JP2007523713A - 電気外科用カウンタおよびロックアウト機構 - Google Patents
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Abstract
電気外科用装置が経た消毒/使用サイクル数を監視し、実際に行われた消毒/使用サイクル数を表示する(22)カウンタ/ロックアウト機構(10)を有する電気外科用装置(1)である。カウンタ/ロックアウト機構は、1つまたは複数の指標の変化を生じさせるために、各々の消毒サイクルに応じて作動する温度作動要素(70)と、使用サイクルに応じて作動する機械的作動要素(40)とを含む。カウンタ/ロックアウト機構は、電気外科用装置が所定回数の消毒/使用サイクルを経たときに該電気外科用装置の使用を妨げながら、終了した消毒/使用サイクル毎に単一の増加または減少を生じさせる。1つの実施形態においては、完全に作動したときの機械的作動要素の移動距離は、残りの使用回数の変化を示すときにインジケータが移動する距離より大きい。
Description
本発明は、電気外科用装置に関する。具体的には、本発明は、電気外科用装置に用いて、該電気外科用装置が経た消毒/使用サイクル数をユーザに示し、所定回数の消毒/使用サイクルが行われたときに該電気外科用装置の使用を妨げるためのカウンタおよびロックアウト装置に関する。
電気外科技術は、電気外科用器械および装置の多機能な能力のために、現代の手術において重要なツールになっている。多くの電気外科用器械および装置は、再使用可能である。再使用可能な電気外科用器械は、次の手術のために該電気外科用器械が清潔で消毒されていることを確実にするように、電気手術後に消毒される。消毒処置は、実施するコストが高く、再使用可能な電気外科用器械に摩耗を生じさせる可能性もある。多くの消毒処置においては、使用後に電気外科用器械に存在する可能性がある微生物、バクテリア、および他の潜在的な感染源を殺すために熱が用いられる。他の消毒形態と同様に、これらの処置に用いられる熱は、再使用可能な電気外科用器械および装置を摩耗させる可能性がある。結果として、再使用可能な器械および装置は、必要な消毒処置に耐えるように設計しなければならない。
使い捨ての電気外科用器械および装置は、多くの消毒および使用サイクルに特に耐えるように設計されている訳ではないが、それにもかかわらず、こうした電気外科用器械は、廃棄することが必要になるまでに限られた回数の使用および消毒に耐えることができる。このため、幾つかの電気外科用器械は、所定回数の消毒/使用サイクルの間は再使用可能なものとして受け入れられてきた。再使用の回数が限られたこれらの電気外科用器械に関する1つの問題は、特定のツールまたは器具が経た消毒/使用サイクル数を監視するのが難しい場合があることである。結果として、電気外科用器械または装置は、所定の使用回数に達する前に処分されることがある。使用者の不注意によって、電気外科用器械または装置が、推奨される使用回数以上に利用される可能性もある。
再使用の回数が限られた電気外科用器械および装置の使用不足または使用過多を防止することを目的として、電気外科用器械または装置が経た消毒/使用サイクル数を監視するための種々の機構およびシステムが開発されてきた。消毒/使用サイクル数を監視するための1つの例示的なシステムは、消毒サイクルに応じてカウンタを増加または減少させる温度応答性部材を利用する。しかしながら、消毒サイクルを行う方法は、こうした温度応答機構を、不正確なものにするかまたは完全に無効にするものであった。これは、消毒処置が、単一の消毒処置の間に電気外科用器械を何度も高温と低温に晒す加熱冷却サイクルを利用するという事実に起因する。このことによって、温度応答性要素が、単一の消毒処置の間に何度も作動することになる可能性がある。結果として、カウンタは、単一の消毒サイクルにおいて何度も増加/減少し、電気外科用器械が実際に経た消毒/使用サイクル数を不正確に表すことになる。さらに複雑にする要因は、様々な種類および形態の消毒処置が、様々に変化するサイクル長を利用し、それが、消毒処置ごとに1回だけ作動する消毒応答機構の設計を困難にしていることである。
本発明は、電気外科用装置に用いるためのカウンタ/ロックアウト機構を有する電気外科用装置に関する。カウンタ/ロックアウト機構は、電気外科用装置が経た消毒/使用サイクル数を監視し、実際に実施された消毒/使用サイクル数を表示する。
カウンタ/ロックアウト機構は、電気外科用装置が経た消毒/使用サイクル数を示すためのインジケータを含むことができる。本発明の1つの実施形態においては、インジケータは、温度作動要素および機械的作動要素を利用して、各々の消毒/使用サイクル数の間に減少または増加させられる。温度作動要素は、各々の消毒処置に応じて作動する。機械的作動要素は、器具の使用毎に作動する。温度作動要素と機械的作動要素との組み合わせを利用してカウンタの変化を達成することによって、カウンタ/ロックアウト機構は、終了した消毒/使用サイクル毎にインジケータを1つだけ減少または増加させる。
カウンタ/ロックアウト機構はまた、電気外科用装置が所定回数の消毒/使用サイクルを経た後に、該電気外科用装置の使用を防止するように構成することができる。本発明の1つの実施形態においては、カウンタ/ロックアウト機構は、所定回数の消毒/使用サイクルが行われたときに装置の使用を防止する機械プランジャを含む。
本発明のこれらのおよび他の利点および特徴は、以下の詳細な説明および特許請求の範囲からより完全に明らかになるか、または、これ以降記載される発明の実施によって教示されることになる。
本発明の上記のおよび他の利点および特徴をさらに明確にするために、添付図面に図示される本発明の特定の実施形態を参照することによって、本発明のより具体的な説明が行われる。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態のみを示しており、したがって、本発明の範囲を限定するものではないことを認識されたい。本発明は、添付図面の使用を通して、さらに特定かつ詳細に記載され、説明される。
本発明は、カウンタ/ロックアウト機構を有する電気外科用装置に関する。本発明の電気外科用カウンタ/ロックアウト機構は、2つの主要な機能を果たすように設計されている。第一に、カウンタ/ロックアウト機構は、電気外科用装置が経た消毒/使用サイクル数を追跡するようにカウンタ機能を果たし、経過した消毒/使用サイクル数および/または残りの消毒/使用サイクル数をユーザに表示する。第二に、電気外科用装置が所定回数の消毒/使用サイクルを経ると、カウンタ/ロックアウト機構は、電気外科用処置における該電気外科用装置のそれ以上の使用を防止するように、ロックアウト機能を果たす。
本発明の1つの態様によれば、カウンタ/ロックアウト機構は、電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの消毒/使用サイクル数を表示するためのインジケータを含む。インジケータは、温度作動要素および機械的作動要素(例えば、機械プランジャ)を利用して、増加/減少させられる。温度作動要素は、経た各々の消毒サイクルに応じて作動し、一方、機械的作動要素は、行われた各々の使用サイクルに応じて作動する。温度作動要素と機械的作動要素との組み合わせを利用することによって、単一の消毒/使用サイクルの間に、カウンタが複数回増加/減少することがなくなる。
本発明の1つの態様によれば、温度作動要素および機械的作動要素と関連するアクチュエータを用いて、インジケータを増加/減少させる。実施形態においては、温度作動要素は、消毒サイクルの間にアクチュエータを第1の方向に移動させる。アクチュエータが第1の方向に移動したときは、インジケータを増加または減少させない。結果として、単一の消毒処置の間に生じる多数の温度スパイクは、多数のカウンタ変化をもたらさないことになる。対照的に、機械的作動要素は、使用サイクルの間にアクチュエータを第2の方向に移動させ、インジケータの増加/減少をもたらす。機械的作動要素(例えば、機械プランジャ)の一部は、電気外科用装置から延びる。電気外科用装置が、装置のプラグ部分を挿入して電気外科用発電機と電気的に係合させることなどにより、使用者によって用いられたときに、機械的作動要素は押し下げられる。機械的作動要素の押し下げによって、アクチュエータが第2の方向に移動させられ、インジケータの増加/減少につながる。アクチュエータは、温度作動要素が次の消毒サイクルの間に再びアクチュエータを第1の方向に移動させるまで、インジケータをさらに増加/減少させることを防止する。温度作動要素と機械的作動要素との組み合わせを利用してインジケータの変化を引き起こすことによって、カウンタ/ロックアウト機構は、終了した消毒/使用サイクル毎に1回だけ減少/増加させることになる。
本発明の別の態様によれば、カウンタ/ロックアウト機構は、電気外科用装置が所定回数の消毒/使用サイクルを経たときに、その電気外科用装置の使用を妨げる。本発明の1つの実施形態においては、カウンタ/ロックアウト機構は、所定回数の消毒/使用サイクルが行われると装置の使用を物理的に妨げる機械プランジャを含む。
ここで、図面を参照すると、図1から図4Bは、本発明に係る第1の実施形態を示すものであり、図5から図9は、本発明に係る第2の実施形態を示すものであり、図10は、本発明に係る第3の実施形態を示すものである。
本明細書において用いられる場合には、以下の用語は、以下の意味を持つものとする。
「消毒/使用サイクル」という用語は、電気外科用装置の消毒および使用が行われると考えられる順序にかかわりなく、こうした行為を指すものとする。本発明は、「消毒/使用サイクル」との関連において説明されるが、本発明の教示は、十分に広義であり、「使用」が「消毒」の前に行われる場合もその逆の場合も含むことが意図されていること、すなわち、重要な点は、電気外科用装置の連続的な使用の各々の間に本発明のカウンタ/ロックアウト機構が単一の指標だけ減少/増加するという点であることを理解すべきである。
「減少/増加」という用語は、本発明のカウンタ/ロックアウト機構に組み込まれた、消毒/使用サイクルの終了を示す使用の指標の減少または増加を指すものとする。本明細書において開示される本発明の実施形態は、消毒/使用サイクル毎にカウンタ/ロックアウト機構を「減少させる」という文脈で説明されるが、本発明の教示は、十分に広義であり、消毒/使用サイクル毎にカウンタ/ロックアウト機構を「増加させる」場合を含むことが意図されていることを理解すべきである。
さらに、本明細書においては、本発明におけるカウンタ/ロックアウト機構の様々な要素の向きを説明するに当たって、以下の取り決めを用いる。
電気外科用器械全体に関して、「遠位端」は、典型的には、患者に対して電気外科を行う作動電極を指す。本明細書において開示される本発明のカウンタ/ロックアウト機構の好ましい実施形態は、電気外科用電極を電気外科用発電機に接続するのに用いられるプラグ内部に収容されるので、「遠位端」は、電気外科用器械の最も近くに配置されるカウンタ/ロックアウト機構の端部(すなわち、図1Aのワイヤ4に最も近い端部)を指すものとし、「近位端」は、電気外科用器械から最も遠くに配置されるカウンタ/ロックアウト機構の端部(すなわち、図1Aの突起8a〜8cを有する端部)を指すものとする。本発明のカウンタ/ロックアウト機構を構成する様々な要素の向きもまた、同様の用語で表現することができる。
ここで、本発明に係る第1の実施形態を図示する図1から図4Bに示される実施形態を参照すると、電気外科用装置1は、カウンタ/ロックアウト機構10を含む。カウンタ/ロックアウト機構10は、電気外科用発電機(図示せず)などの電気外科用電源に差し込むように構成された、電気外科用装置1の電源コネクタ内に配置される。電気外科用装置1は、該電気外科用装置1の内部の構成要素を保護するためのハウジング2と、発電機(図示せず)から電気外科用器械(図示せず)に電気外科用電流を供給するための電源コード4と、インジケータ22の1つまたは複数の指標を見るための窓6と、電気外科用装置1を電気外科用電源(図示せず)に接続するための突起8a〜8cとを含む。
