JP2007535002A - 光伝送ライン及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

スプライス損失が少ない光ファイバ伝送ラインが開示されている。この伝送ラインは第1光ファイバ部と第2光ファイバ部を有している。第1光ファイバ部と第2光ファイバ部は異なるモードフィールド直径を有する。光ファイバ伝送ラインの損失は平坦化されている。光ファイバ伝送ラインの製造方法も開示されている。この製造方法によれば、スプライス接続部により生ずる損失は光伝送ライン製造中に低減される。

Description

本発明はモードフィールドが異なる複数の光ファイバで構成された光伝送ラインに関する。より詳しくは、本発明はスプライス損失が低減された光伝送ラインに関する。
スプライス損失またはコネクタ損失を低減する光ファイバのモードフィールド(コア)の熱膨張は公知である。例えばHanafusa, H.及びHoriguchi, M.の「Thermally-Diffused Expanded Core Fibers for Low-Loss and Inexpensive Photonic Components」(Electronics Letters, Vol.27, No.21(10th October 1991))、Shiraishi, K.その他の「Beam Expanding Fiber using Thermal Diffusion of the Dopant」(Journal of Lightwave Technology, Vol.8, No.8, pp.1151-1161, 1990)、Knudsen, S.その他の「New Dispersion Slope Managed Fiber Paris for Undersea Fiber Optic Transmission Systems」(2001 SubOptics 2001 Conference T4:2.2)、「欧州特許出願第1094346号」及び「米国特許出願公開第2002/0159723号」を参照されたい。
従来、分散補償あるいは分散対処・制御法を用いて、光ファイバで構成される光伝送ラインの波長分散及び/または分散スロープを制御したり補償している。高性能の光ネットワークは、分散補償(制御)された光ファイバの間に多数のスプライス(接続部)を必要とする。よって、光ファイバのスプライスに起因して生ずる損失が認められるようになる(大きくなる)。異なるモードフィールドを有する光ファイバのスプライス損失を低減することは特に困難であった。
光通信システムの機能・性能が拡張するのに伴い、スプライス損失の低減は、1つの波長において必要となるだけでなく、所定の波長範囲全域でも必要になる。例えば複数のアンプ(例えばエルビウムドープ(erbium doped)ファイバアンプ)を備える長距離伝送ラインの場合、波長と共に変化する損失は一連のアンプにより増幅されてしまう。
融着接続により2つの光ファイバを接続する場合、通常、各光ファイバのコーティングをそれぞれの近傍端で除去し、2つの光ファイバの近傍端面同士を当接させ、アーク放電等により端面を加熱して軟化させ融着接続する。
本明細書に開示されているのは、スプライス領域(接続部領域)で第2光ファイバ部に融着された第1光ファイバ部を有する光ファイバ伝送ラインである。第1光ファイバ部は第1MFDを1550nmで有し、第2光ファイバ部は第2MFDを1550nmで有する。第1MFDは第2MFDとは異なる。スプライス領域の接続損失(スプライス損失)は、1530nmから1570nmの全ての波長で0.15dB未満である。よって、光ファイバ伝送ラインの損失は平坦化されている。好適実施例では1550nmにおいて第1MFDは第2MFDと比べて2μmより大きな相違を有する。好適実施例では第1光ファイバ部は1550nmで正の分散を有し、第2光ファイバ部は1550nmで負の分散を有する。他の好適実施例では第1光ファイバ部は1530−1570nmで正の分散を有し、第2光ファイバ部は1530−1570nmで負の分散を有する。
本明細書には、光ファイバ伝送ラインの製造方法も開示されている。この製造方法によれば、スプライス接続による損失は光伝送ライン製造中に低減される。1つの好適実施例では、上記製造方法は次のステップ(工程)a、b及びcからなる。ステップaは、第1光ファイバを第2光ファイバに融着して光ファイバ伝送ラインを形成するステップである。上記伝送ラインの第1及び第2光ファイバ部は融着スプライス(接続)部で接続される。ステップbは、上記ステップaの後、上記光ファイバ伝送ラインを、上記融着スプライス部に与えられる火炎により加熱するステップである。上記火炎(加熱)は第2光ファイバ部及び第1光ファイバ部のモードフィールドを融着スプライス部(またはその近傍)で成長(生成)させるのに十分なものである。第1及び第2光ファイバ部は融着スプライス部に対しほぼ対称的に加熱される。ステップcは、上記ステップbの後に、上記光ファイバ伝送ラインを、上記融着スプライス部に対して非対称的に与えられる火炎によりオフセット加熱するステップである。オフセット加熱は1530nmから1570nmの間の全ての波長において0.15dB未満のスプライス損失を生じさせるのに十分な加熱である。
次に、本発明の好適実施例を詳細に説明する。例示的なものが添付図面に示されている。
好適実施例の詳細な説明
上記した以外の本発明の特徴及び効果は下記の詳細な説明に記載されており、かかる特徴及び効果は当業者であれば下記の詳細な説明から理解できるか、あるいは、特許請求の範囲及び添付図面を参照しながら下記の詳細な説明に記載されたように発明を実施することにより理解できるであろう。
「屈折率分布」という用語は屈折率(または相対的屈折率)と導波路ファイバ半径の関係を意味する。
