JP2007527066A - 送信モジュール、受信モジュール、システム、方法 - Google Patents
送信モジュール、受信モジュール、システム、方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007527066A JP2007527066A JP2007501398A JP2007501398A JP2007527066A JP 2007527066 A JP2007527066 A JP 2007527066A JP 2007501398 A JP2007501398 A JP 2007501398A JP 2007501398 A JP2007501398 A JP 2007501398A JP 2007527066 A JP2007527066 A JP 2007527066A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- module
- data bits
- parity bit
- copy
- errors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/07—Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/004—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
- H04L1/0041—Arrangements at the transmitter end
- H04L1/0043—Realisations of complexity reduction techniques, e.g. use of look-up tables
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/07—Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
- G06F11/08—Error detection or correction by redundancy in data representation, e.g. by using checking codes
- G06F11/10—Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F13/00—Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
- G06F13/38—Information transfer, e.g. on bus
- G06F13/40—Bus structure
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C7/00—Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
- G11C7/10—Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L2001/0092—Error control systems characterised by the topology of the transmission link
- H04L2001/0094—Bus
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Detection And Correction Of Errors (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
Abstract
第1のモジュールが提供され、第1のモジュールは、複数のデータビットを第2のモジュールへ通信バスを介し送信すると共にグランドバウンスを低減する。第1のモジュールは、データビットのそれぞれのコピーを生成する手段;データビットのそれぞれのコピーを反転する手段;及び通信バスを介し、複数のデータビット及びそれらのそれぞれ反転されたコピーを第2のモジュールへ送信する手段、を有する。パリティ信号及びその反転されたコピーはまた、第1のモジュール及び第2のモジュールの間で送信されて良い。
Description
本発明は、信号又はデータバスを有するシステムに関し、特にフォールトトレラントな誤り訂正符号を利用する高速、高集積度回路のバスにおけるグランドバウンスを低減する方法及び装置に関する。
集積回路技術が向上しチップの集積度を高めるに従い、チップ上の相互接続はますます細くなる。このような傾向の結果、近隣の配線との結合容量が増加し、配線の間の干渉又はクロストークが増加する。
集積回路技術における、及び特に1ミクロンより遙かに微細な高速設計における問題の1つは、「グランドバウンス」である。オフチップの配線と接続された出力バッファのドライバは、大電流を供給し大容量の容量性負荷を充電しなければならない。ドライバが同時に切り替わると、大電流の引き込みにより電源電圧の降下が生じる。同様に、バッファが外部の導線に放電する時、大量の電荷がグランド層に放出される。結果として、グランド層の電位が上昇し得る。電源及びグランド層の間の電位差が減少すると、ノイズマージンが減少し及び速度も低下する。従って、完全性の問題が生じる。
