JP2007515629A - 磁界感知センサ装置 - Google Patents

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Abstract

磁界感知センサ装置は、少なくとも2つの電気的ハーフブリッジを有し、2つの前記ハーフブリッジのそれぞれが少なくとも2つのブリッジブランチを有する、第1の導体装置であって、前記ハーフブリッジの少なくとも一方が磁界感知半導体素子を含み、当該センサ装置が、前記ハーフブリッジの少なくとも一方の場所における磁界成分の磁界強度に依存する測定信号を供給し、前記磁界が測定磁界と呼ばれ、当該センサ装置の測定方向に配置される、第1の導体装置と、前記磁界強度の値を有する前記測定磁界を形成するデバイスであって、前記磁界強度が、前記センサ装置を少なくとも部分的に囲む媒体の透磁率に依存し、このため、前記測定信号が前記媒体の透磁率の測定値となる、デバイスとを備える。このため、磁界に変化をもたらす媒体を測定するためのシンプルなセンサ装置が提供される。

Description

本発明は、磁界感知センサ装置に関する。
独国特許出願第101 41 371.8号は、磁界を測定する少なくとも1つのセンサ素子と、そのセンサ素子に割り当てられた安定化磁石(stabilizing magnet)とを備える磁気抵抗センサデバイスを開示している。前記文献はさらに、磁気抵抗センサデバイスを近接センサ、動きセンサ、または位置センサとして用いることにも言及している。この場合は、検出対象物体の位置が外部磁界源に対して変化した際に、外部磁界によってセンサ素子の比例電圧信号が上昇することが利用される。そのような磁気抵抗センサデバイスは、例えば、クランクシャフトの角度を測定する際の基準マークの検出に用いられる。
独国特許出願第101 41 371.8号に記載された内容によれば、磁界を測定するセンサ素子は、一般に、素子の飽和領域では動作せず、異方性磁気抵抗効果の原理に基づいている。そのようなセンサ素子は、AMRセンサとも呼ばれる。これらのセンサ素子に磁界をかけると伝送特性が安定することが知られているが、これは一般に、センサ素子に割り当てられた安定化磁石によってもたらされる。検出対象物体が受動型の強磁性体の場合、磁石はさらなる作用磁界(field of action)を与え、その物体の効果の下でその作用磁界の変化が検出される。この場合、磁石とセンサ素子とは、お互いに対して定められた固定位置にある。
独国出願公開明細書第31 45 542号は、他の気体と比較して顕著である酸素の常磁性に基づいて、混合気体中の酸素の選択的測定を可能にする常磁性酸素センサを開示している。酸素は、高周波コイルの磁界におけるインダクタンスの変化を大きくする。微弱な作用は、測定にあたり、混乱させる影響を小さく保つことを要求する。ハウジング内の環境から熱的にかつ機械的に遮断された、互いに良好な熱的結合を有する、いくつかの高周波コイルが設けられる。それらのコイルはブリッジ回路で動作し、その間、それらの誘導磁界が対になって測定気体および基準気体の中を通る。それらのコイルは、セラミック支持部上にプリントされた銀コイルとして、熱的に安定しているように設計されている。測定気体と基準気体とは、コイルに対して気密性を保って反射性石英管内を誘導される。1つの設計では、これらの管はコイルの内部を通る。別の設計では、回転プレートの両側にコイルが配置され、これらの管は、誘導磁界内でそのプレートを通るひものように誘導される。この酸素センサは、特に、呼吸保護具、潜水機材および医薬品に用いられるために提供される。
そのようなセンサの製造には、高い技術的費用がかかる。
本発明の目的は、磁界に変化をもたらす媒体を測定するシンプルなセンサ装置を提供することである。
本発明によれば、この目的は、
少なくとも2つの電気的ハーフブリッジを有し、2つの前記ハーフブリッジのそれぞれが少なくとも2つのブリッジブランチを有する、第1の導体装置であって、前記ハーフブリッジの少なくとも一方が磁界感知半導体素子を含み、当該センサ装置が、前記ハーフブリッジの少なくとも一方の場所における磁界成分の磁界強度に依存する測定信号を供給し、前記磁界が測定磁界と呼ばれ、当該センサ装置の測定方向に配置される、第1の導体装置と、
前記磁界強度の値を有する前記測定磁界を形成するデバイスであって、前記磁界強度が、前記センサ装置を少なくとも部分的に囲む媒体の透磁率に依存し、このため、前記測定信号が前記媒体の透磁率の測定値となる、デバイスと、
を備える磁界感知センサ装置によって達成される。
そのようなセンサ装置により、センサ装置を囲む媒体の中の、既知の透磁率の特定物質の含有量が、既知の組成の媒体について決定されている値との関連で、デバイスの値の評価である測定信号から容易に決定できる。特に、液体または気体の媒体は、このように、本発明によるセンサ装置を用いることによって測定可能である。好ましくは、そのような媒体の酸素濃度が決定可能である。
本発明による、少なくとも1つの磁界感知半導体素子を有するセンサ装置の設計は、シンプルでコンパクトで費用対効果が非常に高い製造を可能にする。機械的および熱的ストレスに対する安定度はきわめて高い。約1〜20リットルのスペースを要する従来の大規模なセンサ装置に比べて、大幅な小型化効果が達成される。本発明により、小型、軽量、廉価であって非常に多用途であるセンサ装置が提供される。化学、物理学、生物学などの研究室向け技術、スポーツ、医学、または広い意味での呼吸保護具の分野での用途のほかに、本発明によるセンサ装置は、消費者向け技術(特に自動車技術)の分野でも用いられることが可能である。これには、特に、好ましい利用分野での、内燃機関(エンジン)への酸素供給量の測定や、また、排気ガスの酸素含有率の測定が含まれる。
特に、本発明による磁界感知センサ装置においては、少なくとも1つの磁界感知素子が磁気抵抗素子として設計される。このため、より高い値の測定信号が達成可能であり、且つ、より高い干渉耐性が実現されるにもかかわらず、用いられる磁気抵抗素子は、いわゆるTMR効果またはいわゆるGMR効果を磁気抵抗効果として用いる素子であることが好ましい。また、いわゆるAMR効果を磁気抵抗効果として用いる磁気抵抗素子も使用可能であり、前記磁気抵抗素子の物理特性のために、より低い値が測定信号用として設定される。用いられる磁気抵抗効果に応じて、また、場合によってはさらに別の製造用材料(例えば、ハウジング材料)に応じて、このように設計されるセンサ装置は、広い温度範囲で用いられることが可能である。例えば、−65〜500℃の温度範囲が可能である。ホール効果を用いる素子も原理的には使用可能である。
