JP2008000420A - 遊技機 - Google Patents

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隆 小澤
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Abstract

【課題】演出効果に優れた遊技機を実現する。
【解決手段】回転リール11の周面と直交する面に実質上平行状にて後方に退避した退避位置と、筐体の前面パネル103に設けられた表示窓117の内面と実質上平行状に対面する表示位置との間で移動可能に設けられた演出手段20と、回転リール11をその回転軸線Oと平行状に移動させる駆動手段30と、演出手段20を前記表示位置と前記退避位置との間で案内移動させる連動機構40とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、外周面に数字、絵柄などの識別情報が配列された回転リールを備える遊技機に関するものである。
従来から、パチンコ機等の遊技機では、周面に数字や絵などの図柄が描かれた複数の回転リールの図柄を合わせる演出が知られている。このような遊技機では、遊技者の興趣を高めるために、発光装置等を付加して、演出効果をさらに高める工夫が行われている。例えば、特許文献1では、スロットマシンにおいて、発光表示が可能なドット表示部と、回転リールの図柄を遮蔽するシャッタの両方を、回転リールの上方位置と前方位置との間で昇降可能に設け、これらの昇降を組み合わせて多様な演出を行うようにしている。
特開2005−245527号公報(図4参照)
しかしながら、遊技機の演出としては、特許文献1のように、ドット表示部とシャッタとが上下する趣向に留まらず、さらに演出効果の高いものや、目新しいものが要望されている。
本発明は、前記要望に応えるために、より演出効果に優れた遊技機の実現を目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明における遊技機は、筐体の前面パネルに設けられた表示窓と、前記表示窓の内側に配設され、周面に数字、絵柄等の画像が描かれた画像表示部を備えた回転リールと、前記回転リールの周面と直交する面に実質上平行状にて後方に退避した退避位置と、前記表示窓の内面と実質上平行状に対面する表示位置との間で移動可能に設けられた演出手段と、前記回転リールをその回転軸線と平行状に移動させる駆動手段と、前記演出手段を前記表示位置と前記退避位置との間で案内移動させる連動機構と、を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記演出手段は、前記筐体に固定されている基体に、前記表示窓に近い側にて、回動可能に支持されていることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機において、前記演出手段は、当該回転リールの移動に連動して、前記退避位置と前記表示位置との間で、実質上水平回動するように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の遊技機において、前記回転リールは、その回転軸線に沿って復数並設され、前記複数の回転リールのうちの1または複数の回転リールが、その回転軸線に沿って第1の方向へ移動することで、相隣接する回転リール間のうちの1ヶ所に隙間が形成されるように構成され、前記演出手段は、前記隙間に配置されていることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の遊技機において、前記連動機構は、前記移動する回転リールに連結されて前記回転軸線に平行に直線移動し且つ前記基体に固定されている第1のラック体に噛み合って回転するように構成されたカム手段と、このカム手段のカムフォロアであって前記回転軸線に平行に直線移動する第2のラック体と、前記演出手段に取り付けられ前記第2のラック体の直線移動に基づいて回動する扇形ギアとを含んでいることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の遊技機において、前記第2のラック体と前記扇形ギアとの間には、ピッチ円が相違する大歯車と小歯車とが同軸上に積層固定された二段歯車が介在し、前記第2のラック体には、前記大歯車に噛み合う第1歯部と前記小歯車に噛み合う第2歯部とが備えられ、前記演出手段が前記表示位置に接近したときに、前記第2のラック体は、前記第1歯部と大歯車との噛み合いから前記第2歯部と小歯車との噛み合いに切り替わり、前記演出手段の回動の角速度