JP2007509804A - 特異な混合物で覆われたトレッドパターン要素を有するトレッド - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は少なくとも1つのゴム混合物(基部混合物)により形成される複数のレリーフ要素(1)を備えているトレッドに関する。
【解決手段】本発明のトレッドは以下の点を特徴としている。すなわち、トレッドの厚さを含む平面における断面で見て、要素(1)を構成する少なくとも1つの横面が、第2ゴム混合物(覆い混合物)で少なくとも部分的に覆われており、この覆い混合物部分は、新しいとき、少なくとも面の高さHの30%に等しい高さHrまで延びている。少なくとも1つの第1基部混合物は、新しいとき、或いは遅くとも、高さHrの最大10%に等しい摩耗後に接触面で終わっている。本発明によれば、覆い混合物はブチルゴムと、不飽和C12-C22の脂肪酸エステルのような可塑化剤とを含有している。
【選択図】図2

Description

本発明はタイヤに関し、より詳細には、このようなタイヤのトレッドに関する。
特に濡れた道路における走行中に満足な性能を得るために、切開(2.5mmより大きいか或いはそれに等しい平均幅の溝、および/または2.5mm未満の平均幅の切込み)(これらの切開は例えば成形により得られる)により互いから分離されているトレッドパターン要素により形成されたトレッドパターンを備えているタイヤのトレッドを提供することが知られている。かくして形成されたトレッドパターンは、走行中、道路と接触するようになっている接触面と、切開を構成する横面とを備えており、各横面と接触面との交差により隆起部を形成しており、この隆起部は、特に道路が濡れている場合、タイヤとこの道路との接触を容易にする。より一般的に、隆起部は、走行中のトレッドパターン要素と地面との幾何学的限界として構成されている。
トレッドパターン要素の中には、タイヤのまわりに右に延びていない要素(ブロック)と、タイヤのまわりに右に延びている要素(リブ)との間で区別がなされている。更に、トレッドパターン要素は、各々がトレッドパターン要素の少なくとも1つの横面に開放するとき、或いは開放しないとき、追加の隆起部を形成するように1つまたはそれ以上の切込みを備えてもよい。定義によれば、切込みは2.5mm未満の幅だけ互いから離れている2つの主な向い合った面により構成される空間である。
湿った道路におけるタイヤのグリップを改良する際、トレッドを形成する(代わりとして「ゴム組成物」と称せられる)ゴム混合物の真の性質が顕著な効果を有することが知られている。かくして、濡れた地面で良好なグリップを有するゴム混合物製のタイヤのトレッドによれば、濡れた地面の状態で走行中に改良性能を得ることが可能である。しかしながら、濡れた地面におけるグリップ性能のこの改良と平行して、一般原則として、乾いた道路における摩耗性能の損失が生じ、その結果、摩耗寿命が低下され、車両におけるタイヤのより頻繁な交換を必要とする。
従って、濡れた道路におけるグリップ性能を大幅に改良しながら、良好な摩耗寿命性能を保持するトレッドを有するタイヤの必要性がある。
この目的で、下記のようになっているゴムトレッドが提案される。すなわち、このゴムトレッドは、
少なくとも1つの横面と、前記トレッドを備えたタイヤの走行中、接触表面に沿って道路と接触するようになっている1つの接触面とを有するレリーフ状の複数の要素(リブおよび/またはブロック)を備えており、接触面の地面と接触する表面の限界が少なくとも1つの隆起部を形成しており、
向き合っている横面により構成される溝および/または切込みの形態の複数の切開を備えており、
各トレッドパターン要素が主に(「基部混合物」と称せられる)少なくとも1つの第1ゴム混合物で形成されているものであり、
このトレッドは、このトレッドの厚さを含む平面における断面で見て、少なくとも1つの切開を構成する少なくとも1つの面が、少なくとも一部、「覆い混合物」と称される第2ゴム混合物で覆われており、この部分は、新しいとき、少なくとも面の高さHの30%に等しい高さHrにわたって延びている覆い混合物よりなり、少なくとも1つの基部混合物は、新しいとき、或いは遅くとも、多くとも高さHrの10%に等しい摩耗後に接触面に開放し、覆い混合物はブチルゴムを含有しており、この覆い混合物は不飽和C12-C22の脂肪酸エステルの種類の化合物を可塑化剤として含有していることを特徴としている。
