JP2007537235A - 異常細胞増殖の治療用ピリミジン誘導体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、式(1)
【化1】
Figure 2007537235

(式中A及びArは本文に記載されているとおりである)の化合物に関する。そのような新規ピリミジン誘導体は、哺乳類における癌のような異常細胞増殖の治療に有用である。本発明は、又、哺乳類、特にヒトの異常細胞増殖の治療におけるそのような化合物の使用方法、及びそのような化合物を含有する医薬組成物に関する。

Description

本発明は、哺乳類における、癌のような異常細胞増殖の治療に有用な新規ピリミジン誘導体に関する。本発明は、又、哺乳類、特にヒトでの異常細胞増殖の治療におけるそのような化合物を使用する方法、及びそのような化合物を含有する医薬組成物に関する。
細胞は、そのDNAの一部が腫瘍遺伝子(即ち、活性化によって、悪性腫瘍細胞の形成に導く遺伝子)に転換することに基づいて癌性となり得ることが知られている。多くの腫瘍遺伝子は、細胞形質転換を惹き起こすことができる異常チロシンキナーゼであるタンパク質をコード化する。或いは、正常な癌原性チロシンキナーゼの過剰発現も、又、時々悪性な表現型をもたらす、増殖性障害に帰着し得る。
受容体型チロシンキナーゼは、細胞膜に架かっており、上皮増殖因子のような増殖因子に対する細胞外結合ドメイン、膜貫通ドメイン、及びタンパク質の特異的チロシン残基をリン酸化するキナーゼとして機能する細胞内領域を有している酵素であり、それ故に細胞増殖に影響している。その他の受容体型チロシンキナーゼは、c−erbB−2、c−met、tie−2、PDGFr、FGFr及びVEGFRを包含する。そのようなキナーゼは、乳癌、大腸癌、直腸癌又は胃癌のような消化管癌、白血病、及び卵巣癌、気管支癌又は膵臓癌のような普通のヒトの癌において、しばしば異常に発現することが知られている。チロシンキナーゼ活性を有している上皮増殖因子受容体(EGFR)は、脳腫瘍、肺癌、へん平上皮細胞癌、膀胱癌、胃癌、乳癌、頭頸部癌、食道癌、婦人科癌及び甲状腺腫瘍のような多くのヒトの癌において変異及び/又は過剰発現することも示されている。
従って、受容体型チロシンキナーゼの阻害剤は、哺乳類癌細胞の増殖の選択的阻害剤として有用であることが認識されていた。例えば、チロシンキナーゼ阻害剤であるエルブスタチンは、上皮増殖因子受容体型チロシンキナーゼ(EGFR)を発現するヒト乳癌移植の胸腺欠損ヌードマウスにおける増殖を選択的に弱めるが、しかしEGF受容体を発現しないその他の癌の増殖に対しては効果がない。それ故、ある種の受容体型チロシンキナーゼの選択的阻害剤は、哺乳類における異常な細胞増殖、特に癌の治療において有用である。受容体型チロシンキナーゼに加えて、FAK(フォーカルアドヒージョンキナーゼ)、lck、src、abl又はセリン/スレオニンキナーゼ(例えば、サイクリン依存性キナーゼ)のようなある種の非受容体型チロシンキナーゼの選択的阻害剤は、哺乳類における、異常な細胞増殖、特に癌の治療において有用である。FAKは、タンパク質チロシンキナーゼ2、PTK2としても知られている。
説得力のある証拠が、細胞質性、非受容体型チロシンキナーゼであるFAKは、細胞マトリックスシグナル伝達経路において必須の役割を演じていること(Clark and Brugge 1995, Science 268: 233-239)及びその異常活性化は、腫瘍の転移可能性の増加に関連していること(Owens et al. 1995, Cancer Research 55: 2752-2755)を示唆している。FAKは、最初は、v−Srcによって形質転換された細胞で高度にチロシンリン酸化した125kDaのタンパク質として同定された。FAKは、次いで、培養細胞とそれらの下層の基質との間の接触点であり極めて強いチロシンリン酸化の部位である、フォーカルアドヒージョンに局在するチロシンキナーゼであることが見出された。FAKはリン酸化され、そして、それ故に、インテグリンに結合している細胞外マトリックス(ECM)に応答して活性化される。最近、(アンチセンスオリゴヌクレオチドの使用を通して)腫瘍の侵襲性転換及びFAKの発現の減衰に伴うFAKのmRNAレベルの増加が腫瘍細胞のアポトーシスを誘発することが、研究の結果明らかになっている(Xu et al. 1996 Cell Growth and Diff. 7: 413-418)。大部分の組織型で発現されていることに加えて、FAKは、殆んどのヒトの癌、特に高度に侵襲性の転移において、高いレベルであることが見出されている。
スチレン誘導体のような種々の化合物が、チロシンキナーゼの阻害性を有していることも示されている。5つの欧州特許公報、即ち、欧州特許第0566226A1号(1993年10月20日公開)、欧州特許第0602851A1号(1994年6月22日公開)、欧州特許第0635507A1号(1995年1月25日公開)、欧州特許第0635498A1号(1995年1月25日公開)及び欧州特許第0520722A1号(1992年12月30日公開)は、チロシンキナーゼの阻害性質に由来する抗癌性を有するものとして、ある種の二環式誘導体、特にキナゾリン誘導体に言及している。
又、国際特許出願WO第92/20642号(1992年11月26日公開)は、異常細胞増殖を阻害するのに有用であるチロシンキナーゼの阻害剤としてある種のビス−単環式及び二環式アリール及びヘテロアリール化合物に言及している。国際特許出願WO第96/16960号(1996年6月6日公開)、WO第96/09294号(1996年3月6日公開)、WO第97/30034号(1997年8月21日公開)、WO第98/02434号(1998年1月22日公開)、WO第98/02437号(1998年1月22日公開)及びWO第98/02438号(1998年1月22日公開)は、又、同じ目的に有用であるチロシンキナーゼの阻害剤として置換二環式複素芳香族誘導体に言及している。更に、以下に挙げる刊行物は、チロシンキナーゼの阻害剤として場合により使用され得るビス−単環式及び二環式アリール及びヘテロアリール化合物に関するものである:WO第03/030909号、WO第03/032997号、米国特許出願第2003/0181474号、米国特許出願第2003/0162802号、米国特許第5,863,924号、WO第03/078404号、米国特許第4,507,146号、WO第99/41253号、WO第01/72744号、WO第02/48133号、米国特許出願第2002/156087号、WO第02/102783号及びWO第03/063794号。
2003年12月11日出願の、米国特許出願第10/734,039号(代理人の名簿番号No.PC25339A)は、キナーゼ阻害剤、及びより具体的にはFAKの阻害剤、である新規ピリミジン誘導体の広範な種類に関するものである。更に、2003年12月11日出願の米国特許出願第10/733,215号(代理人の名簿番号No.PC25937A)は、より具体的には、チロシンキナーゼ阻害剤、とりわけFAKの阻害剤であるピリミジン誘導体の一部、即ち、5−アミノオキシインドールを持ったピリミジン誘導体に関するものである。そのような化合物は、異常細胞増殖の治療において有用である。
従って、哺乳類における、癌のような、異常細胞増殖の治療において有用な、ある種の受容体型チロシンキナーゼ及び非受容体型チロシンキナーゼの更なる選択的阻害剤に対する需要が存在する。本発明は、キナーゼ阻害剤及び非受容体型チロシンキナーゼ、FAK、の阻害剤であり、そして異常細胞増殖の治療において有用である、新規ピリミジン誘導体を提供するものである。
従って、本発明は、式1:
Figure 2007537235
ここで、Arは以下の基:
Figure 2007537235
から選択され、そして、Bは以下の基:
Figure 2007537235
であり、ここで、
mは、0から2の整数であり;
Raは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3、−CN、−NR12、−OR1、−R1、−CO21及び−CONR12から成るグループから独立に選択される置換基を表し;
Rbは、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−CO21、−CONR12から成るグループから選択される置換基を表し;
Rcの各々は、独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3、−CN、−(C1−C6)アルキル、−NR12、−OR1、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−CO21及び−CONR12から成るグループから選択される置換基を表し、又は、2つのRcは、それらが結合している原子と共に、−(C3−C10)−シクロアルキル及び−(C2−C9)−ヘテロシクリルから選択される環状基を形成することができ;
Aは、(a)式1の環状部分構造Aとピリミジン環のC−4位間の結合における環窒素原子を含む−(C2−C9)ヘテロシクリル基;及び(b)−(C2−C7)ヘテロシクリル基、ここで、該−(C2−C7)ヘテロシクリル基の隣接した2つのメチレン炭素は縮合して、フェニル又は−(C2−C5)ヘテロアリール基となる;から成るグループから選択される、好適に置換された環状部分構造であり;ここで、Aは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、−R1、−NR12、−NH(CO)R1、−NR2(CO)R1、−(C1−C6)アルキル−NR12、−(C1−C6)アルキル−NH(CO)R1、−(C1−C6)アルキル−NR2(CO)R1、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C
6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−OR1、−(C1−C6)アルキル−OR1、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つの置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aは、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素で場合により分断され;
1及びR2は、それぞれ、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−(C6−C10)アリール及び−(C1−C9)ヘテロアリールから成るグループから独立に選択される置換基であり;ここで、該−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−(C6−C10)アリール及び−(C1−C9)ヘテロアリールであるR1又はR2の置換基は、水素、ハロゲン、−CF3、−CN、−(C1−C6)アルキル、−NH(C1−C6)アルキル、−NH(C3−C7)シクロアルキル、−NH(C2−C9)ヘテロシクリル、−NH(C6−C10)アリール、−NH(C1−C9)ヘテロアリール、−N((C1−C6)アルキル)2、−N((C3−C7)シクロアルキル)2、−N((C2−C9)ヘテロシクリル)2、−N((C6−C10)アリール)2、−N((C1−C9)ヘテロアリール)2 、−O(C1−C6)アルキル、−O(C3−C7)シクロアルキル、−O(C2−C9)ヘテロシクリル、−O(C6−C10)アリール、−O(C1−C9)ヘテロアリール、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから独立に選択される1つから3つの部分構造で場合により置換され;又は、
1及びR2は、それらが結合している原子と共に、−(C3−C10)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから選択されるR1、R2環状部分構造を形成することができ、ここで、該R1、R2環状部分構造は、水素、ハロゲン及びヒドロキシから成るグループから選択される1つから3つの要素で場合により置換され、そして、該R1、R2環状部分構造は、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの追加の要素で、場合により分断され;
3は、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−(C6−C10)アリール、−(C1−C9) ヘテロアリール、−COR1及び−SO21から成るグループから選択される置換基であり;ここで、該−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−(C6−C10)アリール、−(C1−C9)ヘテロアリール、−COR1及び−SO213基は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−(C1−C6)アルキル、−NH2、−NHR4、−NR4 2、−OR4、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−CO25、−CONH2、−CONHR5及び−CONR56から成るグループから独立に選択される1つから3つの部分構造で場合により置換され;ここで、−CONR56のR5及びR6は、それらが結合している原子と共に、−(C2−C9)ヘテロシクリルを形成することができ;
4及びR5は、各々−(C1−C6)アルキルであり;そして、
6は、水素又は−(C1−C6)アルキルである;
の化合物、又は薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物若しくはプロドラッグを提供する。
本発明は、又、同位体で標識された化合物をも含み、これらは、1つ又はそれ以上の原子が、通常、自然界で見出される原子質量又は質量数とは異なる原子質量又は質量数を有する原子で置換されるという事実を除いて、式1で列挙される化合物と同一である。本発明の化合物に導入することができる同位体の例としては、2H、3H、13C、14C、15N、
18O、17O、31P、32P、35S、18F及び36Clの様な、水素、炭素、窒素、酸素、燐、フッ素及び塩素の同位体が挙げられる。前述の同位体及び/又はその他の原子のその他の同位体を含む本発明の化合物、それらのプロドラッグ、及び薬学的に許容される該化合物又は該プロドラッグの塩は、本発明の範囲内である。本発明の特定の同位体で標識化された化合物、例えば、放射性同位体、3H及び14Cを導入した化合物は、薬品、及び/又は、基質組織の分布分析に有用である。トリチウム、即ち、3H、及び、炭素−14、即ち、14Cの同位体は、製造及び検出感度の容易性より、特に好ましい。更に、重水素、即ち、2Hの様な、より重い同位体の置換は、より大きい代謝の安定性、例えば、生体内での半減期の上昇又は必要投与量の減少をもたらす、特定の治療に優位性を与え、それ故、特定の環境下では好ましい。同位体で標識化した、本発明の式Iの化合物及びそのプロドラッグは、一般には以下に述べるスキーム、及び/又は、実施例及び製造例において開示された手法で、容易に入手出来る同位体標識化試剤を、非同位体標識化試剤の代替として用いることにより製造できる。
本発明は、又、式Iの化合物の薬学的に許容される酸付加塩に関する。本発明の前述の塩基化合物の、薬学的に許容される酸付加塩を製造するために使われる酸は、非毒性の酸付加塩、即ち、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、燐酸塩、酸性燐酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、酸性クエン酸塩、酒石酸塩、重酒石酸塩、琥珀酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、糖酸塩、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩及びパモ酸塩[即ち、1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸塩)]等の薬理学的に許容されるアニオンを含む塩を形成する酸である。
本発明は、又、式Iの塩基付加塩に関する。自然界では酸性である式Iの化合物の薬学的に許容される塩基塩を製造するための試剤として使うことのできる化学塩基は、その様な化合物と非毒性の塩を生成するものである。その様な非毒性の塩基塩としては、アルカリ金属カチオン(例、カリウム及びナトリウム)及びアルカリ土類金属カチオン(例、カルシウム及びマグネシウム)、アンモニウム又はN−メチルグルカミン(メグルミン)の様な水溶性アミン付加塩及び低級アルカノールアンモニウム、並びに薬学的に許容されるその他の有機アミンの塩基塩の様な、薬理学的に許容されるカチオンから誘導されるものが挙げられるが、それらに限定されない。
本明細書で使われる、「薬学的に許容される塩(類)」という語句は、特に断らない限り、本発明の化合物に存在することができる酸性基又は塩基性基の塩が挙げられる。自然界では塩基性である本発明の化合物は、種々の無機及び有機酸と広範囲な塩を形成することができる。その様な塩基性化合物の薬学的に許容される酸付加塩を製造するために使用できる酸としては、非毒性の酸付加塩、即ち、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、燐酸塩、酸性燐酸塩、イソニコチン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、クエン酸塩、酸性クエン酸塩、酒石酸塩、パントテン酸塩、重酒石酸塩、アスコルビン酸塩、琥珀酸塩、マレイン酸塩、ゲンチシン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、糖酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、パモ酸塩、[即ち、1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸塩)]の様な、薬理学的に許容されるアニオンを含む塩を形成するものである。アミノ基の様な塩基性部分構造を含む本発明の化合物は、上述した酸に加えて、種々のアミノ酸と薬学的に許容される塩を形成することができる。
