JP2007523262A - インラインで熱処理及び焼鈍を行なうアルミニウム合金板材の製造方法 - Google Patents

インラインで熱処理及び焼鈍を行なうアルミニウム合金板材の製造方法 Download PDF

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Abstract

インラインの連続的プロセスでアルミニウム合金板材を製造する方法である。連続鋳造されたアルミニウム合金ストリップを、選択的にクエンチングし、熱間又は冷間で圧延し、焼鈍又は熱処理をインラインで行ない、選択的にクエンチングし、望ましくはコイリングし、所望のゲージに達するまで、追加の熱間、温間又は冷間の圧延工程を施す。この方法を用いることにより、所望の特性を有するT質別又はO質別のアルミニウム合金板材を、これまでよりはるかに短い時間で製造することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、インラインの連続的プロセスでアルミニウム合金板材を製造する方法に関する。より具体的には、連続プロセスは、所望の特性を有するT質別(T temper)又はO質別(O temper)のアルミニウム合金板材を製造するために使用され、工程数は最少で、加工時間は最短で行なえる。
例えば、自動車用パネル(auto panels)、補強材、飲料容器及び航空宇宙用等の商業的用途に用いられるアルミニウム合金板材の製造は、これまで、バッチ工程で行われており、独立した数多くの工程を順次実行する必要がある。一般的に、大きなインゴットは、約30インチ以下の厚さに鋳造され、室温で冷却された後、保管され、次の使用に供される。インゴットにさらなる加工が必要な場合、表面欠陥を取り除くために「スカルピング(scapled)」が行われる。表面欠陥が取り除かれた後、インゴットは、約1040°Fの温度で20〜30時間予備加熱される。これにより、合金成分が金属組織の全体に適正に分配される。次に、インゴットは、熱間圧延を行なう温度まで冷却される。インゴットは、数パスの圧延の後、冷間圧延に要求される肉厚まで減じられる。中間焼鈍又は自己焼鈍は、一般的には、コイル状態で行なわれる。焼鈍された「ホットバンド(hot band)」は、次に所望の厚さ(gauge)まで冷間圧延され、コイリングされる。熱処理が施されていない圧延品は、コイル状の板材が、一般的には連続熱処理ラインで、別の熱処理が施される。この工程は、コイルのアンコイリング、高温での溶体化熱処理、クエンチング及びリコイリングを含んでいる。このプロセスは、コイル製品として出荷可能な状態にするまで数週間を要し、各工程段階でスクラップが発生するのに加え、工程中の作業及び最終製品に大量の仕掛品が生じる。
このプロセスの流れでは、処理時間が長いため、最終製品に要求される所定の特性を維持しながら処理時間を短縮できるように、幾つかの工程を排除する数多くの試みが行われている。
例えば、米国特許第5,655,593号に記載されたアルミニウム合金板材の製造方法では、(厚肉インゴットに代えて)薄肉のストリップが鋳造され、該ストリップは迅速に圧延され、30秒よりも短い時間内で、350°Fより低い温度まで連続して冷却される。米国特許第5,772,802号に記載された方法は、アルミニウム合金鋳造ストリップがクエンチングされ、圧延され、120秒未満の時間内で600°F〜1200°Fの温度で焼鈍され、その後、クエンチング、圧延及び時効処理が行われる。
米国特許第5,356,495号に記載されたプロセスは、鋳造ストリップが熱間圧延され、熱延コイルが作られ(hot-coiled)、熱間圧延温度に2〜120分間保持された後、アンコイリング、クエンチング及び300°F未満での冷間圧延が行われ、その後、得られた板材はリコイリングされる。
しかし、上記のどの方法も、本発明の一連の工程を開示又は示唆していない。所望の特性を有しつつ、熱処理された(T質別)板材及び焼鈍された(O質別)板材を、インラインの連続的方法によって短時間で製造し、仕掛品を少なくするか又は全く無くすことができ、スクラップ損失を少なくすることができる製法が依然として要請されている。
<発明の要旨>
本発明は、上記要請に応えるために、アルミニウム合金板材(aluminum alloy sheet)をインラインの連続的製造する方法を提供するものであり、(i)連続鋳造された薄肉アルミニウム合金ストリップを母材として供給すること、(ii)所望により、母材を望ましい熱間又は温間の圧延温度までクエンチングすること、(iii)クエンチングされた母材を所望の最終厚さまで熱間圧延又は温間圧延すること、(iv)所望される合金及び質別の種類に応じて、インラインで母材に焼鈍又は溶体化熱処理を施すこと、及び(v)所望により、母材をクエンチングした後、望ましくは、テンションレベリング及びコイリングを行なうこと、を含んでいる。なお、追加の工程として、テンションレベリング及びコイリングを含むことが好ましい。
