JP2008002385A - バルブシート構造及び内燃機関の吸気ポート構造 - Google Patents

バルブシート構造及び内燃機関の吸気ポート構造 Download PDF

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Abstract

【課題】燃焼室内にガス流動を安定して形成することができるバルブシート及び吸気ポート構造を提供する。
【解決手段】バルブシート30は、シリンダヘッド1に固定され、吸気バルブ20がシートリング31に着座することによって吸気をシールする。このバルブシート30は、シートリング31の円周面の一部に突出形成され、吸気ポート10内を流れる吸気を偏向して剥離する偏向面32bを有する気流制御手段32を備える。そのため、吸気ポート10が型ずれ等によってずれた場合であっても、吸気を剥離する位置を常に一定にすることができ、燃焼室2の内部に安定してガス流動を形成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バルブシート構造及び内燃機関の吸気ポート構造に関する。
車両の内燃機関において、燃料の燃焼性能を改善するため、燃焼室内へ流入する吸気によってタンブル流等のガス流動を発生させる技術が広く知られている。
特許文献1に記載の内燃機関では、バルブシート近傍の吸気ポート下側内壁にエッジ部を形成し、このエッジ部によって吸気ポートの下側内壁に沿って流れる吸気を剥離して、吸気ポート下側を流れる吸気の流速を弱めて燃焼室内にタンブル流を形成する。
特開平11−148363号公報
しかしながら、特許文献1に記載の内燃機関の吸気ポートでは、シリンダヘッドを鋳造した後にバルブシートを圧入してスロート加工するため、鋳造時の型ずれ等の影響で吸気ポートとバルブシートとの位置関係にばらつきが生じることがある。そのため、吸気ポートの下側に形成されたエッジ部の位置がばらつき、燃焼室内にタンブル流を安定して形成することができないという問題がある。
そこで、本発明は、燃焼室内にガス流動を安定して形成することができるバルブシート及び吸気ポート構造を提供することを目的とする。
本発明のバルブシート(30)は、シリンダヘッド(1)に固定され、吸気バルブ(20)がシートリング(31)に着座することによって吸気をシールする。このバルブシート(30)は、シートリング(31)の円周面の一部に突出形成され、吸気ポート(10)内を流れる吸気を偏向して剥離する偏向面(32b)を有する気流制御手段(突起部)を備える。
本発明によれば、バルブシートのシートリングに形成した気流制御手段の偏向面によって吸気ポートの下側壁面を沿って流れる吸気を強制的に剥離する。そのため、吸気ポートが型ずれ等によってずれた場合であっても、吸気を剥離する位置を常に一定にすることができ、燃焼室内に安定してガス流動を形成することが可能となる。
(第1実施形態)
以下、図を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、第1実施形態に係る内燃機関の吸気系を示す概略図である。また、図2は、第1実施形態に係るバルブシートを示す。
図1に示すように、内燃機関100の吸気系は、シリンダヘッド1及び吸気ポート10を備える。この内燃機関100は、1つの気筒に対して2つの吸気ポート10を有しており、後述する吸気バルブ20も吸気ポート10ごとに設置されている。
シリンダヘッド1は、図示しないシリンダブロックとピストンとによって燃焼室2を形成する。シリンダヘッド1の一側面には、吸気ポート10が形成される。また、吸気ポート10上側のシリンダヘッド1には、吸気バルブ20を摺動可能に支持するバルブガイド23が設置されている。
吸気ポート10は、図示しない吸気マニホールドと燃焼室2とを連通し、吸気マニホールドと接続する上流側から開口部11に吸気を流す。この吸気ポート10の開口部11には、バルブシート30が圧入によって固定されている。
