JP2007528253A - フォーカスしたコヒーレント散乱コンピュータ断層撮影 - Google Patents
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Abstract
スリットコリメータを備えることにより、ファンビームの強度が大幅に弱くなり、高価でパワーの大きいX線チューブを使用しなくてはならない。本発明の一実施形態例では、ハイパワーチューブをフォーカスコリメータと組み合わせて焦点距離を非常に長くして使用する。チューブは、安価な固定アノードチューブでよいが、焦点距離が大きいので、例えば15kWのハイパワーが出る。コリメータにより再構成された散乱関数の分解能が劣化しない。照射されるスライスの厚さを大きくして、空間的解像度を均一にすることができる。
Description
本発明はコヒーレント散乱コンピュータ断層撮影(CSCT)であって放射ビームを関心対象に照射するものの分野に関する。特に、本発明は、関心対象の検査用コヒーレント散乱コンピュータ断層撮影、コヒーレント散乱コンピュータ断層撮影装置を用いた関心対象の検査方法、コンピュータ断層撮影装置を制御するソフトウェアプログラムに関する。
米国特許第4,751,722号は、ビーム方向に対して1°ないし12°の範囲で角度がついたコヒーレント散乱放射の分布をレジストレーション(registration)する原理に基づく装置について記載している。米国特許第4,751,722号に記載されている通り、弾性散乱放射は、光子エネルギーが40keVより大きい場合は主に12°より小さい角度内に集中しており、散乱放射ははっきりした最大値を有する特徴的な角度依存性を有し、その最大値の位置は照射される物体自体により決定される。小さい角度におけるコヒーレント散乱放射の強度分布は物質の分子構造に依存するので、吸収能力が同じで(従来の透視法やCTでは区別できなかった)異なる物質でも、各物質に典型的なコヒーレント放射の角度付き散乱の強度分布により、区別することができる。
改良により異なる対象物質を区別することができるので、このようなシステムを医療及び産業分野のより多くのアプリケーションに適用することができる。
小角度散乱の支配的成分はコヒーレント散乱である。コヒーレント散乱は散乱サンプルの原子構成に応じた干渉効果を示すので、コヒーレント散乱コンピュータ断層撮影(CSCT)は、原理的には、2次元の対象断面の組織その他の物質の分子構造における空間的変化を画像化する敏感な手法である。
Harding等による「Energy-dispersive x-ray diffraction tomography」(Phys. Med. Biol., 1990, Vol. 35, No. 1, 33-41)は、エネルギー分散X線散乱断層撮影(EXDT)について記載している。これは、多色放射により対象中で励起されたコヒーレントX線散乱の、一定角度におけるエネルギー分析に基づく断層撮影画像化方法である。この方法によると、好適な開口システムを用いて放射ビームを発生する。この放射ビームの形状は鉛筆のようなものであり、そのためにペンシルビームとも呼ばれる。ペンシルビーム源の反対側には、エネルギー分析に好適な検出器要素が関心対象により変えられたペンシルビームを検出するために配置されている。
ペンシルビームを1つの検出器要素だけと組み合わせて使用するので、放射源からは限定された数の光子が放射され、測定できる情報量は少ない。EXDTは、手荷物のような大きな対象に使用する場合、スキャンモードで使用しなければならず、測定時間が極端に長くなる。
ファンビーム主ビームと2次元検出器をCTを組み合わせて使用するコヒーレント散乱セットアップが米国特許第6,470,067B1号に記載されている。これによりEXDTスキャンモードに係わる測定時間が長くなる問題は解決できる。多色光源を組み合わせた角度分散セットアップの欠点は、散乱関数がぼやけることであり、例えば、これはSchneider等による「Coherent Scatter Computer Tomography Applying a Fan-Beam Geometry」(Proc. SPIE , 2001, Vol. 4320 754-763)に記載されている。