この方法は、多くの工程と多くの処理時間を排除でき、さらに、所望される全ての特性を有するアルミニウム合金板材を提供する。熱処理された製品及びO質別の製品は、どちらも同じ生産ラインで作られ、溶融金属から仕上げコイルまで約30秒である。それゆえに、本発明の目的は、従来の方法で提供されるものと同様又はそれを越える特性を有するアルミニウム合金板材を、インラインで連続的に製造する方法を提供することである。
本発明のさらなる目的は、無駄や処理時間を最小にするように、より迅速にアルミニウム合金板材をインラインで連続的に製造する方法を提供することである。
本発明のさらなる目的は、より効率的且つ経済的な方法で、アルミニウム合金板材をインラインで連続的に製造する方法を提供することである。
本発明のこれら及びその他の目的は、以下の図面、詳細な説明及び添付の請求の範囲から、より容易に明らかとなるであろう。本発明は、以下の図面によってさらに説明される。
<望ましい実施例の詳細な説明>
本発明は、アルミニウム合金板材をインラインの連続的工程で製造する方法を提供するものであって、該方法は、(i)連続鋳造された薄肉アルミニウム合金ストリップを母材として供給すること、(ii)所望により、母材を望ましい熱間又は温間の圧延温度までクエンチングすること、(iii)クエンチングされた母材を所望の最終厚さまで熱間圧延又は温間圧延すること、(iv)所望される合金及び質別の種類に応じて、インラインで母材に焼鈍又は溶体化熱処理を施すこと、及び(v)所望により、母材をクエンチングした後、望ましくは、テンションレベリング及びコイリングを行なうこと、を含んでいる。
この方法により、所望の寸法及び特性を有するアルミニウム合金板材が作製される。望ましい実施例において、アルミニウム合金板材は、コイリングされ、後の使用に供される。この一連の工程は、図1のフローチャートに示されている。図1は、連続鋳造されたアルミニウム合金ストリップ母材(1)を示しており、該母材は、選択的に、剪断及びトリミングステーション(2)の中を通り、選択的に、温度調節のためにクエンチング(4)され、熱間圧延(6)され、選択的に、トリミング(8)される。次に、母材は、焼鈍(16)された後、適当にクエンチング(18)され、選択的にコイリング(20)が施され、O質別製品(22)が作られるか、又は、溶体化熱処理(10)された後、適当にクエンチング(18)され、選択的にコイリング(20)が施され、T質別製品(24)が作られる。図1に示されるように、加熱工程及びその後のクエンチング工程の温度は、所望される質別の種類によって異なる。
この明細書で用いられる「焼鈍(anneal)」という語は、金属の再結晶を生じさせて、均一な成形性を実現し、イアリング制御を補助する加熱プロセスを意味する。アルミニウム合金の焼鈍に用いられる一般的な温度は、約600°〜900°Fの範囲である。
この明細書で用いられる「溶体化熱処理(solution heat treatment)」という語は、金属が、固溶体の中に溶解する合金元素の第二相粒子を生じさせることができる高温に保持される金属学的プロセスを意味する。溶体化熱処理が行われる温度は、一般的に、焼鈍が行われる温度よりも高く、最高温度は約1060°Fである。この状態は、金属をクエンチングすることによって維持され、制御された析出(時効)により最終製品の強度が高められる。
この明細書で用いられる「母材(フィードストック)」という語は、形態がストリップのアルミニウム合金を意味する。本発明の実施に用いられる母材(feedstock)は、当該分野の専門家に広く知られた任意の連続鋳造技術によって作られることができる。ストリップを製造する望ましい方法は、Wyatte-Mair及びHarringtonに発行された米国特許第5,496,423号に記載されている。その他にも、本発明の譲受人に譲渡された同時係属出願第10/078,638号(米国特許第6,672,368号)及び第10/377,376号に記載されている。連続鋳造されたアルミニウム合金ストリップの厚さは、約0.06〜0.25インチの範囲が望ましく、約0.08〜0.14インチの範囲がより望ましい。一般的に、鋳造ストリップはの幅は最大約90インチであり、要求される連続処理加工及び板材の最終用途によって異なる。
