JP2007526346A - トランスおよび多価不飽和脂肪酸の第一胃バイパスカルシウム塩 - Google Patents

トランスおよび多価不飽和脂肪酸の第一胃バイパスカルシウム塩 Download PDF

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Abstract

(a)約40〜約95重量%のC16〜C22の不飽和脂肪酸;(b)約5〜約60重量%のC14〜C22の飽和脂肪酸;(c)約6重量%以下の水分、不溶物、および不ケン化物から実質的になる脂肪酸成分を有し、約20重量%以下はグリセリドの形態であり、生成物の総重量の約40〜約65重量%が、トランス脂肪酸、ならびにC18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸から選択される1つ以上の脂肪酸からなる、自由に流動する不飽和脂肪酸カルシウム塩。CLA’s、ならびに非共役のC18:2およびC18:3脂肪酸、ならびにC20〜C22のオメガ−3およびオメガ−6脂肪酸から選択される1つ以上の脂肪酸を、生成物の総重量の約10〜約65重量%で有する生成物も開示される。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2003年5月6日に出願された、米国特許出願公開第10/431,318号の一部継続出願である。この発明はまた、35U.S.C.§119(e)の下で、2003年7月9日に出願した米国仮出願第60/486,003号の優先権の利益を主張する。両方の出願の開示は、参照として本発明に組み込まれる。
発明の背景
本発明は、特に栄養補助食品として興味がある、不飽和脂肪酸のカルシウム塩に関する。
不飽和脂肪酸は、第一胃内の微生物作用による水素添加を受け飽和脂肪酸となり、保護された形態で反芻動物へ与えなければならない。米国特許第5,143,737号は、第一胃内の微生物作用から不飽和脂肪酸を保護するために、毒性のない有機物質による不飽和脂肪酸のカプセル化を開示している。一般に、脂肪酸を第一胃内の微生物作用から保護する最もよく知られた形態は、米国特許第4,642,317号;4,826,694号;4,853,233号;および4,909,138号によって開示されている、脂肪酸カルシウム塩である。この脂肪酸の保護の形態は酪農業および肉牛の産業に広く受け入れられている。
しかし、不飽和脂肪酸は、上に記載の特許により開示されている方法を用いて、カルシウム塩を形成するようには容易に反応しない。自由に流動する粒子を形成する代わりに、塊は肉牛による消費に必要となる細かい粒子へ砕くことができない、硬い物質へ固まることが明らかになっている。得られた物質はまた、保存安定性が不足している。生成物は、自由に流動する粒子の状態から硬いアモルファス状態への生成物の凝固をもたらす発熱反応を通じて、自動酸化する傾向にあり、このことは、最終生成物中にかなりの量の未反応の出発物質が存在していることを示唆している。
商業的に発展しうるためには、第一胃保護不飽和脂肪酸牛用飼料サプリメントは、牧畜業に受け入れられる形態でなければならない。それゆえ、保存安定性があり、牛に栄養的に利益を与える、牛が消費するために十分に小さい粒子へ容易に形成される不飽和脂肪酸カルシウム塩に対する必要性が存在している。
様々な不飽和脂肪酸は、ヒトならびにペットおよび家畜を含む下等動物の、栄養学的および生理学的利益の多様さを生み出すことにとって望ましいと認識されており、それゆえ栄養補助食品として注目されている。例えば、オメガ−3脂肪酸は動物の繁殖を促進することを見出され、その上他の栄養学的および生理学的な特性も有している。共役リノール酸(CLA’s)は、生理学的活性の様々で複雑なレベルを有していることを見出されている。免疫システムの刺激だけではなく、抗癌特性も立証されている。米国特許第5,914,346号は、ナチュラルキラーリンパ球の働きを高めるためのCLA’sの使用を開示している。米国特許第5,430,066号は、免疫システムの刺激によって、体重の減少および拒食症を防止するCLA’sの効果を記載している。
CLA’sはまた身体組成、特に脂肪および赤身の質量の分配を変化させることに対して、大きな全身の効果を及ぼすことが見出されている。米国特許第5,554,646号および6,020,378号は、体脂肪を減少させ除脂肪体重を増やすための、CLA’sの使用を開示している。米国特許第5,814,663号は、ヒトにおける体脂肪または体重の、現状のレベルを維持するためのCLA’sの使用を開示している。米国特許第6,034,132号は、体重を減少させ肥満を治療するためのCLA’sの使用を開示している。CLA’sはまた、米国特許第5,804,210号によって、骨塩量の維持または向上させることが開示されている。
