JP2007526832A - 個人使用アイテムの滑り止め用装置、および、その製造方法 - Google Patents

個人使用アイテムの滑り止め用装置、および、その製造方法 Download PDF

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Abstract

個人使用アイテムのための滑り止め用装置は、個人使用アイテム(1)の表面(10)に接続することが可能な第1面と、上記第1面の反対側にあり、滑り止めの特性をもつ第2面とを有しており、弾性材料からなる本体(20)を備えている。本体(20)は、平坦バンド(21)を備えている。平坦バンド(21)は、個人使用アイテムの表面(10)に接着されると、上記表面(10)上に、補助部材(3)を任意に収納できるハウジングとしての、少なくとも1つの表面部(11)が形成される。なお、表面部(11)は、少なくともその一部を、平坦バンド(21)によって取り囲まれている。
上記滑り止め装置は、該滑り止め装置に接続される補助部材に対して非常に万能である。上記補助部材は、上記滑り止め装置により打撃および摩擦から保護されるとともに、該滑り止め装置の滑り止め機能には影響を及ぼさない。上記滑り止め装置の製造方法もまた、記載されている通りである。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、個人用アイテムの表面に接続することが可能な第1面と、第1面とは反対側にあり、滑り止めの特性をもつ第2面とを有する、弾性材料からなる本体を備えている個人用アイテムの滑り止め用装置に関する。
〔背景技術〕
従来から、携帯電話、ノート、書類用フォルダー、電子手帳、コースター、写真たて、リモコン等のさまざまな個人用アイテムが存在する。これらは、使用者が持ち運ぶ、または、使用者とともに持ち運ぶことができるものである。また、これらは、テーブル、家具、カウンター、自動車のダッシュボード等に置くことができるものである。特に、電子機器等の、滑らかで堅い表面をもつ小さい物体の場合、該表面が水平でない、該物体が圧力や打撃を受ける、その他、該表面が動いているという何れかの理由から、該物体は、支持体の表面から滑り落ちる危険性がある。
一方、従来から、各消費者の電話機、システム手帳またはノートを、接着剤を含め、写真、照明、音響装置等によりカスタマイズすることを可能にする装飾要素および補助要素に対する消費者からの需要がある。
この分野において、国際特許番号WO01/87581では、携帯電話等の個人用アイテムを思わず滑らせてしまうことを防止し、かつ、装置自身に装飾でき、長持ちさせ、個人用としての要素を組み込むという2つの機能を満たす装置が開示されている。この特許製品は、近年、「piunch」という名で市場に出ている。加えて、上述の国際出願は、上記装置の製造方法も開示している。
しかしながら、「piunch」は、市場でよく売れているけれども、修正または防止の必要性があるという点でいくつかの制限がある。
まず、「piunch」は、「piunch」自身の材質に装飾を形成するためには、さらに特定の工程を必要とする。そのため、「piunch」は、装飾的効果の観点から見ると、他の要素を含めず、画像だけを結合させるとしても、あまり万能であるとは言えない。上記装飾的要素は、使い捨ての接着剤を用いて、取り除けないように装置に接着している。そのため、装置全体を取り替えることなく、「piunch」を必要に応じて変形させることは困難である。
さらに、装置の材質に画像をシルクスクリーンで印刷することは、非常にコストがかかり、かつ、望ましい摩擦に対する抵抗力が得られない。また、上述したシルクスクリーンによる印刷または装飾は、部分的または完全に装置の滑り止め特性を取り除いてしまう。
〔発明の開示〕
本発明の主な目的は、既に説明した滑り止め機能を満足するだけでなく、用途が広い、個人アイテムのための滑り止め装置を提供することである。そして、この滑り止め装置を一体成形したり取り付けたりすることで、異なるタイプの装飾的要素、または、補助的な役割を有する他の要素は、滑り止めの品質および装飾機能の両方を担保することができるので、製品に大変な価値を与えることができる。
この目的に従って、本発明の装置は、本体が平坦なバンドで構成されることにより特徴付けられ、上記バンドは、個人使用アイテムの表面に接着されることにより形成される。
その表面の少なくとも一部は、補助部材を収納するために用いられるものであり、バンドによって部分的に囲まれている。装置は多数の形状(幾何学形状、数、文字等)を有してもよい。