「相対屈折率パーセント」はΔ%=100x(ni 2−nc 2)/2ni 2で表される。niは、特に断りがないかぎり、領域iにおける最大屈折率である。ncはクラッド領域の平均屈折率である。本明細書において、相対屈折率は特に断りがない限り、Δで表され、その単位は%である。ある領域の屈折率がクラッド領域の平均屈折率より低い場合、相対屈折率%は負となり、窪み(凹み)領域を有していると表現されたり、低下(depressed)屈折率領域を有していると表現される。また、相対屈折率%は、特に断りがない限り、相対屈折率が最も低い負の値の点で計算される。ある領域の屈折率がクラッド領域の平均屈折率より高い場合、相対屈折率%は正となり、その領域は正の屈折率に引き上げられたと表現されたり、正の値を有するようになったと表現される。「アップドーパント(updopant)」という言葉は本明細書では、純粋なアンドープSiO2に対して屈折率を上昇させる性質を有するドーパントを意味する。「ダウンドーパント(downdopant)」という言葉は本明細書では、純粋なアンドープSiO2に対して屈折率を下降させる性質を有するドーパントを意味する。アップドーパントは、例えば、アップドーパントではない1つまたは複数の他のドーパントとともに存在する場合、負の相対屈折率を有する光ファイバの領域に存在する。同様に、アップドーパントではない1つまたは複数の他のドーパントは、例えば、正の相対屈折率を有する光ファイバの領域に存在する。ダウンドーパントは、例えば、ダウンドーパントではない1つまたは複数の他のドーパントとともに存在する場合、正の相対屈折率を有する光ファイバの領域に存在する。同様に、ダウンドーパントではない1つまたは複数の他のドーパントは、例えば、負の相対屈折率を有する光ファイバの領域に存在する。
本明細書では、導波路ファイバの「波長分散(chromatic dispersion)」は、特に断りがない限り、「分散」と称され、材料分散と導波路分散とモード間分散の合計を意味する。シングルモード導波路ファイバの場合、モード間分散はゼロである。ゼロ分散波長は、分散の値がゼロとなる波長のことである。分散スロープは波長に対する分散の変化速度(変化率・勾配)を意味する。
「有効断面積」は下記の式で表される。
Aeff=2π(∫f2rdr)2/(∫f4rdr)
ここで積分範囲は0から無限大(∞)までであり、fは導波路内で伝搬する光に付随する電界の横方向成分である。本明細書で「有効断面積」は「Aeff」と表され、特に断りがない限り、1550nmの波長での光学的有効(実効)面積を意味する。
モードフィールド直径(MFD)はPetermanIIメソードを用いて計測する。その際、2w=MFDであり、w2=(2∫f2rdr/∫(df/dr)2rdr)であり、積分範囲は0から無限大までである。
導波路ファイバの曲げ抵抗(耐折曲げ性)は所定の試験条件下での誘発損失により計測される。
曲げ試験の1つのタイプは、ラテラル荷重マイクロベンドテストである。この所謂「ラテラル荷重」テストでは、所定長の導波路ファイバが2つのフラットなプレートの間に置かれる。#70ワイヤメッシュが上記プレートの1つに取り付けられる。所定長の導波路ファイバが上記プレート間に挟まれ、基準損失が計測される。このとき、上記プレート同士は30ニュートンの力で押し付けられる。その後、70ニュートンの力が上記プレートに加えられ、損失の増加がdB/m単位で計測される。この損失の増加が導波路のラテラル荷重損失である。
「ピンアレイ(pin array)」曲げ試験は曲げに対する導波路ファイバの相対抵抗を比較するために使用される。この試験を行うために、実質的に誘発曲げ損失が無い導波路ファイバについて減衰損失を計測する。その後、導波路ファイバはピンアレイに巻かれ(織り込まれ)、損失が再度計測される。曲げにより誘発された損失は2つの計測された減衰値(損失値)の差である。ピンアレイは1列に並べられた10個の円筒状のピンである。これらピンは平らな面の上に垂直方向に固定される。ピン同士の間隔(中心間距離)は5mmである。ピンの直径は0.67mmである。試験の間、十分な張力が付与されて、導波路ファイバがピン表面の一部に一致するようにする。
本明細書においては特に断らない限り、光学特性(例えば、分散や分散スロープ)はLP01モードにおけるものである。
導波路ファイバ遠隔通信リンク(単にリンクと呼ぶこともある)は、光信号の送信機、光信号の受信機及び所定長の導波路ファイバからなる。導波路ファイバの両端は、送信機と受信機に光学的に接続され、送信機と受信機の間で光信号を伝搬する。上記所定長の導波路ファイバは複数の短いファイバから構成されてもよい。複数の短いファイバは端部同士でスプライス接続されるか繋ぎ合わされ、直線状にされる。前記リンクは別の光学部品(例えば、光学アンプ、光減衰器、光アイソレータ、光学スイッチ、光学フィルタ、マルチプレクサ、ディマルチプレクサ)を有してもよい。相互接続されたリンク群は、遠隔通信システムと呼ばれることもある。
光ファイバラインは、本明細書では、所定長の光ファイバまたは直線状に融着された複数の光ファイバを含む。この光ファイバラインは光学装置同士の間に延びる(例えば、2つの光学アンプの間をつないだり、マルチプレクサと光学アンプをつなぐ)。所定長の光ファイバは、例えば、1つまたは複数の本発明の光ファイバ部(片)からなる。所定長の光ファイバは、1つまたは複数の他の光ファイバ部(例えば、所望のシステム機能・性能や特性(例えば、所定長の光ファイバの端部での残余分散)を達成するために選択された光ファイバ部)をさらに有してもよい。
種々の波長帯域(または動作波長範囲、または波長ウインドウ)は次のように定義することができる。「1310nmバンド」は1260−1360nmであり、「Eバンド」は1360−1460nmであり、「Sバンド」は1460−1530nmであり、「Cバンド」は1530−1565nmであり、「Lバンド」は1565−1625nmであり、「Uバンド」は1625−1675nmである。
本明細書に開示された光ファイバはコアとクラッド層(またはクラッド)からなる。クラッドはコアを囲み、コアに直接隣接する。クラッドの屈折率分布はΔCLAD(r)である。好ましくはクラッドの全域においてΔCLAD(r)=0である。コアの屈折率分布はΔCORE(r)である。
