JP2008002568A - シフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コストを抑制しつつ、小型化でき、フェール時の操作性を向上させることができるシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造を提供すること。
【解決手段】 アクチュエータ部3と制御アーム71を接続して切換動作伝達系となるコントロールケーブル6を設け、アクチュエータ部3は、モータ31の出力を減速して伝達する減速部4を備え、モータ31の出力軸311にモータ31の後端で回転操作を行う操作ハンドル5を設け、フェール時には操作ハンドル5の操作によりコントロールケーブル6を介してレンジ切り換えを手動で行うようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の技術分野に属する。
従来では、セレクトスイッチからの信号によりレンジ切り換えを行うシフトバイワイヤシステムにおいて、コンソールに伸縮可能なセレクトレバーを設け、このセレクトレバーをバッテリー上がり時やフェール時に操作している(例えば、特許文献1参照。)。なお、このセレクトレバーはアクチュエータがレンジ切り換えのために回転させるウォームホイールに設けられている。
また、融通機構を、電気モータの駆動による切替えバルブの操作時には手動操作手段に操作部の動きを伝えず、かつ手動操作手段の操作に基づきシフトレンジ操作部を操作可能に構成し、手動操作手段を融通機構を介して機械的にシフトレンジ操作部に連動させ、電気モータが機能しない場合に操作している(例えば、特許文献2参照。)。
また、この開口部を覆うかばー部材を設けているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−230952号公報(第2−10頁、全図) 特開2002−327843号公報(第2−13頁、全図)
しかしながら、従来のシフトバイワイヤシステムのフェール構造にあって、手動操作手段を融通機構を介して機械的にシフトレンジ操作部に連動させたものは、バッテリーあがり時やフェール時に操作するためにセレクトレバーが必要であり、ウォームホイール側から操作する構造で操作力が高くなるため、セレクトレバーを伸ばす機構が必要であり価格が高くなる問題があった。
また、フェール時にウォームホイール側を回転させるためにはウォームギヤがセルフロックしない角度になるようウォームギヤのねじれ角が大きくなり、2条や3条にしなくてはならない。よって、必要な減速比にするにはウォームホイールの半径が大きくなるため、アクチュエータが大型化する問題があった。
また、融通機構を、電気モータの駆動による切替えバルブの操作時には手動操作手段に操作部の動きを伝えず、かつ手動操作手段の操作に基づきシフトレンジ操作部を操作可能に構成し、手動操作手段を融通機構を介して機械的にシフトレンジ操作部に連動させるものは、電磁クラッチ、手動操作手段等、の構造が複雑で価格が高くなっており、手動操作手段による操作はP→N方向であり、N→P方向の操作ができないものであり問題であった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、
コストを抑制しつつ、小型化でき、フェール時の操作性を向上させることができるシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、ドライバにより操作されるセレクト入力手段の信号に応じて自動変速機のレンジ切換装置を駆動するアクチュエータ部を備えたシフトバイワイヤシステムにおいて、前記アクチュエータ部と前記レンジ切換装置を接続して切換動作伝達系となるケーブルを設け、前記アクチュエータ部は、モータの出力を減速して伝達する減速機構を備え、前記モータの出力軸にモータ後端で回転操作を行うための操作ハンドルを設け、フェール時には前記ハンドルの操作により前記ケーブルを介してレンジ切り換えを手動で行うようにした、ことを特徴とする。
よって、本発明にあっては、コストを抑制しつつ、小型化でき、フェール時の操作性を向上させることができる。
以下、本発明のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造を実現する実施の形態を、請求項1,2,3に係る発明に対応する実施例1と、実施例2と、実施例3に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の説明図である。図2は実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造のアクチュエータ部の構造説明のための側面断面図である。図3は実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造のアクチュエータ部の構造説明のための上面断面図である。図4は実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造のアクチュエータ部の上面図である。図5は実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の配置例を示す説明図である。
