JP3215798U - 模様を有するケース - Google Patents

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ウー イー−チェン
チャオ チュン−ラン
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Abstract

【課題】模様を有し、外観を自由に変えることができるケースを提供する。【解決手段】ケースは、基層12および粘着層14を有するパッチ1、粘着層上に配置した一以上の模様21、およびパッチの粘着層がその片側に粘着している透明ケース3、を備える。模様の材料が、油性の材料であり、粘着層は、耐油性の接着剤である。粘着層の繰り返し粘着性、およびすすぎ洗いができるという性質を利用することによって、耐油性の模様を、透明のケースに粘着させる。その結果、ケースの外観を、自由に変えることができる。【選択図】図2C

Description

本実用新案は、一般的にケースの構造、および特に模様を有するケースに関する。
スマートフォンは、現代人にとって重要な私物である。技術が進歩するにしたがって、スマートフォンは、人々にインターネット上の情報を閲覧すること、およびいつでも写真を撮ることを可能とし、したがって人々にとって欠かせない道具となっている。情報をより便利に閲覧するために、大きなディスプレイを有するスマートフォンが主流となっている。残念なことに、大きなディスプレイのスマートフォンは、外力による衝突に対して弱く、結果的にディスプレイの破損につながる。
加えて、スマートフォンが現在主流になったので、その周辺製品、特に保護ケースが、相当な需要および市場を享受している。3C製品は、軽量かつ薄いという特徴を必要とするため、スマートフォンのケースは軽い材料を採用し、結果としてスマートフォンの保護が不十分となっている。したがって、ほとんどの人は、落下またはひっかきによる傷みを防ぐために、保護ケースまたはカバーを彼らのスマートフォンに追加するものである。
さらに、材料に依存して、現在の保護ケースは、硬質の、および軟質のスマートフォンケースに分類することができる。硬質のスマートフォンケースは、より硬く、ひっかきに対して耐性がある。残念ながら、硬質のスマートフォンケースは、衝撃吸収性が劣り、よりもろい。その上、硬質のスマートフォンケースは硬いので、組み立てまたは分解が難しい。時折、組み立て分解工程の間に、スマートフォン上にひっかき傷が発生することがある。反対に、軟質のスマートフォンケースは、組み立てまたは分解が容易であり、かつ優れた緩衝効果を有する。軟質のスマートフォンケースはもろくはないものの、ひっかきに対して弱い。
スマートフォンケースの軟質の材料は、一般的に、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、シリカゲル、またはゴムを含む。スマートフォンの外観を露出するため、ほとんどのスマートフォンケースは、透明で軟質の材料から作られている。残念なことに、スマートフォンケースが、手のひらの汗といった酸材料に接触したとき、黄変が容易に起こり、したがってスマートフォンケースの外観に影響する。現在、内層が透明で軟質の材料で、外層が硬質の材料である2層のスマートフォンケースがある。それにも拘わらず、厚みおよびデザイン上の制限により、スマートフォンへの組み立て、またはスマートフォンからの分解が難しい。
加えて、現在のユーザは、一般的に様々な機会において、彼らのスマートフォンケースが異なる見た目をあらわにすることを願う。あるいは、彼らはまた彼らのスマートフォンが彼らの服またはアクセサリーのスタイルにマッチすることを願う。したがって、彼らは彼らのスマートフォンを飾るために、保護ケースを頻繁に交換する。このようなわけで、電話を保護することに加えて、その付加価値を高めるため、およびユーザの要望に応えるため、保護ケースはよくデザインされるべきである。
それにも拘わらず、従来技術に係る保護ケースは、スマートフォンケースがどれだけ硬く、またはやわらかくても、常に製造業者によってデザインされた固定された外観で輸送される。ケースは一体的に形成され、かつプラスチック材料から作られる。模様は低品質であり、かつ置き換えることができない。結果として、ユーザは多数の保護ケースを交換のために購入する必要があり、それは時間および金の浪費になる。