磁界を形成するデバイスは、安定化磁石を用いて設計されることが好ましい。安定化磁石は永久磁石として設計されることが好ましく、それによって、本発明によるセンサ装置の、特にシンプルで堅牢で費用対効果の高い設計が可能である。これに対し、磁界強度が調節可能である磁界が望ましい場合は、磁界を形成するデバイスの設計に、磁界を発生するために電流が流されるコイルを用いてもよい。
本発明のさらなる開発によれば、安定化磁石は、その1つの表面に凹部を有し、第1の導体装置は、その凹部を介して、またはその凹部の中に配置される。そのような凹部自体は既に、独国特許出願第101 41 371.8号において、クレータ状のへこみとして記載されている。前記文献はさらに、それらのクレータ状のへこみが、位置決め平面に向かって延びる平坦な表面またはへこんだ表面によって形成されることを述べている。そのような設計により、前記文献に記載のセンサデバイスについて、シンプルな態様で、センサ素子の位置決め領域にある磁界が特に最適になるように最小化できることが、達成される。このように設計された、磁力線の経路は、「無発散」とも呼ばれる。無発散磁界を発生させるには、深い溝や深い穴のような凹部が特に有利である。
本発明による磁界感知センサ装置のさらなる開発によれば、安定化磁石は、安定化磁石によって形成される磁界の磁力線が本質的に凹部の底面から垂直に出てくるように磁化される。このように、第1の導体装置が、相対透磁率の値が少なくともほぼ1と仮定される媒体に囲まれている場合でも、第1の導体装置の場所において、少なくともほぼ無発散である磁界を達成することが有利に可能である。第1の導体装置の場所における測定磁界の磁界強度の値は、この場合では少なくともほぼゼロである。一方、磁力線経路の安定化磁石の表面をこのように設計することにより、第1の導体装置を囲む媒体の相対透磁率の値が増えるにしたがって測定磁界の磁界強度の値が増えるようにすることが達成される。結果として、測定信号の値が、媒体の透磁率の(したがって、媒体の組成の)測定値であることがシンプルに達成される。
別の改良によれば、本発明による磁界感知センサ装置は、センサ装置の測定方向に少なくとも第1の追加磁界成分を発生させる少なくとも第2の導体装置を有する。この第1の追加磁界成分は、測定磁界に対してかけられることが可能であり、測定磁界の特定部分または全体を補償するために用いられることが可能である。第2の導体装置は、したがって、補償導体とも呼ばれる。第1の追加磁界成分を形成するために、第2の導体装置は、補償電流とも呼ばれる電流の作用を受けることが可能である。
センサ装置に対して外部から測定方向に印加される磁界を重ね合わせるために、および/または、補償するために、少なくとも第1の追加磁界成分が提供されることが好ましい。これは、全測定磁界が補償されるように補償電流が測定用に設定されている場合に、そのような補償測定の過程において、補償電流の値も測定信号として評価できるからである。一方、干渉磁界の影響、または(オフセットとして知られている)測定信号の値の望ましくないシフトの影響が補償されるように、補償電流が選択されてもよい。
本発明による磁界感知センサ装置の別の開発は、センサ装置の測定方向に対して少なくとも主として直角である方向に、少なくとも第2の追加磁界成分を発生させる少なくとも第3の導体装置によって特徴づけられる。特に、センサ装置の特性の制御された反転、すなわち、測定磁界の磁界強度の関数としての測定信号の値の関数の制御された反転が、これにより達成できる。「フリップ」として知られたこの反転は、測定磁界の方向に対して直角である磁界成分の磁界強度のゼロ交差時に起こる。したがって、第3の導体装置は「フリップ導体」とも呼ばれ、フリップ導体を流れて、少なくとも第2の追加磁界成分を発生させる電流は「フリップ電流」とも呼ばれる。この、特性の「フリップ」によって、そのオフセットを決定することが有利に可能である。このように、少なくとも第2の追加磁界成分は、センサ装置の動作点を設定するために用いられることが可能であり、この目的のために提供されることが好ましい。
本発明の別の改良では、磁界感知センサ装置は、センサ装置の測定信号が供給される評価回路と、また、評価回路と結合された温度測定デバイスとによって特徴づけられ、この温度測定デバイスでは、センサ装置および/またはセンサ装置を囲む媒体の現在の温度の測定値である温度信号が生成され、この温度信号も同様に、評価回路に供給されるが、これは、センサ装置の測定信号の、温度に起因する変化を補償するためである。この温度測定デバイスは、例えば、導体装置または評価回路に外部追加される追加センサで形成されるが、評価回路に内蔵されるセンサデバイスで形成されてもよい。そのような温度測定デバイスを用いることによって、測定信号に対する温度変動の影響は、測定信号から有利に除去され、したがって、温度および透磁率の影響変数は、互いに区別される。
特に、評価回路内でのセンサ装置の測定信号の温度に起因する変化の補償は、測定磁界を形成するデバイスの温度依存性の補償をも有利に含む。このように、第1の導体装置の温度分布の補償が達成されるだけでなく、安定化磁石の補償、例えば、この安定化磁石が製造される材料の残留磁気誘導の補償も達成される。
有利なことに、第1の変形形態によれば、評価回路内でのセンサ装置の測定信号の温度に起因する変化の補償は、あらかじめ定義された、温度の関数に従って測定信号の値を変換することによってもたらされる。これは、特に、評価回路に含まれる算術ユニット内で、測定信号のさらなる信号処理の間に、数学的補償によって行われる。第2の変形形態では、評価回路に結合され、あらかじめ定義された、温度の関数に従って、評価回路によって供給される、少なくとも第4の導体装置が、センサ装置の測定信号の温度に起因する変化を補償する少なくとも第3の追加磁界成分を印加するために、設けられている。そのような温度補償は、磁界強度の値で測定磁界を形成するデバイス(すなわち、特に、安定化磁石にも)に接続された磁界生成コイルを用いて行われることが可能であることが好ましい。前記コイルは、評価回路および評価回路と結合された温度測定デバイスによって駆動される。
別の発展によれば、磁界感知センサ装置は、磁界に対して不感である少なくとも2つのブリッジブランチを有する少なくとも1つの電気的ハーフブリッジを備える少なくとも第5の導体装置によって特徴づけられ、この第5の導体装置は、ブリッジ回路を形成するために、センサ装置のあらかじめ定義された動作状態において、第1の導体装置またはその一部に接続される。この第5の導体装置は、磁界に依存しない基準信号を供給するために設けられ、「基準ハーフブリッジ」とも呼ばれる。
1つの発展では、第5の導体装置は、共通モジュールを形成するために、少なくとも第1の導体装置と組み合わせられる。この場合、「基準ハーフブリッジ」は、「センサブリッジ」とも呼ばれる導体装置と一体化される。この緊密な接続により、基準ハーフブリッジとセンサブリッジとの間の動作パラメータが最も可能な限り一致し、特に温度が少なくともほぼ一致することを、確保する。