図1は第1光ファイバ10と第2光ファイバ12を概略的に示している。第1光ファイバ10の端部14と第2光ファイバ12の端部16は軸心が一致するように(同軸上に)位置される。第1光ファイバ10はクラッド層20に直接隣接するコア18からなる。コア18はクラッド層20により囲まれる。クラッド層20は1つまたは複数のコーティング層22に隣接しており、コーティング層22により囲まれる。第2光ファイバ12はクラッド層26に直接隣接するコア24からなる。コア24はクラッド層26により囲まれる。クラッド層26は1つまたは複数のコーティング層28に隣接しており、コーティング層28により囲まれる。好ましくは第1光ファイバ10と第2光ファイバ12はそれぞれ最も外側に位置するクラッド20と26を有し、ほぼ同じ最外直径D1とD2を有する。第1光ファイバ10は第1MFD(コア直径D1に一致することもあり、しないこともある)を有し、第2光ファイバ12は第2MFD(コア直径D2に一致することもあり、しないこともある)を有する。第1MFDは第2MFDより大きい。第1及び第2光ファイバ10と12のそれぞれの端部14と16は、直接当接し、融着接続される。
好ましくはクラッド20と26はゲルマニウムまたはフッ素ドーパントを含まない。より好ましくは、クラッドは純粋な(あるいはほぼ純粋な)シリカである。しかし、クラッド層は1つまたは複数のドーパントを含んでもよい。クラッド層は例えば蒸着プロセス中に形成されるクラッド材料により構成(積層)される。あるいは、クラッド層はジャッケトとして設けられる(例えばロッドインチューブ(rod-in-tube)の光学プリフォームのチューブのように)か、蒸着(積層)材料とジャケットの組み合わせにより形成される。好ましくはクラッド層は1次コーティングPと2次コーティングSにより囲まれる。1次コーティングPと2次コーティングSはコーティング22にもコーティング28にも含まれる。クラッドの屈折率は、本明細書において説明されているように相対屈折率%を計算する場合に使用される。好ましくはクラッド層は屈折率ncを有し、コア(Δ(r)=0%)を囲んでいる。これを使用して光ファイバの色々な部分や領域の屈折率%を計算する。図1ではコーティング層22と28がファイバ10と12の端部14と16から剥がされている(除去されている)。
図2は出来あがった1つの(一体化された)ファイバ(即ち、第1及び第2光ファイバ10と12の端部14と16を融着して得られる光ファイバ伝送ライン100)の概略を示している。光ファイバ伝送ライン100は、第1光ファイバ部10'(第1光ファイバ10から形成される)と、第2光ファイバ部12'(第2光ファイバ12から形成される)からなる。ライン100は、第1及び第2光ファイバ部10'と12'の端部14'と16'の間の接合部に融着スプライス(接続)部30を有する。好ましくは、第1光ファイバ部10'、第2光ファイバ部12'及びスプライス領域31はほぼ同じ最外直径を有する。
図3は光ファイバ伝送ラインをバーナー36からの火炎32で加熱する様子を概略的に示している。火炎32は融着スプライス(接続)部30に供給され(向けられ)、その中心は第1中心位置C1である。好ましくは、火炎32の少なくとも一部は融着スプライス部30において光ファイバ伝送ライン100に接触する(到達する)。好適実施例では、可視火炎32のエッジ(前縁)34は光ファイバ伝送ライン100の接線のように位置する。好ましくは火炎32は、融着スプライス接合部30に対してほぼ対称的に形成され、より好ましくは完全に対称的に形成される。好ましくは火炎32は垂直下方に(重力方向に)向けられることにより、火炎により誘発されるか熱により誘発される電流や力が光ファイバライン100に作用しないようにする(最小にする)と共に、火炎32の先端をより均一に形成して融着スプライス領域31をより均一に形成(分布)された加熱温度(熱)に晒す。第1及び第2光ファイバ部10'と12'はともに、所定時間、所定温度で火炎により加熱される。この所定時間と所定温度は、融着スプライス部30において(またはその近傍で)第1及び第2光ファイバ部のモードフィールドを生長(成長)させるのに十分なものである。
図4は融着スプライス領域31を有する光ファイバ伝送ライン100を概略的に描いている。この光ファイバ伝送ラインは生長(成長)した第1MFDと生長(成長)した第2MFDを有している。バーナー36と火炎32は光ファイバ伝送ライン100の第1中央位置C1から第2中央位置C2へ長手方向にオフセットされており、火炎32は初期融着スプライス部30からオフセット距離δだけ長手方向に移動している。光ファイバ伝送ライン100は融着スプライス部30に対して非対称な火炎32によりオフセット加熱される。好ましくは融着スプライス部を対称的に加熱するのに使用される火炎32は、融着スプライス部に対して光ファイバ伝送ライン100を非対称に加熱する火炎と同じ火炎である。火炎と上記ラインの相対位置は、互いに対して調節される。好ましくは、スプライス領域31付近で光ファイバ伝送ライン100を移動したりライン100に接触することは最小限にする。従って、好ましくは、同じ火炎を用いて対称的に加熱を行うと共に非対称的に加熱を行う。この火炎はファイバに対して移動されるか、あるいは、2つの火炎が用いられる。こうすることによりファイバを移動する必要がなくなる。その結果、ファイバが望まれない力や汚染に晒される可能性を減ずることができる。好ましくは第1及び第2光ファイバ部10'と12'の双方が加熱されるが、いかなる場合においても第2光ファイバ部12'が優先的に加熱される。好ましくは火炎32は第2光ファイバ部12'に接触する。幾つかの好適実施例では、火炎32は第1光ファイバ部10'と第2光ファイバ部12'に接触する。オフセットした火炎による加熱は、所定時間所定温度で行われる。所定時間所定温度とは、1530nmから1570nmの全波長範囲でスプライス損失が0.15dB(好ましくは0.10dB、より好ましくは0.07dB、さらに好ましくは0.05dB、さらに好ましくは0.03dB)未満となるような時間と温度である。
図5は全ての火炎加熱の後に得られた光ファイバ伝送ライン100を概略的に示している。光ファイバ伝送ラインは、スプライス領域31において第2光ファイバ部12'に融着された第1光ファイバ部10'を備えている。その後、好ましくは1つまたは複数のコーティングがコーティング22と28の端部の間に露出されたシリカに設けられ、剥がされた部分(被覆が除去されている部分)を覆う。