保護ケースを特注生産するために、特注生産提供者との余分な処理が必要となる。その上、特注生産された保護ケースの外観は、自由に置き換えることができない。特注生産提供者によるさらなる処理が必要となる。したがって、ユーザは、なお交換のために多数の保護ケースを購入する必要があり、かつ時間および金をなお浪費する。
従来技術に係る保護ケースは、スタイルおよび模様が固定されていることが知られている。ユーザの要求に基づき、保護ケースの外観を変えることはできない。保護ケースの付加価値は、向上することができない。
それゆえに、保護ケースの外観を変えることによって、どのように付加価値を高めるかが、解決すべき主要な問題である。
本実用新案の目的は、模様を有するケースを提供することである。ケースの外観を自由に変えるという効果を得るために、繰り返し粘着性の性質を利用することによって、耐油性の模様カード上の油性の模様を、パッチに貼り付け、および透明ケースの片側に粘着させる。
上記の目的を達成するために、本実用新案は、基層および粘着層を有するパッチ;上記粘着層上に配置した一以上の模様;および上記パッチの上記粘着層がその片側に粘着している透明ケース、を備える、模様を有するケースを開示する。
本実用新案は、一以上の模様カードの材料が耐油性の材料であり、および一以上の模様の材料が油性の材料である、模様を有するケースの一実施形態を提供する。
本実用新案は、粘着層の材料が、耐油性の接着剤である、模様を有するケースの一実施形態を提供する。
本実用新案は、模様カードと模様との間の粘着が、粘着層と模様との間の粘着よりも小さい、模様を有するケースの一実施形態を提供する。
本実用新案は、模様を有するケースの一実施形態を提供し、および粘着層を透明ケースの片側に粘着させる工程の後に、さらにパッチを透明ケースの片側から除去する工程;およびパッチの粘着層上の一以上の模様を、すすぎ洗いする工程を含む。
本実用新案は、模様を有するケースの一実施形態を提供し、および透明ケースの片側に粘着層を粘着させる工程の後に、さらに粘着層をスマートフォンケースの凹部に粘着させる工程を含む。
本実用新案は、一以上の模様カードが、表面にナノ構造を含む、模様を有するケースの一実施形態を提供する。
本実用新案は、耐油性の材料がシリコーン樹脂である、模様を有するケースの一実施形態を提供する。
本実用新案は、油性の材料が一以上の色鉛筆、一以上のクレヨン、または一以上の油性ペンを含む、模様を有するケースの一実施形態を提供する。
本実用新案は、パッチの材料がポリウレタンを含む、模様を有するケースの一実施形態を提供する。
図1は、本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法のフローチャートを示す。 本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法の説明図を示す。 本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法の説明図を示す。 本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法の説明図を示す。 図3は、本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法の用法の図解を示す。 図4は、本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法の構造的な説明図を示す。 図5は、本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法の部分的な拡大図解を示す。
本実用新案の有効性をさらに理解および認識させるためのみならず、構造および特徴を作るため、以下の通り、本実用新案の詳細な記述を、実施形態および添付の図に沿って提供する。
従来技術に係るケースは、保護用の役割を有するのみであるため、本実用新案は、問題を解決するために、模様を有するケースを提供する。
以下では、本実用新案に係る模様を有するケースの性質、伴っている構造について記述する。
本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法のフローチャートおよび説明図である、図1および図2Aから2Cをご参照いただきたい。図に示すように、本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法は、以下の工程を含む:
S1:基層および粘着層を有するパッチを提供する工程;
S3:模様を、模様カードの上に配置し、模様の上に粘着層を配置し、および粘着層に模様を粘着させる工程;
S5:模様カードを除去する工程;および
S7:透明ケースの片側に粘着層を粘着させる工程。
ステップS1に示すように、パッチ1は、基層12および粘着層14を含む。基層1は、パッチ1の上部に配置され;粘着層14は、パッチ1の下部に配置される。基層12は、分離可能なフィルム121を外表面にさらに含み、かつ粘着層14は、分離可能なフィルム141を外表面にさらに含む。図2Aに示すように、本実用新案に係る構造の製造をはじめるとき、粘着層14の外表面上の分離可能なフィルム141を、引き離す。
ステップS3において、一以上の模様21を、一以上の模様カード2の上に配置する。一以上の模様21を粘着させるために、粘着層14を一以上の模様21に粘着させる。一以上の模様カード2の材料は、耐油性の材料である;一以上の模様21の材料は、油性の材料である。加えて、図2Bに示すように、一以上の模様カード2と一以上の模様21との間の粘着は、粘着層14と一以上の模様21との間の粘着よりも小さい。
工程S5に示すように、一以上の模様カード2を除去する。一以上の模様カード2の耐油性の材料の材料は、シリコーン樹脂を含む。一以上の模様21の油性の材料は、一以上の色鉛筆、クレヨン、一以上の油性ペンを含む。その上、本実用新案の好ましい実施形態に係る一以上の模様カード2は、クッキングシートである。
工程S7に示すように、粘着層14を一以上の模様21に粘着した後、パッチ1の粘着層14を、透明ケース3の片側に粘着させる。図2Cに示すように、粘着層14を粘着させた後、基層12の外表面上の分離可能なフィルム121を引き離す。
上述した工程S7の後、製造方法はさらに以下の工程を含む:
S9:透明ケースの片側からパッチを除去する;および
S11:パッチの粘着層上の模様を、すすぎ洗いする。
工程S11に示すように、粘着層14の材料は、耐油性の材料である。すすぎ洗いをすることによって、粘着層14の一以上の模様21を除去する。それから、粘着層14は透明ケース3に繰り返し粘着させることができる。
本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法の用法の図解を示す図3をご参照いただきたい。図に示すように、本実用新案の好ましい実施形態に係る透明ケース3は、スマートフォンケース3’である。工程S7はさらに、パッチ1の粘着層14を、スマートフォンケース3’の凹部31’へと粘着させる工程を含む。スマートフォンケース3’の凹部31’は、一以上の模様21を含む。一以上の模様21は、凹部31’および粘着層14の間に配置され、故に一以上の模様21は、傷みにつながるだろう外力または手のひらの汗といった化学物質に対して、感受性が高くない。
次に、本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法の構造的な説明図を示す図4をご参照いただきたい。図に示すように、パッチ1は、基層12および粘着層14を含む。基層12は、パッチ1の上部の上に配置され、かつ粘着層14は、パッチ1の下部に配置される。加えて、基層12は、分離可能なフィルム121を外表面上に含み、かつ粘着層14は、分離可能なフィルム141を外表面上に含む。パッチ1を用いていない間、分離可能なフィルム121、141は、汚れまたはほこりといった汚染物質を分離する、基層12および粘着層14のための保護用のフィルムとして働く。
さらに、本実用新案の好ましい実施形態によれば、パッチ1の材料は、ポリウレタンを含む。ポリウレタンの化学的性質を用いることによって、パッチ1の粘着層14は、透明ケース3の片側に、繰り返し粘着させることができる。
ポリウレタン(PU)は、ゴムとプラスチックとの間の性質を有する、伸縮性の材料である。ポリウレタンは、プラスチックの高い強度を保ちながら、ゴムの伸縮性を有する。加えて、ポリウレタンの分子鎖は、ウレタン(−NHCOO−)およびイソシアネート(−NCO−)を含む。他の形式の接着剤と比べて、ポリウレタンから作られた接着剤は、以下の特長を有する。