が速くなるように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の遊技機において、前記カム手段は偏心カムであり、この偏心カムは、前記回転リールの前記第1の方向への移動開始から所定時間経過するまで、前記第2のラック体の移動開始させないか、あるいは、回転リールの直線移動速度よりも、前記第2のラック体の直線移動速度の方が遅くなるように形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項8に記載の発明は、請求項4から7のいずれかに記載の遊技機において、前記演出手段が退避位置にあるときには、前記表示窓から、前記複数の回転リールにおける画像表示部が見え、且つ前記演出手段が表示位置にあるときには、前記表示窓から、前記演出手段の表示部及びこれに隣接する少なくともいずれか一方の回転リールにおける画像表示部が見えるように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれかに記載の遊技機において、前記演出手段は、表示パネル装置であることを特徴とするものである。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の遊技機において、遊技状況に応じた所定の演出パターンで前記駆動手段を制御する制御手段を備えていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、回転リールの周面と直交する面に実質上平行状で後方に退避した(遊技者から見えない)退避位置と、表示窓の内面と実質上平行状に対面する(遊技者に見え易い)表示位置との間で、演出手段が移動可能に設けられているから、演出手段の位置を遊技の進行状況に応じて変位させることと、演出手段で表示する内容との相乗作用で、多様で効果的な演出を施すことが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、演出手段は表示窓に近い側にて、回動可能に支持されているから、演出手段が表示位置にあるときには、遊技者に近くて見易い位置で、効果的な演出を表示することができる。
請求項3に記載の発明によれば、演出手段は水平回動するから、遊技者から見えない退避位置から遊技者に見え易い表示位置に回動によって現れ出てくることになり、十分な演出効果を発揮することができる。
請求項4に記載の発明によれば、回転リールが回転軸線に平行に移動することで、隣接する回転リール間に大きく隙間が形成されるが、その隙間にあらかじめ演出手段が配置されているから、演出手段は、前記隙間において退避位置と表示位置との間の移動を行うことになる。従って、回転リールの移動動作によって隙間が形成し、さらに、その隙間において演出手段が回動するという複合的な動作で、演出効果を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、回転リールに連結されたカム手段に誘導されて、カムフォロアである第2のラック体が直線移動し、この第2のラック体が扇形ギアを回動させるから、扇形ギアが取り付けられている演出手段が、回転リールの直線移動に連動して、回動することができる。
請求項6に記載の発明によれば、演出手段が前記表示位置に接近したときに、第2のラック体は、第1歯部と大歯車との噛み合いから第2歯部と小歯車との噛み合いに切り替わることで、演出手段の回動の角速度が速くなるように構成されているから、演出手段が速やかに表示位置に到達したように、遊技者に見せ、視覚効果を向上させることができる。仮に、演出手段の水平回動の角速度が一定であると、遊技者からは、演出手段の先端の移動速度が、表示位置に接近するにつれて遅くなるように見え、演出効果を損なう虞があるが、この請求項6に記載の発明のように構成することで、演出効果を損なう心配を解決することができる。
請求項7に記載の発明によれば、回転リールの第1の方向への移動開始から所定時間経過するまで、前記第2のラック体を移動開始させないか、あるいは、回転リールの直線移動速度よりも、第2のラック体の直線移動速度の方が遅くなるように、偏心カムを設定することで、直線的に離れていく回転リールに、回動しながら近づく演出手段が衝突することを防止できる。遊技機では、回転リールの設置スペースを小型化するために、複数の回転リールの(定常状態での)隣接間隔ができるだけ小さくなるように配置している。従って、回転リールが回転軸線に沿って直線移動を開始すると同時に、回転リール間の隙間に配置されている演出手段が回動を開始すると、開始当初は、演出手段の先端の方が直線移動量が大きくなるから、回転リールに衝突する事態が発生するが、この請求項7に記載の発明のように構成することで、衝突の心配を解決することができる。
