JP2008003300A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008003300A
JP2008003300A JP2006172586A JP2006172586A JP2008003300A JP 2008003300 A JP2008003300 A JP 2008003300A JP 2006172586 A JP2006172586 A JP 2006172586A JP 2006172586 A JP2006172586 A JP 2006172586A JP 2008003300 A JP2008003300 A JP 2008003300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
driven
bearing
rotator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006172586A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ito
伸治 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2006172586A priority Critical patent/JP2008003300A/ja
Publication of JP2008003300A publication Critical patent/JP2008003300A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】 本発明においては上述の事情に鑑み、定着装置が装置本体に対して着脱可能に構成された画像形成装置において、定着装置のハウジングに支持されたヒートローラ及びプレスローラの装置本体に対する位置精度を向上させた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 ハウジング23には、定着ユニット20の装着方向前方面に転がり軸受27,28と対向する位置に開口部31が設けられており、画像形成装置1内には、定着ユニット20が装着されたとき、開口部31と対向する、すなわち、ヒートローラ21の転がり軸受27,28と対向する位置に、それぞれ当接部材32が設けられている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ及びプリンタ等の画像形成装置に関するものであり、特に、ヒートローラとプレスローラとから成る定着装置を、装置本体に対して着脱自在に構成した画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、プリンタ及びファクシミリ等の画像形成装置には、内部にヒータを有し駆動回転されるヒートローラと、このヒートローラに圧接されて従動回転するプレスローラと、ヒートローラ及びプレスローラが回転自在に支持されるハウジングとから構成され、未定着トナーが付着した用紙をヒートローラとプレスローラとの当接部分で挟み、加熱及び加圧することによって、トナーを用紙へと溶融定着させる定着装置が多用されている。
このような定着装置では、ヒートローラに内蔵されたヒータが加熱されると、ヒートローラを介して、ヒートローラの両端部に嵌着された軸受や、軸受を支持するハウジングまでも加熱されることとなるが、加熱された軸受やハウジングが熱の影響によって変形してしまうことがあり、かかる場合、ヒートローラ又はプレスローラがハウジングに対して傾斜してしまい、プレスローラがヒートローラに対して水平に圧接されなくなり、搬送される用紙のしわ、印字画像の左右の倍率差、及び用紙のスキュー等の不具合を生じることがあった。
また、画像形成装置に搭載される定着装置は、ジャム処理やメンテナンス作業を容易にするため、装置本体に対して着脱可能に構成されているが、従来、このように着脱可能に構成された定着装置の装置本体に対する位置決めは、定着装置のハウジングに位置決め用の形状、例えば、ハウジングの外面に設けられたエンボス等を形成することによって行われていた。そのため、ハウジング製造時の寸法誤差や、ヒータの熱の影響によるハウジングの変形によって、定着装置の装着位置にずれが生じ、ヒートローラ及びプレスローラが用紙搬送方向に対して傾斜してしまい、上記したような用紙のスキュー等の不具合を生じることがあった。
そこで、ヒートローラの傾斜による用紙の斜行を防止する方法が提案されており、例えば、特許文献1には、ヒートローラの軸受とハウジングとの間にクリアランスを設けると共に、ヒートローラの回転用のギアが設けられた側と反対の側を、板ばねによって持ち上げることによって、ヒートローラの回転時に、当該ギアが噛み合いの圧力角の方向に変位すると、ヒートローラが水平、即ちプレスローラと平行となるよう構成された定着装置が開示されている。
特開平10−48993号公報