図1Aを説明すると、カウンタ/ロックアウト機構は、電気外科用装置1の一部として含まれる。カウンタ/ロックアウト機構は、電気外科用装置1が経た消毒/使用サイクル数を追跡し、所定回数の消毒/使用サイクルが終了すると電気外科用装置1の使用を妨げる。ここでは、カウンタ/ロックアウト機構の構成要素がどのように全体的に機能して、行われた消毒/使用サイクル数を追跡し、その後、装置のさらなる使用を妨げるかについて説明する。当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成の機構を利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、カウンタ機構をロックアウト機構なしで利用することができる。別の実施形態においては、ロックアウト機構をカウンタ機構なしで利用することができる。
例示された実施形態においては、カウンタ/ロックアウト機構は、インジケータ22および機械プランジャ40を含む。インジケータ22は、電気外科用装置を廃棄すべき時をユーザが確認できるように、終了したまたは残りの消毒/使用サイクル数を示す複数の指標を含む。各々の消毒/使用サイクルの間に、インジケータ22が増加/減少して、終了した消毒/使用サイクル数の変化を示す。このようにして、電気外科用装置1は、ユーザが消毒/使用サイクル数を別途追跡することを必要とせずに、該電気外科用装置1が経た消毒/使用サイクル数の残りを追跡する。
例示の目的で、電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数を表示し、各々の消毒/使用サイクルの後に減少させられるインジケータを利用するカウンタ/ロックアウト機構を参照して、残りの図を説明する。当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、電気外科用装置を廃棄すべき時を表示するための様々な種類および構成の方法および機構を利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、カウンタ/ロックアウト機構は、行われた消毒/使用サイクル数を表示し、各々の消毒/使用サイクルの後に増加させられるインジケータを利用することができる。別の実施形態においては、行うことができる全消毒/使用サイクル数に対して終了した消毒/使用サイクル数(すなわち、4回のうちの1回、4回のうちの2回など)として、消毒/使用サイクル数を表示することができる。別の実施形態においては、カウンタ/ロックアウト機構は、行われた消毒/使用サイクル数を表示するのではなく、消毒/使用サイクル数を内部で監視するようにすることができる。ここで例示され、説明される実施形態においては、機械プランジャのロックアウト位置を用いて、電気外科用装置を廃棄すべきことをユーザに示す。別の実施形態においては、インジケータ以外の機構を用いて、電気外科用装置を廃棄すべき時をユーザに示すことができる。
当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成のインジケータを利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、インジケータは、消毒サイクル後に減少するが、次の使用サイクルおよび消毒サイクルが行われる時まで減少しない。別の実施形態においては、インジケータは、電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでに行うことができる残りの消毒/使用サイクル数を示す。さらに別の実施形態においては、インジケータは、行われた全消毒/使用サイクル数を示す。
機械プランジャ40は、電気外科用装置1で利用されるカウンタ/ロックアウト機構10が適切に機能できるように、電気外科用装置1の他の構成要素と関連して作動する。例えば、機械プランジャ40は、カウンタ/ロックアウト機構10の他の構成要素と関連して作動して、インジケータ22の指標を減少させる。例示された実施形態においては、機械プランジャ40は、突起8a〜8cが電気外科用電源(図示せず)に挿入されたときに機械プランジャ40が押し下げられるように、突起8aと8bとの間に配置される。突起8a〜8cが電気外科用電源に挿入されたときは、機械プランジャ40は、突起8a〜8cが挿入される壁、コンセント、または、電源のハウジングなどの別の面と接触し、機械プランジャ40がハウジング2の中に押し込まれる。
図示された実施形態においては、機械プランジャ40は、途中まで延びた位置にある。機械プランジャ40が途中まで延びた位置にあるのは、所定回数の消毒/使用サイクルが終了していないときである。機械プランジャ40は、使用サイクルを検出するための手段の一例である。使用サイクルを検出するための他のこのような手段は、当業者に知られている。例えば、チップを用いるソフトウェア、電光、棒グラフ、および、次の使用のための鍵として機能する取り外し可能なプランジャを、使用サイクルを検出するための手段として利用することができる。
当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成の電気外科用カウンタ/ロックアウト機構を、様々な種類および構成の電気外科用装置に利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、カウンタ/ロックアウト機構を、電源コネクタではなく、電気外科用ペンまたは他の器具の本体内において利用することができる。別の実施形態においては、カウンタ/ロックアウト機構を、電気外科用装置の他の部分から分離された後に消毒されるモジュール式電気外科用装置の一部の中で利用することができる。別の実施形態においては、インジケータは、終了した消毒/使用サイクル数を、推奨される消毒/使用サイクル数の関数として示す。
図1Bは、押し下げられた位置にある機械プランジャ40を示す電気外科用装置1の上面図である。簡単にするために、突起8a〜8cは、電気外科用電源に挿入されているようには示されていない。当業者であれば分かるように、典型的な使用状態においては、突起8a〜8cがコンセントまたは他の電気外科用電源(図示せず)に挿入されているため、機械プランジャ40は、電気外科用装置1のハウジング2の中に押し込まれている。機械プランジャ40が電気外科用装置1のハウジング2の中に押し込まれるたびに、インジケータ22は、電源コード4の方向にスライドして、インジケータ22の1つまたは複数の指標を変化させる。指標の変化は、残りの使用回数が、図1Aにおいて示された使用回数から1だけ減少したことをユーザに示す。
図1Cは、機械プランジャ40が完全に延びた位置にある電気外科用装置1を示す。示される実施形態においては、機械プランジャ40は、電気外科用装置1のハウジング2から、突起8a〜8cの長さと概ね同じ距離まで延びる。機械プランジャ40は、所定回数の消毒/使用サイクルが終了したときに、完全に延びたロックアウト位置まで移動する。機械プランジャ40は、完全に延びたロックアウト位置まで移動したときは、それ以降ハウジング2の中に押し込むことはできない。この構成においては、機械プランジャ40は、電源(図示せず)への突起8a〜8cの接続を物理的に阻害し、それにより、電気外科用装置1がさらに使用されるのを妨げる。機械プランジャ40が完全に延びた位置にあるときには、窓6によって、ユーザがインジケータ22を見て、電気外科用装置1の使用回数が残っていないことを確認することが可能になる。
当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成のカウンタ/ロックアウト機構を利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、ロックアウト機構の機械プランジャを、2つまたはそれ以上の異なる延び量でハウジングから延ばすことができる。別の実施形態においては、プランジャは、インジケータを減少させることとロックアウト機能を提供することの両方を行うように作動する単一の延び量でハウジングから延ばすことができる。別の実施形態においては、第1の機構が、カウンタを減少させる機械的作動要素として利用され、第2の機構が、ロックアウト機能として利用される。他の実施形態においては、プランジャを、突起の長さより長いかまたは短いいずれかの距離まで、ハウジングから延ばすことができる。
図示されるインジケータ22の構成によって、ユーザは、電気外科用装置1を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数を監視することが可能になる。残りの使用回数を示すことによって、ユーザは、処置が行われるまでに代わりの電気外科用装置1を入手する適切な機会を得る。当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成のカウンタ/ロックアウト機構を利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、突起から電源コードへの電流の流れを妨げるかまたは防止するカウンタ/ロックアウト機構を利用することができる。代替的な実施形態においては、所定回数の消毒/使用サイクルが終了すると、カウンタ/ロックアウト機構が、手術前にモジュール式電気外科用装置の構成要素の適切な組み立てを防止することができる。
図2は、本発明の1つの実施形態に係るカウンタ/ロックアウト機構10を示す、電気外科用装置1の内部斜視図である。図示される実施形態においては、カウンタ/ロックアウト機構10は、インジケータ組立体20と、機械プランジャ40と、バイアス・バネ48と、アクチュエータ50と、温度作動要素70と、バネ80と、アクチュエータ係合部材90とを含む。
インジケータ組立体20は、インジケータ22を含む。図示される実施形態においては、インジケータ22は、電気外科用装置1を廃棄しなければならなくなるまでの残りの消毒/使用サイクル数をユーザに示す。アクチュエータ50はインジケータ22と係合して協働し、アクチュエータ50の作動が、行われた消毒/使用サイクル毎にインジケータ22を1つだけ減少させるようにする。
機械的作動要素(すなわち、機械プランジャ40)および温度作動要素70によって、アクチュエータ50の適切な作動が容易になる。機械プランジャ40は、電気外科用装置1の各々の使用の際に作動する。温度作動要素70は、行われた各々の消毒サイクルと関連して作動する。機械プランジャ40と温度作動要素70との組み合わせによって、行われた消毒/使用サイクル毎にアクチュエータ50が1回だけ作動することになる。1つの実施形態においては、温度作動要素70および機械プランジャ40は、協働してアクチュエータ50を第1の方向および第2の方向に移動させる。このことにより、アクチュエータ50が、インジケータ22を移動させ、消毒/使用サイクルが終了したことを示す1つまたは複数の指標の変化を生じさせることが可能になる。
図示された実施形態においては、機械プランジャ40は、ピンまたはロッドからなり、近位端42および遠位端44を含む。近位端42は、突起8aと突起8bの間に配置され、延びた位置と押し下げられた位置との間で選択的に移動することができる。機械プランジャ40の遠位端44は、アクチュエータ50およびインジケータ22に隣接して配置され(図3Aを参照されたい)、アクチュエータ50と係合することと、インジケータ22を動かすこととの両方を行うように構成される。機械プランジャ40の押し下げによって、アクチュエータ50が移動することになる。図示された実施形態においては、機械プランジャ40の近位端42は、延びた位置にある。機械プランジャ40が遠位方向に付勢されるたびに、機械プランジャ40の遠位端44は、アクチュエータ50と係合する。これにより、アクチュエータ50が遠位方向に移動する。