請求項8に記載の発明によれば、演出手段が退避位置にあるときと表示位置にあるときとで、表示窓から見える回転リールの画像表示部の数が変わるから、これによってもさらに演出効果を高めることができる。なお、回転リールの画像表示部とは、回転リールの周面の画像のうち表示窓から見える領域を指し、演出手段の表示部とは、演出手段における文字、画像等を表示可能な領域を指す。
請求項9に記載の発明によれば、演出手段が表示パネル装置であるから、文字や絵柄等を静止画、動画等で表示し、多様な情報を遊技者に提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、制御手段により、遊技状況に応じて適切なタイミングで、駆動手段を制御し、演出効果を高めることができる。
以下に、本発明の第1実施形態について、図1〜図10を用いて説明する。実施形態は、遊技機としてのパチンコ機100に適用したものである。
パチンコ機100は、図1に示すように、筐体である外枠110と、この外枠110に開閉自在に取り付けられた内枠111とを備える。そして、内枠111には、遊技者に遊技を提供する遊技盤112と、遊技者が遊技盤112上への遊技球の発射操作を行うためのハンドル113と、発射された遊技球を誘導するための円弧状の誘導レール114と、遊技盤112における遊技の結果として当該パチンコ機100から賞品として払い出される遊技球(賞球)を貯留する上受け皿115と、上受け皿115が遊技球を貯留しきれなくなるなどして、上受け皿115から排出される遊技球を受ける下受け皿116とが設けられている。
パチンコ機100の筐体102の内部空間には、図2に示すように、間口方向に掛け渡されるように配置された搭載板107の上に、周面に図柄等の識別情報を有する複数(3つ)の回転リール11を備える回転駆動装置10が載置されており、遊技盤112のほぼ中央部に設けられた略矩形状の表示窓117から、回転リール11の図柄を3つ横に並べて外部に表示できるようになっている。
一般には、表示窓117は、ガラス等の透明部材が用いられており、図1に示すように、横及び斜めに入賞ラインが表示されている。なお、3つの回転リール11を、図2〜図3に示すように、正面から見て左側から順に、第1回転リール11a、第2回転リール11b、第3回転リール11cとする。また、パチンコ機100の内部空間の上部には、制御回路を含む回路基板105等も組み込まれている。
また、遊技盤112には、遊技球の投入(入賞)により前記図柄の変動表示(回転リール11の回転)を開始させる始動入賞装置118と、大当たり遊技の際に、遊技者が遊技球を投入(入賞)する可動入賞装置119とが設けられている。なお、始動入賞装置118は、所謂チューリップ式からなり、図中左右方向に開閉動作する一対の可動片を備えている。また、可動入賞装置119は、図中手前方向に傾倒動作して可動入賞装置119の入賞口を開放できるようになっている。
そして、遊技球が始動入賞装置118に入賞したことが検出されると、回転駆動装置10の各回転リール11が回転を開始し、一定時間(例えば、5秒)が経過すると、左側の回転リール11から順次停止され、すべての回転リール11の停止時の図柄の組み合わせが所定の表示態様となったときに、特定遊技状態(「大当たり」等)となる。この特定遊技状態においては、可動入賞装置119の入賞口が所定期間(例えば、20秒経過するまで、あるいは遊技球が10個入賞するまで)開放するように設定され、その開放している間、遊技盤112の表面を落下する遊技球を受け止めるようになっている。
回転駆動装置10には、図4に示すように、各種部材を取り付ける基体として、搭載板107上に平行に配置固定された底板12と、底板12における表示窓117側の端縁に一体的に枠体13が設けられ、この枠体13は、表示窓117と平行状になる薄板で正面視ロの字形状を呈している。なお、説明では便宜上、パチンコ機100の表示窓117に近い側を、手前あるいは前を用いて記載し、表示窓117から遠い側を、奥あるいは後ろを用いて記載する。
底板12の上方には、略短筒状の3つの回転リール11a〜11cが、パチンコ機100の間口方向に平行な回転軸線Oに沿って並設されている。3つの回転リール11は、その一部(残部の方が大きい)が枠体13から表示窓117側に突出するように配置されている。なお、前記枠体13の内枠は、後述する回転リール11の移動を考慮して、移動側に広がった形状に形成されている。