図2は、本発明の方法の望ましい実施例を実施するのに使用される望ましい装置の概要を示している。鋳造されるべき溶融金属は、溶湯容器(31)(33)(35)に収容され、トラフ(36)を通って、脱ガス装置(37)及び濾過装置(39)によってさらに処理される。溶融金属は、タンディッシュ(41)から連続鋳造機(45)へ供給される。鋳造機(45)から出た金属母材(46)は、所望により、剪断ステーション(47)及びトリミングステーション(49)へ送られ、端部がトリミングされ、幅方向に切断された後、クエンチングステーション(51)へ送られ、圧延温度の調節が行われる。剪断ステーションの運転により、処理工程は中断されて、剪断が開始する。
所望によって行われるクエンチング(51)の後、母材(46)は、圧延ミル(53)へ送られ、必要な最終厚さとなって出てくる。母材(46)は、厚み計(54)、形状測定器(shapemeter)へ送られ、所望によりトリミングが行われ、次に、加熱装置(59)の中で焼鈍又は溶体化熱処理が施される。
加熱装置(59)の中で焼鈍又は溶体化熱処理が施された後、母材(46)は、形状ゲージ(61)の中を通り、クエンチングステーション(63)で選択的にクエンチングされる。さらなる工程として、母材(46)をテンションレベラーに送り、ステーション(65)で板材を平らにし、ステーション(67)で表面検査することを含んでいる。得られたアルミニウム合金板材は、次に、コイリングステーションでコイリングされる。鋳造機からコイラーまでの加工ラインの全長は、約250フィートと推定される。溶融金属からコイルになるまでの加工の合計時間は、約30秒である。
種々のクエンチング装置の中のどの装置も、本発明に使用することができる。一般的に、クエンチングステーションでは、冷却用流体が、液体又はガス状のどちらかの形態で、高温の母材へスプレーされ、これにより、母材の温度は急速に低下する。適当な冷却用流体として、水、空気、二酸化炭素などの液化ガスが挙げられる。クエンチングは、高温の母材の温度を急速に低下させて、合金元素が固溶体から析出するのを実質的に防止するために、迅速に実行されることが好ましい。
一般的に、ステーション(51)でのクエンチングにより、連続鋳造機から出てくる母材の温度は、約1000°Fの温度から所望の熱間又は温間圧延温度まで下降する。一般的に、母材がクエンチングステーション(51)を出るときの温度は、約400°〜900°Fの範囲であり、これは合金及び所望される質別の種類によって異なる。このクエンチングを行なうために、水スプレー又は空気クエンチングが用いられる。
熱間又は温間での圧延(53)は、一般的には、約400°〜1020°F、望ましくは700°〜1000°Fの範囲の温度で行われる。本発明の熱間圧延工程によって減少する厚さの程度は、要求される最終ゲージに達するように設定される。これは、一般的には、減少厚さは約55%であり、この厚さ減少を達成できるように、ストリップのアズキャストゲージが調節される。板材は、圧延中、ロールによって冷却されるため、圧延ステーション出口での板材の温度は、約300°〜850°F、より望ましくは550°〜800°Fである。
母材が圧延ステーション(53)から出てくるときの厚さは、望ましくは、約0.02〜0.15インチであり、より望ましくは約0.03〜0.08インチである。
加熱装置(59)で採用される加熱条件は、最終製品に要求される合金及び質別の種類によって決定される。望ましい一実施例は、T質別の場合であり、母材は、約950°F以上の温度、望ましくは、980°〜1000°Fの温度で、インラインで溶体化熱処理が施される。加熱時間は、約0.1〜3秒、より望ましくは約0.4〜0.6秒である。
他の望ましい実施例は、O質別の場合であり、母材には焼鈍だけが行われ、その温度は、T質別よりも低い温度、一般的には約700°〜950°F、より望ましくは約800°〜900°Fであるが、合金によって異なる。加熱時間は、約0.1〜3秒、より望ましくは約0.4〜0.6秒である。
同様に、ステーション(63)でのクエンチングは、最終製品に要求される質別に依存する。例えば、溶体化熱処理された母材は、約110°〜250°F、望ましくは約160°〜180°Fの温度に空気クエンチ又は水クエンチされた後、コイリングされる。ステーション(63)でのクエンチングは、水クエンチ又は空気クエンチ又はそれらの組合せである。組合せの場合、最初に水が加えられ、板材の温度をライデンフロスト温度(多くのアルミニウム合金の場合約550°F)よりも僅かに高い温度にした後、継続して空気クエンチングが行われる。この方法は、水クエンチングの急冷という利点と、空気ジェットの低応力クエンチを組み合わせたもので、製品に高品質の表面がもたらされ、歪みは最小になる。熱処理された製品については、出口温度は200°F以下が望ましい。