実施例1のシフトバイワイヤシステムは、セレクト操作装置部1、コントローラ2、アクチュエータ部3、操作ハンドル5、コントロールケーブル6、自動変速機7を主要な構成としている。
セレクト操作装置部1は、セレクト操作部11と操作検出部12からなる。
セレクト操作部11は、切り換えたいセレクトポジションに操作を行うレバーを備えるものである。このセレクト操作部11は、スイッチであってもよい。
操作検出部12は、セレクト操作部11への操作入力により、どのポジションがセレクトされたかを検出し、コントローラ2へ出力を行う。
コントローラ2は、操作検出部12からの入力と、位置センサ33からの入力より、操作検出部12で検出されたセレクトポジションに、位置センサ33で検出される自動変速機7のシフトポジションが一致するように、アクチュエータ部3のモータ31を駆動制御する。
アクチュエータ部3は、図2〜図4に示すように、モータ31、スライドアーム32、位置センサ33、送りねじ軸34、ベアリング35,36、ケース37、スライダ38、減速部4、操作ハンドル5を主要な構成としている。
モータ31は、コントローラ2の制御により、出力軸311へ回転出力する。
スライドアーム32は、コ字状の両側の片持状先端部分をスライダ38の両側に取り付けるようにし、コ字状の中央部分に片持状部分を設けてコントロールケーブル6の一端を取り付けるようにする。
位置センサ33は、スライダ38が位置センサ33の検出部331と係合し、検出部331が直線的に移動させられ、この検出部331の移動位置を検出する。例として、検出部331の一部が電極として、移動範囲に設けられた抵抗体と接触し、抵抗値の変化を検出するものを挙げておく。
送りねじ軸34は、両端をベアリング35,36で軸支され、外周に送りねじを形成したものである。また、ベアリング36で軸支される一端には、例えば、一部切り欠いた穴を設け、この穴にモータ31の出力軸311を挿入して係合させる。この係合は、出力軸311に送りねじ軸34と同様に一部切り欠いた部分を設けて、係合させることが望ましい。
ベアリング35,36は、ケース37で外周を支持され、送りねじ軸34の両端を回転自在に軸支する。
ケース37は、スライダ38や位置センサ33、送りねじ軸34等の係合部分を覆って保護する構成である。このケース37の一部には、貫通した穴部を設け、この穴部の一方にモータ31が取り付けられ、この穴部に出力軸311を挿入し、内部で送りねじ軸34を軸支する構造にする。
また、ケース37の両側の側部には、スライドアーム32のコ字状の両端がスライド可能なように支持する溝部371を図4に示すように設ける。
スライダ38は、内部に貫通しためねじ部を設けて、送りねじ軸34と係合させ、送りねじ軸34が貫通するようにし、送りねじ軸34の回転で軸方向に移動するようにし、両側には突出部分381を設けてスライドアーム部32と取り付けて一体として移動する構成の移動体である。さらに、上部には、位置センサ33の検出部331との係合部を設けて、係合させ、検出部331と一体的に移動させる。
減速部4は、送りねじ軸34とスライダ38で構成される。高回転のモータ31に対して、送りねじ軸34とスライダ38のめねじ部により、回転を直線運動へ変換することで、実質的に減速させる。
操作ハンドル5は、環状の持ち手部分の途中に球状の滑り止めが複数設けられた形状であり、モータ31の出力軸311の送りねじ軸34と係合する側と反対側に軸を延長するようにし、この軸に取り付けるようにする。
なお、モータ31の操作ハンドル5を取り付ける軸は、実施例1では、おなじ軸とするが、途中で分かれた同軸のものでもよい。
コントロールケーブル6は、図1に示すように、アクチュエータ部3のスライドアーム32と自動変速機7の制御アーム71を接続するプッシュプルが可能なケーブルである。
自動変速機7は、レンジポジションの切り換えを行う油圧制御をするマニュアルバルブを駆動させる制御アーム71を外部に備えている。この制御アーム71にコントロールケーブル6の一端が取り付けられることで、レンジポジションがアクチュエータ部3により制御されることになる。実施例1では、自動変速機7は、シフトバイワイヤシステム特有の構造を要求されない。既存のものをそのまま使用できる。
次に、図5を参照して、実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の配置例について説明する。
実施例1のシフトバイワイヤシステムでは、上記説明のように、自動変速機7に特有の構造や構造の追加を要求しないため、エンジンルームでの占有スペースを抑制している。図5に示すように、セレクト操作装置部1、コントローラ2、アクチュエータ部3は、エンジンルームとは隔たれた、インストルメントパネル内部に設けられ、エンジンルームの自動変速機7とはコントロールケーブル6により接続される。