図示された実施形態においては、温度作動要素70は、Nitirol(登録商標)などの形状記憶合金であるが、これに限定されるものではない。温度作動要素70は、十分な温度に晒されたときに、元の形状に戻り、固くなって曲がりにくくなる。したがって、電気外科用装置1が消毒サイクルを経るにつれて、温度作動要素70は、曲がった形状から、温度作動要素70の硬化によってもたらされる、より直線的な図示される形状に変化する。温度作動要素70の硬化によって、アクチュエータ50が突起8a〜8cの方向に押される。これによって、アクチュエータ50がインジケータ22に対してずれる。温度作動要素70は、環境を上回る温度を検出するための手段の一例である。本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、環境を上回る温度を検出するための様々な種類および構成の手段を利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、温度と共に変化する磁気特性を持つ温度作動要素を利用することができる。別の実施形態においては、温度変動に応答する液体部分または液体充填部分を含む温度作動要素を利用することができる。
バイアス・バネ48は、機械プランジャ40を取り囲む。バイアス・バネ48は、機械プランジャ40の近位端42が、壁、ソケット、または他の面に接触していないときには、機械プランジャ40がハウジング2から延びるように、機械プランジャ40を近位方向に付勢する。バネ80は、所定回数の消毒/使用サイクルが行われたときに、機械プランジャ40のロックアウト位置を容易なものにする。アクチュエータ係合部材90は、アクチュエータ50の作動毎にインジケータ22が1回だけ減少することを確実にするように、アクチュエータ50の横方向移動を容易にする。さらに、アクチュエータ係合部材90は、所望の回数の消毒/使用サイクルが行われるまで機械プランジャ40の延びを制御しながら機械プランジャ40の移動の望ましい軌道を維持するように、機械プランジャ40と相互作用する。
図3Aは、本発明の1つの実施形態に係るカウンタ/ロックアウト機構10の構成要素の並びを示す、電気外科用装置1の内部上面図である。図示された実施形態においては、カウンタ/ロックアウト機構10は、電気外科用装置1の最初の使用前が示されている。図示された実施形態においては、インジケータ組立体20が示されている。インジケータ組立体20は、インジケータ22と、ガイド29と、爪バネ30と、固定部材34とを含む。インジケータ22は、電気外科用装置1を廃棄しなければならなくなるまでの残りの消毒/使用サイクル数をユーザに示す。
図示された実施形態においては、インジケータ22は、指標24と、歯26と、ガイド・スロット27(図2を参照されたい)と、ロックアウト部28とを含む。指標24は、インジケータ22の上面上に配置される。図示された実施形態においては、指標24は、複数の線および関連する指示数値を含む。複数の線および関連する指示数値は、電気外科用装置1を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数を表す。インジケータ22の位置は、対応する残りの使用回数がまだ行われていないときに、窓6を通して適切な指標(線および関連する指示数値)が見える位置にくるように選択される(図1A〜図1Cを参照されたい)。インジケータ22が、その近位位置から遠位位置まで移動するにつれて、窓6(図1)を通して見える1つまたは複数の指標も変化する。図示された実施形態においては、インジケータ22の遠位方向への移動は、カウンタを減少させる。
歯26は、アクチュエータ50と協働して相互作用し、インジケータ22を遠位方向に動かす。歯26の数、寸法、および位置は、行われた消毒/使用サイクル毎に指標24の指標が1つだけ減少することが可能になるように選択される。図示された実施形態においては、インジケータ22本体に対して歯26を遠位方向に延ばすことによって、インジケータ22に対してより遠位位置にアクチュエータ50を配置することが容易になる。図2において示されるように、ガイド29を収容するために、インジケータ22の下面にガイド・スロット27が配置される。ガイド・スロット27とガイド29とが協働して相互作用することによって、インジケータが近位位置からより遠位の位置に移動するときに、インジケータ22の滑らかで予測可能な移動が可能になる。
図3Aに戻ると、ロックアウト部28は、インジケータ22の近位の角に、機械プランジャ40に隣接して配置される。ロックアウト部28は、インジケータ22がその最も遠位の位置に移動したときに、機械プランジャ40がアクチュエータ係合部材90から離れて横方向に移動することが可能になるように構成される。爪バネ30は、インジケータ22に固定される。爪バネ30は、固定部材34と協働して、インジケータ22の不慮の移動を最小限にする。爪バネ30は、弾力アーム31および爪バネ係合歯32を含む。弾力アーム31は、爪バネ係合歯32が固定部材34の歯に対して移動することが可能になるように曲がる。爪バネ係合歯32は、固定部材34の個々の歯の組の間に配置されるか、そうでなければ、固定部材34の1つまたは複数の歯に、または隣接する歯の間の空間に、係合するように構成され、インジケータ22の不慮の移動を最小限にする。アクチュエータ50がインジケータ22を移動させるときに、弾力アーム31は、爪バネ係合歯32が固定部材34から離れてインジケータ22の方向に移動することが可能になるように十分に曲がる。これにより、爪バネ係合歯32が、第1の歯の組の間の位置から、該第1の歯の組における遠位の歯を越えて、第2の歯の組の間まで移動することが可能になる。図示された実施形態においては、爪バネ係合歯32は、第1の歯の組の間に配置されている。これは、電気外科用装置1が最初の使用サイクルを経ておらず、機械プランジャ40が最初の使用サイクルの際にまだ押し下げされていないためである。
当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成のインジケータを利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、インジケータは、電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数を示す7セグメント・ディスプレイを含む。別の実施形態においては、インジケータは、円形部材を含む。別の実施形態においては、インジケータは歯車で駆動される。別の実施形態においては、インジケータは、デジタル・ディスプレイを含む。
引き続き図3Aを参照すると、アクチュエータ50は、インジケータ22と係合して協働し、インジケータ22を後方に動かす。図示された実施形態においては、アクチュエータ50は、突出部52と、カム・スロット56と、インジケータ係合歯60と、図2においてより詳細に示されているスロット64とを含む。突出部52は、図3Aにおいて示されるように、アクチュエータ係合部材90と相互作用して、アクチュエータ50の回転運動を容易にする。カム・スロット56は、ピン58と相互作用して、アクチュエータ50を後方に移動させ、同時に、機械プランジャ40の押し下げに応じたアクチュエータ50の回転運動も可能にする。アクチュエータ50の回転運動によって、機械プランジャ40の移動距離と、単一の消毒/使用サイクル後のインジケータ22の移動距離との差にかかわらず、アクチュエータ50がインジケータ22を移動させて1つだけ減少させることが可能になる。
インジケータ係合歯60は、アクチュエータ50の後方への初期移動の間に、インジケータ22の歯26と係合する。アクチュエータ50の電源コード4方向への移動の間に、アクチュエータ50の近位部分が横方向に回転し始めると、インジケータ係合歯60は、インジケータ22の歯26から外れる。インジケータ係合歯60が歯26から外れると、インジケータ22の後方へのさらなる移動は停止する。
図示された実施形態においては、バネ80の第1の端部82が、アクチュエータ50の突出部52と接触し、ハウジング2内に形成された支持構造体88によって所望の位置に保持される。機械プランジャ40がアクチュエータ50とインジケータ22の間に配置されていないときには、バネ80の第1の端部82は、突出部52をインジケータ22の方向に押し付けて、突出部52をアクチュエータ係合部材90に隣接して配置させる。アクチュエータ50は、スロット64を含む(図2も参照されたい)。スロット64は、温度作動要素70の近位端72を収容する。スロット64は、温度作動要素70をアクチュエータ50に対して簡単かつ効率的に配置することを可能にすることによって、カウンタ/ロックアウト機構10の組み立てを容易にする。スロット64および温度作動要素70の構成は、カウンタ/ロックアウト機構10の構成要素の過度に精密な工学技術も組み立ても必要とすることなく、消毒サイクルに応じたアクチュエータ50の所望の移動をもたらす。
図3B〜図4Bを参照して、アクチュエータ50の作動を詳細に説明する。図3Bは、機械プランジャ40の途中までの押し下げに応じたアクチュエータ50の移動を示す、電気外科用装置1の内部上面図である。図示された実施形態においては、機械プランジャ40の近位端42は、遠位方向に移動したが、機械プランジャ40の長さ全体がハウジング2の内部に配置される程には移動していない。機械プランジャ40が遠位方向に付勢されるにつれて、機械プランジャ40の遠位端44は、アクチュエータ50と係合する。これが、アクチュエータ50を遠位方向に移動させる。アクチュエータ50が遠位方向に移動するにつれて、インジケータ係合歯60は、インジケータ22の歯26の1つと係合する。アクチュエータ50とインジケータ係合歯60との係合により、アクチュエータ50が遠位方向に移動するにつれて、インジケータ22は遠位方向に移動する。インジケータ22が遠位方向に所定の距離だけ動いたときに、指標が変化する。指標の変化は、終了した消毒/使用サイクル後の残りの使用回数をユーザに示す。図示された実施形態においては、指標の変化および爪バネ係合歯32の移動は、アクチュエータ50の初期の0.06インチ(0.152cm)の移動によって生じる。
機械プランジャ40が電気外科用装置1のハウジング内にさらに押し下げられる(図3Bの位置から図3Cの位置に移動する)につれて、インジケータ22から離れるアクチュエータ50の回転が、インジケータ22のさらなる後方への移動を防止する。図3Bにおいては、アクチュエータ50の近位部分は、インジケータ22の歯26から離れて回転し始めている。しかしながら、インジケータ係合歯60は、まだ歯26から離れていない。インジケータ22から離れるアクチュエータ50の回転運動は、突出部52およびアクチュエータ係合部材90の形状によって容易になる。機械プランジャ40が押し下げられる前は、突出部52は、図3Aに示されるように、アクチュエータ係合部材90の凹部92に配置されている。機械プランジャ40がアクチュエータ50を後方に動かし始めたときに、図3Bに示されるように、突出部52の変位外側面54が、アクチュエータ係合部材90の変位外側面94と接触する。変位外側面54と変位外側面94の間の相互作用によって、インジケータ22から離れる突出部52の一定の初期回転が生じる。