別の発展では、第5の導体装置は、共通モジュールを形成するために、少なくとも評価回路と組み合わせられる。基準ハーフブリッジと評価回路とをそのように一体化することにより、特に製造許容誤差および動作温度の最大限の一致が、これらのモジュールの間で達成される。
本発明による磁界感知センサ装置の別の改良では、センサ装置を囲む媒体は、第1の導体装置のハーフブリッジ部分の領域だけを囲み、センサ装置の残りの部分は、第1の導体装置のハーフブリッジの少なくとも1つについて媒体の透磁率の影響を抑圧する材料で囲まれる。好ましくは、第1のハーフブリッジの少なくとも1つの磁界感知半導体素子が、透磁率(したがって、組成)を測定される媒体に囲まれ、第2のハーフブリッジの少なくとも1つの磁界感知半導体素子が、少なくとも1つの磁界感知半導体素子について媒体の透磁率の影響を抑圧する材料で囲まれる。この材料は、磁気的に伝達性であっても磁気的に非伝達性であってもよい。特に、その材料の透磁率は、第2のハーフブリッジの周囲に無発散磁界が生成されるように、その磁界強度の値を有する測定磁界を形成するデバイス(好ましくは安定化磁石)の設計と適合するように選択される。
好ましくは、第2および第3の導体装置は、第1の導体装置の個々のハーフブリッジに対して空間的および機能的に割り当てられた個々のセクションを有してもよく、すなわち、第2および第3の導体装置は、前記ハーフブリッジと近接して配置され、動作中に前記ハーフブリッジに作用することが好ましい。そして、第2および第3の導体装置のこれらのセクションは、測定される媒体、または測定される媒体の透磁率の影響を抑圧する材料によって、それぞれ対応するように囲まれることが好ましい。
本発明による磁界感知センサ装置は、特に気体媒体または液体媒体を測定するために有利に用いられる。この磁界感知センサ装置は、酸素含有率が可変である媒体の設計によって特徴づけられることが好ましい。このように、この磁界感知センサ装置は、酸素センサとして特に有利に用いられることが可能である。そのような酸素センサは、少なくとも、
− 無酸素媒体におけるゼロ以外の測定信号(すなわち、測定信号のオフセット)
− 温度および経過時間に起因するオフセット変化、測定感度および測定磁界の磁界強度、ならびに
− 外部干渉磁界
に対して、ほぼ不感である。
したがって、本発明による磁界感知センサ装置は、特に、自動車技術分野での使用に好適である。
以下、図面に示された実施例を参照しながら本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されない。
各図面では、一致する要素に同一の参照符号が与えられている。
図1は、四角形の外形を有する安定化磁石1の平面図を概略的に示し、安定化磁石1は、その表面2の中央に凹部3が配置され、前記凹部の中央にプレート状の半導体基板4が表面2に面平行に配置されるように設計される。半導体基板4の表面5に、安定化磁石1から離れて、4個の磁界感知半導体素子6、7、8および9という概略的表現で示される第1の導体装置がある。この実施例では、半導体素子6、7、8および9は、磁気抵抗抵抗素子として設計される。各半導体素子6、7、8および9は、第1の導体装置のブリッジブランチであり、参照符号6および7を有する第1および第2の半導体素子が、2つの電気的ハーフブリッジのうちの第1のハーフブリッジを形成し、参照符号8および9を有する第3および第4の半導体素子が、これらのハーフブリッジのうちの第2のハーフブリッジを形成する。半導体基板4の表面5におけるデカルト座標系は、そのy軸でセンサ装置の測定方向を示し、x軸でセンサ装置の測定方向に対して直角の方向を示している。したがって、x軸は、不感方向とも呼ばれる、磁気抵抗抵抗素子のいわゆる「困難軸」に垂直に延びる、センサ装置の座標方向を表す。したがって、y軸は、感知方向とも呼ばれる、磁気抵抗抵抗素子のいわゆる「容易軸」に垂直に延びる、センサ装置の座標方向を表す。磁気抵抗抵抗素子は、半導体基板4の表面5の上、すなわち、前述のデカルト座標系のx−y平面内に延びる。
図2は、図1に示された、本発明による磁界感知センサ装置の第1の実施例の半導体基板4の詳細な概略図を示す。半導体素子6、7、8および9が互いに電気的に接続されて、2つのハーフブリッジを形成し、これらのハーフブリッジは、第1および第2の電源電圧端子10および11の間に配置されている。2つのハーフブリッジの半導体素子6、7および8、9が、それぞれ、接続点12および13を介して、各ハーフブリッジ内で互いに接続されており、接続点12および13は、各ハーフブリッジにおいて、Voで示される測定信号を引き出すタップを形成する。2つの電源電圧端子の一方、例えば、第2の電源電圧端子11は、グラウンド電位につながれることが可能である。
図2では、半導体素子6、7、8および9がハッチング模様の領域で示されているが、そのハッチング模様の傾きは、半導体素子6、7、8および9がいわゆるAMR素子(AMRは、ここでは「anisotropic magnetoresistive(異方性磁気抵抗)」の略)として設計されている場合の、いわゆる床屋の看板柱の構造物のアライメントを表している。これに対し、半導体素子6、7、8および9がいわゆるGMR素子(GMRは、ここでは「giant anisotropic magnetoresistive(巨大異方性磁気抵抗)」の略)として設計されている場合、半導体素子6、7、8および9の表現におけるハッチング模様の傾きは、GMR素子のいわゆる内部「バイアス方向」の設定を表している。
半導体素子6、7、8および9を含む第1の導体装置とは別に、第2の導体装置14が半導体基板4の表面5に配置されており、前記第2の導体装置は補償導体とも呼ばれる。この補償導体は、4個の半導体素子6、7、8および9のそれぞれについて、導体ストリップ15、16、17、18をそれぞれ含み、この補償導体が前記導体素子に加えられ、電気的にはそれと絶縁される。補償導体14の導体ストリップ15、16、17、18はすべて、図示されているように、互いに直列に接続される。補償導体14は、その端部において、端子19および20と接続される。補償電流とも呼ばれる電流が補償導体14に印加された場合、対応する半導体素子6、7、8および9の場所における導体ストリップ15、16、17、18のそれぞれは、測定方向、すなわち、y軸方向に磁界成分を発生させ、この磁界成分が測定磁界に重ね合わされ、それによって、外部磁界(特に干渉磁界。ただし、センサ装置の動作モードに応じて、測定磁界であることもある)が補償されることが可能である。この場合、導体ストリップ15、16、17、18の直列接続は、第1および第2の導体ストリップ15および16によって発生する磁界成分が、第3および第4の導体ストリップ17および18によって発生する磁界成分の方向と反対の方向を向くように設計される。