例えば乳牛および肉牛に、ヒトにとって有益な不飽和脂肪酸源を与えることが、有益な不飽和脂肪酸に富む、ヒトの消費のための乳製品および牛肉製品を生み出すように、家畜の食べ物を不飽和脂肪酸で補うことは、家畜の脂肪酸の特徴を変えることが知られている。例えば米国特許第5,143,737号は、反芻動物からの肉および乳の不飽和脂肪量が、反芻動物の食べ物に所望の不飽和脂肪を組み入れることによって増加するということを開示している。
それゆえ、CLA’sおよび他の不飽和脂肪酸に富む肉および乳は、CLAなどの不飽和脂肪酸で反芻動物の食べ物を補うことによって得られうる。CLA源が与えられた乳牛および肉牛は、低脂肪量の乳製品および牛肉製品を生み出すだけではなく、さらに製品がCLAに富んでいるであろう。ヒトにとって有益な不飽和脂肪酸で乳牛および肉牛の食事を補うことは、乳製品および牛肉製品中の望ましくない飽和脂肪酸のレベルを、それによって置き換え、減少させうる。
不飽和脂肪酸により生み出される有益な効果は、CLA’sに制限されない。他の不飽和脂肪酸は、糖尿病(米国特許第4,472,432号)、心臓病(米国特許第4,495,201号;第5,541,225号および第5,859,055号)、プロスタグランジン欠乏症(米国特許第5,043,328号)、マラリア(米国特許第5,604,258号)、骨粗しょう症(米国特許第5,618,558号および5,888,541号)、ガン(米国特許第5,763,484号)、免疫システム機能(米国特許第5,767,156号)、ハンチントン舞踏病(米国特許第5,837,731号)、および炎症(米国特許第5,861,433号)の治療に使われることが開示されている。前述の特許の開示は、すべて参照として組み込まれる。
トランスC18:1脂肪酸源が与えられた反芻動物は、乳脂肪、肝性トリアシルグリセロールの低い濃度、および分娩後初期の亜臨床的ケトーシスの低い発生率を有することがさらに見出されており、移行期間中にリノール(C18:2)脂肪酸源を与えることは、PGF2αの合成を増やすであろう。よってリノール脂肪酸は、子宮の退縮を早め、増加している不妊症に変える、臨床的および亜臨床的な子宮の炎症の発生率を減少させる。本発明の目的のために、「トランス脂肪酸」はトランスC18:1脂肪酸として定義される。
受け入れられる保存安定化剤を有する、これらの脂肪酸のカルシウム塩の必要性が存在している。
発明の概要
この必要性は、本発明により満足される。保存安定性のある不飽和脂肪酸のカルシウム塩は、酸化カルシウムの高めたレベルを用いることによって、または脂肪酸原料中の不飽和脂肪酸量を減らすことによって、微細な粒子で形成されうることが見出された。そのような脂肪酸の調製は、同時係属であり公有である米国特許第6,559,334号により開示されており、この開示は参照として本発明に組み込まれる。また、共役リノール酸(CLA’s)などのC18:2脂肪酸に加えてトランス脂肪酸は、反芻動物中の乳脂肪の生成を減少させることも見出された。
本発明の一形態において、(a)約40〜約95重量%のC16〜C22の不飽和脂肪酸;(b)約5〜約60重量%のC14〜C22の飽和脂肪酸;ならびに(c)約6重量%以下の水分、不溶物、および不ケン化物から実質的になる脂肪酸成分を有し、約20重量%以下はグリセリドの形態であり、生成物の総重量の約40〜約65重量%が、トランス脂肪酸、ならびにC18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸から選択される1つ以上の脂肪酸からなる、自由に流動する不飽和脂肪酸カルシウム塩生成物が提供される。
本発明による好ましいトランス脂肪酸生成物は、トランス脂肪酸の重量が生成物の総重量の約25〜約55%の間で含み、ならびにC18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸から選択される1つ以上の脂肪酸の重量が、生成物の総重量の約5〜約20%の間で含む。