熱処理ではなく焼鈍された製品については、望ましくは、空気クエンチング又は水クエンチングにより、約110°〜720°F、望ましくは約680°〜700°Fまでクエンチングするものと、より低温の約200°Fまでクエンチングして、冷却中に金属間化合物を析出させるものがある。クエンチング後、コイリングされる。
本発明の方法について、所望の最終ゲージまで熱間又は温間の単一の圧延工程で行なう実施例を参照して説明したが、他の実施例として、熱間圧延と冷間圧延を組み合わせることにより、より薄い厚さ、例えば約0.007〜0.075インチゲージに圧延することができる。薄肉ゲージを得る圧延ミルは、熱間圧延工程の後に、必要に応じて、熱間圧延工程及び/又は冷間圧延工程を行なうように構成される。この構成では、焼鈍及び溶体化熱処理ステーションは、最終ゲージに達した後の位置に配置され、その後の位置にクエンチングステーションが配置される。また、必要に応じて、中間焼鈍のための圧延工程と、溶質を溶解状態に維持するための圧延工程の間に、追加のインライン焼鈍工程及びクエンチング工程を行なうことができる。どの実施例の場合も、粒径を調節するために、ストリップの温度調節のために、圧延の前にプレクエンチングを行なう必要がある。プレクエンチング工程は、熱脆性を受ける合金にとって必要条件である。
図3は、追加の加熱工程及び圧延工程が行われる多くの他の実施例のうちの1つに用いられる装置を模式的に示している。金属は炉(80)の中で加熱され、溶湯容器(81)(82)に収容される。溶融金属は、トラフ(84)を通り、脱ガス装置(86)及び濾過装置(88)によってさらに処理される。溶融金属は、タンディッシュ(90)から連続鋳造機(92)へ供給される。連続鋳造機は、ベルト式鋳造機が図示されているが、これに限定されるものではない。鋳造機(92)から出た金属母材(46)は、所望により、剪断ステーション(96)及びトリミングステーション(98)へ送られ、端部がトリミングされ、幅方向に切断された後、クエンチングステーション(100)へ送られ、圧延温度の調節が行われる。
クエンチング(100)の後、母材(94)は圧延ミル(102)へ送られ、該圧延ミルからは中間厚さで出てくる。母材(94)は、追加の熱間圧延(104)及び冷間圧延(106)(108)が施されて、所望の最終ゲージになる。
母材(94)は、次に、選択的にトリミングされ、加熱装置(112)にて焼鈍又は溶体化熱処理が施される。加熱装置(112)で焼鈍又は溶体化熱処理が行われた後、母材(94)は、所望により、形状ゲージ(113)を通り、クエンチングステーション(114)にて選択的にクエンチングされる。得られた板材は、X線(116)(118)及び表面検査(120)による検査を受けた後、所望によりコイリングされる。
熱処理型(heat-treatable)合金の適当なアルミニウム合金として、2XXX系、6XXX系及び7XXX系を挙げることができるが、それらに限定されるものではない。非熱処理型(non-heat-treatable)合金として、1XXX系、3XXX系及び5XXX系を挙げることができるが、それらに限定されるものではない。本発明は、鋳造、圧延及びインラインでの処理工程に関して広い適用性を有するから、これまでにない新規な合金に対しても適用可能である。
以下の実施例は発明の例示であり、いかなる意味でも発明を限定するものと解すべきではない。
<実験1> インラインでの熱処理型合金の製造
熱処理型アルミニウム合金を、本発明の方法によりインラインで処理を施した。鋳造品の組成は、自動車パネル用の6022合金の中から選択した。溶融物の分析結果は次の通りである。
元素 重量%
Si 0.8
Fe 0.1
Cu 0.1
Mn 0.1
Mg 0.7
合金は、毎分250フィートの速度で厚さ0.085インチに鋳造され、0.035インチの最終ゲージまで、1工程の熱間圧延によってインラインの処理が施され、次に、980°Fの温度で1秒間の溶体化熱処理の後、水スプレー手段によって160°Fまでクエンチングされ、コイリングした。次に、コイルの最も外側に巻かれた部分から試料を採取し、その評価を行なった。第1組の試料は、T4質別に達するまで、室温で4〜10日間放置し安定化させた。第2組の試料は、安定化前に、180°Fで8時間、特別な予備時効処理を施した。この特別な質別はT43と称される。試料の性能を、幾つかの試験によって評価した。それらの試験は、へミング試験、単軸引張、等2軸引張(液圧バルジ)及び自動車用塗料焼付サイクル(auto paint-bake cycle)における時効である。得られた結果について、従来のインゴット法によって作られた同じ合金成分の板材に対する試験結果と比較した。さらに、液圧バルジ試験によって変形した試料について、シミュレートされた自動車用塗装サイクルの処理を施し、表面品質と塗装に対する反応を調べた。本発明の方法によりインラインで製造された板材は、全ての点で、インゴット法によるものと同等の性能又はインゴット法よりも優れた性能を有していた。