最後に、図2に示された実施例では、第1および第2の導体装置6、7、8、9および14の上に第3の導体装置21が加えられ、前記第3の導体装置も同様に、他の2つの導体装置と電気的に絶縁される。フリップ導体とも呼ばれる、この第3の導体装置21は、同様に、4個の半導体素子6、7、8および9のそれぞれについて、導体ストリップ22、23、24および25をそれぞれ含み、この補償導体が前記導体素子に加えられ、電気的には前記導体素子と絶縁され、さらに、補償導体14の導体ストリップ15、16、17、18と絶縁される。しかしながら、フリップ導体21の導体ストリップ22、23、24、および25は、補償導体14の導体ストリップ15、16、17、18に対して直角に配置されるが、これは、それらが、電流(いわゆるフリップ電流)の作用を受けると、センサ装置の測定方向yに直角である不感方向xに第2の追加磁界成分を発生させるためである。この第2の追加磁界成分の用途は、半導体素子6、7、8および9がAMR素子として設計された場合のセンサ装置の特性の制御されたフリッピング、または半導体素子6、7、8および9がGMR素子として設計された場合の内部バイアス方向の設定である。さらに、フリップ導体21の導体ストリップ22、23、24および25はすべて、互いに直列に接続される。フリップ導体21は、その端部において、端子26および27と接続される。この場合、導体ストリップ22、23、24および25の直列接続は、これらによって発生されるすべての磁界成分がx軸方向に同じように並ぶように設計される。
図3は、図1の図面の平面に垂直な、y軸に沿って延びる平面における、図1のセンサ装置の安定化磁石1および半導体基板4の断面の概略図を示し、この図は、センサ装置、およびセンサ装置内の特に、凹部3の領域における安定化磁石1の半導体基板4および表面2を囲む媒体の相対透磁率μrelの値を1と仮定した、第1の動作状態の磁界の形で表されている。これは、無酸素媒体内の動作状態に対応する。そして、この動作状態の安定化磁石1によって形成される磁界Hの磁力線は、半導体基板4の領域を通り、したがって、その領域にある第1の導体装置を通り、そこでは、半導体素子6、7、8、9が、z軸として示される方向において、x軸およびy軸で形成される平面に対して少なくともほぼ排他的に直角である。したがって、半導体素子6、7、8、9を有する第1の導体装置の場所における磁界Hは、少なくともほぼ無発散であり、測定磁界の磁界強度Hyは、少なくともほぼゼロである。
図4では、測定磁界の磁界強度Hyの分布が、例として与えられた数値を用いて、y軸に対してプロットされている。
図1に示されたセンサ装置の実施例では、好ましくは、図12に別途示されているような安定化磁石1が利用される。図12に示された安定化磁石1は、四角形状である。その四角形の表面2の上に設けられているのは凹部3であり、この凹部3も、同様に四角形状である。この凹部3に配置されているのが半導体基板4であり、半導体基板4の表面5は、このケースでは安定化磁石1から離れていて、安定化磁石1の表面2の面内にある。さらに、この面内には、x軸およびy軸からなるデカルト座標系が配置され、これらの軸は、安定化磁石1の表面2のエッジ両側面に対して直角に延び、前記エッジ両側面は前記軸と交差する。x軸およびy軸で形成される平面に直角に延びる座標方向は、図示された例において表面2、凹部3、および半導体4の中心を通るz軸によって形成され、それによって、凹部の両エッジが、座標方向xおよびyの両方にあるすべての側面に同じ幅で形成される。さらに、相対透磁率定数μrelの値を1と仮定すれば、x軸方向とy軸方向の両方において少なくともほぼ無発散である磁界が、少なくとも、半導体基板4で囲まれた、z軸の直接近傍に形成されるように、安定化磁石1が磁化される。サイズの一例として、そのような安定化磁石1は、8mm×8mm×4.5mmの外形寸法を有してもよい。
図13において、参照符号100は、図12に示された安定化磁石1の変形形態を別途示しており、この磁石は円形形状を有する。その円形の表面200の上に設けられているのは、凹部300であり、この凹部300も、同様に円形形状である。この凹部300に配置されているのが半導体基板4であり、半導体基板4の表面5は、この場合では安定化磁石100から離れていて、安定化磁石1の表面200の面内にある。さらに、この面内には、x軸およびy軸からなるデカルト座標系が配置され、これらの軸は、半導体基板4のエッジ両側面に対して直角に延び、前記エッジ両側面は前記軸と交差する。このケースでも、x軸およびy軸で形成される平面に直角に延びる座標方向は、図示された例において表面200、凹部300、および半導体4の中心を通るz軸によって形成され、それによって、z軸が、安定化磁石100の円形形状の回転軸と一致する。凹部300の両エッジは、x軸およびy軸で形成される平面のすべての方向に同じ幅で形成される。さらに、相対透磁率定数μrelの値を1と仮定すれば、x軸およびy軸で形成される平面の全方向において少なくともほぼ無発散である磁界が、少なくとも、半導体基板4で囲まれた、z軸の直接近傍に形成されるように、安定化磁石100が磁化される。
図3および4に示された動作状態から始まる、図1に示されたセンサ装置が、相対透磁率定数μrelのより高い値を有する媒体(例えば、酸素含有ガス状媒体)に対して曝された場合、図3に示された磁界Hの分布が、半導体基板4の領域において、x軸およびy軸の方向に次第に発散するように変形する。磁界Hは、半導体基板4上に配置された第1の導体装置6を通過し、このため、この磁界Hはセンサ装置の感知方向の成分を有し、この成分は、相対透磁率定数μrelの値が増えるほど(すなわち、測定磁界の磁界強度Hyが増えるほど)増える。この結果、測定信号Voは、センサ装置において生成され、この測定信号の値は、測定磁界の磁界強度Hyに正比例する。したがって、測定信号Voの値は、センサ装置を囲む媒体の酸素含有率に正比例する。
図5は、センサ装置を囲む媒体の酸素含有率が100%である動作状態の場合の、図1の図面の平面に垂直な、y軸に沿って延びる平面における、図1のセンサ装置の安定化磁石1および半導体基板4の断面の概略図を示し、この図は、センサ装置、およびセンサ装置内の特に、凹部3の領域における安定化磁石1の半導体基板4および表面2を囲む媒体の相対透磁率μrelの値を1.15と仮定した、この動作状態の磁界Hの形で表されている。これは、純酸素からなる媒体における動作状態に対応する。比較のために、図3の動作状態における磁力線分布のいくつかが、図5に破線で示されている。
図6は、図4と類似しているが、図5に示された動作状態における測定磁界の磁界強度Hyを、例示的な数値を用いて、y座標の関数として示す図を示しており、y座標の関数として、測定磁界の磁界強度Hyに明らかな上昇が見られる。