好ましくは、覆い混合物は、特定の覆い混合物に応じて、特にそこにおける無機充填材の量に応じて、例えば、5phrと80phrとの間、特に10phrと50phrとの間の量で不飽和C12-C22の脂肪酸エステルの種類の化合物を可塑化剤として含有している。この組合せにより、本発明によるトレッドを備えているタイヤで湿った地面上での走行中、良好なグリップを達成することが可能であることがわかった。
覆い混合物を構成するゴム組成物はブチルゴムを含有することの特徴を有している。「ブチルゴム」は、公知のように、イソブチレンとイソプレンとのコポリマー(IIRと略記される)およびこの種類のコポリマーのハロゲン化物、特に、塩素化物または臭素化物を意味するものと理解される。
驚くことに、切開を制限する面(すなわち、トレッドのレリーフ状の1つまたはそれ以上の要素の横面)上の覆い混合物におけるブチルゴムの存在の結果、トレッドの濡れた道路上の全体グリップが非常に著しく増大し、それにもかかわらず、本質的に基部混合物によりもたらされるトレッドの耐摩耗性に悪影響しない。
この理由で、覆い混合物は15phr(エラストマー100部あたりの重量部)、より好ましくは30phrより多いブチルゴムを含有している。ブチルゴムは、例えば50phrと100phrとの間の量で存在する覆い混合物の大部分のジエンエラストマーを構成してもよい。当業者は、本説明を鑑みて、本発明の特定の実施形態、特にこの種類のタイヤの機能として、ブチルゴムの量を調整することができるであろう。
覆い混合物を形成するゴム組成物は、ブチルゴムに加えて、基部混合物用の後で定義される他のジエンエラストマーを含有してもよい。
「ジエン」エラストマー(またはゴム)は、公知のように、少なくとも一部、ジエンモノマー(共役であろうとなかろうといずれにしても、2つの二重炭素‐炭素結合を保有しているモノマー)から生じるエラストマー(すなわち、ホモポリマーまたはコポリマー)を意味するものと理解される。これらのジエンエラストマーは2つ種類:「本質的に不飽和」または「本質的に飽和」に分けられる。
一般に、「本質的に不飽和」は、少なくとも一部、15%(モルパーセント)より大きいジエン源(共役ジエン)構成要素または単位の含有量を有する共役ジエンモノマーから生じるジエンエラストマーを意味するものと理解される。かくして、例えば、ブチルゴムまたはジエンおよびEPDM型のアルファオレフィンのコポリマーのようなジエンエラストマーは、先の定義内に入らないが、「本質的に飽和の」ジエンエアラストマー(15%より常に低いジエン源の単位の低いまたは非常に低い含有量)であると言ってもよい。「本質的に不飽和の」ジエンエラストマーの種類内では、「高い飽和の」ジエンエラストマーは、特に、50%より大きいジエン源(共役ジエン)の単位の含有量を有するジエンエラストマーを意味するものと理解される。
これらの定義を仮定すると、以下のものは、特に、基部混合物および覆い混合物に使用されることが可能なジエンエラストマー(本質的に不飽和または本質的に飽和型のものである)により意味されるものと理解される。
(a)炭素原子数4ないし12の共役ジエンモノマーの重合により得られるホモポリマー;
(b)1つまたはそれ以上の共役ジエンを互いに、或いは炭素原子数8ないし20の1つまたはそれ以上のビニル-芳香族化合物と共重合することにより得られるいずれかのコポリマー;
(c)エチレン、炭素原子数3ないし6のα-オレフィンを炭素原子数6ないし12の非共役ジエンモノマーと共重合することにより得られるターナリコポリマー、例えば、エチレン、プロピレンと、特に、1,4-ヘキサジエン、エチリジエンノルボネンまたはジシクロペンタジエンのような前記種類の非共役ジエンモノマーとから得られるエラストマー。
本発明の好適な実施の形態によれば、ジエンエラストマーは、ポリブタジエン(BR)、ポリイソプレン(IR)、天然ゴム(NR)、ブタジエンコポリマー、イソプレンコポリマーおよびこれらのエラストマーの混合物よりなる群から選択される。このようなコポリマーは、より好ましくは、ブタジエン/スチレンコポリマー(SBR)、イソプレン/ブタジエンコポリマー(BIR)、イソプレン/スチレンコポリマー(SIR)およびイソプレン/ブタジエン/スチレンコポリマー(SBIR)よりなる群から選択される。
