JP2007531448A - 分散された音響キャビネット - Google Patents

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Abstract

音響トランスデューサ(2)用の筐体(1)は、音響トランスデューサ(2)を収容するための第1の室(11)と、離隔されて配置された第2の室(12)とを有し、前記第1及び第2の室は結合部(15)によって音響的に結合される。前記結合部は、前記第1及び第2の室よりも小さい径を持っても良い。任意の更なる結合部(16)が、第1の室(11)を任意の第3の室(13)に音響的に結合しても良い。前記筐体の体積は種々の室に分散され、かくして第1の室(11)が小さい場合であっても比較的大きな筐体を提供する。結合部(15、16)によって引き起こされるいずれの非基本共振もが、トランスデューサ(2)の動作領域の外部に存する。

Description

本発明は、分散された音響キャビネットに関する。更に詳細には、本発明は、ラウドスピーカのような音響トランスデューサを収容する筐体に関する。
ラウドスピーカのようなトランスデューサを、一般に箱型の筐体即ち「キャビネット」に収容することは良く知られている。筐体、又は少なくともトランスデューサの後部から前部を分離するパネル無しでラウドスピーカ又は同様のトランスデューサを利用することは、非常に限られた音声が再生されることに帰着する。なぜなら、前記前部と後部との間に音響的な「短絡」が存在するからである。とりわけ、低周波の音声は該「短絡」による影響を被る。
筐体は斯かる音響的な「短絡」を除去するが、適切に設計されない場合には他の望ましくない影響をもたらし得る。筐体内の空気は一般にばねとして働き、とりわけ筐体の体積が小さ過ぎる場合には、トランスデューサと筐体とによって構成される音響系の共振周波数を増大させる。このことは明らかに望ましくないため、筐体の体積はトランスデューサの大きさに対して一定の最小体積を持つ必要がある。
音響トランスデューサを含む多くの装置において、空間の量は制限される必要がある。例えばテレビジョンセットのハウジングは一般に、所与の画面の大きさに対して、可能な限り小さくなるように設計される。各ラウドスピーカに対して比較的大きな筐体を備えることは、ハウジングが望ましくない程大型で体積の大きなものとなることを必要とし、一方で比較的小さな筐体を備えることは、上述した有害な効果に帰着する。
欧州特許出願EP−A0519509は、CRT(Cathode Ray Tube)画面を持つテレビジョンセットにおける利用のためのウーファモジュールを開示している。該ウーファモジュールは、ラウドスピーカが収容される細長い筐体と、2つの音声通路とを有する。第1の通路はトランスデューサの前部に位置し、第2の通路は筐体の内部を外部と接続する。該筐体はテレビジョンのハウジングの底背部に装着され、2つの前記通路がテレビジョンセットの後部から前部へと音声を伝達する。
該既知の筐体はテレビジョンセットの側において大きな体積がとられることを回避するが、幾つかの欠点がある。実際の筐体は依然として大きく、該筐体はCRT画面を持つテレビジョンセットには収容され得るが、LCD(Liquid Crystal Display)又はプラズマ画面を持つテレビジョンセットには大き過ぎる。加えて、前記音声通路は望ましくない音声の「着色」を引き起こし、音声の周波数特性を変更する。
本発明の目的は、先行技術のこれらの及び他の問題を克服し、比較的大きな体積を持ちつつ、比較的小さなハウジングに容易に収容され得る、音響トランスデューサ用の筐体を提供することにある。従って、本発明は、音響トランスデューサ用の筐体であって、前記筐体は、前記音響トランスデューサを収容するための第1の室と、第2の室とを有し、前記第1の室と前記第2の室とは結合部によって音響的に結合され、前記第1の室と前記第2の室とは離隔されて配置される筐体を提供する。
離隔されているが音響的に結合されている少なくとも2つの室を備えることにより、個々の室がそれぞれ比較的小さな体積を持つ場合でも大きな総体積が得られる。結果として、該筐体を構成する種々の室が装置のハウジングの別個の部分に収容され、かくして分散されたトランスデューサ筐体を形成し得る。
ドイツ国特許出願DE−A3144545は、分離されたトランスデューサ用の筐体を開示していることに留意されたい。本先行技術の筐体は、分離壁により分離された2つの隣接する室を有する。該2つの室は、両方の室へと延在する比較的短い管により音響的に結合される。前記管は共振素子を形成し、トランスデューサと筐体とによって形成される音響系の音響特性に寄与する。より具体的には、前記管内の空気が、トランスデューサの音響移動質量、第1の体積の音響コンプライアンス、前記管内の空気の音響質量、及び第2の体積の音響コンプライアンスから成る所謂4次の共振系における音響質量として働く。結果として、該既知の音響系の動作周波数範囲は、前記管内の空気の質量により影響される。本発明においては、室は隣接せずに離隔され、少なくとも1つの結合部材が含む空気が、別個の音響質量を形成するのではなく筐体の総体積に寄与するように該結合部材が好適に設計される。
