JP2007537009A - ガイドワイヤ構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】医療用ガイドワイヤを改善する。
【解決手段】第1ガイドワイヤ構造体は医療用ガイドワイヤを含み、この医療用ガイドワイヤが医療用器械の遠位端を越えて伸長することができ、かつ、第1および第2セグメントを有し、第1セグメントの曲げ慣性モーメントは、第2セグメントの曲げ慣性モーメントより小さい。第2ガイドワイヤ構造体は医療用ガイドワイヤを含み、この医療用ガイドワイヤは、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリを有する医療用器械の遠位端を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤは外面を有し、この外面は、繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部を含む。面隆起特徴部の一具体例は、雄ねじ部である。離間して配置された面隆起特徴部は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリと作用可能に係合するように構成されている。
【選択図】図1

Description

開示の内容
〔関連する特許出願のクロスリファレンス〕
本特許出願は、2004年5月14日出願の米国仮出願第60/571,026号、および、2004年5月14日出願の米国仮出願第60/571,118号の優先権を主張するものであり、米国仮出願第60/571,026号、および、第60/571,118号の全開示内容は参照により本明細書に組み込まれる。
本特許出願は、参照により以下のものを組み込む:2004年6月10日発行の米国特許公開公報2004/0111019号;2004年6月10日発行の米国特許公開公報2004/0111020号;2004年10月7日発行の米国特許公開公報2004/0199087号;2004年10月7日発行の米国特許公開公報2004/0199088号;2004年11月18日発行の米国特許公開公報2004/0230096号。
〔発明の分野〕
本発明は、概してガイドワイヤ構造体に関し、より詳細には医療用ガイドワイヤに関するものである。
〔発明の背景〕
医師は、通常、患者の胃腸(GI)管内にある組織に、長く、柔軟な内視鏡でアクセスし、可視化する。上部GIの場合、医師は胃鏡を鎮静させた患者に口に挿入して、食道、胃、および、近位十二指腸にある組織を検査、治療することがある。下部GIの場合、医師は結腸鏡を鎮静させた患者の肛門を介して挿入して、直腸および結腸を検査することがある。内視鏡によっては作業チャネルがあり、この作業チャネルは、通常、直径が約2.5−3.5mmであり、ハンドピースにあるポートから可撓性挿入管の遠位部分まで延びている。医師は、医療装置を作業チャネルに挿入して、患者内部の組織の診断または治療に役立てることもある。医師は、一般に、組織生検材料を、GI管の粘膜内層から、可撓性生検鉗子を使って、内視鏡の作業チャネルを介して採取する。
可撓性内視鏡の挿入、特に結腸への挿入は、非常に時間がかかり、患者を薬で鎮静させているときでさえ、患者にとって不快な処置でありうる。医師は、多くの場合、可撓性内視鏡を結腸の曲がったS字状部分、ならびに、下行、横行、および、上行部分に押し通すのに数分かかる。医師は、結腸内の組織の診断および/または治療を内視鏡の挿入または除去中のいずれかで行える。可撓性内視鏡は、結腸内部で、例えばS状結腸または結腸の脾結腸曲(splenic flexture)などにおいて、「ループ」となることがあり、この結果、内視鏡を結腸に沿ってさらに前進させることが難しくなる。ループが形成されると、スコープを押すために加える力が、腸間膜を伸ばし、患者に苦痛を与える。患者の解剖学的構造と、可撓性内視鏡の操作についての医師の技能にもよるが、結腸の一部は検査されないことがあり、このため、疾患が診断されないというリスクがある。
ガイドワイヤは、カテーテルおよび他の器械を人体のいろいろな部位へ導入するのを支援するために使用されている。多くの医療応用および特定の設計は、心臓血管用途のためのものであった。もっとも、ガイドワイヤを、血管系ではなく、GI管で使用することに関連した独特の難題がある。つまり、腸はもっと曲がりくねっていて、より軟らかく、一般に、直径がより大きい。さらに、小腸および結腸の場合、これらはたいていの動脈や静脈よりも長い。
未だに、科学者および技術者は、医療用ガイドワイヤの改善を求め続けている。
〔概要〕
本発明のガイドワイヤ構造体の第1実施形態は、医療用ガイドワイヤを含む。医療用ガイドワイヤは作業部を含んでおり、この作業部はループ・トラック(loop track)として医療用器械の遠位端を越えて伸長することができる。作業部は最大ループ・トラック長を有し、第1セグメントおよび第2セグメントを含んでおり、第1セグメントおよび第2セグメントは、合わせると、最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有する。第1セグメントが第1曲げ慣性モーメント(a first bending moment of inertia)を有し、第2セグメントが第2曲げ慣性モーメント(a second bending moment of inertia)を有する。第1曲げ慣性モーメントは第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。
本発明のガイドワイヤ構造体の第2実施形態は医療用ガイドワイヤを含む。この医療用ガイドワイヤは、作業部を含んでおり、作業部はループ・トラックとして、医療用器械の遠位端を越えて伸長することができ、その医療用器械は機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリを有する。作業部は外面を含み、外面が繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部を有し、この面隆起特徴部が機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリと作用可能に係合するように構成されている。
本発明のガイドワイヤ構造体の別の第1実施形態は、医療用ガイドワイヤを含む。医療用ガイドワイヤは、医療用器械の遠位端を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤは、第1セグメントおよび第2セグメントを含み、第1セグメントは第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメントは第2曲げ慣性モーメントを有し、第1曲げ慣性モーメントは第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。第1セグメントは自由端を有し、この自由端は、医療用ガイドワイヤが完全に伸長された場合に、医療用器械の遠位端を越えて延びる。
本発明のガイドワイヤ構造体の別の第2実施形態は、医療用ガイドワイヤを含む。医療用ガイドワイヤは、医療用器械の遠位端を越えて伸長することができ、医療用器械は機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリを有する。作業部は外面を含み、この外面は、繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部を有し、この面隆起特徴部は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリと作用可能に係合するように構成されている。医療用ガイドワイヤは自由端を有し、この自由端は、医療用ガイドワイヤが完全に伸長された場合に、医療用器械の遠位端を越えて延びる。
いくつかの利益および利点が、本発明における実施形態の1つ以上から得られる。ループ・トラック式または非ループ・トラック式ガイドワイヤを有し、そのガイドワイヤが第1セグメントを含み、この第1セグメントが第2セグメントの曲げ慣性モーメントよりも小さい曲げ慣性モーメントを有する一応用例では、当業者には分かるように、第1セグメントを患者の体腔に伸長することが容易となり、続いて、第2セグメントを伸長して一時的に固定することも容易となり、そして、医療用器械を前に進めることが容易となる。ループ・トラック式または非ループ・トラック式ガイドワイヤを有し、そのガイドワイヤに外面があり、この外面が、雄ねじ部のような、繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部を含んでいる、同じまたは他の応用例では、当業者には分かるように、ガイドワイヤの延長および医療用器械の前進を向上させるために、面隆起特徴部を機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリと作用可能に係合させることができる。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリを利用する利用例では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリの面隆起特徴部係合構成部分が可撓性内視鏡のカテーテル(挿入管)の遠位端近傍に配置されている場合、カテーテルが結腸内で「ループを作る」傾向が減少し、患者に結腸鏡検査中に苦痛を与える傾向が減少する。
〔詳細な説明〕
本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明する前に、各実施形態の応用および用法が、添付した図面および説明にある部品および工程構造および配列の詳細に限定されないということに留意されたい。本発明の例示的な実施形態は、他の実施形態、変形例および変更例で実施されてもよいし、組み込込まれてもよく、さまざまな方法で実施または実行してもよい。さらに、特に指摘しない限り、本明細書で用いる用語および表現は、本発明の例示的な実施形態を説明する目的で、読者の便宜のために選択されたものであり、本発明を限定する目的ではない。
さらに、当然のことながら、以下に説明する表現、実施形態、具体例等の1つ以上は、以下に説明する表現、実施形態、具体例等の1つ以上と組み合わせることができる。
〔ガイドワイヤ構造体〕
本発明の第1の態様は、ガイドワイヤ構造体に向けられている。本発明のガイドワイヤ構造体10の第1実施形態は、図1から図2に示されており、医療用ガイドワイヤ12を含んでいる。医療用ガイドワイヤ12は、作業部14を含んでおり、この作業部14は、ループ・トラック(loop track)として医療用器械18の遠位端16を越えて伸長することができる。作業部14は、最大ループ・トラック長(maximum loop-track length)を有し、第1セグメント20および第2セグメント22を含み、第1セグメント20および第2セグメント22は、合わせると、最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有する。第1セグメント20は、第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント22は、第2曲げ慣性モーメントを有する。第1曲げ慣性モーメントは、第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。なお、第1曲げ慣性モーメントが第2曲げ慣性モーメントよりも小さいと記載することは、第1セグメント20が第2セグメント22よりも柔軟であると記載することに等しいことに留意されたい。
用語「セグメント(segment)」が重なり合っていないセグメントを意味することに留意されたい。ループ・トラックの長さとは、第1セグメント20が医療用器械18の遠位端16を越えて伸長し始めるところから、第2セグメント22が医療用器械18の遠位端16を越えて伸長し始めるところまでのループ・トラックに沿った距離であるということにもまた留意されたい。作業部14がループ・トラックとして医療用器械18の遠位端16を越えて完全に伸長されていない場合、医療用器械18の遠位端16を越えて伸長しているループ・トラックの長さは、最大ループ・トラック長より短いことに、さらに留意されたい。
医療用ガイドワイヤ12は、医療用器械18を誘導するように構成される。一変形例では、医療用ガイドワイヤ12が、医療用器械18の可撓性カテーテル(可撓性挿入管としても公知である)24を誘導するように構成される。一変更例では、第1セグメント20および/または第2セグメント22が、カテーテル24内部の通路からカテーテル24の遠位端16を越えて延びるように配置される。不図示のある実例では、第1セグメント20と第2セグメント22が同じ通路から延びる。不図示の別の変更例では、第1セグメントおよび/または第2セグメントが、カテーテルの外面の外側から、第2セグメントまたは両方のセグメントがカテーテルの外面にある誘導路と係合している状態で、カテーテルの遠位端を越えて延びるように配置される。他の変更例は、当業者に委ねられる。カテーテルの例としては、限定はしないが、心臓血管カテーテル(cardio-vascular catheters)、肺動脈カテーテル(pulmonary catheters)、および、内視鏡の挿入管、例えば、胃鏡および結腸鏡の挿入管などが挙げられる。図1から図2の実施形態の1つの実施可能例(enablement)では、作業部14が患者の腔内と接触するように構成される。患者の体腔の例としては、限定はしないが、上部GI(胃腸)管、下部GI管、および、血管通路がある。医療用器械18、カテーテル24、および/体腔の他の例は、当業者に委ねる。
図1から図2のガイドワイヤの実施形態における一構造例において、第1セグメント20および第2セグメント22は、実質的に同じ材料組成を有し、第1セグメント20が実質的に一定である第1の直径を有し、第2セグメント22が実質的に一定である第2の直径を有し、第1の直径が第2の直径よりも小さい。一変形例では、作業部14が第3セグメント26を含んでおり、この第3セグメント26は、第2セグメント22から第1セグメント20まで延びている。第3セグメント26は、所定の長さを有し、かつ、変化する第3の直径を有する。第3の直径は、第2セグメント22の近傍では、第2の直径に実質的に等しく、第1セグメント20の近傍では、第1の直径に実質的に等しい。一変更例では、変化する第3セグメント26の第3直径が、第2セグメント22の近傍から第1セグメント20の近傍まで実質的に単調に減少する。別の変更例では、第3セグメント26の第3の直径が、第1セグメント20および第2セグメント22の近傍を除いて、第1および第2の直径よりも小さい。
図1から図2におけるガイドワイヤの実施形態の一利用例では、作業部14が、第1セグメント20を囲む、平滑なスリーブ28を含んでいる。このスリーブ28は、(ヒトまたはヒトではない)患者の体腔を容易に通過する低摩擦面を作り出す。スリーブ28の材料例としては、限定はしないが、例えば(サウスカロライナ州オレンジバーグ(Orangeburg, SC)所在の)ゼウス・インク(Zeus, Inc)から入手可能である細片テフロン(登録商標)PTFE(Striped Teflon(R) PTFE)のようなポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluoroethylene)(PTFE)がある。一方法では、スリーブ28が第1セグメント20に、当技術で公知の熱収縮加工によって被せられる。一変形例では、作業部14が、スリーブ28は別として(または、全てのスリーブは別として)モノリシックとなっている。