「グランドバウンス」は、回路の交流及び直流の安定性を向上することにより低減され得ることが知られている。交流安定性は、第1の状態から第2の状態への遷移数が第2の状態から第1の状態への遷移数に等しい場合に達成される。直流安定性は、第1の状態の数が第2の状態の数に等しい場合に達成される。
非特許文献1には、グランドバウンスが低減され、同時に切り替え電流も低減される平衡LVDドライバが記載されている。
バス又は通信路がデータを回路へ転送する環境が誤りを生じ易い場合、データ送信に利用される符号の誤りを訂正する手段を提供することが望ましい。このようなバス又は通信路は、フォールトトレラントであると考えられる。
図1は、一般的なフォールトトレラントなバス構造1を示す。バス構造1は、データをエンコーダー5及びデコーダー7の間で通信する通信バス3を有する。バス3は、出力データ9をエンコーダー5から受信し、そして入力データ11をデコーダー7へ供給する。
フォールトトレラントな方法の1つは、「デュアルレールエンコーディング」として知られる。デュアルレールエンコーディングでは、データビットはコピーされ、そしてこのコピーがデータビットの誤り訂正に利用される。ちなみに、データビットとコピービットは同一であり、データ及びコピービットを伝達する2本の線の間のクロストークは、除去される。
図2は、従来のデュアルレールのバス構造20を示す。入力データビットd0、d1、d2及びd3は、エンコーダー22へ提供される信号である。データビットd0、d1、d2及びd3のそれぞれのコピーc0、c1、c2及びc3が生成される。パリティビット、Tparityは、送信されるべきデータビットに対し、例えば排他的論理和ゲート26、28及び30を有するパリティツリー24を用いて計算される。
送信データのパリティビットTparity、データビットd0、d1、d2及びd3、並びにそれらのコピーc0、c1、c2及びc3は、通信バス32を介しデコーダー34へ送信される。
送信中に、送信データビット及びそれらのコピービットは、「誤り」になり得る。つまり送信されたビットは、「0」の代わりに「1」として検出され得る。逆も同様にあり得る。従って、デコーダー34で受信されたデータビットD0、D1、D2及びD3、並びにコピーC0、C1、C2及びC3は、エンコーダー22により送信されたデータビットd0、d1、d2及びd3並びにコピービットc0、c1、c2及びc3と同一であるか、又は同一でない可能性がある。受信データのパリティビット、Rparityは、通信バス32から受信されたデータビットD0、D1、D2及びD3に対し、パリティツリー36により計算される。パリティツリー36は、エンコーダー22のパリティツリー24と同一の構造である。マルチプレクサ制御ビットs0は、受信データのパリティビットRparityを通信バス32を介して受信された送信データのパリティビットTparityと比較することにより、決定される。この図のシステムでは、比較は排他的論理和ゲート38により実行される。
マルチプレクサ制御ビットs0は、訂正回路として動作する複数のマルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3へ供給される。各マルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3は、それぞれ受信データ信号D0、D1、D2又はD3、及び対応するデータ信号の受信したコピーC0、C1、C2又はC3を受信する。マルチプレクサ制御ビットs0は、各マルチプレクサが受信データ信号又はデータ信号の受信したコピーの何れを出力するかを制御する。
受信データのパリティビットRparityが、送信データのパリティビットTparityと同一である場合、マルチプレクサ制御ビットs0は「0」であり、マルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3に指示し、受信データビットD0、D1、D2及びD3を出力させる。 受信データのパリティビットRparityが、送信データのパリティビットTparityと異なる場合、マルチプレクサ制御ビットs0は「1」であり、マルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3に指示し、送信データビットの受信されたコピーC0、C1、C2及びC3を出力させる。
しかしながら、デュアルレールエンコーディングシステムには、同時に切り替わる線が、シングルレールシステムの2倍存在するので、グランドバウンスの問題が増大する。
スカジー・トレード・アソシエーション(SCSI Trade Association)、バランスド・エルブイディー・スカジー・ドライバーズ・アンド・レシーバーズ(Balanced LVD SCSI Drivers and Receivers)、コンピューター・テクノロジー・レビュー(Computer Technology Review)、1997年9月
スカジー・トレード・アソシエーション(SCSI Trade Association)、バランスド・エルブイディー・スカジー・ドライバーズ・アンド・レシーバーズ(Balanced LVD SCSI Drivers and Receivers)、コンピューター・テクノロジー・レビュー(Computer Technology Review)、1997年9月