吸気バルブ20はバルブステム21とバルブヘッド22とを備える。吸気バルブ20は図示しないピストンの往復動に応じて作動し、吸気バルブ20のバルブステム21がバルブガイド23に対して摺動する。そして、吸気バルブ20のバルブヘッド22が、バルブシート30に対して、その下面側から離着座することによって吸気ポート10を開閉する。
バルブシート30は、図2に示すように、円環状のシートリング31と吸気を剥離する突起部32とを備える。
シートリング31は、吸気ポート10の内径と略同程度の内径を有し、上端面31aの一部につば状の突起部32を形成する。突起部32は、シートリング31の内径と略同一の曲率を有する円弧形状の突起であり、内径面32aと偏向面32bとを備える。この突起部32の上端面となる偏向面32bは、吸気ポート10の下側壁面10aに配置され、下側壁面10aに沿って流れる吸気を偏向するとともに吸気ポート10の壁面から剥離する。
ここで、比較のために、燃焼室2内にタンブル流を発生させる従来の吸気ポート構造を図8に示す。図8(A)は従来のバルブシート60を示し、図8(B)は従来の吸気ポート構造での吸気流れを示す。
図8(A)に示すように、従来のバルブシート60は円環状のシートリング61を有しているのみで突起等は形成されていない。このバルブシート60は、図8(B)に示すように、吸気ポート10の開口部11に圧入によって固定されている。
このような従来吸気ポート構造では、燃焼室2内にタンブル流を形成させるために、バルブシート60近傍の吸気ポート10の下側内壁に、吸気を剥離するためのエッジ部Eを形成する。吸気ポート10の下側壁面10aは、エッジ部Eを境として急激に下方へ傾斜するため、吸気ポート10の下側壁面10aに沿って上流から下流に流れる吸気は、Cに示すように、エッジ部Eで剥離されて渦流を形成する。この渦流は、吸気ポート10下側の吸気流れを阻害するため、吸気ポート10下側の吸気流量が吸気ポート10上側の吸気流量よりも減少し、この流量差によって燃焼室2内にタンブル流が形成される。
このように吸気を剥離するエッジ部Eは、バルブシート60を吸気ポートに圧入した後にスロート加工するときに形成されるが、図8(B)の破線に示すように、シリンダヘッド1の鋳造時に吸気ポート10の型ずれが生じた場合には、エッジ部Eの位置がずれて形成されてしまうことがある。このようにエッジ部Eの位置がエッジ部E’にずれると、C’に示すように、吸気ポート10の下側壁面10aに沿って流れる吸気が剥離される位置もずれてしまう。吸気の剥離位置がずれると、燃焼室2内に流入する吸気の流入状態が変化してしまい、燃焼室2内に生じるタンブル流を安定して形成することができないという問題がある。
そこで、第1実施形態では、バルブシート30に吸気を剥離するための剥離面32bを備えた突起部32を形成することによって、吸気ポートが型ずれなどによってずれた場合であっても、吸気を剥離する位置が常に一定になるようにして燃焼室2内に安定してタンブル流を形成する。
本発明の第1実施形態の作用について図3に基づいて説明する。
図3は、第1実施形態における吸気ポート10内の吸気流れを示す概略図である。矢印は吸気流れを示し、Aは吸気ポート10の上側を流れて燃焼室2に流入する吸気を、Bは吸気ポート10の下側を流れて燃焼室2に流入する吸気を示す。また、Cは吸気ポート10の下側壁面10aに沿って流れる吸気を示す。
図3に示すように、バルブシート30は吸気ポート10の開口部11に圧入によって固定されおり、突起部32が吸気ポート10の下側に位置するように配置される。
このような吸気ポート構造において、図示しない吸気マニホールドから流入した吸気は、吸気ポート10の上流から開口部11の下流に流れ、バルブヘッド22とバルブシート30との隙間から燃焼室2内に流入する。
吸気ポート10の下側壁面10aに沿って流れる吸気は、Cに示すように、バルブシート30の突起部32の偏向面32bに突き当たり、吸気ポート10の下側壁面10aから強制的に剥離され渦流となる。この渦流によって、吸気ポート10の下側を流れる吸気の流速が阻害されて、Bに示すように、吸気ポート10の下側を流れる吸気の吸気流量が上側を流れる吸気の吸気流量よりも減少する。そして、この吸気流量差によって、燃焼室2内にタンブル流を形成することができる。