本発明の目的の1つは、コヒーレント散乱コンピュータ断層撮影を改良することである。
請求項1に記載した本発明の一実施形態例では、上記目的の達成は、関心対象の検査をするためのコヒーレント散乱コンピュータ断層撮影装置であって、放射線源と、第1の放射検出器と、第2の放射検出器とを有する装置により行われる。放射線源がファン平面で関心対象を通る放射ビームを発生する。第1の検出器がファン平面中で放射線源と対向するように配置される。第1の放射検出器は、関心対象を透過する放射ビームの第1の放射線を検出して、例えば、それにより関心対象による主放射線の減衰を検出するように構成されている。第2の放射検出器が放射線源と対向して、ファン平面に垂直な方向にファン平面からオフセットを有して配置される。よって、第2の放射検出器が関心対象中の1つの位置で散乱された放射線ビームの第2の放射線を検出するように構成される。その位置において、本発明のこの実施形態例では、放射ビームはファン平面と垂直な方向の大きさを有する。
本発明のこの実施形態例では、その大きさに沿った位置で散乱された第2の放射線の光子とファン平面との間の散乱角は一定である。換言すると、放射ビームの厚みのほぼ全体においてその位置で散乱された全ての光子の散乱角は、その大きさに沿った、すなわちその位置における放射ビームの「厚み」に沿った位置における全ての散乱位置について等しい。放射線源から放射される「放射光線」の方向と第2の放射検出器の位置はしかるべく調整することができる。
すでに分かっていることは、システムの角度分解能をよくするためには、第1に、ファン平面に垂直な方向の発散が非常に小さいファンビームが有利であり、第2に、ファンの高さ(すなわち、ファン平面に垂直な方向のファンビームの厚みすなわち大きさ)が小さくなければならないことである。これを達成するには、焦点スポットが非常に小さい放射線源を用い、スリットが非常に狭いコリメータを放射線源と関心対象の間に備えればよい。コリメータの性能をよくするため、第2のスリットを備えてもよい。
しかし、1つか2つのスリットを有するスリットコリメータを用いてコリメートしても、焦点スポットが比較的小さい放射線源を使用できるだけである。このため、ハイパワーの回転ノードを使用して十分な光子フローを提供しなければならない。連続動作におけるこのような回転ノードのパワーは、通常10−15kWに限定されている。
さらに、分かっていることは、比較的狭いスリットにより、焦点スポットの非常に小さい角度しか使用しておらず、強度がさらに下がってしまう。これにより、ファンビームの厚みが関心対象またはその近傍で1mmだけしかない。さらに、CSCTの空間的分解能は、通常、ファン平面において5mmの範囲である。すなわち、分解能は非等方的であり、3次元表示では問題となる。
上記の欠点は、本発明のこの実施形態例によるコヒーレント散乱コンピュータ断層撮影装置であって第2の放射線の散乱光子とファン平面の間の散乱角が一定であるように放射ビームを適応した装置により、有利に解決することができる。
さらに、有利にも、これにより皮膚線量、すなわち皮膚表面の放射線量を減らすことができる。さらに、X線源とうの放射線源であって焦点スポットが大きいものを使用することができる。
請求項2に記載の本発明の他の実施形態例では、放射線を放射線源からの距離が第2の放射検出器と同じ焦点にフォーカスさせる。変形例では、第1と第2の放射検出器は焦点の位置からほぼ同じ距離に配置される。すなわち、第1と第2の放射検出器は、中心がX線源の位置にあるファン平面中の同じ半径の円の円周状に配置される。第1と第2の放射検出器の位置は回転軸に沿った1つの距離だけ異なる。