データバスを介するデータ送信のためにフォールトトレラントな符号を用いる集積回路において、及び特にデュアルエンコーディングを利用するシステムにおいて、グランドバウンスを低減又は除去する必要がある。
本発明の第1の態様によると、複数のデータビットを別のモジュールへ通信バスを介し送信すると共にグランドバウンスを低減するモジュールが提供される。モジュールは、データビットのそれぞれのコピーを生成する手段;データビットのそれぞれのコピーを反転する手段;及び通信バスを介し、複数のデータビット及びそれらのそれぞれ反転されたコピーを他のモジュールへ送信する手段、を有する。
望ましくは、モジュールは、第1のパリティビットを複数のデータビットから生成する手段を有し、送信する手段は、複数のデータビット及びそれらのそれぞれの反転されたコピーと共に、第1のパリティビットを他のモジュールへ更に送信する。
望ましくは、第1のパリティビットを生成する手段は、1つ以上の論理ゲートを有する。
望ましくは、モジュールは、第1のパリティビットの反転されたコピーを生成する手段を更に有し、送信する手段は、複数のデータビット、それらのそれぞれ反転されたコピー、及び第1のパリティビットと共に、第1のパリティビットの反転されたコピーを他のモジュールへ更に送信する。
本発明の第2の態様によると、複数のデータビットを別のモジュールから通信バスを介して受信するモジュールが提供される。前記モジュールは、複数のデータビット及びデータビットのそれぞれ反転されたコピーを他のモジュールから受信する手段;受信したデータビットの1つ以上の誤りの存在を検出する手段;1つ以上の誤りの存在を検出する手段が如何なる誤りも検出しなかった場合、受信データビットをモジュールの出力として選択し、及び検出する手段が1つ以上の誤りの存在を検出した場合、データビットの受信された反転されたコピーのそれぞれの反転をモジュールの出力として選択する手段、を有する。
望ましくは、受信する手段は、第1のパリティビットを他のモジュールから更に受信する。またモジュールは、第2のパリティビットを受信データビットから生成する手段を更に有する。及び受信データビットの1つ以上の誤りの存在を検出する手段は、第1及び第2のパリティビットを比較する。
望ましくは、第2のパリティビットを生成する手段は、1つ以上の論理ゲートを有する。
望ましくは、受信データビットの1つ以上の誤りの存在を検出する手段は、論理ゲートを有する。
望ましくは、選択する手段は、1つ以上のマルチプレクサを有し、各マルチプレクサは、受信データビット及び受信データビットそれぞれの受信された反転されたコピーの反転を入力として有し、各マルチプレクサは検出する手段による制御信号出力に応じて動作する。
代案として、選択する手段は、1つ以上のマルチプレクサを有し、各マルチプレクサは、受信データビットの反転及び受信データビットそれぞれの受信された反転されたコピーを入力として有し、各マルチプレクサは検出する手段による制御信号出力に応じて動作し、モジュールの出力は各マルチプレクサの出力の反転である。
本発明の第3の態様によると、以上に説明されたような送信モジュール、及び以上に説明されたような受信モジュールを有するシステムが提供される。これらモジュールは、通信バスを介して接続される。
本発明の第4の態様によると、複数のデータビットが第1のモジュールから第2のモジュールへ通信バスを介して送信されるシステムのグランドバウンスを低減する方法が提供される。前記システムは、受信データビットの誤りを検出可能である。前記方法は、第1のモジュールにおいて、送信されるべきデータビットのそれぞれのコピーを生成する段階;データビットのそれぞれのコピーを反転する段階;及び通信バスを介して複数のデータビット及びそれらのそれぞれの反転されたコピーを第2のモジュールへ送信する段階、を有する。
従って、データビットを伝達する通信バスの各線は、それぞれデータビットの反転されたコピーを伝達する線を有する。High信号を伝達する線の数は、Low信号を伝達する線の数と等しい(直流安定性を保証する)。バスが遷移した場合、High信号からLow信号への遷移数は、Low信号からHigh信号への遷移の数と等しい(交流安定性を保証する)。
望ましくは、第2のモジュールでは、複数のデータビット及びそれらのそれぞれの反転されたコピーが第1のモジュールから受信され、受信データビットの1つ以上の誤りの存在が決定され、1つ以上の誤りが受信データビットで検出されなかった場合、受信データビットは第2のモジュールの出力として利用され、及び1つ以上の誤りが受信データビットで検出された場合、データビットのそれぞれのコピーが第2のモジュールの出力として利用される。
望ましくは、第1のモジュールでは、第1のパリティビットは送信されるべき複数のデータビットから生成され、及び第1のパリティビットは、第2のモジュールへ複数のデータビット及びそれらのそれぞれ反転されたコピーと共に送信される。
望ましくは、第2のモジュールでは、第1のパリティビットは第1のモジュールから受信され、第2のパリティビットは受信データビットから生成され、及び受信データビットの1つ以上の誤りを検出する段階は、第1及び第2のパリティビットを比較する段階を有する。
望ましくは、第1のモジュールでは、第1のパリティビットの反転されたコピーが生成され、及び第2のモジュールへ複数のデータビット、それらのそれぞれ反転されたコピー及び第1のパリティビットと共に送信される。
本発明の更なる理解のため、及び効果を明らかにするため、例として添付の図を参照する。
