JP2007509479A - 電子流発生用懸濁液並びに該懸濁液の使用及び製法 - Google Patents

電子流発生用懸濁液並びに該懸濁液の使用及び製法 Download PDF

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Abstract

本発明は、電子流を発生させるために使用される懸濁液であって、中空粒子中に封入されたポリペプチドを含有する該懸濁液に関する。本発明は、電池を製造するための該懸濁液の使用にも関する。特に、本発明は、マイクロチップと併用するためのナノ電池を製造するための該懸濁液の使用に関する。本発明は、該懸濁液を用いるバッテリーにも関する。別の観点においては、本発明は、陽極を有する陽極室、陰極を有する陰極室、及び該懸濁液を具有する燃料電池であって、該陽極室若しくは該陰極室の内部又は該陽極室と該陰極室との間に該懸濁液を存在させた該燃料電池にも関する。さらに、本発明は、該懸濁液を用いる溶質検出用装置、特に、グルコース検出用装置にも関する。さらに別の観点においては、該懸濁液を使用することを含む電力発生方法にも関する。さらにまた、本発明は、次の工程(a)及び(b)を含み、好ましくは、さらに工程(c)〜(e)を含む該懸濁液の製造方法にも関する:(a)ビス(2,2’−ビピリジン)ルテニウム(II)(ビスピラゾリル)の水溶液を調製する;(b)ポリスチレン−b−ポリ(L−イソシアノアラミン(2−チオフェン−3−イル−エチル)アミド)を含有するTHF溶液を、工程(a)で調製した水溶液中へ注入する;(c)工程(b)で調製した分散液を60℃まで加温する;(d)該分散液を室温まで冷却する;(e)工程(d)で調製した分散液を、100kDaのカットオフ値を有するフィルターを用いる濾過処理に付すことによって懸濁液を得る。

Description

本発明は、電子流を発生させるために使用できる懸濁液、及び電池(特に、マイクロチップ(microchip)と併用するためのナノ電池(nano-battery))を製造するための該懸濁液の使用に関する。さらに本発明は、 i)該懸濁液を用いるバッテリー、 ii)陽極を有する陽極室、陰極を有する陰極室、及び該懸濁液を具有する燃料電池であって、該陽極室若しくは該陰極室の内部又は該陽極室と該陰極室との間に該懸濁液を存在させた該燃料電池、 iii)該懸濁液を用いる溶質検出用装置(特に、グルコース検出用装置)、 iv)該懸濁液を使用することを含む電力発生方法、及び v)該懸濁液の製造方法に関する。
既知のエネルギー発生系は、生体適合性膜中に埋設された酵素を使用しており、該酵素は電気エネルギーを発生させるのに利用できる電子を発生させることができる(国際公開公報WO2003/050896参照)。このような用途に必要な膜は、膜タンパク質の活性を保証するためには生体適合性がなければならない。該膜は多くの溶質に対して透過性がない。何故ならば、酵素はこのような状況下では活性がないからである。このような要求は、膜及びベシクル(vesicle)の選択を制限し、又、この系においては膜タンパク質のみが使用できる。
本発明は、電子流を発生させるために使用できるポリペプチド含有懸濁液(suspension)を提供するためになされたものである。
即ち、本発明は、電子流を発生させるために使用できるポリペプチド含有懸濁液であって、該ポリペプチドが中空粒子(hollow particle)内に封入された(entrapped)ことを特徴とする該懸濁液に関する。
ポリペプチドは中空粒子の外殻(shell)中に埋設されないで、該中空粒子の内部に封入されるために、該中空粒子は、特有の性質(例えば、選択的な透過性、強靱性及び導電性等)を有する外殻を具有する。ポリペプチドは、水溶液中で活性を示すいずれのポリペプチドであってもよい。