請求項3に記載した本発明の他の実施形態例によれば、コリメータが関心対象と放射線源の間に配置される。このコリメータは、放射ビームをコリメートして、その放射ビームが第2の放射検出器と光源の間の距離に等しい光源からの距離にフォーカスするようにする。有利にも、第1の検出器は、主放射検出器が関心対象を通るパスにおける主放射の減衰を測定するような焦点位置に配置される。
有利にも、これにより、ファンビームの厚みを関心対象の位置において大きくすることができる。すなわち、ファンビームのファン平面に垂直な方向に沿った大きさを大きくすることができる。このため、関心対象の人体に放射線が入る人体表面の皮膚線量を減らすことができる。また、これにより放射線源を傾けることができ、焦点を大きくできる。また、検出器の中心ラインへのコリメートにより、有利にも、その大きさに沿った位置で散乱した第2の放射線の光子とファン平面との間の散乱角は一定とすることができる。
請求項4に記載した本発明の他の実施形態例では、コリメータは複数のタングステンまたはモリブデンシートと、タングステンシートの間にサンドイッチになった複数の先細のプラスチック層により実現できる。先細になっていないプラスチック層を使用して、コリメータの一方側に機械的圧力をかけてフォーカスさせてもよい。
有利にも、これにより単純な構成のコリメータを備えることができる。プラスチック層としては、この実施形態例の変形例では、プラスチックフォームを使用できる。この層には(チーズのように)穴があいており、またはバラバラの材料ストリップをまとめたものであってもよい。
請求項5に記載した本発明の他の実施形態例では、第1と第2の検出器は検出器ラインであり、各ラインはファン平面と平行に配置されている。
請求項6に記載の本発明の他の実施形態によれば、コヒーレント散乱コンピュータ断層撮影装置を用いた関心対象の検査方法が提供される。ここで散乱角は一定である。
有利にも、本発明のこの実施形態による方法により、分解能の異方性が低いことにより、3次元表示における問題を避けることができる。
請求項7に記載の本発明の他の実施形態によると、放射ビームは、主放射検出器すなわち透過検出器でフォーカスするようにコリメートされる。
請求項8に記載の本発明の他の実施形態では、コンピュータ断層撮影装置を制御するソフトウェアプログラムが提供される。そのソフトウェアをコンピュータ断層撮影装置のプロセッサで実行したとき、コンピュータ断層撮影装置は本発明の方法に従った動作を実行する。本発明によるコンピュータプログラムは、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能媒体に格納できる。また、コンピュータプログラムは、ワールドワイドウェブ等のネットワーク上にあってもよく、そのようなネットワークからデータプロセッサのワーキングメモリにダウンロードされてもよい。そのコンピュータプログラムは、C++等の好適なプログラミング言語で書かれている。
本発明の実施形態例の要点は、放射ビームを、焦点スポットからの距離が散乱検出器と焦点スポットの間の距離と等しい焦点スポットからの距離にフォーカスするようにすることである。散乱した光子は散乱放射検出器にフォーカスし、散乱角は一定である。本発明の一実施形態では、これは、放射ビームを透過放射検出器にフォーカスするフォーカスコリメータにより実現される。
本発明の上記その他の態様は、以下に説明する実施形態と添付した図面を参照して説明し、明らかとなるであろう。
以下に図1−7を説明するが、同じ参照数字は同一または対応する要素を示す。
図1は、本発明によるコンピュータ断層撮影の一実施形態例を示す概略図である。この実施形態例を参照して、本発明を手荷物検査に応用する場合について説明する。この検査は、例えば、手荷物中の爆発物などの危険物を検出するものである。しかし、留意すべきことは、本発明は手荷物検査の分野に限定されておらず、その他の産業または医療のアプリケーションにも使用することができる。例えば、医療的アプリケーションには、骨の画像化や組織のタイプによる区別などがある。