しかしながら、特許文献1に開示された定着装置では、ヒートローラがプレスローラに対して水平となるようには構成されているが、定着装置の装置本体に対する位置決めについては、従来のように、定着装置のハウジングに位置決め用の形状を形成しているため、ハウジングの寸法誤差や、熱の影響による変形のため定着装置の装着位置がずれることによって生じる、ヒートローラ及びプレスローラの用紙搬送方向に対する傾斜を修正することができなかった。
本発明においては上述の事情に鑑み、定着装置が装置本体に対して着脱可能に構成された画像形成装置において、定着装置のハウジングに支持されたヒートローラ及びプレスローラの装置本体に対する位置精度を向上させた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、駆動回転される駆動回転体と、該駆動回転体に圧接され従動回転する従動回転体と、前記駆動回転体及び前記従動回転体が回転自在に支持されるハウジングから構成され、前記駆動回転体と前記従動回転体の少なくとも一方には内部に熱源が内蔵されており、トナーが転写された用紙を前記駆動回転体と前記従動回転体との当接部分で、加熱及び加圧することによりトナーを用紙へと溶融定着させる定着ユニットが、装置本体に対して、前記駆動回転体及び前記従動回転体の回転軸と垂直方向に着脱可能に構成された画像形成装置において、前記駆動回転体及び前記従動回転体の少なくとも一方の両端部には軸受が付設されており、装置本体内部には、前記定着ユニットが装着されたとき、前記軸受の外周面と各々当接する一対の当接部材が設けられていることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記当接部材には、前記軸受の内側面又は外側面に隣接配置され前記軸受が付設される前記駆動回転体若しくは前記従動回転体のスラスト方向の移動を規制する複数の規制突起が設けられることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記当接部材の前記軸受との当接面は、前記軸受の外径と略同一の曲率を有する凹面円弧状であり、該凹面の中央が前記当接部材の上端部及び下端部以外に位置するように形成されていることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記軸受及び前記当接部材が導電性材料から形成されており、前記当接部材の少なくとも一方が接地されていることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、定着ユニットが装置本体に装着されると、駆動回転体或いは従動回転体は、両端部に嵌着された軸受と当接部材とによって、用紙搬送方向に位置決めされるため、駆動回転体或いは従動回転体を装置本体に対して、精度よく配置することができる。また、定着ユニットのハウジングに寸法誤差や、熱の影響による変形が生じた場合であっても、駆動回転体或いは従動回転体が用紙搬送方向に対して傾斜することがなく、用紙のスキュー等の不具合が防止される。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、両当接部材の先端に、定着ユニットが装置本体に装着されたとき軸受の内側面又は外側面に隣接するように規制突起を形成することにより、軸受と当接部材によって駆動回転体或いは従動回転体の用紙搬送方向の位置決めができ、更に、他の部材を追加することなく、規制突起によってスラスト方向の位置決めも行うことができるため、部品点数を増加することなく、駆動回転体或いは従動回転体をより精度よく配置することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、両当接部材に、軸受の外径と略同一の曲率を有する凹面円弧部を形成することにより、定着ユニットが装置本体に装着されると、転がり軸受が当接部材の凹面円弧部に嵌合することによって、他の部材を追加することなく、駆動回転体或いは従動回転体の用紙搬送方向に対して垂直方向の位置決めを行うことができるため、部品点数を増加することなく、駆動回転体或いは従動回転体をより精度よく配置することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の画像形成装置において、当接部材を導電性樹脂から形成して、導電性部材によって接地しておき、駆動回転体或いは従動回転体の両端部に嵌着される軸受の少なくとも一方を導電性樹脂から形成することにより、駆動回転体或いは従動回転体が搬送される用紙との摩擦等によって帯電した場合でも、導電性軸受を介して当接部材へと放電されるため、駆動回転体或いは従動回転体の帯電に起因するジャムや電波ノイズ等が防止されることとなる。
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す概略構成図であり、右側を画像形成装置の前方側として図示している。図2は、画像形成装置の後方斜視図であり、保持部材が引き出された状態を図示している。ここで、本実施形態においては画像形成装置の一例としてプリンタを例示しているが、画像形成装置としてプリンタ以外の、例えば複写機やファクシミリ等であっても適用できることはいうまでもない。