図1から図2のガイドワイヤの実施形態における一実例では、作業部14が、全てのスリーブを別として、例えばニチノールデバイス&コンポーネント(Nitinol Device & Components)(カルフォルニア州フリーモント(Fremont, CA))から入手できるニチノールなどの超弾性合金からなり、患者の体腔に挿入するのに適した直径を有している。一具体例では、第1セグメント20が長さ1m以上、直径が実質的に0.46mmであり、第2セグメント22が長さ1m以上、直径が実質的に0.76mmであり、第3セグメント26が長さ実質的に0.08mであり、スリーブ28の壁厚が実質的に0.11mmである。他の寸法の選択は、当業者に委ねられる。
図1から図2のガイドワイヤの実施形態におけるガイドワイヤ構造体10を使用する一方法には、第1セグメント20をカテーテル24の第1ガイドワイヤ通路に遠位端16から挿入し、第2セグメント22をカテーテル24の第2ガイドワイヤ通路に遠位端16から挿入することが含まれる。次に、作業部14が最小限の距離だけカテーテル24の遠位端16を越えて伸長された状態で、カテーテル24が初期距離(initial distance)だけ患者の体腔に手で挿入される。次に、第1セグメント20へとつながっている第1ガイドワイヤ脚部12’を患者の外から手で押し、第1セグメント20の少なくとも一部をカテーテル24の遠位端16の向こうへと伸長する。次に、第2セグメントへとつながっている第2ガイドワイヤ脚部12’’を患者の外から押して、第2セグメント22の少なくとも一部をカテーテル24の遠位端16の向こうへと伸長し、第2セグメント22を体腔の壁部に対して固定する。次に、第1セグメント20を(臨床医が、または、手術用クランプ、ばね式クランプ、もしくは、コレットを使って)カテーテル24に対して固定し、カテーテル24を体腔に手でさらに押し込みながら、一方で第2ガイドワイヤ脚部12’’を患者の外から手で引っ張り、第2セグメント22の少なくとも一部を後退させる。(上記の2文に記載した)最後の2工程は、必要なだけ繰り返して、カテーテル24を体腔に完全に挿入する。
図1から図2のガイドワイヤの実施形態における不図示の一具体例では、医療用ガイドワイヤが、体腔の壁部に対する医療用ガイドワイヤの一時的な固定を向上させるために、表面隆起特徴部を含んでいる。一変形例では、表面隆起特徴部が第2セグメントにあり、第1セグメントにはない。これと同じ変形例または別の変形例では、表面隆起特徴部が雄ねじ部である。
本発明のガイドワイヤ構造体110の第2実施形態が図3から図5に示されている。図3から図5におけるガイドワイヤの実施形態の第1の表現(expression)は、医療用ガイドワイヤ112を含むガイドワイヤ構造体110のためのものである。医療用ガイドワイヤ112は作業部114を含み、この作業部114は、ループ・トラックとして、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130を有する医療用器械118の遠位端116を越えて伸長することができる。作業部114は外面132を含み、この外面132は繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部134を有しており、面隆起特徴部134は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130と作用可能に係合するように構成されている。
図3から図5のガイドワイヤの実施形態の第1の表現における一配置例では、作業部114が第1セグメント120および第2セグメント122を含み、面隆起特徴部134が第2セグメント122にあり、第1セグメント120にはない。一変形例では、面隆起特徴部134が、周期的なねじ山(雄ねじ部136ともいう)、周期的な歯部、周期的な孔部、および周期的な溝部からなるグループから選択される。同じまたは別の配置例では、作業部114が最大ループ・トラック長を有し、第1セグメント120および第2セグメント122が、合わせると、その最大ループ・トラック長の90%を越える長さを有し、第1セグメント120は第1の曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント122は第2の曲げ慣性モーメントを有し、そして、第1の曲げ慣性モーメントは、第2の曲げ慣性モーメントよりも小さい。
図3から図5におけるガイドワイヤの実施形態の第2の表現は、医療用ガイドワイヤ112を含むガイドワイヤ構造体110のためのものである。医療用ガイドワイヤ112は、作業部114を含み、この作業部114は、ループ・トラックとして、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130を有する医療用器械118の遠位端116を越えて伸長することができる。作業部114は、雄ねじ部136を有する外面132を含み、雄ねじ部136は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130と作用可能に係合するように構成されている。
なお、図3から図5におけるガイドワイヤの実施形態の第1表現のための前述した配置例は、雄ねじ部136が面隆起特徴部134である状態で、図3から図5におけるガイドワイヤの実施形態の第2表現に同じように応用できることに留意されたい。図3から図5におけるガイドワイヤの実施形態の第2表現の1つの実施可能例では、作業部114が患者の管腔内に接触するように構成されている。一具体例では、医療用器械118が結腸鏡であり、この結腸鏡は可撓性挿入管(可撓性カテーテルとしても知られている)124を含んでおり、医療用器械118の遠位端116は、結腸鏡の可撓性挿入管124の遠位端である。図5は、結腸内視術中に患者の結腸138の中に配置された医療用ガイドワイヤ112の作業部114を示している。一変形例では、図3から図5には示していないが、挿入管124が撮像装置、光路、および、少なくとも1つの医療装置通路(つまり、作業チャネル)を含む。医療装置通路は、ワイヤスネア(wire snare)のような医療装置を挿入して、胃腸内視術中にポリープの生検を行うためのものである。
図3から図5におけるガイドワイヤの実施形態の第2表現の一利用例では、作業部114が平滑なスリーブ128を含み、このスリーブ128は第1セグメント120のみを囲んでいる。一変形例では、作業部114が、スリーブ128は別として、本質的にニッケル‐チタン合金からなる。一応用例では、ニッケル‐チタン合金がニチノールである。
図3から図5におけるガイドワイヤの実施形態の第2表現における一構造例において、第1セグメント20および第2セグメント122は、実質的に同じ材料組成を有し、第1セグメント120が実質的に一定である第1の直径を有し、第2セグメント122が、雄ねじ部136を考慮に入れなければ、実質的に一定である第2の直径を有し、第1の直径が第2の直径よりも小さい。一変形例では、作業部114が第3セグメント126を含んでおり、この第3セグメント126は、第2セグメント122から第1セグメント120まで延びている。第3セグメント126は、所定の長さを有し、かつ、変化する第3の直径を有する。第3の直径は、第2セグメント122の近傍では第2の直径に実質的に等しく、第1セグメント120の近傍では第1の直径に実質的に等しい。一変更例では、第3セグメント126の第3直径が、第2セグメント122の近傍から第1セグメント120の近傍まで実質的に単調に減少する。別の変更例では、第3セグメント126の第3の直径が、第1セグメント120および第2セグメント122の近傍を除いて、第1および第2の直径よりも小さい。
図3から図5におけるガイドワイヤの実施形態の第2表現のガイドワイヤ構造体110を造るための第1の方法は、工程a)から工程e)を含む。工程a)は、所定直径のモノリシック・コア・ワイヤ(monolithic core wire)を用意することを含む。工程b)は、コア・ワイヤを機械加工し、第1セクション、第2セクション、および、第2セクションから第1セクションまで延びる移行セクションを造ることを含み、第1および第2セクションは、各々、実質的に一定の直径を有し、第1の直径は、第2の直径より小さい。工程c)は、コイルバネを用意することを含む。工程d)は、コイルバネを、第2セクションを囲むように配置することを含む。工程e)は、コイルバネを第2セクションに冶金により取り付けることを含み、ここでは、第1セクションが、全てのスリーブ128を除く第1セグメント120を実質的に画定し、冶金により取り付けられたコイルバネを備えた第2セクションは、第2セグメント122を実質的に画定する。
第1の方法の一実施可能例では、工程e)は、ろう付けおよびレーザ溶接からなるグループから選択される。第1の方法では、冶金により取り付けられたコイルバネが雄ねじ部136を画定する。同じまたは別の実施可能例では、コイルバネがニチノール製のコイルバネであり、直径が0.13mmから0.51mmまでの間である(一構造例では実質的に0.30mmである)。一変形例では、雄ねじ部136は、細かいピッチの応用例の場合、25.4mm(1インチ)当たり40個のねじ山の一定の間隔を有し、0.635mm(0.025インチ)のピッチを規定しており、粗いピッチの応用例の場合、25.4mm(1インチ)当たり10個のねじ山の一定の間隔を有し、2.54mm(0.10インチ)のピッチを規定している。他の変形例では、雄ねじ部136の間隔が、第2セグメント122の全長にわたって変化する。
図3から図5におけるガイドワイヤの実施形態の第2表現のガイドワイヤ構造体110を作るための第2の方法は、工程a)およびb)を含む。工程a)は、モノリシック・コア・ワイヤを用意することを含む。工程b)は、そのコア・ワイヤを機械加工して、全てのスリーブ128を除く第1セグメント120を造り、かつ、雄ねじ部136を含む第2セグメント122を造ることを含む。
図3から図5におけるガイドワイヤの実施形態の第2表現のガイドワイヤ構造体110を使用する一方法は、第1セグメント120をカテーテル124の第1ガイドワイヤ通路に遠位端116から挿入すること、および、第2セグメント122をカテーテル124の第2ガイドワイヤ通路に遠位端116から挿入して機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130に係合させることを含む。次に、作業部14が最小限の距離だけカテーテル124の遠位端116を越えて伸長された状態で、カテーテル124が初期距離だけ患者の体腔に手で挿入される。次に、第1セグメント120へとつながっている第1ガイドワイヤ脚部112’を患者の外から手で押して、第1セグメント120の少なくとも一部をカテーテル124の遠位端116の向こうへと伸長する。次に、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130を使用して、第2セグメント122を押し、第2セグメント122の少なくとも一部をカテーテル124の遠位端116を越えて伸長し、第2セグメント122を体腔の壁部に対して一時的に固定する。次に、カテーテル124を体腔に手でさらに押し込みながら、一方で、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130を使って、第2セグメント122を引っ張り、第2セグメント122の少なくとも一部をカテーテル124の中へと後退させる。最後の2工程は、必要なだけ繰り返して、カテーテル124を体腔に完全に挿入する。
ガイドワイヤ210の他の第1実施形態が図6に示されており、医療用ガイドワイヤ212を含んでいる。医療用ガイドワイヤ212は、医療用器械218の遠位端216を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ212は、第1セグメント220と第2セグメント222を含み、第1セグメント220は第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント222は第2曲げ慣性モーメントを有し、第1曲げ慣性モーメントは第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。第1セグメント220は自由端221を有し、この自由端221は、医療用ガイドワイヤ212が完全に伸長された場合に、医療用器械218の遠位端216を越えて伸長する。なお、このような自由端221により、医療用ガイドワイヤ212は非ループ・トラック式医療用ガイドワイヤになることを留意されたい。
図6のガイドワイヤ構造体210の一応用例では、固定が、一般に、第1セグメント220が折れ返り(fold back)、第2セグメント222を折れ返りはじめさせる(begin to fold back)ことによりなされる。一変形例では、カテーテル224の遠位端216を越えて伸長することができる医療用ガイドワイヤ212の一部は、長い長さを有する。一具体例では、第1セグメント220が長さ50mmから1mまでの間で、直径が実質的に0.25mmであり、第2セグメント222が長さ1m以上で、直径が実質的に0.76mmであり、第3セグメント226が長さ実質的に0.08mである。
図6のガイドワイヤ構造体210を使用する一方法は、第1のガイドワイヤセグメント220をカテーテル224のガイドワイヤ通路に近位端217から挿入することを含む。ガイドワイヤ構造体210をさらに前進させると、第2ガイドワイヤセグメント222が近位端217から同じガイドワイヤ通路の中へと前進する。カテーテル224は、手で患者の体腔に挿入される。次に、第2ガイドワイヤ部分222を患者の外側にある近位端217から手で前に前進させ、第1セグメント220と、第2セグメント222の少なくとも一部とをカテーテル224の遠位端216を越えて伸長し、第2セグメント222を体腔の壁部に対して一時的に固定する。次に、カテーテル224を手で体腔にさらに押し込みながら、一方で第2セグメント222を患者の外側から手で引っ張る。最後の2工程は、必要なだけ繰り返して、カテーテル224を体腔に完全に挿入する。
ガイドワイヤ構造体の別の第2実施形態が図7に示されている。図7のガイドワイヤ構造体310の第1表現は医療用ガイドワイヤ312を含み、この医療用ガイドワイヤ312は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330を有する医療用器械318の遠位端316を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ312は外面332を含み、外面332は、繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部334を有しており、面隆起特徴部334は機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330と作用可能に係合するように構成されている。医療用ガイドワイヤ312は自由端321を有し、この自由端321は、医療用ガイドワイヤ312が完全に伸長されたときに、医療用器械318の遠位端316を越えて伸長する。なお、このような自由端321により、医療用ガイドワイヤ312が非ループ・トラック式医療用ガイドワイヤになることを留意されたい。
図7のガイドワイヤ構造体310の第2表現は、医療用ガイドワイヤ312を含み、この医療用ガイドワイヤ312は医療用器械318の遠位端316を越えて伸長することができ、医療用器械318は機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330を有する。医療用ガイドワイヤ312は外面332を含み、外面332は雄ねじ部336を有しており、雄ねじ部336は機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330と作用可能に係合するように構成されている。医療用ガイドワイヤ312は自由端321を有し、この自由端321は、医療用ガイドワイヤ312が完全に伸長されたときに、医療用器械318の遠位端316を越えて伸長する。