Figure 2007523262
T43質別の板材に対する引張試験結果を、インゴットから作られた板材の代表的なものと比較して示している。本発明の方法によって作られた板材の特性は、全ての点において、顧客要求値を上回っており、従来の同じ質別の板材との比較においてもはるかに優れていた。r値によって測定された特性の等方性に関しては、例えば、本発明方法による板材は0.897であり、インゴットの0.668よりも大きい。これらの試験において、歪硬化係数は0.27であり、インゴットの0.23よりも大きいことも判った。本発明の方法の板材は、等方性がより高く、薄肉成形性の向上を示唆するものであるから、これら2つの知見は両方とも重要である。
フラットヘミング試験(Flat hemming tests)を、室温で28日間時効させた後に行なった。なお、プレストレッチ(pre-stretch)は、顧客の仕様要求が7%であるのに対し、これらの試験では、11%で行なった。表2に示されるように、これらのより苛酷な条件下でも、全ての試料は、合格範囲の評価(rating)2又は1が得られた。同様な試験において、インゴットから作られた板材のヘム加工性の評価は、軸方向ヘムが平均2〜3、横方向ヘムが2であった。これは、インラインで製造された板材は、へミング加工性に優れることを示している。幾つかの試料は、製造後、オフラインの塩浴で溶体化熱処理を施した。これらの試料についても、表2に示されるように、優れたヘミング性能を示した。
Figure 2007523262
液圧バルジによる等2軸伸び試験では、インラインで作られた板材の性能は、図4A及び4Bの応力歪曲線に示されるように、インゴットから作られた板材の性能と同程度である。この観察結果は、T4質別及びT43質別にも当てはまる。この試験での性能結果は特に重要である。なぜなら、連続鋳造材は、粗大な金属間粒子の中心線偏析(center-line segregation)の存在により、この試験では、一般的に良好な性能を有しないことが知られているからである。
塗料焼付サイクルに対する反応は、試料をオーブンの中に入れ、338°Fの温度で20分間保持する(Nissan cycle)ことによって評価した。試料の引張降伏強度は、図3に示されるように、この処理により最大13ksi増加した。T43質別に要求される最低強度は27.5ksiであり、どの試料もこの要件を容易にクリアしている。この質別における全体的な反応は、DCインゴットから作られた板材の平均的な性能と同等である。予想されたとおり、T4質別の試料は、この点では幾分不十分であった。
Figure 2007523262
液圧バルジにより変形した試料について、表面品質を検査したが、肌不良(orange peel)、膨れ(blisters)などの好ましくない特徴は観察されなかった。選択されたバルジ試料について、シミュレートした塗装サイクルを行なった。図5に示されるように、塗装された表面品質は良好であり、塗装ブラシ線、膨れ又は線的な形(linear features)は認められなかった。
仕上げゲージの板材について、粒径を測定した。図6に示されるように、平均粒径は、軸方向が27μm、厚さ方向が36μmであった。これは、インゴットから作られた板材が50μm〜55μm程度の粒径であるのと比較すると、かなり微細である。微細な粒径は、一般的に有利であると考えられるから、この方法によって作られた板材の良好な特性の一部は、微細結晶粒によるものと考えられる。本発明の方法では、圧延前に、ストリップを約700°Fまで急冷することにより、さらに微細な結晶粒を得られることが分かった。この結果は、図6A及び図6Bに示されており、2つの試料が並んで示されている。冷却された試料(図6B)の粒径は、軸方向が20μm、横方向でが27μmであり、プレクエンチによる冷却を施さなかった板材(図6A)と比べると、軸方向で7μm、横方向で9μm微細である。
