JP2007527759A - 材料を貯蔵、混合、および分配するためのカプセル - Google Patents

材料を貯蔵、混合、および分配するためのカプセル Download PDF

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Abstract

本発明は、材料、好ましくはグラスアイオノマーセメントのような歯科材料を貯蔵、混合、および分配するためのカプセルに関する。本カプセルは、主チャンバを提供し、分配開口部を備えるカプセル本体部材と;前記カプセル本体部材に摺動可能に収容され、補助チャンバを提供するアプリケータ部材とを備える。アクチベータ部材は、前記アプリケータ部材に摺動可能に収容される。

Description

本発明は、材料、好ましくは歯科材料、最も好ましくはグラスアイオノマーセメントを貯蔵、混合、および分配するためのカプセルに関する。特に、本発明は、好ましくは複数、即ち、2種類以上の成分からなる材料を貯蔵、混合、および分配するためのカプセルに関する。
製造業者によって成分が別々のチャンバに充填されているミキシングカプセルは、2種類以上の成分の混合物を作製するのに使用される。成分は、使用者によって、例えば、チャンバを分離する壁を破壊することによって、互いに連通され、混合される。
粉状成分と液体成分から混合されることが多い(混合手順は、通常、振盪装置内で行われる)歯科材料を製造するためのミキシングカプセルが歯科分野において既知である。次いで、完全に混合された物質は、ミキシングカプセルに一体形成された分配口を通して、作業領域に、例えば、窩洞に直接分配される。
(特許文献1)は、接合および密封用化合物の作製が意図されたミキシングカプセルを開示している。前記文献に記載されている例証の実施形態では、分配ピストン内に存在する補助チャンバは、カプセルの主チャンバに面する側が箔によって、その反対側が、分配ピストン内に移動可能に配置される補助ピストンによって画定される。ミキシングカプセルの初期状態では、第2の成分の他にミキサ本体が補助チャンバに収容されており、ミキサ本体は最初、補助ピストンを手動で移動させて箔を破壊する役割をした後、混合手順を助ける。内部ピストンをミキサ本体と一緒に移動させるのに必要な容積の減少を可能にするため、ミキシングチャンバ内にガスクッションが提供される。
既知のミキシングカプセルの別の実施形態では、ミキシング本体は、最初は主チャンバ内に位置する。この場合、ピストン内に存在する補助チャンバは、カバーで主チャンバから、および、その後ろ側をベローによって閉鎖される。ベローに手動で圧力を加える結果として、カバーが押圧されてピストンから離れ、そのため2つのチャンバは、カプセルが作動するように連通される。
どちらの場合も、カプセルを作動させるために、手動で行わなければならない専用の作業段階が必要である。更に、カバーを除去するのに必要な容積の減少を可能にするため、ガスクッションが必要である。
(特許文献2)から既知の歯科用の多成分ミキシングカプセルでは、第1の成分はミキシングチャンバに収容され、第2の液体成分は、移動可能な壁要素によってミキシングチャンバから分離されている補助チャンバ内に配置される箔バッグに収容される。混合手順の開始時に、ミキシングチャンバ内に存在する円筒状のミキシング本体を使用して壁要素を移動させ、このようにして箔バッグを圧縮し、箔バッグが破裂して開き、壁要素内に存在する液体通路を通して液体成分を放出するようにする。
(特許文献3)は、カートリッジ、分配口、および、カートリッジ内に移動可能に配置されるピストン、第1の成分を受け入れるための密封された主チャンバ、ピストン内に設けられ第2の成分を受け入れる補助チャンバ、少なくとも1つの自由に動くことができる本体、および、補助チャンバを主チャンバから分離し、該本体が貫通し得る分離デバイスを備えるミキシングカプセルを開示している。分離デバイスが閉鎖しているとき、該本体は主チャンバ内に配置されており、補助チャンバおよび該本体は、分配操作中、該本体が移動体として補助チャンバの中に入ることができるように設計されている。
独国特許出願公開第36 35 574A号明細書 独国実用新案第94 00 374U号明細書 米国特許出願公開第2003/0136799号明細書
本発明の目的は、別々のミキシング本体を必要としない、材料を貯蔵、混合、および分配するための改善されたカプセルを提供することである。この目的は、特許請求の範囲の特徴で解決される。
第1の態様によれば、本発明は、主チャンバを提供し、分配開口部を備えるカプセル本体部材、前記カプセル本体部材に摺動可能に収容され、補助チャンバを提供するアプリケータ部材、および前記アプリケータ部材に摺動可能に収容されているアクチベータ部材を備える、材料を貯蔵、混合、および分配するためのカプセルを提供する。前記アクチベータ部材により前記カプセルが作動すると、主チャンバと補助チャンバは、前記チャンバ間が流体連通するように、選択的に接続可能である。主チャンバに、好ましくは粉末材料が充填され、補助チャンバに、好ましくは液体が充填される。アプリケータ部材は、半径方向に延びる貫通穴を備え、カプセル本体部材の内壁は窪んだ領域を備え、前記カプセルが作動すると、前記半径方向に延びる貫通穴と前記窪んだ領域は、前記主チャンバと前記補助チャンバの間にチャネルを形成する。