これらの特徴を具備することで、実質的にあらゆるタイプのうすい厚みを有する補助部材、例えば、写真、電気素子、光学装置、時計やそれに類するものを、製造過程を大きく制約することなく、上記装置と連結することができる。補助部材は個人アイテムの表面に構成され、バンドにより囲まれており、滑り止め装置の美的な構成として形成され、強打や摩擦から保護され、そして同時にこの装置の滑り止め機能に影響を与えない。
その上、補助部材は、本体の材料の上に印刷されないので、より良いコスト効果と品質を得ることができる。これにより、構成要素は平行したプロセスで生産されることにより納期を縮めることができる。
ある実施形態においては、細片は実質的に一定の幅を持ち、上記バンドは閉じられていても、閉じられていなくても良い。
また他の実施形態によれば、このバンドは閉じた構成を有し、それにより個人使用アイテムの表面は完全に囲まれ、よりよい保護が達成される。
本体の第2面は、本体の構成要素として複数の突出部が形成されていることが望ましい。この突出部により、滑り止め機能が向上され、手触りがよい装置の表面が供給される。
この装置は、個人使用アイテムの表面と、本体の第1面とを接続する接続手段を有していることが好ましい。
上記接続手段は、好ましくは、少なくとも一つの側面に、のりがついていて、取り外し可能なシートにより保護されている細片から構成される。こののりづけされた細片は、ゴム系の接着剤を用いていることが好ましい。
上記細片は、上記バンドの形状と実質同一の形状を有していてもよい。あるいは、上記細片は、バンドと、このバンドに囲まれている個人使用アイテムの表面部とを両方とも包み込むことも可能である。
また、第2の変形例では、この装置が市場に出る前に、または、個人使用アイテムに連結される前に、細片に補助部材を接着することが可能である。このように、異なる複数の補助部材を変更することが可能である。
上記細片は、好ましくは両側面にのりがついていることが好ましい。
ある実施形態では、上記細片は、互いに異なる接着特性を有する複数の領域を有している。
また、ある実施形態では、この装置は少なくとも、このバンドにより囲まれた個人使用アイテムの表面部に、この装置に関連する補助部材が収納される。そして、上記補助部材は、装飾用または情報伝達用の印刷済画像、または、有益な画像と、電装品と、広告物と、照明、音響または測定部材とから選択される。
上記補助部材は、この装置に関連づけられるものを変更することができ、その結果、上記装置の滑り止め特性を失うことなく上記装置自体の上に編入され、有用性を付加して使用者に供給することができる。
上記補助部材はコーティング材を有することが好ましい。コーティング材は、滑り止め機能を交互に有するとともに、補助部材を保護する機能も有する。
上記バンドと上記バンドにより囲まれた表面部の両方を囲んでいる細片から、上記装置が構成される場合、上記補助部材は上記バンドにより囲まれている上記個人使用アイテムの表面の細片に上記補助部材は連結されることが可能である。
さらに、滑り止め装置は、個人使用アイテムの支持面に一体化されてもよい。脱着できない態様で上記アイテムの一部に形成することで、滑り止め装置の製造時から、個人使用アイテムに上記滑り止め装置を取り入れてもよい。
本発明の第二の目的は、上述の滑り止め装置の製造方法を提供することである。本発明の製造方法は、国際特許公報WO01/87581に公開された特許請求の範囲の各工程の大部分と共通である。
上記製造方法は、ローラを用いず、水中で射出成形を用いる形式であって、すでに形成された熱可塑性部材を、内部に空洞の収納部を有する平坦バンドにより形成される滑り止め装置として使用するのに好適な特徴を有するように形成することができる。
本発明の製造方法は、
内部に鋳型を有する射出プレスを閉じる工程と、
所望の着色材とともに、粒状の熱可塑性材料を、各供給ホッパを通過させて回転装置に注入する工程と、
注入された上記材料を溶解するために、上記回転装置の円筒部を熱する工程と、
対応する上記鋳型を満たすまで上記材料を上記射出プレスに注入するために、上記回転装置を、低逆圧で高速回転させる工程と、
上記プレス内部を循環する流体の冷却作用により、上記プレスに注入された上記材料を冷却する工程と、
上記プレスを開き、
次に上記その内部の鋳型を開き、
圧痕の底部の駆動手段と組み合わせて排出装置を作動させることで、重力によって対応する収集ホッパへと部品を引き込む工程と
冷却された鋳物片を排出する工程とを有している。