突出部52の一定の初期回転が生じると、機械プランジャ40の遠位端44は、インジケータ係合歯60の傾斜面に接触し始める。機械プランジャ40の遠位端44は、遠位方向に押されるにつれて、傾斜面62の長さに沿ってスライドする。これによって、突出部52がインジケータ22から離れてさらに回転し、横方向にずれる。突出部52の横方向のずれによって、インジケータ係合歯60も横方向に移動する。カム・スロット56およびピン58の形状は、(a)変位外側面54と94との相互作用、および、(b)機械プランジャ40の遠位端44とインジケータ係合歯60の傾斜面62との間の相互作用、によって容易になるアクチュエータ50の回転運動を可能にする。
インジケータ22の歯26の形状と、インジケータ係合歯60が歯26に対して配置される方法とが、機械プランジャ40が何度も途中まで押し下げられたときにインジケータ22が複数減少することを防止する。機械プランジャ40が十分に押し下げられてインジケータ22を減少させた場合には、機械プランジャ40の次の押し下げがインジケータ22をさらに減少させる前に、温度作動要素70が作動することが必要である。結果として、ユーザは、インジケータ22を減少させることなく、何度も突起8a〜8cを抜き差しするか、そうでなければ機械プランジャ40を押し下げることができる。
図3Cは、機械プランジャ40がハウジング2の中に完全に押し下げられた電気外科用装置1の内部上面図である。アクチュエータ50の回転は、インジケータ22の歯26からインジケータ係合歯60を離す。インジケータ係合歯60がインジケータ22の歯から離れるため、アクチュエータ50および/または機械プランジャ40のさらなる後方への移動は、それ以上インジケータ22を移動させることがない。インジケータ係合歯60と歯26との間における機械プランジャ40の遠位端44の移動によって、アクチュエータ50とインジケータ22の間は離れたままとなる。
アクチュエータ50の回転運動によって、機械プランジャ40の移動距離と、インジケータ22の移動距離との差にかかわらず、アクチュエータ50がインジケータ22を1つの位置だけ減少させることが可能になる。1つの実施形態においては、機械プランジャ40は、機械プランジャ40の各々の作動の際に約0.25インチ(0.635cm)押し下げられる。本実施形態においては、インジケータ22は、機械プランジャ40の各々の作動の結果として0.06インチ(0.152cm)だけ移動する。当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、インジケータの移動量に対する機械プランジャの移動量を変えることができる。1つの実施形態においては、プランジャは、0.01インチ(0.0254cm)から0.75インチ(1.91cm)までの間で移動するようにすることができる。別の実施形態においては、インジケータは、0.02インチ(0.0508cm)から0.125インチ(0.318cm)までの間で移動するようにすることができる。さらに別の実施形態においては、プランジャの移動距離は、インジケータの移動量より大きい。別の実施形態においては、プランジャおよびインジケータの移動量は、電気外科用ロックアウト機構の大きさ、および、該電気外科用ロックアウト機構を含むハウジングの大きさに、少なくとも部分的に依存する。さらに、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成のアクチュエータを利用することができる。
アクチュエータ50が遠位方向に移動するにつれて、温度作動要素70に力が加わり、温度作動要素70の湾曲度が増加する。温度作動要素70の湾曲度の増加は、温度作動要素70が、その剛性を増大させる温度に晒されていないときに生じさせることができる。結果として、温度作動要素70には、温度作動要素70の遠位端74をその近位端72(図2)の近くに移動させることを可能にする最小限の抵抗が与えられる。温度作動要素70の遠位端74の位置は台座76によって維持されるため、温度作動要素70の近位端72(図2)は、遠位端74の方向に移動することになる。
アクチュエータ50がインジケータ22から外れると、突起をコンセントから抜き、その後に挿入しても、インジケータ22は移動しない。これは、インジケータ係合歯60がもはやインジケータ22とは接触しないためである。機械プランジャ40の突起8a〜8c方向への移動は、アクチュエータ50をインジケータ22の方向に移動させず、インジケータ係合歯60をインジケータ22に係合させることもない。結果として、ユーザは、インジケータ22を減少させることなく、何度も突起を抜き差しすることができる。機械プランジャ40が押し下げられるにつれて、フランジ46が、バイアス・バネ接触部材96により近づき、バイアス・バネ48を圧縮する。バイアス・バネ48の圧縮は、フランジ46にバイアス・バネ接触部材96と逆方向の付勢力を生じさせ、その付勢力によって、電気外科用装置1の突起を電気外科用電源(図示せず)から抜いたときには常に、機械プランジャ40がその延びた位置に戻る。
消毒/使用サイクルが何度も行われるにつれて、インジケータ22は、電源コード4の方向にさらに移動し続ける。インジケータ22が電源コード4の方向にさらに移動するにつれて、残りの消毒/使用サイクル数の変化をユーザに示す1つまたは複数の指標24が表示される。当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成のロックアウト機構を利用することができる。
上述のように、図1〜図4Bに示される実施形態においては、インジケータ22は、インジケータ22の安定的な減少を維持する爪バネ30を含む。爪バネ30は、爪バネ30の爪バネ係合歯32と固定部材34の歯との間の接触を維持する弾力アーム31を含む。図3Bにおいては、爪バネ係合歯32は、図3Aにおいて爪バネ係合歯32が間に配置された歯の組の直後の歯の組の間に配置される。これは、電気外科用装置1が、インジケータ22の移動を生じさせる最初の使用サイクルを経たためである。
上述のように、爪バネ30は、爪バネ係合歯32と固定部材34の歯との間の接触を維持する弾力アーム31を含む。インジケータ22が減少するにつれて、アクチュエータ50によってインジケータ22に加えられる力が、爪バネ係合歯32を移動させる。爪バネ係合歯32と固定部材34との係合は、プランジャ40およびアクチュエータ50によって一定の閾値の力がインジケータ22に加えられるまで、インジケータ22が移動しないようにする。このことが、機械プランジャ40が意図的に押し下げられない限り、インジケータ22の不慮の移動の可能性を最小限にする。突起8a〜8cを電気外科用電源(図示せず)に挿入したときに生じるような機械プランジャ40の意図的な押し下げは、爪バネ係合歯32を、固定部材34の第1の歯の組の間の位置から、歯の1つを越えて、第2の歯の組の間の位置に移動させるのに必要な力の閾値を上回るのに十分なものである。さらに、固定部材34の歯の形状は、爪バネ係合歯32の遠位方向への移動を可能にしながら、爪バネ係合歯32が近位方向に移動しないようにする。
爪バネ30、爪バネ係合歯32、および固定部材34はまた、機械プランジャ40の押し下げの間に爪バネ係合歯32が配置される所定の距離を設けることによって、インジケータ22の適切な減少を維持する。当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、インジケータの不慮の移動を最小限にするための様々な種類および構成の機構を利用することができる。
図3Dを参照すると、図3Dは、電気外科用装置1の使用後かつ次の消毒サイクル前に、機械プランジャ40がハウジング2から途中まで延びているときのアクチュエータ50の作動を示す。図3Dは、電気外科用器械が一度だけ使用されたことをユーザに示すのに十分なだけインジケータ22が移動したときの、電気外科用装置1の内部構成要素の位置を示す。
示されるように、バネ80は、アクチュエータ50および機械プランジャ40に隣接して配置される。バネ80は、カウンタ/ロックアウト機構10の構成要素の適切な機能を維持するように形状が決められている。バネ80の第1の端部82は、アクチュエータ50の突出部50と接触する。機械プランジャ40が、インジケータ係合歯60とインジケータ22の歯26との間に位置していないときには、バネ80は、アクチュエータ50の突出部52をインジケータ22の方向に付勢する。1つの実施形態においては、アクチュエータ50の付勢によって、インジケータ係合歯60とインジケータ22の歯26との係合を容易にすることができる。別の実施形態においては、インジケータ係合歯60とインジケータ22の歯26とを係合させるのに温度作動要素70の作動が必要である。
インジケータ22が最も遠位までずれていないときは、インジケータ22は、遠位端44に隣接する機械プランジャ40の少なくとも一部の片側に沿って接触し、これを横から支持して、バネ80の第2の端部84に反作用力を与える。バネ80の第2の端部84の反作用力とインジケータ22とが、機械プランジャ40の横方向の移動を制御する。図示された実施形態においては、機械プランジャ40の遠位端44は、機械プランジャ40の他の部分より僅かに太い。遠位端44の断面の太さは、遠位端44が歯26とアクチュエータ係合部材90の間の隙間の幅より太くなるように選択され、その結果、アクチュエータ係合部材90の内面(すなわち、プランジャ40に面する表面)は、機械プランジャ40の遠位端44がアクチュエータ係合部材90を通り過ぎて移動することを防止する。
図4Aを参照すると、図4Aは、温度作動要素70の作動後であり一連の消毒/使用サイクル後の電気外科用装置1の内部上面図を示す。温度作動要素70は、作動したときに、インジケータ係合歯60が再びインジケータ22の歯26と係合する位置にアクチュエータ50を戻す。温度作動要素70の作動は、インジケータ22の減少に備えるものである。図示された実施形態においては、温度作動要素70は、温度作動要素70が作動後に非直線的な形状を保つように、アクチュエータ50と係合する。非直線的な形状を保つことによって、機械プランジャ40の押し下げが必要なときに温度作動要素70が機械プランジャ40の押し下げを邪魔する可能性を減少させる。
図4Aにおいては、温度作動要素70は、Nitinol(登録商標)などの形状記憶合金を含むが、されに限定されるものではない。温度作動要素70は、十分な温度に晒されたときに、元の形状に戻り、固くなって曲がりにくくなる。したがって、電気外科用装置1が消毒サイクルを経ると、温度作動要素70は、湾曲した位置(図3C)からより直線的な図4Aの形状に変化する。より直線的な温度作動要素70の形状は、温度作動要素70の硬化によるものである。温度作動要素70の硬化によって、アクチュエータ50は、ピン58がカム・スロット56の遠位端に接触するまで突起8a〜8cの方向に押される。これによって、アクチュエータ50がインジケータ22に対してずれる。
図2および図4Aを参照すると、温度作動要素70は、電気外科用装置1のハウジング2に形成された台座76に配置される。温度作動要素70の遠位端74は、台座76と係合して、温度作動要素70の遠位端74の電源コード4方向への移動を防止する。温度作動要素70の近位端72は、アクチュエータ50の側部に形成された(図2において最もよく示されている)スロット64において、アクチュエータ50と係合する。
温度作動要素70が(例えば、消毒処置の間に)所定の温度まで加熱されたときには、温度作動要素70の剛性が増し、強度が増大し、柔軟性が低下する。温度作動要素70の硬化は、温度作動要素70の湾曲度を減少させる。温度作動要素70は、十分な熱に晒されたときに、大きく湾曲した形状(図3C)からより直線的で硬い形状に変化し、図4Aに示されるように、その近位端72が、アクチュエータ50を突起8a〜8cの方向に押す要因となる。