次に、自動変速機7のディテント構造について説明する。
図6は、自動変速機7のディテント構造を示す斜視図である。
制御アーム71には回転シャフト72が設けられ、この回転シャフト72にディテントプレート73が支持されている。ディテントプレート73の上端には、カム山73aの間に5つのレンジ(P・R・N・D・L)に対応した谷部73bが形成されている。そして、この谷部73bにバネ板74の先端に形成されたディテントピン75を係合させ、選択されたセレクト位置を保持することにより、車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトを防止している。
すなわち、モータ31の駆動力により回転シャフト72が回動し、この回動に応じてディテントプレート73がディテントピン75に対して相対移動する。このとき、ディテントピン75がカム山73aを乗り越えて隣のレンジに対応した谷部73bと係合し、係合状態がバネ板74の弾性力により保持される。この弾性力がセレクト操作する際の主要な負荷力となる。
なお、ディテントプレート73には、パーキングロッド76の一端が回動自在に連結されている。このパーキングロッド76は、レンジポジションをPレンジに移動させたとき、カム状プレート77を介してパーキングギア78の回転を阻止し、図外の駆動輪をロックするものである。これにより、勾配路上にPレンジで車両を駐車したとき、勾配に応じて駆動輪をロックするように車重負荷が加わり、パーキングロッド76を咬む力として作用する。
次に作用を説明する。
[シフトバイワイヤシステム]
実施例1のシフトバイワイヤシステムについて説明する。
例えば、ドライバがセレクト操作部11を操作して、連続的にあるいはスイッチによる択一的に切り換えたいセレクトポジションを入力すると、セレクトポジジョンが操作検出部12により検出され、コントローラ2へ出力される。
また、位置センサ33では、スライダ38とともに移動する検出部331の位置の変位が、基準位置(例えばPレンジ相当位置)からの変位量として検出され、コントローラ2へ出力される。
よって、コントローラ2は、セレクトポジションの入力があった場合に、位置センサ33からのレンジポジションと比較し、異なる場合には、レンジポジションがセレクトポジションと一致するようアクチュエータ部3のモータ31を駆動する。モータ31の駆動力は、送りねじ軸34、スライダ38のめねじ部で直線運動に変換されるとともに、減速され、スライドアーム32をケース37に対して、伸長、収縮するがごとく直線運動を行い、位置を変位させてコントロールケーブル6のプッシュプル動作を行う。
これにより、自動変速機7の制御アーム71を回転動作させ、図示しないマニュアルバルブを動作させることによりレンジポジションの切り換えを行う。
[自動変速機の操作反力特性]
図7は、P→Rレンジ方向におけるモータ31の出力軸に発生する操作反力を示す特性図である。この操作反力特性は、出力軸における操作反力[N]を作動位置(ストローク角度)と対比させたものである。
また、モータ31の出力軸における操作反力は、上述した自動変速機7のディテントで発生する負荷力に、コントロールケーブル6の摩擦力、電動モータのイナーシャ等を合成したものである。よって、モータ31によるレンジ切り換えは、この操作反力以上の駆動力が必要となる。
図7に示すように、P→Rレンジ方向に操作したときに発生する操作反力は、各レンジ間において、初めにモータ31の駆動方向と逆方向(D→Nレンジ方向)に発生し、ピーク後に向きを変えて操作方向と同一方向(P→Rレンジ方向)に発生し、レンジ切り換え位置(停止位置)付近でゼロに収束した状態となる。この特性は、ディテントピン75が、カム山73aを乗り越える際に発生する負荷力に起因している。すなわち、ディテントピン75がカム山73aを乗り越えるまでは、バネ板74を付勢する図示しないバネの付勢力により抵抗力が発生し、ディテントピン75がカム山73aを乗り越えた後は、ディテントピン75が次のカム山73aの溝又は溝73bに落ち込んで引き込み力が発生するためである。
[フェール時のハンドル操作]
実施例1のシフトバイワイヤシステムにおいて、バッテリーあがりや、配線のショートや断線、コントローラ2の異常、モータ31や位置センサ33の異常などが発生すると、セレクト操作装置部1の操作が自動変速機7に反映されない異常な状態となる。
その際には、インストルメントパネル8の内部に位置する操作ハンドル5を、回転させることによりレンジポジションの切り換えを行う。
この際には、例えば(P・R・N・D・L)を連続的に移動するようにして、レンジポジションを切り換えることになる。つまり、PレンジポジションからLレンジポジションへ操作ハンドル5を回転させて切り換える場合、R・N・Dを必ず通過しなくてはならない。この制約はあるが、いずれのレンジポジションからでも切り換えが可能であり、いずれのポジションへも切り換えが可能である。