図1に示したコンピュータ断層撮影は、ファンビームコヒーレント散乱コンピュータ断層撮影(CSCT)であり、放射線源を使用して大きな焦点スポットを得られるものである。さらに、本発明の実施形態例によると、十分に高い光子フローを提供するために高性能の回転アノードを使用する必要はない。放射線源4の構成は図6を参照してさらに詳しく説明する。
図1に示したコンピュータ断層撮影装置はガントリ1を有し、このガントリ1は回転軸2の回りに回転可能である。ガントリ1はモータ3により駆動される。参照符号4はX線源等の放射線源を示し、本発明の一態様では、この放射線源は多色または単色の放射光を放射する。
参照数字9はコリメータを指している。本発明のこの実施形態例によるコリメータは、放射ビーム6を成形して、放射ビーム6が、放射線源4に対向する、ガントリ1に配置された放射線検出器8の透過検出器ライン15上にフォーカスするように構成されている。関心対象7を通過するファンビーム11の透過検出器ライン15は、ファン平面中の放射線検出器8の透過検出器ライン15を横切る。
言い換えると、ファンビーム11の方向は、ガントリ1の中心、すなわちコンピュータ断層撮影装置の検査領域に配置された手荷物7を透過して検出器8に当たるようになっている。上記の通り、検出器8は放射線源4に対向してガントリ1上に配置され、ファンビーム11のファン平面は検出器8の列すなわちライン15を横切る。図1に示したディテクタ8は7本の検出器ラインを有し、各ラインは複数の検出器要素を有する。上記の通り、検出器8の配置は、主放射検出器15すなわち検出器8の中央ラインがファンビーム11のファン平面にくるようになっている。
検出器8の残りの6本のライン、すなわち検出器ライン15の両側にある斜線で示したそれぞれ3本の検出器ライン30と34は、散乱放射検出器ラインである。これらの検出器ライン30と34は、それぞれファンビーム11のファン平面の外側に配置されている。換言すると、これらのライン30と34は、X線源4に対向してガントリ1上に配置され、回転軸2と平行な方向すなわちファン平面と垂直な方向にファン平面からオフセットを有している。検出器ライン30は、図1に示した回転軸2の方向に対して正のオフセットを有して配置され、一方、ライン34は、図1に示した回転軸2の方向に対してファン平面から負のオフセットを有して配置される。
検出器ライン30と34は、ガントリ1に配置されているが、ファン平面と平行であり、ガントリ1の回転軸2の正または負の方向にファン平面からオフセットを有している。そのため、コンピュータ断層撮影装置の検査領域中の手荷物7から散乱された散乱放射を受け、または測定する。よって、以下では、ライン30と34も散乱放射検出器と呼ぶ。
検出器ライン15、30、34の検出器要素はシンチレータ検出器セルであってもよい。しかし、本発明のこの実施形態例の変形例では、ライン15またはライン34、30にテルル化カドミウムまたはCdZnTeベースその他の直接変換検出器セルを用いてもよい。また、ライン30と34は、テルル化カドミウムまたはCZTベースの検出器セルであり、ライン15はシンチレータ検出器セルであってもよい。主ビームディテクタと散乱放射ディテクタは別々のハウジングに入れてもよい。
留意すべきことは、ライン30または34の一方だけを備えても十分であることである。しかし、複数のライン30及び/または34を備えることが好ましい。また、1つのライン15だけを備えて、ファン平面中のファンビーム11の主ビームの、手荷物7による減衰を測定しても十分である。しかし、ライン30と34の場合のように、複数の検出器ライン15を備えれば、コンピュータ断層撮影装置の測定スピードをさらに上げることができる。以下では、「主放射検出器」という用語は、検出器を指して使うが、ファンビーム11の主放射の減衰を測定する少なくとも1つの検出器を含むものとする。
図1から分かるように、検出器8の検出器セルは行と列に配置されている。ここで、列は回転軸2に並行であり、ラインは回転軸2に垂直でファンビーム11のスライス面に平行な平面内に配置されている。