好ましくは、懸濁液は、好ましくは少なくとも1種のポリペプチドが封入された複数の中空粒子を含有する。好ましくは、懸濁液中の中空粒子の密度は、大多数の中空粒子が相互に密接することによって電子流のより効率的な発生をもたらすような密度にする。中空粒子は、懸濁液中においてはポリペプチドを一定の分布状態で保有するので、ポリペプチドの活性も良好に分布され、しかもこのような分布状態は良好に維持される。好ましくは、中空粒子はポリペプチドに対して透過性を示さない。
本発明の好ましい態様においては、中空粒子はベシクルである。ベシクルは、外側の殻を形成する両親媒性分子から成る特殊な中空粒子である。ポリペプチドを封入するベシクルは、両親媒性分子をポリペプチド中へ添加することによって調製することができる。
本発明の別の態様においては、中空粒子はポリマーソーム(polymersome)である。ポリマーソームは、ポリマー性の両親媒性構成単位から構成されるベシクルであって、特有の性質(例えば、剛性及び電子透過能等)を有する。
本発明のさらに別の態様においては、中空粒子の外殻は導電性である。この導電性に起因して、中空領域内で発生する電子は中空粒子の外側の導電性殻を経由して輸送され、該電子は陽極まで輸送させることができる。好ましくは、電子は中空粒子の内部には蓄積されず、外側の殻を経由して輸送される。
本発明の特定の態様においては、中空粒子は導電性ポリマーから形成される。特定のタイプのポリマーは、電子を容易に輸送し、又、容易に合成することができる。
本発明のさらに別の態様においては、中空粒子はブロックコポリマーから形成される。このポリマーはベシクルを容易に形成し、外側の導電性殻を容易に形成する。
本発明の他の態様においては、中空粒子は螺旋状の硬質ポリイソシアニド頭基と軟質ポリスチレン尾基を有するポリマーから構成される。好ましいこの種のポリマーはポリスチレン−b−ポリ(L−イソシアノアラニン(2−チオフェン−3−イル−エチル)アミド)(PS−PIAT)である。PS−PIATは、水中において非常に安定で、輪郭の明瞭なポリマーソームを形成する(図3参照)。
上記のポリマーを水溶液中へ分散させることによって形成されるベシクルは非常に強靱であるが、グルコースのような物質を依然として透過させる。この両親媒性ポリマー分子はロッド−コイル(rod-coil)型のブロックコポリマーである。走査電子顕微鏡写真(SEM)によれば、膜厚は30+/−10nmであった。
本発明のさらに他の態様においては、PS−PIATの側鎖に存在するチオフェン側基は重合化され、これによって、より導電性の高いポリマー製の内殻と外殻を有するベシクルが得られる。この重合化は電気化学的若しくは化学的酸化によっておこなわれる。この重合化によって、ポリマーソーム膜の架橋がもたらされる。研究の結果によれば、PS−PIATポリマーソームの電子伝導性は、架橋後に改良されることが判明している。
PS−PIATから成るベシクルの水性内部室内へ種々の酵素を組み込むことができること、及びベシクル殻の重合後には酵素はベシクルから漏出しないためにプロテアーゼ分解から保護されるということがすでに立証されている。別の酵素を用いる触媒実験によれば、ベシクル膜によるプロテアーゼからのポリペプチドの保護に起因して、内包された化学種の酵素活性が保持されることが確認されている。
本発明の別の観点においては、ポリペプチドは化学反応に関与するか、又はこの種の反応を促進する分子構造の形成に関与することができる。この化学反応は電子の放出をもたらし、該電子は中空粒子の殻(好ましくは、ベシクルの導電性の外殻)を経由して輸送される。このようなポリペプチドは、潜在的には、長時間にわたって非常に安定な遺伝的に変性されたポリペプチドであってもよい。ポリペプチドは、例えば、酵素に結合した親油性尾部を介してベシクルの内部と結合することができる。
好ましくは、ポリペプチドは酵素であり、本発明の好ましい態様においては、中空粒子は該酵素の基質に対して透過性を示す。電子を放出する化学反応を触媒する多数の酵素が知られている。このような酵素は、本発明による懸濁液において使用することができる。好ましくは、化学反応はレドックス(redox)反応である。レドックス反応においては、電子が放出され、該電子は中空粒子の殻の方へ拡散し、該殻を経由して特定の方向へ輸送される。