以上に説明された従来のデュアルレールエンコーダーでは、入力データビットd0、d1、d2及びd3のコピーは、第1のモジュールで生成され、そしてこれらコピーは第2のモジュールにより受信データビットで検出された誤りを訂正するために利用される。
第1のモジュールの出力における通信バスへの各データ線は、データ線の信号と同一のコピーを伝達する対応する線を有するので、グランドバウンスの問題は、データビットのコピーを利用しないシステムに比べて増大する。
例えば、各データ線がHigh信号(つまり1111)を有する4本線のバスを検討する。各データ線でLow信号(つまり0000)への遷移が生じた場合、大量の電荷がグランド層へ放出され、「グランドバウンス」を生じる。
4本線のバスがデュアルレールエンコーディングを利用する場合、4本のデータ線のそれぞれに別の線が存在し、別の線のそれぞれはそれらの対応するデータ線の信号のコピーを伝達する。
従って、各データ線がHigh信号を伝達する場合(及び従って各コピー線もHigh信号を伝達する)、各データ線ではHigh信号からLow信号への遷移が生じ、その結果、8本の線でグランド層への放電が生じ、つまり通常の4本線のバスの場合の2倍の「グランドバウンス」が生じる。
従って、各データ線がHigh信号を伝達する場合(及び従って各コピー線もHigh信号を伝達する)、各データ線ではHigh信号からLow信号への遷移が生じ、その結果、8本の線でグランド層への放電が生じ、つまり通常の4本線のバスの場合の2倍の「グランドバウンス」が生じる。
従って、本発明によると、デュアルレールエンコーディングを利用する構造のグランドバウンスの問題は、データ送信に利用される符号の交流及び直流の安定性を向上することにより低減される。つまり、交流及び直流の安定性は、High信号からLow信号へ遷移する線の数がLow信号からHigh信号へ遷移する線の数と同一であり、且つHigh信号を伝達する線の数がLow信号を伝達する線の数と同一の場合に、達成される。
図3は、本発明の第1の実施例によるデュアルレールエンコーディングを用いたシステムを示す。システム50は、データビットd0、d1、d2及びd3を伝達する4個の入力データレールを有する。
以上に説明されたように、データビットd0、d1、d2及びd3を伝達するデータ線に加え、データビットのそれぞれのコピーc0、c1、c2及びc3を伝達する線が設けられる。
しかしながら、本発明によると、システム50の交流及び直流の安定性は、通信バス54を介してデータを送信する前に、データビットのコピーのそれぞれを伝達する線の信号を反転することにより向上される。
従って、データビットのそれぞれのコピーc0、c1、c2及びc3は、それぞれのインバーター520、521、522及び523により反転され、そしてこれらそれぞれ反転されたコピーはc0’、c1’、c2’及びc3’と示される。
データビットを伝達する通信バス54への各線は、データビットの反転されたコピーを伝達する線をそれぞれ有する。High信号を伝達する線の数は、Low信号を伝達する線の数と同一である。従って、第1のモジュール52の出力で直流は安定している。遷移が生じる時、第1の状態から第2の状態へ遷移する如何なるデータビットも、それぞれ第2の状態から第1の状態へ遷移する反転されたコピーを伴うので、High信号からLow信号への遷移の数は、Low信号からHigh信号への遷移の数と同一である。従って、第1のモジュール52の出力で交流は安定している。従って、データ線の遷移により生じる通信バス54のグランドバウンスの問題は、低減される。
データビットd0、d1、d2及びd3並びにそれらのそれぞれ反転されたコピーc0’、c1’、c2’及びc3’は、第1のモジュール52の出力を形成し、第2のモジュール56へ通信バス54を介して送信される。
留意すべき点は、第1及び第2のモジュール52、56は、通信バス54と別の回路要素ではなく、それらは単一の統合されたユニットを形成し得ることである。特に、第1のモジュール52は、通信バス54のドライバであって良く、及び第2のモジュール56は受信部であって良い。
通信バス54を介した送信中に、送信データビット及びそれらの反転されたコピーのそれぞれは、「誤り」になり得る。つまり送信されたビットは、「0」の代わりに「1」として検出され得る。逆も同様にあり得る。従って、第2のモジュール56で受信されたデータビットD0、D1、D2及びD3、並びにそれぞれの反転されたコピーC0’、C1’、C2’及びC3’は、第1のモジュール52により送信されたデータビットd0、d1、d2及びd3並びにそれぞれの反転されたコピービットc0’、c1’、c2’、c3’と同一であるか、又は同一でない可能性がある。
好適な実施例では、第2のモジュール56では受信データビットD0、D1、D2及びD3の誤りを検出するため、パリティビットTparityは、第1のモジュール52により計算され、そして第2のモジュール56へ提供される。このパリティビットは、第1のモジュール52において、送信されるべきデータビットに対し、パリティツリー58を用いて計算される。パリティツリー58は、この図示された実施例では排他的論理和ゲート60、62及び64を有するしかしながら、パリティツリー58は、論理ゲートの他の組み合わせを有して良いことが理解されるだろう。