本発明の他の形態において、(a)約40〜約95重量%のC16〜C22の不飽和脂肪酸;(b)約5〜約60重量%のC14〜C22の飽和脂肪酸;(c)約6重量%以下の水分、不溶物、および不ケン化物から実質的になる脂肪酸成分を有し、約20重量%以下はグリセリドの形態であり、生成物の総重量の約10〜約65重量%が、CLA、ならびにC18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸から選択される1つ以上の非共役の脂肪酸からなる、自由に流動する不飽和のCLAカルシウム塩生成物が提供される。
本発明による好ましいCLA脂肪酸生成物は、CLA’sの重量が生成物の総重量の約7.5〜約40%の間で含み、ならびにC18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸から選択される1つ以上の非共役脂肪酸の重量が、生成物の総重量の約7.5〜約15%の間で含む。
本発明はまた、本発明の脂肪酸カルシウム塩を含む栄養補助剤およびペットフード製品を含む。
本発明の上述の、ならびに他の特徴および利点は、次の好ましい実施形態の説明から明らかになるであろう。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明は、高度不飽和脂肪酸原料を、自由に流動する粉状または粒状の脂肪酸カルシウム塩第一胃バイパス飼料サプリメントへ変える方法を用いている。高度不飽和脂肪酸原料の使用は、脂肪酸カルシウム塩飼料サプリメントの製造のための従来の工程から、大きく異なることを示している。
工程は、バッチまたは連続プロセスが用いられる。標準的なプロセスにおいて、脂肪酸原料は製造容器に添加される。混合は、酸化カルシウム粒子の均一な分散が生じるように、酸化カルシウムと脂肪混合物との間で、強くて密な接触が起こるようにデザインされた釜の中で実施されなければならない。釜は縦型かまたは横型の形状であって、ユニットは断熱的に運転されるので(外部の熱の投入または排出がない)、熱の投入のためのジャケットは必要としない。内部の混合要素のタイプは、大きな違いがあるが、プロペラ、タービン、斧状の回転翼を有するすき、または好ましくは例として「コールズ型(Cowles−type)」の混合翼を含むが、他のものも適用しうる。これらの同様の装置はまた、水のフラクションを、脂肪混合物および酸化カルシウム中へ分散させ均一化することに適している。
不飽和脂肪酸原料は、不飽和のC16〜C22の脂肪酸を40〜95重量%含むものが用いられる。原料は約6重量%以下の水分、不溶物、および不ケン化物、ならびに約20重量%以下のグリセリドの形態である脂肪酸を含んでいなければならない。一般には、16〜22個の炭素原子および1〜6個の二重結合を有する不飽和脂肪酸は、本発明の使用に好適である。ここで使われている「グリセリド」という用語は、モノグリセリド、ジグリセリド、およびトリグリセリド、ならびにそれらの混合物を含む。
実質的に、動物、植物、または海洋起源の脂肪酸およびその副生成物を含む、いかなる脂肪酸源でも用いられる。これは魚油およびその副生成物だけではなく、ラード、獣脂、キャノーラ油、ヒマワリ油、ベニバナ油、綿実油、キャノーラ油、亜麻仁油、大豆油、オリーブ油、コーン油などの植物油およびその副生成物を含む。海洋油源の例は、メンハーデン、ニシン、サバ、カプラン、テラピア、マグロ、イワシ、サンマ、オキアミ、サケ、アンチョビ、ガンギエイ、クジラ、アザラシ、カニ、エビ、ロブスター、ウナギ、軟体動物などを含む。植物油はまた、藻、昆布などの海洋植物から得られる油も含む。前処理工程は、水分、不溶物、不ケン化物、およびグリセリドを約10重量%未満に減らすために必要とされる。モノグリセリド、ジグリセリド、およびトリグリセリドを含むグリセリドのレベルは、加水分解またはケン化により減らせる。油の副生成物の例は、酸性油および酸性を帯びた石鹸ストックを含む。
不飽和脂肪酸原料は、トランス脂肪酸および多価不飽和脂肪酸の量に基づいて選択される。トランス脂肪酸中の高含量の脂肪酸原料は(約50重量%以上、一般的には約50から約75重量%の間)、部分的な水素添加工程を用いて大豆油から得られる。C18:2中の高含量の脂肪酸原料は(約50重量%以上、一般的には約50から約75重量%の間)、また部分的な水素添加工程を用いてベニバナ油から得られる。オメガ−3およびオメガ−6脂肪酸は、一般的には海洋および植物油源から得られる。C18:3脂肪酸は、一般的には植物油源から得られる。一方または両方の脂肪酸の任意の適切な供給源が、本発明とともに使われる。
