JP2008003462A - 像加熱装置及びこの装置に用いられるヒータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像定着装置で小サイズ紙を連続定着する際の非通紙領域の昇温を抑えられる搬送方向通電方式のヒータの耐久性を高くすることにある。
【解決手段】 給電用コネクタと繋がれる第1の電極と第2の電極の間に、これらの電極とは直接繋がらないU字形状の第3の電極を設け、第1の電極と第3の電極の間及び第2の電極と第3の電極の間それぞれに発熱抵抗体を設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真記録技術や静電記録技術を用いた複写機やプリンタに搭載される加熱定着装置として用いれば好適な像加熱装置、及びこの装置に用いられるヒータに関する。
特に、画像が形成された記録材をヒータとバックアップ部材間のニップ部に通すことによって画像を加熱する像加熱装置及びこの装置に用いられるヒータに関する。
画像形成装置に搭載する定着装置として、フィルム加熱方式のものが実用化されている。このフィルム加熱方式の定着装置は、プリント指令を待つ待機中の消費電力が少なく、また、ヒータへの通電開始から定着可能温度に達するまでに要する時間が短い等のメリットがある。このフィルム加熱方式の定着装置8は、図6に示すように、セラミックヒータ13と加圧ローラ18で定着ニップ部Nを形成している。ヒータ13は円筒状の定着フィルム12の内周面に接触している。画像を担持する記録材Pは、定着ニップ部Nで、画像が定着フィルム12に接触しつつ搬送される。なお、番号11はヒータ13を保持するホルダである。ヒータ13は、セラミック基板14と、基板14上に印刷された発熱抵抗体15、発熱抵抗体15を覆うガラスコート層16、を有する。番号19は加圧ローラの芯金、番号20は芯金19に設けられた弾性層、番号17はヒータ13の温度を検知する温度検知素子である。
図7(a)、図7(b)はヒータ13の平面図である。図7(a)に示すようにヒータ基板14に対して発熱抵抗体15は同等の抵抗値で往復に配置されている。あるいは図7(b)に示すように往路は発熱抵抗体15で形成され、復路は電極21で設定されている場合もある。23は電極の給電コネクタが繋がれる部分を表している。
ところで、このような定着装置を用いた画像形成装置では、小サイズ紙を連続プリントすると、定着ニップ部の長手方向の紙が通過しない領域の温度が過度に上昇する現象(非通紙領域昇温)が発生することが知られている。この非通紙領域昇温の対策の一つとして、特許文献1に示すような搬送方向給電方式のヒータを用いる提案がなされている。
特開2005−234540号公報
特許文献1に記載されている搬送方向給電方式のヒータの中でも、ヒータ長手方向の発熱分布を均等に近づけやすい構成が図8(特許文献1の図2)に示したヒータである。このヒータは、第1の電極21から発熱抵抗体15への電流の入口である点Aと、第2の電極22から発熱抵抗体15への電流の入口である点Cと、を結んだ仮想線が発熱抵抗体15の対角線に相当する構成である。以下、このような構成を特に対角給電方式と称する。また、給電用コネクタを取り付ける電極接点部はヒータ基板長手方向の一端部に纏めてあるほうがヒータを定着装置に取り付ける際の組み立て性が優れ好ましい。特許文献1のものは、この目的のために、ヒータ基板にスルーホールを設けて基板の裏面にも電極を形成している。
しかしながら、特許文献1のものは、ヒータ基板長手方向の一方の端部に電極接点部を纏める構成で且つ対角給電方式を達成するために、ヒータ基板にスルーホールを設けねばならず、ヒータ基板の耐久性を考慮すると更なる改良の余地があった。