好適な実施例においては、前記結合部は、前記第1の室及び/又は前記第2の室よりも小さな径、又は一般に断面を持つ。即ち、前記結合部は、長さ方向と垂直な方向から見たときに、該結合部が結合する前記室よりも小さな内径を持つ。比較的細い結合部を備えることは、筐体の局所的な大きさを減少させ、該筐体をハウジングに収容すること、又は一般に該筐体を利用可能な空間に装着することをより容易にする。前記結合部は、円形、楕円形、長方形、八角形又はその他の断面を持っても良く、径という語は本発明を略円形の結合部に限定する意図ではないことは、理解されるであろう。
前記室と前記少なくとも1つの結合部材との組み合わせは、特有の音響特性を持つ。とりわけ好適な実施例においては、前記筐体は、所謂2次の音響系を構成するように大きさを決定される。即ち、前記筐体は好ましくは、前記トランスデューサと前記筐体とにより構成される音響系が、動作周波数範囲内で2次の系として挙動するように大きさを決定される。係る系は、前記筐体(トランスデューサを含む)の音響コンプライアンス及び前記トランスデューサの音響質量から成る従来の「閉じた箱」系と同等である。このようにして、いずれの望ましくない副作用(有害な共振)もが、動作周波数範囲外に維持される。
本発明の筐体は、例えば該筐体中の静圧を等化させるため、又は「バスリフレックス(bass reflex)」効果を提供するため、1以上の前記室において開口部を持っても良いが、本発明の筐体は略閉じていることが好ましい。即ち、前記筐体は好ましくは、略閉じられた体積を構成する。勿論、トランスデューサが外部の空気と接触するようにするために開口部が設けられる必要があるが、該開口部はトランスデューサによって閉じられていると考えられる。
好適な実施例においては、前記筐体は、更なる結合部によって、前記第1の室又は前記第2の室と音響的に結合された第3の室を更に有する。本実施例は、更に大きな体積、又はより小さな室を利用した同等の体積という利点を提供する。従って、前記筐体の体積を3以上の室に分散させることが可能である。対応する結合部に結合された第4及び任意に第5の室といった更なる室もが備えられても良いことは理解されるであろう。
前記更なる結合部は、前記第1の室、前記第2の室及び/又は前記第3の室よりも小さな径を持つことが好適である。
上述したように、本発明の筐体は、前記室が利用可能な空間に分散されるため、柔軟な態様で該利用可能な空間に収容されることができる。例えば、第1の室と第2の室と第3の室とが3次元の配置を構成しても良い。加えて、又は代替として、前記第2の室は、前記第1の室の長さ方向に対して略垂直な長さ方向を持つても良い。本実施例においては、前記室は略細長く、互いに対して直角に配置される。例えば前記室が互いに直列に並んだ、又は鋭角若しくは鈍角に配置されたもののような、他の種々の配置もがとり得ることは理解されるであろう。更に、必ずしも全ての室が略同一の平面上に配置される必要はない。代わりに、前記室が、ことによると相互に直交する3方向に延在し、従って3次元の構成を形成する配置も可能である。
前記トランスデューサが前記第1の室の外部の表面に配置されること、即ち前記室の外面に比較的近接して配置されることが更に好適である。このことは、前記トランスデューサにより生成される音声が、いずれの通路によっても影響されない(即ち「着色されない」)ことを保証する。
以上本発明は単一のトランスデューサを参照して議論されたが、前記筐体が2以上のトランスデューサ(例えば3又は4個のトランスデューサ)を有することも可能である。少なくとも1つの前記トランスデューサは好ましくは可動のコーンを持つが、例えば静電トランスデューサのような他のトランスデューサが適用されても良い。
本発明は更に、上述したような筐体に収容された音響トランスデューサ、特に前記第1の室に収容された音響トランスデューサを有するオーディオシステムを提供する。斯かるオーディオシステムは更に、前記少なくとも1つのトランスデューサに励磁信号を供給するための増幅器と、好ましくはチューナ、CDプレイヤ、DVDプレイヤ、MP3プレイヤ、マイクロフォン及び/又はコンピュータのような信号源とを有しても良い。
本発明のオーディオシステムにおいては、分散された筐体の設計は、特定の周波数において共振を引き起こし得る。それ故、有利な実施例においては、前記トランスデューサは、前記トランスデューサと前記筐体とによって構成される音響系のいずれの高次共振周波数をも除外するように選択された周波数範囲において動作する。それ故、本実施例においては、基本(即ち一般には最低の)共振周波数が、前記音響系の動作周波数範囲内に存する。しかしながら、音響系の動作範囲がいずれの共振周波数より低い代替の実施例も可能である。