図7のガイドワイヤ構造体310の第2表現の一応用例では、雄ねじ部336が体腔の壁部に沿って配置されたときに、雄ねじ部336自体が医療用ガイドワイヤ312を固定するように作用し、これは、医療用ガイドワイヤがどのように折り返されているかに無関係に、かつ、雄ねじ部336が医療用器械318の遠位端316から体腔の中へ奥深く伸長しているときに特にそのように作用する。一具体例では、第1セグメント320が長さ50mmから1mまでの間で、直径が実質的に0.25mmであり、第2セグメント322が長さ1m以上で、直径が実質的に0.76mmであり、第3セグメント326が長さ実質的に0.08mである。
図7のガイドワイヤ構造体310の第2表現を使う一方法は、第2セグメント322をカテーテル324のガイドワイヤ通路に遠位端316から挿入して機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330に係合させることを含む。一変形例では、機械式駆動アセンブリ330が、第2セグメント322および第1セグメント320を含むガイドワイヤ構造体310の全てをカテーテル324内で引っ張るのに使用される。カテーテル324の第2ガイドワイヤ通路は、もしあれば、他の付属品(accessories)のために完全に開けた状態に残される。次に、機械式ガイドワイヤアセンブリ330を使用して、第1セグメント320と、第2セグメント322の一部とを押し、カテーテル324の遠位端316を越え、体腔の中へと伸長し、第2セグメント322を体腔の壁部に対して一時的に固定する。次に、カテーテル324を手で体腔の中へとさらに押し込みながら、一方でガイドワイヤ駆動アセンブリ330が第2セグメント322を引いて、第2セグメント322の少なくとも一部をカテーテル324の中へ後退させる。最後の2工程は、必要なだけ繰り返して、カテーテル124を体腔に完全に挿入する。
〔医療用ガイドワイヤを有する医療用器械〕
本発明の第2の態様は、医療用ガイドワイヤを有する医療用器械に向けられたものである。本発明の医療用器械18の第1実施形態は、図1から図2に示されており、可撓性カテーテル24と、医療用ガイドワイヤ12とを含んでいる。カテーテル24は、遠位端16を有し、この遠位端16は、患者の体腔に挿入可能である。医療用ガイドワイヤ12は、作業部14を含んでおり、この作業部14は、ループ・トラックとしてカテーテル24の遠位端16を越えて伸長することができる。作業部14は、最大ループ・トラック長を有し、第1セグメント20および第2セグメント22を含み、第1セグメント20および第2セグメント22は、合わせると、最大ループ・トラック長の90%を超える長さがある。第1セグメント20は、第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント22は、第2曲げ慣性モーメントを有する。第1曲げ慣性モーメントは、第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。一具体例では、カテーテル24が可撓性内視鏡の挿入管である(内視鏡撮像装置、作業チャネル等は、明確化のために図1から図2において省略されている)。
図1から図2における医療用器械の実施形態における医療用器械18を操作する方法を次に説明する。この方法では、医療用ガイドワイヤ12が患者の外に配置された自由端を有し、第1セグメント20へとつながっている第1ガイドワイヤ脚部12’を有し、かつ、患者の外に配置された自由端を有し、第2セグメント22へとつながっている第2ガイドワイヤ脚部12’’を有する。この方法は、工程a)から工程d)を含む。工程a)は、カテーテル24の遠位端16を初期距離だけ患者の体腔に手で挿入することを含む。工程b)は、第1ガイドワイヤ脚部12’を手で押して、第1セグメント20の少なくとも一部をカテーテル24の遠位端16を越えて伸長することを含む。工程c)は、第2ガイドワイヤ脚部12’’を手で押して、第2セグメント22の少なくとも一部をカテーテル24の遠位端16を越えて伸長し、第2セグメント22を体腔の壁部に対して一時的に固定することを含む。工程d)は、第1ガイドワイヤ脚部12’をカテーテル24に対して固定し、カテーテル24をさらに体腔に手で押し込みながら、一方で第2ガイドワイヤ脚部12’’を手で引っ張り、第2セグメント22の少なくとも一部を後退させることを含む。この方法の一拡張例では、工程c)および工程d)が繰り返される。
本発明の医療用器械118の第2実施形態が図3から図5、および図8から図11に示されている。図3から図5、および図8から図11における医療用器械の実施形態の第1表現は、可撓性カテーテル124、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130、および、医療用ガイドワイヤ112を含む医療用器械118のためのものである。カテーテル124は遠位端116を有し、この遠位端116は、患者の体腔に挿入可能である。医療用ガイドワイヤ112は、作業部114を含んでおり、この作業部114は、ループ・トラックとしてカテーテル124の遠位端116を越えて伸長することができる。作業部114は外面132を含み、この外面132は繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部134を有しており、面隆起特徴部134は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130と作用可能に係合するように構成されている。
図3から図5、および図8から図11における医療用器械の実施形態における第1表現の一配置例では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130が面隆起特徴部係合用構成部分(surface-elevation-feature engaging component)140を含み、この面隆起特徴部係合用構成部分140は、カテーテル124内で、カテーテル124の遠位端116の方に配置されている。「遠位端の方に(toward the distal end)」とは、近位端よりも遠位端に近いことを意味する。面隆起特徴部係合用構成部分の例としては、限定はしないが、ナットギア(nut gear)142、ウォームギア(worm gear)、スポークギア(spoke gear)などである。なお、図3から図5におけるガイドワイヤの実施形態の第1表現の前述した配置例、変形例等は、図3から図5、および図8から図11における医療用器械の実施形態の第1表現にも同じように応用できることに留意されたい。
図3から図5、および図8から図11における医療用器械の実施形態の第2表現は、可撓性カテーテル124、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130、および、医療用ガイドワイヤ112を含む医療用器械118のためのものである。カテーテル124は遠位端116を有し、この遠位端116は、患者の体腔に挿入可能である。医療用ガイドワイヤ112は、作業部114を含み、この作業部14は、ループ・トラックとしてカテーテル124の遠位端116を越えて伸長することができる。作業部114は外面132を含み、この外面132は機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130と作用可能に係合するように構成された雄ねじ部136を有する。
図3から図5、および図8から図11における医療用器械の実施形態の第2表現の第1構造では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130がモータ144、平歯車146、および、ナットギア142を含む。モータ144は、回転可能なモータ軸148を有し、平歯車146はそのモータ軸148に取り付けられている。ナットギア142は、外歯(external teeth)150を含んでおり、この外歯150は、平歯車146とかみ合っている。ナットギア142は雌ねじ部152を含み、雌ねじ部152は医療用ガイドワイヤ112の雄ねじ部136とねじ結合している。平歯車146およびナットギア142は、カテーテル124の内部に配置されている。
第1構造の一変形例では、モータ144がカテーテル124の内部に配置される。不図示の別の変形例では、モータがカテーテルの近位端の外部に配置され、モータのモータ軸は可撓性のモータ軸である。不図示の一変更例では、モータが医療用器械のハンドルの中に配置される。不図示の他の変更例では、モータがコンソールの中に配置される。モータの他の配置は、当業者に委ねられる。一応用例では、モータ144がロータリーモータである。他の応用例では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリがリニアモータを含んでいる。
図3から図5、および図8から図11における医療用器械の実施形態の第2表現の第2構造(不図示)は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130がモータを含んでいないが、モータを備えない機構を含み、この機構を臨床医が使用して医療用ガイドワイヤを伸長する。一具体例では、このモータを備えない機構が手回し式クランクを含み、この手回し式クランクが回転可能である可撓性出力軸を有し、この出力軸が、医療用ガイドワイヤに適切に作用するように接続することができるギアボックスにつながっている。他の具体例は、当業者に委ねられる。
図3から図5、および図8から図11における医療用器械の実施形態における第2表現の一実施可能例では、作業部114が第1セグメント120および第2セグメント122を含んでいる。雄ねじ部136が第2セグメント122にあり、第1セグメント120にはない。一変形例では、作業部114が最大ループ・トラック長を有し、第1セグメント120および第2セグメント122は、合わせると、最大ループ・トラック長の90%を超える長さがある。この変形例では、第1セグメント120は、第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント122は、第2曲げ慣性モーメントを有する。第1曲げ慣性モーメントは、第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。一変更例では、作業部114が第3セグメント126を含んでおり、この第3セグメント126は、第2セグメント122から第1セグメント120まで延びている。第3セグメント126は、所定の長さを有し、かつ、変化する第3の直径を有する。変化する第3の直径は、第2セグメント122の近傍では、第2の直径に実質的に等しく、第1セグメント120の近傍では、第1の直径に実質的に等しい。一具体例では、ナットギア142の雌ねじ部152がカテーテル124の遠位端116から所定の距離のところに配置され、この所定の距離は、医療用ガイドワイヤ112の作業部114の第3セグメント126の長さに実質的に等しい。
図3から図5、および図8から図11における医療用器械の実施形態における第2表現の一配置例では、カテーテル124が可撓性内視鏡の挿入管である(内視鏡撮像装置、作業チャネル等は、明確化のため図3から図5および図8から図11において省略されている)。一変形例では、作業部114が、第1セグメント120のみを囲む、平滑なスリーブ128を含んでいる。材料の一選択例では、作業部114が、スリーブ128を除いて、本質的にニッケル‐チタン合金からなる。一応用例では、ニッケル‐チタン合金がニチノールである。
本段落では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130の実施形態の一構成例をより詳細に説明する。図8に示すように、医療用ガイドワイヤ112の第1セグメント120は、カテーテル124内の第1ガイドワイヤ通路154から延びているところが見られ、医療用ガイドワイヤ112の第2セグメント122がカテーテル124内の第2ガイドワイヤ通路156から延びているのが見られる。このような構成では、カテーテル124がより剛性の高い部分158を有し(例えば、射出成形されたポリカーボネイトまたは他のプラスチック製の部分であって、クラムシェル方式(clamshell fashion)ではまり合う2つの半部を有するもの)、このより剛性の高い部分158が機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130を収容しており、かつ、モータ144を抑える安定化リブ160を有している。医療用器械118は、モータ144へ電力を供給するリード部(lead)162をも含んでいる。一具体例では、モータ144が、(フロリダ州クリアウォーター(Clearwater, Florida)所在のマイクロモ・エレクトロニクス・インク(MicroMo Electronics, Inc)から入手可能な)ファールハーバーモータ(Faulhaber motor)モデル0816−006のような小型DC(直流)モータであり、減速比64:1を有するギアボックスを備えている。この例では、平歯車146が12の歯を有し、ピッチ円直径が8mmであり、モータのない反対の側においてギアベアリング164によって支持されている。この例では、ナットギア142が6または12の外歯150を有し、一対のボス部166で直線方向に抑えられている。したがって、モータ144の回転および逆回転により、医療用ガイドワイヤ112の第2セグメント122の伸縮が生じる。一応用例では、空気が体腔の中へと第1ガイドワイヤ通路154を介して結腸内視術中に導入される。不図示の他の構成例では、平歯車が2つの自在継ぎ手の間に配置され、これら2つの自在継ぎ手は、共に、2つのより小さいモータの間に配置されて、当業者には理解できるように、カテーテルをより緊密で小さい半径で曲げられるようにする。他の構成例は、当業者に委ねられる。
図3から図5、および図8から図11における医療用器械の実施形態の第2表現の医療器械118を操作する方法を次に説明する。この方法では、医療用ガイドワイヤ112が、患者の外に配置された自由端を有し、第1セグメント120へとつながっている第1ガイドワイヤ脚部112’を有する。この方法は、工程a)から工程d)を含む。工程a)は、カテーテル124の遠位端116を初期距離だけ患者の体腔に手で挿入することを含む。工程b)は、第1ガイドワイヤ脚部112’を手で押して、第1セグメント120の少なくとも一部をカテーテル124の遠位端116を越えて伸長することを含む。工程c)は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130を使って、第2セグメント122の少なくとも一部をカテーテル124の遠位端116を越えて伸長し、第2セグメント122を体腔の壁部に対して一時的に固定することを含む。工程d)は、カテーテル124を体腔に手でさらに押し込みながら、一方で機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130を使って第2セグメント122を引いて、第2セグメント122の少なくとも一部をカテーテル124の中へと後退させることを含む。この方法の一拡張例では、工程c)および工程d)が繰り返される。
