JP2008002280A - 光学窓洗浄容易なレーザ着火装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 内燃機関の燃焼室1内に光学窓23を介してレーザ光を照射することにより着火させるものであって、燃焼室1に2個以上のレーザ照射孔3を備え、各レーザ照射孔3に開閉可能なシャッタ10を設け、光学窓23と収束光学系22を備えるレーザ収束ユニット20を2個以上のシャッタ10それぞれに着脱可能に装着し、レーザ収束ユニット20に着脱可能に連結される光ファイバーケーブル30がレーザ伝送手段41に接続されたレーザ切替素子40に連結されている。
【選択図】 図1
Description
シャッタは、ボールバルブであることが好ましい。ガスエンジンでは、シリンダ内最高圧力が高いが、ボール型弁ならば構造的に耐圧性能が高く、容易にこの程度の圧力振動に耐えるようにできるからである。
なお通常は、レーザが供給されないレーザ照射孔のシャッタは閉止されている。
効率的な燃焼のため、着火点の位置は燃料の濃度分布などに合わせて慎重に特定されるため、第1レーザ収束ユニットによる着火点と、第2レーザ収束ユニットによる着火点は同じ位置であることが好ましい。
失火が起こると、次の着火時における燃料濃度が過剰になって燃焼室内の圧力が極めて高くなるので、たとえば、切替を燃焼サイクルの排気行程で行うなど、レーザの切替が着火のタイミングと重ならないようにする。このために、レーザの切替が常に排気弁の開弁動作と同期するようにインターロックを組んでもよい。
また、レーザ切替が着火のタイミングと重ならないようにするため、切替時間を十分短くする。エンジンサイクルは短いので、レーザ切替素子をたとえばポッケルス・セルを使った電気光学素子で構成する。
図1は本発明の1実施例におけるレーザ着火装置の概略断面図、図2は本実施例の作動方法を説明する構成図、図3は本実施例の作動手順を説明する工程図である。
レーザ発生装置50から供給されたレーザは、レーザ切替素子40により、稼働中のレーザ収束ユニット20に分配される。
レーザ切替素子40は、電気光学素子で構成したもので、入射したレーザを2個以上の経路に振り分ける機能を有する。電気光学素子は、切替時間が短く電気信号で制御できるので、自動的な操作を採用する場合にも利用しやすい。
なお、レーザ切替素子40は、可動鏡で構成してもよい。可動鏡でも、反射面の向きを機械的に変えることにより光路を切り替えることができる。
レーザ収束ユニット20,20’は、内部に拡大光学系21と収束光学系22を備え、端部に設けた石英ガラスやサファイアガラスでできた厚い光学窓23で内部の機器が燃焼室の高圧を遮断して影響を受けないようにする。
また、収束光学系22は、凸レンズで構成し、レーザ光4を収束させて焦点5に集める作用を有する。
レーザ収束ユニット20,20’とシャッタ10,10’はジョイント機構24により着脱可能に固定できるようになっている。
ソレノイド12を駆動することによりステム13が伸び縮みして、ボール弁11が90度回転し、ボール弁11の貫通孔がシャッタ10の開口軸と平行な開状態と垂直方向を向いた閉状態を選択できるようになっている。
また、図中左側に示した開状態では、シャッタ10のボール弁11は、その貫通孔の中心軸が開口軸と一致する方向に立つようにして、レーザ収束ユニット20から放射される収束レーザ光4がシャッタ10の開口を通過して燃焼室1内の焦点5に集光して室内の燃料ガスに着火するようにする。
失火が起こると、燃焼し残った燃料ガスが通常の燃料に加わるため、次の着火時における燃料濃度が過剰になって燃焼室1内の圧力が極めて大きくなることがある。
エンジンの回転数は高いため、機械的に反射鏡を駆動して光路を切り替える機構を手動で駆動する場合は、切替時間が超過するおそれがある。したがって、機械的機構を利用する場合にも、電気信号で自動的に駆動するようにすることが好ましい。
さらに、たとえばポッケルス効果を使った電気光学素子は数nsで作動するので、電気光学素子でレーザ切り替え装置を構成し、電気的な起動信号で駆動すれば、切替時間が問題にならない。
このため、本実施例では、レーザ切替素子40を電気光学素子で構成する。
レーザ着火を切り替えが済んだ後に、第1レーザ収束ユニット20が設けられた第1シャッタ10を閉止し、第1レーザ収束ユニット20から光ファイバケーブル30を取り外す(S04)。その後、第1レーザ収束ユニットを第1シャッタ10から取り外す(S05)。
エンジン作動が続いて、今度は第2レーザ収束ユニット20’の光学窓23’が汚れたときには、同様の手順で第1レーザ収束ユニット20と切り替えた上で第2収束ユニット20’を取り外して、光学窓23’を洗浄すればよい。
2 燃焼室の壁
3,3’ レーザ照射孔
4 レーザ光
5 焦点
10,10’ シャッタ
11,11’ ボール弁
12 ソレノイド
13 ステム
20,20’ レーザ収束ユニット
21 拡大光学系
22 収束光学系
23,23’ 光学窓
24 ジョイント機構
30,30’ 光ファイバケーブル
31 ストッパ
40 レーザ切替素子
41 光ファイバケーブル
50 レーザ発生装置
Claims (5)
- 内燃機関の燃焼室内に光学窓を介してレーザ光を照射することにより着火させるものであって、該燃焼室に2個以上のレーザ照射孔を備え、該レーザ照射孔のおのおのに開閉可能なシャッタを設け、光学窓と収束光学系を備えて収束するレーザ光を該光学窓を介して前記燃焼室内に照射するレーザ収束ユニットを前記シャッタそれぞれに着脱可能に装着し、該レーザ収束ユニットに着脱可能に光ファイバーケーブルを連結し、該光ファイバーケーブルがレーザ切替素子に連結され、該レーザ切替素子にレーザ伝送手段に接続されているレーザ着火装置。
- 前記シャッタは、ボールバルブであることを特徴とする請求項1記載のレーザ着火装置。
- 前記2個以上のレーザ照射孔を通って前記燃焼室内に照射するレーザは同じ位置に焦点を有することを特徴とする請求項1または2記載のレーザ着火装置。
- 前記レーザ切替素子は、電気光学素子を用いて構成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレーザ着火装置。
- 前記レーザの切替が着火時期に重ならないように組まれたインターロック回路を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレーザ着火装置。
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