より好ましくは、化学反応は酸化反応である。実際上、多数の酵素が酸化反応を触媒し、又、このような酵素に対する基質は容易にしかも比較的安価に入手しうる物質である。好ましい実施態様においては、ポリペプチドはグルコースオキシダーゼである。この態様においては、化学反応はβ−D−グルコースのD−グルコノ−1,5−ラクトンへの転化反応である。この反応中においては、2個の電子が放出される(次式参照)。放出される電子は、中空粒子の導電性殻によって容易に受容され、該中空粒子は有機電極としても機能する。グルコースオキシダーゼは比較的安定な周知酵素である。
Figure 2007509479
別の好ましい観点においては、本発明は、中空粒子がゲル様(gel-like)構造中に埋設された懸濁液に関する。ゲル様構造中においては、中空粒子はゆっくりと拡散し、又、基質もゆっくりと拡散する。好ましくは、中空粒子はグルコース溶液中に埋設する。グルコースはグルコースオキシダーゼに対する良好な基質であり、しかも高価な物質ではない。本発明のこの観点においては、グルコースは電子を発生させる燃料であって、容易に入手でき、しかも比較的安価である。
グルコースとグルコースオキシダーゼの組合せは良好な態様であって、酵素と基質の組合せとして使用される場合が多い。さらに、グルコースは安定な物質であって、しかも非常に純粋な形態で得ることができる。
大部分の中空粒子が相互に接触する条件下では、発生する電子は、中空粒子の導電性の外部殻を経由する経路において見出される(図2参照)。この電子的伝達が効率的でない場合、本発明の好ましい実施態様においては、電子輸送のために少なくとも1個の中空粒子を接触させるマトリックス、例えば、ベシクルを接触させる導電性ポリマー(例えば、ポリチオフェン等)を含有させる(図2参照)。
本発明のさらに別の観点においては、マトリックスは、少なくとも1個の中空粒子を別の中空粒子と架橋させる。マトリックスは、例えば、一部の中空粒子の殻中に部分的に埋設させることができる。好ましい実施態様においては、電子の輸送を促進させるために、懸濁液に既知の電子キャリヤー、例えば、フェロセン誘導体及びビオロゲン誘導体等を含有させる。
本発明は、電池を製造のための前記懸濁液の使用にも関する。好ましくは、前記懸濁液は、マイクロチップと併用するためのナノ電池を製造するために使用される。
さらに本発明は、前記懸濁液を用いた電池に関する。この種の電池においては、グルコースのような比較的安価な燃料を使用することができ、又、該電池からは一定の電流が供給される。このような電池の構成部材としては非毒性のものを選択できるので、該電池はヒトのペースメーカー(pace maker)のために安全に利用することができる。ビオロゲン誘導体以外は、既知の毒性の化合物は含まれないので、毒性に関する危険性はない。さらに、このような電池は環境に対しても有害ではない。
さらにまた本発明は、陽極を有する陽極室、陰極を有する陰極室、及び前記の懸濁液を具有する燃料電池であって、該陽極室若しくは該陰極室の内部又は該陽極室と該陰極室との間に該懸濁液を存在させた該燃料電池にも関する。電子は、中空粒子の導電性外殻を経由する陽極方向への該電子の経路に見出される(図1参照)。
本発明は、前記の懸濁液を用いて溶質を検出するための装置(device)にも関する。好ましくは、懸濁液は、溶質を転化させる酵素を含有する。このような転化(conversion)に伴って電子が放出される。この観点における本発明の特定の実施態様は、前記懸濁液を用いるグルコースセンサーに関する。好ましくは、この実施態様においては、ポリペプチッドはグルコースオキシダーゼである。グルコースが検知されると、グルコースオキシダーゼはグルコースを基質として利用し、電子が放出される。これらの電子は中空粒子の外側の殻を経由して陽極まで移動し、電子流が検出される。