手荷物7のスキャン中、放射光源4と、開口系すなわちコリメータ9と、ディテクタ8とは、矢印16で示した方向にガントリ1に沿って回転する。ガントリ1を回転させるため、モータ3がモータ制御部17に接続され、そのモータ制御部17は計算部18に接続されている。
図1では、手荷物7はコンベヤベルト19上に配置されている。手荷物7のスキャン中、ガントリ1は手荷物7の回りを回転するが、コンベヤベルト19は手荷物7をガントリ1の回転軸2に平行な方向に沿って並進移動する。これにより、手荷物7はヘリカルスキャンパスに沿ってスキャンされる。コンベヤベルト19は、単一スライスを測定するために、スキャン中に停止することもある。
検出器8は計算部18に接続されている。計算部18は検出器8の検出器要素から検出結果すなわち測定値(readout)を受け取る。また、計算部18は検出器8、すなわちファンビーム11の主放射の減衰を測定するエネルギー分解ライン30と34からのスキャン結果に基づきスキャン結果を決定する。それに加えて、計算部18は、モータ3、20またはコンベヤベルト19とガントリ1の動きを調和させるために、モータ制御部17と通信する。
計算部18は、主放射検出器すなわち検出器ライン15と散乱放射検出器すなわちライン30、34の測定値(readouts)から画像を再構成するように構成されている。計算部18により生成された画像は、インターフェイス22を介してディスプレイ(図1には示さず)に出力される。
さらに、計算部18は、ライン30と34と15と32の測定値に基づいて、手荷物7中の爆発物を検出するように構成されている。この検出は、これらの検出器ラインの測定値から散乱関数を再構成して、それを事前に測定して求めた爆発物の特徴的測定値を含むテーブルと比較することにより自動的に行うことができる。計算部18は、検出器8から読み出した測定値が爆発物の特徴的測定値と一致すると判断した場合、ラウドスピーカ21を介して警報を自動的に出力する。
図2は、図1に示したCSCTスキャンシステムの配置を簡略化して示した概略図である。図2から分かるように、X線源4はファンビーム11を放射する。ファンビーム11は(この場合直径uである)手荷物7を含み、検出器8全体をカバーする。対象領域の直径は例えば100cmである。この場合、ファンビーム11の角度αは80°であってもよい。このような構成において、X線源4から対象領域までの距離vは約80cmであり、個々の検出器セルのX線源4からの距離は約w=150cmである。
図2から分かるように、本発明の一態様により、検出器セルすなわちラインはコリメータ40を備え、セルすなわちラインが、散乱角度が異なる望ましくない放射を測定することを避けることができる。コリメータ40はブレードや薄板のようなものであり、放射線源の方にフォーカスしていてもよい。薄板の間隔は検出器要素の間隔とは独立に選択することができる。
図1と2に示した曲がった検出器8ではなく、平らな検出器アレイを用いることもできる。
図3は、図1のコンピュータ断層撮影装置で使用される検出器の配置を示す他の概略図である。図1を参照してすでに説明したように、1つ、2つ、またはそれ以上の検出器ライン30と34と、検出器8は手荷物7により生じた主ファンビームの減衰を測定するための複数のライン15を有していてもよい。図3から分かるように、好ましくは、検出器8の構成は、検出器8の中央ライン15がファンビーム11のファン平面内にあり、それにより主放射の減衰を測定するように構成されている。矢印42で示したように、X線源4の放射線源と検出器8とは、手荷物の周りを回転して異なる角度から投影データ(projections)を取得する。
図3に示したように、検出器8は複数の列tを有する。
図4は、本発明をさらに説明するための、図1に示したコンピュータ断層撮影装置の配置を示す他の概略図である。図4において、検出器46が図示され、1つのライン15と1つのライン30のみを有する。ライン15は、コリメータ9により形成されたファンビーム11のファン平面内に配置されている。ライン15は、例えば、ファンビーム11の主ビームの減衰を測定するためのシンチレータセルその他の好適なセルを有し、対象領域すなわち検査領域の関心対象により生じた主ファンビームの減衰を完全に測定する。