そこで本発明は、特許文献1に開示されているような対角給電方式のヒータのメリットを生かしつつ、更にヒータの耐久性を向上させたヒータ、及びこのヒータを用いた像加熱装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための本発明は、ヒータと、前記ヒータと共にニップ部を形成するバックアップ部材と、前記ヒータに繋がれる第1の給電コネクタと、前記第1の給電コネクタとは電気的に逆極性であり前記ヒータに繋がれる第2の給電コネクタとを有し、前記ニップ部で画像を担持する記録材を搬送しつつ加熱する像加熱装置において、前記ヒータは、基板と、前記基板上に基板長手方向に沿って設けられており前記第1の給電コネクタと繋がれる第1の電極と、前記基板上に前記長手方向に沿って設けられており前記第2の給電コネクタと繋がれる第2の電極と、前記基板上に前記長手方向に沿って設けられており前記第1の電極と前記第2の電極の間に繋がれている発熱抵抗体と、を有し、前記発熱抵抗体は前記長手方向と直交する方向に二本設けられており、前記第1及び第2の電極いずれとも直接繋がっていない第3の電極が二本の前記発熱抵抗体それぞれの長手方向に沿って設けられており、一方の前記発熱抵抗体は前記第1の電極と一方の前記第3の電極との間、他方の前記発熱抵抗体は前記第2の電極と他方の前記第3の電極との間に繋がれており、一方の前記発熱抵抗体と前記第1の電極との接触領域うち電気的に最も第1の給電コネクタに近い位置と、一方の前記発熱抵抗体と一方の前記第3の電極との接触領域のうち電気的に最も第2の給電コネクタに近い位置と、を結ぶ仮想線は一方の前記発熱抵抗体の対角線になっており、他方の前記発熱抵抗体と前記第2の電極との接触領域うち電気的に最も第2の給電コネクタに近い位置と、他方の前記発熱抵抗体と他方の前記第3の電極との接触領域のうち電気的に最も第1の給電コネクタに近い位置と、を結ぶ仮想線は他方の前記発熱抵抗体の対角線になっていることを特徴とする。
更に本発明は、基板と、前記基板上に基板長手方向に沿って設けられており第1の給電コネクタと繋がれる第1の電極と、前記基板上に前記長手方向に沿って設けられており前記第1の給電コネクタとは電気的に逆極性の第2の給電コネクタと繋がれる第2の電極と、前記基板上に前記長手方向に沿って設けられており前記第1の電極と前記第2の電極の間に繋がれている発熱抵抗体と、を有するヒータにおいて、前記発熱抵抗体は前記長手方向と直交する方向に二本設けられており、前記第1及び第2の電極いずれとも直接繋がっていない第3の電極が二本の前記発熱抵抗体それぞれの長手方向に沿って設けられており、一方の前記発熱抵抗体は前記第1の電極と一方の前記第3の電極との間、他方の前記発熱抵抗体は前記第2の電極と他方の前記第3の電極との間に繋がれており、一方の前記発熱抵抗体と前記第1の電極との接触領域うち電気的に最も第1の給電コネクタに近い位置と、一方の前記発熱抵抗体と一方の前記第3の電極との接触領域のうち電気的に最も第2の給電コネクタに近い位置と、を結ぶ仮想線は一方の前記発熱抵抗体の対角線になっており、他方の前記発熱抵抗体と前記第2の電極との接触領域うち電気的に最も第2の給電コネクタに近い位置と、他方の前記発熱抵抗体と他方の前記第3の電極との接触領域のうち電気的に最も第1の給電コネクタに近い位置と、を結ぶ仮想線は他方の前記発熱抵抗体の対角線になっていることを特徴とする。
対角給電方式のヒータのメリットを生かしつつ、耐久性の高いヒータを提供できる。
(実施例1)
(1)画像形成装置例
図1は本発明の像加熱装置を定着装置として搭載した画像形成装置の概略構成図である。