図1に示す画像形成装置1では、画像形成動作を行う場合、図中時計回りに回転する感光体ドラム2が帯電ユニット3により一様に帯電され、原稿画像データに基づく露光ユニット(レーザ走査ユニット等)4からのレーザビームにより感光体ドラム2上に静電潜像が形成され、現像ユニット5により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット5へのトナーの供給はトナーコンテナ6から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピュータ(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム2の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)がクリーニング装置7の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム2に向けて、用紙が給紙カセット8から用紙供給路9及びレジストローラ対10を経由して搬送され、転写ローラ11(画像転写部)により感光体ドラム2の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム2から分離され、定着ユニット20に搬送されてトナー像が定着される。定着ユニット20を通過した用紙は、用紙搬送路12により装置上部に搬送され、排出ローラ対13よって排出トレイ14に排出されることとなる。
ここで、図1及び図2に示すように、画像形成装置1の後背面には、開口部1aが設けられるとともに、保持部材15が取り付けられており、定着ユニット20が保持部材15によって、画像形成装置1本体に対して着脱自在に保持されている。保持部材15は、装置本体の前後方向に延びるように設けられるとともに、所定の間隔を隔てて配置された伸縮可能な一対のガイドレール部材15aと、画像形成装置1の後背面に設けられた開口部1aを塞ぐための板状の外装部15bとから構成されている。
ガイドレール部材15aの一方端側は、外装部15bに固定されており、ガイドレール部材15aの他方端側は、画像形成装置1内部の固定部16にそれぞれ固定されている。これにより、保持部材15は、伸縮自在のガイドレール部材15aによって、画像形成装置1本体後方へと引き出し可能に設けられている。また、引き出された保持部材15は、引き出し方向とは反対方向である画像形成装置1本体前方へと押し込むことによって、開口部1aを塞ぐように画像形成装置1に装着可能に設けられている。
そして、保持部材15のガイドレール部材15aの上部に定着ユニット20が保持されており、保持部材15が後方側に引き出されると、定着ユニット20が保持部材15と一体に引き出されて、画像形成装置1本体から取り外され、また、保持部材15が前方側へと押し込まれると、定着ユニット20が画像形成装置1本体へと装着されるように構成されている。
次に、図3〜図7を参照して定着ユニット20についてさらに説明する。図3は定着ユニットの概略側面図、図4は定着ユニットの前方斜視図、図5は定着ユニットの内部構造を示す、ヒートローラ用ハウジングを除外して図示した前方斜視図である。図6は画像形成装置内に設けられた当接部材を示す斜視図、図7は図6を1点鎖線Cで示す位置で切断したときの平面断面図(矢視C−C線断面図)であり、定着ユニットが装着された状態を図示している。なお、説明の便宜上、図6においては、保持部材及び定着ユニットを除外して図示している。
図3〜図5に示すように、定着ユニット20は、ヒートローラ21及びプレスローラ22と、これらを回転自在に支持するハウジング23とから構成されている。ハウジング23は、定着ユニット20の本体骨格を成すものであり、ヒートローラ用ハウジング23aと、プレスローラ用ハウジング23bとから成り、ハウジング23aがヒートローラ21を、ハウジング23bがプレスローラ22をそれぞれ覆うよう構成されている。
また、図3に示すように、ハウジング23の矢印A方向側(定着ユニット20の装着方向側)の面には、用紙を定着ユニット20内に導入するための導入穴部24が設けられ、ハウジング23の矢印B方向側(定着ユニット20の引き出し方向側)の面には、導入穴部24から導入された用紙を排出するための排出穴部25が設けられている。
ヒートローラ21は、例えば、熱伝導性に優れた金属から成る円筒形状の芯金21a上に、シリコンゴム等から成るロール状の弾性体21bが形成された構成となっており、ヒートローラ21の芯金21aの内部にはハロゲンヒーターなどの熱源26が設けられている。そして、芯金21aの両端部には転がり軸受27,28が嵌着されており、これらの転がり軸受27,28によって、ヒートローラ21がハウジング23に回転自在に支持されている。なお、これらの転がり軸受27,28の外径は、ヒートローラ21の外径よりも大径となるように形成されている。
