JP2007509622A

JP2007509622A - プレーン及びシロップ仕上げのアイスクリームとシェイクを製造する複合機械

Info

Publication number: JP2007509622A
Application number: JP2006537290A
Authority: JP
Inventors: コッキ，ジノ; ザニボニ，ジャンニ
Original assignee: アリソチエタペルアツィオニ−カルピジャニグループ
Priority date: 2003-10-29
Filing date: 2004-10-25
Publication date: 2007-04-19
Also published as: ITGE20030084A1; EP1681942A1; WO2005048730A1; CN1889850A; US20070295750A1

Abstract

冷却ユニットと、内部に攪拌器を備えた冷凍チャンバー（３）と、冷凍チャンバー（３）に供給される液状アイスクリーム混合物のためのタンク（６）と、冷凍チャンバー（３）の前端部を閉じる供給ハッチとを備える、アイスクリーム及びシェイクの両方を製造するための複合機械。前記ハッチ（７）は、シリンダー（１２）を備え、シリンダー（１２）は、冷凍チャンバー（３）と繋がる半径方向開口部（２４）と、前記開口部（２４）の下流で、間に配置したポンプ（２０８、２０９、２０９’）を介してそれぞれ希釈液及び１以上のドレッシングシロップを含んだタンク（８、９、９’）と接続する複数の半径方向開口部（２１、２２、２３）とを有する。更に、シリンダー（１２）は、シリンダー内を前記開口部（２１、２２、２３）と前記開口部（２４）の両方を閉じる第１停止位置から、これらの開口部全てを開く第２の位置まで滑る管状ピストン（１３）と、前記ピストンを駆動する手段と、前記ピストン（１３）の管状ダクトの中を回転し軸方向に滑る態様で支持され、前記シリンダー（１２）の前記供給ノズル（２８）の上流の端部の広がった部屋（１１２）の内部に収納された、小さい回転要素（２０）を１端部に備えたスピンドル（１７）と、前記スピンドル（１７）の回転を行なう手段とを備える。

Description

本発明は、アイスクリームとアイスクリームシェイクの両方を製造するのに適した、自動殺菌複合機に関する。

現在、シェイクとアイスクリームを供給できる機械は公知であるが、これらの機械は２つの分離したハッチを有し、また、しばしば２つの分離した冷凍シリンダーを有する。

本発明の目的は、それゆえ、単一出口ではあるが、基本生産物を色々変えることができるハッチを有する、上述のタイプのアイスクリーム製造機械を提供することであり、基本生産物は、例えば、次のようなものである。
１）プレーンアイスクリーム。
２）色々な風味のシロップのいずれかを選択することができる色々なアイスクリーム。
３）２つの異なった色のシロップが同時にミックスされた色々なアイスクリーム。
４）プレーンシェイク。
５）シロップを選択してミックスしたシェイク。

本発明による機械の更なる特徴と利点は、以下の、添付図を参照して示される好ましい実施例の説明から、より明確になるであろう。

図面、中でも特に図１を参照すると、この機械は、車輪２の上に取り付けられるのが好ましいハウジング１を備え、その底部にはモーター駆動のコンプレッサーと凝縮器を公知の態様で備えた冷凍ユニット（図示せず）を備え、蒸発器が、内蔵された冷凍チャンバー３を公知の態様で囲み、冷凍チャンバー３は、減速ギアユニット５を介してモーター４によって駆動される攪拌器を備える。符号６は、冷凍チャンバー３の後ろの部分で特殊ポンプ（図示せず）を介して供給される液体混合物を貯蔵するタンクを示す。冷凍チャンバー３の前端部は符号７で一般的に示されたハッチによって閉じられている。説明する機械のハウジング１の―冷却されるのが好ましい―分室１０１は、シェイクを作るための希釈液、即ち水又はミルク又はその混合液、のタンク８と、対応する数のドレッシングシロップを備えた２つのタンク９、９’とを備える。パイプ１０８、１０９及び１０９’は、以下に、より詳細に説明するように、間に配置されたポンプ２０８、２０９、２０９’を介して、タンク８、９、９’をハッチ７に接続する。

図２を参照し、本発明による機械のハッチ７を、次に説明する。

このハッチ７は、例えばボルト（図示せず）によって機械のハウジング１に固定された台板１０を備え、台板１０は環状シール１１によってホイップチャンバー３の口をシールして塞ぐ。この板１０は、普通はプラスチック製であるが、内部空洞２１２の内側を管状ピストン１３がスライドする円筒状の要素１２を１つの部品として支持する。ピストン１３の上端部は、アーム部材１４を介してアクチュエーター１６のステム１５に接続され、アクチュエーター１６は、以下に説明する目的のために、ピストン１３にシリンダー１２の中での上下方向のストロークを与えることができ、例えば空気圧シリンダーとすることができる。スピンドル１７は、ピストン１３の管状ダクトの内部で、回転し軸方向に滑ることができる態様で案内され、シール手段１８、１８’が、スピンドル１７とピストン１３の管状ダクトの間の回転シール及び滑りのシールの両方を確実にするために、ピストン１３の両側で、ピストン１３の管状ダクトの壁に固定されている。スピンドル１７は、以下に述べる目的のために、２速の電動モーター１９によって回転駆動される。