とりわけ有利な実施例においては、前記トランスデューサは、該トランスデューサがその一部である前記音響系の共振周波数において動作するように構成される。筐体に装着され、かくして形成される音響系の(基本)共振周波数において動作するトランスデューサは非常に効率的であり、比較的低い入力電流で高い音声レベルを生成する。共振周波数において動作するように設計された音響トランスデューサのとりわけ適切な例は、欧州特許出願EP03103396.2(参照により本明細に組み込まれたものとする)に記載されている。斯かるトランスデューサにおいては、高い品質係数(Q)がとりわけ好ましい。
本発明は更に、それぞれ本発明による筐体を備えた、とりわけLCD画面又はプラズマ画面のような平坦な画面を有するテレビジョンセットのようなテレビジョンセット及びモニタを提供する。
本発明は、添付図面において示される実施例を参照しながら以下に更に説明されるであろう。
図1に単に非限定的な例として示された筐体1は、第1の室11、第2の室12、第3の室13、第1の結合部15及び第2の結合部16を有する。本例においてはラウドスピーカにより構成される音響トランスデューサ2は、第1の室11において前面に接して収容され、該前面に1以上の適切な開口が備えられている。
第1の結合部15は、第1の室11と第2の室12とを接続し、音響結合を提供する。同様に、第2の結合部16は、第1の室11と第3の室13とを接続する。図示された例においては、結合部15及び16は室11、12及び13よりも小さな径を持つ。しかしながら、前記結合部が前記室と略等しい径を持つ実施例も考えられる。また、図1の例においては、室11、12及び13が直列に配置されている。しかしながら、図2を参照しながら後に説明されるように、このことは必須ではない。
図1の実施例においては、第2の室12と第3の室13とは、トランスデューサ2が収容された第1の室11の他方の側に配置される。他の実施例(図示されていない)においては、第3の室13が、第1の室11ではなく第2の室12に結合される。この実施例は依然として、比較的小さな室の体積により構成される比較的大きな結合された体積を持つ分散された筐体を提供する。
図1の実施例において、第1の室11は例えば0.30dmの体積を持ち、一方第2の及び第3の室12及び13はそれぞれ0.25dmの体積を持っても良い。結合部15及び16がそれぞれ0.2dmの体積を持つ場合、本例においては総体積1.2dmが得られる。かくして、該筐体は1.2dmの体積を持つ一方、個々の室は0.30dmを超えない体積を持つ。例えば消費者向け装置のハウジングに本発明の筐体を収容することは、先行技術の筐体よりもかなり容易であることが明らかであろう。
上述したように、室11及び12並びにいずれの任意の更なる室も、直列である必要はない。例えば図2の例においては、前記筐体は略U型である。第2の室12は第1の室11に対して直角に配置され、第3の室13は第2の室12に直角に且つ第1の室11に平行に配置される。本実施例においては、結合部15及び16は、筐体1の角部分によって構成される。トランスデューサ2は、図1の実施例と同様に、第1の室11に収容される。図2の略2次元の構成の代わりに、例えば3つの室11、12及び13が相互に直角な方向に延在する略3次元の構成も可能である。斯かる実施例は図3に示される。
図2及び3の実施例は、単一の大型の室が収容されることができないテレビジョン又は同様の装置に特に適している。本発明による複数の分散された室を利用することにより、大型の筐体が依然として得られる。前記室の相互の配置は、例えば特定のハウジングに適するように、特定の用途の要件に従って変更されても良いことは理解されるであろう。本発明はまた、ラウドスピーカキャビネットを提供するために利用されることもできる。多くの消費者は部屋に大きな箱型のラウドスピーカキャビネットを配置することを望まないが、分散された設計を持つラウドスピーカキャビネットは快く受け入れるであろう。
本発明の音響系の周波数特性は、図4に模式的に示される。本発明の筐体(図1及び2の1)に収容されたトランスデューサにより生成される音圧レベル(SPL)が、周波数fの関数として示される。音圧レベルはデシベル(dB)で測定され、周波数はHzで、10Hz乃至1000Hzの範囲において対数スケールで示される。
図から分かるように、前記トランスデューサ(図1及び2の2)と前記筐体(図1及び2の1)との構成は、ピーク音圧レベル(1次又は基本共振)を約60Hzにおいて生成する。前記筐体の設計(とりわけ比較的細い結合部(図1の15及び16))により生じる更なる共振は、約200Hz及び500Hzにおいて発生する。
本発明の更なる態様によれば、少なくとも1つのトランスデューサと筐体とから成る音響系が、高次の共振周波数のいずれともオーバラップしない有効動作範囲を持つ。図4の例においては、前記トランスデューサの動作周波数範囲は、前記筐体の高次の共振周波数よりも低く延在し、例えば50Hzから150Hzに延在しても良い。
とりわけ有利な実施例においては、前記少なくとも1つのトランスデューサが、本例では約60Hzである、音響系の基本共振周波数において動作するように構成される。音響系の基本共振周波数において動作するトランスデューサは非常に効率的であり、比較的低い入力電流で高い音声レベルを生成する。