本発明は、又、式1の化合物のプロドラッグを含む薬学的組成物を包含する。遊離のアミノ、アミド、ヒドロキシ又はカルボキシル基を有する式Iの化合物は、プロドラッグに転換することができる。プロドラッグとしては、その中に、アミノ酸残基、又は2つ若しくはそれ以上の(例、2、3又は4つの)アミノ酸残基のポリペプチド鎖を有する化合物で、式1の化合物の、遊離のアミノ、ヒドロキシ又はアミノ酸残基とペプチド結合を通じて共有結合されている化合物が挙げられる。アミノ酸残基としては、通例は3文字記号で命名される、自然界に存在する20個のアミノ酸が挙げられ、そして、又、4ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリシン、デモシン、イソデモシン、3−メチルヒスチジン、ノルバリン、β−アラニン、γ−アミノ酪酸、シトルリン、ホモシステイン、ホモセリン、オルニチン及びメチオニンスルホンも挙げられる。プロドラッグは、又、炭酸塩、カルバミン酸塩、アミド及びアルキルエステルが、式1の上記の置換基に対して、プロドラッグ側鎖のカルボニル炭素を通じて共有結合される化合物が挙げられる。
本発明は、又、保護基を有する式1の化合物を包含する。本発明の化合物は、又、精製又は貯蔵に有用な、そして、患者に投与する前に脱離することができる、特定の保護基を有して製造することができることは、当業者には理解できるであろう。官能基の保護及び脱保護は、“Protective Groups in Organic Chemistry”, edited by J. W. F. McOmie, Plenum Press (1973)、及び、“Protective Groups in Organic Synthesis”, 3rd edition, T.W. Greene and P.G.M. Wuts, Wiley-Interscience (1999) に記載されている。
本発明の化合物は、全ての立体異性体(例、シス及びトランス異性体)及び式1の化合物の全ての光学異性体(例、R及びSエナンチオマー)のみならず、ラセミ体、ジアステレオマー体及びその様な異性体のその他の混合物を含む。
本発明の化合物、塩及びプロドラッグは、エノール及びイミン形体、並びに、ケト及びエナミン形体、並びに、幾何異性体及びそれらの混合物を含む幾つかの互変異性体の中に存在することができる。その様な全ての互変異性体は、本発明の範囲内に含まれる。互変異性体は、溶液中で互変異性の組合せの混合物として存在する。固体状態においては、通常は1つの互変異性体が支配的である。1つの互変異性体が記載されていても、本発明は、本発明の化合物の全ての互変異性体を包含する。
本発明は、又、本発明のアトロープ異性体を含む。アトロープ異性体は、回転が制限された異性体に分離することができる式1の化合物を意味する。
本発明の化合物は、オレフィン状の二重結合を含むことができる。その様な結合が存在する場合、本発明の化合物は、シス及びトランス配位及びそれらの混合物として存在している。
用語「により分断された」は、環炭素原子が、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−、及び、−NR3から成るグループから選択される要素で置換された化合物を意味する。例えば、置換基が、
Figure 2007537235
の様な、−(C6−C10)アリールであれば、環は、ヘテロ原子の窒素で分断されるか又は置換され、環炭素がヘテロ原子の窒素で置換された以下の様な環:
Figure 2007537235
を形成することができる。本発明の化合物は、3回までの置換又は分断に適応することができる。
本発明の化合物は、R1及びR2の置換基を含んでもよく、それらは、それが結合している原子と共に、上記で定義した環状基を形成することができる。好ましい実施態様において、その様な環状基は、R1及びR2が、同じ原子に結合している場合、例えば、R1及びR2が、置換基NR12として表される場合、R1及びR2は、それら各々が結合している窒素原子と共に、環状基を形成することができる。
「好適な置換基」とは、化学的及び薬学的に許容される官能基、即ち、本発明の化合物の生物学的活性を無効にしない部分構造を意味する。その様な好適な置換基は、当業者により日常的に選択できるものである。好適な置換基の実例としては、ハロ基、ペルフルオロアルキル基、ペルフルオロアルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ヒドロキシ基、オキソ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アルコキシ基、アリール又はヘテロアリール基、アリールオキシ又はヘテロアリールオキシ基、アラルキル又はヘテロアラルキル基、アラルコキシ基又はヘテロアラルコキシ基、HO−(C=O)−基、アミノ基、アルキル−及びジアルキルアミノ基、カルバモイル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、アリールカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基等が挙げられるが、それらに限定されない。多くの置換基は、追加の置換基で置換できることは、当業者には理解できるであろう。好適な置換基の更なる例としては、本明細書で既に定義した通りの環状基Aの任意の置換基を含む、式1の化合物の定義において列挙されたものが挙げられる。
本明細書で使われるように、用語「アルキル」、並びに本明細書に参照されている他の基のアルキル部分構造(例、アルコキシ)は、(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、第二級ブチル、第三級ブチルの様な)直鎖状又は分枝鎖状であってもよく;フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)アルコキシ、(C6−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ又は(C1−C6)アルキルの様な上記で定義された1つから3つの好適な置換基で場合により置換することができる。本明細書で使われている語句「該アルキルの各々」は、アルコキシ、アルケニル又はアルキルアミノの様な基の中の前記の全てのアルキル部分構造を意味する。好ましいアルキルは、(C1−C6)アルキルであり、より好ましいアルキルは、(C1−C4)アルキルであり、そして、最も好ましいアルキルは、メチル及びエチルである。
本明細書で使われるように、用語「シクロアルキル」は、単環、二環又は三環の炭素環基(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[3.2.1]オクタニル及びビシクロ[5.2.0]ノナニル等)を意味し;場合により1つ又は2つの二重結合を含み、そして、上記で定義した、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)アルコキシ、(C6−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ又は(C1−C6)アルキルの様な好適な置換基1つから3つで場合により置換される。
本明細書で使われるように、用語「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモ若しくはヨード、又はフルオリド、クロリド、ブロミド若しくはヨージドを含む。
本明細書で使われるように、用語「アルケニル」は、炭素原子2つから6つの直鎖状又は分枝鎖状の不飽和基を意味し、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル(アリル)、イソ−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル等を含むが、それらに限定されず;上記で定義した、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)アルコキシ、(C6−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ又は(C1−C6)アルキルの様な好適な置換基1つから3つで場合により置換される。
本明細書で使われるように、用語「アルキニル」は、1つの三重結合を有する、直鎖状又は分枝鎖状の炭化水素基を意味し、エチニル、プロピニル、ブチニル等を含むが、それらに限定されず;上記で定義した、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)アルコキシ、(C6−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ又は(C1−C6)アルキルの様な好適な置換基1つから3つで場合により置換される。
本明細書で使われるように、用語「カルボニル」又は「(C=O)」(アルキルカルボニル、アルキル−(C=O)−又はアルコキシカルボニルの様な語句で使われる)は、>C=O部分構造の、アルキル又はアミノ基(即ち、アミド基)の様な第二の部分構造への結合基を意味する。アルコキシカルボニルアミノ(即ち、アルコキシ(C=O)−NH−)は、アルキルカルバメート基を意味する。カルボニル基は、又、本明細書では、(C=O)と同等と定義する。アルキルカルボニルアミノは、アセトアミドの様な基を意味する。
本明細書で使われるように、用語「アリール」は、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニル等の芳香族基を意味し;上記で定義した好適な置換基1つから3つで場合により置換される。
本明細書で使われるように、用語「ヘテロアリール」は、通常は、O、S及びNから選択される1つのヘテロ原子を環内に有する芳香族へテロ環状基を意味する。該へテロ原子に加えて、芳香族基は、場合により4つまでのN原子を環に有してもよい。例えば、ヘテロアリール基としては、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チエニル、フリル、イミダゾリル、ピロリル、オキサゾリル、(例、1,3−オキサゾリル、1,2−オキサゾリル)、チアゾリル(例、1,2−チアゾリル、1,3−チアゾリル)、ピラゾリル、テトラゾリル、トリアゾリル、(例、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル)、オキサジアゾリル(例、1,2,3−オキサジアゾリル)、チアジアゾリル(例、1,3,4−チアジアゾリル)、キノリル、イソキノリル、ベンゾチエニル、ベンゾフリル、インドリル等が挙げられ;上記で定義した、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)アルコキシ、(C6−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ又は(C1−C6)アルキルの様な好適な置換基1つから3つで場合により置換される。
本明細書で使われるように、用語「ヘテロ環」は、1つから9つの炭素原子、及びN、O、S(O)n又はNRから選択される1つから4つのヘテロ原子を含む環状基を意味する。その様な環の例としては、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル、イミダゾリジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピラゾリジニル、チオモルホリニリル、テトラヒドロチアジニル、テトラヒドロ−チアジアジニル、モルホリニル、オキセタニル、テトラヒドロジアジニル、オキサジニル、オキサチアジニル、インドリニル、イソインドリニル、キヌクリジニル、クロマニル、イソクロマニル、ベンゾオキサジニル等が挙げられる。該単環の飽和又は部分飽和の環系の例としては、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、イミダゾリジン−1−イル、イミダゾリジン−2−イル、イミダゾリジン−4−イル、ピロリジン−1−イル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、ピペリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペラジン−1−イル、ピペラジン−2−イル、ピペラジン−3−イル、1,3−オキサゾリジン−3−イル、イアチアゾリジン、1,3−チアゾリジン−3−イル、1,2−ピラゾリジン−2−イル、1,3−ピラゾリジン−1−イル、チオモルホリン−イル、1,2−テトラヒドロチアジン−2−イル、1,3テトラヒドロチアジン−3−イル、テトラヒドロチアジアジン−イル、モルホリン−イル、1,2−テトラヒドロジアジン−2−イル、1,3テトラヒドロジアジン−1−イル、1,4−オキサジン−2−イル、1,2,5−オキサチアジン−4−イル等があり;場合により、1つ又は2つの二重結合を含み、そして、上記で定義された、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)アルコキシ、(C6−C10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ又は(C1−C6)アルキルの様な好適な置換基1つから3つで場合により置換される。
本明細書で使われるように、「ヘテロアリール」及び「ヘテロシクリル」は、単環、二環、スピロ環及び三環系を意味する。
本明細書で使われるように、ヘテロ原子の窒素は、N=、>N及び−NHを意味し;ここで、−N=は、窒素の二重結合を意味し;>Nは、2つの結合を有する窒素を意味し、そして、−Nは1つの結合を有する窒素を意味する。
本明細書で使われるように、「実施態様」は、化合物の具体的な分類、又は、個々の亜属への使用を意味する。そのような亜属は、具体的なAr、Ra〜Rc及びR1〜R6基の様な、1つの特別の置換基により認識可能である。R2が水素であり、そして、R1が(C1−C6)アルキルである全ての化合物の様な他の亜属は、種々の置換基の組合せに基づき認識可能である。
本発明の化合物は、以下の式:
Figure 2007537235
で表されるAr基を含むことができる。この一般式で表される化合物は、縮合二環系を意味し、ここで、B環に隣接する芳香族環は、環に1つ又はそれ以上の窒素原子を有する。例えば、その様な構造は、以下の環系:
Figure 2007537235
の1つ又はそれ以上を意味する。
従って、本発明は、式の化合物、ここで、Aは、式の環状基Aとピリミジン環のC−4位間の結合における環窒素原子を含む、好適に置換された−(C2−C9)ヘテロシクリルであり;ここで、Aは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、R1、−NR12、−NH(CO)R1、−NR2(CO)R1、−(C1−C6)アルキル−NR12、−(C1−C6)アルキル−NH(CO)R1、−(C1−C6)アルキル−NR2(CO)R1、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−OR1、−(C1−C6)アルキル−OR1、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つの置換基で、場合により置換され;そして、該環状基Aは、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素によって場合により分断される;
を提供する。
本発明は、又、式の化合物、ここで、Aは好適に置換された−(C2−C7)ヘテロシクリル基であり、ここで、該−(C2−C7)ヘテロシクリル基の2つの隣接するメチレン炭素は、縮合してフェニル又は−(C2−C5)ヘテロアリール基となり;ここで、Aは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、R1、−NR12、−NH(CO)R1、−NR2(CO)R1、−(C1−C6)アルキル−NR12、−(C1−C6)アルキル−NH(CO)R1、−(C1−C6)アルキル−NR2(CO)R1、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−OR1、−(C1−C6)アルキル−OR1、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1 及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つの置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aは、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素によって、場合により分断される;
を提供する。
本発明は、更に、式の化合物であって、Arが式
Figure 2007537235
の部分構造である化合物を提供する。