部分的な水素添加工程は、トランス脂肪酸および多価不飽和脂肪酸の含量が高い油を生み出す。いくつかの未処理の油源はまた、高いC18:2、C18:3、オメガ−3、およびオメガ−6脂肪酸含量を有する。本発明による脂肪酸カルシウム塩は、パーム脂肪酸蒸留物(PFAD)などの中性油源で油を希釈することによって、前記油から製造されうる。
酸化カルシウムの量が、脂肪酸の量に対して1.75当量未満に落ちると、原料中の飽和脂肪酸の量は25重量%以上にならざるを得ない。飽和脂肪酸が25重量%未満である原料は、25重量%を超える飽和脂肪酸を有する別の脂肪酸原料と、得られる混合物中の飽和脂肪酸が少なくとも25重量%となるための効果的な量で混合されなければならない。好ましい飽和脂肪酸源はPFADである。高いレベルの飽和脂肪酸を有する脂肪酸原料は、約5〜約60重量%、好ましくは約5〜約30重量%に至るまでのレベルで混合物中に存在しうる。飽和脂肪酸のレベルが25重量%を超える場合、商業的に受け入れられる生成物を生産するために、それほどの酸化カルシウムのレベルは必要ないが、前記混合物は1.75当量を超える酸化カルシウムと反応しうる。
飽和脂肪酸は、不飽和脂肪酸よりも高い融点を有する。したがって、合わせて25重量%以上の飽和脂肪酸含量を有する第二の脂肪酸原料と、均一で液体の混合物を形成させるために、不飽和脂肪酸原料は加熱する必要がある。約80℃までの温度が適しており、約50〜約60℃の温度が好ましい。追加の熱は加水分解反応が起こるため必要ない。
酸化カルシウムは、脂肪酸原料に対して約1.0〜約2.5当量の範囲で脂肪酸原料に添加される。高度不飽和脂肪酸原料が使用されうるように、約1.4当量の酸化カルシウムのレベルが好ましく、約1.75当量の酸化カルシウムのレベルがより好ましい。約2.0〜2.3当量の酸化カルシウムのレベルが最も好ましい。
水は酸化カルシウムに水和して水酸化物の形態にするために添加され、大量の熱を生み出す。発生した熱は、脂肪酸の中和反応を終了まで進めるのに十分であり、このあと外部の熱源から反応混合物に熱を与える必要はない。酸化カルシウムに対して約2〜約5当量の水が反応混合物に添加され、約2.5〜約3.5当量が好ましい。水酸化カルシウムは当量の酸化カルシウムおよび水に置き換えられる。過剰の水は、発生した発熱によって水蒸気に変えられ、すみやかに蒸発して除かれる。反応は大気圧下または水蒸気を取り除いた真空下で実施されうる。
反応に必要な時間は、一般的には約5から約60分の間であり、より一般的には約6から約10分である。反応は、混合物が固体粒状の塊に変化することによって容易に確認される。追加の攪拌を行うと、塊はさらに、自由に流動する粒状の物質へと変化し、それを反応容器から移すと、自由に流動する粒子へ容易に処理される。
本発明のカルシウム塩生成物はまた、2003年11月18日に出願され、同時係属であり公有である米国特許出願公開第10/716,292号によって開示されているケン化工程により、高いグリセリド含量の脂肪酸原料から調製されうる。
本発明の一形態による生成物は、トランス脂肪酸、ならびにC18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸から選択される一つ以上の脂肪酸を、生成物の総重量を基準に約40〜約65重量%で含む。特に好ましい生成物は、生成物の総重量を基準に約80〜約85重量%の総脂肪酸含量を有する。トランス脂肪酸は生成物の総重量を基準に約25〜約55重量%存在し、併せてC18:2脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸から選択される1つ以上の脂肪酸が、生成物の総重量を基準に約5〜約20重量%である。生成物の総重量を基準に、約30〜約50重量%のトランス脂肪酸含量がより好ましく、生成物の総重量を基準に、約35〜約45重量%の含量が最も好ましい。
本発明の他の形態による生成物は、CLA’s、ならびに非共役のC18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸から選択される一つ以上の脂肪酸を、生成物の総重量を基準に約10〜約40重量%で含む。また特に好ましい生成物は、生成物の総重量を基準に約80〜約85重量%の総脂肪酸含量を有する。C18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸から選択される一つ以上の脂肪酸の重量が、生成物の総重量を基準に約7.5〜約15重量%であることが好ましく、生成物の総重量を基準に約10〜約12.5重量%であることがより好ましい。またCLA’sの好ましい量は、生成物の総重量を基準に約7.5〜約15重量%であり、生成物の総重量を基準に約10〜約12.5重量%がより好ましい。