図7は、図1、2、3または5に示された磁気抵抗センサ装置の特性を概略的に表現した図を示す。図7では、測定信号Voの値が、測定磁界の磁界強度Hyの値に対してプロットされている。測定信号Voは、基本的に、測定磁界の磁界強度Hyの関数としての正弦曲線となっており、この曲線は、「offset」と示されたゼロオフセットを有し、この曲線の向きは、不感方向(すなわち、x軸)の磁界の方向に依存する。図7では、例として、x軸方向において、磁界の2つの方向についての2つの特性分布が示されており、実線で示される特性分布は、一方の方向を向く磁界についてのものであり、破線で示された特性分布は、この方向が反転された場合に得られる。これは、それら特性に付された矢印と、参照符号Mxとで表されている。
センサ装置に作用する磁界の方向をx軸について反転すると、特性分布をフリップできる。この特性フリップは、磁界のx方向成分の磁界強度のゼロ交差時に発生し、例として示されたセンサ装置においては、フリップ導体21を流れ、それによって第2の追加磁界成分を発生させる電流(フリップ電流)によって引き起こされる。x軸方向の第2の追加磁界成分は、安定化磁石1の磁界に重ね合わされ、これによって、特性分布のフリップを制御する。
この特性フリップにより、特性におけるオフセットが有利に決定されることが可能である。この目的のために、フリップ電流は、パルス状にフリップ導体21に流されるが、これは、センサ装置の動作点が設定可能であるようにするためと、それに対して得られる特性分布が決定可能であるようにするためである。「offset」で示されるゼロオフセットは、得られた特性分布の交点から決定される。
センサ装置の動作中は、安定した動作点がフリップ電流によって設定され、この動作点がここで一定に保たれ、したがって、ゼロオフセットの決定後にx軸方向の第2の追加磁界成分が一定に保たれる。フリップ電流がさらに流れ、それによって、センサ装置の動作点が安定した場合は、その後に補償導体14に補償電流が流され、補償電流の値は、測定信号Voの値がゼロオフセットのあらかじめ決められた値と等しくなるように設定される。その後に流れる補償電流の値は、センサ装置を囲む媒体の相対透磁率μrelの測定値であり、したがって、媒体の酸素含有率の測定値である。
磁気回路のこの設計では、磁界強度のy方向の有効成分Hyが得られるのは、センサ装置を囲む媒体の透磁率が変化したときだけである。この磁界強度のy方向の成分Hyは、安定化磁石1の残留磁気、すなわち、安定化磁石1によって形成された磁界Hの磁界強度(磁気誘導)と同じ相対温度係数を有する。したがって、このようにして得られる測定信号Voの値も温度に依存し、図面には示されていない追加温度センサによって温度補償されなければならない。温度補償は評価回路において行われることが好ましく、評価回路は、第1および第2の接続点12、13を介して第1の導体装置6、7、8、9に接続され、センサ装置の測定信号Voが供給される。この評価回路には温度センサも接続され、温度センサにおいては、センサ装置の現在の温度の測定値である温度信号が生成される。温度信号は同様に評価回路に供給されるが、これは、センサ装置の測定信号Voの、温度に起因する変化を補償するためである。
図8は、磁気抵抗センサ装置のHyに対して特性Voが温度に依存する様子を概略的に表した図の例を示す。センサ装置、すなわち、素子が表面に配置されている半導体基板4の、Tで示される温度の4つの値(−25℃、25℃、75℃および125℃)に対する特性の例がプロットされている。示された例においてこの特性が用いられる動作範囲は、ORで示されており、この場合では約4kA/mである。前述の補償付き測定では、補償導体14に補償電流が流され、補償電流の値は、測定信号Voの値がゼロオフセットのあらかじめ決められた値と等しくなるように設定されるが、この補償付き測定を用いた場合は、ゼロ点の周囲の非常に狭い範囲だけが、図8に示された特性で用いられる。したがって、センサの感度の温度係数は、無視されることが可能である。
前述のセンサ装置は、一体化された常磁性酸素センサを形成する。この場合は、第1の導体装置において組み合わせられた磁界感知半導体素子のグラジオメータ(磁場勾配計)的な設計によって、すなわち、勾配センサの構成におけるこれらの半導体素子の配置によって、均一な干渉磁界(magnetic interference fields)が抑圧される。ゼロオフセットの温度効果を含むゼロオフセットの補償は、特定のフリップによって可能になる。第1の導体装置の測定感度に対する温度の影響も、測定中に補償電流が用いられる補償原理を用いることによって、無視できる程度に小さく保たれる。
安定化磁石の残留磁気に対する温度の影響は、一方で、前述の態様において、評価回路による、追加の温度測定と残留磁気の温度係数の補償とによって抑圧されてもよい。この目的のために、評価回路は、残留磁気の温度係数についてのデータを供給されるか、またはそのようなデータを内蔵することが必要である。他方では、残留磁気の温度係数の補償は、安定化磁石の領域に追加配置された磁界生成コイルによって行われてもよく、このコイルは、イントロダクションにおいて、第4の導体装置として言及されていたものである。前記コイルは、同様に、センサ装置において測定された温度と、残留磁気の温度係数との関数として駆動され、温度に起因する残留磁気変動を補償する。
センサ装置の動作中に、媒体の酸素含有率と、温度との両方が同時に変動した場合は、前述の追加の温度測定による支援がある場合のみ、両者の区別が可能である。装置のコストを下げるために温度測定が省略される場合は、これらの同時変動が起こらないようにしなければならない。
図9は、本発明による磁界感知センサ装置の別の実施例を平面図で概略的に示したものである。図9に示されているセンサ装置では、四角形の安定化磁石301が用いられており、安定化磁石301は、その表面201の中央に凹部301がx軸方向に位置決めされ、前記凹部の中央に、プレート状の半導体基板401が表面201と面平行に配置されるように設計されている。半導体基板401の表面501に、安定化磁石101から離れて、4個の磁界感知半導体素子6、7、8および9という概略的表現で示される第1の導体装置があり、この第1の導体装置は、図1および2の第1の導体装置と同一である。半導体基板401の表面501におけるデカルト座標系は、そのy軸でセンサ装置の測定方向をポイントし、x軸でセンサ装置の測定方向に対して直角の方向をポイントする。したがって、x軸は、不感方向とも呼ばれる、磁気抵抗抵抗素子のいわゆる「困難軸」に垂直に延びる、センサ装置の座標方向を表す。したがって、y軸は、感知方向とも呼ばれる、磁気抵抗抵抗素子のいわゆる「容易軸」に垂直に延びる、センサ装置の座標方向を表す。磁気抵抗抵抗素子は、半導体基板401の表面501の上、すなわち、前述のデカルト座標系のx−y平面内に延びる。