第1のモジュール52は、次に送信データのパリティビットTparityを第2のモジュール56へ、データビットd0、d1、d2及びd3並びにそれらのそれぞれ反転されたコピーc0’、c1’、c2’及びc3’と共に、通信バス54を介して送信される。
第2のモジュール56は、受信データのパリティビットRparityを、受信データビットD0、D1、D2及びD3に対し計算する。受信パリティビットRparityは、パリティツリー66を用いて計算される。パリティツリー66は、第1のモジュール52のパリティツリー58と同一の構造を有する。
第2のモジュール56は、受信データのパリティビットRparityを通信バス54を介して受信された送信データのパリティビットTparityと比較する。この図示された実施例では、比較は、排他的論理和ゲート68により実行される。しかし比較は他の種類の論理ゲートにより実行されて良いことが明らかである。排他的論理和ゲート68の出力は、マルチプレクサ制御ビットs0である。
マルチプレクサ制御信号s0は、第2のモジュール56の訂正回路として動作する複数の2入力のマルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3へ供給される。各マルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3は、それぞれ受信データビットD0、D1、D2又はD3、及び対応するデータ信号の受信した反転されたコピーC0’、C1’、C2’又はC3’を受信する。
従来のように、マルチプレクサ制御ビットs0は、マルチプレクサに入力されたどちらの信号がマルチプレクサの出力として利用されるべきかを決定する。マルチプレクサ制御ビットがLow(つまり「0」)の場合、マルチプレクサの出力は受信データビットである。しかしながら、マルチプレクサ制御ビットがHigh(つまり「1」)の場合、マルチプレクサの出力は、関連するデータビットの受信された反転されたコピーである。
しかしながら、受信データビットD0、D1、D2又はD3の誤りがマルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3により訂正されるために、データビットの受信された反転されたコピーC0’、C1’、C2’又はC3’は、受信データビットに対して反転されなければならない。
図3は、これを達成する第1の構造を示す。ここで、各受信データビットD0、D1、D2又はD3は、それぞれマルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3へ入力される前に、それぞれインバーター700、701、702及び703により反転される。マルチプレクサの出力は、所望の信号の反転であるので、更にインバーター700、721、722及び723は、マルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3の出力をそれぞれ反転し、第2のモジュール56の出力信号、つまり信号out0、out1、out2及びout3を形成する。
図4は、データビットの受信された反転されたコピーを、受信データビットに対して反転する別の構造を示す。ここで、受信された反転されたコピーC0’、C1’、C2’及びC3’のそれぞれは、それぞれマルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3へ入力される前に、それぞれインバーター740、741、742及び743により反転される。
従って、これら両方の構造では、受信データのパリティビットRparityが、送信データのパリティビットTparityと同一である場合、マルチプレクサ制御ビットs0は「0」であり、マルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3に指示し受信データビットD0、D1、D2及びD3を出力させる。 しかしながら、受信データのパリティビットRparityが、送信データのパリティビットTparityと異なる場合(及び従って受信データビットD0、D1、D2及び/又はD3が送信データビットd0、d1、d2及びd3と異なる場合)、マルチプレクサ制御信号s0は「1」であり、マルチプレクサMux0、Mux1、Mux2及びMux3に指示し送信データビットの受信されたコピーC0、C1、C2及びC3を出力させる。
以上に説明されたデュアルエンコーディングシステムでは、パリティビットが第2のモジュールへデータビット及びそれらのそれぞれ反転されたコピーと共に送信される場合、送信では完全に交流及び直流が安定していない。
従って、本発明の第2の実施例によると、第1のモジュールは、送信データのパリティビットTparityの反転されたコピーを生成し、そしてこれを第2のモジュールへデータビット、それらの対応する反転されたコピー、及び送信データのパリティビットと共に送信する。
図5は、本発明の第2の実施例によるシステムを示す。図5では、本発明の第1の実施例(図3及び4に示される)と共通する特徴は、同一の参照符号を付される。
以上に説明されたように、通信バス54を介する通信で、完全な交流及び直流の安定性を達成するために、送信データのパリティビットTparityはコピーされ、(インバーター76により)反転され、そして通信バス54を介して第2のモジュール56へ送信される。従って、各データ線はコピーの反転を有し、且つ送信パリティビットはコピーの反転を有するので、送信では完全に交流及び直流が安定する。従って、通信バス54における遷移により生じるグランドバウンスの問題が低減される。