本発明の別の観点においては、上記の懸濁液を使用することを含む電力の発生方法が提供される。この種の電力は天然のエネルギー源であるために、環境に対して有害ではない。このような電力は、例えば、自動車において利用することができる。
さらに、本発明は、下記の工程(a)及び(b)を含む、前記の懸濁液の製造方法にも関する:
(a)ビス(2,2’−ビピリジン)ルテニウム(II)ビス(ピラゾリル)の水溶液を調製し、次いで
(b)ポリスチレン−b−ポリ(L−イソシアノアラミン(2−チオフェン−3−イル−エチル)アミド)を含有するTHF溶液を、工程(a)で調製した水溶液中へ注入する。
この方法に関しては、後述の実施例1においてさらに詳述する。
好ましくは、上記の懸濁液調製方法は下記の工程(c)〜(e)をさらに含む:
(c)工程(b)で調製した分散液を60℃の温度条件下に置き、
(d)該分散液を室温まで冷却し、次いで
(e)工程(d)で調製した分散液を、100kDaのカットオフ値を有するフィルターを用いる濾過処理に付す。
この態様に関しても、後述の実施例1において詳述する。
以下、本願明細書に添付した図面について簡単に説明する。
図1は、設計された電池の模式図である。2枚のプレートは電極を示し、上側のプレートは陰極を示し、下側のプレートは陽極を示す。中空粒子は複数の円で表示し、その内の1つを図1の右側に部分的破断拡大図で示す。左側の大きな矢印はグルコースの流れを示し、右側の大きな矢印はグルコノラクトンを示し、又、これらは基質及びグルコースオキシダーゼ酵素の生成物をそれぞれ示す。なお、該生成物は、中空粒子内に封入された円で示す。中空粒子の殻は、両親媒性分子から成る殻で示す。小さな矢印は電子の流れを示す。
図2は、2種の電子輸送経路を示す模式図である:
(a)中空粒子は相互に接触し、電子の輸送経路は、中空粒子の外側の導電性殻を経由して形成される。
(b)ベシクルは導電性ポリマーのマトリックス中に封入され、電子は導電性ポリマーによって輸送される。
図3において、左側の図はPS−PIATの構造式を示し、中央の図は、水溶液中で形成されたPS−PLATポリマーソームの走査電子顕微鏡写真を示し、又、右側の図は、該ポリマーソームの模式的な部分破断拡大図(膜厚:30nm)を示す。
図4は、PS−PIATポリマーソーム内でのGOxの区画化によって形成された凝集体のTEM顕微鏡写真を示す。
図5は、ポリスチレン及びチオフェン官能化ポリイソシアノペプチドとのコポリマーの構造式及び該コポリマーを水中へ分散させたときに形成されるμmサイズのベシクルを示す。
実施例1
1.グルコースオキシダーゼ(GOx)の封入
GOx酵素のカプセル化は、GOxをリン酸塩緩衝液(20mM;pH7.0)中へ溶解させることによって該酵素の溶液(48mg/l)を調製することによっておこなった。この溶液中へPS−PIATのTHF溶液(1.0mg/ml)を注入した(最終的な緩衝液:THF=6:1(v/v))。遊離の酵素は、セファデックス(Sephadex)G−50を用いるサイズ排除クロマトグラフィーによって除去した(この場合、溶離液としては、水性リン酸塩緩衝液(pH7.5)を使用した)。得られた凝集体のTEM顕微鏡写真を図4に示す。
2.ポリマーソーム膜の架橋
PS−PIATポリマーソーム膜の架橋は、30mg/lのCAL B水溶液0.20ml及び1.3μMのBRP水溶液1.0mlを調製することによっておこなった(この場合、PS−PIATを0.50g/lの濃度で含有するTHF溶液を注入し、又、最終的な水/THF比は12:1(v/v)であった)。BRPの濃度は、存在するチオフェンの量(2×10−7M)に匹敵するように選択した。次いで、得られた分散液は60℃の水浴中に所定時間保持した。室温まで冷却後、分散液0.5mlを、100kDaのカットオフ値を有するフィルターユニット具有エッペンドルフ内へ移した。この分散液を乾燥するまで遠心処理に付した後、純水0.50mlを添加して得られた分散液を再び乾燥するまで遠心処理に付した。この操作を反復した後、水0.50mlを添加して架橋凝集体を再分散させた(図5参照)。