詳細には、トレッドが例えば乗用車型の車両のためのタイヤ用になっている場合、ジエンエラストマーは、大部分(すなわち、50phrより多く)、「エマルジョン状態で調製されたSBR(ESBR)または溶液状態で調製されたSBR(「SSBR」)のようなSBR、またはSBR/BR、SBR/NR(またはSBR/IR)またはBR/NR(またはBR/IR)の混合物である。SBRエラストマー、特に、20重量%と30重量%との間のスチレン含有量と、15%と65%との間のブタジエン部分のビニル結合の含有量と、15%と75%との間のトランス-4-結合の含有量と、−20℃と−55℃と間のTg(ASTMD3418-82により測定されたガラス転移温度)とを有するSBRを使用する場合、このようなSBRは、有利には、好ましくは90%より多いシス-1,4-結合を有するBRとの混合物で使用されてもよい。
他の特に好適な実施形態によれば、ジエンエラストマーは、本発明のトレッドが重車両のような工業用車両のためのタイヤ用になっている場合、大部分(50phrより多くまで)、イソプレンエラストマーである。「イソプレンエラストマー」は、公知のように、イソプレンホモポリマーまたはコポリマー、換言すると、天然ゴム(NR)、合成ポリイソプレン(IR)およびこれらのエラストマーの種々のイソプレンコポリマーおよび混合物よりなる群から選択されたジエンエラストマーを意味するものと理解される。イソプレンコポリマーのうち、特に、イソブテン/イソプレンコポリマー(ブチルゴム-IIR)、イソプレン/スチレンコポリマー(SIR)、イソプレン/ブタジエンコポリマー(BIR)、またはイソプレン/ブタジエン/スチレンコポリマー(SBIR)に言及する。特に、このイソプレンエラストマーは、好ましくは、天然ゴムまたは合成シス-1,4‐ポリイソプレンであり、これらの合成ポリイソプレンのうち、好ましくは、90%より多い、より好ましくは98%より多いシス-1,4結合の含有量(モル%)を有するポリイソプレンが使用される。
もちろん、基部混合物は少量のブチルゴムを含有することもできる。しかしながら、好ましくは、基部混合物はブチルゴムを含有しない。
他方、基部混合物および覆い混合物は、補強用充填材、例えば、カーボンブラック、またはカップリング剤が関連される補強用無機充填材を含有しており、補強用充填材の全量は、例えば30phrと150phrとの間、好ましくは、40phrと130phrとの間である。
適当なカーボンブラックは、カーボンブラックすべてであり、特に、当業者に知られており、且つ従来からタイヤに使用されている種類HAF、ISAFおよびSAFのブラック、例えば、これらのタイヤのトレッドに代表的に使用されているシリーズ100、200または300(ASTMグレード)の補強用カーボンブラック(例えば、N115、N134、N234、N326、N330、N339、N347、N375)である。
本発明の特に好適な実施形態によれば、基部混合物および覆い混合物は両方とも、補強用充填材としての無機充填材と、公知のように、無機充填材とエラストマーとの間の結合またはカップリングをもたらすカップリング剤とを含有している。この補強用無機充填材は、好ましくは、大部分の充填材であり、すなわち、両種類の混合物に使用される全体の補強用充填材の50重量%未満を表す充填材である。
「補強用無機充填材」は、中間カップリング剤以外のいずれの手段もなしに、自身がタイヤトレッドの製造用になっているゴム組成物を補強することが可能、すなわち、補強機能の点でトレッド用の従来のタイヤ級のカーボンブラックに取って代わることが可能であるカーボンブラックとは対照的に、色および源(天然または合成)がどうであれ、「ホワイト充填材またはときどき「透明な」充填材または「非ブラック」充填材とも称される任意の無機または鉱物充填材を意味するものと理解されるであろう。このような充填材は、一般に、公知のように、その表面におけるヒドロキシ(-OH)基の存在により特徴付けられる。
好ましくは、補強用無機充填材は、例えば、シリカ(SiO2)のようなケイ質種類、またはアルミナ(Al23)のようなアルミ質種類の充填材である。有利には、当業者に知られている任意の補強用シリカ、特に、好ましくは60m2/gと350m2/gとの「間のBET比表面積を有する(「HD」と称される)高く分散可能な種類の沈降シリカが使用されてもよい。好ましくは、補強用無機充填材の量は、特に、トレッドが乗用車両タイヤ用になっている場合、50phrより多く、特に60phrと140phrとの間、より好ましくは70phrないし130phrの範囲内である。