第2のモジュール56では、送信パリティビットのコピーの反転Tparity’は、抵抗78を介してグランド層へ放電される。
図6は、本発明によるグランドバウンスを低減する方法を説明するフローチャートを示す。段階1002では、第1のモジュールから第2のモジュールへ通信バスを介して送信されるべきデータビットのコピーが生成される。
段階1004では、データビットのコピーは反転される。つまり値「0」を有するデータビットの場合、反転されたコピーは値「1」を有する。
段階1006では、データビットのコピー及び元のデータビットは、通信バスを介し第2のモジュールへ送信される。
従って、デュアルレールエンコーディングを利用する構造のグランドバウンスの問題は、データ送信に利用される符号の交流及び直流の安定性が向上するので、低減される。
第2のモジュールは、通信バスを介し、複数のデータビット及びそれらのそれぞれ反転されたコピーを第1のモジュールから受信し、そして受信データビットで1つ以上の誤りの存在を検出する。受信データビットで如何なる誤りも検出されない場合、受信データビットは第2のモジュールの出力として利用される。しかしながら、受信データビットで1つ以上の誤りが検出された場合、受信データビットのコピーのそれぞれが第2のモジュールの出力として利用される。
望ましくは、第1のパリティビットは送信されるべき複数のデータビットから生成されて良く、及び第1のパリティビットは、第2のモジュールへ複数のデータビット及びそれらのそれぞれの反転されたコピーと共に送信される。
第2のモジュールでは、第1のパリティビットが受信される。第2のモジュールは、次に第2のパリティビットを受信データビットから生成する。この第2のパリティビットは、次に受信された第1のパリティビットと比較され、受信データビットに1つ以上の誤りが有るか否かが決定され得る。
本発明に従いシステムのグランドバウンスを更に低減するため、第1のパリティビットの反転されたコピーは、第1のモジュールで生成され得る。 第1のパリティビットのこの反転されたコピーは、第2のモジュールへ複数のデータビット、それらのそれぞれ反転されたコピー及び第1のパリティビットと共に送信され得る。
本発明は、デュアルエンコーディングを利用するシステムを参照して説明及び図示されたが、本発明はこのようなシステムに限定されないことが明らかであり、及び当業者には本発明の多くの他の適用が明らかであろう。
更に、本発明は4本のデータ線を有するシステムを参照して説明及び図示されたが、本発明は4本より多くの又は少ないデータ線を有するシステムに適用され得ることが明らかであろう。
従って、通信バスにおいてグランドバウンスを低減する方法及びシステムが提供される。
留意すべき点は、以上に説明された実施例は、本発明を制限するものではないことである。当業者は、請求の範囲から逸脱することなく、多くの代替の実施例を考案できるだろう。「有する」の表現は、請求項に記載された以外の構成要素又は段階の存在を排除するものではない。
Claims (16)
- 送信モジュールであって、複数のデータビットを他のモジュールへ通信バスを介し送信し、前記モジュールは:
前記データビットのそれぞれのコピーを生成する手段;
前記データビットのそれぞれのコピーを反転する手段;及び
前記通信バスを介し、前記複数のデータビット及びそれらのそれぞれ反転されたコピーを他のモジュールへ送信する手段、
を有する、モジュール。 - 第1のパリティビットを複数のデータビットから生成する手段を有し、前記送信する手段は、前記複数のデータビット及びそれらのそれぞれの反転されたコピーと共に、前記第1のパリティビットを他のモジュールへ送信する手段を更に有する、請求項1記載のモジュール。
- 前記第1のパリティビットを生成する手段は、1つ以上の論理ゲートを有する、請求項2記載のモジュール。
- 第1のパリティビットの反転されたコピーを生成する手段を更に有し;
前記送信する手段は、前記複数のデータビット及びそれらのそれぞれの反転されたコピー及び前記第1のパリティビットと共に、前記第1のパリティビットの反転されたコピーを他のモジュールへ更に送信する、請求項2又は3記載のモジュール。 - 受信モジュールであって、複数のデータビットを別のモジュールから通信バスを介して受信し、前記モジュールは:
前記複数のデータビット及び前記データビットのそれぞれ反転されたコピーを他のモジュールから受信する手段;
前記受信データビットの1つ以上の誤りの存在を検出する手段;
前記1つ以上の誤りの存在を検出する手段が如何なる誤りも検出しなかった場合、前記受信データビットをモジュールの出力として選択し、及び前記検出する手段が1つ以上の誤りの存在を検出した場合、前記データビットの反転されたコピーのそれぞれの反転を前記モジュールの出力として選択する手段、
を有する、モジュール。 - 前記受信する手段は、第1のパリティビットを他のモジュールから更に受信し;及び前記モジュールは:
第2のパリティビットを前記受信データビットから生成する手段を更に有し;及び
前記受信データビットの1つ以上の誤りの存在を検出する手段は、前記第1及び第2のパリティビットを比較する、請求項5記載のモジュール。 - 前記第2のパリティビットを生成する手段は、1つ以上の論理ゲートを有する、請求項6記載のモジュール。