図4Aにおいては、温度作動要素70は、アクチュエータ50を移動させる押し運動を与える。押し運動を利用することによって、温度作動要素70は、システムの信頼性を向上させながら、カウンタ/ロックアウト機構10を製造するコストおよび複雑性を低減する。これは、温度作動要素70の大きさ、厚さ、および長さの精密な工作を必要とすることなく、温度作動要素70の硬化がアクチュエータ50を効果的に移動させるためである。このことが、温度作動要素70を設計し、製造するコストを低減する。さらに、温度作動要素70は、引くタイプの作動装置に要求される場合がある許容誤差を維持するように、カウンタ/ロックアウト機構10の他の構成要素に一体的に結合する必要がない。代わりに、温度作動要素70を、組み立ての際に台座76およびスロット64(図2を参照されたい)内に容易に配置して、カウンタ/ロックアウト機構10を組み立てる複雑さ、コスト、および困難さを実質的に低減することができる。当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成の温度作動要素を利用することができる。1つの実施形態においては、温度作動要素は、インジケータの適切な作動を生じさせる引く力を与えるように構成される。
引き続き図4Aを参照すると、インジケータ22の歯26およびアクチュエータ50のインジケータ係合歯60の形状のために、アクチュエータ50の突起8a〜8cへの方向の移動によって、インジケータ22は移動しない。さらに、インジケータ22の移動は、機械プランジャ40の押し下げに応じて行われるのみであるため、温度作動要素70の加熱および冷却の繰り返しによって、カウンタの複数の減少は生じない。結果として、温度作動要素70が、アクチュエータ50を一方の方向に移動させる消毒サイクルを経て、機械プランジャ40が、アクチュエータ50を逆の方向に移動させるプランジャの押し下げによって示される使用サイクルを経るまで、アクチュエータ50は1つまたは複数の指標24の変化を引き起こさない。
図4Bは、推奨される消毒回数を超える消毒サイクル後の電気外科用装置1の様々な内部構成要素の位置を示す、電気外科用装置1の内部上面図である。示されるように、バネ80およびインジケータ22が協働して、機械プランジャ40を延びた位置に固定する。図示される実施形態においては、インジケータ22は、最後の減少を終了し、もはや機械プランジャ40の遠位端44とは接触しない。インジケータ22は、機械プランジャ40の遠位端44と接触しなくなったときには、バネ80の第2の端部84に対して横からの支持も逆向きの反作用力も与えることはない。結果として、バネ80の第2の端部84は、機械プランジャ40の遠位端44と接触し、それをインジケータ22のロックアウト部28内に付勢する。このことによって、遠位端44がアクチュエータ係合部材90を通り過ぎて移動し、機械プランジャ44が、図4Bにおいて示されるような完全に延びたロックアウト位置に移動することが可能になる。
機械プランジャ40は、バイアス・バネ48を利用して完全に延びた位置に移動する。バイアス・バネ48は、機械プランジャ40を完全に延びた位置に移動させる前に、フランジ46とバイアス・バネ接触部材96との間で圧縮される。フランジ46は、機械プランジャ40に動かないように結合される。バイアス・バネ結合部材96は、ハウジング2の下部に一体的に結合される。
ロックアウト部28がアクチュエータ係合部材90に隣接する位置にあるときは、バネ80の第2の端部84は、機械プランジャ40の遠位端44を横方向に付勢する。このことが、アクチュエータ係合部材90とインジケータ22との間にさらに距離を設けて、アクチュエータ係合部材90とインジケータ22との間の距離が機械プランジャ40の遠位端44の幅より広くなるようにする。結果として、アクチュエータ係合部材90は、フランジ46に加わるバイアス・バネ48の力に対する反作用力を与えることができるようには、もはや機械プランジャ40の遠位端44と接触しない。アクチュエータ係合部材90との接触によって与えられる反作用力がない場合には、バイアス・バネ48によってフランジ46に加えられる力は、機械プランジャ40を近位方向に移動させる。本発明の1つの実施形態においては、バイアス・バネ接触部材およびアクチュエータ係合部材は、ハウジングの下部から一体的に形成される。代替的な実施形態においては、バイアス・バネ接触部材およびアクチュエータ係合部材は、ハウジング2の1つまたは複数の部分に動かないように取り付けられる。
図示される実施形態においては、機械プランジャ40の近位方向への移動は、フランジ46がハウジング2の内表面に接触したときに停止する。フランジ46がハウジング2の内表面に接触したときは、機械プランジャ40は、ハウジング2から完全に延びている。バネ80の第2の端部84は、インジケータ22と接触して、機械プランジャ40を延びた位置に固定する。インジケータ22は、その最も遠位の位置において止め具25と接触して配置される。止め具25は、ハウジング2の下部から形成される。止め具25は、インジケータ22の後方へのさらなるずれを防止する。
インジケータ22、第2の端部84、および、機械プランジャ40の遠位端44の形状および配置は、機械プランジャ40の押し下げを防止する。図示される位置においては、機械プランジャ40は、ハウジング2から最も大きくずれた状態にある。機械プランジャ40の押し下げを防止することによって、突起8a〜8cの電源(図示せず)との係合が防止される。このように、カウンタ/ロックアウト機構10は、所定回数の消毒/使用サイクルが終了すると、ユーザが電気外科用装置1を利用することを妨げる。図示される実施形態においては、爪バネ係合歯32は、固定部材34の最後の歯の組の間に配置されている。これは、電気外科用装置1が所定回数の消毒/使用サイクルを経て、インジケータ22がその最も遠位の位置にあるためである。
当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成のロックアウト機構を利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、ロックアウト機構は、板バネからなる横方向付勢機構を利用する。別の実施形態においては、ロックアウト機構は、板バネを含まない横方向付勢機構を利用する。別の実施形態においては、ロックアウト機構は、横方向付勢機構を利用しない。さらに別の実施形態においては、ロックアウト機構は、ロックアウト部を含まない。
図5は、本発明の別の実施形態に係るカウンタ/ロックアウト機構110を示す、電気外科用装置100の内部図である。図5〜図9においては、電気外科用装置100およびカウンタ/ロックアウト機構110の構造および機能の説明に役立つように、電源コード104から突起108a〜108cへの配線または他の電気的接続は示されていない。
図示される実施形態においては、カウンタ/ロックアウト機構110は、インジケータ122と、アクチュエータ150と、温度作動要素170と、機械プランジャ140とを含む。温度作動要素170および機械プランジャ140は、協働してアクチュエータ150を第1の方向および第2の方向に移動させる。これによって、アクチュエータ150が、インジケータ122を移動させ、1つまたは複数の指標を変化させて、消毒/使用サイクルが終了したことを示すことが可能になる。
図示される実施形態においては、温度作動要素170は、Nitinol(登録商標)などの形状記憶合金であるが、これに限定されるものではない。温度作動要素170は、十分な温度に晒されたときに、元の形状に戻り、固くなって曲がりにくくなる。したがって、電気外科用装置100が消毒サイクルを経るにつれて、温度作動要素170は、図に示される湾曲した位置から、(図8において示されるような)温度作動要素170の硬化によってもたらされるより直線的な形状に変化する。温度作動要素170の硬化によって、アクチュエータ150が突起108a〜108cの方向に押される。これによって、アクチュエータ150がインジケータ122に対してずれる。
温度作動要素170は、環境を上回る温度を検出するための手段の一例である。本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、環境を上回る温度を検出するための様々な種類および構成の手段を利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、温度と共に変化する磁気特性を持つ温度作動要素を利用することができる。別の実施形態においては、温度変動に応答する液体部分または液体充填部分を含む温度作動要素を利用することができる。
消毒サイクル後に、ユーザが、突起108a〜108cを電気外科用コンセント(図示せず)に挿入することなどによって電気外科用装置100を使用しようとしたときは、機械プランジャ140の近位端は、接触してハウジング102の内部に押し込まれる。アクチュエータ150は、機械プランジャ140の一部を取り囲む。アクチュエータ150の内部に配置される機械プランジャ140の一部は、アクチュエータ150の内面と係合する。結果として、機械プランジャ140が電源コード104の方向に移動したときに、アクチュエータ150は、電源コード104の方向に移動する。言い換えると、機械プランジャ140がハウジング102の内部に押し進められるにつれて、アクチュエータ150は、電源コード104の方向に押される。アクチュエータ150が電源コード104の方向に押されたときは、アクチュエータ150の面がインジケータ122の相補的な面と係合し、インジケータ122を電源コード104の方向に移動させる。インジケータ122の移動は、消毒/使用サイクルが終了したことを示す指標の位置を変化させる。これはまた、電気外科用装置100の残りの使用回数を減少させることになる。
機械プランジャ140の近位端に外力が加わらなくなったときには、バイアス・バネが、機械プランジャ140をハウジング102から延ばすことができる。このことによって、機械プランジャ140の近位端がハウジング102から延ばされることになる。しかしながら、アクチュエータ150は、温度作動要素170が消毒サイクルに応じて作動するまで、突起108a〜108cの方向に移動しない。結果として、機械プランジャ140のさらなる押し下げは、次の消毒サイクルが行われるまで、アクチュエータ150もインジケータ122も移動させない。機械プランジャ140は、使用サイクルを検出するための手段の一例である。検出するための他のこのような手段は、当業者に知られている。例えば、チップを用いるソフトウェア、電光、棒グラフ、および、次の使用のための鍵として機能する取り外し可能なプランジャを、使用サイクルを検出するための手段として利用することができる。
図6Aおよび図6Bは、電気外科用装置用カウンタ/ロックアウト機構110の構成要素と、温度作動要素170および機械的作動要素(例えば、機械プランジャ140)がアクチュエータ150に連結される方法(図6Bを参照されたい)とを示す、電気外科用装置100の部分断面図である。図6Aに示される実施形態においては、温度作動要素170は、電気外科用装置100のハウジング102に形成された台座176に配置される。温度作動要素170の遠位端174は、台座176と係合して、電源コード140の方向への温度作動要素170の移動を防止する。温度作動要素170の近位端172は、アクチュエータ150(図示せず)と係合する。
(例えば、消毒処置の間に)温度作動要素170の温度が上昇するにつれて、温度作動要素170の剛性および強度は増大するが、温度作動要素170の柔軟性は低下する。温度作動要素170の硬化は、温度作動要素170の湾曲度を減少させる。温度作動要素170は、十分な熱に晒されたときに、大きく湾曲した形状からより直線的な硬い形状に変化して、その近位端172が、アクチュエータ150を突起108a〜108cの方向に押す。