(無機充填材/ジエンエラストマー)カップリング剤は当業者には周知である。タイヤトレッドの製造のために使用可能なゴム組成物において、シリカのような補強用無機充填材と、ジエンエラストマー、特に、少なくとも2官能性である有機シランまたはポリ有機シロキサンとの間の効果的な結合を確保することが可能な任意のカップリング剤が使用されてもよい。例として、例えばTESPTと短縮されるビス(3-トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドのようなビスヒドロキシシシリルプロピルまたはビス-(C1-C4)アルコキシルシリルプロピルのポリスルフィドが使用される。カップリング剤の含有量は、好ましくは、4phrと12phrとの間、より好ましくは、3phrと8phrとの間である。
基部混合物(または変更例として覆い混合物)が補強用無機充填材を含有する場合、好ましくは5ないし20phrの範囲内、より好ましくは、5ないし10phrの範囲内の少量のカーボンブラックを使用することが好ましく、これらの範囲内では、補強用無機充填材によりもたらされる代表的な性能(低減された転動抵抗、改良グリップ)に更に悪影響することなしにカーボンブラックの特定の特性(着色性およびUV防止性)から得られる利点がある。
前述の基礎成分に加えて、基部混合物および覆い混合物は、更に、芳香族であろうと非芳香族であろうといずれにせよ、例えば、可塑剤または増量剤油、顔料、オゾン亀裂防止ワックス、化学オゾン分解防止剤、酸化防止剤、疲労防止剤のような保護剤、補強用または可塑化樹脂、硫黄を基材とするか、或いは硫黄および/または過酸化物および/またはビスマレイイミドドナーを基材として架橋系統、加硫促進剤または加硫活性化剤のようなトレッドの製造用になっているゴム組成物に使用される従来の添加剤のすべてまたは幾つかを含有している。これらの組成物はまた、カップリング剤に加えて、補強用無機充填材用のカップリング活性化剤または覆い剤を含有してもよい。
前述の脂肪酸のうち、より好ましく選択される脂肪酸はC18酸(オレイン酸、リノール酸、リノレン酸またはこれらの酸の混合物)である。更に、このようなエステルが誘導されるアルコール機能が知られており、例えば、ブタノール、ヘキサノール、オクタノール、エチレングリコール、ブタンジオールのジオールまたはグリセノールのようなトリオールに言及する。
好ましくは、使用される脂肪酸は、起源が合成または天然であれ、50重量%より多い量まで、より好ましくは、80重量%より多い量までオレイン酸で構成される。
より好ましくは、脂肪酸のトリエステル、特に、グリセロールのトリエステル、特に、オレイン酸およびグリセロールから誘導されるグリセロールトリオレートが15phrと30phrとの間の好適な量で使用される。好適なグリセロールトリオレートのうち、天然化合物の例として、オレイン酸の高い含有量を有する(好ましくは50重量%より多い、より好ましくは80重量%より多い量のオレイン酸を含有する)ひまわり油または菜種油のような植物油が挙げられる。
また、炭化水素可塑化樹脂、特に、例えば特許出願第WO02/072688号に記載のものが、好ましくは5ないし35phrの範囲内の量で、単独で或いは前述のエステルとの組合せで有利に使用可能である。
好ましくは、レリーフ状の同じ要素の覆われ且つ対向された横面上の覆い混合物の全厚は、多くとも前記横面の間の平均距離の50%に等しく、「レリーフ状の同じ要素の対向された横面」は実質的に同じ方向の横面を意味するものと理解される。
好ましくは、新しいトレッドに新しい状態から先に可なりの効果を与えるために、少なくとも1つの面の覆い混合物は接触面から始まって配置される。
好ましくは、覆い混合物の厚さは高さHrの少なくとも80%にわたって0.1mmより大きい。好ましくは、覆い混合物の厚さは高さHrの少なくとも80%にわたって少なくとも0.2mmに等しく、多くとも3mmに等しく、より有利には、高さHrの少なくとも80%にわたって0.2mmと2mmとの間である。
「2つの対向された横面の間の平均距離」は、前記横面の間の距離の平均を意味するものと理解され、これらの距離は前記横面と垂直に測定されている。
「面における覆い混合物の平均厚さ」は、覆い混合物の最大および最小厚さの平均を意味するものと理解され、これらの厚さは、前記面と垂直な初めの状態におけるタイヤで測定されているものと理解される。