本発明は、又、式の化合物であって、Raが、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択される化合物を提供する。従って、本発明は、式の化合物であって、Arが式の部分構造であり、そして、Raが、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択される化合物を提供する。
本発明の別の実施態様は、式の化合物であって、ここで、Rbは、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される化合物である。従って、本発明は、式1の化合物であって、ここで、Arが式2の部分構造であり、そして、Rbが、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される化合物を提供する。又、式の化合物であって、ここで、Arが式2の部分構造であり、Raが、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択され、そして、Rbが、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される化合物を提供する。
本発明は、又、式の化合物を意図し、ここで、Rcは、水素、ヒドロキシ、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される置換基を独立に表し、又は、2つのRc置換基はそれらが結合している原子と共に、−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルの環状基を形成することができる。従って、本発明は、式の化合物であって、ここで、Arは式の部分構造であり、そして、Rcは、水素、ヒドロキシ、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルからなるグループから選択される置換基を独立に表し、又は、2つのRc置換基は、それらが結合している原子と共に、−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルの環状基を形成することができる化合物を提供する。好ましい実施態様においては、Arは式の部分構造であり、Rcは、水素、ヒドロキシ、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される置換基を独立に表し、又は、2つのRc置換基は、それらが結合している原子と共に、−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルの環状基を形成することができ、そして、Raは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択される。
更に、本発明の1つの実施態様は、式の化合物であって、ここで、Arは式2の部分構造であり、Rcは、水素、ヒドロキシ、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される置換基を独立に表し;又は、2つのRc置換基は、それらが結合している原子と共に、−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルの環状基を形成することができ;Raは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3、−CNから成るグループから選択され;そして、Rbは、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される。
尚更に、本発明の別の実施態様は、式の化合物であって、ここで、Aは、式の環状基Aとピリミジン環のC−4位間の結合における環窒素原子を含む、好適に置換された−(C2−C9)ヘテロシクリルであり;ここで、Aは、ハロゲン、ヒドロキシル、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つ置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aは、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素で場合により分断される。
或いは又、本発明は式の化合物であって、ここで、Aは好適に置換された−(C2−C7)ヘテロシクリル基であり、ここで、該−(C2−C7)ヘテロシクリル基の2つの隣接したメチレン炭素は縮合して、フェニル又は−(C2−C5)ヘテロアリール基となり;ここで、Aは、ハロゲン、ヒドロキシル、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つの置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aは、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素によって、場合により分断される;化合物を提供する。
本発明は、又、式の化合物であって、ここで、Arは以下の基:
Figure 2007537235
から成るグループから選択される縮合環である;化合物を提供する。
従って、本発明は式の化合物であって、ここで、Arは以下の基:
Figure 2007537235
から成るグループから選択される縮合環系であり;
ここで、Raは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択され;Rbは、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルからなるグループから選択され;そして、Rcは、水素、ヒドロキシ、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される置換基を独立に表し、又は、2つのRc置換基は、それらが結合している原子と共に、−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルの環状基を形成することができる;
化合物を提供する。
本発明は、更に、式の化合物であって、ここで、Arは以下の基:
Figure 2007537235
から成るグループから選択される縮合環系であり;
ここで、Raは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択され;Rbは、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択され;そして、Rcは、水素、ヒドロキシ、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される置換基を独立に表し、又は、2つのRc置換基は、それらが結合している原子と共に、−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルの環状基を形成することができ;そして、
Aは、式の環状基Aとピリミジン環のC−4位間の結合における環窒素原子を含む、好適に置換された−(C2−C9)ヘテロシクリルであり;ここで、Aは、ハロゲン、ヒドロキシル、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つ置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aは、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−、及び、−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素で場合により分断される;
化合物を提供する。
更に尚、本発明は、式の化合物であって、ここで、Arは以下の基:、
Figure 2007537235
から成るグループから選択される縮合環であり;
Raは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択され;Rbが、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択され、そして、Rcは、水素、ヒドロキシ、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される置換基を独立に表し、又は、2つのRc置換基は、それらが結合している原子と共に、−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルの環状基を形成することができ;そして、
Aは、好適に置換された−(C2−C7)ヘテロシクリル基であり、ここで、該−(C2−C7)ヘテロシクリル基の2つの隣接したメチレン炭素は、縮合してフェニル又は−(C2−C5)ヘテロアリール基となり;ここで、Aは、ハロゲン、ヒドロキシル、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つ置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aは、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素で場合により分断される;
化合物を意図する。
以下は、本発明に従う化合物の非限定的なリストである。
N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−4−イル}−メタンスルホンアミド;
5−[4−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−アゼチジン−3−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピロリジン−3(R)−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピロリジン−3(S)−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピロリジン−3(R)−イル}−メタンスルホンアミド;
N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピロリジン−3(S)−イル}−メタンスルホンアミド;
N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3(S)−イル}−メタンスルホンアミド;
N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3(R)−イル}−メタンスルホンアミド;
N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3(R)−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−4−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−アゼチジン−3−イル}−メタンスルホンアミド;
N−メチル−N−{4−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−モルホリン−2−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
N−メチル−N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピロリジン−3(R)−イル}−メタンスルホンアミド;
N−メチル−N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−アゼチジン−3−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
5−[4−(4−メタンスルホニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;及び、
5−[4−(1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン。
本発明は、又、異常細胞増殖の治療に有効な量の、上記に定義された式1の化合物、又はその医薬として許容される塩、溶媒和若しくはプロドラッグを哺乳類に投与することを含む、ヒトを包含する哺乳類における異常細胞増殖の治療方法に関する。この方法の一実施態様において、異常細胞増殖は、これらに限定はされないが、肺癌、骨肉腫、膵臓癌、皮膚癌、頭頚部癌、皮膚又は眼内黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門部の癌、胃癌、大腸癌、乳癌、ファロピウス管癌、子宮内膜の癌、子宮頚癌、腟癌、外陰癌、ホジキン病、食道癌、小腸の癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎腫癌、軟部組織の肉腫、尿道の癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管の癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、中枢神経系原発リンパ腫、脊髄の軸の腫瘍、脳幹膠腫、下垂体腺腫、又は上述の癌の1つ又はそれ以上の組合せを包含する癌である。一実施態様において、本方法は、該癌固形腫瘍の治療に有効な量の、式1の化合物を哺乳類に投与することを含む。一つの好ましい実施態様において、固形腫瘍は、乳癌、肺癌、大腸癌、脳癌、前立腺癌、胃癌、膵臓癌、卵巣癌、皮膚癌(黒色腫)、内分泌癌、子宮癌、睾丸癌、及び膀胱癌である。
該方法の別の実施態様において、該異常細胞増殖は、限定はされないが、乾癬、良性前立腺肥大又は再狭窄を包含する良性増殖性疾患である。
本発明は、又、異常細胞増殖の治療において有効な量の式1の化合物、又はその医薬として許容される塩、溶媒和若しくはプロドラッグを、分裂抑制剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、挿入剤型抗生物質、増殖阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素、トポイソメラーゼ阻害剤、生物反応修飾物質、抗体、細胞毒性剤、抗ホルモン及び抗男性ホルモン物質からなる群から選択される抗腫瘍剤と併用して、該哺乳類に投与することを含む、哺乳類における異常細胞増殖の治療方法に関する。
本発明は、又、異常細胞増殖の治療において有効である、上記に定義した式1の化合物、又はその医薬として許容される塩、溶媒和若しくはプロドラッグ、及び医薬として許容される担体を含む、ヒトを包含する哺乳類における異常細胞増殖を治療するための医薬組成物に関する。該組成物の一実施態様において、該異常細胞増殖は、これらに限定はされないが、肺癌、骨肉腫、膵臓癌、皮膚癌、頭頚部癌、皮膚又は眼内黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門部の癌、胃癌、大腸癌、乳癌、子宮癌、ファロピウス管癌、子宮内膜の癌、子宮頚癌、腟癌、外陰癌、ホジキン病、食道癌、小腸の癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎腫癌、軟部組織の肉腫、尿道の癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管の癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、中枢神経系原発リンパ腫、脊髄の軸の腫瘍、脳幹膠腫、下垂体腺腫、又は上述の癌の1つ又はそれ以上の組合せを包含する癌である。該医薬組成物の別の実施態様において、該異常細胞増殖は、これらに限定はされないが、乾癬、良性前立腺肥大又は再狭窄を包含する良性増殖性疾患である。
本発明は、又、異常細胞増殖の治療に有効な量の式1の化合物、又はその医薬として許容される塩、溶媒和若しくはプロドラッグを、分裂抑制剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、挿入剤型抗生物質、増殖阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素、トポイソメラーゼ阻害剤、生物反応修飾物質、抗体、細胞毒性剤、抗ホルモン及び抗男性ホルモン物質からなる群から選択される別の抗腫瘍剤と併用して、該哺乳類に投与することを含む、哺乳類における異常細胞増殖の治療方法に関する。本発明は、又、本組成物が、異常細胞増殖の治療において有効な、上記に定義した式1の化合物、又はその医薬として許容される塩、溶媒和若しくはプロドラッグ、並びに分裂抑制剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、挿入剤型抗生物質、増殖阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素、トポイソメラーゼ阻害剤、生物反応修飾物質、抗体、細胞毒性剤、抗ホルモン及び抗男性ホルモン物質からなる群から選択される別の抗腫瘍剤を包含する、異常細胞増殖を治療するための医薬組成物を意図している。
本発明は、又、上に列挙された1つ又はそれ以上の抗腫瘍剤を併用して障害を治療するのに有効な量の、上記に定義された式1の化合物、又はその医薬として許容される塩、溶媒和若しくはプロドラッグを哺乳類に投与することを含む、ヒトを包含する哺乳類における血管形成に関連する障害の治療方法に関する。そのような障害は、黒色腫;加齢性黄斑変性症、推定眼ヒストプラスマ症症候群及び増殖性糖尿病網膜症からの網膜新生血管のような眼障害;関節リウマチ;骨粗鬆症、ぺージェット病、悪性腫瘍の液性高カルシウム血症腫瘍、骨転移性腫瘍からの高カルシウム血症、及びグルココルチコイド治療により誘発される骨粗鬆症のような骨量減少障害;冠動脈再狭窄;アデノウイルス、ハンターウイルス、ボレリア・ブルグドルフェリー(Borrelia burgdoferi)、エルシニア種(Yersinia spp.)、百日咳菌、及びA群連鎖球菌から選択される微生物病原体に関連したある種の微生物感染を包含する。