更に、ヒートローラ21の一端には、軸受27の外側に駆動ギア29が嵌着され、ハウジング23bの外側面には、駆動ギア29と噛合するように伝達ギア30が配設されており、装置本体からの駆動が伝達ギア30を介して駆動ギア29に入力されることにより、ヒートローラ21が回転駆動されるよう構成されている。なお、芯金21aに嵌着された転がり軸受27,28の少なくとも一方は導電性樹脂から形成され、且つ、金属製ベアリングが用いられており、後述するようにこの導電性軸受によってヒートローラ21が接地されるようになっている。
プレスローラ22は、例えば、合成樹脂、金属その他の材料から構成される円筒形状の回転軸22a上に、ヒートローラ21と同様に、シリコンゴム等から成るロール状の弾性体22bが形成された構成となっており、回転軸22aの両端部には図示しない軸受が嵌着され、この軸受によってハウジング23に回転自在に支持されている。また、プレスローラ22はヒートローラ21に対して平行となるように配置されているが、図示しない付勢手段によってヒートローラ21に対して水平に、所定の圧力で圧接されておりプレスローラ22に従動回転するように構成されている。なお、プレスローラ22の内部にも熱源を設置することも可能である。
ここで、ヒートローラ21は両端部に嵌着された転がり軸受27,28によって、ハウジング23に回転自在に支持されているが、このヒートローラ21を覆うハウジング23aには、矢印A方向側(定着ユニット20の装着方向側)の面上の転がり軸受27,28と対向する位置に開口部31がそれぞれ設けられており、図4に示すように、ハウジング23aによってヒートローラ21が覆われた際に、転がり軸受27,28の一部が露出されるよう構成されている。
そして、以上のように構成された定着ユニット20は、前述したように、保持部材15に保持され、保持部材15を前方側へと押し込むことにより画像形成装置1本体へと装着されることとなるが、図6に示すように、装置本体内には、定着ユニット20が装着されたとき、ハウジング23aに設けられた開口部31と対向する、すなわち、ヒートローラ21の転がり軸受27,28と対向する位置に、それぞれ当接部材32が設けられている。なお、当接部材32は導電性樹脂から形成されており、図示しない導電性部材によって接地されている。
この当接部材32の幅及び高さは、開口部31の幅及び高さよりも短くなるように形成されており、開口部31へと挿入することができるようになっている。また、当接部材32の突出量は、ハウジング23aの外面から転がり軸受27,28の外面までの距離よりも長くなるように形成されており、図7に示すように、定着ユニット20が装置本体に装着されると、当接部材32が開口部31に挿入され、ヒートローラ21の転がり軸受27,28に当接部材32に当接することにより、ヒートローラ21が用紙搬送方向に対して直交して配置されるよう構成されている。
これにより、ヒートローラ21は、両端部に嵌着された転がり軸受27,28と当接部材32とによって、用紙搬送方向に位置決めされ、定着ユニット20はこのヒートローラ21を介して装置本体へと位置決めされることとなる。そのため、ハウジング23に寸法誤差や、熱の影響による変形が生じた場合であっても、ヒートローラ21が用紙搬送方向に対して傾斜することがなく、ヒートローラ21を装置本体に対して、精度よく配置することができる。また、プレスローラ22はヒートローラ21に対して水平となるように圧接されているため、プレスローラ22も用紙搬送方向に対して傾斜することがないため、用紙のスキュー等の不具合が防止される。
また、前述したように転がり軸受27,28の少なくとも一方を導電性樹脂から形成し、金属製ベアリングを用いることによって、ヒートローラ21が搬送される用紙との摩擦等によって帯電した場合でも、金属製ベアリング及び導電性軸受を介して、当接部材32へと放電されるため、ヒートローラ21の帯電に起因するジャムや電波ノイズ等が防止されることとなる。
図8は本発明の第2実施形態に係る画像形成装置内に設けられた当接部材を示す斜視図、図9は図8を1点鎖線Dで示す位置で切断したときの平面断面図(矢視D−D線断面図)であり、定着ユニットが装着された状態を図示している。なお、説明の便宜上、図8においては、保持部材及び定着ユニットを除外して図示している。また、第1実施形態の図1〜図7と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態においては、両当接部材32の先端には、内端縁に沿って規制突起33が一体形成されている。この規制突起33の突出量は、転がり軸受27,28が当接部材32に当接したとき、規制突起33が弾性体21bに当接しないような長さに形成され、更に、規制突起33の一方の外側面から他方の外側面までの距離W1が、転がり軸受27の内側面から転がり軸受28の内側面までの距離W2と略同一となるように設けられている。