本明細書に開示された光ファイバ伝送ライン100は、スプライス領域31において第2光ファイバ部12'に融着された第1光ファイバ部10'を備えている。第1光ファイバ部10'は1550nmにおいて第1MFDを有し、第2光ファイバ部12'は1550nmにおいて第2MFDを有しており、第1MFDは第2MFDとは異なっている。スプライス領域31のスプライス損失は1530nmから1570nmの全波長範囲で0.15dB(好ましくは0.10dB、より好ましくは0.07dB、さらに好ましくは0.05dB、さらに好ましくは0.03dB)未満である。第1光ファイバ部10'の端部14は第2光ファイバ部12'の端部16に直接融着されている。好ましくはスプライス損失は1530nmから1570nmの間においては0.05dB(好ましくは0.02dB)未満の幅で変化する(異なる)。幾つかの好適実施例では、スプライス損失は1520nmから1590nmの範囲の全波長においては0.05dB(好ましくは0.02dB)未満の幅で変化する(異なる)。その他の好適実施例では、スプライス損失は1470nmから1620nmの範囲の全波長においては0.05dB(好ましくは0.02dB)未満の幅で変化する(異なる)。従って、光ファイバ伝送ラインの損失は平坦化されている。
好適実施例では、スプライス損失は1520nmから1590nmの範囲の全波長においては0.15dB(好ましくは0.10dB、より好ましくは0.07dB)未満である。
他の好適実施例では、スプライス損失は1470nmから1620nmの範囲の全波長においては0.15dB(好ましくは0.10dB、より好ましくは0.07dB、さらに好ましくは0.05dB、さらに好ましくは0.03dB)未満である。
好適実施例では、第1MFDは1550nmにおいて8μmより大きい。他の好適実施例では、第1MFDは1550nmにおいて9μmより大きい。別の好適実施例では第1MFDは1550nmにおいて10μmより大きい。
好適実施例では、第2MFDは1550nmにおいて8μm未満である。他の好適実施例では、第2MFDは1550nmにおいて7μm未満である。別の好適実施例では、第2MFDは1550nmにおいて6μm未満である。
好適実施例では、第1MFDは第2MFDと比較すると、1550nmにおいて2μmより大きな値で異なる。他の好適実施例では、第1MFDは第2MFDと比較すると、1550nmにおいて3μmより大きな値で異なる。別の好適実施例では、第1MFDは第2MFDと比較すると、1550nmにおいて4μmより大きな値で異なる。
好適実施例では、第1光ファイバ部10'の第1光学有効断面積は1550nmにおいて80μm2より大きい。他の好適実施例では、第1光ファイバ部10'の第1光学有効断面積は1550nmにおいて85μm2より大きい。別の好適実施例では、第1光ファイバ部10'の第1光学有効断面積は1550nmにおいて90μm2より大きい。さらに別の好適実施例では、第1光ファイバ部10'の第1光学有効断面積は1550nmにおいて95μm2より大きい。
好適実施例では、第2光ファイバ部12'の第2光学有効断面積は1550nmにおいて40μm2未満である。他の好適実施例では、第2光ファイバ部12'の第2光学有効断面積は1550nmにおいて40μm2未満で且つ1550nmにおいて25μm2より大きい。別の好適実施例では、第2光ファイバ部12'の第2光学有効断面積は1550nmにおいて40μm2未満で且つ1550nmにおいて30μm2より大きい。さらに別の好適実施例では、第2光ファイバ部12'の第2光学有効断面積は1550nmにおいて約35μm2から約40μm2の間である。
好適実施例では、第1光ファイバ部10'は1550nmにおいて正の分散を有し、第2光ファイバ部12'は1550nmにおいて負の分散を有する。他の好適実施例では、第1光ファイバ部10'は1550nmにおいて正の分散と正の分散スロープを有し、第2光ファイバ部12'は1550nmにおいて負の分散と負の分散スロープを有する。別の好適実施例では、第1光ファイバ部10'は1530nmから1570nmの間で正の分散を有し、第2光ファイバ部12'は1530nmと1570nmの間で負の分散を有する。さらに別の好適実施例では、第1光ファイバ部10'は1530nmから1570nmの間で正の分散と正の分散スロープを有し、第2光ファイバ部12'は1530nmと1570nmの間で負の分散と負の分散スロープを有する。
好適実施例では、第2光ファイバ部12'は少なくとも3つのセグメントからなるコア24を有する。好ましくはコア24は中央コアセグメントを有する。中央コアセグメントは第1環状セグメントに囲まれ、第1環状セグメントに直接接触している。第1環状セグメントは第2環状セグメントに囲まれ、第2環状セグメントに直接接触している。中央セグメントは最大相対屈折率Δ1を有し、第1環状セグメントは最小相対屈折率Δ2を有し、第2環状セグメントは最大相対屈折率Δ3を有し、Δ1>Δ3>Δ2が成立する。好ましくは、Δ1>Δ3>0が成立する。好ましくはコアはクラッド26に囲まれ、クラッドの相対屈折率ΔCLAD(r)はクラッド全域で0である。好適実施例ではクラッド26はコア24から外側直径D2(約125μm)まで延びる。
好適実施例では第1光ファイバ部10'はゲルマニウムを含み、第2光ファイバ部12'はゲルマニウムとフッ素を含む。
好ましくは、スプライス及び加熱処理のためにコーティングが除去された光ファイバ部(露出されている部分)の長さは長手方向に30mm(好ましくは20mm、さらに好ましくは15mm)未満である。
好ましくは、第1光ファイバ部10'と第2光ファイバ部12'の最も外側のクラッド20と26(つまり、最も外側のシリカ系部分:コーティングは含まない)はほぼ同じ最外直径を有する。スプライス接続されるクラッド20、26の端部同士は特に同じような値を有する。より好ましくは、第1光ファイバ部10'と第2光ファイバ部12'とスプライス部31の最外直径はほぼ等しい。好ましくは第1光ファイバ部10'と第2光ファイバ部12'とスプライス部31の最外直径は120μmから130μmの間であり、より好ましくは約125μmである。