補助チャンバに収容されている液体を補助チャンバから主チャンバに移動させるため、アクチベータ部材は、アプリケータ部材内で縦軸方向に動くことができ、アプリケータ部材はカプセル本体部材内で動くことができる。第1の工程では、アクチベータ部材は、補助チャンバに収容されている液体が、主チャンバに収容されている物質と混合されるように動く。これらの成分が混合されると、混合物は、アクチベータ部材とアプリケータ部材の動きにより、分配開口部を通して分配される。
アクチベータ部材に力が加わると、例えば、流体伝動により、アクチベータ部材とアプリケータ部材は両方ともカプセル本体部材の中に入る。2つの部材をカプセル本体部材の中に入れる時、アプリケータ部材の半径方向に延びる貫通穴がカプセル本体部材の窪んだ領域に達すると直ぐ、補助チャンバに収容されている液体の移動が起こる。
好ましくは、前記アプリケータ部材中の半径方向に延びる貫通穴は、最初、前記カプセル本体部材の壁で覆われている。更に好ましくは、半径方向に延びる貫通穴は、前記補助チャンバを前記ミキシングチャンバから分離する分離壁に近接して配置される。貫通穴は、カプセルの縦軸に対して垂直に、又は、更に好ましくは、カプセルの縦軸と貫通穴の軸の間の角度が90°未満になるように延びることができ、一方、貫通穴はカプセルの前側に傾斜している。この設計の利点として、混合中に容器を完全に空にすることが容易であり、このようにして、混合比の信頼性が向上する。
好ましい実施形態によれば、アプリケータ部材の分離壁は、前記アクチベータ部材の方に延びる隆起領域を備える。
更に、カプセル本体部材の底部に隆起領域、例えば、環状の膨隆が設けられる。本体部材の隆起領域によって、アプリケータ部材の動きが制限され、ミキシングチャンバとして必要な容積が維持される。アプリケータ部材が本体部材の隆起領域に接触すると、補助チャンバに収容されている液体は全て、主チャンバ、即ち、ミキシングチャンバにチャネルで運ばれる。
好ましくは、アプリケータ部材は、前記アプリケータ部材が非作動位置にある時、前記アプリケータ部材の前記貫通穴を前記本体部材に対して密封する密封要素を備える。このようにして、補助チャンバから主チャンバへの漏れが防止される。密封要素は、好ましくは、アプリケータ部材と一体に製造されるか、又は、二成分射出成形により製造される。後者の解決法では、密封要素をアプリケータ部材の材料とは異なる材料から製造することができる。適切な材料の組み合わせは、弾性密封材料と、アプリケータ部材用の剛性がより大きいプラスチック材料、例えば、SEBS(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン)とPP(ポリプロピレン)である。アプリケータ部材用の弾性がより大きい材料と比較して、剛性がより大きい材料から密封材料を製造することも有利である。或いは、別々の部品、例えば、O−リングを使用する。
更に、前記貫通穴は、好ましくは、アプリケータ部材の外面がフィルム層で覆われる、即ち、フィルム層は、貫通穴の半径方向外側開口部を覆う。アプリケータ部材が非作動位置にある時、本体部材の内面がフィルム層を支持するため、補助チャンバ内の圧力が上昇しても、フィルム層は破壊し得ない。しかし、アプリケータ部材が作動すると、即ち、貫通穴が窪んだ領域と一列に並ぶと直ぐ、補助チャンバ内の圧力の上昇によりフィルム層が破壊し、そのため補助チャンバに収容されている材料はミキシングチャンバに流入することができる。好ましくは、フィルム層は、密封要素に取り囲まれている。
アクチベータ部材は、好ましくは、前記アクチベータ部材を前記アプリケータ部材に対して密封するためのアクチベータ密封要素を備える。アクチベータ密封要素は、好ましくは、アクチベータ部材の前端に隣接して配置される。
追加の密封特徴を別々に、又は、組み合わせてカプセルの後端に設けることが好ましい。第1の好ましい追加の密封特徴は、アプリケータ部材の後端に取り付けられ、アクチベータ部材の後端を包容する密封バルーンによって形成され、このようにして、補助チャンバをカプセルの外部に対して更に密封する。好ましくは、アプリケータ部材の後端とアクチベータ部材の後端に取り付けられる密封ホースで同じ効果が達成される。このようにして、密封ホースは、アプリケータ部材の後端とアクチベータ部材の後端の間の間隙を跨ぐ。好ましくは、類似の密封ホースを使用して本体部材とアプリケータ部材の間に追加のシールを提供する。この密封ホースは、本体部材の後端とアプリケータ部材の後端の間の間隙を跨ぐ。代替として、又は、追加で、本体部材の後端に別の密封バルーンを取り付けてアプリケータ部材とアクチベータ部材を包容し、このようにして、カプセルの後端をその外部に対して完全に密封する。本体部材の後端とアクチベータ部材の後端に取り付けられる密封ホースで同じ効果が達成される。このようにして、密封ホースは、本体部材の後端とアプリケータ部材の後端の間の間隙、および、アプリケータ部材の後端とアクチベータ部材の後端の間の間隙を両方とも跨ぐ。それらの追加の密封特徴を全て同時に設ける必要がないことは明確であるはずである。好ましくは、これらの追加の安全特徴の少なくとも1つが存在する。