「切開(溝、切込み)とこれに実質的に平行である最も近い切開との間の平均距離」は前記切開の間の最大および最小距離の平均を意味するものと理解される。
本発明によるタイヤによれば、乾いた地面における摩耗性能と濡れた地面におけるグリップ性能との間の良好なバランスを得ることが可能である。何故なら、雪で覆われた地面における高い性能のタイヤを得るために、第1基部混合物にレリーフ状要素を形成し、且つ基部混合物のものより低い平均ガラス転移温度(Tg)を有する混合物における低い厚さの層でこれらの要素の横面を覆うことが知られているが(例えば、米国特許第5840137号参照)、どの文献もこの提案解決法を述べていないし、或いは示唆していない。
覆い材は、同じ切開の底部を覆ったり覆わなかったりすることにより前記切開を構成するレリーフ状の要素の向い合った横面に配置されてもよい。
有利には、濡れた地面または滑りやすくなっている地面における(横方向応力下の)コーナリング性能を非常に大幅に改良するために、周方向の一般配向の溝を構成するレリーフ状の要素の横面すべてには、(好ましくは15phrより大きく、より好ましくは30phrより多い量のブチルゴムを含有する覆い混合物が設けられている。もちろん、例えば同じトレッドの溝の配向に応じて、異なる覆い混合物を1つ基部混合物(またはいくつかの基部混合物)との組合わせで使用することが可能であり、この場合、各覆い混合物は以上で指摘した好適な量のブチルゴムを含有しており、この覆い混合物に直接に隣接している各基部混合物は好ましくはブチルゴムを含有していない。
種々の理由で、特に、使用に伴い且つ時間にわたる材料の特性の変化のため、材料が初めはトレッドの厚さ内で均一であっても、濡れた地面におけるタイヤのグリップのレベルは次第に減少してしまうことが知られている。この欠点を解消するために、本発明の規定との組合せで、濡れた地面において第1基部混合物より良好に付着し、且つレリーフ状要素の接触面に幅にわたって次第に現れ、或いはより一般に、トレッドが摩耗するにつれてトレッドの走行面の幅にわたって次第に現れてくるように要素内に配置されている第2基部混合物が存在することが有利である。多の有利な変形例によれば、第2混合物は覆い混合物と同じであってもよい。
また、本発明の課題は、新しいタイヤの製造または摩耗タイヤの再踏面付けのためのこのようなトレッドの使用である。
また、本発明の課題は、本発明によるトレッドを備えているときのタイヤ自身である。
本発明の他の特徴および利点は添付の図面を参照して以下に示される説明から明らかになるであろう。
添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1において、本発明によるトレッドパターンの矩形形状のブロック1の接触面2が見えており、これらのブロック1は長さ方向および横方向の配向の溝3、4により構成されている。これらのブロック1の各々は4つの横面13、14、15、16を備えており、これらの横面と接触面2との交差部がそれぞれ隆起部23、24、25、26を形成しており、これらの隆起部は、特に(特に水の存在により)滑りやすくなっている道路における走行中、重要な役割を果たす。
各ブロック1は幅L1および長さL2の矩形であり、この場合、ブロックの長さL1の方向は、トレッドの長さ方向と同じであり、或いは変更例として前記トレッドを備えたタイヤにおける周方向である。
4つの横面13、14、15、16は、覆いゴム組成物MRの(この場合、溝の深さHに等しい全覆い高さHrにわたって)実質的に一定である厚さE1(図2で見える)で全体的に覆われており、覆いゴム組成物MRは、(以後、基部混合物と称される)ゴム組成物MBとは、覆いゴム組成物MRがブチルを含有しており、且つ基部混合物がブチルを含有していないと言う点で異なっている。
図1の線II-IIに沿っていて、2つのブロック1の接触面2に対して垂直な図2に示される横断面では、長さ方向配向の溝3を制限する横面13、15上の覆いゴム組成物MRの表面における存在が容易にわかる。
横面の覆い体MRの平均厚さE1はブロックの全幅L1の半分未満であり、好ましくは、L1の30%未満である。好ましくは、幅方向における2つの対向した横面(13、15)および長さ方向における2つの対向した横面(14、16)の覆い体の幅の合計は、それぞれ、幅L1の50%未満および長さL2の50%未満である。