1は矢印の方向に回転するドラム型の電子写真感光体である。M1はこの感光ドラム1等を駆動するメインモータである。103はモータM1のコントローラであり、CPU100によって制御される。この感光ドラム1は、帯電ローラ2により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。感光ドラム1の帯電処理面は画像信号に応じて変調されたレーザ光Lによって走査され、感光ドラム上には画像信号に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器3から供給されるトナーによって現像される。感光ドラム上に形成されたトナー像は、転写ローラ4によって転写位置Tで記録材P上に転写される。電源7は転写ローラ4に転写バイアスを印加している。その後、トナー像を担持する記録材Pは定着器8へ搬送され、トナー像は記録材P上に加熱定着される。定着処理された記録材Pは画像形成装置の外に出力される。なお、5は感光ドラムをクリーニングするクリーナであり、6は記録材の通過タイミングを検知するセンサである。
(2)定着装置(像加熱装置)8
定着装置8は、モータM2によって加圧ローラ(バックアップ部材)18を駆動し、定着フィルム(可撓性のスリーブ)12が加圧ローラの回転に従動して回転する加圧ローラ駆動タイプである。定着装置8はセラミックヒータ13と加圧ローラ18で定着ニップ部Nを形成している。ヒータ13は円筒状の定着フィルム12の内周面に接触している。画像を担持する記録材Pは、定着ニップ部Nで、画像が定着フィルム12に接触しつつ搬送される。なお、番号11はヒータ13を保持するホルダである。ヒータ13は、セラミック基板14と、基板14上に印刷された発熱抵抗体15、発熱抵抗体15を覆うガラスコート層16、を有する。番号19は加圧ローラの芯金、番号20は芯金19に設けられた弾性層、番号17はヒータ13の温度を検知する温度検知素子である。
ヒータ13の発熱抵抗体15は、トライアック101を介してAC電源Sに繋がれている。発熱抵抗体15はAC電源SからAC電圧が印加(電力供給)されると発熱する。これにより低熱容量のヒータ13全体が急速昇温する。ヒータ13の温度はサーミスタ17により検知されている。そして、CPU100はサーミスタ17の検知温度が設定温度を維持するようにトライアック101を制御する。制御方法は位相制御や波数制御が好ましい。
定着処理中、記録材Pのサイズに拘わらずヒータ13を所望の温度に保つために、サーミスタ17は、ヒータ13の長手方向(図1の紙面に対し垂直な方向)において記録材Pの搬送基準付近に配置されている。なお、本実施例の画像形成装置は、記録材の幅方向(=ヒータの長手方向)中央が画像形成装置内の記録材搬送路の幅方向(=ヒータの長手方向)中央と一致するように搬送基準が設定されている(中央基準)。CPU100はサーミスタ17の検知温度が所定の設定温度より低いとヒータ13が昇温するように、高い場合はヒータ13が降温するようにヒータ13への通電を制御する。
(3)ヒータの構成
図2は、本実施例の像加熱装置に搭載するヒータ13の平面図である。図3は基板14上に電極及び電極接点部を形成し、且つ発熱抵抗体を形成していない状態のヒータの平面図、図4は本実施例の定着装置の電気回路図である。
14はアルミナ製のヒータ基板であり、厚さ1mm、長さ270mm、幅(記録材搬送方向)14mmのサイズである。23aは第1の電極接点部、23bは第2の電極接点部であり、例えばAgやAg/Ptなどの電気導電材料(導体)にガラス粉末を混ぜた材料で構成されている。なお、電気導電材料とガラス紛の配合を変えれば所望の体積抵抗値に調整できる。第1の電極接点部23aには定着装置に設けられた第1の給電コネクタが取り付けられ、第2の電極接点部23bには定着装置に設けられた第2の給電コネクタが取り付けられる。なお、ここで述べている第1の給電コネクタと第2の給電コネクタは、電気的に逆極性であるもの同士を意味しており、第1の給電コネクタと第2の給電コネクタが物理的に一つの構造物に纏まっていても構わない。
また、基板上には第1の電極21aと第2の電極21bが設けられている。第1の電極接点部23aは第1の電極21aと繋がっており、第2の電極接点部23bは第2の電極21bと繋がっている。第1の電極21aは基板14の一方の長辺近傍に基板長手方向に沿って設けられている。第2の電極21bは基板14の他方の長辺近傍に基板長手方向に沿って設けられている。また、基板上には第1の電極と第2の電極いずれとも直接繋がっていない第3の電極21cが第1の電極21aと第2の電極21bの間に基板長手方向に沿って設けられている。第3の電極21cは二本の電極の一端同士C2とC3を繋いだU字形状になっている。
