JP2007514061A - Pvpしぼ寄せ用接着剤およびそれを使用するしぼ寄せ方法 - Google Patents

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Abstract

クレープ繊維ウェブの製造方法であって、該方法において接着剤が少なくとも1種のポリビニルピロリドンを含有し、エトキシル化アセチレンジオールおよびオキサゾリンポリマーを実質的に含まない方法に関する。該接着剤を使用することによって、繊維ウェブを乾燥機表面に付着して該繊維ウェブを乾燥し、次いで乾燥した該繊維ウェブを乾燥機表面からしぼ寄せする。また、塩化物またはエピクロロヒドリンを含有しないしぼ寄せ用接着剤に関する。

Description

本発明は、クレープ紙、例えば柔軟で吸収性のあるティッシュ/タオルのペーパーウェブの製造に関し、また、そのウェブをしぼ寄せすることによって、ウェブに適切な柔軟性と接着特性とを実現し取り扱いの困難さを可能な限り小さくする方式に関する。
薄いペーパーウェブを水および繊維のスラリーから形成でき、その濡れたウェブを脱水し、次にその脱水ウェブの少なくとも一部を乾燥する。次いで、ウェブは布上に乗って、当分野でヤンキー乾燥機と呼ばれる大きな蒸気加熱回転式ドラムへと運搬ないし運送される。一般にウェブは、乾燥機の外周位置から乾燥機の主要な外周部分に進入し、ウェブがドラムとの接触から脱するゾーンから離れる。この脱接触ゾーンにはしぼ寄せ用ブレードが取り付けてあり、ウェブはこのブレードに当たって後方に押され、それによって公知のティッシュクレープ紙構造が実現される。
しぼ寄せするためには、ウェブが乾燥機に良好に付着し、全面均一なしぼ寄せが達成されること、たとえば、しぼ寄せブレード近くの手前または出口でウェブが乾燥機から膨れ上がらないことが必要である。ウェブが乾燥機に供給される時点ではそのウェブの含水率が約60%というかなり高くなっている場合もある。すなわちそのようなウェブが乾燥機と接する点では繊維濃度は約40%になる。含水率はウェブ表面およびヤンキー乾燥機表面の状態にも依存するので、接着剤を乾燥機表面に塗布しなくても回転ドラムによる乾燥中ウェブは乾燥機に付着する傾向にはある。
しかし、一般的に「通気空気乾燥”through-air drying”」と言われるさらに一般的な操作方式では、ウェブと乾燥機表面との接触が制限される。通気空気乾燥操作では、水と繊維とのスラリーから形成されるウェブはその湿ったウェブをあまり圧搾することなく脱水され、続いて温風吹きつけによって乾燥される。次いで、得られたウェブを節のある布でヤンキー乾燥機に押し付ける。その結果、ウェブは密着接触ゾーンでは乾燥機に付着し、接触ゾーン間の箇所では膨れ上がる。開口数が1平方インチ当たり4,900個以上の布が目的に適うと推測される。乾燥機に供給された時点でのウェブの繊維濃度は約30%〜約90%がよい。通常、繊維濃度が高い程、乾燥およびしぼ寄せの両方を完結させるためには、ウェブを乾燥機に適切に固定する接着剤が必要になる。
種々の接着剤が乾燥機表面上にウェブを保持するために使用されてきている。従来の接着剤として、ポリ酢酸ビニル−エチレン共重合体乳化剤、およびポリビニルアルコール水溶液が挙げられる。ポリビニルアルコール含有量が小さく、例えば全固形分重量の約5%未満というようなポリ酢酸ビニル−エチレン共重合体組成物が一般的に目的達成に適切であると判っているが、それらを使用すると数多くの望ましくない効果も伴う。ポリビニルアルコール組成物をしぼ寄せ用接着剤として使用する場合も同じような問題が生じる。