- 前記受信データビットの1つ以上の誤りの存在を検出する手段は、論理ゲートを有する、請求項6又は7記載のモジュール。
- 前記選択する手段は、1つ以上のマルチプレクサを有し、各マルチプレクサは、受信データビット及び受信データビットそれぞれの反転されたコピーの反転を入力として有し、各マルチプレクサは前記検出する手段による制御信号出力に応じて動作する、請求項5、6、7又は8記載のモジュール。
- 前記選択する手段は、1つ以上のマルチプレクサを有し、各マルチプレクサは、受信データビットの反転及び受信データビットそれぞれの反転されたコピーを入力として有し、及び各マルチプレクサは前記検出する手段による制御信号出力に応じて動作し、及び前記モジュールの出力は各マルチプレクサの出力の反転である、請求項5、6、7又は8記載のモジュール。
- システムであって、請求項1乃至4の何れか1項記載の送信モジュール、及び請求項5乃至10の何れか1項記載の受信モジュールを有し、前記モジュールは、通信バスを介して接続される、システム。
- 方法であって、複数のデータビットが第1のモジュールから第2のモジュールへ通信バスを介して送信されるシステムのグランドバウンスを低減し、前記システムは、送信データビットの誤りを検出可能であり、前記方法は:
送信されるべき前記データビットのそれぞれのコピーを生成する段階;
前記データビットのそれぞれのコピーを反転する段階;及び
通信バスを介して前記複数のデータビット及びそれらのそれぞれの反転されたコピーを前記第2のモジュールへ送信する段階、
を有する、方法。 - 前記方法は:
前記通信バスを介し、前記複数のデータビット及びそれらのそれぞれの反転されたコピーを前記第1のモジュールから受信する段階;
前記受信データビットの1つ以上の誤りの存在を検出する段階;
1つ以上の誤りが前記受信データビットで検出されなかった場合、前記受信データビットを前記第2のモジュールの出力として利用する段階;
1つ以上の誤りが前記受信データビットで検出された場合、前記データビットのそれぞれのコピーを前記第2のモジュールの出力として利用する段階、
を更に有する、請求項12記載の方法。 - 前記方法は:
第1のパリティビットを前記送信されるべき複数のデータビットから生成する段階;及び
前記第1のパリティビットを前記第2のモジュールへ前記複数のデータビット及びそれらのそれぞれ反転されたコピーと共に送信する段階、
を更に有する、請求項12又は13記載の方法。 - 前記方法は:
前記通信バスを介し、前記第1のパリティビットを前記第1のモジュールから受信する段階;
第2のパリティビットを前記受信データビットから生成する段階;
を更に有し、
前記受信データビットの1つ以上の誤りを検出する段階は、前記第1及び第2のパリティビットを比較する段階を有する、
請求項14記載の方法。 - 前記方法は:
前記第1のパリティビットの反転されたコピーを生成する段階;及び
前記第1のパリティビットの反転されたコピーを前記第2のモジュールへ前記複数のデータビット、それらのそれぞれ反転されたコピー及び前記第1のパリティビットと共に送信する段階、
を有する、請求項14又は15記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP04100850 | 2004-03-03 | ||
PCT/IB2005/050656 WO2005088465A1 (en) | 2004-03-03 | 2005-02-23 | Data communication using fault tolerant error correcting codes and having reduced ground bounce |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007527066A true JP2007527066A (ja) | 2007-09-20 |
Family
ID=34928885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007501398A Pending JP2007527066A (ja) | 2004-03-03 | 2005-02-23 | 送信モジュール、受信モジュール、システム、方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1735711A1 (ja) |
JP (1) | JP2007527066A (ja) |
KR (1) | KR20070006765A (ja) |
CN (1) | CN1926526A (ja) |
WO (1) | WO2005088465A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011114484A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 半導体集積回路 |
