JP2007309393A - シフトバイワイヤのフェールセーフ構造 - Google Patents

シフトバイワイヤのフェールセーフ構造 Download PDF

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【課題】 フェール時に手動の操作部を容易に見つけ、すぐに操作を行うことができるシフトバイワイヤのフェールセーフ構造を提供すること。
【解決手段】 アクチュエータ部3を制御するコントローラ2と、アクチュエータ部3と制御アーム71を接続して切換動作伝達系となるコントロールケーブル6と、アクチュエータ部3のケーブル取り付け部分である取り付けレバー32を手動操作で動作させる操作ハンドル5と、コントローラ2が異常を検知した際に、操作ハンドル5を収納した部分の蓋82を開き、操作ハンドル5の位置をドライバに認識させるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シフトバイワイヤのフェールセーフ構造の技術分野に属する。
従来では、シフトバイワイヤにおいて、セレクトスイッチ故障によるフェール時のシフト切り換え用に、着脱式のカバーを備えたコンソール内にシフト切り換え装置と連結された手動操作部と、手動操作部の位置検出手段を備え、手動操作部の操作位置によりアクチュエータが操作トルクをアシストしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−230952号公報(第2−10頁、全図)
しかしながら、従来のシフトバイワイヤのフェールセーフ構造にあっては、フェール時に手動で操作を行うことができるが、普段は使わないため手動操作部は見えないところにあり、フェール時にあわててしまうと手動操作部を見つけるのに時間がかかってしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、フェール時に手動の操作部を容易に見つけ、すぐに操作を行うことができるシフトバイワイヤのフェールセーフ構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、ドライバにより操作されるセレクト入力手段の信号に応じて自動変速機のレンジ切換装置を駆動するアクチュエータ部を備えたシフトバイワイヤシステムにおいて、前記アクチュエータ部を制御する制御手段と、前記アクチュエータ部と前記レンジ切換装置を接続して切換動作伝達系となるケーブルと、前記アクチュエータ部の前記ケーブル取り付け部分を手動操作で動作させる手動レンジ切換手段と、前記制御手段が異常を検知した際に、前記手動レンジ切換手段を収納した部分の蓋部を開き、前記手動レンジ切換手段の位置をドライバに認識させる位置認識手段と、を備えることを特徴とする。
よって、本発明にあっては、フェール時に手動の操作部を容易に見つけ、すぐに操作を行うことができる。
以下、本発明のシフトバイワイヤのフェールセーフ構造を実現する実施の形態を、請求項1に係る発明に対応する実施例1と、実施例2〜実施例4に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の説明図である。
実施例1のシフトバイワイヤシステムは、セレクト操作装置部1、コントローラ2、アクチュエータ部3、操作ハンドル5、コントロールケーブル6、自動変速機7、蓋開閉部8を主要な構成としている。
セレクト操作装置部1は、セレクト操作部11と操作検出部12からなる。
セレクト操作部11は、切り換えたいセレクトポジションに操作を行うレバーを備えるものである。このセレクト操作部11は、スイッチであってもよい。
操作検出部12は、セレクト操作部11への操作入力により、どのポジションがセレクトされたかを検出し、コントローラ2へ出力を行う。
コントローラ2は、操作検出部12からの入力と、位置センサ33からの入力より、操作検出部12で検出されたセレクトポジションに、位置センサ33で検出される自動変速機7のシフトポジションが一致するように、アクチュエータ部3のモータ31を駆動制御する。
また、コントローラ2は、自己診断等により異常を検出し、異常の際には、ソレノイド81を駆動する。
アクチュエータ部3は、モータ31、減速部4、操作ハンドル5、取り付けレバー32、位置センサ33、支点軸34を主要な構成としている。
モータ31は、コントローラ2の制御により、軸43へ回転出力する。
取り付けレバー32は、ウォームホイール42の回転が支点軸34を介して伝達され、レバー先端部にコントロールケーブル6が取り付けられる。
位置センサ33は、支点軸34部分に設けられ、ウォームホイール42、又は支点軸34の固定部材に対する回転変位角度を検出する。検出値はコントローラ2へ出力する。
支点軸34は、図示しない軸支構造により回転する軸であり、ウォームホイール42、取り付けレバー32と固定されともに回転変位する。
減速部4は、ウォーム41、ウォームホイール42、軸43で構成される。