本明細書には光ファイバ伝送ライン100の製造方法も開示されている。スプライス接続により生ずる損失は、光伝送ラインの製造中に低減される。この方法は以下のステップ(a)−(c)からなる。(a)第1光ファイバ10を第2光ファイバ12に融着して光ファイバ伝送ライン100を形成するステップ。光ファイバ伝送ライン100は融着スプライス部30で接続された第1及び第2光ファイバ部10'と12'からなる。(b)ステップaの後で、融着部30に供給される火炎32により光ファイバ伝送ライン100を加熱するステップ。この火炎は融着スプライス部30において第1光ファイバ部10'と第2光ファイバ部12'のモードフィールドを生長(成長)させるのに十分な火炎である。第1及び第2光ファイバ部10'と12'は融着スプライス部30に対してほぼ対称的に加熱される。(c)ステップbの後で、融着部30に対し非対称で(に)供給(形成)される火炎32により光ファイバ伝送ライン100をオフセット加熱するステップ。オフセット加熱は1530nmから1570nmの間の全ての波長について0.15dB未満のスプライス損失を生じさせるのに十分な加熱である。
好ましくはステップcの火炎32の中心は、第2光ファイバ部12'上のオフセット位置C2に位置される(向けられる)。オフセット位置C2は融着スプライス部30から長手方向にずれた所にある。好ましくは第2光ファイバ部はステップcで加熱される。より好ましくは火炎はステップcで加熱される第2光ファイバ部に接触する(到達する)。
好適実施例では、第1光ファイバ部10'と第2光ファイバ部12'はステップcで加熱され、第2光ファイバ部はステップcにおいて第1光ファイバ部に優先して加熱される。好ましくは火炎32はステップcにおいて第2光ファイバ部に接触し、より好ましくは火炎はステップcにおいて第1光ファイバ部と第2光ファイバ部の双方に接触する。
好ましくは上記方法において、ステップaの前に、第1光ファイバ10の端部14を第2光ファイバ12の端部16に直接当接させる。第1及び第2光ファイバの端部同士は融着され、融着スプライス部が第1及び第2光ファイバ部の端部の接続部に形成される。
本明細書には光ファイバ伝送ラインの他の製造方法も開示されている。この製造方法は以下のステップ(a)−(c)からなる。(a)第1光ファイバ部の端部を第2光ファイバ部の端部に直接当接させ、端部同士を融着することにより、第1及び第2光ファイバ部の端部同士の接続部に融着スプライス部を有する光伝送ラインを形成するステップ。(b)光ファイバ伝送ラインの第1中央位置に向けて供給される火炎により光ファイバ伝送ラインを加熱するステップ。この火炎の少なくとも一部は融着スプライス部に接触する。(c)光ファイバ伝送ラインの第2中央位置に向けて供給される火炎により光ファイバ伝送ラインを加熱するステップ。第2中央位置は第1中央位置から長手方向にオフセットされている。
本明細書には光ファイバ伝送ラインの別の製造方法も開示されている。この製造方法は以下のステップ(a)−(c)からなる。(a)第1光ファイバ部の端部を第2光ファイバ部の端部に直接当接させ、端部同士を融着することにより、第1及び第2光ファイバ部の端部同士の接続部に融着スプライス部を有する光伝送ラインを形成するステップ。(b)光ファイバ伝送ラインの第1中央位置に向けて供給される火炎により光ファイバ伝送ラインを加熱するステップ。(c)光ファイバ伝送ラインの第2中央位置に向けて供給される火炎により光ファイバ伝送ラインを加熱するステップ。第2中央位置は第1中央位置から長手方向にオフセットされている。好ましくは上記ラインは1550nmにおいてスプライス損失が0.15dB未満になるまで加熱される。
好適実施例では第1中央位置は融着スプライス部に位置し、よって、火炎の中心は融着スプライス部に向けられる。
好ましくは第2中央位置は第1中央位置から長手方向に1mmより大きく(より好ましくは1.5mm以上、さらに好ましくは2mm以上、さらに好ましくは2mmから3mmの間の値で)オフセットされている。好適実施例では、第2中央位置は第1中央位置から長手方向に約2.5mmオフセットされている。
好ましくはステップcで使用される火炎はステップbで使用される火炎と同じであり、火炎または上記ラインの少なくとも一方の位置は他方に対して移動される。ステップbとcにおいて異なる火炎を使用してもよい。
好ましくは火炎の少なくとも一部はステップcにおいて融着スプライス部に接触する。
本明細書には光ファイバの製造方法も開示されている。この製造方法は、第1MFDを有する端部を持つ第1光ファイバを用意するステップと、第2MFDを有する端部を持つ第2光ファイバを用意するステップとを有する。第2MFDは第1MFDより小さい。この光ファイバ製造方法はさらに、融着スプライス部において第1光ファイバと第2光ファイバの端部同士を融着スプライス接続し1つの(一体化された)光ファイバを形成するステップを有する。この一体化された光ファイバは、第1光ファイバから形成される第1光ファイバ部と、第2光ファイバから形成される第2光ファイバ部とからなる。上記製造方法はさらに、融着スプライス接続後に、上記一体化された光ファイバのスプライス接続部を火炎により加熱するステップを有する。火炎は融着スプライス部に対して対称的に供給(形成)される。上記製造方法はさらにその後、上記一体化された光ファイバを火炎で加熱するステップを有する。この火炎は上記融着スプライス部に対して非対称に供給され且つ第2光ファイバ部に向けて供給される。
1つの好適実施例では、第1光ファイバはさらに、第1MFDとは異なるMFDを有する部分を少なくとも1つ有する。
1つの好適実施例では、第2光ファイバはさらに、第2MFDとは異なるMFDを有する部分を少なくとも1つ有する。
本明細書には光ファイバ伝送ラインの別の製造方法も開示されている。この製造方法は以下のステップ(a)−(c)からなる。(a)第1光ファイバ部の端部を第2光ファイバ部の端部に直接当接させ、端部同士を融着することにより、第1及び第2光ファイバ部の端部同士の接続部に融着スプライス部を有する光伝送ラインを形成するステップ。(b)火炎により融着スプライス部を加熱するステップ。(c)スプライス接続部から長手方向に所定距離(オフセット距離)隔てられた位置で第1または第2光ファイバ部を火炎で加熱するステップ。
好ましくは融着スプライス部はステップbにおいて15分未満加熱される。より好ましくは融着スプライス部はステップbにおいて5分から15分の間で加熱される。
好ましくは融着スプライス部はステップcにおいて10分未満加熱される。より好ましくは融着スプライス部はステップcにおいて5分未満加熱される。
好適実施例では、第1光ファイバまたは第2光ファイバは、第1ドーパントと第2ドーパントを含む。融着スプライス部はステップb及びcにおいて所定温度に加熱される。所定温度とは、同じような拡散(分散)速度で第1及び第2ドーパントを拡散させるのに十分な温度である。