以上により、第1実施形態に係るバルブシート30は下記の効果を得ることができる。
本発明によれば、バルブシート30に形成した突起部32上端の偏向面32bによって吸気ポート10の下側壁面10aを沿って流れる吸気を強制的に剥離する。そのため、吸気ポート10が型ずれ等によってずれた場合であっても、吸気を剥離する位置を常に一定にすることができ、燃焼室2内に安定してタンブル流を形成することが可能となる。
(第2実施形態)
図4は、バルブシートの第2実施形態を示す概略図である。
バルブシート40の構成は、第1の実施形態と基本構成はほぼ同様であるが、突起部42の構成において一部相違する。つまり、突起部42は、突起部42の中央部から徐々に突起高さが低くなるようにしたもので、以下にその相違点を中心に説明する。
図4(A)はバルブシート40の斜視図であり、図4(B)はバルブシート40の正面図である。また、図4(C)は、バルブシート40の側面図である。
バルブシート40は、図4(A)に示すように、円環状のシートリング41と、吸気を剥離する突起部42とを備える。
シートリング41は、吸気ポート10の内径と略同程度の内径を有し、上端面41aの一部に突起部42を形成する。
突起部42は、図4(B)に示す通り、その中央部が最も突起高さが高く、中央部から離れるにつれて徐々に突起高さが低くなるように形成されている。また、突起部42は、図4(C)に示すように、内側の内径面42aと、上端の偏向面42bと、外側の外径面42cとを備える。内径面42aはシートリング41の内径と略同一の曲率を有しており、外径面42cはリング41の外径よりも僅かに小さい曲率を有している。また、偏向面42bは、径方向内側から外側に向けて突起高さが低くなるように傾斜している。この偏向面42bは、吸気ポート10の下側壁面10aに沿って流れる吸気を偏向するとともに吸気ポート10の壁面から剥離する。
第2実施形態の作用について図5(A)に基づいて説明する。
図5(A)は、吸気ポート10内の吸気流れを示す。矢印は吸気流れを示し、Aは吸気ポート10の上側を流れて燃焼室2に流入する吸気を、Bは吸気ポート10の下側を流れて燃焼室2に流入する吸気を示す。また、Cは吸気ポート10の下側壁面10aに沿って流れる吸気を示す。
図5(A)に示すように、バルブシート40は吸気ポート10の開口部11に圧入によって固定される。また、バルブシート40の突起部42は、吸気ポート10の下側壁面10aから突出するように配置される。
このような吸気ポート構造において、図示しない吸気マニホールドから流入した吸気は、吸気ポート10の上流から開口部11の下流に向けて流れ、バルブヘッド22とバルブシート30との隙間から燃焼室2内に流入する。
吸気ポート10の下側壁面10aに沿って流れる吸気は、Cに示すように、バルブシート40の突起部42の偏向面42bと外径面42cに突き当たり、下側壁面10aから強制的に剥離される。また、偏向面42bは吸気ポート10の上流側に対して傾斜するように突起部42に形成されているため、偏向部42bに吹き当たる吸気の流れを吸気ポート10の上側に向かう流れに偏向して剥離する。そのため、Bに示すように、吸気ポート10の下側を流れる吸気の吸気流量を減少させて、燃焼室2内に吸気のタンブル流が形成される。
図5(B)は、燃焼室2をシリンダヘッド1の上方側から見たときの吸気ポート10内の吸気流れを示す。矢印は吸気流れを示し、Dは吸気ポート10内の下側を流れる吸気を示す。
図5(B)に示すように、バルブシート40は、突起高さが最も高くなる突起部42の中央部がバルブステム21の軸心を吸気流れ方向に通る直線上に位置するように吸気ポート10に配置される。また、突起部42の突起高さは中央部から徐々に低くなるように形成されている。そのため、Dに示すように、バルブシート40の突起部42を通過する吸気は、吸気バルブ10のバルブステム21を避けるようにして流れ、燃焼室2内に吸入される。したがって、吸気がバルブステム21に吹き当たることによって吸気流量が低減することが抑制される。
以上により、第2実施形態に係るバルブシート40は下記の効果を得ることができる。