薄肉ストリップ鋳造の利点をさらに理解するために、アズキャストのストリップの試料をクエンチングし、金属組織を調べた。図7Aに示されるように、試料は、アルコア社(Alcoa)のストリップ鋳造プロセスの3層構造特性を示した。ストリップの表面は清浄(離溶、膨れその他の表面欠陥が無い)であり、図7Bに示されるように微細なミクロ組織を有している。Hazeletteのベルト式鋳造機又はロール鋳造機によって連続鋳造された材料とは異なり、本発明の方法によるストリップは、粗大金属間化合物の中心線偏析は観察されなかった。一方、凝固する最後の液体は、図7Cに示されるように、約25%の部分を占める中心ゾーン内の粒子間に、微細な第2相粒子を形成した。本発明の方法によるものは、著しい中心線偏析が存在しないため、特に等2軸伸び試験において、良好な機械的性質を有していた。観察された第2相粒子の大部分は、図7Dに示されるように、平均サイズが1μmより小さいAlFeSi相であった。試料の中心ゾーンに、幾つかのMg2Si粒子が観察されたが、図7Bに示されるように、外側のシェル部では全く観察されなかった。これは、鋳造機での急速凝固により、外側ゾーンの組織では、溶質を溶解状態に維持することができたことを示している。DCインゴットから作られた板材の場合、溶体化熱処理温度は1060°Fであるが、本発明の方法による板材は、それよりも低い950°〜980°Fの溶体化熱処理温度で、全ての溶質が完全に溶解することができた。その理由は、外側ゾーンの組織が溶質を溶解状態に維持できたこと、及び、ストリップ全体が微細なミクロ組織(表4参照)であったことによる。
Figure 2007523262
<実験2> インラインでの非熱処理型合金の製造
非熱処理型アルミニウム合金を、本発明の方法によりインラインで処理を施した。鋳造品の組成は、自動車用インナーパネル及び補強材用に用いられる5754合金の中から選択した。溶融物の分析は以下の通りである。
元素 重量%
Si 0.2
Fe 0.2
Cu 0.1
Mn 0.2
Mg 3.5
合金は、毎分250フィートの速度で厚さ0.085インチのストリップに鋳造された。ストリップは、まず最初に、圧延ミルの前に配置された水スプレーにより、約700°Fまで冷却した。その後、インラインで熱間圧延による処理を直ちに行ない、1工程で0.040インチの最終ゲージまで加工し、次に900°Fの温度で1秒間の再結晶焼鈍の後、水スプレー手段によって190°Fまでクエンチングし、コイリングした。試料は、単軸引張試験及び限界張出し高さ(limiting dome height)(LDH)によって性能を評価した。
表5は引張試験の結果を示している。試料の軸方向のTYS及び伸びは、15.2ksi及び27%であり、5754合金に要求されるTYS12ksi及び軸方向伸び17%を上回っている。UTS値は35ksiであり、規定された範囲29〜39ksiの中間であった。限界張出し高さ試験の測定値は、0.952インチであり、0.92インチ以上という条件に適合した。これらの値はまた、DCインゴットから作られた板材に関する代表的な特性と同等である。伸び、UTS及び歪硬化係数nについては、本発明の板材はより高い値を有している。異方性の値rは高いことが予想されたが、この試料の試験では確認されなかった。r値は、DC板材が0.92であるのに対し、0.864であった。
最終ゲージの板材について、粒径を測定した。平均粒径は11〜14μm(ASTM9.5)であった。これは、インゴットから作られた板材の一般的な値16μmよりも微細である。微細な粒径は、一般的に有利であると考えられるから、この方法によって作られた板材の良好な特性の一部は、微細結晶粒によるものと考えられる。
アズキャストのストリップの試料をクエンチングし、金属組織を調べた。化学組成は異なるけれども、図8に示されるように、アズキャスト試料は、前記6022合金と同じ3層構造を示した。このように、3層の微細なミクロ組織は、この発明におけるストリップのインラインプロセスによって達成されるものであり、アルコア社(Alcoa)のストリップ鋳造法の特徴である。
次に、製造工程を変えて試験を行ない、その結果を表5に示す。第1の試験では、0.049インチゲージの板材をインラインで製造したが、インラインで焼鈍を行なわなかった。試料は、オフラインで、975°Fの塩浴中で15秒間の短時間の焼鈍を行なった後、水クエンチングした。この試料は、インラインで焼鈍を行なった板材について上記のとおり記載した同様な特性と高いr値を示した。この結果から、O質別の合金の全ての特性は、インラインでの製造によって得られることが確認された。第2の試験では、ストリップを、0.049インチゲージまでインラインで熱間圧延を行ない、インラインで焼鈍を行うことなく160°Fまでクエンチングした。次に、ストリップを0.035インチゲージまで冷間圧延し、オフラインで、950°Fの塩浴中で15秒間の短時間の焼鈍を行なった。この板材もまた、良好な機械的性質を有していた。これらの結果により、熱間圧延と冷間圧延をインラインの最終焼鈍と組み合わせることにより、厚さが広範囲にわたるO質別製品の板材を、本発明によって製造できることがわかる。