図4に示したライン30は、エネルギー分解セルまたはシンチレーションセルを含んでもよい。図4から分かるように、ライン30はファンビーム11のファン平面と平行であるがその平面の外に配置されている。換言すると、ライン30はファン平面と平行でありライン15とも平行である平面内に配置されている。ファン平面はスライス平面と呼ばれることもある。
参照数字44は散乱放射、すなわち関心対象(手荷物等)により散乱された光子を示す。図4から分かるように、散乱放射はスライス平面を離れてライン30の検出器セルにあたる。
図5は、図1のコンピュータ断層撮影装置の検出器の配置を示す側面図である。図5は図4の側面を示していると考えることもできる。しかし、1つのライン30と1つのライン15しか示さないのではなく、図5では、ライン30とライン15の間に複数の検出器ライン32を備えている。検出器要素Diは、主ファンビームのスライス平面から固定距離aのところに配置されている。本発明の一態様によると、列tの各検出器要素Diと各投影Φ(図3参照)に対して、スペクトルI(E,t,Φ)を測定する。円形スキャンパスまたはヘリカルスキャンパスに沿って複数の投影Φに対してこの測定を実行すると、3次元データセットが得られる。各オブジェクトピクセルは3つの座標(x,y,q)により記述される。よって、本発明の一態様によると、3次元データセットから画像を再構成し、または更に別の情報を再構成するために、独国特許第10252662.1号に記載された3次元→3次元再構成を使用する。この文献はここに参照援用する。
空間座標(x,y)に基づき、各対象ボクセルSiの検出器8との距離dを計算部18により計算する。次に、計算部18は各対象ボクセルSiの散乱角θと次式の間隔とを計算する:
次に、上式により計算した波数ベクトル伝達パラメータqと主放射検出器の測定値(readouts)とに基づき、計算部18が画像を決定するか、または対象スライス中の物質を特定する。
図6は、本発明によるコンピュータ断層撮影の一実施形態例を示す側面図である。図6から分かるように、手荷物7、関心対象、または患者は一方の側の検出器ライン15と30と、他方の側のコリメータ9と放射光源4との間に配置される。図6の視点は図5の視点と基本的には同じである。
図6に示した放射線源4は焦点スポットを有する。この焦点スポットはファン平面、すなわち図6に示した視点による紙面上で限られた範囲に広がっている。ファン平面上の大きさは比較的小さく、0.5mm−8mmの範囲である。基本的に、広がりは3mmの範囲である。
しかし、図6から分かるように、ファン平面と垂直な方向の放射線源4の大きさは大きい。例えば、焦点スポット、すなわち放射している放射線源4のスポットは、ファン平面に垂直な方向で10mm以上の大きさを有する。
図6から分かるように、放射線源4の焦点スポットはファン平面に対して傾いていてもよい。例えば、傾きは7°ないし20°であってもよい。しかし、傾きはこれより小さくても大きくてもよい。
ファン平面に平行な方向に比較的小さな広がりを有する焦点スポットを有する放射線源4を用いて、放射線源4の焦点スポットがファン平面に対して傾いているように放射線源4を傾けることにより、検出器ライン15に対して点状の焦点スポットを実現することができる。換言すると、検出器ライン15から放射線源4を見ると、その放射線源4は点状の焦点スポットとして見える。
このように、例えば、焦点スポットのファン平面と平行な方向の広がりが2mmであり、ファン平面と垂直な方向の広がりが10mmであるような放射光源4を用いて、傾きを22°とすると、真の焦点サイズは2mm×(10/sin20°)mm=58.5mm2となる。このように焦点スポットは大きくてもよいので、固定アノードを有する放射線源を使用することができる。また、15kWより大きくても大丈夫である。