本発明は、又、式1の化合物又はその医薬として許容される塩、溶媒和若しくはプロドラッグの或る量と、抗血管形成剤、シグナル伝達阻害剤、及び抗増殖剤から選択される1つ又はそれ以上の物質の或る量との併用を含む、哺乳類における異常細胞増殖を治療する方法であって、それらの量がいずれも異常細胞増殖を治療するのに有効である方法(及び治療するための医薬組成物)に関する。
MMP−2(マトリックス・メタロプロテイナーゼ2)阻害剤、MMP−9(マトリックス・メタロプロテイナーゼ9)阻害剤及びCOX−II(シクロオキシゲナーゼII)阻害剤のような抗血管形成剤を、本明細書で記載される方法及び医薬組成物において、式1の化合物と併せて使用することができる。有用なCOX−II阻害剤の例としては、セレブレックス(CELEBLEXTM)(セレコキシブcelecoxib)、ベクストラ(Bextra)(バルデコキシブvaldecoxib)、パラコキシブ(paracoxib)、ビオックス(Viox)(レフェコキシブrefecoxib)、及びアルコキシア(Arcoxia)(エトリコキシブetoricoxib)を包含する。有用なマトリックス・メタロプロテイナーゼ阻害剤の例は、WO第96/33172号(1996年10月24日公開)、WO第96/27583号(1996年3月7日公開)、欧州特許出願第97304971.1号(1997年7月8日出願)、欧州特許出願第99308617.2号(1999年10月29日出願)、WO第98/07697号(1998年2月26日公開)、WO第98/03516号(1998年1月29日公開)、WO第98/34918号(1998年8月13日公開)、WO第98/34915号(1998年8月13日公開)、WO第98/33768号(1998年8月6日公開)、WO第98/30566号(1998年7月16日公開)、欧州特許公報第606,046号(公報発行日1994年7月13日)、欧州特許公報第931,788号(公報発行日1999年7月28日)、WO第90/05719号(1990年5月31日公開)、WO第99/52910号(1999年10月21日公開)、WO第99/52889号(1999年10月21日公開)、WO第99/29667号(1999年6月17日公開)、PCT国際特許出願第PCT/IB98/01113号(1998年7月21日出願)、欧州特許出願第99302232.1号(1999年3月25日出願)、英国特許出願第9912961.1号(1999年6月3日出願)、米国特許仮出願第60/148,464号(1999年8月12日出願)、米国特許第5,863,949号(1999年1月26日発行)、米国特許第5,861,510号(1999年1月19日発行)及び欧州特許公報第780,386号(公報発行日1997年6月25日)に記載されており、これらの全ては、参照することによってその全文が本明細書に取り入れられている。好ましいMMP−2及びMMP−9阻害剤は、MMP−1を阻害する活性を殆んど有さないか又は全く有していないものである。より好ましいものは、その他のマトリックス・メタロプロテイナーゼ(即ち、MMP−1、MMP−3、MMP−4、MMP−5、MMP−6、MMP−7、MMP−8、MMP−10、MMP−11、MMP−12及びMMP−13)と比べて、MMP−2及び/又はMMP−9を選択的に阻害するものである。
本発明の化合物との組合せで有用なNMP阻害剤のいくつかの具体的な例は、AG−3340、RO32−3555、RS13−0830及び以下のリストに列挙する化合物:
3−[[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニル]−(1−ヒドロキシカルバモイル−シクロペンチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−エキソ−3−[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸ヒドロキシアミド;
(2R,3R)−1−[4−(2−クロロ−4−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンゼンスルホニル]−3−ヒドロキシ−3−メチル−ピペリジン−2−カルボン酸ヒドロキシアミド;
4−[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−テトラヒドロ−ピラン−4−カルボン酸ヒドロキシアミド;
3−[[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニル]−(1−ヒドロキシカルバモイル−シクロブチル)−アミノ]−プロピオン酸;
4−[4−(4−クロロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−テトラヒドロ−ピラン−4−カルボン酸ヒドロキシアミド;
3−[4−(4−クロロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−テトラヒドロ−ピラン−3−カルボン酸ヒドロキシアミド;
(2R,3R)−1−[4−(4−フルオロ−2−メチル−ベンジルオキシ)−ベンゼンスルホニル]−3−ヒドロキシ−3−メチル−ピペリジン−2−カルボン酸ヒドロキシアミド;
3−[[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニル]−(1−ヒドロキシカルバモイル−1−メチル−エチル)−アミノ]−プロピオン酸;
3−[[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニル]−(4−ヒドロキシカルバモイル−テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−アミノ]−ピロピオン酸;
3−エキソ−3−[4−(4−クロロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸ヒドロキシアミド;
3−エンド−3−[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸ヒドロキシアミド;及び
3−[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ベンゼンスルホニルアミノ]−テトラヒドロ−フラン−3−カルボン酸ヒドロキシアミド;
並びに、薬学的に許容される該化合物の塩、溶媒和物及びプロドラッグである。
VEGF阻害剤、例えばSU−11248、SU−5416及びSU−6668(Sugen Inc., South San Francisco, California, USA)も、又、式1の化合物と併用することができる。VEGF阻害剤は、例えば、WO第99/24440号(1999年5月20日公開)、PCT国際特許出願PCT/IB第99/00797号(1999年5月3日出願)、WO第95/21613号(1995年8月17日公開)、WO第99/61422号(1999年12月2日公開)、米国特許第5,834,504号(1998年11月10日発行)、WO第98/50356号(1998年11月12日公開)、米国特許第5,883,113号(1999年3月16日発行)、米国特許第5,886,020号(1999年3月23日発行)、米国特許第5,792,783号(1998年8月11日発行)、米国特許第6,653,308号(2003年11月25日発行)、WO第99/10349号(1999年3月4日公開)、WO第97/32856号(1997年9月12日公開)、WO第97/22596号(1997年6月26日公開)、WO第98/54093号(1998年12月3日公開)、WO第98/02438号(1998年1月22日公開)、WO第99/16755号(1999年4月8日公開)及びWO第98/02437号(1998年1月22日公開)に記載されており、これらの全ては、参照することによってその全文が本明細書に取り入れられている。いくつかの特異的なVEGF阻害剤の他の例としては、IM862(Cytran Inc., Kirkland, Washington, USA);アバスチン(Avastin)(Genentech, Inc., South San Francisco, Californiaの抗VEGFモノクローナル抗体);及びアンギオザイム(Angiozyme: Ribozyme (Boulder, Colorado)及びChiron (Emeryville, California)からの合成リボザイム)である。
GW−282974(Glaxo Wellcome plc)のようなErbB2受容体阻害剤及びモノクローナル抗体AR−209(Aronex Pharmaceuticals Inc. The Woodlands, Texas, USA)及び2B−1(Chiron)は、式1の化合物と併用して投与してもよい。そのようなerbB2阻害剤は、ハーセプチン、2C4及びパーツズマブを包含する。そのようなerbB2阻害剤は、WO第98/02434号(1998年1月22日公開)、WO第99/35146号(1999年7月15日公開)、WO第99/35132号(1999年7月15日公開)、WO第98/02437号(1998年1月22日公開)、WO第97/13760号(1997年4月17日公開)、WO第95/19970号(1995年7月27日公開)、米国特許第5,587,458号(1996年12月24日発行)及び米国特許第5,877,305号(1999年3月2日発行)に記載されているものを包含し、これらの各々は参照することによりその全文が本明細書に取り入れられている。本発明において有用なErbB2受容体阻害剤は、1999年1月27日出願の米国仮特許出願第60/117,341号及び1999年1月27日出願の米国仮特許出願第60/117,346号にも記載されており、両者は参照することによりその全文が本明細書に取り入れられている。その他のerbb2受容体阻害剤としては、TAK−165(武田)及びGW−572016(Glaxo-Wellcome)が挙げられる。
スチレン誘導体のような、種々の別の化合物も、又、チロシンキナーゼ阻害性質を有することが示されており、そしてチロシンキナーゼの阻害剤のいくつかは、erbB2阻害剤として同定されている。より最近になって、5つの欧州特許公報、即ち、欧州特許第0566226A1号(1993年10月20日発行)、欧州特許第0602851A1号(1994年6月22日発行)、欧州特許第0635507A1号(1995年1月25日発行)、欧州特許第0635498A1号(1995年1月25日発行)及び欧州特許第0520722A1号(1992年12月30日発行)が、チロシンキナーゼ阻害性質をもたらす抗癌性を有しているものとして、ある種の二環式誘導体、特にキナゾリン誘導体に言及している。又、国際特許出願WO第92/20642号(1992年11月26日発行)は、異常細胞増殖を阻害するのに有用であるチロシンキナーゼの阻害剤としてある種のビス−単環式及び二環式アリール並びにヘテロアリール化合物に言及している。国際特許出願WO第96/16960号(1996年6月6日発行)、WO第96/09294号(1996年3月6日発行)、WO第97/30034号(1997年8月21日発行)、WO第98/02434号(1998年1月22日発行)、WO第98/02437号(1998年1月22日発行)及びWO第98/02438号(1998年1月22日発行)も、又、同じ目的に有用であるチロシンキナーゼ阻害剤として置換二環式ヘテロ芳香族誘導体に言及している。抗癌性化合物に言及している他の特許出願は、国際特許出願WO第00/44728号(2000年8月3日公開)、欧州特許第1029853A1号(2000年8月23日公開)及びWO第01/98277号(2001年12月12日公開)であり、これらの全ては参照することによりその全文が本明細書に取り入れられている。
本発明の化合物と共に使用してもよい他の抗増殖剤は、以下の米国特許出願に開示され特許請求されている化合物を包含している、酵素ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼの阻害剤及び受容体型チロシンキナーゼPDGFrの阻害剤を包含する:米国特許出願第09/221946号(1998年12月28日出願);同第09/454058号(1999年12月2日出願);同第09/501163号(2000年2月9日出願);同第09/539930号(2000年3月31日出願);同第09/202796号(1997年5月22日出願);同第09/384339号(1999年8月26日出願);及び同第09/383755号(1999年8月26日出願);以下の米国仮特許出願に開示され特許請求されている化合物:米国仮特許出願第60/168207号(1999年11月30日出願);同第60/170119号(1999年12月10日出願);同第60/177718号(2000年1月21日出願);同第60/168217号(1999年11月30日出願);及び同第60/200834号(2000年5月1日出願)。上述の特許出願及び仮特許出願のそれぞれは、参照することによりその全文が本明細書に取り入れられている。
式1の化合物は、又、限定はされないが、CTLA4(細胞傷害性リンパ球抗原4)抗体及びCTLA4をブロックすることができるその他の薬剤のような、抗腫瘍免疫反応を増強することができる薬剤;及び他のファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤、例えば、前記「背景技術」の部に挙げた文献に記載されたファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤のような抗増殖剤を包含する異常細胞増殖、又は癌を治療するのに有用な他の薬剤と共に使用することもできる。本発明において使用することができる特異的CTLA4抗体は、参照することによりその全文が本明細書に取り入れられている、米国仮特許出願第60/113,647号(1998年12月23日出願)に記載されているものを包含する。
式1の化合物は、単独の治療として適用してもよいし、或いは、例えば分裂抑制剤、例えば、ビンブラスチン;アルキル化剤、例えば、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン及びシクロホスファミド;代謝拮抗剤、例えば、5−フルオロウラシル、カペシタビン、シトシンアラビノシド及びヒドロキシルウレア、又は、例えば、N−(5−[N−(3,4−ジヒドロ−2−メチル−4−オキソキナゾリン−6−イルメチル)−N−メチルアミノ]−2−テオニル)−L−グルタミン酸のような欧州特許出願第239326号に開示された好ましい代謝拮抗剤の1つ;増殖因子阻害剤;細胞周期阻害剤;挿入剤型抗生物質、例えばアドリアマイシン及びブレオマイシン;酵素、例えばインターフェロン;及び抗ホルモン、例えば、ノルバデックス(Nolvadex、タモキシフェン)、又は例えば、カソデックス(Casodex)(4’−シアノ−3−(4−フルオロフェニルスルホニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−3’−(トリフルオロメチルプロピオンアニリドのような抗男性ホルモン物質から選択される、例えば1つ又はそれ以上の他の抗腫瘍物質を含む。
本発明の化合物は、単独又は種々の抗ガン剤又は支持療法剤の1つ又はそれ以上と併用してもよい。例えば、本発明の化合物は、細胞毒性薬、例えば、カンプトセシン、イリノテカンHCl(カンプトサール)、エドテカリン、SU−11284、エピルビシン(エレンス)、ドセタキセル(タキソテール)、パクリタキセル、リツキシマブ(リツキサン)、ベバシズマブ(アパスチン)、イマチニブメシラート(グリベック)、エルビタックス、ゲフィニチブ(イレッサ)、及びこれらの組合せからなる群から選択される1つ又はそれ以上と共に使用してもよい。本発明は又、ホルモン療法、例えば、エキセメスタン(アロマシン)、リュープロン、アナストロゾール(アリミデックス)、クエン酸タモキシフェン(ノルバデックス)、トレルスター及びこれらの組合せと一緒に、本発明の化合物を使用することも意図している。更に、本発明は、本発明の化合物単独、又は、1つ又はそれ以上の支持療法製品、例えば、フィルグラスチム(ニューポゲン)、オンダンセトロン(ゾフラン)、フラグミン、プロクリット、アロキシ、エメンド、又はこれらの組合せからなる群から選択される製品との組合せを提供する。そのような共同の治療は、治療の個々の成分の同時、逐次又は分割投与によって達成され得る。
本発明の化合物は、抗腫瘍剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、抗生物質、植物由来抗腫瘍剤、カンプトテシン誘導体、チロシンキナーゼの阻害剤、抗体、インターフェロン、及び/又は生物反応修飾物質と一緒に使用してもよい。この点に関して、以下に、本発明の化合物と一緒に使用してもよい第二の薬剤の例を列挙するが、これらに限定されない。
・アルキル化剤は、ナイトロジェンマスタードN−オキシド、シクロホスファミド、イフォスファミド、メルファラン、ブスルファン、ミトブロニトール、カルボコン、チオテパ、ラニムスチン、ニムスチン、テモゾロミド、AMD−473、アルトレタミン、AP−5280、アパジコン、ブロスタリシン、ベンダムスチン、カルムスチン、エストラムスチン、フォーテムスチン、グルフォスファミド、KW−2170、マフォスファミド、及びミトラクトールを包含するが、これらに限定されない;プラチナ配位アルキル化化合物は、シスプラチン、カルボプラチン、エプタプラチン、ロバプラチン、ネダプラチン、オキサリプラチン又はサトルプラチンを包含するがこれらに限定されない;
