JP2007523656A5 - - Google Patents

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Claims (46)

  1. 原核生物中で組換えDNA配列を生成し検出する方法であって、
    (a)組換えられる第1のDNA配列を含み、原核細胞中で自発的に複製することができる染色体外レシピエントDNA分子、ならびに組換えられる第2のDNA配列、および遺伝子産物をコードする少なくとも第1のマーカー配列を含み、原核細胞中で自発的に複製することができない染色体外ドナーDNA分子を含む第1の原核細胞を生成する工程
    (b)レシピエントおよびドナーDNA分子間の共同組込み分子またはハイブリッド分子の形成ならびに組み換えられる2つのDNA配列の組換えを強行し、第1のマーカー配列の遺伝子産物が発現した場合に細胞の増殖および/または繁殖だけを可能にする選択的な条件下で第1の原核細胞を培養する工程、ならびに
    (c)選択的な条件下で増殖および/または繁殖し、少なくとも第1のマーカー配列、ならびに第1および第2のDNA配列間での組換えによる第1および第2の組換えDNA配列を有するハイブリッドDNA分子を含む第2の原核細胞を単離する工程を含み、ここで、原核細胞のミスマッチ修復系が一時的にまたは永久的に欠損しているところの方法。
  2. ドナーDNA分子およびレシピエントDNA分子が、異なる直鎖状または環状DNA構造物、特に、異なるプラスミドまたはバクテリオファージである、請求項1に記載の方法。
  3. ドナーDNA分子が複製起点を有さない、請求項1記載の方法。
  4. ドナーDNA分子が機能的でない複製起点を有する、請求項記載の方法。
  5. ドナーDNA分子が大腸菌で複製することができない、枯草菌プラスミドである、請求項記載の方法。
  6. ドナーDNA分子がspec マーカーおよびphleo マーカーを含む枯草菌プラスミドpMIX91またはtc マーカーを含む枯草菌pMIX101プラスミドである、請求項記載の方法。
  7. ドナーDNA構造物の第1のマーカー配列が、栄養マーカー、抗生物質耐性マーカー、および酵素のサブユニットをコードする配列からなる群より選択される、請求項記載の方法。
  8. 第1のマーカー配列の遺伝子産物が、抗生物質に感受性がある細胞に抗生物質に対する耐性を付与する、請求項に記載の方法。
  9. 第1のマーカー配列が、その遺伝子産物がスペクチノマイシンに対する耐性を細胞に付与するspec 、その遺伝子産物がフレオマイシンに対する耐性を細胞に付与するphleo 、またはその遺伝子産物がテトラサイクリンに対する耐性を細胞に付与するtc である、請求項7記載の方法。
  10. 原核生物中で組換えDNA配列を生成し検出する方法であって、
    (d)組換えられる第1のDNA配列を含み、原核細胞中で自発的に複製することができる染色体外レシピエントDNA分子、ならびに組換えられる第2のDNA配列および遺伝子産物をコードする少なくとも第1のマーカー配列を含み、原核細胞中で自発的に複製することができない染色体外ドナーDNA分子を含む第1の原核細胞を生成する工程、
    (e)レシピエントおよびドナーDNA分子間の共同組込み分子またはハイブリッド分子の形成ならびに組換えられる2つのDNA配列の組換えを強行し、第1のマーカー配列の遺伝子産物が発現した場合に細胞の増殖および/または繁殖だけを可能にする選択的な条件下で第1の原核細胞を培養する工程、ならびに
    (f)選択的な条件下で増殖および/または繁殖し、少なくとも第1のマーカー配列、ならびに第1および第2のDNA配列間での組換えによる第1および第2の組換えDNA配列を有するハイブリッドDNA分子を含む第2の原核細胞を単離する工程を含み、ここで、ドナーDNA分子がspec マーカーおよびphleo マーカーを含む枯草菌プラスミドpMIX91またはtc マーカーを含む枯草菌pMIX101プラスミドであるところの方法。
  11. レシピエントDNA分子が、直鎖状または環状DNA構造物、特に、プラスミドまたはバクテリオファージである、請求項10記載の方法。
  12. 原核細胞が機能的なミスマッチ修復系を有する、請求項10記載の方法。
  13. 原核細胞のミスマッチ修復系が一時的にまたは永久的に欠損している、請求項10記載の方法。
  14. レシピエントDNA分子が大腸菌で複製することができるプラスミドである、請求項1記載の方法。
  15. レシピエントDNA分子が大腸菌プラスミドpACYC184または大腸菌プラスミドpMIX100あるいはその誘導体である、請求項14記載の方法。
  16. ドナーDNA分子および/またはその複製起点が、その細胞中にドナーDNA分子が導入される原核生物種以外の原核生物種に由来する、請求項記載の方法。
  17. ドナーDNA分子の複製起点の機能が突然変異によって障害される、請求項に記載の方法。
  18. ドナーDNA分子が第2のマーカー配列を含む、請求項記載の方法。
  19. レシピエントDNA分子が第3のマーカー配列を含み、第4のマーカー配列を含んでいてもよい、請求項記載の方法。