図1に示された装置と比較して、図9には2つの変更が示されている。一方では、安定化磁石101の表面201上の凹部301が、安定化磁石101の全範囲にわたって、y方向、すなわち、センサ装置の感知方向に延びている。このようにして、半導体基板401の場所において、x方向にのみ、少なくともほぼ無発散である磁界が得られ、これに対し、y方向(感知方向)の磁界は、半導体基板401の場所において発散する。他方では、センサ装置の半分、すなわち、安定化磁石101の半分と半導体基板401の半分とにカバー502が設けられ、カバー502のエッジが、安定化磁石101および半導体基板401の上方の中央をx軸に沿って延びる。カバー502は、第1の導体装置6、7、8、9の第2のハーフブリッジの上で測定される、媒体の透磁率の影響を抑圧する材料で作成されており、前記第2のハーフブリッジは、第3および第4の半導体素子8、9で形成され、カバー502は、前記第2のハーフブリッジを完全に内部に封入することが好ましい。測定対象であって、センサ装置のその他の部分を囲む媒体は、第1の導体装置6、7、8、9のうちの、第1および第2の半導体素子6、7で形成される第1のハーフブリッジの領域だけを囲む。カバー502の材料は、磁気的に伝達性であっても磁気的に非伝達性であってもよく、その透磁率は一定であることが好ましい。特に、この透磁率は、第2のハーフブリッジ8、9の周囲に少なくともほぼ無発散の磁界が発生するように、安定化磁石101の設計と適合するように選択されることが可能である。
図10は、図9に示された、本発明による磁界感知センサ装置の第2の実施例の半導体基板401のより詳細な概略図を示す。半導体素子6、7、8および9を含む第1の導体装置は、図2に示された導体装置に対応するが、測定信号は、この場合には、個々のハーフブリッジ6、7および8、9の第1および第2の接続点12、13において別々に評価されることが可能であり、したがって、別個の参照符号Vo1およびVo2が付されている。これは、評価回路(図示せず)への適切な接続によって達成される。
第1の導体装置とは別に、半導体基板401の表面501の上に第2の導体装置が配置される。前記第2の導体装置は、4個の半導体素子6、7、8および9のそれぞれについて、導体ストリップ15、16、17、18をそれぞれ含み、この導体装置が前記導体素子に加えられ、電気的にはそれと絶縁される。これらの導体ストリップのうちの第1の導体ストリップ15および第2の導体ストリップ16は、図示されているように互いに直列接続され、第1の補償導体141を形成する。第1の補償導体141は、その端部において、端子143および144と接続される。第2の導体装置の導体ストリップのうちの第3の導体ストリップ17および第4の導体ストリップ18も同様に、互いに直列接続され、第2の補償導体142を形成する。第2の補償導体142は、その端部において、端子145および146と接続される。第1および第2の補償電流Icomp1およびIcomp2とも呼ばれる電流が補償導体141、142に印加された場合、対応する半導体素子6、7、8および9の場所における導体ストリップ15、16、17、18のそれぞれは、測定方向、すなわち、y軸方向に磁界成分を発生させ、この磁界成分が測定磁界にかけられ、それによって、外部磁界(特に干渉磁界。ただし、センサ装置の動作モードに応じて、測定磁界であることもある)が補償されることが可能である。この場合、補償導体141、142には異なる補償電流が印加されてもよく、したがって、測定方向における異なる磁界成分が、各種ハーフブリッジの半導体素子6、7および8、9に重ね合わされてもよい。
最後に、図10に示された実施例では、第1および第2の導体装置6、7、8、9および141、142の上に第3の導体装置21が用いられており、第3の導体装置は、その設計に関しては、図2の導体装置に対応しており、この場合でも再び、フリップ導体として用いられる。
図9に示された実施例による磁界感知センサ装置は、最終的には第5の導体装置を含み、第5の導体装置は、磁界を感知しない2つのブリッジブランチを有する1つの電気的ハーフブリッジを含む。この第5の導体装置は、基準ハーフブリッジとも呼ばれ、磁界に依存しない基準信号を供給するために設けられ、図には示されていない。基準ハーフブリッジは、ブリッジ回路を形成するために、センサ装置のあらかじめ定義された動作状態において第1の導体装置の個々のハーフブリッジに接続される。基準ハーフブリッジは、任意的に、第1の導体装置と一体化されるか、または好ましくは評価回路と一体化される。
図14は、本発明による磁界感知センサ装置で用いられる安定化磁石の設計の第3の例として、図9および10で示されたセンサ装置で用いられる安定化磁石101の別の表現を示す。サイズの一例として、そのような安定化磁石101は、8mm×6mm×4.5mmの外形寸法を有してもよい。
図9および10に示されたセンサ装置を用いると、例えば、第1のハーフブリッジ6、7を囲む媒体の酸素濃度の測定は、以下のスキームに従って行うことができる。
第1の操作ステップでは、第1のハーフブリッジ6、7と基準ハーフブリッジとを電気的に接続することにより、フルブリッジが形成される。補償導体141、142は、この操作ステップでは、補償電流をまったく流さない。フリップ導体21にフリップ電流を加えると、それによって、磁界を感知する第1のハーフブリッジ6、7の特性がフリップされることが可能であり、それによって設定された、第1のハーフブリッジ6、7の2つの動作点において、ブリッジ出力電圧が測定されることが可能であり、このブリッジ出力電圧は、第1のハーフブリッジ6、7の測定信号Vo1と、磁界に依存しない基準信号とからなる。そして、ここでも「offset」で示される、測定信号Vo1の特性分布のゼロオフセットは、2つの動作点で測定されたブリッジ出力電圧の平均値に対応する。この測定は、図7と同等の条件に基づく。
第2の操作ステップでは、半導体基板401および安定化磁石101の上にカバー502が設けられた第2のハーフブリッジ8、9と、基準ハーフブリッジとを電気的に接続することによって、フルブリッジが形成される。補償導体141、142は、この操作ステップでも、補償電流をまったく流さない。フリップ導体21にフリップ電流を加えると、それによって、磁界を感知する第2のハーフブリッジ8、9の特性がフリップされ、それによって設定された、第2のハーフブリッジ8、9の2つの動作点において、ブリッジ出力電圧が測定され、このブリッジ出力電圧は、第2のハーフブリッジ8、9の測定信号Vo2と、基準信号とからなる。そして、ここでも「offset」で示される、測定信号Vo2の特性分布のゼロオフセットは、2つの動作点で測定されたブリッジ出力電圧の平均値に対応する。この測定も、図7と同等の条件に基づく。