本発明の第1の態様によれば、カプセル内の全ての部品、即ち、アプリケータ部材およびアクチベータ部材は、滑らかに動く、即ち、滑らかに移動可能である。これは、混合プロセスの直ぐ始めに、(材料を分配するためのカプセルを支持する)ミキシングデバイスの保持クランプによって加えられる力だけでカプセルが作動する可能性を提供する。手動で作動させる必要がない、即ち、本発明の第1の態様によるカプセルは、自動的に作動するカプセルである。カプセルをその縦軸に沿って振盪させるミキシングデバイス内にそれを配置するだけでよい。加えられた力は、主チャンバと補助チャンバの間の流体連通が形成されるまでアクチベータをアプリケータの中に押し入れるため、この反復運動によってカプセルは自動的に作動する。次いで、成分が互いに混合される。この結果、歯科医にとって操作が簡略化され、また本質的な時間の節約になる。
部品の滑らかな動きを達成するため、密封部材および/又はシールに面する表面は、好ましくは潤滑剤、例えば、シリコーン油でコーティングされる。一選択肢として、潤滑剤は、好ましくは、シールおよび/又は他の部品の材料中に、例えば、添加剤として含有される。
別の利点として、二成分射出成形された密封要素の使用により、貯蔵安定性が改善される。好ましくは、密封要素は、二成分射出成形プロセスにより、カプセル本体部材、アプリケータ部材、および前記アクチベータ部材と一緒に製造される。
本発明の第2の態様によれば、材料を貯蔵、混合、および分配するためのカプセルは、主チャンバを提供し、分配開口部を備えるカプセル本体部材、前記カプセル本体部材に摺動可能に収容され、補助チャンバを提供するアプリケータ部材、および前記アプリケータ部材に摺動可能に収容されているアクチベータ部材を備える。前記アクチベータ部材によって前記カプセルが作動すると、主チャンバおよび補助チャンバは、前記チャンバ間が流体連通するように、選択的に接続可能である。主チャンバに、好ましくは、粉末材料が充填され、補助チャンバに、好ましくは、液体が充填される。アクチベータ部材は、アクチベータ部材の後端から、前記アクチベータ部材の後端から遠隔の環状溝まで延びる内部チャネル系を備える。
好ましくは、前記内部チャネル系の環状溝は、アクチベータ部材の前端に隣接して配置される。
好ましくは、内部チャネル系は密封材料を収容する。本発明の第2の態様のカプセルによれば、アプリケータ部材の補助チャンバに液体を充填した後、および、両方の部材を組み立てた後、内部チャネル系に収容されている密封部材により、アプリケータ部材とアクチベータ部材の間の間隙は気密に密封される。特に、補助チャンバに、まず、例えば、液体を充填し、その後、アクチベータ部材をアプリケータ部材に挿入する。アクチベータ部材の外径は、補助チャンバに収容されている空気が、アクチベータ部材の外面とアプリケータ部材の内面の間の間隙を通って逃げられるようにする。次いで、この間隙を閉鎖する。好ましくは、流動性密封材料をアクチベータ部材のチャネル系に、アクチベータ部材の後端から半径方向の溝の方に圧入する。半径方向の溝は、アプリケータ部材の内面に出るため、密封材料は溝を充填し、最後にアプリケータ部材とアクチベータ部材の間の間隙を密封する。このとき、アプリケータ部材とアクチベータ部材の間にシールが形成され、このようにして、補助チャンバをカプセルの外部に対して密封する。好ましくは、アプリケータ部材とアクチベータ部材の間の大きさ、密封材料の粘度、および、密封材料を内部チャネル系に供給する時の圧力は、密封材料が間隙を通過してカプセルの外側に出ることを回避するように調整される。
カプセルが作動すると、即ち、アクチベータ部材を押圧すると、シールは、アプリケータ部材の内面から緩む。しかし、密封材料は、アプリケータ部材にまだぴったりと嵌合し、液体が通過することを防止する。ある一定のレベルの圧力に達すると直ぐ、液体は主チャンバ、即ち、ミキシングチャンバに圧入される。
好ましい実施形態によれば、密封材料は、例えば、エチレン−酢酸ビニルのようなホットメルト又はポリウレタンベースのホットメルトなどの流動性硬化性材料である。
アプリケータ部材をアクチベータ部材に対して密封するために流動性密封材料を使用するこのような密封方法は、気密シール、および、従ってカートリッジ内に貯蔵される材料の経時安定性の向上を達成するため、カニューレとカートリッジの間の接続を密封するのに使用されてもよい。この場合、シール材料を収容するための内部チャネル系は、カートリッジおよび/又はカニューレ内に配置されてもよい。
本発明は、本発明の第2の態様のアクチベータ部材を、本発明の第1の態様によるカプセルにも使用することを包含する。