驚くことに、本発明の技術的効果は、(例えば、0.1mm未満またはそれに等しい)低い覆い厚さで得られることができるが、時間にわたって耐久性である顕著な効果を得るためには、乗用車両用タイヤのトレッド用になっているトレッドパターンの場合、この平均厚さが0.2mmに少なくとも等しいことが好ましい。
添付の表(phrで表される異なる製品の量)は、それぞれ、基部混合物(組成物C-1)および覆い混合物(組成物C-2)として使用可能なゴム混合物の2つの例を示している。これらの例は、シリカにより大部分が補強され、少量または非常に少量のカーボンブラックを含有しており、説明を簡単にするためにここでは述べない当業者に周知である従来技術を使用して調製された2つの組成物である。
基礎混合物は2つの公知なSBRおよびBRジエンエラストマーを含有しており、低エネルギ消費の「グリーン」タイヤと呼ばれるものに従来から使用されている。覆い混合物は、先のものと同じ構造だが、芳香族油の含有していない50phrのSBRが関連されている20phrのブチルゴムを含有している。組成物C-2はいずれの芳香族油を含有していなく、この芳香族油が脂肪酸エステル(グリセロールトリオレート)および関連炭化水素樹脂により全体的に置き換えられていると言う特徴を有している。
前述の組成物C-1、C-2は、従来から製造されていて、ゴム組成物が前記トレッドを構成すること以外、あらゆる点で同じである寸法195/65R15(速度指数H)のP-1およびP-2と称せられるラジアルカーカス乗用車両タイヤのトレッドに使用されていた。
組成物C-1はタイヤP-1(基準タイヤ)のトレッドのすべておよび本発明によるタイヤP-2のトレッドの基部混合物を形成し、組成物C-2は本発明によるタイヤP-2の覆い混合物を構成する。この覆い混合物は、タイヤP-2のトレッドのトレッドパターンのレリーフ状要素すべての横面すべての高さHrの少なくとも80%にわたって1.0mm程度の厚さを有している。タイヤP-2は実質的に図1および図2について述べた構造を採用している。
次いで、タイヤすべてを、ABSブレーキ装置を備えた自動車の前部に取付けて(ルノーラグナ、2.0の前後圧力)、濡れた地面(アスファルトコンクリート)における急ブレーキ時に50km/hから10km/hになるのに必要な距離を測定することよりなる濡れた道路における制動試験を行なった。
前述の条件下では、基準タイヤP-1を取付けた同じ車両と比較して、本発明によるタイヤP-2を取付けた車両では、制動距離が20%だけ短くなったことが認められた。
この結果はなおさら予想外で、驚きである。何故なら、タイヤの痕跡で測定された地面と接触している覆い混合物(組成物C-2)の全面が地面と接触しているトレッドの全面のたったの20%を示しているからである。
被覆混合物MRの厚さE1は,ここにおける場合のように、覆い体の全高さにわたって実質的に一様であり、乗用車タイヤの場合、0.2mmと3mmとの間、より好ましくは0.2mmと2mmとの間であってもよい。
変形例として、前記組成物におけるブチルゴムの存在を維持しながら、レリーフ状要素の横面をこれらの横面に応じて異なる覆いゴム組成物で覆うことが可能である(同様に、平均厚さが前記面に応じて異なってもよい)。
本発明によるトレッドパターンを得る1つの方法は、例えば、トレッドと溝および切込みを成形することに進む前に、基部混合物から製造されたトレッド素材を適切な厚さの覆い混合物の層で覆うことよりなる。成形後、リブの接触面上の覆い混合物は適所に残されてもよいし、或いは変更例として、機械的な手段(特に研削)により除去されてもよい。
本発明によるトレッドの工業的製造は、ヨーロッパ特許第0510550号(ストリップを周方向および/または横方向にトレッドに布設される)に記載のように、基部混合物と異なる混合物のストリップを、非加硫基部混合物を備えた非加硫タイヤ素材に布設することよりなってもよい。他の方法はトレッドの押出し時に2つ(それ以上)の混合物を同時に押出すことによりトレッドを製造することよりなってもよい。
タイヤトレッドについて説明したものに適用される本発明は、キャタピラトラックの分野またはシューズの分野、特にスポーツを練習するためのシューズの分野のような他の分野にも適用されることもできる。






Figure 2007509804