・代謝拮抗剤は、メトトレキセート、6−メルカプトプリンリボシド、メルカプトプリン、5−フルオロウラシル(5−FU)単独又はロイコボリンとの併用、テガフール、UFT、ドキシフルリジン、カルモフール、シタラビン、シタラビンオクフォスフェート、エノシタビン、S−1、ゲムシタビン、フルダラビン、5−アザシチジン、カペシタビン、クラドリビン、クロファラビン、デシタビン、エフロルニチン、エチニルシチジン、シトシンアラビノシド、ヒドロキシウレア、TS−1、メルファラン、ネララビン、ノラトレキセド、オクフォスフェート、プレメトレキセド二ナトリウム、ペントスタチン、ペリトレキソール、ラルチトレキセド、トリアピン、トリメトレキセート、ビダラビン、ビンクリスチン、ビノレルビン;又は例えば、N−(5−[N−(3,4−ジヒドロ−2−メチル−4−オキソキナゾリン−6−イルメチル)−N−メチルアミノ]−2−テノイル)−L−グルタミン酸のような欧州特許出願第239326号に開示された好ましい代謝拮抗剤の1つを包含するが、これらに限定されない;
・抗生物質は以下を包含するがこれらに限定されない:アクラルビシン、アクチノマイシンD、アムルビシン、アンナマイシン、ブレオマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エルサミトルシン、エピルビシン、ガラルビシン、イダルビシン、マイトマイシンC、ネモルビシン、ネオカルチノスタチン、ペプロマイシン、ピラルビシン、レベッカマイシン、スチマラマー、ストレプトゾシン、バルルビシン又はジノスタチン;
・ホルモン療法剤、例えば、エキセメスタン(アロマシン)、リュープロン、アナストロゾール(アリミデックス)、ドキセルカルシフェロール、ファドロゾール、フォルメスタン、クエン酸タモキシフェン(ノルバデックス)及びフルベストラントのような抗エストロゲン、トレルスター、トレミフェン、ラロキシフェン、ラソフォキシフェン、レトロゾール(フェマーラ)、又はビカルタミドのような抗アンドロゲン、フルタミド、ミフェプリストン、ニルタミド、カソデックス(登録商標)(4’−シアノ−3−(4−フルオロフェニルスルホニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−3’−(トリフルオロメチル)プロピオンアニリド)及びそれらの組合せ;
・植物由来の抗腫瘍物質は、例えば、分裂抑制剤、例えばビンブラスチン、ドセタキセル(タキソテール)及びパクリタキセルから選択されたものを包含する;
・細胞毒性トポイソメラーゼ阻害剤は、アクラルビシン、アモナフィド、ベロテカン、カンプトテシン、10−ヒドロキシカンプトテシン、9−アミノカンプトテシン、ジフロモテカン、塩酸イリノテカン(カンプトサール)、エドテカリン、エピルビシン(エレンス)、エトポシド、エキサテカン、ギマテカン、ルルトテカン、ミトキサントロン、ピラルビシン、ピクサントロン、ルビテカン、ソブゾキサン、SN−38、タフルポシド、及びトポテカン並びにこれらの組合せからなる群から選択される1つ又はそれ以上の薬剤を包含する;
・免疫剤は、インターフェロン及び多くの他の免疫増強剤を包含する。インターフェロンは、インターフェロンα、インターフェロン2α、インターフェロンα2b、インターフェロンβ、インターフェロンγ1a又はインターフェロンγn1を包含する。その他の剤はフィルグラスチム、レンチナン、シゾフィラン、テラシス、ユベニメックス、WF−10、アルデスロイキン、アレムツズマブ、BAM−002、デカルバジン、デクリズマブ、デニロイキン、ゲムツズマブオゾガミシン、イブリツモマブ、イミキモド、レノグラスチム、メラノーマワクチン(コリキサ)、モルグラモスチム、OncoVAX−CL、サルグラモスチム、タソネルミン、テクロイキン、チマラシン、トシツモマブ、ビルリジン、z−100、エプラツズマブ、ミツモマブ、オレゴボマブ、ペンツモマブ、プロベンゲを包含する;
・生物反応修飾物質は、組織細胞の生存、増殖又は分化を、抗腫瘍活性を持つように指向するような生体の防御機構又は生物反応を修飾する薬剤である。そのような薬剤は、クレスチン、レンチナン、シゾフィラン、ピシバニール又はユベニメックスを包含する;
・その他の抗ガン剤は、アリトレチノイン、アンプリゲン、アトラセンタン、ベキサロテン、ボルテゾミブ、ボセンタン、カルシトリオール、エキシスリンド、フィナステリド、フォーテムスチン、イバンドロン酸、ミルテフォシン、ミトキサントロン、l−アスパラギナーゼ、プロカルバジン、ダカルバジン、ヒドロキシカルバミド、ペガスパルガーゼ、ペントスタチン、タザロツネ、TLX−286、ベルケード、タルセバ、又はトレチノインを包含する;
・他の抗血管形成化合物は、アシトレチン、フェンレチニド、サリドマイド、ゾレドロニン酸、アンギオスタチン、アプリジン、シレングチド、コンブレタスタチンA−4、エンドスタチン、ハロフギノン、レビマスタート、レモバブ、レブリミド、スクアルアミン、ウクライン及びビタクシンを包含する;
・プラチナ配位化合物は、シスプラチン、カルボプラチン、ネダプラチン又はオキザリプラチンを包含するが、これらに限定されない;
・カンプトテシン誘導体は、カンプトテシン、10−ヒドロキシカンプトテシン、9−アミノカンプトテシン、イリノテカン、SN−38、エドテカリン及びトポテカンを包含するが、これらに限定されない;
・チロシンキナーゼの阻害剤はイレッサ又はSU−5416である;
・抗体は、ハーセプチン、エルビタックス、アバスチン又はリツキシマブを包含する;
・インターフェロンは、インターフェロンα、インターフェロン2α、インターフェロンα2b、インターフェロンβ、インターフェロンγ1a又はインターフェロンγn1を包含する;
・生物反応修飾物質は、組織細胞の生存、増殖、又は分化を、抗腫瘍活性を持つように指向するような生体の防御機構又は生物反応を修飾する剤である。そのような剤は、クレスチン、レンチナン、シゾフィラン、ピシバニール、又はユベニメックスを包含する;そして
・他の抗腫瘍剤は、ミトキサントロン、l−アスパラギナーゼ、プロカルバジン、デカルバジン、ヒドロキシカルバミド、ペントスタチン、又はトレチノインを包含する。
本明細書で使用されるように「異常細胞増殖」は、特に断らない限り、正常な制御機構から独立した細胞増殖(例えば、接触阻止の消失)をいう。これは、(1)変異チロシンキナーゼの発現又は受容体型チロシンキナーゼの過剰発現による増殖する腫瘍細胞(腫瘍);(2)異常なチロシンキナーゼ活性化が起こっている他の増殖性疾患の良性及び悪性細胞;(3)受容体型チロシンキナーゼにより増殖するいずれかの腫瘍;(4)異常なセリン/スレオニンキナーゼ活性化により増殖するいずれかの腫瘍;及び(5)異常なセリン/スレオニンキナーゼ活性化が起こっている他の増殖性疾患の良性及び悪性細胞、の異常増殖を包含する。
本発明の化合物は、FAKタンパク質チロシンキナーゼの強力な阻害剤であり、そしてそれ故に、哺乳類における、特にヒトにおける、抗増殖剤(例えば、抗癌)、抗腫瘍(例えば、固形腫瘍に対して有効である)、抗血管形成(例えば、血管の増殖を停止又は防止する)としての治療的使用に全て適合している。特に、本発明の化合物は、肝臓、腎臓、膀胱、乳房、胃、卵巣、結腸直腸、前立腺、膵臓、肺、外陰部、甲状腺、の悪性及び良性腫瘍、肝臓癌、肉腫、神経膠芽細胞腫、頭頸部、及び皮膚の良性過形成(例えば乾癬)及び前立腺の良性過形成(例えばBPH)のようなその他の過形成状態のような種々のヒトの過形成障害の予防及び治療に有用である。加えて、本発明の化合物が一連の白血病及びリンパ性悪性疾患に対して活性を有しているであろうことが期待される。
本発明の一つの好ましい実施態様において、癌は、肺癌、骨肉腫、膵臓癌、胃癌、皮膚癌、頭頚部癌、皮膚又は眼内黒色腫、子宮癌、卵巣癌、婦人科癌、直腸癌、肛門部の癌、胃癌、大腸癌、乳癌、子宮癌、ファロピウス管癌、子宮内膜の癌、子宮頚癌、腟癌、外陰癌、ホジキン病、食道癌、小腸の癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎腫癌、軟部組織の肉腫、尿道の癌、陰茎癌、へん平上皮癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管の癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、中枢神経系原発リンパ腫、脊髄の軸の腫瘍、脳腫瘍、下垂体腺腫、又は上述の癌の1つ又はそれ以上の組合せ、から選択される。
より好ましい実施態様において、癌は、乳房、肺、大腸、脳、前立腺、胃、膵臓、卵巣、皮膚(黒色腫)、内分泌、子宮、睾丸及び膀胱のような固形腫瘍から選択されるが、これらに限定されない。
本発明の化合物は、種々のタンパク質チロシンキナーゼに関連した異常発現リガンド/受容体相互関係若しくは活性化、又はシグナル伝達事象が関与している更なる障害の治療においても有用であり得る。そのような障害は、erbBチロシンキナーゼの異常機能、発現、活性化又はシグナル伝達が関与しているニューロン、グリア、アストロサイト、視床下部及びその他の腺、マクロファージ、上皮、間質及び胞胚腔の性質を包含する。更に本発明の化合物は、本発明の化合物によって阻害される同定された及び未だに同定されていないチロシンキナーゼの両者に関与する炎症性疾患、血管形成不全及び免疫障害における治療的有用性を有する。
本発明の特別な態様は、治療を必要とする哺乳類に、低骨量を呈する状態を治療する必要がある哺乳類に、治療量の式1の化合物又は該化合物の医薬として許容される塩を投与することを含む、哺乳類(ヒトを包含する)に低骨量を呈する状態を治療する又は予防する方法を目指している。
本発明は、低骨量を呈する状態が、骨粗鬆症、虚弱、骨粗鬆性骨折、骨欠損、小児突発性骨量減少、蜂巣状骨量減少、下顎骨量減少、骨折、骨切り術、歯周炎又は人工装具内成長(prosthetic ingrowth)である方法を特に対象としている。
本発明の特別な態様は、治療を必要とする哺乳類に、骨粗鬆症治療量の式1の化合物又は該化合物の医薬として許容される塩を投与することを含む、哺乳類(ヒトを包含する)において骨粗鬆症を治療する方法を対象としている。
本発明の別の態様は、骨折治療量又は骨粗鬆症治療量の式1の化合物又は該化合物の医薬として許容される塩を、そのような治療を必要とする哺乳類に投与することを含む、哺乳類における骨折又は骨粗鬆性骨折を治療する方法を対象としている。
用語「骨粗鬆症」は、老人性、閉経後及び若年性骨粗鬆症のような原発性骨粗鬆症、及び甲状腺機能亢進症又はクッシング症候群(コルチコステロイド使用による)、末端肥大症、性腺機能低下症、骨形成不全及び低リン酸血症に起因する骨粗鬆症のような続発性骨粗鬆症を包含する。
本明細書で使用される、用語「治療する」は、特に断らない限り、そのような用語が適用される障害若しくは状態、又はそのような障害若しくは状態の1つ又はそれ以上の症状の進行を逆転させ、軽減させ、阻害する、又は予防することを意味する。本明細書で使用される、用語「治療」は、特に断らない限り、「治療する」がすぐ上で定義されたように、治療する行為を表す。
本発明は、又、医薬として許容される佐剤、希釈剤又は担体に関連して前記に定義されたように、式(1)の化合物、又はその医薬として許容される塩若しくは溶媒和物を含む、医薬組成物も提供する。
本発明は、更に、式(1)の化合物、又はその医薬として許容される塩若しくは溶媒和物を、前記において定義したようにして、医薬として許容される佐剤、希釈剤又は担体と混合することを含む、本発明の医薬組成物の製造方法を提供する。
上記した治療的使用のために投与される投与量は、勿論、採用される化合物、投与様式、所望する治療及び示唆された障害によって変化するであろう。式(1)の化合物/塩/溶媒和物(有効成分)の1日投与量は、1mgから1g、好ましくは1mgから250mg、より好ましくは10mgから100mgの範囲内であってよい。
本発明は、又、徐放性組成物を包含する。
式1の化合物は、スキーム1で概要を示した合成ルートを用いて製造できる。スキーム1における置換基は、式1で定義した置換基と同じ意味を有する。
Figure 2007537235
式1の化合物は、アリールアミン系(5)、例えば、4−、5−、6−又は7−アミノ−オキシインドール及びピリミジン(6)から出発して製造することができる。6をLewis酸と、−15〜45℃の温度範囲内で、10〜60分間、不活性溶媒(又は、混合溶媒)中で組合せ、次いで、5及び好適な塩基を加えることにより、1〜24時間後、中間体の4−クロロピリジン(7)が高収率で得られる。不活性溶媒の例としては、THF、1,4−ジオキサン、n−BuOH、i−PrOH、ジクロロメタン及び1,2−ジクロロエタンが挙げられるが、それらに限定されない。使用される好適な塩基の例としては、(i)例えば、トリエチルアミン又はジイソプロピルエチルアミンの様な、非−求核性有機塩基、(ii)炭酸カリウム又は炭酸セシウムの様な無機塩基、又は(iii)MP−カーボネートの様な樹脂結合塩基が挙げられるが、それらに限定されない。
Lewis酸の例としては、マゲネシウム、銅、亜鉛、スズ又はチタニウムのハライド塩が挙げられるが、それらに限定されない。次の反応において、中間体7は、式8のアミンとそのままで、又は、不活性溶媒(若しくは、混合溶媒)中で、0℃から150℃の温度範囲内で反応させることにより、式1の化合物が得られる。場合により、この反応は好適な塩基の存在下で行うことができる。この反応に対する好適な溶媒の例としては、THF、1,4−ジオキサン、DMF、N−メチル−ピロリジノン、EtOH、n−BuOH、i−PrOH、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、DMSO又はアセトニトリルが挙げられるが、それらに限定されない。好適な塩基は前述の通りである。
本発明の化合物は、当業者に公知の技術により、本発明の他の化合物に合成により転換させることができる。その様な方法としては、説明のために簡単に記載すれば、以下の方法が挙げられるが、これらに限定されない。
a)T. W. Greene and P.G.M. Wuts, “Protective Groups in Organic Synthesis”, Second Edition, John Wiley and Sons, New York, 1991に概要が示された方法による保護基の脱離;例、HCl又はトリフルオロ酢酸の様な酸源によるBOC保護基の脱離;
b)脱離基(ハライド、メシレート、トシレート等)の、これらに限定されないが、第一級又は第二級アミン、チオール又はアルコール等の官能基との置換による各々第二級、第三級アミン、チオエーテル又はエーテルの生成;
c)Thavonekham, B et. al. Synthesis (1997), 10, p1189に示す様な、カルバミン酸フェニル(又は、置換フェニル)の第一級又は第二級アミンとの処理による、対応する尿素の生成;
d)Denmark, S. E.; Jones, T. K. J. Org. Chem. (1982) 47, 4595-4597 or van Benthem, R. A. T. M.; Michels, J. J.; Speckamp, W. N. Synlett (1994), 368-370に示す様な、ナトリウムビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムヒドリド(Red−Al)処理による、プロパルギル若しくはホモプロパルギルアルコール、又はN−BOC保護第一級アミンの対応するE−アリル又はE−ホモアリル誘導体への還元;
e)Tomassy, B. et. al. Synth. Commun. (1998), 28, p1201に示す様な、水素ガス及びPd触媒処理による、アルキンの対応するZ−アルケン誘導体への還元;
f)第一級及び第二級アミンのイソシアネート、酸クロリド(又は、他の活性化カルボン酸誘導体)、クロロギ酸アルキル/アリール又はスルホニルクロリド処理による、対応する尿素、アミド、カルバメート又はスルホンアミドの提供;
g)アルデヒド又はケトン及び適切な還元剤を用いた第一級又は第二級アミンの還元アミノ化;
h)アルコールのイソシアネート、酸クロリド(又は、他の活性化カルボン酸誘導体)、クロロギ酸アルキル/アリール又はスルホニルクロリドによる処理による、対応するカルバミン酸エステル、炭酸エステル又はスルホン酸エステルの提供。
式8のアミンは購入することができ、そして、直接使用することができ、或いは、通常の化学的転換法を用いて当業者により製造することができる。
式1の化合物のインビトロ活性は、以下の手順によって定量され得る。より詳しくは、以下のアッセイは、式1の化合物が、触媒構造FAK(410−689)のチロシンキナーゼ活性を阻害するかどうかを決定する方法を提供する。アッセイは、FAK(410−689)によるポリ−glu−tyrリン酸化の阻害を測定する、ELISAを基本とした構成である。
アッセイプロトコールは、3つの部分を有する:
I.His−FAK(410−689)の精製及び切断
II.FAK410−689(a.k.a.FAKcd)活性化
III.FAKcdキナーゼELISA
材料
−Ni−NTAアガロース(Qiagen)
−XK−16カラム(Amersham-Pharmacia)
−300mMイミディゾール(Imidizol)
−Superdex 200 HiLoad 16/60分取グレードカラム(Amersha Biotech.)
−抗体:抗ホスホチロシンHRP結合Py20(Transduction Labs.)