なお、この操作ハンドル5によるレンジ切り換えの際には、メータ等に設けられているインジケーターを確認しながら行うのが容易な操作となる。
また、この操作ハンドル5によりレンジ切り換えは、送りねじ軸34、スライダ38のめねじ部による減速部4を介したモータ31側で行われるため、操作が軽くて済む。
このように実施例1では、シフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造として操作ハンドル5をモータ31の後端に設けるのみでコストを抑制した構造で、バイワイヤが本質的に持つ、フェール時への対処としての配線やコントローラ、センサ等を複数系にしなければならないという問題を解決している。
次に、効果を説明する。
実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)ドライバにより操作されるセレクト操作装置部1の信号に応じて自動変速機7の制御アーム71を駆動するアクチュエータ部3を備えたシフトバイワイヤシステムにおいて、アクチュエータ部3と制御アーム71を接続して切換動作伝達系となるコントロールケーブル6を設け、アクチュエータ部3は、モータ31の出力を減速して伝達する減速部4を備え、モータ31の出力軸311にモータ31の後端で回転操作を行う操作ハンドル5を設け、フェール時には操作ハンドル5の操作によりコントロールケーブル6を介してレンジ切り換えを手動で行うようにしたため、コストを抑制しつつ、小型化でき、フェール時の操作性を向上させることができる。
(2)減速部4は、送りねじ軸34、スライダ38のめねじ部により直線運動へ変換し且つ減速させるため、操作ハンドル5がこの減速部4を介して力をコントロールケーブル6へ伝達するため、操作ハンドル5の操作力は軽くて済む。また、この構成により、モータ31と操作ハンドル5、送りねじ軸34が直列的に配置され、全体として非常に細いスペースを有する構成となり、車両への搭載が非常に有利にできる。
(3)自動変速機7がエンジンルームに配置され、アクチュエータ部3がエンジンルームと隔たれたインストルメントパネル8の内部に配置されたため、従来に比べてエンジンルームの占有スペースを増加することなく、シフトバイワイヤ化することができ、アクチュエータ部3やコントローラ2は、エンジンルーム内の厳しい制約を受けることがないようにできる。
実施例2のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造は、減速機構をウォームとウォームホイールで構成する例である。
構成を説明する。
図8は実施例2のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造のアクチュエータ部の構造説明図である。
実施例2では、ケース37の内部で、モータ31の出力軸311が同軸で回転を伝達するものをウォーム34aとする。ウォーム34aは、両端をベアリング35,36で軸支されている。
そして、ケース37の内部に支点軸42により所定の角度範囲を回転するウォームホイール41をウォーム34aと係合させるように設ける。支点軸42には取り付けアーム32aを設けて、先端にはコントロールケーブル6を接続し、ウォームホイール41の回転でコントロールケーブルをプッシュプルする構成にする。
また、位置センサ33aは、ウォームホイール41又は支点軸42の回転角度変位を検出する。
その他構成は実施例1と同様であるので説明を省略する。
車両における配置構成によっては、このようなウォームホイール41を設ける配置が容易な場合もあり、そのような場合には実施例2のような構成を取るようにしてもよい。
その他の作用効果は、実施例1と同様であり説明を省略する。
実施例3は、実施例1及び実施例2のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造における操作ハンドルの他の例である。
図9〜図11は、実施例のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造における操作ハンドルの他の例を示す説明図である。
図9に示すのはI型形状のものであり、図10に示すのは取っ手を設けたものであり、図11に示すのは中実なハンドル形状のものである。
図9のI型形状のものでは、ハンドル部分が非常に省スペースとなる点が有利である。
図10の取っ手を設けたものは、さらに操作が容易となる。
図11のハンドル部分を中実形状にするものは、適度な重さのハンドルにすることにより、操作しやすくなる。
その他構成、作用効果は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