そして、大きな寸法、特にこの滑り止め装置より大きな寸法の細片または滑り止め材料のシートを得た後、前述の工程に加えて、上記細片を型抜きすることで、内部に空洞を有する滑り止め装置を得ることができる。この滑り止め装置はいろいろな形状で設計されることが可能である。
さらに、上記滑り止め装置については、上述の製造方法に続いて、異なる形状や寸法の中空鋳型を用いることが可能である。
さらに、上述の製造方法に加え、滑り止め装置の滑らかな側面に接着剤を塗布してもよい。
〔実施の形態〕
図1は、本発明の一実施形態に係る滑り止め装置2が、例えば、携帯電話等の個人使用アイテム1の表面10上に接続されていることを示す概略図である。
滑り止め装置2は、熱可塑性弾性材料から構成された本体20を備えている。上記熱可塑性弾性材料としては、例えば、ポリプロピレンおよび弾性ゴムフィルターを備えたホモポリマーが用いられる。これは、滑り止め装置2が個人使用アイテム1に設けられたとき、個人使用アイテム1がすべることを防止するのに十分な滑り止め特性を有している。本体20は、個人使用アイテム1に接着させる側面と、滑り止めのための側面とを有している。
本体20は、上述した国際特許公報WO01/87581に記載された方法と同様の射出成型により製造することができる。また、本体20は、コストを削減するために、手動で射出することにより形成された大きな部品を、後で型抜きすることにより成型することもできる。
本体20は、ほぼ均一な幅を有する平坦バンド21から構成されており、閉じた形状(ここでは、丸い角を有した長方形)となるように形成されている。ここで、平坦バンド21は、平坦バンド21に完全に囲まれている個人使用アイテム1の表面10を表面部11として区別している。この表面部11は、滑り止め装置2に結合され、本体20により保護される補助部材3を任意に収容する。
補助部材3は、装飾的な要素か広告的な要素かのどちらかであればよい。補助部材3としては、例えば、写真または照明装置や、時計または温度計のような実用的な公益性を有したものや、表示装置、チップ、太陽電池のようなさまざまな磁気的または電気的な構成要素や、適したサイズのその他の要素等が挙げられる。補助部材3は、平坦バンド21により区切られる空洞または表面部と同一の大きさを有することが可能であるが、以下の例に示すように、平坦バンド21により区切られる空洞または表面部より小さくてもよい。
図に示すように、本体20および補助部材3は、略平面状である。1〜1.5mmの厚みを有する本体20は、多くのアプリケーションに適用することができる。
滑り止め装置2の大きさおよび形状は変化してもよく、図1に示すように、平坦バンド21は閉じられて形成されているが、平坦バンドは、連続した湾曲部を有し、表面部11および補助部材3を部分的にだけ囲むように、一端において開いた構成で形成されていてもよい。また、滑り止め装置2は、例えば、1つ以上の表面部11に区分し、例えば、1つ以上の補助部材3を収容するように配置してもかまわない。滑り止め装置2の形状およびサイズは、個人使用アイテム1に大いに依存する。また、個人使用アイテム1に結合する補助部材3も同様である。
個人使用アイテム1は、滑り止め装置2の接続面に装飾的な要素(図示しない)を備える必要がある。それにより、個人使用アイテム1の表面の装飾を、何も設けられていない表面部11から認識できるように、表面部11に補助部材3を導入しないことが可能となる。
図2に示すのは、滑り止め装置2をより詳細に示した拡大した断面図である。理解しやすいように他の部材に対して誇張された図2に示された上記装置のいくつかの寸法をさらに示す必要がある。従って、説明されたこの装置は実際の寸法を示す必要はない。
図2に示されるように、この装置の滑り止め特性を強化するために、本体20に形成されている平坦バンド21は、その上面または側面に多数の突出部22が設けられている。
個人使用アイテム1に平坦バンド21を接続するために、滑り止め装置2は、少なくとも個人使用アイテム1に接着するべき面に、自動接着性を有する細片4を備えている。図では、滑り止め装置2は、すでに個人使用アイテム1に接着している状態で示されているので記載されていないが、細片4は、取り外し可能なシートにより常に保護されている。細片4は、両面がのり付けされていてもよく、使用者が細片4を本体20および個人使用アイテム1の両方に接着することが可能であり、または装置製造過程の間に細片4を本体20に接着することも可能である。