好ましくは光伝送ライン上の2点は固定される(不動とされる)。これら2点は融着スプライス部をまたぐ(スプライス部の両側にある)。光伝送ラインは上記2点の間に張られ、ステップbとcの間、ほぼ直線状に保持される。好適実施例では第1光ファイバ部の1点が固定され、第2光ファイバ部の1点が固定され、ステップbとcの間、融着スプライス部を含む光伝送ラインの一部が直線状に保持される。
好ましくはステップbとcにおける火炎加熱は周囲空気の酸素と反応する可燃性ガスを供給して火炎を作ることにより行われる。好ましくは可燃性ガスは水素である。可燃性ガスはバーナーに供給される。バーナーの出口の有効直径は好ましくは5mmから13mmの間(より好ましくは8mmから12mmの間、さらに好ましくは9mmから11mmの間)である。火炎はバーナーの出口から出る。好ましくはバーナーはほぼ円形の出口開口部を有する。好ましくはステップb及びcにおける火炎は光伝送ラインに向けて、下方に供給される。好ましくは可燃性ガスは0.15slpm(standard liters per minute)から0.35slpm(より好ましくは0.2slpmから0.3slpm、さらに好ましくは0.25slpmから0.3slmp)の流量でバーナーに供給される。好ましくはバーナーの出口開口部は光伝送ラインから約3mm−5mmの距離だけ隔てられる。
第2光ファイバ部は好ましくは第1ドーパントと第2ドーパントを含む。ステップb及びcにおける加熱は、第2光ファイバ部において第1及び第2ドーパントを拡散させるのに十分な加熱であるが、ステップbとcの間に融着スプライス部近傍で光伝送ラインを撓ませるには不十分な加熱である。
好適実施例では第1光ファイバ部はゲルマニウムでドープされ、第2光ファイバ部はゲルマニウムとフッ素でドープされ、ステップbとcにおける加熱は、第2光ファイバ部中のゲルマニウムとフッ素をほぼ同じ拡散速度で拡散させるのに十分な加熱であるが、融着スプライス部近傍で光伝送ラインを撓ませるには不十分な加熱である。
好ましくは光伝送ラインはステップbとcにおいて2200度C(℃)未満(より好ましくは1600度Cから2200度Cの間、さらに好ましくは1700度Cから2000度Cの間)の温度に加熱される。
好ましくは光伝送ラインがステップbにおいて加熱される際、第2光ファイバ部の少なくとも2つのドーパントはほぼ等速に分散・拡散する。
好ましくは本明細書に記載された光ファイバ伝送ラインは約1260nmから約1650nmの間における複数の動作波長ウインドウで適切な性能を示す。より好ましくは本明細書に記載された光ファイバは約1260nmから約1650nmの間の複数の波長で適切な性能を示す。
好ましくは第1光ファイバ部のコアは、ゲルマニウムでドープされたシリカ(即ち、ゲルマニウムドープシリカ)からなる。
好適実施例では、第1光ファイバ部の屈折率分布は中心線からコアの外径rCOREまで負ではない。好適実施例では光ファイバはコアにおいて屈折率を上昇させるドーパントを含まない。
好適実施例では第2光ファイバ部の屈折率分布は少なくとも1つの負ではないセグメントと、少なくとも1つの負のセグメントからなる。好適実施例では第2光ファイバ部の屈折率分布は、正の中央セグメントと、当該中央セグメントを囲む負の環状セグメントと、当該負の環状セグメントを囲む正の環状セグメントからなる。
好ましくは、本明細書に開示された高純度シリカ系ファイバは蒸着法により形成される。より好ましくは本明細書に開示されたファイバはOVD法(outside vapor deposition process:外付け蒸着法)により形成される。従って、例えば、公知のOVD法による層形成(laydown)、硬化、線引き技術を利用して本発明の光導波路ファイバを製造することができる。その他の方法(例えば、MCVD(modified chemical vapor deposition:内付け化学気相堆積)法、VAD(vapor axial deposition:気相軸付)法、PCVD(plasma chemical vapor deposition:プラズマ活性型化学的気相堆積)法)も使用することができる。よって、本明細書に開示された光導波路ファイバの屈折率及び断面形状は、当業者に知られている製造技術(例えばOVD法、VAD法、MCVD法。但し、これら方法に限定はされない)により得ることができる。

図6に概略的に示された相対屈折率分布を有する第1光ファイバと、図7に概略的に示された相対屈折率分布を有する第2光ファイバを、従来のコアアライメント(コアを合わせる)スプライサ(core alignment splicer)と所定の方法・技術により接合した。第1光ファイバ10のコア18はクラッド20に囲まれた正の相対屈折率分布200を有する。第2光ファイバ12のコア24は正の相対屈折率分布を有する中央コアセグメント210を有する。中央コアセグメント210は、負の相対屈折率分布を有する環状セグメント(モート(moat)とも称する)212に囲まれている。環状セグメント(モート)212は、正の相対屈折率分布を有する第2環状セグメント(リングとも称する)214に囲まれている。第2環状セグメント(リング)はクラッド26に囲まれている。第1光ファイバは波長1550nmにおいてモードフィールド直径が10μmであり、有効断面積が83μm2であった。第2光ファイバは波長1550nmにおいてモードフィールド直径が5μmであり、有効断面積が18μm2であった。第1及び第2ファイバはそれぞれ端部からコーティングを16mm除去した。スプライス接続は、700msec、40ビットアークパワーで(株)フジクラ社の30Sスプライサを用いて行われた。スプライサはコアアライメントモードで使用した。スプライス接続部はその後実施される熱処理のステーション(熱処理ステーション)に移動された。この熱処理ステーションは水素バーナーとXYZステージからなり、ファイバクリップホルダを備えているので、スプライス接続されたファイバを水素火炎に対して位置づけ(位置合わせ)することができる。水素バーナーは直径10mmのクオーツチューブ(石英管)であった。石英管バーナーはセラミックバーナーの代わりに使用された。理由はファイバの粒子汚染を抑制してファイバの引っ張り強度(張力)を向上するためである。ロータメータ(rotameter)と石英管バーナーの間に設けられた質量流量コントローラにより水素の流れをモニターした。水素流量は0.275slpm(standard liters per minute)だった。火炎に対するファイバの正確な位置決めはXYZファイバホルダステージのマイクロメータ調節により行なった。このステージはスライド装置に取り付けられ、ファイバを火炎から離すことができるようになっている。これは室温でのパワー測定やファイバの取り付け・取り外しを可能にするためである。流量と先端速度は、バーナーに晒されたスプライス接続ファイバの動きを防止するように選択された。