補助チャンバに面するアクチベータ部材の前端面は、好ましくは平坦である。しかし、使用する液体に応じて、前端は、好ましくは平坦でない形状を備える。例えば、分配開口部を下にしてカプセルを保持するとき、補助チャンバ内に凸状の上面又は中心ピークを形成する液体を使用する場合、アクチベータ部材の前端は、好ましくは、凸状又は先細又は円錐状又は切頭形の前端面を備える。これは、アクチベータ部材がまずそのピークで液体ピークに接触し、このようにして補助チャンバ内の液位を等しくし、このようにして、アクチベータ部材とアプリケータ部材の間の間隙を通して補助チャンバから空気を圧出することを確実にする。他方、分配開口部を下にしてカプセルを保持するとき、最低液位が中心にあるように、補助チャンバ内に凹状の上面を形成する液体を使用する場合、アクチベータ部材の前端は、好ましくは、切頭と逆の形又は凹状又は漏斗状の前端面を備える、即ち、中心窪みを有する。これは、アクチベータ部材がまず液面の外側領域に接触することを確実にする。液面とアクチベータ部材の前端面によって形成される小さいチャンバから空気が逃げられるように、アクチベータ部材の前端は、前記前端面から外部又は環境又は周囲に、好ましくはアクチベータ部材の前記内部チャネル系を介して延びる小さいベントチャネルを備える。このようにして、アクチベータ部材が液体の方に動くと、空気はベントチャネルおよび内部チャネル系を通って補助チャンバから圧出される。ベントチャネルは空気が逃げられるような寸法であるが、内部チャネル系に一度充填された密封材料が、ベントチャネルを通って補助チャンバに入ることを防止するほど十分に小さい。
好ましくは、アプリケータ部材の壁は、前記アプリケータ部材内の前記補助チャンバと前記主チャンバの間にチャネルを提供する貫通穴を備える。更に好ましくは、貫通穴は、膜によって閉鎖される。
本発明の第2の態様によれば、追加の密封特徴を別々に又は組み合わせてカプセルの後端に設けることが好ましい。第1の好ましい追加の密封特徴は、アプリケータ部材の後端に取り付けられ、アクチベータ部材の後端を包容する密封バルーンによって形成され、このようにして、補助チャンバをカプセルの外部に対して更に密封する。好ましくは、アプリケータ部材の後端とアクチベータ部材の後端に取り付けられる密封ホースで同じ効果が達成される。このようにして、密封ホースは、アプリケータ部材の後端とアクチベータ部材の後端の間の間隙を跨ぐ。好ましくは、類似の密封ホースを使用して本体部材とアプリケータ部材の間に追加のシールを提供する。この密封ホースは、本体部材の後端とアプリケータ部材の後端の間の間隙を跨ぐ。代替として、又は、追加で、本体部材の後端に別の密封バルーンを取り付けてアプリケータ部材とアクチベータ部材を包容し、このようにして、カプセルの後端をその外部に対して完全に密封する。本体部材の後端とアクチベータ部材の後端に取り付けられる密封ホースで同じ効果が達成される。このようにして、密封ホースは、本体部材の後端とアプリケータ部材の後端の間の間隙、および、アプリケータ部材の後端とアクチベータ部材の後端の間の間隙を両方とも跨ぐ。それらの追加の密封特徴を全て同時に設ける必要がないことは明確であるはずである。好ましくは、これらの追加の安全特徴の少なくとも1つが存在する。
第1又は第2の態様のカプセルは、好ましくは、分配開口部に接続される分配カニューレを備えてもよい。好ましい実施形態によれば、分配カニューレは、前記カプセル本体部材と一体形成される。或いは、カニューレは前記カプセル本体部材に回転可能に接続され、このようにして弁を提供する。
材料は、好ましくは歯科材料であり、更に好ましくはグラスアイオノマーセメント又は樹脂変性グラスアイオノマーセメントである。
好ましくは、カプセルは、前記分配される材料の第1の、好ましくは粉末状の成分をその主チャンバに収容し、前記材料の第2の、好ましくは液体の成分をその補助チャンバに収容する。
第3の態様によれば、本発明は、本発明の第1又は第2の態様のいずれかのカプセルの少なくとも1つを備えるキットを提供する。
第3の態様によれば、本発明は、2種類以上の成分からなる材料を混合するための第1又は第2の態様のカプセルの使用を提供する。
本発明の第1又は第2の態様によるカプセルは、別々の作動デバイスを必要としない。これは、歯科医に簡略化された操作と時間の節約を提供する。更に、本発明の第1又は第2の態様によるカプセルは、歯科医がカプセルの正確な作動を視認することができ、失敗のリスクを低減するため有利である。
本発明のカプセルは、非常に大きい破裂力を必要とする慣用的な破裂小袋(burst sachet)を必要とせず、そのため、アクチベータ器具を使用することなく作動させることができる。容器はカップ状の部品で形成されるため、アプリケータ要素の長さを変更するだけで異なる容積に容易に適応させることができる。破裂小袋の最大容積は、1つのカプセル設計のうち容易に変更できない様々な要因によって制限されるが、本発明のカプセルの容器は、カプセルの大きな変更なしに、とりわけ更に大きい容量を達成することが可能である。
本発明の第1又は第2の態様のカプセルに関する別の利点は、カプセル全体が3つの構成要素だけからなるということである。これによって製造プロセスが最適化され、製造コストが低減する。特に、慣用的に使用される、放出カニューレ、カニューレ保持キャップ、小袋、および小袋保持クランプを組み立てるための組立ラインを完全になくすことができる。更に、充填プロセス(粉末および液体)を3つの部品の組立と同一ラインで行うことができる。