図2に示す細片4は、平坦バンド21と同様の形状である。また、平坦バンド21により区切られる個人使用アイテム1の表面部11は覆われずに残り、補助部材3は、細片31のような、それ自身の接着手段により接続される。
しかしながら、実施の形態の変形例において、平坦バンド21および表面部11の両方を取り囲む細片4を備えることが可能であり、補助部材3は細片4自体に接着される。この場合、細片4は両面がのり付けされている。製造工程において、細片4に接続された補助部材3は、補助部材3と一緒に滑り止め装置2の組み合わせとして販売される。また、装置2は、2つの利用可能な面がそれぞれ取り外し可能なシートによって保護されている細片4に予め接着された状態で販売してもよい。この場合、使用者は、個人使用アイテム1の表面部11と一致する細片4の領域を保護するシートを取り除き、特定の補助部材3を接着させる。
細片4の中心部分に、補助部材3を接着させずに組み立てることも可能である。そして、補助部材3の粘着性細片31は、細片4に補助部材3を接着させるために使用される。
最終的に、粘着性細片4に関しては、細片4が、互いに異なる接着性を有する複数の領域を備えることに注意しなければならない。例えば、細片4から平坦バンド21を取り除くよりも、個人使用アイテム1から、細片4を含む、装置2全体を取り除くことがより容易である。また、それから平坦バンド21をはずすよりも、補助部材3をはずす方がより容易である。
場合によって、導入される要素が、該要素が適当に機能するように、特定の方法により置かなければならないことを考慮すると、接着剤は透明である必要がある。したがって、上記要素は、上記接着剤を介して見る必要がある。
補助部材3は、例えば、ポリウレタンエナメルなどのコーティング材32を備えていてもよい(図2)。このコーティング材32は、起こりうる摩擦による損傷を防止するために、部材3を保護し、その表面に滑り止めとしての機能を与えることも可能である。そして、補助部材3は、支持表面と接触する。
補助部材3のコーティング材32は、気温約25℃、湿度50%以下で行われる工程の方法によって形成される。まず、ポリウレタンと触媒の混合物が、ノズルにより補助部材3の表面に塗布される。そして、上記混合物がジェル状態になるまで1時間待ち、50℃〜60℃のオーブンで2時間乾燥させ、乾燥または重合させるために24時間待つ。
本体20は、一度成形されるとともに細片4が備えられ、そして、補助部材3にコーティング材32が設けられると、本体20および補助部材3は、上述した方法と異なった方法で結合される。
本発明に係る滑り止め装置の特定の実施形態を記載したが、当業者は、特定のアプリケーションの必要に応じて、本体20の形状、比率およびサイズにおいて、個々に変形および修正を加えてもよい。また、従属請求項により保護される範囲から逸脱することがないように、上述した特徴部分を、他の技術的に同等な特徴部分と置き換えてもよい。
滑り止め装置の製造過程の特徴は、射出により大きな細片またはシートを得た後、ダイの形状を有した中空の滑り止め装置を得るために、上記細片を型抜きすることである。
本発明に係る上記装置は、複数のアイテムと補助要素が連結されることが可能であり、いろいろな要素を、本発明の目的に適合した使用方法に適合することが可能であり、これまで言及してきた本発明の目的の一つの例に必ずしも限定されないことをは特にいうまでもない。
図1は、本発明の実施形態に係る滑り止め装置を接続している個人使用アイテムの概略斜視図である。 図2は、図1に示される装置の鉛直方向に沿った断面図である。

Claims (17)

  1. 個人使用アイテムの滑り止め用装置であって、
    弾性材料からなる本体(20)を備え、
    上記本体(20)は、個人使用アイテム(1)の表面(10)に接続することが可能な第1面と、上記第1面の反対側にあり、滑り止めの特性をもつ第2面とを有しており、
    上記本体は、平坦バンド(21)を備え、
    上記平坦バンド(21)は、
    上記個人使用アイテムの表面(10)に接着されると、上記表面(10)上に、補助部材(3)を任意に収納できるハウジングとしての、少なくとも1つの表面部(11)が形成され、
    上記表面部(11)は、少なくともその一部を、上記平坦バンド(21)によって取り囲まれていることを特徴とする滑り止め装置。
  2. 上記平坦バンド(21)は、略一定の幅をもっていることを特徴とする請求項1に記載の滑り止め装置。
  3. 上記平坦バンド(21)は、閉じた形状をなし、個人使用アイテム(1)の表面部(11)を完全に取り囲んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の滑り止め装置。