好ましいCLA異性体は、10、12および9、11異性体を含み、特にそれらの例としてトランス10、トランス12;トランス10、シス12;シス10、トランス12;シス10、シス12;トランス9、トランス11;トランス9、シス11;シス9、トランス11およびシス9、シス11異性体を含む。家畜にとっての栄養補助食品として有用性を有するトランス脂肪酸異性体は、トランス−9−オクタデセン酸などのC18:1異性体を含む。
好ましいオメガ−3脂肪酸は、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、およびリノレン酸(LNA)を含む。好ましいオメガ−6脂肪酸は、アラキドン酸およびリノール酸を含む。
生物活性物質は、本発明の工程に任意の成分として含まれうる。「生物活性物質」という用語により、飼料組成物中の口で処理されうるいかなる物質も意味される。好ましい生物活性物質は、微生物および消化液による第一胃内での不活性化に影響を受けやすい物質であり、それらは本発明の脂肪酸カルシウム塩への組み込みによって保護される。生物活性物質は、幅広い種類の栄養物および薬剤から、単一の成分または成分の組み合わせとして選択され、次のような活性分子種のリストによって説明される:
1.水溶性および水に不溶の単糖類、二糖類、および多糖類を含む糖および複雑な炭水化物。特に好ましい炭水化物は、サトウキビの糖液および甜菜の副生成物を含む。
2.アルギニン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、チロシンエチルエステル塩酸塩、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グルタミン酸ナトリウム、グルタミン酸カリウム、グリシン、プロリン、セリン、シスチンエチルエステル塩酸塩などを含む、単独のまたは組み合わせのアミノ酸成分、および類似物、およびそれらの塩。
3.塩酸チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ナイアシン、イノシトール、コリン塩酸塩、パントテン酸カルシウム、ビオチン、葉酸、アスコルビン酸、ビタミンB、p−アミノ安息香酸、ビタミンA酢酸塩、ビタミンK、ビタミンB、ビタミンEなどを含む、単独のまたは組み合わせのビタミン成分。
4.コバルト、銅、マンガン、鉄、亜鉛、錫、ニッケル、クロム、モリブデン、ヨウ素、塩素、ケイ素、バナジウム、セレン、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、およびカリウムの化合物を含む、単独のまたは組み合わせの微量元素成分。
5.綿実粕、大豆ミール、菜種ミール、ヒマワリ種子ミール、カノーラミール、サフラワーミール、乾燥アルファルファ、コーングルテンミール、大豆タンパク濃縮物、ジャガイモタンパク、魚粉、魚および鶏肉タンパク質の単離物、カニタンパク質濃縮物、液状卵または粉末卵、乳清、卵白、カゼイン、フィッシュソリュブル、セルクリーム、ビールの残留物などの供給源から得られるタンパク質成分。
6.塩酸プロマジン、酢酸クロロメドニエート(chloromedoniate acetate)、クロロテトラサイクリン、スルファメタジン、モネンシン、モネンシンナトリウム、ポロキザルム、オキシテトラサイクリン、BOVATECなどを含む、単独のまたは組み合わせの薬剤成分。
7.ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、ターシャリーブチルハイドロキノン、トコフェロール、没食子酸プロピルおよびエトキシキン;ならびにソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、プロピオン酸、α−ヒドロキシブテン酸などの保存料を含む、酸化防止剤。
生物活性物質は脂肪酸に対して最高約20重量%のレベルまで存在している。
本発明の不飽和脂肪酸カルシウム塩第一胃バイパス飼料サプリメントは、便利なことに、従来の反芻動物の飼料と混合されて反芻動物に与えることができる。飼料は一般的には、マメ科植物の干し草、牧草の干し草、コーンサイレージ、牧草サイレージ、マメ科植物のサイレージ、コーングレイン、麦、大麦、ディスティラーズグレイン、ビール粕、大豆ミール、および綿実ミールなどの、反芻動物の植物原料の飼料である。反芻動物の飼料に添加されるカルシウム塩の下限量は特にないが、実際には、飼料の乾燥固形成分の約0.2%以下のカルシウム塩の量では少なすぎて十分な利益を与えることができない。