シリンダー１２の管状ダクトは、その底部の端部で、チャンバー１１２の境界となる膨らんだ部分を有し、このチャンバー１１２は、その内部にスピンドル１７の下の端部にキー止めされたプロペラ即ち回転要素２０を収納している。

穴２４が、円筒状要素１２の壁の中央領域に形成されており、このシリンダー１２をホイップチャンバー３に接続している。

シリンダー１２は、その底部の端部の付近に、外部とシリンダー１２の内部チャンバーとを接続するいくつかのダクト２１、２２、２３を形成し、容積ポンプ２０８、２０９、２０９’からの配管１０８、１０９、１０９’の出口枝管が、ユニオン３１によって前記ダクト２１、２２、２３にシールして接続されている。ダクト２１、２２、２３がシリンダー１２の内部に現れる領域の上流及び下流では、円筒チャンバー２１２の内壁が、以下に説明する目的のために２つの環状シール２５、２６を備えている。シリンダー１２の端部は、回転要素２０に関して偏心した位置にある供給ノズル２８の部品２７によって閉じられている。

例えば、カップ３０を支持する手段２９が、ノズル２８の下に備えられるのが好ましい。

上述の機械の操作原理は明らかであろう。

ピストン１３が完全に下に下がった場合には、即ちピストン１３のヘッドが、シリンダー１２の広がり部分１１２の起動状態にある位置では、ピストン１３はドレッシングシロップ及びミルクをタンク８、９、及び９’から供給するすべての開口２１、２２、及び２３と、ホイップシリンダー３に接続する開口２４を閉じる。モーター１９は静止しており、機械は休止位置にある。もし一定量の製品を供給することが必要ならば、作業者は、特別のセレクター（図示せず）から目的の操作を選ぶ。即ち、例えば、
ボタン(ａ)―プレーンアイスクリーム。
ボタン(ｂ)又はボタン(ｂ’)―シロップ（９）又はシロップ（９’）が選べる色々なアイスクリーム。
ボタン(ｃ)―２つのシロップ（９）及びシロップ（９’）が同時にミックスされた色々なアイスクリーム。
ボタン(ｄ)―プレーンシェイク。
ボタン(ｅ)又はボタン(ｅ’)―シロップ（９）又はシロップ（９’）を選択してミックスしたシェイク。

もし選択(ａ)、即ち、プレーンアイスクリームの供給が選ばれたら、アクチュエーター１６が、ステム１５とアーム１４によって、ピストン１３をほぼ図１の位置に上昇させる。ポンプ２０８、２０９、及び２０９’は作動されないが、モーター１９が低速回転で作動され、同時に攪拌器（図示せず）がホイップチャンバー３の中で作動され、チャンバー３の中に含まれるアイスクリームが開口２４を通ってピストン１３の下流のシリンダー１２のチャンバー１１２に流される。ほとんど同時に、機械の電子制御ユニット（図示せず）が、ピストン１３の下方へのストロークを開始し、アイスクリームが回転要素２０の方向に押され、ここから供給ノズル２８に供給され、供給ノズル２８がアイスクリームを例えばコーンの上に、又は他の適切な容器（図示せず）に供給する。ピストンがその初期位置に到達した場合、機械は休止状態に戻る。

もしボタンｂ,ｂ’又はｃのうちの１つが起動されたら、行なわれた選択によって、更に、容積ポンプ２０９又は２０９’又はその両方が駆動され、ダクト２２又は２３又はその両方を介して、ドレッシングシロップをタンク９、９’から供給されたアイスクリームの上に供給すると共に、上述と同じ工程が繰り返される。

もしボタンｄが起動されたら、プレーンシェイクの供給が行なわれる。この場合、上述したアイスクリーム供給操作が繰り返されるが、モーター１９が高速で回転され、容積ポンプ２０８が起動され、ダクト２１を介して、ミルク（又は状況に応じて水）を、タンク８から、供給されたアイスクリームに供給し、高速で回転する回転要素２０によって、ミルクとアイスクリームが均一に乳状化され、プレーンシェイクとなり、ノズル２８から例えば下に置いたカップ３０の中に供給されることが異なる。

最後に、ボタンｅ又はｅ’が起動されると、上述のシェイク供給操作が繰り返されるが、シロップもまたタンク９又は９’の１つからミルクと共に供給されることが唯一異なる。

本発明が図示され説明された実施例に限定されないことは明らかである。従って、例えば、アイスクリーム供給領域を洗浄する工程を含むことが可能であり、洗浄中は、ピストン１３はシール２５の高さまで上昇され、アイスクリームを供給しないようにし、水がダクト２１を介して（又はこの目的のために備えられた追加ダクトを介して）タンク（タンク８とすることもできる）から供給され、アイスクリーム供給領域の洗浄がされるように、同時に回転要素２０を起動する。

更に、他のタイプのポンプ、例えば蠕動ポンプが容積ポンプ２０８、２０９、２０９’の代わりに使用でき、或は、希釈液８とシロップ９、９’の両方を含むタンクを加圧タイプとし、これらの製品を空気圧で供給するようにすることができる。