−FAKcd:自家にて精製及び活性化
−TMBミクロウエルペルオキシダーゼ基質(Oncogene Research Products # CL07)
−BSA:Sigma # A3294
−Tween−20:Sigma # P1379
−DMSO:Sigma # D-5879
−D−PBS:Gibco # 14190-037
精製用試薬
−バッファーA:50mM HEPES pH7.0
500mM NaCl
0.1mM TCEP
完全TMプロテアーゼ阻害剤カクテル錠(Roche)
−バッファーB:25mM HEPES pH7.0
400mM NaCl
0.1mM TCEP
−バッファーC:10mM HEPES pH7.5
200mM 硫酸アンモニウム
0.1mM TCEP
活性化用試薬
−FAK(410−689):150μl/チューブのもの、冷凍したアリコートのもの3チューブ、総計450μl、1.48mg/ml(660μg)
−His−Src(249−524):〜0.74mg/mlストック、10mM HEPES、200mM (NH42SO4
−Src反応バッファ(Upstate Biotech)
100mMトリス・HCl、pH7.2
125mM MgCl2
25mM MnCl2
2mM EDTA
250μM Na3VO4
2mM DTT
−Mn2+/ATPカクテル(Upstate Biotech)
75mM MnCl2
500μM ATP
20mM MOPS pH7.2
1mM Na3VO4
25mM グリセロールリン酸
5mM EGTA
1mM DTT
−ATP:150mMストック
−MgCl2:1Mストック
−DTT:1Mストック
FAKcdキナーゼELISA用試薬
−リン酸化バッファー:
50mM HEPES、pH7.5
125mM NaCl
48mM MgCl2
−洗滌バッファ:TBS+0.1%Tween−20
−ブロッキングバッファー:
トリス緩衝生理食塩水
3%BSA
0.05%Tween−20、濾過済み
−プレート・コーティング・バッファー:
50mg/mlポリ−Glu−Tyr(Sigma # P0275)/リン酸緩衝生理食塩水(DPBS)
−ATP:0.1M ATP/H2O又はHEPES、pH7
注:ATPアッセイバッファー:
80μl/120μl反応容量=50μM最終ATP濃度となるように75μMのATP/PBSで補償。
I.His−FAKcd(410−689)の精製
1.バッファーAの3容量(400ml)中に過剰発現したHis−FAKcd410−689組換えタンパク質を含有する130gのバキュロウイルス細胞ペーストを再懸濁する。
2.ミクロフルイダイザーに1回通して細胞を溶解する。
3.Sorval SLA−1500ローターで14,000rpmにて、40℃で35分間遠心分離して細胞残屑を除く。
4.上清をクリーンチューブに移し、Ni−NTAアガロース(Qiagen)6.0mlを加える。
5.懸濁液を40℃、1時間おだやかに揺すりながらインキュベートする。
6.振動バケットローター中、700×gで懸濁液を遠心分離する。
7.上清を捨て、アガロースビーズをバッファーA20.0ml中に再懸濁する。
8.ビーズを、FPLCTMに連結したXK−16カラム(Amersham-Pharmacia)に移す。
9.アガロースビーズを5カラム容量のバッファーAで洗滌し、300mMイミディゾールを含有するステップグラディエントのバッファーAでカラムを溶出する。
10.バッファーBに、溶出した画分のバッファー交換を行う。
11.バッファー交換に続いて、分画を集め、トロンビンを1:300(w/w)の比率に加え、13℃にて一夜インキュベートし、N末端Hisタグを除く(His−FAK410−689→FAK410−689(a.k.a.FAKcd))。
12.反応混合物を、バッファーAで平衡化したNi−NTAカラムに戻して加え、流出液を採取する。
13.流出液を濃縮して1.7mlにし、バッファーCで平衡化したSuperdex 200 HiLoad 16/60分取級カラムに直接負荷する。所望のタンパク質は85〜95mlの間に溶出する。
14.FAKcdタンパク質のアリコートをとり、−80℃にて凍結保存する。
II.FAK活性化
1.1.48mg/ml(660μg)のFAK(410−689)450μlに、以下を加える:
・0.037mg/ml(1μM)His−Src(249−524)30μl
・7.5mM ATP 30μl
・20mM MgCl2 12μl
・Mn2+/ATPカクテル(UpState Biotech)10μl
・6.7mM DTT 4μl
・Src反応バッファー(UpState Biotech)60μl
2.室温で少なくとも3時間のインキュベート反応
時間t0で、FAK(410−689)の殆んど全てが個々にリン酸化される。二回目のリン酸化はゆっくりである。t120(t=120分)で、150mM ATP10μlを加える。
・T0=(開始)90%が個々にリン酸化されたFAK(410−689)(1PO4
・T43=(43分)65%が個々にリン酸化され(1PO4)、35%が2重にリン酸化される(2PO4
・T90=(90分)45% 1PO4、55% 2PO4
・T150=15% 1PO4、85% 2PO4
・T210=<10% 1PO4、>90% 2PO4 脱塩試料
3.脱塩材料の180μlアリコートをNiNTAスピンカラムに加え、スピンカラムでインキュベートする。
4.10k rpm(マイクロフュージ)で、5分間回転して単離し、流出液(活性化FAK(410−689))を集め、His−Src(カラムに補足された)を除く。
III.FAKcdキナーゼELISA
1.96ウエルNunc MaxiSorpプレートにポリ−glu−tyr(pGT)を、10μg/ウエルでコートする:PBS中にpGT10μg/ml、アリコート100μl/ウエルを調製する。プレートを37℃で一夜インキュベートし、上清を吸引し、プレートを洗滌バッファーで3回洗滌し、軽くたたいて乾燥し、4℃で保存する。
2.100%DMSOで化合物の2.5mMのストック溶液を調製する。次いで、ストックを100%DMSOで最終濃度60×に希釈し、キナーゼリン酸化バッファーで1:5に希釈する。
3.キナーゼリン酸化バッファーで、75μMの作業ATP溶液を調製する。各ウエルに80μlを加え、最終ATP濃度50μMとする。
4.希釈した化合物(0.5・log連続希釈)10μlを、pGTアッセイプレートの各ウエルに移し、各化合物につき同じプレートで3通り作成する。
5.氷上で希釈し、FAKcdタンパク質をキナーゼリン酸化バッファーで1:1000にする。ウエル当たり30μlに分注する。
6.注:直線性及び適切な希釈は、タンパク質の各バッチについて前もって決定しておかなければならない。酵素濃度は、アッセイシグナルの計量がおよそOD450で0.8〜1.0であるように、そして反応速度の直線範囲内であるように選択しなければならない。
7.ATPなしの対照(ノイズ)及び化合物なしの対照(シグナル)の両方を調製する。
8.(ノイズ)ウエルの1ブランク列に、DMSO中に化合物を1:5に希釈した液10μl、リン酸化バッファー80μl(ATPなし)、及びFAKcd溶液30μlをおく。
9.(シグナル)対照のウエルに、キナーゼリン酸化バッファー中にDMSO(化合物なし)で1:5に希釈した液10μl、75μMATP80μl、及び1:1000FAKcd酵素30μlをおく。
10.室温で15分間、プレートシェーカーでゆっくり振とうしつつインキュベート反応をする。
11.反応混合物を吸引することによって反応を停止し、洗滌バッファーで3回洗滌する。
12.リン酸−チロシンHRP結合(pY20HRP)抗体を、ブロッキングバッファーで0.250μg/ml(ストックの1:1000)に希釈する。ウエル当たり100μlに分注し、室温で30分間振とうしつつインキュベートする。
13.上清を吸引し、洗滌バッファーでプレートを3回洗滌する。
14.室温で1ウエル当たり100μlのTMB溶液を加え、発色を開始する。発色は、1ウエル当たり0.09MのH2SO4を100μl加えることによって、およそ15〜30秒後に終了する。
15.シグナルは、BioRadマイクロプレートリーダー又はOD450を読むことができるマイクロプレートリーダーで、450nmでの吸収を測定することによって定量される。
16.チロシンキナーゼ活性の阻害は、吸収シグナルの減少をもたらす。シグナルは、典型的には0.8〜1.0OD単位である。値はIC50、μM濃度として報告される。
FAK誘導細胞に基づくELISA:最終プロトコール
材料:
・Reacti-Bindヤギ抗ウサギプレート、96ウエル(Pierce Product #15135ZZ @115.00
USD)
・FAKpY397ウサギポリクロナール抗体(Biosource #44624 @315.00 USD)
・ChromPureウサギIgG、全分子(Jackson Laboratories #001-000-003 @60/25mg USD)
・UBI αFAKクローン2A7マウスモノクローナル抗体(Upstate #05-182 @ 289.00 USD)
・ペルオキシダーゼ結合AffiniPureヤギ抗マウスIgG(Jackson Labs #115-035-146 @95/1.5ml USD)
・SuperBlock TBS(Pierce Product #37535ZZ @99 USD)
・ウシ血清アルブミン(Sigma #A-9647 @117.95/100 g USD)
・TMBペルオキシダーゼ基質(Oncogene Research Products #CL07-100ml @40.00 USD)
・Na3VO4:オルトバナジン酸ナトリウム(Sigma #S6508 @43.95/50g USD)
・MTT基質(Sigma # M-2128 @25.95/500mg USD)
・生育培地:DMEM+10%FBS、P/S、Glu、750μg/ml、Zeocin、並びに50μg/mlヒグロマイシン(Zeocin InVitrogen #R250-05 @ 725 USD 及びヒグロマイシンInVitrogen #R220-05 @ 150 USD)
・ミフェプリストン(InVitrogen # H110-01 @ 125 USD)
・Complete(登録商標)EDTAフリープロテアーゼ阻害剤ペレット(Boehringer Mannheim #1873580)
キナーゼ依存性リン酸化FAKY397の選択性用FAK細胞に基づくプロトコール
手順:
化学物質のスクリーニング用ELISAフォーマットにおける、チロシンキナーゼ特異的阻害剤を同定するための、誘導性FAK細胞をベースにしたアッセイが開発された。細胞をベースにしたアッセイは、FAK及び残基Y397でのキナーゼ依存性自己リン酸化部位の発現及びリン酸化を外因的に制御する、GeneSwitchTM システム(InVitrogen)の機構を利用している。
Y397でのキナーゼ依存性自己リン酸化の阻害は、OD450の吸収シグナルの減少をもたらす。シグナルは、典型的には、0.9から1.5OD450単位で、ノイズは0.08から0.1OD450単位の範囲内に低下した。値は、IC50、μM濃度として報告される。
第1日目には、T175フラスコ中にA431・FAKwtを増殖させる。FAK細胞アッセイを行う前に、A431・FAKwt細胞を96ウエル、U型底のプレートの増殖培地中に播種する。細胞を37℃、5%CO2で、FAK誘導前に6から8時間静置する。100%エタノールで10μMのミフェプリストンストック溶液を調製する。次いで、ストック溶液を増殖培地で最終濃度の10×に希釈する。この希釈液10μl(0.1nMミフェプリストンの最終濃度)を、各ウエルに移す。細胞を37℃、5%CO2で、一夜(12から16時間)静置する。FAK発現及びリン酸化のミフェプリストン誘導がない対照のウエルを調製する。
第2日に、SuperBlockTBSバッファーで調製したリン酸特異的FAKpY397ポリクロナール抗体3.5μg/mlでヤギ抗ウサギプレートをコートし、プレートを室温で2時間プレートシェーカーで振とうする。所望により、対照のウエルもSuperBlock TBSで調製した対照の捕捉抗体(全ウサギIgG分子)3.5μg/mlでコートしてもよい。過剰のFAKpY397抗体をバッファーを使って3回洗滌する。1ウエル当たり200μlの3%BSA/0.5%Tweenブロッキングバッファーを用いて、抗FAKpY397でコートしたプレートを、室温にて1時間、プレートシェーカーにてブロックする。プレートがブロックされている間に、100%DMSOにて5mM化合物のストック溶液を調製する。次いで、ストック溶液を、100%DMSOで最終濃度の100×に連続的に希釈する。100×溶液を使用して増殖培地に1:10の希釈を行い、そして、適切な化合物の希釈液10μlを、FAK誘導又は非誘導対照A431細胞のいずれかを含有する各ウエルに、30分間、37℃、5%CO2で移す。RIPA溶解バッファー(50mMトリスHCl、pH7.4、1%NP−40、0.25%Naデオキシコール酸、150mM NaCl、1mM EDTA、1mM Na3VO4、1mM NaF、及び50ml溶液当たり1つのCompleteTM EDTAフリープロテアーゼ阻害剤ペレット)を調製する。30分間の化合物処理が終わると、化合物をTBS−T洗滌バッファーで3回洗い流す。細胞をRIPAバッファー100μl/ウエルで溶解する。
コートしたプレートに対して、ブロッキングバッファーを除き、TBS−T洗滌バッファーで3回洗滌する。96ウエル自動化ミクロ分注器を使用して、(ステップ6からの)全細胞溶解物100μlを、リン酸化FAKY397タンパク質を捕捉するために、ヤギ抗ウサギFAKpY397でコートしたプレートに移す。室温で2時間振とうする。TBS−T洗滌バッファーを使用して非結合タンパク質を3回洗い流す。3%BSA/0.5%Tweenブロッキングバッファー中0.5μg/ml(1:2000希釈)のUBIαFAK検出抗体を調製する。1ウエル当たり100μlのUBIαFAK溶液を分注し、30分間、室温で浸透する。過剰のUBIαFAK抗体をTBS−T洗滌バッファーを使って3回洗滌する。0.08μg/ml(1:5000希釈)の二次抗マウスペルオキシダーゼ(抗2MHRP)結合抗体を調製する。1ウエル当たり100μlの抗2MHRP溶液を分注し、30分間、室温にて振とうする。過剰の抗2MHRP抗体を、TBS−T洗滌バッファーを使って3回洗い流す。室温のTMB基質溶液を1ウエル当たり100μl加え、発色させる。1ウエル当たり100μlのTMB停止液(0.09M H2SO4)を用いてTMB反応を終わらせ、BioRadマイクロプレートリーダーを用いて、450nmの吸収を測定することによってシグナルを定量する。
更なるFAK細胞アッセイは、「INDUCIBLE FOCAL ADHESION KINASE CELL ASSAY」と題するファイザーの代理人事件整理番号PB11699から、参照することにより本明細書に取り入れられている。
好ましい実施態様において、本発明の化合物は、例えば、本明細書に記載するように、キナーゼアッセイによる定量において、500nM未満のインビトロ活性を有している。好ましくは、本化合物は、キナーゼアッセイで、25nM未満の、より好ましくは10nM未満のIC50を有している。更に好ましい実施態様において、本化合物はFAK細胞に基づくアッセイにおいて、例えば本明細書に記載するように、1μM未満、より好ましくは100nM未満、そして最も好ましくは25nM未満のIC50を示す。
なお更に、以下のアッセイが、上記に記載したように、骨粗鬆症及び/又は低骨量を阻害する本発明の化合物の能力を評価するために使用され得る。
(1)高齢の未処置又は卵巣摘出(OVX)雌性ラットモデルにおける体重、身体組成及び骨密度に対する試験化合物の効果
このアッセイは、高齢の未処置又は卵巣摘出(OVX)雌性ラットモデルにおける、試験化合物の効果を試験するために使用され得る。
試験プロトコール
スプラーグドーリー雌性ラットを、18ヵ月令で、疑似手術又はOVXを行い、1群のラットを第0日に基礎対照として検死する。術後1日に、ラットをベヒクル又は試験化合物で処置する。ベヒクル又は試験化合物は、皮下注射(s.c.)によって、試験化合物は1日当たり体重1キログラムにつき平均投与量10ミリグラムが投与され(10mg/kg/日)、週2回(火曜日及び金曜日)に投与される。
全てのラットは、検死2日及び12日前に、蛍光骨標識のために、カルセイン(Sigma, St. Louis, MO)10mg/kgのs.c.注射を受ける。検死日に、ケタミン/キシラジン麻酔下の全てのラットの体重を量り、除脂肪体重及び脂肪体重決定用ラット全身スキャンソフトウエア付きの二重エネルギーX腺吸光光度分析法(DXA, QDR-4500/W, Hologic Inc., Waltham, MA)を受ける。ラットを検死し、解剖して血液を心臓穿刺により得る。各ラットからの遠位大腿骨幹端及び大腿骨骨幹軸を末梢骨定量的コンピュータ断層撮影法(pQCT)により解析し、総体積、小柱骨及び皮質骨ミネラル含量及び密度を定量する。
末梢骨定量的コンピュータ断層撮影法(pQCT)による解析:
試験した大腿骨をpQCTX線機器(Stratec XCT Research M, Norland Medical Systems, Fort Atkinson, WI.)でソフトウエアver.5.40を用いてスキャンする。大腿骨幹端の1ミリメートル(mm)厚の横断面を、5mm(近位大腿骨幹端、初期海綿状骨部位)及び13mm(大腿骨軸、皮質骨部位)を遠位端から近位まで、ボクセルサイズ0.10mmで撮影する。皮質骨は、輪郭モード2及び皮質モード4を用いて定量し解析する。340mg/cm3の外側閾値設定を軟部組織から皮質殻を区別するのに使用し、そして、内部閾値529mg/cm3を、皮質内表面に沿って皮質骨を区別するのに使用した。海綿骨は、655mg/cm3の閾値のピールモード4を使用して定量し、海綿骨質から皮質(下)を区別する。皮質(下)骨が解析から除かれるのを確実にするために、定義された海綿骨質の1%の追加の同心ピールが使用される。容積含量、密度及び面積が、海綿骨及び皮質骨の両者について定量される(Jamsa T. et al., Bone 23:155-161, 1998; Ke, H.Z. et al., Journal of Bone and Mineral Research, 16:765-773, 2001)。
膣組織学:
膣組織は、パラフィンに固定し包埋される。5ミクロンの切片がカットされ、アルシアンブルー染色法で染色される。膣の腔側上皮の厚さ及びムコ多糖類(分泌細胞)の組織学的試験が行われる。
プロトコール用の実験群は以下の通りである:
群I:基線対照
群II:偽手術+ベヒクル
群III:OVX+ベヒクル
群IV:OVX+試験化合物、10mg/kg/日(ベヒクル中)
(2)骨折治癒アッセイ
(a)全身投与後の骨折治癒に対する効果のアッセイ
骨折技術