押し運動を利用することによって、温度作動要素170は、システムの信頼性を向上させながら、カウンタ/ロックアウト機構110を製造するコストおよび複雑性を低減する。これは、温度作動要素の大きさ、厚さ、および長さの精密な工作を必要とすることなく、温度作動要素170の硬化がアクチュエータ50を効果的に移動させるためである。このことが、温度作動要素170を設計し、製造するコストを低減する。さらに、温度作動要素170は、引くタイプの作動装置に要求される場合がある許容誤差を維持するように、カウンタ/ロックアウト機構110の他の構成要素に一体的に結合する必要がない。代わりに、温度作動要素170を台座176に配置して、電気外科用装置用カウンタ/ロックアウト機構110を組み立てる複雑さ、コスト、および困難さを実質的に低減することができる。
図示される実施形態においては、プランジャ140の近位端142は、電気外科用装置100のハウジング102の外部に配置される。機械プランジャ140の遠位端144は、アクチュエータ150の内部に配置されるようになっている(図6Bを参照されたい)。機械プランジャ140の遠位端144は、アクチュエータ150と係合して、機械プランジャ140が押し下げられたときにアクチュエータ150を移動させる。機械プランジャ140の係合リッジ145(図6Bを参照されたい)が、電気外科用装置100のハウジング102に結合された係合部材190と係合する。係合部材190は、係合リッジ145が所与の位置を越えて突起108a〜108cの方向に移動することを防止する。結果として、機械プランジャ140の近位端142が所与の位置を越えて突起108a〜108cの方向に移動することが防止される。
バイアス・バネ148は、プランジャ140の一部を取り囲み、プランジャ140のフランジ146と係合部材190との間に配置される。バイアス・バネ148は、機械プランジャ140が壁のコンセント、ソケット、または他の障害物との接触によって押し下げられていないときは、機械プランジャ140の近位端142をハウジング102の外に押し出すように突起108a〜108c方向に付勢力を与える。機械プランジャ140が押し下げられたときは、遠位端144は、電源コード104の方向に移動する。遠位端144は、アクチュエータ150(図6Bを参照されたい)の内面と相互作用して、アクチュエータ150を電源コード104の方向に移動させる。当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成の機械プランジャを利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、機械プランジャは、外部の押し下げ力がないときに押し下げられた状態を保つことができる。
図6Bは、簡単にするために、および、カウンタ/ロックアウト機構の構成要素の作動をより明確に示すために、カウンタ/ロックアウト機構の構成要素の幾つかから分離されたアクチュエータ150を示す。図示される実施形態においては、アクチュエータ150は、本体152、チャネル154、および歯156を含む。本体152は、温度作動要素170(図6Aを参照されたい)および機械プランジャ140によって係合されたときにインジケータ122を移動させるのに適切な強度をもたらすアクチュエータ150の剛性および構造を維持する。チャネル154は、本体152によって定められ、機械プランジャ140の遠位端144を収容するようになっている。これが、機械プランジャ140の遠位端144の横方向移動を最小限にしながら、アクチュエータ150の向きを維持する。歯156は、アクチュエータ150の本体152に形成される。アクチュエータ150の歯156は、インジケータ122の歯126と係合する。アクチュエータ150が後方に移動したときは、歯156および歯126の形状は、インジケータ122を後方に移動させる。アクチュエータ150が前方に移動したときには、歯156および歯126の形状は、インジケータ122を移動させない。
図6Aに戻ると、インジケータ組立体120は、インジケータ122およびガイド129を含む。インジケータ122は、電気外科用装置100の他の構成要素に対して移動して、終了した消毒/使用サイクル数の変化を示すようになっている。ガイド129は、インジケータ122と係合して協働し、インジケータ122の横方向移動を最小にし、アクチュエータ150の移動に応じてインジケータ122が滑らか且つ効率的にスライドすることを確実にする。図示される実施形態においては、ガイド129は、インジケータ122の底部に形成された溝の内部に配置される隆起スライドを含む。
当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成のガイドを利用することができる。1つの実施形態においては、ガイドは、インジケータの不慮の移動を防止する複数の歯(図示せず)を含む。別の実施形態においては、インジケータの不慮の移動を防止するために、ガイドの上部とインジケータの底面との間に滑り止め材料(図示せず)を配置する。別の実施形態においては、ガイドは、インジケータの不慮の移動、すなわちアクチュエータを押し付ける機械プランジャの移動以外によるいかなる移動も防止するために、インジケータと十分な摩擦接触を生じさせる表面を含む。
歯126は、インジケータ122に形成される。歯126は、アクチュエータ150の歯156と係合する。図示される実施形態においては、歯126および歯156の形状は、アクチュエータ150が突起108a〜108cの方向に移動したときに、アクチュエータ150がインジケータ122に対してずれて、インジケータ122を移動させないようになっている。アクチュエータ150が、機械プランジャ140の押し下げに応じて電源コード104の方向に移動したときは、アクチュエータ150の歯156は、インジケータ組立体120の歯126と係合し、インジケータ122を電源コード104の方向に移動させる。
1つの実施形態においては、アクチュエータを突起の方向に移動させるのに必要な力は、アクチュエータとインジケータを電源コードの方向に移動させるのに必要な力の合計より遥かに小さい。別の実施形態においては、アクチュエータを移動させるために温度作動要素によって加えられる力の合計は、アクチュエータとインジケータを移動させるために機械的作動要素が加える力の合計より遥かに小さい。図示される実施形態においては、機械プランジャ140は、アクチュエータ150に力を及ぼす。次いで、アクチュエータ150は、インジケータ122と係合し、インジケータ122を移動させるのに必要な力を中継する。消毒/使用サイクルに応じたアクチュエータ150およびインジケータ122の移動を、図7および図8を参照してより詳細に説明する。
インジケータ122は、ロックアウト部128をさらに含む。ロックアウト部128は、インジケータ122が移動して電源コード104の近くまでずれたときにアクチュエータ150を収容するのに適した空間を含む。アクチュエータ150の移動は、機械プランジャ140が突起108a〜108cに対して最も近位までずれることを可能にするが、ロックアウト部128、アクチュエータ150、および、プランジャ140の遠位端144の並びは、機械プランジャ140の遠位端144の電源コード104方向への移動を防止する。
図7は、図5および図7におけるインジケータ122の位置を比較したときに、機械プランジャ140の移動に応じたインジケータ122の移動を示す、電気外科用装置100の内部図を示す。図7においては、機械プランジャ140は、機械プランジャ140の長さ全体がハウジング102の内部に配置されるように押し下げられている。上述のように、機械プランジャ140の遠位端144(図6Bを参照されたい)は、アクチュエータ150と係合する。これが、アクチュエータ150を電源コード104の方向に移動させる。アクチュエータ150が電源コード104方向に移動すると、アクチュエータ150の歯156は、インジケータ122の歯126(図6Bを参照されたい)と係合する。これが、インジケータ122を電源コード104方向に移動させる。インジケータ122が電源コード104方向に移動したときに、終了した消毒/使用サイクル後の残りの使用回数をユーザに示す指標の変化が行われる。さらに、アクチュエータ150が電源コード104方向に移動するにつれて、温度作動要素170は、機械プランジャ140によりアクチュエータ150に加えられる作用または力によって、より大きな湾曲度を有する形状に戻される。温度作動要素170が、該温度作動要素170の剛性を増大させる温度に晒されていないときは、温度作動要素170のより大きな湾曲度が生じる。結果として、温度作動要素170には、近位端172を台座176に係合された遠位端174の近くに移動させることを可能にする最小限の抵抗が与えられる。
機械プランジャ140が押し下げられるにつれて、フランジ146が、係合部材190の近くに移動し、バイアス・バネ148をさらに圧縮させる。バイアス・バネ148の圧縮は、反作用力が機械プランジャ140の近位端に及ぼされなくなると近位端142が電気外科用装置100のハウジング102から延びるように、フランジ146に力を及ぼす。アクチュエータ150が現在の位置に配置されると、突起108a〜108cをコンセントから抜き、後に挿入しても、アクチュエータ150をさらに移動させることはない。これは、プランジャ140の遠位端がアクチュエータ150の内部とスライド可能に係合しているためである。機械プランジャ140の突起108a〜108c方向への移動は、アクチュエータ150を突起108a〜108c方向に移動させない。結果として、ユーザは、インジケータ122を減少させることなく、何度も突起108a〜108cを抜き差しすることができる。
図8は、消毒サイクルの間の電気外科用カウンタ/ロックアウト機構110を示す。図示される実施形態においては、温度作動要素170は、図7において示される湾曲した形状から、より直線的な形状に移動した。より直線的な形状は、消毒サイクルの間に遭遇した温度変化によって剛性が増大したことの結果である。剛性の増大によって、温度作動要素170が高温に晒されなかったときに現れる引っ張り強さを超える引っ張り強さがもたらされる。より直線的な形状においては、温度作動要素170の近位端172は、アクチュエータ150を突起108a〜108c方向に押す。
インジケータ122の歯126およびアクチュエータ150の歯156の形状のために、アクチュエータ150の突起108a〜108c方向への移動によってインジケータ122は移動しない。さらに、インジケータ122の移動は、機械プランジャ140の押し下げに応じて行われるのみであるため、温度作動要素170の加熱および冷却の繰り返しによって、カウンタの複数の増加および/または減少は生じない。結果として、温度作動要素170が、アクチュエータ150を一方の方向に移動させる消毒サイクルを経て、機械プランジャ140が、アクチュエータ150を逆の方向に移動させる使用サイクルを経るまで、アクチュエータ150は指標24の変化を引き起こさない。
消毒/使用サイクルが何度も行われるにつれて、インジケータ122は、電源コード104の方向にさらに移動し続ける。インジケータ122が電源コード4の方向にさらに移動するにつれて、電気外科用装置100に関して残された残余の使用回数の変化をユーザに示す異なる指標が表示される。当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成の電気外科用カウンタ/ロックアウト機構110を利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、温度作動要素は、アクチュエータとインジケータを移動させるが、機械プランジャは、インジケータに対してアクチュエータをずらす。別の実施形態においては、温度作動要素およびプランジャの一方または両方は、アクチュエータに直接接続されないが、アクチュエータを間接的に移動させる。別の実施形態においては、温度作動要素およびプランジャは、アクチュエータを用いることなく指標を変化させる。別の実施形態においては、アクチュエータは、インジケータを引いて移動させる。