第3の操作ステップでは、第1および第2の操作ステップで決定されたゼロオフセットを考慮に入れて、第2の操作ステップで形成されたフルブリッジが、第2の補償導体142を介して供給される第2の補償電流Icomp2によってバランスされることが可能である。したがって、磁界感知半導体素子8、9の感知方向の磁界強度が直接測定され、それによって、安定化磁石101の磁性材料の温度係数が考慮される(すなわち、測定に対する温度係数の影響が抑圧される)。
第4の操作ステップでは、第3の操作ステップで決定された第2の補償電流Icomp2がさらに、カバーされた第2のハーフブリッジ8、9の第2の補償導体142に流される。その後、第1の補償電流Icomp1が、カバーされていない第1のハーフブリッジ6、7の第1の補償導体141に流され、全ブリッジ出力信号、すなわち、測定信号Vo1およびVo2の差がゼロになるように、第1の補償電流Icomp1が設定される。したがって、磁界感知半導体素子6、7の感知方向の磁界強度Hyと、これらの半導体素子6、7を囲む媒体の相対透磁率との間の線形依存が、図11の図に示されるように用いられる。この図は、媒体(好ましくは気体媒体)の酸素含有率を変化させることによって変化する相対透磁率μrelの値の範囲での前記依存を示しており、これはすなわち、周囲の気体媒体の相対透磁率μrelを変化させることによる、感知方向の、散乱磁界(scattered field)とも呼ばれる磁界成分の磁界強度Hyの変化を示している。したがって、この線形依存は、酸素を測定するために用いられることが可能である。
第5の操作ステップでは、前の操作ステップで設定された2つの補償電流Icomp1およびIcomp2の差が決定される。これは、周囲の媒体の酸素含有率の測定値である。これに対し、カバー502の下の第2の補償導体142の導体ストリップ17、18を流れる第2の補償電流Icomp2は、おそらくは温度および経過時間に依存する、磁界の磁界強度の直接の測定値である。
前述の第2の実施例において、第5の操作ステップが循環的に繰り返されると、前述の第1の実施例のように、半導体素子6、7、8、9のグラジオメータ的な設計によって、均一な干渉磁界がそのようなセンサ装置によって抑圧されることが可能である。この場合も特性のフリップによって、ゼロオフセットの補償の温度依存性を含む、ゼロオフセットの簡単かつ有効な決定および補償が可能になる。補償導体に流される補償電流を用いる補償原理を適用すると、センサ装置の測定感度に対する温度の影響は、無視できるほどに低く保たれることが可能である。さらに、安定化磁石の残留磁気に対する温度の影響が補償される。最後に、両方の補償導体を流れる補償電流を評価することによって、時間の経過に伴う温度および酸素含有率の変化を評価することも可能であり、その際に、追加の温度測定は不要である。
本発明は、常磁性酸素センサの、費用対効果の高い小型設計を提供し、これによって、信号の偏差が十分に大きく、交差感度が無視できる場合には、多くの応用分野において、必要に応じた気体混合物の酸素含有率を測定することが可能である。いわゆるGMR効果を磁気抵抗効果として用いる磁気抵抗素子を用いることが好ましいのは、それによって、本発明によるセンサ装置の特に高い測定感度が達成可能だからである。
本発明による磁界感知センサ装置の第1の実施例の概略平面図である。 図1に示された、本発明による磁界感知センサ装置の第1の実施例の導体装置の概略平面図である。 図1の図面の平面に垂直な、y軸に沿って延びる平面における、図1のセンサ装置の断面を、第1の動作状態での磁界の形で示した概略図である。 y軸方向の測定磁界の磁界強度の例が、図3に示された第1の動作状態での座標ゼロ点からの距離の関数としてプロットされた図である。 図1の図面の平面に垂直な、y軸に沿って延びる平面における、図1のセンサ装置の断面を、第2の動作状態での磁界の形で示した概略図である。 y軸方向の測定磁界の磁界強度の例が、図5に示された第2の動作状態での座標ゼロ点からの距離の関数としてプロットされた図である。 x軸方向に第2の追加磁界成分を加えることによって制御される、特性分布のオフセットおよびフリップを有する磁気抵抗センサの特性を概略的に表した図であり、測定磁界の磁界強度の値に対して測定信号の値がプロットされている。 図7に示された磁気抵抗センサの特性の温度依存を概略的に表した図である。 本発明による磁界感知センサ装置の第2の実施例の概略平面図である。 図9に示された、本発明による磁界感知センサ装置の第2の実施例の導体装置の概略平面図である。 測定磁界の磁界強度が相対透磁率に依存する例を示す図である。 本発明による磁界感知センサ装置で用いられる安定化磁石の設計の第1の例である。 本発明による磁界感知センサ装置で用いられる安定化磁石の設計の第2の例である。 本発明による磁界感知センサ装置で用いられる安定化磁石の設計の第3の例である。
符号の説明
1 四角形状の安定化磁石
2 安定化磁石1の表面
3 安定化磁石1の表面2にある凹部
4 半導体基板
5 安定化磁石1から離れている、半導体基板4の表面
6 第1の導体装置の第1のハーフブリッジに用いられる第1の磁界感知半導体素子
7 第1の導体装置の第1のハーフブリッジに用いられる第2の磁界感知半導体素子
8 第1の導体装置の第2のハーフブリッジに用いられる第3の磁界感知半導体素子
9 第1の導体装置の第2のハーフブリッジに用いられる第4の磁界感知半導体素子
10 第1の電源電圧端子
11 (例えば、グラウンド電位にある)第2の電源電圧端子
12 第1の接続点
13 第2の接続点
14 第2の導体装置(補償導体とも呼ばれる)
15 第2の導体装置14または141、142の第1の導体ストリップ(第1の半導体素子6用)
16 第2の導体装置14または141、142の第2の導体ストリップ(第2の半導体素子7用)
17 第2の導体装置14または141、142の第3の導体ストリップ(第3の半導体素子8用)
18 第2の導体装置14または141、142の第4の導体ストリップ(第4の半導体素子9用)
19 第2の導体装置14の第1の端子
20 第2の導体装置14の第2の端子
21 第3の導体装置(フリップ導体とも呼ばれる)
22 第3の導体装置21の第1の導体ストリップ(第1の半導体素子6用)
23 第3の導体装置21の第2の導体ストリップ(第2の半導体素子7用)
24 第3の導体装置21の第3の導体ストリップ(第3の半導体素子8用)
25 第3の導体装置21の第4の導体ストリップ(第4の半導体素子9用)
26 第3の導体装置21の第1の端子
27 第3の導体装置21の第2の端子
100 安定化磁石(図13に示された変形形態)
101 安定化磁石(図14に示された変形形態)
141 図10に示された第1の補償導体
142 図10に示された第2の補償導体