医療用器械218の別の第1実施形態が図6に示されており、可撓性カテーテル224および医療用ガイドワイヤ212を含んでいる。カテーテル224は、遠位端216を有し、この遠位端216は患者の体腔に挿入可能である。医療用ガイドワイヤ212は、カテーテル224の遠位端216を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ212は、第1セグメント220および第2セグメント222を含んでおり、第1セグメント220は、第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント222は、第2曲げ慣性モーメントを有し、第1曲げ慣性モーメントは第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。第1セグメント220は自由端221を有し、自由端221は、医療用ガイドワイヤ212が完全に伸長されたときに、カテーテル224の遠位端216を越えて伸長する。
医療用器械の別の第2実施形態が図7に示されている。図7における医療用器械318の第1表現は、可撓性カテーテル324、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330、および、医療用ガイドワイヤ312を含んでいる。カテーテル324は、遠位端316を有し、遠位端316は、患者の体腔に挿入可能である。医療用ガイドワイヤ312は、カテーテル324の遠位端316を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ312は外面332を含んでおり、外面332は、繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部334を有し、この面隆起特徴部334は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330と作用可能に係合するように構成されている。医療用ガイドワイヤ312は自由端321を有し、自由端321は、医療用ガイドワイヤ312が完全に伸長されたときに、カテーテル324の遠位端316を越えて伸長する。
図7における医療用器械318の第2表現は、可撓性カテーテル324、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330、および、医療用ガイドワイヤ312を含んでいる。カテーテル324は遠位端316を有し、遠位端316は患者の体腔に挿入可能である。医療用ガイドワイヤ312は、カテーテル324の遠位端316を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ312は外面332を含んでおり、外面332は雄ねじ部336を有し、雄ねじ部336は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330と作用可能に係合するように構成されている。医療用ガイドワイヤ312は自由端321を有し、自由端321は、医療用ガイドワイヤ312が完全に伸長されたときに、カテーテル324の遠位端316を越えて伸長する。
〔調整されたガイドワイヤの供給を有する医療用器械〕
本発明の第3の態様は、ガイドワイヤの供給が制御される医療用器械に向けられており、この医療用器械の第1実施形態が図3から図4、および図12に示されている。図3から図4、および図12における実施形態の第1表現は、可撓性カテーテル124、医療用ガイドワイヤ112、および、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130を含む医療用器械118のためのものである。カテーテル124は、遠位端116を有し、遠位端116は患者の体腔に挿入可能である。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130は、医療用ガイドワイヤ112と作用可能に係合して、医療用ガイドワイヤ112をカテーテル124の遠位端116を越えて伸長するように構成されている。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130は、モータ144を含んでおり、かつ、コントローラ168を含んでおり、コントローラ168は、駆動力を用いてモータ144を駆動し、この駆動力は予め定められた上限を有する。
本発明の第3の態様の最も広い応用例では、前段落で説明したように、医療用ガイドワイヤ112がループ・トラック式または非ループ・トラック式ガイドワイヤであることがあり、医療用ガイドワイヤ112は、必須ではないが、異なる曲げモーメント指数(bending moment indices)および/または異なる直径(または他の異なる断面形状/大きさ)を有するセグメントを有していてもよく、医療用ガイドワイヤ112は、必須ではないが、雄ねじ部136のような面隆起特徴部134を有していてもよい。不図示の一実例では、機械式のピンチローラが、外側の面が滑らかである(smooth-exterior-surfaced)医療用ガイドワイヤをカテーテルの遠位端を越えて伸長する。
図3から図4、および図12における実施形態の第1表現の一配置例では、モータ144がロータリーモータであり、このロータリーモータは、コントローラ168の駆動力に応じてトルクを生成する。一変形例では、モータ144がDC(直流)モータであり、駆動力が電流であり、トルクは電流に関連付けられており、予め定められた上限は予め定められた電流の上限であり、コントローラ168は電流のリミッター170を含み、このリミッター170が電流を予め定められた電流の上限に制限する。一実施例では、予め定められた電流の上限が、少なくとも、DCモータのトルクの実測値、および、電流の上限が予め全く定められていない医療用器械118を使って少なくとも一回の医療処置を受けた少なくとも一人の患者の満足度から経験的に確立される。他の種類の駆動力、例えば、限定はしないが、パルス幅変調(PWM)や他の種類のモータなどは、当業者に委ねられる。一具体例では、リード部(lead)169が電力をコントローラ168に供給し、リード部162が電力をモータ144にコントローラ168から供給する。
図3から図4および図12における第1表現の一実施可能例では、医療用ガイドワイヤ112が作業部114を含み、この作業部114がループ・トラックとしてカテーテル124の遠位端116を越えて伸長することができ、作業部114は、最大ループ・トラック長を有し、第1セグメント120および第2セグメント122を含み、第1セグメント120および第2セグメント122は、合わせると、最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有する。この実施可能例では、第1セグメント120が第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント122は第2曲げ慣性モーメントを有し、第1曲げ慣性モーメントは、第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。この実施可能例では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130が第2セグメントと作用可能に係合し、第1セグメントとは作用可能に係合しないように構成されている。
図3から図4、および図12における実施形態の第1表現の一構造によれば、モータ144がカテーテル124の遠位端116の50cm以内に配置される。一変形例では、カテーテル124が可撓性内視鏡の挿入管である。なお、モータ144がカテーテル124の遠位端116の方に、かつ、遠位端116の近傍に配置されている一利用例では、ギアボックス172へつながっているモータ軸148の長さが短くなり、当業者には分かるであろうが、患者の不快感がモータの駆動力にさらに関連づけられることに留意されたい。一変更例では、ギアボックス172が、図8に示した機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130の特定の実施形態の平歯車146およびナットギア142構造を含んでいる。
図3から図4、および図12における実施形態の第2表現は、可撓性カテーテル124、医療用ガイドワイヤ112、および、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130を含む医療用器械118のためのものである。カテーテル124は、遠位端116を有し、この遠位端116は、患者の体腔に挿入できる。医療用ガイドワイヤ112は、作業部114を含み、この作業部114は、ループ・トラックとしてカテーテル124の遠位端116を越えて伸長することができる。作業部114は、外面132を有し、外面132は、繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部134を有する。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130は、面隆起特徴部134と作用可能に係合するように構成されている。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130はモータ144を含み、かつ、モータ144を駆動力で駆動するコントローラ168を含み、この駆動力は予め定められた上限を有する。
図3から図4、および図12における実施形態の第2表現の一利用例では、作業部114が第1セグメント120および第2セグメント122を含み、面隆起特徴部134が第2セグメント122にあり、第1セグメント120にはない。なお、図3から図4、および図12における実施形態の前述した第1表現の配置例、実施可能例、構造例等は、図3から図4、および図12における実施形態の第2表現にも同じように適用可能であることに留意されたい。
図3から図4、および図12の実施形態の第3表現は、可撓性カテーテル124、医療用ガイドワイヤ112、および、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130を含む医療用器械118のためのものである。カテーテル124は遠位端116を有し、遠位端116は患者の体腔に挿入可能である。医療用ガイドワイヤ112は作業部114を含み、この作業部114はループ・トラックとしてカテーテル124の遠位端116を越えて伸長することができる。作業部114は外面132を含み、外面132は、雄ねじ部136を有する。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130は、雄ねじ部136と作用可能に係合するように構成されている。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ130はモータ144を含み、かつ、モータ144を駆動力で駆動するコントローラ168を含み、この駆動力は、予め定められた上限を有する。
図3から図4、および図12における実施形態の第3表現の一利用例では、作業部114が第1セグメント120および第2セグメント122を含み、雄ねじ部136が第2セグメント122にあり、第1セグメント120にはない。なお、図3から図4、および図12における実施形態の前述した第1表現の配置例、実施可能例、構造例等は、図3から図4、および図12における実施形態の第3表現にも同じように適用可能である。
本発明の第3の態様の第2実施形態が図7および図13に示されている。図7および図13における実施形態の第1表現は、可撓性カテーテル324、医療用ガイドワイヤ312、および、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330を含む医療用器械318のためのものである。カテーテル324は遠位端316を有し、遠位端316は患者の体腔に挿入可能である。医療用ガイドワイヤ312は、カテーテル324の遠位端316を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ312は外面332を含み、外面332は、繰り返し現れる、一連の離間して配置された面隆起特徴部334を有する。医療用ガイドワイヤ312は自由端321を有し、この自由端321は、医療用ガイドワイヤ312が完全に伸長されたときに、カテーテル324の遠位端316を越えて伸長する。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330は、面隆起特徴部334と作用可能に係合するように構成されている。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330は、モータ344を含んでおり、かつ、コントローラ368を含んでいる。コントローラ368は、モータ344を駆動力で駆動し、この駆動力は、予め定められた上限を有する。
図7および図13における実施形態の第2表現は、可撓性カテーテル324、医療用ガイドワイヤ312、および、機械式ガイドワイヤアセンブリ330を含む医療用器械318のためのものである。カテーテル324は遠位端316を有し、遠位端316は患者の体腔に挿入可能である。医療用ガイドワイヤ312は、カテーテル324の遠位端316を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ312は外面332を含み、この外面332は雄ねじ部336を有する。医療用ガイドワイヤ312は自由端321を有し、この自由端321は、医療用ガイドワイヤ312が完全に伸長されたときに、カテーテル324の遠位端316を越えて伸長する。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330は、雄ねじ部336と作用可能に係合するように構成されている。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ330はモータ344を含み、かつ、コントローラ368を含み、このコントローラ368は駆動力でモータ344を駆動し、この駆動力は、予め定められた上限を有する。
図7および図13における実施形態の第2表現の一具体例では、リード部369がコントローラ368に電力を供給し、リード部362が電力をモータ344へコントローラ368から供給する。
〔カテーテルおよび医療用ガイドワイヤを有する医療用器械〕
本発明の第4の態様は、カテーテルおよび医療用ガイドワイヤを有する医療用器械に向けられたものであり、実施形態が図14から図16に示されている。図14から図16における実施形態の第1表現は、可撓性カテーテル424および医療用ガイドワイヤ412を含む医療用器械418のためのものである。カテーテル424は遠位端部分417を有し、この遠位端部分417は弾頭形状をしていて、患者の体腔に挿入可能であり、少なくとも1つのガイドワイヤ通路用開口部474を有する。医療用ガイドワイヤ412は、作業部414を有し、作業部414は、少なくとも1つのガイドワイヤ通路用開口部474を越えて伸長することができる。
実質的に弾頭形状を有するカテーテルの遠位端部分417は、実質的に円形の形状をした外周を有する断面のカテーテル遠位端部分417であり、その円形は、遠位端416に向けて移動すると大きさが連続的に小さくなり、遠位端416は、側面図で見られるように、丸くなっているか、平坦である。一変形例では、遠位端部分417が実質的に半円形をしており、遠位端416が図14に見られるように丸くなっている。不図示の別の変形例では、遠位端部分が実質的に切頂の円錐形(円錐台形)(truncated conical shape)をしており、遠位端が平坦である。実質的に放物線状の遠位端部分を含む他の変形例は、当業者に委ねられる。