図9は、インジケータ122が移動して電源コード104の最も近くまでずれて、機械プランジャ140がロックアウト位置にある、電気外科用カウンタ/ロックアウト機構110を示す。インジケータ122が移動して電源コード104の最も近くまでずれると、ロックアウト部128は、アクチュエータ150に隣接する位置に配置される。板バネ180が、インジケータ122方向への横向きの力をアクチュエータ150に及ぼす。インジケータ122が電源コード104に最も近い位置にずれることによって、ロックアウト部128がアクチュエータ150を収容することが可能になる。これによって、アクチュエータ150がインジケータ122のロックアウト部128内に横方向にずれる。
機械プランジャ140の遠位端144は、アクチュエータ150のチャネル154(図6Bを参照されたい)内に配置される。ロックアウト部128内へのアクチュエータ150の横方向移動は、機械プランジャ140の遠位端144をインジケータ122方向に横方向移動させる。遠位端144の横方向移動によって、係合リッジ145が係合部材190(図6Bを参照されたい)から外れる。結果として、係合部材190は、もはや、バイアス・バネ148によってフランジ146すなわち機械プランジャ140に及ぼされる突起108a〜108c方向の力に拮抗することはできない。図示される実施形態においては、バイアス・バネ148は、機械プランジャ140の近位端142をハウジング102から突起108a〜108cと概ね同じ長さまで伸ばす突起108a〜108c方向の力を、フランジ146に及ぼす。別の実施形態においては、機械プランジャは、ハウジングから、突起の長さに近い長さまで延びない。
電気外科用装置100が最後の消毒/使用サイクルを終了したときは、インジケータ122は、止め具125に接触して配置される。止め具125は、ハウジング102の下部から形成される。インジケータ122の電源コード104方向へのさらなる移動は、止め具125によって防止される。アクチュエータ150の電源コード104方向への移動は、アクチュエータ150がロックアウト部128に押し込まれて係合したときに、ロックアウト部128によって防止される。機械プランジャ140の電源コード104方向への移動は、機械プランジャ140の遠位端144とアクチュエータ150の前面との接触によって防止される。
アクチュエータ150がロックアウト部128に押し込まれて係合したときに、アクチュエータ150の横方向のずれが生じる。アクチュエータ150の横方向のずれによって、チャネル154が機械プランジャ140の遠位端144からずれた位置に配置される。結果として、機械プランジャ140の遠位端144は、チャネル154に中にスライドせずに、アクチュエータ150の前面と接触する。さらに、板バネ180がアクチュエータ150と係合して、アクチュエータ150の横方向移動を防止し、機械プランジャ140の遠位端144がアクチュエータ150のチャネル154内にスライドして戻らないことを確実にする。
アクチュエータ150の前面と機械プランジャ140の遠位端144との接触は、機械プランジャ140の電源コード104方向への移動を防止する。言い換えると、インジケータ122、アクチュエータ150、および機械プランジャ140の並びは、機械プランジャ140がハウジング102内に押し込まれるのを防止する。結果として、所定回数の消毒/使用サイクルが終了すると、機械プランジャ140は、ユーザが突起108a〜108cを電気外科用電源(図示せず)に挿入しようとしたときに電気外科用装置100の使用を防止する。
当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成のロックアウト機構を利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、ロックアウト機構は、内部の電気的接続を断って、電気外科用装置内の電気外科用電流の流れを防止する。別の実施形態においては、ロックアウト機構は、モジュール式電気外科用装置の一部の結合を防止して、電気外科用装置の使用を効果的に防止する。
ここで図10を参照すると、本発明の1つの態様による、電気外科用カウンタ/ロックアウト機構の代替的な構成が示されている。図示される実施形態においては、温度作動要素270および機械的作動要素(すなわち、機械プランジャ240)が、アクチュエータ250と係合する。アクチュエータ250は、インジケータ222を動かす。図示される実施形態においては、インジケータ222は、複数の歯226と複数の指標224とを有する回転式インジケータである。歯226は、アクチュエータ250によって係合されて、インジケータ222を回転させる。インジケータ222の動きによって、インジケータ222に配置された複数の指標224のうちの異なる1つが表示される。
図1〜図9の電気外科用カウンタ/ロックアウト機構と同様に、カウンタ/ロックアウト機構210のプランジャ240は、使用サイクルの際にハウジング内に移動する。これが、インジケータ222の1つまたは複数の歯226とかみ合う、アクチュエータ250に形成された歯(図示せず)の係合によって、インジケータ222を回転させる。温度作動要素270は、消毒サイクルにおいて用いられる熱に応じて作動する。温度作動要素270は、消毒サイクルに応じて硬化し、アクチュエータ250を電気外科用装置の突起方向に移動させる。このことが、使用サイクルに応じた機械プランジャ240の押し下げがインジケータ222を回転させるように、アクチュエータ250を配置する。温度作動要素270および機械プランジャ240の構成は、消毒/使用サイクル毎にインジケータ222の指標224の位置が1つだけ変化することを確実にする。
図示される実施形態においては、インジケータ222は、ロックアウト部228を含む。所定回数の消毒/使用サイクルが終了した時点でプランジャ240が電気外科用装置のハウジング内に押し込まれるのを防止するために、ロックアウト部228は、プランジャ240の遠位部分および/またはアクチュエータ250の一部を収容するように構成される。図示される実施形態においては、所定回数の消毒/使用サイクルが終了すると、ロックアウト部228は、アクチュエータ250に隣接して配置される。横方向付勢部材280が、機械プランジャ240に横方向の付勢力を及ぼし、機械プランジャ240の遠位部分をインジケータ222の方向に移動させる。機械プランジャ240の横方向移動によって、機械プランジャ240が係合部材290から外れ、バイアス・バネ248が、機械プランジャ240の近位端が隣接する突起と概ね同じ長さまで延びるように機械プランジャ240を移動させることが可能になる。機械プランジャ240が延びると、機械プランジャ240の横方向移動と横方向付勢部材280は、アクチュエータ250を移動させてロックアウト部228と係合させ、機械プランジャ240の遠位部分が再びアクチュエータ250の内部に配置されるのを防止する。結果として、機械プランジャ240が電気外科用装置のハウジング内部に収納されることが防止される。
当業者であれば分かるように、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な種類および構成のインジケータを利用することができる。例えば、1つの実施形態においては、インジケータは、インジケータの動きとは別に動かすことができる複数の指標を含む。本発明の別の実施形態によれば、インジケータは、アナログ信号またはデジタル信号に基づいて増加する7セグメント・ディスプレイを含む。
本発明は、その趣旨または本質的な特性から逸脱することなく、他の特定の形態で具体化することができる。説明された実施形態は、あらゆる点で単なる例示と考えるべきであり、限定的なものではない。したがって、本発明の範囲は、上述の説明ではなく特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲と均等なものの意味および範囲に入るすべての変更は、本発明の範囲内に含まれることになる。
Claims (53)
- 電気外科用装置が経た消毒/使用サイクル数を追跡する電気外科用カウンタであって、
消毒サイクルと関連する、環境を上回る温度を検出するための手段と、
前記装置の使用サイクルを検出するための手段と、
を備え、環境を上回る温度を検出するための前記手段と使用サイクルを検出するための前記手段とを組み合わせて、経た消毒/使用サイクル毎に単一の消毒/使用サイクルが終了したことを示す1つまたは複数の指標の変化を生じさせることを特徴とする電気外科用カウンタ。 - 環境を上回る温度を検出するための前記手段は、温度作動部材を含むことを特徴とする、請求項1に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記温度作動部材は、形状記憶合金を含むことを特徴とする、請求項2に記載の電気外科用カウンタ。
- 終了した消毒/使用サイクル数の変化を示すための複数の指標を有するインジケータをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の電気外科用カウンタ。
- アクチュエータをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記アクチュエータは、前記インジケータ、環境を上回る温度を検出するための前記手段、および使用サイクルを検出するための前記手段に連結されていることを特徴とする、請求項5に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記アクチュエータは、経た消毒/使用サイクル数または残りの消毒/使用サイクル数の変化をユーザに示すように、前記1つまたは複数の指標を変化させることを特徴とする、請求項6に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記アクチュエータは、環境を上回る温度を検出するための前記手段が作動したときに第1の方向に移動することを特徴とする、請求項7に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記アクチュエータは、使用サイクルを検出するための前記手段が作動したときに第2の方向に移動することを特徴とする、請求項8に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記アクチュエータは、前記インジケータが、終了した消毒/使用サイクルの後で第1の方向および第2の方向に移動した後に単一の消毒/使用サイクルが終了したことを示すように、前記インジケータを移動させることを特徴とする、請求項9に記載の電気外科用カウンタ。
- 電気外科用装置が経た消毒/使用サイクル数を追跡する電気外科用カウンタであって、
終了した消毒/使用サイクル数の変化を示すための複数の指標を有するインジケータと、
前記インジケータに連結された温度作動要素と、
前記インジケータに連結された機械的作動要素と、