143 第1の補償導体141の第1の端子
144 第1の補償導体141の第2の端子
145 第2の補償導体142の第1の端子
146 第2の補償導体142の第2の端子
200 安定化磁石100の表面
201 安定化磁石101の表面
300 安定化磁石100の表面200にある凹部
301 安定化磁石101の表面201にある凹部
401 半導体基板(図10に示された変形形態)
501 安定化磁石101から離れている、半導体基板401の表面
502 半導体基板401および安定化磁石101の上のカバー
H 安定化磁石1によって形成される磁界
Hy 測定磁界の磁界強度
Icomp1 第1の補償導体141内の第1の補償電流
Icomp2 第2の補償導体142内の第2の補償電流
Mx Hyに対する特性分布Voの表現における、センサ装置の場所でのx方向の磁界の指向方向を記号化したもの
offset Hyに対する特性分布Voのゼロオフセット
OR Hyに対する特性Voが用いられる動作範囲
T センサ装置の温度(すなわち、素子が上に配置された半導体基板4の温度)
Vo 測定信号
Vo1 第1のハーフブリッジ6、7の測定信号
Vo2 第2のハーフブリッジ8、9の測定信号
x センサ装置の半導体基板4の表面5におけるデカルト座標系の不感座標方向
y センサ装置の半導体基板4の表面5におけるデカルト座標系の感知座標方向(センサ装置の測定方向)
z x軸およびy軸で形成される平面に直角な座標方向
μrel センサ装置を囲む媒体の相対透磁率

Claims (18)

  1. 少なくとも2つの電気的ハーフブリッジを有し、2つの前記ハーフブリッジのそれぞれが少なくとも2つのブリッジブランチを有する、第1の導体装置であって、前記ハーフブリッジの少なくとも一方が磁界感知半導体素子を含み、当該センサ装置が、前記ハーフブリッジの少なくとも一方の場所における磁界成分の磁界強度に依存する測定信号を供給し、前記磁界が測定磁界と呼ばれ、当該センサ装置の測定方向に配置される、第1の導体装置と、
    前記磁界強度の値を有する前記測定磁界を形成するデバイスであって、前記磁界強度が、前記センサ装置を少なくとも部分的に囲む媒体の透磁率に依存し、このため、前記測定信号が前記媒体の透磁率の測定値となる、デバイスと、
    を備えることを特徴とする磁界感知センサ装置。
  2. 前記少なくとも1つの磁界感知素子が、磁気抵抗素子として設計される、ことを特徴とする請求項1に記載の磁界感知センサ装置。
  3. 前記磁界を形成する前記デバイスが、安定化磁石を用いて設計される、ことを特徴とする請求項2に記載の磁界感知センサ装置。
  4. 前記安定化磁石は1つの表面に凹部を有し、前記凹部を介して、または前記凹部の中に前記第1の導体装置が配置されることを特徴とする、請求項3に記載の磁界感知センサ装置。
  5. 前記安定化磁石によって形成される磁界の磁力線が、前記凹部の底面から本質的に垂直に出てくるように、前記安定化磁石は磁化される、ことを特徴とする請求項4に記載の磁界感知センサ装置。
  6. 少なくとも第2の導体装置が、少なくとも第1の追加磁界成分を当該センサ装置の前記測定方向に発生させる、ことを特徴とする請求項2に記載の磁界感知センサ装置。
  7. 前記センサ装置に対して外部から前記測定方向に印加された磁界を、重ね合わせるために、および/または、補償するために、前記少なくとも第1の追加磁界成分が提供される、ことを特徴とする請求項6に記載の磁界感知センサ装置。
  8. 少なくとも第3の導体装置が、前記センサ装置の前記測定方向に対して少なくとも主として直角である方向に、少なくとも第2の追加磁界成分を発生させる、ことを特徴とする請求項2に記載の磁界感知センサ装置。
  9. 前記少なくとも第2の追加磁界成分が、前記センサ装置の動作点を設定するために提供される、ことを特徴とする請求項8に記載の磁界感知センサ装置。
  10. 当該センサ装置の前記測定信号が供給される評価回路と、さらに、前記評価回路と結合された温度測定デバイスとを備え、前記温度測定デバイスでは、当該センサ装置および/または前記温度測定デバイスを囲む前記媒体の現在の温度の測定値である温度信号が生成され、前記温度信号も同様に、当該センサ装置の前記測定信号の、温度に起因する変化を補償するために、前記評価回路に供給されることを特徴とする、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の磁界感知センサ装置。
  11. 前記評価回路における、前記センサ装置の前記測定信号の、前記温度に起因する変化の前記補償が、前記測定磁界を形成する前記デバイスの温度依存性の補償も含むことを特徴とする、請求項10に記載の磁界感知センサ装置。
  12. 前記評価回路における、前記センサ装置の前記測定信号の、前記温度に起因する変化の前記補償が、あらかじめ定義された前記温度の関数に従って前記測定信号の値を変換することによってもたらされる、ことを特徴とする請求項10に記載の磁界感知センサ装置。
  13. 前記評価回路に結合され、あらかじめ定義された、前記温度の関数に従って、前記評価回路によって供給される、少なくとも第4の導体装置が、前記センサ装置の前記測定信号の、温度に起因する変化を補償するために、少なくとも第3の追加磁界成分を印加する、ことを特徴とする請求項10に記載の磁界感知センサ装置。
  14. 磁界に対して不感である少なくとも2つのブリッジブランチを有する少なくとも1つの電気的ハーフブリッジを備える少なくとも第5の導体装置が、前記センサ装置のあらかじめ定義された動作状態において、前記第1の導体装置またはその一部に接続され、ブリッジ回路を形成する、ことを特徴とする請求項10に記載の磁界感知センサ装置。
  15. 前記第5の導体装置が、共通モジュールを形成するために、少なくとも前記第1の導体装置と組み合わせられることを特徴とする、請求項14に記載の磁界感知センサ装置。
  16. 前記第5の導体装置が、共通モジュールを形成するために、少なくとも前記評価回路と組み合わせられることを特徴とする、請求項14に記載の磁界感知センサ装置。
  17. 当該センサ装置を囲む前記媒体は、前記第1の導体装置のハーフブリッジ部分の領域だけを囲み、当該センサ装置の残りの部分が、前記第1の導体装置の前記ハーフブリッジの少なくとも1つについて前記媒体の透磁率の影響を抑圧する材料で囲まれることを特徴とする、請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の磁界感知センサ装置。
  18. 酸素含有率が可変である媒体の設計を特徴とする、請求項1乃至請求項17のいずれかに記載の磁界感知センサ装置。
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