現在、ほとんどのしぼ寄せ用接着剤は、湿潤強化樹脂、つまりエピクロロヒドリンを架橋したポリアミドアミン(PAE)系のものである。しかし、PAE系しぼ寄せ用接着剤は、多くの欠点を有する。たとえば、PAE系接着剤は「再湿潤可能」(すなわち、ウェブと接触した時、ウェブ内に含まれる水によって乾燥機表面上で活性化可能)ではない。上記した、乾燥機表面上で接着剤が積層する望ましくない効果を避けるために、しぼ寄せ用接着剤は、再湿潤可能であることが好ましい。また、再湿潤可能であるか否かは、特にウェブ内の含水率が低下し、すなわち繊維濃度が高くなる程、接着性に影響を及ぼす。さらに、PAE接着剤は、塩化物を含み、そのため腐食性である。また、しぼ寄せ用接着剤としてPAEを使用した場合、エピクロロヒドリン(EPI)および/またはその誘導体の存在によって、毒性の問題が生じる。さらに、PAEは架橋されているため、発揮する特性は単調である。PAE接着剤の他の欠点は破砕特性に劣ることである。
したがって、以下の特性、すなわち、再湿潤可能、非腐食性、低毒性、一連の物性および良好な破砕特性、並びに含水率が低くても高くてもウェブに対し優れた接着性を持つこと、の1以上を有するしぼ寄せ用接着剤が求められている。
したがって、本発明の特徴は、再湿潤可能なしぼ寄せ用接着剤を提供することである。
本発明の他の特徴は、エピクロロヒドリン(および/またはその誘導体)および/または塩化物を実質的に含まないしぼ寄せ用接着剤を提供することである。
本発明の更なる特徴は、加熱時に架橋せず、広い範囲の物性を発揮するしぼ寄せ用接着剤を提供することである。
本発明の更に他の特徴は、優れた破砕特性を有するしぼ寄せ用接着剤を提供することである。
本発明の更なる特徴および利点の一部を以下の明細書で記述するが、一部は明細書の記述から自明であり。あるいは本発明の実施により理解される。本発明の目的および他の利点は、特に明細書および添付の特許請求の範囲で特に指摘される要素およびその組み合わせにより実現達成される。
これらの諸利点を達成するために、および本発明の目的によれば、本明細書で実施し広く記載されるように、本発明は、クレープ繊維ウェブの製造方法に関する。該方法は、少なくとも1つのポリビニルピロリドン(PVP)を含有し、エトキシル化アセチレンジオール含量が0.05重量%未満でありまたオキサゾリンポリマー含量が1重量%未満である接着剤をウェブ乾燥機表面に塗布すること;繊維ウェブを前記ウェブ乾燥機表面に運搬すること;該ウェブ乾燥機表面上の該繊維ウェブを乾燥することによって乾燥した繊維ウェブを作成すること;および、前記ウェブ乾燥機表面から前記乾燥した繊維ウェブをしぼ寄せすること、を含む。PVP接着剤は、任意にPAE、ポリビニルアルコール、ポリアミン類、ポリクアット類、または他の適切な添加物を含む。
本発明は、更にクレープ繊維ウェブの製造方法に関し、接着性乾燥機表面が低いあるいは高い含水率の繊維ウェブに対し優れた接着性を有する。
当然のことながら、先の一般的な記述および以下の詳細な記述は、単なる例示的説明であり、これらは特許請求の範囲に記載の本発明を更に説明するためのものである。
クレープ紙、例えば柔軟で吸収性のあるティッシュ/タオルペーパーの本発明製造方法は、少なくとも1種のポリビニルピロリドン(PVP)を含む接着剤を使用して、繊維ウェブをウェブ乾燥機表面に付着すること、次いで該繊維ウェブをウェブ乾燥機表面からしぼ寄せすること、を含む。本発明の1実施形態によれば、クレープ繊維ウェブの製造方法は、接着剤をウェブ乾燥機表面に塗布すること;繊維ウェブを前記ウェブ乾燥機表面に運搬すること;前記ウェブ乾燥機表面上で前記繊維ウェブを乾燥することにより乾燥した繊維ウェブを作成すること;および、前記ウェブ乾燥機表面から前記乾燥した繊維ウェブをしぼ寄せすること、を含み、ただし前記接着剤は、少なくとも1種のポリビニルピロリドンを含有し、好ましくは、エトキシル化アセチレンジオール含量が0.05重量%未満でありまたオキサゾリンポリマー含量が1重量%未満である。さらに好ましくは、接着剤は、エトキシル化アセチレンジオール含量が0重量%でありオキサゾリンポリマー含量が0重量%である。