以下で図面を参照し、本発明を更に詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の態様による、材料を貯蔵、混合、および分配するためのカプセル100を示す。カプセル100は、主チャンバ102、即ち、ミキシングチャンバを備えるカプセル本体部材101を備える。更に、カプセル本体部材101は、分配開口部103を備える。図1に示される実施形態では、分配又は放出カニューレ105が分配開口部103に接続されている。図1に示されるように、カプセル本体部材101は、アプリケータ部材又はピストン110を受け入れるように、一端が開放している(図の左側)。アプリケータ部材又はピストン110は、カプセル本体部材101内を摺動可能に動くことができる。ピストンが右に動くと、ミキシングチャンバ102の容積が減少する。また、アプリケータ部材110とアクチベータ部材120によって補助チャンバ111が形成されるように、アプリケータピストン110はアクチベータ部材又は押子(stamp)120を収容する。
アプリケータピストン110は、補助チャンバ111からアプリケータ110の外面まで半径方向に延びる貫通穴112を備える。図1に示されるように、カプセルが作動する前、半径方向に延びる貫通穴112は、カプセル本体部材101の壁で覆われている又は閉鎖されている。主チャンバ102と補助チャンバ111の間を流体連通するためのチャネルが得られるように、カプセル本体部材101は、窪んだ領域104、即ち、バイパス領域を備える。カプセルが作動すると、アプリケータピストン110は、分配開口部103の方に動く。ある時点で、アプリケータピストン110中の貫通穴112は、バイパス104に達する。その時点で、主チャンバ102と補助チャンバ111は、バイパス104および貫通穴112を介して互いに接続される。
補助チャンバ111に収容されている液体がミキシングチャンバに、又はカプセルの外部に漏れることを回避するため、アプリケータピストンが非作動位置にある時、補助チャンバをミキシングチャンバに対して密封するように密封要素113が設けられる。密封要素113は、好ましくは、貫通穴112を取り囲むOリングである。このようにして、密封要素113は、また、カプセル本体部材101の後端に対して補助チャンバを密封する。
更に、貫通穴112は、好ましくは、アプリケータピストン110の外面がフィルム層(図1には示されていない)で覆われる、即ち、フィルム層は、貫通穴112の半径方向外側開口部を覆う。アプリケータピストン110が非作動位置にある時、カプセル本体部材101の内面がフィルム層を支持するため、補助チャンバ111内の圧力が上昇しても、フィルム層は破壊し得ない。しかし、アプリケータピストン110が作動すると、即ち、貫通穴112が窪んだ領域104と一列に並ぶと直ぐ、補助チャンバ111内の圧力の上昇によりフィルム層が破壊され、そのため補助チャンバ111に収容されている材料はミキシングチャンバ102に流入することができる。好ましくは、フィルム層は、密封要素113に取り囲まれている。
アクチベータ押子120の前端に、別の密封要素121が設けられる。このアクチベータ密封要素は、また、好ましくはOリングであり、補助チャンバ111に収容された液体がアプリケータピストン110の内面とアクチベータ押子120の外面の間の隙間を通って漏れることを防止する。
図1に示されるように、補助チャンバと主チャンバの間の分離壁は、好ましくは、膨隆のような隆起領域115を備える。
図2は、別の好ましい特徴を有する図1のカプセル100を示す。特に、図2は、別々に又は組み合わせて設けられる様々な追加の密封特徴を示す。第1の好ましい追加の密封特徴は、破線を使用して図2に示されている密封バルーン130である。この密封バルーン130は、アプリケータピストン110の後端に取り付けられ、補助チャンバ111をカプセルの外部に対して更に密封する。アプリケータピストン110の後端とアクチベータ押子120の後端に取り付けられる密封ホース132で同じ効果を達成することができる。この密封ホースは、図2に実線で示されている。カプセル本体部材101とアプリケータピストン110の間に追加のシールを提供する、類似の密封ホース133が図2に示されている。密封ホース133は、カプセル本体部材の後端とアプリケータピストンの後端の間の間隙を跨ぐ。密封ホース133は、図2に破線で示されている。最後に、カプセル本体部材101の後端に密封バルーン131を取り付けてアプリケータピストン110とアクチベータ押子120を包容することができ、このようにして、カプセルの後端をその外部に対して完全に密封する。本体部材101の後端とアクチベータ押子120の後端に取り付けられる密封ホースで同じ効果が達成される。このようにして、密封ホースは、本体部材101の後端とアプリケータピストン110の後端の間の間隙、および、アプリケータピストン110の後端とアクチベータ押子120の後端の間の間隙を両方とも跨ぐ。図2が含意し得るように、それらの追加の密封特徴を全て設ける必要がないことは明確であるはずである。図2は、単に説明を容易にするために、単一のカプセルでこのような安全特徴を全て示している。好ましくは、これらの追加の安全特徴の少なくとも1つが存在する。