図14から図16における実施形態の第1表現の最も広い応用例では、2つ前の段落に記載したように、医療用器械418は、必須ではないが、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430を有していてもよく、医療用ガイドワイヤ412は、ループ・トラック式または非ループ・トラック式ガイドワイヤであることができ、医療用ガイドワイヤ412は、必須ではないが、異なる曲げモーメント指標および/または異なる直径(または他の異なる断面形状/大きさ)を有するセグメントを有していてもよく、医療用ガイドワイヤ412は、必須ではないが、雄ねじ部436のような面隆起特徴部434を有していてもよい。
図14から図16の実施形態の第1表現の一実施例では、作業部414がループ・トラックとして少なくとも1つのガイドワイヤ通路開口部474を越えて伸長することができる。一変形例では、作業部414が最大ループ・トラック長を有し、かつ、第1セグメント420および第2セグメント422を含み、第1セグメント420および第2セグメント422は、合わせると、最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有し、第1セグメント420は、第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント422は第2曲げ慣性モーメントを有し、第1曲げ慣性モーメントは第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。同じまたは別の変形例では、医療用器械418が機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430を含み、作業部414が第1セグメント420および第2セグメント422を含み、第2セグメントは、繰り返し現れる、一連の離間して配置された面隆起特徴部434を含み、この面隆起特徴部434は機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430と作用可能に係合するように構成されており、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430は、面隆起特徴部係合用構成部分440を含み、この構成部分440は、カテーテル424内において遠位端416の方に配置されている。一具体例では、面隆起特徴部44が雄ねじ部436である。
図14から図16における実施形態の第2表現は、可撓性カテーテル424、医療用ガイドワイヤ412、および、少なくとも1つのワイヤ長カウンタ476および478を含む医療用器械418のためのものである。カテーテル424は遠位端416を有し、この遠位端416は患者の体腔に挿入可能である。医療用ガイドワイヤ412は作業部414を有し、この作業部414はカテーテル424の遠位端416を越えて伸長することができる。少なくとも1つのワイヤ長カウンタ476および478は、カテーテル424の遠位端416を越えて伸長されている作業部414の長さを測定するために、医療用ガイドワイヤ412に、適切に作用するように接続可能である。
図14から図16における実施形態の第2表現の最も広い応用例では、前の段落に記載したように、医療用器械418が、必須ではないが、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430を有していていもよく、医療用ガイドワイヤ412はループ・トラック式または非ループ・トラック式の医療用ガイドワイヤであることができ、医療用ガイドワイヤ412は、必須ではないが、異なる曲げモーメント指標および/または異なる直径(または他の異なる断面形状/大きさ)を有するセグメントを有することであってもよく、医療用ガイドワイヤ412は、必須ではないが、雄ねじ部436のような面隆起特徴部434を有することであってもよい。
なお、ワイヤ長カウンタ476および478は、伸長されたワイヤの基準位置からの伸長した長さを測定する任意の装置であり、このような装置は当業者に公知であることに留意されたい。また、図14から図16における実施形態の第1表現の実施例、変形例、具体例等は、図14から図16における実施形態の第2表現に同じように応用可能であることも留意されたい。
図14から図16における実施形態の第2表現の一応用例では、少なくとも1つのワイヤ長カウンタ476および478が第1ワイヤ長カウンタ476を含んでおり、この第1ワイヤ長カウンタ476は、カテーテル424の遠位端416を越えて伸長された第2セグメント422の長さを測定するために、第2セグメント422に、適切に作用するように接続可能である。一変形例では、少なくとも1つのワイヤ長カウンタ476および478が第2ワイヤ長カウンタ478を含んでおり、この第2ワイヤ長カウンタ478は、カテーテル424の遠位端416を越えて伸長された第1セグメント420の長さを測定するために、第1セグメント420に、適切に作用するように接続可能である。なお、この応用例および/または変形例は、当業者には分かるように、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430があってもなくても使用することができることに留意されたい。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430が利用されている一変更例では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430がモータ軸449を有するモータ444を含み、第1ワイヤ長カウンタ476がエンコーダ480を含み、このエンコーダ480がモータ軸449に適切の作動するように接続されている。不図示の一実施可能例では、第1ワイヤ長カウンタ476および第2ワイヤ長カウンタ478が、臨床医から見えるコンソールに(画像表示部または数字表示部のような)表示部を含んでいる。不図示の一拡張例では、カテーテル424が長さの目印を含んでいる。一具体例では、リード部462が電力をモータ144に供給する。
図14から図16における実施形態の第3表現は、可撓性カテーテル424、医療用ガイドワイヤ412、および、力/トルク制限クラッチ482を含む医療用器械418のためのものである。カテーテル424は遠位端416を有し、この遠位端416は患者の体腔に挿入可能である。医療用ガイドワイヤ412は作業部414を含み、この作業部414はカテーテル424の遠位端416を越えて伸長することができる。力/トルク制限クラッチ482は、医療用ガイドワイヤ412に適切に作用するように接続可能である。
図14から図16における実施形態の第3表現における最も広い応用例では、前の段落に記載したように、医療用器械418が、必須ではないが、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430を有していていもよく、医療用ガイドワイヤ412はループ・トラック式または非ループ・トラック式の医療用ガイドワイヤであることができ、医療用ガイドワイヤ412は、必須ではないが、異なる曲げモーメント指標および/または異なる直径(または他の異なる断面形状/大きさ)を有するセグメントを有することであってもよく、医療用ガイドワイヤ412は、必須ではないが、雄ねじ部436のような面隆起特徴部434を有することであってもよい。不図示の一具体例では、医療用ガイドワイヤが臨床医によって手で伸長され、力/トルク制限クラッチは、力制限クラッチを含んでいる。他の具体例では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430が利用されており、かつ、モータ444を含んでおり、モータ444はロータリ・モータであり、力/トルク制限クラッチ482はトルク制限クラッチである。他の具体例は、当業者に委ねられる。
図14から図16における実施形態の第3表現の一利用例では、医療器械418が機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430をも含み、医療用ガイドワイヤ412が機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430と作用可能に係合するように構成されており、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430が力/トルク制限クラッチ482を含んでいる。一変形例では、力/トルク制限クラッチ482が摩擦クラッチ483を含んでいる。一変更例では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430が(限定はしないがモータ軸448のような)回転可能軸およびギアボックス472を含み、ギアボックス472は、医療用ガイドワイヤ412と適切に作用するように係合するように構成されており、摩擦クラッチ483が(モータシャフト448のような)回転可能軸とギアボックス472との間において、回転可能軸とギアボックス472とに適切に作用するように接続されている。一具体例では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ430がモータ444を含み、このモータ444が(モータ軸448のような)回転可能軸に適切に作用するように接続されている。
図14から図16における実施形態の第3表現の一構造例では、図16の摩擦クラッチ483が(不図示の)カプラーを含み、このカプラーは(この構造例では)可撓性のある(モータ軸448のような)回転可能軸により回転され、6つの指状突出部を含む。6つの指状突出部は、摩擦クラッチ483の六角形出力軸481を囲んでいる。カプラーは、複数のO−リングをも含んでおり、これらのO−リングは、指状突出部を囲み、圧力を加える。動いている医療用ガイドワイヤ412が限界抵抗(threshold resistance)に出会うと、六角形出力軸481が回転することを止め、回転している指状突出部が六角形出力軸481の角部を越えてスリップする。医療用ガイドワイヤ412が出会った抵抗が限界抵抗(threshold resistance)を下回った場合、回転している指状突出部は、六角形出力軸481の平坦部にとどまる。このようにして、摩擦クラッチ483のこのような構造は、六角形出力軸481の回転を、限界抵抗になった場合に中断させるが、抵抗が限界値を下回った場合に、回転を許容する。摩擦クラッチおよび/または力/トルク制限クラッチ482の他の構造は、当業者に委ねられる。
〔ガイドワイヤおよび関節式カテーテルを有する医療用器械〕
本発明の第5の態様は、ガイドワイヤおよび関節式カテーテルを有する医療用器械に向けられたものであり、その第1実施形態が図17から図18に示されている。図17から図18における実施形態の第1表現は、可撓性カテーテル524と、医療用ガイドワイヤ512を含む医療用器械518のためのものである。カテーテル524は、患者の体腔に挿入可能な遠位端516と関節式セクション584とを有し、関節式セクション584は、体腔の外から制御できるように構成されている。医療用ガイドワイヤ512は、作業部514を含み、作業部514はループ・トラックとしてカテーテル524の遠位端516を越えて伸長することができる。作業部514は、最大ループ・トラック長を有し、第1セグメント520および第2セグメント522を含み、第1セグメント520および第2セグメント522は、合わせると、最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有する。第1セグメント520は、第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント522は、第2曲げ慣性モーメントを有する。第1曲げ慣性モーメントは、第2曲げ慣性モーメントより小さい。
図17から図18における実施形態の第1表現の最も広い応用例では、前の段落に記載したように、医療用器械518が、必須ではないが、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ530を有していてもよく、医療用ガイドワイヤ512が、必須ではないが、雄ねじ部536のような面隆起特徴部534を有していてもよい。
図17から図18における実施形態の第1表現の一配置例では、関節式セクション584が遠位端516の方に(そして、一具体例では近傍に)配置されている。一変形例では、医療用器械518が、制御入力装置588を有するハンドル586を含み、ハンドル586がカテーテル524に接続されており、制御入力装置588が関節式セクション584に適切に作用するように接続されている。制御入力装置の例としては、限定はしないが、回転可能な制御ノブ、制御スイッチ、および、制御ボタンがある。一変更例では、制御入力装置588が制御ノブ590を含み、医療用器械518が2つの制御ケーブル592を含み、制御ケーブル592の各々が一端を関節式セクション584内にある対応する固定点594に接続されており、かつ、各々が他端を制御ノブ590に適切に作用するように接続されており、当業者には分かるように、制御ノブ590を回すと、関節式セクション584が一方の方向に曲がり、制御ノブ590を反対に回すと、関節式セクション584が反対の方向に曲がる。関節式セクション584を曲げるための他の機構は、当業者に委ねられる。一応用例では、カテーテル524が、可撓性内視鏡の挿入管である(内視鏡撮像装置、作業チャネル等は、明確化のため、図17から図18で省略されている)。
図17から図18における実施形態の第2表現は、可撓性カテーテル524、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ530、および、医療用ガイドワイヤ512を含む医療用器械518のためのものである。カテーテル524は、患者の体腔に挿入可能である遠位端516および関節式セクション584を有し、関節式セクション584は体腔の外から制御されるように構成されている。医療用ガイドワイヤ512は、作業部514を含み、作業部514は、ループ・トラックとしてカテーテル524の遠位端516を越えて伸長することができる。作業部514は外面532を含み、外面532は、繰り返し現れる、一連の離間して配置された面隆起特徴部534を有し、この面隆起特徴部534は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ530と作用可能に係合するように構成されている。
図17から図18における実施形態の第2表現の一配列では、関節式セクション584が遠位端516の方へ(そして一具体例では近傍に)配置されている。一変形例では、医療用器械518が、制御入力装置588を有するハンドル586を含み、ハンドル586はカテーテル524に接続されており、制御入力装置588は関節式セクション584に適切に作用するように接続されている。
図17から図18における実施形態の第2表現の一実施可能例では、作業部514が第1セグメント520および第2セグメント522を含み、面隆起特徴部534が第2セグメント522にあり、第1セグメント520にはない。一変形例では、作業部514が最大ループ・トラック長を有し、第1セグメント520および第2セグメント522が、合わせると、最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有する。この変形例では、第1セグメント520が第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント522が第2曲げ慣性モーメントを有し、第1曲げ慣性モーメントは第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。