本発明によれば、従来のウェブ形成技術を使用して、水と繊維のスラリーから薄いペーパーウェブまたは繊維ウェブを形成することができる。次いで、繊維ウェブを脱水し、好ましくは少なくとも一部を乾燥することができる。本発明の1実施形態によれば、繊維ウェブは、繊維濃度を好ましくは約10〜約90%、さらに好ましくは約40〜約50重量%まで乾燥されてからウェブ乾燥機表面に運搬される。次いで、ウェブを、たとえば布上に乗せてクレープ乾燥機またはウェブ乾燥機へ運搬することができる。乾燥機は、本明細書等でヤンキー乾燥機と呼ばれる大きな蒸気加熱回転式ドラムが好ましい。繊維ウェブは、乾燥機の外周位置から、好ましくは円筒状乾燥機の円周の少なくとも約半分、さらに好ましくは少なくとも約75%に進入し、乾燥繊維ウェブがウェブ乾燥機表面または乾燥機ドラムとの接触から脱するゾーンから離れることができる。脱接触ゾーンには、しぼ寄せ用ブレードが備えられ、ウェブはこのブレードに当たって後方に押され、それによって公知のティッシュクレープ紙構造が達成される。本発明による方法を記載したフローチャートを図1に示す。
確実にウェブをウェブ乾燥機表面に良好に付着させ、全面均一なしぼ寄せを行い、たとえば、しぼ寄せブレード周辺の手前あるいはその近傍の出口で繊維ウェブがウェブ乾燥機表面から膨れ上がるのを防止すれば、しぼ寄せは容易に行うことができる。繊維ウェブをウェブ乾燥機に供給する時点で、含水率をウェブ重量の約90重量%までかなり高くすることができる。含水率が約10重量%以下から約90重量%以上まで、たとえば約40重量%〜60重量%のウェブは本発明の方法によって加工することができる。すなわち、そのような繊維含有量のウェブであれば、ウェブの重量%が増加する。含水率は、繊維ウェブ表面およびヤンキー乾燥機表面の条件にも依存するので、回転乾燥機ドラムによる乾燥中、繊維ウェブはウェブ乾燥機に強く付着する傾向にある。そのような状況では、接着剤の補充は必要ではなく、場合によっては乾燥機に対する接着が強すぎるので、シリコーンオイル、その他のオイル、界面活性剤、セッケン、シャンプー、またはしぼ寄せ用接着剤またはその他の接着剤用の従来の添加物のような剥離剤をウェブ乾燥機と繊維ウェブとの間に塗布するか、あるいは、たとえば、接着剤に混合して、接着の度合いを制限する。
通気空気乾燥として本明細書に一般的に記載される操作方式のあるものでは、繊維ウェブとウェブ乾燥機表面との接触が制限される。本発明による通気空気乾燥操作では、水と繊維とのスラリーから形成される湿った繊維ウェブはあまり圧搾することなく脱水される。脱水後、温風吹きつけを含む乾燥を行い。次いで得られた繊維ウェブを節のある布でヤンキー乾燥機に押し付ける。その結果、節のある繊維ウェブは密着接触ゾーンでは乾燥機に付着し、接触ゾーン間の箇所では膨れる。開口数1平方インチ当たり4,900個以上の布であれば、目的達成に役立つと推測される。そのような繊維ウェブは、ウェブ乾燥機上では繊維濃度が約10重量%〜約90重量%となることができる。本発明の1実施形態によれば、繊維ウェブは布上に乗ってウェブ乾燥機表面に運搬あるいは運送され、布からウェブ乾燥機表面へ移送される。該布は、ナックル付きの移送用圧布であって、このナックルによって繊維ウェブの表面の一部、たとえば約20%が圧縮され節のある繊維ウェブが形成される。節のある繊維ウェブは接着剤によってウェブ乾燥機表面に保持され、最終的には該ウェブの繊維濃度は約75%以上、たとえば少なくとも約95%になるのが好ましい。
本発明で使用される接着剤は、通気空気乾燥システムおよびしぼ寄せ方法と共に、ヤンキー乾燥機システムおよび方法と共に、湿式しぼ寄せ機、システムおよび方法と共に、またはその他のしぼ寄せ方法およびシステムと共に、使用することができる。しぼ寄せシステム、方法および接着剤に関する他の教示は、以下の米国特許に記載されており、ここに本明細書の一部を構成するものとしてこれらの全体の内容を援用する。米国特許第3,640,841号;第4,304,625号;第4,440,898号;第4,788,243号;第4,994,146号;第5,025,046号;第5,187,219号;第5,326,434号;第5,246,544号;第5,370,773号;第5,487,813号;第5,490,903号;第5,633,309号;第5,660,687号;第5,846,380号;第4,300,981号;第4,063,995号;第4,501,640号;第4,528,316号;第4,886,579号;第5,179,150号;第5,234,547号;第5,374,334号;第5,382,323号;第5,468,796号;第5,902,862号;第5,942,085号;第5,944,954号;第3,879,257号;第4,684,439号;第3,926,716号;第4,883,564号;および第5,437,766号。