バーナーは7分間融着スプライス部を加熱するために使用した。その後、火炎をファイバに対して2.5mm移動し、3分間スプライス部の第2光ファイバ部側を優先的に加熱した。バーナー先端のエッジはファイバから約3.5mmの距離に保持された。火炎の可視エッジ(曲線)は、ファイバが接線になるようにファイバに接触した。火炎の長さは約3.5mmであった。MFD測定により求められたのは、第2光ファイバ部側のスプライス接続部に沿ってより緩やかな傾斜が形成されたということであった。1550nmにおけるスプライス損失は0.05dBとなった。
同じようなファイバが本明細書に記載された方法により接合された。その結果、スプライス損失は1550nmにおいて0.05dB未満であり、0.03dB未満のものもあった。本明細書に記載された方法により製造された光ファイバ伝送ラインは、1550nmにおけるスプライス損失が0.05dB未満であり、且つ、Cバンド全域で0.02dB未満のほぼフラットな波長依存損失を有していた。
図8に示されるように、本明細書に開示された光ファイバ伝送ライン100は光ファイバ通信システム300において採用することができる。このシステム300は送信機340と受信機360を有する。光ファイバ伝送ライン100は光学的に送信機340と受信機360を接続し、送信機(器)と受信機(器)の間で光信号の伝送を可能にする。システム300は好ましくは2方向(双方向)通信が可能であり、送信機340と受信機360は例示に過ぎない。システム300は1つまたは複数の光学装置・部品(例えば、1つまたは複数の再生機、アンプ(ラマンアンプ等)、分散補償モジュール)をさらに有してもよい。これら光学装置等は1つまたは複数の本発明の光ファイバに光学的に接続される。少なくとも1つの実施例では、本発明の光ファイバ通信システムは、光ファイバ伝送ラインにより接続された送信機と受信機を含み、送信機と受信機の間には再生機は設けられない。他の実施例では、本発明の光ファイバ通信システムは、光ファイバ伝送ラインにより接続された送信機と受信機を含み、送信機と受信機の間にアンプは設けられない。別の実施例では、本発明の光ファイバ通信システムは、光ファイバにより接続された送信機と受信機を含み、送信機と受信機の間にはアンプも再生機もリピータも設けられない。
このシステムは好ましくはさらに、光伝送ラインに光信号を移送できる複数のチャネルを相互接続するためのマルチプレクサを有する。少なくとも1つ(より好ましくは少なくとも3つ、最も好ましくは少なくとも10個)の光信号が約1260nmから約1625nmの波長において伝搬する。好ましくは少なくとも1つの信号が下記の波長領域(バンド)の1つまたは複数で伝搬する。即ち、1310nmバンド、Eバンド、Sバンド、Cバンド、及びLバンドのうちの1つまたは複数のバンドで伝搬する。幾つかの好適実施例では、このシステムはCバンド及びLバンドで信号を伝送する。
幾つかの好適実施例では、このシステムは低密度波長分割多重モードで作動できる。つまり、1つまたは複数の信号が下記の波長領域の少なくとも1つ(より好ましくは少なくとも2つ)において伝搬する。即ち、1310nmバンド、Eバンド、Sバンド、Cバンド、及びLバンドのうちの少なくとも1つ(または少なくとも2つ)のバンドで伝搬する。
1つの好適実施例では、このシステムは約1Gbit/s以下で作動する。別の好適実施例では、このシステムは約2Gbit/s以下で作動する。さらに別の好適実施例では、このシステムは約10Gbit/s以下で作動する。さらに別の好適実施例では、このシステムは約40Gbit/s以下で作動する。さらに別の好適実施例では、このシステムは約40Gbit/s以上で作動する。
1つの好適実施例では、このシステムは、光学系ソース(optical source)と、この光学系ソースに光学的に接続された本発明の光ファイバ伝送ラインと、光ファイバに光学的に接続された受信機をする。受信機は光ファイバ伝送ラインで伝送される光信号を受信する。光学系ソースは、3つの機能(光学系ソースにより生成された光信号をディザ処理する機能、位相変調する機能及び振幅変調する機能)の1つ、2つまたは3つ(全て)を有する。この光信号が受信機により受信される。
上記の記載は本発明を例示的に説明しているだけである。上記の記載はクレームによって定義される本発明の性質や特徴を理解するための概要を提示しているにすぎない。添付図面は本発明の理解をより深めるために添付されている。図面の内容は本明細書の一部をなす。図面は本発明の幾つかの特徴と実施例を示しており、発明の詳細な説明と共に見ることにより、本発明の原理や作動の理解に供することができる。当業者であれば、特許請求の範囲により定義される本発明の精神及び範囲から離れることなく、本明細書に記載された本発明の好適実施例に色々な変更や変形をなすことができるであろう。
図1は第1光ファイバと第2光ファイバの概略図であり、光ファイバ端部のコーティングが除去され、光ファイバ同士が軸方向にアライメントされ(整列され)ている様子を示している。 図2は図1の第1光ファイバと第2光ファイバが融着されて1つのファイバ(即ち、光ファイバ伝送ライン)になった状態の概略を示している。 図3は図2の光ファイバ伝送ラインの火炎処理を概略的に示している。 図4は図3の光ファイバ伝送ラインのオフセット火炎処理を概略的に示している。 図5は全ての火炎加熱が終わった後の図4の光ファイバ伝送ラインの概略図である。 図6は典型的な第1光ファイバの相対屈折率分布を概略的に示している。 図7は典型的な第2光ファイバの相対屈折率分布を概略的に示している。 図8は本明細書に開示された光ファイバ通信システムを概略的に示している。

Claims (19)

  1. 光ファイバ伝送ラインであって、