本発明のカルシウム塩は、牛などの反芻動物のための第一胃不活性飼料サプリメントとして用いられうるが、カルシウム塩はまた一般的に、ヒトならびにイヌおよびネコなどのコンパニオンアニマルを含む他の哺乳動物、ならびに鳥類および魚類を含む非哺乳動物のための栄養補助食品として有用である。有益な不飽和脂肪酸カルシウム塩の栄養補助食品はまた、脂肪酸カルシウム塩に富む精肉、鶏肉、および乳製品を生産するために家畜に与えられうる。
本発明のカルシウム塩はヒト、他の哺乳動物、ならびに鳥類および魚類を含む非哺乳動物のための栄養補助食品として用いられうる。それゆえ、本発明による方法は、キャットフードおよびドッグフードなどのコンパニオンアニマルの食品を含む食品に対して、本発明の不飽和脂肪酸カルシウム塩の効果的な量を加える。効果的な量は、約0.05〜約1.5重量%の、有益な不飽和脂肪酸の含量を有する食品を与える量を含む。約0.1〜約0.5重量%の、有益な不飽和脂肪酸の含量が好ましい。「有益な」不飽和脂肪酸は、製品を消費することを目的とし、動物に対して栄養学的および治療的効果を有する、本発明の不飽和脂肪酸として定義される。例えば、トランス脂肪酸は反芻動物には有益であるが、ヒトにとっては有益ではない。それゆえ本発明は、トランス脂肪酸を含む、反芻動物のための栄養補助食品を含むが、ヒトに対することを目的とした栄養補助食品は、トランス脂肪酸を含まない。
したがって本発明はまた、前述の範囲内で本発明の有益な不飽和脂肪酸カルシウム塩を含む食品を含み、キャットフードおよびドッグフードなどのコンパニオンアニマルの食品を含む。キャットフードおよびドッグフードは、従来のペットフード成分を組み込んだ従来の処方から、他の従来の方法によって調製された、ドライ、セミモイスト、およびモイストのキャットフードおよびドッグフードを含む。
本発明のオメガ−3脂肪酸カルシウム塩、ならびに特にDHA、EPA、およびLNAから選択される一つ以上のオメガ−3脂肪酸を含むものは、参照として本明細書に組み込まれる、米国特許第6,576,667号によって開示されている受精率の向上の方法に用いられうる。
以下の非制限的な例は、本発明のある形態を示している。すべての部およびパーセンテージは重量によるものであり、すべての温度は摂氏である。
13.8ポンドの酸化カルシウムを、ベニバナ油と混合した大豆油(水素添加されて、トランス脂肪酸の含有量が60重量%である。)の組み合わせからのフリーな脂肪酸の混合物78.2ポンドを含む、コールズ型の混合翼を備えた縦型の混合器に加えた。2つの油のそれぞれの量は、トランス脂肪酸C18:1とC18:2脂肪酸とが70:30の比率において、トランス脂肪酸およびC18:2脂肪酸が総生成物量の60%となるように選択された。油は、95重量%の濃度のフリーな脂肪酸を有していた。不飽和脂肪酸の総量は90重量%であった。酸化カルシウムを加える前に、油の混合物を60℃の温度に熱した。酸化カルシウムが均一に分散した後、10.8ポンドの水を加え、混合物の温度を120℃に上げた。均一で一様な混合物が得られるまで攪拌を続け、反応が終了し生成物を冷却した後、混合物を容器からトレイに放出した。最終生成物を製粉して、埃っぽくなく、総脂肪量が約83重量%である、自由に流動する顆粒を製造した。
それゆえ本発明は、乳牛の受胎率を改良する牛の飼料の補充のために、不飽和脂肪酸含量が高い第一胃保護脂肪酸カルシウム塩が、酪農業および牧畜業にとって馴染みがあり、受け入れられる形で調製される方法を提供する。上述の実施例および好ましい実施形態の記載は、特許請求の範囲によって定義される本発明を制限するというよりはむしろ、説明していると理解されるべきである。上で説明した特徴の多くの変化および組み合わせは、特許請求の範囲で説明している本発明から逸脱することなく利用されうる。そのような変化は、本発明の精神および範囲から逸脱していると見なされず、すべてのそのような変更は、以下の特許請求の範囲内に包含されていることを意図する。

Claims (21)

  1. (a)約40〜約95重量%のC16〜C22の不飽和脂肪酸;(b)約5〜約60重量%のC14〜C22の飽和脂肪酸;(c)約6重量%以下の水分、不溶物、および不ケン化物から実質的になる脂肪酸成分を有し、約20重量%以下はグリセリドの形態であり、生成物の総重量の約40〜約65重量%が、トランス脂肪酸、ならびにC18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸から選択される1つ以上の脂肪酸からなる、自由に流動する不飽和脂肪酸カルシウム塩。