軸43の内部へモータ31の出力軸311を圧入又は、出力軸311の一部をC形状にするなどして、回転を伝達する構造にする。
軸43のなかほどには、ウォーム41を設け、支点軸34にはウォームホイール42を設けて係合させる。
操作ハンドル5は、図1に示すように、支点軸34から外周方向に伸びるレバーを設けたものである。
コントロールケーブル6は、図1に示すように、アクチュエータ部3の取り付けレバー32と自動変速機7の制御アーム71を接続するプッシュプルが可能なケーブルである。
自動変速機7は、レンジポジションの切り換えを行う油圧制御をするマニュアルバルブを駆動させる制御アーム71を外部に備えている。この制御アーム71にコントロールケーブル6の一端が取り付けられることで、レンジポジションがアクチュエータ部3により制御されることになる。実施例1では、自動変速機7は、シフトバイワイヤシステム特有の構造を要求されない。既存のものをそのまま使用できる。
次に、蓋開閉部8の構造説明を行う。
図2は、実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造におけるセンターコンソールに設けた蓋開閉部の説明斜視図である。図3は、実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造における蓋開閉部の構造説明図である。
実施例1では、図2に示すようにセンターコンソール9に開閉する蓋82を設け、この蓋82を設けたセンターコンソール9の部分に、アクチュエータ部3を設けるようにする。
この蓋82を設けた部分の断面を示すのが図3である。この蓋82は、下辺部分に回転軸部を設けることにより開閉する構造であり、この回転軸部には、ねじりばね84を設けて、閉じている際にねじりばね84の付勢力が蓋82を開く方向に働くようにする。
また、蓋82には、図3(b)に示すように、開いた状態で上方へ立設した部分を設け、そこに穴形状を設けてロック穴821とする。
次に、蓋82の上辺より上方のセンターコンソール9の内側に、ソレノイド81を設ける。ソレノイド81は、電磁力により進退するプランジャ811を備え、この進退方向を下方にして、閉じた蓋82のロック穴821へ向かうように設ける。
また、棒状のプランジャ811の下方には、鍔状の部分を設け、この鍔状部分とソレノイド本体との間にばね812を設けるようにする。これにより、ソレノイド81は、駆動電源オフの際にばね812の付勢力によって、プランジャ811が下方に向かって進出した状態になるようにする。
また、プランジャ811の下方には、リターンノブ83を係合させる。リターンノブ83は、センターコンソール9の蓋82の上方の外側に設けた溝91に係合して上下動可能に設けられたものであり、プランジャ811と一体となって移動が可能なように固定されている。
次に、自動変速機7のディテント構造について説明する。
図4は、自動変速機7のディテント構造を示す斜視図である。
制御アーム71には回転シャフト72が設けられ、この回転シャフト72にディテントプレート73が支持されている。ディテントプレート73の上端には、カム山73aの間に5つのレンジ(P・R・N・D・L)に対応した谷部73bが形成されている。そして、この谷部73bにバネ板74の先端に形成されたディテントピン75を係合させ、選択されたセレクト位置を保持することにより、車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトを防止している。
すなわち、モータ31の駆動力により回転シャフト72が回動し、この回動に応じてディテントプレート73がディテントピン75に対して相対移動する。このとき、ディテントピン75がカム山73aを乗り越えて隣のレンジに対応した谷部73bと係合し、係合状態がバネ板74の弾性力により保持される。この弾性力がセレクト操作する際の主要な負荷力となる。
なお、ディテントプレート73には、パーキングロッド76の一端が回動自在に連結されている。このパーキングロッド76は、レンジポジションをPレンジに移動させたとき、カム状プレート77を介してパーキングギア78の回転を阻止し、図外の駆動輪をロックするものである。これにより、勾配路上にPレンジで車両を駐車したとき、勾配に応じて駆動輪をロックするように車重負荷が加わり、パーキングロッド76を咬む力として作用する。
次に作用を説明する。
[シフトバイワイヤシステム]
実施例1のシフトバイワイヤシステムについて説明する。
例えば、ドライバがセレクト操作部11を操作して、連続的にあるいはスイッチによる択一的に切り換えたいセレクトポジションを入力すると、セレクトポジジョンが操作検出部12により検出され、コントローラ2へ出力される。
また、位置センサ33では、ウォームホイール42、または取り付けレバー32の回転変位が、基準位置(例えばPレンジ相当位置)からのストローク角度として検出され、コントローラ2へ出力される。