JP2013222285A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Fujitsu Semiconductor Ltd | バス回路および半導体装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006115819A1 (en) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Iota Technology, Inc. | Electronic differential buses utilizing the null state for data transfer |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5287527A (en) * | 1992-12-28 | 1994-02-15 | International Business Machines Corporation | Logical signal output drivers for integrated circuit interconnection |
-
2005
- 2005-02-23 CN CNA2005800066864A patent/CN1926526A/zh active Pending
- 2005-02-23 EP EP05703029A patent/EP1735711A1/en not_active Ceased
- 2005-02-23 JP JP2007501398A patent/JP2007527066A/ja active Pending
- 2005-02-23 WO PCT/IB2005/050656 patent/WO2005088465A1/en not_active Application Discontinuation
- 2005-02-23 KR KR1020067017739A patent/KR20070006765A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011114484A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 半導体集積回路 |
JP2013222285A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Fujitsu Semiconductor Ltd | バス回路および半導体装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1735711A1 (en) | 2006-12-27 |
WO2005088465A1 (en) | 2005-09-22 |
KR20070006765A (ko) | 2007-01-11 |
CN1926526A (zh) | 2007-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4649472B2 (ja) | 送信モジュール、受信モジュール、及びシステム | |
US8090976B2 (en) | Error correction for digital systems | |
US6918068B2 (en) | Fault-tolerant communications system and associated methods | |
JPH06506336A (ja) | 差動型ドライバ/レシーバ回路 | |
US6657460B2 (en) | Spatially filtered data bus drivers and receivers and method of operating same | |
JP2007527066A (ja) | 送信モジュール、受信モジュール、システム、方法 | |
US5448572A (en) | Spare signal line switching method and apparatus | |
JP4439124B2 (ja) | データ依存駆動強度制御ロジックを備えたバス・ドライバ | |
CA2434899C (en) | Fault tolerance | |
US6714595B1 (en) | Signal transmission circuits that use multiple input signals to generate a respective transmit signal and methods of operating the same | |
EP1683018B1 (en) | Autonomic bus reconfiguration for fault conditions | |
JP2007502458A (ja) | デコーダ回路 | |
JPS63168737A (ja) | 複式回路配列体 | |
WO2006027742A1 (en) | Fault tolerant bus | |
JP4388470B2 (ja) | 耐障害性ブロードキャストルータ | |
JP2798328B2 (ja) | 多数決判定回路 | |
US7719308B2 (en) | Semiconductor apparatus, on-die termination circuit, and control method of the same | |
JP2005057749A (ja) | 多重化方法および装置 | |
JPH06222940A (ja) | マスタ/スレーブ判定方式 | |
JP2000347992A (ja) | データ送受信回路 | |
JP2007172230A (ja) | インタフェース回路及びそれを用いた情報処理装置 |