本発明による機械の部分断面図と部分回路図で表わした側面の立面図。図１による機械のアイスクリーム及び／又はシェイクの供給ハッチの詳細拡大図。図２の線分III−III に沿った断面図で、図２によるハッチの詳細拡大図。

Claims

冷凍ユニットと、
前記冷凍ユニットの蒸発器によって冷却され、内部に攪拌器を備えた冷凍チャンバー（３）と、
冷凍チャンバー（３）に供給される液状アイスクリーム混合物のためのタンク（６）と、
前記冷凍チャンバー（３）の前端部を閉じる供給ハッチとを備え、
前記ハッチ（７）が冷凍チャンバー（３）と繋がる半径方向開口部（２４）と、前記開口部（２４）の下流に、間に配置したポンプ（２０８、２０９、２０９’）を介してそれぞれ希釈液及び１以上のドレッシングシロップを含んだタンク（８、９、９’）と接続する複数の開口部（２１、２２、２３）とを有するシリンダー（１２）を備えることを特徴とし、
更に、前記シリンダー内を前記開口部（２１、２２、２３）と前記開口部（２４）の両方を閉じる第１停止位置から、これらの開口部全てを開く第２の位置まで滑る管状ピストン（１３）と、
前記ピストンを駆動する手段と、
前記ピストン（１３）の管状ダクトの中を回転し、軸方向に滑る態様で支持され、前記シリンダー（１２）の前記供給ノズル（２８）の上流の端部の広がった部屋（１１２）の内部に収納された、小さい回転要素（２０）を１端部に備えたスピンドル（１７）と、
前記スピンドル（１７）の回転を行なう手段とを備えたタイプの、
プレーン及びシロップ仕上げ両方のアイスクリーム及びシェイクの製造のための複合機械。
前記希釈液が水又はミルクである、請求項１に記載した複合機械。
前記ポンプ（２０８、２０９、２０９’）が容積形ポンプである、請求項１に記載した複合機械。
前記ポンプ（２０８、２０９、２０９’）が蠕動ポンプである、請求項１に記載した複合機械。
前記希釈液及び／又は前記シロップが前記タンク（８、９、９’）から前記半径方向開口部（２１、２２、２３）に空気圧で供給される、請求項１に記載した複合機械。
ピストン（１３）を駆動するための前記手段が、空気圧又は油圧式のシリンダー（１６）を備え、シリンダー（１６）がピストンを滑るように収納し、ピストンのステム（１５）がユニオン（１４）によって前記ピストン（１３）の端部と係合している、請求項１に記載した複合機械。
スピンドル（１７）を駆動するための前記手段が２速のモーター（１９）を備える、請求項１に記載した複合機械。
ポンプ（２０８、２０９、２０９’）と、冷凍チャンバー（３）の攪拌器のモーター（４）と、回転要素（２０）のモーター（１９）と、ピストン（１３）を駆動する複動式のシリンダーとを運転する、制御ユニットに接続されたセレクターを備えた、前記請求項１から７のいずれか１項に記載した複合機械。
前記セレクターが、
プレーンアイスクリームの供給と、
シロップ（９）又はシロップ（９’）を選択することができる色々なアイスクリームの供給と、
２つのシロップ（９）及び（９’）が同時にミックスされた色々なアイスクリームの供給と、
プレーンシェイクの供給と、
シロップ（９）又は（９’）を選択してミックスしたシェイクの供給とからなる、
選択をすることができる複数のボタンを備えた、請求項８に記載した機械。
プレーンアイスクリームの供給が選択された場合に、モーター（４）が冷凍チャンバー（３）の攪拌器を作動し、ポンプ（２０８、２０９、２０９’）のモーターは起動されず、モーター（１９）は回転要素（２０）を作動するスピンドル（１７）を低速で作動し、ピストン（１３）を駆動する装置（１４、１５、１６）が、円筒状のチャンバー（２１２）内のアイスクリームを、回転要素（２０）の作動に補助されて、供給ノズル（２８）を介して外に押し出すために、初めに前記ピストンを開口部（２４）より上に上昇させ、次に前記ピストンを下に戻すように動かす、請求項９に記載した機械。
１以上のシロップ（９、９’）で仕上げるアイスクリームの供給が選択された場合に、請求項８に記載の工程が繰り返されるが、ポンプ（２０９及び／又は２０９’）もまた１以上のシロップ（９、９’）の一定量を、供給されるアイスクリームに供給するために運転される、請求項９及び１０に記載した機械。
シェイクの供給が選択された場合に、更に、希釈液（８）（ミルク及び／又は水）を送るためのポンプ（２０８）が起動され、モーター（１９）が高速で回転されると共に、請求項９に記載のすべての運転が起動される、請求項９に記載した機械。
シロップを加えたシェイクの供給が選択された場合に、更に、シロップ（９、９’）を送るポンプ（２０９、２０９’）のうちの１台もまた起動されると共に、請求項１０に記載の運転が起動される、請求項９及び１２に記載した機械。