本発明によれば、接着剤は、少なくとも1種のPVP、たとえば、(CNO)nを含む。市販されているPVPの代表的なものとして、CAS番号9003−39−8が挙げられる。供給元のひとつは、ISPである。好ましいPVPは、以下の数1で表される。
Figure 2007514061
本発明を実施するために使用される市販のPVPの例示およびその特性を以下の表1に記載する。異なるPVPを単独であるいは組み合わせて使用することができる。PVPは、どのような物理的形態で使用してもよいが、水溶液全体に対して約1〜約90重量%の濃度の水溶液の形で使用されるのが好ましい。他に、約10〜約50重量%、約10〜約30重量%の量であってもよい。PVPの平均分子量は、約6,000ドルトン以下〜約3,000,000ドルトン以上、好ましくは約50,000〜1,500,000ドルトンである。他の分子量のものも使用することができる。分子量は、PVPが室温(たとえば約25℃)で個体である分子量が好ましい。PVPのK値(1%溶液の粘度)は約10〜約150であり、好ましくは約25〜約100である。K値は、当分野で公知の粘度測定法によるポリマー分子量の測定値である。他のK値も使用することができる。PVPのガラス転移温度(T)は、約110〜約190℃であり、好ましくは約160〜約175℃である。他のTを有するPVPも使用することができる。
接着剤は、接着剤重量に対し約0.05%〜約100%のPVPを含むことができる。本発明のしぼ寄せ用接着剤は、1以上の公知の接着剤化合物または他の成分の製剤を含むことができる。たとえば、接着剤は、さらに、PAE、ポリビニルアルコール、ポリアミン類、ポリクアット類、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができる。ポリビニルアルコールは、量として、接着剤の重量に対して、約99重量%まで含むことができる。
本発明の接着剤は、好ましくは、エトキシル化アセチレンジオール含量が約0〜0.05重量%未満である。たとえば、接着剤は、エトキシル化アセチレンジオール含量が約0.25重量%未満、あるいは0重量%である。他の例として、エトキシル化アセチレンジオール含量は約0.01重量%未満、約0.005重量%未満、約0.0001重量%未満が挙げられる。
本発明の接着剤は、好ましくはオキサゾリンポリマー含量が約0〜1重量%未満あるいは0重量%である。たとえば、接着剤は、オキサゾリンポリマー含量が0.5重量%未満である。他の例では、オキサゾリンポリマー含量が約0.1重量%未満、約0.05重量%未満、約0.01重量%未満が挙げられる。
本発明の接着剤は、EPI、例えばEPI誘導体を実質的にほとんどあるいは全く含まないものが好ましい。たとえば、接着剤は、EPIおよび/またはEPI誘導体含量が約10重量%未満、好ましくは約1%未満、さらに好ましくは約0.1%未満、最も好ましくは0重量%である。本発明の接着剤は、塩素のようなハロゲンを実質的にまたは全く含まないものが好ましい。たとえば、接着剤のハロゲン含量は、約10重量%未満、好ましくは約1重量%未満、さらに好ましくは約0.1重量%未満、最も好ましくは0重量%である。
Figure 2007514061