また、基板14上には二本の発熱抵抗体15aと15bが設けられている。一方の発熱抵抗体(第1の発熱抵抗体)15aは第1の電極21aと一方の第3の電極21cとの間に繋がれており、他方の発熱抵抗体(第2の発熱抵抗体)15bは第2の電極21bと他方の第3の電極21cとの間に繋がれている。二つの発熱抵抗体15a、15bは、いずれもPTC特性(Positive Temperature Coefficient)である。
第1の電極21a、第2の電極21b、第3の電極21cはいずれも幅1mmである。電極21aと電極21bの間隔は10mm、電極21aと電極21cの間隔及び電極21bと電極21cの間隔は3mmに設定してある。また、電極21c同士の間隔は2mmに設定してある。これらのサイズは、定着装置に要求される性能に合わせて適宜設定すれば良い。
電極接点部23、電極21、発熱抵抗体15は、いずれも厚さ調整の容易なスクリーン印刷によって基板14上に形成されている。電極21は電極接点部23と同じ材料のペーストを用いて基板14上にスクリーン印刷されている。また、二本の発熱抵抗体15は共に同じ材料のペーストを用いて基板14上にスクリーン印刷されている。発熱抵抗体15a、15bの長さは約220mmである。発熱抵抗体15の材料としては、例えば、酸化ルテニウムや、Ag/Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗材料にガラス粉末などを混ぜた材料が用いられ、各材料の配合を振ることで抵抗体の体積抵抗値を変えることができる。本実施例ではAg/Pd(銀パラジウム)を採用している。
基板14上に、まず、電極接点部23a、23b、及び電極21a、21b、21cのペーストを同時にスクリーン印刷し(図3の状態)、その後、発熱抵抗体15a、15bを電極上に重ねてスクリーン印刷している。この後、発熱抵抗体を覆うようにガラス層をスクリーン印刷する。
図2及び図4を参照すれば理解されるように、発熱抵抗体15aは第1電極21aと第3電極21c間を流れる電流により発熱するが、給電の入口A1とC2が発熱抵抗体15aの対角となっている対角給電方式になっている。同様に、発熱抵抗体15bは第2電極21bと第3電極21c間を流れる電流により発熱するが、給電の入口B1とC3が発熱抵抗体15bの対角となっている対角給電方式になっている。
換言すると、一方の発熱抵抗体15aと第1の電極21aとの接触領域うち電気的に最も第1の給電コネクタに近い位置A1と、一方の発熱抵抗体15aと一方の第3の電極21cとの接触領域のうち電気的に最も第2の給電コネクタに近い位置C2と、を結ぶ仮想線は一方の発熱抵抗体の15a対角線になっており、他方の発熱抵抗体15bと第2の電極21bとの接触領域うち電気的に最も第2の給電コネクタに近い位置B1と、他方の発熱抵抗体15bと他方の第3の電極21cとの接触領域のうち電気的に最も第1の給電コネクタに近い位置C3と、を結ぶ仮想線は他方の発熱抵抗体15bの対角線になっている。
また、図4のように電極21aと電極21cの間には無数の抵抗21arが並列に繋がっているとみなすことができる。同様に、電極21bと電極21cの間には無数の抵抗21brが並列に繋がっているとみなすことができる。
そもそも電極の抵抗がゼロ或いは発熱抵抗体の抵抗に対して無視できるほど小さい場合は、それぞれの電極はその長手方向に亘り、給電電位に対し同電位になるので発熱抵抗体は長手方向でほぼ一様に発熱する。しかしながら、電極の抵抗はゼロではないので、電極の長手で電位差が発生し、発熱抵抗体の長手方向で発熱ムラが発生する。この発熱ムラは発熱抵抗体に対する給電の入口の位置によって異なる。