よって、コントローラ2は、セレクトポジションの入力があった場合に、位置センサ33からのレンジポジションと比較し、異なる場合には、レンジポジションがセレクトポジションと一致するようアクチュエータ部3のモータ31を駆動する。モータ31の駆動力は、ウォーム41、ウォームホイール42で減速されるとともに、支点軸34周りの駆動へと変換され、取り付けレバー32を回転変位させてコントロールケーブル6のプッシュプル動作を行う。
これにより、自動変速機7の制御アーム71を回転動作させ、図示しないマニュアルバルブを動作させることによりレンジポジションの切り換えを行う。
実施例1のシフトバイワイヤシステムでは、操作ハンドル5を設けるのみでコストを抑制した構造で、バイワイヤが本質的に持つ、フェール時への対処としての配線やコントローラ、センサ等を複数系にしなければならないという問題を解決している。
[自動変速機の操作反力特性]
図5は、P→Rレンジ方向におけるモータ31の出力軸に発生する操作反力を示す特性図である。この操作反力特性は、出力軸における操作反力[N]を作動位置(ストローク角度)と対比させたものである。
また、モータ31の出力軸における操作反力は、上述した自動変速機7のディテントで発生する負荷力に、コントロールケーブル6の摩擦力、電動モータのイナーシャ等を合成したものである。よって、モータ31によるレンジ切り換えは、この操作反力以上の駆動力が必要となる。
図5に示すように、P→Rレンジ方向に操作したときに発生する操作反力は、各レンジ間において、初めにモータ31の駆動方向と逆方向(D→Nレンジ方向)に発生し、ピーク後に向きを変えて操作方向と同一方向(P→Rレンジ方向)に発生し、レンジ切り換え位置(停止位置)付近でゼロに収束した状態となる。この特性は、ディテントピン75が、カム山73aを乗り越える際に発生する負荷力に起因している。すなわち、ディテントピン75がカム山73aを乗り越えるまでは、バネ板74を付勢する図示しないバネの付勢力により抵抗力が発生し、ディテントピン75がカム山73aを乗り越えた後は、ディテントピン75が次のカム山73aの溝又は溝73bに落ち込んで引き込み力が発生するためである。
[フェール時のハンドル操作]
通常時では、アクチュエータ部3の操作ハンドル5を収納しているセンターコンソール9の蓋82は、図3(a)に示すように、閉じた状態となっている。
この状態では、蓋82のロック穴821に、ソレノイド81のばね812で付勢され下方に進出したプランジャ811の先端(下端)部分が挿入して係合していることにより蓋82が閉じた状態でロックされる。また、この際には、リターンノブ83の下面が、蓋82のロック穴821の周辺に面接するため、蓋82の閉じた状態が安定して維持される。
この実施例1のシフトバイワイヤシステムにおいて、バッテリーあがりや、配線のショートや断線、コントローラ2の異常、モータ31や位置センサ33の異常などが発生すると、セレクト操作装置部1の操作が自動変速機7に反映されない異常な状態となる。
その際には、この異常の発生を、例えば図示しない自己診断機能などによりコントローラ2は検知したならば、ソレノイド81を駆動させる。
すると、ソレノイド81の内部のコイルで発生する電磁力により、プランジャ811がソレノイド81の内部に退行する。つまり図3の状態で上方へ移動する。その際には、ばね812が圧縮され、プランジャ811とともにリターンノブ83が上方へ移動する。
これにより蓋82のロック穴821とプランジャ811の先端(下端)が係合しなくなり、また、リターンノブ83の下面とロック穴821の周囲との面接が解除される。
よって、蓋82が自由な状態となるが、蓋82の回転軸部分では、開方向へねじりばね84により付勢されているために、蓋82が開く(図3(b)参照)。
この蓋が開く動作により、ドライバは、操作ハンドル5の位置を強く知り認識するため、操作ハンドル5を探す動作をすることなく、すぐに操作ハンドル5によるレンジ切り換え操作を行うことができる。
このようにして、操作ハンドル5を容易に確認したならば、操作ハンドル5を操作して、取り付けレバー32を支点軸34に対して回転させ、コントロールケーブル6のプッシュプルによりレンジ切り換えを手動で行う。
この手動のレンジ切り換えの際には、メータ等のレンジポジションを示す表示を見ながら操作するのが容易な操作となる。
次に、効果を説明する。
実施例1のシフトバイワイヤのフェールセーフ構造にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)ドライバにより操作されるセレクト操作装置部1の信号に応じて自動変速機7の制御アーム71を駆動するアクチュエータ部3を備えたシフトバイワイヤシステムにおいて、アクチュエータ部3を制御するコントローラ2と、アクチュエータ部3と制御アーム71を接続して切換動作伝達系となるコントロールケーブル6と、アクチュエータ部3のケーブル取り付け部分である取り付けレバー32を手動操作で動作させる操作ハンドル5と、コントローラ2が異常を検知した際に、操作ハンドル5を収納した部分の蓋82を開き、操作ハンドル5の位置をドライバに認識させるようにしたため、フェール時に手動の操作部を容易に見つけ、すぐに操作を行うことができる。