接着剤は、ウェブ乾燥機表面および/または状況に応じて繊維ウェブ自体に、任意の方法、例えば噴霧、ロール塗布、ナイフ塗布、あるいはこれらの任意の組み合わせ(ただしこれらに限定されない)によって塗布することができる。接着剤は、ウェブ乾燥機表面に噴霧されるのが好ましい。乾燥機表面の回転速度に対し、接着剤をウェブ乾燥機表面に塗布する速度は、乾燥中は繊維ウェブを保持し、乾燥の完了時には乾燥した繊維ウェブを剥離するのに十分な量の接着剤が提供される速度であるのが好ましい。当業者に知られている、従来接着剤の被覆速度および被覆重量を使用することができる。ウェブ乾燥機表面上への接着剤塗布率の例としては、接着剤組成物の固形分重量に対して、約10mg/m以下〜約500mg/m以上の範囲、たとえば、約50mg/m〜約200mg/m、または約85mg/m〜約100mg/mを挙げることができる。接着剤は、回転する乾燥機に連続的に塗布され、接着剤の適量が常にウェブ乾燥機表面上にあることが好ましい。
次いで図面を参照すると、図1は、顔用のティッシュ、トイレットティッシュ、生理用ナプキン外装紙などの用途に適切なティッシュペーパーウェブを作成するための、本発明で使用することができる一連の工程を示すフローチャートである。このようなウェブの最終的な重量としては、通常、3,000平方フィート当たり約7ポンド以下〜約40ポンド以上の範囲であり、水性繊維スラリーから形成される。具体的な塗布では、そのようなスラリーの繊維含有率は約0.3重量%以上でよい。スラリーは、従来の長網廃液ワイヤーへ導かれて繊維ウェブを形成する。繊維ウェブの脱水は、従来の手段で、該ワイヤーを通して起こり、好ましくは繊維濃度が約20〜60%の排水されたウェブが、通気乾燥機へ導かれる。ウェブは、約80重量%(他の繊維含量も使用することができる)の繊維含量または濃度で通気乾燥機を抜け出し、ウェブをしぼ寄せ乾燥機へ運ぶ移送圧布に移動する。そのような移送布は、たとえば、縦方向約78メッシュ/インチ、横方向72メッシュ/インチで特徴づけられ、圧布のナックルは、しぼ寄せまたはヤンキー乾燥機上でウェブの表面の約20%を圧縮することができる。ウェブは、該乾燥機からしぼ寄せされ、繊維含有率または濃度が約95%の乾燥ウェブが形成され、次いで好ましくは、ロールに巻き取られる。他の繊維含有率のものも使用することができる。
図2を参照すると、参照番号1で示される移送圧布によって、形成され、脱水され、部分的に乾燥されたウェブ2は回転ロール3の周りから圧搾ロール4とヤンキー乾燥機5との間のニップに運送される。Sで示される補充の下側キャリアーを使用して、ウェブをサンドイッチ状態で運送してもよい。これは、ウェブがよく乾燥されている条件では特に有用であるかもしれない。布、ウェブおよび乾燥機は、矢印で示される方向へ動く。ウェブが乾燥機に進入する位置はロールの円周に沿ってしぼ寄せブレード6から充分離れており、模式図に示すように、このブレードによってウェブ乾燥機から移動して来たウェブは7においてしぼ寄せされる。乾燥機から出たクレープウェブ7は、ガイドローラー、引っ張りローラー8、9の上を通り、巻かれて柔らかいしぼ寄せティッシュロール10となる。
乾燥機の表面へ入る比較的乾いた繊維ウェブ2(たとえば繊維濃度80%)を付着するために、噴霧剤11により接着剤が圧搾ロール4としぼ寄せ乾燥機表面5との間のニップより前方のウェブ乾燥機表面に塗布される。接着剤噴霧液は、移動するウェブ2に直接かけることもできるが、ウェブ乾燥機表面に直接噴霧するのが好ましい。理由は繊維ウェブが接着剤を吸収するのを制限し、また接着剤が繊維ウェブを抜けて運搬布まで浸透するのを制限するためである。
接着剤の噴霧液は水性であるのが好ましく、その固形分含量は、約0.5重量%〜約70重量%以上が適切で、好ましくは約1%〜約20%である。噴霧する場合、固形分含量約0.75%〜約15重量%の範囲がさらに好ましいが、任意の適切な固形分含量を使用することができる。乾燥機表面に接着剤をロール塗布またはナイフ塗布する場合、約1重量%〜約70重量%、たとえば、約3重量%〜約50重量%のように、より高い固形分含量を使用してもよい。