  4. 上記本体(20)の第2面は、上記本体(20)の構成要素として形成されている複数の突出部(22)を備えていることを特徴とする請求項1〜3に記載の何れか1項に記載の滑り止め装置。
  5. 上記滑り止め装置は、接続手段(4)を備え、
    上記接続手段(4)は、上記本体(20)の第1面を、上記個人使用アイテムの表面(10)に接続することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の滑り止め装置。
  6. 上記接続手段は、細片(4)を備えており、
    上記細片(4)は、少なくとも一方の面がのり付けされており、取り外し可能なシートによって保護されていることを特徴とする請求項5に記載の滑り止め装置。
  7. 上記細片(4)は、上記平坦バンド(21)とほぼ同一の形状をなしていることを特徴とする請求項6に記載の滑り止め装置。
  8. 上記細片(4)は、上記平坦バンド(21)と、上記個人使用アイテムの表面部(11)とを取り囲み、
    上記表面部(11)は、上記平坦バンド(21)によって取り囲まれていることを特徴とする請求項6に記載の滑り止め装置。
  9. 上記細片(4)は、両面がのりつきであることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の滑り止め装置。
  10. 上記細片(4)は、互いに異なる接着性をもつ複数の領域を有していることを特徴とする請求項9に記載の滑り止め装置。
  11. 上記滑り止め装置には、少なくとも1つの上記補助部材(3)が備えられ、
    上記補助部材(3)は、
    上記平坦バンド(21)によって取り囲まれている、上記個人使用アイテムの表面(11)に収納されるとともに、
    装飾用または情報伝達用の印刷済画像、または、有益な画像と、電装品と、広告物と、照明、音響または測定部材とから選択されていることを特徴とする請求項1〜10の何れかに1項に記載の滑り止め装置。
  12. 上記補助部材(3)は、コーティング材(32)を有していることを特徴とする請求項11に記載の滑り止め装置。
  13. 上記補助部材(3)の上記コーティング材(32)は、交互に滑り止めの特性をもつことを特徴とする請求項12に記載の滑り止め用装置。
  14. 上記補助部材(3)は、上記細片(4)に接続され、
    上記細片(4)は、上記平坦バンド(21)に取り囲まれている、上記個人使用アイテム(1)の表面部(11)内にあることを特徴とする請求項8および請求項11〜13の何れか1項に記載の滑り止め用装置。
  15. 上記個人使用アイテムに一体化され、脱着できないように上記個人使用アイテムの支持面の一部をなすことを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載の滑り止め用装置。
  16. ローラを用いず、水中で射出成形を用いる形式の、個人使用アイテムの滑り止め用装置の製造方法であって、
    内部に鋳型を有する射出プレスを閉じる工程と、
    所望の着色材とともに、粒状の熱可塑性材料を、各供給ホッパを通過させて回転装置に注入する工程と、
    注入された上記材料を溶解するために、上記回転装置の円筒部を熱する工程と、
    対応する上記鋳型を満たすまで上記材料を上記射出プレスに注入するために、上記回転装置を、低逆圧で高速回転させる工程と、
    上記プレス内部を循環する流体の冷却作用により、上記プレスに注入された上記材料を冷却する工程と、
    上記プレスを開き、
    次に上記その内部の鋳型を開き、
    圧痕の底部の駆動手段と組み合わせて排出装置を作動させることで、重力によって対応する収集ホッパへと部品を引き込む工程と、
    冷却された鋳物片を排出する工程とを有し、
    滑り止め用材料のシートまたは細片を、続いて型抜きすることで、内部に空洞を有する滑り止め用装置を得ることを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の個人使用アイテムの滑り止め用装置の製造方法。
    を特徴とする
  17. 得られた上記細片またはシートの大きさは、型抜きされて得られる滑り止め用装置の大きさよりも大きいことを特徴とする請求項16に記載の個人使用アイテムの滑り止め用装置の製造方法。
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