    スプライス領域で第2光ファイバ部に直接融着された第1光ファイバ部を有し、前記第1光ファイバ部は1550nmで第1MFDを有し、前記第2光ファイバ部は1550nmで第2MFDを有し、前記第1MFDは第2MFDとは異なり、前記スプライス領域のスプライス損失は、1530nmから1570nmの全ての波長で0.15dB未満であることを特徴とする光ファイバ伝送ライン。
  2. 前記スプライス損失は1520nmから1590nmの全ての波長で0.15dB未満である請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  3. 前記スプライス損失は1470nmから1620nmの全ての波長で0.15dB未満である請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  4. 前記スプライス損失の変化は1530nmから1570nmの全ての波長で0.05dB未満である請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  5. 1530nmから1570nmの間における前記スプライス領域のスプライス損失の変化は0.02dB未満である請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  6. 前記スプライス領域のスプライス損失は1530nmから1570nmの全ての波長で0.10dB未満である請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  7. 前記スプライス領域のスプライス損失は1530nmから1570nmの全ての波長で0.07dB未満である請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  8. 前記第1MFDは1550nmにおいて8μmより大きく、前記第2MFDは1550nmにおいて8μmより小さい請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  9. 前記第1MFDは前記第2MFDに比べ、1550nmにおいて2μmより大きく異なる請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  10. 前記第1光ファイバ部と第2光ファイバ部は、ほぼ同じ最外直径を有する最外部クラッドを備える請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  11. 前記第1光ファイバ部の有効断面積は1550nmにおいて80μm2より大きく、前記第2光ファイバ部の有効断面積は1550nmにおいて40μm2より小さい請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  12. 前記第1光ファイバ部は、全域で負でない相対屈折率分布を有するコアを備え、前記第2光ファイバ部は正の相対屈折率を有する2つの隣接しないセグメントと、負の相対屈折率を有する1つのセグメントとからなり、前記1つのセグメントは前記2つの隣接しないセグメントの間に設けられる請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  13. 前記第1光ファイバ部は1550nmにおいて正の分散を有し、前記第2光ファイバ部は1550nmにおいて負の分散を有する請求項1記載の光ファイバ伝送ライン。
  14. 前記第1光ファイバ部は1550nmにおいて10ps/nm-kmより大きな分散を有し、前記第2光ファイバ部は1550nmにおいて−10ps/nm-kmより小さな分散を有する請求項13記載の光ファイバ伝送ライン。
  15. 送信機と受信機と請求項1の光伝送ラインとからなる光ファイバ通信システムであって、前記光伝送ラインは光学的に前記送信機と前記受信機を接続し、1530nmから1570nmの間の波長範囲の少なくとも1つの波長を有する光信号が前記光伝送ラインにより伝送されることを特徴とする光ファイバ通信システム。
  16. 光ファイバ伝送ラインの製造方法であって、
    (a)第1光ファイバを第2光ファイバに融着し、第1及び第2光ファイバ部が融着スプライス部で接続された光ファイバ伝送ラインを形成するステップと、
    (b)前記ステップaの後、第1光ファイバ部及び第2光ファイバ部のモードフィールドを融着スプライス部またはその近傍で生長させるのに十分な火炎を前記融着スプライス部に供給して、前記第1及び第2光ファイバ部を前記融着スプライス部に対しほぼ対称的に加熱することにより、前記光ファイバ伝送ラインを加熱するステップと、
    (c)前記ステップbの後に、1530nmから1570nmの間の全ての波長において0.15dB未満のスプライス損失を生じさせるのに十分な火炎を、前記融着スプライス部に対して非対称的に供給することにより、前記光ファイバ伝送ラインを前記火炎によりオフセット加熱するステップと、
    からなる光ファイバ伝送ラインの製造方法。
  17. 前記ステップaの前に、前記第1光ファイバの端部を前記第2光ファイバの端部に直接当接させ、前記第1及び第2光ファイバの前記端部同士を融着するステップをさらに有し、前記融着スプライス部が前記第1及び第2光ファイバ部の前記端部の接合部に位置する請求項16記載の光ファイバ伝送ライン。
  18. 光ファイバ伝送ラインを製造する際にスプライス損失を低減する方法であって、
    (a)第1光ファイバ部の端部を第2光ファイバ部の端部に直接当接させて、当該端部同士を融着し、融着スプライス部を有する光伝送ラインを形成するステップと、
    (b)前記光ファイバ伝送ラインの第1中央位置に向けられた火炎により、前記光ファイバ伝送ラインを加熱するステップと、
    (c)前記第1中央位置から前記光ファイバ伝送ラインの長手方向にオフセットされた第2中央位置に向けられた火炎により、前記光ファイバ伝送ラインを加熱するステップと、
    からなる方法。
  19. スプライス損失が1550nmにおいて0.15dB未満になるまで前記ラインを加熱する請求項18記載の光ファイバ伝送ライン。
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