第1回転リール11aと第2回転リール11bとの間には、演出手段20として薄板状で正面視縦長矩形の表示パネル装置が配置されている。この演出手段20は、回転リール11の周面と直交する面に略平行状であって後方に退避した退避位置(図2、図4及び図5参照)と、表示窓117の内面と略平行状に対面する表示位置(図3参照)との間で移動可能に設けられている。ここでは、演出手段20は、底板12の手前側に設けた枢軸20aを中心に、水平回動可能に形成されており、前記回路基板105に搭載された制御手段(図示せず)が、遊技状況に応じた所定の演出パターンで駆動手段30(後述する)を制御することにより、連動機構40(後述する)を介して演出手段20の動作が制御される。また、演出手段20の表示部20bに表示される内容も制御手段(図示せず)で制御される。
なお、図4及び図5では回転リール11を含む複数の部材を省略して図示している。表示パネル装置としては、薄い平面側の表示装置が適用され、液晶パネル、プラズマディスプレイ(PDP)、表面伝導型電子放出素子(SED)等が好適である。
各回転リール11は、図4に示すように、肉抜きされた短筒状で中心から外周へ放射状に延びる複数本の桟部17を有するリールドラム16と、リールドラム16の外周面に巻きつけられ、数字、絵などの図柄が表面あるいは裏面に所定間隔で描かれたリールテープ18(図1参照)とを有している。また、リールドラム16の内側には、回転駆動源となるモータ(図示せず)が内蔵され、リールドラム16の回転軸に連結されている。図4では、リールテープ18を外した状態を図示している。表示窓117からは、リールテープ18の一部(上下方向の中心線から所定距離離れた図柄)のみが画像表示部として遊技者に視認される。
3つの回転リール11は、常態では、正面視で等間隔に配置されているが、3つのうちの一部、この実施形態では、図2及び図4にて右側に配置された2つの回転リールが回転軸線Oに平行状に移動可能に設けられている。ここでは、底板12の上面には、回転リール11の周面に直交する面に平行な2つの支持部材14、15が配置され、一方の固定支持部材14は底板12の端部に固着され、他方の移動支持部材15は後述する駆動手段30によって、回転軸線Oに平行に移動できるように底板12に取り付けられている。
固定支持部材14は、第1回転リール11aを回転可能に支持し、移動支持部材15は、第2及び第3回転リール11b、11cの間に配置されて、回転リール11b、11cの両方を、それぞれの独立回転が可能なように支持している。移動支持部材15の下面にはコロ15aが取り付けられて、このコロ15aが底板12の上面に接触し、また、移動支持部材15の後方下方寄りの部位には第1連結部材37を介してスライド軸受37aが取り付けられ、このスライド軸受37aには、後述する縦支持板31に固定されたガイドシャフト38が挿通されており、移動支持部材15は、ガイドシャフト38に沿ってスライド可能に構成されている(図6参照)。
従って、移動支持部材15が移動することで、移動支持部材15に取り付けられた第2及び第3回転リール11b、11cは一体的に移動し、これらが、第1回転リール11aと離隔する第1の方向(矢印A方向)に移動すると、第1回転リール11aと第2回転リール11bとの間に大きな隙間(常態でも僅かな隙間があるが、さらに拡幅された隙間)が形成されるようになっている。
前記第2及び第3回転リール11b、11cを移動させる駆動手段30は、駆動源であるモータ32と複数の歯車を備えており、底板12の奥側に配置されている。モータ32は、底板12の奥側にて間口方向に長く延びるように立設された縦支持板31に取り付けられ、駆動軸32aを縦支持板31の手前側に突出させている。駆動軸32aの先端には、第1歯車33が取り付けられており、第1歯車33の回転が第2歯車34及び第3歯車35を介して駆動用ラック体36に伝達するように構成しており、この駆動用ラック体36は、移動支持部材15の後面から延びる第1連結部材37にネジで取り付けられている。これにより、モータ32の回転によって、駆動用ラック体36が、縦支持板31に沿って回転軸線Oと平行(間口方向)にスライドして直線移動するようにしている。
詳細には、第2歯車34と第3歯車35はそれぞれ、ピッチ円の異なる2つの歯車(大歯車と小歯車)が同軸に積層固定された二段歯車に形成されている。図7及び図8に示すように、第1歯車33が第2歯車34の大歯車に噛み合い、第2歯車34の小歯車が第3歯車35の大歯車に噛み合い、第3歯車35の小歯車が駆動用ラック体36に噛み合うようになっている。これにより、モータ32が正面視で時計方向(C方向)に回転すると、駆動用ラック体36が第1の方向(A方向)に直線移動する。