図17から図18における実施形態の第3表現は、可撓性カテーテル524、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ530、および、医療用ガイドワイヤ512を含んでいる医療用器械518のためのものである。カテーテル524は、患者の体腔に挿入可能な遠位端516および関節式セクション584を有し、関節式セクション584は、体腔の外から制御されるように構成されている。医療用ガイドワイヤ512は、作業部514を含み、この作業部514は、ループ・トラックとしてカテーテル524の遠位端516を越えて伸長することができる。作業部514は雄ねじ部536を有する外面532を含み、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ530と作用可能に係合するように構成されている。
前述した図17から図18における実施形態の第2表現の配列例、実施可能例等は、図17から図18における実施形態の第3表現に同じように応用可能であり、このような第2表現の面隆起特徴部534は、このような第3表現の雄ねじ部536である。一変更例では、作業部514が、第2セグメント522から第1セグメント520まで伸長している第3セグメント526を含み、第3セグメント526は、所定の長さと、変化する第3の直径を有し、この第3の直径は、第2セグメント522の近傍では(第2セグメント522の)第2直径と実質的に等しく、第1セグメント520の近傍では(第1セグメント520の)第1直径と実質的に等しい。
図17から図18における実施形態の第3表現の一実施可能例は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ530は、モータ544を含み、このモータ544はカテーテル524の内部に配置されている。一変形例では、リード部562がモータ544に電力を供給し、モータ544がモータ軸548を回転させる。モータ軸548はギアボックス572に適切に作動するように接続されており、ギアボックス572は、医療用ガイドワイヤ512に適切に作動するように接続可能である。同じまたは別の実施可能例では、カテーテル524が可撓性内視鏡の挿入管である。
本発明の第5の態様の第2実施形態が図19に示されており、この図では、ギアボックス672の近位に延びている医療用ガイドワイヤ612における(雄ねじ部636を含む)第2セグメント622の一部が明確化のために省略されているが、これは、図18に示したギアボックス/ガイドワイヤ配置のように見えるであろう。図19の医療用器械618の実施形態は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ630のモータ644が、カテーテル624ではなくハンドル686の中に配置されている点を除き、かつ、より長い、可撓性のあるモータ軸648がモータ644をギアボックス672に適切に作用するように接続する点を除き、図17から図18の医療用器械518の実施形態と同一である。関節式セクション684、制御入力装置688、制御ケーブル692、固定点694、および、電力をモータ644に供給するリード部662も図19に示されている。
本発明の第5の態様の第3実施形態が図20に示されており、この図では、ギアボックス772の近位に延びている医療用ガイドワイヤ712における(雄ねじ部736を含む)第2セグメント722の一部が明確化のために省略されているが、これは、図18に示したギアボックス/ガイドワイヤ配置のように見えるであろう。図20の医療用器械718の実施形態は、医療用ガイドワイヤ712が、完全に伸長された場合、遠位端716を越えて伸長している自由端721を有する点を除き、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ730のモータ744がハンドル786およびカテーテル724の外部に配置されている点を除き、第2ギアボックス773がハンドル786の中に配置されている点を除き、長い可撓性のあるモータ軸648がモータ744を第2ギアボックス773に適切に作用するように接続している点を除き、かつ、接続軸796が第2ギアボックス773を第1ギアボックス772に適切に作動するように接続している点を除き、図17から図18の医療用器械518の実施形態と同一である。関節式セクション784、制御入力装置788、制御ケーブル792、固定点794、および、電力をモータ744に供給するリード部762も図20に示されている。
図20における実施形態の第1表現は、可撓性カテーテル724および医療用ガイドワイヤ712を含む医療用器械718のためのものである。カテーテル724は、患者の体腔に挿入可能な遠位端716および関節式セクション784を有し、関節式セクション784は、体腔の外部から制御されるように構成されている。医療用ガイドワイヤ712は、カテーテル724の遠位端716を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ712は、第1セグメント720と、第2セグメント722とを含んでいる。第1セグメント720は第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメントは第2曲げ慣性モーメントを有し、第1曲げ慣性モーメントは第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。第1セグメント720は自由端721を有し、自由端721は、医療用ガイドワイヤ712が完全に伸長された場合に、カテーテル724の遠位端716を越えて伸長する。
図20における実施形態の第1表現の最も広い応用例では、前の段落に記載したように、医療用器械718が、必須ではないが、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ730を有していてもよく、医療用ガイドワイヤ712は、必須ではないが、雄ねじ部736のような面隆起特徴部734を有していてもよい。
図20における実施形態の第2表現は、可撓性カテーテル724、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ730、および、医療用ガイドワイヤ712を含む医療用器械718のためのものである。カテーテル724は、患者の体腔に挿入可能である遠位端716および関節式セクション784を有し、関節式セクション784は体腔の外から制御されるように構成されている。医療用ガイドワイヤ712は、カテーテル724の遠位端716を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ712は外面732を含み、外面732は、繰り返し現れる、一連の離間して配置された面隆起特徴部734を有し、この面隆起特徴部734は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ730と作用可能に係合するように構成されている。医療用ガイドワイヤ712は自由端721を有し、自由端721は、医療用ガイドワイヤ712が完全に伸長されたときに、カテーテル724の遠位端716を越えて伸長する。
図20における実施形態の第3表現では、可撓性カテーテル724、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ730、および、医療用ガイドワイヤ712を含んでいる医療用器械718のためのものである。カテーテル724は、患者の体腔に挿入可能な遠位端716および関節式セクション784を有し、関節式セクション784は、体腔の外から制御されるように構成されている。医療用ガイドワイヤ712は、カテーテル724の遠位端716を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ712は雄ねじ部736を有する外面732を含み、雄ねじ部736は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ730と作用可能に係合するように構成されている。医療用ガイドワイヤ712は自由端721を有し、この自由端721は、医療用ガイドワイヤ712が完全に伸長されたときに、カテーテル724の遠位端716を越えて伸長する。
〔ガイドワイヤおよび増設カテーテルを有する医療用器械〕
本発明の第6の態様は、ガイドワイヤおよび増設カテーテルを有する医療用器械に向けられたものであり、第1実施形態が図21から図24に示されている。図21から図24における実施形態の第1表現は、可撓性カテーテル824および医療用ガイドワイヤ812を含む医療用器械818のためのものである。カテーテル824は遠位端816を有し、この遠位端816は患者の体腔に挿入可能であり、カテーテル824は、補助医療装置801のレール連結部800をスライド可能に入れられるように構成されている。医療用ガイドワイヤ812は作業部814を含み、この作業部414は、ループ・トラックとしてカテーテル824の遠位端816を越えて伸長することができる。作業部814は、最大ループ・トラック長を有し、かつ、第1セグメント820および第2セグメント822を含み、第1セグメント820および第2セグメント822は、合わせると、最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有する。第1セグメント820は、第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント822は第2曲げ慣性モーメント422を有する。第1曲げ慣性モーメントは第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。
図20から図24における実施形態の第1表現の最も広い応用例では、前の段落に記載したように、医療用器械818が、必須ではないが、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ830を有していてもよく、医療用ガイドワイヤ812が、必須ではないが、雄ねじ部836のような面隆起特徴部834を有していてもよい。
補助医療装置801の例は、限定はしないが、医療用ガイドワイヤのない医療用器械のような第2医療用器械802、および、図25における他の実施形態に示すような(図24および図25において、同様の参照符号は同様の構成部品を示す)、医療用ガイドワイヤのない医療用器械のような第2医療用器械802のレール連結部をスライド可能に入れられるように構成されたコネクター803を含む。他の具体例は、当業者に委ねられる。材料の一選択例では、コネクターが本質的にポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluoroethylene)(PTFE)からなる。一実施例では、PTFEが滑り摩擦を減らす。
図20から図24における実施形態の第1表現の一構造例では、カテーテル824がレール804を含み、レール804は、補助医療装置801のレール連結部800が連結し、スライド可能に入るように構成されている。一変形例では、レール804がカテーテル824のモノリシック部分である。材料の一選択例では、カテーテル824が本質的にポリウレタンからなる。不図示の他の変形例では、レールがカテーテルに取り外し可能に取り付けることができる。一変更例では、レール804がカテーテル824の外面に配置されている。不図示の一変更例では、レールがカテーテルの内面に配置されている。一設計例では、レール804が、複数の横方向に延びるノッチ805を含んでいる(図21から図22を参照し、かつ、図23におけるレール804の詳細な展開図(laid-open view)を特に参照のこと)。一実施形態では、ノッチ805が可撓性を与える。
図20から図24における実施形態の第1表現の一応用例では、カテーテル824が可撓性のある内視鏡の挿入管であり(明確化のため、図21から図24で内視鏡撮像装置、作業チャネル等が省略されている)、補助医療装置801が、医療器具807を入れられるように構成されている作業チャネル806を含んでいる。一変形例では、作業チャネル807が可撓性環状管808の内部であり、可撓性環状管808の外面がレール804と連結し、レール804に沿ってスライドするように構成されている。一具体例では、連結係合が、はまり合うさねはぎ継ぎ構造(matching tongue-and-groove arrangement)により行われる。不図示の別の応用例では、作業チャネルがなく、医療器具自体がレールと連結し、レールに沿ってスライドするように構成されている。医療器具807の例としては、限定はしないが、撮像装置、灌注器、切刃、超音波エンドエフェクター、ワイヤスネア等がある。不図示の一変更例では、カテーテルは2つ以上のレールを含む。
なお、図21から図24における実施形態の第1表現のカテーテル824は、増設カテーテルとして記載することができ、この増設カテーテルはカテーテル直径を小さくすることができ、医療用ガイドワイヤ812とともに、患者の体腔に挿入しやくすることに留意されたい。これに続いて、必要に応じて、補助医療装置801がカテーテル824に、特定の医療処置のために取り付けられる。連続した補助医療装置を治療部位に導くことができ、医療上必要なだけ使用でき、そして、患者から、カテーテル824を使って抜き取ることができ、カテーテル824は、補助医療装置のためのガイドレールとして作用し、治療部位に、医療処置が終わるまで留まる。
図21から図24における実施形態の第2表現は、可撓性カテーテル824、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ830、および、医療用ガイドワイヤ812を含む医療用器械818のためのものである。カテーテル824は、患者の体腔に挿入可能な遠位端816を有し、カテーテル824は、補助医療装置801のレール連結部800がスライド可能に入るように構成されている。医療用ガイドワイヤ812は作業部814を含み、作業部814は、ループ・トラックとしてカテーテル824の遠位端816を越えて伸長することができる。作業部814は外面832を含み、外面832は繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部834を有し、この面隆起特徴部834は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ830と作用可能に係合するように構成されている。
図20から図24における実施形態の第2表現の一構造例では、カテーテル824がレール804を含んでおり、レール804は、補助医療装置801のレール連結部800が連結し、かつ、スライド可能に入るように構成されている。一変形例では、レール804が複数の横方向に延びるノッチ805を含んでいる。図20から図24における実施形態の第1表現の一応用例では、カテーテル824が可撓性内視鏡の挿入管であり、補助医療装置801が作業チャネル806を含んでおり、作業チャネル806は医療器具807が入るように構成されている。
図21から図24における実施形態の第2表現の一実施可能例では、作業部814が第1セグメント820および第2セグメント822を含んでおり、面隆起特徴部834が第2セグメント822にあり、第1セグメント820にはない。一変形例では、作業部814が最大ループ・トラック長を有し、第1セグメント820と第2セグメント822は、合わせると、最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有する。この変形例では、第1セグメント820が第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント822が第2曲げ慣性モーメントを有し、第1曲げ慣性モーメントは第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。