を備え、前記温度作動要素および前記機械的作動要素は、経た消毒/使用サイクル毎に単一の消毒/使用サイクルが終了したことを前記インジケータが示すように、前記指標の変化を生じさせることを特徴とする電気外科用カウンタ。 - 前記温度作動要素は、消毒サイクルの間に作動することを特徴とする、請求項11に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記機械的作動要素は、使用サイクルの間に作動することを特徴とする、請求項11に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記機械的作動要素は、プランジャを含むことを特徴とする、請求項13に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記プランジャは、使用サイクルの間に前記電気外科用装置内に付勢されることを特徴とする、請求項14に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記プランジャは、前記電気外科用装置が電気外科用電源に接続されたときに、押し下げられ、前記電気外科用装置内に付勢されることを特徴とする、請求項14に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記インジケータは、前記電気外科用装置についての残りの使用回数を示すことを特徴とする、請求項11に記載の電気外科用カウンタ。
- 前記インジケータは、前記電気外科用装置が経た消毒/使用サイクル数を示すことを特徴とする、請求項11に記載の電気外科用カウンタ。
- 1つまたは複数の指標が、前記インジケータに対して移動することを特徴とする、請求項11に記載の電気外科用カウンタ。
- 1つまたは複数の指標が、前記インジケータに対して移動せず、前記インジケータは、前記指標のうちの異なる1つをユーザに示すように移動することを特徴とする、請求項11に記載の電気外科用カウンタ。
- 電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数を示すための複数の指標を有するインジケータと、
前記インジケータに連結されたアクチュエータと、
前記アクチュエータに連結され、作動したときに前記アクチュエータを第1の方向に移動させる、温度作動要素と、
前記アクチュエータに連結され、前記アクチュエータを第2の方向に移動させる、機械的作動要素と、
を備え、前記温度作動要素および前記機械的作動要素は、消毒/使用サイクル後の残りの使用回数を示すように、前記アクチュエータに指標の変化を生じさせることを特徴とする電気外科用消毒/使用カウンタ。 - 前記温度作動要素は、消毒サイクルに応じて作動することを特徴とする、請求項21に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記温度作動要素は、前記アクチュエータを押して該アクチュエータを前記第1の方向に移動させることを特徴とする、請求項22に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記温度作動要素は、形状記憶合金を含むことを特徴とする、請求項23に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記形状記憶合金は、前記電気外科用装置の使用の間、湾曲した形状であることを特徴とする、請求項24に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記形状記憶合金は、消毒サイクルの少なくとも一部の間、硬化したほぼ直線的な形状であることを特徴とする、請求項25に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記形状記憶合金は、前記アクチュエータを押して前記インジケータを移動させることを特徴とする、請求項26に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 所定回数の消毒/使用サイクル後に廃棄されるように設定された電気外科用装置に用いるための電気外科用ロックアウト機構であって、
前記電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数を示すための複数の指標を有するインジケータと、
前記インジケータと係合して、残りの使用回数を示す前記指標のうちの異なる1つを示すように構成されたアクチュエータと、
前記アクチュエータに連結され、該アクチュエータを第1の方向に移動させるようになっている温度作動要素と、
前記アクチュエータに連結され、該アクチュエータを第2の方向に移動させるようになっている機械的作動要素と、
前記アクチュエータに連結され、前記温度作動要素および前記機械的作動要素と共に使用されるようになっているロックアウト機構と、
を備え、前記ロックアウト機構は、前記電気外科用装置が所定回数の消毒/使用サイクルを経たときに該電気外科用装置の使用を防止するようにもなっていることを特徴とする電気外科用ロックアウト機構。 - 前記ロックアウト機構は、機械プランジャを含むことを特徴とする、請求項28に記載の電気外科用ロックアウト機構。
- 前記機械プランジャは、前記機械的作動要素を含むことを特徴とする、請求項29に記載の電気外科用ロックアウト機構。
- 前記機械プランジャは、ユーザが前記電気外科用装置を電気外科用電源に接続するのを防止することを特徴とする、請求項30に記載の電気外科用ロックアウト機構。
- 前記ロックアウト機構は、モジュール式電気外科用装置と共に使用されることを特徴とする、請求項28に記載の電気外科用ロックアウト機構。
- 前記ロックアウト機構は、前記モジュール式電気外科用装置の異なる部分の結合を防止することによって、前記モジュール式電気外科用装置の使用を防止することを特徴とする、請求項32に記載の電気外科用ロックアウト機構。
- 消毒/使用サイクル後の残りの使用回数を正確に示すように構成された、最使用可能な電気外科用装置に用いるための電気外科用消毒/使用カウンタであって、
前記電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数をユーザに示すための複数の指標を有するインジケータと、
前記インジケータに連結されたアクチュエータと、
前記アクチュエータに連結された温度作動要素と、
前記アクチュエータに連結された機械的作動要素と、
を備え、前記温度作動要素または前記機械的作動要素の一方は、指標の変化を生じるように前記アクチュエータを第1の方向に移動させ、前記アクチュエータは、前記温度作動要素または前記機械的作動要素の他方が前記アクチュエータを第2の方向に移動させるまで、前記指標の次の変化を生じさせることができないことを特徴とする電気外科用消毒/使用カウンタ。 - 前記インジケータは、直線的な形状であることを特徴とする、請求項34に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記インジケータは、直線的な方向にスライド可能であることを特徴とする、請求項35に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記インジケータは、円形状を有することを特徴とする、請求項34に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記インジケータは、前記指標のうちの異なる1つを表示するように回転可能であることを特徴とする、請求項34に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記インジケータは、ディスプレイを含むことを特徴とする、請求項34に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記ディスプレイは、7セグメント・ディスプレイを含むことを特徴とする、請求項39に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記ディスプレイは、デジタル・ディスプレイ、機械的ディスプレイ、または電子ディスプレイのうちの1つを含むことを特徴とする、請求項40に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記インジケータの不慮の移動を最小限にするための機構をさらに含むことを特徴とする、請求項34に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数を示すための複数の指標を有し、前記電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数の変化を示すように電気外科用消毒/使用カウンタの他の構成要素に対して移動する、インジケータと、
前記インジケータに連結されたアクチュエータと、
前記アクチュエータに連結され、加熱されたときに該アクチュエータを第1の方向に移動させる、温度作動要素と、
前記アクチュエータに連結され、消毒/使用サイクル後の残りの使用回数の変化を前記アクチュエータに示させるように前記アクチュエータを第2の方向に移動させる、機械的作動要素と、
を備え、完全に作動したときの前記機械的作動要素の移動距離が、前記電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数の変化を示すときに前記インジケータが移動する距離より大きいことを特徴とする電気外科用消毒/使用カウンタ。 - 前記機械的作動要素は、機械プランジャを含むことを特徴とする、請求項43に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記機械プランジャを押し下げて、前記電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数の変化を前記アクチュエータに生じさせることを特徴とする、請求項44に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記機械プランジャは、完全に押し下げられたときに約0.25インチ移動することを特徴とする、請求項45に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記アクチュエータは、前記電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数の変化を示すために、約0.06インチ移動することを特徴とする、請求項46に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- インジケータと、
押し下げられたときに、消毒/使用サイクル後の残りの使用回数を示すように前記インジケータを移動させる機械プランジャと、
を備え、完全に押し下げられたときの前記機械的作動要素の移動距離が、前記電気外科用装置を廃棄しなければならなくなるまでの残りの使用回数の変化を示すときに前記インジケータが移動する距離より大きいことを特徴とする電気外科用消毒/使用カウンタ。 - 前記機械プランジャは、完全に押し下げられたときに0.01インチから0.75インチまでの間で移動することを特徴とする、請求項48に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記インジケータは、前記機械プランジャによって移動させられたときに0.02インチから0.125インチまでの間で移動することを特徴とする、請求項48に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記機械プランジャは、完全に押し下げられたときに約0.025インチ移動することを特徴とする、請求項48に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記インジケータは、前記機械プランジャによって移動させられたときに約0.06インチ移動することを特徴とする、請求項51に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
- 前記インジケータは、前記機械プランジャが約0.06インチ押し下げられたときに残りの使用回数の変化を示すことを特徴とする、請求項52に記載の電気外科用消毒/使用カウンタ。
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