実施例2のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造は、操作ハンドルの位置を認識させる手段として、ブザーとインジケータを設けるようにした例である。
構造を説明する。
図6は実施例2のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の説明図である。
実施例2では、操作ハンドル5の設置位置は、ドライバが操作しやすい位置であればよく、内部へ収納されていても、外部へ露出していてもよい。
操作ハンドル5が配置されている位置の近傍に、音を発するブザー85と、光を発するインジケータ86を設ける。ブザー85及びインジケータ86は、コントローラ2に電気的に接続し、コントローラ2により制御する。
次に作用を説明する。
[フェール時のハンドル操作]
実施例2では、コントローラ2が異常を検出したならば、ブザー85を鳴らすとともに、インジケータ86を点灯させるようにする。
これによりドライバは、操作ハンドル5の位置を強く知り認識するため、操作ハンドル5を探す動作をすることなく、すぐに操作ハンドル5によるレンジ切り換え操作を行うことができる。
効果を説明する。実施例2のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造では、以下の効果を有する。
(2)ドライバにより操作されるセレクト操作装置部1の信号に応じて自動変速機7の制御アーム71を駆動するアクチュエータ部3を備えたシフトバイワイヤシステムにおいて、アクチュエータ部3を制御するコントローラ2と、アクチュエータ部3と制御アーム71を接続して切換動作伝達系となるコントロールケーブル6と、アクチュエータ部3のケーブル取り付け部分である取り付けレバー32を手動操作で動作させる操作ハンドル5と、コントローラ2が異常を検知した際に、ブザー85を鳴らすとともに、インジケータ86を点灯させて、操作ハンドル5の位置をドライバに認識させるようにしたため、フェール時に手動の操作部を容易に見つけ、すぐに操作を行うことができる。
実施例3のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造は、アクチュエータ部と操作ハンドルをプッシュプルで動作するケーブルで接続するようにした、例である。
構造を説明する。
図7は実施例3のシフトバイワイヤシステムのフェール構造の説明図である。
実施例3では、ブザー85、インジケータ86を設けている点は、実施例2と同様である。
実施例3では、操作ハンドル5を、途中に回転軸51を設けた回転動作を行うものにし、回転軸51に対して、反対側の端に、プッシュプル式のケーブル52を接続する。ケーブル52の反対側は、コントロールケーブル6が接続されている取り付けレバー32に取り付けるようにする。
その他構成は、実施例1、2と同様であるので、説明を省略する。
作用を説明する。
[フェール時のハンドル操作]
実施例3において、ブザー85、インジケータ86による作用は、実施例2と同様である。
実施例3では、アクチュエータ部3と操作ハンドル5をケーブル52で接続しているため、操作ハンドル5を設けたい位置にスペース上の制約等がある場合に、操作ハンドル5部分のみを設置すればよく、アクチュエータ部3は別の位置に配置できるため、配置の自由度が拡がる。また、操作ハンドル5を操作した際、ケーブル52がプッシュプルするレバーは、自動変速機7の制御アーム71を操作するためコントロールケーブル6を接続するアクチュエータ部3の取り付けレバー32であるため、新たなレバーを設けることなく、コストを抑制して、配置の自由度を拡げることができる。
効果を説明する。実施例3のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造では、上記(2)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(3)操作ハンドル5とアクチュエータ部3の取り付けレバー32をケーブル52で接続する構造にしたため、コストを抑制して、配置の自由度を拡げることができる。
実施例4のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造は、アクチュエータ部と操作ハンドルをプッシュプルで動作するケーブルで接続するようにし、さらに、アクチュエータ部の支点軸に設けたレバーにケーブルを接続する例である。
構造を説明する。
図8は実施例4のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の説明図である。
ブザー85、インジケータ86を設けている点は、実施例2と同様である。