共振周波数において動作するように構成された音響トランスデューサの特に適切な例は、欧州特許出願03103396.2に記載されており、ここで内容全体が本明細に組み込まれたものとする。
本発明の筐体に収容され、音響系の(基本又は高次の)共振周波数において動作するように構成されたトランスデューサは、単一の大きなキャビネット室を回避しつつ、低い励磁電流で非常に高い音声レベルを提供する。
本発明は、分散された筐体を形成するように音響的に結合された2以上の比較的小さい室を備えることにより、比較的大きな音響筐体が得られるという洞察に基づく。本発明は、高次の共振周波数が音響系の動作範囲外に存するように筐体が設計され得るため、室の結合により引き起こされるいずれの共振周波数もが問題を生じないという更なる洞察から利を得ている。本発明は更に、斯かる筐体は、音響系の共振周波数において駆動されるトランスデューサに対して特に適切であるという更なる洞察から利を得ている。
本明細書において利用されるいずれの語も、本発明の範囲を制限するものとして解釈されるべきではないことに留意されたい。とりわけ、「有する(comprise及びcomprising)」なる語は、明示的に述べられていないいずれの要素をも除外することを意図したものではない。単一の(回路)構成要素は、複数の(回路)構成要素又はその同等物により代用されても良い。
本発明は以上に説明された実施例に限定されるものではなく、添付される請求項に定義された本発明の範囲から逸脱することなく多くの変更及び追加が為され得ることは、当業者には理解されるであろう。
本発明による筐体の第1の実施例を断面図で模式的に示す。 本発明による筐体の第2の実施例を断面図で模式的に示す。 本発明による筐体の第3の実施例を斜視図で模式的に示す。 本発明による筐体の周波数特性を模式的に示す。

Claims (16)

  1. 音響トランスデューサ用の筐体であって、前記筐体は、前記音響トランスデューサを収容するための第1の室と、第2の室とを有し、前記第1の室と前記第2の室とは結合部によって音響的に結合され、前記第1の室と前記第2の室とは離隔されて配置される筐体。
  2. 前記結合部は、前記第1の室及び/又は前記第2の室よりも小さな断面を持つ、請求項1に記載の筐体。
  3. 2次音響系を構成するように大きさを決定された、請求項1又は2に記載の筐体。
  4. 略閉じられた、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の筐体。
  5. 更なる結合部によって、前記第1の室又は前記第2の室と音響的に結合された第3の室を更に有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の筐体。
  6. 前記更なる結合部は、前記第1の室、前記第2の室及び/又は前記第3の室よりも小さな径を持つ、請求項5に記載の筐体。
  7. 前記第1の室、前記第2の室及び前記第3の室は、3次元の配置を構成する、請求項5又は6に記載の筐体。
  8. 前記第2の室は、前記第1の室の長さ方向に対して略垂直な長さ方向を持つ、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の筐体。
  9. 前記トランスデューサは、前記第1の室の外面に配置される、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の筐体。
  10. 2以上のトランスデューサを有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の筐体。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の筐体に収容された少なくとも1つの音響トランスデューサを有するオーディオシステム。
  12. 前記少なくとも1つのトランスデューサに励磁信号を供給するための増幅器と、好ましくはチューナ、CDプレイヤ、DVDプレイヤ、MP3プレイヤ、マイクロフォン及び/又はコンピュータのような信号源とを更に有する、請求項11に記載のオーディオシステム。
  13. 前記トランスデューサは、前記トランスデューサと前記筐体とによって構成される音響系のいずれの高次共振周波数をも除外するように選択された周波数範囲において動作するように構成された、請求項11又は12に記載のオーディオシステム。
  14. 前記トランスデューサは、前記トランスデューサと前記筐体とによって構成される音響系の基本共振周波数において動作するように構成された、請求項11乃至13のいずれか一項に記載のオーディオシステム。
  15. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の筐体に収容された少なくとも1つのトランスデューサを有するテレビジョンセット。
  16. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の筐体であって音響トランスデューサを備えた筐体を有するモニタ。
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