Figure 2007523262
<実験3> インラインでの非熱処理型高Mg超合金の製造
Al−10%Mg合金を、本発明の方法によって製造した。溶融物の組成は次のとおりである。
元素 重量%
Si 0.2
Fe 0.2
Cu 0.2
Mn 0.3
Mg 9.5
合金を、毎分230フィートの速度で厚さ0.083インチのストリップに鋳造した。ストリップは、圧延ミルの前に配置された水スプレー器により、約650°Fまで冷却した。その後直ちに、インラインで熱間圧延による処理を行ない、1工程で0.035インチの最終ゲージまで加工し、次に860°Fの温度で1秒間の再結晶焼鈍の後、水スプレーによって190°Fまでクエンチングした。次に、板材をコイリングした。次に、コイルの最も外側に巻かれた部分からASTM−4d試料を採取し、単軸引張試験により、O質別の板材の性能を評価した。試料の軸方向の測定結果は、TYS及び伸張が、夫々、32.4ksi及び58.7ksiであった。これらの強度は、従来の同様な合金の値と比べて約30%も高く、また、伸びについても、全伸びが32.5%、一様伸びが26.6%であり、高い伸びを示した。試料の結晶粒の大きさは、約10μmであり、微細であった。
<実験4> インラインでリサイクル可能な自動車用板材合金の製造
Al−1.4%Mg合金を、本発明の方法によって製造した。溶融物の組成は次の通りである。
元素 重量%
Si 0.2
Fe 0.2
Cu 0.2
Mn 0.2
Mg 1.4
合金を、毎分240フィートの速度で厚さ0.086インチのストリップに鋳造した。0.04インチゲージまで1工程で圧延し、950°Fで短時間の焼鈍を行ない、水クエンチングした後、コイリングした。圧延された板材のクエンチングは、ポストクエンチングステーション(63)での設定条件を変えて異なる2種類の条件で行ない、O質別品とT質別品を得た。T質別品については、ストリップを、温間圧延前にクエンチングステーション(53)で約700°Fまでプレクエンチングし、170°Fまでポストクエンチングした(表6の試料#804995)。O質別品の場合、板材を、約700°Fまでポストクエンチングし、温間でコイリングして、O質別品を得た。O質別品のコイリングは、温間圧延(試料:804997)と熱間圧延(試料:804999)の両方によって行なった。
板材の性能を、ASTM−4d試料のの単軸引張試験及び液圧バルジ試験によって評価した。表6に示されるように、T質別の試料は、引張降伏強度、最大抗張力及び伸びの値は、5754合金のO質別での要求値をはるかに上回っており、従来のインゴット法によって作られた板材と同等であった。図8に示されるように、液圧バルジ試験でも、T質別のAX−07の性能は、5754合金と非常に近かった。これは、本発明の方法によって作られたAX−07の質別品は、自動車用インナーボディ部品及び補強材として用いられる5754合金板材の代替となり得ることを示唆するものである。AX−07を用いると、Mg含有量が少ないため、分離しなくても、自動車の外被部品として用いられる6XXX系合金にリサイクル可能な部品を製造できる利点がある。
次に、本発明によって作られたO質別の試料を試験した。O質別品の強度レベルは低く、降伏強さが約8.8ksi、引張強度が23ksiであった。液圧バルジ試験における性能は改善され、図8に示されるように、従来の5754合金と同等であった。それゆえ、このO質別の材料は、押圧荷重が低いとき、より容易に成形されることができる。
この発明の特定の実施例を例示の目的で説明したが、当該分野の専門家であれば、特許請求の範囲に規定された発明から逸脱することなく、本発明の詳細について多くの変更をなし得るであろう。