実施例4では、取り付けレバー32と別に、且つ別の方向に伸長するようにレバー35を設ける。そして、操作ハンドル5の回転軸51と反対側の端部とレバー35をケーブル52で接続する。
その他構成は、実施例1、2と同様であるので、説明を省略する。
作用を説明する。
[フェール時のハンドル操作]
実施例4において、ブザー85、インジケータ86による作用は、実施例2と同様である。
実施例4では、コスト面では、実施例3に劣るものの、コントロールケーブル6を引き出す方向と、別の方向にケーブル52を引き出すことができるため、アクチュエータ部3と操作ハンドル5の位置関係の自由度をさらに拡げることができる。
効果を説明する。実施例4のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造では、上記(2)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(4)操作ハンドル5とアクチュエータ部3に取り付けレバー32と別に設けたレバー35をケーブル52で接続する構造にしたため、アクチュエータ部3と操作ハンドル5の配置の自由度をさらに拡げることができる。
以上、本発明のシフトバイワイヤのフェールセーフ構造を実施例1〜実施例4に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施例では、ドアの開閉、ブザー、インジケータについて説明したが、さらに、メータ内の表示器に操作ハンドルの位置と操作方法を表示させるようにしてもよい。
この場合には、表示を見ることで、操作ハンドルの位置と操作方法を知ることができ、予め覚えることが不要となるため便利である。
実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の説明図である。 実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造におけるセンターコンソールに設けた蓋開閉部の説明斜視図である。 実施例1のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造における蓋開閉部の構造説明図である。 自動変速機のディテント構造を示す斜視図である。 P→Rレンジ方向におけるモータ31の出力軸に発生する操作反力を示す特性図である。 実施例2のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の説明図である。 実施例3のシフトバイワイヤシステムのフェール構造の説明図である。 実施例4のシフトバイワイヤシステムのフェールセーフ構造の説明図である。
符号の説明
1 セレクト操作装置部
11 セレクト操作部
12 操作検出部
2 コントローラ
3 アクチュエータ部
31 モータ
311 出力軸
32 レバー
33 位置センサ
34 支点軸
35 レバー
4 減速部
41 ウォーム
42 ウォームホイール
43 軸
5 操作ハンドル
51 回転軸
52 ケーブル
6 コントロールケーブル
7 自動変速機
71 制御アーム
72 回転シャフト
73a カム山
73 ディテントプレート
73b 溝
73b 谷部
74 バネ板
75 ディテントピン
76 パーキングロッド
77 カム状プレート
78 パーキングギア
8 蓋開閉部
81 ソレノイド
811 プランジャ
812 ばね
821 ロック穴
82 蓋
83 リターンノブ
84 ねじりばね
85 ブザー
86 インジケータ
9 センターコンソール
91 溝

Claims (1)

  1. ドライバにより操作されるセレクト入力手段の信号に応じて自動変速機のレンジ切換装置を駆動するアクチュエータ部を備えたシフトバイワイヤシステムにおいて、
    前記アクチュエータ部を制御する制御手段と、
    前記アクチュエータ部と前記レンジ切換装置を接続して切換動作伝達系となるケーブルと、
    前記アクチュエータ部の前記ケーブル取り付け部分を手動操作で動作させる手動レンジ切換手段と、
    前記制御手段が異常を検知した際に、前記手動レンジ切換手段を収納した部分の蓋部を開き、前記手動レンジ切換手段の位置をドライバに認識させる位置認識手段と、
    を備えることを特徴とするシフトバイワイヤのフェールセーフ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010025212A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Honda Motor Co Ltd コントロールケーブル装置
JP2017052392A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 株式会社デンソー 車両用表示装置

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