先に記載したように、本発明の種々の変型には、従来のしぼ寄せ用接着剤、特に通気空気乾燥機で使用されている接着剤と比べて、より高い水分量、より低い温度でより高い接着力を持つなど、多くの利点がある。また、接着剤は、ブレードの所で特異な砕け方をするので、シートはたとえ高含水率であっても優れたしぼ寄せ構造になる。ポリビニルピロリドンは架橋していないので、PVP接着剤は再湿潤可能でもある。PVP接着剤が完全に再湿潤可能であると、そうではない従来の樹脂接着剤とは対照的に、不可逆なフェルト充填、付着物、および清掃の時間と労力が可能な限り抑えられる。PVP接着剤は再湿潤可能なので、結果的には、ウェブ乾燥機表面上に存在するPVP接着剤は含水ウェブと接触すると再活性化する。したがって、PVP接着剤を使用した場合には、乾燥/しぼ寄せ工程において積層しウェブ乾燥機表面を被覆するフィルムは硬くてむらのあるものにはならない。PVP接着剤を使用しない場合にはむらのあるしぼ寄せが作られる。そのような、接着剤の硬いフィルムが作成された場合にそれを除去するには、クリーニングブレードをウェブ乾燥機表面に向かって使用する必要があるが、それによってウェブ乾燥機表面には望ましくない摩擦が起こる。また、再湿潤可能であれば、接着性、特に低含水率ウェブにおける接着性が向上する。
PVP接着剤は、従来の標準的な空気通気乾燥機用しぼ寄せ用接着剤、特に現行の接着剤、例えば通気空気乾燥機システムにおいてしぼ寄せに使用されるポリビニルアルコール、ソルビトール(またはショ糖)および剥離剤(界面活性剤または油系活性剤製剤)の組み合わせ、よりも優位であることを実験により実証する。
本発明により接着剤を使用した場合には、優れたしぼ寄せおよびしぼ寄せブレードの位置でのシート破砕が得られ、シートが破れてしぼ寄せ品質が増大する。また、接着剤が高含水率の場合には接着剤により優れた接着性が得られ、ウェブまたはシートの含水率が低いおよび高い場合には接着剤によりさらに高い接着性が得られる。
また、本発明により接着剤を使用した場合には、走行性が増大する。PVPは広範な水分および温度の範囲にわたってその接着性を保持しているので、PVP接着剤でしぼ寄せすると操作走行性が増大する。一般にシート表面では水分量が変動してしぼ寄せの有効性が失われるが、本発明によるPVP接着剤を使用すればその有効性に変化はなく、したがって、より均一でより高い品質のティッシュ/タオル製品が得られる。
本発明により使用される接着剤は塩化物を含まないので、腐食性ではない。PVPが、8時間の指定許容被爆限度(PEL)が2.5%を超える低毒性である理由の1つは、エピクロロヒドリンを含まないからである。PVPの分子量は幅が広く、それに対応して物性(たとえばガラス転移温度)の幅も広く、これらは高い温度でも維持されている。
本発明の方法および接着剤、および通気空気乾燥機を使用して製造されたしぼ寄せ製品は、従来の接着剤を使用するシステムおよび方法により製造された製品に比べて、優れたしぼ寄せティッシュおよびタオル製品となる。
さらに、本発明により使用される接着剤は、強化通気空気乾燥機システムで、ヤンキー乾燥機システムで、および湿潤しぼ寄せシステムで、使用することができる。PVP接着剤を使用すれば、任意のティッシュおよび紙タオル製法、例えば通気空気乾燥機製造法、ヤンキー乾燥機製法、および湿潤しぼ寄せティッシュ抄紙機製法において、しぼ寄せ性能が増大する。さらに、高い含水率のシートでもしぼ寄せが可能である。硬質樹脂(湿潤強力樹脂のような)および軟質樹脂を使用する従来型システムでは高含水率シートのしぼ寄せは失敗であった。本発明のPVP接着剤を単独であるいは既存のしぼ寄せ用接着剤製品と組み合わせて使用してこのギャップを埋めれば、含水率がより高い場合でも優れた接着性が得られる。
本発明を以下の実施例によってさらに明らかにする。ただしこれら実施例の目的は本発明の例示である。
熱板比較実験を、種々の接着剤の製剤を用い、温度116℃の熱板で行った。その結果を表2に示す。
Figure 2007514061
表3は、2種のPVP製品とバックマン・ラボラトリーズ・インターナショナル・インコーポレーテッドおよび他の製造販売業者から入手可能な種々の接着剤製品とを表示の比率で混合して製剤化したしぼ寄せ用接着剤を示す。また、いくつかの製剤には、水およびHSOのような他の化合物が含まれた。製剤を比較した結果、一般的に、PVP含有製剤では、高温でしぼ寄せ接着性が増大し、100%再湿潤可能であることが示された。同様に、PVPで調製した製剤を接着剤の元々の製剤と比較したところ、PVPによって従来接着剤のフィルムおよび接着能力が強化されることが判った。