図21から図24における実施形態の第2表現の一具体例では、面隆起特徴部834は雄ねじ部836である。一変更例では、作業部814が第3セグメント826を含んでおり、この第3セグメント826は、第2セグメント822から第1セグメント820まで延びており、第3セグメント826は、所定の長さを有し、かつ、変化する第3の直径を有する。第3の直径は、第2セグメント822の近傍では、(第2セグメント822の)第2の直径に実質的に等しく、第1セグメント820の近傍では、(第1セグメント820の)第1の直径に実質的に等しい。
図21から図24における実施形態の第1表現の構造例、応用例等は、図21から図24における実施形態の第2表現に同じように応用可能であることに留意されたい。図21から図24における実施形態の第2表現の一実施可能例では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ830がモータ844を含んでおり、このモータ844はカテーテル824内部に配置されている。
本発明の第6の態様の第2実施形態が図26から図27に示されている。図26から図27における実施形態の第1表現は、可撓性カテーテル924および医療用ガイドワイヤ912を含む医療用器械918のためのものである。カテーテル924は遠位端916を有し、この遠位端916は患者の体腔に挿入可能であり、カテーテル924は、補助医療装置901のレール連結部900をスライド可能に入れられるように構成されている。医療用ガイドワイヤ912は、カテーテル924の遠位端916を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ912は、第1セグメント920および第2セグメント922を含む。第1セグメント920は、第1曲げ慣性モーメントを有し、第2セグメント922は第2曲げ慣性モーメントを有し、第1曲げ慣性モーメントは第2曲げ慣性モーメントよりも小さい。第1セグメント920は遠位端921を有し、この遠位端921は、医療用ガイドワイヤ912が完全に伸長された場合、カテーテル924の遠位端916を越えて伸長する。
図26から図27における実施形態の第1表現の最も広い応用例では、前の段落に記載したように、医療用器械918は、必須ではないが、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ930を有していてもよく、医療用ガイドワイヤ912は、必須ではないが、雄ねじ部936のような面隆起特徴部934を有していてもよい。図26から図27の実施形態における第1表現の一構造例では、カテーテル924がレール904を含んでおり、このレール904は、補助医療装置901のレール連結部900が連結し、かつ、スライド可能に入るように構成されている。
図26から図27における実施形態の第2表現は、可撓性カテーテル924、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ930、および、医療用ガイドワイヤ912を含む医療用器械918のためのものである。カテーテル924は遠位端916を有し、カテーテル924は、補助医療装置901のレール連結部900がスライド可能に入るように構成されている。医療用ガイドワイヤ912はカテーテル924の遠位端916を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ912は外面932を含み、外面932は繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部934を有し、この面隆起特徴部934は、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ930と作用可能に係合するように構成されている。医療用ガイドワイヤ912は自由端921を有し、この自由端921は、医療用ガイドワイヤ912が完全に伸長された場合に、カテーテル924の遠位端916を越えて伸長する。図26から図27における実施形態の第2表現の一構造例では、カテーテル924がレール904を含んでおり、このレール904は、補助医療装置901のレール連結部900が連結し、かつ、スライド可能に入るように構成されている。
図26から図27の実施形態の第3表現は、可撓性カテーテル924、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ930、および、医療用ガイドワイヤ912を含む医療用器械918のためのものである。カテーテル924は遠位端916を有し、カテーテル924は、補助医療装置901のレール連結部900がスライド可能に入るように構成されている。医療用ガイドワイヤ912は、カテーテル924の遠位端916を越えて伸長することができる。医療用ガイドワイヤ912は外面932を含み、外面932は雄ねじ部936を有し、雄ねじ部936は機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリ930と作用可能に係合するように構成されている。医療用ガイドワイヤ912は自由端921を有し、この自由端921は、医療用ガイドワイヤ912が完全に伸長された場合に、カテーテル924の遠位端916を越えて伸長する。図26から図27における実施形態の第3表現の一構造例では、カテーテル924がレール904を含んでおり、このレール904は、補助医療装置901のレール連結部900が連結し、かつ、スライド可能に入るように構成されている。
いくつかの利益および利点が、本発明における実施形態の1つ以上から得られる。ループ・トラック式または非ループ・トラック式ガイドワイヤを有し、そのガイドワイヤが第1セグメントを含み、この第1セグメントが第2セグメントの曲げ慣性モーメントよりも小さい曲げ慣性モーメントを有する一応用例では、当業者には分かるように、第1セグメントを患者の体腔に伸長することが容易となり、続いて、第2セグメントを伸長して一時的に固定することも容易となり、そして、医療用器械を前進させることが容易となる。ループ・トラック式または非ループ・トラック式ガイドワイヤを有し、そのガイドワイヤに外面があり、この外面が、雄ねじ部のような、繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部を含んでいる、同じまたは他の応用例では、当業者には分かるように、ガイドワイヤの伸長および医療用器械の前進を向上させるために、面隆起特徴部を機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリと作用可能に係合させることができる。機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリを利用する一利用例では、機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリの面隆起特徴部係合構成部分が可撓性内視鏡のカテーテル(挿入管)の遠位端近傍に配置されている場合、カテーテルが結腸内で「ループを作る」傾向が減少し、患者に結腸鏡検査中に苦痛を与える傾向が減少する。
本発明が、本発明のいくつかの表現、実施形態、方法、および、具体例等の記載によって説明されたが、出願人は、添付した特許請求の範囲の精神および範囲をこのような詳細に制限または限定する意図はない。多くの他の変形例、変更例、置換例を、当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく想到するであろう。当然ながら、前述したことは一例として提供したものであり、他の変更例を当業者は、添付した特許請求の範囲および精神から逸脱することなく想到するであろう。
〔実施態様〕
(1)ガイドワイヤ構造体において、
医療用ガイドワイヤ、
を含み、
前記医療用ガイドワイヤが、作業部を含んでおり、前記作業部はループ・トラックとして医療用器械の遠位端を越えて伸長することができ、
前記作業部は、最大ループ・トラック長を有し、第1セグメントおよび第2セグメントを含んでおり、前記第1セグメントおよび前記第2セグメントは、合わせると、前記最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有し、
前記第1セグメントが、第1曲げ慣性モーメントを有し、前記第2セグメントが、第2曲げ慣性モーメントを有し、
前記第1曲げ慣性モーメントは、前記第2曲げ慣性モーメントよりも小さい、
ガイドワイヤ構造体。
(2)実施態様1記載のガイドワイヤ構造体において、
前記第1セグメントおよび前記第2セグメントが実質的に同じ材料組成を有し、
前記第1セグメントが実質的に一定の第1直径を有し、
前記第2セグメントが実質的に一定の第2直径を有し、
前記第1直径が前記第2直径よりも小さい、
ガイドワイヤ構造体。
(3)実施態様2記載のガイドワイヤ構造体において、
前記作業部が、前記第2セグメントから前記第1セグメントまで延びている第3セグメントを含んでおり、
前記第3セグメントが、所定の長さを有し、かつ、変化する第3直径を有し、
前記第3直径は、前記第2セグメント近傍で前記第2直径に実質的に等しく、前記第1セグメント近傍で前記第1直径に実質的に等しい、
ガイドワイヤ構造体。
(4)実施態様1記載のガイドワイヤ構造体において、
前記作業部が平滑なスリーブを含み、前記スリーブが前記第1セグメントを囲んでいる、ガイドワイヤ構造体。
(5)ガイドワイヤ構造体において、
医療用ガイドワイヤ、
を含み、
前記医療用ガイドワイヤが、作業部を含んでおり、前記作業部がループ・トラックとして、医療用器械の遠位端を越えて伸長することができ、前記医療用器械が機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリを有し、
前記作業部が外面を含み、前記外面が繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部を有し、前記面隆起特徴部が前記機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリと作用可能に係合するように構成されている、
ガイドワイヤ構造体。
(6)実施態様5記載のガイドワイヤ構造体において、
前記作業部が、第1セグメントと第2セグメントを含み、
前記面隆起特徴部が、前記第2セグメントにあって、前記第1セグメントにはない、
ガイドワイヤ構造体。
(7)実施態様6記載のガイドワイヤ構造体において、
前記作業部が、最大ループ・トラック長を有し、
前記第1セグメントおよび前記第2セグメントは、合わせると、前記最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有し、
前記第1セグメントが、前記第1曲げ慣性モーメントを有し、前記第2セグメントが、第2曲げ慣性モーメントを有し、
前記第1曲げ慣性モーメントは、前記第2曲げ慣性モーメントよりも小さい、
ガイドワイヤ構造体。
(8)実施態様5記載のガイドワイヤ構造体において、
前記面隆起特徴部が、周期的なねじ山、周期的な歯部、周期的な孔部、および、周期的な溝部からなるグループから選択されている、ガイドワイヤ構造体。
(9)実施態様5記載のガイドワイヤ構造体において、
前記面隆起特徴部が、雄ねじ部である、ガイドワイヤ構造体。
(10)実施態様9記載のガイドワイヤ構造体において、
前記作業部が、第1セグメントおよび第2セグメントを含み、
前記雄ねじ部が、前記第2セグメントにあって、前記第1セグメントにはない、
ガイドワイヤ構造体。
(11)実施態様10記載のガイドワイヤ構造体において、
前記作業部が、最大ループ・トラック長を有し、
前記第1セグメントおよび前記第2セグメントは、合わせると、前記最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有し、
前記第1セグメントが、第1曲げ慣性モーメントを有し、前記第2セグメントが、第2の曲げ慣性モーメントを有し、
前記第1曲げ慣性モーメントは、前記第2曲げ慣性モーメントより小さい、
ガイドワイヤ構造体。
(12)実施態様11記載のガイドワイヤ構造体において、
前記作業部が、患者の腔内に接触するように構成されている、ガイドワイヤ構造体。
(13)実施態様12記載のガイドワイヤ構造体において、
前記医療用器械が、結腸鏡であり、前記結腸鏡が可撓性挿入管を含み、
前記医療用器械の遠位端は、前記結腸鏡の前記可撓性挿入管の遠位端である、
ガイドワイヤ構造体。
(14)実施態様11記載のガイドワイヤ構造体において、
前記作業部が、平滑なスリーブを含み、前記スリーブが前記第1セグメントのみを囲んでいる、ガイドワイヤ構造体。
(15)実施態様11記載のガイドワイヤ構造体において、
前記第1セグメントおよび前記第2セグメントが、実質的に同じ材料組成を有し、
前記第1セグメントが、実質的に一定の第1直径を有し、
前記第2セグメントが、前記雄ねじ部を考慮しなければ、実質的に一定の第2直径を有し、
前記第1直径が、前記第2直径よりも小さく、
前記作業部が、前記第2セグメントから前記第1セグメントまで延びている第3セグメントを含んでおり、
前記第3セグメントが所定の長さを有し、かつ、変化する第3直径を有し、
前記第3直径が、前記第2セグメント近傍で前記第2直径に実質的に等しく、前記第1セグメント近傍で前記第1直径に実質的に等しい、
ガイドワイヤ構造体。
(16)実施態様11記載のガイドワイヤ構造体を製造する方法において、
a)所定の直径を有するモノリシック・コア・ワイヤを用意する工程と、
b)前記コア・ワイヤを機械加工して、第1セクション、第2セクション、および、前記第2セクションから前記第1セクションまで延びている移行セクション、を造る工程であって、
前記第1セクションおよび前記第2セクションが、各々、実質的に一定の直径を有し、
前記第1の直径が前記第2の直径より小さい、
工程と、
c)コイルバネを用意する工程と、
d)前記コイルバネを、前記第2セクションを囲むように配置する工程と、
e)前記コイルバネを前記第2セクションに冶金により取り付ける工程であって、
前記第1セクションが、全てのスリーブを除く前記第1セグメントを実質的に画定しており、
冶金により取り付けられた前記コイルバネを備えた前記第2セクションが、前記第2セグメントを実質的に画定している、
工程と、
を含む、方法。
(17)実施態様11記載のガイドワイヤ構造体を製造する方法において、
a)モノリシック・コア・ワイヤを用意する工程と、
b)前記コア・ワイヤを機械加工して、全てのスリーブを除く第1セグメントを造り、前記雄ねじ部を含む前記第2セグメントを造る工程と、
を含む、方法。
(18)ガイドワイヤ構造体において、
医療用ガイドワイヤ、
を含み、
前記医療用ガイドワイヤは、医療用器械の遠位端を越えて伸長することができ、
前記医療用ガイドワイヤが、第1セグメントおよび第2セグメントを含み、
前記第1セグメントが、第1曲げ慣性モーメントを有し、前記第2セグメントが、第2曲げ慣性モーメントを有し、
前記第1曲げ慣性モーメントは、前記第2曲げ慣性モーメントよりも小さく、
前記第1セグメントが自由端を有し、前記自由端が、前記医療用ガイドワイヤが完全に伸長された場合に、前記医療用器械の遠位端を越えて伸長する、
ガイドワイヤ構造体。
(19)ガイドワイヤ構造体において、
医療用ガイドワイヤ、
を含み、
前記医療用ガイドワイヤは、医療用器械の遠位端を越えて伸長することができ、前記医療用器械が機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリを有し、
前記医療用ガイドワイヤが、外面を含み、前記外面が繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部を有し、前記面隆起特徴部が前記機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリと作用可能に係合するように構成されており、