3.反応室
限定反応室(約1〜2cm)にグルコースオキシダーゼ含有ベシクルの水性分散液を充填した。「燃料」グルコースをこの分散液に比較的高濃度で溶解させた。反応室の上部と底部に2個の電極[例えば、インジウム錫オキシド(ITO)等から構成される電極]を設置した。電圧を印加すると、電池内で発生する電子は外部コンデンサーへ輸送され、該コンデンサーから、電流が供給されるべき装置に対して一定の電流が供給される。
4.性能の予想
望ましいナノ電池に対しては、約200mAの平均電流が要求される。このことは1秒間あたり1.25×1018個の電子が必要なことを意味する。以下の計算は、1cmの電池の最大性能を仮定しておこなった。必要な電流は、1秒間あたり6.25×1017個の酵素反応に相当する。このことは、報告されているグルコースオキシダーゼの代謝回転数(22800/s)を考慮すると、2.7×1013個の酵素が必要なことを意味する(約4μgに相当する)。同時に、1秒間あたり2.7×1013個のグルコース分子が転化される(約8ngに相当する)。
1個のベシクル中に約5000個のグルコースオキシダーゼ酵素が含まれていると仮定すると(この仮定は別のベシクル−酵素系に基づく)、5.4×10個のベシクル(平均直径:1μm)が必要となる。このことは、1cmの室内に20容量%のベシクルを含有する溶液若しくはゲルによって満たされているとすると、2×1013個のベシクルが存在することを意味する(この量は、必要量の3700倍の過剰量に相当する)。このことは、この種の系の最大性能によって740Aの電流の発生がもたらされることを意味する。平均操作電流が200mAのとき、グルコース「燃料」が250mg/cmであると仮定すると、電池は約8700時間(1年間)連続的に作動することができる。
この点に関する性能制限因子は、グロコースの存在量と副生成物であるグルコースラクトンとプロトンの蓄積である。しかしながら、この系は、その性能に悪影響を及ぼす別の因子によっても影響を受ける。特に系が長時間にわたって作動するときには、酵素の分解が考えられる。さらに、性能を決定する重要な因子は、電池から陽極への電子の輸送効率である。しかしならが、電池のいくつかのパラメータ(例えば、ベシクル若しくはグルコースの量及びマトリックスの特性等)は容易に変化させることができる。
設計された電池の模式図である。 2種の電子輸送経路を示す模式図である: PS−PIATの構造式(左図)、水溶液中で形成されたPS−PIATポリマーソームの走査電子顕微鏡写真(中図)及び該ポリマーソームの模式的な部分破断拡大図(膜厚:30nm)を示す。 PS−PIATポリマーソーム内でのGOxの区画化によって形成された凝集体のTEM顕微鏡写真を示す。 ポリスチレン及びチオフェン官能化ポリイソシアノペプチドとのコポリマーの構造式及び該コポリマーを水中へ分散させたときに形成されるμmサイズのベシクルを示す。

Claims (35)

  1. 電子流を発生させるのに使用できる懸濁液であって、中空粒子中に封入されたポリペプチドを含有する該懸濁液。
  2. 1個よりも多くの中空粒子を含有する請求項1記載の懸濁液。
  3. 懸濁液中の中空粒子の密度が、大多数の中空粒子が相互に密接する状態で存在するような密度である請求項2記載の懸濁液。
  4. 中空粒子がベシクルである請求項1から3いずれかに記載の懸濁液。
  5. ベシクルがポリマーソームである請求項1から4いずれかに記載の懸濁液。
  6. 中空粒子の外殻が導電性である請求項1から5いずれかに記載の懸濁液。
  7. 中空粒子が導電性ポリマーを含有する請求項1から6いずれかに記載の懸濁液。