図6から分かるように、放射線源4から放射される放射光はコリメータ9により平行にされる。このコリメータ9については、図7を参照してより詳細に説明する。本発明の他の実施形態例によると、コリメータ9の構成は放射光が検出器ライン15上に、すなわち透過放射検出器すなわち主放射検出器上にフォーカスされるようになっている。図6から分かるように、コリメータ9により平行にされたファンビーム11はファン平面と垂直な方向に拡大される。本発明によると、上記の拡大は0.5−3または4mmの範囲である。しかし、上記の拡大は10または12mmまでであってもよい。このため、手荷物7または患者等の関心対象の表面98は、放射光が関心対象に入りところであり、拡大される。このことにより、有利にも、皮膚線量すなわち患者等の関心対象の表面に照射される放射線量を減らすことができる。
ライン96で示した関心対象7中の位置において放射線がファンビーム11から散乱される。このような放射線は以下では散乱放射線とよぶが、散乱放射検出器ライン30上にフォーカスされる。本発明の実施形態例では、ライン96で示された位置で散乱した光子それぞれの散乱角94が、ライン96で示した位置で散乱したファンビーム11の全ての光子に対して同じになるような位置に、散乱放射線すなわち検出器ライン30が配置されている。換言すると、光線90に沿った散乱光子の散乱は、放射検出器ライン30の方に、ファン平面に対して光線92の光子と同じ角度で行われる。
換言すると、本発明のこの実施形態例では、放射線はフォーカスコリメータ9により平行にされる。コリメータ9のフォーカスラインは主検出器ライン15である。
フォーカスされたファンビーム11が関心対象の位置で散乱され、散乱放射が1つ以上の散乱放射検出器30で検出される場合、散乱角はライン96に沿った散乱の高さに依存しない。すなわち、散乱角はライン96に沿ったファンビーム11中で生じる全ての散乱で独立である。こうなるのは、放射線源と主放射検出器15の間の距離が、散乱放射検出器と放射線源4の間の距離と同じであることによる。また、第2の放射検出器を放射線源から同じ距離に配置し、第1の放射検出器を焦点の外に、すなわち焦点より近くか遠くに配置すれば十分である。
このような構成は、おおよそのところ、円筒形状CT検出器を用いて関心対象と検出器の間の距離を十分大きくした場合である。
上記の通り、人体に入射するファンの高さは大きくなり、それにより皮膚線量を広い範囲に分散することができる。これにより、本発明では、皮膚線量を1/5に減らすことができる。ただし、検出器には同量の光子が散乱され散乱スペクトルの質は劣化しないとする。
図7はコリメータ9を示す断面図である。図7から分かるように、コリメータ9は互いに傾斜した複数の層を有する。本発明のこの実施形態例によると、タングステンまたはモリブデン材でできたコリメータ9は複数の層100を有する。そのタングステンまたはモリブデン材は放射線を非常によく吸収する。さらに、層100の間に、まったくまたはほとんど吸収しない材料でできた層102がある。例えば、層100の材料としてタングステンを用い、層102に対してPUフォームまたは「Rohacell」(ポリメタクリルイミドフォーム)という名称の材料等であるプラスチックまたはプラスチックフォームを使用する。層102は先細りであり、コリメータの左側に上から下まで機械的圧力をかけることによりフォーカスさせることができる。
図6から分かるように、層は非常に詰まっており、その長さはファン平面の外のファンビームの発散が比較的小さく、例えば0.1°−0.3°の範囲にあるようになっている。
有利にも、上記の本発明により、パワーが例えば15kWである比較的安価な固定アノードチューブを使用することができる。これを実現するには本発明により焦点が大きくなければならない。また、放射線源を傾けることができ、焦点を大きくできる。ファン平面の厚さを大きくできるので、CSCTスキャナの解像度を等方的にできる。さらに、上記の通り、皮膚線量を大幅に減らすことができる。
Claims (9)
- 関心対象を検査するためのコヒーレント散乱コンピュータ断層撮影装置であって、
放射線源と、