前記医療用ガイドワイヤが、自由端を有し、前記自由端が、前記医療用ガイドワイヤが完全に伸長された場合に、前記医療用器械の遠位端を越えて伸長する、
ガイドワイヤ構造体。
(20)実施態様19記載のガイドワイヤ構造体において、
前記面隆起特徴部が雄ねじ部である、ガイドワイヤ構造体。
本発明のガイドワイヤ構造体の第1実施形態の一部の側面図であって、平滑なスリーブが断面で示されている図である。 カテーテルを有する医療用器械の第1実施形態において利用されている図1のガイドワイヤ構造体であって、スリーブが明確化のために省略されている概略的な側面切断図である。 雄ねじ部を含み、断面で示されている平滑なスリーブを含む、本発明のガイドワイヤ構造体の第2実施形態の一部の側面図である。 カテーテルを有する医療用器械の第2実施形態において利用されている図3のガイドワイヤ構造体であって、スリーブが明確化のために省略されている概略的な側面切断図である。 結腸鏡の挿入管という形態であり、結腸鏡検査中に利用されている図4の組立体の遠位端部分の概略図である。 カテーテルを有する医療用器械の別の第1実施形態において利用されているガイドワイヤ構造体の別の第1実施形態であって、スリーブが明確化のために省略されている概略的な側面切断図である。 カテーテルを有する医療用器械の別の第2実施形態において利用されているガイドワイヤ構造体の別の第1実施形態であって、スリーブが明確化のために省略されている概略的な側面切断図である。 図4のカテーテルの遠位部分のより詳細な図であり、モータ、平歯車、および、ナットギアを含む機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリの特定の実施形態を示している図である。 図8のナットギアの外側側面図である。 図9のナットギアの外側正面図である。 図10の線11−11に沿ったナットギアの断面図である。 図4の機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリの他の特定の実施形態の概略図である。 図7の機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリの特定の実施形態の概略図である。 カテーテルおよび医療用ガイドワイヤを含む本発明の医療用器械の第3実施形態の一部の概略的な側面切断図である。 図14の医療用器械のカテーテルの正面図であり、2つのガイドワイヤ通路開口部を示すために医療用ガイドワイヤが取り除かれている図である。 図14の機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリの特定の実施形態の概略図であって、ワイヤ長カウンタおよび力/トルク制限クラッチを示している図である。 関節式カテーテルおよび医療用ガイドワイヤを含む、本発明の医療用器械の第4実施形態の概略的な側面切断図である。 モータおよびギアボックスを含む、図17の機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリの特定の実施形態の概略図であり、特にモータがカテーテル内に配置されている図である。 関節式カテーテルおよび医療用ガイドワイヤを含む、本発明の医療用器械の第5実施形態の概略的な側面切断図であり、医療器械の機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリのモータが医療用器械のハンドル内に配置されており、医療用ガイドワイヤの第2セグメント(この第2セグメントの雄ねじ部を含む)の一部であって、ギアボックスの近傍に延びている一部が明確化のために省略されている図である。 関節式カテーテルおよび医療用ガイドワイヤを含む、本発明の医療用器械の第6実施形態の概略的な側面切断図であって、医療用器械の機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリのモータが医療用器械のハンドルおよびカテーテルの外側に配置されており、医療用ガイドワイヤの第2セグメント(第2セグメントの雄ねじ部を含む)の一部であって、ギアボックスの近傍に延びている一部が明確化のために省略されている図である。 ループ・トラック式ガイドワイヤと、レールを有する増設カテーテルを含む、本発明の医療用器械の第7実施形態の概略的な側面切断図である。 図21のカテーテルの斜視図であり、カテーテルのレールにおけるノッチを示しており、明確化のため、ガイドワイヤおよびガイドワイヤ通路開口部が省略されている図である。 図22のレールのより詳細な上面図であり、レールが展開されていて、ノッチの横方向の広がりを示している図である。 補助医療装置の一実施形態を伴う図22のカテーテルの遠位端図であり、補助医療装置が作用チャネルを有し、作業チャネルに切刃の形態をした医療装置が入っている図である。 コネクター形態の補助医療装置の一実施形態を伴う図22のカテーテルの遠位端図であり、コネクターがレールに連結されており、かつ、レールに沿ってスライドし、コネクター自体が、図24の補助医療装置の形態をした第2医療用器械のレール連結部分がスライド可能に入るように構成されている図である。 非ループ・トラック式ガイドワイヤと、レールを有する増設カテーテルを含む、本発明の医療用器械の第8実施形態の概略的な側面切断図である。 図26のカテーテルの遠位端図であり、明確化のためにガイドワイヤと、ガイドワイヤ通路開口部が省略されており、補助医療装置の実施形態を伴う図である。

Claims (20)

  1. ガイドワイヤ構造体において、
    医療用ガイドワイヤ、
    を含み、
    前記医療用ガイドワイヤが、作業部を含んでおり、前記作業部はループ・トラックとして医療用器械の遠位端を越えて伸長することができ、
    前記作業部は、最大ループ・トラック長を有し、第1セグメントおよび第2セグメントを含んでおり、前記第1セグメントおよび前記第2セグメントは、合わせると、前記最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有し、
    前記第1セグメントが、第1曲げ慣性モーメントを有し、前記第2セグメントが、第2曲げ慣性モーメントを有し、
    前記第1曲げ慣性モーメントは、前記第2曲げ慣性モーメントよりも小さい、
    ガイドワイヤ構造体。
  2. 請求項1記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記第1セグメントおよび前記第2セグメントが実質的に同じ材料組成を有し、
    前記第1セグメントが実質的に一定の第1直径を有し、
    前記第2セグメントが実質的に一定の第2直径を有し、
    前記第1直径が前記第2直径よりも小さい、
    ガイドワイヤ構造体。
  3. 請求項2記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記作業部が、前記第2セグメントから前記第1セグメントまで延びている第3セグメントを含んでおり、
    前記第3セグメントが、所定の長さを有し、かつ、変化する第3直径を有し、
    前記第3直径は、前記第2セグメント近傍で前記第2直径に実質的に等しく、前記第1セグメント近傍で前記第1直径に実質的に等しい、
    ガイドワイヤ構造体。
  4. 請求項1記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記作業部が平滑なスリーブを含み、前記スリーブが前記第1セグメントを囲んでいる、ガイドワイヤ構造体。
  5. ガイドワイヤ構造体において、
    医療用ガイドワイヤ、
    を含み、
    前記医療用ガイドワイヤが、作業部を含んでおり、前記作業部がループ・トラックとして、医療用器械の遠位端を越えて伸長することができ、前記医療用器械が機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリを有し、
    前記作業部が外面を含み、前記外面が繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部を有し、前記面隆起特徴部が前記機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリと作用可能に係合するように構成されている、
    ガイドワイヤ構造体。
  6. 請求項5記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記作業部が、第1セグメントと第2セグメントを含み、
    前記面隆起特徴部が、前記第2セグメントにあって、前記第1セグメントにはない、
    ガイドワイヤ構造体。
  7. 請求項6記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記作業部が、最大ループ・トラック長を有し、
    前記第1セグメントおよび前記第2セグメントは、合わせると、前記最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有し、
    前記第1セグメントが、前記第1曲げ慣性モーメントを有し、前記第2セグメントが、第2曲げ慣性モーメントを有し、
    前記第1曲げ慣性モーメントは、前記第2曲げ慣性モーメントよりも小さい、
    ガイドワイヤ構造体。
  8. 請求項5記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記面隆起特徴部が、周期的なねじ山、周期的な歯部、周期的な孔部、および、周期的な溝部からなるグループから選択されている、ガイドワイヤ構造体。
  9. 請求項5記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記面隆起特徴部が、雄ねじ部である、ガイドワイヤ構造体。
  10. 請求項9記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記作業部が、第1セグメントおよび第2セグメントを含み、
    前記雄ねじ部が、前記第2セグメントにあって、前記第1セグメントにはない、
    ガイドワイヤ構造体。
  11. 請求項10記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記作業部が、最大ループ・トラック長を有し、
    前記第1セグメントおよび前記第2セグメントは、合わせると、前記最大ループ・トラック長の90%を超える長さを有し、
    前記第1セグメントが、第1曲げ慣性モーメントを有し、前記第2セグメントが、第2の曲げ慣性モーメントを有し、
    前記第1曲げ慣性モーメントは、前記第2曲げ慣性モーメントより小さい、
    ガイドワイヤ構造体。
  12. 請求項11記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記作業部が、患者の腔内に接触するように構成されている、ガイドワイヤ構造体。
  13. 請求項12記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記医療用器械が、結腸鏡であり、前記結腸鏡が可撓性挿入管を含み、
    前記医療用器械の遠位端は、前記結腸鏡の前記可撓性挿入管の遠位端である、
    ガイドワイヤ構造体。
  14. 請求項11記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記作業部が、平滑なスリーブを含み、前記スリーブが前記第1セグメントのみを囲んでいる、ガイドワイヤ構造体。
  15. 請求項11記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記第1セグメントおよび前記第2セグメントが、実質的に同じ材料組成を有し、
    前記第1セグメントが、実質的に一定の第1直径を有し、
    前記第2セグメントが、前記雄ねじ部を考慮しなければ、実質的に一定の第2直径を有し、
    前記第1直径が、前記第2直径よりも小さく、
    前記作業部が、前記第2セグメントから前記第1セグメントまで延びている第3セグメントを含んでおり、
    前記第3セグメントが所定の長さを有し、かつ、変化する第3直径を有し、
    前記第3直径が、前記第2セグメント近傍で前記第2直径に実質的に等しく、前記第1セグメント近傍で前記第1直径に実質的に等しい、
    ガイドワイヤ構造体。
  16. 請求項11記載のガイドワイヤ構造体を製造する方法において、
    a)所定の直径を有するモノリシック・コア・ワイヤを用意する工程と、
    b)前記コア・ワイヤを機械加工して、第1セクション、第2セクション、および、前記第2セクションから前記第1セクションまで延びている移行セクション、を造る工程であって、
    前記第1セクションおよび前記第2セクションが、各々、実質的に一定の直径を有し、
    前記第1の直径が前記第2の直径より小さい、
    工程と、
    c)コイルバネを用意する工程と、
    d)前記コイルバネを、前記第2セクションを囲むように配置する工程と、
    e)前記コイルバネを前記第2セクションに冶金により取り付ける工程であって、
    前記第1セクションが、全てのスリーブを除く前記第1セグメントを実質的に画定しており、
    冶金により取り付けられた前記コイルバネを備えた前記第2セクションが、前記第2セグメントを実質的に画定している、
    工程と、
    を含む、方法。
  17. 請求項11記載のガイドワイヤ構造体を製造する方法において、
    a)モノリシック・コア・ワイヤを用意する工程と、
    b)前記コア・ワイヤを機械加工して、全てのスリーブを除く第1セグメントを造り、前記雄ねじ部を含む前記第2セグメントを造る工程と、
    を含む、方法。
  18. ガイドワイヤ構造体において、
    医療用ガイドワイヤ、
    を含み、
    前記医療用ガイドワイヤは、医療用器械の遠位端を越えて伸長することができ、
    前記医療用ガイドワイヤが、第1セグメントおよび第2セグメントを含み、
    前記第1セグメントが、第1曲げ慣性モーメントを有し、前記第2セグメントが、第2曲げ慣性モーメントを有し、
    前記第1曲げ慣性モーメントは、前記第2曲げ慣性モーメントよりも小さく、
    前記第1セグメントが自由端を有し、前記自由端が、前記医療用ガイドワイヤが完全に伸長された場合に、前記医療用器械の遠位端を越えて延びる、
    ガイドワイヤ構造体。
  19. ガイドワイヤ構造体において、
    医療用ガイドワイヤ、
    を含み、
    前記医療用ガイドワイヤは、医療用器械の遠位端を越えて伸長することができ、前記医療用器械が機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリを有し、
    前記医療用ガイドワイヤが、外面を含み、前記外面が繰り返し現れる一連の離間して配置された面隆起特徴部を有し、前記面隆起特徴部が前記機械式ガイドワイヤ駆動アセンブリと作用可能に係合するように構成されており、
    前記医療用ガイドワイヤが、自由端を有し、前記自由端が、前記医療用ガイドワイヤが完全に伸長された場合に、前記医療用器械の遠位端を越えて延びる、
    ガイドワイヤ構造体。
  20. 請求項19記載のガイドワイヤ構造体において、
    前記面隆起特徴部が雄ねじ部である、ガイドワイヤ構造体。
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