一つの発熱抵抗体に対して設ける第1の電極の給電の入口と第2の電極の給電の入口(交流なので出口でもある)が両方共に基板長手方向において一方の端部側に設けられている場合、その一方の端部側の抵抗値が小さく、他方の端部側の抵抗値が大きくなる。そのため、電流は一方の端部間で流れやすくなり、給電入口側の発熱量と長手方向反対側の発熱量は異なってしまう。
一方、第1の電極の給電の入口と第2の電極の給電の入口を発熱抵抗体の対角となるように設けた場合でも、それぞれの電極の給電入口側から長手方向反対側にかけて電位勾配が発生する。しかしながら、二つの電極の給電の入口が発熱抵抗体の対角となっているので、第1の電極と第2の電極の電位勾配が逆となる。このため、図5に示すように、基板長手方向で両端部側の発熱量が多くなる傾向はあるものの発熱抵抗体の発熱ムラは小さく抑えることが出来る。
以上述べたように、対角給電方式は、発熱分布の均一性を考慮した場合に有利な給電方式であるため、本実施例では対角給電方式を採用している。また、対角給電方式の場合、仮にヒータが長手方向の途中で割れたとしても、この割れた位置で電気回路が開放されることになるので安全性も非常に高いというメリットもある。
更に本実施例では、第1の電極21aと第2の電極21bの間に、これら二つの電極のいずれにも直接繋がらないU字形状の第3の電極21cを設けている。更に、基板長手方向でU字の底部(図2の点C2と点C3を繋ぐ部分)が、第1の電極の給電入口A1及び第2の電極の給電入口B1が設けられた側とは反対側に設けられている。そして、第1の電極21aと第3の電極21cを長手方向に亘って繋ぐように第1の発熱抵抗体15aを設け、第2の電極21bと第3の電極21cを長手方向に亘って繋ぐように第2の発熱抵抗体15bを設けている。
この構成により、ヒータ基板14にスルーホールを設けなくても、基板長手方向の一方の端部に二つの電極接点部23a、23bを配置できるので、基板14の耐久性も高くできる。
なお、対角給電方式で、且つ基板にスルーホールを設けずに二つの電極接点部を基板の一方の端部に配置する構成として、例えば一つの電極を基板上でUターンさせることも考えられる。しかしながら、この構成の場合、基板上の発熱抵抗体の位置を基板幅方向(長手方向と直交する方向)中央に対して線対称とするのが難しくなる。発熱抵抗体が基板幅方向中央に対して線対称に配置されていない場合、基板に掛かる熱応力が基板幅方向で不均一になりやすく、基板の耐久性低下の原因となる。また、基板の幅を広くすれば、電極をUターンさせる領域を確保しつつ発熱抵抗体を基板幅方向中央に対して線対称に配置することも可能であるが、この場合、基板の幅が広くなってしまいコストが嵩んでしまう。よって本実施例のような構成にすれば、対角給電方式のヒータのメリットを生かしつつ耐久性の高いヒータを低コストで提供できる。
なお、本実施例では、ヒータ基板の発熱抵抗体配置面を定着フィルム側に設定しているが、ヒータ基板の定着フィルム接触面とは反対側の面に発熱抵抗体を配置する場合にも本発明は有効である。
また、本発明の像加熱装置は画像形成装置の定着装置として利用するものに限らず、記録材に定着済みのトナー像を再度加熱し、画像の光沢性を向上させる光沢付与装置としても利用できる。
本発明の像加熱装置を定着装置として搭載した画像形成装置の概略構成図である。 本実施例の像加熱装置に搭載するヒータ13の平面図である。 基板14上に電極及び電極接点部を形成し、且つ発熱抵抗体を形成していない状態のヒータの平面図である。 本実施例の定着装置の電気回路図である。 本実施例のヒータのヒータ長手方向における発熱分布図である。 従来例の定着器の概略断面図である。 従来例のヒータの平面図である。 特許文献1に記載されているヒータの平面図である。
符号の説明
1 感光体
2 帯電ローラ
3 現像手段
4 転写ローラ
8 加熱定着装置
13 ヒータ
14 ヒータ基板
15 発熱抵抗体
16 保護層
18 加圧ローラ
21 電極
23 電極接点部