図3は、本発明の第2の態様によるカプセルカプセル200を示す。カプセル200は、分配開口部203を有するカプセル本体部材201を備える。図示される実施形態では、放出カニューレ205は、カプセル本体部材201と一体形成される。カプセル本体部材201は、ミキシングチャンバ又は主チャンバ202を形成する。主チャンバ202内に、即ち、カプセル本体部材201内に摺動可能に受け入れられているのは、アプリケータ部材又はアプリケータピストン210である。更に、アプリケータピストン210内に摺動可能に受け入れられているのは、アクチベータ部材又はアクチベータ押子220である。
アプリケータピストン210は、アプリケータピストン210内の補助チャンバ211を主チャンバ202から分離する分離壁を備える。図3に示されるように、分離壁は、ミキシングチャンバ202に面する側が膜212で覆われている中心貫通穴を備える。
本発明の第2の態様によれば、アクチベータ押子220は、アクチベータ押子220の後端から、アクチベータ押子220の後端から遠隔の領域の方に延びる内部チャネル系221を備える。図3に示される実施形態では、内部チャネル系は、アクチベータ押子の後端から、アクチベータ押子220の前端に隣接する領域まで達する第1の中心チャネルからなる。この領域で、中心チャネルはチャネル222に変わり、チャネル222は半径方向に延び、アプリケータピストン210の内周面の方に開放している。
アプリケータ部材210の補助チャンバ211に液体を充填した後、および、両方の部材を組み立てた後、内部チャネル系に収容されている密封部材により、アプリケータピストンとアクチベータ押子220の間の間隙は気密に密封される。特に、補助チャンバ211に、まず、例えば液体を充填し、その後、アクチベータ押子220をアプリケータ部材210に挿入する。アクチベータ押子220の外径は、補助チャンバ211に収容されている空気が、アクチベータ押子220の外面とアプリケータ部材210の内面の間の間隙を通って逃げられるようにする。次いで、この間隙を閉鎖する。好ましくは、流動性密封材料をアクチベータ押子220のチャネル系に、アクチベータ押子220の後端から半径方向の溝の方に圧入する。半径方向の溝は、アプリケータ部材210の内面に出るため、密封材料は溝を充填し、最後にアプリケータ部材210とアクチベータ押子220の間の間隙を密封する。このとき、アプリケータ部材210とアクチベータ押子220の間にシールが形成され、このようにして、補助チャンバ211をカプセルの外部に対して密封する。好ましくは、アプリケータ部材210とアクチベータ押子220の間の間隙の大きさ、密封材料の粘度、および、密封材料を内部チャネル系に供給する時の圧力は、密封材料が間隙を通過してカプセルの外側に出ることを回避するように調整される。
密封材料は、好ましくは、ホットメルト材料である。しかし、他の物理的に硬化する材料、化学的に硬化する材料、又はこれらの組み合わせを密封材料として使用することができる。密封材料が硬化する間、シールはアプリケータピストン210の内面に接着する。しかし、このシールは、アクチベータ押子220を押圧すると分離される。しかし、シールは、アプリケータピストンにまだぴったりと嵌合し、液体がアクチベータ押子220とアプリケータピストン210の間の隙間を通って補助チャンバから漏れることを防止する。ある一定の圧力レベルに達すると直ぐ、アプリケータピストン210中の貫通穴を密封する膜が破壊され、補助チャンバ211に収容されている液体が、ミキシングチャンバ202に流入する。
図4は、別の好ましい特徴を有する図3のカプセル200を示す。特に、図4は、別々に又は組み合わせて設けられる様々な追加の密封特徴を示す。第1の好ましい追加の密封特徴は、破線を使用して図4に示されている密封バルーン230である。この密封バルーン230は、本体部材201の後端に取り付けられ、カプセルの外部に対して主チャンバ202と補助チャンバ211を更に密封する。密封バルーン230は、アプリケータピストン210の後端とアクチベータ押子220の後端を包容する。本体部材201の後端とアクチベータ押子220の後端に取り付けられる密封ホース231で同じ効果を達成することができる。この密封ホース231は、図4に実線で示されている。密封ホース231は、カプセル本体部材201の後端とアクチベータ押子220の後端の間の間隙を跨ぐ。別の好ましい追加の密封特徴は、図2に示される密封バルーン130のような、アプリケータピストン210の後端に取り付けられ、カプセルの外部に対して補助チャンバ211を更に密封する密封バルーン(図4には示されていない)である。図2に示される密封ホース132のような、アプリケータピストン210の後端とアクチベータ押子220の後端に取り付けられる密封ホース(図4には示されていない)で同じ効果を達成することができる。好ましくは、図2に示される密封ホース133のような、カプセル本体部材201とアプリケータピストン210の間に追加のシールを提供する、類似の密封ホース(図4には示されていない)が存在する。このような密封ホースは、カプセル本体部材201の後端とアプリケータピストン210の後端の間の間隙を跨ぐ。図4が含意し得るように、それらの追加の密封特徴を全て設ける必要がないことは明確であるはずである。図4は、単に説明を容易にするために、単一のカプセルでこのような安全特徴を両方とも示している。好ましくは、これらの追加の安全特徴の少なくとも1つが存在する。