(1)18重量%(12.6phr)の油で増量された(乾燥SBRで表される)SBR;25%のスチレン、58%の1,2-ポリブタジエン単位および23%のトランス-1,4-ポリブタジエン単位(Tg=−24℃);
(2)4.3%の1-2;2.7%のトランス;93%のシスを含有するBR(Tg=−106℃);
(3)SBR(乾燥SBR);25%のスチレン、58%の1,2-ポリブタジエン単位および23%のトランス-1,4-ポリブタジエン単位(Tg=−24℃);
(4)臭素化ブチルゴム(BIIR―エクソンからの「EB2222」);
(5)カーボンブラックN234;
(6)ロディア(Rhodia)からのシリカ「ゼオシル1165MP」、種類「HDS」(BETおよびCTAB:ほぼ160m2/g);
(7)TESPTカップリング剤(デグッサ(Degussa)からの「Si69」);
(8)(SBR用の増量油を含む)全芳香族油);
(9)グリセロールトリオレート(85重量%のオレイン酸を含有するひまわり油―ノバックからの「ラブリロブトッド1880」);
(10)Tgの高い可塑化炭化水素樹脂(ヘルクレスからの「R2495」);
(11)ジフェニルグア二ジン(フレックシス(Flexsys)からのパーカシットDPG);
(12)N-1,3-ジメチルブチル-N-フェニルパラフェニレンジアミン(フレックシス(Flexsys)からのサントフレックス6-PPD);
(13)N-シクロヘキシル-2-ベンゾチアジルスルフェンアミド((フレックシス(Flexsys)からのサントキュアCBS-1.8phr)および亜鉛ジベンジルジチオカーバメート(ベイヤーからのバルカシットZBEC-1.8phr)。
トレッドのブロックトレッドパターンの部分平面図である。 線II-IIに沿った図1のブロックを示す図である。

Claims (9)

  1. 特にタイヤ用のゴムトレッドであって、横面(13、14、15、16)と、前記トレッドを備えたタイヤの走行中、表面に沿って道路と接触するようになっている接触面(2)とを有するレリーフ状の複数の要素を備えており、地面との接触面(2)の接触表面の限界が少なくとも1つの隆起部(23、24、25、26)を形成しており、
    向き合っている横面(13、15)、(14、16)により構成される溝および/または切込みの形態の複数の切開(3、4)を備えており、
    各トレッドパターン要素(1)が(「基部混合物」と称せられる)少なくとも1つの第1ゴム混合物で形成されているタイヤ用のゴムトレッドにおいて、
    このトレッドの厚さを含む平面における断面で見て、少なくとも1つの切開を構成する少なくとも1つの面が、少なくとも一部、「覆い混合物」と称される第2ゴム混合物で覆われており、この部分は、新しいとき、少なくとも面の高さHの30%に等しい高さHrにわたって延びている覆い混合物よりなり、少なくとも1つの基部混合物は、新しいとき、或いは遅くとも、多くとも高さHrの10%に等しい摩耗後に接触面に開放し、覆い混合物はブチルゴムを含有しており、この覆い混合物は不飽和C12-C22の脂肪酸エステルの種類の可塑化剤を含有していることを特徴とするタイヤ用のゴムトレッド。
  2. エステルの量は5phrと80phrとの間、好ましくは10phrと50phrとの間であることを特徴とする請求項1に記載のトレッド。
  3. 脂肪酸エステルはグリセロールトリオレートであることを特徴とする請求項1または2に記載のトレッド。
  4. グリセロールトリオレートの量は15phrと30phrとの間であることを特徴とする請求項3に記載のトレッド。
  5. 覆い混合物は15phrより多い、好ましくは30phr(エラストマーの100部あたりの重量部)より多いブチルゴムを含有していることを特徴とする請求項1ないし4のうちのいずれか1つの項に記載のトレッド。
  6. 覆い混合物は50ないし100phrのブチルゴムを含有していることを特徴とする請求項5に記載のトレッド。
  7. 基部混合物はブチルゴムを含有していないことを特徴とする請求項1ないし7のうちのいずれか1つの項に記載のトレッド。
  8. タイヤの製造または再踏面付けのための請求項1ないし8のうちのいずれか1つの項に記載のトレッドの使用。
  9. 請求項1ないし8のうちのいずれか1つの項に記載のトレッドを備えているタイヤ。
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