  8. 中空粒子がブロックコポリマーを含有する請求項1から7いずれかに記載の懸濁液。
  9. ブロックコポリマーが疎水性ポリスチレンブロック及び親水性ポリイソシアノペプチドを含有する請求項8記載の懸濁液。
  10. ブロックコポリマーがポリスチレン−b−ポリ(L−イソシアノアラニン(2−チオフェン−3−イル−エチル)アミド)(PS−PIAT)を含有する請求項8又は9記載の懸濁液。
  11. ブロックコポリマー中に存在する側基が重合化された請求項8記載の懸濁液。
  12. ポリスチレン−b−ポリ(L−イソシアノアラニン(2−チオフェン−3−イル−エチル)アミド)の側鎖中に存在するチオフェン側基が重合化された請求項10記載の懸濁液。
  13. ポリペプチドが中空粒子の内側に結合された請求項1から12いずれかに記載の懸濁液。
  14. ポリペプチドが化学反応に関与しうるか、又は該化学反応を促進する分子構造の形成に関与しうる請求項1から13いずれかに記載の懸濁液。
  15. 化学反応がレドックス反応である請求項14記載の懸濁液。
  16. 化学反応が酸化反応である請求項14記載の懸濁液。
  17. ポリペプチドが酵素である請求項1から16いずれかに記載の懸濁液。
  18. 中空粒子が酵素の基質に対して透過性がある請求項17記載の懸濁液。
  19. 酵素がグリコースオキシダーゼである請求項16又は17記載の懸濁液。
  20. 中空粒子がグルコースオキシダーゼの基質に対して透過性がある請求項19記載の懸濁液。
  21. 中空粒子がグルコースに対して透過性がある請求項20記載の懸濁液。
  22. 中空粒子がゲル様構造体中に埋設された請求項1から21いずれかに記載の懸濁液。
  23. 中空粒子がグルコース溶液中に埋設された請求項1から22いずれかに記載の懸濁液。
  24. 中空粒子を接触させる導電性線状ポリマーのようなマトリックスを含有する請求項1から23いずれかに記載の懸濁液。
  25. 少なくとも1個の中空粒子を別の中空粒子に架橋させる導電性線状ポリマーのようなマトリックスを含有する請求項1から24いずれかに記載の懸濁液。
  26. フェロセン誘導体やビオロゲン誘導体のような電子伝達体を含有する請求項1から25いずれかに記載の懸濁液。
  27. 電池を製造するための請求項1から26いずれかに記載の懸濁液の使用。
  28. マイクロチップと併用するためのナノ電池を製造するための請求項1から26いずれかに記載の懸濁液。
  29. 請求項1から26いずれかに記載の懸濁液を用いた電池。
  30. 陽極を有する陽極室、陰極を有する陰極室、及び請求項1から26いずれかに記載の懸濁液を具有する燃料電池であって、該陽極室若しくは該陰極室の内部又は該陽極室と該陰極室との間に該懸濁液を存在させた該燃料電池。
  31. 請求項1から26いずれかに記載の懸濁液を用いて溶質を検出するための装置。
  32. 溶質がグルコースである請求項31記載の懸濁液。
  33. 請求項1から26いずれかに記載の懸濁液を使用することを含む電力の発生方法。
  34. 下記の工程(a)及び(b)を含む、請求項1から26いずれかに記載の懸濁液の製造方法:
    (a)ビス(2,2’−ビピリジン)ルテニウム(II)ビス(ピラゾリル)の水溶液を調製し、次いで
    (b)ポリスチレン−b−ポリ(L−イソシアノアラミン(2−チオフェン−3−イル−エチル)アミド)を含有するTHF溶液を、工程(a)で調製した水溶液中へ注入する。
  35. 下記の工程(c)〜(e)をさらに含む請求項34記載の方法:
    (c)工程(b)で調製した分散液を60℃まで加温し、
    (d)該分散液を室温まで冷却し、次いで
    (e)工程(d)で調製した分散液を、100kDaのカットオフ値を有するフィルターを用いる濾過処理に付す。


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