スプラーグドーリーラット、3ヵ月令をケタミンで麻酔する。1cmの切開を、右脛骨又は大腿骨の近位部の前内側面につくる。以下に頸骨手術技術を記載する。切開を骨に沿って行い、1mmの孔を、頸骨粗面の遠位面に4mm近くと前稜線の内側2mmの位置にあける。髄内釘を、0.8mmのステンレスチューブ(骨と同じ条件で試験した、最大負荷36.3N、最大硬度61.8N/mm)をつけて実施する。髄管の孔ぐりは行わない。標準的な閉鎖性骨折が、特別に設計された鈍い顎付きの調節できる鉗子を用いて、三点屈曲によって脛腓関節の接点の上部2mmにつくられる。軟組織の損傷を最小にするため、骨折の場所を間違えないように注意すること。皮膚を、短繊維ナイロン縫合で閉鎖する。手術は、滅菌下で実施される。全ての骨折のX腺写真撮影を釘固定後直ちに実施し、特定の骨幹の外側の骨折又は釘の位置の異なるラットは除外する。残った動物を、骨折治癒の試験の時点で各サブグループ当たり10〜12頭の、以下の各群に無作為に分ける。第1群は、ベヒクル(水:100%エタノール=95:5)1ml/ラットを毎日管で与える、他の群は、0.01から100mg/kg/日の被驗化合物(1ml/ラット)を10日、20日、40日及び80日間与える。
10、20、40及び80日に、各群10〜12匹のラットをケタミンで麻酔し、放血により殺処分する。両脛腓関節骨を解剖により外し、全ての軟組織をはがす。各群の5〜6匹のラットからの骨を組織学的分析のために70%エタノールに保存し、他の5〜6匹のラットからの骨をX腺撮影及び実施される生物医学的試験用にリンゲル緩衝液(+4℃、pH7.4)に保存する。
組織学的分析
骨折した骨の組織学的分析方法は、Mosekilde and Bakによって以前に刊行されている(“The Effect of Growth Hormone on Fracture Healing in Rats: A Histological Description”, Bone, 14:19-27, 1993)。簡単に述べると、骨折部位の骨折腺の各側3cmをのこぎりで切り、メタクリル酸メチルに非脱灰で包埋し、Reichert-Jungポリカットミクロトームで8μmの厚さに前額断に切断する。Masson-Trichrome染色した中正面切片(脛骨及び腓骨の両方を含む)を、処置有り無しの骨折治癒の細胞反応及び組織反応を可視化するために使用する。Sirius red染色切片を、仮骨構造の性質を明らかにするために使用し、骨折部位での繊維性骨と層状骨の間を区別するために使用する。以下の測定を行う:(1)骨折ギャップ:骨折における皮質骨端の間の最短距離として測定する、(2)仮骨の長さ及び仮骨の直径、(3)仮骨の総骨体積、(4)仮骨領域内の組織領域当たりの骨組織、(5)仮骨中の線維組織、及び(6)仮骨中の軟骨領域。
生物力学的分析
生物力学的分析方法は、Bak and Andreassenによって以前に刊行されている(“The Effect of Aging on Fracture Healing in Rats”, Calcif Tissue Int 45:292-297, 1989)。簡単に述べると、全ての骨折のX腺写真撮影を生物力学的分析の前に実施する。治癒した骨折の機械的性質を破壊的3ないし4点の折り曲げ処置によって分析する。最大負荷、硬度、最大負荷時のエネルギー、最大負荷時のたわみ、及び最大ストレスを求める。
(a)局所投与後の骨折治癒に対する効果用のアッセイ
骨折手法
およそ2才時の雌又は雄ビーグル犬を麻酔下で試験に使用する。横断橈骨骨折は、Lenehanらにより記載されたようにして、3点屈曲におけるゆっくりした連続負荷によって造られる(Lenehan, T. M.; Balligand, M.; Nunamaker, D.M.; Wood, F.E.:“Effects of EHDP on Fracture Healing in Dogs”, J. Orthop. Res. 3: 499-507; 1985)。骨の完全な解剖学的破壊を確実にするために、ワイヤーを骨折部位を通して引っ張る。その後、骨折部位にプロスタグランジン作動薬の局所送達が、徐放性ペレットにより送達される化合物の徐放によって、又は、10、15、又は20週間用のペーストゲル溶液又は懸濁液のような適切な処方中の化合物の投与によって、達成される。
組織学的分析
骨折した骨の組織学的分析方法はPeterら(Peter, C.P.; Cook, W.O.; Nunamaker, D.M.; Provost, M. T.; Seedor, J.G.; Rodan, G.A.: “Effects of alendronate on fracture healing and bone remodeling in dogs”, J. Orthop. Res. 14: 74-70, 1996)及びMosekilde and Bak (“The Effects of Growth Hormone on Fracture Healing in Rats: A Histological Description”, Bone, 14:19-27, 1993) によって以前に刊行されている。簡単に述べると、殺処分後、骨折部位を骨折線の各側3cmでのこぎりで切り、メタクリル酸メチルに非脱灰で包埋し、Reichert-Jungポリカットミクロトームで8μmの厚さに前額断に切断する。処置有り無しの骨折治癒の細胞反応及び組織反応を可視化するために、Masson-Trichrome染色した中正面切片(脛骨及び腓骨の両方を含む)を使用する。Sirius red染色切片を、仮骨構造の性質を明らかにするために使用し、骨折部位での繊維性骨と層状骨の間を区別するために使用する。以下の測定を行う:(1)骨折ギャップ:骨折における皮質骨端の間の最短距離として測定する、(2)仮骨の長さ及び仮骨の直径、(3)仮骨の総骨体積、(4)仮骨領域内の組織領域当たりの骨組織、(5)仮骨中の線維組織、及び(6)仮骨中の軟骨領域。
生物力学的分析
生物力学的分析方法は、Bak and Andreassen(“The Effect of Aging on Fracture Healing in Rats”, Calcif Tissue Int 45: 292-297, 1989)及びPeterら(Peter, C.P.; Cook, W.O.; Nunamaker, D.M.; Provost, M. T.; Seedor, J.G.; Rodan, G.A.: “Effects of Alendronate On Fracture Healing And Bone Remodeling In Dogs”, J. Orthop. Res. 14:74-70, 1996)によって以前に刊行されている。簡単に述べると、全ての骨折のX腺写真撮影を生物力学的分析の前に実施する。治癒した骨折の機械的性質を破壊的3又は4点の折り曲げ処置によって分析する。最大負荷、硬度、最大負荷時のエネルギー、最大負荷時のたわみ、及び最大ストレスを求める。
本発明の化合物(以下、「活性化合物」という)の投与は、化合物を作用部位に送達できるいかなる方法によっても達成することができる。これらの方法は、経口経路、経腸経路、非経口注射(静脈内、皮下、筋肉内、血管内又は輸液)、局所及び直腸投与を包含する。
投与される活性化合物の量は、治療される対象、障害又は状態の重症度、投与速度、化合物の性質及び処方する医師の判断に依存する。しかしながら、効果的な投与量は、単回投与又は分割投与において、約0.001から約100mg/kg体重/日、好ましくは、約1から約35mg/kg/日である。70kgのヒトに対しては、これは、約0.05から約7g/日、好ましくは、約0.2から約2.5g/日の量であろう。ある種の例においては、上記の範囲の下限を下回る投与量レベルが適切な量を上回るであろうが、しかし別の例では、更に大量の投与量が有害な副作用を引き起こすことなく採用することもできよう。但し、そのような大量投与は、先ずいくつかの小投与量に分割され、一日を通して投与される。
活性化合物は、単独治療として適用されてもよいし、又は、例えば、ビンブラスチン;アルキル化剤、例えばシスプラチン、カルボプラチン及びシクロホスファミド;代謝拮抗剤、例えば、5−フルオロウラシル、シトシンアラビノシド及びヒドロキシウレア、又は、例えば、N−(5−[N−(3,4−ジヒドロ−2−メチル−4−オキソキナゾリン−6−イルメチル)−N−メチルアミノ]−2−テノイル)−L−グルタミン酸のような欧州特許出願第239362号に記載されている好ましい代謝拮抗剤の一つ;増殖因子阻害剤;細胞周期阻害剤;挿入剤型抗生物質、例えば、アドリアマイシン及びブレオマイシン;酵素、例えばインターフェロン;及び抗ホルモン、例えばノルバデックス(タモキシフェン)のような抗エストロゲン又は、例えばカソデックス(Casodex、4’−シアノ−3−(4−フルオロフェニルスルホニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−3’−(トリフルオロメチル)プロピオンアニリド)のような抗アンドロゲン、を包含する、前記に列挙されたような、1つ又はそれ以上の物質を包含してもよい。そのような共同の治療は、治療の個々の成分の同時、連続又は分割した投与を経由して達成されよう。
医薬組成物は、例えば、錠剤、カプセル、ピル、粉末、徐放性製剤、溶液、懸濁液として経口投与用、滅菌溶液、懸濁液又はエマルジョンとして非経口注射用、軟膏又はクリームとして局所投与用、又は座薬として直腸投与用に好適な形態であってもよい。医薬組成物は、正確な投与量の単回投与に好適な単一剤形であってもよい。医薬組成物は、通常の医薬担体又は賦形剤、及び有効成分として本発明による化合物を包含するであろう。加えて、他の薬物又は医薬、担体、佐剤等を包含してもよい。
例示的な非経口投与形態は、滅菌水溶液、例えば、水性プロピレングリコール又はブドウ糖溶液中の活性化合物の溶液又は懸濁液を包含する。そのような剤形は、所望により、好適に緩衝化されてもよい。
好適な医薬担体は、不活性な希釈剤又は充填剤、水及び種々の有機溶媒を包含する。医薬組成物は、所望により、芳香料、結合剤、賦形剤その他のようなその他の成分を含有してもよい。それ故、経口投与用には、クエン酸のような種々の賦形剤を含有する錠剤が、デンプン、アルギン酸及びある種の複合ケイ酸塩のような崩壊剤、及びショ糖、ゼラチン及びアラビアゴムのような結合剤と一緒に採用され得る。更に、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム及びタルクのような滑沢剤がしばしば打錠に有用である。類似の型の固形組成物も、又、軟質及び硬質充填ゼラチンカプセルで採用される。そのための好ましい材料は、ラクトース又は乳糖及び高分子ポリエチレングリコールを包含する。水性懸濁液又はエリキシル剤が経口投与用に所望されるとき、その中の活性化合物は、種々の甘味料又は香味料、着色料又は色素、及び、所望により乳化剤又は懸濁化剤を、水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、又はこれらの組合せのような希釈剤と共に組み合わせてもよい。
特定の量の活性化合物と共に種々の医薬組成物を製造する方法は、当業者に公知であり、或いは明白である。例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Company, Easter, Pa., 15th Edition (1975)を参照。
以下に提供される実施例及び製造は、本発明の化合物及びそのような化合物を製造する方法を更に明らかにし、例証するものである。本発明の範囲は、以下の実施例及び製造の範囲によって、決して限定されるものではないことは、理解されるべきである。以下の実施例において、単一のキラル中心を有する分子は、特に注意しない限り、ラセミ混合物として存在する。2つ又はそれ以上のキラル中心を有するそれらの分子は、特に断らない限り、ジアステレオマーのラセミ混合物として存在する。単一のエナンチオマー/ジアステレオマーは、当業者に公知の方法によって得ることができるであろう。
HPLCクロマトグラフィーが以下の製造及び実施例において言及される場合、使用される一般条件は、特に断らない限り、以下の通りである。使用されるカラムは、長さ150mm及び内径4.6mmのZORBAXTM RXC18カラム(Hewlett Packard製)である。試料は、Hewlett Packard-1100システムにかけられる。勾配溶媒法が用いられ、100パーセントの酢酸アンモニウム/酢酸バッファー(0.2M)から100パーセントアセトニトリルへ10分間かけて流す。システムは、100パーセントアセトニトリルで1.5分間、次いで100パーセントバッファー溶液で3分間の洗滌サイクルで進行される。この間にわたる流速は一定で3ml/分である。
〔実施例〕
一般的方法:
5−ニトロ−オキシインドールの製造
濃硫酸(100mL)中のオキシインドール(26g)の溶液に、−15℃で発煙硝酸(8.4mL)を滴下した。注意しながら、反応温度を−15℃に保持した。添加が完了した後、反応溶液を30分間撹拌し、その後、氷水に注いだ。生成した黄色の沈澱物を濾過で単離し、5−ニトロオキシインドール(34g、98%)を得た。
5−アミノ−オキシインドールの製造
Parr瓶内で、ジメチルアセトアミド(120mL)中の5−ニトロ−オキシインドール(25g)の溶液に、Pd/C(10%、0.5g)を加えた。混合物を16時間水素化(40psi、H2)した。触媒を濾過で除去し、濾液をエーテル(2L)で希釈し、5−アミノ−オキシインドール(10.5g、50%)を得た。
2,4−ジクロロ−5−トリフルオロメチルピリミジン(6)の製造
5−トリフルオロメチルウラシル(250g、1.39mol)及びオキシ塩化燐(655mL、6.94mol、5当量)を、オーバーヘッドスターラー、還流凝縮器、滴下漏斗及び内部熱電対を備えた四つ口フラスコ(3L)に投入した。内容物を窒素雰囲気下に保持し、その後、濃燐酸(85質量%、9.5mL、0.1当量)を、スラリーに一度に加えた結果、穏やかな発熱が起こった。ジイソプロピルエチルアミン(245mL、1.39mol、1当量)を、反応溶液の内部温度が、滴下が終わるまでに85〜90℃に到達するような割合で、15分間に亘って滴下した。アミンの添加が終わるまでは、反応混合物は均一な薄橙色の溶液であった。加熱を開始し、橙色の溶液を100℃で、20時間保持した。その時間における反応混合物のHPLC分析により、出発物質が消費されたことが分かった。外部加熱を止め、フラスコの内容物を40℃に冷却し、次いで、3NのHCl(5L、10当量)及びジエチルエーテル(2L)の冷却した混合物を、滴下し、クエンチポットの温度を10℃から15℃の間で保持した。層が分離し、水層をエーテル(1L)で1回抽出した。有機層を集め、洗浄液が中性になるまで、水で洗浄(5×1.5L、洗浄)し、MgSO4で乾燥し、濃縮し、96%純度(HPLC)の薄黄−橙色の油状物質(288g、95%収率)を得た。この物質を蒸留(沸点:109℃/79mmHg)により更に精製することができた。
5−(4−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの製造
DCE/tBuOH(1/1、1.240L)中5−トリフルオロメチル−2,4−ジクロロピリミジン(214.8g、0.921mol)の溶液に、エーテル中塩化亜鉛1M溶液(1当量、0.921L)を加えた。0.5時間後、5−アミノ−オキシインドール(124g、0.837mol)を加え、次いで、温度を25℃に保持しながら、トリエチルアミン(129.4ml、0.921mol)を加えた。反応溶液を終夜、室温で攪拌し、濃縮し、そして、生成物をメタノールから粉末化し、黄色の固体(224.3g、82%)を得た。
1H NMR (DMSOd6, 400 MHz) δ 3.29 (s, 2H)1 6.76 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.39 (d, J =
8.3 Hz), 7.51 (br s, 1 H), 8.71 (s, 1 H), 10.33 (s, 1 H), 10.49 (s, 1 H)。13C NMR (DMSOd6, 100 MHz) δ 177.0, 161.3, 158.7 (br), 140.7, 132.8, 126.9, 123.7 (q, J = 268 Hz), 121.0, 118.7, 111.2 (q, J = 32 Hz), 109.6, 36.7; HPLC保持時間:5.759 分。 LRMS (M+) 329.1, 331.1。
〔実施例1〕
5−[4−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの製造
5−(4−クロロ−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(100mg、0.30mmol)を無水DMF(0.8mL)に加え、次いで、1−(メチルスルホニル)ピペラジン・モノ(トリフルオロ酢酸)塩(84mg、0.30mmol)及びトリエチルアミン(0.127mL、0.90mmol)を加えた。反応溶液を100℃で1時間加熱した。室温に冷却後、DMF(1mL)を加え、そして、反応溶液を逆相分取型HPLC(30×50mm:XTerraC18、分取カラム)を用いて、溶出:40mL/分、勾配溶媒法:アセトニトリル/0.1%NH4OH=1/4〜4/1、10分間の条件で精製した。所望の生成物を保持時間5.12分で溶出し、それを濃縮して、46mg(33%収率)を得た。
1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ 2.88 (s, 3H), 3.20 (m, 4H), 3.45 (s, 2H), 3.58(m, 4H), 6.72 (d, J = 8 Hz; 1 H) 7.37 (m, 2H), 7.50 (s, 1 H), 8.37 (s, 1H), 9.68 (br s, 1 H), 10.2 (s, 1H); HPLC保持時間:5.323 (97% 純度) LRMS (MH+) 457.4。
以下の本発明の化合物を、実施例1と同様にして、クロロピリミジンを適切なアミンと一緒に加熱することにより製造した。これらの反応において用いられたアミンは、市販品を購入して、そのまま使用するか、或いは、当業者に公知のアミンの一般的な合成法で製造した。特に断りのない限り、キラル中心を有する化合物は、ラセミ体混合物として製造した。
Figure 2007537235
Figure 2007537235
本発明は、本明細書において記載された特定の実施態様による範囲に限定されるべきではない。本明細書において記載された実施態様に加えて、本発明の様々な変更は、前述の説明及びそれに付随した図表から、当業者に対しては明白であろう。その様な変更は、添付の特許請求の範囲内に入ることを意図している。
本明細書で引用した、全ての特許、出願明細書、出版物、試験法、文献及びその他の資料は、参照することによりその全文が本明細書に取り入れられている。

Claims (14)

  1. 式1:
    Figure 2007537235
    の化合物、又は薬学的に許容されるその塩、溶媒和物、水和物若しくはプロドラッグ。
    上記式中、Arは以下:
    Figure 2007537235
    から選択され、そして、環Bは以下:
    Figure 2007537235
    であり、ここで、