そして、定着ユニット20が装置本体に装着されると、第1実施形態と同様に転がり軸受27,28と当接部材32によって、ヒートローラ21が用紙搬送方向対して直交するように位置決めされることとなるが、この時、図9に示すように、転がり軸受27及び28の内側面に規制突起33が当接するようになる。これにより、転がり軸受27,28と当接部材32によって、ヒートローラ21のスラスト方向の動作を規制することができ、他の部材を追加することなく、ヒートローラ21をより精度よく配置することができる。
なお、規制突起33を転がり軸受27,28の両外側に隣接し、且つ規制突起33の一方の内側面から他方の内側面までの距離が、転がり軸受27の外側面から転がり軸受28の外側面までの距離と略同一となるように設けて、転がり軸受27及び28の外側面に規制突起33が当接することによって、ヒートローラ21のスラスト方向の動作を規制することも可能である。さらに、少なくとも一方の当接部材32に、転がり軸受27又は28の側面を両側から挟むように規制突起33を2つ設けることにより、ヒートローラ21のスラスト方向の動作を規制しても良い。
図10は本発明の第3実施形態に係る画像形成装置内に設けられた当接部材を示す斜視図、図11は図10を1点鎖線Eで示す位置で切断したときの平面断面図(矢視E−E線断面図)であり、定着ユニットが装着された状態を図示している。図12は図11を1点鎖線Fで示す位置で切断した側面断面図(矢視F−F線断面図)である。なお、説明の便宜上、図10においては、保持部材及び定着ユニットを除外して図示している。また、第1実施形態の図1〜図7と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態においては、両当接部材32の先端には、転がり軸受27,28の外径と略同一の曲率を有する凹面円弧部32aが、当接部材32の高さ方向中央部が凹面の中央となるように形成されている。なお、これらの凹面円弧部32aは、転がり軸受27,28が当接部材32に当接したとき、ヒートローラ21が用紙搬送方向に対して直交して配置されるよう構成されている。
そして、定着ユニット20が装置本体に装着されると、図11に示すように、第1実施形態と同様に転がり軸受27,28と当接部材32によって、ヒートローラ21が用紙搬送方向に位置決めされることとなるが、この時、図12に示すように、転がり軸受27,28が当接部材32の凹面円弧部32aに嵌合するようになる。これにより、転がり軸受27,28と当接部材32によって、ヒートローラ21の用紙搬送方向に対して垂直上下方向の動作を規制することができ、他の部材を追加することなく、ヒートローラ21をより精度よく配置することができる。
なお、凹面円弧部32aは、当接部材32の高さ方向中央部以外の位置に凹面の中央が位置するように形成することも可能である。ただし、当接部材32の上端部又は下端部の凹量が最も大きくなると、その方向への移動が規制されなくなってしまう、凹面円弧部32aは、当接部材32の上端部又は下端部以外の位置に凹面の中央が位置するように形成しなければならない。
また、第3実施形態においても、上記第2実施形態と同様に当接部材32の先端に規制突起33を一体形成することも可能であり、これにより、転がり軸受27,28と当接部材32とによって、ヒートローラ21の用紙搬送方向、スラスト方向及び用紙搬送方向に対して垂直上下方向の位置決めが行うことができる。
その他、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、例えば、上記実施形態においては、転がり軸受27,28の少なくとも一方を導電性樹脂から形成し、金属製ベアリングを用いる構成としたが、これは両方が非導電性樹脂であっても構わない。ただし、その場合には、ヒートローラ21を接地するための構成を別途設けておかなければならない。また、上記実施形態では、転がり軸受27,28を用いているが、これはすべり軸受であっても構わない。
また、上記実施形態では、ヒートローラ21に対してプレスローラ22を圧接し、装置本体からの駆動によってヒートローラ21を回転駆動させ、プレスローラ22をヒートローラ21に従動回転させる構成としたが、これは、プレスローラ22に対してヒートローラ21を圧接し、装置本体からの駆動によってプレスローラ22を回転駆動させ、ヒートローラ21をプレスローラ22に従動回転させる構成としてもよい。ただし、その場合には、プレスローラ22の両端に軸受を嵌着して、当接部材32と当接させるよう構成しなければならない。また、転がり軸受27,28の外径をヒートローラ21或いはプレスローラ22の外径以下とし、当接部材32をその分だけ長く形成しても良い。