以上、本発明のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造を実施例1〜実施例3に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
ここで、実施例1〜実施例3における効果について、追加して説明しておく、フェール時の操作を軽くする作用効果を有するものについては、フェール時の操作ハンドル5の操作において、パーキングロッド76を咬む力が働いている状態のPレンジからの脱出を容易にする作用効果を有することを追記しておく。
シフトバイワイヤのシステム構成は、実施例に示した構成以外の構成であってもよい。
操作ハンドルの配置位置は、実施例において説明したインストルメントパネル、センターコンソールがドライバから操作しやすく有利であるが、他の位置であってもよい。
実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の説明図である。 実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造のアクチュエータ部の構造説明のための側面断面図である。 実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造のアクチュエータ部の構造説明のための上面断面図である。 実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造のアクチュエータ部の上面図である。 実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の配置例を示す説明図である。 自動変速機のディテント構造を示す斜視図である。 P→Rレンジ方向におけるモータ31の出力軸に発生する操作反力を示す特性図である。 実施例2のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造のアクチュエータ部の構造説明図である。 実施例のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造における操作ハンドルの他の例を示す説明図である。 実施例のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造における操作ハンドルの他の例を示す説明図である。 実施例のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造における操作ハンドルの他の例を示す説明図である。
符号の説明
1 セレクト操作装置部
11 セレクト操作部
12 操作検出部
2 コントローラ
3 アクチュエータ部
31 モータ
311 出力軸
32 スライドアーム
33 位置センサ
331 検出部
34 送りねじ軸
35 ベアリング
36 ベアリング
37 ケース
371 溝部
38 スライダ
381 突出部分
4 減速部
5 操作ハンドル
6 コントロールケーブル
7 自動変速機
71 制御アーム
72 回転シャフト
73 ディテントプレート
73a カム山
73b 溝(谷部)
74 バネ板
75 ディテントピン
76 パーキングロッド
77 カム状プレート
78 パーキングギア
8 インストルメントパネル
32a 取り付けレバー
33a 位置センサ
34a ウォーム
41 ウォームホイール
42 支点軸

Claims (3)

  1. ドライバにより操作されるセレクト入力手段の信号に応じて自動変速機のレンジ切換装置を駆動するアクチュエータ部を備えたシフトバイワイヤシステムにおいて、
    前記アクチュエータ部と前記レンジ切換装置を接続して切換動作伝達系となるケーブルを設け、
    前記アクチュエータ部は、
    モータの出力を減速して伝達する減速機構を備え、
    前記モータの出力軸にモータ後端で回転操作を行うための操作ハンドルを設け、フェール時には前記ハンドルの操作により前記ケーブルを介してレンジ切り換えを手動で行うようにした、
    ことを特徴とするシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造。
  2. 請求項1に記載のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造において、
    前記減速機構は、送りねじにより前記モータの出力を直線運動に変換し且つ減速させる、
    ことを特徴とするシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造において、
    自動変速機がエンジンルームに配置され、
    前記アクチュエータ部がエンジンルームと隔たれたインストルメントパネル内部に配置された、
    ことを特徴とするシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造。
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