    mは、0から2の整数であり;
    Raは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3、−CN、−NR12、−OR1、−R1、−CO21及び−CONR12から成るグループから独立に選択される置換基を表し;
    Rbは、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−CO21、−CONR12から成るグループから選択される置換基を表し;
    Rcの各々は、独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3、−CN、−(C1−C6)アルキル、−NR12、−OR1、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−CO21及び−CONR12から成るグループから選択される置換基を表し、又は、2つのRcは、それらが結合している原子と共に、−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルである環状基を形成してよく;
    Aは、(a)式1の環状部分構造Aとピリミジン環のC−4位間の結合における環窒素原子を含む−(C2−C9)ヘテロシクリル基;及び(b)−(C2−C7)ヘテロシクリル基、ここで、該−(C2−C7)ヘテロシクリル基の隣接した2つのメチレン炭素は縮合して、フェニル又は−(C2−C5)ヘテロアリール基となる;から成るグループから選択される、好適に置換された環状部分構造であり;ここで、Aは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、R1、−NR12、−NH(CO)R1、−NR2(CO)R1、−(C1−C6)アルキル−NR12、−(C1−C6)アルキル−NH(CO)R1、−(C1−C6)アルキ
    ル−NR2(CO)R1、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−OR1、−(C1−C6)アルキル−O
    1、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つの置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aは、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素で場合により分断され;
    1及びR2は、それぞれ、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−(C6−C10)アリール及び−(C1−C9)ヘテロアリールから成るグループから独立に選択される置換基であり;ここで、該−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−(C6−C10)アリール及び−(C1−C9)ヘテロアリールであるR1又はR2の置換基は、水素、ハロゲン、−CF3、−CN、−(C1−C6)アルキル、−NH(C1−C6)アルキル、−NH(C3−C7)シクロアルキル、−NH(C2−C9)ヘテロシクリル、−NH(C6−C10)アリール、−NH(C1−C9)ヘテロアリール、−N((C1−C6)アルキル)2、−N((C3−C7)シクロアルキル)2、−N((C2−C9)ヘテロシクリル)2、−N((C6−C10)アリール)2、−N((C1−C9)ヘテロアリール)2 、−O(C1−C6)アルキル、−O(C3−C7)シクロアルキル、−O(C2−C9)ヘテロシクリル、−O(C6−C10)アリール、−O(C1−C9)ヘテロアリール、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから独立に選択される1つから3つの部分構造で場合により置換され;又は、
    1及びR2は、それらが結合している原子と共に、−(C3−C10)シクロアルキル又は−(C2−C9)ヘテロシクリルを形成してよく、ここで、該−(C3−C10)シクロアルキル又は−(C2−C9)ヘテロシクリルは、水素、ハロゲン及びヒドロキシから成るグループから選択される1つから3つの部分構造で場合により置換され、そして、該環状基は、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素で、場合により分断され;
    3は、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−(C6−C10)アリール、−(C1−C9) ヘテロアリール、−COR1及び−SO21から成るグループから選択される置換基であり;ここで、該−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−(C6−C10)アリール、−(C1−C9)ヘテロアリール、−COR1及び−SO213基は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−(C1−C6)アルキル、−NH2、−NHR4、−NR4 2、−OR4、−(C3−C7)シクロアルキル、−(C2−C9)ヘテロシクリル、−CO25、−CONH2、−CONHR5及び−CONR56から成るグループから独立に選択される1つから3つの部分構造で場合により置換され;ここで、−CONR56のR5及びR6は、それらが結合している原子と共に、−(C2−C9)ヘテロシクリルを形成してよく;
    4及びR5は、それぞれ−(C1−C6)アルキルであり;そして、
    6は、水素又は−(C1−C6)アルキルである。
  2. Aが、式1の環状部分構造Aとピリミジン環のC−4位間の結合における環窒素原子を含む、好適に置換された−(C2−C9)ヘテロシクリル基であり、ここで、Aが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、R1、−NR12、−NH(CO)R1、−NR2(CO)R1、−(C1−C6)アルキル−NR12、−(C1−C6)アルキル−NH(CO)R1、−(C1−C6)アルキル−NR2(CO)R1、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−OR1、−(C1−C6)アルキル−OR1、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO2
    1、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つの置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aが、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素で場合により分断される、請求項1に記載の化合物。
  3. Aが、好適に置換された−(C2−C7)ヘテロシクリル基であり、ここで、該−(C2−C7)ヘテロシクリル基の2つの隣接するメチレン炭素が縮合して、フェニル又は−(C2−C5)ヘテロアリール基となり;Aが、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、R1、−NR12、−NH(CO)R1、−NR2(CO)R1、−(C1−C6)アルキル−NR12、−(C1−C6)アルキル−NH(CO)R1、−(C1−C6)アルキル−NR2(CO)R1、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−OR1 −(C1−C6)アルキル−OR1、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つの置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aが、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−、及び、−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素で場合により分断される、請求項1に記載の化合物。
  4. Arが式2の部分構造であり、そして、Raが、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化
    合物。
  5. Arが式2の部分構造であり、そして、Rbが、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  6. Arが式2の部分構造であり、Raが、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択され、そして、Rbが、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. Arが式2の部分構造であり、Rcが、水素、ヒドロキシ、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される置換基を独立に表し、又は2つのRc置換基が、それらが結合している原子と共に−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルである環状基を形成することができ、そして、Raが、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
  8. Arが式2の部分構造であり、Rcが、水素、ヒドロキシ、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される置換基を独立に表し、又は2つのRc置換基が、それらが結合している原子と共に−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルである環状基を形成してよく、Raが、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択され、そして、Rbが、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  9. Aが、好適に置換された−(C2−C7)ヘテロシクリル基であり、ここで、該−(C2−C7)ヘテロシクリル基の2つの隣接するメチレン炭素が縮合してフェニル又は−(C2−C5)ヘテロアリール基となり;Aが、ハロゲン、ヒドロキシル、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6
    )アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つの置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aが、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素で場合により分断される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
  10. Arが以下の基:
    Figure 2007537235
    から成るグループから選択される縮合環系であり;
    Raが、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択され;Rbが、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル、及び、−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択され;そして、Rcが、水素、ヒドロキシ、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される置換基を独立に表し、又は、2つのRc置換基が、それらが結合している原子と共に−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルからなる環状基を形成してよく;そして、
    Aが、式1の環状部分構造Aとピリミジン環のC−4位間の結合における環窒素原子を含む、好適に置換された−(C2−C9)ヘテロシクリル基であり;ここで、Aは、ハロゲン、ヒドロキシル、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つの置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aは、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素で場合により分断される;
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
  11. Arが以下の基:
    Figure 2007537235
    から成るグループから選択される縮合環系であり;
    Raが、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、−CF3及び−CNから成るグループから選択され;Rbが、水素、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択され;そして、Rcが、水素、ヒドロキシ、−(C1−C6)アルキル、−(C3−C7)シクロアルキル及び−(C2−C9)ヘテロシクリルから成るグループから選択される置換基を独立に表し、又は、2つのRc置換基が、それらが結合している原子と共に−(C3−C10)−シクロアルキル又は−(C2−C9)−ヘテロシクリルである環状基を形成してよく;そして、
    Aが、好適に置換された−(C2−C7)ヘテロシクリル基であり、ここで、該−(C2−C7)ヘテロシクリル基の隣接する2つのメチレン炭素が縮合してフェニル又は−(C2−C5)ヘテロアリール基となり、Aが、ハロゲン、ヒドロキシル、−NHSO21、−N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(NHSO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル(N(R2)(SO2)(R1)、−(C1−C6)アルキル−OSO21、−O−SO21、−SO21、SO2NH2、SO2NHR1及び−SO2NR12から成るグループから独立に選択される1つから3つの置換基で場合により置換され;そして、該環状基Aが、−(C=O)、−SO2、−S−、−O−、−N−、−NH−及び−NR3から成るグループから選択される1つから3つの要素で場合により分断される;
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  12. 以下の化合物:
    N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−4−イル}−メタンスルホンアミド;
    5−[4−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
    N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−アゼチジン−3−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
    N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピロリジン−3(R)−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
    N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピロリジン−3(S)−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
    N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピロリジン−3(R)−イル}−メタンスルホンアミド;
    N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピロリジン−3(S)−イル}−メタンスルホンアミド;
    N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3(S)−イル}−メタンスルホンアミド;
    N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3(R)−イル}−メタンスルホンアミド;
    N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−3(R)−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
    N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピペリジン−4−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
    N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−アゼチジン−3−イル}−メタンスルホンアミド;
    N−メチル−N−{4−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−モルホリン−2−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
    N−メチル−N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−ピロリジン−3(R)−イル}−メタンスルホンアミド;
    N−メチル−N−{1−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−4−イル]−アゼチジン−3−イルメチル}−メタンスルホンアミド;
    5−[4−(4−メタンスルホニル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;及び、
    5−[4−(1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−5−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン;
    から成るグループから選択される化合物。
  13. 異常細胞増殖を治療するのに有効な量の請求項1に記載の化合物を哺乳類に投与することを含む、哺乳類における異常細胞増殖の治療方法。
  14. 異常細胞増殖を治療するのに有効な量の請求項1に記載の化合物、及び医薬として許容される担体を含む、哺乳類における異常細胞増殖を治療するための医薬組成物。
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