駆動用ラック体36の移動に伴って、第1連結部材36及び移動支持部材15を介して、第2及び第3回転リール11b、11cが直線移動する。第1連結部材37の下方に延びた部位にはスライド軸受37aが設けられ、縦支持板31に回転軸線Oに平行に固着されたガイドシャフト38がスライド軸受37aに挿通されているから、第2及び第3回転リール11b、11cの移動は、ガイドシャフト38によって案内される。
演出手段20を案内移動する連動機構40は、第2及び第3回転リール11b、11cの直線移動に連動して、演出手段20を退避位置と表示位置との間で水平回動させるように構成したものである。連動機構40は、図8〜図10に示すように、第2及び第3回転リール11b、11cと同じ方向に直線移動しながら回転動が可能な偏心カム42と、この偏心カム42の回転動を誘導する第4歯車43と、偏心カム42の直線移動を誘導するために底板12に固定された第1のラック体44と、偏心カム42のカムフォロアであって移動支持部材15に取り付けられた第2のラック体45と、演出手段20の下面に取り付けられ且つ底板12に支持された扇形ギア46と、第2のラック体45の移動を扇形ギア46に伝達するように底板12に支持された第5歯車47及び第6歯車48とを備えている。
詳細に説明すると、移動支持部材15には、図8に示すように、その下面に一体的に第2連結部材41が設けられ、第2連結部材41が偏心カム42の中心軸となるピン41aで偏心カム42を回転可能に吊り下げている。偏心カム42の下面には、図9及び図10に示すように、下向きに開口し且つ偏心した円弧形状のカム溝部42aが円周の略3/4程度に形成されている。偏心カム42の下面にはピン41aを軸として第4歯車43が固着されており、この第4歯車43は、底板12の上面に固定され且つ間口方向に沿って(回転軸線Oに平行)長い形状の第1のラック体44に噛み合っている。
偏心カム42のカム溝部42aには、第2のラック体45に設けられたカム用ピン45aが係合している。第2のラック体45は、間口方向に沿って(回転軸線Oに平行)長い形状を有し、偏心カム42に近い側の一端に、前記カム用ピン45aが上方に向かって突設されている。第2ラック体45における偏心カム42に遠い側の他端寄りには、長手方向に沿う長穴45bが穿設され、長穴45bには、上方に向かって底板12に突設された長穴用ピン45cが係合している。従って、第2のラック体45は、偏心カム42aのカム溝部42aに係合したカム用ピン45aによって、回転軸線Oに平行に直線移動するように誘導され、この直線移動を、長穴45bと長穴用ピン45cとの係合がガイドすることになる。
第2のラック体45に隣接する第5歯車47は、ピッチ円の異なる2つの歯車からなる二段歯車で、大歯車47aの上面に小歯車47bが同軸で積層固定されている。第2のラック体45には、小歯車47bと噛み合う第2歯部45eが、大歯車47aと噛み合う第1歯部45dの前記他端側の上方位置に平行状に設けられている。これらの噛み合せは、第2のラック体45が仮に等速度で直線移動したときに、大歯車47aと第1歯部45dの噛み合い(図9参照)から、小歯車47bと第2歯部45eとの噛み合い(図10参照)に切り替わることで、第5歯車47の回転の角速度が速くなるように構成されている。
この連動機構40では、第2及び第3回転リール11b、11cが第1の方向(矢印A方向)に移動することに起因して、第4歯車43が第1のラック体44に誘導されて平面視時計方向(矢印D方向)に回転しながら第1の方向(矢印A方向)に移動する。第4歯車43の回転と一体的に偏心カム42が回動変位するから、カム溝部42aがカム用ピン45aを誘導して、第2のラック体45が第1の方向(矢印A方向)に直線移動する。第2のラック体45の直線移動に伴って、第5歯車47及び第6歯車48が回転し、扇形ギア46が間口方向(回転軸線O)に直交する位置から、間口方向に沿う(回転軸線Oに平行)位置まで、略90度回動する。これにより、扇形ギア46に取り付けられている演出手段20が、その退避位置から表示位置に水平回動し、表示窓117から演出手段20の表示内容を遊技者に見せることが可能となる。
なお、表示窓117は、常態で隣接する3つの回転リールを表出する大きさを有している(図1及び図2参照)から、第2および第3回転リール11b、11cが移動すると、第3回転リール11cは表示窓117から外れて見えなくなり、第1回転リール11aと、演出手段20と、第2回転リール11bとが並んだ状態が、表示窓117から視認される(図3参照)。