第1の放射検出器と、
第2の放射検出器と、を有し、
放射線源がファン平面で関心対象を通る放射ビームを発生し、
第1の検出器がファン平面中で放射線源と対向するように配置され、
第1の放射検出器が関心対象を透過した放射ビームの第1の放射線を検出するよう構成され、
第2の放射検出器が放射線源と対向して、ファン平面に垂直な方向にファン平面からオフセットを有して配置され、
第2の放射検出器が関心対象中の1つの位置で散乱された放射線ビームの第2の放射線を検出するように構成され、
その位置において、放射ビームはファン平面と垂直な方向に1つの大きさを有し、
放射ビームからのその大きさに沿った位置で散乱された第2の放射線の光子とファン平面との間の散乱角は一定であることを特徴とする装置。 - 請求項1に記載のコヒーレント散乱コンピュータ断層撮影装置であって、
放射ビームは焦点においてフォーカスされ、
焦点は放射線源から1つの距離にあり、
第2の放射検出器が放射線源からその距離のところに配置されていることを特徴とする装置。 - 請求項1に記載のコヒーレント散乱コンピュータ断層撮影装置であって、さらに、
コリメータを有し、
該コリメータが関心対象と放射線源の間に配置され、
コリメータが放射ビームをコリメートして放射線源から第2の放射検出器と同じ距離にある焦点でその放射ビームがフォーカスすることを特徴とする装置。 - 請求項3に記載のコヒーレント散乱コンピュータ断層撮影装置であって、
コリメータは、第1の複数の高Z材料シートとそれにサンドイッチされた第2の複数の先細りプラスチック層とを有することを特徴とする装置。 - 請求項3に記載のコヒーレント散乱コンピュータ断層撮影装置であって、
コリメータは、第1の複数の高Z材料シートとそれにサンドイッチされた第2の複数のプラスチック層とを有し、
焦点における放射ビームのフォーカスはコリメータに不均一の機械的圧力をかけることによりプラスチック層を変形することにより行われることを特徴とする装置。 - 請求項1に記載のコヒーレント散乱コンピュータ断層撮影装置であって、
第1と第2の検出器はそれぞれ検出器要素のラインを有し、そのラインはそれぞれファン平面と平行に配置されていることを特徴とする装置。 - コヒーレント散乱コンピュータ断層撮影を用いる関心対象の検査方法であって、
ファン平面で関心対象を透過する放射ビームを発生する段階と、
関心対象を透過する放射ビームの第1の放射線を検出する段階と、
関心対象中の1つの位置で散乱された放射ビームの第2の放射線を検出する段階とを有し、
その位置はファン平面に垂直な方向にファン平面からのオフセットを有し、
その位置において、放射ビームはファン平面と垂直な方向に1つの大きさを有し、
該放射ビームからのその大きさに沿った位置で散乱された第2の放射線の光子とファン平面との間の散乱角は一定であるように放射ビームが発生されることを特徴とする方法。 - 請求項7に記載の方法であって、さらに、
放射ビームが放射線源からの距離が第2の放射線を検出する点と同じである焦点にフォーカスするように放射ビームをコリメートする段階を有することを特徴とする方法。 - コンピュータ断層撮影装置を制御するソフトウェアプログラムであって、
コンピュータ断層撮影装置のプロセッサで実行されたとき、コンピュータ断層撮影装置が以下の動作:
ファン平面で関心対象を透過する放射ビームを発生する段階と、
関心対象を透過する放射ビームの第1の放射線を検出する段階と、
関心対象中の1つの位置で散乱された放射ビームの第2の放射線を検出する段階とを実行し、
その位置はファン平面に垂直な方向にファン平面からのオフセットを有し、
その位置において、放射ビームはファン平面と垂直な方向に1つの大きさを有し、
該放射ビームからのその大きさに沿った位置で散乱された第2の放射線の光子とファン平面との間の散乱角は一定であるように放射ビームが発生されることを特徴とするコンピュータプログラム。
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