また、更に、上記実施形態では、ヒートローラ21の転がり軸受27,28のみが当接部材32と当接するように構成しているが、これはハウジング23のプレスローラ22の軸受と対向する位置に開口を設け、装置本体には定着ユニット20が装置本体に装着されたとき、プレスローラ22の軸受に当接する当接部材32を別途形成して、定着ユニット20が装着されたとき、ヒートローラ21及びプレスローラ22の両方の軸受に当接部材32が当接するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、装置本体に対してスライドして引き出し可能に構成された保持部材15によって定着ユニット20を着脱自在に保持する構成について説明したが、これは、保持部材15を用いることなく定着ユニット20を、装置本体に直接着脱する構成としてもよい。ただし、その場合には、定着ユニット20を装置本体に対してヒートローラ21及びプレスローラ22の回転軸と垂直方向に着脱可能に構成しなければならない。更に、上記実施形態ではヒートローラ21及びプレスローラ22を用いたローラ方式の定着ユニットを説明したが、これは薄肉のベルトを用いた定着ユニットであってもよい。
本発明は、複写機、ファクシミリ及びプリンタ等の画像形成装置に利用することができ、特に、ヒートローラとプレスローラとから成る定着装置が、装置本体に対して着脱自在に構成された画像形成装置に利用することができる。
は、第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。 は、第1実施形態に係る画像形成装置の後方斜視図であり、保持部材が引き出された状態を図示している。 は、第1実施形態に係る画像形成装置に搭載された定着ユニットの概略側面図である。 は、第1実施形態に係る画像形成装置に搭載された定着ユニットの前方斜視図である。 は、第1実施形態に係る画像形成装置に搭載された定着ユニットの内部構造を示す前方斜視図である。 は、第1実施形態に係る画像形成装置内に設けられた当接部材を示す斜視図である。 は、図6を1点鎖線Cで示す位置で切断したときの平面断面図(矢視C−C線断面図)であり、定着ユニットが装着された状態を図示している。 は、第2実施形態に係る画像形成装置内に設けられた当接部材を示す斜視図である。 は、図8を1点鎖線Dで示す位置で切断したときの平面断面図(矢視D−D線断面図)であり、定着ユニットが装着された状態を図示している。 は、第3実施形態に係る画像形成装置内に設けられた当接部材を示す斜視図である。 は、図10を1点鎖線Eで示す位置で切断したときの平面断面図(矢視E−E線断面図)であり、定着ユニットが装着された状態を図示している。 は、図11を1点鎖線Fで示す位置で切断した側面断面図(矢視F−F線断面図)である。
符号の説明
1 画像形成装置
1a 開口部
15 保持部材
20 定着ユニット
21 ヒートローラ(駆動回転体)
22 プレスローラ(従動回転体)
23 ハウジング
27,28 転がり軸受(軸受)
29 駆動ギア
30 伝達ギア
31 開口部
32 当接部材
32a 凹面円弧部
33 規制突起

Claims (4)

  1. 駆動回転される駆動回転体と、該駆動回転体に圧接され従動回転する従動回転体と、前記駆動回転体及び前記従動回転体が回転自在に支持されるハウジングから構成され、
    前記駆動回転体と前記従動回転体の少なくとも一方には内部に熱源が内蔵されており、トナーが転写された用紙を前記駆動回転体と前記従動回転体との当接部分で、加熱及び加圧することによりトナーを用紙へと溶融定着させる定着ユニットが、
    装置本体に対して、前記駆動回転体及び前記従動回転体の回転軸と垂直方向に着脱可能に構成された画像形成装置において、
    前記駆動回転体及び前記従動回転体の少なくとも一方の両端部には軸受が付設されており、装置本体内部には、前記定着ユニットが装着されたとき、前記軸受の外周面と各々当接する一対の当接部材が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記当接部材には、前記軸受の内側面又は外側面に隣接配置され前記軸受が付設される前記駆動回転体若しくは前記従動回転体のスラスト方向の移動を規制する複数の規制突起が設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記当接部材の前記軸受との当接面は、前記軸受の外径と略同一の曲率を有する凹面円弧状であり、該凹面の中央が前記当接部材の上端部及び下端部以外に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記軸受及び前記当接部材が導電性材料から形成されており、前記当接部材の少なくとも一方が接地されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2006172586A 2006-06-22 2006-06-22 画像形成装置 Pending JP2008003300A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006172586A JP2008003300A (ja) 2006-06-22 2006-06-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006172586A JP2008003300A (ja) 2006-06-22 2006-06-22 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008003300A true JP2008003300A (ja) 2008-01-10