本発明の第2の態様による完全に作動したカプセルを図5に示す。
補助チャンバ211に面するアクチベータ押子220の前端面は、好ましくは平坦である。しかし、使用する液体に応じて、前端は、好ましくは平坦でない形状を備える。例えば、図6に示されるように、補助チャンバ211内に中心ピークを形成する液体Lを使用する場合、アクチベータ押子220.1の前端223は、好ましくは、切頭形である。これは、アクチベータ押子220.1がまずそのピークで液体ピークに接触し、このようにして補助チャンバ211内の液体Lの液位を等しくし、このようにして、アクチベータ押子220.1とアプリケータピストン210の間の間隙を通して補助チャンバ211から空気を圧出することを確実にする。
他方、図7に示されるように、最低液位が中心にあるように、補助チャンバ211内に凹面、即ち、メニスカスを形成する液体Lを使用する場合、アクチベータ押子220.2の前端223は、好ましくは、切頭と逆の形状を備える、即ち、中心窪みを有する。これは、アクチベータ押子220.2がまず液面の外側領域に接触することを確実にする。液面とアクチベータ押子220.2の前端面によって形成される小さいチャンバから空気が逃げられるように、アクチベータ押子220.2の前端は、アクチベータ押子220.2の内部チャネル系222を介して外部又は環境又は周囲に接続される小さいベントチャネル225を備える。このようにして、アクチベータ押子220.2が液体の方に動くと、空気は、ベントチャネル225および内部チャネル系222を通って補助チャンバ211から圧出される。ベントチャネル225は空気が逃げられるような寸法であるが、内部チャネル系222に一度充填された密封材料が、ベントチャネル225を通って補助チャンバ211に入ることを防止するほど十分に小さい。
本発明の第1の態様によるカプセルの断面図である。 幾つかの追加の好ましい特徴を有する図1のカプセルを示す図である。 本発明の第2の態様によるカプセルの断面図である。 追加の好ましい特徴を有する図3のカプセルを示す図である。 本発明の第2の態様による作動したカプセルの断面図である。 本発明の第2の態様のアクチベータ部材の前端の代替の設計を示す図である。 本発明の第2の態様のアクチベータ部材の前端の別の代替の設計を示す図である。
符号の説明
100 カプセル
101 カプセル本体部材
102 主チャンバ
103 分配開口部
104 窪んだ領域
105 放出カニューレ
110 アプリケータピストン
111 補助チャンバ
112 貫通穴
113 密封要素
115 隆起領域
120 アクチベータ押子
121 密封要素
130 密封バルーン
131 密封バルーン
132 密封ホース
133 密封ホース
200 カプセル
201 カプセル本体部材
202 主チャンバ
203 分配開口部
205 放出カニューレ
210 アプリケータピストン
211 補助チャンバ
212 膜
220 アクチベータ押子
220.1 アクチベータ押子
220.2 アクチベータ押子
221 内部チャネル系
222 半径方向チャネル
223 アクチベータ押子前端
224 アクチベータ押子前端
225 ベントチャネル
230 密封バルーン
231 密封ホース
L 液体

Claims (26)

  1. 主チャンバを提供し、分配開口部を備えるカプセル本体部材であって、前記カプセル本体部材の内壁が窪んだ領域を備えるカプセル本体部材、
    前記カプセル本体部材に摺動可能に収容され、補助チャンバを提供するアプリケータ部材であって、前記補助チャンバから前記アプリケータ部材の外周面まで延びる貫通穴を備えるアプリケータ部材、および
    前記アプリケータ部材に摺動可能に収容されるアクチベータ部材、
    を備える、歯科材料を貯蔵および混合および分配するためのカプセルであって、
    前記アクチベータ部材によって前記カプセルが作動すると、前記貫通穴および前記窪んだ領域が、前記主チャンバと前記補助チャンバの間にチャネルを形成し、
    前記アクチベータ部材によって前記カプセルが作動すると、前記主チャンバと前記補助チャンバは、前記チャンバ間を流体連通するように選択的に接続可能であり、前記アクチベータ部材が前記分配開口部の方に動くことによって前記アプリケータ部材が動き、前記主チャンバと前記補助チャンバの間に前記チャネルが形成される、カプセル。
  2. 前記アプリケータ部材内の前記半径方向に延びる貫通穴が、最初、前記カプセル本体部材の壁で覆われている、請求項1に記載のカプセル。