偏心カム42のカム溝部42aの形状は、第2のラック体45の第1の方向(矢印A方向)への直線移動速度が、偏心カム42の第1の方向(矢印A方向)への直線移動速度、換言すれば、第2及び第3回転リール11b、11cの第1の方向(矢印A方向)への直線移動速度よりも遅くなるように設定されている。これは、演出手段20の先端が退避位置からの回動開始初期に第2回転リール11bに衝突することを避けるためである。
3つの回転リール11は、その設置スペースを小型化するために、(移動前の)常態での回転リール同士の間隔(隙間)ができるだけ小さくなるように設定されている。従って、第2及び第3回転リール11b、11cが第1の方向(矢印A方向)へ直線移動することで、第1回転リール11aと第2回転リール11bとの間の隙間の間口幅が一定の速度で拡幅されていくのに対し、演出手段20が退避位置から表示位置に一定の角速度で回動すると、回動開始直後は、演出手段20の先端の表示窓117側から見た直線移動速度が回転リールの直線移動速度よりも速くなって、演出手段20の先端が第2リール11bに衝突する事態が発生する。この事態を避けるために、偏心カム42のカム溝部42aは、第2及び第3回転リール11b、11cが第1の方向(矢印A方向)に直線移動を開始して所定時間経過するまでは、第2のラック体45を移動開始(演出部材20を回動開始)させないようにするとともに、第2及び第3回転リール11b、11cの直線移動速度よりも第2のラック体45の直線移動速度が遅くなるように形成されている。
一方、仮に演出手段20の回動の角速度が一定であれば、演出手段20が表示位置に接近したときに、演出手段20の先端の表示窓117側から見た直線移動速度が遅くなるから、見掛け上、演出手段20が表示位置になかなか到達しないという印象を与えてしまう。しかしながら、この実施形態では、第2のラック体45と第5歯車47との間で、第1歯部45dと大歯車47aとの噛み合いから第2歯部45eと小歯車47bとの噛み合いに切り替わるように構成し、演出手段20が表示位置に接近したとき、換言すると、第2及び第3回転リール11b、11cの第1の方向(矢印A方向)への直線移動の終期に、演出手段20の回動の角速度が速くなるようにしているから、速やかに演出手段20が表示位置に到達するように見せることができるのである。
演出手段20を表示位置から退避位置へ移動させる場合には、駆動手段30及び連動機構40で、前述した退避位置から表示位置への移動に関連する諸動作とは逆の動作が行われる。まず、モータ32が正面視で反時計方向(矢印Cの反対方向)に回転することで、第2歯車34及び第3歯車35を介して、駆動用ラック体36を第1の方向とは逆の第2の方向(矢印B方向)に直線移動させる。これによって第2及び第3回転リール11b、11cが、第2の方向(矢印B方向)に直線移動する。そして、偏心カム42が、第2の方向(矢印B方向)に移動しながら、矢印Dの反対方向に回転し、第2のラック体45が第2の方向(矢印B方向)に直線移動することで、第5歯車47及び第6歯車48が扇形ギア46を回動させ、演出手段20を表示位置から退避位置に水平回動する。
このように構成された上記実施形態では、例えば、回転リール11の図柄の組み合わせが特定遊技待機状態([大当たり]前の演出状態)となったときには、回転リールが移動し、且つ、この移動によって生じた隙間に奥側から演出手段20である表示パネル装置が回動して、遊技者の目前に表れる。そして、その表示パネル装置において、文字や絵柄を静止画、あるいは動画で表示して、ゲームの展開やルールの説明等の様々な情報を遊技者に提供し、効果的な演出を行うことができる。また、回転リール11の内部や周囲に、LED等の照明装置や装飾用部材を配置して、これら照明装置や装飾用部材を演出手段20とともに、制御手段によって制御してもよい。
なお、上記実施形態では、第1の回転リール11aを固定し、第2及び第3の回転リール11b、11cの2つを移動させるように構成したが、移動する回転リールはこれに限定するものではなく、様々な応用が可能である。例えば、第1回転リール11aや、第3回転リール11cを移動して、第2回転リール11bの左右いずれかに演出手段20を表示させるようにしたり、第1回転リール11aと第3回転リール11cの両方が第2回転リール11bから同時に離間するよう構成して、第2回転リール11bの両側に演出手段20を表示させるようにしてもよい。