  2. 前記トランス脂肪酸が生成物の総重量に対して、約25〜約55%の間の量で存在する、請求項1に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  3. C18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸からなる群より選択される1つ以上の脂肪酸を、約5〜約20重量%含む、請求項1に記載のカルシウム塩。
  4. CLA’s、C18:2オメガ−3脂肪酸、およびC18:2オメガ−6脂肪酸からなる群より選択される1つ以上のC18:2脂肪酸を含む、請求項1に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  5. DHAおよびEPAのいずれかまたは両方を含む、請求項1に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  6. 1つ以上のC18:3脂肪酸を含む、請求項1に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  7. 1つ以上のオメガ−6脂肪酸を含む、請求項1に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  8. 脂肪酸含量に対して、約0.1〜約1.5当量の水酸化カルシウムを含む、請求項1に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  9. 請求項1に記載の脂肪酸カルシウム塩を含む、栄養補助食品組成物。
  10. 請求項1に記載の脂肪酸カルシウム塩を含む、ペットフード製品。
  11. (a)約40〜約95重量%のC16〜C22の不飽和脂肪酸;(b)約5〜約60重量%のC14〜C22の飽和脂肪酸;(c)約6重量%以下の水分、不溶物、および不ケン化物から実質的になる脂肪酸成分を有し、約20重量%以下はグリセリドの形態であり、生成物の総重量の約10〜約65重量%が、CLA、ならびにC18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸からなる群より選択される1つ以上の脂肪酸からなる、自由に流動する不飽和脂肪酸カルシウム塩。
  12. 前記CLA’sが生成物の総重量に対して、約7.5〜約40%の間の量で存在する、請求項11に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  13. 非共役のC18:2脂肪酸、C18:3脂肪酸、C20〜C22のオメガ−3脂肪酸、およびC20〜C22のオメガ−6脂肪酸からなる群より選択される1つ以上の非共役脂肪酸を、約7.5〜約15重量%含む、請求項11に記載のカルシウム塩。
  14. C18:2オメガ−3脂肪酸、およびC18:2オメガ−6脂肪酸からなる群より選択される1つ以上の非共役のC18:2脂肪酸を含む、請求項11に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  15. DHAおよびEPAのいずれかまたは両方を含む、請求項11に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  16. 1つ以上のC18:3脂肪酸を含む、請求項11に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  17. 1つ以上のオメガ−6脂肪酸を含む、請求項11に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  18. 脂肪酸含量に対して、約0.1〜約1.5当量の水酸化カルシウムを含む、請求項11に記載の脂肪酸カルシウム塩。
  19. 請求項11に記載の脂肪酸カルシウム塩を含む、栄養補助食品組成物。
  20. 前記栄養補助食品がヒトの消費のために提供されることを特徴とする、請求項19に記載の栄養補助食品組成物。
  21. 請求項11に記載の脂肪酸カルシウム塩を含む、ペットフード製品。
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