Figure 2007514061
本発明の他の実施形態は、本明細書を参酌しおよび本明細書に開示の本発明を実施することによって、当業者にとって自明である。本明細書および実施例は単なる例示であって、本発明の真の範囲および要旨は以下の特許請求の範囲およびそれに均等な事項によって示される。
図1は、本発明方法を示すフローチャートである。 図2は、PVP接着剤と組み合わせて使用することのできる本発明しぼ寄せシステムの模式図である。

Claims (19)

  1. クレープ繊維ウェブの製造方法であって
    接着剤をウェブ乾燥機の表面に塗布すること、
    繊維ウェブを前記ウェブ乾燥機表面に運搬すること、
    前記繊維ウェブを前記ウェブ乾燥機の表面で乾燥することによって乾燥した繊維ウェブを作成すること、および
    前記ウェブ乾燥機表面からの前記乾燥した繊維ウェブをしぼ寄せすることを含み、
    前記接着剤は少なくとも1種のポリビニルピロリドンを含有し、前記接着剤はエトキシル化アセチレンジオール含量が0.05重量%未満でありまたオキサゾリンポリマー含量が1重量%未満である方法。
  2. ポリビニルピロリドンのK値が、約10〜約150である請求項1記載の方法。
  3. ポリビニルピロリドンのTが、約110〜約190℃である請求項1記載の方法。
  4. ポリビニルピロリドンの平均分子量が、約15,000〜約120,000ドルトンである請求項1記載の方法。
  5. 接着剤が、ポリビニルピロリドンを少なくとも95重量%含む請求項1記載の方法。
  6. 接着剤が、ポリビニルピロリドンを約0.05〜約100重量%含む請求項1記載の方法。
  7. 接着剤が、さらにPAE、ポリビニルアルコール、ポリアミン、ポリクアットまたはこれらの混合物を含む請求項1記載の方法。
  8. 接着剤が、実質的に塩化物を含まない請求項1記載の方法。
  9. 接着剤が、実質的にエピクロロヒドリンを含まない請求項1記載の方法。
  10. 前記繊維ウェブを繊維濃度約10〜約90%まで乾燥してから該繊維ウェブを前記ウェブ乾燥機表面に運搬することを更に含む請求項1記載の方法。
  11. 前記繊維ウェブを繊維濃度約40〜50重量%まで乾燥してから該繊維ウェブを前記ウェブ乾燥機表面に運搬することを更に含む請求項1記載の方法。
  12. 前記乾燥が、前記しぼ寄せ前に前記繊維ウェブを繊維濃度が少なくとも約95重量%になるまで乾燥することを含む請求項1記載の方法。
  13. 前記運搬が、前記繊維ウェブを布に載せて前記ウェブ乾燥機表面へ運送することと、および該繊維ウェブを前記布から前記ウェブ乾燥機表面へ移送することを含む請求項1記載の方法。
  14. 前記布がナックル付きの運搬用圧布であり、そのナックルによって繊維ウェブの表面の一部が圧縮されて節のある繊維ウェブが形成され、かつこの節のある繊維ウェブは前記接着剤によってウェブ乾燥機表面上に保持されてこの節のある繊維ウェブの繊維濃度が少なくとも約95%になる請求項13記載の方法。
  15. 前記圧布のナックルによって繊維ウェブの表面積の約20%が圧縮される請求項14記載の方法。
  16. 請求項1記載の方法で製造されるクレープ繊維製品。
  17. クレープ繊維ウェブの製造方法であって、
    接着剤を使用して、繊維ウェブをウェブ乾燥機表面に付着すること、および
    前記繊維ウェブを前記ウェブ乾燥機表面からしぼ寄せすることを含み、
    接着剤が、少なくとも1種のポリビニルピロリドンを含有し、エトキシル化アセチレンジオール含量が0.05重量%未満でありまたオキサゾリンポリマー含量が1重量%未満である方法。
  18. 接着剤が、実質的に塩化物を含まない請求項17記載の方法。
  19. 接着剤が、実質的にエピクロロヒドリンを含まない請求項17記載の方法。
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