本発明によれば、バルブシート40の突起部42を吸気ポート10の下側壁面10aから突出するように形成するため、偏向面42b及び外径面42cによって吸気ポート10の下側壁面10aを沿って流れる吸気を偏向して剥離することができる。そのため、吸気ポート10が型ずれ等によってずれた場合であっても、吸気を剥離する位置を常に一定にすることができ、燃焼室2内に安定してタンブル流を形成することが可能となる。
また、バルブシート40の突起部42は、その中央部の突起高さを最も高く、中央部から離れるにつれて突起高さが低くなるようにしたため、突起部42を通過した後の吸気のバルブステム21に突き当たりが抑制され、吸気流量の低減が抑制されて、燃焼室2内に生じるタンブル流のさらなる強化を図ることが可能となる。
(第3実施形態)
図6は、バルブシートの第3実施形態を示す概略図である。
バルブシート50の構成は、第1の実施形態と基本構成はほぼ同様であるが、突起部52の構成において一部相違する。つまり、突起部52の上端面が一端から他端に向けて連続的に傾斜するようにしたもので、以下にその違点を中心に説明する。
図6(A)はバルブシート50の斜視図であり、図6(B)はバルブシート50の正面図である。また、図6(C)は、バルブシート50の側面図である。
バルブシート50は、図6(A)に示すように、円環状のシートリング51と、吸気を剥離する突起部52とを備える。シートリング51は、吸気ポート10の内径と略同程度の内径を有し、上端面51aの一部に円弧状の突起部52を形成する。
突起部52は、図6(B)に示すように、内径面52aと偏向面52bとを備える。
突起部52の内径面52aは、シートリング51の内径と略同一の曲率を有している。また、突起部52の偏向面52bは、周方向に所定の傾きをもって傾斜するように形成されており、吸気ポート10の下側壁面10aに沿って流れる吸気を偏向するとともに吸気ポート10の壁面から剥離する。
本発明の第3実施形態の作用について図7に基づいて説明する。
図7(A)は、吸気ポート10内の吸気流れを示す。矢印は吸気流れを示し、Aは吸気ポート10の上側を流れて燃焼室2に流入する吸気を、Bは吸気ポート10の下側を流れて燃焼室2に流入する吸気を示す。また、Cは吸気ポート10の下側壁面10aに沿って流れる吸気を示す。
図7(A)に示すように、バルブシート50は吸気ポート10の開口部11に圧入によって固定される。また、バルブシート50は、その突起部52が吸気ポート10の下側に位置するように配置される。
このような吸気ポート構造において、図示しない吸気マニホールドから流入した吸気は、吸気ポート10の上流から開口部11の下流に流れ、バルブヘッド22とバルブシート30との隙間から燃焼室2内に流入する。
吸気ポート10内の下側壁面10aに沿って流れる吸気は、Cに示すように、バルブシート50の突起部52の偏向面52bに突き当たり、下側壁面10aから強制的に剥離され渦流となる。そのため、Bに示すように、吸気ポート10の下側を流れる吸気は、吸気ポート10の上側を流れる吸気と比較して吸気流量が減少する。そして、この吸気ポート10の上側と下側との吸気流量差によって、燃焼室2内に吸気のタンブル流が形成される。
図7(B)は、図7(A)におけるB−B面から見たときの吸気ポート10内の吸気流れを示す。なお、説明の便宜上、吸気バルブ20の図示は省略する。
図7(B)に示すように、バルブシート50の突起部52は図中左側から右側に所定の角度で傾斜している。そのため、吸気ポート10の上流から流れてきた吸気は、突起部52の突起高さが高い左側において、その流れが阻害されるため、吸気は突起高さが低い右側に流れやすくなり、図中右側の吸気流量が増加する。その結果、Dに示すように、燃焼室2内には吸気が旋廻して流入し、タンブル流とは別のガス流動が形成され、燃焼室2内でのさらなる燃焼性能の向上を図ることができる。
なお、この突起部52の偏向面52bの傾斜は、図中右から左に向けて突起高さが低くするように形成してもよい。その場合には、吸気の旋回は、図7(B)のDとは逆方向の旋回となる。
以上により、第3実施形態に係るバルブシート50は下記の効果を得ることができる。