本発明の遊技機であるパチンコ機の正面外観図である。 パチンコ機の内部構成において演出手段が退避位置にある状態を示す概略図である。 パチンコ機の内部構造において演出手段が表示位置にある状態を示す概略図である。 回転駆動装置の斜視図である。 回転リールと移動支持手段を除いた状態の回転駆動装置の側面図である。 移動支持部材の側面図である。 回転リールと移動支持手段を除いた状態の回転駆動装置の正面図である。 駆動手段及び連動機構の斜視図である。 回転リールが移動していない状態での連動機構を説明する図である。 回転リールが移動した状態での連動機構を説明する図である。
符号の説明
10 回転駆動装置
11 回転リール
12 底板
20 演出手段
30 駆動手段
40 連動機構
42 偏心カム
44 第1のラック体
45 第2のラック体
46 扇形ギア
100 パチンコ機
103 前面パネル
110 表示窓

Claims (10)

  1. 筐体の前面パネルに設けられた表示窓と、
    前記表示窓の内側に配設され、周面に数字、絵柄等の画像が描かれた画像表示部を備えた回転リールと、
    前記回転リールの周面と直交する面に実質上平行状にて後方に退避した退避位置と、前記表示窓の内面と実質上平行状に対面する表示位置との間で移動可能に設けられた演出手段と、
    前記回転リールをその回転軸線と平行状に移動させる駆動手段と、
    前記演出手段を前記表示位置と前記退避位置との間で案内移動させる連動機構と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出手段は、前記筐体に固定されている基体に、前記表示窓に近い側にて、回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記演出手段は、当該回転リールの移動に連動して、前記退避位置と前記表示位置との間で、実質上水平回動するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記回転リールは、その回転軸線に沿って復数並設され、
    前記複数の回転リールのうちの1または複数の回転リールが、その回転軸線に沿って第1の方向へ移動することで、相隣接する回転リール間のうちの1ヶ所に隙間が形成されるように構成され、
    前記演出手段は、前記隙間に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記連動機構は、前記移動する回転リールに連結されて前記回転軸線に平行に直線移動し且つ前記基体に固定されている第1のラック体に噛み合って回転するように構成されたカム手段と、このカム手段のカムフォロアであって前記回転軸線に平行に直線移動する第2のラック体と、前記演出手段に取り付けられ前記第2のラック体の直線移動に基づいて回動する扇形ギアとを含んでいることを特徴とする請求項3または4に記載の遊技機。
  6. 前記第2のラック体と前記扇形ギアとの間には、ピッチ円が相違する大歯車と小歯車とが同軸上に積層固定された二段歯車が介在し、前記第2のラック体には、前記大歯車に噛み合う第1歯部と前記小歯車に噛み合う第2歯部とが備えられ、前記演出手段が前記表示位置に接近したときに、前記第2のラック体は、前記第1歯部と大歯車との噛み合いから前記第2歯部と小歯車との噛み合いに切り替わることで、前記演出手段の回動の角速度が速くなるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記カム手段は偏心カムであり、この偏心カムは、前記回転リールの前記第1の方向への移動開始から所定時間経過するまで、前記第2のラック体を移動開始させないか、あるいは、回転リールの直線移動速度よりも、前記第2のラック体の直線移動速度の方が遅くなるように形成されていることを特徴とする請求項5または6に記載の遊技機。
  8. 前記演出手段が退避位置にあるときには、前記表示窓から、前記全ての回転リールにおける画像表示部が見え、且つ前記演出手段が表示位置にあるときには、前記表示窓から、前記演出手段の表示部及びこれに隣接する少なくともいずれか一方の回転リールにおける画像表示部が見えるように構成されていることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の遊技機。
  9. 前記演出手段は、表示パネル装置であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の遊技機。
  10. 遊技状況に応じた所定の演出パターンで前記駆動手段を制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の遊技機。
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