Claims (3)

  1. ヒータと、前記ヒータと共にニップ部を形成するバックアップ部材と、前記ヒータに繋がれる第1の給電コネクタと、前記第1の給電コネクタとは電気的に逆極性であり前記ヒータに繋がれる第2の給電コネクタとを有し、前記ニップ部で画像を担持する記録材を搬送しつつ加熱する像加熱装置において、
    前記ヒータは、基板と、前記基板上に基板長手方向に沿って設けられており前記第1の給電コネクタと繋がれる第1の電極と、前記基板上に前記長手方向に沿って設けられており前記第2の給電コネクタと繋がれる第2の電極と、前記基板上に前記長手方向に沿って設けられており前記第1の電極と前記第2の電極の間に繋がれている発熱抵抗体と、を有し、前記発熱抵抗体は前記長手方向と直交する方向に二本設けられており、前記第1及び第2の電極いずれとも直接繋がっていない第3の電極が二本の前記発熱抵抗体それぞれの長手方向に沿って設けられており、一方の前記発熱抵抗体は前記第1の電極と一方の前記第3の電極との間、他方の前記発熱抵抗体は前記第2の電極と他方の前記第3の電極との間に繋がれており、一方の前記発熱抵抗体と前記第1の電極との接触領域うち電気的に最も第1の給電コネクタに近い位置と、一方の前記発熱抵抗体と一方の前記第3の電極との接触領域のうち電気的に最も第2の給電コネクタに近い位置と、を結ぶ仮想線は一方の前記発熱抵抗体の対角線になっており、他方の前記発熱抵抗体と前記第2の電極との接触領域うち電気的に最も第2の給電コネクタに近い位置と、他方の前記発熱抵抗体と他方の前記第3の電極との接触領域のうち電気的に最も第1の給電コネクタに近い位置と、を結ぶ仮想線は他方の前記発熱抵抗体の対角線になっていることを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記装置は更に、内周面が前記ヒータに接触しつつ回転する可撓性のスリーブを有し、前記ニップ部は前記可撓性のスリーブを介して前記ヒータと前記バックアップ部材により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 基板と、前記基板上に基板長手方向に沿って設けられており第1の給電コネクタと繋がれる第1の電極と、前記基板上に前記長手方向に沿って設けられており前記第1の給電コネクタとは電気的に逆極性の第2の給電コネクタと繋がれる第2の電極と、前記基板上に前記長手方向に沿って設けられており前記第1の電極と前記第2の電極の間に繋がれている発熱抵抗体と、を有するヒータにおいて、
    前記発熱抵抗体は前記長手方向と直交する方向に二本設けられており、前記第1及び第2の電極いずれとも直接繋がっていない第3の電極が二本の前記発熱抵抗体それぞれの長手方向に沿って設けられており、一方の前記発熱抵抗体は前記第1の電極と一方の前記第3の電極との間、他方の前記発熱抵抗体は前記第2の電極と他方の前記第3の電極との間に繋がれており、一方の前記発熱抵抗体と前記第1の電極との接触領域うち電気的に最も第1の給電コネクタに近い位置と、一方の前記発熱抵抗体と一方の前記第3の電極との接触領域のうち電気的に最も第2の給電コネクタに近い位置と、を結ぶ仮想線は一方の前記発熱抵抗体の対角線になっており、他方の前記発熱抵抗体と前記第2の電極との接触領域うち電気的に最も第2の給電コネクタに近い位置と、他方の前記発熱抵抗体と他方の前記第3の電極との接触領域のうち電気的に最も第1の給電コネクタに近い位置と、を結ぶ仮想線は他方の前記発熱抵抗体の対角線になっていることを特徴とするヒータ。
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JP2014139660A (ja) * 2012-12-17 2014-07-31 Canon Inc 定着装置及び定着装置で用いるヒータ
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