Family

ID=39007738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006172586A Pending JP2008003300A (ja) 2006-06-22 2006-06-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008003300A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009192929A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0210392A (ja) * 1988-06-29 1990-01-16 Hitachi Ltd 電子写真印刷機用トナー定着装置の取付構造
JPH1048993A (ja) * 1996-08-07 1998-02-20 Asahi Optical Co Ltd 定着装置
JPH10186934A (ja) * 1996-12-24 1998-07-14 Ricoh Co Ltd 定着装置
JP2000267547A (ja) * 1999-03-19 2000-09-29 Brother Ind Ltd 感光体カートリッジ
JP2005257838A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0210392A (ja) * 1988-06-29 1990-01-16 Hitachi Ltd 電子写真印刷機用トナー定着装置の取付構造
JPH1048993A (ja) * 1996-08-07 1998-02-20 Asahi Optical Co Ltd 定着装置
JPH10186934A (ja) * 1996-12-24 1998-07-14 Ricoh Co Ltd 定着装置
JP2000267547A (ja) * 1999-03-19 2000-09-29 Brother Ind Ltd 感光体カートリッジ
JP2005257838A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009192929A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009122246A (ja) 画像形成装置
JP2007057646A (ja) 感光体カートリッジ、現像カートリッジ、及び画像形成装置
US7463848B2 (en) Image forming apparatus having a state in which a conveying roller is pressed toward a recording medium
JP4817010B2 (ja) 画像形成装置
JP6323381B2 (ja) シート搬送装置、及びシート搬送装置を備える画像形成装置
JP4112518B2 (ja) 画像形成装置
CN106919028B (zh) 成像设备
CN108241273B (zh) 片材传送装置和成像设备
JP2008003300A (ja) 画像形成装置
JP6827732B2 (ja) 画像形成装置
JP5293317B2 (ja) 画像形成装置
JP5989244B2 (ja) シート搬送装置、画像読取装置、及び画像形成装置
JP2008070745A (ja) 画像形成装置
JP2013200357A (ja) 画像形成装置および転写ユニット
US8155561B2 (en) Image forming apparatus
JP5277627B2 (ja) 画像形成装置
JP2006078605A (ja) プロセスカートリッジ及びそのプロセスカートリッジを有する画像形成装置
US9851692B2 (en) Image forming apparatus having a driving force transmission rotating body which transmits a driving force to a driving force receiving portion of a driven member
JP2005187122A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP4947696B2 (ja) 回転軸支持装置
JP2007298709A (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP4988467B2 (ja) 用紙供給装置
JP2007302379A (ja) 画像形成装置
JP6256561B2 (ja) 画像形成装置
JP2018146701A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111108