JP2008001966A - めっき膜の製造方法、及びめっき処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】めっき液5中に少なくとも一対の電極20a,20bを配し、めっき液5中に基材Pを浸漬する。そして、一対の電極20a,20bに電圧を印加し、めっき液5中に含有された水を電気分解することでめっき液中に酸素を発生させるとともに、基材Pにめっき膜を形成する。
【選択図】図3
Description
よって、酸素供給時における、めっき液の流動が抑制された状態でめっき処理を行うことができ、めっき膜の析出速度低下、めっき膜の析出不良、あるいは膜厚ムラ等といった不具合が防止され、したがって基材に信頼性の高いめっき膜を製造できる。
この構成によれば、酸素が発生する電極を所定の間隔にて切り換えることができ、電気分解時に各電極から発生する酸素の気泡が大きくなり過ぎてめっき液に大きな流動を起こさせるのを防止できる。
この構成によれば、周波数を30Hz以上とすることで、電極自体がめっき処理されてしまうことが防止される。また、周波数を100Hz以下とすることで、電気分解を行うことなく電圧極性が切り替わってしまい、酸素を発生できないといった不具合が防止される。
この構成によれば、基板上に均一な膜厚からなるAuめっきを良好に形成することができる。
よって、酸素供給時における、めっき液の流動が抑制された状態でめっき処理を行うことができ、めっき膜の析出速度低下、めっき膜の析出不良、あるいは膜厚ムラ等といった不具合が防止された信頼性の高いめっき膜を提供することができる。
この構成によれば、酸素が発生する電極を所定の間隔にて切り換えることができ、電気分解時に各電極から発生する酸素の気泡が大きくなり過ぎて、めっき液中に流動を起こさせるのを防止できる。
この構成によれば、周波数を30Hz以上とすることで、電極自体がめっき処理されてしまうことが防止される。また、周波数を100Hz以下とすることで、電気分解を行うことなく電圧極性が切り替わってしまい、酸素を発生できないといった不具合が防止される。
はじめに、図2に示すように前記めっき槽10に設けられためっき液5中にシリコンからなる半導体基板(基材)Pを浸漬する。
前記Ni−Cr膜の膜厚は、例えば0.03〜0.2μm(本実施形態では0.1μm)となっている。また、Au膜の膜厚は、例えば0.1〜0.3μm(本実施形態では0.2μm)となっている。なお、無電解Auめっき浴中に基板を浸漬をするに際し、前記基材を洗浄しておくのが好ましい。
例えば外部から酸素をめっき液5中に送り込む場合、空気等の酸素含有ガスに所定の圧力を印加する必要があった。よって、めっき液5中に酸素が送り込まれた際の圧により、めっき液中に大きな流動が起こってしまう。
周波数を30Hz以上とすれば、めっき液5中に浸漬されている各電極20a,20bの表面にめっき膜が形成されてしまうのを確実に防止できる。また、周波数を100Hz以下とすれば、各電極20a,20b上で酸素を発生させる前に電源30の極性が切り替わってしまい、酸素が発生しないといった不具合を防止できる。
また、上記実施形態では、無電解めっき法を用いてめっき膜を形成する場合について説明したが、本発明は電解めっき法についても適用することができる。
このような貫通孔Hを有した基板P´は、例えば液滴吐出ヘッドを構成する封止基板(図4中、1点鎖線で示されるもの)を複数含むウエハ基板である。また、この貫通孔Hは、液滴吐出ヘッドにおけるリザーバ部やインクの導入路として機能するものである。
Claims (8)
- めっき液中に少なくとも一対の電極を配し、該めっき液中に基材を浸漬する工程と、
前記一対の電極に電圧を印加し、前記めっき液中に含有された水を電気分解することで前記めっき液中に酸素を発生させるとともに、前記基材にめっき膜を形成する工程と、を備えることを特徴とするめっき膜の製造方法。 - 前記電極に交流電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載のめっき膜の製造方法。
- 前記交流電圧の周波数が、30Hz以上100Hz以下であることを特徴とする請求項3に記載のめっき膜の製造方法。
- 前記めっき液として、無電解Auめっき液を用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のめっき膜の製造方法。
- 前記基材として、貫通孔が設けられた基材を用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のめっき膜の製造方法。
- 水を含有するめっき液が入れられためっき槽と、該めっき液中に配される少なくとも一対の電極と、該電極間に電圧を印加し、前記めっき液中の水を電気分解することにより、該めっき液中に酸素を発生させる電源部と、を備えたことを特徴とするめっき処理装置。
- 前記電源部は、交流電源であることを特徴とする請求項6に記載のめっき処理装置。
- 前記交流電源の周波数が、30Hz以上100Hz以下であることを特徴とする請求項6又は7に記載のめっき処理装置。
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KR20170037066A (ko) * | 2015-09-25 | 2017-04-04 | 최대규 | 전기 도금 장치 및 방법 |
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