本発明の方法の工程の一実施例のフローチャートである。 本発明の方法の実施に用いられる装置の一実施例の概略説明図である。 本発明の方法の実施に用いられる装置のさらなる実施例の概略説明図であって、仕上げゲージに達するまで4基の圧延ミルが配備されている。 インラインで製造された6022材のT43板材(ゲージ0.035インチ)と、DCインゴットから作られオフラインで熱処理された板材について、等2軸伸び性能の比較を示すグラフである。 インラインで製造された6022材のT4合金と、DCインゴットから作られオフラインで熱処理された板材について、等2軸伸び性能の比較を示すグラフである。 試料804908(T43質別の6022合金)をeコーティング(e-coating)した後の写真である。 プレクエンチングせずに、ゲージ0.035インチまでインラインで圧延された6022合金の粒径を示す写真である。 ゲージ0.035インチまでインラインで圧延された6022合金の粒径を示す写真である。 アズキャスト状態の6022合金の横断面の組織写真である。 アズキャスト状態の6022合金の横断面の表面とシェル部分の組織写真である。 アズキャスト状態の6022合金の横断面の中心部の組織写真である。 6022合金の横断面の中心部鋳造組織におけるポアと構成成分(主としてAlFeSi粒子)成分を示す写真である。 アズキャスト状態のAl+3.5Mg合金の横断面のミクロ組織写真である。

Claims (26)

  1. アルミニウム合金板材をインラインの連続的工程で製造する方法であって、
    (i)連続鋳造されたアルミニウム合金ストリップを母材として供給し、
    (ii)母材に熱間圧延又は温間圧延を行ない、
    (iii)所望される合金及び質別の種類に応じて、インラインで母材に焼鈍又は溶体化熱処理を施して、アルミニウム合金板材を製造する、
    ことを含んでいる方法。
  2. ステップ(ii)の圧延前に、母材をクエンチングすることをさらに含んでいる請求項1の方法。
  3. アルミニウム合金板材を、テンションレベリング及びコイリングすることをさらに含んでいる請求項1の方法。
  4. 連続鋳造されたアルミニウム合金ストリップの厚さは、約0.06〜0.25インチである請求項1の方法。
  5. 連続鋳造されたアルミニウム合金ストリップの厚さは、約0.08〜0.14インチである請求項4の方法。
  6. ステップ(ii)の熱間圧延又は温間圧延は、約400°〜1020°Fの温度で行われる請求項1の方法。
  7. 母材がステップ(ii)の圧延から出てくる温度は約300°〜850°Fである請求項1の方法。
  8. クエンチングは水クエンチングである請求項2の方法。
  9. 母材のクエンチング後の温度は、約400°〜900°Fである請求項2の方法。
  10. ステップ(ii)の熱間圧延又は温間圧延後の母材の厚さは、約0.02〜0.15インチである請求項1の方法。
  11. ステップ(iii)において、インラインでの母材の焼鈍は、約700°〜950°Fの温度で行われる請求項1の方法。
  12. 焼鈍が行われる時間は約0.1〜3秒である請求項11の方法。
  13. ステップ(iii)の後、母材を、約110°〜720°Fの温度までクエンチングすることをさらに含んでいる請求項11の方法。
  14. クエンチングは、水クエンチングと空気クエンチングの両方行われる請求項13の方法。
  15. アルミニウム板材の厚さは、約0.02〜0.15インチである請求項11の方法。
  16. ステップ(iii)において、インラインでの母材の溶体化熱処理は、約800°〜1060°Fの温度で行われる請求項1の方法。
  17. 溶体化熱処理が行われる時間は約0.1〜3秒である請求項11の方法。
  18. ステップ(iii)の後、母材を、約110°〜250°Fの温度までクエンチングすることをさらに含んでいる請求項16の方法。
  19. クエンチングは空気クエンチングである請求項18の方法。
  20. アルミニウム合金板材の厚さは、約0.02〜0.15インチである請求項16の方法。
  21. アルミニウム合金は、1XXX系、2XXX系、3XXX系、4XXX系、5XXX系、6XXX系及び7XXX系の合金からなる群から選択される請求項1の方法。
  22. 鋳造されたストリップを、クエンチング前にトリミングステーションを通過させるステップをさらに含んでいる請求項21の方法。
  23. ステップ(iii)の焼鈍又は溶体化熱処理の前に、ステップ(ii)の圧延に加えて、1又は複数回の熱間圧延又は冷間圧延を行なうことをさらに含んでいる請求項1の方法。
  24. 熱間圧延又は冷間圧延の圧延中に、1又は複数回のクエンチングを行なうことをさらに含んでいる請求項23の方法。
  25. 熱間圧延又は冷間圧延の圧延中に、1又は複数回の加熱を行なうことをさらに含んでいる請求項23の方法。
  26. アルミニウム合金板材の厚さは、約0.007〜0.075インチである請求項23の方法。
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