高極性および高活性ラジカル基の−NCO−および−NHCOO−を有しているので、ポリウレタンから作られた接着剤は、発泡体、プラスチック、木、革、布、紙、セラミックを含む多孔性の材料、または、金属、ガラス、ゴム、もしくはプラスチックを含む光沢のある表面を有する材料といった、活性型水素結合を有する塩基性の材料と、優秀な化学的粘着を示す。
ポリウレタン接着剤は、独特な熱膨張率で、塩基性の材料に粘着させることができる。ポリウレタン接着剤はまた、優れた緩衝および衝撃吸収機能を有する。したがって、ポリウレタンもまた、スマートフォンに加えられた衝突を緩衝することができる。
ポリウレタン接着剤は加水分解耐性であり、これが他の形式の接着剤よりもすすぎ洗いにおいて優れたものにしている。それ故に、粘着層14上の一以上の模様21をすすぎ洗いすることにより、一以上の模様21を自由に変えることができる。
ポリウレタン接着剤は、高度に透明であり、および多数回粘着させることができる。その上、粘着を繰り返しても、接着剤の残余が生じず、ケース3の透明性を維持するために有益である。
さらに、本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法の部分的な拡大図解を示す図5をご参照いただきたい。図に示すように、一以上の模様カード2は、表面にナノ構造22を含む。ナノ構造22を用いることによって、一以上の模様カード2と一以上の模様21との間の接触面積が小さくなり、およびしたがって、表面と一以上の模様21との間の粘着が低減する。粘着層14が一以上の模様カード2に粘着しているとき、粘着層14と一以上の模様21との間の接触面積は大きくなり、粘着層14と一以上の模様21との間の粘着は強くなり、これにより一以上の模様21が粘着層14に容易に粘着している。
以下では、本実用新案に係る模様を有するケースの製造方法の好ましい実用化について記述する。
模様21を、模様カード2の上に描画する。模様カード2は、ナノ構造22を有していてもよく、またはシリコーン樹脂といった油性の材料を含んでいてもよい。本実用新案の好ましい実施形態に係る模様カード2は、クッキングシートである。本実用新案の好ましい実施形態に係る透明ケース3は、スマートフォンケース3’である。
模様21をクッキングシート上に描画した後、パッチ1の粘着層14上の分離可能なフィルム141を引き離し、および模様21を粘着させるために、粘着層14をクッキングシート上の模様21に粘着させる。模様21を粘着層14に粘着させた後、粘着層14を、スマートフォンケース3’の凹部31’に直接貼り付ける。粘着が完了した後、パッチ1の基層12上の分離可能なフィルム121を引き離す。その結果、模様を有するケースの構造が得られる。
模様21を置き換えるとき、パッチ1をスマートフォンケース3’から除去し、および粘着層14上の模様21を除去するために、パッチ1をすすぎ洗いする。新しい模様21を粘着した後、スマートフォンケース3’の後ろ板にパッチ1を再度貼り付ける。したがって、スマートフォンケース3’上の模様21を自由に置き換えることができる。
これ故に、本実用新案は、新規性、非自明性、および有用性を有するため、法的要求に適合する。しかしながら、前記記述は、本実用新案の単なる実施形態であり、本実用新案の目的および範囲を限定するのに用いられない。本実用新案の請求項に記述された形状、構造、特長、または趣旨に係る、同等の変更または修正が、本実用新案の付録の請求項に含まれる。

Claims (6)

  1. 基層および粘着層を有するパッチ;
    上記粘着層上に配置した一以上の模様;および
    上記パッチの上記粘着層がその片側に粘着している透明ケース、
    を備える、模様を有するケース。
  2. 上記一以上の模様の材料が、油性の材料である、請求項1に記載の模様を有するケース。
  3. 上記粘着層の材料は、耐油性の接着剤である、請求項1に記載の模様を有するケース。
  4. 上記透明ケースは、スマートフォンケースである、請求項1に記載の模様を有するケース。
  5. 上記油性の材料は一以上の色鉛筆、一以上のクレヨン、または一以上の油性ペンを含む、請求項2に記載の模様を有するケース。
  6. 上記パッチの材料はポリウレタンを含む、請求項1に記載の模様を有するケース。
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