置決め方法の工程図である。 従来の位置決め方法を示す工程図である。 従来の位置決め方法の課題を説明する簡略斜視図である。
符号の説明
11 第1押圧体
11a 先端平坦面
12 第2押圧体
12a 先端平坦面
13 第3押圧体
13a 先端平坦面
14 第4押圧体
14a 先端平坦面
21 第1駆動手段
22 第2駆動手段
23 第3駆動手段
24 第4駆動手段
W ワーク

Claims (7)

  1. 矩形平板形状のワークの位置を決める位置決め方法であって、
    第1押圧体を前進させて先端平坦面にてワークを定位置側に押圧した後、第1押圧体と同一直線上に180度反対方向に設けられた第2押圧体を前進させて、前記第1押圧体の先端平坦面と第2押圧体の先端平坦面と協働してワークを定姿勢とすることを特徴とする位置決め方法。
  2. 矩形平板形状のワークの位置を決める位置決め方法であって、
    第1押圧体を前進させて先端平坦面にてワークを定位置を越えて押圧した後、この第1押圧体を後退させ、次に、第1押圧体と同一直線上に180度反対方向に設けられた第2押圧体を前進させて、前記第1押圧体の先端平坦面と第2押圧体の先端平坦面と協働してワークを定姿勢とすることを特徴とする位置決め方法。
  3. 矩形平板形状のワークの位置を決める位置決め方法であって、
    第1押圧体を前進させて先端平坦面にてワークを定位置側に押圧した後、第1押圧体と同一直線上に180度反対方向に設けられた第2押圧体を前進させ、次に、第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれた第3押圧体と、第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれるとともに、第3押圧体と180度反対方向にずれた第4押圧体と、前記第1押圧体と、前記第2押圧体とを同時に前進させて、第1押圧体の先端平坦面と第2押圧体の先端平坦面と第3押圧体の先端平坦面と第4押圧体の先端平坦面と協働して前記ワークを定位置上に定姿勢とすることを特徴とする位置決め方法。
  4. 矩形平板形状のワークの位置を決める位置決め方法であって、
    第1押圧体を前進させてワークを定位置を越えて押圧した後、この第1押圧体を後退させ、次に、第1押圧体と同一直線上に180度反対方向に設けられた第2押圧体を前進させて、その後、第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれた第3押圧体と、第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれるとともに、第3押圧体と180度反対方向にずれた第4押圧体と、前記第1押圧体と、前記第2押圧体とを同時に前進させて、第1押圧体の先端平坦面と第2押圧体の先端平坦面と第3押圧体の先端平坦面と第4押圧体の先端平坦面と協働して前記ワークを定位置上に定姿勢とすることを特徴とする位置決め方法。
  5. 矩形平板形状のワークの位置を決める位置決め装置であって、
    第1駆動手段にて前進後退が可能であって先端平坦面にて前記ワークを定位置側に押圧する第1押圧体と、
    第1押圧体と同一直線上に180度反対方向に設けられて前記第1駆動手段とは相違する第2駆動手段にて前進後退が可能であって、第1押圧体によるワークの押圧後にこのワークを定位置側に押圧する第2押圧体とを備えたことを特徴とする位置決め装置。
  6. 第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれた第3押圧体と、
    第1押圧体及び第2押圧体にそれぞれ周方向に90度ずれるとともに、第3押圧体と180度反対方向にずれた第4押圧体とを備え、第1押圧体の先端平坦面と第2押圧体の先端平坦面と第3押圧体の先端平坦面と第4押圧体の先端平坦面とによるワークの同時押圧を可能としたことを特徴とする請求項5の位置決め装置。
  7. 前記第3押圧体は第3駆動手段にて前進後退するとともに、第4押圧体は前記第3駆動手段と異なる第4駆動手段にて前進後退することを特徴とする請求項6の位置決め装置。
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