本発明によれば、バルブシート50に形成した突起部52の偏向面52bによって吸気ポート10の下側壁面10aを沿って流れる吸気を剥離するため、吸気ポート10が型ずれ等によってずれた場合であっても、吸気を剥離する位置が常に一定になり、燃焼室2内に安定してタンブル流を形成することが可能となる。
また、バルブシート50の突起部52の偏向面52bは、一端から他端に向けて傾斜するように形成されているため、タンブル流とは別のガス流動を形成することができ、燃焼室2内でのさらなる燃焼性能の向上を図ることが可能となる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなし得ることは明白である。
例えば、第1実施形態及び第3実施形態において、バルブシート30、50の偏向面32b、52bは、吸気ポート10の下側内壁に対して直行する面として形成されているが、第2実施形態と同様に、シートリング31、51の径方向において、内径から外径に向けて突起高さが低くなるように傾斜するようにしてもよい。これにより、吸気ポート10の下側壁面10aに沿って流れる吸気の剥離が促進されて、燃焼室2内に形成されるタンブル流をより強化することが可能なる。
第1実施形態に係る内燃機関の吸気系を示す概略図である。 第1実施形態に係るバルブシートを示す。 吸気ポート内の吸気流れを示す概略図である。 第2実施形態に係るバルブシートを示す。 吸気ポート内の吸気流れを示す概略図である。 第3実施形態に係るバルブシートを示す。 吸気ポート内の吸気流れを示す概略図である。 従来のバルブシートと吸気ポート構造とを示す図である。
符号の説明
100 内燃機関
1 シリンダヘッド
2 燃焼室
10 吸気ポート
10a 下側壁面
20 吸気バルブ
21 バルブステム
22 バルブヘッド
30、40、50、60 バルブシート
31、41、51、61 シートリング
32、42、52 突起部(気流制御手段)
32b、42b、52b 偏向面
42c 外径面

Claims (7)

  1. シリンダヘッドに固定され、吸気バルブがシートリングに着座することによって吸気をシールするバルブシートであって、
    前記シートリングの円周面の一部に突出形成され、吸気ポート内を流れる吸気を偏向して剥離する偏向面を有する気流制御手段を備えることを特徴とするバルブシート。
  2. 前記気流制御手段は、
    前記バルブシートがシリンダヘッドに固定されたときに、吸気ポートの下側壁面側に位置するように形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のバルブシート。
  3. 前記気流制御手段の偏向面は、
    前記シートリングの軸心方向に対して直行する面である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブシート。
  4. 前記気流制御手段の偏向面は、
    前記シートリングの軸心方向について、内径から外径に向けて前記気流制御手段の高さが低くなるように傾斜する面である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブシート。
  5. 前記気流制御手段は、
    前記シートリングの周方向に対して所定の角度で傾斜する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のバルブシート。
  6. 前記気流制御手段は、
    その気流制御手段の中央部の高さが最も高く、中央部から離れるにつれて徐々に低くなるように形成される、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のバルブシート。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載のバルブシートを吸気ポートに備えることを特徴とする内燃機関の吸気ポート構造。
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