  20. 第2、第3および第4のマーカー配列が、栄養マーカー、色素マーカー、抗生物質耐性マーカー、抗生物質感受性マーカー、制限酵素部位、プライマー認識部位、および酵素のサブユニットをコードする配列からなる群より選択されるタンパク質コードまたは非コード配列である、請求項18記載の方法。
  21. レシピエントDNA分子の第3および第4のマーカー配列の遺伝子産物が、抗生物質に感受性である細胞に抗生物質に対する耐性を付与する、請求項20記載の方法。
  22. 第3のマーカー配列の遺伝子産物が、テトラサイクリンに対する耐性を細胞に付与する、請求項21記載の方法。
  23. 第4のマーカー配列の遺伝子産物が、クロラムフェニコールに対する耐性を細胞に付与する、請求項21記載の方法。
  24. 組換えられる第1および第2のDNA配列が、少なくとも2ヌクレオチド異なる、請求項1記載の方法。
  25. 組換えられる第1および第2のDNA配列が、天然に存在する配列である、請求項1記載の方法。
  26. 組換えられる第1および/または第2のDNA配列が、ウイルス、細菌、植物、動物および/またはヒトに由来する、請求項25記載の方法。
  27. 組換えられる第1および/または第2のDNA配列が人工の配列である、請求項記載の方法。
  28. 組換えられる第1および第2のDNA配列のそれぞれが、1個または複数のタンパク質コード配列および/あるいは1個または複数の非コード配列を含む、請求項記載の方法。
  29. レシピエントDNA分子およびドナーDNA分子を原核細胞中に同時にまたは順次導入することにより、第1の原核細胞を生成する、請求項1記載の方法。
  30. 形質転換、接合、形質導入、伴性導入、および/またはエレクトロポレーションを介してレシピエントおよびドナーDNA分子を原核細胞中に導入する、請求項29記載の方法。
  31. 第1のマーカー配列の遺伝子産物が耐性を付与する少なくとも1種の抗生物質の存在下で第1の原核細胞を培養する、請求項記載の方法。
  32. 第2のマーカー配列、第3のマーカー配列および第4のマーカー配列の遺伝子産物がそれぞれ耐性を付与する第2、第3および/または第4の抗生物質の存在下で第1の原核細胞をさらに培養する、請求項31記載の方法。
  33. 原核細胞が、古細菌または真正細菌の細胞である、請求項1記載の方法。
  34. 真正細菌が、グラム陰性細菌、グラム陽性細菌または藍色細菌である、請求項33記載の方法。
  35. グラム陰性細菌が大腸菌である、請求項34記載の方法。
  36. ミスマッチ修復系の一時的または永久的な欠損が、ミスマッチ修復系に関与する1種もしくは複数の遺伝子の突然変異、欠失および/または誘導性発現もしくは抑制、ミスマッチ修復系を飽和する作用因子での処理、ならびに/あるいはミスマッチ修復系を全体的にノックアウトする作用因子での処理に起因する、請求項1記載の方法。
  37. 原核細胞が、突然変異mutS遺伝子および/または突然変異mutL遺伝子を有する、請求項記載の方法。
  38. 第2の原核細胞のハイブリッドDNA分子に含まれる第1および第2の組換えDNA配列を選択および/または単離および/または分析する、請求項記載の方法。
  39. 第1および第2の組換えDNA配列を制限酵素切断によって単離する、請求項38記載の方法。
  40. 第1および第2の組換えDNA配列をPCRによって増幅する、請求項38記載の方法。
  41. 単離された第1および第2の組換えDNA配列を、ドナーDNA分子およびレシピエントDNA分子にそれぞれ挿入し、再度組換えにかける、請求項38記載の方法。
  42. spec マーカーおよびphleo マーカー、ならびに外来DNA配列を挿入するための制限部位ScaI、PpuMIおよびEcoO109Iを含む、枯草菌プラスミドpMIX91。
  43. tc マーカー配列、ならびに外来DNA配列を挿入するための制限部位XhoIおよびPstIを含む枯草菌プラスミドpMIX101。
  44. 大腸菌株AB1157または大腸菌株MXP1または大腸菌株DHB10の細胞を含む第1の容器、プラスミドpACYC184を含む大腸菌株AB1157の細胞またはプラスミドpMIX100を含む大腸菌株DHB10の細胞を含む第2の容器、およびプラスミドpMIX91を含む枯草菌株DSM4393の細胞またはプラスミドpMIX101を含む枯草菌株1A423の細胞を含む第3の容器を少なくとも含むキット。
  45. 大腸菌株AB1157または大腸菌株MXP1または大腸菌株DHB10の細胞を含む第1の容器、プラスミドpACYC184またはプラスミドpMIX100のDNAを含む第2の容器、およびプラスミドpMIX91またはプラスミドpMIX101のDNAを含む第3の容器を少なくとも含むキット。
  46. 原核細胞中でハイブリッド遺伝子および/またはハイブリッド遺伝子によってコードされたタンパク質を生成する方法であって、請求項1記載の方法を実施し、ハイブリッド遺伝子および/またはハイブリッド遺伝子によってコードされたタンパク質を原核細胞中で生成し、発現後、ハイブリッド遺伝子および/またはコードされたタンパク質を原核細胞中で選択し、かつ/またはそれから単離する方法。
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