  3. 前記半径方向に延びる貫通穴が、前記補助チャンバを前記ミキシングチャンバから分離する前記アプリケータ部材の分離壁に近接して配置される、請求項1又は2に記載のカプセル。
  4. 前記貫通穴が、前記アプリケータ部材の縦軸に対して本質的に垂直に延びる、請求項1、2又は3に記載のカプセル。
  5. 前記貫通穴が、前記アプリケータ部材の縦軸に対して本質的に90°未満の角度で延びる、請求項1、2又は3に記載のカプセル。
  6. 前記分離壁が、前記アクチベータ部材の方に延びる隆起領域を備える、請求項3、4又は5に記載のカプセル。
  7. 前記隆起領域が、環状の膨隆を備える、請求項6に記載のカプセル。
  8. 前記アプリケータ部材が、前記本体部材の前記窪んだ領域に対して、および前記カプセルの外部に対して、前記アプリケータ部材の前記貫通穴を密封する密封要素を備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載のカプセル。
  9. 前記アクチベータ部材が、前記アプリケータ部材に対して前記アクチベータ部材を密封するためのアクチベータ密封要素を備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載のカプセル。
  10. 前記密封要素が、二成分射出成形プロセスにより、前記カプセル本体部材、前記アプリケータ部材、および前記アクチベータ部材と一緒に製造される、請求項7又は8に記載のカプセル。
  11. 主チャンバを提供し、分配開口部を備えるカプセル本体部材、
    前記カプセル本体部材に摺動可能に収容され、補助チャンバを提供するアプリケータ部材、および
    前記アプリケータ部材に摺動可能に収容されるアクチベータ部材、
    を備える、材料を貯蔵、混合、および分配するためのカプセルであって、
    前記アクチベータ部材によって前記カプセルが作動すると、前記主チャンバと前記補助チャンバは、前記チャンバ間を流体連通するように選択的に接続可能であり、
    前記アクチベータ部材が、前記アクチベータ部材の後端から、前記アクチベータ部材の後端から遠隔の環状の溝まで延びる内部チャネル系を備える、カプセル。
  12. 前記内部チャネル系の前記環状の溝が、前記アクチベータ部材の前端に隣接して配置される、請求項11に記載のカプセル。
  13. 前記内部チャネル系が密封材料を収容する、請求項11又は12に記載のカプセル。
  14. 前記アクチベータ部材の前記内部チャネル系に収容されている前記密封材料が、前記アプリケータ部材と前記アクチベータ部材の間の間隙を密封する、請求項13に記載のカプセル。
  15. 前記密封材料が流動性硬化性材料である、請求項13又は14に記載のカプセル。
  16. 前記アプリケータ部材が、前記アプリケータ部材内の前記補助チャンバと前記主チャンバとの間にチャネルを提供する貫通穴を備える、請求項11〜15のいずれか1項に記載のカプセル。
  17. 前記貫通穴が膜によって閉鎖される、請求項16に記載のカプセル。
  18. 前記アクチベータ部材が、凸状又は先細又は円錐状又は切頭形の前端面を備える、請求項11〜17のいずれか1項に記載のカプセル。
  19. 前記アクチベータ部材が、凹状又は漏斗状又は切頭と逆の形の前端面、並びに、前記前端面から、外部又は環境又は周囲まで、好ましくは前記内部チャネル系を介して延びるベントチャネルを備える、請求項11〜17のいずれか1項に記載のカプセル。
  20. 前記分配開口部に接続される分配カニューレを更に備える、請求項1〜19のいずれか1項に記載のカプセル。
  21. 前記分配カニューレが、前記カプセル本体部材と一体形成される、請求項20に記載のカプセル。
  22. 前記カニューレが、前記カプセル本体部材に回転可能に接続され、このようにして弁を提供する、請求項20に記載のカプセル。
  23. 前記歯科材料が、グラスアイオノマーセメント又は樹脂変性グラスアイオノマーセメントである、請求項1〜22のいずれか1項に記載のカプセル。
  24. 前記主チャンバが、前記材料の第1の、好ましくは粉末状の成分を収容し、前記補助チャンバが、前記材料の第2の、好ましくは液体の成分を収容する、請求項1〜23のいずれか1項に記載のカプセル。
  25. 請求項1〜24のいずれか1項に記載のカプセルの少なくとも1つを備えるキット。
  26. 2種類以上の成分からなる材料を混合するための、請求項1〜25のいずれか1項に記載のカプセルの使用。
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JP2018533603A (ja) * 2015-11-11 2018-11-15 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー グラスアイオノマーセメントを製造するための部品のキット、その製造方法及び使用

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